JP2002200862A - 糊付け製本方法、糊付け製本装置及び画像形成装置 - Google Patents

糊付け製本方法、糊付け製本装置及び画像形成装置

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JP2002200862A
JP2002200862A JP2001001265A JP2001001265A JP2002200862A JP 2002200862 A JP2002200862 A JP 2002200862A JP 2001001265 A JP2001001265 A JP 2001001265A JP 2001001265 A JP2001001265 A JP 2001001265A JP 2002200862 A JP2002200862 A JP 2002200862A
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JP2001001265A
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Takeshi Tsuchiya
毅 土屋
Toshio Shida
寿夫 志田
Mikihiko Yamakawa
幹彦 山川
Katsunori Takahashi
克典 高橋
Toshitaka Matsumoto
敏高 松本
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 用紙搬送経路を短縮して装置を小型化すると
ともに、糊付け製本処理の生産性及び操作性の向上を計
る。 【解決手段】 搬送される用紙の先端部を突き当て部材
に当接させて用紙曲がりを補正して位置決めする第1搬
送路X1と、第1搬送路に直交する方向に用紙の搬送方
向を変換する第2搬送路と、用紙の側縁部近傍に糊塗布
部を形成する糊吐出手段80と、糊塗布処理後の用紙を
反転搬送する第3搬送路と、第2搬送路の下方に設けた
用紙積載台上に用紙を積載する第4搬送路と、用紙積載
台上に積載される複数枚の用紙を整合する整合手段と、
用紙の側縁部近傍に形成された糊塗布部を加圧する加圧
手段と、作製された冊子Saを排出する排出手段50
と、装置の外部側面に設けられ排出された冊子Saを収
容する排紙皿と、を有する糊付け製本装置C。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置本体
から排出された画像形成処理済みの用紙を搬送し、用紙
搬送中に用紙側縁近傍に線状に糊を塗布する糊付け製本
方法、糊付け製本装置、及び糊付け製本装置を備えた画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、プリンタ、これらの複合
機等の画像形成装置本体により画像が記録された用紙の
所定位置に、糊付け処理をして、製本化する糊付け製本
装置が提供されている。
【0003】糊付け処理装置としては、(1)糊吐出ノ
ズルを用いて用紙に糊を吐出する装置、(2)糊収容箱
に糊車を設置し、該回転する糊車の外周に糊を付着さ
せ、糊車の外周を用紙に接触させて接触転写する装置、
(3)ノズルよりホットメルト剤(熱融着剤)と加熱圧
縮空気の混合体を吐出するホットメルト塗布装置、等が
用いられている。
【0004】特表昭59−500907号公報に開示さ
れた製本装置は、用紙方向変換工程と糊塗布工程とをほ
ぼ同一平面に配置し、糊塗布工程の下方に整合加圧工程
を配置し、更にその下方に、排出された用紙束を積載す
る用紙束積載工程を配置した構成になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の糊付け製本装置
には、以下の課題がある。
【0006】(1) 糊付け製本装置の用紙搬送経路を
平面配置にすると、用紙搬送経路が長くなり、装置が大
型化するばかりでなく、糊付け製本処理の生産性が低下
する。
【0007】(2) 糊塗布処理された用紙束を糊付け
製本装置内に収納すると、用紙束積載用の受皿の周囲が
壁面により囲まれているから、用紙束の取り出しが困難
であり、且つ、用紙束作製状況が目視しにくく、操作性
に問題がある。
【0008】(3) 糊塗布処理して排出する用紙束
と、糊塗布処理しないで排出する用紙やシフト処理して
排紙する用紙とを1個の昇降排紙皿に収容する構成の糊
付け製本装置では、糊塗布処理された用紙束と、糊塗布
処理しない用紙とが混載された場合、取り出し操作時の
仕分けが煩雑であり、誤作業を起こす事がある。
【0009】本発明は上記の課題を解決する糊付け製本
方法、糊付け製本装置及び画像形成装置を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明の
下記の手段により解決される。
【0011】(1) 用紙搬送手段を有する第1搬送路
において搬送される用紙の先端部を突き当て部材に当接
させて用紙曲がりを補正し、前記第1搬送路に直交する
方向に用紙を搬送する第2搬送路において搬送される用
紙の側縁部近傍に糊吐出手段により用紙搬送方向に線状
の糊塗布部を形成し、糊塗布処理後の複数枚の用紙を前
記第2搬送路の下方に設けた用紙積載台上に積載し、整
合手段により用紙を整合し、加圧手段により前記線状の
糊塗布部を加圧して、糊付けされた冊子を作製した後、
排出手段により前記冊子を排出し、前記第1搬送路の搬
送方向下流方向で、且つ装置の外部側面に設けられた排
紙皿に排出するように構成したことを特徴とする糊付け
製本方法。
【0012】(2) 外部から搬入される用紙を搬送し
て用紙の先端部を突き当て部材に当接させて用紙曲がり
を補正して位置決めするための第1搬送路と、前記第1
搬送路に直交する方向に用紙を搬送するための第2搬送
路と、前記第2搬送路に配置され、用紙の側縁部近傍に
糊塗布部を形成する糊吐出手段と、糊塗布処理後の用紙
を反転搬送するための第3搬送路と、前記第2搬送路の
下方に設けた用紙積載台上に用紙を積載するための第4
搬送路と、前記用紙積載台上に積載される複数枚の用紙
を整合する整合手段と、前記糊塗布部を加圧して冊子を
作製する加圧手段と、前記冊子を排出する排出手段と、
前記第1搬送路の搬送方向下流方向で、且つ装置の外部
側面に設けられ、排出された冊子を収容する排紙皿と、
を有することを特徴とする糊付け製本装置。
【0013】(3) 画像形成装置本体から排出された
用紙を導入して搬送し、第1の排出口から排出し、第1
の排紙皿に載置する第1搬送経路と、導入された用紙を
前記第1搬送経路から分岐して搬送し、糊吐出手段によ
り用紙の側縁部に糊塗布部を形成し、用紙の整合処理、
糊塗布部の加圧処理を実施して、作製された冊子を第2
の排出口から排出し、第2の排紙皿に載置する第2搬送
経路と、を有することを特徴とする糊付け製本装置。
【0014】(4) 画像書き込み手段、画像形成手
段、用紙搬送装置から成る画像形成装置本体と、前記画
像形成装置本体から排出された用紙に糊塗布処理を実施
する前記(2)又は(3)に記載の糊付け製本装置を備
えて成ることを特徴とする画像形成装置。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の糊付け製本方法、
糊付け製本装置、及び糊付け製本装置を備えた画像形成
装置を図面に基づいて説明する。
【0016】(画像形成装置の一実施形態)図1は画像
形成装置本体A、画像読み取り装置B、糊付け製本装置
Cから成る画像形成システムの全体構成図である。
【0017】画像形成装置本体Aは、回転する像担持体
(以下、感光体と称す)1の周囲に、帯電手段2、像露
光手段(書き込み手段)3、現像手段4、転写手段5
A、除電手段5B、分離爪5C、及びクリーニング手段
6を配置し、帯電手段2によって感光体1の表面に一様
帯電を行った後に、像露光手段3のレーザビームによっ
て原稿から読み取られた画像データに基づくレーザビー
ム走査を行うことによって潜像を形成し、該潜像を現像
手段4により反転現像して感光体1の表面にトナー像を
形成する。
【0018】一方、用紙収納手段7Aから給紙された転
写紙(以下、用紙と称す)Sは転写位置へと送られる。
転写位置において転写手段5Aにより前記トナー像が用
紙S上に転写される。その後に、用紙Sは除電手段5B
に裏面の電荷が消去され、分離爪5Cにより感光体1か
ら分離され、中間搬送部7Bにより搬送され、引き続き
定着手段8により加熱定着され、排紙ローラ7Cにより
排出される。
【0019】用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、
定着手段8により加熱定着された用紙Sを、搬送路切り
替え板7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送
7Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、排紙
ローラ7Cにより装置外に排出される。排紙ローラ7C
から排出された用紙Sは、糊付け製本装置Cの受入部に
送り込まれる。
【0020】一方、感光体1の画像処理後の表面は、分
離爪5Cの下流においてクリーニング手段6により表面
に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備え
る。
【0021】画像形成装置本体Aの上部には、原稿移動
型読み取り方式の自動原稿送り装置を備えた画像読み取
り装置Bが設置されている。
【0022】糊付け製本装置Cは、最上段の直接排紙手
段10、その下方の水平搬送手段20、方向変換搬送手
段30、積載手段40、排出手段50、排紙手段60、
表紙給紙手段70から成る用紙搬送系、及び糊吐出手段
80、糊供給手段90から成る糊塗布装置から構成され
ている。
【0023】図2は糊付け製本装置Cの正面断面図であ
る。受入部11に導入された用紙Sは、切り換え板12
により、直接排紙手段10と水平搬送手段20との何れ
かに選択される。
【0024】(装置上部の固定排紙皿16に直接排紙)
直接排紙手段10に導入された用紙Sは、上方に搬送さ
れ、搬送ローラ13,14に挟持されて排出ローラ15
により固定排紙皿16上に排出される。
【0025】(シフト処理又はノンソート大量排紙、第
1排紙皿63Aに排紙)この搬送モードに設定される
と、切り替え板12は直接排紙手段10の搬送路を閉鎖
し、水平搬送手段20の搬送路を開放し用紙Sの通過を
可能にする。
【0026】水平搬送手段20に導入された用紙Sは、
搬送ローラ21,22,23,24に挟持されて搬送さ
れ、糊塗布処理を行わない用紙Sは図示しないシフト手
段を経て第1排出ローラ61Aにより挟持されて、第1
排出口62Aから機外の第1排紙皿63A上に排出され
る(第1搬送経路)。
【0027】第1排紙皿63Aには、第1排出口62A
から排出された用紙Sが積載され、昇降駆動により大量
の用紙Sを収容する事ができる。
【0028】(糊塗布処理の用紙搬送)図3は糊付け製
本装置Cの側面図、図4は平面図である。図5及び図6
は糊塗布処理時の用紙搬送経路と糊塗布処理を説明する
模式斜視図である。
【0029】・方向変換搬送手段30による用紙の直交
Uターン搬送 糊付け製本処理のモードに設定されると、画像形成装置
本体Aから排出される用紙Sは、モータM1により駆動
回転される搬送ローラ21〜24により挟持されて搬送
される。用紙Sの先端部が可動の突き当て部材25に当
接すると、用紙Sの曲がりが修正され、搬送方向の位置
決めが行われる(図2、図3のX1方向の第1搬送
路)。その後、モータM1の駆動が停止され、図示され
ていない駆動手段により搬送ローラ21〜24の各上ロ
ーラが用紙面から上方に待避して、搬送ローラ22〜2
4の圧接が解除される。
【0030】更に、用紙Sは図示しない駆動源により駆
動回転される搬送ローラ31,32に挟持されて、90
度偏向された搬送方向に搬送される(図3、図4のY1
方向の第2搬送路)。用紙Sは引き続き搬送ローラ3
3,34により挟持されてUターン搬送され積載手段4
0に送り込まれる(図3のZ方向の第3搬送路)。
【0031】・表紙給紙手段 糊付け製本装置Cの下部には、2段の表紙給紙手段70
が配置されている。表紙給紙手段70は、給紙カセット
71、給紙部材72、給紙経路73、搬送ローラ74,
75から構成されている。給紙カセット71内に収容さ
れた表紙用紙Kは、給紙部材72により1枚の表紙用紙
Kが送り出され、給紙経路73を通過し、搬送ローラ7
4,75に挟持されて搬送され、第1搬送路の搬送ロー
ラ21に導入される。第1搬送路に導入される表紙用紙
Kは、画像形成装置本体Aから排出される複数枚の用紙
Sのオモテ表紙、ウラ表紙、或いは中間紙として糊付け
製本処理される。
【0032】・用紙Sへの糊塗布処理 糊吐出手段80は、搬送ローラ31〜34によりY1方
向からZ方向に走行する用紙Sの一方の側縁部に線状又
は断続する破線状に糊を吐出して、用紙Sの上面に糊塗
布部Nを形成する(図5参照)。
【0033】本発明の実施の形態で使用される糊は、酢
酸ビニル系接着剤で、粘度は常温で750〜1500m
Pa・sである。
【0034】・用紙Sの積載、整合、加圧処理 1枚目の糊塗布処理されない用紙Sは、搬送ローラ3
3,34により挟持搬送されてY2方向の第4搬送路に
搬送され、用紙積載台41上に載置される。後続の2枚
目以降の糊塗布処理された用紙Sは、搬送ローラ33,
34により挟持搬送されてY2方向に搬送され、用紙積
載台41上の先行の用紙S上に積載される。
【0035】即ち、搬送ローラ34により挟持搬送され
た用紙Sの先端部は、回動する無端状ベルト42に保持
されたグリッパ手段43に把持されて、用紙積載台41
の上方をY2方向に搬送される。移動するグリッパ手段
43に保持された加圧手段44は、用紙積載台41上に
載置された先行の用紙束の糊塗布部N形成面の背面側を
加圧して移動し、用紙間の接着を確実にする。グリッパ
手段43に把持された用紙Sの先端部は、先端ストッパ
45に当接して、先端揃えされる。先端ストッパ45は
図示しない駆動手段により移動可能であり、用紙Sのサ
イズ設定により所定位置に停止する。用紙Sの後端部
は、移動可能に駆動される用紙後端整合押圧手段46に
より、用紙後端部の整合及び用紙後端上面部の押圧が行
われる。用紙Sの両側端部は、側端ストッパ47及び図
示しない整合手段により位置決めされる。なお、用紙S
の先端部、後端部、両側端部の整合、位置決めは、加圧
手段44による加圧処理の前に行う。加圧手段44によ
る用紙Sの加圧処理は、2枚目以降の用紙Sが用紙積載
台41上に載置される都度行っても良い。又は、用紙S
が複数枚積載される毎に加圧処理を行ってもよい。
【0036】以上の工程により糊付け処理された1冊の
製本が完成する。この糊付け製本装置Cでは、例えば、
最大200枚の用紙Sを糊付け処理して製本化する事が
できる。
【0037】・排紙 用紙積載台41の用紙積載面の一部には、駆動ローラ5
1と従動ローラ52に巻回された複数本の排出ベルト5
3が回動可能に配置されている。モータM2は駆動ロー
ラ51を駆動回転し、排出ベルト53を回動する。
【0038】最終枚目の用紙Sが用紙積載台41上に積
載され、加圧処理されて、糊付け製本された冊子Sa
は、排出ベルト53の排出爪53aにより冊子Saの後
端部を保持されて、用紙積載台41の載置面上を滑走し
て、排紙手段60の第2排出口62Bに設けた第2排出
ローラ61Bに挟持されて、第2排紙皿63B上に排
出、積載される(X2方向の第5搬送路)。この排紙処
理に先立って、加圧手段44及び側端ストッパ47を図
示されていない駆動手段により搬送路の上方に待避させ
ておく。
【0039】第2排紙皿63Bには、第2排出口62B
から排出された糊塗布処理された冊子Saが積載可能で
あり、昇降駆動により大量の冊子Saを収容する事がで
きる。
【0040】糊付け製本装置Cの底部近傍に設置された
モータM3は、減速歯車列64を介して駆動プーリ65
Aを駆動回転させ、駆動プーリ65Aと従動プーリ65
Bとを巻回するワイヤ66を回動可能にする。ワイヤ6
6には、第1排紙皿63Aの基部が係止部材67Aによ
り固定され、第2排紙皿63Bの基部が係止部材67B
により固定されている。モータM3の正逆転駆動によ
り、回動されるワイヤ66に接続された第1排紙皿63
Aと第2排紙皿63Bが、図示しないレールに沿って昇
降する。
【0041】(糊吐出手段)図7は糊吐出手段80の断
面図である。
【0042】糊吐出手段80は、糊を吐出する開口部8
1aを有するノズル部材81、開口部81aを開閉する
移動可能なニードル部材(以下、ニードルと称す)8
2、ニードル82を移動可能に収容するケーシング8
3、ニードル82を移動可能に駆動するソレノイド(駆
動手段)SL等から構成されている。
【0043】復帰バネ85は、糊吐出手段80の筐体8
4の底部と、フランジ部82bの上面との間に嵌挿さ
れ、ニードル82を下方に押圧し、ニードル82の先端
部82aによりノズル部材81の開口部81aを閉止す
る。
【0044】ソレノイドSLに電圧を印加すると、プラ
ンジャSLaが上方に移動され、プランジャSLaに直
結するニードル82が引き上げられ、ノズル部材81の
開口部81aを開放し、糊吐出を可能にする。
【0045】ケーシング83の側面には入口部材87が
固定され、後述の糊供給手段90から供給された糊を供
給管88を経て糊収容室83a内に導入する。
【0046】(糊供給手段)図8は、本発明の糊付け製
本装置に適用される糊供給手段90の正面図、図9は、
糊供給手段90の駆動手段を示す正面図である。
【0047】糊供給手段90の筐体91内には、糊収納
容器92が着脱可能に装着される。糊収納容器92は、
糊を収納する容器本体92aと、糊を排出する口金部9
2bとから成る。容器本体92aはポリエチレン等の可
撓性材料を用いて薄肉の中空状に成型した蛇腹形状をな
し、伸縮可能である。
【0048】糊収納容器92の容器本体92aを把持し
て、筐体91内の容器収納室93a内に装填し、糊収納
容器92の口金部92bを容器装着手段93に接続す
る。この接続動作は手動でもよいが、電動による駆動手
段が迅速かつ確実である。
【0049】筐体91の容器装着手段93側には、供給
管側接続部材94の駆動手段が配置されている(図9参
照)。駆動手段のモータM4は、減速歯車列を形成する
歯車G1〜G4を介してクランク95Aを揺動させる。
揺動するクランク95Aに接続するクランク95Bは、
供給管側接続部材94を矢印方向に直進させる。供給管
側接続部材94は更に直進して、口金部92bに連結し
て停止する。この連結状態において、容器本体92a内
の加圧された糊は、口金部92b、供給管側接続部材9
4を通過して供給管88、糊吐出手段80の入口部材8
7を経て、糊吐出手段80に供給される。
【0050】糊収納容器92の口金部92bに対向する
容器本体92aの他端の底部は、押圧手段96の駆動手
段により押圧され、案内溝91aに沿って矢印方向に移
動する。
【0051】押圧手段96の駆動手段を図9に示す。駆
動手段のモータM5は、減速歯車列を形成する歯車G1
0〜G19を介してプーリ961を回転させる。プーリ
961を巻回するワイヤ962は、プーリ963を巻回
し、押圧手段96に支持されたプーリ964を巻回し、
一方の末端が固定支持部材965に固定される。
【0052】プーリ961を巻回するワイヤ962の他
端は、プーリ964と同軸上のプーリ966を巻回し、
一端が筐体91に支持されたテンション用のバネ967
の他端に接続している。
【0053】押圧手段96は、モータM5の正回転によ
り、減速歯車列及びワイヤ962を介して矢印方向に移
動して、容器本体92aを圧縮する。容器本体92a内
の加圧された糊は、口金部92b、供給管側接続部材9
4を通過して供給管88、糊吐出手段80の入口部材8
7を経て、糊吐出手段80に供給される。
【0054】歯車G11,12と同軸上には、トルクリ
ミッタTLが装着され、モータM5による容器本体92
aへの押圧力が所定圧力以上になると、トルクリミッタ
TLにより歯車G11,12が空転して伝達を断ち、押
圧手段96の移動を停止させる。
【0055】本発明の糊付け製本装置Cは、複写機、プ
リンタ、これらの複合機等の画像形成装置に接続され
る。画像形成装置により所望のデジタル処理が行われ、
片面記録、両面記録、頁編集等の処理後、排出された用
紙Sは、本発明の糊付け製本装置Cを備えた画像形成装
置により、表紙付け、糊付け処理等が正確かつ効率よく
行われ、製本化される。
【0056】なお、本発明の糊付け製本装置Cを独立し
た装置に形成し、他の画像形成装置により処理された用
紙に対して糊付け製本することも可能である。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の糊付け製本方法、糊付け製本装置、画像形成装置によ
り以下の効果が奏せられる。
【0058】(1) 本発明の請求項1,2に記載の糊
付け製本方法、糊付け製本装置によれば、糊付け製本装
置の用紙搬送経路を立体配置にする事により、用紙搬送
経路が短縮され、装置が小型化されるとともに、糊付け
製本処理の生産性が向上する。また、糊付け製本処理さ
れた冊子を、糊付け製本装置外の排紙皿に収容する事に
より、製本処理済みの冊子を容易に取り出す事ができ
る。更に、糊付け製本処理中に、先行の糊付け製本処理
済みの冊子を容易に取り出す事ができる。
【0059】(2) 本発明の請求項3に記載の糊付け
製本装置によれば、排紙皿を2段に配置する事により、
糊付け製本モードと、糊付け製本処理を実施しないシフ
ト処理を含む直接排紙モードとで、各専用の排紙皿を区
別して積載する事が可能であるから、両モードによる用
紙の混在を防止できる。
【0060】(3) 本発明の請求項4に記載の画像形
成装置により、画像形成装置本体から高速で連続排出さ
れる多数枚の用紙に対して、安定した糊付け製本処理が
行われ、連続して多数の冊子が安定して作製される。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置本体、画像読み取り装置、糊付け
製本装置から成る画像形成システムの全体構成図。
【図2】糊付け製本装置の正面断面図。
【図3】糊付け製本装置の側面図。
【図4】糊付け製本装置の平面図。
【図5】糊塗布処理時の用紙搬送経路と糊塗布処理を説
明する模式斜視図。
【図6】糊塗布処理時の用紙搬送経路と糊塗布処理を説
明する模式斜視図。
【図7】糊吐出手段の断面図。
【図8】糊供給手段の正面図。
【図9】糊供給手段の駆動手段を示す正面図。
【符号の説明】
20 水平搬送手段 30 方向変換搬送手段 40 積載手段 50 排出手段 53 排出ベルト 60 排紙手段 61A 第1排出ローラ 61B 第2排出ローラ 62A 第1排出口 62B 第2排出口 63A 第1排紙皿 63B 第2排紙皿 80 糊吐出手段 A 画像形成装置本体 B 画像読み取り装置 C 糊付け製本装置 G1〜G4,G10〜G19 歯車 K 表紙用紙 M1,M2,M3,M4,M5 モータ N 糊塗布部 S 転写紙(用紙) Sa 冊子(製本) X1 第1搬送路 X2 第5搬送路 Y1 第2搬送路 Y2 第4搬送路 Z 第3搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 克典 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 松本 敏高 東京都豊島区要町3丁目51番4号 Fターム(参考) 3F108 GA02 GA03 GA04 GB01 HA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送手段を有する第1搬送路におい
    て搬送される用紙の先端部を突き当て部材に当接させて
    用紙曲がりを補正し、前記第1搬送路に直交する方向に
    用紙を搬送する第2搬送路において搬送される用紙の側
    縁部近傍に糊吐出手段により用紙搬送方向に線状の糊塗
    布部を形成し、糊塗布処理後の複数枚の用紙を前記第2
    搬送路の下方に設けた用紙積載台上に積載し、整合手段
    により用紙を整合し、加圧手段により前記線状の糊塗布
    部を加圧して、糊付けされた冊子を作製した後、排出手
    段により前記冊子を排出し、前記第1搬送路の搬送方向
    下流方向で、且つ装置の外部側面に設けられた排紙皿に
    排出するように構成したことを特徴とする糊付け製本方
    法。
  2. 【請求項2】 外部から搬入される用紙を搬送して用紙
    の先端部を突き当て部材に当接させて用紙曲がりを補正
    して位置決めするための第1搬送路と、前記第1搬送路
    に直交する方向に用紙を搬送するための第2搬送路と、
    前記第2搬送路に配置され、用紙の側縁部近傍に糊塗布
    部を形成する糊吐出手段と、糊塗布処理後の用紙を反転
    搬送するための第3搬送路と、前記第2搬送路の下方に
    設けた用紙積載台上に用紙を積載するための第4搬送路
    と、前記用紙積載台上に積載される複数枚の用紙を整合
    する整合手段と、前記糊塗布部を加圧して冊子を作製す
    る加圧手段と、前記冊子を排出する排出手段と、前記第
    1搬送路の搬送方向下流方向で、且つ装置の外部側面に
    設けられ、排出された冊子を収容する排紙皿と、を有す
    ることを特徴とする糊付け製本装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置本体から排出された用紙を
    導入して搬送し、第1の排出口から排出し、第1の排紙
    皿に載置する第1搬送経路と、導入された用紙を前記第
    1搬送経路から分岐して搬送し、糊吐出手段により用紙
    の側縁部に糊塗布部を形成し、用紙の整合処理、糊塗布
    部の加圧処理を実施して、作製された冊子を第2の排出
    口から排出し、第2の排紙皿に載置する第2搬送経路
    と、を有することを特徴とする糊付け製本装置。
  4. 【請求項4】 画像書き込み手段、画像形成手段、用紙
    搬送装置から成る画像形成装置本体と、前記画像形成装
    置本体から排出された用紙に糊塗布処理を実施する請求
    項2又は3に記載の糊付け製本装置を備えて成ることを
    特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011178545A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Duplo Seiko Corp 用紙反転装置及び該用紙反転装置を備えた製本システム
US8485513B2 (en) 2008-06-10 2013-07-16 Konica Minolta Business Technologies, Inc. System for calculating spine jacket width

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