JP2009227439A - 製本装置及び製本システム - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な強度を有し、不規則なサイドグルーの形成等の冊子品質を低下させることがない製本装置及び製本システムを提供する。
【解決手段】糊が塗布された用紙束の背に表紙を接合した後に、背と表紙間の間隔をD1に設定し、その後に前記間隔をD1よりも広いD2に設定することにより、糊層の厚さを適正値にするとともに、不規則なサイドグルーの形成を抑制する。
【選択図】図11

Description

本発明は、複数枚の用紙からなる用紙束に表紙を付加して綴じ処理することにより冊子を作成する製本装置及び用紙に画像を形成し、画像が形成された用紙を綴じ処理して冊子を作成する製本システムに関する。
近年、POD(Print On Demand)システムと称される印刷システムが普及している。
このシステムは、画像形成装置と製本装置との組み合わせからなり、画像形成装置において、用紙に画像を形成しつつ製本装置において製本を行うので、印刷の内容をページ単位で、また、冊子毎に、随時変えることができるフレキシブルなシステムとして利用されている。
また、このシステムでは、用紙束を綴じ処理する手段として、糊を用いた接着により用紙を束ね冊子を作成する製本装置も用いられている。
糊を用いた接着により用紙束を綴じ処理する製本装置においては、冊子強度を十分に確保し、且つ、糊のはみ出しや塗布むらにより冊子外形にできる凹凸等を無くした高品質の冊子を作成するには、熟練した技術や製本工程上の調整が必要であり、様々な改良が行われている。
特許文献1では、塗布ローラで糊を塗布した後に、スクレープローラにより糊の塗布厚を調整する塗布装置において、用紙束の厚さに応じてスクレープローラの回転面の高さを変えることにより、用紙束の厚さに応じた塗布厚の糊層を形成することが提案されている。
特許文献2では、塗布ローラと塗布面間の間隔を変えて2回塗布を行うことにより、接着強度を確保するとともに、接着された表紙の外面の仕上がりを良くすることが提案されている。
特開2000−168265号公報 特開2006−346984号公報
冊子強度は、主として背割れ強度と接着強度とに分けて考えることができ、これら2強度を十分に確保すれば、十分な冊子強度が得られる。
背割れは、用紙束Saを図14(a)のように、厚さ方向の中間で割ったときに、背SSが割れて曲がる現象であり、背割れを起こさせる力F1に対する抵抗が背割れ強度である。
接着強度は、図14(b)のように、冊子S3に対して冊子S3の中から1乃至数枚の用紙S1を抜き取る力F2が作用した場合の抜き取り力F2に対する抵抗である。
背割強度は、主として、糊層PSを厚くするほど強化される。即ち、糊の塗布において、塗布厚を厚くすることにより背割れ強度を上げることができる。
接着強度は、主として、用紙束Saを構成している用紙Sと用紙Sとの間及び用紙Sの中に浸透する糊の量を増すことにより強化される。
塗布工程においては、塗布工程の実行中又は塗布後、糊が固化しないうちに糊層に圧力を加えることにより、糊を用紙間や用紙中に浸透させることが可能であり、これにより接着強度が増す。
糊の塗布厚を厚くし、且つ、糊層に圧力をかければ、背割れ強度及び接着強度を増すことができるが、その場合、糊は用紙束Saの両端部にはみ出し、図14(c)のようにサイドグルーSGが形成される。
表紙が付された場合に、サイドグルーSGが原因して表紙の表面における凹凸ができたり、図14(c)に示すように、用紙束Saと表紙S2との境界分部に不規則なサイドグルーSGができるなど、サイドグルーSGが冊子の品質低下の原因となる。
特許文献1のように塗布厚を制御しただけでは、冊子強度及び冊子品質を十分に確保することができない。
特許文献2のように、2度塗りすることによっても、冊子強度及び冊子品質を十分に確保することができない。
本発明は、糊を用いた接着により用紙を綴じ処理し、冊子を作成する製本装置における前記に説明した問題を解決し、冊子強度及び冊子品質を十分に確保することを可能にした製本装置及び製本システムを提供することを目的とする。
上記目的は下記の発明により達成できる。
1.
用紙束の背に糊を塗布する糊塗布手段、
糊が塗布された用紙束を支持する用紙束支持手段、
表紙を支持する表紙支持手段、
前記用紙束支持手段及び前記表紙支持手段の少なくとも何れか一方を移動させて、用紙束の背と表紙間の間隔を変更する移動手段並びに、
該移動手段を制御する制御手段、を有し、
該制御手段は、糊が塗布された用紙束の背と表紙との間隔をD1に設定して表紙を用紙束に接着した後に、前記間隔を前記D1よりも大きいD2に設定して用紙束及び表紙を保持するように前記移動手段を制御することを特徴とする製本装置。
2.
表紙が用紙束をくるむように表紙を折り曲げる折り曲げ手段を有し、
前記制御手段は、前記間隔を前記D2に設定した状態で表紙が用紙束をくるむように前記折り曲げ手段を制御することを特徴とする前記1に記載の製本装置。
3.
前記制御手段は、前記糊塗布手段を制御して塗布厚を制御することを特徴とする前記1又は前記2に記載の製本装置。
4.
前記制御手段は、糊の塗布厚に応じて前記D1を変えることを特徴とする前記3に記載の製本装置。
5.
前記制御手段は、糊の塗布厚に応じて前記D2を変えることを特徴とする前記3又は前記4に記載の製本装置。
6.
前記制御手段は、前記糊塗布手段による塗布の終了時点から前記間隔を前記D1に設定するまでの時間を糊の塗布厚に応じて変える制御を行うことを特徴とする前記3〜5の何れか1項に記載の製本装置。
7.
前記制御手段は、前記間隔を前記D1に設定してから前記間隔を前記D2に設定するまでの時間を糊の塗布厚に応じて変えることを特徴とする前記3〜6の何れか1項に記載の製本装置。
8.
前記制御手段は、前記間隔を前記D2に設定した状態を所定時間維持した後に、前記折り曲げ手段による表紙の折り曲げを開始するように前記折り曲げ手段を制御することを特徴とする前記2に記載の製本装置。
9.
前記制御手段は、前記所定時間を糊の塗布厚に応じて変える制御を行うことを特徴とする前記8に記載の製本装置。
10.
前記制御手段は、前記折り曲げ手段が表紙を折り曲げた状態が継続される時間を糊の塗布厚に応じて変えることを特徴とする前記2、8又は9に記載の製本装置。
11.
前記制御手段は、冊子条件に応じて糊の塗布厚は変わるように前記糊塗布手段を制御することを特徴とする前記3に記載の製本装置。
12.
前記冊子条件は、用紙束の厚さを含むことを特徴とする前記11に記載の製本装置。
13.
用紙束の厚さを検知する検知手段を有し、前記制御手段は、前記検知手段からの情報に基づいて、糊の塗布厚を変えるように前記糊塗布手段を制御することを特徴とする前記3に記載の製本装置。
14.
前記1〜13の何れか1項に記載の製本装置及び
用紙に画像を形成し、画像が形成された用紙を前記製本装置に送る画像形成装置を有し、
前記画像形成装置は、用紙束を構成する用紙の枚数の情報及び用紙の種類の情報の少なくとも一つを前記制御手段に伝送する主制御手段を有し、前記制御手段は、前記主制御手段から伝送された前記枚数の情報及び前記種類の情報の少なくとも一つに基づいて、前記糊塗布手段を制御して糊の塗布厚を制御することを特徴とする製本システム。
本発明によれば、用紙束の背に糊が塗布された後に、表紙を背に接合し、接合後に、背と表紙との間隔を拡大するので、用紙及び用紙と用紙との間に糊が十分に浸透し、しかも糊層の厚さを十分に確保し、更に、不規則なサイドグルーの形成が十分に抑制される。
従って、強度及び品質の面で十分な冊子を作成することができる製本装置及び製本システムが実現される。
次に、本発明の製本装置、画像形成装置、及び製本システムを図面に基づいて説明する。
〈画像形成装置A〉
図1は画像形成装置Aと製本装置Bとを備えた製本システムの全体構成図である。
画像形成装置Aは、画像形成装置本体A1内に、回転する像担持体1と、その周囲に、帯電手段2、像露光手段3、現像手段4、転写手段5A、除電手段5B、及びクリーニング手段6が配置された画像記録手段を有する。画像記録手段は、帯電手段2によって像担持体1の表面に一様帯電を行った後に、像露光手段3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って潜像を形成し、潜像を現像手段4により反転現像して像担持体1の表面にトナー像を形成する。なお画像形成装置AはパーソナルコンピュータPCなどの外部機器としての画像データ作成手段などから受信した画像データ画像によっても画像を形成する。
また、以下の説明においては、冊子の中身を構成する用紙を用紙S1、複数枚の用紙で構成される用紙の束を用紙束Sa、表紙用紙を表紙S2、用紙束Saに表紙用紙が接合されたものを冊子S3という。なお、表紙S2は画像形成装置にて印字された表紙を表紙S2A、製本装置内に収容してある表紙を表紙S2Bと区別して表記する場合がある。
紙収容部は、用紙S1を収容する用紙収容部7Aと表紙S2を収容可能な表紙用紙収容部7Fを備え、用紙収容部から給紙された用紙S1は転写位置へと送られる。転写位置において、転写手段5Aにより前記トナー像が用紙S1上に転写される。その後に、用紙S1は除電手段5Bにより裏面の電荷が消去されて像担持体1から分離され、搬送部7Bにより搬送され、引き続き定着手段8により加熱定着され、排紙ローラ7Cから排出される。
用紙S1の両面に画像形成を行う場合には、定着手段8により定着処理された用紙S1を、搬送路切り替え板7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送部7Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、再び画像形成部を給紙する。
裏面に画像が形成され、定着処理された用紙S1は排紙ローラ7Cから装置外に排出される。排紙ローラ7Cから排出された用紙S1は、製本装置Bに送り込まれる。
また、画像形成装置Aで表紙S2に画像形成を行う場合は、定着手段8により定着処理された表紙S2を、搬送路切り替え板7Dにより通常の排紙通路から分岐する。
表紙S2の後端が分岐点を通過した時点で、表紙S2を挟持している各搬送ローラの回転方向を切り替え、先後端を逆にして排紙ローラ7Cに向けて搬送し、排紙ローラ7Cから装置外に排出される。
自動原稿搬送装置A2は原稿を1枚ずつ読み取り位置に搬送する。画像読み取り部A3は原稿搬送装置A2により搬送された原稿又は原稿台9に載置された原稿の画像を読み取って、画像信号を生成する。通信部A4はネットワーク機器と通信を行い、ネットワークから送信された画像形成指令を受けて画像データを生成する。
像担持体1の画像処理後の表面は、クリーニング手段6により表面に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備える。
次に、製本装置Bをについて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
〈製本装置B〉
図2は製本装置Bの正面概略断面図である。
製本装置Bは搬送部10、用紙S1を集積する集積部50、塗布手段60、表紙S2Bを収容する第2の表紙収容部としての表紙収容部80、表紙S2Bを給紙する給紙ローラ83、表紙S2を用紙S1の束に対応した長さに断裁するカッター81、表紙を支持する表紙支持部90及び冊子排出部100を有する。
切り替えゲートG1は画像形成装置Aから排出された用紙S1又は表紙S2の搬送路の切り替えを行う。
画像形成装置Aから排出された用紙が用紙S1の場合、用紙S1は切り替えゲートG1によって搬送部10に送られ、搬送部10の途中に設けられた切り替えゲート11により排出路12を経て排紙皿20に排出されるか、又は用紙反転部40に搬送される。製本指定が画像形成装置Aの操作部等で指定されていない場合、用紙S1は排紙皿20に排出される。
画像形成装置Aから排出された用紙が表紙S2Aの場合、表紙S2Aは搬送路切り替えゲートG1により搬送部H1に送られる。更に表紙収容部80から送られる表紙S2Bとの切り替えを行う切り替えゲートG2によってカッター81を経て表紙支持部90に送られる。
製本指定が画像形成装置Aの操作部等で指定されている(製本処理モードという)場合、用紙S1は搬送路13を経て用紙反転部40に搬送され、用紙反転部40においてスイッチバックした後に、集積部50に搬送される。集積部50においては、設定された枚数の用紙S1が集積され、集積部50は設定枚数が集積した段階で挟持回転して、用紙S1の束Saをほぼ垂直状態で保持する。
垂直状態で集積部50により保持された用紙束Saの背SS(図2における下端面)に、塗布手段60により糊が塗布される。糊が塗布された用紙束Saに表紙S2が接触し接着され冊子S3が作成され、冊子排出部100に排出される。
以下製本装置各部について詳細に説明する。
搬送路13を搬送された用紙S1は排紙ローラ14で排出され、揺動圧接ローラ401で搬送され、傾斜した反転皿402を上昇した後に揺動圧接ローラ401が逆回転して用紙S1を下方に搬送する。下方に搬送された用紙S1は集積部50に落下し集積する。
用紙反転部40を下降した用紙S1は集積部50において、支持板502及び受け板506からなる用紙支持手段により傾斜状態で支持される。
画像形成装置から順次排出された用紙S1は集積部50に集積され、用紙S1の束Saが形成される。
用紙束Saを形成する用紙S1の枚数は、画像形成装置に装着された自動原稿搬送装置A2を用いてカウントした原稿枚数や、パーソナルコンピュータ等により送信された受信画像情報から得られた原稿枚数の他、予め操作者によって入力された原稿枚数である。
504は集積された用紙S1の浮き上がりを抑える部材であり、用紙S1が集積部50に1枚供給される毎に接離して用紙S1を抑える。505は用紙の側縁を整合する整合板である。
設定された枚数の用紙S1が集積部50に集積された段階で、保持板503が作動して用紙束Saを挟持保持する。
用紙束Saを挟持保持した状態で集積部50が軸501を軸にして回転し、用紙束Saを傾斜状態から垂直状態にする。
〈塗布工程〉
図3は用紙束Saを集積部50に垂直状態で保持し、糊を塗布する工程を示す。
塗布工程を説明する前に、図3(a)にて保持板503による用紙の保持を説明する。
集積部50を垂直状態に回転する前に、モータ(図示せず)の駆動で保持板503が移動して、用紙束Saを押圧する。押圧による駆動トルクが所定の値に達したことを検知して停止することにより、用紙束Saが支持板502と保持板503により強固に保持される。保持板503の停止位置は用紙束厚さセンサ510とエンコーダ509により検知される。これにより、集積部50に集積された用紙束Saの厚さを実測により把握することができる。集積部50は、用紙束Saを支持板502と保持板503とで強固に保持した状態で、軸501を中心に垂直状態になるまで回転する。
用紙束Saが保持された状態で、受け板506が90°回転して図3(b)に示すように退避する。
図3(c)の状態では用紙束Saの背SSが塗布ローラ62から離れている。
次に図3(d)に示すように、ホットメルト糊からなる糊Pが収容されている塗布手段60がモータ(図示せず)の駆動により上昇して、塗布ローラ62が用紙束Saの図における背SSに接触する。塗布ローラ62は、モータM2により回転駆動されながら、図3の紙面に対し直角な方向に移動して、糊Pを用紙束Saの背SSに塗布する。
次に塗布工程を図4により説明する。
図4(a)において製本開始の段階では、塗布手段60はホームポジションである右端位置(第1位置)にある。この位置は、図2に示す製本装置Bの正面から見て奥側に位置する。この右端位置において、固形状の糊が扉65の開放により補給路66を通って糊容器に補給される。塗布手段60は、製本工程の開始時にホームポジションから図4(a)における左方向に移動するが、このホームポジションから左端位置(第2位置)への移動はモータM2で駆動されるベルト67の駆動で行われる。モータM2の始動は、反転皿402(図2参照)の直ぐ下流に設けられた用紙センサSEにより、集積部50に集積される用紙束Saを構成する最後の用紙S1の先端通過を検知した信号に基づいて行われる。塗布手段60が左端位置に移動する過程では、塗布ローラ62は用紙束Saの背SSから離れている。
そして、塗布手段60が左端位置から右端位置に向けて移動する図4(b)の段階で、塗布ローラ62がモータ(図示せず)の駆動で上昇して用紙束Saの背SSに接触して糊Pの塗布を行う。図4(a)の塗布工程の開始は、用紙束Saが垂直状態の塗布可能な状態に設定されたときに、カッター81による断裁後の表紙の搬送停止を待ってから塗布を開始するようにタイミング制御が行われる。
このようなタイミング制御により、各部の動作が連続的に実行され高い効率で製本処理が行われる。
塗布手段60がホームポジションに移動した後に、用紙束Saへの表紙S2の接合が行われる。
図5は、糊塗布手段60の概念図である。
糊塗布手段60は、回転しながら用紙束Saの背SSの長手方向に沿って移動する塗布ローラ62によって、糊容器61に収容されている糊を用紙束Saの背SSに塗布する。
図6は、糊塗布手段60の移動と塗布厚との関係を説明する図である。
糊塗布手段60は、図の矢印x方向に移動し、糊容器61内の糊P(図中斜線部)は矢印r1方向に回転する塗布ローラ62によって用紙束Saの背SSに導かれ、前記用紙束Saには厚さt1の糊が塗布される。塗布ローラ62はモータM1により駆動されて回転する。
厚さt1で塗布された前記糊は、所定の塗布厚t2にするために図の矢印r2の方向に回転する掻き取りローラ63によって一部が掻き取られる。
掻き取られた糊は掻き取りローラ63の表面に接している掻き取り板(不図示)によりローラの表面から掻き取られ、再度、糊容器61に戻される。
前記所定の塗布厚t2は、用紙束Saの背SSと掻き取りローラ62の距離を変更することにより変更される。
図7は、糊の塗布厚を変更する塗布厚変更手段600を説明する図である。
塗布厚変更手段600は糊塗布手段60に付属して設けられるもので、掻き取りローラ63が、回転軸602を中心にして回転する支持部材601の端部に取り付けられている。
前記支持部材601の他端部には、ステッピングモータM3によって回転角度が制御される偏芯カム603が接しており、偏芯カム603の停止位相により、掻き取りローラ63と用紙束Saの背SSとの距離が変更される。
即ち、制御手段(後に説明)は、ステッピングモータM3の予め設けた基準停止位置からの回転角度を制御することにより、塗布厚t2を制御する手段である。
なお、前記塗布厚t2は、用紙束Saの厚さ又は用紙枚数、及び用紙束Saを構成する用紙Sの紙種により決定されるものである。
〈接合工程〉
糊が塗布された用紙束Saには、表紙S2が接合される。
以下に用紙束Saと表紙S2の接合工程について説明する。
図8は表紙S2を支持する表紙支持部90の断面図である。
表紙支持部90はベルト99A、99Bで支持されており、移動手段を構成するモータM4(図2参照)の駆動で上下に移動する。
表紙S2は画像形成装置Aから排出され搬送路切り替えゲートG1(図1参照)によって表紙支持部90に収容された表紙S2A、又は図2に示すように製本装置の下部に設けられた表紙収容部80の給紙トレイ801に収容されている表紙S2Bである。
表紙S2Bは既に印刷された用紙を表紙として使う場合、又は印刷する必要がないが表紙が必要な場合に使用される。また、製本装置Bが後述する第2の画像記録手段を備えている場合は、第2の画像記録手段を使って表紙S2Bに直接印字する場合にも使用される。
製本装置Bは図2に示すように表紙S2Bに画像を記録する第2の画像記録手段85を備える。給紙収容部80から表紙支持部90に至るまでの搬送路中に第2の画像記録手段85が配置される。第2の画像記録手段85はラインヘッド状のインクジェット方式を用いた記録手段、或いはサーマルヘッドとインクリボンからなるサーマル記録手段等からなり、表紙S2Bに印字することができる。
表紙S2A又はS2Bは、表紙支持部90で整合された後スイッチバックして断裁手段としてのカッター81により用紙S1の束に対応した長さに断裁され、搬送ローラにより搬送され、1点鎖線で示す表紙支持手段901上に水平状態に載置される。表紙支持手段901は押圧部材91、92、押圧部材91、92を駆動するカム93、94等の複数の部材で構成されており表紙S2を支持する水平面を形成する。
なおカッター81は、表紙S2のサイズの情報、用紙S1のサイズの情報、及び用紙束厚さセンサ510により検知された用紙束Saの厚さの情報に基づいた長さに、表紙S2の端部を断裁する。なお、用紙束Saの厚さの情報については、実測により得た情報の他に、原稿枚数のカウントに基づく記録枚数や、外部機器からの受信画像情報、又は、画像形成装置の操作部で入力された受信画像情報から得た記録枚数と、記録する用紙S1の1枚当たりの厚さとを掛け合わせることにより算出することもできる。断裁後の表紙S2の切り屑は収容箱(図示せず)に収容される。
所定の長さに断裁された表紙S2は搬送ローラにより送り出され、約5mm程度の隙間を設けた表紙押さえ部材板95、96の間に挿入される。表紙S2は表紙搬送ローラ951と、表紙押さえ部材95,96の先端に設けられている従動ローラ952とにより搬送される。表紙S2は表紙S2のサイズの情報、用紙S1の束の厚さの情報に基づいて所定の位置に来たときに停止するように制御されている。
表紙押さえ部材95はその右端を軸として回転可能に表紙支持部90に設けられ、表紙押さえ部材96、97はその左端を軸として回転可能に表紙支持部90に設けられている。
図9(a)は表紙支持手段901の上面図、図9(b)はC−C断面図である。
ベルト98A,98Bは搬送された表紙S2の傾きなどを補正する整合動作と、製本された冊子S3を冊子排出部100に搬送する動作を行う。
表紙S2の整合手段として表紙S2の搬送方向と平行な方向の両端面を整合する整合部材981A、981Bが設けられ、整合部材981A、981Bにはベルト98A、98Bを張架する太鼓状のローラが取り付けられている。整合部材981A、981Bは表紙S2が搬送されてくる毎に整合動作を行う。更に後述する表紙支持部材901が上昇するとき、整合部材981A、981Bとベルト98A、98Bは図6(a)の2点鎖線に示す位置に後退する。
図8(b)は表紙S2が表紙押さえ部材95、96により押さえつけられ、そのまま表紙支持手段901とともにベルト99A、99B(図2参照)を駆動するモータM4により上昇し、表紙S2を用紙束Saに接合する状態を示す。
表紙支持手段901は図8(b)の位置から更に、数mm上昇する。この数mm上昇した位置が図8(c)に示す位置である。上昇した後に押圧部材91,92は表紙S2を左右から押圧し、背表紙と表表紙の境界及び背表紙と裏表紙との境界に角を付与して角背を形成し、表紙S2を用紙束Saに密着させ冊子S3が形成される。押圧部材91,92の押圧力は約200Nfである。
また、押圧部材91、92の左右方向の移動手段はモータM5(後に説明)により駆動されるカム93、94(図9を合わせ参照)により行われる。なお押圧部材91、92の移動は各部材にラックを設け、ラックに噛合するピニオンの回転により移動する構成であっても良い。
表紙S2の接合が完了すると、表紙押さえ部材95、96、97がモータM5の駆動により回転して表紙S2の押圧を解除した後に、押圧部材91,92を解放し表紙支持部90はモータM4(図2参照)の駆動により約100mm下降しホームポジションに戻る。即ち、図10に示すように、表紙支持部90が冊子S3から離れる。
図10に示す状態で表紙支持部90のベルト98A、98Bが作動し、ベルト98A、98Bが作動している状態で保持板503が保持を解除し、冊子S3が表紙支持部90上に落下する。
落下した冊子S3は冊子排出部100に排出される。
前記に説明した接合工程において、用紙束Saの背SS上に形成された糊層に対する表紙S2の圧力及び該圧力をかける時間の長さ等の接合条件が冊子S3の強度及び冊子S3の仕上がりに影響する。そして、冊子S3の強度及び仕上がりは、糊の塗布厚に密接に関係する。
用紙束Saに表紙S2が接合されて作成された冊子S3の強度は主として、接着強度と背割れ強度とにより表される。
接着強度は、用紙束Sa中の1枚又は複数枚の用紙S1に対して引き抜き力が作用した場合に、引き抜き力に対する抵抗である。
背割れ強度は、冊子S3を開いた場合における開き力に対する背割れのし難さである。
用紙束Saを形成している各用紙S1及び用紙S1と用紙S1との間に糊が良く浸透するほど接着強度が増す。
接着強度を増すには、糊塗布時又は塗布後であって糊が固化しないうちに背に形成された糊層に圧力を加えることが有効である。
また、用紙束Saの背に形成された糊層の厚さが厚いほど背割れ強度が増す。
背割れ強度を増すには、用紙束Sa上の糊層を厚くすることが有効である。
更に、冊子S3の品質を向上するには、不規則なサイドグルーがないことや用紙束Saの背に形成された糊層の厚さが均一なために、表紙の外面に現れる凹凸がないことが要求される。
これらの冊子品質に関する諸条件をクリアすることが必要である。
次に、これらの諸条件をクリアすることができる接合工程ついて、図11を参照して説明する。図11において、糊層PSと用紙束Saとの境界を点線で示すが、点線は糊が用紙束Saの内部に浸透していることを示す。
図11(a)は塗布工程が完了した段階における糊層の状態を示す。
用紙束Saの背に糊層PSが形成されるが、糊層PSは、用紙束Saの厚さ方向の両端部において、厚くなるように形成される。
図11(a)の糊層PSに対して、表紙S2が押し当てられる。図11(b)は用紙S2が押し当てられた状態を示す。
用紙束Saの背と表紙S2の表面との間隔D1が、図11(a)における糊層PSの厚さよりも狭くなるように表紙S2が押し当てられる結果、糊は、両端部において、押し出され、図示のように、サイドグルーSGができる。
このような、表紙S2を押し当てることにより、糊層PSに圧力が加えられる。その結果、糊が用紙束Saの内部まで浸透する。
即ち、図11(b)に示す工程により、冊子の接着強度が強化される。
次に、図11(c)に示すように、用紙束Saの背と表紙S2間の間隔がD1よりも大きなD2に拡大される。
間隔D2への拡大は、表紙支持手段901を降下させることにより行われるが、用紙束支持手段としての支持板502(図2、5参照)を上昇させてもよい。
図11(c)に示す間隔拡大工程により、図11(b)におけるサイドグルーSGがほぼ消滅するとともに、糊層PSの厚さが増す。
これにより背割れ強度が増すとともに、不規則なサイドグルーの形成が防止される。
次に、図11(d)において、表紙を折り曲げる曲げ手段としての押圧部材91、92が表紙S2を左右から用紙束Saに押圧して、図示のように、表紙S2が折り曲げられ、角背が形成される。
図11に示した接合工程により、冊子の品質、特に、冊子強度に対する条件が基本的にクリアされる。
なお、表紙S2により用紙束Saをくるみつつ両者を接合するくるみ製本においては、
前記に説明した接着強度、サイドグルー及び糊層の厚さに均一性等に関しての問題の他に図12に示すような問題もあり、図12に示すような冊子が形成されることを避けることが望ましい。
図12に示すように、糊層PSが厚く、且つ、糊の粘度が低いときに、表紙S2の折り曲げ工程を実行すると、角背の形成が十分でなく、冊子S3の背の端部の仕上がりが悪くなる。
前記に説明した冊子品質に関する諸条件をクリアするには、冊子の厚さ、糊の性質など様々な要因が考慮されて接合工程における調整が行われるが、図11に示す接合工程を基本とし、次に説明する調整により、高品質の冊子を作成することが可能となる。
以下に説明する調整においては、糊層の厚さ調整が行われるが、糊層の厚さ調整は、図5、6に示し、前記に説明したように、掻き取りローラ63の調整等により行われる。
糊層の厚さは、冊子条件に対応して調整される。即ち、冊子の厚さ及び冊子を構成する用紙の紙種に応じて、糊層の厚さが調整され、冊子が厚いほど糊層の厚さを厚くし、コート紙等では普通紙よりも糊層を厚くする。
なお、以下に説明する調整工程は、用紙束Saが所定値以上の厚さを持つ場合に実施され、用紙束Saの厚さが前記所定値を下回る場合は、一定の層厚となるように糊が塗布される。
即ち、用紙束Saの厚さが、例えば、7mm未満の場合は、糊層厚の調整や、図11に示したような接合工程は基本的に実施する必要がない。
図11に示す表紙の接合工程及び以下に説明する調整は図13に示す制御系により行われる。
図13において、CRは製本装置Bに設けられ、製本装置B内の制御を行う制御手段、MCRは画像形成装置Aに設けられ、製本システム全体の制御を行う制御手段である。
制御手段CRは、塗布手段60のモータM1、M2を制御して、糊の塗布を行うとともに、塗布手段60のモータM3を制御して、糊層の厚さを制御する。
糊層の厚さの制御には、モータM1の回転速度を制御したり、塗布手段60の一方向の移動時のみ塗布を行うか又は往復移動時に塗布を行うかを選択するなど周知の任意の塗布厚制御手段が用いられる。
IDは、表紙支持手段901を移動させる移動手段であり、モータM4及びベルト99A、99B(図2参照)で構成される。
制御手段CRはモータM4の作動タイミング及び作動量を制御することにより、用紙束Saの背SSと表紙S2間の間隔を制御する。
OMは表裏S2を折り曲げる折り曲げ手段であり、図8、9に示す押圧部材91、92、カム93、94及びカム93、94を駆動するモータで構成される。制御手段CRは、折り曲げ手段OMを構成するモータを制御することにより、表紙S2を折り曲げて角背を形成する工程のタイミングを制御する。
制御手段CRは、図11に示す表紙接合工程及び以下に説明する調整を用紙束厚さセンサ510の検知結果及び主制御手段MCRから受け取った情報に基づいて行う。
糊層の厚さの制御は、用紙束厚さセンサ510の検知情報に基づいて行われ、基本的には、用紙束Saの厚さが圧いほど糊層の厚さが厚くされる。
実際的な制御としては、用紙束Saの厚さが所定値、例えば、7mm未満では、一定の塗布厚とし、所定値以上では用紙束Saの厚さに対応した塗布厚とする制御方法が用いられる。
なお、主制御手段MCRから受け取った用紙束を構成する用紙の枚数の情報と紙種の情報とから、用紙束Saの厚さを計算し、糊の塗布厚を制御することもできる。
また、塗布厚の決定に、用紙束Saの厚さの情報に紙種の情報を加味してもよい。
例えば、コート紙等のように糊の浸透性が低く、且つ、高い冊子強度が必要な紙種の場合は、糊層の厚さを厚くする制御が行われる。
接合工程における調整は次のとおりである。
(1)表紙S2の押しつけ量と引き離し量
糊層の厚さに応じて、押しつけ時の間隔、即ち、図11(b)における間隔D1及び引き離し時の間隔、即ち、図11(c)における間隔D2を変える。
具体的には、糊層の厚さが厚い程、押しつけ時の間隔(間隔D1)及び引き離し時の間隔(間隔D2)を大きくする。
糊層が厚い場合、糊層の熱容量が大きく、糊層の温度低下速度が緩い。
従って、糊の粘度が低く、間隔D1を大きくしてサイドグルーの量を小さくする。
なお、粘度が低いので、間隔D1を大きくしても、糊の冊子束への浸透が低下することはなく、必要な接着強度は確保される。
間隔D1、D2を調整する制御は、移動手段IDのモータ4の作動量を制御することにより行われる。
(2)塗布終了から表紙押しつけ開始までの時間WT
糊層の厚さに応じて、塗布終了から表紙押しつけ開始までの時間WTを変更する。
具体的には、糊層が厚いほど時間WTを長くする。
糊層が厚いと糊の硬化速度が緩くなる。従って、時間WTが短いと、サイドグルーが大きくなり、また、図12に示すように角背の形成が良好でなくなる。
時間WTの標準値としては、1秒程度である。
(3)押しつけ後、引き離し開始までの時間HT
図11(b)工程状態を維持し、図11(c)工程を開始するまでの時間HTを、糊層の厚さに応じて変更する。
具体的には、糊層が厚いほど時間HTを長くする。
糊層は冊子の厚さが厚い程厚くされる。従って、厚い糊層の形成は冊子強度を増す必要がるときに実施される。
図11(b)に示す押しつけ時間HTを長くすることにより、接着強度が増し、冊子強度が増す。
時間WT、HTの制御は、移動手段IDのモータM4の駆動時間を制御することにより行われる。
(4)引き離しから表紙折り曲げ開始までの時間MT
図11(c)の状態を維持する時間MTを所定時間、例えば、3秒とする。
図11(c)の状態を所定時間維持することにより、所望の層厚の糊層が形成されるとともに、糊の硬化が進行する。
糊が硬化し、粘度を所定値まで高めることにより、冊子S3の角背が望ましい形状に形成される。
(5)折り曲げ時間OT
図11(d)に示す状態、即ち、表紙S2を折り曲げて冊子S3を押圧部材91、92により挟持している時間OTを糊層の厚さに応じて変更する。
図11(d)の状態を長く保持することにより、角背が良好に形成され、高品質の冊子が作成される。
糊層を厚くした冊子、即ち、厚い冊子は多数枚の用紙により構成される。
図1に示す製本システムでは、冊子を構成する用紙は、1枚毎に画像が形成されて作成されるので、1枚の用紙の処理には一定時間を要する。
従って、構成枚数が多い厚い冊子ほど1冊を構成する用紙に対する処理時間が長くなる。このような画像形成から製本までの一貫処理における工程上の特徴を利用して、図11(d)の工程の時間、即ち、折り曲げ時間OTを長くすることにより、高品質の冊子を作成することが可能となる。
時間MT、OTの制御は、表紙S2を折り曲げる折り曲げ手段OMを構成するモータの作動時間を制御することにより行われる。
画像形成装置と製本装置とを備えた製本システムの全体構成図である。 製本装置の断面図である。 用紙束Saを集積部に垂直状態で保持し、糊を塗布する工程を示す図である。 糊塗布工程を示す図である。 糊塗布工程を示す図である。 塗布厚制御を説明するための図である。 塗布厚変更手段を示す図である。 表紙の接合工程を示す図である。 表紙支持部を示す図である。 表紙支持部のホームポジションへの移動を示す図である。 表紙接合工程を示す図である。 冊子の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る製本システムの制御系を示す図である。 冊子強度を説明するための図である。
符号の説明
A 画像形成装置
B 製本装置
50 集積部
60 塗布手段
81 カッター
91、92 押圧部材
93,94 カム
95,96,97 表紙押さえ部材
510 冊子束厚さセンサ
CR 制御手段
MCR 主制御手段
S1 用紙
S2 表紙
S3 冊子
Sa 用紙束
SS 用紙束Saの背
P 糊
PS 糊層

Claims (14)

  1. 用紙束の背に糊を塗布する糊塗布手段、
    糊が塗布された用紙束を支持する用紙束支持手段、
    表紙を支持する表紙支持手段、
    前記用紙束支持手段及び前記表紙支持手段の少なくとも何れか一方を移動させて、用紙束の背と表紙間の間隔を変更する移動手段並びに、
    該移動手段を制御する制御手段、を有し、
    該制御手段は、糊が塗布された用紙束の背と表紙との間隔をD1に設定して表紙を用紙束に接着した後に、前記間隔を前記D1よりも大きいD2に設定して用紙束及び表紙を保持するように前記移動手段を制御することを特徴とする製本装置。
  2. 表紙が用紙束をくるむように表紙を折り曲げる折り曲げ手段を有し、
    前記制御手段は、前記間隔を前記D2に設定した状態で表紙が用紙束をくるむように前記折り曲げ手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記制御手段は、前記糊塗布手段を制御して塗布厚を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の製本装置。
  4. 前記制御手段は、糊の塗布厚に応じて前記D1を変えることを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  5. 前記制御手段は、糊の塗布厚に応じて前記D2を変えることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の製本装置。
  6. 前記制御手段は、前記糊塗布手段による塗布の終了時点から前記間隔を前記D1に設定するまでの時間を糊の塗布厚に応じて変える制御を行うことを特徴とする請求項3〜5の何れか1項に記載の製本装置。
  7. 前記制御手段は、前記間隔を前記D1に設定してから前記間隔を前記D2に設定するまでの時間を糊の塗布厚に応じて変えることを特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載の製本装置。
  8. 前記制御手段は、前記間隔を前記D2に設定した状態を所定時間維持した後に、前記折り曲げ手段による表紙の折り曲げを開始するように前記折り曲げ手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の製本装置。
  9. 前記制御手段は、前記所定時間を糊の塗布厚に応じて変える制御を行うことを特徴とする請求項8に記載の製本装置。
  10. 前記制御手段は、前記折り曲げ手段が表紙を折り曲げた状態が継続される時間を糊の塗布厚に応じて変えることを特徴とする請求項2、8又は9に記載の製本装置。
  11. 前記制御手段は、冊子条件に応じて糊の塗布厚は変わるように前記糊塗布手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  12. 前記冊子条件は、用紙束の厚さを含むことを特徴とする請求項11に記載の製本装置。
  13. 用紙束の厚さを検知する検知手段を有し、前記制御手段は、前記検知手段からの情報に基づいて、糊の塗布厚を変えるように前記糊塗布手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  14. 請求項1〜13の何れか1項に記載の製本装置及び
    用紙に画像を形成し、画像が形成された用紙を前記製本装置に送る画像形成装置を有し、
    前記画像形成装置は、用紙束を構成する用紙の枚数の情報及び用紙の種類の情報の少なくとも一つを前記制御手段に伝送する主制御手段を有し、前記制御手段は、前記主制御手段から伝送された前記枚数の情報及び前記種類の情報の少なくとも一つに基づいて、前記糊塗布手段を制御して糊の塗布厚を制御することを特徴とする製本システム。
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