JP5490359B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5490359B2
JP5490359B2 JP2007182360A JP2007182360A JP5490359B2 JP 5490359 B2 JP5490359 B2 JP 5490359B2 JP 2007182360 A JP2007182360 A JP 2007182360A JP 2007182360 A JP2007182360 A JP 2007182360A JP 5490359 B2 JP5490359 B2 JP 5490359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
sense amplifier
input
amplifier circuit
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007182360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009020948A (ja
Inventor
一浩 寺本
陽治 出井
武範 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PS4 Luxco SARL
Original Assignee
PS4 Luxco SARL
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PS4 Luxco SARL filed Critical PS4 Luxco SARL
Priority to JP2007182360A priority Critical patent/JP5490359B2/ja
Priority to US12/170,561 priority patent/US7649790B2/en
Publication of JP2009020948A publication Critical patent/JP2009020948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5490359B2 publication Critical patent/JP5490359B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/02Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/02Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters
    • G11C29/025Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters in signal lines
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/50Marginal testing, e.g. race, voltage or current testing
    • G11C29/50008Marginal testing, e.g. race, voltage or current testing of impedance
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/08Functional testing, e.g. testing during refresh, power-on self testing [POST] or distributed testing
    • G11C29/12Built-in arrangements for testing, e.g. built-in self testing [BIST] or interconnection details
    • G11C2029/1204Bit line control
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/50Marginal testing, e.g. race, voltage or current testing
    • G11C2029/5006Current

Landscapes

  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Dram (AREA)

Description

本発明は、例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリにおける不良箇所テストを可能とする半導体記憶装置に関する。
DRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)のメモリアレイはビット線とワード線により構成され、ビット線とワード線の交点に配置されるメモリセルにデータが記憶される。メモリアレイにおけるデータの検出は、1対のビット線対上に生じる微小電位差を検出することにより行われ、DRAMに備えられるセンスアンプ回路により、ビット線対に生じた微小電位差が増幅されてデータが出力される。
ところで、近年の微細化技術の進歩の一方で、当該微細化によりメモリアレイ内の配線間が狭くなりワード線とビット線間ショート等の不良が顕在化している。これらのショート不良を検出してリジェクトする方法の一つにワード線駆動−センスアンプ回路活性化信号(SE)の発生間隔を拡大させるテストモード(以下、ワード−SE間隔拡大テストという)がある。このテストモードでは、ワード線の駆動とセンスアンプ回路活性化信号(SE)の発生間隔について、通常動作では数nsであるところを、数μs単位まで広げることを行っている。
具体的なワード−SE間隔拡大テストの方式について、図11及び図12を参照して説明する。図11は、当該ワード−SE間隔拡大テストが行われていない場合、すなわち通常状態での動作を示したタイミングチャートである。図11において、制御信号R2AC0Bは、ワード線を駆動するタイミングを決める制御信号である。制御信号RSAEPT、RSAENTは、前述したセンスアンプ回路活性化信号に対応し、センスアンプ回路に増幅を開始させる信号である。図11に示すように、アクティブコマンド(ACT)が入力されると、当該アクティブコマンドとともに入力されるアドレスにより、メモリマットを選択するマット列選択信号が入力され、対象となるメモリマットが選択される。そして、ワード線を駆動するタイミングを決める制御信号R2AC0Bが入力、すなわち制御信号R2AC0Bが「H(High)」状態から「L(Low)」状態に変化すると、当該信号によりワード線が駆動される。前述したように通常状態の動作においてもワード線が駆動された後、数ns経過後にセンスアンプ回路を活性化するため、制御信号R2AC0Bを遅延素子等により遅延させて、センスアンプ回路を活性化させる制御信号RSAEPT、RSAENTを生成してセンスアンプ回路を活性化させる。
次に、図12は、ワード−SE間隔拡大テストのモードとなった場合の動作を示したタイミングチャートである。ワード−SE間隔拡大テストのモードとなった場合、外部CLKの発生を、テスタ等により数μs程度拡大させ、これにより、センスアンプ回路を活性化させる制御信号RSAEPT、RSAENTの生成を拡大させることで当該テストが行われる。これにより、図12に示すように、図11に比べて、ワード線駆動からセンスアンプ回路活性化信号の発生までの間隔を拡大することが可能となる。
当該拡大が行われることで、ショート不良があるビット線は、ショート箇所を通じたリークによってメモリセルから出力された信号量を失い、センスアンプ回路活性化のときに誤センスを検出することができ、これにより、ショート不良の箇所の検出が可能となり、当該箇所をリジェクトすることが可能となる。
特開2002−074995号公報
ところで、近年、SDR(3.3V)、DDR(2.5V)、DDR2(1.8V)、DDR3(1.5V)というように、DRAMの高速化とともに低減する消費電力のため用いられる電源電圧が低下してきており、それに伴ってメモリセルアレイの電圧(以下、Varyという)も低下している。当該Varyの低下はセンス時のセンスアンプ回路のトランジスタのソースに対するゲートの電位(以下、Vgsという)を低下させることになり、センス速度の低下の原因となる。これを防ぐ対策として、センスアンプ回路のトランジスタの閾値電圧を下げる対策がある。しかし、センスアンプ回路のトランジスタの閾値電圧を下げてしまうとセンスアンプ回路のオフ電流が増大してしまうことが知られている。
ここで、上述したワード−SE間隔拡大テストについてみると、拡大時間という通常動作の時間より長い間、センスアンプ回路のトランジスタはオフ状態となり、センス速度の低下を防ぐため閾値電圧が下げられていると、増大したオフ電流が拡大時間中流れる状態となる。この状態にて、ワード−SE間隔拡大テストでショート不良を検出しようとしても、センスアンプ回路のトランジスタのオフ電流によって読み出しデータが破壊されることになり、本来検出すべきショート不良の他に、オフ電流によりデータが破壊された箇所までも不良として検出してしまうという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、ワード線駆動−センスアンプ回路活性化信号の発生間隔拡大テストを行う際に、センスアンプ回路のオフ電流により不良を生じさせず、本来検出すべきメモリアレイ内のショート不良を検出することを可能とする半導体記憶装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、ワード線が駆動されることでビット線と接続されるメモリセルと、一組みのビット線対間の電位を増幅するセンスアンプ回路と、前記ビット線上の前記メモリセル側と前記センスアンプ回路側との間に設けられるスイッチ手段と、ワード線を駆動するワード線駆動タイミング信号と、任意に発生間隔が拡大されるクロック信号とに基づいて第1の制御信号を生成し、拡大された間隔に応じた間、生成した前記第1の制御信号を出力するテスト制御回路と、前記一組のビット線対を選択する選択信号が入力され、前記テスト制御回路から出力される前記第1の制御信号と、前記選択信号とに基づいて、当該選択信号により選択されるビット線対に対応する前記スイッチ手段をオフ状態にするスイッチ制御信号を生成して前記スイッチ手段に入力する制御回路と、を備えたことを特徴とする半導体記憶装置である。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記テスト制御回路は、前記ワード線駆動タイミング信号に基づく信号が入力され、前記クロック信号に基づく信号により入出力を切り離すクロックドインバータと、前記クロックドインバータの出力状態を保持する記憶素子と、入力されるテストの開始を示すテストモード開始信号と、前記ワード線駆動タイミング信号と、前記記憶素子が保持する前記クロックドインバータの出力状態とに基づいて前記第1の制御信号を生成して前記制御回路に入力する第1の論理素子と、前記記憶素子に記憶される前記クロックドインバータの出力状態に基づいて、前記センスアンプ回路活性化信号を生成することで、前記拡大された間隔に応じた間、前記センスアンプ回路をオフ状態とする前記センスアンプ活性化信号を出力する第2の論理素子と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記第2の論理素子は、更に、前記拡大された間隔の後、予め定められる遅延時間、前記記憶素子に記憶される前記クロックドインバータの出力状態に基づく信号を遅延して出力する遅延素子を備えており、前記第1の論理素子は、前記拡大された間隔の後、拡大前の発生間隔のクロック信号に基づく信号により入出力が接続された前記クロックドインバータから出力される状態と、当該ワード線駆動タイミング信号の状態とに基づいて第2の制御信号を生成して前記制御回路へ入力し、前記第2の論理素子は、前記遅延素子の出力信号と、前記記憶素子に記憶される前記クロックドインバータの出力状態に基づいて、前記センスアンプ回路活性化信号を生成することで、前記遅延時間経過後に、前記センスアンプ回路を活性化させる前記センスアンプ回路活性化信号を前記制御回路へ入力し、前記制御回路は、前記第1の論理素子から出力される前記第2の制御信号と、前記選択信号とに基づいて当該選択信号により選択されるビット線対に対応する前記スイッチ手段をオン状態とするスイッチ制御信号を生成して前記スイッチ手段に入力し、前記第2の論理素子から入力される前記センスアンプ回路活性化信号を前記センスアンプ回路に入力することを特徴とする。
この発明によれば、半導体記憶装置は、ワード線を駆動するワード線駆動タイミング信号と、任意に発生間隔が拡大されるクロック信号とに基づいて第1の制御信号を生成し、拡大された間隔に応じた間、生成した前記第1の制御信号を出力するテスト制御回路と、出力される第1の制御信号と、一組のビット線対を選択する選択信号とに基づいて、当該選択信号により選択されるビット線対に対応するスイッチ手段をオフ状態にするスイッチ制御信号を生成してスイッチ手段に入力する制御回路とを備える構成とした。
これにより、ワード線駆動−センスアンプ回路活性化信号の発生間隔拡大テストの際に、センスアンプ回路のオフ電流により、ビット線上のデータを破壊することなく、ビット線上のショートによる不良箇所を検出することが可能となる。
また、この発明によれば、半導体記憶装置のテスト制御回路は、ワード線駆動タイミング信号に基づく信号が入力され、クロック信号に基づく信号により入出力を切り離すクロックドインバータと、クロックドインバータの出力状態を保持する記憶素子と、入力されるテストの開始を示すテストモード開始信号と、ワード線駆動タイミング信号と、記憶素子が保持するクロックドインバータの出力状態とに基づいて第1の制御信号を生成して制御回路に入力する第1の論理素子と、記憶素子に記憶されるクロックドインバータの出力状態に基づいて、センスアンプ回路活性化信号を生成することで、拡大された間隔に応じた間、センスアンプ回路をオフ状態とするセンスアンプ活性化信号を出力する第2の論理素子とを備える構成とした。
これにより、ワード線駆動−センスアンプ回路活性化信号の発生間隔拡大テストの際に、拡大する時間に応じた間、クロックドインバータの入出力を切り離すことで、スイッチ手段をオフ状態としつつ、ワード線駆動タイミング信号に基づいて生成されるセンスアンプ回路活性化信号を停止させてセンスアンプ回路を非活性状態にすることが可能となる。
また、この発明によれば、半導体記憶装置の第1の論理素子は、拡大された間隔の後、拡大前の発生間隔のクロック信号に基づく信号により入出力が接続されたクロックドインバータから出力される状態と、当該ワード線駆動タイミング信号の状態とに基づいて第2の制御信号を生成して制御回路へ入力し、第2の論理素子は、遅延素子の出力信号と、記憶素子に記憶されるクロックドインバータの出力状態に基づいて、センスアンプ回路活性化信号を生成することで、遅延時間経過後に、センスアンプ回路を活性化させるセンスアンプ回路活性化信号を制御回路へ入力し、制御回路は、第1の論理素子から出力される第2の制御信号と、選択信号とに基づいて当該選択信号により選択されるビット線対に対応するスイッチ手段をオン状態とするスイッチ制御信号を生成してスイッチ手段に入力し、第2の論理素子から入力されるセンスアンプ回路活性化信号をセンスアンプ回路に入力する構成とした。
これにより、テストが行われている場合であっても、ワード線駆動−センスアンプ回路活性化信号の発生間隔の拡大期間が満了した場合、スイッチ手段によりビット線が接続され、ビット線上の読み出しデータがセンスアンプ回路に入力された安定状態にてセンスアンプ回路を活性化させることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による半導体記憶装置100の全体構成を示すブロック図である。
半導体記憶装置100は、メモリアレイ部1、Xデコーダ部2−1、Xタイミング生成回路部2−2、Yデコーダ部3−1、Yタイミング生成回路部3−2、データ制御回路部4、データラッチ回路部5、入出力インターフェース部6、内部CLK(Clock)生成回路部7、制御信号生成回路部8、DLL(Delay Locked Loop)回路9を備えている。
メモリアレイ部1は、複数のバンク(Bank_0、…、Bank_m)を備えており、それぞれのバンクには、複数のメモリマット列(メモリマット列0、メモリマット列1、メモリマット列2、…)が備えられている。それぞれのメモリマット列は、複数のワード線(WL:Word line)と複数のビット線(BL:Bit Line)とを有する複数のメモリマットと、センスアンプ回路(SA:Sense Amplifer)と、サブワードドライバ回路(SWD:Sub Word Driver)とを備えており、それぞれのワード線とビット線の交点にメモリセル(MC:Memory Cell)が存在する。
メモリアレイ部1とデータラッチ回路5と入出力インターフェース部6は、データ転送用バスにより接続される。データ制御回路部4は、データラッチ回路部5におけるデータ転送を制御する。DLL回路9は、CK(Clock)、/CKが入力され、入出力インターフェース部6におけるデータの外部への出力タイミングを制御する。Xデコーダ部2−1、Xタイミング生成回路部2−2及びYデコーダ3−1、Yタイミング生成回路部3−2は、メモリアレイ部1におけるメモリセルからの書き込み、読み出し等の動作を制御する。内部CLK発生回路部7は、CK、/CK、CKE(Clock Enable)が入力され、制御信号生成回路部4、Xデコーダ2−1、Yデコーダ3−1、データ制御回路部4で利用されるクロックを生成する。制御信号生成回路部8は、入力される/CS(Chip Select)、/RAS(Row Address Strobe)、/CAS(Column Address Strobe)、/WE(Write Enable)に基づいてXデコーダ部2−1、Xタイミング生成回路部2−2及びYデコーダ3−1、Yタイミング生成回路部3−2を制御する制御信号を生成して出力する。なお、/は、ロウレベルがアクティブレベルとなることを示す記号である。
図2は、図1のメモリアレイ部1の2つのメモリマット列のそれぞれに含まれるメモリマットの1つずつであるメモリマット0、メモリマット1、及びこれらの間に配置されるSA回路ブロック13、メモリマット0に対応するサブワードドライバ回路12、SA制御回路14、X制御回路15を拡大して示したものである。なお、図示していないが、メモリマット1に対してもメモリマット0に対するサブワードドライバ回路12と同様にサブワードドライバ回路が存在する。
メモリマット0とメモリマット1のそれぞれには、複数のワード線131と複数のビット線132−1〜132−8(以下、ビット線を総称していうときはビット線132という)とが備えられている。なお、図2では、1つのワード線のみを示しているが複数存在しており、以下、ワード線のいずれかあるいは全てを代表して示すときはワード線131という。
ワード線131とビット線132の交点のそれぞれには、データを記憶するメモリセル(記憶素子)136−1〜136−4が備えられている。メモリセル136−1〜136−4は、データを記憶するためのキャパシタと、選択用のトランジスタにより構成され、当該トランジスタは、ゲートがワード線に接続され、ドレインまたはソースの一方がビット線132に接続され、他方がキャパシタに接続される。
サブワードドライバ回路12は、メモリマット0、1のトランジスタをオン状態にするためにワード線131の駆動、すなわちワード線131を選択する。なお、図示していないが、後述するX制御回路15に入力されるマット列選択信号がサブワードドライバ回路12にも入力されており、サブワードドライバ回路12は、当該マット列選択信号に基づいて選択されたメモリマット0のワード線131を駆動する。
SA回路ブロック13は、センスアンプ回路30−1〜30−4(以下、センスアンプ回路のいずれかあるいは全てを代表して示すときはセンスアンプ回路30という)を備えている。センスアンプ回路30は、PMOSトランジスタと、NMOSトランジスタとから構成される増幅回路である。また、当該センスアンプ回路30は、メモリマット0、1のトランジスタを介してデータ記憶用キャパシタからビット線に読み出されるデータを増幅、すなわちセンスアンプ回路30に接続される1対のビット線対間の微小電位差を増幅する。
図2に示すようにSA回路ブロック13のセンスアンプ回路30は、シェアード型のセンスアンプであり、メモリマット0、メモリマット1との間に配置され、2つのメモリマット0、1により共有(シェア)され、メモリマット0とメモリマット1との間で選択的に用いられる。選択トランジスタ13−1〜13−16は、ビット線対上のメモリセル136−1〜136−4側のビット線対センスアンプ回路30側のビット線対の接続部に設けられ、後述するSA制御回路14により生成される制御信号SHRB0、SHRB1によりオン、オフが制御される。
SA回路ブロック13において、I/O線133は、SAにより増幅されたデータをメモリアレイ部1の外部に転送する。YS(Yスイッチ)は、I/O線133とビット線132とYS信号が入力される制御線に接続されるNMOSトランジスタにより構成されており、図1に示すY制御回路から入力されるYS信号に基づいて、I/O線133におけるデータの転送を制御する。プリチャージ回路は、ビット線132と後述する制御信号BLEQT0、BLEQT1が入力される制御線と電源とに接続される3つのNMOSトランジスタにより構成されており、制御信号BLEQT0、BLEQT1により制御され、ビット線が非選択状態のときプリチャージを行う。
SA制御回路14は、SA回路ブロック13とX制御回路15に接続され、X制御回路15から入力される制御信号SHRT0、SHRT1に基づいて、前述した選択トランジスタ13−1〜13−16を制御するための制御信号SHRB0、SHRB1を生成して出力する。また、SA制御回路部14は、制御信号SHRT0、SHRT1に基づいて、非選択時にプリチャージ回路を制御するための制御信号BLEQT0、BLEQT1を生成して出力する。
X制御回路15は、図1のXタイミング生成回路部2−2からマット列選択信号が入力され、入力されるマット列選択信号をデコードし、SA制御回路14を制御するためのSHRT0、SHRT1を生成してSA制御回路14に入力する。X制御回路15に入力される、制御信号TSHRSTPTは、ワード線駆動−センスアンプ回路活性化信号の発生間隔(以下、ワード−SE間隔という)を拡大するテストモードにて、ワード−SE間隔期間を拡大するために、制御信号SHRT0、SHRT1の生成及び出力を制御するための制御信号である。
図3は、本実施形態におけるワード−SE間隔制御回路200の構成図である。ワード−SE間隔制御回路200は、図1のXタイミング生成回路部2−2に備えられており、X制御回路15に入力する制御信号TSHRSTPT及びSA制御回路14に入力する制御信号RSAENT、RSAEPTの制御を行う。ここで、制御信号RSAEPT、RSAENTはセンスアンプ回路30を活性化するための制御信号である。また、制御信号TSHRSTPTは、前述したようにX制御回路15による制御信号SHRT0、SHRT1の生成を制御し、この生成を制御することで最終的に選択トランジスタ13−1〜13−6のオン、オフの制御を行う制御信号SHRB0、SHRB1の生成を制御することになる。
ワード−SE間隔制御回路200は、インバータ28、遅延素子26、クロックドインバータ24、フリップフロップ回路27と、複合ゲート素子53とを備えている。ワード−SE間隔制御回路200において、制御信号R2AC0Bは、Xタイミング生成回路部2−2の内部にて生成されるワード線の駆動のタイミングを決める信号であり、メモリマット0とメモリマット1とが非選択状態のときは「H」状態に保持される。制御信号Testは、「ワード−SE間隔」を拡大するテストモードの開始を示すテストモード開始信号であり、テストモードの間、「H」状態となる。制御信号TPCLKMTは、後述するクロックドインバータ24の制御信号であり、「ワード−SE間隔」を拡大するテストモードの開始を示す信号である。また、制御信号TPCLKMTの状態は、テストモードを使用しないときは「L」であり、「ワード−SE間隔」を拡大するテストモードが開始されると外部CLKに同期し、外部CLKと逆相で「H」と「L」とに状態が切り替わる。ここで、外部CLKとは、図1の内部CLK生成回路部7から、Xタイミング生成回路部2−2に入力されるクロックであり、CK、/CKに基づいて内部CLK生成回路部7により生成されるクロックである。
遅延素子26は、通常動作時に「ワード−SE間隔」を定める遅延素子であり、数ns程度の遅延を発生させる。フリップフロップ回路27は、クロックドインバータ24がオフ状態にあるとき、接点Aの電位を保持する。クロックドインバータ24は、前述した制御信号TPCLKMTが入力され、例えば、制御信号TPCLKMTが「L」状態の場合、入出力を接続して、制御信号R2AC0Bの状態を後段に伝達し、制御信号TPCLKMTが「H」状態の場合、入出力を切り離して、制御信号R2AC0Bの状態の伝達を停止する。なお、クロックドインバータ24の入出力を切り離している場合、後段の制御信号RSAEPT、RSAENTの状態はフリップフロップ回路27により保持された状態となる。
複合ゲート素子21は、遅延素子22、NOR素子23、AND素子29、AND素子25とを備えている。遅延素子22は、制御信号TSHRSTPTが「L」状態となってセンスアンプ回路30に読み出しデータが入力されてからセンスアンプ回路30が活性化するまでの遅延時間を定める。AND素子25は、2つの正論理端子と、1つの負論理端子を有しており、入力信号のうち制御信号Testとクロックドインバータ24の出力信号が正論理端子に入力され、制御信号R2AC0Bが負論理端子に入力される。なお、複合ゲート素子21は、制御信号Testが「L」状態のとき、すなわち、テストモードではない場合、AND素子25の出力である制御信号TSHRSTPTは、「L」状態に保持され、また、AND素子29の出力も「L」状態に保持されることから、接点Aの状態を入力とするインバータと実質的に同じ動作をすることになる。
次に、図4を参照しつつ、本実施形態にて検出を行う状態であるビット線と非選択ワード線とのショートによる不良箇所ついて説明する。図4(a)は、ビット線とメモリマット内の非選択ワード線がショートしている場合の回路構成を示した図であり、図4(b)は、当該構成の際の動作波形を示した図である。図4(a)に示されるように、選択ワード線が駆動されてデータが読み出される際に、一方のビット線BLT上にはデータ記憶用キャパシタからデータ「1」に対応するデータが出力され、ビット線BLTがプリチャージレベルよりΔV上昇する。このとき、ビット線BLTと、非選択ワード線がショートしていると、ショート不良箇所を介して電荷が非選択ワード線に流出し、ビット線BLTの電位は、図4(b)に示されるように変化して、ビット線BLBの電位より低い電位となる。この状態にて、SA活性化信号(SE)が入力されセンスアンプ回路30が活性化すると、ビット線BLTの電位がプリチャージレベルよりも低い状態となり、ビット線BLBの電位を、ビット線BLTの電位より高い状態で増幅してしまい、これにより、誤センスしていることを検出することが可能となる。
次に、図5を参照しつつ、センスアンプ回路30のオフ状態で発生するオフ電流と閾値電圧の関係について説明する。図5(b)に示されるグラフは図5(a)に示されるNMOSトランジスタのIds−Vgs特性を表している。NMOSトランジスタでは、NMOSトランジスタのソースに対するゲートの電位Vgsを増加させるとドレインからソースに向かって電流Idsが流れる。このとき、一般的にNMOSトランジスタの閾値電圧Vtはある一定量のIdsが流れるときのVgsの値として定義される。閾値電圧Vtを下げると同じVgsで得られるIdsが大きくなるためNMOSトランジスタの性能が向上し、伝達速度が高速化する。一方、NMOSトランジスタのオフ電流IoffはVgs=0VのときのIdsで定義される。つまり、図5(b)に示すように閾値電圧Vtを下げるとオフ電流は増加する。なお、図5では、NMOSトランジスタを用いてオフ電流と閾値電圧の関係について説明したが、PMOSトランジスタについても同様の関係が成り立つ。
次に、図6を参照しつつ、前述したセンスアンプ回路30のオフ電流(Ioff)による影響について説明する。図6は、図2のSA回路ブロック13の一部を拡大して示した図である。センスアンプ回路30は、プリチャージ回路41、42により非活性化時はVBLP電位にプリチャージされている。このとき、ビット線BLT、BLBとセンスアンプ回路30におけるPMOSトランジスタ31、32とNMOSトランジスタ33、34のそれぞれのソースに接続されるPCS線134とNCS線135は全てVBLP電位となっている。ワード線の駆動前に、プリチャージ回路41、42におけるトランジスタはオフ状態とされる。ワード線が選択されるとデータ記憶用キャパシタとビット線の容量結合によりビット線BLTとビット線BLBとには微小電位差が生じる。ワード−SE間隔期間中はこの状態が保持される。
図6ではビット線BLT側のデータ記憶用キャパシタが接続し、データを出力してきた状態を示しており、ビット線BLTの電位は容量結合の結果、VBLPから微小電位ΔVだけ高い電圧に保持される。このとき、センスアンプ回路30のNMOSトランジスタ33はゲート、ソース電位がともにVBLP電位であり、Vgs=0Vである。また、ドレイン電位はVBLP+ΔVであり、図5にて説明したオフ電流がビット線BLTに接続されるドレインからソースに流れ、NCS線135に流れ流れ出すことになる。また、PMOSトランジスタ31については、ゲートの電位(VBLP)はPCS線134に接続されるソースの電位よりもΔVだけ低い電位となるのでVgs=ΔVだけオンしている状態となる。従って、当該PMOトランジスタ31によりオフ電流よりも少し大きい電流がビット線BLTからPCS線に流れ出すことになる。
ここで、トランジスタの閾値電圧が高い場合には、Idsは小さくなるので、例え、ワード−SE間隔を数μsオーダーにしても、Idsの影響は軽微である。しかし、メモリアレイが低電圧化されている場合、センスアンプ回路30が活性化した場合のVgsが小さくなるとセンス速度が低下するのでセンス速度の確保のために閾値電圧Vtを低下させることが行われる。本実施形態のメモリアレイ部1において閾値電圧Vtは低下された状態であり、そのため、センスアンプ回路30のトランジスタのオフ電流が増大しており、ワード−SE間隔を拡大するテストモード使用時にこのオフ電流によって読み出しデータの破壊が発生する。
図7は、センスアンプ回路30のトランジスタのオフ電流により読み出しデータが破壊される状態における回路構成とその動作波形を示した図である。この場合、図7(a)に示すように、図4(a)のようにビット線とワード線のショート不良は存在していないが、センスアンプ回路30のトランジスタのオフ電流が大きく、ワード−SE間隔拡大テストによりビット線BLTに読み出された電荷はセンスアンプ回路30のトランジスタを介して放電されてしまうことになる。この状態にて、SA活性化信号(SE)が入力されセンスアンプ回路30が活性化すると、ビット線BLT、BLBに十分な差電位が生じないため誤センスしてしまうことになり、時間が数nsの場合には問題とならない箇所をショート不良と同様の不良箇所として検出してしまうことになる。
(通常の動作モードにおける動作)
次に、図1から図3に示した本実施形態における半導体記憶装置の動作について説明する。まず、最初に、通常の動作モードにおける動作について説明する。通常の動作モードは、前述した図11に示したタイミングチャートと同じ動作波形となるため図11を参照しつつ説明を行う。
通常の動作モードにおいては、図3における制御信号Testが「L」状態であるため、制御信号TSHRSTPTは、「L」状態に保持されている。そのため、X制御回路15におけるNAND素子15−4の出力は「H」状態に保持されるため、NAND素子15−5、15−6はインバータと実質的に同じ動作をする。この状態において、アクティブコマンド(ACT)が入力されるとアクティブコマンドの入力と同時に入力されるアドレスによってワード線が選択される。例えば、図2におけるメモリマット0内のワード線が選択されるアドレスが入力された場合、メモリマット0を選択するマット列選択信号(RFnTm)が「H」状態としてNAND素子15−1に入力される。このマット列選択信号の入力により、NAND素子15−5から「H」状態の制御信号SHRT0が出力される。また、NAND素子15−6から出力される制御信号SHRT1は、「L」状態が保持されるため、メモリマット1は非選択状態となる。
制御信号SHRT0が「H」状態となることによって、SA制御回路部14のインバータ14−1から「L」状態のビット線プリチャージ信号BLEQT0が出力され、選択されたメモリマット0側のビット線のプリチャージが解除される。一方、制御信号SHRT1は、「L」状態に保持されているため、SA制御回路部14のインバータ14−2の出力である制御信号SHRB0は「H」状態に保持される。これにより、選択トランジスタ13−1〜13−8により、メモリマット0とセンスアンプ回路30とは接続状態が保持される。
また、制御信号SHRT0が「H」状態として出力されることから、インバータ14−4から出力される制御信号SHRB1は、「L」状態となり、非選択側のメモリマット1とセンスアンプ回路ブロック13の接続が切り離される。この動作によってセンスアンプ回路ブロック13のセンスアンプ回路30は、選択側のメモリマット0側のデータを増幅することが可能となる。
上述した一連の動作がセンスアンプ回路ブロック13において完了した後、サブワードドライバ回路12により選択側のメモリマット0内のワード線131が1本選択され、選択されたワード線131に接続されるトランジスタを介してデータ記憶用キャパシタからそれぞれのビット線132−1〜132−8にデータが読み出される。このデータ読み出し動作はデータ記憶用キャパシタの容量とそれぞれのビット線132−1〜132−8の寄生容量の容量結合となるため2つのビット線間、例えば、ビット線132とビット線132−2との間には微小電位差が生じ、センスアンプ回路30によりこの微小電位差が増幅される。
ところで、ビット線の配線抵抗によってデータ記憶キャパシタからセンスアンプ回路30までのデータの伝達に時間がかかるためワード線の駆動からセンスアンプ回路30の活性化までは、前述した「ワード−SE間隔」と呼ばれる一定の待ち時間が必要となる。この一定の待ち時間の制御は、図3に示されるワード−SE間隔制御回路200により行われる。
前述したように、通常の動作モードの場合、図3における、制御信号Testは、「L」状態が保持されるため、複合ゲート素子21は、インバータと実質的に同じ動作をすることになる。通常の動作モードの場合、制御信号TPCLKMTも「L」状態が保持されるため、クロックドインバータ24は、入出力が接続された状態となる。ここで、制御信号R2AC0Bが「L」状態になると、インバータ28で反転された後、前述した「ワード−SE間隔」となる一定の待ち時間、信号を遅延させる遅延素子26により遅延させられ、クロックドインバータ24に入力される。クロックドインバータ24は接続状態が保たれているため、入力状態を判定して出力する。制御信号R2AC0Bが「L」状態であるため、出力は「L」状態となる。複合ゲート素子21は、インバータと実質的に同じ動作であるため、クロックドインバータ24から「L」状態が入力されると、センスアンプ回路30を活性化させる制御信号RSAENTとRSAEPTは、「H」状態となる。「H」状態の制御信号RSAENTとRSAEPTが入力されると、センスアンプ回路30が活性化し、ビット線間、例えば、ビット線132−1と132−2との間の微小電位差の増幅が行われる。
ここで、一定期間が経過して、プリチャージコマンド(PRE)が入力されると、マット列選択信号が全て「L」状態となり、制御信号SHRT0、SHRT1は「L」状態となる。これにより、制御信号SHRB0、SHRB1は共に「H」状態となって選択トランジスタ13−1〜13−10がON状態となり、センスアンプ30は両側メモリマット0、1のビット線と接続される。また、制御信号R2AC0Bは、「H」状態となるため、これにより、制御信号RSAEPT、RSPAENTは、「L」状態となって、センスアンプ30は、非活性化状態となる。また、制御信号SHRT0、SHRT1が「L」状態であるため、制御信号BLEQT0、BLEQT1はともに「H」状態となって、プリチャージ回路によりビット線対がプリチャージされることになる。
(ワード−SE間隔拡大テストモードにおける動作)
次に、図8を参照しつつ、ワード−SE間隔拡大テストモードにおける動作について説明する。前述したように、メモリマット内のビット線のショート不良が存在する場合、ショート箇所の抵抗を伝ってビット線の電荷が失われることによりセンスアンプ回路30は誤センスすることになる。しかし、ショートしている抵抗が高い場合には、この電流は非常に微小なものとなり、前述した数nsオーダーのワード−SE間隔期間では検出することができない。このような、高抵抗のショート不良を検出する手段として「ワード−SE間隔拡大テストモード」が使用される。このテストにより、通常数nsオーダーのワード−SE間隔を数μsオーダーまで拡大して高抵抗のショートを検出することが可能となる。
「ワード−SE間隔拡大テストモード」が開始されると、図3のワード−SE間隔制御回路200に入力される制御信号TPCLKMTが「H」状態となり、また、制御信号Testも「H」状態となる。このとき、クロックドインバータ24は、入出力を切り離すため、アクティブコマンドの入力後、「L」状態となる制御信号R2AC0Bの状態が、クロックドインバータ24により接点Aに伝達されないため、接点Aは、フリップフロップ回路27により「H」状態に保持される。接点Aの状態が「H」状態に保持されると、制御信号RSAENT、RSAEPTの状態は、「L」状態に保持されることになり、センスアンプ回路30は、非活性、すなわちオフ状態となる。このとき、複合ゲート素子21のAND素子25の入力は、制御信号Testが「H」状態となり、接点Aの状態が「H」状態となり、制御信号R2AC0Bが「L」状態、すなわち負論理により反転して「H」状態となるため、出力する制御信号TSHRSTPTは、「H」状態に遷移する。
制御信号TSHRSTPTが「H」状態に遷移すると、図2のX制御回路15のNAND素子15−4の出力はNAND素子15−3の出力に従って動作することになる。ここで、例えば、図2のメモリマット0が選択されるとNAND素子15−1の出力が「L」状態となり、NAND素子15−3の入力の一つが「L」状態となるためNAND素子15−3の出力、すなわちNAND素子15−4の他方の入力は「H」状態となる。このとき、NAND素子15−4は、両方の入力が「H」状態となるため、出力は「L」状態となる。NAND素子15−5、15−6は、一方の入力に「L」状態が入力されるため、出力する制御信号SHRT0、SHRT1はともに「H」状態となり、図8に示すように制御信号SHRB0、SHRB1もともに「L」状態となる。これにより、選択トランジスタ13−1〜13−16は、全てオフ状態となり、メモリマット0及びメモリマット1とセンスアンプ回路30の接続は切り離されることになる。
このとき、メモリマット0は選択状態が保持されているためサブワードドライバ回路12によりワード線131が選択され、ビット線132−1〜132−8にデータが読み出される。しかし、メモリマット0とセンスアンプ回路30は切り離されているため、センスアンプ回路30にデータは入力されない。このとき、読み出しデータは、メモリマット0のビット線132−1〜132−8上に保持されており、ビット線にショート不良が存在する場合、ショート箇所を通じて読み出しデータが失われる。一方、センスアンプ回路30とビット線132−1〜132−8は、切り離されているため、センスアンプ回路30のオフ電流によってPCS線134とNCS線135にビット線上の電荷が流れ出すことはなく、データは失われない。
アクティブコマンド入力後、外部CLKを数μsの間「L」状態に保持させることで、「ワード−SE間隔」を拡大させることができ、その後、外部CLKを「H」状態に遷移させると、外部CLKと逆相の変化をする制御信号TPCLKMTは、外部CLKに追従して「L」状態となる。制御信号TPCLKMTが「L」状態になると、クロックドインバータ24が入出力を開放した状態となり、制御信号R2AC0Bの「L」状態が後段に伝達されることになる。これにより、接点Aは、「L」状態となり、制御信号TSHRSTPTが「L」状態となり、X制御回路15のNAND素子15−4の出力は「H」状態となり、前述した通常の動作モードと同じ動作状態になる。このとき、メモリマット1は、非選択であり、NAND素子15−2の出力は「H」状態が保持されているため、制御信号SHRT1は「L」状態となり、制御信号SHRB0が「H」状態となって、選択トランジスタ13−1〜13−8がオン状態となる。一方、制御信号SHRT0は、「H」状態に保持されるため、制御信号SHRB1も「L」状態が保持される。
制御信号TSHRSTPTが「L」状態に遷移した後、読み出しデータがセンスアンプ回路30内に到達するまでにはビット線132−1〜132−8の配線寄生抵抗による遅延時間が発生する。この遅延時間に応じた遅延が複合ゲート素子21の遅延素子22に定められており、制御信号TSHRSTPTが「L」状態に遷移した後、一定時間経過してから、制御信号RSAENTと、RSAEPTとが「H」状態となりセンスアンプ回路30がオン状態となり、ビット線BLTとBLBの電位が増幅される。なお、図中のαは、制御信号SHRB0の「H」状態により、ビット線BLTとBLBがセンスアンプ回路30に接続されることにより生じる電位上昇を示したものである。
この遅延素子22により、図8に示すように「ワード−SE間隔」期間の終了後、センスアンプ回路30をオン状態にする前に、選択側のSHRB0を「H」状態とし、ビット線132−1〜132−8上のデータをセンスアンプ回路30に入力し、その後一定時間をおいてセンスアンプ回路30をオン状態にすることが可能となる。
上述した一連の動作により「ワード−SE間隔」を数μsに拡大しつつ、拡大されている期間に応じた期間、選択側のメモリマット0の選択トランジスタ13−1〜13−8をオフ状態として、メモリマット0とセンスアンプ回路30の接続を切り離すため、ビット線とワード線にショート不良が存在しても、センスアンプ回路30のオフ電流により、データを破壊することはなく、テストの期間の終了後に、選択側のメモリマット0とセンスアンプ回路30とを接続状態とすることで、ショート不良箇所を検出することが可能となる。
図9は、図4にて説明した、メモリマット内にてビット線BLTと非選択ワード線にショート不良がある場合について、本実施形態に基づく検出動作を示した図である。本実施形態では、ワード−SE間隔拡大テストの間、選択側の制御信号SHRBを「L」状態として、センスアンプ回路30とメモリマットのビット線132−1〜132−8の接続を切り離す。通常は、切り離されたビット線はフローティング状態となっているが、例えば、図9に示すようなビット線BLTと非選択ワード線との間にショートが存在する場合、ショート箇所を介してビット線BLTからデータが流出してしまうことにより不良化する。これが、本来、ワード−SE間隔拡大テストモードにて検出しようとしている不良である。 なお、図中のβは、ビット線BLTとBLBがセンスアンプ回路30に接続されることにより生じる電位下降を示したものである。
図10は、メモリマット内にショート不良がないがセンスアンプ回路30にオフ電流が存在する場合に、本実施形態を適用することで、センスアンプ回路30のオフ電流によって読み出しデータが破壊されないことを示した図である。
本実施形態の適用がない場合、すなわち図7にて説明した場合については、ワード−SE間隔の間も選択側の制御信号SHRBが「H」状態のままであるため、センスアンプ回路30とメモリマット0のビット線132−1〜132−8は接続されており、センスアンプ回路30のオフ電流によりビット線上のデータが失われていた。つまり、図7に示した場合では、ワード−SE間隔拡大テストモードで検出される不良には図9のショート不良と、センスアンプ回路30のオフ電流による不良が混在していた。センスアンプ回路30のオフ電流による不良は通常動作時は、ワード−SE間隔が数nsと短いため、不良動作の原因になることはなく、ワード−SE間隔拡大テストモードにて検出する必要がない。 本実施形態を適用することにより、図10(b)に示すように、ワード−SE間隔の間に選択側のSHRBを「L」状態にすることでセンスアンプ回路30のオフ電流による不良が発生せず、ビット線BLTとBLBの微小電位差が保持され、正常に増幅され、図9で示したメモリマット内のショート不良のみが誤センスされることで不良箇所を検出することが可能となる。
なお、図中のαは、ビット線BLTとBLBがセンスアンプ回路30に接続されることにより生じる電位上昇を示したものである。
上記の実施形態の構成により、ワード線駆動−センスアンプ回路活性化信号の発生間隔拡大テストの際に、センスアンプ回路とビット線とを切り離すことで、センスアンプ回路のオフ電流により、ビット線上のデータを破壊することなく、ビット線上のショート不良を検出することが可能となる。
なお、図1では、DDR(Double Data Rate)型のDRAMのブロック図を示しており、そのため、DLL(Delay Locked Loop)回路9を備えるように記載しているが、本発明は、DDR型以外のDRAMに適用することも可能である。
また、本発明に記載のトランジスタは、選択トランジスタ13−1〜13−16に対応し、テスト制御回路は、ワード−SE間隔制御回路200に対応し、制御回路は、X制御回路15及びSA制御回路14に対応する。また、クロックドインバータは、クロックドインバータ24に対応し、記憶素子は、フリップフロップ回路27に対応し、遅延素子は、遅延素子22に対応し、第1の論理素子は、AND素子25に対応し、第2の論理素子は、AND素子29、及びNOR素子23に対応する。
本実施形態による半導体記憶装置を示すブロック図である。 同実施形態におけるメモリアレイ部の回路構成図である。 同実施形態におけるワード−SE間隔制御回路の回路構成図である。 同実施形態におけるショートの発生を説明するための図である。 同実施形態におけるオフ電流を説明するための図である。 同実施形態におけるオフ電流の影響を説明するための図である。 同実施形態におけるオフ電流によるデータの破壊を説明するための図である。 同実施形態におけるワード−SE間隔拡大テストの際の動作を示したタイミングチャートである。 同実施形態におけるワード−SE間隔拡大テストの際のショート不良箇所における検出状態を示した図である。 同実施形態におけるワード−SE間隔拡大テストの際の正常箇所の検出状態を示した図である。 従来技術及び本実施形態における通常動作時の動作を示したタイミングチャートである。 従来技術におけるワード−SE間隔拡大テストの際の動作を示したタイミングチャートである。
符号の説明
1 メモリアレイ部
12 サブワードドライバ回路
13 SA回路ブック
14 SA制御回路
15 X制御回路
30−1〜30−4 センスアンプ回路
131 ワード線
132−1〜132−8 ビット線
136−1〜136−4 メモリセル
13−1〜13−16 選択トランジスタ

Claims (3)

  1. ワード線が駆動されることでビット線と接続されるメモリセルと、
    一組みのビット線対間の電位を増幅するセンスアンプ回路と、
    前記ビット線上の前記メモリセル側と前記センスアンプ回路側との間に設けられるスイッチ手段と、
    ワード線を駆動するワード線駆動タイミング信号と、任意に発生間隔が拡大されるクロック信号とに基づいて第1の制御信号を生成し、拡大された間隔に応じた間、生成した前記第1の制御信号を出力するテスト制御回路と、
    前記一組のビット線対を選択する選択信号が入力され、前記テスト制御回路から出力される前記第1の制御信号と、前記選択信号とに基づいて、当該選択信号により選択されるビット線対に対応する前記スイッチ手段をオフ状態にするスイッチ制御信号を生成して前記スイッチ手段に入力する制御回路と、
    を備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記テスト制御回路は、
    前記ワード線駆動タイミング信号に基づく信号が入力され、前記クロック信号に基づく信号により入出力を切り離すクロックドインバータと、
    前記クロックドインバータの出力状態を保持する記憶素子と、
    入力されるテストの開始を示すテストモード開始信号と、前記ワード線駆動タイミング信号と、前記記憶素子が保持する前記クロックドインバータの出力状態とに基づいて前記第1の制御信号を生成して前記制御回路に入力する第1の論理素子と、
    前記記憶素子に記憶される前記クロックドインバータの出力状態に基づいて、ンスアンプ回路活性化信号を生成することで、前記拡大された間隔に応じた間、前記センスアンプ回路をオフ状態とする前記センスアンプ回路活性化信号を出力する第2の論理素子と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第2の論理素子は、更に、
    前記拡大された間隔の後、予め定められる遅延時間、前記記憶素子に記憶される前記クロックドインバータの出力状態に基づく信号を遅延して出力する遅延素子を備えており、
    前記第1の論理素子は、
    前記拡大された間隔の後、拡大前の発生間隔のクロック信号に基づく信号により入出力が接続された前記クロックドインバータから出力される状態と、当該ワード線駆動タイミング信号の状態とに基づいて第2の制御信号を生成して前記制御回路へ入力し、
    前記第2の論理素子は、
    前記遅延素子の出力信号と、前記記憶素子に記憶される前記クロックドインバータの出力状態に基づいて、前記センスアンプ回路活性化信号を生成することで、前記遅延時間経過後に、前記センスアンプ回路を活性化させる前記センスアンプ回路活性化信号を前記制御回路へ入力し、
    前記制御回路は、
    前記第1の論理素子から出力される前記第2の制御信号と、前記選択信号とに基づいて当該選択信号により選択されるビット線対に対応する前記スイッチ手段をオン状態とするスイッチ制御信号を生成して前記スイッチ手段に入力し、前記第2の論理素子から入力される前記センスアンプ回路活性化信号を前記センスアンプ回路に入力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
JP2007182360A 2007-07-11 2007-07-11 半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP5490359B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007182360A JP5490359B2 (ja) 2007-07-11 2007-07-11 半導体記憶装置
US12/170,561 US7649790B2 (en) 2007-07-11 2008-07-10 Semiconductor memory device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007182360A JP5490359B2 (ja) 2007-07-11 2007-07-11 半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009020948A JP2009020948A (ja) 2009-01-29
JP5490359B2 true JP5490359B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=40252968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007182360A Expired - Fee Related JP5490359B2 (ja) 2007-07-11 2007-07-11 半導体記憶装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7649790B2 (ja)
JP (1) JP5490359B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9136017B2 (en) * 2013-06-20 2015-09-15 Micron Technology, Inc. Short-checking methods
KR102505721B1 (ko) * 2016-03-25 2023-03-06 에스케이하이닉스 주식회사 반도체 장치 및 이를 위한 특성 측정 회로
JP6752126B2 (ja) * 2016-11-25 2020-09-09 ラピスセミコンダクタ株式会社 センスアンプ回路
KR102651706B1 (ko) * 2017-01-09 2024-03-28 에스케이하이닉스 주식회사 라인 결함 검출 회로 및 그를 포함하는 반도체 메모리 장치
US11609705B2 (en) 2021-03-23 2023-03-21 Changxin Memory Technologies, Inc. Memory detection method and detection apparatus
CN113012745B (zh) * 2021-03-23 2022-05-31 长鑫存储技术有限公司 存储器的检测方法及检测装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0528797A (ja) * 1991-07-25 1993-02-05 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
JP2001195900A (ja) * 2000-01-17 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
JP2002352597A (ja) * 2001-05-28 2002-12-06 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
JP2004103121A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Renesas Technology Corp 半導体装置
JP2005339588A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置の検査方法と半導体記憶装置
JP2007012141A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置
JP5029205B2 (ja) * 2007-08-10 2012-09-19 富士通セミコンダクター株式会社 半導体メモリ、半導体メモリのテスト方法およびシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US20090016126A1 (en) 2009-01-15
JP2009020948A (ja) 2009-01-29
US7649790B2 (en) 2010-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4339532B2 (ja) セルフタイミング回路を有するスタティックメモリ
US7656732B2 (en) Semiconductor storage device
KR100571648B1 (ko) 반도체 메모리 소자의 오버 드라이버 제어신호 생성회로
JP2007179639A (ja) 半導体記憶装置
KR100780613B1 (ko) 반도체 메모리 소자 및 그 구동방법
EP1614118B1 (en) Low-voltage sense amplifier and method
US20050162969A1 (en) Semiconductor integrated circuit device
US10515672B2 (en) Semiconductor memory device and test method therefor
JP5490359B2 (ja) 半導体記憶装置
JP5127435B2 (ja) 半導体記憶装置
JP5651292B2 (ja) 半導体記憶装置及びそのテスト方法
CN111986718A (zh) 用于电子装置的温度补偿操作的系统、方法及设备
JP2010244615A (ja) 半導体装置及び半導体装置の書き込み制御方法
TWI654616B (zh) 輸入緩衝電路
JP2001176296A (ja) ストレス試験を行うダイナミックメモリデバイス
US11581032B2 (en) Apparatuses and methods of power supply control for temperature compensated sense amplifiers
KR20100091769A (ko) 개선된 글로벌 입출력라인 프리차아지 스킴을 갖는 반도체 메모리 장치
US7804725B2 (en) Write driving circuit and semiconductor memory apparatus using the same
US7697354B2 (en) Integrated circuit memory device responsive to word line/bit line short-circuit
US20050117437A1 (en) Semiconductor memory device, write control circuit and write control method for the same
JP4068291B2 (ja) 半導体記憶装置
US20060146619A1 (en) Semiconductor memory device and method for controlling the same
JP4771610B2 (ja) メモリ回路及びその試験方法
KR20140060684A (ko) 반도체 메모리 장치의 오버 드라이브 펄스 및 컬럼 선택 펄스 생성 회로
JP2013045492A (ja) 半導体装置とその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100614

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20131030

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5490359

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees