JP5531421B2 - 製本装置及び製本システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数枚の用紙を綴じ処理して冊子を作成する製本装置及び画像形成から製本までの工程を一貫工程で行う製本システムに関する。
画像形成から製本までの工程を一貫した工程で行う製本システムは、電子写真画像形成装置のように高速の画像形成装置に製本装置を連結することにより形成され、印刷版を作成する製版工程を省略したPODシステムとして普及している。
このような製本システムにおいては、用紙の束を綴じる手段として、接着剤を用紙束の背に塗布して用紙を綴じる塗布手段が多く用いられている。
特許文献1では、接着剤塗布時に、用紙束の背に塗布される接着剤のはみ出し部が形成されることに関連して、接着剤のはみ出し部を形成するか形成しないかが選択できるようにすることが提案されている。
特開2008−49484号公報
特許文献1の製本システムは、ユーザニーズに対応した品質の冊子を作成することを可能にする点において極めて有用である。しかしながら、ユーザが製本作業を始める際には、常に、はみ出し部を形成するか否かを指示する操作を行わなければならないという点において、ユーザフレンドリーの観点から改良の余地がある。例えば、はみ出し部を望まないにもかかわらず、はみ出し部が形成されたり、その逆の場合等が生じうる。特に、経験の浅いユーザの場合に、ユーザが望まない形態で製本作業が進行する可能性が高い。
本発明は、接着剤を用いて用紙を綴じ処理する製本装置や製本システムにおけるこのような問題を解決し、ユーザが望む品質の冊子を作成することができる製本装置及び製本システムを提供することを目的とする。
前記目的は下記の発明により達成される。
1.複数枚の用紙を保持する用紙保持手段、
該用紙保持手段により保持された用紙の背に接着剤を塗布する塗布手段及び、
接着剤が塗布された用紙の束に表紙を接合する接合手段を有する製本装置において、
前記塗布手段の塗布モードを選択する制御手段及び
接着剤が塗布される用紙束の背の長手方向の用紙長さである用紙のサイズ情報及び前記用紙長さに対応した表紙長さである表紙のサイズ情報を生成するサイズ情報生成手段を有し、
前記制御手段は、用紙束の背の長手方向端部からの接着剤のはみ出し部を形成する第1塗布モード又は接着剤のはみ出し部を形成しない第2塗布モードを選択する際に、前記サイズ情報生成手段が生成する前記用紙のサイズ情報と、前記表紙のサイズ情報とを比較し、前記表紙長さが前記用紙長さ以下である場合は、用紙束に表紙が接合された冊子について断裁の設定の有無を判断し、断裁の設定があるときは、前記第1塗布モードを選択することを特徴とする製本装置。
2.前記制御手段は、前記表紙長さが前記用紙長さよりも大きいときは、前記第1塗布モードを選択することを特徴とする前記1に記載の製本装置。
3.前記第1塗布モードの設定及び前記第2塗布モードの設定を受ける操作部を有し、前記制御手段は、前記表紙長さが前記用紙長さ以下であり、かつ、断裁の設定がないときは、前記操作部からの情報に基づいて、前記第1塗布モード又は前記第2塗布モードを設定し、また、前記表紙長さが前記用紙長さ以下であり、かつ、断裁の設定があるときは、前記操作部からの情報にかかわらず、前記第1塗布モードを選択し、また、前記表紙長さが前記用紙長さよりも大きいときは、前記第1塗布モードを選択することを特徴とする前記1又は前記2に記載の製本装置。
.前記制御手段は、前記第1塗布モードの設定において、はみ出し量を設定することを特徴とする前記1〜のいずれか1項に記載の製本装置。
.用紙に画像を形成する画像形成装置及び前記1〜のいずれか1項に記載の製本装置を有することを特徴とする製本システム。
本発明においては、冊子の本身を形成する用紙のサイズと表紙のサイズとを比較し、比較結果に対応して、接着剤の塗布モードが選択される。したがって、ユーザが望む品質の冊子が簡単な操作で確実に作成される。
本発明の実施の形態に係る製本システムの全体構成図である。 本発明の実施の形態に係る製本装置Bの断面図である。 用紙保持部40が、傾斜状態に設置された状態の断面図である。 用紙保持部40が回転して、図3の傾斜した状態から直立状態に設置された状態の断面図である。 用紙保持部40、塗布手段50、表紙供給部60、表紙断裁手段70及び接合手段80の断面図である。 塗布手段50と用紙保持手段の斜視図である。 接合手段80の断面図である。 接合手段80による角背形成工程を示す図である。 用紙束Saと表紙Kから冊子Sbの作製する工程を示す斜視図である。 図5に示す塗布手段50を上方から見た平面図である。 図10に示す塗布手段50のX−X断面図である。 図10に示す塗布手段50のY−Y断面図である。 図1に示す製本システムの制御系の構成を示すブロック図である。 接着剤塗布ローラ51が用紙束Saの背Sa1に離接して接着剤を塗布する塗布工程を示す模式図である。 接着剤の塗布モードを示す図である。 用紙のサイズと表紙のサイズと、断裁との関係を示す図である。 図15に示す塗布モードを選択する工程のフローチャートである。
本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限定されるものではない。
図1は本発明の実施の形態に係る製本システムの全体構成図である。
[画像形成装置A]
画像形成装置Aは、回転する感光体1を有し、更に、感光体1の周囲に配置された、帯電手段2、像露光手段3、現像手段4、転写除電手段5、及びクリーニング手段6を有する。感光体1、帯電手段2、像露光手段3、現像手段4、転写除電手段5、及びクリーニング手段6は画像形成手段を構成する。画像形成手段では、帯電手段2による帯電、像露光手段3による像露光及び現像手段4による現像で感光体1の表面にトナー像が形成される。
用紙収納手段7Aから給紙された用紙Sは転写位置へと送られる。転写位置において転写除電手段5によりトナー像が用紙S上に転写された後に、用紙Sの電荷が消去されて感光体1から分離され、搬送手段7Bにより搬送され、引き続き定着手段8により加熱定着され、排紙ローラ7Cから排出される。
用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、定着手段8により加熱定着された用紙Sを、搬送路切換手段7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送手段7Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、再び画像形成手段へと搬送し、用紙Sの裏面に画像を形成し、定着手段8後の用紙Sが排紙ローラ7Cから排出されて製本装置Bに送り込まれる。
感光体1の画像処理後の表面は、クリーニング手段6により表面に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備える。
画像形成装置Aの上部には、画像形成条件や後処理条件を設定することができる入力手段及び各種の異メッセージや装置の状態を表示する表示手段を備えた操作部9が配置されている。
[製本装置B]
図1に示すように、本発明に係る製本装置Bは、用紙搬送手段10、排紙部20、用紙反転部30、用紙保持部40、塗布手段50、表紙供給部60、表紙断裁手段70、接合手段80等を有するくるみ製本装置である。これらの各手段は、製本装置B内にほぼ垂直方向に縦列配置されている。
図2は、本発明の実施の形態に係る製本装置Bの断面図である。
〈用紙搬送手段10〉
用紙搬送手段10に導入された用紙Sは、搬送ローラ11、12に挟持されて搬送され、搬送路切換手段Z1によって排紙部20と用紙反転部30のいずれかに分岐される。
搬送ローラ11の用紙搬送方向上流側に配置された搬送路切換手段Z2は、画像形成装置Aから排出される用紙Sを搬送ローラ11の搬送路と搬送ローラ13の搬送路のいずれかに分岐させる。搬送ローラ13の搬送路に搬送される用紙Sは、搬送ローラ14に挟持されて接合手段80に送り込まれる。
〈排紙部20〉
排紙部20に排紙する用紙搬送モードが設定されると、搬送路切換手段Z1は用紙保持部40への搬送路を遮断し、排紙部20への搬送路を開放する。
排紙部20の搬送路を通過する用紙Sは、搬送ローラ21に挟持されて上方に搬送され、排紙ローラ22によって装置最上部の固定排紙トレイ23上に排出、収容される。固定排紙トレイ23上には、画像形成装置Aから排出された用紙Sが製本装置Bにおける処理を施すことなく排出され。
〈用紙反転部30〉
搬送路切換手段Z1によって用紙搬送方向下流側の図示左方に分岐された用紙Sは、搬送ローラ31、32、33、34に挟持されて用紙反転部30の所定位置に収容される。用紙反転部30は、傾斜配置された用紙載置台35、揺動可能な用紙後端位置決め部材36、用紙幅整合部材37、搬送ローラ38等を有する。
〈用紙保持部40〉
図3は、用紙保持部40が、傾斜状態に設置された状態の断面図である。
用紙保持手段は、支持部材41及び押圧部材45を有し、支持部材41と押圧部材45とで用紙の挟持し保持する。用紙保持部40は、前記用紙保持手段、受け板42、後端整合部材43、横整合部材44等を有する。
用紙反転部30の用紙載置台35上に載置された用紙Sは、搬送ローラ38に挟持され、用紙後端位置決め部材36の揺動により開放された開口から排出され、斜め下方に搬送される。用紙Sは用紙保持部40内に順次収容され集積される。
用紙保持部40は、傾斜した集積面を有する支持部材41、揺動可能な受け板42を有し、用紙反転部30から下降した用紙Sは、傾斜した支持部材41の集積面上を滑落し、用紙Sの先端部が受け板42に当接して停止され、用紙Sは傾斜状態で支持される。
後端整合部材43は支持部材41の集積面上に載置される用紙Sのサイズに対応して、用紙Sの後端部を押圧して用紙Sの先端部を受け板42に当接させて先端揃えを行う(縦整合)。
画像形成装置Aから順次排出される用紙Sは、用紙反転部30においてスイッチバック搬送され、用紙保持部40に集積され、縦整合及び後述の横整合を受け、複数枚の用紙Sから成る用紙束Saが形成される。
用紙Sのサイズ及び用紙束Saの用紙枚数は、図1に示す画像形成装置Aの操作部9において設定されている。又は、画像形成装置Aに接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器にて設定されている。
横整合部材44は、用紙反転部30から搬送されて用紙保持部40に用紙Sが送り込まれる毎に用紙搬送方向に直角な幅方向に用紙Sの側縁を押圧して用紙を幅方向に整合する横整合を行う。
押圧部材45は、用紙保持部40に集積された用紙束Saの厚さ方向を押圧して挟持する。設定された枚数の用紙Sが用紙保持部40に収容された段階で、押圧部材45が図示しない駆動手段によって作動され、支持部材41と押圧部材45とにより用紙束Saを挟持し保持する。
図4は、用紙保持部40が回転して、図3の傾斜した状態から直立状態に設置された状態の断面図である。
用紙束Saを保持した支持部材41と押圧部材45とは、図示しないモータと駆動手段とによって用紙保持部40の軸46を中心にして回転して、用紙束Saを傾斜状態から直立状態にする。この状態では、塗布手段50が下方に退避して、用紙束Saの下面が塗布手段50の接着剤塗布ローラ51から離間している。
また、支持部材41と押圧部材45とが用紙束Saを保持した状態では、受け板42は図示しない駆動手段によって、図示の破線位置から実線位置に回転されて退避する。
〈塗布手段50〉
図5は、用紙保持部40、塗布手段50、表紙供給部60、表紙断裁手段70及び接合手段80の断面図である。
塗布手段50は、接着剤塗布ローラ51、接着剤塗布ローラ51を回転駆動する駆動手段52、接着剤(接着剤)Nを収容する接着剤槽53、接着剤槽53を支持して製本装置Bの初期位置から接着剤塗布位置に移動可能な移動体54、移動体54の往復動をガイドするスライド軸55、接着剤槽53内に収容された接着剤Nを加熱する加熱手段56等を有している。なお、接着剤塗布ローラ51には不図示の棒状ヒータが内蔵されている。
〈用紙束への接着剤塗布〉
塗布手段50の移動体54は、支持部材41と押圧部材45とから成る用紙保持手段により直立状態に保持された用紙束Saの下面長手方向に平行な方向に図示しない駆動手段によって移動される。
移動体54は図示しない移動手段の駆動で製本装置Bの背面側の初期位置から移動を開始して、スライド軸55に沿って移動し、製本装置Bの前面側の所定位置で停止した後、反転駆動され初期位置に復帰する。
図6は塗布手段50と用紙保持手段の斜視図である。
モータM1を含む駆動手段52により、接着剤Nを収容した接着剤槽53に浸漬された接着剤塗布ローラ51が回転される。移動体54の往動、又は往復動により、接着剤塗布ローラ51は、直立状態に保持された用紙束Saの下面長手方向(図5において紙面に直角な方向)に移動して接着剤Nを用紙束Saの背(図6における下面)に塗布する。
回転する接着剤塗布ローラ51の外周面に塗布された接着剤Nは、接着剤層規制部材57によって規制され、接着剤Nの層厚が均一化される。
〈表紙供給部60〉
図5に示すように、表紙供給部60の表紙積載手段61内に収容された表紙Kは、給紙手段62により分離、給送され、搬送ローラ63、64、65に挟持されて、接合手段80に搬送される。接合手段80は表紙Kを水平状態に保持し、後に説明するように上昇して、保持している表紙Kを用紙束Saの背に接合する。
〈表紙断裁手段70〉
表紙供給部60の図示上方で、後述の接合手段80の図示右方に一体構成された表紙断裁手段70は、回転刃71と固定刃72とから成るロータリカッタにより表紙Kの搬送方向長さを所定長に断裁する。
所定長は、用紙Sの進行方向の2枚分の長さに用紙束Saの背の長さを加えた長さである。例えば、A4判サイズの用紙Sから成る用紙束Saの背に表紙Kを貼着してくるみ製本処理する場合には、用紙束Saの最大枚数が300枚で厚さ約30mmであるとすると、所定長は、例えば、A4判用紙の短辺長さ210mmの2倍に用紙束Saの厚さ約30mmを加えた450mmに設定して、表紙Kの端部を断裁する。表紙Kの断裁前の全長は450mm以上のワイドサイズが用いられる。
A5判サイズ、B5判サイズ、8.5×11インチ(1インチは25.4mm)サイズ等の用紙Sをくるみ製本処理して冊子Sbを作製する場合にも、用紙の短辺長さと用紙束厚さにより、所定長が設定される。
画像形成装置Aの操作部9や接続されている外部機器において、用紙サイズ、用紙枚数、用紙厚さが選択設定されるか、又は検出されると、制御手段は表紙Kの断裁長を設定する。表紙Kの断裁前の長さは、用紙最大枚数に対応して予め定められ、表紙供給部60の表紙積載手段61内に収容される。
〈接合手段80〉
図7は、接合手段80の断面図である。
接合手段80は表紙Kを水平状態に支持し、後に説明するように昇降する。
接合手段80が上昇したときに、表紙Kが用紙束Saに接合される。
接合手段80は、接着剤Nが塗布された用紙束Saの背に表紙Kを当接させて接合し接着させる。接合手段80においては、一対の成型部材87A、87Bにより表紙Kを折り曲げて角背を成型する。
用紙束Saの図示左方に配置された成型部材87Aの先端部近傍の下部には、ローラ810が回転自在に支持されている。ローラ810は製本装置Bの本体に固定された支持部材801の平面部に当接して水平方向に移動可能である。
成型部材87Aの後端部近傍に固定された連結板811は、移動枠体812に接続されている。移動枠体812は、製本装置Bの本体に固定された支持部材802、803によって水平に支持された案内棒804に軸受を介して摺動可能である。
移動枠体812の底部には、ラックギアG1が形成されている。ラックギアG1は、製本装置Bの本体に支持されたピニオンギアG2に噛み合う。ピニオンギアG2は、モータM3により回転され、ラックギアG1を水平方向に移動させ、ラックギアG1と一体の移動枠体812、連結板811、成型部材87Aを移動させる。センサPS1は移動枠体812の移動量を検知する。
用紙束Saの図示右方に配置された成型部材87Bの先端部近傍の下部には、ローラ820が回転自在に支持されている。ローラ820は製本装置Bの本体に固定された支持部材801の平面部に当接して水平方向に移動可能である。
成型部材87Bの後端部近傍に固定された連結板821は、移動枠体822に接続されている。移動枠体822は、案内棒804に軸受を介して摺動可能である。
移動枠体822の底部には、ラックギアG3が形成されている。ラックギアG3は、製本装置Bの本体に支持されたピニオンギアG4に噛み合う。ピニオンギアG4は、モータM4により回転され、ラックギアG3を水平方向に移動させ、ラックギアG3と一体の移動枠体822、連結板821、成型部材87Bを移動させる。センサPS2は移動枠体822の移動量を検知する。
図5に示すように、接合手段80は、表紙供給部60から供給された表紙Kを受容して搬送し、所定位置に停止させる搬送ローラ81、82、表紙Kを用紙束Saの接着剤塗布面に圧接させる加圧部材83、搬送ローラ81、82と加圧部材83を支持する移動筐体84、整合手段85、移動筐体84を垂直上下方向に移動可能にする昇降ベルト86等を有する。
接合手段80と冊子排出ベルト88とが一体となって昇降ベルト86により昇降する。
接合手段80が下降位置に停止して表紙Kを導入するとき、整合手段85は初期位置から表紙Kのサイズに応じて移動して断裁処理前の表紙Kの幅方向両側面を押圧して幅整合を行う。幅整合されて曲がりが修正された表紙Kは、導入方向と逆方向にスイッチバックして、表紙断裁手段70に搬送され所定位置において断裁される。
また、接合手段80が下降位置において断裁後の表紙Kを用紙束Saの背に接着して接合するのに先だって、整合手段85は再び初期位置から移動して表紙Kの幅方向両側面を押圧して幅整合を行い、表紙Kを所定位置に定置させる。その後、整合手段85が表紙Kと用紙束Saの接合に支障を来さないように初期位置に戻り、続いて接合手段80が上昇する。上昇時には表紙Kは所定位置に支持されている。
したがって、昇降可能な接合手段80に設置された整合手段85は、表紙断裁手段70による表紙Kの断裁前後の表紙幅方向の位置決めを行うことにより、表紙断裁精度の向上と、用紙束Saと表紙Kとの位置合わせ精度の向上と、構造の簡易化とが達成される。
昇降手段は、左右の昇降ベルト86を回動させることにより、移動筐体84を上方位置に移動させる。この上昇位置において、加圧部材83上に載置された表紙Kの中央部は、用紙束Saの接着剤塗布面に圧接して接着される。用紙束Saへの接着剤塗布処理終了後、塗布手段50は後方に移動して退避する。
〈表紙折り曲げ加工〉
接合手段80の上部には、表紙折り曲げ手段が装備されている。表紙折り曲げ手段は、左右対称な一対の成型部材87A、87Bを有する。成型部材87A、87Bは用紙束Saの厚さ方向に接離可能である。成型部材87A、87Bは用紙束Saの接着剤塗布面の側縁に沿って表紙Kを折り曲げ、用紙束Saの表裏面に表表紙と裏表紙を重ね合わせる。
表紙Kの折り曲げ工程の終了後、昇降ベルト86の下降駆動によって接合手段80が所定量下降して退避して停止する。その後、用紙保持手段による挟持が解除されると、冊子Sbは落下し、冊子Sbの下面の背が冊子排出ベルト88の上面に当接して載置されて排出される。
図8は、接合手段80による角背形成工程を示す図であり、図8(a)は表紙貼着処理以前の状態、図8(b)は表紙折り曲げ開始時、図8(c)は表紙折り曲げ中間時、図8(d)は表紙折り曲げ終了時、図8(e)は表紙折り曲げ加圧解除時をそれぞれ示す。
図9は、用紙束Saと表紙Kから冊子Sbの作製する工程を示す斜視図である。図9(a)は表紙貼着処理以前の状態の表紙Kと用紙束Saの斜視図、図9(b)は表紙Kを貼付した用紙束Saの斜視図、図9(c)は用紙束Saに表紙Kをくるみ折りして作製される冊子Sbの斜視図である。
接着剤Nを貼着した用紙束Saに表紙Kを接着したのち、図7に示す接合手段80の上昇状態において、成型部材87A、87Bが図5に示すモータM5と昇降ベルト86から成る駆動手段によって駆動される。用紙束Saを挟持した挟持部材が下降する。用紙束Saが下降することにより、表紙Kは成型部材87A、87Bに挟持されて下降し、用紙束Saの接着剤塗布面の側縁部から変形される(図8(c)参照)。
その後、成型部材87A、87Bは、用紙束Saの接着剤塗布面側へ向かって水平方向に移動して用紙束Saの両側面を圧迫して整形し、冊子Sbを形成する。
冊子Sbは、図1に示すように、押圧部材45の開放によって、挟持が解除されて落下し、冊子排出ベルト88の上面に載置されて冊子排出口89の方向に排出されて、装置外の冊子収容装置Cに排出される。
排出された冊子Sbは、冊子収容装置Cの昇降可能な搬送ベルト91上に載置され、搬送ベルト91の回動によって順次排出され、排紙台92上に積載収容される。
〈塗布手段50の駆動〉
次に、塗布手段50について、図10、図11、図12を用いて説明する。
図10は図5に示す塗布手段50を上方から見た平面図、図11は図10に示す塗布手段50のX−X断面図、図12は図10に示す塗布手段50のY−Y断面図である。
図10に示すように、接着剤塗布ローラ51の回転軸51Aは、ほぼ箱形形状の接着剤槽53に回転自在に支持されるとともに、図12に示すように、加熱手段56により溶融したホットメルト等の接着剤Nに一部が浸漬している。
図10に示すように、モータM1の駆動軸に固定されたギアG5は、アイドルギアG6を介して接着剤塗布ローラ51の回転軸51Aに固定されたギアG7と噛み合い、接着剤塗布ローラ51に駆動を伝達する。
図10、図11に示すように、58は移動体54の外側に設けたほぼ箱形形状の塗布本体であり、移動体54に固定された軸59を回転自在に支持している。
塗布本体58の上部には、スライド軸受58Aが4ヶ所設けられており、これらのスライド軸受58Aには、2本のスライド軸58Bが摺動可能に係合しており、スライド軸58Bは、塗布本体58が、図5の紙面に直交する方向に移動できるように配置されている。
図10に示すように、58Cは塗布本体58をスライドさせるためのベルトであり、ベルト58Cの1ヶ所が結合部材58Dを介してスライド軸受58Aの1つに固定されている。
ベルト58Cは、スライド軸58Bと平行に設けたプーリ58E、58Fに張架されており、プーリ58FにはモータM6から駆動が伝達される。
図12に示すように、59Aは、接着剤槽53を図12の反時計方向に揺動させるためのソレノイドであり、移動体54に固定されている。59Bは、塗布本体58に回転自在に設けた軸59を支点として、移動体54を図12の時計方向に揺動させるためのソレノイドであり、塗布本体58に固定されている。
図12において、ソレノイド59A及びソレノイド59Bが通電して各ソレノイドのプランジャーが突出したときに、接着剤塗布ローラ51の外周面が用紙束Saの背に接触するように、ソレノイド59A及びソレノイド59Bのプランジャーのストロークが設定されている。
図12に示すように、59Cは用紙束Saの背に直交する用紙束Saの両側側辺を検知するセンサであり、塗布本体58の矢印の移動方向前方に一体的に設けられている。
同じく図12において、57は、接着剤塗布ローラ51に担持された接着剤Nの量を規制するための接着剤層規制部材であり、接着剤塗布ローラ51に対して一定の隙間を持って設置されている。
接着剤塗布ローラ51は、図12の矢印の時計方向に回転するように設定されている。塗布本体58は、図10、図12の矢印で示す方向に直進する。
次に、上述した構成の製本装置Bの制御について説明する。
図13は、図1に示す製本システムの制御系の構成を示すブロック図である。
制御系は、製本装置Bの全体を制御する制御手段としての製本制装置御手段100、画像形成装置A及び画像形成システム全体を制御する主制御手段101、操作部9、サイズセンサ102、センサ103、モータM1、M2、M5、M6及びソレノイド59A、59Bを有する。
製本装置制御手段100は主制御手段101からの命令や情報を受け取って製本装置Bの制御を行う。主制御手段101は画像形成装置Aを制御して、用紙Sに画像を形成するとともに、画像形成システム全体の制御を行う。サイズセンサ102は用紙収納手段7Aに収納されている用紙Sのサイズ、例えば、A4サイズ、B5サイズ等の用紙のサイズ情報を出力する。サイズ情報生成手段としてのサイズセンサ102は、また、表紙供給部60に設けられ、表紙Kのサイズを検知するセンサも含む。サイズセンサ102により検知された表紙のサイズ情報は主制御手段101を経て製本装置制御手段100に伝達される。センサ103は製本装置B内の各所に設置されているセンサであり、製本装置制御手段100はセンサ103の用紙検知信号に基づいて、製本工程における各種のタイミング制御を行う。センサ103は製本装置B内の用紙搬送路における用紙通過を検知する用紙センサや塗布本体58の用紙束Saに対する相対位置を検知するセンサ59C(図12参照)等の各種センサを含む。
本発明の製本装置B及び製本装置Bを備えた製本システムは、用紙束Saの背Sa1の長手方向の両端部近傍における接着剤Nのはみ出しの有無を選択的に設定可能にするように塗布手段50の移動体54の移動量を制御する。
図14は、接着剤塗布ローラ51が用紙束Saの背Sa1に離接して接着剤を塗布する塗布工程を示す模式図である。
塗布手段50は、接着剤塗布ローラ51がモータM2の駆動で回転する状態で、図14(a)の左側の初期位置HPに待機している。
図8に示すように、支持部材41と押圧部材45とから成る用紙保持手段により用紙束Saが垂直状態に姿勢変換されると、移動体54の駆動用モータM6(図10参照)が起動し、塗布手段50が図14の右方向の破線矢印方向に移動開始する。
塗布手段50の移動に伴い、センサ59Cが用紙束Saの側辺Sa2を検知してから所定時間T1経過後、ソレノイド59Aが作動して(図12参照)、背Sa1の端部から所定領域内側に入ったところから接着剤塗布ローラ51が背Sa1に接触して塗布が開始される。
塗布本体58が移動して、センサ59Cが用紙束Saの側辺Sa2を検知してから所定時間T2経過後、ソレノイド59Aが非作動となり、接着剤塗布ローラ51が用紙束Saの背Sa1から離間することにより用紙束Saに対する塗布が終了する。
用紙束Saの背Sa1に接着剤N塗布する塗布モードについて、図15を参照して説
明する。
図15(a)に示される第1塗布モードにおいては、接着剤Nが用紙束Saの背Sa1の端まで全体に亘って塗布される。その結果、接着剤Nの表面張力により図示のように、はみ出し部Naを有する形態で背Sa1に接着剤Nの層が形成される。
図15(a)に示すように接着剤Nの層が形成された用紙束Saに表紙Kが接合されると図15(b)に示すようにはみ出し部Naは更に大きくなる。
図15(c)に示される第2塗布モードにおいては、背Sa1の長さVの部分には、接着剤Nの層が形成されず、長さVを残して接着剤Nの層が形成される。
図15(c)のように接着剤Nの層が形成された用紙束Saに表紙Kが接合されると、図15(d)に示すように、はみ出し部がない状態で、表紙Kが接着される。
長さVは、2〜3mm程度に設定される。図5(c)ははみ出し部のない塗布を示すが、長さVを図5(c)から変えることにより、はみ出し量、即ち、はみ出し部Naの長さ(背Sa1に沿う方向の長さ)を調整することができる。
図15に示される塗布モードは、ソレノイド59A、59Bのオン・オフタイミングを決める所定時間T1、T2を制御することにより実行される。また、オン・オフタイミングT1、T2を制御することにより、はみ出し量を制御することができる。
製本に用いられる用紙Sと表紙Kとは、そのサイズにおいて、図16に示すようなものが用いられる。
図16(a)においては、用紙Sよりも大きなサイズの表紙Kが用いられる場合である。なお、図16は用紙束を表紙Kでくるんだ状態を示す。図16(a)では、表紙Kが縦方向、即ち、接着剤が塗布される背Sa1の長手方向に用紙Sよりも長い。
表紙Kが用紙束に接着されたものを鎖線で示す線に沿って断裁することにより、冊子が作成される。
図16(a)に示すサイズの関係にある用紙Sと表紙Kから冊子を作成する場合には、鎖線で示す断裁処理が必ず施される。この場合、接着剤Nのはみ出し部Naを含む部分Yが断裁により除去される。
したがって、用紙Sに対してこれよりも大きなサイズの表紙Kを用いる場合には、はみ出し塗布、即ち、図15(a)に示す第1塗布モードが選択される。
図16(b)、(c)は、用紙Sの縦方向に、用紙Sと同一の長さの表紙Kを用いて冊子を作成する場合である。
図16(b)では、断裁処理が行われて冊子が作成され、図16(c)では、縦方向の断裁処理が行われないで冊子が作成される。
図16(b)に示す断裁処理により冊子が作成される場合には、図16(a)の場合と同様に、接着剤のはみ出し部Naを有する部分Yが断裁処理により除去される。したがって、図16(b)のサイズの関係にある用紙Sと表紙Kとが用いられる場合には、図15(a)の第1塗布モードが選択される。
図16(c)では、図15(a)の第1塗布モードで塗布が行われる場合には、接着材のはみ出しが形成された冊子ができあがる。そして、図15(b)の第2塗布モードで塗布が行われた場合には、はみ出し部のない冊子ができあがる。
図16(c)の場合には、ユーザの指示に応じて、第1塗布モード又は第2塗布モードが選択される。
図16(d)は、用紙Sの縦方向の長さよりも短い表紙Kを用いて冊子を作成する場合である。図16(d)の場合は、図示のように、断裁により、用紙S及び表紙KのY部分が除去される。したがって、図16(d)の場合は第塗布モードが選択される。
図15に示される塗布モードの選択において、製本装置制御手段100は、用紙のサイズ情報及び表紙のサイズ情報を生成するサイズ情報生成手段としての、図13における操作部9、外部機器及びサイズセンサ102からの情報を用いる。
なお、図6から明らかなように、製本装置制御手段100が塗布モード選択において用いる用紙Sのサイズ情報は、用紙束Saの背Sa1の長手方向の用紙Sの長さである。また、表紙のサイズ情報は、用紙の背Sa1の長手方向に対応した方向の表紙K長さの情報である。即ち、用紙S及び表紙Kの搬送方向に直角な幅方向の長さが用紙のサイズ情報及び表紙のサイズ情報として用いられる。
図1における用紙収納手段7Aには、サイズセンサ102が設けられており、A4、B5等の定形サイズの用紙Sが用紙収納手段7Aに装填されると装填された用紙のサイズ情報が出力される。
また、表紙供給部60にもサイズセンサ102が設けられており、表紙供給部に収納された表紙Kのサイズ情報が出力される。
また、用紙S及び表紙Kのサイズ情報は操作部9から出力される場合もある。即ち、ユーザが操作部から用紙の種類(A4、B5サイズ等)を指定することにより、操作部9からサイズ情報が出力される。
また、用紙S、表紙Kが定型から外れた不定型サイズである場合には、操作部9から用紙Sや表紙Kのサイズ情報を数値で指定することも可能であり、操作部9は入力された数値をサイズ情報として出力する。
製本装置制御手段100は、前記に説明した用紙S及び表紙Kのサイズ情報から、用紙Sのサイズと表紙Kのサイズとを比較し、図16のいずれの関係にあるかを判断し、図15(a)(b)に示すようにはみ出し部を形成する第1塗布モード又は図15(c)(d)に示すはみ出し部を形成しない第2塗布モードを選択して接着剤塗布を行う。
図15に示す塗布モードの選択に当たって、製本制御手段100は、また、操作部9から入力された塗布モード指定情報を用いる。即ち、図16(c)のサイズ関係にある用紙S・表紙Kが用いられる場合、第1塗布モード又は第2塗布モードがユーザの塗布モード指定に従って選択される。
図17は図15に示す塗布モードを選択する工程のフローチャートである。図17において、表紙によりくるまれる用紙の長さを本身長さという。また、「本長さ」は、用紙の接着剤が塗布される用紙束の背の長さを言い、「表紙長さ」は接着される用紙束の背に対応した表紙の長さを言う。
ステップST1において、用紙のサイズ情報と表紙のサイズ情報とを比較して本身長さと表紙長の大小関係が判断される。本身長さ<表紙長さのときは(ST1のYes)、第1塗布モードが選択される(ST2)。ステップST2において第1塗布モードが選択されたときには、続くステップST3において、はみ出し量が設定される。図15(a)と図15(c)に、はみ出し塗布と非はみ出し塗布とを示したが、図15(a)と図15()の中間、即ち、接着剤Nの層が形成されない長さVを変えることによりはみ出し量を調節することができる。ステップST3においては、はみ出し量設定か否かが選択される、ステップST3の選択は、操作部9において、はみ出し量設定が選択されているか否かにより決定される。ステップST3のYesでは、操作部9において設定されたはみ出し量に基づいてはみ出し量が設定される(ST4)。
はみ出し量は、塗布された接着剤Nの層の厚さ、接着剤の種類、用紙Sの紙質等により変化する。接着剤Nの層は綴じ処理される用紙束Saの厚さにより変えられる。即ち、厚い用紙束Saの場合、接着力を強くするために、厚い層が形成される。また、紙質に応じて接着剤の層が調整される。
製本装置制御手段100は主制御手段101から受け取った本身用紙の枚数の情報、紙質の情報等に基づいて、図15によける長さVを調整し、はみ出し量を調整する。
はみ出し量が設定でないときは(ST3のNo)、予め設定されている所定のはみ出し量が設定される(ST5)。
ステップST1の判断がNoのときは、ステップST6において、断裁か否かが判断される。この判断は操作部9において、断裁が設定されているか否かに基づいて行われる。ステップST6の判断は、図16における(b)又は(d)であるかそれとも(c)であるかを決める判断である。図16(b)又は(d)であるとき、ステップST2に移行し第1塗布モードが選択され、更にステップST3へと移行し、前記に説明した設定が行われる。なお、図17の例では、断裁の有無(ST6)と第1塗布モード選択の有無(ST7)とを分けて行っているが、操作部9に第1塗布モード又は第2塗布モードを選択設定するボタンのみを設け、ワンステップの判断で、塗布モードの選択を行うようにすることもできる。
ステップST6の判断で、断裁なしの場合(ST6のNo)、即ち、図16(c)の場合、第1塗布モ−ドか否かが判断される(ST7)。この判断は操作部9における設定に基づいて行われる。第1塗布モードモードの場合ステップST3に移行して前記に説明した設定が行われる。ステップST7の判断がNoの場合、第2塗布モードが設定される(ST8)。
ステップST4、ステップST5及びステップST8において設定された接着剤塗布条件に基づいて、用紙束の背に接着剤が塗布される。
9 操作部
40 用紙保持部
50 塗布手段
60 表紙供給部
70 表紙断裁手段
80 接合手段
100 製本装置制御手段
101 主制御手段
102 サイズセンサ
103 センサ
A 画像形成装置
B 製本装置(後処理装置)
K 表紙
N 接着剤
S 用紙
Sa 用紙束
Sa1 背

Claims (5)

  1. 複数枚の用紙を保持する用紙保持手段、
    該用紙保持手段により保持された用紙の背に接着剤を塗布する塗布手段及び、
    接着剤が塗布された用紙の束に表紙を接合する接合手段を有する製本装置において、
    前記塗布手段の塗布モードを選択する制御手段及び
    接着剤が塗布される用紙束の背の長手方向の用紙長さである用紙のサイズ情報及び前記用紙長さに対応した表紙長さである表紙のサイズ情報を生成するサイズ情報生成手段を有し、
    前記制御手段は、用紙束の背の長手方向端部からの接着剤のはみ出し部を形成する第1塗布モード又は接着剤のはみ出し部を形成しない第2塗布モードを選択する際に、前記サイズ情報生成手段が生成する前記用紙のサイズ情報と、前記表紙のサイズ情報とを比較し、前記表紙長さが前記用紙長さ以下である場合は、用紙束に表紙が接合された冊子について断裁の設定の有無を判断し、断裁の設定があるときは、前記第1塗布モードを選択することを特徴とする製本装置。
  2. 前記制御手段は、前記表紙長さが前記用紙長さよりも大きいときは、前記第1塗布モードを選択することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記第1塗布モードの設定及び前記第2塗布モードの設定を受ける操作部を有し、前記制御手段は、前記表紙長さが前記用紙長さ以下であり、かつ、断裁の設定がないときは、前記操作部からの情報に基づいて、前記第1塗布モード又は前記第2塗布モードを設定し、また、前記表紙長さが前記用紙長さ以下であり、かつ、断裁の設定があるときは、前記操作部からの情報にかかわらず、前記第1塗布モードを選択し、また、前記表紙長さが前記用紙長さよりも大きいときは、前記第1塗布モードを選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の製本装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1塗布モードの設定において、はみ出し量を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の製本装置。
  5. 用紙に画像を形成する画像形成装置及び請求項1〜4のいずれか1項に記載の製本装置を有することを特徴とする製本システム。
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