JP2562325Y2 - 自動壁紙糊付機 - Google Patents

自動壁紙糊付機

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JP2562325Y2
JP2562325Y2 JP2955693U JP2955693U JP2562325Y2 JP 2562325 Y2 JP2562325 Y2 JP 2562325Y2 JP 2955693 U JP2955693 U JP 2955693U JP 2955693 U JP2955693 U JP 2955693U JP 2562325 Y2 JP2562325 Y2 JP 2562325Y2
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JP
Japan
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glue
roll
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tub
automatic wallpaper
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JP2955693U
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JPH0683398U (ja
Inventor
源蔵 佐野
偉三雄 山崎
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ヤヨイ化学工業株式会社
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば壁装材の裏面に
塗布する糊桶内の糊の残量を検出することができる自動
壁紙糊付機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動壁紙糊付機内部に収納されて
いる糊桶内の糊の残量を確認する場合には、一般的に、
糊付け作業を行っている作業者が、糊付け作業と並行し
て糊桶を時々糊付機本体の隙間から覗いて糊の残量を確
認している。
【0003】また、実開昭59ー74336に示される
ように糊桶内における糊液の下限レベルを電気的に検出
し、警報音を発して作業者に糊切れを知らせるものもあ
った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
は壁紙を貼る現場にて同時に糊付作業を行うため、糊桶
内の糊の量が減少していることに気が付かなかったり、
正確な糊の残量が分からず、結局糊付けにむらが生じた
り、全く糊付けされていない部分が生じたりしていた。
【0005】また、実開昭59ー74336に示される
糊付機における糊切れ警報装置では、糊桶内の糊の量が
ある一定以下になったということは警報によって報知さ
れるが、作業中に時々刻々と減少する糊の残量が常に表
示されているというものではないので、作業者はやはり
時々糊桶を覗いてみなければならないという煩わしさが
あった。
【0006】また、従来の電気的あるいは光学的に糊液
の下限レベルの検出を行うものは、検出部が糊液内に浸
漬されているため、特に、夏時の気温の高い場合には、
検出部に付着した糊液が乾燥固化してしまい、検出装置
自体が全く作動しないという問題点があった。
【0007】本考案は、これらの課題を解決することが
できる自動壁紙糊付機を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係る自動壁紙糊
付機は、上記目的を達成するために、モータにより連動
して回転駆動される複数のロールによりシート状壁装材
を所定の経路に沿って搬送しつつ、糊桶内の糊を前記壁
装材の裏面に連続的に塗布する自動壁紙糊付機におい
て、糊付けされた壁装材の搬送長さを計測する計測手段
と、前記計測手段による計測結果に基づいて糊の消費量
または残量を計算する演算手段と、前記演算手段による
計算結果に基づいて糊の消費量または糊桶内の糊の残量
を表示する表示手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0009】請求項2に記載の自動壁紙糊付機では、請
求項1に記載の自動壁紙糊付機において、前記演算手段
による計算結果が、予め定められた値に達したときに警
報を生じる警報手段を更に備えたことを特徴とするもの
である。
【0010】
【作用】上記請求項1のように構成された本考案の自動
壁紙糊付機においては、モータにより連動して回転駆動
される複数のロールによりシート状壁装材が所定の経路
に沿って搬送されつつ、該壁装材の裏面に糊桶内の糊が
連続的に塗布される間に、計測手段は、前記糊付けされ
た壁装材の搬送長さを計測する。演算手段は、前記計測
手段による計測結果に基づいて糊桶内の糊の消費量また
は残量を計算し、表示手段は、前記演算手段による計算
結果に基づいて糊の消費量または糊桶内の糊の残量を表
示する。
【0011】すなわち、自動壁紙糊付機における糊の塗
布量は、壁装材に対する糊付け幅と塗布厚さが予め設定
されるのが常であるので、結局、糊付けされて出てくる
壁装材の搬送長さに比例する。
【0012】従って、本発明では、前記演算手段にこれ
らの糊付け幅及び塗布厚さを予め係数(可変の場合もあ
る)として与え、計測手段による搬送長さの計測値に基
づいて糊の消費量を演算し、予め既知の糊桶内への投入
糊量から減算することで残量の表示を行う。
【0013】また、上記請求項2のように構成された本
考案の自動壁紙糊付機においては、上記請求項1に記載
の演算手段が警報手段を更に備えており、該警報手段
は、前記演算手段による計算結果が、予め定められた値
に達したときに視覚又は聴覚的な警報を生じる。
【0014】
【実施例】図1は、本考案の一実施例に係る自動壁紙糊
付機の構成を示す説明図である。図1に示す通り、本考
案の一実施例に係る自動壁紙糊付機は、ロール状に巻か
れた壁装材(クロス)4を懸架する台(クロスロール)
2と、糊付け後のクロス4を受けるトレイ5と、糊付機
本体1の内部に備えられた糊桶3と、前記糊付機本体1
に種々のロール群6〜12と、前記ロール群6〜12を
駆動させるモータ13と、前記糊付機本体1に別途取付
けられ、前記モータ13に制御指令等を与える制御装置
等を内蔵したコントロールボックス15とより主に構成
されており、前記コントロールボックス15側面にはテ
ンキー17及び表示装置18から構成される操作パネル
16が設けられている。
【0015】尚、前記種々のロール6〜12は、糊桶3
の両側に位置するアルミ製などのフレーム板(軸受板)
に軸受された比較的重量の大きな糊付けロール6と、前
記糊付けロール6への糊付量を調整するドクターロール
7と、前記糊付ロール6の下流側に位置して前記クロス
4に転写塗布された糊を均す均しロール8と、前記均し
ロール8との間で前記クロス4に張力を付与して送り出
すドライブロール9と、前記糊付ロール6の上流側の位
置で上下から前記クロス4をピンチしながら取り込むピ
ンチロールを構成する一対の上下ロール10a,10b
と、前記糊付ロール6と前記上ロールとの軸間で前記ク
ロス4を上から押えて前記クロス4が前記糊付ロールに
所定の周長以上で接するようにする押えロール11と、
前記糊桶3の糊に部分的に浸漬された状態で前記糊付ロ
ール6と連動回転して該糊付ロール6まで糊を持ち上げ
る糊上げロール12とが、それぞれ所定の位置で組み込
まれており、各ロールのうちの必要なロール軸端にギヤ
を取り付けて各ロールが所定の周速比で連動するように
前記ギヤと噛合して駆動するモータ13が取付けられて
おり、該モータ13は前記糊付機本体1に別途取付けら
れているコントロールボックス15に設けられた操作パ
ネル16により操作される。
【0016】図2は、本考案の自動壁紙糊付機本体1に
別途取付けられているコントロールボックス15の内部
の構成例を示す概略ブロック図である。図2に示すよう
に、コントロールボックス15内には、種々のロール群
6〜12と、モータ13と、テンキー17及び表示装置
18から構成される操作パネル16と、エンコーダ19
と、演算装置21を備えた制御装置20より主に構成さ
れている。
【0017】モータ13は、ギアを介して種々のロール
群6〜12を所定の周速比で連動して回転させる。ま
た、エンコーダ22は、前記種々のロール群6〜12の
うち所定のロールの回転数を測定することにより糊付け
されたクロス4の搬送長さを計測し、制御装置20内に
備えられた演算装置21に計測結果を出力する。また、
操作パネル16内のテンキー17は、演算装置21に糊
桶3内の糊の初期量や糊付け幅及び塗布厚さ等の初期値
を与えると共に、制御装置20に作動指令及び作動条件
を含む制御情報信号を与える。従って、制御装置20
は、前記制御情報信号に基づき、前記モータ13の駆動
を制御し、演算装置21は、テンキー17から与えられ
た初期値とエンコーダ22によって計測された計測結果
とに基づいて該クロス4に塗布された糊桶3内の糊の消
費量または残量を計算する。そして、表示装置18は、
前記演算装置21の計算結果に基づいて糊桶3内の糊の
消費量又は糊の残量を表示する。
【0018】上記のように構成されたコントロールボッ
クス15を備えた本考案の自動壁紙糊付機の動作を、糊
付け作業とともに、以下に説明する。作業者は先ず、糊
付機本体1を開いてクロスロール2からクロス4の先端
を引き出し、本体後面側から上下ピンチロール10a,
10bの間を通して前面側に垂らし、前記糊付機本体1
を閉じる。その後、操作パネル16に備えられているテ
ンキー17より所望のクロス長及び糊桶3内の糊の初期
量等の初期値を制御装置20に入力する。そして、モー
タ13を駆動することにより、ギヤで連結された各ロー
ルが所定の周速比で回転し、これによって糊上げロール
12で糊付けロール6に付着された桶内の糊がドクタロ
ール7で調整され、押えロール11による押え効果のも
とに糊付けロール6の回転と共に移動するクロス4の裏
面に糊付けロール6の表面の糊が塗布される。このと
き、制御装置20内の演算装置21は、テンキー17よ
り与えられた初期値とエンコーダ22から出力されるク
ロス4の搬送長さのデータとよりクロス4に塗布された
糊の量を計算する。そして、その計算結果が糊桶3内の
糊の消費量または残量として表示装置18に表示され
る。
【0019】尚、表示装置18の表示方法は、糊桶3内
の糊の消費量だけを表示するばかりでなく、例えば糊桶
3内の糊の実際の残量を数値表示あるいはメータ表示す
る方法など、特に限定されるものではない。また、テン
キー17から演算装置21に与える糊桶3内の糊の初期
量は、糊付け作業を開始する前に、予め測定された糊の
量であり、この糊の測定方法は、糊桶3内にゲージ目盛
り(図示せず)を設けて、該目盛りによって測定したも
のや、計量カップ等で測定したものである。
【0020】また、糊付けされたクロス4は次いでドラ
イブロール9と均しロール8とによって適度な張力を与
えられた状態で牽引されて本体前面に出てくるが、この
際に均しロール8の周速差による糊面の均し作用が与え
られる。所望長さのクロス4が糊付機本体1前面に出て
きたら、テンキー17を操作してモータ13を一旦停止
させ、カッターガイド14に沿ってクロス4をカッタ−
で切断し、作業者によって折り畳まれ、前面のトレイ5
上に堆積し、糊付けされたクロス4を施工箇所に運ぶ。
この作業を繰り返し行う。尚、作業者は、糊付け作業を
繰り返し行うときには、表示装置18を見て、糊桶3内
の糊の残量を確認しながら作業を繰り返し行う。
【0021】また、図1、図2に示すように、演算装置
21による計算結果が予め定められた値に達した場合、
警報音や警報光等の警報を発する警報装置22を設けて
もよい。これにより、クロス4を壁面に貼付している作
業者に、前記警報装置22から生じる警報音または警報
光によって糊の残量が少なくなったことを知らせること
ができる。
【0022】また、図1、図2に示すように、使用する
糊の種類(例えば、粘土の高い糊や低い糊等)に応じて
クロス4に塗布される糊の量が違うため、演算装置21
を微調整することができる微調整装置23を設けても良
い。これにより、夏時の気温の高い場合でも、正確に糊
の消費量また残量を計算することができる。
【0023】
【考案の効果】本考案は以上説明したとおり、糊付けさ
れた壁装材の搬送長さを計測することにより間接的に糊
桶内の糊の残量を検出することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る自動壁紙糊付機の主な
構成を示す説明図である。
【図2】本考案一実施例に係る自動壁紙糊付機に取付け
られたコントロールボックスの内部の構成例を示す概略
ブロック図である。
【符号の説明】
1:糊付機本体 2:台(クロスロール) 3:糊桶 4:壁装材(クロス) 5:トレイ 6:糊付ロール 7:ドクターロール 8:均しロール 9:ドライブロール 10a,10b:上下ピンチロール 11:押えロール 12:糊上げロール 13:モータ 14:カッターガイド 15:コントロールボックス 16:操作パネル 17:テンキー 18:表示装置 19:エンコーダ 20:制御装置 21:演算装置 22:警報装置 23:微調整装置

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより連動して回転駆動される複
    数のロールによりシート状壁装材を所定の経路に沿って
    搬送しつつ、糊桶内の糊を前記壁装材の裏面に連続的に
    塗布する自動壁紙糊付機において、 糊付けされた壁装材の搬送長さを計測する計測手段と、 前記計測手段による計測結果に基づいて糊の消費量また
    は残量を計算する演算手段と、 前記演算手段による計算結果に基づいて糊の消費量また
    は糊桶内の糊の残量を表示する表示手段と、 を備えたことを特徴とする自動壁紙糊付機。
  2. 【請求項2】 前記演算手段による計算結果が、予め定
    められた値に達したときに警報を生じる警報手段を更に
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動壁紙糊付
    機。
JP2955693U 1993-05-12 1993-05-12 自動壁紙糊付機 Expired - Lifetime JP2562325Y2 (ja)

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JPH0683398U JPH0683398U (ja) 1994-11-29
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