JP3905999B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体記憶装置に関するもので、特に隣接するビット線間でセンスアンプを共有するシェアードセンスアンプ方式を採用した半導体記憶装置において、リークを有するビット線及びこのビット線とセンスアンプを挟んで隣接する反対側のビット線をスクリーニングする技術、並びにビット線リークによるスタンドバイ電流の削減技術に係る。
【0002】
【従来の技術】
近年の半導体記憶装置の高集積化に伴い、ビット線とワード線間のショートに代表されるように、ビット線リークが顕著に生じてきている。ビット線リークの主要因であるビット線とワード線のショートは、ダイナミックRAM(DRAM)を例に取ると次のような問題を生ずる。すなわち、スタンドバイ時には、ビット線対は、所定のビット線プリチャージ電位(VBL)に保たれている。通常、このプリチャージ電位は、ビット線のハイレベルの1/2に設定されている。この時、ワード線はロウレベルに保たれている。このため、ビット線とワード線間にショート箇所が存在すると、上記プリチャージ電位(VBL)に設定されたビット線からロウレベル(例えば接地電位)のワード線にリーク電流が流れ続けることになる。この結果、ワード線とショートしているビット線の電位が低下する。このビット線電位の低下は、ショートしているビット線とワード線間の抵抗値、及びビット線に設けられたプリチャージ電流制限素子のコンダクタンスに依存する。
【0003】
ここで、特に問題となるのが、近年主流となっている、隣接するビット線間でセンスアンプを共有するシェアードセンスアンプ方式を採用した半導体記憶装置の場合である。シェアードセンスアンプ方式の半導体記憶装置においては、ワード線とショートした不良ビット線とセンスアンプを挟んで隣接する反対側のビット線も動作マージンがショートの影響を受けて低下するが、ショートを有するビット線側に比べ低下量が少ないため、スクリーニングが非常に難しくなる。この結果、ウェハ状態でのテストをすり抜け、不良ビット線を冗長回路で置き換えることなく後工程に進み、パッケージにアセンブリした後の製品テストで検出されたり、最悪の場合には製品として出荷されてしまうことがある。
【0004】
上述したビット線リークを有する製品は、経時変化等の影響で、ショートしているビット線とワード線間の抵抗値が低下するなどして、市場不良を起こす大きな要因の1つとなっている。従って、ビット線リークを有するビット線を効果的にスクリーニングする手法が必要不可欠となってきている。
【0005】
図15は、従来の半導体記憶装置について説明するためのもので、代表的なシェアードセンスアンプとビット線プリチャージイコライズ回路の一例を示している。この回路は、Nチャネルセンスアンプ10、Pチャネルセンスアンプ11、ビット線プリチャージイコライズ回路20,21、及びビットスイッチ40,41等を含んで構成されている。
【0006】
上記ビット線プリチャージイコライズ回路20は、ビット線対BLL,/BLLに接続されており、これらビット線対BLL,/BLLのプリチャージとイコライズを行ってビット線プリチャージ電位VBLに設定する。上記ビット線BLLにはセルトランジスタTN50の電流通路の一端が接続され、ゲートにはワード線WLLが接続されている。上記セルトランジスタTN50の電流通路の他端と接地点間には、セルキャパシタC10が接続されている。上記セルトランジスタTN50とセルキャパシタC10とでメモリセルが構成される。
【0007】
上記ビット線プリチャージイコライズ回路21は、ビット線対BLR,/BLRに接続されており、これらビット線対BLR,/BLRのプリチャージとイコライズを行ってビット線プリチャージ電位VBLに設定するものである。上記ビット線BLRにはセルトランジスタTN51の電流通路の一端が接続され、ゲートにはワード線WLR1が接続されている。上記セルトランジスタTN51の電流通路の他端と接地点間には、セルキャパシタC11が接続されている。上記セルトランジスタTN51とセルキャパシタC11とでメモリセルが構成される。また、上記ビット線/BLRにはセルトランジスタTN52の電流通路の一端が接続され、ゲートにはワード線WLR2が接続されている。上記セルトランジスタTN52の電流通路の他端と接地点間には、セルキャパシタC12が接続されている。上記セルトランジスタTN52とセルキャパシタC12とでメモリセルが構成される。
【0008】
上記Nチャネルセンスアンプ10とPチャネルセンスアンプ11は隣接して配置されており、これらセンスアンプ10,11と上記ビット線プリチャージイコライズ回路20との間にはビットスイッチ40が設けられ、センスアンプ10,11と上記ビット線プリチャージイコライズ回路21との間にはビットスイッチ41が設けられている。更に、上記センスアンプ10,11とデータ線対DL,/DL間には、カラムセレクトトランジスタTN30,TN31の電流通路が接続されている。これら、カラムセレクトトランジスタTN30,TN31のゲートには、カラムセレクト信号CSLが供給される。
【0009】
上記Nチャネルセンスアンプ10は、Nチャネル型MOSトランジスタTN11,TN12で構成され、Nチャネルセンスアンプ制御信号φSNで動作が制御される。上記Pチャネルセンスアンプ11は、Pチャネル型MOSトランジスタTP11,TP12で構成され、Pチャネルセンスアンプ制御信号φSPで動作が制御される。
【0010】
上記ビット線プリチャージイコライズ回路20は、Nチャネル型MOSトランジスタTN20〜TN22で構成され、ビット線プリチャージイコライズ回路21は、Nチャネル型MOSトランジスタTN23〜TN25で構成されている。上記MOSトランジスタTN20〜TN22のゲートには、プリチャージイコライズ回路制御信号φEQLが供給され、ビット線対BLL,/BLLのプリチャージとイコライズを行う。上記MOSトランジスタTN23〜TN25のゲートには、プリチャージイコライズ回路制御信号φEQRが供給され、ビット線対BLR,/BLRのプリチャージとイコライズを行う。
【0011】
また、上記ビットスイッチ40は、Nチャネル型MOSトランジスタTN40,TN41で構成され、ビットスイッチ制御信号φLで制御される。ビットスイッチ41は、Nチャネル型MOSトランジスタTN42,TN43で構成され、ビットスイッチ制御信号φRで制御されている。
【0012】
なお、図15では、ビット線/BLRがワード線WLR2にショートした例を示しており、等価的に抵抗Rshortで表している。
【0013】
図16は、イコライズプリチャージ回路制御信号φEQLCONTL/Rから上記図15に示した回路におけるプリチャージイコライズ回路制御信号φEQL/Rを生成するイコライズ信号生成回路50のブロック図である。図17はこのイコライズ信号生成回路50の詳細な構成例を示している。図示するように、このイコライズ信号生成回路50は、縦続接続されたインバータINV30,INV31,INV32で構成されている。そして、インバータINV30の入力端にイコライズプリチャージ回路制御信号φEQLCONTL/Rが供給され、インバータINV32の出力端からプリチャージイコライズ回路制御信号φEQL/Rが出力されるようになっている。
【0014】
図18は、上記図15に示した回路において、ワード線WLLが選択された場合の動作波形を示している。内部活性化信号/ACTIVEがロウレベルになるのを受けて、選択側ビット線対BLL,/BLLのイコライズプリチャージ回路制御信号φEQLCONTLがハイレベルとなり、プリチャージイコライズ回路制御信号φEQLがロウレベルとなり、ビット線プリチャージ回路20がオフ状態となる。また、非選択側のビットスイッチ41の制御信号φRもロウレベルとなり、非選択側ビット線対BLR,/BLRをセンスアンプ10,11から切り離す。
【0015】
次に、ワード線WLLがハイレベルになり、セルトランジスタTN50がオンし、セルキャパシタC10のデータがビット線BLLに読み出される。ビット線BLLにセルデータが読み出された後、センスアンプ活性化信号φSNがロウレベル、φSPがハイレベルになり、Nチャネル及びPチャネルセンスアンプ10,11が活性化されて読み出し電位が増幅される。
【0016】
ここで、ワード線WLR1とビット線/BLRがショート抵抗を有してショートした場合を考える。非選択時には、イコライズプリチャージ回路20,21がオン状態となっており、全てのビット線BLL,/BLL,BLR,/BLRがVBLレベルにプリチャージされている。このため、たとえビット線/BLRの電位がリークにより低下しても、ショート抵抗値が比較的高いとスクリーニングすることが困難である。特に、シェアードセンスアンプ方式では、ビット線リークを有するビット線/BLRとセンスアンプ10,11を挟んで隣接する反対側のビット線/BLLが、ビットスイッチ41,40を介して接続されているので、ビット線プリチャージ電位VBLが低下する可能性がある。ビット線プリチャージ電位VBLが低下すると、“0”データをメモリセルから読み出したときの読み出しマージンが低下することになる。
【0017】
但し、非選択時には、通常、スタンドバイ電流の増加を抑制するための電流制限素子を介した後、ビット線プリチャージイコライズ回路20,21を経由してVBLレベルが供給されるので、ビット線リークによるレベル低下をある程度補償してしまう。このため、不良ビット線の検出を更に難しいものにしている。
【0018】
また、上記ビット線リークは、特に半導体記憶装置のスタンドバイ電流を増大させ、製品歩留まりを低下させる重大な要因となっている。特に、近年は、携帯情報端末やノートブックパソコンに代表されるように、低消費電力化への要求が非常に高まっており、スタンドバイ電流の低減化が急務となっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の半導体記憶装置は、リークを有するビット線を効果的にスクリーニングできないという問題があった。
【0020】
また、従来の半導体記憶装置は、ビット線リークによりスタンドバイ電流が増大するという問題があった。
【0021】
更に、従来の半導体記憶装置は、製品テスト歩留まりが低く、製品出荷後の市場不良が発生するという問題があった。
【0022】
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、リークを有するビット線を効果的にスクリーニングできる半導体記憶装置を提供することにある。
【0023】
また、この発明の目的は、ビット線リークによるスタンドバイ電流の増大を抑制できる半導体記憶装置を提供することにある。
【0024】
更に、この発明の目的は、製品テスト歩留まりを改善でき、製品出荷後の市場不良を低減できる半導体記憶装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
この発明の一態様に係る半導体記憶装置は、複数のワード線と、前記複数のワード線に交差するように配置されたビット線対と、前記複数のワード線とビット線対にそれぞれ接続された複数のメモリセルと、前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズするビット線プリチャージイコライズ回路と、前記ビット線プリチャージイコライズ回路で前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズする時に、前記ビット線対が同電位になりプリチャージ及びイコライズ動作が終了するまでの期間を設定する遅延タイマ回路とを具備し、テストモード時に、外部信号をトリガとする内部活性化信号がプリチャージ状態となった時に、ワード線を非選択にし、且つ前記ビット線プリチャージイコライズ回路で前記ビット線対を一旦プリチャージ及びイコライズし、前記遅延タイマ回路で設定された期間の遅延の後、前記ビット線プリチャージイコライズ回路をオフ状態にする。
【0026】
この発明の他の一態様に係る半導体記憶装置は、複数のワード線と、前記複数のワード線に交差するように配置されたビット線対と、前記複数のワード線とビット線対にそれぞれ接続された複数のメモリセルと、前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズするビット線プリチャージイコライズ回路と、外部信号をトリガとする内部活性化信号とテストモードエントリ信号が供給され、テストモードにエントリし、且つ内部活性化信号がプリチャージ状態となったことを指示する信号を出力する制御ロジック回路と、前記制御ロジック回路の出力信号が供給され、前記ビット線プリチャージイコライズ回路で前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズする時に、前記ビット線対が同電位になりプリチャージ及びイコライズ動作が終了するまでの期間を設定する遅延タイマ回路と、前記遅延タイマ回路の出力信号、イコライズ動作開始を指示する信号及びイコライズプリチャージ回路制御信号が供給され、ビット線プリチャージイコライズ回路を制御するイコライズプリチャージ回路とを具備し、テストモード時に、前記内部活性化信号がプリチャージ状態となった時に、ワード線を非選択にし、且つ前記ビット線プリチャージイコライズ回路で前記ビット線対を一旦プリチャージ及びイコライズし、前記遅延タイマ回路で設定された期間の遅延の後、前記ビット線プリチャージイコライズ回路をオフ状態にする。
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この発明の更に他の一態様に係る半導体記憶装置は、複数のワード線と、前記複数のワード線に交差するように配置されたビット線対と、前記複数のワード線とビット線対にそれぞれ接続された複数のメモリセルと、前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズするビット線プリチャージイコライズ回路と、前記ビット線プリチャージイコライズ回路で前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズする時に、前記ビット線対が同電位になりプリチャージ及びイコライズ動作が終了するまでの期間を設定する遅延タイマ回路とを具備し、テストモード時に、外部信号をトリガとする内部活性化信号がプリチャージ状態となった時に、ワード線を非選択にし、且つ前記ビット線プリチャージイコライズ回路で前記ビット線対を一旦プリチャージ及びイコライズし、前記遅延タイマ回路で設定された期間の遅延の後、前記ビット線プリチャージイコライズ回路をオフ状態にし、その後、前記ビット線対の電位変化を検出してスクリーニングを行う。
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この発明の一態様に係るシェアードセンスアンプ方式を使用する半導体記憶装置のスタンバイ電流を減少させる方法は、外部からの活性化信号に同期して変動する内部活性化信号によりアクティブ状態が得られた時、プリチャージ/イコライズ動作を実行させるために第1,第2の電流制限素子を介してビット線対に第1のプリチャージ電流を供給し、センスアンプが活性化する前にプリチャージ/イコライズ動作を開放し、第2の電流制限素子をオフにし、且つ次のサイクルのアクティブ動作までプリチャージ/イコライズ動作を実行させるために前記第1の電流制限素子を介して前記ビット線対に前記第1のプリチャージ電流より小さい第2のプリチャージ電流を供給する。
【0033】
上記のような構成によれば、リークの原因がビット線とワード線のショートである場合、ビット線リークを有するビット線とセンスアンプを挟んで隣接する反対側のビット線はプリチャージレベルから接地レベルへと低下するため、次の読み出しサイクルでのマージン低下により、リークを有するビット線を容易にスクリーニングできる。従って、ウェハ状態でのテスト時に不良を検出し、この不良個所を冗長回路に置き換えることにより、製品歩留まりの向上並びに市場不良の低減化が図れる。
【0034】
一定期間の遅延は、ビット線対が同電位になり、充分にプリチャージ及びイコライズ動作が完了するまでの期間以上であることが望ましい。
【0035】
ビット線プリチャージイコライズ回路をオフ状態にした後、前記ビット線対の電位の変化を検出すれば、容易にスクリーニングを行うことができる。
【0036】
また、スタンドバイ時の電流制限素子のコンダクタンスを下げてスタンドバイ電流を低減し、アクティブ時には電流制限素子のコンダクタンスを上げて動作マージンを確保することができる。これにより、動作マージンを確保し、且つリーク電流によるスタンドバイ電流の増大を効果的に削減できる。
【0037】
冗長回路によって不良の救済を行ったときには、不良ビット線対の電流制限素子のコンダクタンスを下げることにより、リーク電流を更に低減できる。
【0038】
複数の電流制限素子を設け、少なくとも1つの電流制限素子を常時オン状態にし、他の電流制限素子のコンダクタンスを制御信号により制御しても良い。
【0039】
電流制限素子をスタンドバイ状態の時にオフすれば、リーク電流を遮断できる。
【0040】
電流制限素子は、例えばMOSトランジスタで構成すれば、小さなパターン占有面積で効果的にリーク電流を低減できる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1乃至図8はそれぞれ、この発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置について説明するためのものである。図1及び図2はワード線WLLが選択された場合の動作波形を示しており、図1はテストモード時、図2は通常動作モード時である。図3は、半導体記憶装置のパターンレイアウトを示す平面図である。図4は、上記図3に示したパターンの一部を拡大して回路構成を示している。図5は、上記図4に示した回路におけるプリチャージ及びイコライズに関係する回路部を抽出して示すブロック図である。図6は上記図5に示した回路における制御ロジック回路の構成例を示す回路図、図7は上記図5に示した回路における遅延タイマ回路の構成例を示す回路図、図6は上記図5に示した回路におけるイコライズプリチャージ回路の構成例を示す回路図である。
【0042】
まず、この発明が適用される半導体記憶装置の概略構成について説明する。
【0043】
図3に示すパターンレイアウトは、DRAMを例にとって示している。チップ100には、4つのメモリセルブロック101〜104が配置されており、メモリセルブロック101,102間の領域、及びメモリセルブロック103,104間の領域にそれぞれ、制御信号やデータを入出力するためのパッド105が配置されている。また、メモリセルブロック101,103間の領域、及びメモリセルブロック102,104間の領域にはそれぞれ、各種の制御回路106が配置されている。
【0044】
図4は、上記図3に示したパターンレイアウトにおける斜線を付した領域を拡大して示すブロック図である。センスアンプ(S/A)120の両側をメモリセルアレイ130,130が挟むように配置されており、センスアンプ(S/A)120とメモリセルアレイ130とが交互に配置された領域の端部に、カラムデコーダ、DQバッファ、リダンダンシー回路140が配置されている。
【0045】
上記メモリセルアレイ130,130間の領域には、ワード線ドライバ及びロウデコーダ150が配置され、センスアンプ120,120間の領域には、EQL,S/Aドライバ回路160が配置されている。遅延タイマ回路及び制御ロジック回路170には、パッドPADを介して外部から制御信号が供給されるとともに、内部活性化信号/ACTIVE,テストモードエントリ信号φEQLOFFが供給され、タイマ出力信号φEQLOFFbを出力する。
【0046】
なお、破線200で囲んで示す領域、すなわちセンスアンプとこのセンスアンプを挟むように配置されたメモリセルアレイは、図15に示した回路と同様な構成になっている。
【0047】
上記遅延タイマ回路及び制御ロジック回路170は、図5に示すように上記内部活性化信号/ACTIVEとテストモードエントリ信号φEQLOFFが供給され、信号φdelayを出力する制御ロジック回路171と、この制御ロジック回路171から出力された遅延タイマ回路入力φdelayが供給され、タイマ出力信号φEQLOFFbを出力する遅延タイマ回路172とで構成されている。上記タイマ出力信号φEQLOFFbは、イコライズプリチャージ回路180に供給される。このイコライズプリチャージ回路180には、信号φEQON及び制御信号φEQLCONTL/Rが供給され、φEQL/Rを出力する。
【0048】
上記制御ロジック回路171は、図6に示すように、ナンドゲートNAND20で構成されている。このナンドゲートNAND20の一方の入力端には内部活性化信号/ACTIVEが供給され、他方の入力端にはテストモードエントリ信号φEQLOFFが供給され、信号φdelayを出力するようになっている。
【0049】
上記遅延タイマ回路172は、図7に示すように、Pチャネル型MOSトランジスタTP60,TP61、Nチャネル型MOSトランジスタTN60,TN61、抵抗R10,R11、キャパシタCP10,CN10、ナンドゲートNAND10、ノアゲートNOR10、及びインバータINV10〜INV21等から構成されている。遅延タイマ回路入力φdelayは、上記MOSトランジスタTP61,TN61のゲートに供給される。上記MOSトランジスタTP61の電流通路、抵抗R10,R11及びMOSトランジスタTN61の電流通路は、電源VDDと接地点間に直列接続されている。上記抵抗R10,R11の接続点と電源VDD間には、キャパシタCP10が接続され、上記抵抗R10,R11の接続点と接地点間には、キャパシタCN10が接続される。上記キャパシタCP10はソース,ドレインが接続されたPチャネル型MOSトランジスタで構成され、上記キャパシタCN10はソース,ドレイン間接続されたNチャネル型MOSトランジスタで構成されている。
【0050】
また、上記抵抗R10,R11の接続点と電源VDD間には、Pチャネル型MOSトランジスタTP60の電流通路が接続され、上記抵抗R10,R11の接続点と接地点間には、Nチャネル型MOSトランジスタTN60の電流通路が接続される。上記MOSトランジスタTP60のゲートにはナンドゲートNAND10の出力端が接続され、上記MOSトランジスタTN60のゲートにはノアゲートNOR10の出力端が接続されている。上記ナンドゲートNAND10の一方の入力端には、上記抵抗R10,R11の接続点の電位がインバータINV10〜INV18を介して供給され、他方の入力端には、上記抵抗R10,R11の接続点の電位がインバータINV10,INV11を介して供給される。上記ノアゲートNOR10の一方の入力端には、上記抵抗R10,R11の接続点の電位がインバータINV10〜INV15,INV19〜INV21を介して供給され、他方の入力端には、上記抵抗R10,R11の接続点の電位がインバータINV10,INV11を介して供給される。そして、インバータINV15の出力端からタイマ出力信号φEQLOFFbを出力するようになっている。
【0051】
上記イコライズプリチャージ回路180は、オアゲートとナンドゲートOR−NAND10、及びインバータINV40,INV41で構成されている。オアゲートの入力端には、上記タイマ出力信号φEQLOFFbとイコライズプリチャージ回路制御信号φEQLCONTL/Rが供給され、このオアゲートの出力信号及び信号φEQONがナンドゲートに供給される。そして、オアゲートとナンドゲートOR−NAND10の出力信号が、インバータINV40,INV41を介してプリチャージイコライズ回路制御信号φEQL/Rとして出力される。
【0052】
次に、上記のような構成において図1、図2及び図15により動作を説明する。図1では、図15に示した回路におけるセルトランジスタTN50とセルキャパシタC10とからなるメモリセルからビット線BLLに0データが読み出された場合に、ビット線/BLRとワード線WLR2にショートがある場合とない場合の例をそれぞれ示している。
【0053】
外部信号をトリガとするチップ内部活性化信号/ACTIVEがハイレベルからロウレベルになることにより、イコライズプリチャージ制御信号φEQLCONTLがハイレベルになる。通常の動作では、これにより選択されているビット線側と反対側のビットスイッチ制御信号φRがロウレベルとなり、非選択側ビット線をセンスアンプから切り離すとともに、選択されているビット線対側のイコライズプリチャージ回路180はオフし、イコライズ動作を停止させ、セルデータの読み出しに備える。
【0054】
本実施の形態におけるテストモード時に、テストモードエントリ信号φEQLOFFがハイレベルの時は、全てのイコライズプリチャージ回路180はオフになっており、チップ内部活性化信号/ACTIVEがハイレベルからロウレベルになることにより、遅延タイマ回路入力φdelayがハイレベルになり、一定期間t1後にタイマ出力信号φEQLOFFbがロウレベルとなる。これにより、非選択側イコライズプリチャージ回路制御信号φEQRはハイレベルとなり、イコライズ動作を開始する。
【0055】
但し、選択側ビット線のイコライズプリチャージ回路制御信号φEQLは、既にイコライズプリチャージ制御信号φEQLCONTLがハイレベルになっているためロウレベルを維持し、選択側ビット線のイコライズプリチャージ回路180は活性化されない。上記期間t1は、選択ビット線をイコライズしないようにするため、制御信号φEQLCONTLがオフ状態、本実施の形態では、ハイレベルになった後にタイマ出力信号φEQLOFFbをロウレベルとし、選択ビット線の読み出し前のイコライズ動作を抑制する。
【0056】
ビット線とワード線にショートがない場合には、ワード線WLLが選択されてセルトランジスタTN50がオンし、セルトランジスタTN50とセルキャパシタC10とからなるメモリセルからビット線BLLに0データが読み出されると、このデータがセンスアンプ10,11により正常に増幅され、ビット線BLLはロウレベルに、ビット線/BLLはハイレベルになる。
【0057】
これに対し、読み出しが行われたメモリセルとセンスアンプ10,11を挟んで反対側のビット線/BLRとワード線WLR2間がショートしている場合には、次のような動作になる。テストモードエントリ時には、プリチャージ期間中、イコライズプリチャージ回路180はオフとなり、ビット線はイコライズされない。プリチャージ期間中ビット線プリチャージイコライズ回路21がオフしているため、ワード線WLR2とショートしているビット線/BLRのレベルが接地電位へと低下して行く。これに伴い、ビット線/BLLのレベルも低下する。一方、ビット線BLR及びBLLにはリークがないので、ビット線プリチャージ電位VBLが維持されている。ここで、ワード線WLLが選択され、ビット線BLLに接続されたメモリセルC10から0データが読み出された場合の読み出し電位をVr、読み出し直前のビット線BLLの電位をV(BLL)、同様にビット線/BLLの電位をV(/BLL)とすれば、V(BLL)−Vr>V(/BLL)となった場合、V(BLL)はプリチャージイコライズ電位VBLに等しいが、V(/BLL)はリークを有するためにレベルが低下している。このレベル低下量が前記のようにメモリセルの読み出し電位差Vrよりも大きい場合は、ビット線BLLに0データが読み出されているにもかかわらず、V(/BLL)よりもレベルが依然として高いためハイレベルとしてセンスされるため、不良の検出が可能となる。
【0058】
つまり、メモリセルの読み出し電位差Vrよりも、ビット線リークによるビット線の電位降下の方が大きい場合は、必ずビット線リークによる不良を検出することが可能になる。よって、不良のスクリーニングを加速でき、ビット線−ワード線ショートを有するビット線とセンスアンプを挟んで反対側のビット線をもスクリーニングすることが可能になる。
【0059】
ここで、プリチャージ時間を可変させれば、つまりビット線プリチャージイコライズ回路をオフしている時間を可変させれば自由にスクリーニングの強度を可変することが可能となる。
【0060】
なお、通常動作モード時には、テストモードエントリ信号φEQLOFF、遅延タイマ回路入力φdelay及びタイマ出力信号φEQLOFFbは全てロウレベルとなり、信号φEQONがハイレベルとなって、実質的に従来と同様な動作を行う。
【0061】
[第2の実施の形態]
図9は、この発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもので、ワード線WL、ビット線対BL,/BL、ビット線プリチャージイコライズ回路300、及びビット線プリチャージ電流を制限する電流制限素子を抽出して示している。この図9では、ビット線BLがワード線WLにショートした場合を示している。
【0062】
図において、TN1,TN2,TN3はNチャネル型のビット線プリチャージイコライズトランジスタ、TN4,TN5はビット線プリチャージ電流制限トランジスタ、EQLはビット線プリチャージイコライズトランジスタを制御するプリチャージイコライズ信号、PR1,PR2はそれぞれ電流制限トランジスタTN4,TN5のゲート入力信号(制御信号)である。
【0063】
図9に示したように、本実施の形態では、ビット線プリチャージトランジスタTN2,TN3のソースとビット線プリチャージ電位発生回路で発生されたビット線プリチャージ電位VBLを供給する配線との間に、2つの電流制限トランジスタ(電流制限素子)TN4,TN5を設けている。
【0064】
図10の動作波形図に示すように、チップがスタンドバイ状態の時、イコライズ信号EQLがハイレベルになり、トランジスタTN1,TN2,TN3がオンすることによりビット線対BL,/BLには電流制限トランジスタTN4を介してプリチャージ電位VBLが供給される。ここで、トランジスタTN4の電流供給能力は、従来の電流制限素子に比較して低くしている。一方、電流制限トランジスタTN5のゲート信号PR2は、スタンドバイ時にはロウレベルとしているため、スタンドバイ時のビット線対BL,/BLへのプリチャージ電流は、コンダクタンスの低い電流制限トランジスタTN4を介してのみ供給される。このため、たとえビット線BLとワード線WL間にショートが存在してもリーク電流は微少である。
【0065】
なお、図10の動作波形図における信号sTESTは、ビット線とワード線にショートを持つビット線のスクリーニングを加速する際のテストに使用するテスト制御信号である。
【0066】
しかし、前記電流制限トランジスタTN4は、前述したようにコンダクタンスを従来のものに比べて小さくしているため、ビット線対BL,/BLが所望のプリチャージレベルまで充電できない場合が生ずる。実際のリード動作で、プリチャージ電位が所望のレベル(通常はビット線のハイレベルの1/2の電圧に設定)に達せずに、低いレベルでセルデータをビット線BLまたは/BLに読み出した場合、0読み出し時のシグナルマージン(セル読み出し時の初期ビット線間電位差)が小さくなり、誤センスを引き起こす恐れがある。これに対し、ビット線のプリチャージ電圧が、所望の電圧より高くなった場合には、1読み出しのシグナルマージンが小さくなり、前記同様誤センスを引き起こす恐れがある。
【0067】
そこで、このような問題を解決し、且つスタンドバイ電流を低減するために、新たに電流制限トランジスタTN5を設け、外部からの活性化信号に同期して動作する内部活性化信号/ACTIVEがアクティブ(ロウレベル)になった時だけオンさせ、ビット線BL,/BLへのプリチャージ電流の供給量を増やしている。
【0068】
例えば、図11に示すような、インバータINV1,INV2とナンドゲートNAND1とで構成された、電流制限トランジスタTN5への制御信号PR2の発生回路を使用すれば、内部活性化信号/ACTIVEがアクティブ(ロウレベル)になるとトランジスタTN4,TN5の両方がオンするため、スタンドバイ時に比べ実質的にコンダクタンスが上昇し、各ビット線を所望のプリチャージレベルにすることが可能になる。
【0069】
また、上記図11に示した回路によれば、テスト制御信号sTESTを、スクリーニング時のみハイレベルとし、ビット線BL,/BLへのプリチャージ電流を減少させることにより、リークが存在するビット線を効果的にスクリーニングすることが可能となるという長所も兼ね備える。
【0070】
テストモード時の制御信号波形を図12に示す。前述の通り、テストモード時に信号sTESTがハイレベルとなり、電流制限トランジスタTN5は常時オフとなり、制御信号PR1は常時ハイレベルを保持するため、ビット線へのプリチャージ電流は非常に小さくなる。このため、ビット線リークによるビット線のプリチャージ電圧低下によるシグナルマージンの不足に起因する不良を効果的にスクリーニングし、効果的に冗長回路に置き換えることができる。
【0071】
図13は、上記制御信号PR2の発生回路の別の構成例を示している。この回路は、インバータINV3,INV4,INV5とノアゲートNOR1とで構成されている。
【0072】
図14は、上記図13に示した回路から出力される制御信号を利用した場合の動作波形図を示している。この回路構成例では、内部活性化信号/ACTIVEがロウレベルになると、制御信号PR2がハイレベルとなり、電流制限トランジスタTN5がオンし、プリチャージ電流を増加させ、ビット線対BL,/BLを所望のプリチャージ電位になるようにし、0及び1読み出しマージンが同一になるようにする。
【0073】
次に、センスアンプを活性化する直前に、イコライズ信号EQLをロウレベルにし、プリチャージイコライズ動作を解除するとともに、上記イコライズ信号EQLがロウレベルになるのを受けて制御信号PR2をロウレベルにリセットし、アクティブ動作時用の電流制限トランジスタTN5をオフさせ、次のサイクルのアクティブ動作まで電流制限トランジスタTN4のみオンさせる。これによって、スタンドバイ電流を低減するとともに、安定したセンス動作の実現が可能となる。
【0074】
従って、上記第2の実施の形態によれば、スタンドバイ時のリーク電流の大幅な低減と、充分な読み出しマージン確保を両立することが可能になる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、リークを有するビット線を効果的にスクリーニングできる半導体記憶装置が得られる。
【0076】
また、ビット線リークによるスタンドバイ電流の増大を抑制できる半導体記憶装置が得られる。
【0077】
更に、製品テスト歩留まりを改善でき、製品出荷後の市場不良を低減できる半導体記憶装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもので、1本のワード線が選択された場合のテストモード時の動作波形を示す図。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもので、1本のワード線が選択された場合の通常動作モード時の動作波形を示す図。
【図3】この発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもので、半導体記憶装置のパターンレイアウトを示す平面図。
【図4】図3に示したパターンの一部を拡大して回路構成を示す図。
【図5】図4に示した回路におけるプリチャージ及びイコライズに関係する回路部を抽出して示すブロック図。
【図6】図5に示した回路における制御ロジック回路の構成例を示す回路図。
【図7】図5に示した回路における遅延タイマ回路の構成例を示す回路図。
【図8】図5に示した回路におけるイコライズプリチャージ回路の構成例を示す回路図。
【図9】この発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもので、ワード線、ビット線対、ビット線プリチャージイコライズ回路、及びビット線プリチャージ電流を制限する電流制限素子を抽出して示す図。
【図10】図9に示した回路の動作について説明するための動作波形図。
【図11】電流制限トランジスタへの制御信号の発生回路の構成例を示す回路図。
【図12】図11に示した回路から出力される制御信号を利用した場合の動作波形図。
【図13】電流制限トランジスタへの制御信号の発生回路の他の構成例を示す回路図。
【図14】図13に示した回路から出力される制御信号を利用した場合の動作波形図。
【図15】従来の半導体記憶装置について説明するためのもので、代表的なシェアードセンスアンプとビット線プリチャージイコライズ回路の一例を示す回路図。
【図16】イコライズプリチャージ回路制御信号からプリチャージイコライズ回路制御信号を生成する回路のブロック図。
【図17】図16に示したイコライズ信号生成の詳細な構成例を示す回路図。
【図18】図15に示した回路において、1本のワード線が選択された場合の動作波形を示す図。
【符号の説明】
10…Nチャネルセンスアンプ、
11…Pチャネルセンスアンプ、
20,21…ビット線プリチャージイコライズ回路、
40,41…ビットスイッチ、
BL,/BL,BLL,/BLL,BLR,/BLR…ビット線、
VBL…ビット線プリチャージ電位、
TN50,TN51,TN52…セルトランジスタ、
C10,C11,C12…セルキャパシタ、
TN30,TN31…カラムセレクトトランジスタ、
CSL…カラム選択信号、
φSN…Nチャネルセンスアンプ制御信号、
φSP…Pチャネルセンスアンプ制御信号、
TN23〜TN25…Nチャネル型MOSトランジスタ、
φEQL,φEQR…プリチャージイコライズ回路制御信号、
φL,φR…ビットスイッチ制御信号、
WL,WLL,WLR1,WLR2…ワード線、
/ACTIVE…内部活性化信号、
TN1,TN2,TN3…ビット線プリチャージイコライズトランジスタ、
TN4,TN5…電流制限トランジスタ、
EQL…プリチャージイコライズ信号、
sTEST…テスト制御信号。
Claims (16)
- 複数のワード線と、
前記複数のワード線に交差するように配置されたビット線対と、
前記複数のワード線とビット線対にそれぞれ接続された複数のメモリセルと、
前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズするビット線プリチャージイコライズ回路と、
前記ビット線プリチャージイコライズ回路で前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズする時に、前記ビット線対が同電位になりプリチャージ及びイコライズ動作が終了するまでの期間を設定する遅延タイマ回路とを具備し、
テストモード時に、外部信号をトリガとする内部活性化信号がプリチャージ状態となった時に、ワード線を非選択にし、且つ前記ビット線プリチャージイコライズ回路で前記ビット線対を一旦プリチャージ及びイコライズし、前記遅延タイマ回路で設定された期間の遅延の後、前記ビット線プリチャージイコライズ回路をオフ状態にすることを特徴とする半導体記憶装置。 - 複数のワード線と、
前記複数のワード線に交差するように配置されたビット線対と、
前記複数のワード線とビット線対にそれぞれ接続された複数のメモリセルと、
前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズするビット線プリチャージイコライズ回路と、
外部信号をトリガとする内部活性化信号とテストモードエントリ信号が供給され、テストモードにエントリし、且つ内部活性化信号がプリチャージ状態となったことを指示する信号を出力する制御ロジック回路と、
前記制御ロジック回路の出力信号が供給され、前記ビット線プリチャージイコライズ回路で前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズする時に、前記ビット線対が同電位になりプリチャージ及びイコライズ動作が終了するまでの期間を設定する遅延タイマ回路と、
前記遅延タイマ回路の出力信号、イコライズ動作開始を指示する信号及びイコライズプリチャージ回路制御信号が供給され、ビット線プリチャージイコライズ回路を制御するイコライズプリチャージ回路とを具備し、
テストモード時に、前記内部活性化信号がプリチャージ状態となった時に、ワード線を非選択にし、且つ前記ビット線プリチャージイコライズ回路で前記ビット線対を一旦プリチャージ及びイコライズし、前記遅延タイマ回路で設定された期間の遅延の後、前記ビット線プリチャージイコライズ回路をオフ状態にすることを特徴とする半導体記憶装置。 - 複数のワード線と、
前記複数のワード線に交差するように配置されたビット線対と、
前記複数のワード線とビット線対にそれぞれ接続された複数のメモリセルと、
前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズするビット線プリチャージイコライズ回路と、
前記ビット線プリチャージイコライズ回路で前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズする時に、前記ビット線対が同電位になりプリチャージ及びイコライズ動作が終了するまでの期間を設定する遅延タイマ回路とを具備し、
テストモード時に、外部信号をトリガとする内部活性化信号がプリチャージ状態となった時に、ワード線を非選択にし、且つ前記ビット線プリチャージイコライズ回路で前記ビット線対を一旦プリチャージ及びイコライズし、前記遅延タイマ回路で設定された期間の遅延の後、前記ビット線プリチャージイコライズ回路をオフ状態にし、その後、前記ビット線対の電位変化を検出してスクリーニングを行うことを特徴とする半導体記憶装置。 - 複数のワード線と、
前記複数のワード線に交差するように配置されたビット線対と、
前記複数のワード線とビット線対にそれぞれ接続された複数のメモリセルと、
前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズするためのビット線プリチャージ電位を発生するビット線プリチャージ電位発生回路と、
前記ビット線プリチャージ電位発生回路で発生したビット線プリチャージ電位を、前記ビット線対に印加してプリチャージ及びイコライズを行うビット線プリチャージイコライズ回路と、
前記ビット線プリチャージ電位発生回路と前記ビット線プリチャージイコライズ回路との間に設けられ、前記ビット線対のプリチャージ電流を制限する電流制限回路とを具備し、
前記電流制限回路は、複数の電流制限素子を備え、前記複数の電流制限素子のうち少なくとも1つの電流制限素子は常時オン状態を維持し、他の電流制限素子は制御信号によりコンダクタンスが制御され、アクティブ時に前記電流制限回路のコンダクタンスを上げ、スタンドバイ時に前記電流制限回路のコンダクタンスを下げることにより、前記ビット線対のプリチャージ電流を制御することを特徴とする半導体記憶装置。 - 冗長用のビット線対と、前記冗長用ビット線対に接続された冗長用のメモリセルと、前記ビット線対または前記メモリセルに不良が発生したときに、前記冗長用のビット線対と前記冗長用のメモリセルに置換する冗長回路とを更に具備し、
前記ビット線対または前記メモリセルに不良が発生したときに、前記冗長回路によって置き換えられたビット線対に接続されている電流制限回路のコンダクタンスを下げることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。 - 複数のワード線と、
前記複数のワード線に交差するように配置されたビット線対と、
前記複数のワード線とビット線対にそれぞれ接続された複数のメモリセルと、
前記ビット線対をプリチャージ及びイコライズするためのビット線プリチャージ電位を発生するビット線プリチャージ電位発生回路と、
前記ビット線プリチャージ電位発生回路で発生したビット線プリチャージ電位を、前記ビット線対に印加してプリチャージ及びイコライズを行うビット線プリチャージイコライズ回路と、
前記ビット線プリチャージ電位発生回路と前記ビット線プリチャージイコライズ回路との間に設けられ、スタンドバイ状態の時にはオンし、アクティブ状態の時にはオフする電流制限素子を含み、前記ビット線対のプリチャージ電流を制限する電流制限回路とを具備し、
アクティブ時に前記電流制限回路のコンダクタンスを上げ、スタンドバイ時に前記電流制限回路のコンダクタンスを下げることにより、前記ビット線対のプリチャージ電流を制御することを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記電流制限回路は、スタンドバイ状態の時にはオンし、アクティブ状態の時にはオフする電流制限素子を含むことを特徴とする請求項4または5に記載の半導体記憶装置。
- 前記電流制限素子は、ゲート電圧が制御されることによりコンダクタンスが変化するMOSトランジスタであることを特徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置。
- 複数のワード線と、
前記複数のワード線に交差するように配置された第1のビット線対と、
前記複数のワード線に交差するように配置され、且つ前記第1のビット線対に隣接して配置された第2のビット線対と、
前記第1,第2のビット線対に共通に使用されるセンスアンプと、
前記複数のワード線及び第1,第2のビット線対に接続された複数のメモリセルと、
前記第1のビット線対をプリチャージし、且つ前記第1のビット線対の電位をイコライズするための第1のビット線プリチャージ/イコライズ回路と、
前記第2のビット線対をプリチャージし、且つ前記第2のビット線対の電位をイコライズするための第2のビット線プリチャージ/イコライズ回路と、
前記第1,第2のビット線プリチャージイコライズ回路で前記第1,第2のビット線対 をプリチャージ及びイコライズする時に、前記第1,第2のビット線対が同電位になり、プリチャージ及びイコライズ動作が終了するまでの期間を設定する遅延タイマ回路とを具備し、
テストモードにおいて外部信号をトリガとする内部活性化信号がプリチャージ状態となった時に、前記第1,第2のビット線プリチャージ/イコライズ回路で前記第1,第2のビット線対をプリチャージし、且つ前記第1,第2のビット線対の電位をイコライズし、前記遅延タイマ回路で設定された期間の遅延の後、前記第1,第2のビット線プリチャージ/イコライズ回路をオフ状態にする
ことを特徴とするシェアードセンスアンプ方式の半導体記憶装置。 - 前記第1,第2のビット線プリチャージ/イコライズ回路がオフ状態に設定された後、前記第1,第2のビット線対の電位変動を検知してスクリーニング動作が実行されることを特徴とする請求項9に記載の半導体記憶装置。
- 複数のワード線と、
前記複数のワード線に交差するように配置された第1のビット線対と、
前記複数のワード線に交差するように配置され、且つ前記第1のビット線対に隣接して配置された第2のビット線対と、
前記第1,第2のビット線対に対して共通に使用されるセンスアンプと、
前記複数のワード線及び第1,第2のビット線対に接続された複数のメモリセルと、
前記第1,第2のビット線対をプリチャージし、且つ前記第1,第2のビット線対の電位をイコライズするためのビット線プリチャージ電位を発生するビット線プリチャージ電位発生回路と、
前記ビット線プリチャージ電位発生回路で発生されたビット線プリチャージ電位を前記第1のビット線対に印加してプリチャージ及びイコライズを行う第1のビット線プリチャージ/イコライズ回路と、
前記ビット線プリチャージ電位発生回路で発生されたビット線プリチャージ電位を前記第2のビット線対に印加してプリチャージ及びイコライズを行う第2のビット線プリチャージ/イコライズ回路と、
前記第1のビット線対を流れるプリチャージ電流を制限するために、前記ビット線プリチャージ電位発生回路と前記第1のビット線プリチャージ/イコライズ回路の間に配置され、前記第1のビット線対へのプリチャージ電流を制限するために使用される複数の第1の電流制限素子を含む第1の電流制限回路と、
前記第2のビット線対を流れるプリチャージ電流を制限するために、前記ビット線プリチャージ電位発生回路と前記第2のビット線プリチャージ/イコライズ回路の間に配置され、前記第2のビット線対へのプリチャージ電流を制限するために使用される複数の第2の電流制限素子を含む第2の電流制限回路とを具備し、
前記複数の第1の電流制限素子の少なくとも1つが常時オン状態を維持し、他の第1の電流制限素子のコンダクタンスは第1の制御信号により制御され、
且つ前記複数の第2の電流制限素子の少なくとも1つが常時オン状態を維持し、他の第2の電流制限素子のコンダクタンスは第2の制御信号によって制御され、
前記第1,第2のビット線対に対するプリチャージ電流は、アクティブ時において前記第1,第2の電流制限回路のコンダクタンスが増加することにより制御され、且つスタンバイ時において前記第1,第2の電流制限回路のコンダクタンスが減少することにより制御される
ことを特徴とするシェアードセンスアンプ方式の半導体記憶装置。 - 冗長ビット線対と、前記冗長ビット線対に接続された冗長メモリセルと、前記第1,第2のビット線対及びメモリセルの少なくともいずれか1つに欠陥が生じたときに、前記冗長ビット線対及び冗長メモリセルに置換するための冗長回路とを更に具備し、
前記第1,第2のビット線対及びメモリセルの少なくともいずれか1つに欠陥が生じたときに、前記冗長回路によって置き換えられた対応する前記第1,第2のビット線対の1つに接続された前記第1,第2の電流制限回路の1つのコンダクタンスを下げることを特徴とする請求項11に記載の半導体記憶装置。 - 前記第1,第2の電流制限回路はそれぞれ、スタンバイ状態においてオフ状態に設定され、アクティブ状態においてオン状態に設定される電流制限素子を含むことを特徴とする請求項11に記載の半導体記憶装置。
- 前記第1,第2の電流制限回路はそれぞれ、ゲート電圧が制御されることによりコンダクタンスが変化するMOSトランジスタを含むことを特徴とする請求項11に記載の半導体記憶装置。
- 外部からの活性化信号に同期して変動する内部活性化信号によりアクティブ状態が得られた時、プリチャージ/イコライズ動作を実行させるために第1,第2の電流制限素子を介してビット線対に第1のプリチャージ電流を供給し、
センスアンプが活性化する前にプリチャージ/イコライズ動作を開放し、第2の電流制限素子をオフにし、且つ次のサイクルのアクティブ動作までプリチャージ/イコライズ動作を実行させるために前記第1の電流制限素子を介して前記ビット線対に前記第1のプリチャージ電流より小さい第2のプリチャージ電流を供給する
ことを特徴とするシェアードセンスアンプ方式を使用する半導体記憶装置のスタンバイ電流を減少させる方法。 - テストモードにおいてテスト制御信号により特定されるスクリーニング動作の時に、前記第2の電流制限素子をオフにし、プリチャージ/イコライズ動作を実行させるために前記ビット線対に前記第2のプリチャージ電流を供給することを特徴とする請求項15に記載の半導体記憶装置のスタンバイ電流を減少させる方法。
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