JP2623338B2 - 製本用糊塗布装置 - Google Patents
製本用糊塗布装置Info
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- JP2623338B2 JP2623338B2 JP6079589A JP6079589A JP2623338B2 JP 2623338 B2 JP2623338 B2 JP 2623338B2 JP 6079589 A JP6079589 A JP 6079589A JP 6079589 A JP6079589 A JP 6079589A JP 2623338 B2 JP2623338 B2 JP 2623338B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、製本用糊塗布装置に関する。
[従来の技術] 従来、用紙束を移動させてその移動時に糊を該用紙束
の背面に塗布する製本用糊塗布装置が知られており、糊
塗布装置は上記糊により用紙束を冊子状に結束すること
としている。即ち、糊塗布装置は、用紙束をクランプす
るクランパと、糊槽内に浸漬される糊付ドラムと、クラ
ンパを糊付ドラムに沿って通過させるクランパ移動装置
とを有して構成され、クランプした用紙束の背面を糊付
ドラムの上面にこすりつける如くに移動させて、糊付け
するものである。
の背面に塗布する製本用糊塗布装置が知られており、糊
塗布装置は上記糊により用紙束を冊子状に結束すること
としている。即ち、糊塗布装置は、用紙束をクランプす
るクランパと、糊槽内に浸漬される糊付ドラムと、クラ
ンパを糊付ドラムに沿って通過させるクランパ移動装置
とを有して構成され、クランプした用紙束の背面を糊付
ドラムの上面にこすりつける如くに移動させて、糊付け
するものである。
ところが、上記糊塗布装置にあっては、用紙束の背面
の一端部もしくは他端部が糊付ドラムの上面を通過する
時、前側の端部にあってはドラム状の糊を掻き取り、後
側の端部にあってはドラム上の糊が後にひき付く如くと
なる。このため、用紙束の前後両端部に過剰に付着した
糊がはみ出ることとなり、製品の体裁を損なう。
の一端部もしくは他端部が糊付ドラムの上面を通過する
時、前側の端部にあってはドラム状の糊を掻き取り、後
側の端部にあってはドラム上の糊が後にひき付く如くと
なる。このため、用紙束の前後両端部に過剰に付着した
糊がはみ出ることとなり、製品の体裁を損なう。
そこで、実公昭59−24387号公報に記載の糊塗布装置
にあっては、用紙束端部検出センサを新たに設け、用紙
束の一端部及び他端部が糊付ドラムに到達する前にワイ
パーを制御してドラム上の糊を掻き落しておき、用紙束
の背面の一端部及び他端部に糊を過剰に付着させない工
夫がなされている。
にあっては、用紙束端部検出センサを新たに設け、用紙
束の一端部及び他端部が糊付ドラムに到達する前にワイ
パーを制御してドラム上の糊を掻き落しておき、用紙束
の背面の一端部及び他端部に糊を過剰に付着させない工
夫がなされている。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、上記従来の糊塗布装置にあっては、下記
、の問題点がある。
、の問題点がある。
ワイパーにより糊付ドラム上の糊を掻き落し開始ない
し終了する動作タイミングの決定は、クランパの移動速
度、用紙束端部検出センサの設定位置、ワイパーの設定
位置、及びドラムの回転速度の4つの要素を勘案して行
なう必要がある。従って、ワイパーの掻き取り動作を行
なうための制御が複雑となる。
し終了する動作タイミングの決定は、クランパの移動速
度、用紙束端部検出センサの設定位置、ワイパーの設定
位置、及びドラムの回転速度の4つの要素を勘案して行
なう必要がある。従って、ワイパーの掻き取り動作を行
なうための制御が複雑となる。
又、上記従来の糊塗布装置において、糊付けがクラン
パの往動又は復動の一方の過程のみにて完了し、他方の
過程では用紙束の背面に糊が付かないようにするために
は、クランパを糊付ドラムの両側(原位置と戻り位置)
にて上下動させる装置が併せて必要となる。即ち、この
場合には、ワイパーの掻き取り動作と、クランパの上下
動作の両者を行なうための装置及び複雑なそれらの制御
が必要となる。
パの往動又は復動の一方の過程のみにて完了し、他方の
過程では用紙束の背面に糊が付かないようにするために
は、クランパを糊付ドラムの両側(原位置と戻り位置)
にて上下動させる装置が併せて必要となる。即ち、この
場合には、ワイパーの掻き取り動作と、クランパの上下
動作の両者を行なうための装置及び複雑なそれらの制御
が必要となる。
本発明は、単純な構成により、用紙束の背面の前端部
及び後端部に対する、過剰な糊付着現象を確実に防止す
ることを目的とする。
及び後端部に対する、過剰な糊付着現象を確実に防止す
ることを目的とする。
又、本発明は、単純な構成により、用紙束の背面の前
端部及び後端部に対する、過剰な糊付着現象、及び用紙
束逆送時の糊付着現象を確実に防止することを目的とす
る。
端部及び後端部に対する、過剰な糊付着現象、及び用紙
束逆送時の糊付着現象を確実に防止することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、用紙束を移動させてその
移動時に糊を該用紙束の背面に塗布する製本用糊塗布装
置において、用紙束をクランプするクランパと、糊槽内
に浸漬される糊付ドラムと、クランパを糊付ドラムに沿
って通過させるクランパ移動装置と、糊付ドラムの設定
位置を用紙束の背面通過ラインに対して調整できる糊付
ドラム位置調整装置と、クランパの移動時に用紙束の端
部位置を検出する用紙束端部位置検出器と、用紙束端部
位置検出器の検出結果により、用紙束の背面の一端部及
び他端部の通過時には糊付ドラムを該用紙束の背面通過
ラインから遠ざけ、用紙束の背面の上記の一端部及び他
端部を除く中間部の通過時には糊付ドラムを該用紙束の
背面通過ラインに設定するように、糊付ドラム位置調整
装置を制御する制御装置とを有して構成されるようにし
たものである。
移動時に糊を該用紙束の背面に塗布する製本用糊塗布装
置において、用紙束をクランプするクランパと、糊槽内
に浸漬される糊付ドラムと、クランパを糊付ドラムに沿
って通過させるクランパ移動装置と、糊付ドラムの設定
位置を用紙束の背面通過ラインに対して調整できる糊付
ドラム位置調整装置と、クランパの移動時に用紙束の端
部位置を検出する用紙束端部位置検出器と、用紙束端部
位置検出器の検出結果により、用紙束の背面の一端部及
び他端部の通過時には糊付ドラムを該用紙束の背面通過
ラインから遠ざけ、用紙束の背面の上記の一端部及び他
端部を除く中間部の通過時には糊付ドラムを該用紙束の
背面通過ラインに設定するように、糊付ドラム位置調整
装置を制御する制御装置とを有して構成されるようにし
たものである。
請求項2に記載の本発明は、前記クランパ移動装置
は、クランパを糊付ドラムに沿って往復の両方向に通過
させ、前記制御装置は、クランパが往復の一方に移動す
る通過状態下で、用紙束の背面の一端部及び他端部を含
む全範囲にわたり糊付ドラムを該用紙束の背面通過ライ
ンから遠ざけ、該クランパが往復の他方に移動する通過
状態下で、用紙束端部位置検出器の検出結果により、用
紙束の背面の一端部及び他端部の通過時には糊付ドラム
を該用紙束の背面通過ラインから遠ざけ、用紙束の背面
の上記の一端部及び他端部除く中間部の通過時には糊付
ドラムを該用紙束の背面通過ラインに設定するように、
糊付ドラム位置調整装置を制御するようにしたものであ
る。
は、クランパを糊付ドラムに沿って往復の両方向に通過
させ、前記制御装置は、クランパが往復の一方に移動す
る通過状態下で、用紙束の背面の一端部及び他端部を含
む全範囲にわたり糊付ドラムを該用紙束の背面通過ライ
ンから遠ざけ、該クランパが往復の他方に移動する通過
状態下で、用紙束端部位置検出器の検出結果により、用
紙束の背面の一端部及び他端部の通過時には糊付ドラム
を該用紙束の背面通過ラインから遠ざけ、用紙束の背面
の上記の一端部及び他端部除く中間部の通過時には糊付
ドラムを該用紙束の背面通過ラインに設定するように、
糊付ドラム位置調整装置を制御するようにしたものであ
る。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、下記の作用効果
がある。
がある。
制御装置が糊付ドラム位置調整装置をして、用紙束の
背面通過ラインに対する糊付ドラムの設定位置を調整す
る動作タイミングの決定は、クランパの移動速度、及び
用紙束端部位置検出器の検出結果の2つの系統のみを勘
案して行なうことができ、単純である。従って、単純な
構成により、用紙束の背面の前端部及び後端部に対す
る、過剰な糊付着現象を確実に防止することができる。
背面通過ラインに対する糊付ドラムの設定位置を調整す
る動作タイミングの決定は、クランパの移動速度、及び
用紙束端部位置検出器の検出結果の2つの系統のみを勘
案して行なうことができ、単純である。従って、単純な
構成により、用紙束の背面の前端部及び後端部に対す
る、過剰な糊付着現象を確実に防止することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、下記の作用効果
がある。
がある。
制御装置は糊付ドラム位置調整装置をして、用紙棚の
背面側に対する糊付ドラムの設定位置を、クランパの往
動時と復動時で請求項2に記載の如くに設定することが
できる。即ち、糊付ドラムの位置調整のみにより、クラ
ンパの往動又は復動の一方の過程のみにて用紙束の背面
の前端部及び後端部を除く中間部に対する糊付けを完了
し、他方の過程では用紙束の背面に糊が付かないように
することができる。従って、単純な構成により、用紙束
の背面の前端部及び後端部に対する、過剰な糊付着現
象、及び用紙束逆送時の糊付着現象を確実に防止するこ
とができる。
背面側に対する糊付ドラムの設定位置を、クランパの往
動時と復動時で請求項2に記載の如くに設定することが
できる。即ち、糊付ドラムの位置調整のみにより、クラ
ンパの往動又は復動の一方の過程のみにて用紙束の背面
の前端部及び後端部を除く中間部に対する糊付けを完了
し、他方の過程では用紙束の背面に糊が付かないように
することができる。従って、単純な構成により、用紙束
の背面の前端部及び後端部に対する、過剰な糊付着現
象、及び用紙束逆送時の糊付着現象を確実に防止するこ
とができる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例に係る糊塗布装置を示す模
式側面図、第2図は第1図の模式平面図、第3図は糊塗
布装置の制御系統を示すブロック図、第4図は糊塗布装
置の動作を示す模式図である。
式側面図、第2図は第1図の模式平面図、第3図は糊塗
布装置の制御系統を示すブロック図、第4図は糊塗布装
置の動作を示す模式図である。
製本用糊塗布装置10は、用紙束11を移動させてその移
動時に糊を該用紙束11の背面に塗布し、該用紙束11を糊
によって冊子状に結束するものである。
動時に糊を該用紙束11の背面に塗布し、該用紙束11を糊
によって冊子状に結束するものである。
糊塗布装置10は、第1図〜第3図に示す如く、クラン
パ12と、糊タンク13と糊付ドラム14と、ドクタローラ15
と、クランパ移動モータ16と、ドラム回転モータ17と、
ドラム位置調整ソレノイド18と、用紙束端部検出センサ
19と、制御装置20とを有して構成される。
パ12と、糊タンク13と糊付ドラム14と、ドクタローラ15
と、クランパ移動モータ16と、ドラム回転モータ17と、
ドラム位置調整ソレノイド18と、用紙束端部検出センサ
19と、制御装置20とを有して構成される。
クランパ12は、用紙束11を手動操作又は自動操作にて
クランプする。この時、用紙束11は糊タンク13に対する
入側に位置する受板21の上で、その背面を揃えられると
ともに、その前端面及び後端面をそれぞれ整えられた
後、クランプされる。受板21は上下動でき、用紙束11が
クランパ12にクランプされた後、糊付完了後の用紙束11
をクランパ12から移載されるまでの間、下方に待機す
る。
クランプする。この時、用紙束11は糊タンク13に対する
入側に位置する受板21の上で、その背面を揃えられると
ともに、その前端面及び後端面をそれぞれ整えられた
後、クランプされる。受板21は上下動でき、用紙束11が
クランパ12にクランプされた後、糊付完了後の用紙束11
をクランパ12から移載されるまでの間、下方に待機す
る。
糊タンク13は、例えばホットメルト型の接着剤である
糊を収容し、基台22の上部に設けたブラケット23に対し
軸23Aを介して揺動可能に支持される。
糊を収容し、基台22の上部に設けたブラケット23に対し
軸23Aを介して揺動可能に支持される。
糊付ドラム14は、糊タンク13に回転可能に支持され、
かつ糊タンク13の内部の糊に下半部を浸漬され、クラン
パ12にクランプされた用紙束11の背面に糊を転写する如
くに付着する。
かつ糊タンク13の内部の糊に下半部を浸漬され、クラン
パ12にクランプされた用紙束11の背面に糊を転写する如
くに付着する。
ドクタローラ15は、糊タンク13に回転可能に支持さ
れ、かつ糊タンク13の内部に位置し、糊付ドラム14によ
り用紙束11の背面に付着された糊の厚みを整える。
れ、かつ糊タンク13の内部に位置し、糊付ドラム14によ
り用紙束11の背面に付着された糊の厚みを整える。
クランパ移動モータ16は、クランパ12を糊付ドラム14
の上方に沿って往復の両方向に通過させる。
の上方に沿って往復の両方向に通過させる。
ドラム回転モータ17は、巻掛部材24を介して、糊付ド
ラム14とドクタローラ15を回転させる。
ラム14とドクタローラ15を回転させる。
ドラム位置調整ソレノイド18は、糊タンク13及び糊付
ドラム14の設定位置を用紙束11の背面通過ラインに対し
て接近/離隔できるように調整する。即ち、糊タンク13
は軸23Aを介して揺動自在に支持され、押上げばね25の
押上げ力を受ける状態で、上限ストッパ26により上限位
置に設定可能とされるとともに、ソレノイド18の励磁に
より前記軸23Aまわりに揺動することにて下降して適宜
の下降位置に設定可能とされる。上限ストッパ26は基台
22に螺合されて、その螺合位置の調整により上記糊タン
ク13の上限位置を調整できる。糊タンク13が上限位置に
設定される時、糊付ドラム14は用紙束11の背面通過ライ
ンに設定され、用紙束11の背面に糊を付着できる。
ドラム14の設定位置を用紙束11の背面通過ラインに対し
て接近/離隔できるように調整する。即ち、糊タンク13
は軸23Aを介して揺動自在に支持され、押上げばね25の
押上げ力を受ける状態で、上限ストッパ26により上限位
置に設定可能とされるとともに、ソレノイド18の励磁に
より前記軸23Aまわりに揺動することにて下降して適宜
の下降位置に設定可能とされる。上限ストッパ26は基台
22に螺合されて、その螺合位置の調整により上記糊タン
ク13の上限位置を調整できる。糊タンク13が上限位置に
設定される時、糊付ドラム14は用紙束11の背面通過ライ
ンに設定され、用紙束11の背面に糊を付着できる。
用紙束端部検出センサ19は、糊付ドラム14の直上位置
に対する横方向に一定距離をなす特定位置に設定される
一対の発光器19Aと受光器19Bからなり、クランパ12の移
動時に用紙束11の端部を検出する。
に対する横方向に一定距離をなす特定位置に設定される
一対の発光器19Aと受光器19Bからなり、クランパ12の移
動時に用紙束11の端部を検出する。
制御装置20は、例えばマイクロコンピュータからな
り、上述のクランパ移動モータ16、ドラム回転モータ1
7、ドラム位置調整ソレノイド18を以下の如く制御す
る。
り、上述のクランパ移動モータ16、ドラム回転モータ1
7、ドラム位置調整ソレノイド18を以下の如く制御す
る。
即ち、制御装置20は、クランパ移動モータドライブ回
路27を介してクランパ移動モータ16を制御する。この
時、制御装置20は、運転スイッチ28のオンによりクラン
パ12を原位置から往動開始せしめ、戻り位置に設けたリ
ミットスイッチやクランパ移動モータ16に設けたロータ
リーエンコーダ等から構成されるクランパ戻り位置検出
器29の検出結果によりクランパ12を戻り位置にて停止
後、逆転させて復動開始せしめ、更に原位置に設けたリ
ミットスイッチやクランパ移動モータ16に設けたロータ
リーエンコーダ等から構成されるクランパ原位置検出器
30の検出結果により原位置に復帰したクランパ12を該原
位置にて復動停止せしめる。
路27を介してクランパ移動モータ16を制御する。この
時、制御装置20は、運転スイッチ28のオンによりクラン
パ12を原位置から往動開始せしめ、戻り位置に設けたリ
ミットスイッチやクランパ移動モータ16に設けたロータ
リーエンコーダ等から構成されるクランパ戻り位置検出
器29の検出結果によりクランパ12を戻り位置にて停止
後、逆転させて復動開始せしめ、更に原位置に設けたリ
ミットスイッチやクランパ移動モータ16に設けたロータ
リーエンコーダ等から構成されるクランパ原位置検出器
30の検出結果により原位置に復帰したクランパ12を該原
位置にて復動停止せしめる。
又、制御装置20は、ドラム回転モータドライブ回路31
を介してドラム回転モータ17を制御する。この時、制御
装置20は、運転スイッチ28のオンにより糊付ドラム14を
回転開始し、運転スイッチ28のオフにより糊付ドラム14
を回転停止せしめる。
を介してドラム回転モータ17を制御する。この時、制御
装置20は、運転スイッチ28のオンにより糊付ドラム14を
回転開始し、運転スイッチ28のオフにより糊付ドラム14
を回転停止せしめる。
又、制御装置20は、ドラム位置調整ソレノイドドライ
ブ回路32を介してドラム位置調整ソレノイド18を制御す
る。この時、制御装置20は、(A)クランパ12が往動方
向に移動する通過状態下で、用紙束11の背面の一端部及
び他端部を含む全範囲にわたり糊付ドラム14を該用紙束
11の背面通過ラインから遠ざけ、(B)クランパ12が復
動方向に移動する通過状態下で、用紙束端部検出センサ
19の検出結果により、用紙束11の背面の一端部及び他端
部の通過時には糊付ドラム14を該用紙束11の背面通過ラ
インから遠ざけ、用紙束11の背面の上記の一端部及び他
端部を除く中間部の通過時には糊付ドラム14を該用紙束
11の背面通過ラインに設定するように、ドラム位置調整
ソレノイド18を制御する。
ブ回路32を介してドラム位置調整ソレノイド18を制御す
る。この時、制御装置20は、(A)クランパ12が往動方
向に移動する通過状態下で、用紙束11の背面の一端部及
び他端部を含む全範囲にわたり糊付ドラム14を該用紙束
11の背面通過ラインから遠ざけ、(B)クランパ12が復
動方向に移動する通過状態下で、用紙束端部検出センサ
19の検出結果により、用紙束11の背面の一端部及び他端
部の通過時には糊付ドラム14を該用紙束11の背面通過ラ
インから遠ざけ、用紙束11の背面の上記の一端部及び他
端部を除く中間部の通過時には糊付ドラム14を該用紙束
11の背面通過ラインに設定するように、ドラム位置調整
ソレノイド18を制御する。
次に、上記糊塗布装置10の動作順序について説明す
る。
る。
用紙束11を受板21の上にて揃え、クランパ12にクラン
パする(第4図(A)参照)。この後、受板21は下降す
る。
パする(第4図(A)参照)。この後、受板21は下降す
る。
運転スイッチ28のオンにより、クランパ移動モータ16
が駆動してクランパ12が往動開始するとともに、ドラム
回転モータ17が駆動して糊付ドラム14が回転開始する。
クランパ戻り位置検出器29のオンによりクランパ移動モ
ータ16が停止後、逆転し、クランパ12が復動開始する
(第4図(B)参照)。
が駆動してクランパ12が往動開始するとともに、ドラム
回転モータ17が駆動して糊付ドラム14が回転開始する。
クランパ戻り位置検出器29のオンによりクランパ移動モ
ータ16が停止後、逆転し、クランパ12が復動開始する
(第4図(B)参照)。
尚、上記の時、糊付ドラム14はドラム位置調整ソレ
ノイド18の励磁により下降位置にあり、用紙束11の背面
通過ラインから遠ざけられてある(第4図(A)の高さ
h参照)。
ノイド18の励磁により下降位置にあり、用紙束11の背面
通過ラインから遠ざけられてある(第4図(A)の高さ
h参照)。
復動中の用紙束11の一端部を用紙束端部検出センサ19
が検出する。その後、用紙束11の糊付着を要しない端部
が糊付ドラム14の直上を通過するまでの、制御装置20の
タイマ回路により計時される予め定めた一定時間tl1の
間、糊付ドラム14を下降位置に維持する。第4図(C)
において、l1は上記時間tl1における用紙束11の移動量
を示し、k1は上記一端部での糊付着のない範囲である。
が検出する。その後、用紙束11の糊付着を要しない端部
が糊付ドラム14の直上を通過するまでの、制御装置20の
タイマ回路により計時される予め定めた一定時間tl1の
間、糊付ドラム14を下降位置に維持する。第4図(C)
において、l1は上記時間tl1における用紙束11の移動量
を示し、k1は上記一端部での糊付着のない範囲である。
用紙束11の上記一端部が糊付ドラム14の直上を通過す
ると同時に、ドラム位置調整ソレノイド18の励磁解除に
より糊付ドラム14が上限位置に切換わる。これにより、
糊付ドラム14が用紙束11の背面通過ラインに設定され、
用紙束11の背面の中間部に糊が付着される(第4図
(C)参照)。
ると同時に、ドラム位置調整ソレノイド18の励磁解除に
より糊付ドラム14が上限位置に切換わる。これにより、
糊付ドラム14が用紙束11の背面通過ラインに設定され、
用紙束11の背面の中間部に糊が付着される(第4図
(C)参照)。
用紙束11の他端部を用紙束端部検出センサ19が検出す
る。その後、用紙束11の糊付着を要しない他端部が糊付
ドラム14の直上に到達する時、ドラム位置調整ソレノイ
ド18の励磁により糊付ドラム14を再び下降位置に切換え
る。これにより、糊付ドラム14が用紙束11の背面通過ラ
インから遠ざけられる(第4図(D)の高さh参照)。
第4図(D)においてk2は上記他端部での糊付着のない
範囲である。
る。その後、用紙束11の糊付着を要しない他端部が糊付
ドラム14の直上に到達する時、ドラム位置調整ソレノイ
ド18の励磁により糊付ドラム14を再び下降位置に切換え
る。これにより、糊付ドラム14が用紙束11の背面通過ラ
インから遠ざけられる(第4図(D)の高さh参照)。
第4図(D)においてk2は上記他端部での糊付着のない
範囲である。
その後、用紙束11が原位置に戻る復動中、用紙束11の
背面中間部に付着された糊はドクタローラ15によりなら
される。その後用紙束11の復動が終了し、クランパ原位
置検出器30のオンによってクランパ移動モータ16が停止
しクランパ12が復動停止する(第4図(E)参照)。そ
の後、受板21が上昇し、一定時間の乾燥時間経過の後、
クランパ12が用紙束11をクランプ解除する。
背面中間部に付着された糊はドクタローラ15によりなら
される。その後用紙束11の復動が終了し、クランパ原位
置検出器30のオンによってクランパ移動モータ16が停止
しクランパ12が復動停止する(第4図(E)参照)。そ
の後、受板21が上昇し、一定時間の乾燥時間経過の後、
クランパ12が用紙束11をクランプ解除する。
次に、上記実施例の作用について説明する。
制御装置20がドラム位置調整ソレノイド18をして、用
紙束11の背面通過ラインに対する糊付ドラム14の設定位
置を調整する動作タイミングの決定は、クランパ12の移
動速度、及び用紙束端部検出センサ19の検出結果の2つ
の要素のみを勘案して行なうことができ、単純である。
従って、単純な構成により、用紙束11の背面の前端部及
び後端部に対する、過剰な糊付着現象を確実に防止する
ことができる。
紙束11の背面通過ラインに対する糊付ドラム14の設定位
置を調整する動作タイミングの決定は、クランパ12の移
動速度、及び用紙束端部検出センサ19の検出結果の2つ
の要素のみを勘案して行なうことができ、単純である。
従って、単純な構成により、用紙束11の背面の前端部及
び後端部に対する、過剰な糊付着現象を確実に防止する
ことができる。
制御装置20はドラム位置調整ソレノイド18をして、用
紙束11の背面側に対する糊付ドラム14の設定位置を、ク
ランパ12の往動時と復動時で上述の如く位置調整するこ
とができる。即ち、糊付ドラム14の位置調整のみによ
り、クランパ12の往動又は復動の一方の過程のみにて用
紙束11の背面の前端部及び後端部を除く中間部に対する
糊付けを完了し、他方の過程では用紙束11の背面に糊が
付かないようにすることができる。従って、単純な構成
により、用紙束11の背面の前端部及び後端部に対する、
過剰な糊付着現象、及び用紙束逆送時の糊付着現象を確
実に防止することができる。
紙束11の背面側に対する糊付ドラム14の設定位置を、ク
ランパ12の往動時と復動時で上述の如く位置調整するこ
とができる。即ち、糊付ドラム14の位置調整のみによ
り、クランパ12の往動又は復動の一方の過程のみにて用
紙束11の背面の前端部及び後端部を除く中間部に対する
糊付けを完了し、他方の過程では用紙束11の背面に糊が
付かないようにすることができる。従って、単純な構成
により、用紙束11の背面の前端部及び後端部に対する、
過剰な糊付着現象、及び用紙束逆送時の糊付着現象を確
実に防止することができる。
尚、本発明の実施において、糊付ドラムの位置調整タ
イミングを定めるための用紙束端部位置検出器は、上記
実施例のセンサ19のように用紙束11の端部を直接的に検
知するものでなく、例えばクランパ移動装置に設けたロ
ータリーエンコーダの如く、原位置からクランパの移動
量により、用紙束の端部の現在位置を検出するものを用
いても良い。
イミングを定めるための用紙束端部位置検出器は、上記
実施例のセンサ19のように用紙束11の端部を直接的に検
知するものでなく、例えばクランパ移動装置に設けたロ
ータリーエンコーダの如く、原位置からクランパの移動
量により、用紙束の端部の現在位置を検出するものを用
いても良い。
又、請求項1に記載の本発明は、(A)クランパにて
クランプされた用紙束が一方向にのみ移動され、その移
動過程で背面の中間部に糊付けされ、又は(B)クラン
パにてクランプされた用紙束が往復動され、その往復動
の両過程で背面の中間部に糊付けされる場合にも適用で
きる。
クランプされた用紙束が一方向にのみ移動され、その移
動過程で背面の中間部に糊付けされ、又は(B)クラン
パにてクランプされた用紙束が往復動され、その往復動
の両過程で背面の中間部に糊付けされる場合にも適用で
きる。
[発明の効果] 以上のように、請求項1に記載の本発明によれば、単
純な構成により、用紙束の背面の前端部及び後端部に対
する、過剰な糊付着現象を確実に防止することができ
る。
純な構成により、用紙束の背面の前端部及び後端部に対
する、過剰な糊付着現象を確実に防止することができ
る。
又、請求項2に記載の本発明によれば、単純な構成に
より、用紙束の背面の前端部及び後端部に対する、過剰
な糊付着現象、及び用紙束逆送時の糊付着現象を確実に
防止することができる。
より、用紙束の背面の前端部及び後端部に対する、過剰
な糊付着現象、及び用紙束逆送時の糊付着現象を確実に
防止することができる。
第1図は本発明の一実施例に係る糊塗布装置を示す模式
側面図、第2図は第1図の模式平面図、第3図は糊塗布
装置の制御系統を示すブロック図、第4図は糊塗布装置
の動作を示す模式図である。 10……製本用糊塗布装置、 11……用紙束、 12……クランパ、 13……糊タンク(糊槽)、 14……糊付ドラム、 16……クランパ移動モータ(クランパ移動装置)、 18……ドラム位置調整ソレノイド(糊付ドラム位置調整
装置)、 19……用紙束端部検出センサ(用紙束端部検出器)、 20……制御装置。
側面図、第2図は第1図の模式平面図、第3図は糊塗布
装置の制御系統を示すブロック図、第4図は糊塗布装置
の動作を示す模式図である。 10……製本用糊塗布装置、 11……用紙束、 12……クランパ、 13……糊タンク(糊槽)、 14……糊付ドラム、 16……クランパ移動モータ(クランパ移動装置)、 18……ドラム位置調整ソレノイド(糊付ドラム位置調整
装置)、 19……用紙束端部検出センサ(用紙束端部検出器)、 20……制御装置。
Claims (2)
- 【請求項1】用紙束を移動させてその移動時に糊を該用
紙束の背面に塗布する製本用糊塗布装置において、用紙
束をクランプするクランパと、糊槽内に浸漬される糊付
ドラムと、クランパを糊付ドラムに沿って通過させるク
ランパ移動装置と、糊付ドラムの設定位置を用紙束の背
面通過ラインに対して調整できる糊付ドラム位置調整装
置と、クランパの移動時に用紙束の端部位置を検出する
用紙束端部位置検出器と、用紙束端部位置検出器の検出
結果により、用紙束の背面の一端部及び他端部の通過時
には糊付ドラムを該用紙束の背面通過ラインから遠ざ
け、用紙束の背面の上記の一端部及び他端部を除く中間
部の通過時には糊付ドラムを該用紙束の背面通過ライン
に設定するように、糊付ドラム位置調整装置を制御する
制御装置とを有して構成されることを特徴とする製本用
糊塗布装置。 - 【請求項2】前記クランパ移動装置は、クランパを糊付
ドラムに沿って往復の両方向に通過させ、前記制御装置
は、クランパが往復の一方に移動する通過状態下で、用
紙束の背面の一端部及び他端部を含む全範囲にわたり糊
付ドラムを該用紙束の背面通過ラインから遠ざけ、該ク
ランパが往復の他方に移動する通過状態下で、用紙束端
部位置検出器の検出結果により、用紙束の背面の一端部
及び他端部の通過時には糊付ドラムを該用紙束の背面通
過ラインから遠ざけ、用紙束の背面の上記の一端部及び
他端部を除く中間部の通過時には糊付ドラムを該用紙束
の背面通過ラインに設定するように、糊付ドラム位置調
整装置を制御する請求項1記載の製本用糊塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6079589A JP2623338B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 製本用糊塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6079589A JP2623338B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 製本用糊塗布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02239991A JPH02239991A (ja) | 1990-09-21 |
JP2623338B2 true JP2623338B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=13152601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6079589A Expired - Fee Related JP2623338B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 製本用糊塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2623338B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4591271B2 (ja) * | 2005-08-11 | 2010-12-01 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 製本装置及び画像形成システム。 |
JP4655832B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2011-03-23 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 冊子製本装置 |
JP4609245B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2011-01-12 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 糊付け製本装置 |
JP4807180B2 (ja) * | 2006-08-22 | 2011-11-02 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 製本装置及び画像形成装置 |
JP5444922B2 (ja) * | 2009-08-05 | 2014-03-19 | コニカミノルタ株式会社 | 製本装置及び製本システム |
-
1989
- 1989-03-15 JP JP6079589A patent/JP2623338B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02239991A (ja) | 1990-09-21 |
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