JP2002192858A - 糊付け製本方法、糊付け製本装置及び画像形成装置 - Google Patents

糊付け製本方法、糊付け製本装置及び画像形成装置

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JP2002192858A
JP2002192858A JP2000396644A JP2000396644A JP2002192858A JP 2002192858 A JP2002192858 A JP 2002192858A JP 2000396644 A JP2000396644 A JP 2000396644A JP 2000396644 A JP2000396644 A JP 2000396644A JP 2002192858 A JP2002192858 A JP 2002192858A
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Mikihiko Yamakawa
幹彦 山川
Toshio Shida
寿夫 志田
Hitoshi Tamura
均 田村
Takeshi Tsuchiya
毅 土屋
Katsunori Takahashi
克典 高橋
Toshitaka Matsumoto
敏高 松本
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Konica Minolta Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/50Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter

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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 糊吐出手段のノズル先端部に付着した糊が乾
燥固化して糊塗布不良を発生させる事を防止する。 【解決手段】 糊付け製本装置Cの制御手段9は、用紙
Sへの糊塗布処理開始前に、ノズル部材81の先端部を
糊固化防止手段99内の糊固化防止剤998から離脱さ
せるとともに、糊固化防止手段99を糊塗布位置から退
避させた後、用紙Sが搬送手段により搬送されてノズル
先端部に到達する以前に、ニードル部材82を駆動して
ノズル部材81の開口部81aを開放し、所定時間糊吐
出動作を行い、糊塗布処理終了後に、ノズル先端部を糊
固化防止剤998に浸漬させるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置本体
から排出された画像形成処理済みの用紙を整合し、用紙
搬送中に用紙側縁近傍に線状に糊を塗布する糊付け製本
装置、及び糊付け製本装置を備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、プリンタ、これらの複合
機等の画像形成装置本体により画像が記録された用紙の
所定位置に、糊付け処理をして、製本化する糊付け製本
装置が提供されている。
【0003】糊付け製本装置としては、(1)糊吐出ノ
ズルを用いて用紙に糊を吐出する装置、(2)糊収容箱
に糊車を設置し、該回転する糊車の外周に糊を付着さ
せ、糊車の外周を用紙に接触させて接触転写する装置、
(3)ノズルよりホットメルト剤(熱融着剤)と加熱圧
縮空気の混合体を吐出するホットメルト塗布装置、等が
用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の糊付け製本装置
及び画像形成装置は以下の課題がある。
【0005】ノズル先端部に糊が固化して、糊が吐出し
にくくなり、冊子の1枚目から糊塗布処理が行われない
事がある。また、画像形成装置本体への用紙補給時、又
は用紙搬送不良発生時に用紙への糊塗布を一定時間中断
する場合、ノズルに付着した糊が乾燥固化して、糊が吐
出しにくくなり、用紙への糊塗布処理を再開する時、正
常な糊吐出が行われない事がある。
【0006】また、糊付け製本装置に電力を供給する外
部電源が、停電やコンセント脱落等により供給電路が遮
断された場合に、糊供給手段、糊吐出手段等を駆動する
駆動手段に接続する主電源への送電が停止され、ノズル
部材の先端部が固化した糊により閉止され、用紙への糊
塗布処理を再開する時、正常な糊吐出が行われない事が
ある。
【0007】本発明は上記の課題を解決する糊付け製本
方法、糊付け製本装置及び画像形成装置を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、下記の本
発明により解決される。
【0009】(1) 搬送手段により搬送される用紙の
側縁部近傍に、糊吐出手段により用紙搬送方向に線状に
糊を塗布し、糊塗布後の複数枚の用紙を積載し整合して
冊子を作製する糊付け製本方法において、糊を吐出する
開口部を有するノズル部材と、前記ノズル部材の開口部
を開放、遮蔽可能にするニードル部材とから成る糊吐出
手段と、前記糊吐出手段のノズル先端部を浸漬可能にす
る糊固化防止手段とを有し、前記糊固化防止手段は、不
揮発性油を有することを特徴とする糊付け製本方法。
【0010】(2) 搬送手段により搬送される用紙の
側縁部近傍に、糊吐出手段により用紙搬送方向に線状に
糊を塗布し、糊塗布後の複数枚の用紙を積載し整合して
冊子を作製する糊付け製本装置において、糊を吐出する
開口部を有するノズル部材と、前記ノズル部材の開口部
を開放、遮蔽可能にするニードル部材とから成る糊吐出
手段と、前記糊吐出手段のノズル先端部を浸漬可能にす
る糊固化防止手段と、前記糊固化防止手段と前記糊吐出
手段とを近接及び離間させる駆動手段と、前記駆動手段
を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記
用紙への糊塗布開始前に、前記糊吐出手段のノズル先端
部を前記糊固化防止手段内の不揮発性油の糊固化防止剤
に浸漬させるように制御することを特徴とする糊付け製
本装置。
【0011】(3) 搬送手段により搬送される用紙の
側縁部近傍に、糊吐出手段により用紙搬送方向に線状に
糊を塗布し、糊塗布後の複数枚の用紙を積載し整合して
冊子を作製する糊付け製本装置において、糊収納容器内
に収容された糊を排出開口部から排出させる排出手段を
有し、前記糊吐出手段のノズル部材の先端部に未乾燥の
糊を付着した状態で、前記ノズル部材の先端部を糊固化
防止手段の糊固化防止剤中に浸漬させた後、前記排出手
段を逆転駆動して前記ノズル部材内を減圧状態にし、前
記糊吐出手段のニードル部材を作動して前記ノズル部材
の開口部を開放し、前記糊固化防止剤を前記ノズル部材
内に引き込むように制御することを特徴とする糊付け製
本装置。
【0012】(4) 搬送手段により搬送される用紙の
側縁部近傍に、糊吐出手段により用紙搬送方向に線状に
糊を塗布し、糊塗布後の複数枚の用紙を積載し整合して
冊子を作製する糊付け製本装置において、前記糊吐出手
段と、前記糊吐出手段のノズル先端部の糊固化を防止す
る糊固化防止手段とを駆動する駆動手段と、前記駆動手
段に電力を供給する外部電源に接続する主電源と、電池
等の補助電源とを有し、前記主電源への送電が停止され
た時、前記補助電源により、前記駆動手段を作動し、糊
固化防止動作を行うことを特徴とする糊付け製本装置。
【0013】(5) 画像書き込み手段、画像形成手
段、用紙搬送手段から成る画像形成装置本体と、糊塗布
装置を備えた糊付け製本装置とを有する画像形成装置に
おいて、糊を吐出する開口部を有するノズル部材と、前
記ノズル部材の開口部を開放、遮蔽可能にするニードル
部材とから成る糊吐出手段と、前記糊吐出手段のニード
ル部材を駆動する駆動手段と、前記糊吐出手段及び駆動
手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、
前記画像形成装置本体へ用紙を補給する時、又は用紙搬
送不良を発生した時に前記用紙への糊塗布を一時中断す
る場合、前記ノズル部材に付着した糊が乾燥固化する前
に所定間隔の時間を置いて、前記ニードル部材を駆動し
て前記ノズル部材の開口部を開放、遮蔽する動作を繰り
返す事を、前記用紙への糊塗布を再開するまで行うこと
を特徴とする画像形成装置。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の糊付け製本方法、
糊付け製本装置、及び糊付け製本装置を備えた画像形成
装置を図面に基づいて説明する。
【0015】(画像形成装置の一実施形態)図1は画像
形成装置本体A、画像読み取り装置B、糊付け製本装置
Cから成る画像形成システムの全体構成図である。
【0016】画像形成装置本体Aは、回転する像担持体
(以下、感光体と称す)1の周囲に、帯電手段2、像露
光手段(書き込み手段)3、現像手段4、転写手段5
A、除電手段5B、分離爪5C、及びクリーニング手段
6を配置し、帯電手段2によって感光体1の表面に一様
帯電を行った後に、像露光手段3のレーザビームによっ
て原稿から読み取られた画像データに基づくレーザビー
ム走査を行うことによって潜像を形成し、該潜像を現像
手段4により反転現像して感光体1の表面にトナー像を
形成する。
【0017】一方、用紙収納手段7Aから給紙された転
写紙(以下、用紙と称す)Sは転写位置へと送られる。
転写位置において転写手段5Aにより前記トナー像が用
紙S上に転写される。その後に、用紙Sは除電手段5B
により裏面の電荷が消去され、分離爪5Cにより感光体
1から分離され、中間搬送部7Bにより搬送され、引き
続き定着手段8により加熱定着され、排紙ローラ7Cに
より排出される。
【0018】用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、
定着手段8により加熱定着された用紙Sを、搬送路切り
替え板7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送
7Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、排紙
ローラ7Cにより装置外に排出される。排紙ローラ7C
から排出された用紙Sは、糊付け製本装置Cの受入部に
送り込まれる。
【0019】一方、感光体1の画像処理後の表面は、分
離爪5Cの下流においてクリーニング手段6により表面
に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備え
る。
【0020】画像形成装置本体Aの上部には、シートス
ルー型読み取り方式の自動原稿送り装置を備えた画像読
み取り装置Bが設置されている。
【0021】糊付け製本装置Cは、最上段の直接排紙手
段10、その下方の水平搬送手段20、方向変換搬送手
段30、積載手段40、排出手段50、排紙手段60、
表紙給紙手段70から成る用紙搬送系、及び糊吐出手段
80、糊供給手段90から成る糊塗布装置から構成され
ている。
【0022】図2は糊付け製本装置Cの正面断面図であ
る。受入部11に導入された用紙Sは、切り換え板12
により、直接排紙手段10と水平搬送手段20との何れ
かに選択される。
【0023】(装置上部の固定排紙皿16に直接排紙)
直接排紙手段10に導入された用紙Sは、上方に搬送さ
れ、搬送ローラ13,14に挟持されて排出ローラ15
により固定排紙皿16上に排出される。
【0024】(シフト処理又はノンソート大量排紙、昇
降排紙皿63に排紙)この搬送モードに設定されると、
切り替え板12は直接排紙手段10の搬送路を閉鎖し、
水平搬送手段20の搬送路を開放し用紙Sの通過を可能
にする。
【0025】水平搬送手段20に導入された用紙Sは、
搬送ローラ21,22,23,24に挟持されて搬送さ
れ、糊塗布処理を行わない用紙Sは図示しないシフト手
段を経て排出ローラ61により挟持されて、第1の排出
口62から機外の昇降排紙皿63上に排出される。昇降
排紙皿63上には、例えば、最大3000枚の大量の用
紙Sを積載する事が可能である。
【0026】(糊塗布処理の用紙搬送)図3は糊付け製
本装置Cの側面図、図4は平面図である。図5は糊塗布
処理時の用紙搬送経路と糊塗布処理を説明する模式斜視
図である。
【0027】・方向変換搬送手段30による用紙の直交
Uターン搬送 糊付け製本処理のモードに設定されると、画像形成装置
本体Aから排出され、搬送ローラ21〜24により挟持
されて搬送される用紙Sは、用紙Sの先端部が可動スト
ッパ25に当接して一旦停止し、搬送方向の位置決めが
行われる(図2のX1方向の第1搬送路)。用紙Sの停
止後、搬送ローラ22,23,24の圧接が解除され
る。
【0028】その後、用紙Sは搬送ローラ31,32に
挟持されて、90度偏向された搬送方向に搬送される
(図3のY1方向搬送)。用紙Sは引き続き搬送ローラ
33,34により挟持されてUターン搬送され積載手段
40に送り込まれる(図3のZ方向の第2搬送路)。
【0029】・用紙Sへの糊塗布処理 糊吐出手段80は、搬送ローラ31〜34によりY1方
向からZ方向に走行する用紙Sの一方の側縁部に線状又
は断続する破線状に糊を吐出して、用紙Sの上面に糊塗
布部Nを形成する(図5参照)。
【0030】本発明の実施の形態で使用される糊は、酢
酸ビニル系接着剤で、粘度は常温で750〜1500m
Pa・sである。
【0031】・用紙Sの積載、整合、加圧処理 1枚目の糊塗布処理されない用紙Sは、搬送ローラ3
3,34により挟持搬送されてY2方向の第3搬送路に
搬送され、積載台41上に載置される。後続の2枚目以
降の糊塗布処理された用紙Sは、搬送ローラ33,34
により挟持搬送されてY2方向に搬送され、積載台41
上の先行の用紙S上に積載される。
【0032】即ち、搬送ローラ34により挟持搬送され
た用紙Sの先端部は、回動する無端状ベルト42に保持
されたグリッパ手段43に把持されて、積載台41の上
方をY2方向に搬送される。移動するグリッパ手段43
に保持された加圧手段44は、積載台41上に載置され
た先行の用紙束の糊塗布部N形成面の背面側を加圧して
移動し、用紙間の接着を確実にする。グリッパ手段43
に把持された用紙Sの先端部は、先端ストッパ45に当
接して、先端揃えされる。先端ストッパ45は図示しな
い駆動手段により移動可能であり、用紙Sのサイズ設定
により所定位置に停止する。用紙Sの後端部は、移動可
能に駆動される用紙後端整合押圧手段46により、用紙
後端部の整合及び用紙後端上面部の押圧が行われる。用
紙Sの両側端部は、側端ストッパ47及び図示しない整
合手段により位置決めされる。なお、用紙Sの先端部、
後端部、両側端部の整合、位置決めは、加圧手段44に
よる加圧処理の前に行う。加圧手段44による用紙Sの
加圧処理は、2枚目以降の用紙Sが積載台41上に載置
される都度行っても良い。又は、用紙Sが複数枚積載さ
れる毎に加圧処理を行ってもよい。
【0033】以上の工程により糊付け処理された1冊の
製本が完成する。この糊付け製本装置Cでは、例えば、
最大200枚の用紙Sを糊付け処理して製本化する事が
できる。
【0034】・排紙 積載台41の用紙積載面の一部には、駆動ローラ51と
従動ローラ52に巻回された複数本の排出ベルト53が
回動可能に配置されている。
【0035】最終枚目の用紙Sが積載台41上に積載さ
れ、加圧処理されて、糊付け製本された冊子Saは、排
出ベルト53の排出爪53aにより冊子Saの後端部を
保持されて、積載台41の載置面上を滑走して、排紙手
段60の第2の排出口65に設けた排出ローラ64に挟
持されて、昇降排紙皿63上に排出、積載される(X2
方向の第3搬送路)。この排紙処理に先立って、加圧手
段44及び側端ストッパ47を搬送路の上方に待避させ
ておく。
【0036】昇降排紙皿63には、第1の排出口62か
ら排出された糊塗布処理されない用紙Sと、第2の排出
口65から排出された糊塗布処理された冊子Saとが積
載可能であり、昇降駆動により大量の用紙S及び冊子S
aを収容する事ができる。
【0037】(糊吐出手段)図6は糊吐出手段80の断
面図、図7は糊吐出手段80の分解断面図である。
【0038】糊吐出手段80は、糊を吐出する開口部8
1aを有するノズル部材81、開口部81aを開閉する
移動可能なニードル部材(以下、ニードルと称す)8
2、ニードル82を移動可能に収容するケーシング8
3、ニードル82を移動可能に駆動するソレノイドSL
等から構成されている。
【0039】ニードル82の先端部82aは、ノズル部
材81の開口部81aに嵌合する。ニードル82の軸部
は、ケーシング83内部の糊収容室83aを貫通し、ニ
ードル82の上端部は、ソレノイドSLのプランジャS
Laにネジ結合している。ニードル82の中間部に形成
されたフランジ部82bの上面側は、復帰バネ85を保
持する。フランジ部82bの下面側は、シール部材aに
当接する。
【0040】復帰バネ85は、糊吐出手段80の筐体8
4の底部と、フランジ部82bの上面との間に嵌挿さ
れ、ニードル82を下方に押圧している。ソレノイドS
Lの非作動時には、復帰バネ85によりニードル82の
先端部82aはノズル部材81の開口部81aを図6に
示すように閉止している。
【0041】図8は、ノズル部材81の開口部81aを
開放した状態を示す糊吐出手段80の部分拡大断面図で
ある。
【0042】ソレノイドSLに電圧を印加すると、プラ
ンジャSLaが上方に移動され、プランジャSLaに直
結するニードル82が引き上げられ、ノズル部材81の
開口部81aを開放し、糊吐出を可能にする。
【0043】プランジャSLaの底部近傍には、位置決
め手段であるEリングfが嵌着されている。Eリングf
は、プランジャSLaが上方に移動したとき、ソレノイ
ド本体SLbの底部SLdに当接して、プランジャSL
aの上限位置を規制する事により、ニードル82の先端
部82aの停止位置を制限し、ノズル部材81の開口部
81aを所定の間隙に保持して、糊吐出を一定にする。
【0044】ニードル82は非磁性材、例えば、非磁性
のステンレス鋼、アルミニウム合金材、プラスチック材
等により形成されている。ニードル82を非磁性にする
事により、ソレノイドSLの磁力線の回り込みがなくな
り、吸引力の低下が防止される。
【0045】ニードル82の軸部に形成された雄ネジ部
に螺合するナットbは、座金cを介して、フランジ部8
2bの下面側にシール部材aを圧接する。シール部材a
の外周部は、ケーシング83内の平面部と、ケーシング
83内に嵌入された押さえ部材86の平面部との間に挟
圧されて、糊収容室83a内に収容された糊が外部に漏
出する事を防止する。
【0046】ケーシング83の側面には入口部材87が
固定され、後述の糊供給手段90から供給された糊を供
給管88を経て糊収容室83a内に導入する。
【0047】ソレノイド本体SLbの上部には、雄ネジ
部材SLcが固定されている。筐体84の上部に固定し
た軸受d,eは、操作部材89を回転可能に保持する。
操作部材89内に螺設された雌ネジ部は、雄ネジ部材S
Lcに螺合する。操作部材89を把持して正回転又は逆
回転させる事により、固設された筐体84に対して、ソ
レノイド本体SLbが、案内棒SLeにより垂直方向に
昇降する。案内棒SLeは、ソレノイド本体SLbに固
定され、筐体84に穿設された案内孔SLfに嵌合して
摺動する。
【0048】ソレノイド本体SLbの昇降により、Eリ
ングfが当接するソレノイド本体SLbの底部SLdも
昇降する。このため、ソレノイドSLに電圧を印加した
時のEリングfが当接する上限位置が変わる。一方、ノ
ズル部材81の開口部81aは、筐体84に固設され位
置決めされているため、開口部81aとニードル82の
先端部82aとの間隙が適正な位置になるように調整さ
れる。
【0049】(糊供給手段)図9は、本発明の糊付け製
本装置Cに適用される糊供給手段90の正面図、図10
は、糊供給手段90の駆動手段を示す正面図である。
【0050】糊供給手段90の筐体91内には、糊収納
容器92が着脱可能に装着される。糊収納容器92は、
糊を収納する容器本体92aと、糊を排出する口金部9
2bとから成る。容器本体92aはポリエチレン等の可
撓性材料を用いて薄肉の中空状に成型した蛇腹形状をな
し、伸縮可能である。
【0051】糊収納容器92を把持して、筐体91内の
容器装着手段93に装着する事により、口金部92bは
所定位置に設置される。
【0052】糊収納容器92を容器装着手段93に装着
した後、口金部92bを供給管側接続部材94に接続す
る。この接続動作は手動でもよいが、電動による駆動手
段が迅速かつ確実である。
【0053】筐体91の容器装着手段93側には、供給
管側接続部材94の駆動手段が配置されている(図10
参照)。駆動手段のモータM1は、減速歯車列を形成す
る歯車G1〜G4を介してクランク95Aを揺動させ
る。揺動するクランク95Aに接続するクランク95B
は、供給管側接続部材94を矢印方向に直進させる。供
給管側接続部材94は更に直進して、口金部92bに連
結して停止する。この連結状態において、容器本体92
a内の加圧された糊は、口金部92b、供給管側接続部
材94を通過して供給管88、糊吐出手段80の入口部
材87を経て、糊吐出手段80に供給される。
【0054】糊収納容器92の口金部92bに対向する
容器本体92aの他端の底部は、押圧手段(排出手段)
96の駆動手段により押圧され、案内溝91aに沿って
矢印方向に移動する。
【0055】押圧手段96の駆動手段を図10に示す。
駆動手段のモータM2は、減速歯車列を形成する歯車G
10〜G19を介してプーリ961を回転させる。プー
リ961を巻回するワイヤ962は、プーリ963を巻
回し、押圧手段96に支持されたプーリ964を巻回
し、一方の末端が固定支持部材965に固定される。
【0056】プーリ961を巻回するワイヤ962の他
端は、プーリ964と同軸上のプーリ966を巻回し、
一端が筐体91に支持されたテンション用のバネ967
の他端に接続している。
【0057】押圧手段96は、モータM2の正回転によ
り、減速歯車列及びワイヤ962を介して矢印方向に移
動して、容器本体92aを圧縮する。容器本体92a内
の加圧された糊は、口金部92b、供給管側接続部材9
4を通過して供給管88、糊吐出手段80の入口部材8
7を経て、糊吐出手段80に供給される。
【0058】歯車G11,12と同軸上には、トルクリ
ミッタTLが装着され、モータM2による容器本体92
aへの押圧力が所定圧力以上になると、トルクリミッタ
TLにより歯車G11,12が空転して伝達を断ち、押
圧手段96の移動を停止させる。
【0059】(糊収納容器の温度制御)糊収納容器92
の近傍に、温度検知手段(以下、温度センサと称す)T
S及び加熱手段97を設置する。温度センサTSによ
り、糊収納容器92の近傍の温度が予め設定された所定
温度以下になった事が検知されると、制御手段9は、ヒ
ータ加熱手段の電源97Aを駆動し、加熱手段97によ
り糊収納容器92内の糊の温度を上昇させる。この所定
温度は、糊の特性により設定されるが、例えば、5℃と
する。これにより糊収納容器92内の糊の凍結が防止さ
れる。
【0060】温度センサTSが、糊収納容器92の近傍
の温度が予め設定された上限温度以上になった事を検知
すると、制御手段9は、加熱手段97の電源97Aを停
止させる。この温度制御により、糊収納容器92内の糊
は、途切れる事なく、安定して糊吐出手段80に供給さ
れる。
【0061】なお、加熱手段97は、糊収納容器92の
容器本体92aを収容する容器収納室93aの内壁又は
外壁に設置されるが、容器装着手段93、供給管88、
糊吐出手段80等に設置する事も可能である。
【0062】(糊固化防止手段)図11は、糊吐出手段
80と糊固化防止手段99の初期位置を示す正面図であ
る。
【0063】糊吐出手段80は、支持部材800に固定
されている。支持部材800は支軸801に揺動可能に
支持されている。支持部材800にはカム部材802が
固定されている。
【0064】糊固化防止手段99は、糊固化防止剤99
8を収容するオイル収納皿995と、オイル収納皿99
5の移動手段及び駆動手段から成る。
【0065】糊塗布装置本体に固定されたモータM3
は、減速歯車列を構成する歯車G21〜G25を介して
歯車G26に駆動力を伝達し、回転する歯車G26に固
定された軸990を回転させる。軸993に固定された
第1レバー991の他端は、軸993により第2レバー
992と回転自在に接続している。
【0066】第2レバー992の他端は、オイル収納皿
995の一方の側面に突出した軸994に回転自在に接
続している。オイル収納皿995の他方の側面には、図
示の三角形状の支持部材996が固定されている。支持
部材996の上部には、コロ997が回転自在に支持さ
れている。
【0067】糊固化防止剤998を収容するオイル収納
皿995は、糊吐出手段80のノズル部材81の近傍
で、用紙Sの搬送面の上方に移動可能に配置されてい
る。糊固化防止剤998は、不揮発性油、例えばシリコ
ーンオイル等である。本発明の実施の形態で使用される
シリコーンオイルの動粘度は常温で、1×10-32
secである。
【0068】位置検出用センサ(以下、位置センサと称
す)PS1は、第1レバー991の一部に突出した突起
部991Aの位置を検知して、制御手段9がオイル収納
皿995の初期位置を制御する。このオイル収納皿99
5の初期位置において、糊吐出手段80による用紙Sへ
の糊塗布処理を実施可能である。
【0069】糊吐出手段80のノズル部材81の直下に
は、廃棄糊回収容器999が設置されている。
【0070】図12は、糊吐出手段80と糊固化防止手
段99の移動経過を示す正面図である。
【0071】モータM3の駆動開始により回転する歯車
G26に固定された軸990が回転して、第1レバー9
91を揺動させ、第2レバー992、軸994を介して
オイル収納皿995を図示しない案内手段により、図示
の白抜き矢印方向に直進させる。
【0072】オイル収納皿995の直進により、コロ9
97が一体となって直進する。コロ997は、カム部材
802の第1カム面802Aに摺動して、カム部材80
2と一体をなす支持部材800を支軸801を中心にし
て、図示の反時計方向に揺動させる。この揺動により、
支持部材800に固定された糊吐出手段80も一体とな
って揺動され、ノズル部材81が用紙搬送面から上方に
待避し、オイル収納皿995の直進を支障させない。
【0073】図13は、糊吐出手段80と糊固化防止手
段99の停止位置を示す正面図である。
【0074】モータM3の駆動継続により回転する歯車
G26に固定された軸990が更に回転して、第1レバ
ー991、第2レバー992を介してオイル収納皿99
5を更に直進させる。オイル収納皿995の被検部99
5Aが位置センサPS2により検知されると、制御手段
9はモータM3の駆動を停止させ、オイル収納皿995
を所定位置に停止させる。
【0075】オイル収納皿995の直進時に、コロ99
7は、カム部材802の第2カム面802Bを摺動し
て、支持部材800を支軸801を中心にして、図示の
時計方向に揺動させる。この揺動により、支持部材80
0に固定された糊吐出手段80も揺動され、ノズル部材
81がオイル収納皿995内に降下し、ノズル部材81
の先端部が糊固化防止剤998の液面下に浸漬する。こ
の浸漬状態において、ノズル部材81の先端部の糊固化
が防止される。
【0076】制御手段9は、用紙Sへの糊塗布処理開始
前に、糊吐出手段80のノズル部材81の先端部を糊固
化防止手段99のオイル収納皿995内の糊固化防止剤
998から離脱させるとともに、オイル収納皿995を
糊塗布位置から退避させた図12に示す状態にした後、
糊吐出手段80を図11に示す糊塗布開始位置に配置
し、用紙Sが搬送手段により搬送されてノズル部材81
の先端部に到達する以前に、ニードル82を駆動してノ
ズル部材81の開口部81aを開放し、所定時間糊吐出
動作を行った後、用紙搬送方向に線状に糊を塗布し、糊
塗布終了後に、ノズル部材81の先端部をオイル収納皿
995内の糊固化防止剤998に浸漬させるように制御
する。
【0077】(糊固化防止の制御)図14は糊塗布装置
のブロック図、図15は糊固化防止の制御を示すフロー
チャートである。
【0078】制御手段9は、画像形成装置本体Aへの用
紙補給時、又は用紙搬送不良発生時に用紙Sへの糊塗布
を一定時間中断する場合、ノズル部材81に付着した糊
が乾燥固化しない所定間隔の時間(タイマTM1作動)
を置いて、ニードル82を駆動してノズル部材81の開
口部81aを開放する。糊が排出され、タイマTM2の
所定時間経過後、ノズル部材81を遮蔽する。この動作
を繰り返す事を、用紙Sへの糊塗布を再開するまで行
う。
【0079】(糊固化防止の制御の他の実施の形態)糊
固化防止の制御の他の実施の形態を以下に示す。
【0080】 制御手段9は、糊塗布処理の中断時
に、ノズル部材81の先端部を糊固化防止手段99内の
糊固化防止剤998に浸漬させた後、糊吐出手段80に
より少量の糊を吐出させるように制御する。
【0081】 制御手段9は、糊塗布処理の中断時
に、タイマTM1を作動させ、所定時間経過後、ノズル
部材81の開口部81aを開放し、タイマTM2の所定
時間経過後、ノズル部材81の開口部81aを遮蔽する
事により、少量の糊を吐出させた後、ノズル部材81の
先端部を糊固化防止手段99内の糊固化防止剤に浸漬さ
せるように制御する。
【0082】 制御手段9は、糊塗布処理の中断時
に、糊吐出手段80により少量の糊を排出させ、ノズル
部材81の先端部に未乾燥の糊を付着した状態で、ノズ
ル部材81の先端部を糊固化防止手段99内の糊固化防
止剤998に浸漬させた後、押圧手段96を逆転駆動し
てノズル部材81内を減圧状態にし、ソレノイドSLを
駆動させ、ニードル82を上昇させてノズル部材81の
開口部81aを開放し、糊固化防止剤998をノズル部
材81内に微少量引き込むようにして、開口部81aの
先端部を糊固化防止剤998で塞ぐように制御する。
【0083】 制御手段9は、画像形成装置本体Aへ
の用紙補給時、又は用紙搬送不良発生時に用紙Sへの糊
塗布を一定時間中断する場合、ノズル部材81に付着し
た糊が乾燥固化する前に所定間隔の時間を置いて、ニー
ドル82を駆動してノズル部材81の開口部81aを開
放、遮蔽する動作を繰り返す事を、用紙Sへの糊塗布を
再開するまで行うように制御する。
【0084】 糊付け製本装置Cは電力を供給する外
部電源に接続する主電源E1と、電池等の補助電源E2
とを備えている(図2参照)。制御手段9は、主電源E
1への送電が停止された時、バックアップ用の補助電源
E2により、糊吐出手段80、糊固化防止手段99、モ
ータM2,M3を駆動し、糊固化防止動作を行うように
制御する。
【0085】本発明の糊付け製本装置Cは、複写機、プ
リンタ、これらの複合機等の画像形成装置に接続され
る。画像形成装置により所望のデジタル処理が行われ、
片面記録、両面記録、頁編集等の処理後、排出された用
紙は、本発明の糊付け製本装置Cを備えた画像形成装置
により、表紙付け、糊付け処理等が正確かつ効率よく行
われ、製本化される。
【0086】なお、本発明の糊付け製本装置Cを独立し
た装置に形成し、他の画像形成装置により処理された用
紙に対して糊付け製本することも可能である。
【0087】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の糊付け製本方法、糊付け製本装置、画像形成装置によ
り、ノズル先端部に糊が固化する事がなく、糊が安定し
て吐出され、冊子の1枚目から糊塗布処理が確実に行わ
れる。また、画像形成装置本体への用紙補給時、又は用
紙搬送不良発生時に用紙への糊塗布を一定時間中断する
場合、糊がノズルに付着して乾燥固化する事はなく、糊
が安定して吐出され、用紙への糊塗布処理を再開する
時、糊吐出が確実に行われる。
【0088】また、糊付け製本装置に電力を供給する外
部電源が、停電やコンセント脱落等により供給電路が遮
断され、糊付け製本装置の主電源への送電が停止された
場合に、補助電源E2に切り換え、糊吐出手段、糊固化
防止手段、モータを駆動し、糊固化防止動作を行う事に
より、ノズル先端部の糊の固化を防止する事が可能とな
る。
【0089】更に、糊固化防止剤のシリコーンオイル
は、不活性、不燃性であり、人体に無害でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置本体、画像読み取り装置、糊付け
製本装置から成る画像形成システムの全体構成図。
【図2】糊付け製本装置の正面断面図。
【図3】糊付け製本装置の側面図。
【図4】糊付け製本装置の平面図。
【図5】糊塗布処理時の用紙搬送経路と糊塗布処理を説
明する模式斜視図。
【図6】糊吐出手段の断面図。
【図7】糊吐出手段の分解断面図。
【図8】ノズル部材の開口部を開放した状態を示す糊吐
出手段の部分拡大断面図。
【図9】糊供給手段の正面図。
【図10】糊供給手段の駆動手段を示す正面図。
【図11】糊吐出手段と糊固化防止手段の初期位置を示
す正面図。
【図12】糊吐出手段と糊固化防止手段の移動経過を示
す正面図。
【図13】糊吐出手段と糊固化防止手段の停止位置を示
す正面図。
【図14】糊塗布装置のブロック図。
【図15】糊固化防止の制御を示すフローチャート。
【符号の説明】
9 制御手段 80 糊吐出手段 802 カム部材 81 ノズル部材 82 ニードル部材(ニードル) 88 供給管 90 糊供給手段 92 糊収納容器 93 容器装着手段 94 供給管側接続部材 96 押圧手段(排出手段) 99 糊固化防止手段 995 オイル収納皿 998 糊固化防止剤 999 廃棄糊回収容器 A 画像形成装置本体 C 糊付け製本装置 E1 主電源 E2 補助電源 M1,M2,M3 モータ S 転写紙(用紙) Sa 冊子 SL ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 毅 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 高橋 克典 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 松本 敏高 東京都豊島区要町3丁目51番4号 Fターム(参考) 3F108 GA01 GB01 HA13 4D073 AA01 BB03 CC05 4F041 AA02 AB02 CA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送手段により搬送される用紙の側縁部
    近傍に、糊吐出手段により用紙搬送方向に線状に糊を塗
    布し、糊塗布後の複数枚の用紙を積載し整合して冊子を
    作製する糊付け製本方法において、糊を吐出する開口部
    を有するノズル部材と、前記ノズル部材の開口部を開
    放、遮蔽可能にするニードル部材とから成る糊吐出手段
    と、前記糊吐出手段のノズル先端部を浸漬可能にする糊
    固化防止手段とを有し、前記糊固化防止手段は、不揮発
    性油を有することを特徴とする糊付け製本方法。
  2. 【請求項2】 搬送手段により搬送される用紙の側縁部
    近傍に、糊吐出手段により用紙搬送方向に線状に糊を塗
    布し、糊塗布後の複数枚の用紙を積載し整合して冊子を
    作製する糊付け製本装置において、糊を吐出する開口部
    を有するノズル部材と、前記ノズル部材の開口部を開
    放、遮蔽可能にするニードル部材とから成る糊吐出手段
    と、前記糊吐出手段のノズル先端部を浸漬可能にする糊
    固化防止手段と、前記糊固化防止手段と前記糊吐出手段
    とを近接及び離間させる駆動手段と、前記駆動手段を制
    御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記用紙
    への糊塗布開始前に、前記糊吐出手段のノズル先端部を
    前記糊固化防止手段内の不揮発性油の糊固化防止剤に浸
    漬させるように制御することを特徴とする糊付け製本装
    置。
  3. 【請求項3】 前記糊固化防止剤は、シリコーンオイル
    であることを特徴とする請求項2に記載の糊付け製本装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記用紙への糊塗布処
    理の中断時に、前記ノズル先端部を前記糊固化防止手段
    内の糊固化防止剤に浸漬させた状態で、前記糊吐出手段
    により少量の糊を吐出させるように制御することを特徴
    とする請求項2又は3に記載の糊付け製本装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記用紙への糊塗布処
    理の中断時に、前記糊吐出手段により少量の糊を吐出さ
    せた後、前記ノズル先端部を前記糊固化防止手段内の糊
    固化防止剤に浸漬させるように制御することを特徴とす
    る請求項2に記載の糊付け製本装置。
  6. 【請求項6】 搬送手段により搬送される用紙の側縁部
    近傍に、糊吐出手段により用紙搬送方向に線状に糊を塗
    布し、糊塗布後の複数枚の用紙を積載し整合して冊子を
    作製する糊付け製本装置において、糊収納容器内に収容
    された糊を排出開口部から排出させる排出手段を有し、
    前記糊吐出手段のノズル部材の先端部に未乾燥の糊を付
    着した状態で、前記ノズル部材の先端部を糊固化防止手
    段の糊固化防止剤中に浸漬させた後、前記排出手段を逆
    転駆動して前記ノズル部材内を減圧状態にし、前記糊吐
    出手段のニードル部材を作動して前記ノズル部材の開口
    部を開放し、前記糊固化防止剤を前記ノズル部材内に引
    き込むように制御することを特徴とする糊付け製本装
    置。
  7. 【請求項7】 搬送手段により搬送される用紙の側縁部
    近傍に、糊吐出手段により用紙搬送方向に線状に糊を塗
    布し、糊塗布後の複数枚の用紙を積載し整合して冊子を
    作製する糊付け製本装置において、前記糊吐出手段と、
    前記糊吐出手段のノズル先端部の糊固化を防止する糊固
    化防止手段とを駆動する駆動手段と、前記駆動手段に電
    力を供給する外部電源に接続する主電源と、電池等の補
    助電源とを有し、前記主電源への送電が停止された時、
    前記補助電源により、前記駆動手段を作動し、糊固化防
    止動作を行うことを特徴とする糊付け製本装置。
  8. 【請求項8】 画像書き込み手段、画像形成手段、用紙
    搬送手段から成る画像形成装置本体と、糊塗布装置を備
    えた糊付け製本装置とを有する画像形成装置において、
    糊を吐出する開口部を有するノズル部材と、前記ノズル
    部材の開口部を開放、遮蔽可能にするニードル部材とか
    ら成る糊吐出手段と、前記糊吐出手段のニードル部材を
    駆動する駆動手段と、前記糊吐出手段及び駆動手段を制
    御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記画像
    形成装置本体へ用紙を補給する時、又は用紙搬送不良を
    発生した時に前記用紙への糊塗布を一時中断する場合、
    前記ノズル部材に付着した糊が乾燥固化する前に所定間
    隔の時間を置いて、前記ニードル部材を駆動して前記ノ
    ズル部材の開口部を開放、遮蔽する動作を繰り返す事
    を、前記用紙への糊塗布を再開するまで行うことを特徴
    とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記糊吐出手段のノズル先端部の糊塗布
    開始位置の下方で、用紙搬送面を挟んで反対側に、前記
    ノズル部材から排出された糊を受容する廃棄糊回収容器
    を配置したことを特徴とする請求項8に記載の画像形成
    装置。
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