JP2007296813A - 製本装置 - Google Patents

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    • B42C13/003Joint-creasing devices

Abstract

【課題】表紙綴じするシート束の厚さに拘わらず常に正確な背折処理を可能とする。
【解決手段】シートを束状に集積するシート集積手段と、シート束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、シート束の背部に表紙シートを綴合せる表紙綴じ手段とを備える。そして上記表紙綴じ手段は、待機位置と背折位置との間で移動自在に配置された左右一対の背折プレス部材と、このプレス部材を待機位置と背折位置との間で往復動するシフト手段と、その制御手段で構成する。そこで上記制御手段は、上記背折プレス部材をシート束の厚さに応じて(1)上記背折プレス部材の待機位置を異ならせる手段(2)待機位置から背折位置に移動する動作開始タイミングを異ならせる手段(3)待機位置から背折位置に移動する移動速度を異ならせる手段のいずれかを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は画像形成装置などで画像形成されたシートを部揃えし、このシート束の背部に接着剤を塗布して表紙シートに綴じ合わせて装丁する製本装置に係わり、背部に糊付けしたシート束を表紙シートの中央部に接合してこの表紙シートを背折りしてくるみ綴じ製本する製本装置に関する。
一般にこの種の製本装置は、プリンタ、印刷機などの画像形成システムの端末装置として、画像形成されたシートをページ順に積重ねて束状に部揃えした後、その端面を糊付けして表紙シートに綴じ合せる自動整本システム、或いは給紙口から供給された印刷シートを部揃えして表紙シートと綴じ合わせる製本装置として広く使用されている。特に最近電子出版などのオンデマンド印刷として、所定の文書類の印刷と同時に、これを自動的に綴じ合わせて表装して冊子状に仕上げる印刷と製本処理を同時に実行するシステムが知られている。
このようなシステムとして例えば特許文献1には、画像形成システムから出力されたシートを自動的に製本仕上げする装置構成が開示されている。同文献には、画像形成装置から出力されたシートを、その排紙口から受取ってシート搬入経路に導き、この経路の下流に設けた載置トレイに集積し、このトレイに集積された水平姿勢のシート束を90度旋回させて垂直姿勢で糊付け装置に導いて塗布処理する。そしてこの糊付けされたシート束をインサータ装置から供給した表紙シートと一緒に折り畳んで綴じ合わせる装置が開示されている。
従来このような製本システムにおける製本方法は、背部に糊付けしたシート束をこれと直交する方向から搬入された表紙シートの中央に接合し、この表紙シートを折り合わせて冊子状シートを形成するくるみ綴じ製本が知られている。この場合、中央にシート束を接合した表紙シートを左右一対の背折プレス部材でプレス成形して背部を形成している。従って左右一対の背折プレス部材はプレス型形状に形成され、中央の背折位置を基準に左右距離を隔てた待機位置から互いに接近して中央の背折位置で表紙シートの背部を折り合わせる構造を採用している。
特開2004−209869号公報
上述のように接着剤を塗布したシート束と表紙シートとを折り合わせる際に、従来は左右一対の背折プレス部材でシート束と表紙シートの背部をプレス成型している。この場合左右一対のプレス部材はそれぞれ待機位置例えばホームポジションに位置し、この待機位置から折り位置(背折位置)に移動する際に背部をプレス成形している。この為シート束の厚さが異なると次の問題が起きる。第1には左右の背折プレス部材が当時にシート束の背部に到達してプレスしないと背部位置がズレたり崩れて美観を損ねる問題がある。第2に左右の背折プレス部材が待機位置から背部に到達する時間が長いと環境温度によっては接着剤が硬化或いは固化して整然と背部を折り曲げることが出来ず、凹凸、皺などが生ずる問題がある。
逆にこのプレス部材が背部を速く折り曲げると軟化した状態の接着剤が表紙シートの表裏面にはみ出してしまう為製本不良を招く問題がある。このように製本時の接着剤は適度な粘性でシート束の葉間に浸入し、表紙シートの背折り成型時には適度な硬度でシャープに折り曲げられ、背折り後は短時間で固化することが要求され、それぞれ矛盾する条件が求められている。
一方、シート束はその都度、束厚さが異なり薄い冊子と厚い冊子とでは背折り条件が異なる。従来左右の背折プレス部材は所定の待機位置から所定速度で互いに接近して背折位置で表紙シートを折り曲げているため、シート束の厚さが異なると左右のプレス部材がシート束の背折位置に当接するタイミングが異なることがあり、この場合には背折位置が左右いずれかにずれ、背折部が崩れた製本状態となる。またこのような位置ズレが解決されても待機位置から背折プレス部材はシート束が厚い場合には速く、薄い場合には遅く背折位置に到達するため、接着剤の硬化、固化状態が束厚によって異なる。
従来このような問題を解決するため、硬化速度の遅い接着剤を選択し、背折部で接着剤が硬化するまで待機させるなど種々の手段を講じているが製本処理時間が長くなるなどの問題を抱えている。そこで本発明は、表紙綴じするシート束の厚さに拘わらず常に正確な背折り処理が可能で製本後の美観を損ねることがなく、製本処理時間を短縮することが可能な製本装置の提供をその主な課題としている。
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を採用する。シートを束状に集積するシート集積手段と、上記シート集積手段からのシート束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、上記接着剤塗布手段からのシート束の背部に表紙シートを綴合せる表紙綴じ手段とを備える。そして上記表紙綴じ手段は、少なくとも一方が待機位置と背折位置との間で移動自在に配置された左右一対の背折プレス部材と、上記背折プレス部材を待機位置と背折位置との間で往復動するシフト手段と、上記シフト手段を制御する制御手段とで構成する。
そこで上記制御手段は、上記背折プレス部材をシート束の厚さに応じて(1)上記背折プレス部材の待機位置を異ならせる手段、(2)待機位置から背折位置に移動する動作開始タイミングを異ならせる手段、(3)待機位置から背折位置に移動する移動速度を異ならせる手段、の少なくとも1つを備えるように構成する。このようにシート束に表紙シートを背折りする背折プレス部材をシート束の厚さに応じて待機位置から背折位置に到達するタイミングを一定にすることが出来、シート束の厚さによって接着剤の硬化状態が異なることがないため正確な背折位置でシャープに表紙シートを折り曲げることが出来る。従って美観に富んだ製本状態となる。また、上記シート束の厚さは、直接シート束の厚さを検出する束厚検出手段を設けるか、或いはシート束のシート数をカウントするカウント手段を設けて束厚を算出すれば良い。
上記制御手段は、上記背折プレス部材の待機位置をシート束の厚さに応じて上記背折位置からの距離が異なるように上記シフト手段を制御し、この制御はシート束の厚さが薄いほど上記待機位置を上記背折位置からの距離が短くするように設定する。これによってシート束の厚さに拘わらず背折プレス部材はその起動から背折位置に到達するタイミング時間を略々同一にすることが出来、特にシート束が薄く接着剤の塗布量を少なくした場合に接着剤が硬化する前に背折プレス部材が背折動作を実行し、正確な背折りが可能となる。
上記制御手段は、上記背折プレス部材を所定の待機位置から背折位置に移動する際、シート束の厚さに応じて動作開始タイミングを異ならせるように上記シフト手段を制御し、この制御はシート束の厚さが薄いほど動作開始タイミングが早くなるように設定する。これによって背折プレス部材はシート束が厚い場合には遅く、薄い場合には早く移動動作を開始し、薄い場合に接着剤が硬化する前に背折り動作を実行することとなる。
上記制御手段は、上記背折プレス部材を所定の待機位置から背折位置に移動する際、シート束の厚さに応じて移動速度を異ならせるように上記シフト手段を制御し、この制御はシート束の厚さが薄いほど移動速度が速くなるように設定する。従って上述の場合と同様に背折プレス部材は塗布された接着剤が適正な硬化状態で背折り動作を実行することとなる。尚、上記シート集積手段と接着剤塗布手段と表紙綴じ手段とはシート束を搬送するシート束搬送経路に順次配置し、上記表紙綴じ手段の配置位置には表紙シート給送経路を上記シート束搬送経路と交差するように配置し、上記シート束搬送経路にはシート束を移送するグリップ搬送手段を設ける。これによってシート束搬送経路をグリップ搬送手段で移送する過程でシート束には接着剤が塗布され、表紙シートと接合され、背折処理されることとなる。
尚、請求項9の発明は、シートを束状に集積するシート集積手段と、上記シート集積手段からのシート束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、上記接着剤塗布手段からのシート束の背部に表紙シートを綴合せる表紙綴じ手段とを備える。そして上記表紙綴じ手段は、少なくとも一方が待機位置と背折位置との間で移動自在に配置された左右一対の背折プレス部材と、上記背折プレス部材を待機位置と背折位置との間で往復動するシフト手段と、上記シフト手段を制御する制御手段とで構成する。
そこで上記制御手段は、上記背折プレス部材が上記シート束に表紙シートを背折りした状態で該背折プレス部材を上記背折位置に保持するように上記シフト手段を制御し、この保持時間は上記表紙シートの坪量、材質及び/又は上記シート束の厚さに応じて可変するように設定する。これによって背折プレス部材で背折成型後のシート束と表紙シートを型崩れすることなく接着剤で固めることが出来る。尚、上述の場合、制御手段は表紙シートの坪量若しくはシート束の厚さに応じて予め設定された保持時間、上記背折プレス部材を上記背折位置に保持するように上記シフト手段を制御し、この制御は表紙シートの坪量が大きいほど、シート束の厚さが厚いほど保持時間が長くなるように設定する。
上述した制御手段は、上記背折プレス部材を上記待機位置から背折位置に移動する際、この背折プレス部材が背折位置に接近するに従って移動速度を減速するようにシフト手段を制御する。これによって接着剤が柔らかい状態であっても背部から漏れ出すことなく均一な厚さで背折りすることが可能となる。更に上述の制御手段は、上記背折プレス部材を上記背折位置から上記待機位置に移動する際、この背折プレス部材が背折位置から離間するに従って移動速度を増速するようにシフト手段を制御する。これによって製本の処理時間を短縮することが可能となる。
本発明は、左右一対の背折プレス部材をシート束の厚さに応じて待機位置の距離間隔若しくは起動タイミング、移動速度を変更するものであるからシート束に塗布された接着剤の硬化程度が束厚によって異なることがなく常に正確な位置でシャープな折曲げが可能となる。特にシート束が薄く接着剤の塗布量を少なくした場合背折プレス部材で背折りする際に既に接着剤が硬化して折り線に凹凸が生ずることがなく、逆にシート束が厚い場合に接着剤が柔らかい軟化状態で背折りすることがなく接着剤が表紙の表裏面にはみ出すことがないなど美観に富んだ製本が可能である。
以下図示の実施の好適な態様に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明に係わる製本装置の全体構成を示す説明図であり、図2はその要部を拡大した要部説明図である。
本発明の製本装置は、例えば図1に示すような画像形成装置Aに連結され、この画像形成装置Aから画像形成されたシートを束状に部揃えし、このシート束の端面に糊などの接着剤を塗布し、これに表紙シートを接合して背折プレス成形して製本綴じする。この表紙シートはシート束の搬送経路と交差する方向から画像形成装置或いはインサータ装置から供給する。図1はこのような画像形成システムを示し、以下画像形成装置A、製本装置Bの順に説明する。
図示の画像形成装置Aについて説明すると、この画像形成装置Aはコンピュータ、ワードプロセッサなどのシステムに組込まれ、一連の文書をシート上に印刷して排紙口9から搬出する。この印刷手段としてはレーザ、インクジェット、オフセット印刷などの手段が採用可能である。図示のものは、静電ドラムなどの印刷ドラム10と、この印刷ドラム10にシートを供給する給紙カセット2と、印刷ドラム10に画像を形成するレーザなどの印刷ヘッド8と、現像器4と定着器5とから構成されている。給紙カセット2から所定サイズのシートを給紙経路3に供給し、この給紙経路3には印刷ドラム10が配置されている。この印刷ドラム10に印刷ヘッド8で静電潜像を形成し、この潜像に現像器4でトナーインクを付着する。この印刷ドラム10上に形成されたトナー像をシート上に転写した後、定着器5で定着して排紙口9から排出する。
図示6は反転経路で片面に画像印刷されたシートを表裏反転して再び印刷ドラム10に導きシートの裏面側に印刷するデュープレックスパスである。図示11は画像読取装置であり、原稿シートをセットするプラテンと、このプラテンに沿って往復動するスキャニングキャリッジと、このキャリッジで走査した原稿画像を光電変換するCCDなどの光電変換素子で構成されている。また図示12は原稿供給送置であり、上記プラテンに原稿を自動的に供給するため、原稿をセットするトレイと、このトレイから原稿を上記プラテンに案内する搬送経路と、排紙トレイとを備えている。上記画像読取装置で読み取った原稿データは上記印刷ヘッド8のデータ記憶部に転送される。一方、このデータ記憶部はコンピュータ、ワードプロセッサなどの外部機器に接続され、この外部機器から原稿データの供給を受ける。
そこで本発明に係わる製本装置Bは、前記画像形成装置Aの排紙口9から順次搬出されるシートをページ順に上下に積重ねて束状に部揃いする「シート集積手段C」と、このシート集積手段Cからシート束を製本経路(以下シート束搬送経路と云う)に沿って移送する「束搬送ユニットD」と、シート束搬送経路の接着剤塗布位置に配置され上記シート束の一端背部に接着剤を塗布する「接着剤塗布手段E」と、上記接着剤塗布位置の下流側に配置された綴合せ位置に表紙シートを給送セットする「表紙シート給送手段F」と、上記綴合せ位置に配置され表紙シートとシート束とを接合する「綴合せユニットG」と、製本仕上げされたシート束を収納する「収納スタックユニットH」とから構成されている。各構成について以下説明する。
「シート集積手段」
図1に示すように前述の画像形成装置Aの排紙口9にはシート搬入経路P1が連結され、このシート搬入経路P1は略々水平方向に配置され、装置中央を横断するパスで構成されている。上記シート搬入経路P1には、表紙シートを給送するインサータ装置J(後述する)の給紙経路P2と、上記画像形成装置Aからのシートを搬送する中綴じシート搬送経路P3が連接してある。そしてこれらの経路分岐部には経路切換フラッパ15が設けられている。上記中綴じシート搬送経路P3は装置中央に配置されたシート搬入経路P1からシートを装置上方に案内するように配置され、その排紙口20には排紙ローラ21(シート搬送手段)、シートセンサSeが設けられている。
上記中綴じシート搬送経路P3の下流側には集積トレイ22が排紙口20の下方に段差を形成して配置されている。この集積トレイ22にはシートガイド25と、整合ローラ24と、シート後端を位置規制する後端規制部材23が配置されている。シートガイド25は排紙口20からシートを集積トレイ22上に案内するガイド部材で構成され、整合ローラ24はシートガイド25に沿ってトレイ上に進入したシートを排紙方向(図2左方向)に移送し、シート後端がトレイ上に進入した後は、逆方向(図2右方向)にシートをスッチバックさせてその後端を後端規制部材23に突き当て整合する。このため整合ローラ24は正逆転可能な駆動モータM2に連結されている。また上記シートガイド25は集積トレイ22上のシートをスイッチバックさせて後端規制部材23に整合する際は排紙口20からトレイ上に移動してシートをガイドするように揺動自在に構成され図示しない作動ソレノイドなどの駆動手段が連結してある。
また上記集積トレイ22には図示しないがシートの幅方向姿勢を幅寄せ整合する整合手段が備えられている。この整合手段はシートを片側基準若しくはセンタ基準で幅寄せするように例えば左右一対の整合板をトレイ上に幅方向に移動自在に配置し、少なくともいずれか一方の整合板を駆動モータなどで往復移動させるように構成する。上述の積載トレイ22は装置フレームに固定して装備しても良いが図示のものは図1上下方向に積載位置と搬出位置との間で昇降可能に装置フレームに取り付けてある。そして集積トレイ22側に設けたラック歯車28をトレイ昇降モータM4に連結したピニオン27に歯合し、昇降モータM4の正逆転で集積トレイ22を積載位置(図1実線)と搬出位置(図1破線)との間で昇降移動するようになっている。従って集積トレイ22上に集積されたシートは積載位置から矢印a方向に降下移動し、次いで矢印b方向に移送して後続するグリップ搬送手段30に転送されることとなる。
上述の積載トレイ22には積載されたシート束の厚さを検知するシート束厚さ検出手段Stが配置されている。この検知手段は例えばスライダックセンサで、集積トレイ上のシートを把持するグリッパの位置を検出し、例えば抵抗値からシート束の厚さを検出する。このシート束厚さ検出手段Stは前記集積トレイ22で集積されたシート束の厚さを検出して、後述する(1)接着剤塗布ロールとシート束とのギャップをシート束の厚さに応じて設定する。また(2)表紙シートのセット位置とその送り量をシート束の厚さに応じて調整してシート束が表紙シートのセンタと一致するようにする。また(3)後述する背折プレス手段の起動位置(待機位置)をシート束の厚さに応じて調節する。など後続する処理動作に使用する。従ってこのシート束厚さ検出手段Stは例えば排紙口20のシートセンサSeでシート枚数をカウントし、平均的なシートの紙厚を乗算することで構成するなど種々の厚さ検知方法が採用可能である。
「束搬送ユニット」
上記集積トレイ22からのシート束を下流側の接着剤塗布位置に搬送する束搬送ユニットDは図3に示すようなグリップ搬送手段30で構成されている。このグリップ搬送手段30は図1上下方向に製本装置Bを縦断するように配置されたシート束搬送経路(製本経路)P5に配置され、上述の集積トレイ22から略々水平姿勢で受取ったシート束を90度旋廻させて鉛直姿勢に偏向し、下流側の接着剤塗布位置に移送する。この為、グリップ搬送手段30はシート束を把持する一対のクランパ33a、33bと、この両クランパ33a、33bを備えたユニットフレーム32から構成されている。そしてこのユニットフレーム32は装置フレームに軸31で回転自在に支持され、装置フレーム側に設けた旋回モータM5で軸31に設けた扇形ギア35を回転駆動動することによってユニットフレーム32は図3時計方向及び反時計方向に旋回動する。
このように装置フレームに回動自在に軸承されたユニットフレーム32に設けられたガイドレール36a(図3にその一部を示す)に可動フレーム36が上下方向に移動自在に嵌合支持されている。そしてユニットフレーム32側に設けた昇降モータM7に連結したピニオン41と可動フレーム36側に設けたラック歯車42とが歯合している。この可動フレーム36に一対のクランパ33a、33bが次のように取り付けられている。固定側のクランパ33bはシートを把持する幅サイズで可動フレーム36を構成する左右の側枠に固定され、可動側のクランパ33aにはロッド38が設けられ、このロッド38は可動フレーム36に設けた軸受37に嵌合支持されている。そしてロッド38に一体形成されたラック歯車39にグリップモータM6のピニオンが歯合連結してある。
従って、クランパ33a、33bはシート束を把持するグリップ動作を上記グリップモータM6によって実行し、グリップしたシート束を上記旋回モータM5によって水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、次いでこの鉛直姿勢のシート束を上記昇降モータM7によってシート搬送経路P5に沿って下流側の接着剤塗布位置Xに移送することとなる。図示Sgはグリップエンドセンサであり、上記可動側のクランパ33aに配置されシート束が所定圧力で確実に把持されたか否かを検出する。上記グリップモータM6で可動クランパ33aを、シート束を把持する方向に移動すると固定クランパ33bに接近してシート束と係合する。この係合でグリップセンサSgがONし、その信号から所定量グリップモータM6を駆動する。すると可動クランパ33aはシート束を挟んだ状態で図示しない蓄勢スプリングに蓄力しながら固定クランパ33bに更に接近して停止することによって所定圧力でシート束を把持することが可能となる。この状態で昇降モータM7を駆動するとグリップ搬送手段30は図2下方向にシート束を把持した状態で移動し、下流側の接着剤塗布位置Xにシート束を移送する。
「接着剤塗布手段」
接着剤塗布手段Eは、糊などの接着剤を収容する糊容器50と、この容器内に回転自在に取り付けられた塗布ロール51と、この塗布ロール51を回転駆動する駆動モータM8と、上記糊容器50をシート束に沿って往復駆動する駆動モータM9とから構成される。図4にその概念図を示すが、シート束の下端縁(製本時の背表紙部)S1に対し糊容器50は短い長さ(寸法)に形成してあり、これに内蔵した塗布ロール51と伴にシート束の下端縁S1に沿って移動するように装置フレームのガイドレール52(図4参照)に支持されている。そしてこの糊容器50は装置フレームに取り付けられたタイミングベルト53に連結され、このタイミングベルト53には駆動モータM9が連結してある。
上述のように糊容器50自体がシート束に沿って移動する構成を示したが、これは糊容器50をシート束の長さより長いトレイ形状に構成し、塗布ロール51のみが同図左右方向に移動するようにしても良い。尚図示の塗布ロール51は耐熱性の多孔質材で構成され、糊を含侵してロール周囲に糊の層が盛り上がるように構成されている。
そこで糊容器50はホームポジションHPと、シート束に沿って復動作を開始するリターン位置RPと、接着剤を補充する補充位置EPとの間で前記駆動モータM9によって往復動する。そして各位置は図4に示す位置関係に設定され、リターン位置RPはシート幅のサイズ情報によって設定される。また、装置電源投入時(イニシャル時)にはホームポジションHPに設定され、先行する例えば前記グリップ搬送手段30のグリップセンサSgのシートグリップ信号から所定時間後(シート束が接着剤塗布位置に到達する見込み時間)にホームポジションHPからリターン位置RPに向けて移動する。この移動と同時に塗布ロール51は駆動モータM8で回転を開始する。
上記駆動モータM9の回転で、糊容器50はガイドレール52に沿って図4右側から左側に移動を開始する。この往路では塗布ロール51はシート束に圧接してシート端部をバラけさせ(図5(a)、(c)参照)、リターン位置RPからホームポジションHPに戻る復路ではシート端と所定のギャップGaを形成して接着剤を塗布する(図5(b)、(d)参照)ように、前述のグリップ搬送手段30の送り量を前記昇降モータM7で調整する。このシート束の送り量による塗布量調整は前述のシート束厚さ検出手段Stからの束厚さ情報に基づいて束厚さが厚いときにはギャップGaを大きくして塗布量を多く設定し、束厚さが薄いときにはギャップGaを小さくして塗布量を少なく設定している。このように前記グリップ搬送手段30の昇降モータM7の制御でシート束の送り量を大小調整する代わりに上記塗布ロール51の位置を上下調整するロール位置調整手段を設けても良い。また駆動モータM9は待避指示信号でシート束に接着剤を塗布する作動位置から距離を隔てて待避した待避位置EPに移動し、この待避位置EPに配置された接着剤タンク54から接着剤の補給を受けるようになっている。
「インサータ装置」
次に上記接着剤塗布手段Eで糊付けされたシート束は表紙シートと綴合わせることとなるが、この表紙シートの給送について説明する。画像形成装置Aの排紙口9には順次画像形成済みのシートが搬出され、通常はこの排紙口9に排紙スタッカが準備される。本発明はこの排紙口9に後述する製本装置Bとしてのシート搬入経路P1が連結され、このシート搬入経路P1にインサータ装置Jが取り付けられる。インサータ装置Jはシートをスタックする1段若しくは複数段、図示のものは2段のスタックトレイ16と、このスタックトレイ16上のシートを1枚ずつ分離するピックアップ手段17と、このピックアップ手段17からのシートをシート搬入経路P1に案内する給紙経路P2とから構成される。
そしてスタックトレイ16上にセットされたシートは画像形成装置Aの排紙口9から順次搬出されるシートの間にシート搬入経路P1に供給される。つまり画像形成装置Aから一連のシートが画像形成されて搬出された後、この最終シートの後にスタックトレイ16からシートが供給される。従ってスタックトレイ16には表紙シートとして厚紙或いはコーティング紙などの特殊シートが準備され、後述する製本装置Bからの制御信号でスタックトレイ16上のシートはシート搬入経路P1に搬入される。またスタックトレイ16を2段設けたのは、種類の異なる表紙シートを予めスタッカに準備出来るようにしたものであり、選択された1つのスタッカから表紙シートが供給される。
「表紙シート給送手段」
図1のシステムにおいて、シート搬入経路P1にはインサータ装置Jの給紙経路P2が連結され、この給紙経路P2からの表紙シートは経路切換フラッパ15を介して表紙シート給装経路P4に導かれるようになっている。この表紙シート給装経路P4は前述のシート束搬送経路P5と直交するように交わり、交差部(以下綴合せ位置Kという)でシート束搬送経路P5からのシート束と表紙シートとを逆T状に接合して綴じ合わせるようになっている。上記表紙シート給装経路P4は上下に所定間隔で対向する上部搬送ガイド63a、63bと下部搬送ガイド65dで構成され、上部搬送ガイド63a、63bはシート束搬送経路P5との交差部(綴合せ位置K)を境に右側の第1上部搬送ガイド63aと左側の第2上部搬送ガイド63bに区割され左右の搬送ガイド63a、63bが個別に開閉動するようになっている。
そして上記表紙シート給装経路P4には、表紙シートを搬送方向と搬送直交方向でそれぞれ位置合わせするレジスト手段と、このレジスト手段で位置合わせした表紙シートを綴合せ位置Kに移送する表紙シート給送手段Fが配置されている。この表紙シート給送手段Fは表紙シート給装経路P4に配置された搬送ローラ対で構成され、下部搬送ガイド65dに取り付けられた駆動ローラ65eと上部搬送ガイド63a、63bに取り付けられた従動ローラ63cとから構成されている。駆動ローラ65eには駆動モータM10が連結してある。一方上部搬送ガイド63a、63bと従動ローラ63cとは、駆動ローラ65eに圧接する位置と上方に浮上して離間する位置との間で移動可能にカムレバーなどで装置フレームに取り付けられている。
従って、上部搬送ガイド63a、63bと従動ローラ63cとは図示しないカムレバーの駆動モータによって表紙シート給装経路中の表紙シートと圧接してこれを図2左側に移送する作動位置と、表紙シートから離間して浮上した退避位置との間で移動可能に構成されている。このように表紙シートは表紙シート給装経路P4と前記シート束搬送経路P5との交点である綴合せ位置Kに搬送され所定位置にセットされる。この綴合せ位置Kの上部搬送ガイド63a、63bは開閉ガイド板で構成され、シート束搬送経路P5を遮り、表紙シートの上部を案内する位置と、このシート束搬送経路P5から退避した退避位置との間で移動自在に構成されている。そしてこの第2上部搬送ガイド63bは図2に示すように表紙シートを案内した後は、シート束搬送経路P5を開放するように上方に退避する。
「綴合せユニット」
上記綴合せ位置Kには、表紙綴じ手段が設けられ、シート束搬送経路P5からのシート束と表紙シート給装経路P4からの表紙シートとが逆T字状に接合され背折り処理される。まずシート束搬送経路P5ではグリップ搬送手段30に把持されたシート束に接着剤塗布手段Eでシート束の下端縁S1に糊付けが施され、糊容器50は経路外のホームポジションHPに退避する。そしてグリップ搬送手段30はシート束を接着剤塗布位置Xから綴じ合わせ位置Kにシート束搬送経路P5に沿って移送する。これと同時に表紙シート給装経路P4では綴合せ位置Kに表紙シートが給送され静止セットされている。
そこで上記表紙綴じ手段は図6に示すような背当プレート部材64と背折プレス部材65で構成される。上記背当プレート部材64はシート束搬送経路P5に進入したバックアップ位置と経路外に退避した退避位置との間で進退自在に設けられている。そして背当プレート64はバックアップ位置では表紙シート給装経路P4に静止セットしている表紙シートをバックアップ支持し、シート束搬送経路P5から前記グリップ搬送手段30で移送されるシート束と表紙シートとを逆T字状に接合する。また背当プレート64は退避位置ではシート束搬送経路P5を開放し、このシート束搬送経路P5から背当プレート64が退避することによって下流側に位置する折ロール70に向けて前記グリップ搬送手段30がシート束を搬出することが可能となる。
従って背当プレート64はシート束搬送経路P5を直交方向に横切るように移動自在に装置フレームに支持され、図示しない駆動手段(電磁ソレノイド、モータなど)に連結されている。特に図示の背当プレート64は熱伝導率が高く放熱効果の大きい金属板で形成してあり、シート束に塗布した接着剤(図示のものは熱溶融性接着剤)を冷却するようになっている。このように背当プレート64でバックアップ支持された状態で表紙シートとシート束が逆T字状に接合され、この状態で表紙シートの背部を折り曲げる背折プレス部材65が上記背当プレート64の上流側に配置されている。
本発明は上記背折プレス部材65を次のように構成したことを特徴としている。図6、7に示すように背折プレス部材65は綴合せ位置Kに配置され、左右一対の背折プレス部材65a、65bと、この背折プレス部材65a、65bを背折位置(図6の状態)と待機位置(図7の状態)の間で往復動するシフト手段66と、このシフト手段66を制御する制御手段(後述の制御CPU80)とで構成されている。上記右背折プレス部材65aと左背折プレス部材65bとは装置フレーム(図示せず)に摺動自在に支持され、その先端部にプレス片65cが設けられ、左右のプレス片65cで表紙シートの背部を折り曲げる。この為左右背折プレス部材65a、65bにはラック歯車66aが一体に設けられ、このラック歯車66aにシフトモータM3aとM3bに連結されたピニオン66bが歯合されている。このシフトモータM3a、M3bはステッピングモータで構成されている。図示Sb1及びSb2はホームポジションセンサであり、背折プレス部材65a、65bに設けたフラグを検出する。従ってシフト手段66は上記シフトモータM3a、M3bと、その伝動手段(上記ピニオン66bとラック歯車66a)とで構成されている。
尚、上記背折プレス部材65a、65bには前記表紙シート給装経路P4で搬送された表紙シートを案内するガイド面(上記下部搬送ガイド;以下同様)65dが設けられている。このようにプレス部材65a、65bは先端部にプレス片65cを備えているのと同時に表紙シート給装経路P4に臨む上面に表紙シートを案内するガイド面65dが備えられている。このガイド面65dにはピンチローラ(上記駆動ローラ;以下同様)65eが設けられ、このピンチローラ65eはプレス部材65a、65bが背折位置でシート束搬送経路P5を閉じているとき(図6の状態)にはこの経路を横断する表紙シートをガイド面65dとピンチローラ65eとで案内し、経路外の待機位置に退避するときにはピンチローラ65eは図7の状態にガイド面から下側に埋没する。このため常時突出するように付勢バネ(図示せず)で付勢されたピンチローラ65eには作動レバー67が上記付勢バネに抗してローラをガイド面65eから埋没(図7の状態)させるように係合配置され、この作動レバー67は上記付勢バネより強いバネ68で懸引され図示反時計方向に回動するようになっている。そして装置フレームには背折位置で上記作動レバー67を時計方向に回転させる突き当てストッパ69が設けられている。
これによって背折プレス部材65a、65bが背折位置(図6の状態)のときにはピンチローラ65eは付勢バネでガイド面65dから上方に突出し、背折位置から待機位置側に離れたときにはバネ68でガイド面から下方に埋没するようになっている。このようにピンチローラ65eをガイド面65dから出没させたのは表紙シートを搬送する背折位置ではローラが突出してシートの移動を円滑に案内し、この表紙シートを背折りするためにプレス部材65を待機位置に移動するときには綴合せ位置にセットされた表紙シートをみだりに移動させないようにガイド面65dから下側に埋没させるためである。
上述のように構成された背折プレス部材65a、65bは次のように制御される。このプレス部材は、前記表紙シート給装経路P4から表紙シートを綴合せ位置Kに給送する際は背折位置に位置(図8(a))し、製本経路P5からのシート束と表紙シートを接合する際は経路から退避したホームポジション位置(同図(b))に位置するように制御される。次いでプレス部材はホームポジション位置から待機位置に移動し、両シートの接合動作が完了するのを待つ(同図(c)、(d))。そして上記両シートが接合された状態でプレス部材は待機位置から背折位置に移動(図9(e)、(f)参照)し、その過程でシート束の背部をプレス成形するように制御される。本発明は上記背折プレス部材をシート束の厚さに応じて(1)上記背折プレス部材の待機位置を異ならせる手段、(2)待機位置から背折位置に移動する動作開始タイミングを異ならせる手段、(3)待機位置から背折位置に移動する移動速度を異ならせる手段、の少なくとも1つを備えていることを特徴としている。
上記(1)の制御手段について説明すると、図8(b)に示すように前記左右一対の背折プレス部材はホームポジションHPから待機位置WP、次いで背折位置PPの間で往復動する。そして製本経路P5を送られるシート束は前記グリップ搬送手段30を構成する固定側クランパ33bを基準に可動側クランパ33aは束厚さによって異なる位置姿勢で綴合せ位置Kに送られる。従って左背折プレス部材65bはその待機位置WP2と背折位置PP2の間隔L2はシート束の厚さに拘わらず一定となるように構成されている。
一方右、背折プレス部材65aはシート束の厚さに応じて待機位置WP1は異なる位置に設定されている。そして待機位置WP1と背折位置PP1との間隔L1は上記間隔L2と実質的に等しい距離に設定されている。後述する制御手段(制御CPU80)は前述の接着剤塗布工程で例えば塗布ロール51がリターン位置RPに到達したタイミング信号で上記左右の背折プレス部材65a、65bをホームポジションHP1、HP2から待機位置WP1、2に移動する。このとき制御手段80は右背折プレス部材65aを移動する際に前述のシート束厚さ検出手段Stからの厚さ情報に基づいて前記シフトモータM3aの駆動ステップ数を異ならせ待機位置WP1を背折位置PP1との間隔(L1)が一定となるように設定する。このように背折プレス部材65aの待機位置WP1をシート束の厚さに応じて異ならせることにより、束の厚さが異なっても一定の作動時間で背折り動作を実行することが出来る。従って背折プレス部材65の待機位置を一定に設定するとシート束が厚いときには動作時間が短く薄いときには長くなり、接着剤が固化する状態がシート束の厚さによってことなるが上記制御手段ではこのようなことがない。
上記(2)の制御手段について説明すると、上記(1)と同様に背折プレス部材はホームポジションHPから待機位置(上述の退避位置)WP次いで背折位置PPの間で往復動する。そこで各背折プレス部材65を往復動するシフトモータM3a、M3bを制御する制御手段(後述の制御CPU80)は所定位置に設定した待機位置からプレス部材を背折位置PPに向けて移動する起動タイミングをシート束の厚さに応じて異ならせる。つまり図示しないが左右の背折プレス部材65a、65bはその待機位置WP1、WP2と背折位置PP1、PP2の間隔L1、L2は予め設定した一定の距離間隔に設定されている。
そして上記制御手段(後述の制御CPU80)は前述の接着剤塗布工程で例えば塗布ロール51がリターン位置RPに到達したタイミング信号若しくは塗布ロール51がホームポジションHPに復帰したタイミング信号を基準に所定の遅延時間の後、上記左右の背折プレス部材65を待機位置WPから背折位置PPに移動する。このとき制御手段80は右背折プレス部材65aを起動する際に前述のシート束厚さ検出手段Stからの厚さ情報に基づいて前記シフトモータM3aの起動タイミングを異ならせる。上記右背折プレス部材65aの起動タイミングをシート束が厚いときには遅らせ、薄いときには早くする。これは上記遅延時間を形成する例えばタイマ手段のタイマ時間をシート束が厚いときにはt1に薄いときにはt2(t1>t2)に束厚さに応じて設定する。これにより左右の背折プレス部材65の待機位置WPから背折位置PPへの動作時間を一定にすることが出来る。
上記(3)の制御手段について説明すると上記(1)と同様に背折プレス部材はホームポジションHPから待機位置(上述の退避位置)WP次いで背折位置PPの間で往復動する。そこで各背折プレス部材65を往復動するシフトモータM3a、M3bを制御する制御手段(後述の制御CPU80)は所定位置に設定した待機位置からプレス部材を背折位置PPに向けて移動する移動速度をシート束の厚さに応じて異ならせる。つまり図示しないが左右の背折プレス部材65a、65bはその待機位置WP1、WP2と背折位置PP1、PP2の間隔L1、L2は予め設定した一定の距離間隔に設定されている。
そして上記制御手段(後述の制御CPU80)は前述の接着剤塗布工程で例えば塗布ロール51がリターン位置RPに到達したタイミング信号若しくは塗布ロール51がホームポジションHPに復帰したタイミング信号を基準に所定の遅延時間の後、上記左右の背折プレス部材65を待機位置WPから背折位置PPに移動する。このとき制御手段(制御CPU)80は右背折プレス部材65aを移動する際に前述のシート束厚さ検出手段Stからの厚さ情報に基づいて前記シフトモータM3aの駆動速度を異ならせる。つまり右背折プレス部材65aの移動速度をシート束が厚いときには遅く、薄いときには早くする。これは上記シフトモータM3aに供給するパルス電源のデューティをシート束が厚いときには低く薄いときには高くシート束厚さに応じて設定する。これにより左右の背折プレス部材65の待機位置WPから背折位置への動作速度がシート束の厚さに応じて異なり、動作時間を一定にすることが出来る。
尚、本発明にあってシート束の厚さに応じて上記(1)は待機位置を、上記(3)は移動速度を動作時間が一定となるように設定する場合について説明したがこれはシート束の厚さが薄い場合には動作時間が短くなるように設定しても良く、シート束に塗布した接着剤の固化状態に応じた動作時間に設定することが好ましい。また、上記制御手段80は、前記背折プレス部材65を前記待機位置から背折位置に移動する際、この背折プレス部材が背折位置に接近するに従って移動速度を減速するように制御する。上述のシフトモータM3はステッピングモータで構成され、このモータ駆動回路に供給するパルス電源のデューティを背折プレス部材65が背折位置PPに接近するに従って減少させる。これによってプレス部材65のプレス片65cが表紙シートを緩やかに押圧するため、表紙シートに皺などを生じさせることがない。
上述と同様に制御手段80は前記背折プレス部材を前記背折位置から前記待機位置に移動する際、この背折プレス部材が背折位置から離間するに従って移動速度を増速するように上記パルス電源のデューティを調整する。これによってプレス部材65が背折り位置から待機位置に復帰する際にシートと接した状態では緩やか(低速)で退避し、徐々に速度を高速にして待機位置に移動する。これによって背折プレス部材65の動作速度を速くすることが出来る。
上述のシフトモータM3a、M3bを制御する制御手段(制御CPU)80は更に次のように構成されている。上述の制御手段80は待機位置WPから背折位置PPに背折プレス部材65を移動制御し、この動作で表紙シートを背折りした後待機位置WPに復帰する。このとき、制御手段80は上記背折プレス部材が表紙シートを背折りした状態(背折位置)で所定の保持時間(以下プレス時間という)プレス状態を維持する。そしてこの設定されたプレス時間が経過した後背折プレス部材65を待機位置に復帰させる。このとき制御手段80は上記表紙シートの坪量、材質及び/又は上記シート束の厚さに応じて上記プレス時間を長短調節する。後述するように制御手段80にはコントロールパネル81が備えられ、このコントロールパネル81の入力手段で表紙シートの坪量、材質などの情報が入力され、この入力情報で設定されたプレス時間に基づいて制御CPU80は上記背折り動作を実行する。また上記プレス時間はシート束の厚さに応じて上記プレス時間を変更するようになっている。この場合上記プレス時間は、表紙シートの坪量が大きいほど長く、また剛性に富んだ材質ほど長く、シート束の厚さが厚いほど長く設定する。
次に上述の制御手段の全体構成について図10のブロック図に従って説明する。図1に示すような画像形成装置Aと製本装置Bとを連結したシステムでは、例えば画像形成装置Aの制御部にコントロールパネル81と、モード設定手段82を設ける。そして画像形成装置Aの制御CPU79はコントロールパネル81で設定された例えば「印刷処理モード」「製本処理モード」に従って製本装置Bの製本動作を実行する。印刷処理モードでは製本装置Bは経路切換フラッパ15でシート搬入経路P1に搬入された印刷シートを図2に示す表紙シート給装経路P4及び排紙経路P6から後処理装置Iに搬送し、この後処理装置Iに設けられたスタッカに収納する。従って印刷シートは製本装置Bを通過するのみである。
また製本処理モードが選択されると製本装置Bはシート搬入経路P1から中綴じシート搬送経路P3に印刷シートを導き、シート集積処理、接着剤塗布処理、表紙シート綴合せ処理を経て収納スタックユニットHに製本済みシートを収納する。このように製本モードが選択されると画像形成装置Aの制御CPU79は製本モードの指示信号と、これと同時に印刷シートのサイズ情報を製本装置Bに伝達する。このとき入力手段83から表紙シートの坪量などの厚さ情報と、材質例えば剛い紙質であるか柔らかい紙質であるかなどの材質情報を入力し、制御手段(制御CPU)80に伝達する。これと共に部数情報例えばnページの印刷処理の時、最後のnページの印刷が終了したときジョブ終了信号を製本装置Bの制御手段(制御CPU)80に転送する。
そこで制御手段(制御CPU;以下同様)80は、製本綴じ制御部と、インサータ制御部とで構成され、この制御CPU80にはシート搬入経路P1の搬送ローラの駆動モータと中綴じシート搬送経路P3の排紙ローラ21の駆動モータM1と、表紙シート給装経路P4の搬送ローラ69の駆動モータM10など搬送系ドライバ回路が接続されている。同様に前記トレイ22を昇降するトレイ昇降モータM4、グリップ搬送手段30のグリップモータM6及び昇降モータM7の駆動回路に接続されている。また、前記塗布ローラの駆動モータM8と接着剤容器を往復動する駆動モータM9及び背折プレス部材65のシフトモータM3a、M3bも制御CPU80に接続されている。特にこのシフトモータM3a、M3bはステッピングモータで、その電源パルス発生器にパルス電源のデューティ及び駆動開始タイミング及び駆動終了タイミングなどのコマンド各信号を制御CPU80から発するように結線されている。
一方制御CPU80には前記シート束厚さ検出手段Stからの検知信号、前記グリップエンドセンサSg、背折プレス部材65のホームポジションセンサSb1、Sb2の検知信号並びに前記経路P1〜P5に配置したセンサの検出信号が伝達されるように結線されている。そして制御CPU80には、前記集積トレイ22に中綴じシートを集積する動作、前記グリップ搬送手段30でシート束を上記トレイ22から接着剤塗布位置X及び綴合せ位置Kに移送する動作、接着剤塗布位置Xで接着剤を塗布する動作、綴合せ位置Kでシート束と表紙シートとを接合する動作、接合後に表紙シートを折り曲げる背折りプレス動作、背折り後のシート束を搬出する動作をそれぞれ実行する制御プログラムの記憶手段(ROM)84を備えている。これと同時に制御CPU80には前記背折プレス部材65を駆動するシフトモータM3の速度情報、起動タイミング(タイマーテーブル)などの制御データの記憶手段(RAM)85を備えている。
そこで上記制御CPU80は、図8、9に示す手順で製本処理を実行する。図8(a)は前記製本経路P5でシート束に接着剤を塗布し、表紙シート給装経路P4の綴合せ位置Kに表紙シートを搬送セットする状態を示す。この状態では前記背折プレス部材65は背折位置で製本経路P5を綴じた状態でその上面ガイド面65dとピンチローラ65eが
表紙シートを案内する。表紙シートが所定位置にセットされた段階で制御手段80は背折プレス部材65を製本経路P5から退避したホームポジション位置に移動(図8(b))する。この状態で表紙シートは背当プレート64に支持されシート束と逆T字状に接合され、同図の状態では表紙シートは背当プレート64に接し、接着剤を塗布されたシート束の端面は背当プレート64との間に少許の間隙を有するようにグリップ搬送手段30に支持され、上記間隙に接着剤が位置している。その後、制御CPU80は、例えば塗布ローラがリターン位置(RP)に到達したタイミング信号で背折プレス部材65をホームポジション位置から待機位置に移動する(同図(c)及び(d)。このとき前記(1)の制御手段は右プレス部材65aの待機位置をシート束の厚さが厚い場合はホームポジションから近い位置(同図(c)の状態)に、薄い場合はホームポジションから遠い位置(同図(d)の状態)に移動する。そして制御CPU80はシート束の接合動作が完了した後この待機位置から背折位置に背折プレス部材65を移動(図9(e)(f)の状態)する。
尚上述の動作説明では制御手段80は前記(1)の制御の場合を説明したが、前記(2)の制御の場合は、待機位置から背折位置に移動する速度をシート束の厚さに応じて変更し、束厚さが厚い場合は遅く、薄い場合は速くする。その手段は例えば前記シフトモータM3aに供給する電源パルスのデューティを変更することによって可能である。また前記(3)の制御の場合には先行する動作、例えば前記塗布ロール51のホームポジション位置への復帰(塗布動作完了)信号でシート束厚さに応じた遅延時間の後、シフトモータM3を起動する。以上のように制御することによって背折プレス部材65はシート束が厚い場合も、薄い場合もほぼ同一の動作時間で背折り動作を実行することとなる。
本発明の製本装置を備えた画像形成システムの全体構成図。 図1の製本装置の要部拡大説明図。 図2の装置に於けるグリップ搬送手段の構成を示す説明図。 図2の装置に於ける接着剤塗布手段の全体説明図。 図4の接着剤塗布手段における接着剤を塗布する状態の説明図。 図2の装置に於ける表紙折曲げ手段の説明図であり、製本経路を閉じた状態を示す。 図2の装置に於ける表紙折曲げ手段の説明図であり、製本経路を開いた状態を示す。 図2の装置に於ける表紙折曲げ手順の動作説明図であり、背折プレス部材がホームポジションから待機位置に移動する状態を示す。 図2の装置に於ける表紙折曲げ手順の動作説明図であり、背折プレス部材が待機位置から背折位置に移動する状態を示す。 図2の装置に於ける制御手段の構成を示すブロック図である。
符号の説明
C シート集積手段
D 束搬送ユニット(グリップ搬送手段)
P5 シート束搬送経路(製本経路)
P1 シート搬入経路
P2 給紙経路
P3 搬送経路
P4 表紙シート給装経路
Sg グリップセンサ
K 綴合せ位置
X 接着剤塗布位置
22 集積トレイ
30 グリップ搬送手段
33a クランパ(可動)
33b クランパ(固定)
50 糊容器
51 塗布ロール
63a 第1上部搬送ガイド
63b 第2上部搬送ガイド
64 背当プレート(表紙綴じ手段)
65 表紙折り手段
65d 下部搬送ガイド(ガイド面)
80 制御手段(制御CPU)
St シート束厚さ検出手段
M3a シフトモータ(シフト手段)
M3b シフトモータ(シフト手段)

Claims (15)

  1. シートを束状に集積するシート集積手段と、
    上記シート集積手段からのシート束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、
    上記接着剤塗布手段からのシート束の背部に表紙シートを綴合せる表紙綴じ手段と、を備え、
    上記表紙綴じ手段は、
    少なくとも一方が待機位置と背折位置との間で移動自在に配置された左右一対の背折プレス部材と、
    上記背折プレス部材を待機位置と背折位置との間で往復動するシフト手段と、
    上記シフト手段を制御する制御手段と、
    で構成され、
    上記制御手段は、上記背折プレス部材をシート束の厚さに応じて(1)上記背折プレス部材の待機位置を異ならせる手段、(2)待機位置から背折位置に移動する動作開始タイミングを異ならせる手段、(3)待機位置から背折位置に移動する移動速度を異ならせる手段、の少なくとも1つを備えていることを特徴とする製本装置。
  2. 前記制御手段は、前記シート束の厚さを直接検出する束厚検出手段又はシート束のシート数をカウントするカウント手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記制御手段は、前記背折プレス部材の待機位置をシート束の厚さに応じて前記背折位置からの距離が異なるように前記シフト手段を制御し、この制御はシート束の厚さが薄いほど上記待機位置を上記背折位置からの距離が短くするように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の製本装置。
  4. 前記制御手段は前記背折プレス部材を所定の待機位置から背折位置に移動する際、シート束の厚さに応じて動作開始タイミングを異ならせるように前記シフト手段を制御し、この制御はシート束の厚さが薄いほど動作開始タイミングが早くなるように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の製本装置。
  5. 前記制御手段は前記背折プレス部材を所定の待機位置から背折位置に移動する際、シート束の厚さに応じて移動速度を異ならせるように前記シフト手段を制御し、この制御はシート束の厚さが薄いほど移動速度が速くなるように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の製本装置。
  6. 前記シート集積手段と接着剤塗布手段と表紙綴じ手段とはシート束を搬送するシート束搬送経路に順次配置され、
    上記シート束搬送経路と交差して上記表紙綴じ手段に表紙シートを給送する表紙シート給送経路が配置され、
    上記シート束搬送経路にはシート束を移送するグリップ搬送手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかの項に記載の製本装置。
  7. 前記表紙綴じ手段は前記表紙シート給送経路からの表紙シートをバックアップ支持する背当プレートを有し、前記グリップ搬送手段は上記背当プレート上の表紙シートに前記シート束の背部を押圧することを特徴とする請求項6に記載の製本装置。
  8. 前記左右一対の背折プレス部材は中央の背折位置からそれぞれ所定の距離間隔で前記待機位置が設定され、第1の背折プレス部材の待機位置は背折位置からの距離が一定に設定され、第2の背折プレス部材の退避位置は背折位置からの距離がシート束の厚さに応じて異なる位置に設定されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の製本装置。
  9. シートを束状に集積するシート集積手段と、
    上記シート集積手段からのシート束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、
    上記接着剤塗布手段からのシート束の背部に表紙シートを綴合せる表紙綴じ手段と、を備え、
    上記表紙綴じ手段は、
    少なくとも一方が待機位置と背折位置との間で移動自在に配置された左右一対の背折プレス部材と、
    上記背折プレス部材を待機位置と背折位置との間で往復動するシフト手段と、
    上記シフト手段を制御する制御手段と、
    で構成され、
    上記制御手段は、上記背折プレス部材が上記シート束に表紙シートを背折りした状態で該背折プレス部材を上記背折位置に保持するように上記シフト手段を制御し、この保持時間は上記表紙シートの坪量、材質及び/又は上記シート束の厚さに応じて可変するように設定されていることを特徴とする製本装置。
  10. 前記制御手段は、表紙シートの坪量に応じて予め設定された保持時間、前記背折プレス部材を前記背折位置に保持するように前記シフト手段を制御し、この制御は表紙シートの坪量が大きいほど保持時間が長くなるように設定されていることを特徴とする請求項9に記載の製本装置。
  11. 前記制御手段は、前記シート束の厚さに応じて予め設定された保持時間、前記背折プレス部材を前記背折位置に保持するように前記シフト手段を制御し、この制御はシート束が厚いほど保持時間が長くなるように設定されていることを特徴とする請求項9に記載の製本装置。
  12. 前記制御手段は、前記背折プレス部材を前記待機位置から背折位置に移動する際、この背折プレス部材が背折位置に接近するに従って移動速度を減速することを特徴とする請求項1乃至11の何れかの項に記載の製本装置。
  13. 前記制御手段は、前記背折プレス部材を前記背折位置から前記待機位置に移動する際、この背折プレス部材が背折位置から離間するに従って移動速度を増速することを特徴とする請求項1乃至11の何れかの項に記載の製本装置。
  14. 前記背折プレス部材は、前記接着剤塗布手段からシート束を搬送するシート束搬送経路と表紙シートを給送する表紙シート給送経路とが交差する綴合せ位置に配置され、
    上記背折プレス部材は上記表紙シート給送経路に臨んで表紙シートを案内するガイド面を備えていることを特徴とする請求項1乃至13の何れかの項に記載の製本装置。
  15. 前記背折プレス部材には前記ガイド面に前記表紙シートを案内するローラが配置され、このローラは前記シート束搬送経路の経路内と経路外に移動する前記背折プレス部材に連動して前記ガイド面から出没するように構成されていることを特徴とする請求項14に記載の製本装置。
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