JPH0465546A - 経糸の糊付着率の表示方法と表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、経糸の糊付着率を表示する方法と装置に関す
る。

〈従来の技術〉 経糸の糊付着率は、糊付工程の次の１程である製織工程
における製織性と深い相関性がある。

経糸の糊付着率が適正範囲から外れると、製織が良好に
行なわれなくなる。

また、糊付けされて織機ビームに巻きＬげられてしまっ
た経糸の糊付着率は、＄Ｉ［付けされた経糸の束量と、
糊抜きした経糸の七璧の比から求められるが、非常に多
くの手間が掛かる。

そこで、特開昭５９−１３５３２４号公報や特開昭６１
−６３６７号公報等に開示されているように、経糸糊付
機において糊付けされて織機−ヒムに巻き取られる経糸
の糊付着率を測定する装置が発明された。

〈発明が解決しようとする課題〉 上記のような従来の糊付着率測定装置においては、経糸
の糊付着率を測定して、その測定値を出力装置の画面に
表示する。

ところが、織機ビームに巻き取られた経糸の糊付着率を
その織機ビームに表示することは行なわれていない。

従って、糊付工程と製織工程は、別々の場所で異なる作
業者によって行なわれるので、製織工程においては、織
機ビームに巻き上げられた経糸の糊付着率は不明である
。

そこで、製織工程において、糸切れが多発する等して、
製織か良好に行なわれないときには、その原因が糊付工
程における糊付不良に起因するのか、原糸の品質不良や
織機の作動不良等に起因するのか不明であり、その原因
の調査に多くの手間が掛かる。

本発明の目的は、上記のような従来の課題を解決するこ
とである。

く課題を解決するための手段〉 本発明は、経糸糊付機において糊付けされて織機ビーム
に巻き取られる経糸の糊付着率を測定し、 織機ビームに＠き取られた経糸の糊付着率を表示した伝
票を作成し、 その伝票を上記の織機ビームに添付することを特徴とす
る経糸の糊付着率の表示方法である。

また、本発明は、経糸糊付機において糊付けされて織機
ビームに巻き取られる経糸の糊付着率を測定する測定装
置を設は 測定装置が測定した経糸の糊付着率を、！ｌｉ＆機ヒム
に添付する伝票に表示する出力装置を設けたことを特徴
とする経糸の糊付着率の表示装置である。

く作　用〉 本発明においては、織機ビームに巻き取られた経糸の糊
付着率を表示した伝票が作成され、その伝票がその織機
ビームに添付される。

〈発明の効果〉 本発明においては、ｍ機ビームに、これに巻き取られた
経糸の糊付着率が表示されるので２製織工程において、
織機ビームの経糸の糊付着率が明らかになる。

〈実施例〉 本例の経糸の糊付着率の表示装置を備えた経糸糊付機は
、ビームスタンド、糊付装置と乾燥装置及び巻取装器を
順次配置している。

ビームスタンドに仕掛けた複数本の整経ビームからシー
ト状に引き出された経糸が、糊付装置と乾燥装置を順次
通過し、巻取装置に仕掛けた１本の織機ビームに巻き取
られる構成にしている。

糊付装置１は、第１図に示すように、シート状に走行す
る経糸ｙに付着する糊液Ｓの糊液槽２を設け、糊液槽２
のビームスタンド側の−Ｅ側位置に案内ローラ３を設け
、糊液槽２内に、糊液Ｓに半没する浸漬ローラ４を設け
、また、糊液Ｓに半没する下側ローラとその上に重合し
た上側ローラからなる２対の糊絞りローラ５を設け、経
糸ｙが案内ローラ３の上側を通過して浸漬ローラ４の下
側位置の糊液Ｓを通過し、２対の糊絞りローラ５の上下
のローラ間を通過して糊付けされる構成にしている。

糊液槽２には、第１図に示すように、越流部６を設け、
越流部６から流出する糊液Ｓが流入する補助槽７を設け
、補助槽７の糊液Ｓを糊液槽２に供給するポンプ付きの
供給通路８を設け１ｗｉ液槽２の糊液Ｓが経糸ｙに付着
して持ち去られても糊液槽２の糊液面が一定高さに保持
される一方糊液槽２の糊液Ｓが経糸ｙに付着して持ち去
られるに従って、補助槽７の糊液面が下降する構成にし
ている。

補助槽７の上方には、第１図に示すように、糊液断蔵槽
９を設け、糊液貯蔵槽９の糊液Ｓを補助槽７に補給する
開閉弁ｌＯ付きの補給通路１工を設けている。

補助槽７には、第１図に示すように、補助槽７の糊液面
が所定の下側位置にＦ降すると出力する下限液面計と、
補助槽７の糊液面が所定の上側位置に上昇すると出力す
る上限液面計とからなる糊液面検出装置１２を設けてい
る。

案内ローラ３には、第１図に示すように、経糸ｙの走行
長さを測定する走行長さ測定装置１３を設けている。

また、制御と演算の機衡を有する中央処理装ごと入力装
置及び出力装置からなる制＠盤装置１４を設け、第１図
に示すように、制Ｗ盤装置１４の入力端に糊液面検出袋
Ｒ１２と走行長さ測定装置１３をそれぞれ接続し、制御
盤装置１４の出力端に補給通路１１の開閉弁１０を接続
している。

制御盤装置１４の前面には、第１図に示すように、糸本
数入力部１５と糸番手入力部１６及び糊温度入力部１７
、並びに、日付持重入力部１８を設け、また、糊付着率
表示部１９と、紙に糊付着率を印刷してその紙を鏝り出
す伝票印刷部２０を設けている。

本例の経糸の糊付着率の表示装置を備えた経糸糊付機を
運転して本例の経糸の糊付着率の表示方法を実施する場
合は、先ず、制御盤装置１４の糸本数入力部１５に、経
糸糊付機に仕掛けた経糸ｙの本数を入力し、制御盤装置
１４の糸番手入力部１６に経糸ｙの番手数と単糸か双糸
かを入力し、制御盤装置１４の糊温度入力部１７に糊液
Ｓの濃度を入力し、日付持重入力部１８に日付と時刻を
入力する。

次に、経糸糊付機を運転する。

すると、ビームスタンドの整経ビームからシート状に引
き出された経糸ｙは、案内ローラ３を通過して浸漬ロー
ラ４下側位置の糊液Ｓを通過し２対の糊絞りローラ５を
通過して糊付けされ、糊液槽２の糊液Ｓが経糸ｙに付着
して持ち去られるに従って、補助槽７の糊液面が下降す
る。

補助槽７の糊液面が所定の下側位力に下降すると、糊液
面検出装置１２の下限液面計が出力する。

下限液面計が出力すると、ｌ制御盤装置１４は補給通路
１１の開閉弁１０を開放して、糊液の補給を開始し、糊
液貯蔵槽９の糊液Ｓを補助槽７に補給する。

また、同時に、制御盤装置１４は、走行長さ測定装置１
３が測定した経糸ｙの走行長さを記憶して、走行長さ測
定装Ｒ１３を零に復帰させる。

更に、制御盤装置１４は、走行長ご測定装置１３が測定
した経糸ｙの走行長さの測定値と、補助槽７に補給した
糊液Ｓの補給量等に基いて、経糸ｙのその区域の糊付着
率を算出する。

この糊付着率は、制御盤装置１４に記憶され制御盤装置
１４の糊付着率表示部１９に表示される。

糊液の補、給が開始されると、補助槽７の糊液面が急激
に上昇し、補助槽７の糊液面が所定の上側位置に上昇す
ると、糊液面検出装置１２の上限液面計が出力する。

上限液面計が出力すると、制御盤装置１４は、補給通路
１１の開閉弁ｌＯを閉鎖して、糊液の補給を停止し、ま
た、走行長さ測定装置１３を作動させて、経糸ｙの走行
長さの測定を開始する。

即ち、糊液面検出袋Ｍ１２の下限液面計が出力する毎に
、糊液の補給が開始される一方、経糸ｙの走行長さの測
定が終了して、経糸ｙのその区域の糊付着率が算出され
て糊付着率表示部１９に表示される。

また、糊液面検出装置１２の上限液面計が出力する毎に
、糊液の補給が停止する一方、経糸ｙの走行長さの測定
が新たに開始される。

ビームスタンドに仕掛けた整経ビームの経糸ｙの全区域
が糊付けされて、巻取装置に仕掛けた織機ビームに巻き
取られると、制Ｊｉ装首１４は、経糸ｙの各区域の糊付
着率を加算してこれを経糸ｙの区域数で割って、経糸ｙ
の平均糊付着率を算出し、糊付着率表示部１９に表示す
る。

その後、制御盤装置１４の伝票印刷部２０を作動すると
、紙に経糸ｙの平均糊付着率等が印刷されて、その紙即
ち平均値伝票が繰り出される。

また、紙に経糸ｙの各区域の糊付着率と平均糊付着率等
が印刷ごれて、その紙即ち区域イ１伝票が繰り出される
。

平均値伝票は、巻取装置に仕掛けた織機ビームに貼着す
る。

その後、平均値伝票を添付した織機ビームは糊付工場と
は別の製織工場に！４１！される。

平均値伝票２１は、第２図に示すように、糊付けの日付
ｒ９０１０６／１８」、経糸ｙの本数ｒ　６０００　　
ｅｎｄｓＪ　、経糸ｙの番手数と単糸又は双糸の別ｒ　
２０　／　ｌ　　Ｓ　Ｊとビーム番号ｒＮｏ。

Ｏｌ」、及び、経糸ｙの平均糊付着率ｒ　Ｐｉｃｋｕｐ
１２．５％」を表示している。

区域値伝票２２は、第３図に示すように、糊付けの日付
ｒ９０１０６／　１８Ｊ　、経糸ｙの本数ｒ　６０００
　　ｅｎｄｓＪ　、経糸ｙの番手数と単糸又は双糸の別
ｒ２０／１　　ｓＪと、糊液Ｓの儂度「１２．３％」、
及び、ビーム番号ｒＮｏ　、ＯＩＪを表示し、また、経
糸ｙの区域番号ｒＮｏ、」、その区域の糊付終了時刻ｒ
　Ｔ　ｉ　ｍ　ｅ　Ｊとその区域の糊付着率ｒＰｉｃｋ
ｕｐＪを順次表示し、最後に経糸ｙの平均糊付着率ｒＡ
ｖ、　　１２．５％」を表示している。

く変形例〉 実施例においては、糊液Ｓの濃度を制御盤装置１４の糊
濃度入力部１７に入力するが、糊液Ｓの濃度計を設け、
濃度計の測定値を制＊ｉ装置１４に自動的に入力する構
成にしてもよい。

また、実施例においては、平均値伝票２１を織機ビーム
に添付するが、区域値伝票２２を織機ビームに添付して
もよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例の経糸の糊付着率の表示装置
の概略図である。 第２図は、同表示装置において作成した平均値伝票の正
面図である。 第３図は、同表示装置において作成した区域値伝票の正
面図である。 ｙ：経　糸　　　　　Ｓ：糊　液

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　経糸糊付機において糊付けされて織機ビームに巻き
   取られる経糸の糊付着率を測定し、織機ビームに巻き取
   られた経糸の糊付着率を表示した伝票を作成し、 その伝票を上記の織機ビームに添付することを特徴とす
   る経糸の糊付着率の表示方法。 ２　経糸糊付機において糊付けされて織機ビームに巻き
   取られる経糸の糊付着率を測定する測定装置を設け、 測定装置が測定した経糸の糊付着率を、織機ビームに添
   付する伝票に表示する出力装置を設けたことを特徴とす
   る経糸の糊付着率の表示装置。