JP5355020B2 - 製本装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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本発明は束状に部揃え集積されたシート束に接着剤塗布して表紙シートに綴じ合わせる製本装置に係わり、表紙綴じされたシート束の仕上げ処理工程における接着剤の冷却固化処理の改善に関する。
一般にこの種の製本装置は、プリンタ、印刷機などの画像形成システムの端末装置として、画像形成されたシートをページ順に積重ねて束状に部揃えした後、その端面に接着剤を塗布して表紙シートに綴じ合せる整本システム、或いは給紙口から供給された印刷シートを部揃えして表紙シートと綴じ合わせる製本装置として広く使用されている。特に、最近電子出版などのオンデマンド印刷として、所定の文書類の印刷と同時に、これを自動的に綴じ合わせて表装して冊子状に仕上げる印刷と製本処理を同時に実行するシステムが知られている。
このようなシステムとして例えば特許文献1には、画像形成システムから出力されたシートを自動的に製本仕上げする装置構成が開示されている。同文献には、画像形成システムから出力されたシートを、その排紙口から受取ってシート搬入経路に導き、この経路の下流に設けた載置トレイに集積し、このトレイに集積された水平姿勢のシート束を90度旋回させて垂直姿勢で糊付け装置に導いて塗布処理する。そしてこの糊付けされたシート束を画像形成システム或いはインサータ装置から供給した表紙シートと一緒に折り畳んで綴じ合わせるシステム装置が開示されている。
従来このような製本システムにおける製本方法は、背部に糊付けしたシート束をこれと直交する方向から搬入された表紙シートの中央に接合し、この表紙シートを折り合わせて冊子状シートを形成するくるみ綴じ製本が知られている。この場合、中央にシート束を接合した表紙シートを左右一対の背折ブロックでプレス成形して背部を形成している。従って左右一対の背折ブロックはプレス型形状に形成され、中央の背折位置を基準に左右距離を隔てた離間位置から互いに接近して中央の背折位置で表紙シートの背部を折り合わせる構造を採用している。
そして、特許文献2には接着剤を塗布したシート束に表紙シートを綴じ合わせた後、この接着剤を冷却して固化する冷却時間をシート束の厚さに応じて調整することが開示されている。そして同公報には製本綴じ工程から後続する裁断処理工程までの時間を接着剤の冷却時間としてこの時間を調整することが開示されている。
特開2004−209869号公報 特開2005−104063号公報
上述のように、束状に部揃え集積したシート束(中紙シート)に接着剤を塗布してこれを表紙シートに接合した後、表紙シートを背折り成形する製本装置においては接着剤の冷却時間が問題なる。これは現在広く使用されているホットメルト接着剤の冷却固化時間が長いことに原因し、製本処理を高速に実行しようとすると製本後のシート束の接着剤が不完全となり、その搬送過程で背表紙部が皺など変形する問題が生ずる。また接着剤が完全に冷却固化された後で製本シートをスタッカに向けて搬出すると処理効率が劣る問題が生ずる。
特に製本処理したシート束(製本シート)を、表紙綴じ位置の下流側で例えばその3方向を断裁揃え(トリミングカット)する装置構成にあっては、十分な冷却時間の経過後に
製本シートを下流側の断裁ユニットに搬出する必要がある。これはシート束の周縁を断裁する際に切断縁をプレス手段で強く押圧しなければシャープなカット面が得られない。このため従来は、表紙綴じ位置で背折り成形した製本シートを、この位置に所定時間待機させて接着剤が完全に冷却固化する見込み時間の後、下流側の断裁位置に移送するように制御している。
ところが、接着剤の冷却固化時間は、接着剤の組成によって異なり、また溶融温度によって異なり、また接着剤の塗布厚さとシート束の束厚さによって異なり、更に環境温度によって異なるため、接着剤の冷却固化の為の待機時間は必要以上に長時間に設定しなければ製本不良を招くこととなる。一方、製本シートを断裁揃えすることなくスタッカに搬出する装置構成においては、上述の冷却待機時間は必要であるがこの時間を短く設定しても断裁処理する場合に比べ接着剤の不完全冷却による製本不良は少ない。つまりこの場合には表紙綴じ位置からスタッカまで製本シートを搬出する搬送ローラなどの押圧力で容易に変形しない程度に固化されていれば良い。
従って、表紙綴じ位置の下流側に断裁ユニットを備えた装置構成において、断裁処理する制御モード(断裁モード)と、断裁処理することなく搬出する制御モード(非断裁モード)の両者を選択的に実行する制御構成の場合には上述の接着剤の冷却固化時間は互いに矛盾することとなり、従来は非断裁モードであっても断裁モードと同じ冷却待機時間に設定している。このため特に非断裁モードのときの処理効率が著しく劣る問題があった。
本発明は、表紙シートに接着剤を塗布した中紙シート束をくるみ製本する際に、製本後のシート束を断裁仕上げする断裁モードと断裁揃えすることなく仕上げる非断裁モードとを選択的に実行する装置構成において、いずれの場合も製本品位に優れ、同時に効率的な製本処理が可能である製本装置の提供をその課題としている。
上記課題を解決するため本発明は、以下の構成を採用する。順次下流側に接着剤塗布位置、表紙綴じ位置、断裁位置の順に配置された製本処理経路と、上記接着剤塗布位置に配置され、部揃え集積されたシート束の背部端面に熱溶融性接着剤を塗布する塗布手段と、上記表紙綴じ位置に配置され、接着剤を塗布されたシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、上記断裁位置に配置され、表紙綴じされたシート束の少なくとも一辺を断裁揃えする断裁手段と、上記表紙綴じ手段から断裁手段に至る製本処理経路中に一時的にシート束を待機させて接着剤を固化する待機手段と、上記断裁手段からのシート束を収容するスタッカ手段と、上記製本処理経路に配置され、順次シート束を搬送するシート束移送手段と、上記シート束移送手段によるシート束搬送を制御する制御手段とを備える。
そして上記制御手段は、仕上げモード設定手段と、上記待機手段によるシート束の待機時間を設定する待機時間設定手段と、を有し、上記仕上げモード設定手段は、上記表紙綴じ手段で表紙綴じされたシート束の端縁を上記断裁手段で断裁揃えする断裁仕上げモードと、
上記表紙綴じ手段で表紙綴じされたシート束の端縁を断裁揃えすることなく上記スタッカに向けて搬出する非断裁仕上げモードと、を選択的に実行するように構成され、上記待機時間設定手段は上記断裁仕上げモード実行時には接着剤を固化させるための第1の待機時間を設定し、上記非断裁仕上げモード実行時には接着剤を固化させるための第2の待機時間を設定されるように構成され、上記第1の待機時間は上記第2の待機時間より長く設定され、上記制御手段は上記待機時間設定手段で設定された待機時間の経過後にシート束を下流側に移送するように上記シート束移送手段を制御する。

上記制御手段には、部揃え集積されたシート束の束厚さを識別する厚さ認識手段が備えられ、上記待機時間設定手段は、上記厚さ認識手段からの束厚さ情報に基づいて待機時間を異ならせるように構成する。
上記製本処理経路には、上記接着剤塗布位置の上流側にシートを部揃え集積する集積手段が配置され、この集積手段から上記接着剤塗布位置にシート束を移送するシート束移送手段にはシート束の束厚さを検出する束厚さ検出手段が設けられ、上記塗布手段は上記束厚さ検出手段からの束厚さ情報に基づいてシート束に塗布する接着剤塗布量を加減調整するように構成する。
上記表紙綴じ位置から断裁位置にシート束を移送するシート束移送手段は断裁位置におけるシート束の姿勢を偏向するシート姿勢偏向手段を備える。この仕上げモード設定手段は、上記断裁仕上げモードでシート束の小口部一辺を断裁揃えするか、シート束の天地部と小口部の三辺を断裁揃えするか選定可能に構成する。
上記待機手段は、上記表紙綴じ位置に配置された表紙シートを折り合わせる背当てプレート部材で構成され、この背当てプレート部材を冷却する冷却手段が設けられ、上記冷却手段は、シート束が上記背当てプレート部材と当接する前に、上記背当てプレート部材の冷却を開始し、上記断裁仕上げモード実行時には上記第1の待機時間の経過後に冷却手段を停止し、上記非断裁仕上げモード実行時には上記第2の待機時間の経過後に冷却手段を停止する。

順次シート上に画像形成する画像形成手段と、上記画像形成手段からのシートを部揃え集積して製本綴じする製本装置とから画像形成装置を構成する。そしてこの製本装置は上述した構成を備える。

本発明は、接着剤を塗布した中紙シート束と表紙シートとを製本綴じした後に、断裁仕上げする制御モードと、断裁することなく仕上げる制御モードとを備えた装置構成において、所定の待機位置に製本シートを待機させる時間を設定する待機時間設定手段を設け、この設定手段を、断裁仕上げモード実行時の待機時間を非断裁仕上げモード実行時の待機時間より長く設定するように構成したものであるから以下の効果を奏する。
断裁仕上げモードの実行時には待機時間が長く設定されるため接着剤が完全冷却した後に断裁処理が施されることとなる。従って断裁処理時に例えば背表紙部に型崩れ、皺などが生ずることが無く製本品位に優れた処理が可能となる。一方非断裁仕上げモードの実行時には待機時間が短く設定されるため、高速処理が可能となり、同時に製本品位が劣る恐れがない。
更に、本発明は中紙シート束を表紙シートに綴じ合わせる表紙綴じ位置に、製本済シートを一時的に待機させることにより、断裁仕上げモード実行時と非断裁仕上げモード実行時とで異なる位置に待機手段を配置する必要が無く、装置を小型コンパクトに構成することが出来る。
以下図示の実施の好適な態様に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明に係わる製本装置Bを備えた画像形成システムを示す。図2は製本装置Bの要部拡大説明図。図3(a)(b)は接着剤塗布機構の説明図である。
[画像形成システム]
本発明の製本装置Bは、例えば図1に示すような画像形成装置Aに連結され、この画像形成装置Aから画像形成されたシートを束状に部揃えし、このシート束の端面に糊などの接着剤を塗布し、これに表紙シートを接合して背折プレス成形して製本綴じする。この表紙シートはシート束の搬送経路と交差する方向から画像形成装置或いは給紙ユニットから供給する。図1はこのような画像形成システムを示し、以下画像形成装置A、製本装置Bの順に説明する。
[画像形成装置]
図1に示す画像形成システムは画像形成装置Aと製本装置Bと後処理装置Iとで構成されている。画像形成装置Aについて説明すると、この画像形成装置Aはコンピュータ、ワードプロセッサなどから転送される一連の文書をシート上に印刷して排紙口9から搬出する。この印刷手段としてはレーザ、インクジェット、オフセット印刷などの手段が採用可能である。図示のものは、静電ドラムなどの印刷ドラム10と、この印刷ドラム10にシートを供給する給紙カセット2と、印刷ドラム10に画像を形成するレーザなどの印刷ヘッド8と、現像器4と定着器5とから構成されている。給紙カセット2から所定サイズのシートを給紙経路3に供給し、この給紙経路3には印刷ドラム10が配置されている。この印刷ドラム10に印刷ヘッド8で静電潜像を形成し、この潜像に現像器4でトナーインクを付着する。この印刷ドラム上に形成されたトナー像をシート上に転写した後、定着器5で定着して排紙口9から排出する。この定着器5はロール、ベルトなどで構成されシート状に転写されたトナーインクを加熱定着する。従って排紙口9から搬出されるシートは所定温度(Tt1;以下定着温度という)に加熱され、後続する製本装置Bに送られる。
図示6は反転経路で片面に画像印刷されたシートを表裏反転して再び印刷ドラム10に導きシートの裏面側に印刷するデュープレックスパスである。図示11は画像読取装置であり、原稿シートをセットするプラテンと、このプラテンに沿って往復動するスキャニングキャリッジと、このキャリッジで走査した原稿画像を光電変換するCCDなどの光電変換素子で構成されている。また図示12は原稿供給送置であり、上記プラテンに原稿を自動的に供給するため、原稿をセットするトレイと、このトレイから原稿を上記プラテンに案内する搬送経路と、排紙トレイとを備えている。上記画像読取装置で読み取った原稿データは上記印刷ヘッド8のデータ記憶部に転送される。一方、このデータ記憶部はコンピュータ、ワードプロセッサなどの外部機器に接続され、この外部機器から原稿データの供給を受ける。
[製本装置]
製本装置Bは、前記画像形成装置Aの排紙口9から順次搬出されるシートをページ順に上下に積重ねて束状に部揃えするシート集積手段Cと、このシート集積手段Cからシート束を製本経路に沿って移送する束搬送ユニットDと、製本経路の接着剤塗布位置に配置され上記シート束の背部端面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段Eと、上記接着剤塗布位置の下流側に配置された綴合せ位置に表紙シートを給送セットする表紙搬送手段Fと、上記綴合せ位置に配置され表紙シートとシート束とを接合する表紙綴じ手段Gと、製本仕上げされたシート束を収納する収納スタック手段Hとから構成されている。各構成について以下説明する。
「シート集積手段」
図1に示すように前述の画像形成装置Aの排紙口9には搬入経路P1が連結され、この搬入経路P1は略々水平方向に配置され、装置中央を横断するパスで構成されている。上記搬入経路P1には、表紙シートを給送する給紙ユニットJの給紙経路P2と、上記画像形成装置Aからのシートを搬送する搬送経路P3が連接してある。そしてこれらの経路分岐部には経路切換フラッパ15が設けられている。上記搬送経路P3は装置中央に配置された搬入経路P1からシートを装置上方に案内するように配置され、その排紙口20には排紙ローラ21、シートセンサSeが設けられている。
上記搬送経路P3の下流側には集積トレイ22が排紙口20の下方に段差を形成して配置されている。この集積トレイ22にはシートガイド25と、整合ローラ24と、シート後端を位置規制する後端規制部材23が配置されている。シートガイド25は排紙口20からシートを集積トレイ上に案内するガイド部材で構成され、整合ローラ24はシートガイド25に沿ってトレイ上に進入したシートを排紙方向(図2左方向)に移送し、シート後端がトレイ上に進入した後は、逆方向(図2右方向)にシートをスイッチバックさせてその後端を後端規制部材23に突き当て整合する。このため整合ローラ24は正逆転可能な駆動モータM2に連結されている。また上記シートガイド25は集積トレイ上のシートをスイッチバックさせて後端規制部材23に整合する際は排紙口20から集積トレイ上に移動してシートをガイドするように揺動自在に構成され図示しない作動ソレノイドなどの駆動手段が連結してある。
また上記集積トレイ22には図示しないがシートの幅方向姿勢を幅寄せ整合する整合手段が備えられている。この整合手段はシートを片側基準若しくはセンター基準で幅寄せするように例えば左右一対の整合板をトレイ上に幅方向に移動自在に配置し、少なくともいずれか一方の整合板を駆動モータなどで往復移動させるように構成する。上述の積載トレイ22は装置フレームに固定して装備しても良いが図示のものは図1上下方向に積載位置と搬出位置との間で昇降可能に装置フレームに取り付けてある。そして集積トレイ側に設けたラック歯車28をトレイ昇降モータM4に連結したピニオン27に歯合し、トレイ昇降モータM4の正逆転で集積トレイ22を積載位置(図2実線)と搬出位置(図2破線)との間で昇降移動するようになっている。従って集積トレイ上に集積されたシートは積載位置から矢印a方向に降下移動し、次いで矢印b方向に移送して後続するグリップ搬送手段30に転送されることとなる。
上述の積載トレイ22には積載されたシート束の厚さを検知するシート束厚さ検出手段Stが配置されている。この検出手段は例えばスライダックセンサで、集積トレイ上のシートを把持するグリッパの位置を検出し、例えば抵抗値からシート束の厚さを検出する。このシート束厚さ検出手段Stは前記集積トレイ22で集積されたシート束の厚さを検出して、後述する(1)接着剤塗布ロールとシート束とのギャップをシート束の厚さに応じて設定する。また(2)表紙シートのセット位置とその送り量をシート束の厚さに応じて調整してシート束が表紙シートのセンターと一致するようにする。また(3)後述する背折プレス手段の起動位置(離間位置)をシート束の厚さに応じて調節する等後続する処理動作に使用する。従ってこのシート束厚さ検出手段Stは例えば排紙口20のシートセンサSeでシート枚数をカウントし、平均的なシートの紙厚を乗算することで構成するなど種々の厚さ検知方法が採用可能である。
「束搬送ユニット」
上記集積トレイ22からのシート束を下流側の接着剤塗布位置Xに搬送する束搬送ユニットDは図2に示すようなグリップ搬送手段(シート束移送手段;以下同様)30で構成されている。このグリップ搬送手段30は図1上下方向に配置された製本経路P5に設けられている。このように製本経路P5は製本装置Bを縦断するように配置され、上述の集積トレイ22から略々水平姿勢で受取ったシート束を90度旋廻させて鉛直姿勢に偏向し、下流側の接着剤塗布位置Xに移送する。この為、グリップ搬送手段30はシート束を把持する一対のクランパ33a,33bと、この両クランパ33a,33bを備えたユニットフレーム(図示せず)から構成されている。そしてこのユニットフレームは装置フレームに軸で回転自在に支持され、装置フレーム側に設けた旋回モータM5によって旋回動する。
そして上記クランパ33a、33bは上記ユニットフレームに昇降自在に支持され、図示しない昇降モータによって製本経路内でシート束を上下方向に移送するようになっている。従って、クランパ33a,33bはシート束を把持するグリップ動作をグリップモータ(不図示)によって実行し、グリップしたシート束を上記旋回モータM5によって水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、次いでこの鉛直姿勢のシート束を昇降モータによって製本経路P5に沿って下流側の接着剤塗布位置Xに移送することとなる。
「接着剤塗布手段」
接着剤塗布手段Eは、接着剤糊などの接着剤を収容する糊容器50と、この容器内に回転自在に取り付けられた耐熱性の多孔質材から成る塗布ロール51と、この塗布ロール51を回転駆動する駆動モータM8と、上記糊容器50をシート束に沿って往復駆動する駆動モータM9とから構成される。図3(a)(b)にその構造を図4にその動作状態を示すが、シート束の下端縁(製本時の背表紙部)S1に対し糊容器50は短い長さ(寸法)に形成してあり、これに内蔵した塗布ロール51と伴にシート束の下端縁S1に沿って移動するように装置フレームのガイドレール52(図4参照)に支持されている。そしてこの糊容器50は装置フレームに取り付けられたタイミングベルト53に連結され、このタイミングベルト53には駆動モータM9が連結してある。上記糊容器50には加熱素子50hが配置され、糊容器50に充填された接着剤を溶融して液化し、同時に上記塗布ロール51で塗布する接着剤の温度を制御する。図3(b)に示すTsは温度センサであり、糊容器内の接着剤温度を検出し、温度制御手段で上記加熱素子50hに供給する電力を調整することによって接着剤の温度を制御する。尚図示の接着剤は融点が65℃乃至95℃の成分で構成されている。
上述のように糊容器自体がシート束に沿って移動する構成を示したが、これは糊容器50をシート束の長さより長いトレイ形状に構成し、塗布ロール51のみが図4左右方向に移動するようにしても良い。
そこで糊容器50はホームポジションHPと、シート束に沿って復動作を開始するリターン位置RPと、接着剤を補充する補充位置EPとの間で前記駆動モータM9によって往復動する。そして各位置は図4に示す位置関係に設定され、リターン位置RPはシート幅のサイズ情報によって設定される。また、装置電源投入時(イニシャル時)にはホームポジションHPに設定され、先行する例えば前記グリップ搬送手段30のグリップセンサSgのシートグリップ信号から所定時間後(シート束が接着剤塗布位置に到達する見込み時間)にホームポジションHPからリターン位置RPに向けて移動する。この移動と同時に塗布ロール51は駆動モータM8で回転を開始する。尚図示S7は上記糊容器50のホームポジションセンサである。
上記駆動モータM9の回転で、糊容器50はガイドレール52に沿って図4右側から左側に移動を開始する。この往路では塗布ロール51はシート束に圧接してシート端部をバラけさせ、リターン位置RPからホームポジションHPに戻る復路ではシート端と所定のギャップGaを形成して接着剤を塗布する(図5参照)ように、前述のグリップ搬送手段30の送り量を前記昇降モータ(図示せず)で調整する。このシート束の送り量による塗布量調整は前述のシート束厚さ検出手段Stからの束厚さ情報に基づいて束厚さが厚いときにはギャップGaを大きくして塗布量を多く設定し、束厚さが薄いときにはギャップGaを小さくして塗布量を少なく設定している。このように前記グリップ搬送手段30の昇降モータの制御でシート束の送り量を大小調整する代わりに上記塗布ロール51の位置を上下調整するロール位置調整手段を設けても良い。また駆動モータM9は待避指示信号でシート束に接着剤を塗布する作動位置から距離を隔てて待避した待避位置(補充位置)EPに移動し、この待避位置(補充位置)EPに配置された接着剤タンク54から接着剤の補給を受けるようになっている。
「給紙ユニットの構成」
上述の画像形成装置Aに連結された搬入経路P1には、画像形成装置Aとは別に中綴じシート又は表紙シートを供給する給紙ユニットJが設けられている。この給紙ユニットJは図1に示すようにシートをスタックする1段若しくは複数段、図示のものは2段のスタックトレイ16と、このスタックトレイ上のシートを1枚ずつ分離するピックアップ手段17と、このピックアップ手段17からのシートを搬入経路P1に案内する給紙経路P2とから構成されている。
そしてスタックトレイ上にセットされた表紙シートは画像形成装置Aから一連のシート(中綴じシート)が搬出された後、この最終シートの後にスタックトレイ16から表紙シートが供給される。従ってスタックトレイ16には表紙シートとして厚紙或いはコーティング紙などの特殊シートが準備され、後述する製本装置Bからの制御信号でスタックトレイ上のシートは搬入経路P1に搬入される。またスタックトレイ16を2段設けたのは、種類の異なる表紙シートを予めスタッカに準備出来るようにしたものであり、選択された1つのスタッカから表紙シートが供給される。
「表紙搬送手段」
図1のシステムにおいて、搬入経路P1には給紙ユニットJの給紙経路P2が連結され、この給紙経路P2からの表紙シートは経路切換フラッパ15を介して表紙給送経路P4に導かれるようになっている。この表紙給送経路P4は前述の製本経路P5と直交するように交わり、交差部(以下綴合せ位置と云う)Kで製本経路P5からのシート束と表紙シートとを逆T状に接合して綴じ合わせるようになっている。上記表紙給送経路P4は上下に所定間隔で対向する上部搬送ガイド63a,63bと下部搬送ガイド63dで構成され、上部搬送ガイド63a,63bは製本経路P5との交差部(綴合せ位置)Kを境に右側の第1上部搬送ガイド63aと左側の第2上部搬送ガイド63bに区割され左右の搬送ガイド63a,63bが個別に開閉動するようになっている。
そして上記表紙給送経路P4には、表紙シートを搬送方向と搬送直交方向でそれぞれ位置合わせするレジスト手段と、このレジスト手段で位置合わせした表紙シートを綴合せ位置Kに移送する表紙搬送手段Fが配置されている。この表紙搬送手段Fは表紙給送経路P4に配置された搬送ローラ対で構成され、下部搬送ガイド63dに取り付けられた駆動ローラ63eと上部搬送ガイド63a,63bに取り付けられた従動ローラ63cとから構成されている。駆動ローラ63eには駆動モータM10が連結してある。一方上部搬送ガイド63a,63bと従動ローラ63cとは、駆動ローラ63eに圧接する位置と上方に浮上して離間する位置との間で移動可能にカムレバーなどで装置フレームに取り付けられている。
従って、上部搬送ガイド63a,63bと従動ローラ63cとは図示しないカムレバーの駆動モータによって表紙給送経路中の表紙シートと圧接してこれを図2左側に移送する作動位置と、表紙シートから離間して浮上した退避位置との間で移動可能に構成されている。このように表紙シートは表紙給送経路P4と前記製本経路P5との交差部である綴合せ位置Kに搬送され所定位置にセットされる。この綴合せ位置Kの上部搬送ガイド63a,63bは開閉ガイド板で構成され、製本経路P5を遮り、表紙シートの上部を案内する位置と、この製本経路P5から退避した退避位置との間で移動自在に構成されている。そしてこの上部搬送ガイド63a、63bは図7に示すように表紙シートを案内した後は、製本経路P5を開放するように上方に退避する。
「綴合せユニット」
上記綴合せ位置Kには、表紙綴じ手段65が設けられ、製本経路P5からのシート束と表紙給送経路P4からの表紙シートとを逆T字状に接合し、その背部(背表紙部)をプレス成形する。まず製本経路P5ではグリップ搬送手段30に把持されたシート束に接着剤塗布手段Eでシート束の下端縁S1に糊付けが施され、糊容器50は経路外のホームポジションHPに退避する。そしてグリップ搬送手段30はシート束を接着剤塗布位置Xから綴合せ位置Kに向けて製本経路P5に沿って移送する。これと同時に表紙給送経路P4では綴合せ位置Kに表紙シートが給送され静止セットされている。
[表紙綴じ手段の構成]
そこで上記表紙綴じ手段65は図6、図7に示すような背当プレート部材64と背折プレス部材65a、65bとで構成されている。この背当プレート部材64は製本経路P5に進入した作動位置(図7実線)と経路外に退避した退避位置(図7破線)との間で進退自在に設けられている。そして背当プレート部材64は作動位置では表紙給送経路P4に静止セットしている表紙シートをバックアップ支持し、製本経路P5から前記グリップ搬送手段30で移送されるシート束と表紙シートとを逆T字状に接合する。
上記背当プレート部材64は作動位置で後述するようにシート束の下端面S1と少許の間隙Gbを形成する(図8(b)参照)ように構成されている。これは背折プレス部材65a、65bで表紙シートを背折り処理する際に接着剤が背当プレート部材64によって冷却固化されるのを防止するためである。また背当プレート部材64は退避位置では製本経路P5を開放し、この製本経路P5から背当プレート部材64が退避することによって下流側に位置する折ロール70に向けて前記グリップ搬送手段30がシート束を搬出することが可能となる。
従って背当プレート部材64は製本経路P5を直交方向に横切るように移動自在に装置フレームに支持され、図示しない駆動手段(電磁ソレノイド、モータなど)に連結されている。特に図示の背当プレート部材64は熱伝導率が高く放熱効果の大きい金属板で形成してあり、シート束に塗布した接着剤(図示のものは熱溶融性接着剤)を冷却するようになっている。
[待機手段の構成]
本発明は上記背当プレート部材64に表紙綴じしたシート束を一時的に待機させ、この位置で接着剤を冷却固化することを特徴としている。このため背当プレート部材64は熱伝導率の高い金属板で形成され、更に冷却手段64fが設けられている。この冷却手段64fは図8(a)に示すように、背当プレート部材64に一体的に取り付けた放熱フィン64aと冷却ファン64bで構成されている。これにより背当プレート部材64は装置内温度より低い温度に維持され、この背当プレート部材64に当接した背折シート束の接着剤は冷却固化されることとなる。この冷却手段64fとしては冷却ファン64bの他、ペルチェ素子を用いても良い。従って背当プレート部材64及びこの部材にシート束を移送する前述のグリップ搬送手段(シート束移送手段)30がシート束を一時的に待機させる待機手段を構成している。以下この背当プレート部材64を待機手段として説明する。
[背折りプレス手段の構成]
上記背折プレス手段(表紙綴じ手段;以下同様)65は図6に示すように左右一対の背折プレス部材65a、65bと、この各プレス部材65a,65bを背折位置と退避位置の間で往復動するシフト手段66と、このシフト手段66を制御する制御手段(後述の制御CPU)80とで構成されている。上記右プレス部材65aと左プレス部材65bとは装置フレーム(図示せず)に摺動自在に支持され、その先端部にプレス片65cが設けられ、左右のプレス片65cで表紙シートの背部を折り曲げる。
この為左右一対の背折プレス部材65a、65bにはラック歯車66aが一体に設けられ、このラック歯車66aにシフトモータM3aとM3bに連結されたピニオン66bが歯合されている。このシフトモータM3a、M3bはステッピングモータで構成されている。図示Sb1及びSb2はホームポジションセンサであり、背折プレス部材65a,65bに設けたフラグを検出する。従ってシフト手段66は上記シフトモータM3a、M3bと、その伝動手段(上記ピニオン66bとラック歯車66a)とで構成されている。
尚、上記背折プレス部材65a、65bには前記表紙給送経路P4で搬送された表紙シートを案内するガイド面(前述の下部搬送ガイド;以下同様)63dが設けられている。このように背折プレス部材65a、65bは先端部にプレス片65cを備えているのと同時に表紙給送経路P4に臨む上面に表紙シートを案内するガイド面63dが備えられている。このガイド面63dにはピンチローラ(前述の駆動ローラ;以下同様)63eが設けられ、このピンチローラ63eは背折プレス部材65a、65bが背折位置で製本経路P5を閉じているときにはこの経路を横断する表紙シートをガイド面63dとピンチローラ63eとで案内し、経路外の退避位置に退避するときにはピンチローラ63eは図7の状態にガイド面63dから下側に埋没する。
このため常時突出するように付勢バネ(図示せず)で付勢されたピンチローラ63eには作動レバー67が上記付勢バネに抗してピンチローラ63eをガイド面63dから埋没させるように係合配置され、この作動レバー67は上記付勢バネより強いバネ68で懸引され図示反時計方向に回動するようになっている。そして装置フレームには背折位置で上記作動レバー67を時計方向に回転させる突き当てストッパ69が設けられている。
これによって背折プレス部材65a、65bが背折位置(図6の状態)のときにはピンチローラ63eは付勢バネでガイド面63dから上方に突出し、背折位置から退避位置側に離れたときにはバネ68でガイド面63dから下方に埋没するようになっている。このようにピンチローラ63eをガイド面63dから出没させたのは表紙シートを搬送する背折位置ではピンチローラ63eが突出してシートの移動を円滑に案内し、この表紙シートを背折りするために背折プレス部材65a、65bを退避位置に移動するときには綴合せ位置Kにセットされた表紙シートをみだりに移動させないようにガイド面63dから下側に埋没させるためである。
[表紙綴じ動作の説明]
上述のように構成された背折プレス部材65a、65bは次のように制御される。この背折プレス部材65a、65bは、前記表紙給送経路P4から表紙シートを綴合せ位置Kに給送する際は背折位置(図10(a))に位置し、表紙給送経路P4に給送される表紙シートを案内する。表紙シートはこの状態で接着剤塗布位置Xにセットされているシート束に接着剤が塗布されるのを待つ。
次いで製本経路P5から接着剤を塗布されたシート束と表紙シートとを接合する際は、背折プレス部材65a、65bは製本経路P5から退避したホームポジション位置(同図(b))に位置するように制御される。そこで表紙シートのセンターにシート束が逆T字状に接合され、両シートの間には接着剤層Nsが位置している。この状態で背折プレス部材65a、65bはホームポジション位置から待機位置に移動し、両シートの接合動作が完了するのを待つ(図10(c)の状態)。そして上記両シートが接合された状態で背折プレス部材65a、65bは待機位置から背折位置に移動(図11(d)参照)する。すると表紙シートは同図のように背折り成形される。
尚、上述の背折り成形の際、背当プレート部材64は既に作動位置に位置し表紙シートを背折り成形する際にその背部をバックアップ支持している。この背当プレート部材64と表紙シートとの間には図8(b)に示すように少許の間隙Gbが形成してある。この間隙は背折り成型時に接着剤が背部以外に漏れ出さないように管理するためであり、同時に背表紙部が背当プレート部材64に接することによって接着剤が冷却固化されるのを防止するためである。従ってこの間隙Gbを形成することなく背当プレート部材64と背表紙部が接触した状態でプレス成型して背折り処理することも可能である。
[待機動作]
次に制御CPU80(後述する)は、背折プレス部材65a、65bを待機位置に退避させ、これと前後してグリップ搬送手段30のクランパ33a、33bを解除(ニップ解除)する。するとシート束は背当プレート部材64の上に落下して当接される。この状態でシート束は一時的に待機され、接着剤の冷却固化を待つ。このため前記冷却手段64fの冷却ファン64bは送風作動され、背当プレート部材64は常温近くに冷却されている。従ってシート束の背表紙部は冷却され接着剤は比較的短時間に固化される。この状態で所定の冷却時間が経過すると制御CPU80は背当プレート部材64を製本経路P5から退避させる。
[束姿勢偏向手段の構成]
上記折ロール70の下流側にはシート束の天地方向を偏向する束姿勢偏向手段94と、シート束の周縁を断裁する断裁手段95が配置してある。上記束姿勢偏向手段94は綴合せ位置Kから表装されたシート束を所定方向(姿勢)に偏向するのと同時に下流側の断裁手段95にシート束を移送する。従ってこの束姿勢偏向手段(図示のものはターンテーブル機構)94はシート束を天地方向に姿勢偏向する機能とこの姿勢偏向したシート束を下流側の断裁位置に給送するシート束搬送手段を構成している。また断裁手段95はシート束の周縁を切り揃える。
[断裁手段の構成]
上記断裁手段95は図2に示すようにシート束の断裁縁を刃受部材96に押圧支持する断裁縁プレス部材95bと、切断刃ユニット95aで構成されている。上記断裁縁プレス部材95bは製本経路P5に配置した刃受部材96と対向する位置に配置され、図示しない駆動手段によってシート束と直交する方向に移動する加圧部材(加圧手段)から構成されている。上記切断刃ユニット95aは平刃状の切断刃95xと、これを駆動するカッタモータ(駆動手段)Mcとから構成されている。このような構成の断裁手段95により、冊子状に製本処理されたシート束の背部を除く周縁を所定量裁断して切り揃える。
上記切断刃95xは平刃形状の刃先でシート幅より長い刃幅に構成され、刃受部材96から間隔を隔てたホームポジションと、刃受部材96に当接する切断位置との間で往復動自在に支持され、カッタモータ(駆動手段)Mcに連結されている。上記断裁手段95の下流側には排紙ローラ97と収納スタック手段Hが配置され、製本経路P5からのシート束を収納するようになっている(図1参照)。
[制御手段の構成]
上述のシート束移送手段(グリップ搬送手段)30を制御する制御手段の構成について図11のブロック図に従って説明する。図1に示すような画像形成装置Aと製本装置Bとを連結したシステムでは、例えば画像形成装置Aの制御部にコントロールパネル81と、モード設定手段82を設ける。そして画像形成装置Aの制御CPU79はコントロールパネル81で設定された例えば「印刷処理モード」「製本処理モード」に従って製本装置Bの製本動作を実行する。印刷処理モードでは製本装置Bは経路切換フラッパ15で搬入経路P1に搬入された印刷シートを図2に示す表紙給送経路P4及び排紙経路P6から後処理装置Iに搬送し、この後処理装置Iに設けられたスタッカに収納する。従って印刷シートは製本装置Bを通過するのみである。
また本発明における製本処理モードは「断裁仕上げモード」と「非断裁仕上げモード」に設定されるようになっている。「断裁仕上げモード」は上述の表紙綴じ手段65で表紙綴じされたシート束の端縁(図2下端縁)を断裁手段95で断裁揃えし、この断裁処理後に収納スタック手段Hに収容する。また「非断裁仕上げモード」は表紙綴じ手段65で表紙綴じされたシート束の端縁を断裁揃えすることなく製本経路P5から直接収納スタック手段Hに収納する。これらの各モードの処理内容は後述する。
このように製本モードが選択されると画像形成装置Aの制御手段(制御CPU)79は製本モードの指示信号(断裁仕上げモードか非断裁仕上げモードかの指示信号)と、これと同時に印刷シートのサイズ情報を製本装置Bに伝達する。このときコントロールパネル81から表紙シートの坪量などの厚さ情報と、材質例えば剛い紙質であるか柔らかい紙質であるかなどの材質情報を入力し、製本装置Bの綴じ処理制御手段(以下制御CPUという)80に伝達する。これと共に部数情報例えばnページの印刷処理の時、最後のnページの印刷が終了したときジョブ終了信号を制御CPU80に転送する。
上記制御CPU80には、搬入経路P1の搬送ローラの駆動モータと搬送経路P3の排紙ローラ21の駆動モータM1と、表紙給送経路P4の駆動ローラ63eの駆動モータM10など搬送系ドライバ回路が接続されている。同様に前記集積トレイ22を昇降するトレイ昇降モータM4、グリップ搬送手段(シート束移送手段)30のグリップモータ及び昇降モータ、シフトモータM3a、M3bの駆動回路に接続されている。この昇降モータ、シフトモータM3a、M3bはいずれもステッピングモータで構成され、制御CPU80からのコマンド信号で歩進ステップ数、速度などが指示される。つまり各モータの電源パルス発生器にパルス電源のパルス数、デューティ、駆動開始タイミング及び駆動終了タイミングなどのコマンド信号を制御CPU80から発するように結線されている。
一方制御CPU80には前記シート束厚さ検出手段Stからの検知信号、前記グリップセンサSg、糊容器50のホームポジションセンサS7、背折プレス部材65a、65bのホームポジションセンサSb1、Sb2の検知信号並びに前記経路P1〜P6に配置したシート検知センサの検出信号が伝達されるように結線されている。そして制御CPU80には、「前記集積トレイ22に中綴じシートを集積する動作」、「前記グリップ搬送手段30でシート束を上記集積トレイ22から接着剤塗布位置X及び綴合せ位置Kに移送する動作」、「接着剤塗布位置Xで接着剤を塗布する動作」、「綴合せ位置Kでシート束と表紙シートとを接合する動作」、「接合後に表紙シートを折り曲げる背折プレス動作」、「背折り後のシート束を搬出する動作」をそれぞれ実行する制御プログラムの記憶手段(ROM)84を備えている。これと同時に制御CPU80には前記背折プレス部材65a、65bを駆動するシフトモータM3a,M3bの速度情報、起動タイミング(タイマテーブル)などの制御データの記憶手段(RAM)85を備えている。
そこで上記「背折り後のシート束を搬出する動作」を実行するため待機時間設定手段87と、待機時間計時手段89が設けられている。待機時間設定手段87は制御データ記憶手段(RAM)85に記憶されている接着剤の冷却時間データに基づいて「断裁仕上げモード」のときの冷却時間Th1と、「非断裁仕上げモード」のときの冷却時間Th2を設定するように構成されている。このRAM85には断裁仕上げモードのときの基準冷却時間Th1と非断裁仕上げモードのときの基準冷却時間Th2が準備され、その時間はTh1>Th2に設定されている。そして制御CPU80は「断裁仕上げモード」の実行時にはRAM85から基準冷却時間Th1を読み出し、この基準時間にシート束厚さ検出手段Stから束厚さ(=接着剤塗布量)情報からその時間を加減して冷却時間を設定し、同様に「非断裁仕上げモード」の実行時には基準冷却時間Th2に束厚さ情報からその時間を加減して冷却時間を設定する。
上記制御CPU80は待機時間を計時するカウンタを構成し、前述の待機手段(背当プレート64)にシート束を待機させる待機時間を管理するように構成されている。つまり
「断裁仕上げモード」のときにはシート束を背当プレート64位置に「Th1」時間待機させ、「非断裁仕上げモード」のときには「Th2」時間待機させる。
[製本処理動作]
そこで上記制御CPU80は、図13のフローチャートに示す手順で製本処理を実行する。前記集積トレイ22に所定の印刷シートが部揃えされる(St01)と画像形成装置Aからのジョブ終了信号で制御CPU80はシート束厚さ検出手段Stからの信号でシート束の厚さを認識する(St02)。このシート束の厚さ情報は後続する処理動作に於ける(1)塗布ロール51の接着剤塗布量調整(2)背折プレス部材65a、65bのプレス時間設定(3)背当プレート部材64の冷却時間設定にそれぞれ使用される。次に制御CPU80は前記トレイ昇降モータM4を駆動して集積トレイ22を搬出位置(図1破線位置)に降下させシート束をグリップ搬送手段30に引き渡す。グリップ搬送手段30ではシート束を水平姿勢から垂直姿勢に旋回モータM5で姿勢を偏向する(St03)。
そして制御CPU80はグリップ搬送手段30の昇降モータ(図示せず)を起動してシートを接着剤塗布位置Xに移送する(St04)。このとき制御CPU80はシート束の厚さ情報に基づいてシート束の搬送量を異ならせ前述のギャップGaを塗布ロール51の間に形成する。この制御は昇降モータの歩進ステップ数を電源パルス数によって増減し、シート束が厚いときはギャップGaを大きく、薄いときは小さく設定する。
上記シート束の移送と前後して制御CPU80は表紙シートを綴合せ位置Kに移送する。この表紙シートは先のモード選択のときに予め画像形成装置Aで画像形成(タイトルなど)するのか、給紙ユニットJから供給するのか使用者の選択によって設定されている。そこで制御CPU80は搬入経路P1に供給された表紙シートを経路切換手段15を作動して表紙給送経路P4に案内する。するとこの経路にはシートの先端又は後端を位置検出するセンサが設けられ、このセンサからの信号でシート中央(センター)が綴合せ位置Kの基準に位置するようにセットする(St05)。これと前後して制御CPU80は背当プレート部材64を製本経路内の作動位置に移動する(St06)。
次に制御CPU80は前述の昇降モータが所定の歩進ステップ移動した段階で糊容器50をホームポジションHPからリターン位置RPに往路移動し、次いでリターン位置RPからホームポジションHPに復路移動させる。この糊容器50の往復動の過程で塗布ロール51はシート束の下端縁S1に接着剤を塗布する(St07)。糊容器50がホームポジションHPに復帰した信号(St08;前記ホームポジションセンサS7からの信号)で制御CPU80は綴合せ位置Kにシート束を移送する(St09)。この制御は前記昇降モータを歩進制御することによって実行する。このとき制御CPU80はシート束の下端縁S1と前記背当プレート部材64との間に所定の間隙Gbを形成するように昇降モータを制御する。
一方、上記シート束を綴じ合せ位置Kに移送する動作に先立って制御CPU80は、前述した背折プレス部材65a、65bを図10(b)の退避位置(ホームポジション)に移動し、前記表紙給送経路P4に表紙シートを給送セットする動作を完了している。そこで制御CPU80は表紙綴じ処理を実行する(St10)。この綴じ処理動作は図11(d)に示すように前記背折プレス部材65a、65bを退避位置(ホームポジション)から背折位置に移動する。このとき背当プレート部材64とシート束の下端縁S1との間には少許の間隙ギャップGbが形成されている。
次に制御CPU80は、シート束の厚さに応じて所定のプレス時間、背折プレス部材65a、65bを図11(d)の状態に維持する。このプレス時間の終了後、前記シフトモータM3a、M3bを起動して背折プレス部材65a、65bを待機位置に移動する。
この背折プレス部材65a、65bの退避動作と前後して制御CPU80は背当プレート部材64の冷却ファン64bを作動する(St11)。次いで制御CPU80は前記グリップ搬送手段30のグリップモータを逆回転させてグリップ解除する(St12)。このグリップ解除動作でシート束は図11(e)の状態に自重落下してその背表紙部分が背当プレート部材64に当接する(St13)。この背表紙が背当プレート部材64に当接した状態で背表紙は、プレート平面上で平坦な面に形成される。これと同時に背表紙とシート束との間の接着剤は背当プレート部材64で強制的に冷却される。
そこで制御CPU80は仕上げモード設定手段82からの設定モード情報に基づいて冷却時間を設定する(St014)。この時間設定は前述したように断裁仕上げモードのときには基準時間Th1、非断裁仕上げモードのときには基準時間Th2にシート束厚さを加減修正して設定され。この設定値はTh1>Th2となるように構成されている。そこで制御CPU80は冷却時間を設定モードに応じて設定する(St15、16)。そして制御CPU80はシート束が背当プレート64に当接したときからの時間をカウントし、このカウント値が設定した冷却時間に達するか否かを比較判別する(St17)。そして設定された冷却時間が経過すると制御CPU80は冷却ファン64bを停止し(St18)、背当プレート64を製本経路P5の外側に退避させる(St19)。次に制御CPU80は折ロール70を回転してシート束を折り合わせながら下流側に移送する(St20)。図示の折ロール70は対向する一対のロールで構成され図11(f)に示すように一方のロール70aはシート束の厚さに応じてニップ位置と離間位置との間で移動自在に構成されソレノイドなどの作動手段で制御されるようになっている。
次に制御CPU80は断裁仕上げモードのときには断裁処理を実行する(St21)。この断裁処理は折ロール70から送られたシート束を束姿勢偏向手段94で姿勢偏向して、例えば天部、地部、小口部の順に切断刃95xで所定量ずつ断裁する。そこで制御CPU80はシート束の3方向が断裁されたことを判断すると(St22)、排紙ローラ97を回転し(St23)、断裁仕上げ後のシート束を収納スタック手段Hに収納する(St24)。
一方制御CPU80は非断裁仕上げモードのときには断裁処理を実行することなく折りロール70から送られたシート束を、排紙ローラ97で引き継ぎ搬送(St23)して、収納スタック手段Hに収納する(St24)。
本発明は上述のように製本綴じした後のシート束をその後の仕上げ処理の内容(断裁か、非断裁か)に応じて接着剤の冷却時間を異ならせることを特徴としている。そして上述の実施形態における冷却時間Th1、Th2は使用する接着剤の組成及び断裁機構の構成に応じて実験的に求めることが好ましい。
本発明の製本装置を備えた画像形成装置の全体構成図。 図1の装置に於ける製本装置部の拡大説明図。 図1の装置に於ける接着剤塗布手段の全体説明図。 図4の接着剤塗布手段における接着剤を塗布する状態の説明図。 図5の接着剤塗布手段の状態図を示し、(a)は往路の容器の移動状態を、(b)は復路の容器の移動状態を示し、(c)は(a)の側面図であり、(d)は(b)の側面図を示す。 図1の装置に於ける表紙綴じ手段の説明図であり、製本経路を閉じた状態を示す。 図1の装置に於ける表紙綴じ手段の説明図であり、製本経路を開いた状態を示す。 図6、図7における背折りプレス部材及び背当てプレート部材の詳細構造の説明図であり、(a)は表紙シートを綴じ位置に給送する状態を、(b)は表紙シートを背折りする状態をそれぞれ示す。 背折りプレス部材及び背当てプレート部材の詳細構造の説明図であり、(c)は表紙シートを背折り後の冷却状態を示し、(d)は加熱手段にペルチェ素子を用いた場合を示す。 図2の装置に於ける表紙綴じ手順の動作説明図であり、(a)(b)(c)は背折りプレス部材がホームポジションから離間位置に移動する状態を示す。 図2の装置に於ける表紙綴じ手段の動作説明図であり、(d)(e)(f)は背折りプレス部材が背折位置に移動した後の状態を示す。 図2の装置に於ける表紙綴じ制御手段の構成を示すブロック図。 図2の装置に於ける表紙綴じ制御手段の動作手順を示すフローチャート。
符号の説明
A 画像形成装置
B 製本装置
K 綴合せ位置(交差部)
X 接着剤塗布位置
30 グリップ搬送手段(シート束移送手段)
50 糊容器
51 塗布ロール
64 背当プレート部材
64f 冷却手段
64a 放熱フィン
64b 冷却ファン
65 表紙綴じ手段(背折プレス手段)
65a 背折プレス部材(右プレス部材)
65b 背折プレス部材(左プレス部材)
65c プレス片
70 折ロール
79 制御CPU
80 制御CPU
84 ROM
85 RAM
87 待機時間設定手段
89 待機時間計時手段
94 束姿勢偏向手段
95 断裁手段
95a 切断刃ユニット
95b 断裁縁プレス部材
95x 切断刃
96 刃受部材
97 排紙ローラ












Claims (5)

  1. 順次下流側に接着剤塗布位置、表紙綴じ位置、断裁位置の順に配置された製本処理経路と、
    上記接着剤塗布位置に配置され、部揃え集積されたシート束の背部端面に熱溶融性接着剤を塗布する塗布手段と、
    上記表紙綴じ位置に配置され、接着剤を塗布されたシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、
    上記断裁位置に配置され、表紙綴じされたシート束の少なくとも一辺を断裁揃えする断裁手段と、
    上記表紙綴じ手段から断裁手段に至る製本処理経路中に一時的にシート束を待機させて接着剤を固化する待機手段と、
    上記断裁手段からのシート束を収容するスタッカ手段と、
    上記製本処理経路に配置され、順次シート束を搬送するシート束移送手段と、
    上記シート束移送手段によるシート束搬送を制御する制御手段と、
    を備え、
    上記制御手段は、
    仕上げモード設定手段と、
    上記待機手段によるシート束の待機時間を設定する待機時間設定手段と、
    を有し、
    上記仕上げモード設定手段は、
    上記表紙綴じ手段で表紙綴じされたシート束の端縁を上記断裁手段で断裁揃えする断裁仕上げモードと、
    上記表紙綴じ手段で表紙綴じされたシート束の端縁を断裁揃えすることなく上記スタッカに向けて搬出する非断裁仕上げモードと、
    を選択的に実行するように構成され、
    上記待機時間設定手段は上記断裁仕上げモード実行時には第1の待機時間を設定し、
    上記非断裁仕上げモード実行時には第2の待機時間を設定されるように構成され、
    上記第1の待機時間は上記第2の待機時間より長く設定され、
    上記待機手段は、前記表紙綴じ位置に配置された表紙シートを折り合わせる背当てプレート部材で構成され、
    この背当てプレート部材を冷却する冷却手段が設けられ、
    上記冷却手段は、シート束が上記背当てプレート部材と当接する前に、上記背当てプレート部材の冷却を開始し、
    上記断裁仕上げモード実行時には上記第1の待機時間の経過後に冷却手段を停止し、
    上記非断裁仕上げモード実行時には上記第2の待機時間の経過後に冷却手段を停止し、
    上記制御手段は上記待機時間設定手段で設定された待機時間の経過後にシート束を下流側に移送するように上記シート束移送手段を制御することを特徴とする製本装置。
  2. 前記制御手段には、部揃え集積されたシート束の束厚さを識別する厚さ認識手段が備えられ、
    前記待機時間設定手段は、上記厚さ認識手段からの束厚さ情報に基づいて待機時間を異ならせるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記製本処理経路には、前記接着剤塗布位置の上流側にシートを部揃え集積する集積手段が配置され、
    この集積手段から前記接着剤塗布位置にシート束を移送するシート束移送手段にはシート束の束厚さを検出する束厚さ検出手段が設けられ、
    前記塗布手段は上記束厚さ検出手段からの束厚さ情報に基づいてシート束に塗布する接着剤塗布量を加減調整するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  4. 前記表紙綴じ位置から断裁位置にシート束を移送するシート束移送手段は断裁位置におけるシート束の姿勢を偏向するシート姿勢偏向手段を備え、
    仕上げモード設定手段は、前記断裁仕上げモードでシート束の小口部一辺を断裁揃えするか、シート束の天地部と小口部の三辺を断裁揃えするか選定可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  5. 順次シート上に画像形成する画像形成手段と、
    上記画像形成手段からのシートを部揃え集積して製本綴じする製本装置と、
    から構成され、
    上記製本装置は請求項1乃至4のいずれか1項に記載の製本装置であることを特徴とする画像形成装置。
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