JP2007066046A - 基準電圧発生回路及び基準電圧発生回路を使用した定電圧回路 - Google Patents

基準電圧発生回路及び基準電圧発生回路を使用した定電圧回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 プロセス変動、温度変動及び電源電圧変動による基準電圧のばらつきを低減させることができる基準電圧発生回路及び基準電圧発生回路を使用した定電圧回路を得る。
【解決手段】 トランジスタM1は、n型基板のpウエル内に形成されたデプレッション型トランジスタであり、ゲートとソースが接続されサブストレートゲートは接地電圧に接続されている。トランジスタM2及びM3は、基板やチャネルドープの不純物濃度は等しくn型基板のpウエル内にそれぞれ形成され、トランジスタM2は高濃度n型ゲートを持ち、トランジスタM3は高濃度p型ゲートを持つ。トランジスタM2及びM3の接続部にトランジスタM2及びM3の各ゲート並びにトランジスタM2のサブストレートゲートがそれぞれ接続され、トランジスタM3のサブストレートゲートは接地電圧に接続されるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基準電圧発生回路及び基準電圧発生回路を使用した定電圧回路に関し、特に、2つの電界効果トランジスタのゲート電極の仕事関数差の原理を用いた基準電圧発生回路及び基準電圧発生回路を使用した定電圧回路に関する。
従来、図19で示すように、デプレッション型の電界効果トランジスタとエンハンスメント型の電界効果トランジスタを直列に接続し、これらの電界効果トランジスタのしきい値電圧Vthの差を基準電圧Vrefとして取り出すようにした基準電圧発生回路があった(例えば、特許文献1参照。)。
図19において、トランジスタ105はデプレッション型のn型電界効果トランジスタであり、トランジスタ107はエンハンスメント型のn型電界効果トランジスタである。
電界効果トランジスタは飽和状態では、ドレイン電流idは、下記(a)式のようになる。
id=K×(Vgs−Vth)………………(a)
但し、前記(a)式において、Kは導電係数を、Vgsはゲート‐ソース間電圧をそれぞれ示している。
トランジスタ105と107には同じ電流が流れることから、ノード108の電圧Vgs7は、下記(b)式のようになる。
Vgs7=Vth7−(K5/K7)1/2×Vth5………………(b)
但し、前記(b)式において、K5はトランジスタ105の導電係数を、K7はトランジスタ107の導電係数を、Vth5はトランジスタ105のしきい値電圧を、Vth7はトランジスタ107のしきい値電圧をそれぞれ示している。
ここで、導電係数K5とK7が等しくなるようにすると、前記(b)式は下記(c)式のようになる。
Vgs7=Vth7−Vth5………………(c)
このように、ノード108の電圧Vgs7は、トランジスタ105と107の各しきい値電圧の差になって基準電圧Vrefをなし、その様子を図20に示す。
一方、図21に示すように、n型ゲートを持つトランジスタとp型ゲートを持つトランジスタにそれぞれ定電流を流して、これらトランジスタのしきい値電圧の差を基準電圧Vrefとして取り出す基準電圧発生回路があった(例えば、特許文献2参照。)。
図21では、導電係数Kがほぼ等しいn型ゲートを持つトランジスタT1とp型ゲートを持つトランジスタT2にそれぞれ定電流Ioを流すことにより、定電流Ioは、下記(d)式で示すことができる。
Io=K×(V1−Vth1)=K×(V2−Vth2)………(d)
但し、前記(d)式において、V1はトランジスタT1のドレイン‐ソース間電圧を、Vth1はトランジスタT1のしきい値電圧を、V2はトランジスタT2のドレイン‐ソース間電圧を、Vth2はトランジスタT2のしきい値電圧をそれぞれ示している。
前記(d)式より、
V2−V1=Vth2−Vth1
となり、トランジスタT1及びT2のドレイン電圧の差を取り出すことにより、トランジスタT1及びT2のしきい値電圧の差を取り出すことができる。
図22に、ドレインの電圧差を取り出す回路図を示す(例えば、特許文献2参照。)。図22の回路では、デプレッション型とエンハンスメント型の2種類のトランジスタを使用するのではなく、トランジスタのゲート電極の組成を変えることにより、トランジスタT1とT2のしきい値電圧を異なる値にしている。
特公平4−65546号公報 特開昭54−132753号公報
しかし、図21の回路には次のような3つの課題があった。
第1の課題は、デプレッション型とエンハンスメント型の2種類のトランジスタを使用しているため、プロセス変動により、各トランジスタのしきい値電圧Vthはそれぞれ独立して変動してしまい、基準電圧Vrefの初期精度が悪くなってしまうということである。図23に示すように、各トランジスタのしきい値電圧VthのばらつきをΔVth5とΔVth7とすると、基準電圧Vrefの変動は、−(ΔVth5+ΔVth7)から(ΔVth5+ΔVth7)まで変動することになる。例えば、Vth5=−0.5V、Vth7=0.5V、ΔVth5=ΔVth7=0.15Vとすると、基準電圧Vrefは、0.7V〜1.3V(±30%)まで変動することになり、基準電圧Vrefの変動が大きいという問題があった。
第2の課題は、デプレッション型とエンハンスメント型の2種類のトランジスタを使用していることから、これらトランジスタのチャネル領域のポテンシャル差の温度特性が同一でないため、温度特性が悪くなってしまうということである。そこで、温度特性を改善するために、トランジスタ105のチャネル幅Wとチャネル長Lの比S5(=W/L)とトランジスタ107のチャネル幅Wとチャネル長Lの比S7(=W/L)の比(S5/S7)を調整してもせいぜい約300ppm/℃にしかならなかった。このように、基準電圧Vrefの温度特性が大きいという問題があった。
第3の課題は、各トランジスタ105及び107のソース‐ドレイン間電圧Vds5及びVds7が、
Vds5=VCC−Vg7
Vds7=Vg7
となる。このため、電源電圧VCCが変動すると、トランジスタ105のソース‐ドレイン間電圧Vds5も変動してしまい、基準電圧Vrefが電源電圧VCCの変動に応じて変動することである。図24に示すように、電源電圧VCCが大きくなると、トランジスタ105のゲート‐ソース間電圧Vgsとドレイン電流idとの関係を示した曲線がずれてしまい、基準電圧VrefがΔVrefだけ大きくなるという問題があった。
一方、図22の回路では、前記第1及び第2の各課題を解決することができるが、定電流源として抵抗を使用していることから、前記第3の課題を解決することができなかった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、プロセス変動、温度変動及び電源電圧変動による基準電圧のばらつきを低減させることができる基準電圧発生回路及び基準電圧発生回路を使用した定電圧回路を得ることを目的とする。
この発明に係る基準電圧発生回路は、所定の基準電圧を生成して出力端から出力する基準電圧発生回路において、
一端が所定の電源電圧に接続された、デプレッション型のnチャネル型電界効果トランジスタである第1の電界効果トランジスタと、
一端が該第1の電界効果トランジスタの他端に接続された、高濃度n型ゲートを有する第2の電界効果トランジスタと、
一端が該第2の電界効果トランジスタの他端に接続され、他端が接地電圧に接続された、高濃度p型ゲートを有する第3の電界効果トランジスタと、
を備え、
前記第1の電界効果トランジスタのゲートは、該第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタとの接続部に接続されると共に、前記第1及び第3の各電界効果トランジスタのサブストレートゲートは、それぞれ接地電圧に接続され、前記第2の電界効果トランジスタのゲート及びサブストレートゲート、並びに前記第3の電界効果トランジスタのゲートは、前記出力端をなす第2及び第3の各電界効果トランジスタの接続部にそれぞれ接続され、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、ゲート‐ソース間電圧とドレイン電流との関係を示した特性が正又は負の同一極性の温度特性を有するチャネル幅とチャネル長との比になるようにそれぞれ形成されるものである。
また、前記第3の電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3が、第2の電界効果トランジスタのチャネル幅とチャネル長との比S2未満であるようにした。
具体的には、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.5〜0.67になるようにそれぞれ形成されるようにした。
更に具体的には、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.54〜0.58になるようにそれぞれ形成されるようにした。
また、この発明に係る基準電圧発生回路は、所定の基準電圧を生成して出力端から出力する基準電圧発生回路において、
一端が所定の電源電圧に接続された、デプレッション型のnチャネル型電界効果トランジスタである第1の電界効果トランジスタと、
一端が該第1の電界効果トランジスタの他端に接続された、高濃度n型ゲートを有する第2の電界効果トランジスタと、
一端が該第2の電界効果トランジスタの他端に接続され、他端が接地電圧に接続された、高濃度p型ゲートを有する第3の電界効果トランジスタと、
を備え、
前記第1の電界効果トランジスタのゲートは、該第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタとの接続部に接続されると共に、前記第1から第3の各電界効果トランジスタのサブストレートゲートは、それぞれ接地電圧に接続され、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタのゲートは、前記出力端をなす前記第2及び第3の各電界効果トランジスタの接続部にそれぞれ接続され、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、ゲート‐ソース間電圧とドレイン電流との関係を示した特性が正又は負の同一極性の温度特性を有するチャネル幅とチャネル長との比になるようにそれぞれ形成されるものである。
また、前記第3の電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3が、第2の電界効果トランジスタのチャネル幅とチャネル長との比S2未満であるようにした。
具体的には、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.35〜0.45になるようにそれぞれ形成されるようにした。
更に具体的には、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.37〜0.41になるようにそれぞれ形成されるようにした。
また、この発明に係る定電圧回路は、基準電圧発生回路で生成された所定の基準電圧を基準にして、入力電圧から所定の定電圧を生成して出力する定電圧回路において、
前記基準電圧発生回路は、
一端が所定の電源電圧に接続された、デプレッション型のnチャネル型電界効果トランジスタである第1の電界効果トランジスタと、
一端が該第1の電界効果トランジスタの他端に接続された、高濃度n型ゲートを有する第2の電界効果トランジスタと、
一端が該第2の電界効果トランジスタの他端に接続され、他端が接地電圧に接続された、高濃度p型ゲートを有する第3の電界効果トランジスタと、
を備え、
前記第1の電界効果トランジスタのゲートは、該第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタとの接続部に接続されると共に、前記第1及び第3の各電界効果トランジスタのサブストレートゲートは、それぞれ接地電圧に接続され、前記第2の電界効果トランジスタのゲート及びサブストレートゲート、並びに前記第3の電界効果トランジスタのゲートは、前記基準電圧を出力する出力端をなす前記第2及び第3の各電界効果トランジスタの接続部にそれぞれ接続され、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、ゲート‐ソース間電圧とドレイン電流との関係を示した特性が正又は負の同一極性の温度特性を有するチャネル幅とチャネル長との比になるようにそれぞれ形成されるものである。
また、前記第3の電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3が、第2の電界効果トランジスタのチャネル幅とチャネル長との比S2未満であるようにした。
具体的には、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.5〜0.67になるようにそれぞれ形成されるようにした。
更に具体的には、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.54〜0.58になるようにそれぞれ形成されるようにした。
また、この発明に係る定電圧回路は、基準電圧発生回路で生成された所定の基準電圧を基準にして、入力電圧から所定の定電圧を生成して出力する定電圧回路において、
前記基準電圧発生回路は、
一端が所定の電源電圧に接続された、デプレッション型のnチャネル型電界効果トランジスタである第1の電界効果トランジスタと、
一端が該第1の電界効果トランジスタの他端に接続された、高濃度n型ゲートを有する第2の電界効果トランジスタと、
一端が該第2の電界効果トランジスタの他端に接続され、他端が接地電圧に接続された、高濃度p型ゲートを有する第3の電界効果トランジスタと、
を備え、
前記第1の電界効果トランジスタのゲートは、該第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタとの接続部に接続されると共に、前記第1から第3の各電界効果トランジスタのサブストレートゲートは、それぞれ接地電圧に接続され、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタのゲートは、前記基準電圧を出力する出力端をなす前記第2及び第3の各電界効果トランジスタの接続部にそれぞれ接続され、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、ゲート‐ソース間電圧とドレイン電流との関係を示した特性が正又は負の同一極性の温度特性を有するチャネル幅とチャネル長との比になるようにそれぞれ形成されるものである。
また、前記第3の電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3が、第2の電界効果トランジスタのチャネル幅とチャネル長との比S2未満であるようにした。
具体的には、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.35〜0.45になるようにそれぞれ形成されるようにした。
更に具体的には、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.37〜0.41になるようにそれぞれ形成されるようにした。
本発明の基準電圧発生回路及び基準電圧発生回路を使用した定電圧回路によれば、例えば、基準電圧発生回路で生成される基準電圧は、従来回路に対して、初期精度が±30%から±6%に、温度特性は300ppm/℃から40ppm/℃にそれぞれ改善され、更に電源電圧変動に対する基準電圧Vrefの変動を1/10以下に低減させることができ、プロセス変動、温度変動及び電源電圧変動による基準電圧のばらつきを低減させることができ、更に、定電圧回路においては、出力電圧のばらつきを低減させることができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における基準電圧発生回路の例を示した回路図である。
図1において、基準電圧発生回路1は、nチャネル型の電界効果トランジスタM1〜M3で構成され、電源電圧VCCと接地電圧GNDとの間に、電界効果トランジスタM1〜M3が直列に接続されている。なお、電界効果トランジスタM1は第1の電界効果トランジスタを、電界効果トランジスタM2は第2の電界効果トランジスタを、電界効果トランジスタM3は第3の電界効果トランジスタをそれぞれなす。
電界効果トランジスタM1は、n型基板のpウエル内に形成されたデプレッション型トランジスタであり、ゲートとソースが接続され、サブストレートゲートは接地電圧GNDに接続されている。電界効果トランジスタM2及びM3は、基板やチャネルドープの不純物濃度が等しく、n型基板のpウエル内にそれぞれ形成され、電界効果トランジスタM2は高濃度n型ゲートを持ち、電界効果トランジスタM3は高濃度p型ゲートを持つ。電界効果トランジスタM2及びM3の接続部に電界効果トランジスタM2及びM3の各ゲート並びに電界効果トランジスタM2のサブストレートゲートがそれぞれ接続されている。該接続部が基準電圧Vrefを出力する出力端をなし、電界効果トランジスタM2は定電流源をなしている。また、電界効果トランジスタM3のサブストレートゲートは接地電圧に接続されている。
このような構成において、基準電圧Vrefは下記(1)式のようになる。
Vref=VthM3−(KM2/KM3)1/2×VthM2………(1)
但し、前記(1)式において、KM2は電界効果トランジスタM2の導電係数 、KM3は電界効果トランジスタM3の導電係数、VthM2は電界効果トランジスタM2のしきい値電圧、VthM3は電界効果トランジスタM3のしきい値電圧をそれぞれ示している。
電界効果トランジスタM2及びM3の導電係数が等しくなるようにすると、前記(1)式は下記(2)式のようになる。
Vref=VthM3−VthM2………………(2)
前記(2)式から、基準電圧Vrefは電界効果トランジスタM2とM3の各しきい値電圧の電圧差になる。
次に、図2は、電界効果トランジスタM2とM3におけるゲート‐ソース間電圧Vgsとドレイン電流idとの各関係を示したそれぞれのVgs‐id特性を示している。
図2において、電界効果トランジスタM2は、ソースとゲートが接続されているため、id2のドレイン電流が流れる。電界効果トランジスタM3は、電界効果トランジスタM2と直列に接続されていることから、同様にid2の電流が流れ、このときの電界効果トランジスタM2及びM3のゲート‐ソース間電圧Vgsの電圧差が基準電圧Vrefになる。
したがって、プロセスの変動によって、基板やチャネルドープの不純物濃度がばらついても、電界効果トランジスタM2とM3の該各濃度が同様にばらつく。このため、図3に示すように、電界効果トランジスタM2とM3の各Vgs‐id特性は、図2の関係を保ったまま、左右に移動するだけであり、基準電圧Vrefの絶対値にはほとんど影響を与えず安定した基準電圧Vrefを発生させることができる。また、実験結果からも、基準電圧Vrefのばらつきが±1%程度に収まり、基準電圧Vrefのばらつきを低減させることができる。
電界効果トランジスタM2及びM3は、基板やチャネルドープの不純物濃度が等しいデプレッション型トランジスタであり、電界効果トランジスタM2は高濃度n型ゲートを持ち、電界効果トランジスタM3は高濃度p型ゲートを持つ。電界効果トランジスタM2及びM3のチャネル領域のポテンシャル差の温度特性を等しくする、すなわち前記(1)式での導電係数が等しくなるようにしても、ゲートの仕事関数差が持つ温度特性のために、得られる基準電圧Vrefは約−500ppm/℃の温度特性を持ってしまう。しかし、該温度特性は、デプレッション型とエンハンスメント型の2種類の電界効果トランジスタを使用し、ゲートの仕事関数差が持つ温度特性はないが、各電界効果トランジスタM2及びM3のチャネル領域のポテンシャル差の温度特性が同一でない図19の従来技術よりも小さい。
そこで、電界効果トランジスタM2のチャネル幅W2とチャネル長L2の比S2(=W2/L2)と電界効果トランジスタM3のチャネル幅W3とチャネル長L3の比S3(=W3/L3)をそれぞれ調整して、更に基準電圧Vrefの温度特性を改善させる。
図4は、S3/S2の比を変えたときの基準電圧Vrefの温度特性の実験データを示した図であり、図4では、25℃をセンターにしたときの実験データを示している。
図4において、実線はS3/S2=1.00のときを示しており、このときの基準電圧Vrefの温度特性は負を示し−545ppm/℃である。また、図4の破線はS3/S2=0.67のときを示しており、このときの基準電圧Vrefの温度特性は負を示し−191ppm/℃である。
図4の1点鎖線はS3/S2=0.50のときを示しており、このときの基準電圧Vrefの温度特性は正を示し60ppm/℃になる。図4の2点鎖線はS3/S2=0.45のときを示しており、このときの基準電圧Vrefの温度特性は正を示し154ppm/℃になる。すなわち、S3/S2が0.5〜0.67の間の値のときに基準電圧Vrefの温度特性の最小点があることが分かる。該最小点になるS3/S2の値を推定すると0.54〜0.58であり、そのときの基準電圧Vrefの温度特性は、約40ppm/℃になることが分かった。
ここで、図5は、電界効果トランジスタM2及びM3のチャネル幅Wとチャネル長Lとの比W/Lをそれぞれ50/10にしたときの、実験結果で得られた電界効果トランジスタM2及びM3の各温度でのVgs‐id特性の例を示している。
図5から分かるように、W/L=50/10にしたときの電界効果トランジスタM2及びM3の各Vgs‐id特性には、しきい値電圧Vthと移動度の温度特性がキャンセルされて温度変化に対してほぼ同じドレイン電流が流れるZTC(Zero Temperature Coefficient)点が存在する。電界効果トランジスタM2のZTC点は、ドレイン電流が35μAのときであり、電界効果トランジスタM3のZTC点は、ドレイン電流が70μAのときである。
電界効果トランジスタM2は定電流源をなしていることから、図1の場合、電界効果トランジスタM2のゲート‐ソース間電圧Vgsが0Vのときのドレイン電流をidMとすると、該電流idMが電界効果トランジスタM3に流れ、各温度での基準電圧Vrefが決まる。電界効果トランジスタM2のゲート‐ソース間電圧Vgsが0Vのときのドレイン電流は、−50℃で18μA、25℃では21μA、100℃では24μAであり、基準電圧Vrefは、−50℃では1.04V、25℃では1.01V、100℃では0.96Vになり、−517ppm/℃の温度特性を持つことになる。
図6は、電界効果トランジスタM3のW/Lを変えたときのVgs‐id特性の実験データと各ZTC点を示した図である。なお、図6において、電界効果トランジスタM2のW/Lは50/10である。
図6で示すように、電界効果トランジスタM3のW/Lが50/10であるときは、ZTC点での電界効果トランジスタM3のドレイン電流は70μAである。しかし、電界効果トランジスタM3のゲート長Lを大きくしていくと、ZTC点での電界効果トランジスタM3のドレイン電流は低下し、電界効果トランジスタM3のW/Lが50/30のときは、ZTC点での電界効果トランジスタM3のドレイン電流は17μAになり、電界効果トランジスタM3のW/Lが50/50のときは、ZTC点での電界効果トランジスタM3のドレイン電流は13μAになる。
図7は、電界効果トランジスタM3のW/Lが50/10、50/30及び50/50のときの基準電圧Vrefの温度特性を示している。なお、図7では、電界効果トランジスタM2のW/Lは50/10である場合を例にして示している。
図7において、実線で示した電界効果トランジスタM3のW/Lが50/10のときは、基準電圧Vrefの温度特性は−517ppm/℃であり、点線で示した電界効果トランジスタM3のW/Lが50/30のときの基準電圧Vrefの温度特性は585ppm/℃であり、1点鎖線で示した電界効果トランジスタM3のW/Lが50/50のときの基準電圧Vrefの温度特性は1308ppm/℃である。
基準電圧Vrefが負の温度特性を持つ場合は、電界効果トランジスタM2及びM3は、電流idMよりもZTC点でのドレイン電流が共に大きいことから、電流idMにおけるゲート‐ソース間電圧Vgsの温度特性はいずれも負である。但し、ZTC点でのドレイン電流はn型電界効果トランジスタM2よりも電界効果トランジスタM3の方が大きいことから、電界効果トランジスタM3のVgs‐id特性はより大きい負の温度特性を持つため、同じく負の温度特性を持つn型トランジスタM2のVgs‐id特性の温度特性をキャンセルしすぎてしまい、結局基準電圧Vrefは負の温度特性を有することになる。
また、基準電圧Vrefが正の温度特性を持つ場合は、電界効果トランジスタM2は、電流idMよりもZTC点でのドレイン電流が大きいことから、電流idMにおけるゲート‐ソース間電圧Vgsの温度特性は負である。一方、電界効果トランジスタM3は、電流idMよりもZTC点でのドレイン電流が小さいため、電流idMにおけるゲート‐ソース間電圧Vgsの温度特性は正である。これらのことから、基準電圧Vrefは正の温度特性を持ち、したがって、基準電圧Vrefの温度特性を最小にするには、電界効果トランジスタM3は、電界効果トランジスタM2と同程度の負の温度特性を持つ必要がある。実験結果から、基準電圧Vrefの温度特性の最小点は、電界効果トランジスタM3のW/Lが50/18のときであり、約40ppm/℃であることが分かった。
ここで、NMOSトランジスタM2及びM3の各トランジスタサイズを変えて基準電圧Vrefの温度特性の最小点を探す実験を行っている途中で、図8で示すような現象が発生した。
図8は、電界効果トランジスタM2のW/Lが50/5であり、電界効果トランジスタM3のW/Lが50/10であるときの基準電圧Vrefの温度特性を示した図である。
図8から分かるように、基準電圧Vrefは、図7で示したような正の温度特性又は負の温度特性のみを持つのではなく、低温側では正の温度特性を持ち、高温側では負の温度特性を持っており、特に高温側で温度特性が大きくなっている。
図9は、電界効果トランジスタM2における、ゲート‐ソース間電圧Vgsが0V近辺のときのVgs‐id特性を示した図である。
本来、電界効果トランジスタM2のトランジスタサイズでは、動作点の電流idMよりもZTC点でのドレイン電流の方が大きい。このため、ドレイン電流idが同じであるならばゲート‐ソース間電圧Vgsは負の温度特性を示すはずであり、言い換えればゲート‐ソース間電圧Vgsが同じであるならば、ドレイン電流idは正の温度特性を示すはずである。
しかし、図10に示すように、電界効果トランジスタM2において、ゲート‐ソース間電圧Vgsが0V時のドレイン電流idの温度特性は、上に凸の形状をなしており、一律に正の温度特性にはならない。このため、各温度での電界効果トランジスタM3の動作点は、図11のa〜g点で示したようになり、最終的に基準電圧Vrefは図8のような温度特性を有してしまうことが分かった。
図5や図6で示すように1点で交わったZTC点であれば、ゲート‐ソース間電圧Vgsの温度特性が負である領域1とゲート‐ソース間電圧Vgsの温度特性が正である領域2の2つの領域に分けることができる。しかし、ZTC点は厳密には1点で交わっておらず、ゲート‐ソース間電圧Vgsの温度特性が正の場合と負の場合が混在する、いわばZTC領域と言うべき領域3が存在する。
電界効果トランジスタM2のZTC点付近を拡大すると図12のようになる。図12で示すように、ゲート‐ソース間電圧Vgsが0Vのときが前記ZTC領域である領域3に存在すると、ドレイン電流idの温度特性は図10のようになり、結局基準電圧Vrefは図8のようになって高温側で温度特性を悪化させてしまう。したがって、このような現象を発生させないためには、図1の基準電圧回路1の動作点をZTC領域である領域3以外の領域にする必要がある。
以上のように、回路の動作点をZTC領域である領域3以外に設定した上で、電界効果トランジスタM2及びM3のサイズ調整をすることにより、基準電圧Vrefの温度特性を約40ppm/℃にすることができ、従来よりも小さくすることができる。但し、この場合、前記(1)式の導電係数が残るため、基準電圧Vrefのばらつきは±5〜6%程度に大きくなるが、従来よりも基準電圧Vrefのばらつきを小さくすることができる。
次に、図13は、電界効果トランジスタM1のソース電圧Vsとソース電流isとの関係を示したVs‐is特性の例を示した図である。
図13では、電源電圧VCCの電圧をVA、VB、VCと変化させ、電界効果トランジスタM1において、ソース電圧Vsを上昇させたときに流れるソース電流isを示している。例えば、電源電圧VCCがVAのときは、ソース電圧VsがVAに近づくとソース電流isが急激に減少し、Vs=VAでソース電流isは0になる。図2で示したように、定電流源をなす電界効果トランジスタM2にはid2のドレイン電流が流れ、同じ電流パス上にある電界効果トランジスタM1にも同じid2の電流が流れる。
したがって、電界効果トランジスタM1のソース電圧Vsは、電源電圧VCCに関係なくVCC2に固定される。但し、id2が小さすぎて、id2aになったときの電界効果トランジスタM1のソース電圧Vsの値はVCC2aになることから、VCC=VB又はVCC=VCのときは、VCC2a<VB、VCC2a<VCであり、電界効果トランジスタM1のソース電圧VsはVCC2aに固定される。しかし、VCC=VAのときは、VCC2a>VAであることから、電界効果トランジスタM1のソース電圧VsはVAにしかならない。したがって、回路の最低動作電圧によって、必要な電流id2、又はVCC2を設定しなければならないが、これは電界効果トランジスタM1のゲート幅W/ゲート長Lを調整することで、簡単に得ることができる。
以上のように、電界効果トランジスタM1を設けることにより、電界効果トランジスタM2及びM3の各ソース‐ドレイン間電圧VdsM2及びVdsM3は、
VdsM2=VCC2−Vref
VdsM3=Vref
となるため、電源電圧VCCが変動しても、電界効果トランジスタM2及びM3の各ソース‐ドレイン間電圧はそれぞれ影響を受けなくなり、基準電圧Vrefの変動が起こらない。
図14は、電界効果トランジスタM1がある場合とない場合における、基準電圧Vrefの電源電圧依存性を示した実験データである。
図14から分かるように、電界効果トランジスタM1がある場合の基準電圧Vrefの電圧変動は、電界効果トランジスタM1がない場合の1/10以下である0.4mVである。このように、電界効果トランジスタM1を設けることにより、電源電圧VCCの変動に対する基準電圧Vrefの変動を減少させることができる。
ここで、図15は、前記基準電圧発生回路1を使用した定電圧回路の例を示した図であり、図15では、シリーズレギュレータに使用した場合を例にして示している。
図15において、シリーズレギュレータ10は、所定の基準電圧Vrefを生成して出力する基準電圧発生回路1と、誤差増幅回路A11と、PMOSトランジスタからなる出力トランジスタM11と、出力電圧検出用の抵抗R11,R12とで構成されている。
入力端子INと出力端子OUTとの間に出力トランジスタM11が接続され、出力端子OUTと接地電圧GNDとの間に抵抗R11及びR12が直列に接続されている。抵抗R11及びR12は、出力電圧Voutを分圧して分圧電圧Vfbを生成し、誤差増幅回路A11の非反転入力端に出力する。誤差増幅回路A11の反転入力端には基準電圧Vrefが入力され、誤差増幅回路A11は、分圧電圧Vfbが基準電圧Vrefになるように出力トランジスタM11の動作制御を行う。また、出力端子OUTと接地電圧GNDとの間には、負荷11が接続されている。
また、図16は、前記基準電圧発生回路1を使用した定電圧回路の他の例を示した図であり、図16では、スイッチングレギュレータに使用した場合を例にして示している。
図16において、スイッチングレギュレータ20は、入力電圧Vinの出力制御を行うためのスイッチング動作を行うPMOSトランジスタからなる第1のスイッチング素子M21と、NMOSトランジスタからなる同期整流用のスイッチング素子M22と、平滑回路を構成するインダクタL1及びコンデンサC1と、出力電圧Voを分圧して分圧電圧VFBを生成し出力する出力電圧検出用の抵抗R21,R22とを備えている。
また、スイッチングレギュレータ20は、所定の基準電圧Vrefを生成して出力する基準電圧発生回路1と、前記分圧電圧VFBと該基準電圧Vrefとの電圧比較を行い、該比較結果に応じた電圧の出力信号Errを出力する誤差増幅回路21と、該誤差増幅回路21の出力信号Errに応じて第1のスイッチング素子M21及び同期整流用のスイッチング素子M22に対してPWM制御を行って第1のスイッチング素子M21及び同期整流用のスイッチング素子M22のスイッチング制御を行うPWM制御回路22と、所定の周波数の三角波信号TWを生成してPWM制御回路22に出力する発振回路OSCとを備えている。
一方、PWM制御回路22は、誤差増幅回路21の出力信号Errと発振回路OSCからの三角波信号TWからPWM制御を行うためのパルス信号Spwを生成して出力するPWM回路25と、該PWM回路25からのパルス信号Spwに応じて、第1のスイッチング素子M21のスイッチング制御を行うための制御信号PDと同期整流用のスイッチング素子M22のスイッチング制御を行うための制御信号NDをそれぞれ生成して駆動するドライブ回路26とを備えている。
出力端子OUTと接地電圧との間には負荷30が接続されている。入力端子INと出力端子OUTとの間には、第1のスイッチング素子M21とインダクタL1が直列に接続されている。また、第1のスイッチング素子M21とインダクタL1との接続部と接地電圧との間に同期整流用のスイッチング素子M22が接続され、出力端子OUTと接地電圧との間にはコンデンサC1が接続されている。出力端子OUTと接地電圧との間に抵抗R21と抵抗R22の直列回路が接続されている。
抵抗R21と抵抗R22との接続部は、誤差増幅回路21の反転入力端に接続され、誤差増幅回路21の非反転入力端には基準電圧Vrefが入力されている。誤差増幅回路21の出力信号Errは、PWM回路25をなすコンパレータの反転入力端に出力され、発振回路OSCからの三角波信号TWは、PWM回路11をなすコンパレータの非反転入力端に出力される。PWM回路25からのパルス信号Spwはドライブ回路26に出力される。ドライブ回路26は、第1のスイッチング素子M21のスイッチング制御を行うための制御信号PDを第1のスイッチング素子M21のゲートに出力し、同期整流用のスイッチング素子M22のスイッチング制御を行うための制御信号NDを同期整流用のスイッチング素子M22のゲートに出力する。
このような構成において、スイッチングレギュレータ20は、同期整流方式のスイッチングレギュレータとして作動し、第1のスイッチング素子M21はスイッチング動作を行う。第1のスイッチング素子M21がオンしたときに、インダクタL1に電流が供給され、このとき、同期整流用のスイッチング素子M22はオフしている。第1のスイッチング素子M21がオフすると、同期整流用のスイッチング素子M22がオンし、インダクタL1に蓄えられていたエネルギーが同期整流用のスイッチング素子M22を通して放出される。このとき発生した電流は、コンデンサC1で平滑されて出力端子OUTから負荷30に出力される。
また、出力端子OUTから出力される出力電圧Voは、出力電圧検出用の抵抗R21とR22で分圧され、該分圧電圧VFBが誤差増幅回路21の反転入力端に入力される。誤差増幅回路21の非反転入力端には基準電圧Vrefが入力されていることから、分圧電圧VFBと基準電圧Vrefとの電圧差が誤差増幅回路21で増幅されてPWM回路25の反転入力端に出力される。PWM回路25の非反転入力端には、発振回路OSCからの三角波信号TWが入力され、PWM回路25は、PWM制御されたパルス信号Spwをドライブ回路26に出力する。
スイッチングレギュレータ20の出力電圧Voが大きくなると、誤差増幅回路21の出力信号Errの電圧が低下し、PWM回路25のパルス信号Spwのデューティサイクルは小さくなる。その結果、第1のスイッチング素子M21がオンする時間が短くなり、スイッチングレギュレータ20の出力電圧Voが低下するように制御される。スイッチングレギュレータ20の出力電圧Voが小さくなると、前記と逆の動作を行い、結果としてスイッチングレギュレータ20の出力電圧Voが一定になるように制御される。
前記のように、本第1の実施の形態における基準電圧発生回路は、従来回路に対して、初期精度は±30%から±6%に、温度特性は300ppm/℃から40ppm/℃にそれぞれ改善され、更に電源電圧変動に対する基準電圧Vrefの変動を1/10以下に低減させることができる。
第2の実施の形態.
前記第1の実施の形態では、電界効果トランジスタM2のサブストレートゲートは、電界効果トランジスタM2のソースに接続されていたが、電界効果トランジスタM2のサブストレートゲートを接地電圧GNDに接続するようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第2の実施の形態とする。
図17は、本発明の第2の実施の形態における基準電圧発生回路の例を示した回路図である。なお、図17では、図1と同じものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図17における図1との相違点は、電界効果トランジスタM2のサブストレートゲートを接地電圧GNDに接続したことにある。
このような構成において、前記図1と同様、プロセスの変動によって、基板やチャネルドープの不純物濃度がばらついても、電界効果トランジスタM2とM3の該各濃度は同様にばらつく。このため、図3に示すように、電界効果トランジスタM2とM3の各Vgs‐id特性は、図2の関係を保ったまま、左右に移動するだけであり、基準電圧Vrefの絶対値にはほとんど影響を与えず安定した基準電圧Vrefを発生させることができる。
また、電界効果トランジスタM2に基板バイアス効果が発生するため、前記第1の実施の形態と比較して、チャネル領域のポテンシャル差が若干温度特性を持つようになるが、従来よりも温度特性は小さい。
そこで、前記第1の実施の形態と同様に、電界効果トランジスタM2及びM3のドレイン電流がidMのときの温度特性を正又は負になるように、電界効果トランジスタM2及びM3のサイズ調整をすることにより、基準電圧Vrefの温度特性を約40ppm/℃にすることができ、従来よりも基準電圧Vrefの温度特性を小さくすることができる。
具体的には、図18は、S3/S2の比に対する基準電圧Vrefの温度特性の実験データを示した図である。図18から、S3/S2の比が0.35〜0.45の間に温度特性の最小点があることが分かる。該最小点になる最適の比S3/S2を推定すると、0.37〜0.41であり、このときの温度特性は、約40ppm/℃になることが分かった。このように、S3/S2の値を変えることにより基準電圧Vrefの温度特性を小さくすることができる。
また、前記第1の実施の形態と同様、電界効果トランジスタM2とM3のソース‐ドレイン間電圧VdsM2及びVdsM3は、
VdsM2=Vcc2−Vref
VdsM3=Vref
となるため、電源電圧VCCが変動しても、電界効果トランジスタM2及びM3のソース‐ドレイン間電圧はそれぞれ影響を受けなくなり、基準電圧Vrefの変動が起こらない。
このように、本第2の実施の形態の基準電圧発生回路は、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができると共に、例えば、p型基板中に電界効果トランジスタM1〜M3を構成する場合等、電界効果トランジスタM2の基板電圧が接地電圧GNDに固定されてしまう場合に使用できる。更に、電界効果トランジスタM1〜M3の基板電圧がすべて接地電圧GNDであることから、電界効果トランジスタ間にスペースを設ける必要がなく、チップ面積を縮小させることができる。
なお、ノイズ特性等、ケースバイケースで前記第1の実施の形態又は第2の実施の形態を選択すればよい。また、前記第1の実施の形態と同様に、前記第2の実施の形態の基準電圧発生回路を図15及び図16で示したような定電圧回路に使用することができる。
本発明の第1の実施の形態における基準電圧発生回路の例を示した回路図である。 電界効果トランジスタM2とM3におけるそれぞれのVgs‐id特性の例を示した図である。 電界効果トランジスタM2とM3のVgs‐id特性におけるプロセス変動によるばらつきを示した図である。 図1の基準電圧発生回路におけるS3/S2の比を変えたときの基準電圧Vrefの温度特性の実験データを示した図である。 電界効果トランジスタM2及びM3の各温度でのVgs‐id特性の例を示した図である。 電界効果トランジスタM3のW/Lを変えたときのVgs‐id特性の例を示した図である。 電界効果トランジスタM3のW/Lを変えたときの基準電圧Vrefの温度特性例を示した図である。 電界効果トランジスタM2のW/Lが50/5であり、電界効果トランジスタM3のW/Lが50/10であるときの基準電圧Vrefの温度特性を示した図である。 電界効果トランジスタM2における、ゲート‐ソース間電圧Vgsが0V近辺のときのVgs‐id特性を示した図である。 電界効果トランジスタM2のドレイン電流の温度特性を示した図である。 各温度での電界効果トランジスタM3の動作点を示した図である。 電界効果トランジスタM2のZTC点付近を拡大した図である。 電界効果トランジスタM1のVs‐is特性の例を示した図である。 電界効果トランジスタM1の有無による基準電圧Vrefの電源電圧依存性を示した実験データである。 図1の基準電圧発生回路1を使用した定電圧回路の例を示した図である。 図1の基準電圧発生回路1を使用した定電圧回路の他の例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態における基準電圧発生回路の例を示した回路図である。 図17の基準電圧発生回路におけるS3/S2の比を変えたときの基準電圧Vrefの温度特性の実験データを示した図である。 従来の基準電圧発生回路の例を示した回路図である。 図19の電界効果トランジスタ105と107におけるそれぞれのVgs‐id特性の例を示した図である。 従来の基準電圧発生回路の他の例を示した回路図である。 従来の基準電圧発生回路の他の例を示した回路図である。 図19の電界効果トランジスタ105と107のVgs‐id特性におけるプロセス変動によるばらつきを示した図である。 電源電圧変動に伴う図19の電界効果トランジスタ105のVgs‐id特性の変動を示した図である。
符号の説明
1 基準電圧発生回路
M1〜M3 電界効果トランジスタ
10 シリーズレギュレータ
A1,21 誤差増幅回路
M10 出力トランジスタ
R1,R2,R21,R22 抵抗
20 スイッチングレギュレータ
M21 第1のスイッチング素子
M22 同期整流用のスイッチング素子
L1 インダクタ
C1 コンデンサ
22 PWM制御回路
25 PWM回路
26 ドライブ回路
OSC 発振回路

Claims (16)

  1. 所定の基準電圧を生成して出力端から出力する基準電圧発生回路において、
    一端が所定の電源電圧に接続された、デプレッション型のnチャネル型電界効果トランジスタである第1の電界効果トランジスタと、
    一端が該第1の電界効果トランジスタの他端に接続された、高濃度n型ゲートを有する第2の電界効果トランジスタと、
    一端が該第2の電界効果トランジスタの他端に接続され、他端が接地電圧に接続された、高濃度p型ゲートを有する第3の電界効果トランジスタと、
    を備え、
    前記第1の電界効果トランジスタのゲートは、該第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタとの接続部に接続されると共に、前記第1及び第3の各電界効果トランジスタのサブストレートゲートは、それぞれ接地電圧に接続され、前記第2の電界効果トランジスタのゲート及びサブストレートゲート、並びに前記第3の電界効果トランジスタのゲートは、前記出力端をなす第2及び第3の各電界効果トランジスタの接続部にそれぞれ接続され、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、ゲート‐ソース間電圧とドレイン電流との関係を示した特性が正又は負の同一極性の温度特性を有するチャネル幅とチャネル長との比になるようにそれぞれ形成されることを特徴とする基準電圧発生回路。
  2. 前記第3の電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3が、第2の電界効果トランジスタのチャネル幅とチャネル長との比S2未満であることを特徴とする請求項1記載の基準電圧発生回路。
  3. 前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.5〜0.67になるようにそれぞれ形成されることを特徴とする請求項2記載の基準電圧発生回路。
  4. 前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.54〜0.58になるようにそれぞれ形成されることを特徴とする請求項3記載の基準電圧発生回路。
  5. 所定の基準電圧を生成して出力端から出力する基準電圧発生回路において、
    一端が所定の電源電圧に接続された、デプレッション型のnチャネル型電界効果トランジスタである第1の電界効果トランジスタと、
    一端が該第1の電界効果トランジスタの他端に接続された、高濃度n型ゲートを有する第2の電界効果トランジスタと、
    一端が該第2の電界効果トランジスタの他端に接続され、他端が接地電圧に接続された、高濃度p型ゲートを有する第3の電界効果トランジスタと、
    を備え、
    前記第1の電界効果トランジスタのゲートは、該第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタとの接続部に接続されると共に、前記第1から第3の各電界効果トランジスタのサブストレートゲートは、それぞれ接地電圧に接続され、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタのゲートは、前記出力端をなす前記第2及び第3の各電界効果トランジスタの接続部にそれぞれ接続され、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、ゲート‐ソース間電圧とドレイン電流との関係を示した特性が正又は負の同一極性の温度特性を有するチャネル幅とチャネル長との比になるようにそれぞれ形成されることを特徴とする基準電圧発生回路。
  6. 前記第3の電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3が、第2の電界効果トランジスタのチャネル幅とチャネル長との比S2未満であることを特徴とする請求項5記載の基準電圧発生回路。
  7. 前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.35〜0.45になるようにそれぞれ形成されることを特徴とする請求項6記載の基準電圧発生回路。
  8. 前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.37〜0.41になるようにそれぞれ形成されることを特徴とする請求項7記載の基準電圧発生回路。
  9. 基準電圧発生回路で生成された所定の基準電圧を基準にして、入力電圧から所定の定電圧を生成して出力する定電圧回路において、
    前記基準電圧発生回路は、
    一端が所定の電源電圧に接続された、デプレッション型のnチャネル型電界効果トランジスタである第1の電界効果トランジスタと、
    一端が該第1の電界効果トランジスタの他端に接続された、高濃度n型ゲートを有する第2の電界効果トランジスタと、
    一端が該第2の電界効果トランジスタの他端に接続され、他端が接地電圧に接続された、高濃度p型ゲートを有する第3の電界効果トランジスタと、
    を備え、
    前記第1の電界効果トランジスタのゲートは、該第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタとの接続部に接続されると共に、前記第1及び第3の各電界効果トランジスタのサブストレートゲートは、それぞれ接地電圧に接続され、前記第2の電界効果トランジスタのゲート及びサブストレートゲート、並びに前記第3の電界効果トランジスタのゲートは、前記基準電圧を出力する出力端をなす前記第2及び第3の各電界効果トランジスタの接続部にそれぞれ接続され、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、ゲート‐ソース間電圧とドレイン電流との関係を示した特性が正又は負の同一極性の温度特性を有するチャネル幅とチャネル長との比になるようにそれぞれ形成されることを特徴とする定電圧回路。
  10. 前記第3の電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3が、第2の電界効果トランジスタのチャネル幅とチャネル長との比S2未満であることを特徴とする請求項9記載の定電圧回路。
  11. 前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.5〜0.67になるようにそれぞれ形成されることを特徴とする請求項10記載の定電圧回路。
  12. 前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.54〜0.58になるようにそれぞれ形成されることを特徴とする請求項11記載の定電圧回路。
  13. 基準電圧発生回路で生成された所定の基準電圧を基準にして、入力電圧から所定の定電圧を生成して出力する定電圧回路において、
    前記基準電圧発生回路は、
    一端が所定の電源電圧に接続された、デプレッション型のnチャネル型電界効果トランジスタである第1の電界効果トランジスタと、
    一端が該第1の電界効果トランジスタの他端に接続された、高濃度n型ゲートを有する第2の電界効果トランジスタと、
    一端が該第2の電界効果トランジスタの他端に接続され、他端が接地電圧に接続された、高濃度p型ゲートを有する第3の電界効果トランジスタと、
    を備え、
    前記第1の電界効果トランジスタのゲートは、該第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタとの接続部に接続されると共に、前記第1から第3の各電界効果トランジスタのサブストレートゲートは、それぞれ接地電圧に接続され、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタのゲートは、前記基準電圧を出力する出力端をなす前記第2及び第3の各電界効果トランジスタの接続部にそれぞれ接続され、前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、ゲート‐ソース間電圧とドレイン電流との関係を示した特性が正又は負の同一極性の温度特性を有するチャネル幅とチャネル長との比になるようにそれぞれ形成されることを特徴とする定電圧回路。
  14. 前記第3の電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3が、第2の電界効果トランジスタのチャネル幅とチャネル長との比S2未満であることを特徴とする請求項13記載の定電圧回路。
  15. 前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.35〜0.45になるようにそれぞれ形成されることを特徴とする請求項14記載の定電圧回路。
  16. 前記第2及び第3の各電界効果トランジスタは、チャネル幅とチャネル長との比S3とS2との比S3/S2が0.37〜0.41になるようにそれぞれ形成されることを特徴とする請求項15記載の定電圧回路。
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