JP2001206625A - 用紙後処理方法及び画像形成装置 - Google Patents

用紙後処理方法及び画像形成装置

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JP2001206625A
JP2001206625A JP2000021539A JP2000021539A JP2001206625A JP 2001206625 A JP2001206625 A JP 2001206625A JP 2000021539 A JP2000021539 A JP 2000021539A JP 2000021539 A JP2000021539 A JP 2000021539A JP 2001206625 A JP2001206625 A JP 2001206625A
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Katsunori Takahashi
克典 高橋
Kazuo Sato
一夫 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種の糊付けパターンを予め設定し、ユー
ザが目的、用途に応じた任意の糊付けパターンを選択し
て、糊付け製本を実施できるようにする。 【解決手段】 画像形成装置Aから排出された用紙Sの
側縁部近傍に糊塗布手段30により糊を塗布して製本す
る糊付け製本装置Bにおいて、画像形成装置Aの操作部
91に、複数の糊付けパターンの中から任意の糊付けパ
ターンを選択するための糊付けパターン選択手段92を
設け、選択された糊付けパターンに対応して糊塗布手段
30を制御して糊を塗布する制御手段9を有する画像形
成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置から
排出された画像形成処理済みの用紙を搬送し、用紙搬送
中に用紙の側縁部近傍に線状に糊を塗布して糊付け製本
する用紙後処理方法、用紙後処理装置、及び用紙後処理
装置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、プリンタ、これらの複合
機等の画像形成装置により画像が記録された用紙の所定
位置に、糊付け処理装置により糊付け処理して製本化す
る用紙後処理装置が提供されている。
【0003】糊付け処理装置としては、(1)糊吐出ノ
ズルを用いて用紙に糊を吐出する装置、(2)糊収容箱
に糊車を設置し、該回転する糊車の外周に糊を付着さ
せ、糊車の外周を用紙に接触させて接触転写する装置、
(3)ノズルよりホットメルト剤(熱融着剤)と加熱圧
縮空気の混合体を吐出するホットメルト塗布装置、等が
用いられている。
【0004】特表昭59−500907号公報に記載の
製本装置は、第1の方向に搬送する用紙を、その搬送方
向と直交する第2の搬送方向に偏向し、その後、走行す
る用紙の端部に線状に糊を塗布し、積載、整合後に糊塗
布部を加圧して製本するものである。
【0005】また、画像形成装置から排出された画像形
成処理済みの用紙の側縁部近傍に直線状に糊を塗布して
糊付け製本する従来の用紙後処理装置では、直線状の糊
付けパターンのみであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の用紙後処理装置
及び画像形成装置には、以下の課題がある。
【0007】(1)従来の用紙後処理装置では、用紙束
の側縁部全体が直線状に糊付け処理されるため、強固に
糊付けされるから製本仕上がりは良いが、この製本化さ
れた用紙束の糊塗布部を剥離して用紙間を分離すること
は困難であり、用紙を損傷させてしまう。
【0008】(2)従来の用紙後処理装置では、糊塗布
前の用紙搬送速度と、糊塗布時の用紙搬送速度とが等速
度である。高速処理可能な画像形成装置に接続された用
紙後処理装置では、画像形成装置から高速で排出される
用紙を導入して、糊塗布手段により高速糊付け処理する
と、糊塗布不良を発生し、製本の出来上がり品質が低下
するおそれがある。糊塗布を良好にするためには、糊塗
布処理時の用紙搬送速度をある程度遅い速度にしなけれ
ばならない。しかし、糊塗布処理時の用紙搬送速度を低
速にすると、用紙後処理装置全体の用紙搬送速度も低下
し、高速処理可能な画像形成装置に対応できなくなり、
コピー生産性が低下する。
【0009】本発明は上記の各課題を解消して、以下の
目的を達成する用紙後処理装置、及び用紙後処理装置を
備えた画像形成装置を提供するものである。
【0010】(1)用紙束の側縁部全体に直線状に糊付
け処理する従来の糊付けパターンの他に、複数種の糊付
けパターンを予め設定し、ユーザが用途に応じた糊付け
パターンを選択して任意の糊付け製本を実施できるよう
にする。
【0011】(2)高速処理可能な画像形成装置に接続
された用紙後処理装置における糊塗布手段による糊塗布
性を向上し、高生産性の後処理と、均一且つ確実な糊塗
布による製本の出来上がり品質の向上とを達成する。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1)上記課題を解決す
る本発明の用紙後処理方法は、画像形成装置から排出さ
れた用紙の側縁部近傍に糊塗布手段により糊を塗布して
製本する用紙後処理装置の用紙後処理方法において、予
め設定された複数の異なる糊付けパターンから任意の糊
付けパターンを選択して、用紙に糊塗布部を形成するこ
とを特徴とするものである(請求項1)。
【0013】(2)上記課題を解決する本発明の画像形
成装置は、画像形成装置から排出された用紙の側縁部近
傍に糊塗布手段により糊を塗布して製本する用紙後処理
装置を備えた画像形成装置において、前記画像形成装置
の操作部に、複数の糊付けパターンの中から任意の糊付
けパターンを選択するための糊付けパターン選択手段を
設け、選択された糊付けパターンに対応して前記糊塗布
手段を制御して糊を塗布する制御手段を有することを特
徴とするものである(請求項2)。
【0014】(3)上記課題を解決する本発明の画像形
成装置は、画像形成装置から排出された用紙の側縁部近
傍に糊塗布手段により糊を塗布して製本する用紙後処理
装置を備えた画像形成装置において、予め設定された複
数の異なる糊付けパターンから選択された任意の糊付け
パターンに必要とされる予め設定された糊量と、糊付け
処理される用紙サイズと、糊付け処理される用紙枚数
と、に基づいて糊付け処理使用量を計算し、糊付け処理
前に糊収納容器内に収容された糊量初期値と、前記糊付
け処理使用量とから糊残量を求め、糊残量記憶手段に記
憶させることを特徴とするものである(請求項3)。
【0015】(4)上記課題を解決する本発明の画像形
成装置は、画像形成装置から排出された用紙の側縁部近
傍に糊塗布手段により糊を塗布して製本する用紙後処理
装置を備えた画像形成装置において、糊収納容器内に収
容された糊残量を検知する検知手段と、前記糊残量を記
憶する糊残量記憶手段と、前記糊残量を画像形成装置本
体の操作部に表示する糊残量表示手段と、前記検知手段
により糊収納容器内に収容された糊の糊残量が所定量以
下になったことが検知されたとき、操作部に警告表示す
る糊残量警告表示手段と、を有することを特徴とするも
のである(請求項5)。
【0016】(5)上記課題を解決する本発明の用紙後
処理方法は、画像形成装置から排出された用紙の側縁部
近傍に糊塗布手段により糊を塗布して製本する用紙後処
理装置の用紙後処理方法において、画像形成装置から所
定の用紙搬送速度V1で排出された用紙を用紙後処理装
置に搬入した後、前記用紙搬送速度V1より高速の用紙
搬送速度V2で用紙を搬送し、搬送された用紙の先端が
前記糊塗布手段に到達する直前で減速し、前記糊塗布手
段による糊付け処理中は前記用紙搬送速度V1より低速
の用紙搬送速度V3で搬送するように、用紙搬送速度を
制御することを特徴とするものである(請求項6)。
【0017】(6)上記課題を解決する本発明の画像形
成装置は、画像形成装置から排出された用紙の側縁部近
傍に糊塗布手段により糊を塗布して製本する用紙後処理
装置を備えた画像形成装置において、前記画像形成装置
から排出された用紙を前記用紙後処理装置に導入して用
紙搬送速度V1で搬送する第1の駆動手段と、搬送され
た用紙の先端が前記糊塗布手段に到達する直前まで前記
用紙搬送速度V1より高速の用紙搬送速度V2で用紙を
搬送する第2の駆動手段と、前記糊塗布手段による糊付
け処理中は前記用紙搬送速度V1より低速の用紙搬送速
度V3で用紙を搬送する第3の駆動手段と、前記第1の
駆動手段、第2の駆動手段、第3の駆動手段の駆動を切
り替え制御する制御手段と、を有することを特徴とする
ものである(請求項7)。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の用紙後処理装置及
び用紙後処理装置を備えた画像形成装置を図面に基づい
て説明する。
【0019】図1は、自動原稿送り装置ADFを備えた
画像形成装置Aと、用紙後処理装置Bとから成る画像形
成システムの全体構成図である。
【0020】図示の画像形成装置Aは、画像読み取り手
段1、画像処理手段2、画像書き込み手段3、画像形成
手段4、給紙手段5、搬送手段6、定着手段7、再搬送
手段(自動両面コピー搬送部ADU)8、制御手段9等
を備えている。
【0021】給紙手段5は、カセット給紙部5Aと大容
量給紙部(LCT)5B、手差し給紙部5C、及び中間
給紙ローラ5D、レジストローラ5Eから成る。
【0022】搬送手段6は、搬送ベルト6A、搬送路切
り替え板6B、排紙ローラ6C等を備えている。
【0023】画像形成装置Aの上部には、自動原稿送り
装置ADFが搭載されている。画像形成装置Aの図示の
左側面の排紙ローラ6C側には、用紙後処理装置(以
下、糊付け製本装置とも称す)Bが連結されている。
【0024】自動原稿送り装置ADFの原稿台上に載置
された原稿dは矢印方向に搬送され画像読み取り手段1
の光学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとら
れ、CCDイメージセンサ1Aに読み込まれる。
【0025】CCDイメージセンサ1Aにより光電変換
されたアナログ信号は、画像処理手段2において、アナ
ログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮
処理等を行った後、画像書き込み手段3に信号を送る。
【0026】画像書き込み手段3においては、半導体レ
ーザからの出力光が画像形成手段4の感光体ドラムに照
射され、潜像を形成する。画像形成手段4においては、
帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理
が行われる。給紙手段5から送り出された用紙Sは、転
写部において画像が転写される。
【0027】画像を担持した用紙Sは、搬送ベルト6A
により搬送され、定着手段7により定着され、排紙ロー
ラ6Cから糊付け製本装置Bの入口部11に送り込まれ
る。或いは搬送路切り替え板6Bにより再搬送手段8に
送り込まれた片面画像処理済みの用紙Sは再び画像形成
手段4において、両面画像処理後、排紙ローラ6Cから
排出される。排紙ローラ6Cから排出された用紙Sは、
糊付け製本装置Bの入口部11に送り込まれる。
【0028】糊付け製本装置Bは、図示の上段から、固
定排紙皿15、整合加圧手段20、糊塗布手段30と曲
がり片寄り補正手段(以下、補正手段と称す)40、用
紙方向変換装置50、表紙用紙給紙手段60がほぼ垂直
方向に縦列配置されている。
【0029】糊付け製本装置Bの図示右方には、入口部
搬送手段10と折り手段70が配置されている。糊付け
製本装置Bの図示左側面には、糊付け処理された製本を
積載する用紙束積載手段80が配置されている。
【0030】図2は、糊付け製本装置Bの用紙搬送経路
を示す構成図である。図3は用紙Sへの糊付け製本過程
を示す模式図である。
【0031】糊付け製本装置Bは入口部搬送手段10の
入口部11が、画像形成装置Aの排紙ローラ6Cと合致
する位置と高さに調節して設置されている。
【0032】入口部11に接続する用紙Sの搬送路は、
最上段の固定排紙皿15への上方の用紙搬送路12と、
下方の搬送路16に分岐されていて、切り替えゲートG
1の占める角度の選択により用紙Sが何れかの搬送路に
給送される。
【0033】入口部11の近傍には、用紙Sの先端部及
び後端部の通過を検知する入口部センサPS1が配置さ
れている。
【0034】上方の用紙搬送路12は、搬送ローラ13
A,13B,13Cと排出ローラ14及びガイド板等か
ら成る。下方の用紙搬送路16は、搬送ローラ17A,
17B,17Cと切り替えゲートG2及びガイド板等か
ら成る。
【0035】下方の用紙搬送路16に接続する用紙搬送
路は、中段の用紙方向変換装置50と、最下段の折り手
段70に至る2系統に分岐されていて、切り替えゲート
G2の占める角度の選択により用紙Sが何れかの搬送路
に給送される。
【0036】(1)装置上部の固定排紙皿15に直接排
紙 画像形成装置Aから排出された画像形成済みの用紙S
は、入口部11に導入され、用紙搬送路12を通過し
て、搬送ローラ13A,13B,13C及びガイド板に
より搬送され、排出ローラ14に挟持されて機外上部の
固定排紙皿15上に排出され、順次積載される。
【0037】この用紙搬送過程では、切り替えゲートG
1はソレノイドの駆動により揺動され、用紙搬送路16
を閉止し、用紙搬送路12を開放状態にして、用紙Sの
固定排紙皿15への通過を可能にする。
【0038】(2)用紙の90°回転処理 この用紙回転モードに設定されると、切り替えゲートG
2はソレノイドがオフの状態で、用紙搬送路18Bを閉
止し、用紙搬送路18Aを開放状態に保持し、用紙Sの
用紙搬送路18Aの通過を可能にする。
【0039】画像形成装置Aから排出された画像形成済
みの用紙Sは、入口部11、用紙搬送路16、搬送ロー
ラ17A,17Bを通過し、切り替えゲートG2により
開放状態に形成された用紙搬送路18Aを通過して、図
示左方のほぼ直角方向に偏向され、搬送ローラ17Cに
挟持され、用紙方向変換装置50に送り込まれる。
【0040】用紙方向変換装置50に導入された用紙S
は、切り替えゲートG3の上方に開放されたガイド板5
1内を通過し、搬送ローラ52,53,54,55に挟
持されて、図示の矢示左方向に進行する。
【0041】用紙Sの中央部が回転手段56に到達する
と、用紙搬送が一時停止し、搬送ローラ52,53,5
4,55の圧接が解除され、離間状態に保持される。こ
の搬送ローラ52,53,54,55の圧接解除状態
で、回転手段56の上下の回転支持盤56A,56Bが
用紙Sを挟持して回転することにより、用紙Sの方向が
90度変換される。例えば、A4判サイズの用紙Sが、
回転部材56により、A4Rの方向に変換される。
【0042】用紙方向変換装置50は、用紙Sの90度
回転と用紙Sの片寄せ処理とを同時に実行可能である。
又は、用紙方向変換装置50は、用紙Sの90度回転と
用紙の片寄せ処理とを単独に実行可能である。
【0043】回転方向変換された用紙Sは、搬送ローラ
52,53,54,55の圧接回転により搬送され、用
紙方向変換装置50から搬出され、搬送ローラ57A,
57Bに挟持されて、図示のほぼ直角方向上方に偏向さ
れ、切り替えゲートG4を通過して更に図示右方に偏向
され、補正手段40に送り込まれる。
【0044】糊付け製本処理を要しない用紙Sは、ソレ
ノイドの駆動により、切り替えゲートG4の左側方の用
紙搬送路を通過して、搬送ローラ81A,81Bに挟持
され、排紙ローラ82により機外の昇降排紙皿83に排
出される。
【0045】(3)曲がり片寄り補正処理 用紙Sの曲がり片寄りを補正する補正手段40は、用紙
Sを挟持及び解除可能にする搬送ローラ41A,41
B,41C,41Dと幅整合部材42と用紙搬送路43
とから成り、糊塗布処理前の用紙Sを基準部材44に当
接させて片側整列させる。
【0046】(4)用紙Sへの糊塗布処理 補正手段40から糊塗布手段30に送り込まれた用紙S
は、搬送ローラ31により挟持されて、図示の矢示右方
向に進行する。糊塗布手段30の用紙搬送路32、補正
手段40の用紙搬送路43は、何れも用紙方向変換装置
50の用紙搬送路とほぼ平行に形成され、用紙Sの搬送
方向は用紙方向変換装置50の搬送方向とは逆向きであ
る。
【0047】糊吐出手段33は、袋状容器から供給され
る糊を収容して、走行する用紙Sの一方の側縁に帯状又
は断続する破線状に糊を吐出して糊塗布部Nを形成す
る。
【0048】糊塗布処理された用紙Sは、搬送ローラ3
4A,34Bとガイド板とから成る用紙搬送路35に沿
って上昇し、排出ローラ36に挟持されて整合加圧手段
20に排出される。
【0049】(5)整合加圧処理 糊塗布処理されない1枚目の用紙Sは、グリッパ手段2
1により挟持されて、ストッパ23に先端部が当接して
用紙収納台(スタッカ)22上の所定位置に載置され
る。グリッパ手段21は回動する無端ベルト24に支持
されて移動する。
【0050】糊塗布処理された2枚目以降の用紙Sは、
同様にして、グリッパ手段21により挟持されて、糊塗
布部を下面側にして、用紙収納台22上の先行の用紙S
上に順次載置される。25は幅方向に移動可能な一対の
幅整合部材であり、用紙Sの幅方向を規制する。
【0051】加圧ローラ部材26は、回動する無端ベル
ト24に支持されてグリッパ手段21とともに移動す
る。加圧ローラ部材26は、用紙Sの糊付け裏面側を圧
接して移動し、用紙間の接着を確実にする。
【0052】加圧ローラ部材26による用紙Sの加圧処
理は、用紙Sが用紙収納台22上に載置される都度行っ
ても良い。又は、用紙Sが複数枚積載される毎に加圧処
理を行ってもよい。
【0053】以上の処理工程により、糊付け処理された
1冊の製本が完成する。なお、この糊付け製本装置Bで
は、最大200枚の用紙Sを糊付け処理して製本化する
事ができる。
【0054】(6)用紙束積載 用紙収納台22の用紙積載面の一部には、駆動ローラ2
7と従動ローラ28に巻回された複数本の排出ベルト2
9が回動可能に配置されている。
【0055】最終枚目の用紙Sが用紙収納台22上に積
載され、加圧処理されて、糊付け製本された用紙束は、
排出ベルト29の排出爪29aにより用紙束の後端部を
保持されて、用紙収納台22の載置面上を滑走して、排
紙ローラ82に挟持されて、用紙束積載手段80の昇降
排紙皿83上に排出、積載される。
【0056】昇降排紙皿83には、糊塗布処理された用
紙Sと、糊塗布処理されない用紙Sとが積載可能であ
り、昇降駆動により用紙Sを収容する事ができる。
【0057】(7)表紙用紙給紙 表紙用紙給手段60は、給紙カセット61、給紙部材6
2から構成されている。給紙カセット61から給紙され
た1枚の表紙用紙Kは、給紙経路63、搬送ローラ64
を通過し、用紙方向変換装置50に送り込まれ、補正手
段40を経て、糊塗布手段30、整合加圧手段20にお
いて、上述の用紙束の上面又は下面に重ねられて糊付け
製本される。
【0058】また、給紙カセット61から給紙された1
枚の表紙用紙Kは、給紙経路63を経て、切り替えゲー
トG5により分岐され、後述の折り手段70内に送り込
まれ、二つ折り処理された後、搬送ローラ64を通過
し、用紙方向変換装置50に送り込まれ、補正手段4
0、糊塗布手段30、整合加圧手段20を経て、用紙束
に重ねられて糊付け製本する事ができる。
【0059】(8)折り処理 用紙搬送路16から図示の下方に搬送された用紙Sは、
切り替えゲートG2において分岐され、用紙搬送路18
Bを経て折り手段70内に搬入される。折り手段70は
折りローラ71,72,73及び搬送路切り替え板74
から成り、搬入された用紙Sに対して、二つ折り処理、
又はZ折り処理を行う。折り処理された用紙Sは、切り
替えゲートG5により、表紙用紙給紙経路に合流し、搬
送ローラ64、切り替えゲートG2を経由して、用紙方
向変換装置50に送り込まれ、更に、補正手段40、糊
塗布手段30、整合加圧手段20を経て糊付け製本され
る。
【0060】図4は各種用紙Sへの糊塗布位置を示す斜
視図であり、図4(a)は用紙Sの長辺側に糊塗布部N
を形成した図、図4(b)は用紙Sの短辺側に糊塗布部
Nを形成した図、図4(c)は二つ折り処理された用紙
Sに糊塗布部Nを形成した図、図4(d)はZ折り処理
された用紙Sに糊塗布部Nを形成した図である。図5
(a)は補正手段40と糊塗布手段30の平面図、図5
(b)は補正手段40と糊塗布手段30の正面図であ
る。図6は糊吐出手段33の断面図である。
【0061】搬送ローラ41D,31の中間で、用紙S
の幅方向の側縁近傍の所定位置には、糊吐出手段33が
配置されている。糊吐出手段33は、ノズル部材33
1、ケーシング332、電磁弁333、調整部材33
4、ニードル部材335、入口部材336から構成され
ている。
【0062】糊吐出部であるノズル部材331の先端部
の内径部は、先細の円錐形状をなし、最先端部は小口径
の開口部331aに形成されている。
【0063】ノズル部材331の内径部には、細長いニ
ードル部材335が移動可能に挿入されている。ニード
ル部材335の先端部は、先細形状をなし、ノズル部材
331の最先端部の小口径の開口部331aを開閉可能
にする。
【0064】ノズル部材331の後端部は、ケーシング
332に螺合して一体化されている。ケーシング332
の内部は、空洞状の圧力室332aに形成され、用紙S
を接着する糊が充填される。
【0065】ケーシング332の側面には、導入口33
2bが開口し、入口部材336に接続している。袋状容
器内に収容された用紙接着用の糊は、糊供給手段により
圧送されて、供給管体を経て、入口部材336、導入口
332bからケーシング332の圧力室332a内に供
給される。
【0066】圧力室332a内に収容された糊は、電磁
弁333の作動により突出されるニードル部材335に
より、ノズル部材331の開口部331aから吐出され
る。
【0067】なお、ノズル部材331の開口部331a
の糊固化を防止するニードル部材335の前後進駆動
は、用紙Sへの糊付け開始前に行い、固化した糊、及び
同時に吐出した糊は、下方の回収容器337に収容す
る。
【0068】また、糊固化防止のためのニードル部材3
35の前後進駆動回数、及び前後進ストローク長さは、
ノズル部材331の先端部、ニードル部材335の先端
部の諸元、及び糊の特性等により最適条件に設定され
る。
【0069】本発明の実施の形態で使用される糊は、酢
酸ビニル系接着剤で、粘度は常温で750〜1500c
pである。
【0070】図7は、糊を収容する袋状の糊収納容器3
8と、該糊収納容器38を押圧して内包する糊を排出し
て糊吐出手段33に供給する糊供給手段39の断面図で
ある。
【0071】糊収納容器38は、可撓性袋体381と、
排出開口部を有する口金部材382と、開閉弁383と
から成る。開閉弁383は供給管384を介して糊吐出
手段33の入口部材336に接続している。
【0072】糊収納容器38は、糊供給手段39の筐体
390の所定位置に交換可能に設置される。筐体390
の口金部材382を支持する部位には、糊供給部センサ
PS3が配置され、糊収納容器38の装着を検知する。
【0073】糊供給手段39は、V字形状に配置され、
対称形をなす一組の押圧部材391,392と、噛合す
る一組の歯車393,394と、押圧部材391に接続
して加圧する加圧部材397とから構成されている。
【0074】押圧部材391の基部と歯車393の中心
の回転軸395とは一体に形成され、筐体390の側壁
に回転可能に支持されている。押圧部材392の基部と
歯車394の中心と回転軸396とは一体に形成され、
筐体390の側壁に回転可能に支持されている。
【0075】加圧部材397はガススプリング等の空圧
機器から成り、往復動するアーム398の先端部はジョ
イント399を介して押圧部材391に接続している。
加圧部材397の押圧荷重Pにより、アーム398は押
圧部材391を押圧する。押圧部材391は回転軸39
5を中心にして図示の矢印方向に揺動される。
【0076】押圧部材391の揺動により、押圧部材3
91と一体をなす歯車393は、噛合する歯車394を
回転させる。歯車394の回転により、押圧部材392
は回転軸396を中心にして図示の矢印方向に揺動され
る。
【0077】V字形状をなす押圧部材391,392が
揺動することにより、糊収納容器38の可撓性袋体38
1は上下方向から圧縮されて、内包される糊は口金部材
382の排出開口部を経て、開閉弁383から排出さ
れ、供給管384を経て糊吐出手段33の圧力室332
a内に供給される。
【0078】図8は糊付け製本工程を示す模式図であ
る。補正手段40の幅整合部材42により片側整列され
た用紙Sは、搬送ローラ41A〜41Dにより挟持、搬
送されて糊塗布手段30に進行する。糊吐出手段33の
用紙搬送方向上流側に配置された糊塗布部センサPS2
が用紙Sの先端部通過を検知すると、その検知信号発生
から所定時間経過後に、糊吐出手段33による糊の吐出
を開始する。即ち、制御手段9は糊吐出手段33の電磁
弁333の駆動を指令する。
【0079】糊吐出手段33による糊の吐出時間の制御
は、用紙Sの搬送方向の長さ、搬送ローラによる用紙搬
送速度により決定される。
【0080】なお、制御手段9は、用紙Sの糊塗布部セ
ンサPS2通過に先立って、糊吐出手段33の電磁弁3
33を作動させ、ノズル部材331の先端部に固化した
糊を適宜除去する。
【0081】糊吐出手段33による用紙S上の糊の塗布
形状は、連続する直線状、又は断続する波線状でもよ
い。或いは用紙Sに穿孔処理が施されている場合には、
孔を避けて断続する直線状に糊を吐出する。これらの糊
吐出の可変制御は、制御手段9による電磁弁のオン、オ
フ駆動により行われる。
【0082】糊吐出手段33のノズル部材331の開口
部331aは、1個に限定されるものではない。複数の
開口部331aを設け、複数箇所から糊を同時に吐出し
て、複数の塗布線を形成することも可能である。
【0083】(第1の実施の形態)図9は複数の糊付け
パターンを示す模式図である。図9(a)は用紙Sの側
縁部近傍に形成された直線状の糊塗布部N1を示す。図
9(b)は用紙Sの側縁部近傍に形成された断続するド
ット状の糊塗布部N2を示す。図9(c)は用紙Sの側
縁部近傍の2箇所に形成されたドット状の糊塗布部N3
を示す。図9(d)は用紙Sの上方の隅部近傍の1箇所
に形成されたドット状の糊塗布部N4を示す。図9
(e)は用紙Sの下方の隅部近傍の1箇所に形成された
ドット状の糊塗布部N5を示す。
【0084】直線状の糊塗布部N1は、用紙Sの側縁部
近傍の全長にわたって、用紙間を強固に接着するから、
用紙束の仕上がり品質がよく、フォーマルな資料配付に
好適である。ドット状の糊塗布部N2,N3,N4,N
5は、何れも接着剤塗布面積が小さいから、接着処理後
に簡単に剥離させることが可能である。従って、用紙間
をドット状に仮止め接着した後に、用紙間を分離して、
用紙Sの並び替え、除去、挿入等の操作を、用紙Sを損
傷することなく容易に行うことができるから、簡易資料
の配付に適している。
【0085】図10は画像形成装置Aの操作部を示す斜
視図、図11は操作部の糊付けパターン選択手段を示す
平面図、図12は糊付け製本装置Bと画像形成装置Aの
制御を示すブロック図である。
【0086】画像形成装置Aの操作部91には、複数の
糊付けパターンa,b,c,d,eの中から任意の糊付
けパターンを選択可能にするための糊付けパターン選択
手段92が設けられている。糊付けパターン選択手段9
2は、糊付け出力設定釦92Aと液晶タッチパネル92
Bとから成る。
【0087】複数の糊付けパターンの中から任意の糊付
けパターンを選択して、用紙Sに糊塗布を実施させると
きには、先ず、糊付け出力設定釦92Aを押し、次に、
液晶タッチパネル92Bに表示された複数の糊付けパタ
ーンa,b,c,d,eの中から任意の糊付けパターン
を選択して押圧することにより設定される。
【0088】画像形成装置Aの操作部91において、糊
付けパターン選択手段92による糊付けパターンの選択
設定と、用紙サイズ設定と、用紙枚数設定手段93によ
る用紙枚数設定とを入力する。
【0089】入力された糊付けパターン、用紙サイズ、
用紙枚数の信号は、糊付け製本装置Bの制御手段9によ
り処理され、選択された糊付けパターンに対応して糊塗
布手段30の糊吐出手段33、糊供給手段39を制御
し、所定の糊付けパターンで所定の用紙Sに糊を塗布す
る。
【0090】また、制御手段9は、糊付けパターン、用
紙サイズ、用紙枚数から糊付け処理用糊消費量Q1を算
出する。
【0091】糊残量計算手段94は、糊付け処理前に糊
収納容器内に収容された糊量初期値Q2と、予め設定さ
れた複数の異なる糊付けパターンから選択された任意の
糊付けパターンに必要とされる予め設定された糊量設定
値Q3と、糊付け処理用糊消費量Q1とから糊収納容器
38内の糊残量を算出し、糊残量記憶手段95に記憶さ
せる。
【0092】糊残量記憶手段95は、画像形成装置Aの
操作部91の糊残量表示手段96により糊収納容器38
内の糊残量を表示する。また、糊残量記憶手段95は、
画像形成装置Aの操作部91の糊残量警告手段97によ
り糊収納容器38内の糊残量無し接近を警告する。
【0093】糊収納容器38は、糊供給手段39の筐体
390の所定位置に交換可能に設置される。筐体390
の口金部材382を支持する部位には、糊供給部センサ
PS3が配置され、糊収納容器38の装着を検知する。
【0094】糊収納容器38内の糊残量なしの検知信号
発生後、糊収納容器38を交換して糊供給手段39に設
置したことを糊供給部センサPS3が検知することによ
り、糊残量記憶手段95の糊残量を画像形成装置の操作
部91に設けたリセット手段98によりリセットさせ
る。
【0095】なお、糊残量記憶手段95は、糊付け製本
装置B又は画像形成装置Aの何れかに配置される。
【0096】(第2の実施の形態)図13〜図16は本
発明の用紙後処理装置及び画像形成装置Aの第2の実施
の形態を示す。図13は用紙搬送経過を示す模式図、図
14は用紙搬送のタイミングチャート、図15は用紙搬
送のフローチャート、図16は用紙搬送と糊塗布手段3
0の制御を示すブロック図である。
【0097】糊付け製本装置Bの用紙搬送手段は、入口
部搬送手段10の搬送ローラ17A,17B,17Cを
駆動するモータM1、用紙方向変換装置50の搬送ロー
ラ52,53,54,55,57A,57Bを駆動する
モータM2、補正手段40の搬送ローラ41A,41
B,41C,41Dを駆動するモータM3、糊塗布手段
30の搬送ローラ31,34A,34B及び排出ローラ
36を駆動するモータM4、整合加圧手段20の排出ベ
ルト29及び排紙ローラ82を駆動するモータM5等に
より駆動される。
【0098】画像形成装置Aから排出された用紙Sは、
所定の用紙搬送速度V1(中速)で糊付け製本装置Bに
搬入される。このとき、入口部搬送手段10の用紙搬送
駆動用のモータM1(第1の駆動手段)は、用紙搬送速
度V1(中速)に設定されている。
【0099】糊付け製本装置Bの入口部センサPS1に
より用紙Sの先端部通過を検知してから所定時間t0経
過後、モータM2,M3(第2の駆動手段)による用紙
搬送速度を切り替え、用紙搬送速度V1(中速)より高
速の用紙搬送速度V2(高速)で用紙Sを搬送する。
【0100】所定時間t0の計時終了時、即ち、用紙搬
送速度V2による用紙高速搬送開始時からタイマT1を
スタートさせる。タイマT1による所定時間t1経過
後、モータM4(第3の駆動手段)による用紙搬送速度
を、用紙搬送速度V3(低速)に切り替えて用紙Sを搬
送する。この用紙搬送速度V3(低速)による用紙搬送
は、タイマT1による所定時間t1計時終了後から、タ
イマT2による所定時間t2計時終了まで行われる。前
記所定時間t1の計時終了時は、モータM1,M2,M
3により搬送された用紙Sの先端が、糊塗布手段30の
糊吐出手段33による糊塗布位置の用紙搬送方向上流側
の直前の位置に到達する時点である。従って、用紙Sは
糊塗布手段30に到達するまでは、用紙搬送速度V2で
高速搬送され、糊吐出手段33による糊塗布処理中は、
用紙搬送速度V3で低速搬送される。
【0101】以上に述べたように、糊付け製本装置B内
の用紙搬送は、糊吐出手段33に到達以前は用紙搬送速
度V2で高速搬送され、糊塗布処理中は、用紙搬送速度
V3で低速搬送されるから、画像形成装置Aから連続し
て排出される用紙Sの生産性を損なうことなく、用紙低
速搬送により糊塗布処理性が安定化される。
【0102】例えば、画像形成装置Aからの用紙搬送速
度及び入口部搬送手段10の用紙搬送速度が、V1=8
00mm/secの場合、糊付け製本装置Bの用紙搬送
速度を、V2=1200mm/sec、V3=600m
m/secに設定して、良好な糊塗布性と用紙搬送性が
得られた。
【0103】糊吐出手段33による糊塗布処理は、モー
タM3,M4による用紙搬送速度V3で低速搬送される
用紙Sに対して確実に実施される。即ち、糊供給部の圧
力変化、糊吐出手段33のノズル部材内の糊の特性変
化、用紙Sの紙質、環境温湿度等に影響されることな
く、均一な糊塗布部が形成される。
【0104】タイマT2が計時を開始し所定時間t2経
過後、モータM1,M2,M3,M4による用紙搬送速
度を、用紙搬送速度V3(低速)から定常の用紙搬送速
度V1(中速)に切り替えて用紙Sを搬送して、整合加
圧手段20に送る。
【0105】後続の用紙Sも同様にして、上記の用紙搬
送速度V1,V2,V3に変換、制御されて搬送され
る。
【0106】本発明の糊付け製本装置は、複写機、プリ
ンタ、これらの複合機等の画像形成装置に接続される。
画像形成装置により所望のデジタル処理が行われ、片面
記録、両面記録、頁編集等の処理後、排出された用紙S
は、本発明の糊付け製本装置Bを備えた画像形成装置に
より、用紙方向変換処理、糊付け処理が正確かつ効率よ
く行われ、製本化される。
【0107】また、本発明の糊付け製本装置を、用紙束
にステープル処理を行う用紙後処理装置に、接続するこ
とも可能である。
【0108】なお、本発明の糊付け製本装置を独立した
装置に形成し、他の画像形成装置により処理されて頁揃
えされた用紙束に対して糊付け製本することも可能であ
る。
【0109】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の用紙後処理方法、用紙後処理装置、及び用紙後処理装
置を備えた画像形成装置により以下の効果が奏せられ
る。
【0110】(1)本発明の請求項1〜5に記載の用紙
後処理方法、画像形成装置により、ユーザが予め設定さ
れた複数の糊付けパターンの中から、目的、用途に応じ
た任意の糊付けパターンによる製本作業を行うことがで
きる。即ち、用紙間を直線状の糊塗布部により強固に接
着した仕上がりの良い製本と、用紙間をドット状の糊塗
布部により接着して容易に分離可能な簡易製本と、を選
択して処理することができる。
【0111】(2)本発明の請求項6〜8に記載の用紙
後処理方法、及び用紙後処理装置を備えた画像形成装置
により、高速処理可能な画像形成装置に接続された用紙
後処理装置における糊塗布手段による糊塗布性を向上
し、高生産性の後処理と、均一且つ確実な糊塗布による
製本の出来上がり品質の向上とが達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置と用紙後処理装置とから成る画像
形成システムの全体構成図。
【図2】用紙後処理装置の用紙搬送経路を示す構成図。
【図3】用紙への糊付け製本過程を示す模式図。
【図4】各種用紙への糊塗布位置を示す斜視図。
【図5】補正手段と糊塗布手段の平面図、及び正面図。
【図6】糊吐出手段の断面図。
【図7】糊収納容器と糊供給手段の断面図。
【図8】糊付け製本工程を示す模式図。
【図9】複数の糊付けパターンを示す模式図。
【図10】画像形成装置の操作部を示す斜視図。
【図11】操作部の糊付けパターン選択手段を示す平面
図。
【図12】用紙後処理装置と画像形成装置の制御を示す
ブロック図。
【図13】用紙搬送経過を示す模式図。
【図14】用紙搬送のタイミングチャート。
【図15】用紙搬送のフローチャート。
【図16】用紙搬送と糊塗布手段の制御を示すブロック
図。
【符号の説明】
9 制御手段 10 入口部搬送手段 13A,13B,13C 搬送ローラ 17A,17B,17C,17D,17E 搬送ローラ 20 整合加圧手段 22 用紙収納台(スタッカ) 30 糊塗布手段 31 搬送ローラ 33 糊吐出手段 36 排出ローラ 38 糊収納容器 39 糊供給手段 40 曲がり片寄り補正手段(補正手段) 41A,41B,41C,41D 搬送ローラ 50 用紙方向変換装置 60 表紙用紙給紙手段 70 折り手段 80 用紙束積載手段 91 操作部 92 糊付けパターン選択手段 92A 糊付け出力設定釦 92B 液晶タッチパネル 93 用紙枚数設定手段 94 糊残量計算手段 95 糊残量記憶手段 96 糊残量表示手段 97 糊残量警告手段 98 リセット手段 A 画像形成装置 B 用紙後処理装置(糊付け製本装置) M1,M2,M3,M4,M5 モータ N,N1,N2,N3,N4,N5 糊塗布部 P 荷重 PS1 入口部センサ PS2 糊塗布部センサ PS3 糊供給部センサ Q1 糊消費量 Q2 糊量初期値 Q3 糊量設定値 S 用紙 T1,T2 タイマ V1,V2,V3 用紙搬送速度 t0,t1,t2 所定時間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出された用紙の側縁
    部近傍に糊塗布手段により糊を塗布して製本する用紙後
    処理装置の用紙後処理方法において、予め設定された複
    数の異なる糊付けパターンから任意の糊付けパターンを
    選択して、用紙に糊塗布部を形成することを特徴とする
    用紙後処理方法。
  2. 【請求項2】 画像形成装置から排出された用紙の側縁
    部近傍に糊塗布手段により糊を塗布して製本する用紙後
    処理装置を備えた画像形成装置において、前記画像形成
    装置の操作部に、複数の糊付けパターンの中から任意の
    糊付けパターンを選択するための糊付けパターン選択手
    段を設け、選択された糊付けパターンに対応して前記糊
    塗布手段を制御して糊を塗布する制御手段を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置から排出された用紙の側縁
    部近傍に糊塗布手段により糊を塗布して製本する用紙後
    処理装置を備えた画像形成装置において、予め設定され
    た複数の異なる糊付けパターンから選択された任意の糊
    付けパターンに必要とされる予め設定された糊量と、糊
    付け処理される用紙サイズと、糊付け処理される用紙枚
    数と、に基づいて糊付け処理使用量を計算し、糊付け処
    理前に糊収納容器内に収容された糊量初期値と、前記糊
    付け処理使用量とから糊残量を求め、糊残量記憶手段に
    記憶させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記糊収納容器を糊供給手段に設置した
    ことを検知する検知手段を備え、前記糊収納容器内の糊
    残量検知と、前記糊収納容器を交換して前記糊供給手段
    に設置したことの検知とにより、前記糊残量記憶手段の
    糊残量をリセットさせることを特徴とする請求項3に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置から排出された用紙の側縁
    部近傍に糊塗布手段により糊を塗布して製本する用紙後
    処理装置を備えた画像形成装置において、糊収納容器内
    に収容された糊残量を検知する検知手段と、前記糊残量
    を記憶する糊残量記憶手段と、前記糊残量を画像形成装
    置本体の操作部に表示する糊残量表示手段と、前記検知
    手段により糊収納容器内に収容された糊の糊残量が所定
    量以下になったことが検知されたとき、操作部に警告表
    示する糊残量警告表示手段と、を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置から排出された用紙の側縁
    部近傍に糊塗布手段により糊を塗布して製本する用紙後
    処理装置の用紙後処理方法において、画像形成装置から
    所定の用紙搬送速度V1で排出された用紙を用紙後処理
    装置に搬入した後、前記用紙搬送速度V1より高速の用
    紙搬送速度V2で用紙を搬送し、搬送された用紙の先端
    が前記糊塗布手段に到達する直前で減速し、前記糊塗布
    手段による糊付け処理中は前記用紙搬送速度V1より低
    速の用紙搬送速度V3で搬送するように、用紙搬送速度
    を制御することを特徴とする用紙後処理方法。
  7. 【請求項7】 画像形成装置から排出された用紙の側縁
    部近傍に糊塗布手段により糊を塗布して製本する用紙後
    処理装置を備えた画像形成装置において、前記画像形成
    装置から排出された用紙を前記用紙後処理装置に導入し
    て用紙搬送速度V1で搬送する第1の駆動手段と、搬送
    された用紙の先端が前記糊塗布手段に到達する直前まで
    前記用紙搬送速度V1より高速の用紙搬送速度V2で用
    紙を搬送する第2の駆動手段と、前記糊塗布手段による
    糊付け処理中は前記用紙搬送速度V1より低速の用紙搬
    送速度V3で用紙を搬送する第3の駆動手段と、前記第
    1の駆動手段、第2の駆動手段、第3の駆動手段の駆動
    を切り替え制御する制御手段と、を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成装置から排出された用紙の
    先端部通過を検知する検知手段を用紙後処理装置の用紙
    入口部近傍に設け、前記検知手段による用紙先端部通過
    検知から所定時間を経過した後、前記第2の駆動手段に
    より高速の用紙搬送速度V2で用紙を搬送し、更に所定
    時間経過後、第3の駆動手段により低速の用紙搬送速度
    V3で用紙を搬送して糊付け処理を行うように、前記制
    御手段により制御することを特徴とする請求項7に記載
    の画像形成装置。
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