JP2009259373A - 半導体メモリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力時の消費電流を抑制しながら保持マージンを確保することを可能とする。
【解決手段】MOSトランジスタTrRが、メモリセルMを構成するNMOSトランジスタTn1、Tn2と同一レイアウト構造(L)を備えており、低消費電力時においてノードN1の印加電圧から保持マージン電圧として抵抗R1の両端電圧を減圧すると共にMOSトランジスタTrRのしきい値電圧Vtを減圧したノードN7の電圧を安定化してノードN2に印加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、低消費電力時にデータを保持しながら電流消費を低減できるようにした半導体メモリ装置に関する。
半導体メモリ装置の技術分野においては、当該デバイスの低消費電流化が常に要求されている。そこで、当該メモリ装置の低消費電力時の消費電流を抑制するため、メモリセルを構成するメモリトランジスタのソースにバイアスを印加する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示された技術思想では、ソースに印加するバイアス電圧はメモリセルのデータを保持できるようにメモリトランジスタのしきい値電圧Vtの最大バラツキを考慮し小さめに設定していることが想定される。
すると、基板のバイアス効果は小さいため、高温時または製造プロセスのバラツキでしきい値電圧Vtが小さくなると、その保持マージンは過剰になるものの、待機時の消費電流の低減効果が少ない。逆に、待機時の消費電流を低減するため、ソースに印加するバイアス電圧を高めに設定すると、しきい値電圧Vtが高くなったときに保持マージンが少なくなる。
特開2000−174611号公報
近年、半導体メモリ装置の容量が大規模化し、プロセスの設計ルールが縮小化しているため、MOSトランジスタのオフリークによって待機時(低消費電力時)の消費電流が問題になる傾向にあり、メモリのデータを保持しつつ待機時の消費電流を抑制するための技術がますます必要となっている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、例えば低消費電力時の消費電流を抑制しながら保持マージンを確保することを可能とした半導体メモリ装置を提供することにある。
請求項1に係る発明によれば、SRAMセルはメモリセルトランジスタを含んで構成され、調整回路は、SRAMセルを構成するメモリセルトランジスタのしきい値電圧が変動したとしてもメモリセルトランジスタのオンマージンが常時一定レベルに確保できるようにメモリセルトランジスタのソースまたはバックゲートに印加する電圧を調整するため、基板バイアス効果によるメモリセルトランジスタのリーク電流を抑えて待機時の消費電流を抑制しながら保持マージンを確保することができる。
請求項2に係る発明によれば、SRAMセルはメモリセルトランジスタを含んで構成されており、検出回路はメモリセルトランジスタのしきい値電圧を検出し、調整回路は検出回路の検出結果に基づいてメモリセルトランジスタのソースまたはバックゲートに印加する電圧を調整するため、請求項1における保持マージンの値を制御することができる。
請求項3に係る発明によれば、SRAMセルを構成するメモリセルトランジスタのうちPMOSトランジスタのバックゲートとソースとに印加する電圧を独立して印加可能に構成されているため、PMOSトランジスタに基板バイアス効果を与えることができ、メモリセルトランジスタのリーク電流を抑えて待機時の消費電流を低減できる。
請求項4に係る発明によれば、SRAMセルを構成するメモリセルトランジスタのうちNMOSトランジスタのバックゲートとソースとに印加する電圧を独立して印加可能に構成されているため、NMOSトランジスタに基板バイアス効果を与えることができ、メモリセルトランジスタのリーク電流を抑えて待機時の消費電流を低減できる。
請求項5に係る発明によれば、第1および第2PMOSトランジスタのソースが第1ノードに共通接続されており、第1および第2NMOSトランジスタのソースが第2ノードに共通接続されたSRAMセルにおいて、第3NMOSトランジスタは、SRAMセルを構成する第1および第2NMOSトランジスタと同一レイアウト構造を備えており、低消費電力時において第3NMOSトランジスタのしきい値電圧に基づいて第2ノードに電圧を印加するため、第1、第2NMOSトランジスタのオフリークによる低消費電力時の消費電流を抑制することができ、しかも、第1および第2NMOSトランジスタにおいてしきい値電圧のばらつきに関わらず、常にほぼ一定のオンマージンを確保することができる。
請求項6に係る発明によれば、第3NMOSトランジスタが複数並列に接続されているため、第3NMOSトランジスタのしきい値電圧を平均化して半導体チップ内のばらつきの影響を極力抑制できる。
請求項7に係る発明に示すように、第1ないし第3NMOSトランジスタがメモリセル領域内に配列されていれば、第1ないし第3NMOSトランジスタを容易に同一特性に構成することができ、各NMOSトランジスタの特性をほぼ合致させることができる。
請求項8に係る発明によれば、第1の電圧印加回路は、第1NMOSトランジスタのバックゲートおよび第2NMOSトランジスタのバックゲートに印加する電圧よりも高い電圧を第2ノードに印加するため、バイアス効果によって第1、第2NMOSトランジスタのオフリーク電流が低減され低消費電力時の消費電流を抑制することができる。
また、請求項9に係る発明によれば、第2の電圧印加回路は、第1の電圧印加回路が第2ノードに印加する電圧に応じて第1ノードに電圧を印加するため、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタとでオンマージンを考慮したオフリーク電流の低減制御が同時に可能となる。
また、請求項10に係る発明によれば、第2の電圧印加回路は、第1および第2PMOSトランジスタと同一レイアウト構造を備えた第3PMOSトランジスタを備え、当該第3PMOSトランジスタのしきい値電圧に基づいて第1ノードに電圧を印加するため、第1および第2PMOSトランジスタにおいてしきい値電圧のばらつきに関わらず、常にほぼ一定のオンマージンを確保することができる。
請求項11に係る発明によれば、第3PMOSトランジスタが複数並列に接続されているため、第3PMOSトランジスタのしきい値電圧を平均化して半導体チップ内のばらつきの影響を極力抑制できる。
請求項12に係る発明に示すように、第1ないし第3PMOSトランジスタがメモリセル領域内に配列されていれば、第1ないし第3PMOSトランジスタを同一特性に構成することが容易であり、各PMOSトランジスタの特性をほぼ合致させることができる。請求項13に係る発明によれば、第2の電圧印加回路は、第1PMOSトランジスタのバックゲートおよびPMOSトランジスタのバックゲートに印加する電圧よりも低い電圧を第1ノードに印加するため、第1、第2PMOSトランジスタのオフリーク電流による低消費電力時の消費電流を抑制することができる。請求項14に係る発明に示すように、薄膜SOI構造を適用すると良い。
(第1の実施形態)
以下、本発明を、SRAMセルを用いた半導体メモリ装置に適用した第1の実施形態について図1ないし図2を参照しながら説明する。
図1は、フルCMOS型のSRAMとソース電位を調整する調整回路の電気的構成を回路図によって示している。尚、この半導体メモリ装置は、車両内に搭載され所定電圧(例えば5V)の外部電源が供給されることによって動作するシステム内に構成されている装置を示している。
半導体メモリ装置としての半導体チップ1内には、メモリセルMが例えば薄膜SOI(Silicon On Insulator)基板(図示せず)上にマトリクス状に多数構成されている。図1には、メモリセルMが示されている。このメモリセルMは、メモリセル電源電圧VCC(例えば1.2V)が与えられることによってデータを保持するようになっている。このメモリセルMは、Nチャネル型のMOSトランジスタ(NMOSトランジスタ)Tn1、Pチャネル型のMOSトランジスタ(PMOSトランジスタ)Tp1の対によって構成される第1CMOSインバータと、Nチャネル型のMOSトランジスタ(NMOSトランジスタ)Tn2、Pチャネル型のMOSトランジスタ(PMOSトランジスタ)Tp2の対によって構成される第2CMOSインバータとの対により構成されている。
MOSトランジスタTp1、Tp2は、そのソースが高電位のノードN1に共通接続されている。MOSトランジスタTp1のドレインはMOSトランジスタTn1のドレインに接続されており、MOSトランジスタTp2のドレインはMOSトランジスタTn2のドレインに接続されている。
MOSトランジスタTp1、Tn1は、そのゲートが共通に接続されており、その共通接続点は、トランジスタTp2のドレインとトランジスタTn2のドレインとの間の共通接続点となるノードN3に接続されている。
MOSトランジスタTp2、Tn2は、そのゲートが共通に接続されており、その共通接続点は、トランジスタTp1のドレインとトランジスタTn1のドレインとの間の共通接続点となるノードN4に接続されている。
メモリセル選択用のNチャネル型のMOSトランジスタ(NMOSトランジスタ、NMOSFET)Ts1は、ドレイン/ソースの一方がビット線BL1に接続されており、他方がノードN3に接続されている。メモリセル選択用のNチャネル型のMOSトランジスタ(NMOSトランジスタ、NMOSFET)Ts2は、ドレイン/ソースの一方がビット線BL2に接続されており、他方がノードN4に接続されている。
MOSトランジスタTp1、Tp2のバックゲートは共に高電位側のノードN1に接続されており、MOSトランジスタTn1、Tn2のバックゲートは共におり所定の低電位ノード(グランド)に接続されている。このようにして、各MOSトランジスタTp1、Tp2、Tn1、Tn2がメモリセルトランジスタを構成しており、当該トランジスタの組み合わせによってメモリセルMが構成され、メモリセル領域内には当該メモリセルMが多数構成されている。
MOSトランジスタTn1、Tn2のソースは、所定のバイアス印加用のノードN2に共通に接続されている。このノードN2には、電圧印加回路としての調整回路Fの出力が接続されている。また、ノードN2とグランドとの間には、半導体チップ1内にコンデンサC1、半導体チップ1外にコンデンサC2が接続されている。これらのコンデンサC1、C2は、ノードN2の電位安定化用に設けられている。半導体チップ1外のコンデンサC2がノードN2に接続されているため、コンデンサ容量の大容量化を容易に実現できる。
また、ノードN2とグランドとの間には、システムの低消費電力モード(スタンバイモード)および動作モードなどの間のモード切替用のNMOSトランジスタTrmがスイッチング素子として設けられており、メモリセルMは動作時と低消費電力時とでモード切替可能に構成されている。
調整回路Fは、降圧電源回路VGと、この降圧電源回路VGの出力に接続されたNチャネル型のMOSトランジスタTrRと、このMOSトランジスタTrRに一定の電流Iを流すためのカレントミラー回路CM1とを備えている。降圧電源回路VGは、ノードN1の電圧を分圧する抵抗R1およびR2と、演算増幅器OP1と、Pチャネル型のMOSトランジスタTr1とを備えている。
抵抗R1およびR2は、ノードN1の電圧(例えば1.2V)を所定電圧(例えば0.9V)に分圧し、当該分圧電圧を演算増幅器OP1の反転入力端子に与える。この演算増幅器OP1は、電源電圧VD(例えば5V)から電源供給されており、PMOSトランジスタTr1を負荷とする差動アンプを構成している。すなわち、演算増幅器OP1の入力ノードとなるノードN5の電圧を参照電圧とし、降圧電源回路VGの出力ノードとなるノードN6の電圧を出力電圧として、演算増幅器OP1は、これらの参照電圧と出力電圧との電位差を検出し、当該検出比較結果に応じてPMOSトランジスタTr1に通ずる直流電圧電流を制御する。
Nチャネル型のMOSトランジスタTrRは、ノードN6にダイオード接続されており、メモリセル領域内にメモリセルMを構成するNMOSトランジスタTn1、Tn2に配列された状態でN個並列に接続されている。したがって、NMOSトランジスタTrRは、NMOSトランジスタTn1、Tn2と並んでマトリクス状に配置されている。これらのMOSトランジスタTrRは、NMOSトランジスタTn1、Tn2のしきい値電圧を検出するための回路として設けられており、ダミートランジスタ、計測用トランジスタ、検出回路として構成されている。
これらのMOSトランジスタTrRがメモリセル領域内に設けられている理由は、メモリセルトランジスタTn1、Tn2と同一プロセス条件下で製造されると共に、メモリセルトランジスタTn1、Tn2の温度特性とほぼ同一の特性を得るためであり、メモリセルトランジスタTn1、Tn2のしきい値電圧Vtのプロセス、温度などによるしきい値電圧特性などのばらつきの依存性をより精密に計測するためである。尚、図中、メモリセル領域内に同一特性を得るために併設されたトランジスタTn1、Tn2、TrRには括弧付きで符号Lを付している。
カレントミラー回路CM1は、抵抗R3とダイオード接続されたNチャネル型のMOSトランジスタTr4とを電源電圧VD−グランド間に直列接続すると共に、MOSトランジスタTr4のゲートにMOSトランジスタTr3のゲートを共通に接続して構成されている。
MOSトランジスタTrRとMOSトランジスタTr3とはノードN7において共通に接続されており、トランジスタTrRのドレイン−ソース間に流れる電流を一定にするように構成されている。MOSトランジスタTrRとMOSトランジスタTr3との共通接続点は、演算増幅器OP2の反転入力端子に接続されている。
演算増幅器OP2は、出力にNチャネル型のMOSトランジスタTr2を接続して構成された差動アンプであり、非反転入力端子がノードN2に接続されている。演算増幅器OP2の反転入力端子に接続されたノードN7の電圧を参照電圧とし、非反転入力端子に接続されたノードN2の電圧を出力電圧として、演算増幅器OP2は、これらの参照電圧と出力電圧との電位差を検出し、当該検出比較結果に応じてMOSトランジスタTr2に通ずる直流電圧電流を制御することで、コンデンサC1、C2の両端電圧を調整し、MOSトランジスタTrmのオフ時におけるノードN2の電圧を調整できる。このようにしてノードN2のソースに一定のバイアスを印加するように構成されている。
上記構成の作用について本実施形態に係る特徴部分を中心に説明する。
上述したメモリセルMの構成を適用したときには、システムの低消費電力モード時やメモリセルMの非アクセス時であっても、メモリセルM内にはリーク電流が流れる。特にプロセスの微細化が進むに従ってメモリセルトランジスタTn1、Tn2のしきい値電圧Vtが従来に比較して低く設定されるため、このオフリーク電流の影響が顕著に現れシステムの待機時電流が問題となる。
システムの低消費電力モード時あるいはメモリセルMの非アクセス時には、外部からモード切替制御信号をMOSトランジスタTrmに与えることでMOSトランジスタTrmをオフする。メモリセルMのノードN3のレベルが「L」、ノードN4のレベルが「H」となっている場合には、メモリセルM内には、MOSトランジスタTp2のソース−ドレイン間にオフリーク電流Ip2が流れると共に、MOSトランジスタTn1のドレイン−ソース間にオフリーク電流In1が流れる。これらのオフリーク電流の影響によってコンデンサC1、C2には電荷がチャージされるようになり、ノードN2の電位が上昇する。このとき調整回路FがノードN2に印加する正の電圧を決定する。
調整回路Fは、カレントミラー回路CM1の作用により、MOSトランジスタTr4および抵抗R3にて決定される定電流IをMOSトランジスタTr1、TrR、Tr3に流す。降圧電源回路VGは、分圧抵抗R1およびR2の比に応じた電圧をノードN6に安定的に供給するが、演算増幅器OP2の反転入力端子のノードN7にはノードN6の電圧よりもMOSトランジスタTrRのしきい値電圧Vtだけ低い電圧が与えられる。
例えば、低温条件下においてMOSトランジスタTn1、Tn2のしきい値電圧Vtが大きいと、MOSトランジスタTrRのしきい値電圧Vtも同様に大きくなるため、ノードN7、ノードN2の電圧もこれに応じて共に低くなる。逆に、高温条件下においてMOSトランジスタTn1、Tn2のしきい値電圧Vtが小さくなるときには、MOSトランジスタTrRのしきい値電圧Vtも同様に小さくなるため、降圧電源回路VG、MOSトランジスタTrRの作用によってノードN7、ノードN2の電圧が共に高くなる。すると、温度の影響を生じたとしてもトランジスタTn2は常に一定のオンマージンを確保できるようになる。これは、製造ばらつきが生じた場合でも同様の作用が得られる。
図2は、本実施形態と従来技術との保持マージンの対比を示している。例えば特許文献1に示される回路構成を従来技術として適用すると、Nチャネル型のMOSトランジスタのソースに電位を印加してソース電位を上昇させることでリーク電流の低減が図られているものの、NMOSトランジスタのしきい値電圧VTHOが小さいときにはソース印加電圧Vbが小さくなる傾向があり、NMOSトランジスタのしきい値電圧VTHOが大きいときにはソース印加電圧Vbが大きくなる傾向がある。仮に、図2にイメージを示すように、たとえソース印加電圧Vbがしきい値電圧VTHOの変化によらず一定であると仮定したとしても、温度または製造ばらつきの影響によるNMOSトランジスタのオンマージンの変化は避けられない。
本実施形態においては、調整回路Fは、メモリセルMのNMOSトランジスタのしきい値電圧VTHOが変動したとしてもNMOSトランジスタのオンマージンが常時一定レベルに確保できるようにNMOSトランジスタのソースに印加する電圧を調整している。
本実施形態によれば、NMOSトランジスタTn1のしきい値電圧VTHOが小さい場合には、ソース印加電圧Vbを大きくし、NMOSトランジスタTn1のしきい値電圧VTHOが大きい場合には、ソース印加電圧Vbを小さくしているため、保持マージン(オンマージン)をほぼ一定に保つことができる。しかも、NMOSトランジスタTn1のオンによりしきい値電圧Vtが小さく当該NMOSトランジスタTn1のオフリーク電流が大きい時には調整回路FがノードN2の印加電圧を大きくすることでNMOSトランジスタの基板バイアス効果が顕著に働き、従来技術に比較して効果的にリーク電流量を低減することができる。
また、MOSトランジスタTrRは、メモリセルMを構成するトランジスタTn1、Tn2と同一レイアウト条件にて作成されており、定電流値をN倍(複数倍)に設定するように構成することで、MOSトランジスタTrRに製造ばらつきが生じたとしても、しきい値電圧Vtを平均化し、ばらつきを極力抑制して安定化することができる。
このようにして、バックゲートがグランドに接続されたMOSトランジスタTn1、Tn2のソースに正のバイアスが印加されるようになり、MOSトランジスタTn1のしきい値電圧Vtが増加し、当該MOSトランジスタTn1のソース−ドレイン間に流れる電流が低下する。したがって、基板バイアス効果によって待機時のリーク電流を低減できる。
しかも、オフ(待機)時のリーク電流が存在したときのみ、ノードN2の電圧が上昇するため、オフリーク電流が存在しない場合には不用意にメモリセルMの保持能力を落とすことがない。
本実施形態によれば、MOSトランジスタTrRがメモリセルMを構成するNMOSトランジスタTn1、Tn2と同一レイアウト構造(L)を備えており、低消費電力時においてノードN1の印加電圧から保持マージン電圧として抵抗R1の両端電圧を減圧すると共にMOSトランジスタTrRのしきい値電圧Vtを減圧したノードN7の電圧を安定化してノードN2に印加するように構成されているため、低消費電力時の消費電流を抑制することができる。しかも、MOSトランジスタTn1の温度、プロセスのばらつきに関わらず、常にほぼ一定のオンマージンを確保できる。尚、メモリセルMのデータ保持状態としてノードN3が「L」、ノードN4が「H」のときについて説明したが、ノードN3が「H」、ノードN4が「L」の場合も同様であるため、その説明を省略する。
MOSトランジスタTrRは、複数並列に接続されているため、MOSトランジスタTrRのしきい値電圧Vtを平均化して当該MOSトランジスタTrRのばらつきの影響を抑制できる。
MOSトランジスタTn1、Tn2、TrRは共にメモリセル領域内に配列構成されているため、同一レイアウト構造を容易に構成することができ、同一特性のMOSトランジスタを容易に形成できる。
特許文献1の技術思想では、NMOSトランジスタTn1、Tn2のソースに固定電位を印加する場合には、しきい値電圧Vtのばらつきを考慮して回路設計する必要があるが、本実施形態ではプロセス特性を考慮せずに回路構成することができる。
また、特許文献1の技術思想では、しきい値電圧Vtのばらつきが最大のときに確保したい保持マージン電圧が得られるようにソースに印加する電圧を設定することが多い。したがって、しきい値電圧が最少になったとき(オフリーク電流が大きいとき)、保持マージン(メモリトランジスタのオンマージン)は過剰になってしまう。本実施形態によれば、しきい値電圧Vtが最少になったとき(オフリーク電流が大きいとき)にも同じ保持マージンになるようにソース電位が上がり、基板バイアス効果を有効に働かせることができ従来に比較してリーク電流の低減効果が大きい。
また、調整回路Fは、NMOSトランジスタTn1、Tn2のソースノードN2にバックゲートとは独立して電圧を印加しているため、NMOSトランジスタTn1、Tn2に流れる電流を容易に調整でき、リーク電流の低減効果を大きくできる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態を示すもので、前述実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分を中心に説明する。
図3に示すように、半導体チップ1に代わる半導体チップ11内には、調整回路Fに代えて調整回路F2が構成されている。この調整回路F2は、調整回路Fの電気的構成に加えて下記の電気的構成を具備している。抵抗R2に代えてNチャネル型のMOSトランジスタTr5が構成されている。MOSトランジスタTr5のドレインは、抵抗R1に接続されており、そのソースはグランドに接続されている。ノードN1とグランドとの間には、抵抗R4およびNチャネル型のMOSトランジスタTr6のドレイン−ソース間が直列接続されている。
他方、ノードN1とグランドとの間には、分圧用の抵抗R5およびR6が直列接続されており、これらの共通接続点となるノードN8は、演算増幅器OP3の反転入力端子に接続されている。演算増幅器OP3の非反転入力端子は、抵抗R4とMOSトランジスタTr6との共通接続点に接続されている。MOSトランジスタTr5およびTr6のゲートは互いに共通接続されており、この共通接続点は演算増幅器OP3の出力に接続されている。
このような回路において、抵抗R5およびR6の抵抗比を適切な所定値に設定し、演算増幅器OP3の反転入力端子の電圧を設定することで、ノードN8の電圧は適切な分圧電圧に常に固定される(例えば0.9V)。ここでMOSトランジスタTr5およびTr6のゲートには同一電圧が印加されるため、抵抗R1およびR4の抵抗値が同一であれば、抵抗R1の両端電圧も常に一定となり、ノードN6の電圧は(電源電圧VCC−抵抗R1の両端電圧)となり常に一定(例えば0.9V)となる。尚、抵抗R1の両端電圧は保持マージン(NMOSトランジスタのオンマージン)電圧となり適宜設定される。
すると、ノードN7の電圧は、この電圧からMOSトランジスタTrRのしきい値電圧Vt(つまりNMOSトランジスタのしきい値電圧Vt)だけ降下した電圧となり、MOSトランジスタTn1、Tn2のオフリーク電流が発生した場合のノードN2の電圧も(電源電圧VCC−抵抗R1の両端電圧−MOSトランジスタTn1またはTn2のしきい値電圧Vt)に安定的に固定されるようになる。
これにより、メモリセルトランジスタTn1、Tn2のしきい値電圧Vtがプロセスや温度に応じてたとえバラついたとしても常に一定の保持マージンを確保することができ、そのマージン電圧は抵抗R5およびR6の抵抗比でノードN8の電圧を設定することによって自由に設定することができる。
(第3の実施形態)
図4および図5は、本発明の第3の実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、Nチャネル型のMOSトランジスタ側のソースノードにバイアスを印加するのに加えて、メモリセルのPチャネル型のMOSトランジスタ側のソースノードにもバイアスを印加することで、よりリーク電流の低減効果を図ったものである。
図4は、半導体チップ1、11に代わる半導体チップ21を示している。この半導体チップ21内には、前述実施形態にて説明した調整回路F2が構成されており、この調整回路F2によりノードN2に電位を印加するように構成されている。前述実施形態では、抵抗R5およびR6に電源を供給する接続部T1と、抵抗R1に電源を供給する接続部T2とは共に電源電圧VCCを供給する電源供給ノードN1に接続されていたが、本実施形態ではこれに代えて接続部T1が電源供給ノードN10に電気的に接続されており、接続部T2が演算増幅器OP4によるボルテージフォロワの出力に接続されている。
ノードN1は、MOSトランジスタTp1およびTp2のソースの共通接続ノードとなっており、ノードN10は電源電圧VCCの供給ノードとなっている。これらのノードN1とノードN10との間には、スイッチング素子としてMOSトランジスタTrm2が接続されている。また、ノードN1とノードN10との間には、半導体チップ21内にコンデンサC3が接続されており、半導体チップ21の外側にコンデンサC4が接続されている。MOSトランジスタTrm2は、前述実施形態にて説明したMOSトランジスタTrmと同様にモード切替用に設けられており、低消費電力モード時又はRAMの非アクセス時にはオフするように構成されている。
ノードN1とノードN10との間には調整回路F3が構成されている。この調整回路F3は、演算増幅器OP4〜OP6、抵抗R7〜R10、Pチャネル型のMOSトランジスタTr7〜Tr9を備えており、これにより、ノードN2の電圧に応じた電圧をノードN1に印加するように構成されている。演算増幅器OP4は、ノードN1の電圧が抵抗R8を介して非反転入力端子に入力されておりボルテージフォロワを構成している。演算増幅器OP5は、ノードN2の電圧が抵抗R7を介して非反転入力端子に入力されておりボルテージフォロワを構成している。
演算増幅器OP4の出力ノードN11と演算増幅器OP5の出力ノードN12との間には、ダイオード接続されたPチャネル型のMOSトランジスタTr8と抵抗R9とが直列接続されている。MOSトランジスタTr8のバックゲートはノードN10に接続されている。MOSトランジスタTr8およびTr9のゲート、ソースはそれぞれ互いに共通接続されており、PMOSトランジスタTr9のドレインは抵抗R10を介してグランドに接続されている。これにより、抵抗R9、R10、MOSトランジスタTr8、Tr9によってカレントミラー回路CM2が構成されている。
PMOSトランジスタTr8、Tr9は、前述実施形態にて説明したMOSトランジスタTrRと同様にメモリセル領域内に構成されている。これらのPMOSトランジスタTr8、Tr9は、メモリセル領域内においてPMOSトランジスタTp1、Tp2と配列して構成され、PMOSトランジスタTp1、Tp2と同一プロセスによって製造され、同一レイアウト構造に構成されている。尚、これらのPMOSトランジスタTp1、Tp2、Tr8、Tr9はレイアウトが同一で特性がほぼ同様のため、図中には括弧付きで符号L2を付している。
PMOSトランジスタTr9と抵抗R10との間の共通接続点は、演算増幅器OP6の非反転入力端子に接続されている。ノードN10とグランドとの間には抵抗R7、R8が直列接続されており、この共通接続点は演算増幅器OP6の反転入力端子に接続されている。演算増幅器OP6の出力は、Pチャネル型のMOSトランジスタTr7のゲートに接続されている。MOSトランジスタTr7のソース/ドレインはノードN10とノードN1との間に接続されている。その他の電気的接続は、前述実施形態とほぼ同様であるためその説明を省略する。
上述構成の作用について説明する。システムの低消費電力モード時あるいはメモリセルMの非アクセス時には、外部からモード切替制御信号を各MOSトランジスタTrm、Trm2のゲートに印加することに応じて当該MOSトランジスタTrm、Trm2をオフする。前述実施形態と同様に、メモリセルMのノードN3のレベルが「L」、ノードN4のレベルが「H」となっている場合には、メモリセルM内には、PMOSトランジスタTp2のソース−ドレイン間にオフリーク電流Ip2が流れると共にNMOSトランジスタTn1のドレイン−ソース間にオフリーク電流In1が流れる。
これらのリーク電流の影響によってコンデンサC1〜C4には電荷がチャージされるようになり、ノードN2の電位が0Vよりも上昇すると共にノードN1の電位が電源電圧VCCよりも低くなる。この場合、低電力消費モード時においてPMOSトランジスタTp2は、そのバックゲートにバックバイアス(基板バイアス)として電源電圧VCCが印加されているため、NMOSトランジスタTn1と同様に当該PMOSトランジスタTp2も強力にオフされるようになりリーク電流をさらに低減できるようになる。またノードN1およびN2間の電圧を前述実施形態に比較して低くすることができリーク電流を低減できる。
図5(a)は、オフリーク低減効果をシミュレーションするための回路を示すと共に、図5(b)は各トランジスタに流れるオフリーク電流のバックゲート電圧依存性を概略的に示している。これらの図5に示すように、PMOSトランジスタTp2のバックゲートに印加されるバイアスがPMOSトランジスタTp1、Tp2のソースに印加する電圧VCCよりも高い電圧(VCC+ΔVs)にすると、その増加量ΔVsに対してPMOSトランジスタTp2のソース・ドレイン間に流れる電流Ip2が指数関数的に減少する。また、NMOSトランジスタTn1のソースに印加する電圧が当該NMOSトランジスタTn1のバックゲートの印加電圧(グランド(0V)電圧)よりも高い電圧(ΔVs)にすると、その増加量ΔVsに対してトランジスタTn1のドレイン・ソース間に流れる電流In1が指数関数的に減少する。
図4に示すように、調整回路F2が、ノードN2の電位をMOSトランジスタTr2により制御し、調整回路F3が、ノードN1の電位をMOSトランジスタTr7により制御する。調整回路F2の作用は、前述実施形態と同様であるため説明を省略する。調整回路F3は、抵抗R9およびPMOSトランジスタTr8のソース−ドレイン間電圧によってノードN11およびN12間の電圧を決定する。
例えば、MOSトランジスタTp2のしきい値電圧Vtが大きいと、MOSトランジスタTr8およびTr9のしきい値電圧Vtも同様に大きくなるため、抵抗R9に流れる電流I2が低下する。電流I2が低下すると抵抗R10に流れる電流も低下するため、演算増幅器OP6の非反転入力端子に与えられる電圧が低下する。すると、MOSトランジスタTr7のゲート印加電圧が低下しノードN1の電位が上昇する。逆に、MOSトランジスタTp2のしきい値電圧Vtが小さくなるときには、MOSトランジスタTr8およびTr9のしきい値電圧Vtも同様に小さくなるため、演算増幅器OP6の非反転入力端子の印加電圧が増加する。すると、温度の影響でしきい値電圧が変化しても常に一定のオンマージンを確保できるようになる。これは、製造ばらつきが生じた場合でも同様の作用が得られる。
本実施形態によれば、調整回路F3はノードN2の印加電圧に応じてノードN1に印加する電圧を調整し、また、調整回路F2はノードN1の印加電圧に応じてノードN2に印加する電圧を調整して印加するため、NMOSトランジスタ側と同時にPMOSトランジスタ側においてもPMOSトランジスタTp2のソース電位を電源電位に比較して低くすることができ、PMOSトランジスタTp2に流れる電流Ip2を低減することができる。
また、PMOSトランジスタTr8、Tr9がメモリセルMを構成するPMOSトランジスタTp1、Tp2と同一レイアウト構造(L2)を備えており、調整回路F3がノードN2の電圧から抵抗R9に流れる電流に応じたPMOSトランジスタTp1またはTp2のオンマージン電圧を加えると共に、カレントミラー回路CM2に流れる電流I2に応じた電圧に基づいてPMOSトランジスタTr7のゲートに印加する電圧を調整しているため、PMOSトランジスタTp2のソース電位を電源電位VCCに比較して低くすることができ、PMOSトランジスタTp1のオンマージンを一定に制御(R9、R10、R8の両端電圧)しながらPMOSトランジスタTp2に流れるオフリーク電流Ip2を低減することができる。
また、調整回路F3は、PMOSトランジスタTp1、Tp2のソースノードN1にバックゲートとは独立して電圧を印加しているため、PMOSトランジスタTp1、Tp2に流れる電流を容易に調整でき、リーク電流の低減効果を大きくできる。
(第4の実施形態)
図6は、本発明の第4の実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、Pチャネル型のMOSトランジスタのバックゲートに印加する電圧を制御しているところにある。前述実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について中心に説明する。
この図6は、半導体チップ1、11、21に代わる半導体チップ31の電気的構成を概略的に示している。この図6に示すように、調整回路F3に代わる調整回路F4が構成されている。この調整回路F4は、調整回路F3に比較して演算増幅器OP4によるボルテージフォロワを構成することなく導通して構成している。ノードN1とノードN10との間にはMOSトランジスタTrm3のソース/ドレインが接続されている。このMOSトランジスタTrm3は、前述実施形態のTrm、Trm2と同様のモード切替用のMOSトランジスタである。
電源電圧VCCは、ノードN1に供給されている。PMOSトランジスタTp2、Tp1は、そのバックゲートがノードN10に接続されている。演算増幅器OP6の出力はノードN10に接続されている。ノードN1は抵抗R7に接続されていると共にPMOSトランジスタTr8およびTr9のソースに接続されている。第1の実施形態にて説明した調整回路FのノードN1を接続する端子T3は、図6に示す回路内のノードN1に接続されている。このようにして、PMOSトランジスタTp1、Tp2のソースに電源電圧VCCを印加しながら、MOSトランジスタTp1、Tp2のバックゲートに演算増幅器OP6を介して電圧を印加している。この場合、演算増幅器OP6の制御に応じてノードN10の電圧が制御されるようになり、PMOSトランジスタTp1またはTp2のオンマージンが常に一定になるようにPMOSトランジスタTp1、Tp2のバックゲート電圧を制御する。このような実施形態においても前述実施形態とほぼ同様の作用効果を奏する。
尚、前述実施形態では、Nチャネル型のMOSトランジスタTn1、Tn2側のソースノードにバイアスを印加したり、当該電圧を印加するのに加えて、メモリセルのPチャネル型のMOSトランジスタTp1、Tp2側のソースノードにもバイアスを印加する実施形態を示しているが、Pチャネル型のMOSトランジスタTp1、Tp2のソースノードのみにバイアスを印加する形態にも適用可能である。
<レイアウト構造の一例>
図7は、上記実施形態に係る補足説明を示す図であり、特にメモリセル領域内のレイアウト構造の一例を示した平面図である。図7に示すように、センスアンプSAは、各メモリセルMのデータをセンスする。多数のメモリセルMはマトリクス状に並設されており、このメモリセルMの構造と同一レイアウト構造を有するダミーメモリセルDMが近接配置状態で複数構成されている。これらのダミーメモリセルDMは所定の一方向に配列されており、ダミーメモリセルDM内には前述実施形態で説明したトランジスタTrR、Tr8、Tr9が構成されている。前述した調整回路F〜F4が各トランジスタTr8、Tr9、TrRと共に構成されている。すなわち、このようなレイアウト構造を採用することで、PMOSトランジスタTp1、Tp2とPMOSトランジスタTr8、Tr9の特性を容易にほぼ同様の特性に合致させることができ、さらに、NMOSトランジスタTn1、Tn2とNMOSトランジスタTrRの特性を容易にほぼ同様の特性に合致させることができる。
本発明の第1の実施形態の半導体メモリ装置の内部の電気的構成図 しきい値電圧に対する保持マージンの変化を示す比較図 本発明の第2の実施形態における図1相当図 本発明の第3の実施形態における図1相当図 各ノードの印加電圧とトランジスタに流れる電流との関係を示す関係図 本発明の第4の実施形態における図1相当図 レイアウト構造を概略的に示す平面図(本発明の第1ないし第4の実施形態に係る補足説明図)
符号の説明
図面中、1、11、21、31は半導体チップ(半導体メモリ装置)、F〜F4は調整回路(電圧印加回路)、Tn1、Tn2、TrRはNMOSトランジスタ、Tp1、Tp2、Tr8はPMOSトランジスタ、Mはメモリセル(SRAMセル)を示す。

Claims (14)

  1. メモリセルトランジスタを含んで構成されたSRAMセルと、
    このSRAMセルを構成するメモリセルトランジスタのしきい値電圧が変動したとしても前記メモリセルトランジスタのオンマージンが常時一定レベルに確保できるように前記メモリセルトランジスタのソースまたはバックゲートに印加する電圧を調整する調整回路とを備えたことを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. メモリセルトランジスタを含んで構成されたSRAMセルと、
    このSRAMセルを構成するメモリセルトランジスタのしきい値電圧を検出する検出回路と、
    この検出回路の検出結果に基づいて前記メモリセルトランジスタのソースまたはバックゲートに印加する電圧を調整する調整回路とを備えたことを特徴とする半導体メモリ装置。
  3. 前記SRAMセルを構成するメモリセルトランジスタのうちPMOSトランジスタのバックゲートとソースとに印加する電圧を独立して印加可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の半導体メモリ装置。
  4. 前記SRAMセルを構成するメモリセルトランジスタのうちNMOSトランジスタのバックゲートとソースとに印加する電圧を独立して印加可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の半導体メモリ装置。
  5. ソースが第1ノードに共通接続された第1および第2PMOSトランジスタと、ソースが第2ノードに共通接続された第1および第2NMOSトランジスタとを備え、前記第1PMOSトランジスタおよび第1NMOSトランジスタをCMOSインバータ接続して構成されると共に前記第2PMOSトランジスタおよび第2NMOSトランジスタをCMOSインバータ接続して構成されたSRAMセルと、
    前記SRAMセルを構成する第1および第2NMOSトランジスタと同一レイアウト構造を備えた第3NMOSトランジスタと、
    低消費電力時において前記第3NMOSトランジスタのしきい値電圧に基づいて第2ノードに電圧を印加する第1の電圧印加回路とを備えたことを特徴とする半導体メモリ装置。
  6. 前記第3NMOSトランジスタは、複数並列接続されていることを特徴とする請求項5記載の半導体メモリ装置。
  7. 前記第1ないし第3NMOSトランジスタは、メモリセル領域内に配列されていることを特徴とする請求項5または6記載の半導体メモリ装置。
  8. 前記第1の電圧印加回路は、前記第1NMOSトランジスタのバックゲートおよび第2NMOSトランジスタのバックゲートに印加する電圧よりも高い電圧を第2ノードに印加することを特徴とする請求項5ないし7の何れかに記載の半導体メモリ装置。
  9. 前記第1の電圧印加回路が第2ノードに印加する電圧に応じて第1ノードに電圧を印加する第2の電圧印加回路を備えたことを特徴とする請求項5ないし8の何れかに記載の半導体メモリ装置。
  10. 前記第2の電圧印加回路は、第1および第2PMOSトランジスタと同一レイアウト構造を備えた第3PMOSトランジスタを備え、第3PMOSトランジスタのしきい値電圧に基づいて第1ノードに電圧を印加することを特徴とする請求項9記載の半導体メモリ装置。
  11. 前記第3PMOSトランジスタは、複数並列接続されていることを特徴とする請求項10記載の半導体メモリ装置。
  12. 前記第1ないし第3PMOSトランジスタは、メモリセル領域内に配列されていることを特徴とする請求項10または11記載の半導体メモリ装置。
  13. 前記第2の電圧印加回路は、前記第1PMOSトランジスタのバックゲートおよび第2PMOSトランジスタのバックゲートに印加する電圧よりも低い電圧を第1ノードに印加することを特徴とする請求項9ないし12の何れかに記載の半導体メモリ装置。
  14. 薄膜SOI(Silicon On Insulator)構造を適用して構成されていることを特徴とする請求項1ないし13の何れかに記載の半導体メモリ装置。
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