JP5485609B2 - 記録カード処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチック、厚紙などの記録カードに画像を形成したフィルム材、或いはコーティングフィルムを添着する記録カード処理装置に係わり、加熱処理で変形したカードのカールを矯正する機構及び方法の改良に関する。
一般に、この種の記録カード処理装置は、所定サイズのカードをホッパーから供給し、このカードの表裏面に情報を印刷する印刷装置、或いは印刷処理されたカードにフィルム材を添着してコーティングするコーティング装置として広く知られている。
例えば特許文献1には、プラスチックカードを処理位置(転写部)に移送し、このカード表面に画像を印刷したフィルム材を加熱溶着して画像形成する装置が開示されている。この文献には、ロール状のフィルム基材を画像形成部に給送し、この画像形成部でフィルム表面にインクリボンとサーマルヘッドで転写画像を形成し、このフィルム材を転写部でホッパーから送られたカード表面に転写する装置が開示されている。
このようなカード搬送機構を備えた装置では、プラスチック、厚紙などの容易に変形しないカードを処理位置に給送するカード搬送経路は直線状に形成する必要がある。このため同文献の装置はホッパーから転写部に至る経路に回転ユニットを設けてカードの搬送方向を偏向している。この回転ユニットにはカードをニップするロール対が設けられ、このロール対にカードを保持した状態でユニットを回転させるように構成している。この回転ユニットによってカードを所定方向に偏向することも、或いはカードを表裏反転することも可能となる。
一方、カードにフィルム材を溶着してオーバコートする装置、表面に画像形成したフィルム材をカード上に溶着してオーバコートと同時に画像形成する装置、或いはフィルム基材上に形成した印刷層をカードに転写する装置においては、カードにフィルム材を加熱溶着するのが一般的である。前掲特許文献1の装置では転写部に一対の圧接ローラを設け、フィルム材側を加熱ローラで構成している。つまりカードとフィルム材をロール対で圧接し、フィルム側のローラを加熱して溶着する機構を採用している。
このようにカードにフィルム材を添着する際に、その一面を加熱すると熱によってカードが湾曲変形する。このカールを矯正するカール矯正機構としては、例えば媒体がシートのときにはカール方向と反対方向に湾曲した経路を通過させることによって矯正する機構、或いはカードのときにはプレス板で押圧して矯正する機構が知られている。
例えば特許文献2には搬送途中のカードの一端をプレス部材でカール方向と反対方向に湾曲させるカール矯正機構が提案されている。
特許第3737037号公報 特開平8−137309号公報
上述のように、プラスチック、厚紙などのカード媒体の表面に印刷層を形成し、或いはコーティング層を形成する際に、フィルム材を加熱溶着することが知られている。このときカードのフィルム添着面に熱を加えるため、カードがカールすることがある。このため、従来はフィルム材を添着する際にカードが歪曲しないように低温で時間をかけて緩慢に加熱するか、或いは冷却ファンなどで冷却している。
一方、カードに発生したカールは、カード搬出経路をカール方向と反対方向に湾曲させてカール矯正する機構(前掲特許文献2)、加熱後のカードに冷却風を噴射して強制冷却することによって矯正する機構などが知られている。
ところが、従来知られているカール矯正機構を、記録カードなどの比較的厚く、容易に湾曲しない媒体に採用すると、この機構部で搬送するカードがジャムすることが頻発する。また、この搬送ジャムを軽減するためカール矯正機構を、カードを徐々に変形するように矯正パスを長く構成すると、装置の大型化をもたらす。
そこで本発明者は、フィルム材を加熱添着する際に、カードに発生したカールを、カードの搬送方向を変換する方向変換ユニットの旋回運動で矯正するとの着想に至った。これによってカールしたカードは、その姿勢を偏向するユニットでカール矯正することが可能となり、カール矯正のための特別な機構を装置内に配置する必要が無く、同時にその構造も簡単でコンパクトに構成することが可能となる。
本発明は、表面にフィルム材を加熱添着する際にカードに発生するカールを、簡単な構造で確実に矯正することが可能な記録カード処理装置の提供をその主な課題としている。
更に、本発明はカードの搬送経路に配置したカール矯正機構でカードの搬送不良を惹き起こすことのないカード処理装置の提供をその課題としている。
上記課題を達成するため本発明は、記録カードを供給口から処理位置を経て搬出口に移送するカード搬送経路に処理位置で加熱した記録カードを方向変換する方向変換手段を設ける。そしてこの方向変換手段を装置フレームに回動可能に軸承された旋回フレームと、このフレームにカード進入パスを配置する。
そして旋回フレームに第1のカード係合部材と、このフレームに隣設する旋回フレームの回動軌跡の外側に第2のカード係合部材を配置し、この第1と第2のカード係合部材を旋回フレームが所定角度回転したとき記録カードに曲げモーメントを作用させてカール矯正することを特徴としている。
このため第1のカード係合部材は旋回フレームの回転支軸と距離を隔てて異なる位置でカードと係合するようにローラ、ガイドなどで構成し、第1第2のカード係合部材は一方が記録カードの先端部と、他方が後端部と係合する間隔に配置する。
このように加熱処理部でカードに生じたカールの矯正機構を、カードの一端をカード搬送経路に配置した第2のカード係合部材で、他端を旋回フレームに配置した第1のカード係合部材で保持した状態で旋回フレームを所定角度旋回動する。この旋回動作でカードをカール方向と反対方向に湾曲変形することによってカール矯正が可能であり、その為の構造は簡単で装置をコンパクトに構成することが可能となる。
更に、その構成を詳述すると、記録カードの表面にフィルム材を添着する装置であって、供給口(10)から記録カードを所定の処理位置(P)を経て搬出口に移送するカード搬送経路と(13)、処理位置にフィルム材を供給するフィルム材供給経路(14)と、処理位置に配置され、記録カードにフィルム材を添着する加熱手段(11)と、カード搬送経路に設けられ、加熱手段からの記録カードを方向変換する方向変換手段(30)と、カード搬送経路に設けられ、加熱手段からの記録カードのカールを矯正するカール矯正手段(20)を備える。
そして、方向変換手段は、装置フレームに回転支軸を中心に回動可能に軸承された旋回フレーム(32)と、旋回フレームに形成されたカード進入パスと、旋回フレームを所定角度方向に旋回動する旋回駆動手段(MT)とで構成する。
また、カール矯正手段は、記録カードを搬送方向長さより短い間隔で、旋回フレームのカード進入パスに配置された第1のカード係合部材(21)と、旋回フレームの回動軌跡の外側に配置された第2のカード係合部材(20)とで構成する。このとき、制御手段は、旋回フレームを第1の角度姿勢と第2の角度姿勢と第3の角度姿勢の間で旋回するように旋回駆動手段を制御する
そして、第1の角度姿勢は、カード搬送経路から記録カードを前記カード進入パスに案内する角度に、第2の角度姿勢は、旋回フレームを所定角度回転させて前記第1と第2のカード係合部材で記録カードを湾曲変形させる角度に、第3の角度姿勢は、カード進入パスに搬入された記録カードを、表裏反転させて前記カード搬送経路に搬出させるか、又は、所定角度回転させてカード搬送パスと方向変換手段を介して交差する第2のカード搬送パスに搬出させる角度に、設定する
本発明は、記録カードを供給口から処理位置を経て搬出口に移送するカード搬送経路に処理位置で加熱処理した記録カードと係合するカード係合部材と(第2のカード係合部材と、)カードの搬送方向を変換する旋回フレームと、これを旋回動する旋回駆動手段とを設け、記録カードの一端をこの旋回フレームに設けたカード係合部材(第1のカード係合部材)で、他端を上記第2のカード係合部材で保持した状態で旋回フレームを所定方向に旋回することによって記録カードを湾曲変形させるものであるから以下の効果を奏する。
カード搬送経路にローラ、ガイドなどのカード係合部材と旋回フレームとを隣設し、カードの一端をこのカード係合部材で、他端を旋回フレームのカード係合部材で、保持した状態で旋回フレームを所定角度方向に旋回動することによって、カードのカールを矯正することができる。このためカードのカールは旋回フレームの旋回角度の設定で確実に矯正することが可能となる。
従って装置設計時に使用するカードの材質、厚さなどのカード仕様、或いは加熱処理部の加熱温度などの設計条件でカールに生起されるカール量(反返り量)に応じて旋回フレームの旋回角度を設定すれば、確実なカール矯正が可能となる。
これと共に、その為の構造はカード搬送経路の搬送ローラと、カードの搬送方向を変換する旋回フレームと、これを旋回動する旋回駆動手段を備えれば良く、簡単な構造で小型コンパクトに構成することが出来る。
このように本発明は、カードの搬送方向を変換する旋回フレームの旋回動作によってカードにベンディング力を付与してカール矯正するものであるから、カード搬送経路にカール矯正の為の湾曲した変形パスを設ける必要がない。従ってカード搬送経路全体を直線形状に構成することが出来、カードの搬送ジャムを惹きおこすことがない。
更に、本発明は、第1第2のカード係合部材に記録カードを搬送する際の、カードの搬送停止位置を、カードの厚さ、材質、或いは加熱手段の加熱温度に応じて位置調整することにより、カードに付与する曲げモーメントの作用点を調整することが可能となる。従ってカードのカール程度に応じてカールを矯正することが出来る。
本発明に係わる記録カード処理装置を用いたカード作成装置の全体構成の説明図。 本発明に係わるカード処理装置の概念構成の説明図。 図2の装置における旋回ユニット(方向変換手段)の構成を示す斜視説明図。 図2の装置における旋回ユニットの動作状態説明図であり、(a)はカード搬入状態の説明図、(b)はカール矯正状態の説明図である。 図2の装置における旋回ユニット(方向変換手段)の平面構成と、駆動機構の説明図。 (a)は図2の装置における旋回ユニットの駆動機構の説明図であり、(b)はカードを旋回ユニットに搬送セットする位置制御の説明図。 図2と異なる旋回ユニットの実施形態を示す説明図であり、(a)はカード搬入状態を、(b)はカール矯正状態を、(c)はカール矯正状態の要部をそれぞれ示す。 図2の装置における旋回ユニット(方向変換手段)の動作状態説明図であり、厚いカードと薄いカードのカール矯正状態を示す。 図2の装置に於ける制御構成の説明図。
以下本発明を図示の好適な実施形態に基づいて詳述する。まず本発明の基本構成について図2に示す概念図に従って説明する。本発明は、図2に示すようにカード搬送経路13と、この経路に設定された処理位置Pにフィルム材Fを供給するフィルム供給経路14を備える。このカード搬送経路13は供給口10からカードCを、処理位置Pを介して搬出口12に移送するように略々直線形状の経路で構成する。またフィルム供給経路14には例えばロール状のフィルム材Fを装備する一対の巻取軸17a、17b、このフィルム材Fを処理位置Pに供給する経路を構成する。
そしてカード搬送経路13の供給口10にはカード(ブランクカード)Cを収容するホッパー9を、搬出口12には処理済みカードを収容するスタッカ15を配置する。またカード搬送経路13にはカードCを経路上流側から経路下流側に移送するカード搬送手段18を配置し、この搬送手段には搬送駆動手段(カード搬送モータ)Mdを連結する。このカード搬送手段18はローラ、ベルトなどの搬送回転体をカード搬送方向長さより短い間隔で配置する。
また上記フィルム供給経路14にはフィルム材Fを所定の経路方向に案内するガイドローラ19、ガイド部材23を配置し、その駆動手段(フィルム搬送モータ)Mfに連結する。このフィルム搬送モータMfには巻取軸17a、17bを連結し、モータの一方向回転でフィルム材Fをフィード方向に、反対方向回転でフィルム材Fをバックフィード方向に正逆搬送するようになっている。
上記カード搬送経路13とフィルム供給経路14との交点に処理位置Pが設定され、カード搬送経路13から送られたカードCの表面にフィルム供給経路14から送られたフィルム材Fを加熱溶着する。このため処理位置Pには加熱ローラ(加熱手段)11が設けられ、この加熱ローラ11にフィルム供給経路14から送られたフィルム材Fを巻装する。そして加熱ローラ11は耐熱性に富んだ樹脂ロールで構成され、その内部には加熱ヒータ(不図示)が内蔵されている。
従って処理位置PでカードCの表面にフィルム材Fが溶着され、コーティングすることとなる。図示の加熱ローラ11は加熱制御カム8でフィルム材Fを処理位置Pのカードに圧接する位置と、退避した非圧接位置との間で昇降するように構成されている。これはカードCに添着するフィルム材Fを非圧接状態で図示矢印X方向に所定量フィードし、このフィルム材Fを圧接状態で矢印Y方向バックフィードさせてカード上に溶着する為である。
このような構成において供給口10に準備されたカード(記録カード;以下同様)Cはカード搬送経路13から所定の処理位置Pに送られる。またフィルム材Fはフィルム供給経路14から処理位置Pに送られる。そこで加熱ローラ11を所定温度に昇温してフィルム材FをカードCの表面に加熱溶着する(上述のフィルム材のバックフィード時)。これによってカードCの表面はフィルム材Fでオーバコートされる。
そこでこのフィルム材Fを、ラミネートフィルム、ホログラムフィルム、転写フィルムなど処理目的に応じた材料構成にする。これによってカード表面をオーバコートするコーティング処理、画像形成フィルムでオーバコートする画像層コーティング処理、フィルム材上に画像形成したインク層をカード表面に転写する画像転写処理、などのカード処理が可能となる。
つまりコーティング処理は、ラミネート用フィルムを巻取軸17aに準備し、これから繰り出したフィルム材Fをカード表面に溶着する。このフィルム材Fは、オーバコートフィルム、ホログラムフィルムなど目的に応じた材料で構成する。また、画像転写処理は図1に図示する画像形成プラテン52をフィルム供給経路14に配置し、このプラテン52でフィルム材Fに画像を形成する。この画像形成は例えばサーマルヘッドとインクリボン(昇華型インクリボン、熱溶融型インクリボンなど)で画像形成する。そしてこのフィルム材Fに形成した画像インク層を処理位置Pでカード表面に転写する。
そこで本発明は、加熱手段(加熱ローラ)11で加熱されたカードCに生ずるカールを矯正するカール矯正機構を次のように構成する。上述のカード搬送経路13に、間隔を隔てて互いに隣接する位置に第1のカード係合部材21と、第2のカード係合部材20を配置する。そして第1のカード係部材21はカードを方向変換する方向変換手段30に配置し、第2のカード係合部材20は、カード搬送経路13に配置する。以下その各構成について説明する。
[方向変換手段の構成]
上記方向変換手段30は、容易に湾曲変形しないプラスチック、厚紙などで構成された記録カードCを所定角度方向に姿勢偏向する。例えばカードCを表裏反転するときには180度、互いに直交する経路にカードを転送するときには90度など所定角度方向に姿勢偏向する。
このため装置フレームに図3に示すように回転支軸31で回転自在に旋回フレーム32を設ける。この旋回フレーム32は、例えば図3に示すようにカードCの幅サイズより広幅の一対の側枠フレーム32a、32bを支持ステム32c(不図示)で一体化した枠組構造で構成する。そしてこの左右の側枠フレーム32a、32bには回転支軸31が一体に取付けられ、この回転支軸31を装置フレーム(不図示)に回転可能に軸承している。
上記左右の側枠フレーム32a、32b間には、カード進入パス28と、このパスを挟んでカードをニップ搬送する搬送回転体がローラ、ベルトなどで組み込まれている。図示のものは第1搬送ローラ対33と第2搬送ローラ対34で構成されている。この他、旋回ユニット32にはカード進入パス28に記録カードCを搬出入する最低1つの搬送回転体を備えれば種々の搬送機構が採用可能である。
図示の第1搬送ローラ対33と第2搬送ローラ対34は、互いに圧接する駆動ローラRdと従動ローラRfで構成され、駆動ローラRdは後述するフィードモータMRに連結してある。また上記旋回フレーム32の回転支軸31は、後述する旋回モータMTに連結され、この支軸を中心に所定角度旋回するように構成されている。
このように構成された方向変換手段(旋回ユニット)30には、カード進入パス28に搬入された記録カードCと係合する第1のカード係合部材21が配置される。このカード係合部材21は、後述するように旋回ユニット30の回転で記録カードCに曲げモーメントMoを作用させるようにカードと係合する手段で構成する。図4(a)(b)に示す実施形態(第1実施形態)では、前述の第2搬送ローラ対34と、アイドルローラ35で構成されている。つまり記録カードCには第2搬送ローラ対34とアイドルローラ35のカード係合部からカール矯正のための曲げモーメントMoが作用される。
一方、カード搬送経路13には、旋回ユニット30と距離を隔てて隣接する位置に第2のカード係合部材20が配置されている。図4に示す第1実施形態では、この第2のカード係合部材20はアイドルローラで構成されている。この第1第2のカード係合部材21、20はカードの搬送方向長さより短い間隔に配置され、カード先端を第1の係合部材21が、カード後端を第2の係合部材20が係合するように配置されている。
また上記第1のカード係合部材21(図示のものは第2搬送ローラ対34で兼用している)は、第2のカード係合部材20と協働して記録カードCに曲げモーメントMoを作用させる。このため第1のカード係合部材21は、旋回ユニット30の回転支軸31と距離を隔てて異なる位置に配置されている。
一方前述のアイドルローラ35のカード接触点は回転支軸31の中心と実質的に同一に配置されている。このため図4(b)に示すように旋回ユニット30を回転支軸31中心に所定角度回転すると記録カードCには曲げモーメントMoが作用することとなる。
上述の旋回ユニット30は、カード進入パス28がカード搬送経路13と合致する搬入姿勢(図2の状態)に初期設定される。そしてこの旋回ユニット30は処理位置Pの近傍で、この処理位置Pでフィルム材Fを添着する際のカード移送方向(図示矢印Y方向)の下流側に配置してある。
つまり前述したようにフィルム材Fは矢印X方向に繰り出した後、その反対方向(Y方向)にバックフィードする際に、同方向に移動するカードCに圧着して加熱溶融する。このカード移送方向(Y方向)の下流側に方向変換手段30が配置されている。
従って方向変換手段(旋回ユニット)30はカード搬送経路13から送られたカードCを直線的にカード進入パス28に搬入する角度姿勢(以下搬入角度姿勢という)と、この角度から所定角度偏向したカード進入パス28からカードCを搬出する角度姿勢(以下搬出角度姿勢という)との間で旋回動することとなる。
そしてこの所定角度は、カード搬送経路13から送られたカードCを表裏反転してこの経路に返送する装置構成のときには、旋回フレーム32を180度回転し、カード搬送経路13から送られたカードCを、この経路と交差する搬送経路に転送する装置構成のときには、旋回フレーム32を交差角度(例えば直交する経路構成では90度)回転する。
[カール矯正機構の異なる実施形態]
次に図7に示すカール矯正機構は、先の第1実施形態と異なる構成を示し、第1のカード係合部材21を前述の第2搬送ローラ対34のみで構成し、第2のカード係合部材20をペーパガイドで構成する場合を示す。
この実施形態においても旋回ユニット(方向変換手段)30に配置する第1のカード係合部材21は回転支軸31と距離を隔てて異なる位置に配置する。また、第1、第2のカード係合部材21,20はカードの搬送方向長さより短い間隔で配置されている。その他の構成は第1実施形態と同一であるので同一符号を付して説明を省略する。
このように記録カードCを互いに圧接した一対のローラで構成することによって、旋回ユニット30を所定角度回転すると、図7(b)のようにローラ対34は回転支軸31を中心に所定角度傾斜する。するとカードCには同図(c)に拡大して示すようにローラ対34からはギャップGaの偶力が作用する。このため他端をペーパガイド(第2のカード係合部材)20に運動規制されたカードCには回転モーメントMoが作用し、カール方向と逆方向に湾曲変形することとなる。
[駆動系の説明]
上述の旋回フレーム32を、回転支軸31を中心に旋回動させる旋回駆動手段(旋回モータ)MTと、ニップ手段33を構成する第1搬送ローラ対33と第2搬送ローラ対34を駆動するフィードモータMRの駆動機構について説明する。
図5及び図6に示すように回転支軸31は左右側枠フレーム32a、32bに一体に植設され装置フレームに軸受け支持されている。この回転支軸31に受動歯車31Gが軸承されている。この受動歯車31Gには、旋回モータMTが歯車結合され、このモータMTは装置フレームに取り付けられている。従って旋回モータMTを正逆転すると旋回ユニット30は回転支軸31を中心に時計方向又は反時計方向に旋回動することとなる。
上記回転支軸31にはスリーブ状のカラー31cが遊嵌され、このカラーに中間歯車31hが装着されている。この中間歯車31hにはフィードモータMRが歯車連結され、このフィードモータMRは装置フレームに固定されている。そして中間歯車31hには伝動歯車31iが一体的に設けられ、この伝動歯車31iに前述の第1搬送ローラ対33の駆動ローラRdの回転軸に設けた受動歯車33Gが連結されている。
また伝動歯車31iには同様に第2搬送ローラ対34の駆動ローラRdの受動歯車33Gが連結されている。従って回転支軸31に遊嵌支持された中間歯車31hにフィードモータMRの回転が伝達され、その回転が中間歯車31hから第1搬送ローラ対33の回転軸と第2搬送ローラ対34の回転軸に伝達される。
このように回転支軸31を中心に旋回フレーム32には旋回モータMTの回転が伝達され、この回転支軸31を中心に旋回フレーム32は旋回動する。これと共に回転支軸31に遊嵌された中間歯車31hにフィードモータMRの回転が伝達され、この支持を中心に歯合された歯車結合で第1搬送ローラ対33の駆動ローラRdと第2搬送ローラ対34の駆動ローラRdに駆動伝達されるようになっている。
[方向変換手段の動作説明]
前述の旋回ユニット30は、回転支軸31を中心に回動可能に構成され、旋回モータ(旋回駆動手段)MTの回転量に応じて所定角度姿勢に偏向される。そしてこの旋回ユニット30は次の第1、第2、第3の角度姿勢に方向変換される。
第1の角度姿勢は、カード搬送経路13からの記録カードCをカード進入パス28に案内する図4(a)の姿勢、第2の角度姿勢は第1、第2のカード係合部材21、20に係止された記録カードCを湾曲変形させる図4(b)の姿勢、第3の角度姿勢はカード進入パス28に搬入された記録カードCを所定方向に姿勢偏向する図4(c)の姿勢に制御される。そしてこの第3の角度姿勢は、前述したように装置構成によって予め設定されている。
そして後述する制御CPU60は、例えばカード搬送経路13に配置されたカードセンサS1でカードの通過を検出する。このカードセンサS1でカード先端を検出すると、フィードモータMRを起動して第1第2搬送ローラ対33,34を駆動回転する。そしてこの制御CPU60はカード後端をカードセンサS1で検出した信号を基準にカード先端が第1のカード係合部材21に係合する所定位置(図4(a)の状態)に到達した見込み時間の後、フィードモータMRを停止する。
次に制御CPU60は旋回モータMTを所定回転させて、カードCを図4(b)の状態に湾曲変形させる。このときの旋回モータMTの回転方向と回転量は予めカードCに生ずるカール量から設定されている。
次いで制御CPU60は旋回モータ(旋回駆動手段)MTを先と逆方向に逆回転させてカードを図4(a)の状態に戻す。そしてフィードモータMRを再起動してカードを図4(c)の旋回ユニット30内に収容する。
その後旋回ユニット30を図4(c)矢印方向に所定回転させる。するとカードCは搬出姿勢に方向変換される。この旋回ユニット30の旋回角度を180度に設定するとカードCは表裏反転されカード搬送経路13に転送され、旋回角度を例えば90度に設定するとカードCはカード搬送経路13と直交する方向の経路に転送されることとなる。
更に本発明は、上述のカール矯正動作を次のように実行することを特徴としている。前述のカード搬送経路13に供給する記録カードの厚さ、材質によって第1第2の係合部材でカードを湾曲変形させるカール形状が異なる。つまり厚いカードはコシが強いため係合部から遠い位置で湾曲変形し、薄いカードはコシが弱いために係合部から遠い位置で湾曲変形する。そこで後述する制御手段60は第1、第2のカード係合部材21、20に搬送セットするカードCの搬送位置をカード厚さに応じて調整する。
このため、図6に示す実施形態では、同図(b)に示すようにこれにより、薄いカードのときには第1のカード係合部材21の近傍で変曲し、厚いカードのときには第1のカード係合部材21の遠くで変曲する。従って薄いカードであっても厚いカードであっても、いずれもカード中央部を中心に湾曲変形させることが出来る。同様に図8に示す実施形態の場合も、薄いカードのときには図示位置L1にカードを搬送セットし、厚いカードのときには図示位置L2にカードを搬送セットする。これによってカードが矯正される位置が異なり、カードのコシの強さに係わらず適正なカール矯正が可能となる。
尚この場合にカード厚さ、材質は後述するコントロールパネル63からオペレータが入力するように構成する。また、カード厚さの場合にはカード搬送経路13に厚さ検知センサを配置することも可能である。このカードの搬送方向位置は、例えば第1第2のカード係合部材21、20の一方を搬送方向に位置移動可能に構成しても同様の結果が得られる。
[図2の基本構成における動作制御]
前述の旋回モータMTとフィードモータMRを制御する制御手段60は、次のように構成する。まず、カード搬送経路13にカードセンサS1を設ける。このセンサS1は処理位置Pの下流側に配置し、図示のものは処理位置Pと方向変換手段30との間に配置されている。そこで制御手段60は、ホッパー9に配置されている分離給送手段でホッパー内のカードを1枚ずつ分離してカード搬送手段13に給送する。
このとき制御手段60は方向変換手段(旋回ユニット)30を所定のホームポジションにセットする。図示のものはカード搬送経路13とカード進入パス28が合致する角度姿勢(第1角度位置α1=0度)に初期設定する。そこで制御手段60はカード搬送経路13からのカードCを、方向変換手段30を通過させて処理位置Pに移送する。このとき制御手段60はニップ手段を構成する第1第2搬送ローラ対33,34をフィードモータMSで回転駆動させる。
カード搬送経路13からカードCが処理位置Pに到達する前に、制御手段60はフィルム供給経路14からフィルム材Fを処理位置Pに給送する。このとき加熱ローラ11は矢印X方向に移動するカードCと、同方向に移動するフィルム材Fを非圧接状態で処理位置Pを通過するまで移送する。そしてカード後端が処理位置Pを通過した後、カードCとフィルム材Fをバックフィードさせる。
このとき加熱ローラ11はカードCにフィルム材Fを圧接して加熱する。するとカード表面にフィルム材F画像加熱添着される。このようにカードCとフィルム材Fを給送方向にオーバランさせ処理位置Pをバックフィードする際に両者を添着するのは、カード領域よりフィルム材Fの添着領域を若干広くする必要があり、フィルム材Fのロスを少なくするためである。従ってフィルム材Fのロスが問題とならない装置仕様の時には、カードCとフィルム材Fを給送方向に移送する際に両者を加熱溶着させる制御構成であっても良い。
次に処理位置Pで加熱溶着されたカードCは時間と共にカールする。このときカードCは、下流側に位置する方向変換手段30に送られる。そこで制御手段60は、カードCの先端をカードセンサS1で検知し(センサによらず搬送駆動モータMdの起動信号であっても良い)、その信号を基準にフィードモータMRを回転駆動してカード進入パス13にカードを案内する。そしてカード先端を第2搬送ローラ対34に、カード後端を第2カード係合部材20に係合する前述の所定位置でフィードモータMRを停止する。
そこで制御手段60は、旋回モータMTを所定量回転させて旋回フレーム32を所定角度(例えば10度〜30度)回転する。するとカードCは前述したようにカール方向と反対方向に湾曲変形されてカール矯正される。次いで所定のカール矯正時間が経過した後、制御手段60は旋回モータMTを逆方向に逆回転させてカードを搬入姿勢に戻す。
そして方向変換手段30でカードを搬入姿勢(第1角度位置)α1から搬出姿勢(第2角度位置)α2に方向変換する。このカール矯正動作を制御手段60は次のいずれかのタイミングで実行する。
第1の方法(搬入姿勢でのディカール動作)は、カード先端がカード進入パス28に搬入されその先端が第1のカード係合部材21と係合し、その後端が第2のカード係合部材20に係合した状態で旋回ユニット(方向変換手段)30を所定回転させてカール矯正する。そしてこのカール矯正の後に旋回ユニット30を搬入姿勢から搬出姿勢に姿勢変更する。
第2の方法(搬出姿勢でのディカール動作)は、カードがカード進入パス28に搬入された状態で第1第2搬送ローラ対33、34間にカードCをニップ支持した後、制御手段60は、旋回モータMTを所定角度回転して記録カードCを搬入姿勢から搬出姿勢に方向変換する。そしてカードが搬出姿勢に偏向された状態で、制御手段60はフィードモータMRを所定量回転させ、カード先端が第2のカード係合部材20と係合し、その後端が第1のカード係合部材21に係合した状態に位置移動する。
そして旋回モータMTを所定量回転させてカードを湾曲変形させる。その後、所定のカール矯正時間の経過後に旋回モータMTを逆回転させてカードの湾曲変形を解除し、フィードモータMRを起動して記録カードをカード搬送経路13に転送する。
このように、第1の方法によるときには、処理位置Pで加熱されたカードCは、方向変換手段30に搬入される直前でカール方向と反対方向に湾曲変形されカール矯正されることとなり、そのディカール効果が大きい。また、第2の方法によるときには方向変換手段30に搬入されたカードCは所定方向に姿勢変換された後に、例えば表裏反転後の処理位置に転送されることとなり、後続する処理の直前でカール矯正されるから再処理位置でカールの影響を受けることが少ない。
なお、本発明にあってカール矯正の必要ないカード(例えば木片、厚紙などの特殊カード)のとき、加熱温度が低温処理のとき、などカール矯正の必要がない場合には、カール矯正のための動作を停止することは勿論である。また、カードの方向変換を行わずにカール矯正動作のみ行う場合は、上述した第1の方法でカール矯正した後にカードを搬出する。
[画像形成装置]
次に上述のカード処理機構を用いたカード作成装置について説明する。図1に示すように装置ハウジング50に画像形成ステージ51とフィルム転写ステージ57を設ける。そして画像形成ステージ51にはバックアッププラテン52を配置し、これに対向する位置にサーマルヘッド53を配置する。このプラテン52には前述したフィルム材Fが供給されるようにフィルム給送経路14を構成する。つまり巻取軸17aに巻回された供給ロールからフィルム材Fがプラテン52を経由して処理位置Pの加熱ローラ11に給送する。そしてこのフィルム材Fは巻取軸17bに巻き取られるように構成する。
一方、プラテン52に対向する位置にはサーマルヘッド53と、インクリボン54が、その供給ロール55aから巻取りロール55bに巻き取られるように配置されている。またサーマルヘッド53は図示しないヘッドコントロール回路に電気的に接続され、外部から送られる画像データに基づいて熱制御される。そしてインクリボン54は通常の熱溶融型インクフィルム、或いは昇華型インクフィルムで構成されサーマルベッド53でプラテン52上のフィルム材Fに画像形成する。
このためサーマルヘッド53はヘッド制御カム56でプラテン52に圧接離間するように構成され、離間した状態でインクリボン54を操出し給送し、圧接した状態で画像形成する。また、上記フィルム材Fは転写フィルムとして表面にインクリボン54で画像が形成され同時にカードCに添着可能な材料で構成される。転写ステージ57には、前述した加熱ローラ11が配置されている。
上記カード搬送経路13には、ホッパー9が供給口10に設けられ、このホッパー9にはカードを繰り出すピックアップローラ7が設けられている。このホッパー9にはカードを分離する分離ギャップ(不図示)が設けられている。そして搬送経路13にはカード搬送手段18(図示のものはローラ対)が配置されている。この搬送経路13には処理位置Pでカードにフィルム材Fを添着する際のカード搬送方向(図1矢印Y方向)の下流側に方向変換手段30が配置され、その構造は前述した通りである。
図1の装置は、特に方向変換手段30と連なる位置にカード搬送経路13と直交する方向に第2搬送経路58が設けられている。この第2搬送経路58はプラテン52にカードを方向変換手段30で案内し、サーマルヘッド53によってカード上にダイレクトに画像形成する為である。このダイレクト転写モードのときには、フィルム材Fをプラテン52から取り外した状態で、ホッパー9からのカードを方向変換手段30で直交する方向に姿勢偏向し、第2搬送経路58に案内する。
そしてこの第2搬送経路58からプラテン52にカードを給送してその表面にインクリボン54とサーマルヘッド53で画像形成する。この画像形成後のカードは、第2搬送経路58を逆送して方向変換手段30にバックさせ、カードを姿勢偏向してスタッカ15に収容する。
[制御手段の構成]
制御手段60は、図9に示すように例えば制御CPU60を設け、このCPUにカードセンサS1及びカード搬送経路13に配置されたセンサ(例えば入口センサ、排紙センサ、処理位置センサなど)を配置し、その検知信号を入力する。同様にフィルム供給経路14にフィルム有無センサ、巻取軸ポジションセンサなどを配置し、その検知信号を入力する。そして制御CPU60は、旋回モータMT、フィードモータMR、及びカード搬送モータMd、フィルム搬送モータMfのドライバ回路にコマンド信号を送信するように結線する。
そして制御CPU60は、ROM61に記憶した制御プログラムに従って所定の制御動作を実行する。このときRAM62には予め設定制御に要する制御データを記憶しておく。そこで制御CPU60は経路13に配置されているカードセンサS1の信号に基づいて、例えばカード先端をセンサS1が検出した信号でフィードモータMRを起動し、ニップ手段を構成する第1第2搬送ローラ対33、34を回転駆動する。
そしてカード後端をカードセンサS1が検出した信号を基準にカードCが第2搬送ローラ対34にニップされ、カード後端が第2のカード係合部材20に係合する所定の位置に到達する見込み時間の後、フィードモータMRを停止する。そして旋回モータMTを所定量回転させる。例えばステッピングモータで構成されている場合にはPMW制御、DCモータのときにはエンコーダパルス制御などで回転角度制御する。この旋回モータMTの制御は、前述した方法1又は2のいずれかの手順で実行するように構成する。
なお、本発明にあってカードの搬送経路13に配置する第2のカード係合部材20は、旋回ユニット30の上流側に配置する場合について説明したが、この第2のカード係合部材20は、旋回ユニット30の下流側に配置しても同様である。
この場合には第1搬送ローラ対33を第1の係合部材に兼用すると好適である。また、第2のカード係合部材20は、カード搬送経路13に配置する場合を説明したが、この係合す部材20は、旋回フレーム32の回動軌跡の外側で第1カード係合部材21との間隔がカード長さより短い位置に配置すれば良い。
10 供給口
11 加熱ローラ(加熱手段)
12 搬出口
13 カード搬送経路
14 フィルム供給経路
15 スタッカ
17a 巻取軸
17b 巻取軸
18 カード搬送手段
20 第2のカード係合部材
21 第1のカード係合部材
28 カード進入パス
30 方向変換手段(旋回ユニット)
31 回転支軸
32 旋回フレーム
32a 側枠フレーム
32b 側枠フレーム
33 第1搬送ローラ対
34 第2搬送ローラ対
35 アイドルローラ
33G 受動歯車
60 制御手段
P 処理位置
F フィルム材
C 記録カード
MT 旋回モータ(旋回駆動手段)
MR フィードモータ
S1 カード検出センサ
Mo モーメント

Claims (9)

  1. 記録カードの表面にフィルム材を添着する装置であって、
    供給口から記録カードを所定の処理位置を経て搬出口に移送するカード搬送経路部と、
    前記処理位置にフィルム材を供給するフィルム材供給経路と、
    前記処理位置に配置され、前記記録カードに前記フィルム材を添着する加熱手段と、
    前記カード搬送経路に設けられ、前記加熱手段からの記録カードを方向変換する方向変換手段と、
    前記カード搬送経路に設けられ、前記加熱手段からの記録カードのカールを矯正するカール矯正手段と、
    を備え、
    前記方向変換手段は、
    装置フレームに回転支軸を中心に回動可能に軸承された旋回フレームと、
    前記旋回フレームに形成されたカード進入パスと、
    前記旋回フレームを所定角度方向に旋回動する旋回駆動手段と、
    で構成され、
    前記カール矯正手段は、
    前記記録カードを搬送方向長さより短い間隔で、
    前記旋回フレームのカード進入パスに配置された第1のカード係合部材と、
    前記旋回フレームの回動軌跡の外側に配置された第2のカード係合部材と、
    構成され、
    御手段は、
    前記旋回フレームを第1の角度姿勢と第2の角度姿勢と第3の角度姿勢の間で旋回するように旋回駆動手段を制御し、
    前記第1の角度姿勢は、
    前記カード搬送経路から記録カードを前記カード進入パスに案内する角度に、
    前記第2の角度姿勢は、
    前記旋回フレームを所定角度回転させて前記第1と第2のカード係合部材で記録カードを湾曲変形させる角度に、
    前記第3の角度姿勢は、
    前記カード進入パスに搬入された記録カードを、表裏反転させて前記カード搬送経路に搬出させるか、又は、所定角度回転させて前記カード搬送パスと前記方向変換手段を介して交差する第2のカード搬送パスに搬出させる角度に、
    設定してあることを特徴とする記録カード処理装置。
  2. 前記第1のカード係合部材は、記録カードをニップ保持するローラ対で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録カード処理装置。
  3. 前記第1のカード係合部材は、記録カードの搬送方向に対して距離を隔てて記録カードと係合する複数の係合部を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録カード処理装置。
  4. 前記第1のカード係合部材は、記録カードの一端部と、略々中央部との2個所で記録カードと係合し、前記第2のカード係合部材は記録カードの他端部と係合するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の記録カード処理装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記旋回フレームを回転させて記録カードを湾曲変形する際に、この記録カードの搬送停止位置を前後調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録カード処理装置。
  6. 前記制御手段は、記録カードの厚さ、材質、前記加熱手段による加熱温度に応じて前記記録カードの搬送停止位置を設定するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の記録カード処理装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記第1の角度姿勢で記録カードを前記第1及び第2のカード係合部材と係合する位置に移送した後、
    前記第2の角度姿勢に変位して記録カードのカールを矯正し、
    次いで前記第1の角度姿勢に偏向した後に前記第3の角度姿勢で記録カードの姿勢を方向変換するように前記旋回駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録カード処理装置。
  8. 前記方向変換手段と前記第2のカード係合部材とは、前記加熱手段で記録カードにフィルム材を添着する際のカード移送方向の下流側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の記録カード処理装置。
  9. 前記フィルム材供給経路には、フィルム基材の供給部と、
    このフィルム基材に画像形成する画像形成部と、
    が設けられ、
    この画像形成部は、
    熱転写インクリボンと、
    前記フィルム基材上に画像形成するサーマルヘッドと、
    で、構成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録カード処理装置。
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