JPH10181237A - 製本装置 - Google Patents
製本装置Info
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- JPH10181237A JPH10181237A JP8349988A JP34998896A JPH10181237A JP H10181237 A JPH10181237 A JP H10181237A JP 8349988 A JP8349988 A JP 8349988A JP 34998896 A JP34998896 A JP 34998896A JP H10181237 A JPH10181237 A JP H10181237A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet bundle
- holding
- sheet
- pressing
- position detecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シート束の先端部が撓みや反りで拡がらない
ようにすることができる製本装置を提供する。 【解決手段】 第1シート束挟持手段20に設けられた
第1シート束押え手段24がシート束51を押圧する位
置に移動したことを第1の位置検知手段29により検知
する。また、第2の位置検知手段39により、第2シー
ト束挟持手段30に設けられた第2シート束押え手段3
2aが、そのシート押え面とシート束搬送手段52のシ
ート束保持面とが一致する位置まで移動したことを検知
する。そして、制御手段は、第2の位置検知手段29か
らの検知信号に基づき第1シート束挟持手段20を移動
させると共に、第1の位置検知手段29からの検知信号
に基づきシート束51の厚さに応じた距離だけさらに移
動させ、第1シート束押え手段24がシート束側面をシ
ート束51の厚さに応じた押圧力にて押圧するようにし
てシート束51の先端部が撓みや反りで拡がらないよう
にする。
ようにすることができる製本装置を提供する。 【解決手段】 第1シート束挟持手段20に設けられた
第1シート束押え手段24がシート束51を押圧する位
置に移動したことを第1の位置検知手段29により検知
する。また、第2の位置検知手段39により、第2シー
ト束挟持手段30に設けられた第2シート束押え手段3
2aが、そのシート押え面とシート束搬送手段52のシ
ート束保持面とが一致する位置まで移動したことを検知
する。そして、制御手段は、第2の位置検知手段29か
らの検知信号に基づき第1シート束挟持手段20を移動
させると共に、第1の位置検知手段29からの検知信号
に基づきシート束51の厚さに応じた距離だけさらに移
動させ、第1シート束押え手段24がシート束側面をシ
ート束51の厚さに応じた押圧力にて押圧するようにし
てシート束51の先端部が撓みや反りで拡がらないよう
にする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機又は印刷機
と接続されて、複写又は印刷されたシート束を製本する
製本装置であり、とりわけシート束をバインドテープで
接着して製本する製本装置に関するものである。
と接続されて、複写又は印刷されたシート束を製本する
製本装置であり、とりわけシート束をバインドテープで
接着して製本する製本装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機又は印刷機に接続され、複
写又は印刷されたシート束を製本する製本装置がある。
次に、図14〜図18を用いてこのような従来の製本装
置について説明するが、これらの図において、1はヒー
タユニットであり、このヒータユニットは、センターヒ
ータ2と、このセンターヒータ2を挟むように設けられ
た一対のサイドヒータ3,4とを備えている。なお、こ
のヒータユニット1は、ステー8a,8bを介して製本
装置本体(図示せず)に取り付けられるようになってい
る。また、センターヒータ2及びサイドヒータ3,4
は、製本装置使用時において通電され、一定温度となる
ように制御されている。
写又は印刷されたシート束を製本する製本装置がある。
次に、図14〜図18を用いてこのような従来の製本装
置について説明するが、これらの図において、1はヒー
タユニットであり、このヒータユニットは、センターヒ
ータ2と、このセンターヒータ2を挟むように設けられ
た一対のサイドヒータ3,4とを備えている。なお、こ
のヒータユニット1は、ステー8a,8bを介して製本
装置本体(図示せず)に取り付けられるようになってい
る。また、センターヒータ2及びサイドヒータ3,4
は、製本装置使用時において通電され、一定温度となる
ように制御されている。
【0003】ところで、このセンターヒータ2は、シー
ト束51の背面側に位置する製本用のバインドテープ
(以下テープという)10を加熱し、シート束51の背
面にテープ10を接着するためのものである。また、サ
イドヒータ3,4はシート束51の側面側に位置するテ
ープ10を加熱し、シート束51の側面にテープ10で
接着するためのものである。
ト束51の背面側に位置する製本用のバインドテープ
(以下テープという)10を加熱し、シート束51の背
面にテープ10を接着するためのものである。また、サ
イドヒータ3,4はシート束51の側面側に位置するテ
ープ10を加熱し、シート束51の側面にテープ10で
接着するためのものである。
【0004】また、テープ10は、テープガイド11,
12により両端を保持されて所定位置に支持されるよう
になっているが、このテープ10のシート束側表面には
第1及び第2接着剤10a,10bが塗布されている。
ここで、第1接着剤10aは、シート表面とテープ10
を接合する程度に薄く塗布されており、第2接着剤10
bは、シート束背面部51aとテープ10を接合するた
めに、テープ中央部にシート束51の厚さより大なる幅
で塗布されている。
12により両端を保持されて所定位置に支持されるよう
になっているが、このテープ10のシート束側表面には
第1及び第2接着剤10a,10bが塗布されている。
ここで、第1接着剤10aは、シート表面とテープ10
を接合する程度に薄く塗布されており、第2接着剤10
bは、シート束背面部51aとテープ10を接合するた
めに、テープ中央部にシート束51の厚さより大なる幅
で塗布されている。
【0005】52はシート束51の側面51b,51c
を挟持するシート束搬送用グリッパであり、52a,5
2bはシート束搬送用グリッパ52を構成する上下グリ
ッパである。なお、図14は、複写機又は印刷機より排
出されたシート束51は、図示しない整合装置にて整合
され、両端部をシート束搬送用グリッパ52にて保持さ
れた様子を示している。また、同図において、テープ1
0は、図示しないテープ供給装置からテープガイド1
1,12に沿ってセンターヒータ2の前面部に供給され
ると共にセンターヒータ2により加熱されるようになっ
ている。
を挟持するシート束搬送用グリッパであり、52a,5
2bはシート束搬送用グリッパ52を構成する上下グリ
ッパである。なお、図14は、複写機又は印刷機より排
出されたシート束51は、図示しない整合装置にて整合
され、両端部をシート束搬送用グリッパ52にて保持さ
れた様子を示している。また、同図において、テープ1
0は、図示しないテープ供給装置からテープガイド1
1,12に沿ってセンターヒータ2の前面部に供給され
ると共にセンターヒータ2により加熱されるようになっ
ている。
【0006】一方、シート束51は、この後グリッパ5
2に挟持されてセンターヒータ2へ搬送され、図15に
示すようにテープ10と当接するようになっている。こ
れにより、シート束51の背面51aの全面に第2接着
剤10bが浸透する。その後、図16に示すように、図
示しない駆動手段に連繋されたサイドヒータ前後進ギア
7が回転することにより、サイドヒータ3,4が同時に
矢印A,B方向へ移動する。
2に挟持されてセンターヒータ2へ搬送され、図15に
示すようにテープ10と当接するようになっている。こ
れにより、シート束51の背面51aの全面に第2接着
剤10bが浸透する。その後、図16に示すように、図
示しない駆動手段に連繋されたサイドヒータ前後進ギア
7が回転することにより、サイドヒータ3,4が同時に
矢印A,B方向へ移動する。
【0007】そして、このサイドヒータ3,4の移動に
連動して、図示しない弾性部材等によりサイドヒータ
3,4側、即ち閉じる方向に付勢されているテープガイ
ド11,12が、回動軸11a,12aを中心に開く方
向に回動し、テープ10(及びシート束51)から離間
するようになっている。さらに、テープ10は、このサ
イドヒータ3,4の移動及びテープガイド11,12の
回動に伴ってテープガイド11,12から離れ、サイド
ヒータ3,4とシート束51との間に折曲保持される。
連動して、図示しない弾性部材等によりサイドヒータ
3,4側、即ち閉じる方向に付勢されているテープガイ
ド11,12が、回動軸11a,12aを中心に開く方
向に回動し、テープ10(及びシート束51)から離間
するようになっている。さらに、テープ10は、このサ
イドヒータ3,4の移動及びテープガイド11,12の
回動に伴ってテープガイド11,12から離れ、サイド
ヒータ3,4とシート束51との間に折曲保持される。
【0008】この後、サイドヒータ3,4は、図示しな
い駆動手段により駆動された上下駆動ギア6a,6bに
よりシート束51に向かって移動し、図17に示すよう
にシート束51を所定の圧力にて挟持する。このとき、
テープ10は、サイドヒータ3,4によりシート束51
に押圧されると共に、サイドヒータ3,4による加熱で
第1接着剤10aが溶融し、シート束側面51b,51
cと接合される。
い駆動手段により駆動された上下駆動ギア6a,6bに
よりシート束51に向かって移動し、図17に示すよう
にシート束51を所定の圧力にて挟持する。このとき、
テープ10は、サイドヒータ3,4によりシート束51
に押圧されると共に、サイドヒータ3,4による加熱で
第1接着剤10aが溶融し、シート束側面51b,51
cと接合される。
【0009】次に、サイドヒータ3,4が上下に離間す
ると同時に、グリッパ52が矢印C方向に移動し、図1
8に示すようにシート束51がヒータユニット2より離
間する。このとき、シート束51とテープ10間で溶融
状態にあった第1及び第2接着剤10a,10bが冷却
されて硬化することにより、シート束51の各々のシー
トが固着することになる。
ると同時に、グリッパ52が矢印C方向に移動し、図1
8に示すようにシート束51がヒータユニット2より離
間する。このとき、シート束51とテープ10間で溶融
状態にあった第1及び第2接着剤10a,10bが冷却
されて硬化することにより、シート束51の各々のシー
トが固着することになる。
【0010】ところで、このような構成の製本装置にお
いて、シート束搬送手段であるグリッパ52の上下グリ
ッパ52a,52bはシート束51のテープ装着位置に
対向配置され、テープ装着時にはシート束51の両側部
を保持するようになっている。一方、シート束51は厚
さが増すと、シート束自体の自重によりテープ装着側端
部(以下先端部という)が撓むようになるが、このよう
に撓みが生じた状態でシート束背面51aを溶着する
と、シート束51の側面51b,51c側のテープ幅が
不均一となり、製本後のテープ又はシート束表面に皺が
発生したりシート束全体が反ってしまうことがある。
いて、シート束搬送手段であるグリッパ52の上下グリ
ッパ52a,52bはシート束51のテープ装着位置に
対向配置され、テープ装着時にはシート束51の両側部
を保持するようになっている。一方、シート束51は厚
さが増すと、シート束自体の自重によりテープ装着側端
部(以下先端部という)が撓むようになるが、このよう
に撓みが生じた状態でシート束背面51aを溶着する
と、シート束51の側面51b,51c側のテープ幅が
不均一となり、製本後のテープ又はシート束表面に皺が
発生したりシート束全体が反ってしまうことがある。
【0011】そこで、このシート束51の先端部の撓み
を無くすために、上下グリッパ52a,52bを先端部
方向に延在する方法がある。しかし、このように上下グ
リッパ52a,52bを延在させた場合でも、サイドヒ
ータ3,4の押圧部分を確保するため、図14に示すよ
うにシート束51の端部を、同図中nで示す分だけグリ
ッパ52a,52bの端部より突出させなければならな
い。そして、このように先端部を突出させた場合には、
シートの自重による撓みや反りなどにより先端部のシー
ト間に空間が生じ、グリッパ52の保持部でのシート束
51の厚さより拡がってしまう。
を無くすために、上下グリッパ52a,52bを先端部
方向に延在する方法がある。しかし、このように上下グ
リッパ52a,52bを延在させた場合でも、サイドヒ
ータ3,4の押圧部分を確保するため、図14に示すよ
うにシート束51の端部を、同図中nで示す分だけグリ
ッパ52a,52bの端部より突出させなければならな
い。そして、このように先端部を突出させた場合には、
シートの自重による撓みや反りなどにより先端部のシー
ト間に空間が生じ、グリッパ52の保持部でのシート束
51の厚さより拡がってしまう。
【0012】この状態において、シート束51の背面5
1aの接着を行うと、シート束51の背面51a側への
第2接着剤10bの浸透が不均一となり、これに起因し
て接着強度のばらつきを生じる可能性があった。又、シ
ート束51の側面51b,51cの接着時において、テ
ープ10の回り込み不足による製本ミスなどが生じる可
能性があった。
1aの接着を行うと、シート束51の背面51a側への
第2接着剤10bの浸透が不均一となり、これに起因し
て接着強度のばらつきを生じる可能性があった。又、シ
ート束51の側面51b,51cの接着時において、テ
ープ10の回り込み不足による製本ミスなどが生じる可
能性があった。
【0013】そこで、このような不具合を解決するた
め、シート束の先端部を押える先端部押えを設け、シー
ト束51の背面51aの接着を行う場合にセンターヒー
タ2の近傍のシート束51の先端部が撓みや反りで拡が
らないようにした構成の製本装置がある。図19〜図2
2は、このような構成の製本装置の動作を説明する図で
ある。なお、これらの図において、20,30は第1及
び第2シート束挟持手段であり、これらの各シート束挟
持手段20,30は、テープガイド11,12に取り付
けられている。そして、これらのシート束挟持手段2
0,30は、シート束51の先端部付近の両側面全面又
は3ヶ所以上の面と当接するように構成されている。
め、シート束の先端部を押える先端部押えを設け、シー
ト束51の背面51aの接着を行う場合にセンターヒー
タ2の近傍のシート束51の先端部が撓みや反りで拡が
らないようにした構成の製本装置がある。図19〜図2
2は、このような構成の製本装置の動作を説明する図で
ある。なお、これらの図において、20,30は第1及
び第2シート束挟持手段であり、これらの各シート束挟
持手段20,30は、テープガイド11,12に取り付
けられている。そして、これらのシート束挟持手段2
0,30は、シート束51の先端部付近の両側面全面又
は3ヶ所以上の面と当接するように構成されている。
【0014】ここで、これらのシート束挟持手段20,
30のシート束51側にはシート束押え部材としてのス
ライド板22,32がそれぞれ取り付けられ、また第1
のシート束挟持手段30の側面側には位置検知手段とし
てのマイクロスイッチ40が取り付けられている。な
お、このマイクロスイッチ40は、シート束51の側面
51cを検知するためのものである。
30のシート束51側にはシート束押え部材としてのス
ライド板22,32がそれぞれ取り付けられ、また第1
のシート束挟持手段30の側面側には位置検知手段とし
てのマイクロスイッチ40が取り付けられている。な
お、このマイクロスイッチ40は、シート束51の側面
51cを検知するためのものである。
【0015】13はシート束押え駆動部であり、このシ
ート束押え駆動部13が各シート束挟持手段20,30
を駆動する。ここで、このシート束押え駆動部13は図
示しないモータ等の駆動手段に連繋された第1ギア14
と、この第1ギア14に噛合する第2ギア12bと、こ
の第2ギア12bに噛合する第3ギア36bと、この第
3ギア36bと同軸に取り付けられたピニオン37b
と、このピニオン37bに噛合する第2シート束挟持手
段30のラック38bと、ベルト15を介して第1ギア
14に連繋された第4ギア11bと、この第4ギア11
bに噛合する第5ギア36aと、この第5ギア36aと
同軸に取り付けられたピニオン37aと、このピニオン
37aに噛合する第1シート束挟持手段20のラック3
8aとから構成されている。
ート束押え駆動部13が各シート束挟持手段20,30
を駆動する。ここで、このシート束押え駆動部13は図
示しないモータ等の駆動手段に連繋された第1ギア14
と、この第1ギア14に噛合する第2ギア12bと、こ
の第2ギア12bに噛合する第3ギア36bと、この第
3ギア36bと同軸に取り付けられたピニオン37b
と、このピニオン37bに噛合する第2シート束挟持手
段30のラック38bと、ベルト15を介して第1ギア
14に連繋された第4ギア11bと、この第4ギア11
bに噛合する第5ギア36aと、この第5ギア36aと
同軸に取り付けられたピニオン37aと、このピニオン
37aに噛合する第1シート束挟持手段20のラック3
8aとから構成されている。
【0016】そして、このような構成のシート束押え駆
動部13により、第1及び第2シート束挟持手段20,
30は、スライド板22,32に形成されたガイド部2
2a,32aに沿ってスライド軸23,33をスライド
させながらシート束51の側面51b,51cと略直交
する方向に移動するようになっている。なお、このシー
ト束挟持手段20,30は、グリッパ52a,52bに
挟持されたシート束51の中心位置とスライド板22,
32間の中心位置とが同一となるように初期調整されて
いる。
動部13により、第1及び第2シート束挟持手段20,
30は、スライド板22,32に形成されたガイド部2
2a,32aに沿ってスライド軸23,33をスライド
させながらシート束51の側面51b,51cと略直交
する方向に移動するようになっている。なお、このシー
ト束挟持手段20,30は、グリッパ52a,52bに
挟持されたシート束51の中心位置とスライド板22,
32間の中心位置とが同一となるように初期調整されて
いる。
【0017】ところで、シート束51がセンターヒータ
部2へ搬送される前の状態において、シート束挟持手段
20,30は図19に示すような退避位置にあるが、シ
ート束51がセンターヒータ2へ搬入されると、シート
束押え駆動部13が作動し、シート束挟持手段20,3
0がシート束51方向へ移動を開始するようになってい
る。
部2へ搬送される前の状態において、シート束挟持手段
20,30は図19に示すような退避位置にあるが、シ
ート束51がセンターヒータ2へ搬入されると、シート
束押え駆動部13が作動し、シート束挟持手段20,3
0がシート束51方向へ移動を開始するようになってい
る。
【0018】そして、マイクロスイッチ40がシート束
51の側面51cを検知すると、その検知信号に基づい
て図示しないコントローラからシート束押え駆動部13
への制御信号によりシート束押え駆動部13が停止し、
シート束挟持手段20,30が図20に示すようにシー
ト束51の先端部を挟持した位置で停止する。この過程
において、シート束51の反りや撓みが矯正される。そ
して、この状態において、シート束51の背面51aの
接着が行なわれる。
51の側面51cを検知すると、その検知信号に基づい
て図示しないコントローラからシート束押え駆動部13
への制御信号によりシート束押え駆動部13が停止し、
シート束挟持手段20,30が図20に示すようにシー
ト束51の先端部を挟持した位置で停止する。この過程
において、シート束51の反りや撓みが矯正される。そ
して、この状態において、シート束51の背面51aの
接着が行なわれる。
【0019】次に、図21に示すように、サイドヒータ
3,4がシート束51に沿う方向(図中左方向)へ移動
すると、これに伴いテープガイド11,12が開く方向
に回動し、このテープガイド11,12と共にシート束
挟持手段20,30も回動する。なお、このときスライ
ド板22,32がシート束51の側面を滑ることによ
り、シート束51に束ずれが生じないよう、回動前にシ
ート束挟持手段20,30をシート束51から一旦所定
量離間させておく。
3,4がシート束51に沿う方向(図中左方向)へ移動
すると、これに伴いテープガイド11,12が開く方向
に回動し、このテープガイド11,12と共にシート束
挟持手段20,30も回動する。なお、このときスライ
ド板22,32がシート束51の側面を滑ることによ
り、シート束51に束ずれが生じないよう、回動前にシ
ート束挟持手段20,30をシート束51から一旦所定
量離間させておく。
【0020】この後、サイドヒータ3,4は、シート束
51の側面51b,51c側の接着を行う。なお、この
接着終了後、図22に示すように、サイドヒータ3,4
はシート束51から離間する。そして、グリッパ52の
退避動作終了後に、シート束挟持手段20,30が図1
9の初期位置に復帰し、次のシート束の製本動作に移行
する。
51の側面51b,51c側の接着を行う。なお、この
接着終了後、図22に示すように、サイドヒータ3,4
はシート束51から離間する。そして、グリッパ52の
退避動作終了後に、シート束挟持手段20,30が図1
9の初期位置に復帰し、次のシート束の製本動作に移行
する。
【0021】以上説明したように、センターヒータ2に
よるシート束51の背面51aの接着時に、グリッパ5
2とセンターヒータ2との間のシート束先端部をシート
束挟持手段20,30にて挟持することにより、シート
束51の反りや撓みを矯正でき、製本品位を向上させる
ことが可能となる。
よるシート束51の背面51aの接着時に、グリッパ5
2とセンターヒータ2との間のシート束先端部をシート
束挟持手段20,30にて挟持することにより、シート
束51の反りや撓みを矯正でき、製本品位を向上させる
ことが可能となる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
シート束挟持手段を備えた従来の製本装置において、複
写機又は印刷機により複写又は印刷されたシートの端部
が、図23(a)のようにカールしている場合や、シー
トが厚紙のような腰の強いシートの場合には、マイクロ
スイッチ40により検知するシート束51の側面の位置
は、実際にシート束51を挟持している位置とは異なる
ため、シート束押え部材としてのスライド板22,32
によるシート束51の挟持が不十分となる。
シート束挟持手段を備えた従来の製本装置において、複
写機又は印刷機により複写又は印刷されたシートの端部
が、図23(a)のようにカールしている場合や、シー
トが厚紙のような腰の強いシートの場合には、マイクロ
スイッチ40により検知するシート束51の側面の位置
は、実際にシート束51を挟持している位置とは異なる
ため、シート束押え部材としてのスライド板22,32
によるシート束51の挟持が不十分となる。
【0023】また、図23(b)のように、グリッパ5
2a,52bに多数枚のシートが挟持されている場合
や、シートが薄紙のような腰の弱いシートの場合には、
グリッパ52a,52bに挟持されていないシート束5
1の先端部が、シート自身の自重で下方に撓むため、
(a)の場合と同様にシート束51の挟持が不十分にな
るばかりでなく、シート束51の中心位置とテープ10
の中心位置がずれる(図中δ)ようになり製本品位が著
しく悪くなるという問題点があった。
2a,52bに多数枚のシートが挟持されている場合
や、シートが薄紙のような腰の弱いシートの場合には、
グリッパ52a,52bに挟持されていないシート束5
1の先端部が、シート自身の自重で下方に撓むため、
(a)の場合と同様にシート束51の挟持が不十分にな
るばかりでなく、シート束51の中心位置とテープ10
の中心位置がずれる(図中δ)ようになり製本品位が著
しく悪くなるという問題点があった。
【0024】そこで、本発明は、このような従来の問題
点を解決するためになされたものであり、シート束の先
端部が撓みや反りで拡がらないようにすることができる
製本装置を提供することを目的とするものである。
点を解決するためになされたものであり、シート束の先
端部が撓みや反りで拡がらないようにすることができる
製本装置を提供することを目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート束搬送
手段で挟持されたシート束の背面側に位置するバインド
テープを加熱し、前記シート束の背面を前記バインドテ
ープで接着するセンターヒータと、背面接着後シート束
の両側面側に位置するバインドテープを加熱し、前記シ
ート束の両側面を前記バインドテープで接着するサイド
ヒータと、第1及び第2シート束挟持手段を有すると共
に前記背面接着時には前記センターヒータと前記シート
束搬送手段との間に位置するシート束の先端部を前記第
1及び第2シート束挟持手段にて挟持する一方、前記側
面接着時には前記シート束から離間するシート束挟持部
とを備えた製本装置であって、前記第1シート束挟持手
段に設けられた第1シート束押え手段と、前記第1シー
ト束押え手段を前記シート束側に付勢する弾性部材と、
前記第1シート束押え手段が前記シート束を押圧する位
置に移動したことを検知する第1の位置検知手段と、前
記第2シート束挟持手段に設けられた第2シート束押え
手段と、前記第2シート束押え手段が、該第2シート束
押え手段のシート押え面と前記シート束搬送手段のシー
ト束保持面とが一致する位置まで移動したことを検知す
る第2の位置検知手段と、前記第2の位置検知手段から
の検知信号に基づき、前記第1シート束挟持手段をシー
ト束に向けて移動させると共に、前記第1の位置検知手
段からの検知信号に基づき前記第1シート束押え手段が
前記シート束の厚さに応じた押圧力にて前記シート束の
側面を押圧するよう該第1シート束挟持手段を前記シー
ト束の厚さに応じた距離だけ移動させる制御手段と、を
備えたことを特徴とするものである。
手段で挟持されたシート束の背面側に位置するバインド
テープを加熱し、前記シート束の背面を前記バインドテ
ープで接着するセンターヒータと、背面接着後シート束
の両側面側に位置するバインドテープを加熱し、前記シ
ート束の両側面を前記バインドテープで接着するサイド
ヒータと、第1及び第2シート束挟持手段を有すると共
に前記背面接着時には前記センターヒータと前記シート
束搬送手段との間に位置するシート束の先端部を前記第
1及び第2シート束挟持手段にて挟持する一方、前記側
面接着時には前記シート束から離間するシート束挟持部
とを備えた製本装置であって、前記第1シート束挟持手
段に設けられた第1シート束押え手段と、前記第1シー
ト束押え手段を前記シート束側に付勢する弾性部材と、
前記第1シート束押え手段が前記シート束を押圧する位
置に移動したことを検知する第1の位置検知手段と、前
記第2シート束挟持手段に設けられた第2シート束押え
手段と、前記第2シート束押え手段が、該第2シート束
押え手段のシート押え面と前記シート束搬送手段のシー
ト束保持面とが一致する位置まで移動したことを検知す
る第2の位置検知手段と、前記第2の位置検知手段から
の検知信号に基づき、前記第1シート束挟持手段をシー
ト束に向けて移動させると共に、前記第1の位置検知手
段からの検知信号に基づき前記第1シート束押え手段が
前記シート束の厚さに応じた押圧力にて前記シート束の
側面を押圧するよう該第1シート束挟持手段を前記シー
ト束の厚さに応じた距離だけ移動させる制御手段と、を
備えたことを特徴とするものである。
【0026】また本発明は、前記制御手段は、前記第2
シート束押え手段の移動距離に応じて前記第1シート束
挟持部の移動量を変えることを特徴とするものである。
シート束押え手段の移動距離に応じて前記第1シート束
挟持部の移動量を変えることを特徴とするものである。
【0027】また本発明は、前記第2の位置検知手段
は、前記シート束搬送手段本体を検知することを特徴と
するものである。
は、前記シート束搬送手段本体を検知することを特徴と
するものである。
【0028】また本発明は、前記第1の位置検知手段及
び第2の位置検知手段の少なくとも一方が、光学センサ
であることを特徴とするものである。
び第2の位置検知手段の少なくとも一方が、光学センサ
であることを特徴とするものである。
【0029】また本発明は、前記第1の位置検知手段及
び前記第2の位置検知手段の少なくとも一方が、マイク
ロ・スイッチであることを特徴とするものである。
び前記第2の位置検知手段の少なくとも一方が、マイク
ロ・スイッチであることを特徴とするものである。
【0030】また本発明は、前記第1の位置検知手段及
び前記第2の位置検知手段の少なくとも一方が、回動す
る検知アームと光学センサで構成されることを特徴とす
るものである。
び前記第2の位置検知手段の少なくとも一方が、回動す
る検知アームと光学センサで構成されることを特徴とす
るものである。
【0031】また本発明のように、シート束の先端部を
挟持するシート束挟持部の第1シート束挟持手段に設け
られた第1シート束押え手段を弾性部材によりシート束
側に付勢すると共に、第1の位置検知手段により第1シ
ート束押え部材がシート束を押圧する位置に移動したこ
とを検知するようにする。また、第2の位置検知手段に
より、第2シート束挟持手段に設けられた第2シート束
押え手段が、第2シート束押え手段のシート押え面とシ
ート束搬送手段のシート束保持面とが一致する位置まで
移動したことを検知する。そして、制御手段は、第2の
位置検知手段からの検知信号に基づき、第2シート束挟
持部をシート束に向けて移動させると共に、第1の位置
検知手段からの検知信号に基づきシート束の厚さに応じ
た距離だけさらに移動させることにより、第1シート束
押え手段がシート束の側面をシート束の厚さに応じた押
圧力にて押圧するようにしてシート束の先端部が撓みや
反りで拡がらないようにする。
挟持するシート束挟持部の第1シート束挟持手段に設け
られた第1シート束押え手段を弾性部材によりシート束
側に付勢すると共に、第1の位置検知手段により第1シ
ート束押え部材がシート束を押圧する位置に移動したこ
とを検知するようにする。また、第2の位置検知手段に
より、第2シート束挟持手段に設けられた第2シート束
押え手段が、第2シート束押え手段のシート押え面とシ
ート束搬送手段のシート束保持面とが一致する位置まで
移動したことを検知する。そして、制御手段は、第2の
位置検知手段からの検知信号に基づき、第2シート束挟
持部をシート束に向けて移動させると共に、第1の位置
検知手段からの検知信号に基づきシート束の厚さに応じ
た距離だけさらに移動させることにより、第1シート束
押え手段がシート束の側面をシート束の厚さに応じた押
圧力にて押圧するようにしてシート束の先端部が撓みや
反りで拡がらないようにする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
を用いて詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
製本装置の全体構成を示す図である。なお、同図におい
て、図19と同一符号は同一又は相当部分を示してい
る。
製本装置の全体構成を示す図である。なお、同図におい
て、図19と同一符号は同一又は相当部分を示してい
る。
【0034】同図において、21,31は第1及び第2
シート束挟持手段20,30をテープガイド11,12
に各々取り付けるためのベース板、32aは第1シート
束挟持手段20に設けられた第1シート束押え手段であ
る第1シート束押え部材32aである。なお、この第1
シート束押え部材32aは、スライド軸33によりベー
ス板31に摺動可能に支持されているスライド板32の
シート束51c側に形成されている。
シート束挟持手段20,30をテープガイド11,12
に各々取り付けるためのベース板、32aは第1シート
束挟持手段20に設けられた第1シート束押え手段であ
る第1シート束押え部材32aである。なお、この第1
シート束押え部材32aは、スライド軸33によりベー
ス板31に摺動可能に支持されているスライド板32の
シート束51c側に形成されている。
【0035】一方、24は第2シート束挟持手段30に
設けられた第2シート束押え手段である第2シート束押
え部材であり、スライド軸23によりベース板21に摺
動可能に支持されているスライド板22のシート束51
b側にガイドシャフト25を介して設けられている。な
お、この第2シート束押え部材24は、ガイドシャフト
25のシート束側端に固定されている。
設けられた第2シート束押え手段である第2シート束押
え部材であり、スライド軸23によりベース板21に摺
動可能に支持されているスライド板22のシート束51
b側にガイドシャフト25を介して設けられている。な
お、この第2シート束押え部材24は、ガイドシャフト
25のシート束側端に固定されている。
【0036】また、26は弾性部材であるスプリングで
あり、このスプリング26は、ガイドシャフト25に巻
装されており、このスプリング26により、第2シート
束押え部材24はシート束51側(図中下方)方向に付
勢されると共にシート束51に当接した後は、シート束
51を弾性的に押圧するようになっている。
あり、このスプリング26は、ガイドシャフト25に巻
装されており、このスプリング26により、第2シート
束押え部材24はシート束51側(図中下方)方向に付
勢されると共にシート束51に当接した後は、シート束
51を弾性的に押圧するようになっている。
【0037】29、39は、各々のスライド板22,3
2に取り付けられた第1センサ及び第2センサである。
ここで、第1センサ39は、第2の位置検知手段として
下グリッパ52bに固定されたセンサフラグ53と共働
して第1シート束押え部材32aのシート押え面が下グ
リッパ52bのシート束保持面と同一高さとなったこと
を検知するためのものである。
2に取り付けられた第1センサ及び第2センサである。
ここで、第1センサ39は、第2の位置検知手段として
下グリッパ52bに固定されたセンサフラグ53と共働
して第1シート束押え部材32aのシート押え面が下グ
リッパ52bのシート束保持面と同一高さとなったこと
を検知するためのものである。
【0038】なお、この第1センサ39は検知信号を図
2に示す制御装置100に出力するようにしており、制
御装置100は、この検知信号に基づき第2シート束挟
持手段30を停止するようにしている。そして、このよ
うに第1シート束押え部材32aのシート押え面と下グ
リッパ52bのシート束保持面とを同一高さにすること
により、シート束51の撓みや反りなどに影響されず、
常にシート束51の先端部を同一高さにすることができ
るようにしている。
2に示す制御装置100に出力するようにしており、制
御装置100は、この検知信号に基づき第2シート束挟
持手段30を停止するようにしている。そして、このよ
うに第1シート束押え部材32aのシート押え面と下グ
リッパ52bのシート束保持面とを同一高さにすること
により、シート束51の撓みや反りなどに影響されず、
常にシート束51の先端部を同一高さにすることができ
るようにしている。
【0039】一方、第2センサ29は、第1の位置検知
手段としてガイドシャフト25の他端に設けたセンサフ
ラグ27を検知し、検知信号を制御装置100に出力す
るようにしている。なお、このセンサフラグ27は、本
実施の形態においては、上グリッパ52aのシート束保
持面と第2シート束押え部材24のシート束保持面とが
同一高さとなり、第2シート束押え部材24を開始する
位置となったことを第2センサ29が検出できる位置に
調整されている。
手段としてガイドシャフト25の他端に設けたセンサフ
ラグ27を検知し、検知信号を制御装置100に出力す
るようにしている。なお、このセンサフラグ27は、本
実施の形態においては、上グリッパ52aのシート束保
持面と第2シート束押え部材24のシート束保持面とが
同一高さとなり、第2シート束押え部材24を開始する
位置となったことを第2センサ29が検出できる位置に
調整されている。
【0040】そして、制御装置100は、この検知信号
に基づき第2センサ29がセンサフラグ27を検知した
位置からシート束51の厚さに応じた距離(時間)だけ
スライド板22をさらに移動させるようにしている。こ
こで、このようにスライド板22を移動することによ
り、第2シート束押え部材24はスプリング26を変位
させながらシート束51の厚さに応じてシート束51に
かかる押圧力を調整するようにしている。
に基づき第2センサ29がセンサフラグ27を検知した
位置からシート束51の厚さに応じた距離(時間)だけ
スライド板22をさらに移動させるようにしている。こ
こで、このようにスライド板22を移動することによ
り、第2シート束押え部材24はスプリング26を変位
させながらシート束51の厚さに応じてシート束51に
かかる押圧力を調整するようにしている。
【0041】そして、このように厚さに応じてシート束
51にかかる押圧力を調整することにより、第2シート
束押え部材24がシート束51に弾性的に接触すること
ができ、シート束51の挟持力のコントロールが容易に
なると共に、確実なシート束51の挟持が可能となる。
51にかかる押圧力を調整することにより、第2シート
束押え部材24がシート束51に弾性的に接触すること
ができ、シート束51の挟持力のコントロールが容易に
なると共に、確実なシート束51の挟持が可能となる。
【0042】ところで、スプリング26の変位量はシー
ト束51が薄い場合は少なく、シート束51が厚く大き
な押圧力が必要な場合は大きくするようにするが、この
シート束の厚さとスプリング26の変位量の関係は、予
め実験等によって求めておく。
ト束51が薄い場合は少なく、シート束51が厚く大き
な押圧力が必要な場合は大きくするようにするが、この
シート束の厚さとスプリング26の変位量の関係は、予
め実験等によって求めておく。
【0043】そして、制御装置100は、この関係に基
づいてスライド板22の移動量を制御する。なお、シー
ト束51の厚さ(枚数)は、グリッパ52の位置を固定
側の第1センサ39により検出することにより判断で
き、また複写又は印刷時の設定枚数をもとに判断するこ
とも可能である。また、第2センサ29がセンサフラグ
27を検知する位置は、第2シート束押え部材24がシ
ート束51と当接する面と同時かその手前とするのが望
ましい。
づいてスライド板22の移動量を制御する。なお、シー
ト束51の厚さ(枚数)は、グリッパ52の位置を固定
側の第1センサ39により検出することにより判断で
き、また複写又は印刷時の設定枚数をもとに判断するこ
とも可能である。また、第2センサ29がセンサフラグ
27を検知する位置は、第2シート束押え部材24がシ
ート束51と当接する面と同時かその手前とするのが望
ましい。
【0044】なお、図1は、第1及び第2シート束挟持
手段20,30が退避した状態を示しているが、このシ
ート束挟持手段退避時において、シート束51の中心位
置から固定側の第1シート束押え部材32aまでの距離
をl、可動側の第2シート束押え部材24までの距離を
mとすると、l及びmはシート束先端部の外乱要因(転
写や定着など)によりカールや反り、撓みを考慮してシ
ート束51がセンターヒータ2へ搬入される際に干渉し
ない位置に構成されている(必ずしもl=mではな
い)。すなわち、シート束51の幅よりもシート束挟持
手段20,30の開口量(図中l+m)を広くしてい
る。
手段20,30が退避した状態を示しているが、このシ
ート束挟持手段退避時において、シート束51の中心位
置から固定側の第1シート束押え部材32aまでの距離
をl、可動側の第2シート束押え部材24までの距離を
mとすると、l及びmはシート束先端部の外乱要因(転
写や定着など)によりカールや反り、撓みを考慮してシ
ート束51がセンターヒータ2へ搬入される際に干渉し
ない位置に構成されている(必ずしもl=mではな
い)。すなわち、シート束51の幅よりもシート束挟持
手段20,30の開口量(図中l+m)を広くしてい
る。
【0045】一方、図3は、第1及び第2シート束挟持
手段20,30の幅方向の簡略図である。同図におい
て、34a,34bはシート束押え駆動部13のモータ
であり、各々が第1及び第2シート束挟持手段20,3
0を駆動するようになっている。そして、このモータ3
4a,34bは、直結されたモータギア35a,35b
と、このモータギア35a,35bに噛合する駆動ギア
36a,36bと、この駆動ギア36a,36bと同軸
に取り付けられたピニオン37a,37bと、これら駆
動ギア36a,36bとピニオン37a,37bに噛合
するラック38a,38bとから構成されている。
手段20,30の幅方向の簡略図である。同図におい
て、34a,34bはシート束押え駆動部13のモータ
であり、各々が第1及び第2シート束挟持手段20,3
0を駆動するようになっている。そして、このモータ3
4a,34bは、直結されたモータギア35a,35b
と、このモータギア35a,35bに噛合する駆動ギア
36a,36bと、この駆動ギア36a,36bと同軸
に取り付けられたピニオン37a,37bと、これら駆
動ギア36a,36bとピニオン37a,37bに噛合
するラック38a,38bとから構成されている。
【0046】そして、第1及び第2シート束挟持手段2
0,30は、各々のモータ34a,34bにより連動
し、スライド板22,32に形成されたガイド部22
a,32aに沿ってスライド軸23,33がスライドす
ることにより、シート束51の側面51a,51bと略
直交する方向に移動するようになっている。又、このシ
ート束挟持手段20,30は、グリッパ52に挟持され
たシート束51の中心位置と、第1シート束押え部材3
2aとシート束押え部材34との間の中心位置が同一に
なるように初期調整されている。
0,30は、各々のモータ34a,34bにより連動
し、スライド板22,32に形成されたガイド部22
a,32aに沿ってスライド軸23,33がスライドす
ることにより、シート束51の側面51a,51bと略
直交する方向に移動するようになっている。又、このシ
ート束挟持手段20,30は、グリッパ52に挟持され
たシート束51の中心位置と、第1シート束押え部材3
2aとシート束押え部材34との間の中心位置が同一に
なるように初期調整されている。
【0047】次に、このように構成された製本装置の製
本動作について説明する。
本動作について説明する。
【0048】まず、シート束51が、センターヒータ部
2へ搬送される前の状態において、第1及び第2シート
束挟持手段20,30は、図1に示すような退避位置に
ある。次に、図4に示すようにシート束51がセンター
ヒータ2へ搬入されると、図2に示す制御装置100
は、シート束51の下束押え駆動部としてのモータ34
bを作動させ、これにより第1シート束押え部材32a
を備えたスライド板32がシート束51の方向(図中上
方)へ移動を開始する。
2へ搬送される前の状態において、第1及び第2シート
束挟持手段20,30は、図1に示すような退避位置に
ある。次に、図4に示すようにシート束51がセンター
ヒータ2へ搬入されると、図2に示す制御装置100
は、シート束51の下束押え駆動部としてのモータ34
bを作動させ、これにより第1シート束押え部材32a
を備えたスライド板32がシート束51の方向(図中上
方)へ移動を開始する。
【0049】そして、下グリッパ52bに設けられたセ
ンサフラグ53を第1センサ39が検知すると、第1セ
ンサ39からの検知信号に基づき制御装置100はモー
タ34bを停止し、これによりスライド板32がシート
束の先端部51c側の反りや撓みを矯正する位置で停止
する。
ンサフラグ53を第1センサ39が検知すると、第1セ
ンサ39からの検知信号に基づき制御装置100はモー
タ34bを停止し、これによりスライド板32がシート
束の先端部51c側の反りや撓みを矯正する位置で停止
する。
【0050】次に、制御装置100は上束押え駆動部と
してのモータ34aを作動させ、こえにより可動側の第
2シート束押え部材24を備えたスライド板22がシー
ト束51の方向(図中下方)へ移動を開始する。そし
て、図5に示すように第2シート束押え部材24がシー
ト束51の先端部51bに当接する。
してのモータ34aを作動させ、こえにより可動側の第
2シート束押え部材24を備えたスライド板22がシー
ト束51の方向(図中下方)へ移動を開始する。そし
て、図5に示すように第2シート束押え部材24がシー
ト束51の先端部51bに当接する。
【0051】しかし、同図に示す状態において、第2セ
ンサ29はセンサフラグ27を検知する位置まで到達し
ておらず、このため制御装置100はモータ34aを駆
動し、これによりスライド板22はさらに移動する。そ
して、図6に示すように第2センサ29がセンサフラグ
27を検知する位置まで移動すると、第2センサ29か
らの検知信号に基づいて制御装置100は、シート束5
1の厚さに応じた距離だけスライド板22をさらに移動
させた後、モータ34aを停止してスライド板22を停
止する。
ンサ29はセンサフラグ27を検知する位置まで到達し
ておらず、このため制御装置100はモータ34aを駆
動し、これによりスライド板22はさらに移動する。そ
して、図6に示すように第2センサ29がセンサフラグ
27を検知する位置まで移動すると、第2センサ29か
らの検知信号に基づいて制御装置100は、シート束5
1の厚さに応じた距離だけスライド板22をさらに移動
させた後、モータ34aを停止してスライド板22を停
止する。
【0052】ところで、このようにスライド板22が移
動ことにより、第2シート束押え部材24はスプリング
26を弾性変位させながらシート束51の厚さに応じた
押圧力を与える状態となり、これによりシート束の先端
部51b側の反りや撓みが矯正される。そして、シート
束51は、この状態に保持され、センターヒータ2によ
る背面51aの接着が行なわれる。
動ことにより、第2シート束押え部材24はスプリング
26を弾性変位させながらシート束51の厚さに応じた
押圧力を与える状態となり、これによりシート束の先端
部51b側の反りや撓みが矯正される。そして、シート
束51は、この状態に保持され、センターヒータ2によ
る背面51aの接着が行なわれる。
【0053】次に、図8に示すように、サイドヒータ
3,4がシート束51の側面に沿って移動し、これに伴
いテープガイド11,12が開く方向に回動し、さらに
このテープガイド11,12と共にシート束挟持手段2
0,30も回動する。なお、この際、第2シート束押え
部材24及び第1シート束押え部材32aとシートとの
間に滑りを生じ、シート束51が摩擦により束ずれしな
いよう、シート束挟持手段20,30が回動する前に、
図7に示すように第2シート束押え部材24及び第1シ
ート束押え部材32aをシート束51から一旦所定量離
間させるようにする。
3,4がシート束51の側面に沿って移動し、これに伴
いテープガイド11,12が開く方向に回動し、さらに
このテープガイド11,12と共にシート束挟持手段2
0,30も回動する。なお、この際、第2シート束押え
部材24及び第1シート束押え部材32aとシートとの
間に滑りを生じ、シート束51が摩擦により束ずれしな
いよう、シート束挟持手段20,30が回動する前に、
図7に示すように第2シート束押え部材24及び第1シ
ート束押え部材32aをシート束51から一旦所定量離
間させるようにする。
【0054】次に、この後、図9に示すようにサイドヒ
ータ3,4はシート束51の側面51b,51c側の接
着を行う。その接着終了後、図10に示すように、サイ
ドヒータ3,4はシート束51から離間する。そして、
グリッパの退避動作終了後に、シート束挟持手段20,
30が、図1の初期位置に復帰し、次のシート束の製本
動作に移行する。
ータ3,4はシート束51の側面51b,51c側の接
着を行う。その接着終了後、図10に示すように、サイ
ドヒータ3,4はシート束51から離間する。そして、
グリッパの退避動作終了後に、シート束挟持手段20,
30が、図1の初期位置に復帰し、次のシート束の製本
動作に移行する。
【0055】このように、センターヒータ2によるシー
ト束51の背面51aの接着時に、シート束先端部51
b,51cをシート束挟持手段20,30により挟持す
ることにより、シート束51の反りや撓みを矯正できる
と共にテープ10に対するシート束51の位置決めを正
確に行うことができる。これにより、接着後のシート束
51の反りや、テープ10の皺の発生が防げると共に、
製本品位の格段の向上が可能となる。
ト束51の背面51aの接着時に、シート束先端部51
b,51cをシート束挟持手段20,30により挟持す
ることにより、シート束51の反りや撓みを矯正できる
と共にテープ10に対するシート束51の位置決めを正
確に行うことができる。これにより、接着後のシート束
51の反りや、テープ10の皺の発生が防げると共に、
製本品位の格段の向上が可能となる。
【0056】また、シート束51の厚さに応じた距離
(時間)だけ移動してスプリング26の変位量を調整す
ることによって、シート束51にかかる押圧力を調整す
ることにより、シート1枚当たりに加わる荷重を常に一
定とすることができ、シート束51の反りや撓み等の矯
正の過不足や接着強度のばらつきを抑えることができ
る。
(時間)だけ移動してスプリング26の変位量を調整す
ることによって、シート束51にかかる押圧力を調整す
ることにより、シート1枚当たりに加わる荷重を常に一
定とすることができ、シート束51の反りや撓み等の矯
正の過不足や接着強度のばらつきを抑えることができ
る。
【0057】なお、この押圧力は、シート束51の厚さ
だけでなく、シートサイズ等によっても調整できるので
数枚〜数百枚と様々なシート束51をシート束挟持手段
20,30で挟持する場合でも、シート1枚当たりに加
わる荷重を常に一定とすることができ、シート束51の
反りや撓み等の矯正の過不足や接着強度のばらつきを抑
えることができる。
だけでなく、シートサイズ等によっても調整できるので
数枚〜数百枚と様々なシート束51をシート束挟持手段
20,30で挟持する場合でも、シート1枚当たりに加
わる荷重を常に一定とすることができ、シート束51の
反りや撓み等の矯正の過不足や接着強度のばらつきを抑
えることができる。
【0058】次に、位置検知手段としてマイクロスイッ
チを用いるようにした本発明の第2の実施の形態につい
て説明する。
チを用いるようにした本発明の第2の実施の形態につい
て説明する。
【0059】図11は、本実施の形態に係る製本装置に
おいて、センターヒータ部へシート束51が搬入された
状態を示す略正面図である。なお、同図において、図1
と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
おいて、センターヒータ部へシート束51が搬入された
状態を示す略正面図である。なお、同図において、図1
と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0060】同図において、40,45は各々スライド
板22,32に取り付けられた位置検知手段としてのマ
イクロスイッチ40,45である。また、54は下グリ
ッパ52bに固定され、マイクロスイッチ40と共働す
るセンシング板54である。そして、第2シート束挟持
手段30に設けられたマイクロスイッチ40の検出位置
は、グリッパ52bのシート束保持面とスライド板32
の第1シート束押え部材32aのシート押え面とが同一
高さとなるように調整されている。なお、センシング板
54の代わりに下グリッパ52bのシート束51の挟持
面と略平行な面を使用してもよい。
板22,32に取り付けられた位置検知手段としてのマ
イクロスイッチ40,45である。また、54は下グリ
ッパ52bに固定され、マイクロスイッチ40と共働す
るセンシング板54である。そして、第2シート束挟持
手段30に設けられたマイクロスイッチ40の検出位置
は、グリッパ52bのシート束保持面とスライド板32
の第1シート束押え部材32aのシート押え面とが同一
高さとなるように調整されている。なお、センシング板
54の代わりに下グリッパ52bのシート束51の挟持
面と略平行な面を使用してもよい。
【0061】46はガイドシャフト25の他端に設けら
れ、マイクロスイッチ45と共働するセンシング板であ
る。ここで、第1シート束挟持手段20に設けられたマ
イクロスイッチ45の検出位置は、グリッパ52aのシ
ート束保持面と第2シート束押え部材24のシート束保
持面とが同一高さとなった後、スプリング26によりシ
ート束51に所定圧かけた状態になるように調整されて
いる。
れ、マイクロスイッチ45と共働するセンシング板であ
る。ここで、第1シート束挟持手段20に設けられたマ
イクロスイッチ45の検出位置は、グリッパ52aのシ
ート束保持面と第2シート束押え部材24のシート束保
持面とが同一高さとなった後、スプリング26によりシ
ート束51に所定圧かけた状態になるように調整されて
いる。
【0062】そして、このように構成することにより、
本実施の形態においては、直接グリッパ52bの下部を
マイクロスイッチ40が検知することも可能なため、固
定側のシート束挟持手段30がシート束51の下面の正
確な位置に停止でき、シート束51の反りや撓み等を矯
正することができる。
本実施の形態においては、直接グリッパ52bの下部を
マイクロスイッチ40が検知することも可能なため、固
定側のシート束挟持手段30がシート束51の下面の正
確な位置に停止でき、シート束51の反りや撓み等を矯
正することができる。
【0063】次に、位置検知手段をセンサアームとセン
サとにより構成するようにした本発明の第3の実施の形
態について説明する。
サとにより構成するようにした本発明の第3の実施の形
態について説明する。
【0064】図12は、本発明の製本装置の第3の実施
の形態におけるセンターヒータ部へシート束51が搬入
された状態の略正面図、図13はそのA矢視図である。
の形態におけるセンターヒータ部へシート束51が搬入
された状態の略正面図、図13はそのA矢視図である。
【0065】図12、13において、47、48は第1
シート束挟持手段20のスライド板22に設けられた位
置検知手段を構成する回動自在な検知アームであるセン
サアームと光学センサであり、42、43は第2シート
束挟持手段30のスライド板32に設けられた位置検知
手段を構成する回動自在なセンサアームと光学センサで
ある。
シート束挟持手段20のスライド板22に設けられた位
置検知手段を構成する回動自在な検知アームであるセン
サアームと光学センサであり、42、43は第2シート
束挟持手段30のスライド板32に設けられた位置検知
手段を構成する回動自在なセンサアームと光学センサで
ある。
【0066】さらに、54はグリッパ52bに固定さ
れ、センサアーム42と共働するセンシング板である。
そして、センシング板54は、シート束挟持手段30に
設けられたセンサアーム42が回動することにより検知
する光学センサ43の検出位置が、グリッパ52bのシ
ート束保持面とスライド板32の第1シート束押え部材
32aのシート押え面とが同一高さになるように調整さ
れている。
れ、センサアーム42と共働するセンシング板である。
そして、センシング板54は、シート束挟持手段30に
設けられたセンサアーム42が回動することにより検知
する光学センサ43の検出位置が、グリッパ52bのシ
ート束保持面とスライド板32の第1シート束押え部材
32aのシート押え面とが同一高さになるように調整さ
れている。
【0067】又、シート束挟持手段20に設けられたセ
ンサアーム47は、図12に示すようにガイドシャフト
25の他端に設けたセンシング板46と共働する。すな
わち、センサアーム47が回動することにより検知する
光学センサ48の検出位置が、グリッパ52aのシート
束保持面と第2シート束押え部材24のシート束保持面
とが同一高さとなった後、スプリング26によりシート
束51に所定圧かけた状態になるように調整されてい
る。
ンサアーム47は、図12に示すようにガイドシャフト
25の他端に設けたセンシング板46と共働する。すな
わち、センサアーム47が回動することにより検知する
光学センサ48の検出位置が、グリッパ52aのシート
束保持面と第2シート束押え部材24のシート束保持面
とが同一高さとなった後、スプリング26によりシート
束51に所定圧かけた状態になるように調整されてい
る。
【0068】そして、このように構成することにより、
本実施の形態は第1及び第2の実施の形態と同様で、セ
ンターヒータ2によるシート束51の背面51aの接着
時に、グリッパ52とセンターヒータ2との間のシート
束先端部をシート束挟持手段20,30により挟持する
際、固定側のシート束挟持手段30は、位置検出手段と
してのセンサアーム42(光学センサ43)がシート束
51の下側面51cを検知するのではなく、グリッパ5
2b部を検知するので、シート束51の束の厚さや撓み
や反りなどに影響されずにいつも一定の位置まで駆動さ
れる。
本実施の形態は第1及び第2の実施の形態と同様で、セ
ンターヒータ2によるシート束51の背面51aの接着
時に、グリッパ52とセンターヒータ2との間のシート
束先端部をシート束挟持手段20,30により挟持する
際、固定側のシート束挟持手段30は、位置検出手段と
してのセンサアーム42(光学センサ43)がシート束
51の下側面51cを検知するのではなく、グリッパ5
2b部を検知するので、シート束51の束の厚さや撓み
や反りなどに影響されずにいつも一定の位置まで駆動さ
れる。
【0069】すなわち、グリッパ52bのシート束挟持
面とスライド板32のシート束挟持部32aの挟持面が
いつも同一高さにある。又、可動側のシート束挟持手段
20は、弾性部材としてのスプリング26で付勢され、
シート束51の上側面51bに当接する第2シート束押
え部材24がシート束挟持手段20に取り付けられてい
るため、シート束51に所定押圧力を作用させることが
でき、簡単な構成でもって確実なシート束51の挟持が
可能となる。
面とスライド板32のシート束挟持部32aの挟持面が
いつも同一高さにある。又、可動側のシート束挟持手段
20は、弾性部材としてのスプリング26で付勢され、
シート束51の上側面51bに当接する第2シート束押
え部材24がシート束挟持手段20に取り付けられてい
るため、シート束51に所定押圧力を作用させることが
でき、簡単な構成でもって確実なシート束51の挟持が
可能となる。
【0070】更に、本実施の形態は、直接下グリッパ5
2bを検知することもできるばかりでなく、例えばシー
ト束51の束厚さやシートサイズ等に応じて、グリッパ
52がシート束51を挟持する位置(シート束搬送方
向)が多少変化しても検知することが可能である。
2bを検知することもできるばかりでなく、例えばシー
ト束51の束厚さやシートサイズ等に応じて、グリッパ
52がシート束51を挟持する位置(シート束搬送方
向)が多少変化しても検知することが可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ート束の先端部を挟持する一対のシート束挟持手段の一
方のシート束挟持面とグリッパのシート束挟持面とを同
一高さにすることができるので、シート束の撓みや反り
などに影響されずいつもシート束を同一高さとすること
ができる。また、他方のシート束挟持手段に弾性部材で
付勢されてシート束の側面に当接するシート束押え部材
を取り付け、このシート束押え部材をシート束に変位可
能に弾性的に接触させることにより、シート束の挟持力
のコントロールが容易になると共に、確実なシート束の
挟持が可能となる。
ート束の先端部を挟持する一対のシート束挟持手段の一
方のシート束挟持面とグリッパのシート束挟持面とを同
一高さにすることができるので、シート束の撓みや反り
などに影響されずいつもシート束を同一高さとすること
ができる。また、他方のシート束挟持手段に弾性部材で
付勢されてシート束の側面に当接するシート束押え部材
を取り付け、このシート束押え部材をシート束に変位可
能に弾性的に接触させることにより、シート束の挟持力
のコントロールが容易になると共に、確実なシート束の
挟持が可能となる。
【0072】これにより、シート束背面接着時における
シート束の反りや撓みなどの姿勢を効果的に矯正でき、
シート束をバインド用テープに正確に位置決めすること
ができる。さらに、シート束をバインド用テープに正確
に位置決めすることにより、接着後のシート束の反り
や、テープの皺の発生等の製本不良を防止でき、製本装
置に対する信頼性や製本品位の向上が可能となる。
シート束の反りや撓みなどの姿勢を効果的に矯正でき、
シート束をバインド用テープに正確に位置決めすること
ができる。さらに、シート束をバインド用テープに正確
に位置決めすることにより、接着後のシート束の反り
や、テープの皺の発生等の製本不良を防止でき、製本装
置に対する信頼性や製本品位の向上が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る製本装置の全
体構成を示す図。
体構成を示す図。
【図2】上記製本装置の制御装置のブロック図。
【図3】上記製本装置の第1及び第2シート束挟持手段
の幅方向の簡略図。
の幅方向の簡略図。
【図4】上記製本装置においてシート束がセンターヒー
タへ搬入されたときの様子を示す図。
タへ搬入されたときの様子を示す図。
【図5】上記製本装置においてシート束押え部材がシー
ト束の先端部に当接した様子を示す図。
ト束の先端部に当接した様子を示す図。
【図6】上記製本装置においてシート束押え部材が停止
した様子を示す図。
した様子を示す図。
【図7】上記製本装置においてシート束押え部材及びシ
ート束押え部がシート束から一旦所定量離間した様子を
示す図。
ート束押え部がシート束から一旦所定量離間した様子を
示す図。
【図8】上記製本装置においてサイドヒータがシート束
の側面に沿って移動し、これに伴いテープガイド及びシ
ート束挟持手段が回動する様子を示す図。
の側面に沿って移動し、これに伴いテープガイド及びシ
ート束挟持手段が回動する様子を示す図。
【図9】上記製本装置においてサイドヒータがシート束
の側面側の接着を行う様子を示す図。
の側面側の接着を行う様子を示す図。
【図10】上記製本装置において、接着終了後、サイド
ヒータがシート束から離間する様子を示す図。
ヒータがシート束から離間する様子を示す図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る製本装置の
センターヒータ部へシート束が搬入された状態を示す略
正面図。
センターヒータ部へシート束が搬入された状態を示す略
正面図。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る製本装置の
センターヒータ部へシート束が搬入された状態を示す略
正面図。
センターヒータ部へシート束が搬入された状態を示す略
正面図。
【図13】図12のA方向矢視図。
【図14】従来の製本装置の一例に係る製本装置におい
て、複写機又は印刷機より排出されたシート束がシート
束搬送用グリッパにて保持されている様子を示す図。
て、複写機又は印刷機より排出されたシート束がシート
束搬送用グリッパにて保持されている様子を示す図。
【図15】上記製本装置においてセンターヒータへ搬送
されたシート束がテープと当接している様子を示す図。
されたシート束がテープと当接している様子を示す図。
【図16】上記製本装置においてシート束に沿ってサイ
ドヒータが移動したときの様子を示す図。
ドヒータが移動したときの様子を示す図。
【図17】上記サイドヒータがシート束を所定の圧力に
て挟持する様子を示す図。
て挟持する様子を示す図。
【図18】製本されたシート束がヒータユニットより離
間したときの様子を示す図。
間したときの様子を示す図。
【図19】従来の製本装置の他の一例に係る製本装置に
おいて、シート束がセンターヒータ部へ搬送される前の
状態を示す図。
おいて、シート束がセンターヒータ部へ搬送される前の
状態を示す図。
【図20】上記製本装置において、シート束挟持手段が
シート束の先端部を挟持した位置で停止したときの様子
を示す図。
シート束の先端部を挟持した位置で停止したときの様子
を示す図。
【図21】上記製本装置において、サイドヒータがシー
ト束に沿う方向へ移動する様子を示す図。
ト束に沿う方向へ移動する様子を示す図。
【図22】上記サイドヒータが接着終了後、シート束か
ら離間する様子を示す図。
ら離間する様子を示す図。
【図23】上記製本装置の主要部拡大図。
1 ヒータユニット 2 センターヒータ 3,4 サイドヒータ 10 バインドテープ 11,12 テープガイド 13 シート束押え駆動部 20 第1シート束挟持手段 24 第2シート束押え部材 26 スプリング 27 センサフラグ 29 第2センサ 30 第2シート束挟持手段 32a 第1シート束押え部材 35 第1センサ 40,45 マイクロスイッチ 42,47 センサアーム 43,48 光学センサ 51 シート束 51a 背面 51b,51c 側面 52 グリッパ 52a 上グリッパ 52b 下グリッパ 100 制御装置
Claims (6)
- 【請求項1】 シート束搬送手段で挟持されたシート束
の背面側に位置するバインドテープを加熱し、前記シー
ト束の背面を前記バインドテープで接着するセンターヒ
ータと、背面接着後シート束の両側面側に位置するバイ
ンドテープを加熱し、前記シート束の両側面を前記バイ
ンドテープで接着するサイドヒータと、第1及び第2シ
ート束挟持手段を有すると共に前記背面接着時には前記
センターヒータと前記シート束搬送手段との間に位置す
るシート束の先端部を前記第1及び第2シート束挟持手
段にて挟持する一方、前記側面接着時には前記シート束
から離間するシート束挟持部とを備えた製本装置であっ
て、 前記第1束挟持手段に設けられた第1シート束押え手段
と、 前記第1シート束押え手段を前記シート束側に付勢する
弾性部材と、 前記第1シート束押え手段が前記シート束を押圧する位
置に移動したことを検知する第1の位置検知手段と、 前記第2シート束挟持手段に設けられた第2シート束押
え手段と、 前記第2シート束押え手段が、該第2シート束押え手段
のシート押え面と前記シート束搬送手段のシート束保持
面とが一致する位置まで移動したことを検知する第2の
位置検知手段と、 前記第2の位置検知手段からの検知信号に基づき、前記
第1シート束挟持手段をシート束に向けて移動させると
共に、前記第1の位置検知手段からの検知信号に基づき
前記第1シート束押え手段が前記シート束の厚さに応じ
た押圧力にて前記シート束の側面を押圧するよう該第1
シート束挟持手段を前記シート束の厚さに応じた距離だ
け移動させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする製本装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記第2シート束押え
手段の移動距離に応じて前記第1シート束挟持部の移動
量を変えることを特徴とする請求項1記載の製本装置。 - 【請求項3】 前記第2の位置検知手段は、前記シート
束搬送手段本体を検知することを特徴とする請求項1記
載の製本装置。 - 【請求項4】 前記第1の位置検知手段及び第2の位置
検知手段の少なくとも一方が、光学センサであることを
特徴とする請求項1記載の製本装置。 - 【請求項5】 前記第1の位置検知手段及び前記第2の
位置検知手段の少なくとも一方が、マイクロ・スイッチ
であることを特徴とする請求項1記載の製本装置。 - 【請求項6】 前記第1の位置検知手段及び前記第2の
位置検知手段の少なくとも一方が、回動する検知アーム
と光学センサで構成されることを特徴とする請求項1記
載の製本装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8349988A JPH10181237A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 製本装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8349988A JPH10181237A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 製本装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10181237A true JPH10181237A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18407476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8349988A Pending JPH10181237A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 製本装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10181237A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007069599A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-03-22 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 製本装置 |
US7970339B2 (en) | 2006-08-22 | 2011-06-28 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Sheet feeding device and image forming apparatus |
KR102081224B1 (ko) * | 2018-11-21 | 2020-02-25 | 노희옥 | 제본천공기용 상부 히터블록 위치 확인장치 |
KR102490128B1 (ko) * | 2022-01-17 | 2023-01-17 | 노희옥 | 제본천공기용 이동식 테이블 장치 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP8349988A patent/JPH10181237A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007069599A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-03-22 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 製本装置 |
US7970339B2 (en) | 2006-08-22 | 2011-06-28 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Sheet feeding device and image forming apparatus |
KR102081224B1 (ko) * | 2018-11-21 | 2020-02-25 | 노희옥 | 제본천공기용 상부 히터블록 위치 확인장치 |
KR102490128B1 (ko) * | 2022-01-17 | 2023-01-17 | 노희옥 | 제본천공기용 이동식 테이블 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |