JP5448790B2 - 製本装置及びこれを備えた画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置などで画像形成されたシートを部揃えし、このシート束の背部に接着剤を塗布して表紙シートに綴じ合わせてくるみ製本する製本装置に係わり、背部に糊付けしたシート束を表紙シートの中央部に接合してこの表紙シートを背折りする綴じ機構の改良に関する。
一般にこの種の製本装置は、プリンタ、印刷機などの画像形成システムの端末装置として、画像形成されたシートをページ順に積重ねて束状に部揃えした後、その端面を糊付けして表紙シートに綴じ合せる自動整本システム、或いは給紙口から供給された印刷シートを部揃えして表紙シートと綴じ合わせる製本装置として広く使用されている。特に最近電子出版などのオンデマンド印刷として、所定の文書類の印刷と同時に、これを自動的に綴じ合わせて表装して冊子状に仕上げる印刷と製本処理を同時に実行するシステムが知られている。
このようなシステムとして例えば特許文献1には、画像形成システムから出力されたシートを自動的に製本仕上げする装置構成が開示されている。同文献には、画像形成装置から出力されたシートを、その排紙口から受取ってシート搬入経路に導き、この経路の下流に設けた載置トレイに集積し、このトレイに集積された水平姿勢のシート束を90度旋回させて垂直姿勢で糊付け装置に導いて塗布処理する。そしてこの糊付けされたシート束をインサータ装置から供給した表紙シートと一緒に折り畳んで綴じ合わせる装置が開示されている。
従来このような製本システムにおける製本方法は、背部に糊付けしたシート束をこれと直交する方向から搬入された表紙シートの中央に接合し、この表紙シートを折り合わせて冊子状シートを形成するくるみ綴じ製本が知られている。この場合、中央にシート束を接合した表紙シートを左右一対のプレス部材でプレス成形して背部を形成している。従って左右一対のプレス部材はプレス型形状に形成され、中央の背折位置を基準に左右距離を隔てた待機位置から互いに接近して中央の背折位置で表紙シートの背部を折り合わせる構造を採用している。
特開2004−209869号公報
上述のように接着剤を塗布したシート束と表紙シートとを折り合わせる際に、表紙シートを背当てプレートで背部を平面プレートで支持し、この状態で肩部を左右一対のプレス部材でプレス成型して背部を成型している。この背折プレスのとき、中紙シート束と背当てプレートの一方から加圧した状態で背折り成形している。つまり、綴じ位置に背当てプレートとプレス部材を設け、この両者の上に表紙シートをセットし、この表紙シートに中紙シート束を逆T字状に突き当て背当てプレートで加圧した状態でプレス成型している。そして左右一対のプレス部材は互いに所定の間隔を隔てた待機位置から接近した加圧成型位置に移動する際に背折り成形している。
このため、背当てプレートを固定し、中紙シート束を搬送する搬送手段で加圧する構成(シート束加圧)と、背当てプレートを可動にして中紙シート束に加圧する構成(背当てプレート加圧)が知られている。いずれの場合にも背表紙部分の加圧力が弱いと背表紙部に皺、凹凸が形成される問題が知られている。
そして、従来は一対のプレス部材の待機位置を、予め設定した間隔に位置決めしている。そしてこのプレス部材の待機間隔は、一定間隔に設定する構成と、中紙シート束の束厚さに応じて待機間隔を異ならせる構成が知られている。待機間隔を一定に構成する場合には、機構が簡素化される利点があり、待機間隔を綴じ厚さに応じて調整する場合には待機位置からプレス位置までの作業時間を短縮することが可能となる。
そこで上述のように中紙シート束と背当てプレートの一方を加圧方向に移動して背表紙部分の加圧力を得ると、中紙シート束が座屈して歪曲変形することがある。つまり中紙シート束と表紙シートとを逆T字状に接合する際に両者間に加圧力を付与すると中紙シート束が座屈する問題を引き起こす。
そこで本発明者は、背折り成形の際に中紙シート束の座屈変形の原因は中紙シート束の腰が表紙シートの腰に比べて弱いことに起因することを究明するに至った。そして表紙シートを載置セットする一対のプレス部材の待機間隔を狭く設定すると座屈が激しく、待機間隔を広く設定すると座屈程度が軽減されることが判明した。
本発明は、表紙シートに中紙シート束をくるみ製本する際に、背表紙部分に皺、凹凸が生ずることがなく、同時に中紙シートが歪曲変形して製本されることのない製本装置の提供をその課題としている。
上記課題を達成するため本発明は、綴じ位置に表紙シートをバックアップ支持する背当て部材と背部を折合わせる一対のプレス部材と、このプレス部材を所定の待機間隔を有する待機位置から背折り位置に移動するシフト手段を設ける。そしてこのシフト手段を制御する制御手段に、中紙シート束の腰の強さ及び/又は表紙シートの腰の強さに関するシート性状認識手段を設けると共に、プレス部材の待機間隔を、このシート性状認識手段で認識した中紙シート及び/又は表紙シートの腰の強さに応じて異なる間隔に設定することを特徴としている。
更にその構成を詳述すると、束状の中紙シートを移送する製本処理経路(P5)と、製本処理経路に配置された綴じ位置(X)と、綴じ位置に中紙シートを移送するシート束搬送手段(30)と、製本処理経路と交差する方向から綴じ位置に表紙シートを給送する表紙給送経路(P4)と、綴じ位置に配置され、表紙給送経路から送られた表紙シートをバックアップ支持する背当て部材(64)と、綴じ位置で背当て部材の上方に配置され、表紙シートの背部を折合わせる一対のプレス部材(65a、65b)と、この一対のプレス部材の少なくとも一方を、他方に対して所定の待機間隔を有する待機位置(Wp)から互いに接近した背折り位置(Pp)に移動するシフト手段(66)と、シート束搬送手段とシフト手段を制御する御手段(80)とを備える。
そして制御手段は、綴じ位置の背折プレス手段と背当て部材に表紙シートを給送セットした後に、この表紙シートにシート束搬送手段で中紙シート束を突き当てて一対のプレス部材を待機位置から背折り位置に移動して背折り成形するように構成され、この制御手段には、中紙シート束の腰の強さ及び/又は表紙シートの腰の強さに関するシート性状認識手段(86)が設けられていると共に、プレス部材の待機間隔を、このシート性状認識手段で認識した中紙シート及び/又は表紙シートの腰の強さに応じて異なる間隔に設定する。
前記シート性状認識手段は、中紙シート束の束厚さ、枚数、坪量、紙材質のいずれか1つを含む入力手段(81)又は検出手段(Ss)と、表紙シートの厚さ、坪量、紙材質のいずれか1つを含む入力手段(81)又は検出手段(不図示)で構成する。
本発明は、綴じ位置に配置された表紙シートを背折りする一対のプレス部材の待機間隔を中紙シート束或いは表紙シートの腰の強さに応じて異なる間隔に設定するようにしたものであるから以下の効果を奏する。
背当て部材とプレス部材の上に表紙シートをセットし、その上に中紙シート束を突き当てて加圧する際に、表紙シートに対する中紙シート束の腰の強さに応じて、弱いときには左右一対のプレス部材の間隔を広く設定し、強いときには狭く設定するようにしたものであるから、表紙シートに中紙シート束を突き当てて加圧するときに中紙シート束が座屈して歪曲変形する恐れがない。
例えば、中紙シート束の束厚さが非常に薄いときには、表紙シートが撓みやすいように左右一対のプレス部材の間隔が広く設定されるから、中紙シート束が座屈して歪曲することがない。この左右一対のプレス部材の待機間隔は、中紙シート束と表紙シートの相対的な腰の強さで中紙シート束の座屈変形を引き起こす関係から表紙シートの腰が強いときには中紙シート束の腰の強さに係わらず待機間隔を広げることによって同様に中紙シート束の座屈変形を招くことがない。
更に本発明は、中紙及び表紙シートの腰の強さに関するシート性状認識手段を、中紙シート束の束厚さ、枚数、坪量、紙材質及び表紙シートの厚さ、坪量、紙材質のいずれか1つを含む入力手段又は検出手段で構成する。これによって比較的容易に中紙シート束の腰の強さを予想することが出来、従来の中紙シート束の座屈変形に比べ、これを著しく軽減することができる。
本発明の基本構成を説明する説明図であり、(a)は中紙シート束が座屈し難いときの表紙綴じ状態を、(b)は中紙シート束が座屈し易いときの表紙綴じ状態を示す。 図1の基本構成の説明における中紙シート束と表紙シートとの接合状態を示と、(a)は中紙シート束が座屈し難いときの状態説明図、(b)は中紙シート束が座屈し易いときの状態説明図。 本発明に係わる画像形成システムの全体説明図。 図3の画像形成システムにおける製本装置の要部詳細説明図。 図4の装置に於けるグリップ搬送手段の構成を示す説明図。 図4の装置に於ける接着剤塗布手段の説明図であり、(a)は全体構成を示し、(b)は塗布動作の概念図。 図6の接着剤塗布手段における接着剤を塗布する状態の説明図。 図4の装置に於ける表紙折曲げ手段の説明図であり、製本経路を閉じた状態を示す。 図4の装置に於ける表紙折曲げ手段の説明図であり、製本経路を開いた状態を示す。 図4の装置に於ける表紙折曲げ手順の動作説明図であり、(a)は表紙シートを綴じ位置に給送する状態を、(b)(c)は表紙シートに中紙シート束を突き当てた状態を示す。 図4の装置に於ける表紙折曲げ手順の動作説明図であり、(a)は背折り手段で表紙シートを背折りした状態を、(b)は背折り後のシート束を綴じ位置から搬出する状態を示す。 図4の装置に於ける制御手段の構成を示すブロック図である。
以下図示の実施の好適な態様に基づいて本発明を詳述する。まず本発明の基本的構成を図1に従って説明する。本発明は、後述する構成の製本装置Bに係わり、部揃い集積した中紙シート束Snを表紙シートShでくるみ製本する。このため中紙シート束Snを移送する製本処理経路P5に対して表紙シートを給送する表紙給送経路P4を略々直交するように配置し、その交差部に綴じ位置Xを設ける。
上記綴じ位置Xには、表紙シートShをバックアップ支持する背当て部材64と、表紙シートの背部を折り合わせる背折プレス手段65を配置する。例えば背当て部材64は板状の背当てプレートで構成し、表紙シートShの背表紙部分Sxを押圧(バックアップ)する位置に配置する。
また背折り手段プレス手段65は左右一対のプレス部材(例えば板状プレート部材或いはブロック部材)65a、65bと、このプレス部材の少なくとも一方を他方に対して接近及び離反させるシフト手段66で構成する。そしてこのプレス部材65a、65bを表紙シートShの両肩部Syを押圧する位置に配置する。そこで綴じ位置Xに、背当て部材64の上にプレス部材65a、65bを配置するとこのプレス部材65a、65bの上に給送セットされる表紙シートShと背当て部材64との間には段差dが形成される。
そこで上記シフト手段66を制御する制御手段(後述の制御CPU80;以下同様)は、左右一対のプレス部材65a、65bを所定の待機間隔Ltを形成するように待機位置Wpを設定する。この待機間隔Ltはシート束の許容最大厚さより広幅に形成する。そして背当て部材64の上に配置されたプレス部材65a、65bの上に表紙給送経路P4から表紙シートShを給送セットする。
このとき左右一対のプレス部材65a、65bは所定の待機間隔Ltを有する待機位置Wpに位置決めする。この状態で中紙シート束Snを表紙シートの背表紙部分Sxに突き当てて所定圧力Paを加える。この状態で中紙シート束Snは表紙シートShの中央背部に逆T字状に接合され、背表紙部Sxが型押し成型される。
次に左右一対のプレス部材65a、65bを待機位置Wpから背折り位置Ppにシフト手段66で互いに接近させる。すると表紙シートShは背折りされ、両肩部Syが型押し成型される。このようなくるみ製本において、中紙シート束Snが座屈変形することがある。この中紙シート束Snの綴じ部(図1下端部)が歪曲変形すると、その後の表紙成形によって背表紙部Sxが型崩れして製本不良となる。
その原因は中紙シート束Snを表紙シートShに突き当てて加圧(加圧力Pa)するとき、中紙シート束の腰が弱いと座屈変形する為である。そしてこの中紙シート束の座屈変形は表紙シートShの腰の強さと相対的関係にある。従って中紙シート束Snの「束厚さ、枚数、坪量、紙材質」と表紙シートShの「厚さ、坪量、紙材質」に関係し、後者に比較して前者の腰の強さが弱いと座屈変形する。
そこで本発明は、中紙シート束Snを表紙シートShに所定圧力Paで突き当て接合するときに、一対のプレス部材65a、65bの待機間隔Ltを調整することを特徴としている。つまり左右一対のプレス部材65a、65bの間隔(スパン)を広くすると中紙シート束Snが座屈しづらくなるが背表紙の型押しが不十分となる。逆にこの間隔を狭くすると中紙シート束が座屈変形し易くなるが十分な背表紙部の型押しが得られる。このようなプレス部材65a、65bの待機間隔Ltを調整することによって中紙シート束Snの座屈を防止し、同時に十分な背表紙部Sxの型押しを得ることが可能となる。
このため、本発明は、後述する制御手段80に、中紙シート束Snの腰の強さ及び/又は表紙シートShの腰の強さに関するシート性状認識手段86を設ける。このシート性状認識手段86は、例えば中紙シート束の束厚さ、枚数、坪量、紙材質のいずれか1つを含む入力手段81又は検出手段及び表紙シートの厚さ、坪量、紙材質のいずれか1つを含む入力手段又は検出手段で構成する。
この入力手段81は例えば後述するコントロールパネル83から「束厚さ情報」「枚数情報」「坪量情報」「紙材質情報」をオペーレータが入力する。この入力は例えば「厚紙対応」「薄紙対応」「普通紙対応」などシートの腰の強さに関する性状を感覚的に入力する簡易情報入力が好適である。
また、中紙シート束Snについては、束厚さを検出する検出手段、枚数をカウントする枚数検出手段、紙厚検出手段を採用することも可能である。同様に表紙シートShについては、紙厚検出手段を採用することも可能である。
この場合「束厚さ検出手段」は後述するグリップ搬送手段(シート束搬送手段)30でシート束を把持するグリップ間隔をスライダックセンサで検出する(その詳細は後述する)ように構成する。「枚数検出手段」は例えば排紙口から搬出する中紙シートを検出する排紙センサの検知信号をカウントするように構成する。「紙厚検出手段」は、例えば表紙給送経路P4、中紙搬送経路P3に光センサ、超音波センサを配置し、通過するシートの物理的減衰量からその厚さを検出するように構成する。
なお、上述の綴じ位置Xにおける加圧力Paは、図1のように背当て部材64を固定した状態で製本処理経路P5に配置したシート束搬送手段30で中紙シート束Snを(背当て部材の上にセットされている)表紙シートShに加圧する。後述するシート束搬送手段(グリップ搬送手段)30は昇降モータM7を駆動制御することによって中紙シート束Snの搬送量を設定している。そこでこの昇降モータM7の駆動量を調整することによって、中紙シート束Snの表紙シートShに対する加圧力Paを設定するように構成されている。
この他、前述の背当て部材64を製本処理経路P5に沿って昇降可能に構成する。そしてこの背当て部材64を所定量上昇させることによって表紙シートShを中紙シート束の下端縁に押し当てる加圧方法も採用可能である。この場合には、図示しないが背当て部材64を製本処理経路P5に上下動可能にガイドレールなどで支持する。そして駆動モータ、電磁ソレノイドなどの駆動手段で背当て部材を所定量上昇させる機構を採用する。
そして制御手段80は上記背当て部材64から取得したシート性状に応じて左右一対のプレス部材65a、65bの待機間隔Ltを次のように設定する。第1の方法は図1(a)に示すように待機間隔Ltを装置設計時に段階的にLt1、Lt2、Lt3・・(Lt1>Lt2>Lt3)に複数設定する。
そしてこの複数の待機間隔Ltからシート性状認識手段86の認識結果に基づいてその1つを選択して間隔調整する。このとき中紙シート束の性状で間隔調整するときには、中紙シート束の束厚さ、枚数、坪量、紙材質の少なくとも1つが所定値未満のときには、待機間隔Ltを広く(例えば図2(a)に示すLt1)に設定し、所定値以上のときには狭く(例えば図2(b)に示すLt3)に設定する。
また、表紙シートの性状で間隔調整するときには、表紙シートの厚さ、坪量、紙材質の少なくとも1つがが所定値以上のときには、待機間隔Ltを広く(例えばLt1)設定し、所定値未満のときには狭く(例えばLt3)設定する。
第2の方法は、図1(b)に示すように、待機間隔Ltを中紙シート束Snから所定距離に設定する。例えば中紙シート束の表裏面から待機間隔Lvを距離Lv1、Lv2、Lv3・・(Lv1>Lv2>Lv3)に設定する。そしてシート性状認識手段86の認識結果に基づいてその1つを選択して第1の方法と同様に間隔調整する。
上記第1及び第2の方法による待機間隔Lt(Lv)の調整は、シフトモータMS1,MS2の移動量で設定する。後述するシフトモータMS1,MS2はステッピングモータで構成され、左右のプレス部材65a、65bのホームポジションをセンサで検出し、その位置から所定ステップモータを駆動して待機間隔Lt(Lv)にプレス部材65a、65bを位置決めする。
本発明は後述する制御手段80を次のように構成する。制御手段80は、製本処理経路P5に配置した集積トレイ22(図4参照)から綴じ位置Xに向けて中紙シート束Snを移送する。後述する製本装置Bは綴じ位置Xの上流に接着剤の塗布位置Yが設定され、この位置に中紙シート束の下端縁を位置決めする。
次いで制御手段80は、表紙給送経路P4から表紙シートShを背当て部材64とプレス部材65a、65bの上に給送セットする。そして塗布位置Yの中紙シート束Snに接着剤を塗布する。その動作後にシート束搬送手段30で中紙シート束Snを表紙シートShの背部に突き当て接合する。このとき中紙シート束Snと表紙シートShとには圧接力Paが作用し、この状態でシフトモータMS1,MS2を同一量作動させて一対のプレス部材65a、65bを待機位置Wpから背折り位置Ppに移動する。このような動作を実行するように制御手段80を構成する。
そこで、制御手段80に、記憶素子(RAM)85を設け、このRAM85に前述の待機間隔Lt(Lv)に関するデータ、例えば前述の方法1のときにはLt1、Lt2、Lt3など、方法2のときにはLv1、Lv2、Lv3などのデータを予め記憶しておく。これと共に制御手段80には前述したシート性状認識手段86を設ける。この認識手段86は入力手段81又は検出手段Ssで構成し、その認識結果を制御手段80で受信するように構成する。
そして制御手段80は、この認識結果と予めRAM85に記憶されている基準値とを比較して、例えば基準値以下のときには、待機間隔Lt(Lv)をLt1若しくはLv1に設定する。この基準値と待機間隔データは、例えばメモリテーブルとしてRAM85に準備しておく。
このように制御手段80はシート性状に応じた待機間隔Lt(Lv)を選定し、前述のシフト手段66を制御する。この制御は、例えば装置電源起動時にはプレス部材65a、65bをホームポジション(センサ位置)に設定する。そしてジョブ開始信号で制御手段80は一対のプレス部材65a、65bを互いに当接した状態にセットする(図10(a)の状態)。
そこでこのプレス部材65a、65bの上に表紙シートShが給送セットされた後に、制御手段80はプレス部材65a、65bを待機位置Wpに移動する。この待機位置Wpは上述の方法で設定された待機間隔Lt(Lv)を形成する位置にする。次いで制御手段80は中紙シート束Snに接着剤を塗布し、その動作終了後にプレス部材65a、65bを待機位置Wpから背折り位置Ppに移動する。
このホームポジションから待機位置Wpにプレス部材65a、65bを位置移動するタイミングは、表紙シートShが綴じ位置Xに給送セットされた後、前記シート性状認識手段86の認識結果と、その結果に基づき待機間隔Lt(Lv)を設定する演算が終了した後にプレス部材65a、65bを位置移動する。
[画像形成装置]
以下本発明に係わる画像形成システムおよび製本装置の実施形態について説明する。図3に示す画像形成装置Aについて説明すると、この画像形成装置Aはコンピュータ、ワードプロセッサ、ネットワークなどに連結され、一連の文書をシート上に印刷して排紙口9から搬出する。この印刷手段としてはレーザ、インクジェット、オフセット印刷などの手段が採用可能である。
図示のものは、印刷ドラム(静電ドラム)10と、この印刷ドラム10にシートを供給する給紙カセット2と、印刷ドラム10表面に潜画像を形成するレーザなどの印字ヘッド8と、現像器4と定着器5とから構成されている。給紙カセット2から所定サイズのシートを給紙経路3に給送し、この給紙経路3に印刷ドラム10が配置されている。そしてこのドラム表面に印字ヘッド8で静電潜像を形成し、この潜像に現像器4でトナーインクを付着する。このトナー像をシート上に転写した後、定着器5で定着して排紙口9から排出する。
図示6は反転経路で片面に画像印刷されたシートを表裏反転して再び印刷ドラム10に導きシートの裏面側に印刷するデュープレックスパスである。図示11は画像読取装置であり、原稿シートをセットするプラテンと、このプラテンに沿って往復動するスキャニングキャリッジと、このキャリッジで走査した原稿画像を光電変換するCCDなどの光電変換素子で構成されている。
また図示12は原稿供給送置であり、原稿シートをセットする給紙トレイと、排紙トレイと、この給紙トレイから上記プラテンを経て排紙トレイに原稿を給送する搬送経路で構成されている。上記画像読取装置で読み取った原稿データは上記印字ヘッド8のデータ記憶部に転送される。一方、このデータ記憶部はコンピュータ、ワードプロセッサなどの外部機器に接続され、この外部機器から原稿データの供給を受ける。
[製本装置B]
製本装置Bは、図3に示すように前述の画像形成装置Aの排紙口9に搬出されたシートを部揃え集積してそのシート束(中紙シート)を表紙シートでくるみ製本する。このため画像形成装置Aからのシートをページ順に上下に積重ねて束状に部揃いするシート集積部(後述する集積トレイ)22と、このシート集積部からシート束を製本処理経路P5に沿って移送するシート束搬送手段30と、製本処理経路P5の塗布位置Yに配置され上記シート束の背綴じ端面に接着剤を塗布する接着剤塗布ユニットEと、塗布位置Yの下流側に配置された綴じ位置Xに表紙シートを給送セットする表紙給送経路P4と、綴じ位置Xに配置され表紙シートとシート束とを綴じ処理する背折プレス手段65と、背当て部材64と、製本仕上げされたシート束を収納する収納スタッカ71とから構成されている。各構成について以下説明する。
[シート集積部の構成]
製本装置Bには装置ハウジング13にシート搬入経路P1が設けられ、この搬入経路P1に順次送られるシートを部揃え集積する集積トレイ22が配置されている。図4に示すように上記集積トレイ22はシート搬入経路P1の排紙口20に段差を形成してその下流側に配置されている。
また排紙口20には排紙ローラ21、シートセンサSeが設けられている。この集積トレイ22には整合ローラ24と、シート後端を位置規制する後端規制部材23が配置されている。整合ローラ24は排紙口20からトレイ上に進入したシート先端を排紙方向(図4左方向)に移送し、シート後端がトレイ上に進入した後は、逆方向(図4右方向)にシートをスッチバックさせてその後端を後端規制部材23に突き当て整合する。このため整合ローラ24は正逆転可能な駆動モータM2に連結されている。
また上記集積トレイ22には図示しないがシートの幅方向姿勢を幅寄せ整合する整合手段が備えられている。この整合手段はシートを片側基準若しくはセンタ基準で幅寄せするように例えば左右一対の整合板をトレイ上に幅方向に移動自在に配置し、少なくともいずれか一方の整合板を駆動モータなどで往復移動させるように構成する。
上述の集積トレイ22は装置フレームに固定して装備しても良いが図示のものは図4上下方向に積載位置と搬出位置との間で昇降可能に装置フレームに取り付けてある。そして集積トレイ22側に設けたラック歯車28をトレイ昇降モータM4に連結したピニオン27に歯合し、昇降モータM4の正逆転で集積トレイ22を積載位置(図4実線)と搬出位置(図4破線)との間で昇降移動するようになっている。従って集積トレイ22上に集積されたシートは積載位置から矢印a方向に降下移動し、次いで矢印b方向に移送して後続するシート束搬送手段30に転送するように構成されている。
[シート束厚さ検出手段]
上述の集積トレイ22には積載されたシート束の厚さを検出するシート束厚さ検出手段Ssが配置されている。この検出手段は図示しないが例えばスライダックセンサで、集積トレイ上のシートを把持するグリッパの位置を検出し、その抵抗値からシート束の厚さを検出する。このようにシート束厚さ検出手段Ssは前記集積トレイ22で集積されたシート束の厚さを検出して、後述する(1)塗布ロール51とシート束との塗布ギャップをシート束の厚さに応じて設定する。また(2)表紙シートShのセット位置とその送り量をシート束の厚さに応じて調整してシート束が表紙シートのセンタと一致するようにする。また(3)後述する背折プレス手段65の待機位置Wpをシート束の厚さに応じて調節する。など後続する処理制御に使用する。
上述のシート束厚さ検出手段Ssは、例えば排紙口20のシートセンサSeでシート枚数をカウントし、使用するシートの紙厚さ、或いは平均的な紙厚さを乗算することで部揃え集積したシート束の厚さを検出することも可能である。
[製本処理経路]
上述の集積トレイ22の下流側には部揃え集積したシート束を製本処理する製本処理経路P5が配置されている。図示のものは前述のシート搬入経路P1が装置ハウジング13を水平方向に横断する方向に配置されている関係で、製本処理経路P5は、装置ハウジング13を鉛直方向に縦断する方向に配置されている。従ってシート搬入経路P1とこれに連なる表紙給送経路P4は水平方向に、製本処理経路P5は鉛直方向に互いに直交するように交差している。この交差部に綴じ位置Xと、その上流側に塗布位置Yが設定されている。
[シート束搬送手段]
上記製本処理経路P5には、中紙シート束Snを塗布位置Y、綴じ位置Xに向けて搬送するシート束搬送手段30が設けられている。このシート束搬送手段30は図5に示すユニットで構成されている。このシート束搬送手段30は図3に示すように製本処理経路P5に配置され、集積トレイ22から略々水平姿勢で受取ったシート束を90度旋廻させて鉛直姿勢に偏向し、次いで下流側の塗布位置Yに移送する。
この為、シート束搬送手段30はシート束を把持する一対のグリップ部材33a、33bと、この両グリップ部材33a、33bを備えたユニットフレーム32から構成されている。そしてこのユニットフレーム32は装置フレーム(不図示)に軸31で回転自在に支持され、装置フレーム側に設けた旋回モータM5で軸31に設けた扇形ギア35を回転駆動動することによってユニットフレーム32を図5時計方向と反時計方向(図5矢示方向)に旋回動する。
このように装置フレームに回動自在に軸承されたユニットフレーム32にガイドレール(ロッド)36a(図5にその一部を示す)が設けられ、このガイドレール36aに沿って可動フレーム36が上下方向(同図矢印方向)に移動自在に嵌合支持されている。この可動フレーム36にはラック歯車42が設けられ、昇降モータM7のピニオン41と噛合している。従って昇降モータM7の回転で可動フレーム36は図示矢印方向に上下動することとなる。
上記可動フレーム36に一対のグリップ部材33a、33bが次のように取り付けられている。固定側のグリップ部材33bはシートを把持する幅サイズで可動フレーム36を構成する左右の側枠に固定され、可動側のグリップ部材33aにはロッド38が設けられ、このロッド38は可動フレーム36に設けた軸受37に嵌合支持されている。そしてロッド38に一体形成されたラック歯車39にグリップモータM6のピニオン40が歯合されている。
従って、グリップ部材33a、33bはシート束を把持するグリップ動作を上記グリップモータM6によって実行し、グリップしたシート束を上記旋回モータM5によって水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、次いでこの鉛直姿勢のシート束を上記昇降モータM7によって製本処理経路P5に沿って下流側の塗布位置Y、とその下流側の綴じ位置Xに移送することとなる。図示Sgはグリップエンドセンサであり、上記可動側のグリップ部材33aに配置されシート束が所定圧力で確実に把持されたか否かを検出する。
上記グリップモータM6で可動グリップ部材33aを、シート束を把持する方向に移動すると固定グリップ部材33bに接近してシート束と係合する。この係合でグリップエンドセンサSgがONし、その信号から所定量グリップモータM6を駆動する。すると可動グリップ部材33aはシート束を挟んだ状態で図示しない蓄勢スプリングに蓄力しながら固定グリップ部材33bに更に接近して停止する。
これによって所定圧力でシート束を把持することが可能となる。この状態で昇降モータM7を駆動するとグリップ搬送手段30は図5下方向にシート束を把持した状態で移動し、下流側の塗布位置Y、綴じ位置Xにシート束を移送する。
[接着剤塗布手段]
接着剤塗布手段Eは、図6(a)に示すように糊などの接着剤を収容する糊容器50と、この容器内に回転自在に取り付けられた塗布ロール51と、容器内の接着剤を加熱する加熱手段50hと、塗布ロール51を回転駆動する駆動モータM8と、上記糊容器50をシート束に沿って往復駆動する駆動モータM9とから構成される。
そしてその塗布動作は図6(b)にその概念図を示すが、シート束の下端縁(背綴じ端面)Stに対し糊容器50は短い長さ(寸法)に形成してあり、これに内蔵した塗布ロール51と伴にシート束の下端縁Stに沿って移動するように装置フレームのガイドレール52に支持されている。そしてこの糊容器50は装置フレームに取り付けられたタイミングベルト53に連結され、このタイミングベルト53には駆動モータM9が連結してある。
上述のように糊容器自体がシート束に沿って移動する構成を示したが、これは糊容器50をシート束の長さより長いトレイ形状に構成し、塗布ロール51のみが同図左右方向に移動するようにしても良い。尚図示の塗布ロール51は耐熱性の多孔質材で構成され、糊を含侵してロール周囲に糊の層が盛り上がるように構成されている。
そこで糊容器50は図6(b)に示すようにホームポジションHPと、シート束に沿って復動作を開始するリターン位置RPとの間で前記駆動モータM9によって往復動する。そして各位置は同図に示す位置関係に設定され、リターン位置RPはシート幅のサイズ情報によって設定される。また、装置電源投入時(イニシャル時)にはホームポジションHPに設定され、先行する例えば前記シート束搬送手段30のグリップエンドセンサSgのシートグリップ信号から所定時間後(シート束が塗布位置Yに到達する見込み時間)にホームポジションHPからリターン位置RPに向けて移動する。この移動と同時に塗布ロール51は駆動モータM8で回転を開始する。
上記駆動モータM9の回転で、糊容器50はガイドレール52に沿って図6(b)右側から左側に移動を開始する。この往路では塗布ロール51はシート束に圧接してシート端部をバラけさせ(塗布ロールの捌き動作;図7(a)、(c)参照)る。そしてリターン位置RPからホームポジションHPに戻る復路では塗布ロール表面とシート端面Stとの間に所定のギャップGaを形成して、往路でばらけさせたシート端面に接着剤を塗布する(図7(b)、(d)参照)。
この塗布ギャップGaを変更することによってシートに塗布する接着剤の塗布量を調整する。このギャップGaは前述のシート束搬送手段30の昇降モータM7の送り量で調整する。
このシート束の送り量による塗布量調整は前述のシート束厚さ検出手段Ssからの束厚さ情報に基づいて束厚さが厚いときにはギャップGaを大きくして塗布量を多く設定し、束厚さが薄いときにはギャップGaを小さくして塗布量を少なく設定している。このように前記シート束搬送手段30の昇降モータM7の制御でシート束の送り量を大小調整する方法の他、上記塗布ロール51の高さ位置を上下調整するロール位置調整手段を設けても良い。
また駆動モータM9は待避指示信号でシート束に接着剤を塗布する作動位置から距離を隔てて待避した待避位置EPに移動し、この位置に配置された接着剤タンク(不図示)から接着剤の補給を受けるようになっている。
[インサータ装置]
次に上記接着剤塗布手段Eで糊付けされたシート束は表紙シートShと綴合わせることとなるが、この表紙シートの給送について説明する。図3に示すように画像形成装置Aの排紙口9には順次画像形成済みのシートが搬出され、通常はこの排紙口9に収納スタッカ71が準備される。この排紙口9に後述する製本装置Bとしてのシート搬入経路P1が連結され、このシート搬入経路P1にインサータ装置Jが取り付けられる。
インサータ装置Jはシートをスタックする1段若しくは複数段、図示のものは2段のスタックトレイ16と、このスタックトレイ16上のシートを1枚ずつ分離するピックアップ手段17と、このピックアップ手段17からのシートをシート搬入経路P1に案内する給紙経路P2とから構成される。
そしてスタックトレイ16上にセットされたシートは画像形成装置Aの排紙口9から順次搬出されるシートの間にシート搬入経路P1に供給される。つまり画像形成装置Aから一連のシートが画像形成されて搬出された後、この最終シートの後にスタックトレイ16からシートが供給される。
従ってスタックトレイ16には表紙シートとして厚紙或いはコーティング紙などの特殊シートが準備され、後述する製本装置Bからの制御信号でスタックトレイ16上のシートはシート搬入経路P1に搬入される。またスタックトレイ16を2段設けたのは、種類の異なる表紙シートを予めスタッカに準備出来るようにしたものであり、選択された1つのスタッカから表紙シートが供給される。
[表紙給送経路]
図3に示す画像形成システムにおいて、シート搬入経路P1にはインサータ装置Jの給紙経路P2が連結され、この給紙経路P2からの表紙シートは経路切換フラッパ15を介して表紙給送経路P4に導かれるようになっている。この表紙給送経路P4は前述の製本処理経路P5と直交するように交わり、交差部(以下綴じ位置Xという)で製本処理経路P5からの中紙シート束Snと表紙シートShとを逆T状に接合して綴じ合わせるようになっている。
上記表紙給送経路P4は上下に所定間隔で対向する上部搬送ガイド63a、63bと下部搬送ガイド65gで構成され、上部搬送ガイド63a、63bは製本処理経路P5との交差部(綴じ位置X)を境に右側の第1上部搬送ガイド63aと左側の第2上部搬送ガイド63bに区割され左右の搬送ガイド63a、63bが個別に開閉動するようになっている。
そして上記表紙給送経路P4には、表紙シートを搬送方向と搬送直交方向でそれぞれ位置合わせするレジスト手段と、このレジスト手段で位置合わせした表紙シートShを綴じ位置Xに移送する表紙シート給送手段Fが配置されている。この表紙シート給送手段Fは表紙給送経路P4に配置された搬送ローラ対で構成され、下部搬送ガイド65gに取り付けられた駆動ローラ65rと上部搬送ガイド63a、63bに取り付けられた従動ローラ63cとから構成されている。
駆動ローラ65rには駆動モータM10が連結してある。一方上部搬送ガイド63a、63bと従動ローラ63cとは、駆動ローラ65rに圧接する位置と上方に浮上して離間する位置との間で移動可能にカムレバーなどで装置フレームに取り付けられている。
従って、上部搬送ガイド63a、63bと従動ローラ63cとは図示しないカムレバーの駆動モータによって表紙シート給装経路中の表紙シートと圧接してこれを図4左側に移送する作動位置と、表紙シートから離間して浮上した退避位置との間で移動可能に構成されている。
このように表紙シートShは表紙給送経路P4と前記製本処理経路P5との交点である綴じ位置Xに搬送され所定位置にセットされる。この綴じ位置Xの上部搬送ガイド63a、63bは開閉ガイド板で構成され、製本処理経路P5を遮り、表紙シートの上部を案内する位置と、この製本処理経路P5から退避した退避位置との間で移動自在に構成されている。そしてこの第2上部搬送ガイド63bは図4に破線で示すように表紙シートを案内した後は、製本処理経路P5を開放するように上方に退避する。
[表紙綴じ機構]
上記綴じ位置Xには、表紙綴じ手段Gが設けられ、製本処理経路P5からのシート束と表紙給送経路P4からの表紙シートとが逆T字状に接合され背折り処理される。まず製本処理経路P5ではシート束搬送手段30に把持されたシート束に接着剤塗布手段Eでシート束の下端縁Stに糊付けが施され、糊容器50は経路外のホームポジションHPに退避する。そしてシート束搬送手段30はシート束を塗布位置Yから綴じ位置Xに製本処理経路P5に沿って移送する。これと同時に表紙給送経路P4では綴じ位置Xに表紙シートが給送され静止セットされている。
そこで上記表紙綴じ手段Gは図8に示すような背当て部材64と背折プレス手段65で構成される。上記背当て部材64は製本処理経路P5に進入したバックアップ位置と経路外に退避した退避位置との間で進退自在に設けられている。そして背当て部材64はバックアップ位置では表紙給送経路P4に静止セットしている表紙シートShをバックアップ支持し、製本処理経路P5から前記シート束搬送手段30で移送される中紙シート束Snと表紙シートShとを逆T字状に接合する。
また背当て部材64は退避位置では製本処理経路P5を開放し、この製本処理経路P5から背当て部材64が退避することによって下流側に位置する折ロール70に向けて前記シート束搬送手段30がシート束を搬出することが可能となる。
従って背当て部材64は製本処理経路P5を直交方向に横切るように移動自在に装置フレームに支持され、図示しない駆動手段(電磁ソレノイド、モータなど)に連結されている。特に図示の背当て部材64は熱伝導率が高く放熱効果の大きい金属板で形成してあり、シート束に塗布した接着剤(図示のものは熱溶融性接着剤)を冷却するようになっている。このように背当て部材64でバックアップ支持された状態で表紙シートShとシート束が逆T字状に接合され、この状態で表紙シートの背部を折り曲げるプレス部材65a、65bが上記背当て部材64の上流側(上方)に配置されている。
プレス部材65a、65bは図8及び図9に示すように綴じ位置Xに配置され、左右一対のプレス部材65a、65bと、このプレス部材65a、65bを背折り位置Pp(図8の状態)と待機位置Wp(図9の状態)の間で往復動するシフト手段66と、このシフト手段66を制御する制御手段(後述の制御CPU80)とで構成されている。
上記右プレス部材65aと左プレス部材65bとは装置フレーム(図示せず)に摺動自在に支持され、その先端部にプレス片65pが設けられ、左右のプレス片で表紙シートの背部を折り曲げる。この為左右プレス部材65a、65bにはラック歯車66aが一体に設けられ、このラック歯車66aにシフトモータMS1とMS2に連結されたピニオン66bが歯合されている。
このシフトモータMS1、MS2はステッピングモータで構成されている。図示Sb1及びSb2はホームポジションセンサであり、プレス部材65a、65bに設けたフラグ66fを検出する。従ってシフト手段66は上記シフトモータMS1、MS2と、その伝動手段(上記ピニオン66bとラック歯車66a)とで構成されている。
尚、上記プレス部材65a、65bには前記表紙給送経路P4で搬送された表紙シートを案内するガイド面(上記下部搬送ガイド;以下同様)65gが設けられている。このようにプレス部材65a、65bは先端部にプレス片65pを備えているのと同時に表紙給送経路P4に臨む上面に表紙シートを案内するガイド面65gが備えられている。
このガイド面65gにはピンチローラ(上記駆動ローラ;以下同様)65rが設けられ、このピンチローラ65rはプレス部材65a、65bが背折り位置Ppで製本処理経路P5を閉じているとき(図8の状態)にはこの経路を横断する表紙シートShをガイド面65gとピンチローラ65rとで案内し、経路外の待機位置Wpに退避するときにはピンチローラ65rは図9の状態にガイド面65gから下側に埋没する。
このため常時突出するように付勢バネ(図示せず)で付勢されたピンチローラ65rには作動レバー67が上記付勢バネに抗してローラをガイド面65gから埋没(図9の状態)させるように係合配置され、この作動レバー67は上記付勢バネより強いバネ68で懸引され図示反時計方向に回動するようになっている。そして装置フレームには背折位置で上記作動レバー67を時計方向に回転させる突き当てストッパ69が設けられている。
これによってプレス部材65a、65bが背折り位置Pp(図8の状態)のときにはピンチローラ65rは付勢バネでガイド面65gから上方に突出し、背折り位置Ppから待機位置側に離れたときにはバネ68でガイド面65gから下方に埋没するようになっている。
このようにピンチローラ65rをガイド面65gから出没させたのは表紙シートShを搬送する背折り位置Ppではピンチローラ65rが突出してシートの移動を円滑に案内し、この表紙シートShを背折りするために背折プレス手段65を待機位置Wpに移動するときには綴じ位置Xにセットされた表紙シートをみだりに移動させないようにガイド面65gから下側に埋没させるためである。
上述のように構成されたプレス部材65a、65bは次のように制御される。このプレス部材65a、65bは、前記表紙給送経路P4から表紙シートShを綴じ位置Xに給送する際は背折り位置Ppに位置(図10(a)の状態)し、製本処理経路P5からの中紙シート束Snと表紙シートShを接合するときには待機位置Wp(図10(b)(c)の状態)に位置するように制御される。
このとき中紙シート束Snが座屈し難いシート束(例えば束厚さが厚い束)のときにはプレス部材65a、65bの待機位置Wpを同図(b)のように狭い間隔Lt3に設定し、中紙シート束Snが座屈し易いシート束(例えば束厚さが薄い束)のときにはプレス部材65a、65bの待機位置Wpを同図(c)のように広い間隔Lt1に設定する。
次いでプレス部材65a、65bは待機位置Wpから背折り位置Ppに移動し、両シートの接合動作が完了するのを待つ(図11(a)。そしてプレス部材65a、65bは背折り位置Ppから待機位置へ移動し、背当て部材64は経路外に退避する(図11(b))。
[制御構成]
次に上述の制御手段80の全体構成について図12のブロック図に従って説明する。図3に示すような画像形成装置Aと製本装置Bとを連結したシステムでは、例えば画像形成装置Aの制御部79にコントロールパネル83と、モード設定手段82を設ける。そして画像形成装置Aの制御CPU79はコントロールパネル83で設定された例えば「印刷処理モード」「製本処理モード」に従って製本装置Bの製本動作を実行する。
印刷処理モードでは製本装置Bは経路切換フラッパ15でシート搬入経路P1に搬入された印刷シートを図4に示す表紙給送経路P4及び排紙経路P6から後処理装置Iに搬送し、この後処理装置Iに設けられたスタッカに収納する。従って印刷シートは製本装置Bを通過するのみである。
また製本処理モードが選択されると製本装置Bはシート搬入経路P1から中紙搬送経路P3に印刷シートを導き、シート集積処理、接着剤塗布処理、表紙シート綴合せ処理を経て収納スタッカ71に製本済みシートを収納する。このように製本モードが選択されると画像形成装置Aの制御CPU79は製本モードの指示信号と、これと同時に印刷シートのサイズ情報を製本装置Bに伝達する。
このとき入力手段83から表紙シートの坪量などの厚さ情報と、材質例えば剛い紙質であるか柔らかい紙質であるかなどの材質情報を入力し、制御手段(制御CPU)80に伝達する。これと共に部数情報例えばnページの印刷処理の時、最後のnページの印刷が終了したときジョブ終了信号を製本装置Bの制御手段(制御CPU)80に転送する。
この制御CPU80にはシート搬入経路P1の搬送ローラの駆動モータと中紙搬送経路P3の排紙ローラ21の駆動モータM1と、表紙給送経路P4のピンチローラ65rの駆動モータM10など搬送系ドライバ回路が接続されている。同様に前記集積トレイ22を昇降するトレイ昇降モータM4、グリップ搬送手段30のグリップモータM6及び昇降モータM7の駆動回路に接続されている。
また、前記塗布ロール51の駆動モータM8と糊容器50を往復動する駆動モータM9及び背折プレス手段65のシフトモータMS1、MS2も制御CPU80に接続されている。特にこのシフトモータMS1、MS2はステッピングモータで、その電源パルス発生器にパルス電源のデューティ及び駆動開始タイミング及び駆動終了タイミングなどのコマンド各信号を制御CPU80から発するように結線されている。
一方制御CPU80には前記シート束厚さ検出手段Ssからの検出信号、前記グリップエンドセンサSg、プレス部材65a、65bのホームポジションセンサSb1、Sb2の検出信号並びに前記経路P1〜P5に配置したセンサの検出信号が伝達されるように結線されている。
そして制御CPU80には、前記集積トレイ22に中紙シートを集積する動作、前記グリップ搬送手段30でシート束を上記集積トレイ22から塗布位置Y及び綴じ処理位置Xに移送する動作、塗布位置Yで接着剤を塗布する動作、綴じ処理位置Xで中紙シート束Snと表紙シートShとを接合する動作、接合後に表紙シートShを折り曲げる背折りプレス動作、背折り後のシート束を搬出する動作をそれぞれ実行する制御プログラムの記憶手段(ROM)84を備えている。これと同時に制御CPU80には前記プレス部材65a、65bを駆動するシフトモータMS1,MS2の速度情報、起動タイミング(タイマーテーブル)などの制御データの記憶手段(RAM)85を備えている。
Sn 中紙シート束
Sh 表紙シート
Lt 待機間隔(第1の方法)
Lv 待機間隔(第2の方法)
MS1 シフトモータ(シフト手段)
MS2 シフトモータ(シフト手段)
Wp 待機位置
Pp 背折り位置
X 綴じ位置
P4 表紙給送経路
P5 製本処理経路
30 グリップ搬送手段(シート束搬送手段)
33a グリップ部材(可動側)
33b グリップ部材(固定側)
50 糊容器
51 塗布ロール
64 背当て部材
65 背折プレス手段
65a 右プレス部材
65b 左プレス部材
65g 下部搬送ガイド(ガイド面)
65r 駆動ローラ(ピンチローラ)
65p プレス片
66a ラック歯車
66b ピニオン
66 シフト手段
67 作動レバー
68 バネ
69 突き当てストッパ
70 折ロール
71 収納スタッカ
80 制御手段(制御CPU)
81 入力手段
82 モード設定手段
83 コントロールパネル
84 ROM
85 RAM
86 シート性状認識手段

Claims (11)

  1. 束状の中紙シートを表紙シートでくるみ製本する装置であって、
    束状の中紙シートを移送する製本処理経路と、
    前記製本処理経路に配置された綴じ位置と、
    前記綴じ位置に中紙シートを移送するシート束搬送手段と、
    前記製本処理経路と交差する方向から前記綴じ位置に表紙シートを給送する表紙給送経路と、
    前記綴じ位置に配置され、前記表紙給送経路から送られた表紙シートをバックアップ支持する背当て部材と、
    前記綴じ位置で前記背当て部材の上方に配置され、表紙シートの背部を折合わせる一対のプレス部材と、
    この一対のプレス部材の少なくとも一方を、他方に対して所定の待機間隔を有する待機位置から互いに接近した背折り位置に移動するシフト手段と、
    前記シート束搬送手段とシフト手段を制御する御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記綴じ位置の背折プレス手段と背当て部材に表紙シートを給送セットした後に、この表紙シートに前記シート束搬送手段で中紙シート束を突き当てて前記一対のプレス部材を待機位置から背折り位置に移動して背折り成形するように構成され、
    この制御手段には、
    前記中紙シート束の腰の強さ及び/又は前記表紙シートの腰の強さに関するシート性状認識手段が設けられていると共に、
    前記プレス部材の待機間隔を、このシート性状認識手段で認識した中紙シート及び/又は表紙シートの腰の強さに応じて異なる間隔に設定することを特徴とする製本装置。
  2. 前記シート性状認識手段は、
    中紙シート束の束厚さ、枚数、坪量、紙材質のいずれか1つを含む入力手段又は検出手段と、表紙シートの厚さ、坪量、紙材質のいずれか1つを含む入力手段又は検出手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記制御手段は、前記シート性状認識手段で中紙シート束の束厚さ、枚数、坪量、紙材質の少なくとも1つが所定値未満のときには、前記プレス部材の待機位置を待機間隔が広くなるように設定し、所定値以上のときには狭くなるように設定することを特徴とする請求項2に記載の製本装置。
  4. 前記制御手段は、前記表紙シートの厚さ、坪量、紙材質の少なくとも1つが所定値以上のときには、前記プレス部材の待機位置を待機間隔が広くなるように設定し、所定値未満のときには狭くなるように設定することを特徴とする請求項2に記載の製本装置。
  5. 前記シート性状認識手段は、中紙シート束の束厚さを検出する束厚さ検出手段で構成され、この束厚さ検出手段は、前記製本処理経路の前記綴じ位置の上流側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  6. 前記シート束搬送手段は、中紙シート束を把持して前記綴じ位置に移送するグリップ搬送手段で構成され、
    前記束厚さ検出手段はこのグリップ搬送手段に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の製本装置。
  7. 前記プレス部材と前記背当て部材とは、前記表紙給送経路からプレス部材の上に送られた表紙シートと背当て部材との間に所定の段差が形成されるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  8. 前記制御手段は、前記プレス部材を待機位置から背折り位置に移動する際に、前記中紙シート束が前記表紙シートを加圧するように前記シート束搬送手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  9. 前記背当て部材は、前記綴じ位置に前記中紙シート束に対して位置移動可能に構成され、
    前記制御手段は、前記プレス部材を待機位置から背折り位置に移動する際に、前記背当て部材を前記表紙シートが前記中紙シート束を加圧するように位置移動することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  10. 前記製本処理経路には前記綴じ位置の上流側に前記中紙シート束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  11. シート上に画像形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置で画像形成されたシートを部揃え集積して表紙シートにくるみ製本する製本装置と、
    から構成され、
    前記製本装置は請求項1乃至10のいずれか1項に記載の構成を備えていることを特徴とする画像形成システム。
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