JP2007066392A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007066392A
JP2007066392A JP2005249884A JP2005249884A JP2007066392A JP 2007066392 A JP2007066392 A JP 2007066392A JP 2005249884 A JP2005249884 A JP 2005249884A JP 2005249884 A JP2005249884 A JP 2005249884A JP 2007066392 A JP2007066392 A JP 2007066392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit line
potential
memory cell
circuit
memory device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005249884A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Satomi
勝治 里見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005249884A priority Critical patent/JP2007066392A/ja
Priority to US11/510,722 priority patent/US7787318B2/en
Publication of JP2007066392A publication Critical patent/JP2007066392A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/08Functional testing, e.g. testing during refresh, power-on self testing [POST] or distributed testing
    • G11C29/12Built-in arrangements for testing, e.g. built-in self testing [BIST] or interconnection details
    • G11C29/38Response verification devices
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/50Marginal testing, e.g. race, voltage or current testing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/41Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/50Marginal testing, e.g. race, voltage or current testing
    • G11C2029/5006Current

Abstract

【課題】 メモリセル電流が少ないために不安定な動作を引き起こすメモリセルを確実に検出できる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】 ビット線駆動回路25aは、各ビット線対BLm,NBLmに配置されており、ビット線対BLm,NBLmのうち選択された一方の電位を低下させることが可能な構成を有している。テスト動作時において、メモリセルMn_mのH側記憶保持ノードと導通するビット線BLmを所定時間接地することによって、ビット線対BLm,NBLm間の電位差を小さくする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スクリーニングのために用いる、読み出し動作のテスト機能を有したスタティックRAMなどの半導体記憶装置に関する。
近年の技術発展により、半導体集積回路装置に搭載されるトランジスタの集積度は益々増加している。また、チップ上に回路システムを構成する際に不可欠なSRAM等のメモリ容量は増加の一途を辿っており、チップ上のメモリ領域の面積も増える傾向にある。一般的な半導体記憶装置では、こうしたメモリ領域の増大に伴う歩留まり低下やチップコストの増大を抑制するために、メモリセルのトランジスタサイズを極力抑制してメモリ領域の面積を低減している。
ただし、トランジスタサイズを小さくすると、メモリセルにおけるドライブ能力が小さくなるために、読み出しスピードが遅くなる。この問題を解決するために、従来から、メモリセルから読み出されたデータをセンスアンプで増幅することによって読み出しスピードを改善する手法が用いられてきた。
しかしながら、微小なデータを読み出して増幅する動作は外乱の影響を受けやすいために、このような構造のメモリは、読み出し時の動作条件によって正常に読み出しが行われたり、誤読み出しが行われたりと再現性の悪い不良を生じるものになりやすい。メモリ領域の面積が増すと、製造工程においてメモリ領域にダストが混入する確率が高くなり、再現性の悪い不良を生ずるメモリも増えやすくなる。再現性の悪い不良を生ずるメモリを搭載した集積回路装置は、テスト動作時には良品として扱われることがあり、組み込まれた電子機器内で誤動作して甚大な障害を生じるおそれがある。よって、再現性の悪い不良を生じるようなメモリは、テスト動作時に確実に峻別しておく必要がある。
そこで、明らかな不良だけでなく、再現性の悪い不良を生ずるメモリをも検出するテスト方法が従来から提案されてきた(例えば、特許文献1参照)。ここで、図12,13を参照しながら、従来の不良検出方法について説明する。図12は、スタティックRAMを搭載した半導体記憶装置の回路構成を示している。この半導体記憶装置は、メモリ領域にマトリクス状に配置されたメモリセルMn_m(n:1,2,3…、m:1,2,3…)と、その周辺回路とで構成されている。
各メモリセルMn_mは、データを保持するためのラッチを構成する2つのインバータ回路21a,21bと、ラッチとビット線BLm,NBLm(m:1,2,3…)とを接続してゲート電極がワード線WLnに接続されたアクセストランジスタ22a,22bとで構成されている。例えば、各メモリセルMn_mは、左右の記憶保持ノード(ラッチノード)が、図12に示すメモリセルM1−1のようにHレベル・Lレベルになっているときには「1」を、メモリセルM2−1のようにLレベル・Hレベルになっているときには「0」を記憶している。
図12に示すSRAM回路の読み出し動作を、図13のタイミングチャートを用いて説明する。このタイミングチャートにおける期間T1は、通常の読み出し動作時(通常モード)を示しており、期間T2は、テスト動作時(テストモード)を示している。初期状態では、各ビット線対BLm,NBLmは、電源電圧(VDD)に相当するHレベルにプリチャージされている。そして、例えばメモリセルM1_1から記憶を読み出す際、および、メモリセルM1_1をテストする際には、ワード線WL1の電位レベルをHレベルにすることによってメモリセルM1−mの記憶保持ノードとビット線対BLm,NBLmとを導通させる。これにより、ビット線BLmまたはNBLmの電位は徐々にLレベルに低下してゆき、ビット線対BLm,NBL間で電位差が生じる。
ここで、メモリセルM1−1のアクセストランジスタ22bは不具合を有していて、メモリセル1−2の正常なアクセストランジスタ22bと比べてドライブ能力が低くなっている。よって、ビット線NBL1の電位低下速度は、ビット線BL2の電位低下速度と比べて緩やかになっている。
選択回路35は、通常読み出し動作時には、パルス信号SAを遅延回路36で遅延した信号をセンスアンプ起動信号SAEとして出力し、テスト動作時には、パルス信号SAを遅延回路36で遅延させていない信号をセンスアンプ起動信号SAEとして出力する。センスアンプ32は、センスアンプ起動信号SAEが入力されると、カラムセレクタ31で選択されたビット線対BL1、NBL1の差動入力を増幅して、センス出力SOとして出力する。なお、信号SAを遅延回路36で遅延させるか否かは、テストモード信号TSTで切替えられる。
通常読み出し動作時で、センスアンプ32を起動するまでの時間によって、不具合のあるメモリセルM1_1からの読み出し時におけるビット線対BL1,NBL1の電位差がセンスアンプが正しく動作するための閾値電位差(オフセット電圧)とちょうど同じ値になる場合には、センスアンプ出力SOがHレベル(正常読み出し)になったりLレベル(誤読み出し)になったりと不安定になりやすい。
一方、テスト動作時には、センスアンプ起動タイミングが通常読み出し動作時よりも早く、ビット線対BL1,NBL1の電位差のばらつきが通常読み出し動作時よりも小さくなる。このように、従来から、通常読み出し動作時よりもセンスアンプ32の起動タイミングを早めることによって、より小さいビット線対電位差で記憶値を判断するというテスト方法が提案されてきた。
特開平02−206087号公報
しかしながら、上記従来手法における通常読み出し動作時とテスト動作時の読み出し電位差は、センスアンプ起動時のセル電流によって決まり、セル電流に比例した値となる。このため、外乱ノイズが乗っているとして設定した通常読み出し動作時とテスト動作時のセル電流の差は、各メモリセルのドライブ能力に依存し、メモリセル毎に異なることになる。セル電流が極端に少ないメモリセルをテストする際には、十分なテストマージンを得ることができないために不安定な不良を検出しきれないケースもある。
微小な電位差を増幅する読み出し方式では、センスアンプが正しく動作するための閾値電位差(オフセット電圧)の大きさと、その電位差を生じさせるメモリセルMn_mのドライブ能力との関係で、テストが正常に行われるか否かが決まる。上記従来手法は、センスアンプ32を構成するトランジスタの特性ばらつきによってオフセット電圧が大きくなって不安定状態を生じている場合には有効であるが、オフセット電圧はほとんどなくセル電流が少ないために不安定状態を生じているケースではあまり有効とはいえない。後者の不安定不良を検出するためには、センスアンプの起動タイミングを大幅に早める必要があるが、その場合には安定して正常動作しているメモリセルからも誤読み出ししてしまうおそれが増し、歩留を低下させるという悪影響を生じさせることになる。
本発明では、上記課題に鑑み、メモリセル電流が少ないために不安定な動作を引き起こすメモリセルを確実に検出可能な記憶装置を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体記憶装置は、読み出し動作のテスト機能を有する半導体記憶装置であって、一対の記憶保持ノードと、記憶保持ノードの一方とビット線の一方とを接続してゲート電極が同じワード線に接続された2つのアクセストランジスタとを備え、記憶保持ノードの電位で記憶状態が決まる複数のメモリセルと、ビット線対のうち、選択した一方のものを、所定の電位レベルに接続するビット線駆動部と、センスアンプ起動信号の入力に応じて、ビット線対の電位差を増幅して出力するセンスアンプとを備え、読み出し動作のテスト時において、前記ビット線駆動部は、テスト対象のメモリセルが接続されているワード線の選択時またはその直前に、少なくとも一方の前記ビット線を前記所定の電位レベルに接続して、前記ビット線対の電位差を所定値だけ小さくすることを特徴とする。
所定値だけ小さくなった後のビット線対の電位差は、前記センスアンプの動作閾値未満であるか、または、符号の正負が本来とは逆になっていればよい。
望ましくは、ビット線駆動部は、テスト対象のメモリセルと同じビット線対に設けられて、前記メモリセルと同じ回路素子で構成されているとよい。
また、さらに望ましくは、ビット線駆動部は、テスト対象のメモリセルと同じレイアウト構成を有しているとよい。
より具体的には、ビット線駆動部は、テスト対象のメモリセルとは異なる記憶状態に制御されたメモリセルであって、テスト対象のメモリセルが接続されたワード線の選択時またはその直前に、当該選択時間未満の時間だけ、ビット線駆動部をなすメモリセルが接続されたワード線が選択されるようになっていてもよい。
また、ビット線駆動部は、所定の電位を供給する電位供給点と、当該電位供給点とビット線対の一方とを接続してゲート電極が異なる制御線に接続された電位調整用トランジスタとを備え、テスト対象のメモリセルが接続されたワード線の選択時またはその直前に、当該選択時間未満の時間だけ、一方の前記制御線が選択されるようになっていてもよい。
そして、電位供給点は、高電位側の記憶保持ノードと接続されるビット線の電位を低下させる大きさの電位を供給するようになっていてもよい。
また、電位供給点は、低電位側の記憶保持ノードと接続されるビット線の電位を増加させる大きさの電位を供給するようになっていてもよい。
本発明に係る半導体記憶装置は、隣り合う行の同じビット線同士を接続するイコライズ回路と、テスト時において、同じ電位レベルのビット線同士を導通させるようにイコライズ回路を制御するイコライズ回路制御部とをさらに備えていてもよい。
また、本発明に係る半導体記憶装置は、ダミービット線対に設けられた複数のレプリカメモリセルと、ダミービット線対を構成する一方のダミービット線の電位レベルに基づいてビット線駆動回路の制御信号を生成するパルス生成回路と、ダミービット線対を構成する他方のダミービット線の電位レベルに基づいて前記センスアンプの駆動信号を生成するセンスアンプ起動信号生成回路とをさらに備え、一方のダミービット線を駆動するためのレプリカメモリセルの個数が、他方のダミービット線を駆動するためのレプリカメモリセルの個数よりも多くなっていてもよい。
本発明に係る半導体装置によれば、メモリセルの不具合によって十分なセル電流が得られない場合には、ビット線対電位差(ビット線振幅)の大きさがセンスアンプの動作閾値以下になるか、通常読み出し動作時とは逆符号の電位差が得られることになり、確実に誤読み出しすることができる。
本発明に係る半導体記憶装置によれば、従来のように読み出しタイミングを調整することによってではなく、ビット線の電位を直接変化させることによって、テスト動作時におけるビット線対電位差を小さくしている。よって、本実施形態に係る半導体記憶装置によれば、いずれのメモリセルに対しても一定のテストマージンを確保することができる。
したがって、従来よりも不良の検出感度を向上させることができるために、電子機器への組み込み後にシステム障害を生じさせる不良メモリをより正確に峻別することができる。また、本発明に係る半導体装置によれば、様々に動作条件を変えてテストする必要もないために、テストコストを抑制することもでき、また、テストのために長時間を要することもない。
以下、テスト用回路を搭載したスタティックRAMを本発明の実施形態に係る半導体記憶装置として、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置(SRAM)の回路構成を示している。この半導体装置は、メモリセルMn_m(n:1,2,3…、m:1,2,3…)、プリチャージ回路23、ビット線駆動回路25a、テスト用回路30a、カラムセレクタ31、センスアンプ32を備えている。また、この他に、この半導体装置は、アドレス信号入力とクロック入力とに基づいてワード線WLnを選択するローデコーダ回路等を備えている。
各メモリセルMn_mは、ラッチを構成する2つのインバータ回路21a,21bと、ラッチとビット線対BLm,NBLmとを接続してゲートがワード線WLnに接続されたアクセストランジスタ22a,22bとで構成されている。
ビット線駆動回路25aは、各ビット線対BLm,NBLmに配置されており、ビット線対BLm,NBLmのうち選択された一方の電位を低下させることが可能な構成を有している。より具体的には、ビット線BLm,NBLmとアースとの間に設けられて、ゲート電極がそれぞれ異なるテスト信号線TE,NTEに接続されたアクセストランジスタ62a,62bを備えている。そして、テスト用回路30aで一方のテスト信号線TEまたはNTEを選択することによって、アクセストランジスタ62aまたは62bがON状態になると、その間には、一方のビット線BLmまたはNBLmが接地される。
図2の期間T1および期間T2は、図1に示す半導体装置からの読み出し動作(通常モード)時およびテスト動作(テストモード)時のタイミングチャートを示している。以下では、このタイミングチャートを用いて、メモリセルM1−1からの通常読み出し動作時、および、テスト動作時について説明する。なお、メモリセルM1−1のアクセストランジスタ22bは不具合を有していて、他の正常なアクセストランジスタ22bと比べてドライブ能力が劣っているとする。
通常読み出し動作時もテスト動作時も、初期状態のプリチャージ信号PRはLレベルであり、このときに、各ビット線対BLm,NBLmは、電源電位VDDと同じHレベルにプリチャージされる。
そして、通常読み出し動作時には、ワード線WL1が選択されて(Hレベルにされて)メモリセルM1−mのアクセストランジスタ22a,22bがON状態になると、L側記憶保持ノードと導通したビット線NBL1,BL1の電位がLレベルに低下していく。このときに、上記アクセストランジスタ22bの不具合のために、図2に示すように、ビット線NBL1の電位低下速度がビット線BL2等の電位低下速度と比較して緩やかになる。
ワード線WL1がHレベルになってから所定時間T3が経過すると、センスアンプ32にセンスアンプ起動信号SAEが入力されて、カラムセレクタ31が選択したビット線対BL1,NBL1の電位差がセンスアンプ32で増幅される。ただし、上述のアクセストランジスタ22bのドライブ能力が不足していると、センスアンプ32起動時におけるビット線対BL1,NBL1の電位差がセンスアンプ32の動作閾値(オフセット電圧)未満になることがあり、センスアンプ出力SOがLレベル(誤読み出し)になってしまうことがある。また、メモリセルM1−1からの通常読み出し動作時におけるセンス出力SOは、動作条件によってはHレベル(正常読み出し)になることもある。
このように都度の条件によって読み出し値にばらつきが生じるメモリセルを確実に検出するために、テストモードでは、このようなメモリセルからは必ず誤読み出しがされるような制御がなされる。この制御を以下に説明する。
図2のタイミングチャートに示すように、テスト動作時には、ワード線WL1の選択と同時に、テストパルス信号TPを所定時間T4だけHレベルにする。ここで所定時間T4とは、ワード線WL1の電位がHレベルになっている時間T5よりも短い時間である。これにより、Hレベル側記憶保持ノードとHレベルにプリチャージされたビット線BL1とが導通するとともに、ビット線BL1が接地されるので、ビット線BL1の電位は、所定時間T4の間所定値だけ低下する。
本実施形態に係る半導体記憶装置では、このような制御を行うために、センスアンプ起動タイミングにおけるビット線対BL1,NBL1の電位差が、センスアンプ32の動作閾値よりも小さいか、または、通常読み出し動作時とは逆の符号になっている。よって、テスト動作時には確実に誤読み出しができる。なお、通常読み出し動作時もテスト動作時も、センスアンプ起動タイミングは同じである。
ビット線対のうち、いずれの一方の電位を変化させるかは、切替え信号TPによって決まる。例えば、左右の記憶保持ノードの電位レベルが、それぞれHレベル・LレベルであるメモリセルM1−1のテスト動作時には、左側のビット線BL1の電位を変化させるために、選択信号TPをHレベルにしておく。そうすれば、テスト信号TPが入力されたときに、信号TEがHレベル、信号NTEがLレベルになり、アクセストランジスタ62aのソース・ドレイン間で導通して、左側のビット線BL1が接地される。
同様に、左右の記憶保持ノードの電位レベルがLレベル・HレベルであるメモリセルM2−1のテスト動作時には、右側のビット線NBL1の電位を変化させるために、選択信号TPをLレベルにしておく。そうすれば、テスト用回路30に信号TPが入力されたときに、テスト信号線TE,NTEが、それぞれ、Lレベル,Hレベルになり、アクセストランジスタ62bのソース・ドレイン間で導通して、Hレベル側のビット線NBL1が接地される。
図3(a),3(b)は、それぞれ、メモリセルMn_mおよび、ビット線駆動回路25aの回路図の一例を示している。この例で示すように、メモリセルMn_mおよび、ビット線駆動回路25aは、メモリセルMn_mが有するものと同じ6つのMOSトランジスタで構成されている。具体的には、ビット線駆動回路25aのアクセストランジスタ62a,62b、ドライブトランジスタ66a,66b、および、ロードトランジスタ67a,67bは、メモリセルMm−nのアクセストランジスタ22a,22b、ドライブトランジスタ26a,26b、および、ロードトランジスタ27a,27bと同じに形成されたトランジスタになっている。
ビット線駆動回路25aでは、ロードトランジスタ67a,67bのドレインはドライブトランジスタ66a,66bのドレインから切り離されて、電源電位(VDD)に固定されており、結果としてドライブトランジスタ66a,66bのゲート電極も電源電位に固定されている。
また、図4(a),4(b)は、図3(a),3(b)に示した回路のレイアウト構成を示す。図4(a),4(b)に示すとおり、メモリセルMn_mとビット線駆動回路25aとで、拡散層DN1、DN2、DP1、DP2の形状、および、ポリシリコンゲート電極GA1,GA2,GA3,GA4のゲート電極長およびゲート電極幅は同じになっている。そして、上層の配線メタルの形状を変えることによって、それぞれの回路が構成される。
このように、メモリセルMn_mとビット線駆動回路25aとを同じトランジスタで構成しておけば、メモリセルMn_mのセル電流とビット線駆動回路25aの駆動電流とが同じなる。よって、通常読み出し動作時の制御に加えて、テスト信号線TEまたはNTEの駆動制御を行うだけでビット線対電位差を調整することが可能であり、また、これを実現するための回路設計も煩雑ではない。
また、セル電流とビット線駆動回路25aの駆動電流の特性が同じになっていれば、メモリセルMn_mとビット線駆動回路25aとで動作電圧や周囲温度に対する特性変動も同じになる。更には、図4に示すように、メモリセルMm_nとビット線駆動回路25aのレイアウト構造を同じにしておけば、レイアウトに依存して変化するトランジスタ特性の変動も同様になるために、より精度良くビット線の電位制御を行うことができる。
本発明に係る半導体装置を用いたテスト方法によれば、セル電流の大きさに関わらず、Hレベル側のビット線の電位を下げて、ビット線対電位差を小さくしてから電位差を検出する。この方法によれば、メモリセルの不具合によって十分なセル電流が得られない場合には、ビット線対電位差(ビット線振幅)の大きさがセンスアンプの動作閾値以下になるか、通常読み出し動作時とは逆符号の電位差が得られることになり、確実に誤読み出しすることができる。
本実施形態に係る半導体記憶装置によれば、従来のように読み出しタイミングを調整することによってではなく、ビット線の電位を直接変化させることによって、テスト動作時におけるビット線対電位差を小さくしている。よって、本実施形態に係る半導体記憶装置によれば、いずれのメモリセルに対しても一定のテストマージンを確保することができる。
以上により、本発明に係る半導体装置によれば、従来よりも不良の検出感度を向上させることができるために、電子機器への組み込み後にシステム障害を生じさせる不良メモリをより正確に峻別することができる。また、本発明に係る半導体装置によれば、様々に動作条件を変えてテストする必要もないために、テストコストを抑制することもでき、また、テストのために長時間を要することもない。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の回路構成を示している。この半導体記憶装置は、メモリセルMn_m(n:1,2,3…、m:1,2,3…)、プリチャージ回路23、ワード線駆動回路33、ローデコーダ回路34、テスト用回路30b、イコライズ回路駆動部70、ビット線イコライズトランジスタ28a,28bおよび、図示していないカラムセレクタ、センスアンプ等を備えている。
本実施形態に係る半導体記憶装置と、図1に示し第1の実施形態で説明した半導体記憶装置とでは、テスト動作時に用いられる一部の回路(例えば、ビット線駆動回路や、テスト用回路)が異なっている。なお、本実施形態において、第1実施形態で説明した半導体記憶装置の構成要素と同じものには、同じ参照符号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係る半導体記憶装置において、メモリセルMα_m(α:n以下の奇数)と、メモリセルM(α+1)_mとは、互いに、テスト対象のメモリセルとそのビット線駆動回路の役割を果たす。そして、ワード線駆動回路33とテスト用回路30bとは、一対のメモリセルMα_m,M(α+1)_mが接続されたワード線WLα,WL(α+1)を同時制御するために設けられている。
図6の期間T1およびT2は、図5に示す半導体装置からの通常読み出し動作(通常モード)時およびテスト動作(テストモード)時のタイミングチャートを示している。以下では、このタイミングチャートを用いて、メモリセルM1−1からの通常読み出し動作時、および、テスト動作時について説明する。なお、メモリセルM1−1のアクセストランジスタ22bは不具合を有していて、他の正常なアクセストランジスタと比べてドライブ能力が劣っているとする。
まずは、メモリセルM1−1から記憶を読み出す場合について説明する。通常読み出し動作時には、初期状態において、ビット線プリチャージ信号PRおよびワード線イネーブル信号WLEは、それぞれLレベルである。また、テスト信号TSTは常にLレベルである。ワード線WL1は、ローデコーダ回路34の出力であるRD1信号がHレベルであるときに、ワード線イネーブル信号WLEのクロック入力に同期してHレベルになる。このときに、L側記憶保持ノードと導通したビット線BL1の電位低下速度は、アクセストランジスタ22bの不具合のために緩やかになっており、センスアンプ出力SOがLレベル(誤読み出し)になってしまう。また、動作条件によっては、センスアンプ出力SOがHレベル(正常読み出し)になることもあり、メモリセルM1−1からの通常読み出し動作時におけるセンス出力SOは不安定になる。
次に、テスト動作時について説明する。テスト動作時には、まず、ビット線駆動回路の役割を果たすメモリセルM2_1に、テスト対象のメモリセルM1_1とは逆の値を記憶しておく。より具体的には、メモリセルM1_1の左右の記憶保持ノードをHレベル・Lレベルにする場合には、メモリセルM1_2の左右の記憶保持ノードをLレベル・Hレベルにする。テスト動作時には、テスト信号TSTを常時Hレベルにする。
ワード線イネーブル信号WLEの入力に基づいて、ワード線WL1はHレベルになり、また、テストパルス信号TPLSが所定の期間だけHレベルになることに同期してワード線WL2もHレベルになる。ワード線WL1がHレベルになることで、メモリセルM1_1の記憶保持ノードとビット線対BL1,NBL1とが導通して、ビット線NBL1が低下してゆく。このときに、ワード線WL2も所定時間だけHレベルになるので、メモリセルM2−1の記憶保持ノードとビット線対BL1,NBL1も導通し、ビット線BL1の電位も所定時間の間、所定値だけ低下する。
よって、テスト動作時には必ず、ビット線対BL1,NBL1電位差がセンスアンプの動作閾値よりも小さいか、または、電位差の符号が正常読み出し時とは逆になるので、正常読み出し時とは異なるセンス出力SOが得られることになる。したがって、不安定な不良を招くメモリセルからの読み出し時には、確実に誤読み出しをすることができる。
このようにして、データ記憶用のメモリセルのうち、テスト対象のメモリセルとは別のメモリセルを、テスト対象のメモリセルのビット線駆動回路として利用すれば、ビット線駆動回路を別途設ける必要がない。また、テスト対象のメモリセルとビット線駆動回路となるメモリセルとは同じ構成を有して同様に形成されたものであるために、動作電圧や周囲温度に対する特性変動が同じになり、動作条件によらないテスト結果を得ることができる。よって、本発明に係る半導体装置およびテスト方法によれば、従来よりも不良の検出感度を向上させることができる。
なお、本実施例では図5に示すように、隣接する行の左右同じ側のビット線同士を接続するイコライズトランジスタ28a,28bが設けられている。より具体的には、イコライズ回路28aは、ビット線BL1とビット線NBL2とを接続するように設けられ、イコライズ回路28bは、ビット線NBL1とビット線BL2とを接続するように設けられる。各イコライズトランジスタ28a,28bのゲート電極は、イコライズ回路制御信号線EQ1,EQ2に接続されている。
そして、テストパルス信号TPLSの入力に同期してイコライズ回路制御信号線EQ1,EQ2のうちの一方がLレベルになり、イコライズトランジスタ28aまたは28bがON状態になる。いずれのイコライズ回路制御信号線EQ1,EQ2がLレベルになるかは、PN信号がHレベルかLレベルかによって決まる。イコライズトランジスタ28a,28bがON状態になると、その両端に接続されたビット線が導通して等電位になる。
面積低減のために、メモリセルMn_mのトランジスタサイズはより小さくなっていっているが、トランジスタサイズが小さくなるほどメモリセルの特性ばらつきは大きくなってしまう。イコライズ回路28を設けておけば、ビット線の制御電圧レベルを一定に保つことができ、この欠点を補うことができる。なお、イコライズトランジスタ28a,28bを、第1の実施例で説明した半導体装置に用いてもよいことは言うまでもない。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の回路構成を示している。本実施形態において、第1実施形態で説明した半導体記憶装置の構成要素と同じものには、同じ参照符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、テスト動作時のセンスアンプ起動信号SAEやテストパルス信号TPLSを生成する回路の具体例を説明する。これらの回路を生成するために、本実施形態に係る半導体記憶装置は、ダミービット線DBL1,DBL2に設けられたレプリカ回路、センスアンプ起動信号生成回路45(以下、SAE生成回路と称す)、パルス生成回路46を備えている。
レプリカ回路は、ダミービット線DBL1を駆動するためのレプリカメモリセル41、ダミービット線DBL2を駆動するためのレプリカメモリセル42、ワード線WLnをLレベルに固定したレプリカメモリセル(図示せず)、ビット線対BL,NBLmが有しているものと同じプリチャージ回路23、ダミービット線駆動回路43およびダミーカラムセレクタ44で構成されている。レプリカメモリセル42の個数は、レプリカメモリセル41の個数よりも多くなっている。また、ダミービット線DBL1,DBL2のレプリカメモリセルの総数は、通常のビット線対BLm,NBLmのメモリセルMn_mの総数と同数になっている。このように、ダミービット線DBL1,DBL2は、通常のビット線対BLm,NBLmと同じ回路構成になっている。
図8(a),(b)は、レプリカメモリセル41,42の回路例を示している。レプリカメモリセル41のダミービット線DBL2側(右側)の記憶保持ノードは電源電位VDDに固定されており、アクセストランジスタ50bのゲート電極は接地されている。そして、アクセストランジスタ50aはワード線イネーブル信号WLEによって制御される。また、レプリカメモリセル42のダミービット線DBL1側(左側)の記憶保持ノードは電源電位VDDに固定されており、アクセストランジスタ51aのゲート電極は接地されている。そして、アクセストランジスタ51bはワード線イネーブル信号WLEによって制御される。
図9の期間T1および期間T2は、図8に示す半導体記憶装置の読み出し動作(通常読み出しモード)時およびテスト動作(テストモード)時のタイミングチャートを示している。以下では、このタイミングチャートを用いて、メモリセルM1−1からの通常読み出し動作時、および、テスト動作時について説明する。なお、メモリセルM1−1のアクセストランジスタ22bは不具合を有していて、他の正常なアクセストランジスタと比べてドライブ能力が劣っているとする。
まず、通常読み出し動作時について説明する。ワード線WL1がHレベルになってメモリセルM1−mのアクセストランジスタ22a,22bがON状態になると、L側記憶保持ノードと導通したビット線NBL1,BL1の電位がLレベルに低下していく。このときに、上記アクセストランジスタ22bの不具合のために、図2に示すようにビット線NBL1の電位低下速度がビット線BL2等の電位低下速度と比較して緩やかになっている。
本実施形態において、センスアンプ起動信号は次のように生成される。初期状態において、プリチャージ信号PRはLレベルになっており、ダミービット線DBL1,DBL2は、通常のビット線対BLm,NBLmと同様にHレベルにプリチャージされている。そして、プリチャージ信号PRおよびワード線イネーブル信号WLEがHレベルになると、レプリカメモリセル41,42のL側記憶保持ノードとダミービット線DBL1,DBL2とが導通して、ダミービット線DBL1,DBL2の電位レベルがLレベルに低下していく。
そして、SAE生成回路45は、ダミービット線DBL1がLレベルに移行したことをトリガとして、センスアンプ起動信号SAEを出力する。これにより、センスアンプ32は、カラムセレクタ31が選択したビット線対BL1,NBL1の電位差を増幅して出力する。通常読み出し動作時には、テストパルス信号TSTが常時Lレベルであるために、パルス生成回路46ではテストパルス信号TPLSが生成されず、ビット線駆動回路25bのアクセストランジスタは常時OFF状態になっている。
一方で、テスト動作時には、テストパルス信号TSTが常時Hレベルに制御される。そして、パルス生成回路46では、ワード線イネーブル信号WLEの立ち上がりエッジとダミービット線DBL2の立下がりエッジの期間で規定されるテストパルス信号TPLSが生成される。このテストパルス信号TPLSによって、ビット線駆動回路25bが含む一方のアクセストランジスタがON状態になり、Hレベル側の記憶保持ノードと導通するビット線BLm,NBLmの電位レベルが所定値だけ低下する。いずれのビット線BLm,NBLmの電位レベルを変化させるかは、PN信号の電位レベルで決まる。
ダミービット線DBL2の電位レベルを変化させるレプリカメモリセル42の個数は、ダミービット線DBL1の電位レベルを変化させるレプリカメモリセル41の個数よりも多くなっている。よって、ダミービット線DBL1の電位レベルがLレベルになるよりも前に、ダミービット線DBL2の電位レベルがLレベルになる。したがって、ビット線駆動回路25bによるビット線の電位制御を、必ず、センスアンプ起動タイミングよりも前に終了させることができる。
本実施形態に係る半導体記憶装置では、テストパルス信号TPLSとセンスアンプ起動信号SAEのタイミングを、メモリセルと同じ特性を有するダミーメモリセルを用いて生成するために、電源電圧や周囲温度等の条件が異なる場合も所望のタイミングにすることができる。
このように、本実施形態に係る半導体記憶装置によれば、不安定な不良を生じるメモリセルから確実に誤読み出しできると共に、様々な条件下での読み出し動作によるビット線電位とビット線駆動回路によるHレベルの設定電位との関係を保つことが可能となる。
(第4の実施形態)
図10は、本発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置の回路構成を示している。本実施形態において、第1の実施形態で説明した半導体記憶装置の構成要素と同じものには、同じ参照符号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係る半導体記憶装置のビット線駆動回路25cは、第1および第2の実施形態に係る半導体記憶装置のものと構造が異なっている。ビット線駆動回路25cは、電位レベルVDDHのVDDH電位点とビット線BLm,NBLmとの間に接続されて、ゲート電極がプルアップ制御信号線PUL,NPULに接続されたプルアップトランジスタ29a,29bを備えている。そして、テスト用回路30cで一方のプルアップ制御信号線PU,NPUを選択することによって、プルアップトランジスタ29a,29bがON状態になって、一方のビット線BLmまたはNBLmを電位点に電気的に接続する。ここで、VDDH電位点の電位は、通常の電源電圧の電位VDDよりも高くなっている。
プルアップ制御信号線PU,NPUは、テストパルス信号TPLSとデータ切替え信号PLとが入力されるテスト用回路30cによって駆動制御される。ここで、テストパルス信号TPLSは、テスト動作時において、ワード線WLnの立ち上がりタイミングに同期したパルス信号である。また、データ切替え信号PNは、いずれのプルアップトランジスタ29aまたは29bをON状態にするかを決める信号である。
図11は、図10に示す半導体装置からの読み出し動作時(期間T1)およびテスト動作時(期間T2)のタイミングチャートを示している。以下では、このタイミングチャートを用いて、メモリセルM1−1からの通常読み出し動作時、および、テスト動作時について説明する。なお、メモリセルM1−1のアクセストランジスタ22bは不具合を有していて、他の正常なアクセストランジスタ22bと比べてドライブ能力が劣っているとする。
通常読み出し動作時もテスト動作時も、初期状態のプリチャージ信号線PRはLレベルであり、このときに、各ビット線対BLm,NBLmは、電源電位VDDと同じHレベルにプリチャージされる。なお、プリチャージ信号線PRは、反転プリチャージ信号NPLとテストパルス信号TPLSとが入力されるプリチャージ信号生成回路55で生成される。
通常読み出し動作時には、テスト用回路30cにはテストパルス信号TPLSが入力されず、いずれのプリチャージ信号線PU,NPUも選択されない。
一方でテスト動作時には、ワード線WL1がHレベルになって、メモリセルM1−1のL側記憶保持ノードとビット線NBL1とが導通して、ビット線NBL1の電位がLレベルに低下していくときに、一時的にビット線NBL1の電位を上昇させるような制御がなされる。そのために、テスト用回路30cには、ワード線WL1を選択する直前にテストパルス信号TPLSが入力される。これにより、テストパルス信号TPLSのパルス幅と同じ時間だけプルアップトランジスタ29bがON状態になる。プルアップトランジスタ29bがON状態になると、ビット線NBL1がVDDH電位点に電気的に接続されて、ビット線NBL1の電位が所定値だけ上昇する。
このような制御を行うことによって、センスアンプ起動信号SAEの入力タイミングにおけるビット線対BL1,NBL1電位差は、通常読み出し動作時と符号が同じで小さくなっているか、または、通常読み出し動作時とは逆の符号になる。よって、テスト動作時には、必ず、ビット線対BL1,NBL1電位差がセンスアンプ32の動作閾値よりも小さいか、または、電位差の符号が正常読み出し時とは逆になるので、確実に誤読み出しができる。
本実施形態に係る半導体記憶装置では、ビット線駆動回路に供給されるVDDH電位は、外部の安定した電源で設定することができるので、より精度の高い電位差設定を行うことができる。
本発明に係る半導体記憶装置は、特性不良を効果的にスクリーニングするためのテスト用回路を備えた半導体記憶装置として有用である。
本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の回路図 図1に示す半導体記憶装置における読み出し動作時およびテスト動作時のタイミングチャート メモリセルとビット線駆動回路の回路図の一例 メモリセルとビット線駆動回路のレイアウト図 本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の回路図 図5に示す半導体記憶装置における読み出し動作時およびテスト動作時のタイミングチャート 本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の回路図 レプリカメモリセルの回路図の一例 図7に示す半導体記憶装置における読み出し動作時およびテスト動作時のタイミングチャート 本発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置の回路図 図10に示す半導体記憶装置における読み出し動作時およびテスト動作時のタイミングチャート 従来の半導体記憶装置の回路図 従来の半導体記憶装置における読み出し動作時およびテスト動作時のタイミングチャート
符号の説明
21a、21b インバータ回路
22a、22b アクセストランジスタ
23 プリチャージ回路
25a,25b,25c ビット線駆動回路
26a,26b ドライブトランジスタ
27a,27b ロードトランジスタ
28a,28b イコライズトランジスタ
29a,29b プルアップトランジスタ
30a,30b,30c テスト用回路
31 カラムセレクタ
32 センスアンプ
33 ワード線駆動回路
34 ローデコーダ回路
35 選択回路
36 遅延回路
41 レプリカメモリセル
42 レプリカメモリセル
43 ダミービット線駆動回路
44 ダミーカラムセレクタ
45 SAE生成回路
46 パルス生成回路
50a,50b アクセストランジスタ
51a,51b アクセストランジスタ
55 プリチャージ信号生成回路
62a,62b アクセストランジスタ
66a,66b ドライブトランジスタ
67a,67b ロードトランジスタ
70 イコライズ回路駆動部

Claims (10)

  1. 読み出し動作のテスト機能を有する半導体記憶装置であって、
    一対の記憶保持ノードと、当該記憶保持ノードの一方とビット線の一方とを接続してゲート電極が同じワード線に接続された2つのアクセストランジスタとを備え、当該記憶保持ノードの電位で記憶状態が決まる複数のメモリセルと、
    前記ビット線対のうち、選択した一方のものを、所定の電位レベルに接続するビット線駆動部と、
    センスアンプ起動信号の入力に応じて、前記ビット線対の電位差を増幅して出力するセンスアンプとを備え、
    読み出し動作のテスト時において、前記ビット線駆動部は、テスト対象のメモリセルが接続されているワード線の選択時またはその直前に、少なくとも一方の前記ビット線を前記所定の電位レベルに接続して、前記ビット線対の電位差を所定値だけ小さくすることを特徴とする、半導体記憶装置。
  2. 前記所定値だけ小さくなった後のビット線対の電位差は、前記センスアンプの動作閾値未満であるか、または、符号の正負が本来とは逆になっていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記ビット線駆動部は、テスト対象のメモリセルと同じビット線対に設けられて、前記メモリセルと同じ回路素子で構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記ビット線駆動部は、テスト対象のメモリセルと同じレイアウト構成を有することを特徴とする、請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記ビット線駆動部は、前記テスト対象のメモリセルとは異なる記憶状態に制御されたメモリセルであって、
    前記テスト対象のメモリセルが接続されたワード線の選択時またはその直前に、当該選択時間未満の時間だけ、前記ビット線駆動部をなすメモリセルが接続されたワード線が選択されることを特徴とする、請求項3に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記ビット線駆動部は、
    所定の電位を供給する電位供給点と、当該電位供給点とビット線対の一方とを接続してゲート電極が異なる制御線に接続された電位調整用トランジスタとを備え、
    前記テスト対象のメモリセルが接続されたワード線の選択時またはその直前に、当該選択時間未満の時間だけ、一方の前記制御線が選択されることを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記電位供給点は、高電位側の記憶保持ノードと接続されるビット線の電位を低下させる大きさの電位を供給することを特徴とする、請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記電位供給点は、低電位側の記憶保持ノードと接続されるビット線の電位を増加させる大きさの電位を供給することを特徴とする、請求項6に記載の半導体記憶装置。
  9. 隣り合う行の同じビット線同士を接続するイコライズ回路と、
    テスト時において、同じ電位レベルのビット線同士を導通させるように前記イコライズ回路を制御するイコライズ回路制御部とをさらに備えた、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  10. ダミービット線対に設けられた複数のレプリカメモリセルと、
    前記ダミービット線対を構成する一方のダミービット線の電位レベルに基づいて前記ビット線駆動回路の制御信号を生成するパルス生成回路と、
    前記ダミービット線対を構成する他方のダミービット線の電位レベルに基づいて前記センスアンプの駆動信号を生成するセンスアンプ起動信号生成回路とをさらに備え、
    前記一方のダミービット線を駆動するためのレプリカメモリセルの個数が、前記他方のダミービット線を駆動するためのレプリカメモリセルの個数よりも多いことを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
JP2005249884A 2005-08-30 2005-08-30 半導体記憶装置 Pending JP2007066392A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249884A JP2007066392A (ja) 2005-08-30 2005-08-30 半導体記憶装置
US11/510,722 US7787318B2 (en) 2005-08-30 2006-08-28 Semiconductor memory device having read operation testing function

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249884A JP2007066392A (ja) 2005-08-30 2005-08-30 半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007066392A true JP2007066392A (ja) 2007-03-15

Family

ID=37803870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005249884A Pending JP2007066392A (ja) 2005-08-30 2005-08-30 半導体記憶装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7787318B2 (ja)
JP (1) JP2007066392A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009259373A (ja) * 2008-03-27 2009-11-05 Denso Corp 半導体メモリ装置
JP2010061731A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Nec Electronics Corp SRAM(StaticRandomAccessMemory)、及びSRAMのテスト方法
JP2011204295A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Renesas Electronics Corp 半導体記憶装置及びその負荷テスト方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8315085B1 (en) * 2011-11-04 2012-11-20 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. SRAM timing tracking circuit
JP2013114728A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Toshiba Corp 半導体記憶装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62202396A (ja) * 1986-02-28 1987-09-07 Toshiba Corp スタテイツク型メモリ
JPH01238000A (ja) * 1988-03-18 1989-09-22 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置
JPH0536273A (ja) * 1991-07-26 1993-02-12 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02206087A (ja) 1989-02-03 1990-08-15 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
JP2863012B2 (ja) 1990-12-18 1999-03-03 三菱電機株式会社 半導体記憶装置
JP3082670B2 (ja) * 1996-06-24 2000-08-28 日本電気株式会社 半導体記憶装置
KR100532439B1 (ko) 2003-06-04 2005-11-30 삼성전자주식회사 스태틱 메모리셀 소프트 결함 검출수단을 구비하는 반도체집적회로 및 이의 소프트 결함 검출방법 및 테스팅 방법
KR100585090B1 (ko) * 2003-06-04 2006-05-30 삼성전자주식회사 스태틱 메모리셀 소프트 결함 검출수단을 구비하는 반도체집적회로 및 이의 소프트 결함 검출방법
JP2005276348A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置、及びプリチャージ制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62202396A (ja) * 1986-02-28 1987-09-07 Toshiba Corp スタテイツク型メモリ
JPH01238000A (ja) * 1988-03-18 1989-09-22 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置
JPH0536273A (ja) * 1991-07-26 1993-02-12 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009259373A (ja) * 2008-03-27 2009-11-05 Denso Corp 半導体メモリ装置
JP2010061731A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Nec Electronics Corp SRAM(StaticRandomAccessMemory)、及びSRAMのテスト方法
US8432747B2 (en) 2008-09-03 2013-04-30 Renesas Electronics Corporation Static random access memory (SRAM) and test method of the SRAM having precharge circuit to prepcharge bit line
JP2011204295A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Renesas Electronics Corp 半導体記憶装置及びその負荷テスト方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7787318B2 (en) 2010-08-31
US20070047348A1 (en) 2007-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4110115B2 (ja) 半導体記憶装置
US5673231A (en) Semiconductor memory device in which leakage current from defective memory cell can be suppressed during standby
JP5032004B2 (ja) 半導体装置、半導体メモリ及びその読み出し方法
US7457182B2 (en) Semiconductor memory including self-timing circuit
KR100571648B1 (ko) 반도체 메모리 소자의 오버 드라이버 제어신호 생성회로
JP3905999B2 (ja) 半導体記憶装置
KR100866145B1 (ko) 반도체 메모리 장치 및 그 바이어싱 방법
JP2007066392A (ja) 半導体記憶装置
JP5490359B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2008219232A (ja) 半導体集積回路
JP2008219232A5 (ja)
JP2007073143A (ja) 半導体記憶装置
JP2007102902A (ja) 半導体記憶装置、及びその検査方法
US6385103B1 (en) Semiconductor memory device having a circuit for testing memories
JP5580179B2 (ja) 半導体装置
JP4304697B2 (ja) ダイナミック半導体記憶装置及びその動作方法
JP2011204339A (ja) 差動増幅型センスアンプ回路及びその駆動方法、並びに、半導体記憶装置及びその評価手法
TWI608481B (zh) 半導體記憶裝置
US7679978B1 (en) Scheme for screening weak memory cell
JP2004103121A (ja) 半導体装置
KR100840636B1 (ko) 셀프 타이밍 회로를 갖는 반도체 메모리
KR100837804B1 (ko) 프리차지 유닛을 구비한 비트라인 센스앰프
JP2000195286A (ja) 半導体記憶装置
JPH07201199A (ja) 半導体集積回路
US20040204891A1 (en) Semiconductor memory device having a test mode for testing an operation state

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110620

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111013