JP4807180B2 - 製本装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、用紙を集積した用紙束の一側縁に熱溶融させた接着剤を塗布し、接着剤の固化によって製本する製本装置及び製本装置を備えた画像形成装置に係り、詳しくは、回転する接着剤塗布ローラを用紙束の背部長手方向に移動させながら熱溶融した接着剤を接着剤塗布ローラにより塗布する技術に関するものである。
例えば、電子写真方式の画像形成装置は、高速性能、多機能、ネットワーク機能等を有し、大容量給紙装置、大容量スタッカを接続することにより、印刷装置としての用途が拡大している。
画像形成装置を印刷装置として用いる場合には、印刷物を製本する製本装置を接続することにより、印刷から製本までを1つのシステムで一連の流れで行うことが可能となる。
特許文献1の接着剤塗布装置では、制御手段が厚さ検知手段が検出した値に応じて回転駆動手段による塗布ローラの回転速度を変更制御するものである。特許文献1の製本装置は、前記接着剤塗布装置を有し、接着剤塗布完了後の挟持手段の挟持必要時間を接着剤塗布装置の制御手段の制御に基づいて変更する挟持時間変更手段を有するものである。
また、製本処理として、印刷されたシートを集積した一冊の用紙束を表紙用紙(カバーシート)でコの字形状に覆って冊子を形成するくるみ製本処理が知られている。
特開2005−47199号公報
特許文献1に開示された接着剤塗布装置及び製本装置では、用紙束の厚みに応じて回転駆動手段による塗布ローラの回転速度の変更、移動駆動手段による塗布ローラ及び接着剤容器の移動速度の変更を行うことにより、接着剤の塗布量を制御するものである。
しかし、製本される用紙束の用紙サイズが変わっても、常に規定の一定のストロークで接着剤塗布を行っている。
接着剤塗布された用紙束の背部に表紙用紙が貼着されて角背整形を行うとき、用紙束の背部に塗布された接着剤は押圧された状態となり、接着剤の一部が背部の両端側に流出する。そのため、表紙用紙の貼着時に接着剤が流出する量を考慮した上で、若干少なめに接着剤を塗布するように制御している。
一方、くるみ製本処理後に、三方断裁装置を用いて冊子の背部を除く3側縁、または背部に直交する2側縁を断裁するときには、断裁前の用紙束の背部から接着剤がはみ出した状態にして用紙束と表紙用紙とを貼着し、三方断裁装置によって側縁部を断裁した後に、断裁屑とともに、余分の接着剤を切り落として廃棄する。
用紙束の背部から接着剤がはみ出した状態で表紙用紙が貼着されて冊子が作製されると、冊子の外観品位が低下するとともに、冊子を立てたときに、固化した接着剤が邪魔になるため冊子の整理上好ましくないから、接着剤のはみ出しを防止することが望まれる。
本発明は、用紙束への接着剤塗布時に、接着剤のはみ出し状態の可否を選択可能に設定してくるみ製本された冊子を作製することにより、冊子の外観品位を向上させるとともに、冊子の強度を保持することができる製本装置、及び製本装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的は、本発明の下記の発明により解決される。
1.用紙束の厚さ方向を挟持する支持部材と押圧部材とから成る挟持手段と、前記挟持手段により挟持された前記用紙束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、前記挟持手段と前記接着剤塗布手段とを前記用紙束の背部に平行して相対移動させる移動手段と、前記接着剤塗布手段と前記用紙束の背部とを接触及び離間させる接離手段と、前記接着剤が塗布された前記用紙束の背部に表紙用紙を貼着して一対の成型部材により表紙用紙を折り曲げて角背を成型する角背成型手段と、前記移動手段の移動量を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記用紙束の背部の長手方向の接着剤塗布長さを選択的に設定可能にするように前記移動手段の移動量を制御し、前記接着剤塗布長さは、操作部に配置された選択スイッチの操作により設定されることを特徴とする製本装置。
2.用紙束の厚さ方向を挟持する支持部材と押圧部材とから成る挟持手段と、前記挟持手段により挟持された前記用紙束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、前記挟持手段と前記接着剤塗布手段とを前記用紙束の背部に平行して相対移動させる移動手段と、前記接着剤塗布手段と前記用紙束の背部とを接触及び離間させる接離手段と、前記接着剤が塗布された前記用紙束の背部に表紙用紙を貼着して一対の成型部材により表紙用紙を折り曲げて角背を成型する角背成型手段と、前記移動手段の移動量を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記用紙束の背部の長手方向の接着剤塗布長さを選択的に設定可能にするように前記移動手段の移動量を制御し、前記用紙束の背部に直交する前記用紙束の接着剤塗布開始側の側縁を検知する検知手段を配置し、前記検知手段の検知情報と前記用紙束の用紙サイズ情報とを基にして、前記制御手段が前記移動手段の移動量を制御することを特徴とする製本装置。
3.用紙束の厚さ方向を挟持する支持部材と押圧部材とから成る挟持手段と、前記挟持手段により挟持された前記用紙束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、前記挟持手段と前記接着剤塗布手段とを前記用紙束の背部に平行して相対移動させる移動手段と、前記接着剤塗布手段と前記用紙束の背部とを接触及び離間させる接離手段と、前記接着剤が塗布された前記用紙束の背部に表紙用紙を貼着して一対の成型部材により表紙用紙を折り曲げて角背を成型する角背成型手段と、前記移動手段の移動量を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記用紙束の背部の長手方向の接着剤塗布長さを選択的に設定可能にするように前記移動手段の移動量を制御する製本装置であって、前記製本装置によって作製された前記用紙束と表紙用紙とから成る冊子の少なくとも前記用紙束の背部に直交する側縁を断裁しない場合には、前記制御手段は前記移動手段の移動量を前記用紙束の背部の長さより小さく設定し、前記接着剤が前記用紙束の背部の両端部からはみ出すことを抑制するように制御することを特徴とする製本装置。
.原稿データに基づいた原稿トナー画像を記録用紙上に形成する画像形成装置本体と、前記1〜3の何れかに記載の製本装置と、の何れかに配置した操作部のスイッチにより、前記画像形成装置本体から排出されて集積された用紙束の背部に塗布する接着剤のはみ出しの有無を設定し、前記制御手段が、前記用紙束の背部の両端部から前記接着剤をはみ出させるか否かを制御することを特徴とする画像形成装置。
5.原稿データに基づいて記録用紙上に画像を形成する画像形成装置本体と、
用紙束の厚さ方向を挟持する支持部材と押圧部材とから成る挟持手段と、前記挟持手段により挟持された前記用紙束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、前記挟持手段と前記接着剤塗布手段とを前記用紙束の背部に平行して相対移動させる移動手段と、前記接着剤塗布手段と前記用紙束の背部とを接触及び離間させる接離手段と、前記接着剤が塗布された前記用紙束の背部に表紙用紙を貼着して一対の成型部材により表紙用紙を折り曲げて角背を成型する角背成型手段と、前記移動手段の移動量を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記用紙束の背部の長手方向の接着剤塗布長さを選択的に設定可能にするように前記移動手段の移動量を制御する製本装置と、
の何れかに配置した操作部のスイッチにより、前記画像形成装置本体から排出されて集積された用紙束の背部に塗布する接着剤のはみ出しの有無を設定し、前記制御手段が、前記用紙束の背部の両端部から前記接着剤をはみ出させるか否かを制御することを特徴とする画像形成装置。
1.本発明の製本装置によれば、用紙束への接着剤塗布時に、接着剤のはみ出し状態の可否を選択可能に設定してくるみ製本された冊子を作製することにより、冊子の外観品位を向上させるとともに、冊子の強度を保持することができる製本装置、及び製本装置を備えた画像形成装置を提供する。
2.本発明の画像形成装置によれば、画像形成装置本体に接続された製本装置によって、印刷から製本までを1つのシステムで一連の流れで行うことが可能となり、製本化の効率が向上する。
本発明の製本装置、及び製本装置を備えた画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限定されるものではない
図1は画像形成装置本体A、製本装置(後処理装置)B、冊子収容装置C、自動原稿送り装置DFを備えた製本システムの全体構成図である。
[画像形成装置本体A]
画像形成装置本体Aは、回転する像担持体1の周囲に、帯電手段2、像露光手段3、現像手段4、転写除電手段5、及びクリーニング手段6を配置した画像形成手段を有する。画像形成手段は、帯電手段2によって像担持体1の表面に一様帯電を行った後に、像露光手段3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って潜像を形成し、該潜像を現像手段4により反転現像して像担持体1の表面にトナー像を形成する。
用紙収納手段7Aから給紙されたシートである記録用紙(以下、用紙と称す)Sは転写位置へと送られる。転写位置において転写除電手段5によりトナー像が用紙S上に転写された後に、用紙Sの電荷が消去されて像担持体1から分離され、搬送手段7Bにより搬送され、引き続き定着手段8により加熱定着され、排紙ローラ7Cから排出される。
用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、定着手段8により加熱定着された用紙Sを、搬送路切換手段7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送手段7Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、再び画像形成部を通過し、用紙Sの裏面に画像を形成し、定着手段8を経て、排紙ローラ7Cから装置外に排出される。排紙ローラ7Cから排出された用紙Sは、製本装置Bに送り込まれる。
像担持体1の画像処理後の表面は、クリーニング手段6により表面に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備える。
画像形成装置本体Aの上部には、入力手段及び表示手段を備えた操作部9が配置されている。
[製本装置B]
図1に示すように、本発明に係る製本装置Bは、用紙搬送手段10、排紙手段20、用紙反転手段30、用紙束収容手段40、接着剤塗布手段50、表紙供給手段60、表紙断裁手段70、角背成型手段80等を有するくるみ製本装置である。これらの各手段は、製本装置B内のほぼ垂直方向に縦列配置されている。
画像形成装置本体Aの主制御手段100と、製本装置Bの後処理制御手段200とは、シリアル通信手段101,201により接続されている。
図2は、本発明に係る製本装置Bの断面図である。
〈用紙搬送手段10〉
用紙搬送手段10に導入された用紙Sは、搬送ローラ11,12に挟持されて搬送され、搬送路切換手段Z1によって排紙手段20と用紙反転手段30の何れかに分岐される。
搬送ローラ11の用紙搬送方向上流側に配置された搬送路切換手段Z2は、画像形成装置本体Aから排出される用紙Sを搬送ローラ11の搬送路と搬送ローラ13の搬送路の何れかに分岐させる。搬送ローラ13の搬送路に搬送される用紙Sは、搬送ローラ14に挟持されて角背成型手段80に送り込まれる。
〈排紙手段20〉
この用紙搬送が設定されると、搬送路切換手段Z1は用紙束収容手段40への搬送路を遮断し、排紙手段20への搬送路を開放する。
排紙手段20の搬送路を通過する用紙Sは、搬送ローラ21に挟持されて上方に搬送され、排紙ローラ22によって装置最上部の固定排紙トレイ23上に排出、収容される。固定排紙トレイ23上には、画像形成装置本体Aから排出された用紙Sを直接受容して、最大約200枚を積載することができる。
〈用紙反転手段30〉
搬送路切換手段Z1によって用紙搬送方向下流側の図示左方に分岐された用紙Sは、搬送ローラ31,32,33,34に挟持されて用紙反転手段30の所定位置に収容される。用紙反転手段30は、傾斜配置された用紙載置台35、揺動可能な用紙後端位置決め部材36、用紙幅整合部材37、搬送ローラ38等を有する。
〈用紙束収容手段40〉
図3は、用紙束収容手段40の用紙集積手段が、傾斜状態に設置された状態の断面図である。
用紙集積手段は、支持部材41、受け板42、後端整合部材43、横整合部材44、押圧部材45等を有する。
用紙反転手段30の用紙載置台35上に載置された用紙Sは、搬送ローラ38に挟持され、用紙後端位置決め部材36の揺動により開放された開口から排出され、斜め下方に搬送される。用紙Sは用紙束収容手段40内に順次収容され集積される。
用紙束収容手段40は、傾斜した集積面を有する支持部材41、揺動可能な受け板42を有し、用紙反転手段30から下降した用紙Sは、傾斜した支持部材41の集積面上を滑落し、用紙Sの先端部が受け板42に当接して停止され、用紙Sは傾斜状態で支持される。
後端整合部材43は支持部材41の集積面上に載置される用紙Sのサイズに対応して、用紙Sの後端部を押圧して用紙Sの先端部を受け板42に当接させて先端揃えを行う(縦整合)。
画像形成装置本体Aから順次排出される用紙Sは、用紙反転手段30においてスイッチバック搬送され、用紙束収容手段40に集積され、縦整合及び後述の横整合され、複数枚の用紙Sから成る用紙束Saが形成される。
用紙Sのサイズ及び用紙束Saの用紙枚数は、図1に示す画像形成装置本体Aの操作部9において設定されている。または、画像形成装置本体Aに接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器にて設定されている。
横整合部材44は、オンラインシステムを起動しているとき、即ち、画像形成装置本体Aと連動させているときには、用紙反転手段30から搬送されて用紙束収容手段40に収容される用紙Sの側縁を押圧して用紙幅方向の整合を行う(横整合)。
また、オフラインシステムが起動されたとき、即ち、画像形成装置本体Aと連動させずに製本処理のみを行う場合は、操作者が横整合部材44を手で把持して、用紙束収容手段40に外部から収容された用紙束の幅方向を手動操作により整合する。
押圧部材45は、用紙束収容手段40に集積された用紙束Saの厚さ方向を押圧して挟持する。設定された枚数の用紙Sが用紙束収容手段40に収容された段階で、押圧部材45が図示しない駆動手段によって作動され、支持部材41と押圧部材45とから成る挟持手段により用紙束Saを挟持し保持する。
図4は、用紙束収容手段40の用紙集積手段が、直立状態に設置された状態の断面図である。
用紙束Saを保持した支持部材41と押圧部材45とは、図示しないモータと駆動手段とによって用紙束収容手段40の軸46を中心にして回転して、用紙束Saを傾斜状態から直立状態にする。この状態では、接着剤塗布手段50が下方に退避して、用紙束Saの下面が接着剤塗布手段50の接着剤塗布ローラ51から離間している。
また、支持部材41と押圧部材45とが用紙束Saを保持した状態では、受け板42は図示しない駆動手段によって、図示の破線位置から実線位置に回転されて退避する。
〈接着剤塗布手段50〉
図5は、用紙束収容手段40、接着剤塗布手段50、表紙供給手段60、表紙断裁手段70、角背成型手段80の断面図である。
接着剤塗布手段50は、接着剤塗布ローラ51、接着剤塗布ローラ51を回転駆動させる駆動手段52、接着剤(糊)Nを収容する接着剤容器53、接着剤容器53を支持して製本装置Bの初期位置から接着剤塗布位置に移動可能な移動体54、移動体54を往復動させる移動手段55、接着剤容器53内に収容された接着剤Nを加熱する加熱手段56等を有している。なお、接着剤塗布ローラ51には不図示の棒状ヒータが内蔵されている。
〈用紙束への接着剤塗布〉
接着剤塗布手段50の移動体54は、支持部材41と押圧部材45とから成る挟持手段により直立状態に保持された用紙束Saの下面長手方向に平行する方向に図示しない駆動手段によって移動される。
移動体54は製本装置Bの背面側Rの初期位置から移動を開始して、移動手段55に沿って移動され、製本装置Bの前面側Fの所定位置で停止した後、反転駆動され初期位置に復帰する(図10参照)。
図6は接着剤塗布手段50と挟持手段の斜視図である。
モータM1及び駆動手段52により、接着剤Nを収容した接着剤容器53に浸漬された接着剤塗布ローラ51が回転される。移動体54の往動、または往復動により、接着剤塗布ローラ51は、直立状態に保持された用紙束Saの下面長手方向に接着剤Nを塗布する。
回転する接着剤塗布ローラ51の外周面に塗布された接着剤Nは、接着剤層規制部材57によって接着剤Nの層厚が規制され均一化される。
〈表紙供給手段60〉
図5に示すように、表紙供給手段60の表紙積載手段61内に収容されたカバーシートである表紙用紙(以下、表紙と称す)Kは、給紙手段62により分離、給送され、搬送ローラ63,64,65に挟持されて、角背成型手段80に搬送される。
〈表紙断裁手段70〉
表紙供給手段60の図示上方で、後述の角背成型手段80の図示右方に一体構成された表紙断裁手段70は、回転刃71と固定刃72とから成るロータリカッタにより表紙Kの搬送方向長さを所定長に断裁する。
所定長は、用紙Sの進行方向の2枚分の長さに用紙束Saの背部の長さを加えた長さである。例えば、A4判サイズの用紙Sから成る用紙束Saの背部に表紙Kを貼着してくるみ製本処理する場合には、用紙束Saの最大枚数が300枚で厚さ約30mmであるとすると、所定長は、A4判用紙の短辺長さ210mmの2倍に用紙束Saの厚さ約30mmを加えた450mmに設定して、表紙Kの端部を断裁する。表紙Kの断裁前の全長は450mm以上のワイドサイズが用いられる。
A5判サイズ、B5判サイズ、8.5×11インチ(1インチは25.4mm)サイズの各用紙Sをくるみ製本処理して冊子Sbを作製する場合にも、用紙の短辺長さと用紙束厚さにより、所定長が設定される。
画像形成装置本体Aの操作部9や接続されている外部機器において、用紙サイズ、用紙枚数、用紙厚さが選択設定されるか、または検出されると、制御手段は表紙Kの断裁所定長を設定する。表紙Kの断裁前の長さは、用紙最大枚数に対応して予め定められ、表紙供給手段60の表紙積載手段61内に収容される。
〈角背成型手段80〉
図7は、角背成型手段80の駆動手段を示す断面図である。
角背成型手段80は、接着剤Nが塗布された用紙束Saの背部に表紙Kを当接させて貼着し、一対の成型部材87A,87Bにより表紙Kを折り曲げて角背を成型する。
用紙束Saの図示左方に配置された成型部材87Aの先端部近傍の下部には、ローラ810が回転自在に支持されている。ローラ810は製本装置Bの本体に固定された支持部材801の平面部に当接して水平方向に移動可能である。
成型部材87Aの後端部近傍に固定された連結板811は、移動枠体812に接続されている。移動枠体812は、製本装置Bの本体に固定された支持部材802,803によって水平に支持された案内棒804に軸受を介して摺動可能である。
移動枠体812の底部には、ラックギアG1が形成されている。ラックギアG1は、製本装置Bの本体に支持されたピニオンギアG2に噛み合う。ピニオンギアG2は、モータM3により回転され、ラックギアG1を水平方向に移動させ、ラックギアG1と一体の移動枠体812、連結板811、成型部材87Aを移動させる。センサPS1は移動枠体812の移動量を検知する。
用紙束Saの図示右方に配置された成型部材87Bの先端部近傍の下部には、ローラ820が回転自在に支持されている。ローラ820は製本装置Bの本体に固定された支持部材801の平面部に当接して水平方向に移動可能である。
成型部材87Bの後端部近傍に固定された連結板821は、移動枠体822に接続されている。移動枠体822は、案内棒804に軸受を介して摺動可能である。
移動枠体822の底部には、ラックギアG3が形成されている。ラックギアG3は、製本装置Bの本体に支持されたピニオンギアG4に噛み合う。ピニオンギアG4は、モータM4により回転され、ラックギアG3を水平方向に移動させ、ラックギアG3と一体の移動枠体822、連結板821、成型部材87Bを移動させる。センサPS2は移動枠体822の移動量を検知する。
図5に示すように、角背成型手段80は、表紙供給手段60から供給された表紙Kを受容して搬送し、所定位置に停止させる搬送ローラ81,82、表紙Kを用紙束Saの接着剤塗布面に圧接させる加圧部材83、搬送ローラ81,82と加圧部材83を支持する移動筐体84、整合手段85、移動筐体84を垂直上下方向に移動可能にする昇降ベルト86等を有する。
角背成型手段80と冊子排出ベルト88とが一体となって昇降ベルト86により昇降する。
角背成型手段80が下降位置に停止して表紙Kを導入するとき、整合手段85は初期位置から表紙Kのサイズに応じて移動して断裁処理前の表紙Kの幅方向両側面を押圧して幅整合を行う。幅整合されて曲がりが修正された表紙Kは、導入方向と逆方向にスイッチバックされて、表紙断裁手段70に搬送され所定位置において断裁される。
また、角背成型手段80が下降位置において断裁後の表紙Kを用紙束Saの背部に接着して接合するのに先だって、整合手段85は再び初期位置から移動して表紙Kの幅方向両側面を押圧して幅整合を行い、表紙Kを所定位置に定置させる。その後、整合手段85が表紙Kと用紙束Saの接合に支障を来さないように初期位置に戻り、続いて角背成型手段80が上昇する。上昇時には表紙Kは所定位置に支持されている。
したがって、昇降可能な角背成型手段80に設置された整合手段85は、表紙断裁手段70による表紙Kの断裁前後の表紙幅方向の位置決めを行うことにより、表紙断裁精度の向上と、用紙束Saと表紙Kとの位置合わせ精度の向上と、構造の簡易化とが達成される。
昇降手段は、左右の昇降ベルト86を回動させることにより、移動筐体84を上方位置に移動させる。この上昇位置において、加圧部材83上に載置された表紙Kの中央部は、用紙束Saの接着剤塗布面に圧接して接着される。用紙束Saへの接着剤塗布処理終了後、接着剤塗布手段50は後方に移動して退避する。
〈表紙折り曲げ加工〉
角背成型手段80の上部には、表紙折り曲げ手段が装備されている。表紙折り曲げ手段は、左右対称な一対の成型部材87A,87Bを有する。成型部材87A,87Bは用紙束Saの厚さ方向に接離可能である。成型部材87A,87Bは用紙束Saの接着剤塗布面の側縁に沿って表紙Kを折り曲げ、用紙束Saの表裏面に表表紙と裏表紙を重ね合わせる。
表紙Kの折り曲げ工程の終了後、昇降ベルト86の下降駆動によって角背成型手段80が所定量下降して退避して停止する。その後、挟持手段による挟持が解除されると、冊子Sbは落下し、冊子Sbの下面の背部が冊子排出ベルト88の上面に当接して載置されて排出される。
図8は、表紙Kの折り曲げ工程を示す角背成型手段80と用紙束Saの断面図であり、図8(a)は表紙貼着処理以前の状態、図8(b)は表紙折り曲げ開始時、図8(c)は表紙折り曲げ中間時、図8(d)は表紙折り曲げ終了時、図8(e)は表紙折り曲げ加圧解除時をそれぞれ示す。
図9は、用紙束Saと表紙Kによる冊子Sbの作製過程を示す斜視図である。図9(a)は表紙貼着処理以前の状態の表紙Kと用紙束Saの斜視図、図9(b)は表紙Kを貼付した用紙束Saの斜視図、図9(c)は用紙束Saに表紙Kをくるみ折りして作製される冊子Sbの斜視図である。
接着剤Nを貼着した用紙束Saに表紙Kを接着したのち、図7に示す角背成型手段80の上昇状態において、成型部材87A,87Bが図5に示すモータM5と昇降ベルト86から成る駆動手段によって駆動される。用紙束Saを挟持した挟持部材が下降する。用紙束Saが下降することにより、表紙Kは成型部材87A,87Bに挟持されて下降し、用紙束Saの接着剤塗布面の側縁部から変形される(図8(c)参照)。
その後、成型部材87A,87Bは、用紙束Saの接着剤塗布面側へ向かって水平方向に移動して用紙束Saの両側面を圧迫して整形し、冊子Sbを形成する。
冊子Sbは、図1に示すように、押圧部材45の開放によって、挟持が解除されたて落下し、冊子排出ベルト88の上面に載置されて冊子排出口89の方向に排出されて、装置外の冊子収容装置Cに排出される。
排出された冊子Sbは、冊子収容装置Cの昇降可能な搬送ベルト91上に載置され、搬送ベルト91の回動によって順次排出され、排紙台92上に積載収容される。
〈接着剤塗布手段50の駆動〉
次に、本発明の特徴である接着剤塗布手段50について、図10、図11、図12を用いて説明する。
図10は図5に示す接着剤塗布手段50を上方から見た平面図、図11は図10に示す接着剤塗布手段50のX−X断面図、図12は図10に示す接着剤塗布手段50のY−Y断面図である。
図10に示すように、接着剤塗布ローラ51の回転軸51Aは、ほぼ箱形形状の接着剤容器53に回転自在に支持されるとともに、図12に示すように、加熱手段56により溶融したホットメルト等の接着剤Nに一部が浸漬している。
図10に示すように、モータM1の駆動軸に固定されたギアG5は、アイドルギアG6を介して接着剤塗布ローラ51の回転軸51Aに固定されたギアG7と噛み合い、接着剤塗布ローラ51に駆動を伝達する。
図10、図11に示すように、58は移動体54の外側に設けたほぼ箱形形状の塗布本体であり、移動体54に固定された軸59を回転自在に支持している。
塗布本体58の上部には、スライド軸受け58Aが4ヶ所設けられており、これらのスライド軸受け58Aには、2本のスライド軸58Bが摺動可能に係合しており、スライド軸58Bは、塗布本体58が、図5の紙面に直交する方向に移動できるように配置されている。
図10に示すように、58Cは塗布本体58をスライドさせるためのベルトであり、ベルト58Cの1ヶ所が結合部材58Dを介してスライド軸受け58Aの1つに固定されている。
ベルト58Cは、スライド軸58Bと平行に設けたプーリ58E,58Fに張架されており、プーリ58FにはモータM6から駆動が伝達される。
図12に示すように、59Aは、接着剤容器53を図12の反時計方向に揺動させるためのソレノイドであり、移動体54に固定されている。59Bは、塗布本体58に回転自在に設けた軸59を支点として、移動体54を図12の時計方向に揺動させるためのソレノイドであり、塗布本体58に固定されている。
図12からも明らかなように、ソレノイド59A及びソレノイド59Bが通電して各ソレノイドのプランジャーが飛び出したときに、接着剤塗布ローラ51の外周面が同一高さになり用紙束Saの背部に接触するように、ソレノイド59A及びソレノイド59Bのプランジャーのストロークが設定されている。
図12に示すように、59Cは用紙束Saの背部に直交する用紙束Saの両側側辺を検知する検知手段であり、塗布本体58の矢印の移動方向前方に一体的に設けられている。
同じく図12において、57は、接着剤塗布ローラ51に担持された接着剤Nの量を規制するための接着剤層規制部材であり、接着剤塗布ローラ51に対して一定の隙間を持って設置されている。
接着剤塗布ローラ51は、図12の矢印の時計方向に回転するように設定されている。塗布本体58は、図10、図12の矢印で示す方向に直進する。
次に、上述した構成の製本装置Bの制御について説明する。
図13は、製本装置Bの制御構成図である。
200は製本装置Bの後処理制御手段であり、製本装置Bの制御手順や各種データを記憶する記憶手段202、記憶手段202に記憶された制御手順やデータに基づいて制御を実行するCPU203等で構成されている。
後処理制御手段200は、インターフェース(I/F)204を介して上位の画像形成装置本体Aの主制御手段100と通信可能に構成され、サイズ、設定枚数等の情報が伝達される。制御手段200の入力側には、検知手段59Cが接続され、出力側には、用紙束挟持手段、モータM1〜M6、ソレノイド59A,59B等が接続されている。
次に、上述した構成の製本装置Bにおける接着剤を塗布する過程について、図14、図15及び既出の図面を用いて説明する。
本発明の製本装置B及び製本装置Bを備えた画像形成装置は、用紙束Saの背部Sa1の長手方向の両端部近傍における接着剤Nのはみ出しの有無を選択的に設定可能にするように接着剤塗布手段50の移動体54の移動量を制御する。
図14は、接着剤塗布ローラ51が用紙束Saの背部Sa1に離接する過程を示す模式図である。
図14(a)は、接着剤塗布領域L2を用紙幅L1より小さく設定して、用紙束Saの背部Sa1の長手方向の両端部近傍における接着剤Nのはみ出しを抑制するものである。
接着剤塗布手段50は、接着剤塗布ローラ51用のモータM2が回転しながら、図14(a)の左側の初期位置HPに待機している。
図8に示すように、支持部材41と押圧部材45とから成る挟持手段により用紙束Saが垂直状態に姿勢変換されると、移動体54の駆動用モータM6(図10参照)が駆動回転し、接着剤塗布手段50が図14(a)の右方向の破線矢印方向に移動開始する。
接着剤塗布手段50の移動に伴い、検知手段59Cが用紙束Saの側辺Sa2を検知してから所定時間T1経過後、ソレノイド59Aが作動して(図12参照)、背部Sa1の端部から所定領域内側に入ったところから接着剤塗布ローラ51が背部Sa1に接触して塗布が開始される。即ち、用紙幅L1より小さい接着剤塗布領域L2が形成される。
塗布本体58が移動して、検知手段59Cが用紙束Saの側辺Sa2を検知してから所定時間T2経過後、ソレノイド59Aが非作動となり、接着剤塗布ローラ51が用紙束Saの背部Sa1から離間することにより非塗布領域L2aが形成される。
次に、検知手段59Cが側辺Sa2を検知してから所定時間T3が経過後、ソレノイド59Bが非作動となり、接着剤塗布ローラ51が背部Sa1から離間して接着動作を終了して、非塗布領域L2bが形成される。
なお、接着剤塗布ローラ51の接着剤塗布作業を行った後の戻り行程においては、接着剤塗布ローラ51は背部Sa1から離間して初期位置HPに戻るように制御されている。
以上説明したように、本実施の形態によれば以下の効果が得られる。
用紙束Saの背部Sa1に接着剤Nを塗布するときに、用紙束Saの背部Sa1の長手方向にみて用紙束Saの背部Sa1の両端部所定領域(図14の非塗布領域L2a、L2b)を除いた部分に接着剤塗布ローラ51が接触するように、ソレノイド59A,59Bを制御する。この制御により、用紙束Saの背部Sa1の端部から接着剤Nがはみ出すことがなく高品質な冊子Sbを作製することが出来る。
非塗布領域L2a、L2bは、接着剤Nの材質、塗布量、角背整形手段80押圧力等を考慮しながら、実験等により最適な領域を設定することが可能である。
図15は、背部Sa1に接着剤が塗布された用紙束Sa、及び表紙Kが貼着された冊子Sbの斜視図である。
図15(a)は、用紙束Saの背部Sa1に接着剤Nが塗布された状態を示す。
なお、本実施の形態とは別に、例えば、以下のような実施の形態を取ることも可能である。
・接着剤塗布ローラ51を移動させる代わりに、用紙束Saを挟持して直立させる挟持手段を移動させて、用紙束Saの背部Sa1に接着剤Nを塗布することも可能である。
・接着剤塗布ローラ51の近傍に、ならしローラを構成することも可能である。
・用紙束Saの両側の側辺Sa2,Sa3のうち、塗布開始側の側辺Sa2の検知情報と用紙束Saのサイズ情報とを基に、接着剤塗布手段50と用紙束Saの背部Sa1とを接触及び離間させる接離手段を制御することも可能である。
・用紙束Saの側辺Sa2,Sa3を検知する検知手段を用いる代わりに、接着剤塗布手段50の初期位置HPと、接着剤塗布手段50の接着剤塗布開始位置との中間に待機位置Pを設け、待機位置Pから用紙束Saの背部Sa1の両端までの距離情報をパルスモータからなるモータM6(図10参照)のパルス数に変換して、これを基に、接離手段又はならし部材接離手段を制御することも可能である。
・または、接着剤塗布手段50の初期位置HPと、接着剤塗布手段50の接着剤塗布開始位置との中間に待機位置Pを設け、待機位置Pから両側の側辺Sa2、Sa3のうち塗布開始側の側辺Sa2までの距離情報と用紙Sのサイズ情報とをパルスモータのパルス数に変換して、これを基に、接着剤塗布手段50と用紙束Saの背部Sa1とを接触及び離間させる接離手段を制御することも可能である。
・或いは、接着剤塗布手段50を待機位置Pから水平移動と上昇移動させる代わりに、待機位置Pから斜め上方に移動させて、接着剤塗布ローラ51を直接、接着剤塗布位置に接触させるようにしてもよい。
図14(b)は、接着剤塗布領域L3を断裁処理後の用紙幅L4より大きく、或いは等しく設定して、用紙束Saの背部Sa1の長手方向の両端部近傍における接着剤Nのはみ出しを形成することにより背部Sa1と表紙Kとの接着を確実にして冊子Sbを作製するものである。
この冊子作製モードにおいては、用紙束Saと表紙Kとを接着した後、断裁装置によって三方の側辺を断裁することにより、冊子Sbの側辺を整形し、はみ出した接着剤Nを切り屑と共に廃棄する。したがって、用紙Sは断裁後の冊子Sbのサイズより大きいワイドサイズを用いる。a,b,cは断裁後の冊子Sbの側辺となる断裁線である。
接着剤塗布ローラ51が用紙束Saの背部Sa1を接着する接着剤塗布領域L3は、断裁処理後の用紙幅L4、或いは断裁処理前の用紙幅L5より大きく設定して、用紙束Saの背部Sa1の長手方向の両端部近傍における接着剤Nのはみ出しを形成するものである。
接着剤塗布手段50は、接着剤塗布ローラ51用のモータM2が回転しながら、図14(b)の左側の待機位置Pに待機している。
図8に示すように、支持部材41と押圧部材45とから成る挟持手段により用紙束Saが垂直状態に姿勢変換されると、移動体54の駆動用モータM6(図10参照)が駆動回転し、接着剤塗布手段50が図14(b)の右方向の破線矢印方向に移動開始する。
或いは、接着剤塗布手段50を待機位置Pから水平移動と上昇移動させる代わりに、待機位置Pから斜め上方に移動させて、接着剤塗布ローラ51を直接、接着剤塗布位置に接触させるようにしてもよい。
接着剤塗布手段50の移動に伴い、検知手段59Cが用紙束Saの側辺Sa2を検知してから所定時間T1経過後、ソレノイド59Aが作動して(図12参照)、背部Sa1の端部から所定領域内側に入ったところから接着剤塗布ローラ51が背部Sa1に接触して塗布が開始される。即ち、用紙幅L5より大きい接着剤塗布領域L3が形成される。
塗布本体58が移動して、検知手段59Cが用紙束Saの側辺Sa2を検知してから所定時間T2経過後、ソレノイド59Aが非作動となり、接着剤塗布ローラ51が用紙束Saの背部Sa1から離間することにより接着剤塗布領域L3が形成される。
次に、検知手段59Cが側辺Sa2を検知してから所定時間T3が経過後、ソレノイド59Bが非作動となり、接着剤塗布ローラ51が背部Sa1から離間して接着動作を終了する。
図15(b)は、用紙束Saの背部Sa1の全面に接着剤Nが塗布された状態を示す。
図15(c)は、用紙束Saに表紙Kが貼着された後、断裁処理される冊子Sbの斜視図である。
画像形成装置本体、製本装置、冊子収容装置を備えた画像形成装置の全体構成図。 本発明に係る製本装置の断面図。 用紙束収容手段の用紙集積手段が傾斜状態に設置された状態の断面図。 用紙束収容手段の用紙集積手段が直立状態に設置された状態の断面図。 用紙束収容手段、接着剤塗布手段、表紙供給手段、表紙断裁手段、角背成型手段の断面図。 接着剤塗布手段と挟持手段の斜視図。 角背成型手段の駆動手段を示す断面図。 表紙Kの折り曲げ工程を示す角背成型手段と用紙束の断面図。 用紙束と表紙による冊子の作製過程を示す斜視図。 接着剤塗布手段を上方から見た平面図。 接着剤塗布手段のX−X断面図。 接着剤塗布手段のY−Y断面図。 製本装置の制御構成図。 接着剤塗布ローラが用紙束の背部に離接する過程を示す模式図。 背部に接着剤が塗布された用紙束、及び表紙が貼着された冊子の斜視図。
符号の説明
9 操作部
30 用紙反転手段
40 用紙束収容手段
41 支持部材
42 受け板
43 後端整合部材
44 横整合部材
45,45A 押圧部材
50 接着剤塗布手段
51 接着剤塗布ローラ
54 移動体
55 移動手段
57 接着剤層規制部材
58 塗布本体
59A,59B ソレノイド
59C 検知手段
60 表紙供給手段
70 表紙断裁手段
80 角背成型手段
200 後処理制御手段
A 画像形成装置本体
B 製本装置(後処理装置)
HP 初期位置
K 表紙用紙(表紙)
L1,L4,L5 用紙幅
L2,L3 接着剤塗布領域
L2a,L2b 非塗布領域
N 接着剤
P 待機位置
R 背面側
S 記録用紙(用紙)
Sa 用紙束
Sa1 背部
Sa2,Sa3 側辺
Sb 冊子
a,b,c 断裁線

Claims (7)

  1. 用紙束の厚さ方向を挟持する支持部材と押圧部材とから成る挟持手段と、
    前記挟持手段により挟持された前記用紙束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、
    前記挟持手段と前記接着剤塗布手段とを前記用紙束の背部に平行して相対移動させる移動手段と、
    前記接着剤塗布手段と前記用紙束の背部とを接触及び離間させる接離手段と、
    前記接着剤が塗布された前記用紙束の背部に表紙用紙を貼着して一対の成型部材により表紙用紙を折り曲げて角背を成型する角背成型手段と、
    前記移動手段の移動量を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記用紙束の背部の長手方向の接着剤塗布長さを選択的に設定可能にするように前記移動手段の移動量を制御し、
    前記接着剤塗布長さは、操作部に配置された選択スイッチの操作により設定されることを特徴とする製本装置。
  2. 前記移動手段の移動量は、前記用紙束の用紙サイズにより可変に制御されることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 用紙束の厚さ方向を挟持する支持部材と押圧部材とから成る挟持手段と、
    前記挟持手段により挟持された前記用紙束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、
    前記挟持手段と前記接着剤塗布手段とを前記用紙束の背部に平行して相対移動させる移動手段と、
    前記接着剤塗布手段と前記用紙束の背部とを接触及び離間させる接離手段と、
    前記接着剤が塗布された前記用紙束の背部に表紙用紙を貼着して一対の成型部材により表紙用紙を折り曲げて角背を成型する角背成型手段と、
    前記移動手段の移動量を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記用紙束の背部の長手方向の接着剤塗布長さを選択的に設定可能にするように前記移動手段の移動量を制御し、
    前記用紙束の背部に直交する前記用紙束の接着剤塗布開始側の側縁を検知する検知手段を配置し、前記検知手段の検知情報と前記用紙束の用紙サイズ情報とを基にして、前記制御手段が前記移動手段の移動量を制御することを特徴とする製本装置。
  4. 前記製本装置によって作製された前記用紙束と表紙用紙とから成る冊子の少なくとも前記用紙束の背部に直交する側縁を断裁する断裁工程を行う場合には、前記制御手段が前記移動手段の移動量を断裁工程を行わない場合に比して大きく設定し、前記接着剤が前記用紙束の背部の両端部からはみ出すように制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の製本装置。
  5. 用紙束の厚さ方向を挟持する支持部材と押圧部材とから成る挟持手段と、前記挟持手段により挟持された前記用紙束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、前記挟持手段と前記接着剤塗布手段とを前記用紙束の背部に平行して相対移動させる移動手段と、前記接着剤塗布手段と前記用紙束の背部とを接触及び離間させる接離手段と、前記接着剤が塗布された前記用紙束の背部に表紙用紙を貼着して一対の成型部材により表紙用紙を折り曲げて角背を成型する角背成型手段と、前記移動手段の移動量を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記用紙束の背部の長手方向の接着剤塗布長さを選択的に設定可能にするように前記移動手段の移動量を制御する製本装置であって、
    前記製本装置によって作製された前記用紙束と表紙用紙とから成る冊子の少なくとも前記用紙束の背部に直交する側縁を断裁しない場合には、前記制御手段は前記移動手段の移動量を前記用紙束の背部の長さより小さく設定し、前記接着剤が前記用紙束の背部の両端部からはみ出すことを抑制するように制御することを特徴とする製本装置。
  6. 原稿データに基づいて記録用紙上に画像を形成する画像形成装置本体と、請求項1乃至5の何れか1項に記載の製本装置と、の何れかに配置した操作部のスイッチにより、前記画像形成装置本体から排出されて集積された用紙束の背部に塗布する接着剤のはみ出しの有無を設定し、前記制御手段が、前記用紙束の背部の両端部から前記接着剤をはみ出させるか否かを制御することを特徴とする画像形成装置。
  7. 原稿データに基づいて記録用紙上に画像を形成する画像形成装置本体と
    用紙束の厚さ方向を挟持する支持部材と押圧部材とから成る挟持手段と、前記挟持手段により挟持された前記用紙束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、前記挟持手段と前記接着剤塗布手段とを前記用紙束の背部に平行して相対移動させる移動手段と、前記接着剤塗布手段と前記用紙束の背部とを接触及び離間させる接離手段と、前記接着剤が塗布された前記用紙束の背部に表紙用紙を貼着して一対の成型部材により表紙用紙を折り曲げて角背を成型する角背成型手段と、前記移動手段の移動量を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記用紙束の背部の長手方向の接着剤塗布長さを選択的に設定可能にするように前記移動手段の移動量を制御する製本装置と、
    の何れかに配置した操作部のスイッチにより、前記画像形成装置本体から排出されて集積された用紙束の背部に塗布する接着剤のはみ出しの有無を設定し、前記制御手段が、前記用紙束の背部の両端部から前記接着剤をはみ出させるか否かを制御することを特徴とする画像形成装置。
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