JP4469771B2 - 製本装置 - Google Patents

製本装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4469771B2
JP4469771B2 JP2005265934A JP2005265934A JP4469771B2 JP 4469771 B2 JP4469771 B2 JP 4469771B2 JP 2005265934 A JP2005265934 A JP 2005265934A JP 2005265934 A JP2005265934 A JP 2005265934A JP 4469771 B2 JP4469771 B2 JP 4469771B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
sheet
container
sheet bundle
application
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005265934A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007076118A (ja
Inventor
恵一 永沢
英樹 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisca Corp filed Critical Nisca Corp
Priority to JP2005265934A priority Critical patent/JP4469771B2/ja
Publication of JP2007076118A publication Critical patent/JP2007076118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4469771B2 publication Critical patent/JP4469771B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

本発明は、束状に整合した一連のシート束の一端縁に接着剤を塗布して表紙シートと伴に綴じ合わせる製本装置或いは画像形成装置で印刷したシートを順次束状に集積してその一端縁に接着剤を塗布し、表紙シートと伴に綴じ合わせて冊子状に製本処理する製本システムにおける製本装置に係わり、詳細には熱溶融性接着剤を装置内に装填補充する際の作業及び接着剤塗布部で装置トラブルが発生した際の処置作業を安全に実行することが可能な装置の改良に関する。
一般にこの種の製本装置はプリンタ、印刷機などの画像形成装置の端末装置として、画像形成されたシートをページ順に積重ねて束状に整合した後、その端面に接着剤を塗布して表紙シートに綴じ合せる装置として広く使用されている。特に最近電子出版などのオンデマンド印刷として、所定の情報の印刷と同時に、これを自動的に綴合わせて表装するシステムが種々提案されている。
このような製本装置は、画像形成装置とは分離した装置として印刷済みシートを束状に集積してその端縁(背部)に接着剤を塗布して別途給送する表紙シートと綴合わせて表装するスタンドアロン装置として使用される場合と、画像形成装置の排紙口に連結され印刷済みのシートを順次受取って冊子状に表装するシステム装置として使用される場合とがある。例えば後者のシステム装置として特許文献1には画像形成装置から出力されたシートを自動的に表装仕上げするシステムが提案されている。同文献には、画像形成装置から出力されたシートを、その排紙口から受取って排紙経路に導き、この排紙経路の下流側に設けたトレイに積載収納し、このトレイ上に集積された水平姿勢のシート束を90度旋回させて鉛直姿勢で糊付け装置に導いて糊付け処理を施す。そして糊付けされたシート束を排紙経路に設けたインサータから供給した表紙シートと一緒に折り畳んで綴合わせる。
従来このような特許文献1に開示されているシステムにおいて、シート束をグリッパ手段などで鉛直姿勢に保持したシート束に糊付けする場合には、シート束の下端縁に接着剤を収容した容器を設け、この容器内に配置した塗布ローラに接着剤を含侵させこのローラをシート端縁に沿って走行移動させることによって糊付けしている。そして上述のスタンドアロン装置或いはシステム装置のいずれの場合も、接着剤としては熱溶融性(ホットメルト)の接着剤が用いられている。この接着剤は容器に充填される迄は固形形態でその取扱いが容易であり、容器内に装填した後は溶融液化されローラに含浸してシート束に塗布される。そして塗布後は固化して接着する特性を有している。従って上記容器内にはヒータなどの加熱手段が備えられ、溶融温度例えば160度C程度の高温に維持され、固形状で装填された接着剤が短時間で溶融するように温度管理されている。また、この接着剤はシート束に塗布する際に斑なく均等に付着するのと同時に束状シートの葉間に浸入してシートの離脱(落丁)を防止する流動性に富んだ粘性を帯びるように比較的高温に維持されている。
特開2004−209869号公報
上述のように所定姿勢に保持したシート束の端縁に塗布ロールなどで接着剤を塗布する際に熱溶融性の接着剤を液状に維持するため前述の容器は高温な状態に保持されるために種々の問題が生ずる。まず使用者が容器に接着剤を補充する際に高温に晒された容器或いは内部の接着剤に触れると火傷を招く恐れがある。従来容器を大型に構成してその一部に設けた接着剤投入口と接着剤を含浸した塗布ロールとを離れた位置に配置して火傷などの事故を防ぐようにしているが接着剤容器は大型となり装置も大型化する欠点があった。
また、シート束に塗布ロールで接着剤を塗布する過程で例えばシート束がスキューして曲がった姿勢でセットされると塗布ロールと干渉して動作不良を起こすなどの問題が発生すると使用者は装置内部でシート束を取り除く作業を余儀なくされる。この作業の過程で使用者が容器、塗布ロール或いは容器内の接着剤に触れて上述と同様の火傷などの事故を招く恐れがある。更に、従来接着剤容器を大型に構成してその一部から接着剤を装填し、これと離れた位置に配置された塗布ロールでシート束に塗布しているが、容器内に大量の接着剤(固形)を投入すると容器内の温度が低下して接着剤の粘性が低くなる問題も併発されていた。
そこで本発明は、シート束に接着剤を塗布する接着剤容器を使用者が接着剤を補充する位置及び塗布途上のシート束を装置から取除く際に、接着剤を装填した容器をこれらの作業位置から離れた位置に退避させることによって火傷などの事故が発生しない製本装置の提供をその課題としている。更に本発明は、火傷などの恐れのない位置から装填した接着剤を適量ずつ容器内に補充することによって接着剤の温度を適温に維持することの可能な製本装置の提供をその課題としている。
本発明は上記課題を解決するために以下の構成を採用したものである。
まず、請求項1の発明は、シート束を所定の接着剤塗布位置に保持するシート保持手段と、上記シート保持手段で保持されたシート束に接着剤を塗布する接着剤塗布手段とを備える。そして上記接着剤塗布手段は、熱溶融性接着剤を収納する容器と、この容器内に配置され上記シート束の端縁に接着剤を塗布する塗布部材と、上記容器に接着剤を補充する接着剤キャリア手段とで構成する。そこで上記容器は上記シート束の端縁に接着剤を塗布する第一の位置とこの第一の位置から離間した第二の位置との間で移動自在に構成し、上記接着剤キャリア手段は上記容器に接着剤を充填する上記第二の位置と操作者が接着剤を装填する第三の位置との間で移動自在に構成する。この第二の位置と上記第三の位置とは上記第一の位置を挟んで対向する位置に配置する。
このように、接着剤を収納する容器とは別に接着剤キャリア手段を設け、このキャリア手段を操作者が接着剤を投入する位置(前記第三の位置)と、投入した接着剤を容器に充填する位置(前記第二の位置)との間で移動自在に構成したので接着剤の投入時に使用者が高温の容器或いは塗布部材に触れて火傷などの事故を招く恐れがない。またこの容器はシート束に接着剤を塗布する位置(前記第一の位置)から離間した位置で退避する位置(前記第二の位置)に待機させることによってシート束が例えば曲がって(スキュー)セットされるなどのトラブルが生じた場合にその処置時に操作者が容器或いは塗布部材などに触れる恐れがなく更に安全を確保することができる。
また、請求項2の発明は、前記接着剤キャリア手段を前記第二の位置と前記第三の位置との間で移動自在に装置フレームに取付けて構成する。この第三の位置で接着剤を補給し、補給した接着剤を第二の位置で前記容器に向けて供給するホッパ部材に転送するように構成する。これによって上述の発明と同様の結果を得ることとなる。
更に、請求項の発明は、前記容器を、前記塗布部材を配置する第1の接着剤収納部と、前記接着剤キャリア手段から充填された接着剤を収納する第2の接着剤収納部とを備え、この第1、第2の接着剤収納部には液状接着剤が流動する連通孔を設ける。これによって塗布部材の収容部は液化した接着剤が補充され、塗布動作に影響を及ぼすことがない。
また、請求項の発明は、前記第1及び第2の接着剤収納部は、第2の接着剤収納部が第1の接着剤収納部より接着剤の液面が高くなるように隔壁で区割し、この隔壁に前記連通孔を形成する。これによって接着剤は第2の収容部から高圧で第1の収容部に流入することとなる。
更に請求項の発明は、前記第1の接着剤収納部には前記塗布部材を構成する塗布ロールを回転自在に配置し、前記第2の接着剤収納部には接着剤を攪拌する攪拌回転体を回転自在に配置し、この塗布ロールと攪拌回転体とは共通の駆動手段に連結する。これによって装置の駆動系を簡素化することが出来る。
本発明は、接着剤塗布手段を接着剤を塗布する塗布部材と、熱溶融性接着剤を収納する容器と、この容器に接着剤を補充する接着剤キャリア手段とで構成し、上記容器はシート束の端縁に接着剤を塗布する第一の位置と、この第一の位置から離間した第二の位置との間で移動自在に構成し、上記接着剤キャリア手段は上記容器に接着剤を充填する上記第二の位置と操作者が接着剤を装填する第三の位置との間で移動自在に構成し、上記第二の位置と上記第三の位置とは上記第一の位置を挟んで対向する位置に配置したものであるから、使用者が接着剤を補充装填する際には、高温に維持された容器とは異なる接着剤キャリア手段に装填することによって安全に作業することが出来る。
また使用者が何等かの事由で接着剤塗布位置のシート束を取除く必要が生じた際には容器を第三の位置に退避させることによって火傷などの事故を招く恐れがない。更に、上記接着剤キャリア手段を上記第三位置と第二位置との間で移動自在のホッパ部材と、上記容器に接着剤を所定量ずつ移送するタンク部材とで構成することによって容器には適量の接着剤が補充され、接着剤の温度を適温に維持することが可能である。
以下図示の製本装置及びこれを含む画像形成システムに基づいて本発明を詳述する。図1は、画像形成システムの全体構成の説明図であり、図2はその要部の説明図である。図1に示す画像形成システムは、シートに順次印刷を施す画像形成装置Aと、この画像形成装置Aからの一連のシートを束状に集積して表紙シートと綴じ合わせて表装する製本装置Bと、この製本装置Bに表紙シートを供給するインサータ装置Jとから構成されている。
「画像形成装置」
コンピュータ、ワードプロセッサなどのシステムに組込まれ、一連の文書をシート上に印刷して排紙口109から搬出する。レーザプリンタ、インクジェットプリンタその他の印刷手段が採用可能であり、図示の実施例に格段の特徴とする構成はなく、既に公知の種々の印刷その他、画像形成装置の構成が採用可能である。この画像形成装置の一例を図1に基づいて説明すると、画像形成装置Aは、静電ドラムなどの印刷ドラム101と、この印刷ドラム101にシートを供給する給紙カセット102と、印刷ドラム101に画像を形成するレーザなどの印刷ヘッド103と、現像器104と定着器105とから構成されている。そして給紙カセット102から給紙経路106にシートを供給する。この給紙経路106には印刷ドラム101が配置され、この印刷ドラム101には印刷ヘッド103で潜画像が形成され現像器104でトナーインクが付着してある。そして印刷ドラム101上に形成されたトナー像をシート上に転写し定着器105で定着した後、排紙口109から排出する。
図示108は反転経路で片面に画像印刷されたシートを表裏反転して再び印刷ドラム101に導きシートの裏面側に印刷するデュープレックスパスである。図示110は画像読取装置であり、オリジナル原稿が書類(ドキュメント)データであるとき、原稿をセットするガラスプラテンと、このプラテンに沿って往復動するスキャニングキャリッジと、光電変換素子とで通常のスキャナ装置として構成されている。図示120は原稿供給送置であり、上記ガラスプラテンに原稿を自動的に供給するため、原稿をスタッカ上にセットし、順次1枚ずつ読取部に供給して原画像を光電変換して前述の印刷ヘッド103のデータ貯蔵部に供給する。一方、このデータ貯蔵部には、コンピュータ、ワードプロセッサなどのオリジナルが電子データである外部機器に接続され、これらのプロセッサから原稿データの供給を受ける。尚、図示の画像形成装置Aはレーザプリンタを示したが、本発明はこれに限らず、インクジェットプリンタ、シルク印刷、オフセット印刷など種々の印刷方式が採用可能である。
「製本装置」
次に製本装置Bについて説明すると、図示の装置は前記画像形成装置Aの排紙口109から順次搬出されるシートをページ順に上下に積み重ねて束状に部揃いする「集積トレイユニットC」と、この部揃え集積されたシート束を次工程の接着剤塗布位置に搬送セットする「束搬送ユニットD」と、シート束の一端に接着剤を塗布する「接着剤塗布ユニットE」と、上記接着剤塗布位置の下流側に配置された綴合わせ位置に表紙シートを給送セットする「表紙シート搬送ユニットF」と、この表紙シートと接着剤を塗布したシート束とを接合する「綴合わせユニットG」と、この綴合わせたシート束の周縁を所定量裁断して揃える「裁断ユニットH」と、冊子状に製本仕上げしたシート束を収納する「収納スタックユニットI」とから構成されている。各構成について以下説明する。
「集積トレイユニット」
図1に示すように前述の画像形成装置Aの排紙口109にはシート搬入経路P1が連結され、このシート搬入経路P1は装置中央を横断するパスで構成され、水平方向に配置されている。このシート搬入経路P1の入り口端には後述するインサータ装置Jの給紙経路P2が連接してあり経路切換片300を介して排紙経路P3が連結してある。この排紙経路P3は装置中央を横断するシート搬入経路P1に対し装置上方にシートを分岐して案内するように配置され、その排紙口301には排紙ローラ302(シート搬送手段)、シートセンサSeが配置されている。この排紙口301の下流側には段差を形成して積載トレイ303が略々水平方向に図示のように傾斜して配置されている。この積載トレイ303にはシートの搬送方向後端を規制する後端規制部材304と、整合ローラ305と、シートガイド306が配置されている。
整合ローラ305は正逆転可能な駆動モータM2に連結され、シートが排紙口301から搬出されるときには排紙方向(図2時計方向)に回転し、シート後端が積載トレイ303上に進入後は、逆方向(図2反時計方向)に回転してシート後端を後端規制部材304に突き当て整合する。またシートガイド306は図1のように排紙口301からのシートを積載トレイ303上に案内し、シートが搬入された後は積載トレイ303に沿ってシートを後端規制部材304に案内するように揺動自在に構成され図示しない作動ソレノイドなどの駆動手段が連結してある。
また積載トレイ303にはシートの幅方向左右をサイド基準或いはセンター基準で幅寄せする整合手段が備えられる。この整合手段は図示しないが、例えば左右一対の整合板をトレイ上に幅方向に移動自在に配置し、少なくともいずれか一方の整合板を駆動モータなどで往復移動させシートを所定の基準位置に整合する。特に図示の積載トレイ303は図1上下方向に移動自在に装置フレームに支持され、積載したシート束を図示矢印a方向に移動し、次いで矢印b方向に移送して後続するグリップ搬送手段420(後述のシート保持手段)にシートを転送する。従って、シートを積載する積載位置とこれより所定量下側の降下位置との間で昇降自在に装置フレームに例えばガイドレール部材に嵌合して案内する。そして駆動モータに連結したピニオンと、これに係合したラック307をトレイ側に固定する。これによって積載トレイ303は駆動モータで積載位置と降下位置との間で昇降自在に支持されることとなる。
「束搬送ユニット」
上記積載トレイ303を積載位置から所定量降下した降下位置に移動した後、このシート束を搬出する束搬送ユニットDについて説明する。この束搬送ユニットDはグリップ搬送手段420で構成され、積載トレイ303から略々水平姿勢で受取ったシート束を90度旋廻させて鉛直姿勢に偏向し、次いで次工程の接着剤塗布位置(図2X−X)にシート束を移送する。この為、グリップ搬送手段420は図3に示すように装置フレームに軸424で回転自在に支持されたユニットフレーム429にクランパ421とクランパ422を組込んで構成されている。そしてユニットフレーム429には扇形ギア425が一体に取付けられ、この扇形ギア425を装置フレームに取付けた旋回モータM5で回転することによって軸424を中心に所定回転するようになっている。そこでこのユニットフレーム429には一対のクランパが積載トレイ303から送り出されたシート束を把持するように可動クランパ421と固定クランパ422とから構成されている。
このユニットフレーム429には左右側枠423a、423bがユニットフレーム429に対して昇降自在にガイドレール(図示せず)で取付けてあり、この左右側枠423a、423bに固定クランパ422が固定してあり、可動クランパ421は軸受430に嵌合したロッド431に固定してある。そしてこのロッド431にはラック432が設けてあり駆動モータM6に連結したピニオン433が噛合してある。従って駆動モータM6を駆動すると可動クランパ421は図3左右方向に移動するようになっている。またこれらのクランパを取付けた側枠423はユニットフレーム429に取付けた昇降モータM7でピニオン435を介して側枠423に取付けたラック436を図3上下方向に移動する。この昇降モータM7は例えばステッピングモータで構成され、電源パルスの供給制御で左右側枠423a、423bこれに担持された固定クランパ422と可動クランパ421の図2上下(矢印d)方向の位置を制御するようになっている。
従って可動クランパ421は駆動モータM6で固定クランパ422との間にシート束を挟圧及び解除することとなり、この両クランパは昇降モータM7で図2矢印d方向に往復移動可能となる。このような構成でこの両クランパで構成されるグリップ搬送手段420はシート束に接着剤を塗布する塗布位置(図2X−X)にシートをグリップして搬送保持するシート保持手段を構成している。
また上記可動クランパ421にはシート束と圧接した状態を検知するグリップセンサSgが設けてあり、可動クランパ421のロッド431にはシート束厚さ検知センサSa(図示せず)が設けてある。このシート束厚さ検知センサSaは例えばスライダックセンサで固定グリッパ422と可動クランパ421との間隔を検出する。従ってグリップセンサSgがシートと接してONしたときの信号でシート束厚さ検知センサSaの状態(例えば抵抗値)からシート束の厚さを検出することが可能となる。
この厚さ検出手段は前記積載トレイ303で集積されたシート束の厚さを検出して、後述する(1)接着剤塗布ロールとシート束とのギャップをシート束の厚さに応じて設定する。また(2)表紙シートのセット位置をその送り量をシート束の厚さに応じて調整してシート束が表シートのセンターと一致するようにする。また(3)シートの裁断刃の起動位置をシート束の厚さに応じて調節する。など後続する処理動作に使用する。従ってこの厚さ検出手段は例えば排紙口301のシートセンサSeでシート枚数をカウントし、平均的なシートの紙厚を乗算することで構成するなど種々の厚さ検知方法が採用可能である。
以上から明らかなように、駆動モータM6で可動クランパ421を、シート束を把持する方向に移動すると固定クランパ422に接近してシート束と係合する。この係合でグリップセンサSgがONし、その信号から所定量駆動モータM6を駆動する。すると可動クランパ421はシート束を挟んだ状態で図示しない蓄勢スプリングに蓄力しながら固定クランパ422に更に接近して停止する。このときのシート束厚さ検知センサSa(図示せず)の出力値からシート束の厚さが検出され、シート束は確実に保持される。この状態で昇降モータM7を駆動するとグリップ搬送手段420は図2下方向にシート束を把持した状態で移動する。この位置に接着剤塗布位置X−Xが設定してある。
接着剤塗布ユニットEは、図4にその概念図を示すが接着剤塗布位置X−Xに配置された接着剤を収容する容器61と、この容器内に回転自在に取付けられた塗布ロール62と、この塗布ロール62を回転駆動する駆動モータM8と、上記容器61をシート束に沿って往復駆動する駆動モータM9とから構成される。シート束の下端縁S1に対し容器61は短い長さ(寸法)に形成してあり、これに取付けられた塗布ロール62と伴にシート下端縁S1に沿って装置フレームに取付けたガイドレール66(図4参照)に支持され移動自在に構成されている。このガイドレール66に支持された容器61はこのガイドレール66に沿って装置フレームに取付けられたガイドレール66に摺動自在に支持され、このレールと並行して配置されたタイミングベルト64に連結され、このタイミングベルト64には駆動モータM9が連結してある。従って容器61は装置のフロント側(図4右側)に位置するホームポジションHPからシート束に沿って接着剤を塗布する第1の位置と、装置のリア側に位置する退避位置EPとの3点で移動自在に支持されている。
図示のものは容器61をシート束の長さより小さく構成し、シートに沿って移動するように構成したが、これはシート束の下端縁S1の長さより大きいトレイ形状に容器61を構成し、塗布ロール62のみが同図左右方向に移動するようにしても良い。このように図示のものは塗布ロール62がシート束に糊を塗布する接着剤塗布部材を構成し、このロールは耐熱性の多孔質材で構成され糊を含侵してロール周囲に糊の層を盛り上がるように形成する。
そこで容器61はホームポジション位置HPと、シート束の下端縁S1に沿って往動作を開始する待機位置WPと、シート束に沿って復動作を開始するリターン位置RPと、接着剤を補充する待避位置EPとの間で前記駆動モータM9によって往復動する。そして各位置の関係は図4に示す位置関係に設定され、装置電源投入時(イニシャル時)にはホームポジションHPに設定され、先行する例えば前記グリップ搬送手段420のグリップセンサSgのシートグリップ信号でホームポジションHPから待機位置WPに移動する。この移動と同時に塗布ロール62は駆動モータM8で回転を開始する。
次に前記容器61への接着剤の補充についてその構造を説明する。図4に示すように容器61はガイドレール66に摺動自在に支持され、タイミングベルト64で左右移動するようになっている。この容器61への接着剤装填は、接着材キャリア手段310とホッパ部材314によって供給される。まず接着材キャリア手段310は図6に示すようなトレイ部材で構成され装置フレーム346にガイドレールで図6に示す第2位置324と第3位置325との間で移動自在に支持されている。つまり接着材キャリア手段310は接着剤を収容するトレイ部材で構成され、このトレイ部材は装置フレーム346に図6実線状態(第2位置;装着状態)と、破線状態(第3位置;開蓋状態)との間で移動可能に構成されている。そして接着剤キャリア手段310に設けられた引出操作部材311が装置フロント側(図6右側)に引き出せるように装置フレーム346に取り付けてある。この引出操作部材311は接着剤キャリア手段310の開口を覆うカバー部材で構成してあり、接着剤を投入する開閉カバー312が設けてある。
従って接着剤の装填時に操作者は接着剤キャリア部材(接着剤キャリア手段;以下同様)310の引出操作部材311を装置内部から装置フロント側に引出して開閉カバー312を開けて接着剤を投入する。そしてこの接着剤キャリア部材310を装置内部に収容すると、新たに充填された(固形)接着剤は、ホッパ部材314に移送され、このホッパ部材314から容器61に補給されるように構成されている。このときの容器61と接着剤キャリア部材310との位置関係は、容器61は図6に示す第1位置323と第2位置324との間で移動可能であり、接着剤キャリア部材310は図6に示す第2位置324と第3位置325の間で移動可能に構成されてる。そして図6から明らかなように第2位置(接着剤補充位置)324と第3位置(接着剤装填位置)325は第1位置(接着剤塗布位置)323を挟んで対向する反対側に配置されている。
そこで容器61は第1収容部319と第2収容部320とに隔壁321で区割され、後述する連通孔が穿設されている。第1収容部319には塗布ロール62が回転自在に収容され、第2収容部320には攪拌回転体322が配置され、共通の回転軸323に塗布ロール62と攪拌回転体322が取付けられ、回転軸323には駆動モータM8が連結してある。そしてこの回転軸323と隔壁321との間に形成されるギャップが前記連通孔を形成している。また第1収容部319と第2収容部320とは接着剤の液面が第2収容部320の方が高くなるように構成され、第2収容部320から第1収容部319に接着剤が流入するように構成されている。またこの第1及び第2収容部319、320には加熱素子67aと温度検知素子67bがそれぞれ底部に埋設されている。
容器61の底部にはヒータなどの加熱素子(図4(b)に示す67a)とサーモスタットなどの温度検出素子67bが埋設されている。そして加熱素子67aには電源が接続され、その供給電流は後述する制御CPU360で接着剤の溶融温度を基準に設定された基準値と温度検出素子67bで検知した検出値(温度)とを例えばコンパレータで比較して常に容器内の温度が基準値と一致するように供給電流を制御するようになっている。そして液状に溶融された接着剤は塗布ロール62に含浸される。図示の塗布ロール62は耐熱性の多孔質材で構成され接着剤を含侵してロール周囲に接着剤の層を盛り上がるように形成してシート束に糊を塗布する。従ってこの塗布ロール62が接着剤塗布部材を構成する。
そこで容器61はホームポジション位置HPと、シート束の下端に沿って往動作を開始する待機位置WPと、シート束に沿って復動作を開始するリターン位置RPと、接着剤を補充する待避位置EPとの間で前記駆動モータM9によって往復動する。そして各位置の関係は図4に示す位置関係に設定され、装置電源投入時(イニシャル時)にはホームポジションHPに設定され、先行する例えば前記グリップ搬送手段420のグリップセンサSg のシートグリップ信号でホームポジションから待機位置WPに移動する。この移動と同時に塗布ロール62は駆動モータM8で回転を開始する。
次いで後述の塗布開始指示信号で駆動モータM9を回転駆動して左側にガイドレール66に沿って移動を開始する。この塗布ロール62はシート束に対し往路(図示左方向移動)ではシート束に圧接してシート端部をバラけさせ、復路(図示右方向移動)ではシート端と所定のギャップを形成して接着剤を塗布するように偏心カムでシート束との位置関係を調節するように構成されている。そこで駆動モータM9はシートのサイズ情報でシート束の一端(図示右端)から他端(図示左端)に移動し、このリターン位置RPで復帰動作をするように制御される。また駆動モータM9は待避指示信号でシート束に接着剤を塗布する作動位置から距離を隔てて待避した待避位置EPに移動すると、この待避位置EPに配置されたホッパ部材314から接着剤の補給を受けるようになっている。尚図示326は第2位置324に配置した冷却ファン(冷却手段)であり、キャリア部材310及びホッパ部材314内を冷却して、接着剤が容器61からの熱で液化するのを防止するためである。
次いで後述の塗布開始指示信号で駆動モータM9を回転駆動して左側にガイドレール66に沿って移動を開始する。この塗布ロール62はシート束に対し往路(図示左方向移動)ではシート束に圧接してシート端部をバラけさせ、復路(図示右方向移動)ではシート端と所定のギャップを形成して接着剤を塗布するように偏心カムでシート束との位置関係を調節するように構成されている。そこで駆動モータM9はシートのサイズ情報でシート束の一端(図示右端)から他端(図示左端)に移動し、このリターン位置RPで復帰動作をするように制御される。また駆動モータM9は待避指示信号でシート束に接着剤を塗布する作動位置から距離を隔てて待避した待避位置EPに移動すると、この待避位置EPに配置された接着剤タンク65から接着剤の補給を受けるようになっている。
「インサータ装置」
次に上記接着剤塗布ユニットEで糊付けされたシート束は表紙シートと綴合わせることとなるが、この表紙シートの給送について説明する。画像形成装置Aの排紙口109には順次画像形成済みのシートが搬出され、通常はこの排紙口109に排紙スタッカが準備される。本発明はこの排紙口109に後述する製本装置Bとしてのシート搬入経路P1が連結され、このシート搬入経路P1にインサータ装置Jが取付けられる。インサータ装置Jはシートをスタックする1段若しくは複数段、図示のものは2段のスタックトレイ201と、このスタックトレイ201上のシートを1枚ずつ分離するピックアップ手段202と、このピックアップ手段202からのシートをシート搬入経路P1に案内する給紙経路P2とから構成される。
そしてスタックトレイ201上にセットされたシートは画像形成装置Aの排紙口109から順次搬出されるシートの間にシート搬入経路P1に供給される。つまり画像形成装置Aから一連のシートが画像形成されて搬出された後、この最終シートの後にスタックトレイ201からシートが供給される。従ってスタックトレイ201には表紙シートとして厚紙或いはコーティング紙などの特殊シートが準備され、後述する製本装置Bからの制御信号でスタックトレイ201上のシートはシート搬入経路P1に搬入される。またスタックトレイ201を2段設けたのは、種類の異なる表紙シートを予めスタッカに準備出来るようにしたものであり、選択された1つのスタッカから表紙シートが供給される。
上述の画像形成装置Aから搬出されたシートは製本処理のため後述の集積トレイユニットCに向けて搬出される。インサータ装置Jはこの排紙経路に表紙シートを補給する。その為、表紙シートを供給するホッパと、このホッパから1枚ずつシートを繰り出す分離機構と、シートを排紙経路に搬送する搬送機構で構成される。尚、図示の実施例に格段の特徴とする構成はなく、既に公知のインサータの構成が採用可能である。
「表紙シート搬送ユニット」
図1のシステムにおいて、シート搬入経路P1にはインサータ装置Jの給紙経路P2が連結され、集積トレイユニットCの排紙経路P3が連なっている。このシート搬入経路P1には表紙シートの移送経路P4が経路切換片300を介して連結されインサータ装置Jからの表紙シートを表紙移送経路P4に導く。この表紙移送経路P4は製本経路P5と直交するように交わり、シート束と表紙シートを逆T状に接合するようになっている。
この表紙移送経路P4は上下に所定間隔で対向する上部搬送ガイド63a、63bと下部搬送ガイド63cで構成され、上部搬送ガイド63a、63bは製本経路P5との交差部を境に右側の第1上部搬送ガイド63aと左側の第2上部搬送ガイド63bに区割され左右の搬送ガイドが個別に開閉動するようになっている。そして製本経路P5と表紙移送経路P4との交差部に綴合わせ位置150が交差空間として形成され、この位置でシート束と表紙シートとが略々逆T字状に接合される。
「綴合わせユニット」
上記製本経路P5と表紙移送経路P4との交点には綴合わせ位置150が形成され、この位置には、バックアップ部材151で構成される接合手段と背折りブロック155が設けられている。この綴合わせ位置で製本経路P5からのシート束と表紙移送経路P4からの表紙シートが逆T字状に接合される。まず製本経路P5ではグリップ搬送手段420に把持されたシート束に接着剤塗布ユニットEで下側端縁に糊付けが施され、容器61は経路外に退避する。これと同時に表紙移送経路P4では綴合わせ位置150に表紙シートがセットされている
シート束はグリップ搬送手段420で支持され綴合わせ位置150に送られると表紙シートはバックアップ部材151に支持され、両者は接合する。この状態で左右一対のブロック部材で構成された背折りブロック155が互いに離間した位置からシート束の肩部をプレスするように移動し、バックアップ部材151と共に冊子処理の背部をプレス整形するようになっている。一方、綴合わせ位置150の下流側には製本経路P5に折りロール160が設けられている。この一対の折りロールは互いに圧接及び離間自在に構成され、図示しない圧接スプリングで圧接し、作動ソレノイドで離間するようになっている。そこでこの折りロール160を離間させ、前述のグリップ搬送手段420で表紙シートとこれに接合されたシート束を製本経路P5に沿って下流側に下降させる。このシート束の位置をセンサで検出して折りロール160を圧接状態にする。次いでクランパ421、422をシート束から解除して折りロール160を搬出方向に回転させシート束を搬出する。この搬出動作でシート束と表紙シートとは互いに冊子状に接合され折り畳まれることとなる。
「裁断ユニット」
上述の折りロール160で製本シート束は、上記綴合わせ位置150の下流側に配置された裁断ユニットHに送られ、シートの周縁を裁断揃えされる。折りロール160の下流には製本経路P5に回転テーブル170が設けられ、シート束を把持して回転する。この回転テーブル170の下流には裁断刃171と刃受けブロック172が準備され、裁断刃171には裁断モータ173が連結してある。図示174はシートの裁断縁プレス部材であり、シートの裁断縁を押圧保持する。そこで製本経路P5に送られたシート束は回転テーブル170に挟圧保持され、裁断位置に搬送される。裁断位置ではシート束は裁断縁プレス部材174で保持された状態で裁断刃171によって裁断される。このように表紙シートと背部を綴じ合わされたシート束は、天部、地部、小口部の順に裁断され、排紙ローラ175で収納スタッカ180に収容される。
次に上述の装置の制御について説明する。図5は図1のシステム装置の制御構成を示すブロック図である。まず図1に示すような画像形成装置Aと製本装置Bとを連結したシステムでは、例えば画像形成装置Aの制御部にコントロールパネルと、モード選択手段を設ける。そして画像形成装置Aの制御CPU350はコントロールパネル351から「印刷処理モード」「製本処理モード」「製本・裁断処理モード」の処理選択を入力する。印刷処理モードでは製本装置Bは経路切換片300でシート搬入経路P1に搬入された印刷シートを図2に示す表紙移送経路P4及び排紙経路P6から後処理装置502に搬送し、この後処理装置に設けられたスタッカに収納する。従って印刷シートは製本装置Bを通過するのみである。
また製本処理モードが選択されると製本装置Bはシート搬入経路P1から排紙経路P3に印刷シートを導き、シート集積処理、接着剤塗布処理、表紙シート綴合わせ処理を経て収納スタッカ180に製本済みシートを収納する。また製本裁断モードが選択されると表紙シートと綴合わせたシート束はその綴じ部である背部を除く天部、地部、小口部の各周縁を裁断刃171で裁断して仕上げ処理した上で収納スタッカ180に収納する。このように製本モード若しくは製本裁断モードが選択されると画像形成装置Aの制御CPU350は製本(製本裁断)モードの指示信号と、これと同時に印刷シートのサイズ情報を製本装置Bに伝達する。
これと共に部数情報例えばnページの印刷処理の時、最後のnページの印刷が終了したときジョブ終了信号を製本装置Bの制御CPU360に転送する。製本装置の制御CPU360は、製本綴じ制御部361と、インサータ制御部362と、裁断制御部363とで構成され、製本綴じ制御部361にはシート搬入経路P1の搬送ローラ駆動モータと排紙経路P3の排紙ローラ302の駆動モータM1と、整合ローラ305の駆動モータM2と、シートガイド306の駆動モータM3若しくは駆動ソレノイドのドライバ回路が連結してある。同様に積載トレイ303の昇降駆動モータM4、グリップ搬送手段の旋回モータM5、シート束をグリップ動作する可動クランパ421の駆動モータM6と、シート束を接着剤塗布位置に移送する昇降モータM7のドライバ回路が連結してある。
更に、接着剤を塗布する塗布ロール62を回転する駆動モータM8と、この塗布ロール62をシート束に沿って移動する駆動モータM9のドライバ回路がそれぞれ接続してある。また、表紙シート搬送手段を構成する搬送ローラ69の駆動モータM10と逆転ローラ68の駆動モータ及び整合ユニット75の整合爪部材72を搬送直交方向にシフトするステッピングモータも制御CPU360に連結してある。一方、シート搬入経路P1のシートセンサSi、排紙口301のシートセンサSe、グリップセンサSgなど各移動部材に設けた検知センサもその信号を制御CPU360に伝達するように接続されている。
シート束への接着剤塗布動作が終了すると制御CPU360は前記グリップ搬送手段420の昇降モータM7を駆動してシート束を製本経路P5の下流側に移送する。すると下流側の綴合わせ位置150には表紙シートが経路P4にセットされているため、表紙シートとシート束とは逆T字状に接合される。このとき綴合わせ位置150にはバックアップ部材151が表紙シートの背面側を支持している。次いで制御CPU360は左右一対の背折りブロック155を図2の離間した位置から表紙シートを挟圧する位置に移動するとシート束と表紙シートは背部をプレス成形される。この後制御CPU360はバックアップ部材151と背折りブロック155とを経路P5から待避させ、グリップ搬送手段420でシート束を下流側の折りロール160に引き渡す。次いでシート束の裁断及び収納の各動作は、前述の「裁断ユニットH」で説明した動作を実行する。
本発明に係わる画像形成システムの全体構成を示す説明図。 図1の装置の要部を示す詳細説明図。 図1の装置のシート保持手段(グリップ搬送手段)の斜視説明図。 図1の装置における接着剤塗布手段の概念構成図を示し、(a)は容器の移動状態を示し、(b)は加熱素子を設けた場合の構成図。 図1の画像形成システムにおける制御部の構成を示すブロック図である。 図4の接着剤収納容器への接着剤の補充構造を示す斜視図。 図6の要部拡大図であり、(a)は接着剤補給部の拡大斜視図を示し、(b)は糊容器の構成説明図。
符号の説明
A 画像形成装置
B 製本装置
J インサータ装置
P1 シート搬入経路
P4 表紙シート移送経路
P5 製本経路
X−X 接着剤塗布位置
61 容器
62 塗布ロール(接着剤塗布手段)
66 ガイドレール
67a 加熱素子
67b 温度検知素子
150 綴合わせ位置
303 積載トレイ
310 キャリア手段(キャリア部材)
314 ホッパ手段(ホッパ部材)
M6 (グリップ動作)駆動モータ
M7 (グリップ搬送手段)昇降モータ
M8 (塗布ローラ回転)駆動モータ
M9 (容器移動)駆動モータ
360 制御CPU(製本装置)

Claims (5)

  1. シート束を所定の接着剤塗布位置に保持するシート保持手段と、
    上記シート保持手段で保持されたシート束に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、
    を備えた製本装置であって、
    上記接着剤塗布手段は、熱溶融性接着剤を収納する容器と、この容器内に配置され上記シート束の端縁に接着剤を塗布する塗布部材と、上記容器に接着剤を補充する接着剤キャリア手段とで構成され、
    上記容器は、上記シート束の端縁に接着剤を塗布する第一の位置とこの第一の位置から離間した第二の位置との間で移動自在に構成され、
    上記接着剤キャリア手段は、
    上記容器に接着剤を充填する上記第二の位置と操作者が接着剤を装填する第三の位置との間で移動自在に構成され、
    上記第二の位置と上記第三の位置とは上記第一の位置を挟んで対向する位置に配置されていることを特徴とする製本装置。
  2. 前記接着剤キャリア手段は、前記第二の位置と前記第三の位置との間で移動自在に装置フレームに取付けられ、
    この第三の位置で接着剤が補給され、第二の位置で補給された接着剤を前記容器に向けて供給するホッパ部材に転送するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記容器は、前記塗布部材を配置する第1の接着剤収納部と、前記接着剤キャリア手段から充填された接着剤を収納する第2の接着剤収納部とを備え、
    この第1、第2の接着剤収納部には液状接着剤が流動する連通孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  4. 前記第1及び第2の接着剤収納部は、第2の接着剤収納部が第1の接着剤収納部より接着剤の液面が高くなるように隔壁で区割され、この隔壁には前記連通孔が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  5. 前記第1の接着剤収納部には、前記塗布部材を構成する塗布ロールが回転自在に配置され、前記第2の接着剤収納部には接着剤を攪拌する攪拌回転体が回転自在に配置され、
    この塗布ロールと攪拌回転体とは共通の駆動手段に連結されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の製本装置。
JP2005265934A 2005-09-13 2005-09-13 製本装置 Expired - Fee Related JP4469771B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005265934A JP4469771B2 (ja) 2005-09-13 2005-09-13 製本装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005265934A JP4469771B2 (ja) 2005-09-13 2005-09-13 製本装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007076118A JP2007076118A (ja) 2007-03-29
JP4469771B2 true JP4469771B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=37936885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005265934A Expired - Fee Related JP4469771B2 (ja) 2005-09-13 2005-09-13 製本装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4469771B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4661558B2 (ja) * 2005-11-30 2011-03-30 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 糊付け製本装置
JP4802729B2 (ja) * 2006-01-24 2011-10-26 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 製本装置及び画像形成システム
JP4329807B2 (ja) 2006-11-07 2009-09-09 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 製本装置及び製本システム
JP2009006515A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Nisca Corp 製本方法、製本装置及びこれを備えた画像形成システム
JP2009126136A (ja) 2007-11-27 2009-06-11 Nisca Corp 製本装置における接着剤塗布装置及び製本装置並びに画像形成システム
JP5469877B2 (ja) 2009-02-18 2014-04-16 ニスカ株式会社 接着剤塗布装置及び製本装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007076118A (ja) 2007-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7845890B2 (en) Bookbinding device and image forming apparatus
JP5144018B2 (ja) 製本装置及びこれを用いた画像形成システム
US20070001362A1 (en) Sheet bundle conveyance apparatus and bookmaking apparatus using the same
JP4793864B2 (ja) 接着剤塗布装置及びこれを用いた製本装置
EP1894740B1 (en) Post-processing apparatus with a retractable sheet storing device including an alignment member
JP4152401B2 (ja) シート束搬送装置
JP4469771B2 (ja) 製本装置
JP4343886B2 (ja) 製本装置及びこれを用いた画像形成システム
US7712733B2 (en) Bookmaking apparatus
JP4597014B2 (ja) 製本装置及びこれを用いた画像形成システム
JP4846538B2 (ja) シート束断裁装置及び製本装置並びに画像形成システム
JP4177356B2 (ja) シート束搬送装置及びこれを用いた製本装置
JP2010143196A (ja) 製本装置及び製本システム
JP2010264609A (ja) 製本装置及びこれを備えた画像形成システム
JP2008162177A (ja) 接着剤塗布装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成システム
JP4832275B2 (ja) 表紙シート位置決め機構及びこれを備えた製本装置並びに画像形成システム
JP2008063022A (ja) シート取扱い装置及び製本装置並びに画像形成装置
JP4793859B2 (ja) シート後処理装置及びこれを用いた画像形成システム
JP2007062290A (ja) シート綴じ装置およびこれを用いた製本装置
JP2008307702A (ja) 製本装置、並びに画像形成システム
JP4855906B2 (ja) 製本装置及びこれを備えた画像形成システム
JP2010083109A (ja) 接着剤塗布装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成装置
JP4793867B2 (ja) 製本方法及び製本装置並びに画像形成システム
JP4730025B2 (ja) 用紙集積装置、製本装置及び画像形成システム
JP4902340B2 (ja) 給紙装置及び製本装置並びに画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100212

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4469771

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees