JP5652858B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明はカードなどの記録媒体に転写フィルム上の画像を転写する記録装置に係わり、画像形成部で画像転写した転写フィルムを記録媒体から剥離する転写フィルム転送機構の改良に関する。
一般にこの種の装置は、プラスチックカードなどの媒体上に顔写真、文字情報などの画像を形成する装置として広く知られている。この場合、記録媒体に直接画像を形成する装置構成と、転写フィルムに画像を形成し、この画像を記録媒体に転写する装置構成が知られている。
後者の転写フィルムに形成した画像をプラテン部で記録媒体に転写する装置構成の場合、記録媒体の後端部で記録媒体から転写フィルムを剥離する必要がある。
例えば特許文献1にはプラテンと対向する位置に転写ローラ(ヒートローラ)と、フィルムガイド部材をユニット化して配置し、このガイド部材をプラテンの上流側と下流側に一対配置して転写フィルムを支持している。そしてプラテンに送られたカードに対して転写フィルムを装着したユニットを転写ローラと共にカード表面に圧接して画像転写し、転写終了後にカードから転写フィルムとユニットを離間する装置が開示されている。
この文献1の装置は、カード先端がプラテンに搬送されたタイミングで転写フィルムと転写ローラを同時に圧接し、カード後端が下流側のフィルムガイドを通過した後にユニットと転写フィルムをプラテンから離間させている。
また、特許文献2には、プラテンの上流側と下流側に配置したフィルムガイド部材を固定し、このガイド部材間に転写フィルムを装着し、転写ローラをプラテンに対して圧接・離間する装置が開示されている。そして転写ローラはカード後端がこのローラを通過したタイミングでプラテンから離間させている。
また、特許文献3には転写フィルムを装着したユニット(フィルムカセット)とは別に剥離部材をカセット外部に配置する装置が開示されている。
特開2005−096476号公報 特開2000−141727号公報 特開平08−276646号公報
上述のようにプラテンに転写フィルムを記録媒体に圧接して走行するように装備し、この転写フィルム上の画像を転写ローラで記録媒体に転写する画像形成機構では、プラテンの下流側に画像を転写したフィルムを記録媒体から剥離する剥離部材が必要となる。この剥離部材は、一般的にフィルムを記録媒体に確実にフィットさせるのと同時に損傷することがないように小径のロール或いはピン部材で構成している。
そこでこの剥離部材を従来は、画像形成後に転写ローラと同時に剥離部材を記録媒体から退避させる(特許文献1の方法)か、剥離部材を固定して転写ローラのみを記録媒体から退避させる(特許文献2の方法)か、いずれかの方法が採られている。なお前述の特許文献3には剥離部材を転写部材とは別に昇降移動する機構が開示されているが、この剥離部材をどのようなタイミングでシフトするかは示唆されていない。
上述の特許文献1の方法では、プラテンの転写部を記録媒体の後端が通過した後にも転写ローラ(ヒートローラ)は転写フィルムと接する状態に維持される。このため転写ローラが転写フィルム基体を焼損或いは熱変形させる恐れがある。また、これを避けるためプラテンの転写部を記録媒体の後端が通過したタイミングで転写ローラと剥離部材を退避させると、記録媒体の先端側と後端側ではフィルムの剥離角度が異なり、画像斑をもたらす原因となる。
また、上述の特許文献2の方法では、剥離部材のフィルム剥離角度は記録媒体の先端側と後端側で一定であるが、剥離部材は小径のローラ、ピンなどで構成されるため画像形成した記録媒体を再びプラテンに後退搬送させることはできない。例えば記録媒体の表裏両面に画像形成する場合にはプラテンで表面に画像形成した後にプラテン下流側で表裏反転して再びプラテンに返送(後退搬送)することができない。これは逆送する記録媒体の端面で転写フィルムを損傷するためである。
そこで本発明者は、転写ローラと剥離部材をプラテンから退避させる際に、上流側に位置するプラテンを記録媒体の後端が通過した段階で転写ローラを退避させ、その後下流側に位置する剥離部材を記録媒体の後端が通過した段階で剥離部材を退避させるとの着想に至った。
本発明は、転写フィルムに形成した画像を転写ローラで記録媒体に転写する際に、転写フィルムを損傷、変形させることがなく常に安定した画像形成が可能である記録装置の提供をその課題としている。更に本発明は、転写フィルムを装置にセットすることが容易である記録装置の提供を課題としている。
上記課題を解決するため本発明は、画像形成部に画像を有する転写フィルムを給送し、この画像形成部に設けた転写ローラで記録媒体に画像形成する際に、この転写ローラを記録媒体に圧接した作動位置と離間した退避位置との間で昇降可能に構成する。これと共に転写ローラの媒体搬送方向下流側に配置され、転写フィルムをフィルムユニットのガイド部材と共に架け渡した状態で支持し、画像形成部で画像転写された転写フィルムを記録媒体から剥離する剥離部材を設けこの隔離部材を、前記転写フィルムを介して前記記録媒体と接触した状態で前記記録媒体に画像転写した転写フィルムを剥離する作動位置と、前記記録媒体か離間した状態で転写フィルムを支持する退避位置との間で昇降可能に構成する。
そして記録媒体の後端が転写ローラを通過した後にこの転写ローラを作動位置から退避位置に移動し、記録媒体の後端が剥離部材を通過した後にこの剥離部材を作動位置から退避位置に移動することを特徴としている。
これによって、カード形状の記録媒体は、その一端から他端に至るまで同一の転写条件とフィルム剥離条件で画像形成されることとなる。
更にその構成を具体的に説明すると、プラテンを有する画像形成部(B)と、画像形成部に記録媒体(K)を給送する媒体搬送手段(29、30)と、画像形成部に転写フィルム(46)を給送するフィルムユニット(60)と、この転写フィルムに形成された画像を記録媒体に転写する転写ローラ(33)と、転写ローラを画像形成部の記録媒体に圧接した作動位置(Pn1)と離間した退避位置(Pn2)との間で昇降する転写部材昇降手段(61)と、転写ローラの媒体搬送方向下流側に配置され、画像形成部で画像転写した転写フィルムを記録媒体から剥離する剥離部材(34b)と、転写フィルムを記録媒体に圧接する作動位置(Pn3)と記録媒体から離間する退避位置(Pn4)との間で剥離部材を昇降する剥離部材昇降手段(62)と、転写部材昇降手段と剥離部材昇降手段を制御する制御手段(70)とを備える。
そしてこの制御手段は、記録媒体の後端が転写ローラを通過した後に転写ローラを作動位置から退避位置に移動し、記録媒体の後端が剥離部材を通過した後に剥離部材を作動位置から退避位置に移動する。
前記フィルムユニット(60)は、装置フレームに着脱可能に取付けられたユニットフレームと、このユニットフレームに設けられ、転写フィルムを巻装する一対のスプール軸と、この一対のスプール軸に巻回された転写フィルムを画像形成部に向けて案内するガイド部材と、画像形成部で画像を転写した転写フィルムを記録媒体から剥離する剥離部材とで構成する。この剥離部材は、転写フィルムを記録媒体に圧接させる作動位置と記録媒体から剥離させる退避位置との間で移動可能にユニットフレームに取付ける。
これによって剥離部材はユニットフレームと共に装置フレームから取り外すことが出来、その状態で転写フィルムをユニットのスプール軸から取り外すことも、或いは新たに装着することが可能である。
本発明は、画像形成部に配置する転写ローラと、その下流側に配置する剥離部材を、それぞれ記録媒体に圧接する作動位置と、これから退避した退避位置との間で昇降可能に構成し、記録媒体の後端が転写ローラを通過した後に転写ローラを作動位置から退避位置に移動し、記録媒体の後端が剥離部材を通過した後に剥離部材を作動位置から退避位置に移動するようにしたものであるから以下の効果を奏する。
画像形成部を記録媒体の後端が通過したタイミングで転写ローラを記録媒体に圧接した状態から退避させるため、転写フィルムは転写ローラから離れて損傷することも、熱変形することもない。従って転写フィルムのフィルム基体が歪んで後続する画像形成に影響を及ぼすことがない。
また、記録媒体と圧接した状態で走行する転写フィルムは、剥離部材で記録媒体から引き剥がされるが、このとき、剥離部材は記録媒体の後端が通過した後にフィルムを記録媒体に圧接させる作動位置から剥離させる退避位置に移動するため、記録媒体の一端から他端に至るまで画像を転写したフィルムを同一の角度方向に剥離することとなる。従って記録媒体には、その全体に画像斑のない均一な画像が形成される。
更に本発明は、転写フィルムを装填する転写ユニットを装置フレームに着脱可能に装着し、このユニットフレームに剥離部材を作動位置と退避位置の間で移動可能に取り付けることによって、剥離部材はユニットフレームと共に装置フレームから取り外すことが出来、その状態で転写フィルムをユニットのスプール軸から取り外すことも、また新たに装着することも可能となる。特に剥離部材を装置本体に装備する場合には、転写フィルムの装着が面倒であるのに対し、その装着作業が簡単である。
本発明に係わる情報記録装置の全体構成説明図。 図1の装置に於けるフィルムカセットの斜視図。 画像転写の原理説明図であり、(a)は記録媒体が搬入する状態を示し、(b)は転写ローラが作動位置にある状態を示し、(c)は退避位置にある状態図。 図1の装置に於ける転写ユニットと、フィルムカセットの斜視構成図。 図4の装置に於ける転写ユニットの組み立て分解図。 転写ローラの昇降機構を示し、(a)は全体斜視図であり、(b)は図5に於ける剥離部材の昇降機構図。 図6の装置に於けるドライブカムと駆動回転軸との関係図。 (a)乃至(e)はシフトモータの動作制御図。 図1の装置に係わる制御構成図。 従来の画像転写の原理説明図。
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明に係わる情報記録装置の全体構成の説明図である。図1の装置は各種証明用のIDカード、商取引用のクレジットカードなどに画像情報を記録する。このため情報記録部Aと画像記録部(画像形成部;以下同様)Bと、これらにカードを供給するカード供給部Cが備えられている。
[カード供給部]
装置ハウジング1にはカード供給部Cが設けられ、複数枚のカードを収納するカードカセットで構成されている。図1に示すカードカセット3は複数のカードを立位姿勢で整列して収納し、同図左端から右端にカードを繰り出す。そしてカードカセット3の先端には分離開口7が設けられ、ピックアップローラ19で最前列のカードから装置内に供給する。
[情報記録部の構成]
上述のカードカセット3から送られたカード(記録媒体;以下同様)は搬入ローラ22から反転ユニットFに送られる。反転ユニットFは装置フレーム(不図示)に旋回動可能に軸受け支持されたユニットフレームと、このフレームに支持された一対、或いは複数のローラ対で構成される。
図示のものは距離を隔てて前後に配置された2つのローラ対20、21をユニットフレームに回転自在に軸支持されている。そしてユニットフレームは旋回モータ(パルスモータなど)で所定角度方向に旋回動し、これに取付けられているローラ対は搬送モータで正逆転方向に回転するように構成されている。この駆動機構は図示しないが、1つのパルスモータでユニットフレームの旋回動と、ローラ対の回転をクラッチで切り換えるように構成しても、ユニットフレームの旋回動とローラ対の回転を別駆動に構成してもよい。
従ってカードカセット3に準備されたカードはピックアップローラ19と分離ローラ(アイドルコロ)9で1枚ずつ分離され下流側の反転ユニットFに送られる。そして反転ユニットFはカードをローラ対20、21でユニット内に搬入し、ローラ対でニップした状態で所定角度方向に姿勢偏向することとなる。
上記反転ユニットFの旋回方向外周には、磁気記録ユニット24と、非接触式IC記録ユニット23及び接触式IC記録ユニット27と、リジェクトスタッカ25が配置されている。尚図示28はバーコードリーダであり、例えば後述する画像形成部Bで印刷したバーコードを読み取って正誤判別(エラー判別)するためのユニットである。以下これらの記録ユニットをデータ記録ユニットという。
そこで反転ユニットFで所定の角度方向に姿勢偏向されたカードをローラ対20、21で記録ユニットに移送すると、カードに磁気的若しくは電気的にデータ入力することが可能となる。またこれらのデータ入力ユニットで記録ミスが生じた場合にはリジェクトスタッカ25に搬出する。
上記反転ユニットFの下流側には画像形成部Bが設けられ、この画像形成部Bにカードカセット3からカードを移送する搬入経路P1が設けられ、この経路P1に前述の反転ユニットFが配置されている。また、搬入経路P1にはカードを搬送する搬送ローラ(ベルトでも良い)29、30が配置され、図示しない搬送モータに連結されている。この搬送ローラ29、30は正逆転切り換え可能に構成され、反転ユニットFから画像形成部Bにカードを搬送するのと同様に画像形成部Bからカードを反転ユニットFに搬送するようになっている。
上記画像形成部Bの下流側には収容スタッカ55にカードを移送する搬出経路P2が設けられている。搬出経路P2にはカードを搬送する搬送ローラ(ベルトでも良い)37、38が配置され、図示しない搬送モータに連結されている。
尚、搬送ローラ37と搬送ローラ38の間にはディカール機構36が配置され、搬送ローラ37、38間に保持されたカード中央部を押圧することによってカール矯正する。このためディカール機構36は図示しない昇降機構(カムなど)で図1上下方向に位置移動可能に構成されている。
[画像形成部]
画像形成部Bは、カードの表裏面に顔写真、文字データなど画像を形成する。この画像形成部Bには転写プラテン31が設けられ、このプラテンでカード状に画像形成する。図示の装置は、転写フィルム46(中間転写フィルム)上に画像形成し、このフィルムの画像を転写プラテン31でカード上に転写する。このため装置ハウジング1には、インクリボンカセット42と転写フィルムカセット50が装備される。
図示のインクリボンカセット42は、昇華型インクリボンその他の熱転写インクリボン41を操出ロール43と巻取ロール44間に巻装し、装置ハウジング1に着脱可能に装着される。この巻取ロール44には図示しないワインドモータMr1が連結されている。また、装置側にはサーマルヘッド40と画像形成プラテン45がインクリボン41を挟んで対向配置されている。
上記サーマルヘッド40にはヘッドコントロール用IC74a(図9参照)が連結され、サーマルヘッド40を熱制御するようになっている。このヘッドコントロール用IC74aは画像データに従ってサーマルヘッド40を加熱制御することによってインクリボン41を後述する転写フィルム46に画像形成する。このためサーマルヘッド40の熱制御と同期して巻取ロール44が回転し、インクリボン41を所定速度で巻き取るように構成されている。図示f1はサーマルヘッド40を冷やす為の冷却ファンである。
一方、転写フィルムカセット50(以下「フィルムカセット」という)も装置ハウジング1に着脱可能に装着される。このフィルムカセット50に装填された転写フィルム46がプラテンローラ(画像形成プラテン)45とインクリボン41の間を走行して転写フィルム上に画像を形成する。このため転写フィルム46は供給スプール47と巻取スプール48に巻回され、この転写フィルム46は画像形成プラテン45で形成された画像を転写プラテン31と後述する転写ローラ33の間に移送する。図示49は転写フィルム46の移送ローラであり、この移送ローラの周面にピンチローラ32aと32bが配置され、図示しない駆動モータに連結されている。
また、図示34aは転写プラテン31に転写フィルム46を案内するガイドコロであり、図示34bは転写プラテン31を記録媒体から剥離する剥離コロ(剥離部材;以下同様)である。このガイドコロ34aと剥離コロ34bは転写プラテン31を挟んでガイドコロ34aが上流側に、剥離コロ34bが下流側に、それぞれフィルムカセット50に取付けられている。また、ガイドコロ34aと剥離コロ34bとの間隔L1は記録媒体Kの画像形成方向(搬送方向)長さLcより短く(L1<Lc)設定されている。
上記転写プラテン31には、転写フィルム46を挟んで転写ローラ33が対向配置されている。この転写ローラ33は転写フィルム46上に形成された画像をカードに加熱圧接して転写する。このため転写ローラ33はヒートローラで構成され、フィルムカセット50の内側から転写プラテン31に圧接・離間するように後述する転写部材昇降手段61が備えられている。尚図示Se1はインクリボン41の位置検出センサであり、図示Se2は転写フィルム46の有無検出センサであり、画像形成部Bには装置内に発生した熱を外に出す為のファンf2が設けられている。
上記画像形成部Bの下流側にはカード収容部Dが設けられ、転写プラテン31から送られたカードを収容スタッカ55に収容する。この収容スタッカ55は昇降機構56と図示しないレベルセンサで、カード収容量に応じて繰り下げ降下するように構成されている。
[フィルムカセットの構成]
上述の転写フィルム46を装填するフィルムカセット50について説明する。このフィルムカセット50は図2に示すように装置ハウジング1とは分離したユニットで構成され、装置ハウジング1に着脱可能に取付けられている。図示しないが図1前面側にフロントカバーが開閉自在に配置され、このフロントカバーを開けた状態で装置フレームにフィルムカセット50を図2矢印方向に装着するようになっている。
このフィルムカセット50には、供給スプール47と巻取スプール48が着脱可能に装着される。図示52はスプールの一端を支持する軸受部であり、図示56はスプールの他端側を支持するカップリング部材である。このカセット側に配置された軸受部52とカップリング部材56でスプール端部を支持している。そして供給スプール47から剥離コロ34b、を経てガイドコロ34a、35b、35a、次いで巻取スプール48に転写フィルム46が架け渡される。
なお、上記ガイドコロ35a、35b、34a及び剥離コロ34bは、図示のものはフィルムカセット50に取付けたピン部材(従動コロ)で構成してあるが、これは固定ピン(不回転)であっても良い。本装置では、カードに転写フィルム46上の画像を転写する際は供給スプール47で転写フィルム46を巻き取りながら転写を行う。よって、剥離コロ34bは転写フィルム46の転写時におけるフィルム搬送方向下流側(転写ローラ33よりも供給スプール47側)に設けられている。
このように架け渡された転写フィルム46には装置側に配置された移送ローラ49とピンチローラ32a、32bが係合される。そして供給スプール47と巻取スプール48に連結される駆動回転軸(不図示)と、上記移送ローラ49は同一速度でフィルムを走行するように駆動回転する。
そこで本発明の原理的な構成を図3に従って説明する。まず、転写フィルム46がガイドコロ34aと剥離コロ34b(剥離部材;以下同様)で支持されている。剥離コロ34bは図3(c)に示すように作動位置(実線)と退避位置(破線)に移動可能に構成されている。この作動位置では、剥離コロ34bが搬送経路P1に沿って搬送されるカードの表面に対して転写フィルム46を介して接するように設定されている。
よって、カードに転写された転写フィルム46は、転写ローラ33から剥離コロ34bまではカードに接着しており、カードが剥離コロ34bに到達したときに転写フィルム46がカード表面から剥離される。なお、剥離された転写フィルム46はカードと直交する方向(図の下方向)に巻き取られるため、カードと剥離後の転写フィルム46は剥離コロ34bを介して略90度の関係が保たれる(剥離角度βが略90度)。
例えば、図10の示したように剥離コロ34bが搬送経路P1から離れた位置に設けられていた場合、転写されたフィルム46が剥離コロ34bに到達する前にカードから剥離してしまう。このような構成では転写フィルム46がカードから剥離する位置と剥離角度(β2)が不確定となり、転写斑が発生するおそれがある。さらに転写されてから剥離するまでの時間が短くなってしまうため、良好な剥離を行えない場合がある。よって、剥離コロ34bを本実施形態の作動位置に設定することで、剥離角度と、剥離するまでの時間(転写ローラ33から剥離位置までの距離)が一定となるため、転写斑の発生を抑えることができる。
また、転写プラテン31に対して転写ローラ33を圧接及び離間させる。後述する制御手段70は、カード上に画像転写するときには転写ローラ33を作動位置(Pn1)に移動して圧接(図3(b))し、画像形成後(カード後端が転写ローラ33を通過した後)は待機位置(Pn2)に移動して離間させる(図3(c))。これによって、カード後端が転写ローラ33を通過した後に転写ローラ(ヒートローラ)33に転写フィルム46が接触して、転写フィルム46が変形するのを防止する。
また、制御手段70は、カード後端が剥離コロ34bを通過するタイミングで、この剥離コロ34bを作動位置(Pn3)から待機位置(Pn4)に移動させる。ここで、剥離コロ34bを待機位置に移動させているため、両面印刷を行う際に搬送パス上流側の反転ユニットFに向けてカードをスイッチバック搬送させる際にカードが剥離コロ34bに衝突することを防止している。このような制御によって転写フィルムに過剰の熱が作用して変形する恐れも、また転写フィルムを剥離する際に画像斑が発生することがない。
そこで転写ローラ33と剥離コロ34を昇降させるために、後述する転写部材昇降手段61と、剥離部材昇降手段62を制御手段で制御する。この制御は、カード先端が転写プラテン31に到達する見込み時間で転写ローラ33を待機位置(Pn2)から作動位置(Pn1)に位置移動する。また、これと前後して(例えばプリントコマンド信号、上流側のジョブ終了信号など)剥離コロ34bを待機位置(Pn4)から作動位置(Pn3)に移動する。
この状態でプラテン位置に所定速度で移動するカードに、その先端から後端に画像を転写する。カード後端が転写ローラ33を通過した見込み時間で転写ローラ33を待機位置(Pn2)に移動させる。すると転写フィルム46はガイドコロ34aと剥離コロ34bに支持され、その一部はカード表面に打擲した状態となる。そしてカードが排出方向に移動するのに伴って転写フィルム46はカード表面から徐々に剥離される。
この画像転写の過程で転写フィルルム46はカード表面と一定の剥離角度βでカード先端から後端まで同一角度方向にフィルムを引き剥がすこととなる。従ってカードに転写された画像に斑が生ずることがない。
次に上述の転写部材昇降手段61と、剥離部材昇降手段62の構成について説明する。図4は前述のフィルムカセット50と、転写部材昇降手段61と、剥離部材昇降手段62の全体構成を示す説明図である。この昇降手段61、62と転写ローラ33はフィルムユニット60に内蔵され、装置フレームに取り付けられている。一方、剥離コロ34bはフィルムカセット50側に取付けられている。
図4において、フィルムカセット50は装置フレームに同図矢印方向に着脱可能に装着される。そして装置フレームに設けられているフィルムユニット60と、フィルムカセット50の転写フィルム46が組み合わせられる。図5は、フィルムユニット60の組み立て分解図であり、転写ユニット60には転写ローラ33を備えた昇降フレーム63が図示矢印方向に昇降可能に支持されている。また、剥離コロ34bはフィルムカセット50側に嵌合溝34Sで昇降可能に支持されている(図2参照)。取付けられている。
上記転写ローラ33を備えた昇降フレーム63の構成を図6に示す。転写ローラ33は転写プラテン(図示のものはローラ)31と対向する位置に昇降フレーム63と共に図6矢印方向に昇降するようにユニットフレーム64に取り付けられている。そしてユニットフレーム64にシフトモータMSが取付けられ、このモータの回転軸にシフトカム64c(例えば偏心カム;不図示)が設けられている。このシフトカム64cの回転でこのカムと長溝(カムフォロアー;不図示)で嵌合している昇降フレーム63は図6上下方向に昇降する。
また、転写ローラ33には、転写プラテン31と対向する位置に開閉カバー65が支軸65pを中心に図示矢印方向に回転(開閉)するように設けてある。この開閉カバー65は高熱の転写ローラ33に使用者の手指が触れないようにガードする。このため転写ローラ33が待機位置(Pn2)のときには開閉カバー65はローラ表面を覆い、カードがジャムを起こして使用者がジャム解除作業を行う際にローラ表面に触れるのをガードし、転写ローラ33が作動位置(Pn1)のときにはローラ表面から退避して転写フィルム46をプラテン31に圧接する。また、転写ローラ33にカバーをすることによって、転写時以外に転写フィルム46に熱が加えられることがないので、転写フィルム46の保護にもなっている。
その開閉機構は、ユニットフレーム64にラック63rが一体に設けてあり、昇降フレーム63にこのラックと噛合するピニオン63pが設けてある。このピニオン63pは開閉カバー65の支軸65pと歯車結合されている。従ってシフトモータMSでシフトカム64cを回転して昇降フレーム63を図6矢印方向に上昇させると、ピニオン63pが同図反時計方向に回転し、これと歯車連結されている開閉カバー65が図示矢印(時計方向)方向に回転する。
以上の説明から明らかなように転写ローラ33をカードに圧接した作動位置(Pn1)と離間した退避位置(Pn2)との間で昇降する転写部材昇降手段61は、シフトモータMSとシフトカム64cで構成されることとなる。またこの転写部材昇降手段61で転写ローラ33の開閉カバー65を開位置(図3(b))と閉位置(図3(a))との間で開閉している。
また、前記記録媒体Kに画像転写した転写フィルム46を剥離する作動位置(Pn3)と記録媒体Kから離間した退避位置(Pn4)との間で剥離部材34bを昇降する剥離部材昇降手段62について説明する。図6(b)は図5の機構から剥離部材昇降手段62の構成のみを抽出した説明図であり、この図6(b)に示すようにシフトモータMSに歯車連結された駆動回転軸64dにはドライブカム66cが連結されている。このドライブカム66cと係合するカムフォロア66fを備えたレバー66rが図6上下方向に昇降するようにスリットとピンでユニットフレーム64に昇降可能に支持されている。このレバー66rには復帰スプリング66Sがユニットフレーム64との間に架け渡してある。
従ってシフトモータMSの回転でドライブカム66cが回転すると、カムフォロア66fを有するレバー66rが上下動することとなる。尚ドライブカム66cは後述するようにシフトモータMSの角度制御で、剥離部材34bを退避位置(Pn4)に待機させ、この状態から作動位置(Pn3)に移動する。
そこでドライブカム66cを回転させてレバー66rを矢印方向に上昇させる。このレバー66rには揺動レバー67が連結され、この揺動レバー67は支軸67pを中心に図6矢印方向に回転(揺動)する。するとこの揺動レバー67にピン−スリット連結された昇降レバー68aが矢印方向に下降する。この昇降レバー68aと一体の作動レバー68bが、剥離ピンブラケット69a、69bと係合している。なお、上記昇降レバー68aはユニットフレーム64に上下動方向にピンースリット結合によって運動規制されている。
従ってレバー66rがドライブカム66cで上昇し、復帰スプリング66Sで下降する上下動運動で揺動レバー67が揺動し、昇降レバー68aと作動レバー68bが上下動し、この作動レバー68bと係合する剥離ピンブラケット69a、69bが上下動する。この剥離ピンブラケット69a、69bは剥離コロ(剥離部材)34bの両端部に一体的に取り付けられている。
以上の説明から明らかなように、剥離部材昇降手段62は、シフトモータMSとドライブカム66cとレバー66r、揺動レバー67、昇降レバー68a、作動レバー68bで構成されている。図示の装置は剥離コロ(剥離部材)34bを、その両端部を作動レバー68bで偏ることなく同一量ずつ均等に昇降することを特徴としている。
次に上述したシフトカム64cとドライブカム66cと駆動回転軸64dとの関係を図7のカム線図で説明する。シフトモータMSに歯車連結された駆動回転軸64dにシフトカム64cとドライブカム66cが連結されている。この両カムは例えば次のようなカム面で構成する。ホームポジションHPで両カムは転写ローラ33を「down」、剥離コロ34を「down」位置にそれぞれ退避位置に移動する。この状態から駆動回転軸64dを例えば180度回転する。このときシフトカム64cとドライブカム66cは転写ローラ33を「up」、剥離コロ34を「up」位置にそれぞれ作動位置に移動する。
更に駆動回転軸64dを180度位置から角度θ1回転すると、シフトカム64cは転写ローラ33を「down」位置に移動し、ドライブカム66cは、剥離コロ34を「up」位置に維持する。そして駆動回転軸64dを角度θ2回転すると、シフトカム64cは転写ローラ33を「down」位置に保持し、剥離コロ34を「down」位置に維持する。なおこのようなカム構成は、図示のカム形状に拘わらず偏心カムその他、種々のカム形状が採用可能である。
[制御構成]
図9に本発明に係わる制御構成について説明する。制御部Hは、例えば制御CPU70で構成し、このCPU70にはROM71とRAM72が備えられている。そして制御CPU70には、データ入力制御部73と、画像形成制御部74と、カード搬送制御部75が構成されている。そしてカード搬送制御部75は搬入経路P1と搬出経路P2に配置されているカード搬送手段(図1に示す搬送ローラ対)を制御するように図示しない駆動モータのドライブ回路にコマンド信号を送信する。このカード搬送制御部75は反転ユニットFの旋回モータのドライブ回路にコマンド信号を送信する。
上記カード搬送制御部75には、センサSe1〜Se10の状態信号を受信するようにそれぞれのセンサと電気的に接続されている。これと共にデータ入力制御部73からジョブ信号を受信するように接続されている。
上記データ入力制御部73は、磁気記録部A1に内蔵されているデータR/W用のIC73xに入力データの送受信を制御するコマンド信号を送信し、同様にIC記録部A2のデータR/W用のIC73yにコマンド信号を送信するように構成されている。上記画像形成制御部74は、画像形成部Bでカードの表裏面への画像形成を制御する。
この画像形成制御は、カード搬送制御75でコントロールされるカードの搬送に応じてこのカード表面に転写プラテン31で画像転写する。このため画像形成制御部74は、転写フィルルム645に画像形成プラテン45で画像形成する、インクリボンワインドモータ制御部74bと、転写フィルルムワインドモータ制御部74cと、シフトモータMS制御部74dを備えている。
そして上記RAM72には、データ入力部(磁気・IC記録部)でカード上にデータ入力する処理時間が、例えばデータテーブルに記憶されている。また、カード搬送制御部75には監視手段H1が設けられ、いずれも制御CPU70の制御プログラムに組み込まれている。この監視手段H1は、上記センサSe1〜Se10の状態信号と、データ入力制御部73のジョブ信号を受信して、装置内に存在するカードの搬送状態を監視するように構成されている。
そこで上述のシフトモータMS制御部74dの動作制御を図8に従って説明する。同図(a)はカード先端が転写プラテン31に接近した状態であり、制御CPU70はカード位置監視手段でカードの位置を判別し、画像形成するカードが転写プラテンに接近したとき、転写フィルルム上に画像形成する。その後、制御CPU70は、シフトモータMSを所定角度(例えば180度)回転する。この回転角度は、シフトカム64cは転写ローラ33を退避位置(down)から作動位置(up)に移動し、ドライブカム66cは剥離コロ34bを退避位置(down)から作動位置(up)に移動する。
すると転写ローラ33と剥離コロ34bは図8(b)の状態となる。このときカード先端は転写プラテン31に到達し、画像形成動作が開始される。次に制御部74dはカード後端が転写ローラ33を通過する込み時間(予め設定されたタイマー時間)が経過すると、シフトモータMSを所定角度θ1回転させる。すると転写ローラ33は図8(c)の状態から同(d)の状態に作動位置から待機位置に移動する。このとき剥離コロ34は転写フィルム46をカードから剥離させる作動状態に保持されている。
その後制御部74dはカード後端が剥離コロ34を通過する見込み時間(タイマー時間)の終了後に、再びシフトモータMSを所定角度θ2回転させる。すると剥離コロ34は図8(e)の状態に退避位置に移動する。このとき転写ローラ33は待機位置に保持されている。なお、図7で説明したシフトカム64cとドライブカム66cは画像形成動作の終了後ホームポジションHPに移動する。
A 情報記録部
B 画像記録部(画像形成部)
K 記録
31 転写プラテン
33 転写ローラ
34a ガイドコロ
34b 剥離コロ(剥離部材)
34S 嵌合溝
35a ガイドコロ
35b ガイドコロ
36 ディカール機構
37 搬送ローラ
38 搬送ローラ
40 サーマルヘッド
41 インクリボン
42 インクリボンカセット
43 操出ロール
44 巻取ロール
45 画像形成プラテン(プラテンローラ)
46 転写フィルム(中間転写フィルム)
47 巻取スプール
48 操出スプール
49 移送ローラ
50 フィルムカセット
52 軸受部
55 収容スタッカ
56 カップリング部材
60 フィルムユニット
61 転写部材昇降手段(MS,64c)
62 剥離部材昇降手段
64c シフトカム
64d 駆動回転軸
65 開閉カバー
66c ドライブカム
69a 剥離ピンブラケット
69b 剥離ピンブラケット
β 剥離角度
Pn1 作動位置
Pn2 待機位置
MS シフトモータ

Claims (6)

  1. カード形状の記録媒体に画像を形成する記録装置であって、
    記録媒体が搬送される搬送路と、
    前記搬送路上に設けられ、プラテンを有する画像形成部と、
    前記画像形成部に前記記録媒体を給送する媒体搬送手段と、
    転写フィルムを支持するガイド部材を有し、前記画像形成部に転写フィルムを給送するフィルムユニットと、
    前記転写フィルムに形成された画像を前記記録媒体に転写する転写ローラと、
    前記転写ローラを前記画像形成部の記録媒体に圧接した作動位置と離間した退避位置との間で昇降する転写部材昇降手段と、
    前記転写ローラの媒体搬送方向下流側に配置され、転写フィルムを前記ガイド部材と共に架け渡した状態で支持し、画像形成部で画像転写された転写フィルムを記録媒体から剥離する剥離部材と、
    前記剥離部材を、前記転写フィルムを介して前記記録媒体と接触した状態で前記記録媒体に画像転写した転写フィルムを剥離する作動位置と、前記記録媒体から離間した状態で転写フィルムを支持する退避位置との間で昇降する剥離部材昇降手段と、
    前記転写部材昇降手段と剥離部材昇降手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記記録媒体の後端が前記転写ローラを通過した後に前記転写ローラを作動位置から退避位置に移動し、
    前記記録媒体の後端が前記剥離部材を通過した後に前記剥離部材を作動位置から退避位置に移動することを特徴とする記録装置。
  2. 前記フィルムユニットは、
    装置フレームに着脱可能に取付けられたフィルムカセットと、
    このフィルムカセットに設けられ、前記転写フィルムを巻装する一対のスプール軸と、
    この一対のスプール軸に巻回された転写フィルムを前記画像形成部に向けて案内する前記ガイド部材と、
    前記画像形成部で画像を転写した転写フィルムを記録媒体から剥離する前記剥離部材と、
    を有し
    この剥離部材は、前記記録媒体に画像転写した転写フィルムを剥離する作動位置と記録媒体から離間した退避位置との間で移動可能に前記フィルムカセットに取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記転写ローラは装置フレームに、前記剥離部材は前記フィルムカセットに、それぞれ作動位置と退避位置との間で移動可能に取付けられ、
    前記転写部材昇降手段及び前記剥離部材昇降手段は
    前記転写ローラを作動位置と退避位置との間で移動する第1のシフト部材と、
    前記剥離部材を作動位置と退避位置との間で移動する第2のシフト部材と、
    この第1と第2のシフト部材を駆動する共通の駆動モータと、
    により構成されていることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記第1のシフト部材と前記第2のシフト部材は、
    前記駆動モータの回転軸に連結された回転カムと、
    前記回転カムの回転で前記転写ローラを作動位置と退避位置との間で移動する第1の昇降部材と、
    前記剥離部材を作動位置と退避位置との間で移動する第2の昇降部材と、
    により構成されていることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記転写ローラは前記転写フィルムに形成された画像を記録媒体に加熱転写するヒートローラで構成され、
    このヒートローラには、ローラ周面の少なくとも一部を覆うカバー部材が設けられ、
    このカバー部材は、前記転写ローラが退避位置のときにはローラ周面を覆い、作動位置のときには退避するように前記第1の昇降部材に連動していることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. に、前記転写フィルムに画像を印刷する印刷手段を備え、
    この印刷手段は、前記画像形成部に移送される転写フィルムに印刷するためのインクリボンとサーマルヘッドで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
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