JP2002216497A - スタティック型半導体記憶装置 - Google Patents

スタティック型半導体記憶装置

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JP2002216497A
JP2002216497A JP2001014042A JP2001014042A JP2002216497A JP 2002216497 A JP2002216497 A JP 2002216497A JP 2001014042 A JP2001014042 A JP 2001014042A JP 2001014042 A JP2001014042 A JP 2001014042A JP 2002216497 A JP2002216497 A JP 2002216497A
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mos transistor
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mode signal
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Minoru Senda
稔 千田
Shigeki Obayashi
茂樹 大林
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作テストにおいてスタンバイ電流不良のメ
モリセルを検出できるスタティック型半導体記憶装置を
提供する。 【解決手段】 電圧供給回路70は、抵抗素子71と、
PチャネルMOSトランジスタ72と、NチャネルMO
Sトランジスタ73,74とを備える。抵抗素子71お
よびPチャネルMOSトランジスタ72は電源ノード3
5とノード38との間に並列に接続される。Nチャネル
MOSトランジスタ73,74はノード38と接地ノー
ド36との間に直列に接続される。電圧供給回路70
は、Hレベルのテストモード信号TEを受けてメモリセ
ルMC11のセルVcc線に接続されたノード38にN
チャネルMOSトランジスタ73のしきい値電圧を供給
し、Lレベルのテストモード信号TEを受けてノード3
8に外部電源電圧を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スタンバイ電流
不良を検出可能なスタティック型半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図23を参照して、スタティック型のメ
モリセル(SRAM(StaticRandom Ac
cess Memory))10は、PチャネルMOS
トランジスタ1,2と、NチャネルMOSトランジスタ
3〜6と、記憶ノードN1,N2とを備える。Pチャネ
ルMOSトランジスタ1,2は、電源ノード35と、そ
れぞれ、記憶ノードN1,N2との間に接続される。N
チャネルMOSトランジスタ3,4は、それぞれ、記憶
ノードN1,N2と接地ノード36との間に接続され
る。そして、記憶ノードN1上の電圧はPチャネルMO
Sトランジスタ2およびNチャネルMOSトランジスタ
4のゲート端子に与えられ、記憶ノード上の電圧はPチ
ャネルMOSトランジスタ1およびNチャネルMOSト
ランジスタ3のゲート端子に与えられる。NチャネルM
OSトランジスタ5は、記憶ノードN1とビット線BL
との間に接続され、NチャネルMOSトランジスタ6
は、記憶ノードN2とビット線/BLとの間に接続され
る。NチャネルMOSトランジスタ5,6は、ワード線
(WL)によってオン・オフされる。
【0003】メモリセル10は、記憶ノードN1上の電
位がHレベルであり、かつ、記憶ノードN2上の電位が
Lレベルのときデータ「1」を記憶し、記憶ノードN
1,N2上の電位が逆のときデータ「0」を記憶する。
【0004】メモリセル10にデータ「1」が書込まれ
るとき、ビット線BL上の電位がHレベルに保持され、
ビット線/BL上の電位がLレベルに保持される。そし
て、ワード線(WL)が活性化されることによってNチ
ャネルMOSトランジスタ5,6がオンされ、記憶ノー
ドN1上の電位がビット線BL上の電位と同じHレベル
になり、記憶ノードN2上の電位がビット線/BL上の
電位と同じLレベルになる。そうすると、PチャネルM
OSトランジスタ1はオンされ、NチャネルMOSトラ
ンジスタ3がオフされるため、記憶ノードN1の電位は
Hレベルにラッチされる。また、PチャネルMOSトラ
ンジスタ2はオフされ、NチャネルMOSトランジスタ
4はオフされるため記憶ノードN2上の電位はLレベル
にラッチされる。その後、ワード線(WL)が不活性化
されることによってNチャネルMOSトランジスタ5,
6がオフされ、記憶ノードN1上の電位がHレベルに保
持され、記憶ノードN2上の電位がLレベルに保持され
てデータ「1」がメモリセル10に書込まれる。データ
「0」がメモリセル10に書込まれるときは、ビット線
BL上の電位がLレベルに保持され、ビット線/BL上
の電位がHレベルに保持されるだけであり、書込動作は
データ「1」が書込まれる場合と同じである。
【0005】メモリセル10からデータ「1」を読出す
ときは、ワード線(WL)が活性化されることによって
NチャネルMOSトランジスタ5,6がオンしてメモリ
セル10が活性化される。そして、記憶ノードN1上の
電位はHレベルであるためPチャネルMOSトランジス
タ2はオフし、NチャネルMOSトランジスタ4はオン
し、ビット線/BLからNチャネルMOSトランジスタ
4,6を介して接地ノード36へ電流が流込み、ビット
線/BL上の電位はLレベルになる。そうすると、Pチ
ャネルMOSトランジスタ1がオンし、NチャネルMO
Sトランジスタ3がオフするため、電源ノード35から
PチャネルMOSトランジスタ1およびNチャネルMO
Sトランジスタ5を介してビット線BLへ電流が流込
み、ビット線BL上の電位はHレベルになる。
【0006】メモリセル10からデータ「0」が読出さ
れるときの動作も、データ「1」が読出されるときの動
作と同じである。
【0007】図23から明らかなように、メモリセル1
0は、6個のMOSトランジスタから成る、いわゆるフ
ルCMOS(Complementary MOS)型
のSRAMである。このタイプのメモリセルは、全てM
OSトランジスタによって構成されるため、データを保
持した状態では直流電流が流れる経路が存在せず、サブ
ショルド電流や接合リーク電流等のごくわずかの電流
(10-15Aのオーダー)しか流れない。したがって、
このタイプのメモリセルにおいては、0.1μA程度の
スタンバイ電流を実現することができる。
【0008】メモリセル10は、出荷前に動作テストが
行なわれる。この動作テストは、メモリセル10へのデ
ータの書込/読出テストと、保持テストとから成る。書
込/読出テストは、メモリセル10に所定のデータを書
込み、その後、書込んだデータを読出し、その読出した
データが書込んだデータと一致するか否かによりメモリ
セルの良否を決定するテストである。また、保持テスト
は、書込/読出テストの後、メモリセル10に印加する
電圧を通常動作時の外部電源電圧よりも低下させた低電
圧に保持し、一定時間経過後に、メモリセル10からデ
ータの読出しを行ない、書込んだデータが保持されてい
るか否かによりメモリセルの良否を決定するテストであ
る。
【0009】動作テスト時にメモリセル10に印加され
る電圧のプロファイルを示せば、図24に示すようにな
る。期間T1の間に、外部電源電圧である3.3Vの電
圧がメモリセル10に印加されて書込/読出テストが行
なわれる。そして、期間T2の間、メモリセル10に印
加される電圧は3.3Vから1.0〜1.5Vの範囲へ
低下されて保持される。その後、期間T3の間に、メモ
リセル10に外部電源電圧である3.3Vの電圧が印加
されてデータの読出しが行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メモリセル1
0に異物が付着しているときは、図23に示すように電
源ノード35と記憶ノードN2との間にリーク電流91
が流れる。そして、記憶ノードN1がHレベルに保持さ
れ、記憶ノードN2がLレベルに保持されていると、P
チャネルMOSトランジスタ2はオフし、NチャネルM
OSトランジスタ4はオンされるため、NチャネルMO
Sトランジスタ4を介して記憶ノードN2から接地ノー
ド36へオン電流92が流れる。この場合、異物による
リーク電流91が数μA程度流れても、メモリセルに
3.3V程度の外部電源電圧を印加する通常動作条件に
おいてはオン電流は10μA以上あり、SRAMとして
は正常に動作するが、スタンバイ電流不良となる。した
がって、スタンバイ電流不良のメモリセルを動作テスト
において検出するには、図23に示すNチャネルMOS
トランジスタ4のオン電流を1μA以下にする必要があ
る。そして、NチャネルMOSトランジスタ4のオン電
流を1μA以下にするには、保持テスト時にメモリセル
10の電源ノード35に印加する電圧をNチャネルMO
Sトランジスタ4のしきい値電圧Vth程度にする必要
がある。
【0011】しかし、しきい値電圧Vth程度の電圧を
外部からメモリセルに印加するのは、温度変動等の影響
により困難であり、リーク電流によるスタンバイ電流不
良のメモリセルを検出できないという問題がある。
【0012】そこで、本発明は、かかる問題を解決する
ためになされたものであり、その目的は、動作テストに
おいてスタンバイ電流不良のメモリセルを検出できるス
タティック型半導体記憶装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明によるスタティ
ック型半導体記憶装置は、第1のノードと、第2のノー
ドとの間に設けられたスタティック型の複数のメモリセ
ルと、制御信号を入力するための制御端子と、制御信号
の電圧レベルが所定の値よりも高いとき活性化されたテ
ストモード信号を発生し、電圧レベルが所定の値よりも
低いとき不活性化されたテストモード信号を発生するテ
ストモード信号発生回路と、活性化されたテストモード
信号を受けて第1のノードと第2のノードとの間の電圧
をテスト電圧に設定し、不活性化されたテストモード信
号を受けて第1のノードと第2のノードとの間の電圧を
外部電源電圧に設定する電圧設定回路とを備える。そし
て、テスト電圧は、0Vからメモリセルを構成するMO
Sトランジスタのしきい値電圧の範囲である。
【0014】この発明によるスタティック型半導体記憶
装置においては、通常動作時、メモリセルの両端に外部
電源電圧が印加され、テストモード時、メモリセルの両
端に0VからMOSトランジスタのしきい値電圧の範囲
の電圧が印加される。
【0015】したがって、この発明によれば、データの
保持テストによりスタンバイ電流不良のメモリセルを検
出できる。また、この発明によれば、スタティック型半
導体記憶装置の動作テストの時間を短縮できる。
【0016】好ましくは、スタティック型半導体記憶装
置の電圧設定回路は、活性化されたテストモード信号を
受けて第1のノードにしきい値電圧を供給し、不活性化
されたテストモード信号を受けて第1のノードに外部電
源電圧を供給する電圧供給回路と、第2のノードに接地
電圧を供給する接地電圧供給端子とを含む。
【0017】電圧設定回路は、電圧供給回路によりしき
い値電圧または外部電源電圧を第1のノードに供給し、
接地電圧供給端子によりメモリセルの第2のノードに接
地電圧を供給することによって、通常動作時、メモリセ
ルの両端の電圧を外部電源電圧に設定し、テストモード
時、メモリセルの両端の電圧をしきい値電圧に設定す
る。
【0018】したがって、メモリセルのセルVcc線に
供給する電圧を切換えることによりスタンバイ電流不良
のメモリセルを検出可能なテストを行なうことができ
る。また、スタンバイ電流不良のメモリセルを短時間で
検出できる。
【0019】好ましくは、電圧供給回路を構成するMO
Sトランジスタは、メモリセルに含まれるMOSトラン
ジスタと同じ形状および配置を有する。
【0020】メモリセルを構成するMOSトランジスタ
の配置を変化させずに配線のみを変化させて電圧供給回
路を作製する。
【0021】したがって、この発明によれば、メモリセ
ルの作製プロセスによってメモリセルと電圧供給回路と
を同時に作製できる。
【0022】好ましくは、スタティック型半導体記憶装
置の電圧供給回路は、複数のメモリセルのうちの1個の
メモリセルに含まれるMOSトランジスタを用いて構成
される。
【0023】スタティック型半導体記憶装置に含まれる
複数のメモリセルのうち、1つのメモリセルを構成する
MOSトランジスタの配線を変化させることにより電圧
供給回路を作製する。
【0024】したがって、この発明によれば、テストモ
ード時に0Vからしきい値電圧の範囲の電圧をメモリセ
ルの両端に印加する電圧供給回路を面積を増加させるこ
となくスタティック型半導体記憶装置に内蔵できる。
【0025】好ましくは、電圧供給回路は、外部電源ノ
ードと第1のノードとの間に設けられた第1の導電型の
第1のMOSトランジスタと、第1のノードと接地ノー
ドとの間に直列に接続された第2の導電型の第2および
第3のMOSトランジスタと、外部電源ノードと第1の
ノードとの間に、第1のMOSトランジスタと並列に接
続された抵抗素子とを含み、第1のMOSトランジスタ
は、活性化されたテストモード信号を受けてオフされ、
不活性化されたテストモード信号を受けてオンされ、第
2のMOSトランジスタは、第1のノードと第3のMO
Sトランジスタとの間にダイオード接続され、第3のM
OSトランジスタは、活性化されたテストモード信号を
受けてオンされ、不活性化されたテストモード信号を受
けてオフされる。
【0026】活性化されたテストモード信号を受けて第
2のMOSトランジスタが第1のノードにしきい値電圧
を供給し、不活性化されたテストモード信号を受けて第
1のMOSトランジスタが第1のノードに外部電源電圧
を供給する。
【0027】したがって、この発明によれば、メモリセ
ルを構成するMOSトランジスタを用いて電圧供給回路
を作製できる。その結果、メモリセルの第1のノードに
しきい値電圧を安定して供給できる。
【0028】好ましくは、電圧供給回路の抵抗素子は、
オン時の抵抗値がメモリセルを構成するMOSトランジ
スタのオン時の抵抗値よりも大きい第1の導電型のMO
Sトランジスタ、もしくは抵抗から成る。
【0029】メモリセルの作製プロセスと同じプロセス
において第1の導電型のMOSトランジスタもしくは抵
抗が抵抗素子として作製され、電圧供給回路が作製され
る。
【0030】したがって、この発明によれば、抵抗素子
として第1の導電型のMOSトランジスタが用いられた
ときは電圧供給回路を全てMOSトランジスタによって
構成できる。また、抵抗素子として抵抗が用いられたと
きは、抵抗をMOSトランジスタを作製した層の上に作
製すれば良く、電圧供給回路の占有面積を小さくでき
る。
【0031】好ましくは、スタティック型半導体記憶装
置の電圧設定回路は、活性化されたテストモード信号を
受けて第1のノードに接地電圧を供給し、不活性化され
たテストモード信号を受けて第1のノードに外部電源電
圧を供給する電圧供給回路と、第2のノードに接地電圧
を供給する接地電圧供給端子とを含む。
【0032】電圧設定回路は、電圧供給回路により接地
電圧または外部電源電圧を第1のノードに供給し、接地
電圧供給端子によりメモリセルの第2のノードに接地電
圧を供給することによって、通常動作時、メモリセルの
両端の電圧を外部電源電圧に設定し、テストモード時、
メモリセルの両端の電圧を0Vに設定する。
【0033】したがって、メモリセルのセルVcc線に
供給する電圧を切換えることによりスタンバイ電流不良
のメモリセルを検出可能なテストを行なうことができ
る。また、スタンバイ電流不良のメモリセルを短時間で
検出できる。
【0034】好ましくは、スタティック型半導体記憶装
置の電圧供給回路は、外部電源ノードと第1のノードと
の間に設けられた第1の導電型の第1のMOSトランジ
スタと、第1のノードと接地ノードとの間に接続された
第2の導電型の第2のMOSトランジスタとを含み、第
1のMOSトランジスタは、活性化されたテストモード
信号を受けてオフされ、不活性化されたテストモード信
号を受けてオンされ、第2のMOSトランジスタは、活
性化されたテストモード信号を受けてオンされ、不活性
化されたテストモード信号を受けてオフされる。
【0035】活性化されたテストモード信号を受けて第
2のMOSトランジスタが第1のノードに接地電圧を供
給し、不活性化されたテストモード信号を受けて第1の
MOSトランジスタが第1のノードに外部電源電圧を供
給する。
【0036】したがって、この発明によれば、メモリセ
ルを構成するMOSトランジスタを用いて電圧供給回路
を作製できる。その結果、テストモード時にメモリセル
の第1のノードにしきい値電圧を安定して供給できる。
【0037】好ましくは、スタティック型半導体記憶装
置の電圧設定回路は、第1のノードに外部電源電圧を供
給する電源電圧供給端子と、活性化されたテストモード
信号を受けて第2のノードに外部電源電圧からしきい値
電圧を差引いた電圧を供給し、不活性化されたテストモ
ード信号を受けて第2のノードに接地電圧を供給する電
圧供給回路とを含む。
【0038】電圧設定回路は、電源電圧供給端子により
メモリセルの第1のノードに外部電源電圧を供給し、電
圧供給回路により接地電圧または外部電源電圧からしき
い値電圧を差引いた電圧を第2のノードに供給すること
によって、通常動作時、メモリセルの両端の電圧を外部
電源電圧に設定し、テストモード時、メモリセルの両端
の電圧をしきい値電圧に設定する。
【0039】したがって、メモリセルのセルGND線に
供給する電圧を切換えることによりスタンバイ電流不良
のメモリセルを検出可能なテストを行なうことができ
る。また、スタンバイ電流不良のメモリセルを短時間で
検出できる。
【0040】好ましくは、スタティック型半導体記憶装
置の電圧供給回路を構成するMOSトランジスタは、メ
モリセルに含まれるMOSトランジスタと同じ形状およ
び配置を有する。
【0041】メモリセルを構成するMOSトランジスタ
の配置を変化させずに配線のみを変化させて電圧供給回
路を作製する。
【0042】したがって、この発明によれば、メモリセ
ルの作製プロセスによってメモリセルと電圧供給回路と
を同時に作製できる。
【0043】好ましくは、スタティック型半導体記憶装
置の電圧供給回路は、複数のメモリセルのうちの1個の
メモリセルに含まれるMOSトランジスタを用いて構成
される。
【0044】スタティック型半導体記憶装置に含まれる
複数のメモリセルのうち、1つのメモリセルを構成する
MOSトランジスタの配線を変化させることにより電圧
供給回路を作製する。
【0045】したがって、この発明によれば、テストモ
ード時に0Vからしきい値電圧の範囲の電圧をメモリセ
ルの両端に印加する電圧供給回路を面積を増加させるこ
となくスタティック型半導体記憶装置に内蔵できる。
【0046】好ましくは、スタティック型半導体記憶装
置の電圧供給回路は、外部電源ノードと第2のノードと
の間に直列に接続された第1の導電型の第1および第2
のMOSトランジスタと、第2のノードと接地ノードと
の間に設けられた第2の導電型の第3のMOSトランジ
スタと、第2のノードと接地ノードとの間に、第3のM
OSトランジスタと並列に接続された抵抗素子とを含
み、第1のMOSトランジスタは、活性化されたテスト
モード信号を受けてオンされ、不活性化されたテストモ
ード信号を受けてオフされ、第2のMOSトランジスタ
は、第1のMOSトランジスタと第1のノードとの間に
ダイオード接続され、第3のMOSトランジスタは、活
性化されたテストモード信号を受けてオフされ、不活性
化されたテストモード信号を受けてオンされる。
【0047】活性化されたテストモード信号を受けて第
2のMOSトランジスタが第2のノードに外部電源電圧
からしきい値電圧を差引いた電圧を供給し、不活性化さ
れたテストモード信号を受けて第3のMOSトランジス
タが第2のノードに接地電圧を供給する。
【0048】したがって、この発明によれば、メモリセ
ルを構成するMOSトランジスタを用いて電圧供給回路
を作製できる。その結果、テストモード時にメモリセル
の第2のノードに外部電源電圧からしきい値電圧を差引
いた電圧を安定して供給できる。
【0049】好ましくは、電圧供給回路の抵抗素子は、
オン時の抵抗値がメモリセルを構成するMOSトランジ
スタのオン時の抵抗値よりも大きい第2の導電型のMO
Sトランジスタ、もしくは抵抗から成る。
【0050】メモリセルの作製プロセスと同じプロセス
において第2の導電型のMOSトランジスタもしくは抵
抗が抵抗素子として作製され、電圧供給回路が作製され
る。
【0051】したがって、この発明によれば、抵抗素子
として第2の導電型のMOSトランジスタが用いられた
ときは電圧供給回路を全てMOSトランジスタによって
構成できる。また、抵抗素子として抵抗が用いられたと
きは、MOSトランジスタを作製した層の上に抵抗を作
製すれば良く、電圧供給回路の占有面積を小さくでき
る。
【0052】好ましくは、スタティック型半導体記憶装
置の電圧設定回路は、第1のノードに外部電源電圧を供
給する電源電圧供給端子と、活性化されたテストモード
信号を受けて第2のノードに外部電源電圧を供給し、不
活性化されたテストモード信号を受けて第2のノードに
接地電圧を供給する電圧供給回路とを含む。
【0053】電圧設定回路は、電源電圧供給端子により
メモリセルの第1のノードに外部電源電圧を供給し、電
圧供給回路により接地電圧または外部電源電圧を第2の
ノードに供給することによって、通常動作時、メモリセ
ルの両端の電圧を外部電源電圧に設定し、テストモード
時、メモリセルの両端の電圧を0Vに設定する。
【0054】したがって、メモリセルのセルGND線に
供給する電圧を切換えることによりスタンバイ電流不良
のメモリセルを検出可能なテストを行なうことができ
る。また、スタンバイ電流不良のメモリセルを短時間で
検出できる。
【0055】好ましくは、スタティック型半導体記憶装
置の電圧供給回路は、外部電源ノードと第2のノードと
の間に設けられた第1の導電型の第1のMOSトランジ
スタと、第2のノードと接地ノードとの間に設けられた
第2の導電型の第2のMOSトランジスタとを含み、第
1のMOSトランジスタは、活性化されたテストモード
信号を受けてオンされ、不活性化されたテストモード信
号を受けてオフされ、第2のMOSトランジスタは、活
性化されたテストモード信号を受けてオフされ、不活性
化されたテストモード信号を受けてオンされる。
【0056】活性化されたテストモード信号を受けて第
1のMOSトランジスタがメモリセルの第2のノードに
外部電源電圧を供給し、不活性化されたテストモード信
号を受けて第2のMOSトランジスタが第2のノードに
接地電圧を供給する。
【0057】したがって、この発明によれば、メモリセ
ルを構成するMOSトランジスタを用いて電圧供給回路
を作製できる。その結果、テストモード時にメモリセル
の第2のノードに外部電源電圧を安定して供給できる。
【0058】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または
相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0059】[実施の形態1]図1を参照して、実施の
形態1によるスタティック型半導体記憶装置100は、
電源端子11と、接地端子12と、クロック入力端子1
3と、アドレス信号入力端子14と、制御信号入力端子
15〜17と、入出力端子18と、レジスタ20〜23
と、行デコーダ30と、制御回路40と、列デコーダ5
0と、メモリセルアレイ60と、電圧供給回路70と、
ライトドライバ701と、センスアンプ702とを備え
る。
【0060】電源端子11は、外部電源電圧extVc
cを入力するための端子である。接地端子12は、接地
電圧GNDを入力するための端子である。クロック入力
端子13は、クロックCLKを入力するための端子であ
る。アドレス信号入力端子14は、アドレス信号A0〜
Anを入力するための端子である。制御信号入力端子1
5は、チップ選択信号/CSを入力するための端子であ
る。制御信号入力端子16は、ライトイネーブル信号/
WEを入力するための端子である。制御信号入力端子1
7は、出力イネーブル信号/OEを入力するための端子
である。入出力端子18は、データを入出力するための
端子である。
【0061】レジスタ20は、クロック入力端子13か
ら入力されたクロックCLKに同期してアドレス信号入
力端子14を介して入力されたアドレス信号A0〜An
をラッチし、アドレス信号A0〜Anを行デコーダ30
および列デコーダ50に選択的に与える。レジスタ21
は、制御信号入力端子15を介して入力されたチップ選
択信号/CS、制御信号入力端子16を介して入力され
たライトイネーブル信号/WE、および制御信号入力端
子17を介して入力された出力イネーブル信号/OE
を、クロック入力端子13を介して入力されたクロック
CLKに同期してラッチして制御回路40に与える。レ
ジスタ22は、クロック入力端子13を介して入力され
たクロックCLKに同期して入出力端子18を介して入
力された書込データDinをラッチし、そのラッチした
書込データDinをライトドライバ701に与える。レ
ジスタ23は、クロック入力端子13を介して入力され
たクロックCLKに同期してセンスアンプ702からの
読出データDoutをラッチし、そのラッチした読出デ
ータDoutを入出力端子18へ出力する。
【0062】行デコーダ30は、レジスタ20から入力
されたアドレス信号A0〜Anをデコードして行アドレ
スを生成し、その生成した行アドレスに従ってワード線
W1〜Wnを選択的に活性化する。制御回路40は、レ
ジスタ21からのチップ選択信号/CS、ライトイネー
ブル信号/WE、および出力イネーブル信号/OEに従
って所定の動作モードを選択し、スタティック型半導体
記憶装置100を制御する。列デコーダ50は、レジス
タ20から入力されたアドレス信号A0〜Anをデコー
ドして列アドレスを生成し、その生成した列アドレスに
従って列選択線CSL1〜CSLmを選択的に活性化す
る。
【0063】メモリセルアレイ60は、行列状に配置さ
れた複数のメモリセルMC11〜MC1m,MC21〜
MC2m,・・・,MCn1〜MCnmと、Nチャネル
MOSトランジスタ611〜6m2と、PチャネルMO
Sトランジスタ601〜60mと、列選択ゲート61〜
6mと、ワード線W1〜Wnと、ビット線対BL1,/
BL1〜BLm,/BLmとを含む。複数のメモリセル
MC11〜MC1m,MC21〜MC2m,・・・,M
Cn1〜MCnmは、図22に示すメモリセル10と同
じ構成から成り、データを記憶する。NチャネルMOS
トランジスタ611〜6m2は、電源ノード35とビッ
ト線BL1〜/BLmとの間にダイオード接続され、ビ
ット線の負荷として機能する。PチャネルMOSトラン
ジスタ601〜60mは、制御回路40からのイコライ
ズ信号/BLEQをゲート端子に受け、イコライズ信号
/BLEQがL(論理ロー)レベルのときに、それぞ
れ、ビット線対BL1,/BL1〜BLm,/BLmを
イコライズする。列選択ゲート61〜6mは、2つのN
チャネルMOSトランジスタから成り、列選択信号CS
L1〜CSLmによって、それぞれ、ビット線対BL
1,/BL1〜BLm,/BLmを入出力線対IO,/
IOに接続する。
【0064】電圧供給回路70は、後述する方法によっ
て、スタティック型半導体記憶装置100が通常動作時
に複数のメモリセルMC11〜MC1m,MC21〜M
C2m,・・・,MCn1〜MCnmのセルVcc線に
外部電源電圧extVccを供給し、テストモード時に
複数のメモリセルMC11〜MC1m,MC21〜MC
2m,・・・,MCn1〜MCnmのセルVcc線にし
きい値電圧Vthを供給する。
【0065】ライトドライバ701は、レジスタ22か
らの書込データDinを入出力線対IO,/IOに書込
む。センスアンプ702は、メモリセルMC11〜MC
1m,MC21〜MC2m,・・・,MCn1〜MCn
mからビット線対BL1,/BL1〜BLm,/BLm
および入出力線対IO,/IOを介して読出された読出
データDoutを増幅してレジスタ23へ出力する。
【0066】図2を参照して、電圧供給回路70は、抵
抗素子71と、PチャネルMOSトランジスタ72と、
NチャネルMOSトランジスタ73,74とを備える。
抵抗素子71は、電源ノード35とノード38との間に
接続される。PチャネルMOSトランジスタ72は、電
源ノード35とノード38との間に接続される。この場
合、PチャネルMOSトランジスタ72のソースは電源
ノード35に接続され、ドレインはノード38に接続さ
れる。NチャネルMOSトランジスタ73,74は、ノ
ード38と接地ノード36との間に直列に接続される。
そして、NチャネルMOSトランジスタ73は、ノード
38とNチャネルMOSトランジスタ74との間にダイ
オード接続される。この場合、NチャネルMOSトラン
ジスタ73のソースおよびゲートはノード38に接続さ
れ、NチャネルMOSトランジスタ74のソースは接地
ノード36に接続され、ドレインはNチャネルMOSト
ランジスタ73のドレインに接続される。また、Pチャ
ネルMOSトランジスタ72およびNチャネルMOSト
ランジスタ74は、そのゲート端子にテストモード信号
TEを受ける。
【0067】テストモード信号TEがH(論理ハイ)レ
ベルのとき、PチャネルMOSトランジスタ72はオフ
し、NチャネルMOSトランジスタ74はオンするた
め、抵抗素子71は電源を供給し、NチャネルMOSト
ランジスタ73は、ノード38にしきい値電圧Vthを
供給する。また、テストモード信号TEがLレベルのと
き、PチャネルMOSトランジスタ72がオンし、Nチ
ャネルMOSトランジスタ74がオフするため、Pチャ
ネルMOSトランジスタ72は、ノード38に外部電源
電圧extVccを供給する。
【0068】したがって、電圧供給回路70は、テスト
モード信号TEがHレベル、すなわち、テストモード信
号が活性化されたときノード38にNチャネルMOSト
ランジスタ73のしきい値電圧Vthを供給し、テスト
モード信号がLレベル、すなわち、テストモード信号T
Eが不活性化されたときノード38に外部電源電圧ex
tVccを供給する。
【0069】ノード38は、複数のメモリセルMC1
1,・・・のセルVcc線に接続されている。なお、図
2においては、簡略化のため1つのメモリセルMC11
と電圧供給回路70との接続関係のみを示すが、他のメ
モリセルMC12〜MC1m,MC21〜MC2m,・
・・,MCn1〜MCnmと電圧供給回路70との接続
関係も図2に示す接続関係と同じである。Lレベルのテ
ストモード信号TEが入力されると、電圧供給回路70
は、外部電源電圧extVccをメモリセルMC11の
セルVcc線に供給するため、メモリセルMC11は、
通常動作条件でデータの書込、保持、および読出が行な
われる。Hレベルのテストモード信号TEが入力される
と、電圧供給回路70は、NチャネルMOSトランジス
タ73のしきい値電圧VthをメモリセルMC11のセ
ルVcc線に供給するため、しきい値電圧Vthがメモ
リセルMC11のセルVcc線に印加されて保持テスト
が行なわれる。メモリセルMC11を構成するPチャネ
ルMOSトランジスタ1,2およびNチャネルMOSト
ランジスタ3〜6のオフ電流は10-15A程度であり、
NチャネルMOSトランジスタ73のしきい値電圧Vt
hを印加したときのメモリセルMC11のオン電流は少
なくとも10-8A以上であるため、記憶ノードN2にお
けるオン/オフ比は、10-8/10-15=107であり、
メモリセルMC11のセルVcc線に供給する電圧をし
きい値電圧Vthまで低下させても正常なメモリセルは
記憶データを十分に保持できる。しかし、リーク電流が
10-8A以上であるとき、記憶ノードN2におけるオン
/オフ比が取れず、メモリセルは記憶データを保持する
ことができない。したがって、メモリセルMC11のセ
ルVcc線にNチャネルMOSトランジスタ73のしき
い値電圧Vthを印加してデータの保持テストを行なう
ことによってスタンバイ電流不良なメモリセルを抽出す
ることができる。
【0070】制御回路40は、図3に示すテストモード
信号発生回路40Aを含む。テストモード信号発生回路
40Aは、PチャネルMOSトランジスタ41,44
と、NチャネルMOSトランジスタ42と、インバータ
43,45と、キャパシタ46とを備える。Pチャネル
MOSトランジスタ41とNチャネルMOSトランジス
タ42とは制御信号入力端子17と接地ノード36との
間に直列に接続され、各々のゲート端子には外部電源電
圧extVccが印加される。NチャネルMOSトラン
ジスタ42は、ノード47から接地ノード36へ微小電
流を流出させるための高抵抗素子として使用される。イ
ンバータ43,45は、ノード47と出力ノード48と
の間に直列に接続される。PチャネルMOSトランジス
タ44は、電源ノード35とノード49との間に接続さ
れ、そのゲート端子は出力ノード48に接続される。キ
ャパシタ46は、出力ノード48と接地ノード36との
間に接続される。
【0071】通常動作時、制御信号入力端子17には、
外部電源電圧extVccまたは接地電圧GNDが出力
イネーブル信号/OEとして印加される。この場合、P
チャネルMOSトランジスタ41は、ゲート端子に外部
電源電圧extVccが印加されているため非導通にな
り、ノード47はLレベルになる。その結果、出力ノー
ド48は、Lレベルに保持される。
【0072】保持テストが行なわれるときは、制御信号
入力端子17に外部電源電圧extVccよりも十分に
高いスーパーVcc電圧が印加される。そうすると、P
チャネルMOSトランジスタ41は導通し、ノード47
はHレベルとなり、出力ノード48はHレベルに保持さ
れる。
【0073】このように、テストモード信号発生回路4
0Aは、外部電源電圧extVccまたは接地電圧GN
Dが制御信号入力端子17に印加されたときLレベルの
テストモード信号TEを発生し、外部電源電圧extV
ccよりも高いスーパーVcc電圧が制御信号入力端子
17に印加されるとHレベルのテストモード信号TEを
発生する。そして、テストモード信号発生回路40Aに
より発生されたテストモード信号TEは、電圧供給回路
70へ出力される。
【0074】再び、図1を参照して、スタティック型半
導体記憶装置100におけるデータの書込動作および読
出動作について説明する。まず、書込動作について説明
する。外部電源電圧extVccが電源端子11を介し
てスタティック型半導体記憶装置100に供給され、接
地電圧GNDが接地端子12を介してスタティック型半
導体記憶装置100に供給され、クロックCLKがクロ
ック入力端子13を介して入力され、Lレベルのチップ
選択信号/CSが制御信号入力端子15を介して入力さ
れると、レジスト21は、クロックCLKに同期してチ
ップ選択信号/CSをラッチして制御回路40へ出力す
る。そして、制御回路40は、Lレベルのチップ選択信
号/CSを受けるとスタティック型半導体記憶装置10
0が選択状態になる。その後、制御信号入力端子16を
介してLレベルのライトイネーブル信号/WEが入力さ
れると、レジスタ21はクロックCLKに同期してLレ
ベルのライトイネーブル信号/WEをラッチして制御回
路40へ出力する。制御回路40は、Lレベルのライト
イネーブル信号/WEに基づいて行デコーダ30および
列デコーダ50を活性化してスタティック型半導体記憶
装置100をデータの書込が可能な状態にする。この場
合、制御信号入力端子17を介して外部電源電圧ext
Vccから成る出力イネーブル信号/WE、つまり、H
レベルの出力イネーブル信号/WEが制御回路40へ入
力され、制御回路40に含まれるテスト信号発生回路4
0Aは、上述したようにLレベルのテスト信号TEを電
圧供給回路70へ出力し、電圧供給回路70は、複数の
メモリセルMC11〜MC1m,MC21〜MC2m,
・・・,MCn1〜MCnmのセルVcc線に外部電源
電圧extVccを供給する。
【0075】その後、アドレス信号A0〜Anがアドレ
ス信号入力端子14から入力されると、レジスタ20は
クロックCLKに同期してアドレス信号A0〜Anをラ
ッチし、そのラッチしたアドレス信号A0〜Anを行デ
コーダ30と列デコーダ50へ選択的に出力する。行デ
コーダ30は、レジスタ20からのアドレス信号A0〜
Anをデコードして行アドレスを生成し、その生成した
行アドレスに基づいてワード線W1〜Wnを選択的に活
性化する。また、列デコーダ50は、レジスタ20から
のアドレス信号A0〜Anをデコードして列アドレスを
生成し、その生成した列アドレスに基づいて列選択線S
CL1〜SCLmを選択的に活性化する。ここでは、た
とえば、ワード線W1および列選択線SCL1が活性化
されたとする。そうすると、列選択ゲート61を構成す
る2つのNチャネルMOSトランジスタがオンされ、ビ
ット線対BL1,/BL1が入出力線対IO,/IOと
接続される。
【0076】入出力端子18を介して書込データDin
が入力されると、レジスタ22は、クロックCLKに同
期して書込データDinをラッチしてライトドライバ7
01へ出力する。ライトドライバ701は、書込データ
Dinに基づいて入出力線対IO,/IOの一方をHレ
ベルにし、他方をLレベルにする。すなわち、書込デー
タDinが「1」であるとき、入出力線IOをHレベル
にし、入出力線/IOをLレベルにし、書込データDi
nが「0」であるとき、入出力線IOをLレベルにし、
入出力線/IOをHレベルにする。
【0077】そうすると、入出力線対IO,/IO上の
HレベルまたはLレベルは、列選択ゲート61を介して
ビット線対BL1,/BL1に伝達され、メモリセルM
C11に書込データDinが書込まれる。
【0078】次に、読出動作について説明する。書込動
作の場合と同様にLレベルのチップ選択信号/CSが制
御信号入力端子15を介して入力され、スタティック型
半導体記憶装置100が選択状態になった後、制御信号
入力端子17を介して接地電圧GNDから成る出力イネ
ーブル信号/OE(Lレベルの出力イネーブル信号/O
E)が制御回路40へ入力されると、制御回路40は、
Lレベルの出力イネーブル信号/OEに基づいて行デコ
ーダ30および列デコーダ50を活性化するとともにL
レベルのイコライズ信号/BLEQを出力する。そし
て、PチャネルMOSトランジスタ601〜60mがオ
ンしてビット線対BL1,/BL1〜BLm,/BLm
の各々の電位がイコライズされる。また、接地電圧GN
Dから成る出力イネーブル信号/OEが入力されている
ため、制御回路40に含まれるテストモード信号発生回
路40Aは、上述したようにLレベルのテストモード信
号TEを電圧供給回路70へ出力し、電圧供給回路70
は、複数のメモリセルMC11〜MC1m,MC21〜
MC2m,・・・,MCn1〜MCnmのセルVcc線
に外部電源電圧extVccを供給する。
【0079】イコライズ信号/BLEQがHレベルにな
り、PチャネルMOSトランジスタ601〜60mがオ
フされた後、アドレス信号A0〜Anがアドレス信号入
力端子14から入力されると、書込動作の場合と同様
に、ワード線W1〜Wnおよび列選択線SCL1〜SC
Lmが選択的に活性化される。たとえば、ワード線W1
および列選択線SCL1が活性化されたとすると、メモ
リセルMC11に記憶されたデータに基づいてビット線
対BL1,/BL1の一方がHレベルになり、他方がL
レベルになる。メモリセルMC11に記憶されたデータ
が「1」のとき、ビット線BL1がHレベルになり、ビ
ット線/BL1がLレベルになり、メモリセルMC11
に記憶されたデータが「0」のとき、ビット線BL1が
Lレベルになり、ビット線/BL1がHレベルになる。
ビット線対BL1,/BL1上のHレベルまたはLレベ
ルは列選択ゲート61を介して入出力線対IO,/IO
へ伝達され、センスアンプ702は、HレベルまたはL
レベルの信号を受ける。
【0080】センスアンプ702は、入出力線IO上の
電位と入出力線/IO上の電位とを比較し、比較結果に
応じた読出データDoutをレジスタ23へ出力する。
つまり、センスアンプ702は、入出力線IOがHレベ
ルであり、入出力線/IOがLレベルのとき読出データ
Doutとして「1」をレジスタ72へ出力し、入出力
線IOがLレベルであり、入出力線/IOがHレベルの
とき読出データDoutとして「0」をレジスタ72へ
出力する。レジスタ72は、読出データDoutを入出
力端子18を介して外部へ出力する。これによって、デ
ータの読出動作が終了する。
【0081】図4を参照して、実施の形態1における動
作テストについて説明する。期間T1においては、複数
のメモリセルMC11〜MC1m,MC21〜MC2
m,・・・,MCn1〜MCnmのセルVcc線に外部
電源電圧extVccが電圧供給回路70から供給され
てデータの書込および読出が行なわれる。そして、期間
T2において、制御信号入力端子17にスーパーVcc
電圧が印加され、制御回路40に含まれるテストモード
信号発生回路40Aは、Hレベルのテストモード信号T
Eを電圧供給回路70へ出力する。そうすると、電圧供
給回路70は、上述したようにNチャネルMOSトラン
ジスタ73のしきい値電圧VthをメモリセルのセルV
cc線へ供給する。これによって、メモリセルの両端に
しきい値電圧Vthが印加される。この状態で一定時間
の間、放置される。
【0082】その後、期間T3において、電圧供給回路
70は、外部電源電圧extVccをメモリセルのセル
Vcc線へ供給し、データの読出が行なわれる。そし
て、読出された読出データDoutが書込データDin
と比較され、保持テストにおいてスタンバイ電流不良の
メモリセルが抽出される。
【0083】したがって、実施の形態1の動作テストに
おいて、テストモード信号TEを構成する電圧値、およ
びメモリセルのセルVcc線へ供給される電圧値は、図
5に示すように変化する。すなわち、図4に示す期間T
1,T3においては、電圧供給回路70は、接地電圧G
NDから成るテストモード信号TEを受け、メモリセル
のセルVcc線に外部電源電圧extVccを供給す
る。一方、図4に示す期間T2においては、電圧供給回
路70は、外部電源電圧extVccから成るテストモ
ード信号TEを受け、NチャネルMOSトランジスタ7
3のしきい値電圧VthをメモリセルのセルVcc線へ
供給する。
【0084】このように、実施の形態1における保持テ
ストは、メモリセルのセルVcc線にNチャネルMOS
トランジスタのしきい値電圧Vthを供給して行なうこ
とを特徴とする。メモリセルのセルVcc線に供給する
電圧を通常使用時の外部電源電圧extVccからしき
い値電圧Vthまで大きく低下させることによって保持
テストを数秒で行なうことができる。つまり、図4に示
す期間T2を数秒まで短縮することができる。その結
果、スタティック型半導体記憶装置100の動作テスト
を効率的に行なうことができる。また、しきい値電圧V
thをメモリセルのセルVcc線へ供給するNチャネル
MOSトランジスタ73は、メモリセルを構成するPチ
ャネルMOSトランジスタ1,2およびNチャネルMO
Sトランジスタ3〜6と同じプロセスにおいて作製され
るため、NチャネルMOSトランジスタ73の特性はメ
モリセルを構成するNチャネルMOSトランジスタの特
性と同じであり、プロセス変動、温度変化があっても、
保持テスト時にしきい値電圧Vthをメモリセルのセル
Vcc線に正確に供給できる。
【0085】なお、特開平11−185498号公報に
は、外部電源電圧−3Vthの電圧をメモリセルのセル
Vcc線に供給して保持テストを行なう方法が開示され
ているが、特開平11−185498号公報に開示され
た方法では、図2に示すメモリセルMC11のNチャネ
ルMOSトランジスタ4のオン電流が10-8Aよりもは
るかに大きくなり、この発明が目的とするリーク電流レ
ベル(10-8A)のスタンバイ電流不良のメモリセルを
保持テストにおいて検出することを実現できない。した
がって、本発明は、特開平11−185498号公報に
開示された技術と思想を全く異にするものである。
【0086】図6を参照して、図2に示す抵抗素子71
は、電源ノード35とノード38との間に設けられたP
チャネルMOSトランジスタ710から成る。Pチャネ
ルMOSトランジスタ710は、そのゲート端子に接地
ノード36からの接地電圧GNDを受け、オン抵抗がメ
モリセルを構成するPチャネルMOSトランジスタ1,
2およびNチャネルMOSトランジスタ3〜6よりも大
きいMOSトランジスタである。
【0087】また、抵抗素子71は、図6に示すPチャ
ネルMOSトランジスタ710に限らず、図7に示す電
源ノード35とノード38との間に設けられた抵抗71
1であっても良い。抵抗711は、図6に示すPチャネ
ルMOSトランジスタ710のオン抵抗と同じ抵抗であ
る。また、抵抗711は、PチャネルMOSトランジス
タ72、およびNチャネルMOSトランジスタ73,7
4の上層に形成される。これにより電圧供給回路70の
占有面積を低減できる。
【0088】本発明における電圧供給回路は、図2に示
す電圧供給回路70に限らず、図8に示す電圧供給回路
70Aであっても良い。電圧供給回路70Aは、電圧供
給回路70から抵抗素子71およびNチャネルMOSト
ランジスタ73を削除したものに相当する。電圧供給回
路70Aは、Hレベルのテストモード信号TEを受ける
とノード38に0Vの電圧を供給し、Lレベルのテスト
モード信号TEを受けると外部電源電圧extVccを
ノード38へ供給する。したがって、電圧供給回路70
Aをスティック型半導体記憶装置100に用いると、メ
モリセルの両端に印加する電圧を0Vにして保持テスト
を行なうことが可能である。これによって、保持テスト
の時間をmsecのオーダーまで短縮することができ
る。また、電圧供給回路70Aを構成するPチャネルM
OSトランジスタ72およびNチャネルMOSトランジ
スタ74は、メモリセルを構成するPチャネルMOSト
ランジスタ1,2およびNチャネルMOSトランジスタ
3〜6と同じプロセスにおいて作製されるため、プロセ
ス変動、および温度変化があっても、メモリセルのセル
Vcc線に0Vの電圧を正確に供給できる。
【0089】接地端子12は、複数のメモリセルMC1
1〜MC1m,MC21〜MC2m,・・・,MCn1
〜MCnmに接地電圧GNDを供給するため、電圧供給
回路70から外部電源電圧extVccまたはしきい値
電圧Vth(もしくは0V)がセルVcc線に供給され
ることによって、メモリセルMC11〜MC1m,MC
21〜MC2m,・・・,MCn1〜MCnmの両端の
電圧がしきい値電圧Vthまたは0Vに設定される。し
たがって、電圧供給回路70および接地端子12は「電
圧設定回路」を構成する。
【0090】実施の形態1によれば、スタティック型半
導体記憶装置は、通常動作時はメモリセルのセルVcc
線に外部電源電圧を供給し、テストモード時はメモリセ
ルVcc線に0VまたはNチャネルMOSトランジスタ
のしきい値電圧Vthを供給する電圧供給回路を内蔵す
るので、保持テストにおいてスタンバイ電流不良のメモ
リセルを抽出できる。また、電圧供給回路を構成するM
OSトランジスタは、メモリセルを構成するMOSトラ
ンジスタと同じプロセスによって作製されるため、プロ
セス変動または温度変化が生じてもメモリセルの両端に
印加される電圧を0Vまたはしきい値電圧に正確に設定
できる。
【0091】[実施の形態2]図9を参照して、実施の
形態2によるスタティック型半導体記憶装置について説
明する。スタティック型半導体記憶装置200は、図1
に示すスタティック型半導体記憶装置100の電圧供給
回路70をメモリセルアレイ60内へ移動してメモリセ
ルアレイ60をメモリセルアレイ60Bに代えたもので
あり、それ以外はスタティック型半導体記憶装置100
と同じである。メモリセルアレイ60Bは、行列状に配
列された複数のメモリセルMC11〜MC1m,MC2
1〜MC2m,・・・,MCn1〜MCnmのうちいず
れか1つのメモリセルを電圧供給回路70に置換するこ
とによって作製される。
【0092】図10を参照して、電圧供給回路70は、
メモリセルMC1mを構成するPチャネルMOSトラン
ジスタ1,2およびNチャネルMOSトランジスタ3〜
6のうち、PチャネルMOSトランジスタ2およびNチ
ャネルMOSトランジスタ4を用いて作製される。この
場合、PチャネルMOSトランジスタ2およびNチャネ
ルMOSトランジスタ4の配置を変えない。Pチャネル
MOSトランジスタ2は、電源ノード35とノード38
との間に設けられる。そして、PチャネルMOSトラン
ジスタ2は、そのゲート端子に接地ノード36から接地
電圧GNDを受けるように配線される。NチャネルMO
Sトランジスタ4は、NチャネルMOSトランジスタ7
4とノード38との間にダイオード接続される。したが
って、PチャネルMOSトランジスタ2,72およびN
チャネルMOSトランジスタ4,74によって電圧供給
回路70が構成される。
【0093】このように、実施の形態2においては、複
数のメモリセルMC11〜MC1m,MC21〜MC2
m,・・・,MCn1〜MCnmのうちの1つのメモリ
セルを構成するMOSトランジスタの配置を変えずに電
圧供給回路70を作製する。その結果、電圧供給回路7
0を構成するPチャネルMOSトランジスタおよびNチ
ャネルMOSトランジスタの特性を、メモリセルMC1
1〜MC1m,MC21〜MC2m,・・・,MCn1
〜MCnmを構成するPチャネルMOSトランジスタお
よびNチャネルMOSトランジスタの特性と同じにする
ことができ、電圧供給回路70は、メモリセルMC11
〜MC1m,MC21〜MC2m,・・・,MCn1〜
MCnmのセルVcc線にしきい値電圧Vthをさらに
正確に供給できる。
【0094】実施の形態2においては、メモリセルMC
11〜MC1m,MC21〜MC2m,・・・,MCn
1〜MCnmのうちの1つのメモリセルを用いて電圧供
給回路70Aを作製することも可能である。すなわち、
図11を参照して、電圧供給回路70Aは、メモリセル
MC1mを構成するMOSトランジスタのうちNチャネ
ルMOSトランジスタ4を用いて作製される。つまり、
NチャネルMOSトランジスタ4のドレイン端子をPチ
ャネルMOSトランジスタ2からノード38へ接続し直
すことにより電圧供給回路70Aを作製する。
【0095】電圧供給回路70,70Aをメモリセルア
レイ60Bに含むスティック型半導体記憶装置200に
おいても、実施の形態1において説明したのと同じ動作
によってデータの書込および読出と、保持テストが行な
われる。
【0096】上記においては、電圧供給回路70,70
Aは、複数のメモリセルMC11〜MC1m,MC21
〜MC2m,・・・,MCn1〜MCnmのうちの1つ
のメモリセルを用いて作製されると説明したが、行方向
に配列された複数のメモリセルごとに、そのうちの1つ
のメモリセルを用いて電圧供給回路70,70Aを作製
しても良い。その他は、実施の形態1と同じである。
【0097】実施の形態2によれば、スタティック型半
導体記憶装置は、通常動作時はメモリセルに外部電源電
圧を供給し、テストモード時はメモリセルに0Vまたは
NチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧Vthを
供給する電圧供給回路が複数のメモリセルのうちの1つ
のメモリセルを用いて作製されるので、プロセス変動ま
たは温度変化が生じても複数のメモリセルの両端に0V
またはしきい値電圧をさらに正確に印加できる。また、
電圧供給回路は、メモリセルアレイ中に作製されるの
で、スタティック型半導体記憶装置のサイズを小さくで
きる。
【0098】[実施の形態3]図12を参照して、実施
の形態3によるスタティック型半導体記憶装置300
は、図1に示すスタティック型半導体記憶装置100の
電圧供給回路70を電圧供給回路70Bに代え、制御回
路40に含まれるテストモード信号発生回路40Aをテ
ストモード信号発生回路40Bに代えたものであり、そ
の他はスタティック型半導体記憶装置100と同じであ
る。
【0099】電圧供給回路70Bは、後述するようにテ
ストモード信号TEに基づいて複数のメモリセルMC1
1〜MC1m,MC21〜MC2m,・・・,MCn1
〜MCnmのセルGND線に接地電圧GNDまたは外部
電源電圧からしきい値電圧を差引いたextVcc−V
thを供給する。
【0100】図13を参照して、電圧供給回路70B
は、PチャネルMOSトランジスタ75,76と、Nチ
ャネルMOSトランジスタ77と、抵抗素子78とを備
える。PチャネルMOSトランジスタ75,76は、電
源ノード35とノード39との間に直列に接続される。
PチャネルMOSトランジスタ76は、PチャネルMO
Sトランジスタ75とノード39との間にダイオード接
続される。NチャネルMOSトランジスタ77は、ノー
ド39と接地ノード36との間に設けられる。Pチャネ
ルMOSトランジスタ75およびNチャネルMOSトラ
ンジスタ77は、そのゲート端子にテストモード信号T
Eを受ける。
【0101】電圧供給回路70Bは、Hレベルのテスト
モード信号TEが入力されると、PチャネルMOSトラ
ンジスタ75がオフされ、NチャネルMOSトランジス
タ77がオンされてノード39に接地電圧GNDを供給
する。また、電圧供給回路70Bは、Lレベルのテスト
モード信号TEが入力されると、PチャネルMOSトラ
ンジスタ75がオンされ、NチャネルMOSトランジス
タ77がオフされ、抵抗素子78が電源を供給してノー
ド39に外部電源電圧extVccからPチャネルMO
Sトランジスタ76のしきい値電圧Vthを差引いたe
xtVcc−Vthを供給する。そして、ノード39
は、メモリセルMC11のセルGND線に接続されてい
る。したがって、電圧供給回路70Bは、テストモード
信号TEの論理レベルに応じてメモリセルMC11のセ
ルGND線に接地電圧GNDまたはextVcc−Vt
hを供給する。
【0102】制御回路40は、図14に示すテストモー
ド信号発生回路40Bを含む。図14を参照して、テス
トモード信号発生回路40Bは、図3に示すテストモー
ド信号発生回路40Aのインバータ45と出力ノード4
8との間にインバータ51を追加し、PチャネルMOS
トランジスタ44をNチャネルMOSトランジスタ52
に代えたものである。
【0103】制御信号入力端子17に接地電圧GNDま
たは外部電源電圧extVccが印加されるとき、Pチ
ャネルMOSトランジスタ41は非導通になるためノー
ド47はLレベルになり、出力ノード48はHレベルに
保持される。また、制御信号入力端子17に外部電源電
圧extVccよりも高いスーパーVccが印加される
と、PチャネルMOSトランジスタ41は導通するため
ノード47はHレベルになり、出力ノード48はLレベ
ルに保持される。したがって、テストモード信号発生回
路40Bは、制御信号入力端子17に印加される電圧値
によりHレベルまたはLレベルのテストモード信号TE
を電圧供給回路70Bへ出力する。
【0104】図15を参照して、実施の形態3における
動作テストについて説明する。期間T1においては、複
数のメモリセルMC11〜MC1m,MC21〜MC2
m,・・・,MCn1〜MCnmのセルGND線に接地
電圧GNDが電圧供給回路70Bから供給されてデータ
の書込および読出が行なわれる。そして、期間T2にお
いて、制御信号入力端子17にスーパーVcc電圧が印
加され、制御回路40に含まれるテストモード信号発生
回路40Bは、Lレベルのテストモード信号TEを電圧
供給回路70Bへ出力する。そうすると、電圧供給回路
70Bは、上述したように外部電源電圧extVccか
らPチャネルMOSトランジスタ76のしきい値電圧V
thを差引いたextVcc−Vthをメモリセルのセ
ルGND線へ供給する。これによって、メモリセルの両
端にしきい値電圧Vthが印加される。この状態で一定
時間の間、放置される。
【0105】その後、期間T3において、電圧供給回路
70Bは、接地電圧GNDをメモリセルのセルGND線
へ供給し、データの読出が行なわれる。そして、読出さ
れた読出データが書込データと比較され、保持テストに
おいてスタンバイ電流不良のメモリセルが抽出される。
【0106】したがって、実施の形態3の動作テストに
おいて、テストモード信号TEを構成する電圧値、およ
びメモリセルのセルGND線へ供給される電圧値は、図
16に示すように変化する。すなわち、図15に示す期
間T1,T3においては、電圧供給回路70Bは、外部
電源電圧extVccから成るテストモード信号TEを
受け、メモリセルのセルGND線に接地電圧GNDを供
給する。一方、図15に示す期間T2においては、電圧
供給回路70Bは、接地電圧GNDから成るテストモー
ド信号TEを受け、外部電源電圧extVccからPチ
ャネルMOSトランジスタ76のしきい値電圧Vthを
差引いたextVcc−VthをメモリセルのセルGN
D線へ供給する。
【0107】このように、実施の形態3における保持テ
ストは、メモリセルのセルGND線にextVcc−V
thを供給して行なうことを特徴とする。メモリセルの
セルGND線に供給する電圧を通常使用時の接地電圧G
NDからextVcc−Vthまで大きく上昇させるこ
とによって保持テストを数秒で行なうことができる。つ
まり、図15に示す期間T2を数秒まで短縮することが
できる。その結果、スタティック型半導体記憶装置30
0の動作テストを効率的に行なうことができる。また、
電圧extVcc−VthをメモリセルのセルGND線
へ供給するPチャネルMOSトランジスタ76は、メモ
リセルを構成するPチャネルMOSトランジスタ1,2
およびNチャネルMOSトランジスタ3〜6と同じプロ
セスにおいて作製されるため、PチャネルMOSトラン
ジスタ76の特性はメモリセルを構成するPチャネルM
OSトランジスタの特性と同じであり、プロセス変動、
温度変化があっても、保持テスト時に電圧extVcc
−VthをメモリセルのセルGND線に正確に供給でき
る。
【0108】図17を参照して、図13に示す抵抗素子
78は、ノード39と接地ノード39との間に設けられ
たNチャネルMOSトランジスタ712から成る。Nチ
ャネルMOSトランジスタ712は、そのゲート端子に
電源ノード35からの外部電源電圧extVccを受
け、オン抵抗がメモリセルを構成するPチャネルMOS
トランジスタ1,2およびNチャネルMOSトランジス
タ3〜6よりも大きいMOSトランジスタである。
【0109】また、抵抗素子78は、図17に示すNチ
ャネルMOSトランジスタ712に限らず、図18に示
すノード39と接地ノード36との間に設けられた抵抗
713であっても良い。抵抗713は、図17に示すN
チャネルMOSトランジスタ712のオン抵抗と同じ抵
抗である。また、抵抗713は、PチャネルMOSトラ
ンジスタ75,76、およびNチャネルMOSトランジ
スタ77の上層に形成される。これにより電圧供給回路
70Bの占有面積を低減できる。
【0110】本発明における電圧供給回路は、図13に
示す電圧供給回路70Bに限らず、図19に示す電圧供
給回路70Cであっても良い。電圧供給回路70Cは、
電圧供給回路70Bから抵抗素子78およびPチャネル
MOSトランジスタ76を削除したものに相当する。電
圧供給回路70Cは、Hレベルのテストモード信号TE
を受けるとノード39に0Vの電圧を供給し、Lレベル
のテストモード信号TEを受けると外部電源電圧ext
Vccをノード39へ供給する。したがって、電圧供給
回路70Cをスティック型半導体記憶装置100に用い
ると、メモリセルの両端に印加する電圧を0Vにして保
持テストを行なうことが可能である。これによって、保
持テストの時間をmsecのオーダーまで短縮すること
ができる。また、電圧供給回路70Cを構成するPチャ
ネルMOSトランジスタ75およびNチャネルMOSト
ランジスタ77は、メモリセルを構成するPチャネルM
OSトランジスタ1,2およびNチャネルMOSトラン
ジスタ3〜6と同じプロセスにおいて作製されるため、
プロセス変動、および温度変化があっても、メモリセル
のセルGND線にextVcc−Vthの電圧を正確に
供給できる。
【0111】電源端子11は、複数のメモリセルMC1
1〜MC1m,MC21〜MC2m,・・・,MCn1
〜MCnmに外部電源電圧extVccを供給するた
め、電圧供給回路70B,70Cから接地電圧GNDま
たは電圧extVcc−Vth(もしくは外部電源電圧
extVcc)が供給されることによって、メモリセル
MC11〜MC1m,MC21〜MC2m,・・・,M
Cn1〜MCnmの両端の電圧がしきい値電圧Vthま
たは0Vに設定される。したがって、電圧供給回路70
B,70Cおよび電源端子11は「電圧設定回路」を構
成する。
【0112】実施の形態3によれば、スタティック型半
導体記憶装置は、通常動作時はメモリセルのセルGND
線に接地電圧を供給し、テストモード時はメモリセルに
外部電源電圧extVccまたは電圧extVcc−V
thを供給する電圧供給回路を内蔵するので、保持テス
トにおいてスタンバイ電流不良のメモリセルを抽出でき
る。また、電圧供給回路を構成するMOSトランジスタ
は、メモリセルを構成するMOSトランジスタと同じプ
ロセスによって作製されるため、プロセス変動または温
度変化が生じてもメモリセルの両端に印加される電圧を
0Vまたはしきい値電圧に正確に設定できる。その他
は、実施の形態1と同じである。
【0113】[実施の形態4]図20を参照して、実施
の形態4によるスタティック型半導体記憶装置について
説明する。スタティック型半導体記憶装置400は、図
12に示すスタティック型半導体記憶装置300の電圧
供給回路70Bをメモリセルアレイ60内へ移動してメ
モリセルアレイ60をメモリセルアレイ60Cに代えた
ものであり、それ以外はスタティック型半導体記憶装置
300と同じである。メモリセルアレイ60Cは、行列
状に配列された複数のメモリセルMC11〜MC1m,
MC21〜MC2m,・・・,MCn1〜MCnmのう
ちいずれか1つのメモリセルを電圧供給回路70Bに置
換えることによって作製される。
【0114】図21を参照して、電圧供給回路70B
は、メモリセルMC1mを構成するPチャネルMOSト
ランジスタ1,2およびNチャネルMOSトランジスタ
3〜6のうち、PチャネルMOSトランジスタ2および
NチャネルMOSトランジスタ4を用いて作製される。
この場合、PチャネルMOSトランジスタ2およびNチ
ャネルMOSトランジスタ4の配置を変えない。Pチャ
ネルMOSトランジスタ2は、PチャネルMOSトラン
ジスタ75とノード39との間にダイオード接続され
る。NチャネルMOSトランジスタ4は、接地ノード3
6とノード39との間に設けられる。そして、Nチャネ
ルMOSトランジスタ4は、そのゲート端子に外部電源
電圧extVccを受ける。したがって、PチャネルM
OSトランジスタ2,75およびNチャネルMOSトラ
ンジスタ4,77によって電圧供給回路70Bが構成さ
れる。
【0115】このように、実施の形態4においては、複
数のメモリセルMC11〜MC1m,MC21〜MC2
m,・・・,MCn1〜MCnmのうちの1つのメモリ
セルを構成するMOSトランジスタの配置を変えずに電
圧供給回路70Bを作製する。その結果、電圧供給回路
70Bを構成するPチャネルMOSトランジスタおよび
NチャネルMOSトランジスタの特性を、メモリセルM
C11〜MC1m,MC21〜MC2m,・・・,MC
n1〜MCnmを構成するPチャネルMOSトランジス
タおよびNチャネルMOSトランジスタの特性と同じに
することができ、電圧供給回路70Bは、メモリセルM
C11〜MC1m,MC21〜MC2m,・・・,MC
n1〜MCnmのセルGND線に電圧extVcc−V
thをさらに正確に供給できる。
【0116】実施の形態4においては、メモリセルMC
11〜MC1m,MC21〜MC2m,・・・,MCn
1〜MCnmのうちの1つのメモリセルを用いて電圧供
給回路70Cを作製することも可能である。すなわち、
図22を参照して、電圧供給回路70Cは、メモリセル
MC1mを構成するMOSトランジスタのうちNチャネ
ルMOSトランジスタ4を用いて作製される。つまり、
NチャネルMOSトランジスタ4のドレイン端子をPチ
ャネルMOSトランジスタ2からノード39へ接続し直
すことにより電圧供給回路70Cを作製する。
【0117】電圧供給回路70B,70Cをメモリセル
アレイ60Cに含むスティック型半導体記憶装置400
においても、実施の形態1において説明したのと同じ動
作によってデータの書込および読出と、保持テストが行
なわれる。
【0118】上記においては、電圧供給回路70B,7
0Cは、複数のメモリセルMC11〜MC1m,MC2
1〜MC2m,・・・,MCn1〜MCnmのうちの1
つのメモリセルを用いて作製されると説明したが、行方
向に配列された複数のメモリセルごとに、そのうちの1
つのメモリセルを用いて電圧供給回路70B,70Cを
作製しても良い。その他は、実施の形態3と同じであ
る。
【0119】実施の形態4によれば、スタティック型半
導体記憶装置は、通常動作時はメモリセルに接地電圧を
供給し、テストモード時はメモリセルのセルGND線に
電圧extVcc−Vthまたは0Vを供給する電圧供
給回路が複数のメモリセルのうちの1つのメモリセルを
用いて作製されるので、プロセス変動または温度変化が
生じても複数のメモリセルの両端に0VまたはextV
cc−Vthをさらに正確に印加できる。また、電圧供
給回路は、メモリセルアレイ中に作製されるので、スタ
ティック型半導体記憶装置のサイズを小さくできる。
【0120】上記においては、複数のメモリセルMC1
1〜MC1m,MC21〜MC2m,・・・,MCn1
〜MCnmの両端に0VまたはMOSトランジスタのし
きい値電圧Vthを印加してスタティック型メモリセル
の保持テストを行なうとして説明したが、本発明におい
ては、メモリセルMC11〜MC1m,MC21〜MC
2m,・・・,MCn1〜MCnmの両端に印加される
電圧は、0Vからしきい値電圧Vthの範囲であれば良
い。この場合、図2に示す電圧供給回路70において
は、ノード38とNチャネルMOSトランジスタ74と
の間に複数のNチャネルMOSトランジスタを並列する
ことにより電圧供給回路70は、メモリセルMC11の
セルVcc線に0Vとしきい値電圧Vthとの間の電圧
をメモリセルMC11のセルVcc線に供給可能であ
る。また、図10に示す回路図において、メモリセルM
C1mを構成するNチャネルMOSトランジスタ3をノ
ード38とNチャネルMOSトランジスタ74との間に
NチャネルMOSトランジスタ4と並列に接続すること
によって電圧供給回路70は0Vとしきい値電圧Vth
との間の電圧をセルVcc線に供給可能である。
【0121】さらに、図13に示す電圧供給回路70B
のノード39とPチャネルMOSトランジスタ75との
間に複数のPチャネルMOSトランジスタを並列に接続
することによって電圧供給回路70Bは、メモリセルM
C11のセルGND線にextVcc−Vthからex
tVccの範囲の電圧を供給可能である。また、さら
に、図21に示す回路図において、PチャネルMOSト
ランジスタ1をPチャネルMOSトランジスタ75とノ
ード39との間にPチャネルMOSトランジスタ2に並
列に接続することによって電圧供給回路70Bは、メモ
リセルMC11のセルGND線にextVcc−Vth
とextVccとの間の電圧を供給可能である。
【0122】このように、本発明の実施の形態によれ
ば、メモリセルの両端に0VからMOSトランジスタの
しきい値電圧の範囲の電圧を印加して保持テストを行な
うので、スタンバイ電流不良のメモリセルを抽出でき
る。
【0123】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明では
なくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲
と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる
ことが意図される。
【0124】
【発明の効果】この発明によれば、スタティック型半導
体記憶装置は、テストモード信号の活性化/不活性化に
応じて、メモリセルの両端の電圧を、それぞれ、0Vか
らMOSトランジスタのしきい値電圧の範囲、または外
部電源電圧に設定する電圧設定回路を内蔵するので、安
定してスタンバイ電流不良のメモリセルを抽出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるスタティック
型半導体記憶装置の概略ブロック図である。
【図2】 図1に示すスタティック型半導体記憶装置の
電圧供給回路およびメモリセルの回路図である。
【図3】 図1に示すスタティック型半導体記憶装置の
制御回路に含まれるテストモード信号発生回路の回路図
である。
【図4】 実施の形態1における動作テスト時にメモリ
セルに供給される電圧のタイミング図である。
【図5】 図1に示すスタティック型半導体記憶装置の
通常動作時およびテスト時におけるテストモード信号を
構成する電圧およびメモリセルのセルVcc線に供給さ
れる電圧のタイミング図である。
【図6】 図2に示す電圧供給回路の抵抗素子の具体例
を示す回路図である。
【図7】 図2に示す電圧供給回路の抵抗素子の他の具
体例を示す回路図である。
【図8】 図1に示すスタティック型半導体記憶装置の
電圧供給回路の他の回路図である。
【図9】 実施の形態2による半導体記憶装置の概略ブ
ロック図である。
【図10】 図9に示すスタティック型半導体記憶装置
の電圧供給回路およびメモリセルの回路図である。
【図11】 図9に示すスタティック型半導体記憶装置
のメモリセルの回路図と電圧供給回路の他の回路図であ
る。
【図12】 実施の形態3によるスタティック型半導体
記憶装置の概略ブロック図である。
【図13】 図12に示すスタティック型半導体記憶装
置の電圧供給回路およびメモリセルの回路図である。
【図14】 図12に示すスタティック型半導体記憶装
置の制御回路に含まれるテストモード信号発生回路の回
路図である。
【図15】 実施の形態3における動作テスト時にメモ
リセルに供給される電圧のタイミング図である。
【図16】 図12に示すスタティック型半導体記憶装
置の通常動作時およびテスト時におけるテストモード信
号を構成する電圧およびメモリセルのセルGND線に供
給される電圧のタイミング図である。
【図17】 図13に示す電圧供給回路の抵抗素子の具
体例を示す回路図である。
【図18】 図13に示す電圧供給回路の抵抗素子の他
の具体例を示す回路図である。
【図19】 図12に示すスタティック型半導体記憶装
置の電圧供給回路の他の回路図である。
【図20】 実施の形態4によるスタティック型半導体
記憶装置の概略ブロック図である。
【図21】 図20に示すスタティック型半導体記憶装
置の電圧供給回路およびメモリセルの回路図である。
【図22】 図20に示すスタティック型半導体記憶装
置のメモリセルの回路図と電圧供給回路の他の回路図で
ある。
【図23】 スタティック型メモリセルの回路図であ
る。
【図24】 スタティック型メモリセルの動作テスト時
にメモリセルに印加される電圧のタイミング図である。
【符号の説明】
1,2,41,44,72,75,76,601〜60
m,710 PチャネルMOSトランジスタ、3〜6,
42,52,73,74,77,611〜6m2,71
2 NチャネルMOSトランジスタ、10 メモリセ
ル、11 電源端子、12 接地端子、13 クロック
入力端子、14 アドレス信号入力端子、15〜17
制御信号入力端子、18 入出力端子、20〜23 レ
ジスタ、30 行デコーダ、35 電源ノード、36
接地ノード、38,39,47〜49 ノード、40
制御回路、40A,40B テストモード信号発生回
路、43,45,51 インバータ、46 キャパシ
タ、50 列デコーダ、60,60B,60C メモリ
セルアレイ、61〜6m 列選択ゲート、70,70
A,70B,70C 電圧供給回路、71,78 抵抗
素子、100,200,300 スタティック型半導体
記憶装置、701 ライトドライバ、702 センスア
ンプ、711,713 抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G132 AA08 AC03 AD01 AG09 AK07 AK16 AL11 5B015 HH04 JJ11 KB74 MM07 RR06 5L106 AA02 DD11 FF01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のノードと、第2のノードとの間に
    設けられたスタティック型の複数のメモリセルと、 制御信号を入力するための制御端子と、 前記制御信号の電圧レベルが所定の値よりも高いとき活
    性化されたテストモード信号を発生し、前記電圧レベル
    が前記所定の値よりも低いとき不活性化されたテストモ
    ード信号を発生するテストモード信号発生回路と、 前記活性化されたテストモード信号を受けて前記第1の
    ノードと前記第2のノードとの間の電圧をテスト電圧に
    設定し、前記不活性化されたテストモード信号を受けて
    前記第1のノードと前記第2のノードとの間の電圧を外
    部電源電圧に設定する電圧設定回路とを備え、 前記テスト電圧は、0Vから前記メモリセルを構成する
    MOSトランジスタのしきい値電圧の範囲である、スタ
    ティック型半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧設定回路は、 前記活性化されたテストモード信号を受けて前記第1の
    ノードに前記しきい値電圧を供給し、前記不活性化され
    たテストモード信号を受けて前記第1のノードに前記外
    部電源電圧を供給する電圧供給回路と、 前記第2のノードに接地電圧を供給する接地電圧供給端
    子とを含む、請求項1に記載のスタティック型半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧供給回路を構成するMOSトラ
    ンジスタは、メモリセルに含まれるMOSトランジスタ
    と同じ形状および配置を有する、請求項2に記載のスタ
    ティック型半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧供給回路は、前記複数のメモリ
    セルのうちの1個のメモリセルに含まれるMOSトラン
    ジスタを用いて構成される、請求項3に記載のスタティ
    ック型半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記電圧供給回路は、 外部電源ノードと前記第1のノードとの間に設けられた
    第1の導電型の第1のMOSトランジスタと、 前記第1のノードと接地ノードとの間に直列に接続され
    た第2の導電型の第2および第3のMOSトランジスタ
    と、 前記外部電源ノードと前記第1のノードとの間に、前記
    第1のMOSトランジスタと並列に接続された抵抗素子
    とを含み、 前記第1のMOSトランジスタは、前記活性化されたテ
    ストモード信号を受けてオフされ、前記不活性化された
    テストモード信号を受けてオンされ、 前記第2のMOSトランジスタは、前記第1のノードと
    前記第3のMOSトランジスタとの間にダイオード接続
    され、 前記第3のMOSトランジスタは、前記活性化されたテ
    ストモード信号を受けてオンされ、前記不活性化された
    テストモード信号を受けてオフされる、請求項2に記載
    のスタティック型半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記抵抗素子は、オン時の抵抗値が前記
    メモリセルを構成するMOSトランジスタのオン時の抵
    抗値よりも大きい第1の導電型のMOSトランジスタ、
    もしくは抵抗から成る、請求項5に記載のスタティック
    型半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記電圧設定回路は、 前記活性化されたテストモード信号を受けて前記第1の
    ノードに接地電圧を供給し、前記不活性化されたテスト
    モード信号を受けて前記第1のノードに前記外部電源電
    圧を供給する電圧供給回路と、 前記第2のノードに前記接地電圧を供給する接地電圧供
    給端子とを含む、請求項1に記載のスタティック型半導
    体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記電圧供給回路は、 外部電源ノードと前記第1のノードとの間に設けられた
    第1の導電型の第1のMOSトランジスタと、 前記第1のノードと接地ノードとの間に接続された第2
    の導電型の第2のMOSトランジスタとを含み、 前記第1のMOSトランジスタは、前記活性化されたテ
    ストモード信号を受けてオフされ、前記不活性化された
    テストモード信号を受けてオンされ、 前記第2のMOSトランジスタは、前記活性化されたテ
    ストモード信号を受けてオンされ、前記不活性化された
    テストモード信号を受けてオフされる、請求項7に記載
    のスタティック型半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記電圧設定回路は、 前記第1のノードに前記外部電源電圧を供給する電源電
    圧供給端子と、 前記活性化されたテストモード信号を受けて前記第2の
    ノードに前記外部電源電圧から前記しきい値電圧を差引
    いた電圧を供給し、前記不活性化されたテストモード信
    号を受けて前記第2のノードに接地電圧を供給する電圧
    供給回路とを含む、請求項1に記載のスタティック型半
    導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記電圧供給回路を構成するMOSト
    ランジスタは、メモリセルに含まれるMOSトランジス
    タと同じ形状および配置を有する、請求項9に記載のス
    タティック型半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記電圧供給回路は、前記複数のメモ
    リセルのうちの1個のメモリセルに含まれるMOSトラ
    ンジスタを用いて構成される、請求項10に記載のスタ
    ティック型半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記電圧供給回路は、 外部電源ノードと前記第2のノードとの間に直列に接続
    された第1の導電型の第1および第2のMOSトランジ
    スタと、 前記第2のノードと接地ノードとの間に設けられた第2
    の導電型の第3のMOSトランジスタと、 前記第2のノードと前記接地ノードとの間に、前記第3
    のMOSトランジスタと並列に接続された抵抗素子とを
    含み、 前記第1のMOSトランジスタは、前記活性化されたテ
    ストモード信号を受けてオンされ、前記不活性化された
    テストモード信号を受けてオフされ、 前記第2のMOSトランジスタは、前記第1のMOSト
    ランジスタと前記第1のノードとの間にダイオード接続
    され、 前記第3のMOSトランジスタは、前記活性化されたテ
    ストモード信号を受けてオフされ、前記不活性化された
    テストモード信号を受けてオンされる、請求項9に記載
    のスタティック型半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記抵抗素子は、オン時の抵抗値が前
    記メモリセルを構成するMOSトランジスタのオン時の
    抵抗値よりも大きい第2の導電型のMOSトランジス
    タ、もしくは抵抗から成る、請求項12に記載のスタテ
    ィック型半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記電圧設定回路は、 前記第1のノードに前記外部電源電圧を供給する電源電
    圧供給端子と、 前記活性化されたテストモード信号を受けて前記第2の
    ノードに前記外部電源電圧を供給し、前記不活性化され
    たテストモード信号を受けて前記第2のノードに接地電
    圧を供給する電圧供給回路とを含む、請求項1に記載の
    スタティック型半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記電圧供給回路は、 外部電源ノードと前記第2のノードとの間に設けられた
    第1の導電型の第1のMOSトランジスタと、 前記第2のノードと接地ノードとの間に設けられた第2
    の導電型の第2のMOSトランジスタとを含み、 前記第1のMOSトランジスタは、前記活性化されたテ
    ストモード信号を受けてオンされ、前記不活性化された
    テストモード信号を受けてオフされ、 前記第2のMOSトランジスタは、前記活性化されたテ
    ストモード信号を受けてオフされ、前記不活性化された
    テストモード信号を受けてオンされる、請求項14に記
    載のスタティック型半導体記憶装置。
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