JP2909450B2 - シート張力調整装置 - Google Patents

シート張力調整装置

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JP2909450B2
JP2909450B2 JP9257175A JP25717597A JP2909450B2 JP 2909450 B2 JP2909450 B2 JP 2909450B2 JP 9257175 A JP9257175 A JP 9257175A JP 25717597 A JP25717597 A JP 25717597A JP 2909450 B2 JP2909450 B2 JP 2909450B2
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博 能勢
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直道 江藤
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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロールペーパか
ら引き出されるシートの張力をロールペーパ径の変化に
応じて段階的に調整するシート張力調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】薬剤分包装置として、熱融着性分包紙の
シートをロール状に巻いたものを回転自在に支持したシ
ート供給部からシートを引き出して移送する移送路にシ
ール装置が設けられ、このシール装置の上流側でシート
を2つ折りにすると共にその間に薬剤を供給した後シー
ル装置によりシートを幅方向と両側縁部とを帯状に加熱
融着して薬剤を分包するようにしたものが知られてい
る。
【0003】シートが使用されて無くなると新しいロー
ルに交換され、その新しいロールからシートが引き出さ
れて分包装置にセットされる。このシートロールから引
き出されるシートは、2つ折りされた後周縁等を融着す
る際に正確に2つ折りされず、少しずれた状態で融着さ
れることのないように常に一定の張力で引き出すのが好
ましいが、実際にはシートの引出量に応じてロール径が
変化するため、引出張力も少しずつ変動する。
【0004】このため、上記シートロールの径の変化が
生じても張力がほぼ一定となるように調整するシート張
力調整装置が実公平1−36832号公報により提案さ
れている。この公報によるシート張力調整装置は、シー
トロールをロール支持筒に着脱自在に嵌合装着し、シー
トロール側方に複数の巻径検出センサを径方向に配置
し、この検出センサの信号によりロール支持筒内部に設
けた電磁ブレーキの電磁力を調整してロール径が小さく
なるにつれて段階的にブレーキ力を弱めることにより張
力を一定となるように調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のシート張力調整装置では、シートの使用による巻量の
変化を径方向に配置した巻径検出センサで段階的に検出
する方式を採用しているため、検出センサのランクが切
替わる径になると、芯管軸の偏心、シートの重量、巻き
歪みなどの原因により電磁ブレーキのブレーキ力ランク
が1回転毎に上下に変動するバイブレーション現象が生
じる。このため、張力変動により分包部でシートを2つ
折りした際にシートの縁部が正確に重ならない、いわゆ
る耳ずれが生じ、包装不良部分が生じることがある。
【0006】又、ブレーキ力のランクが急激に変動する
ため幅方向に裂傷が生じたりすることもある。検出セン
サの誤動作の原因は、上記以外にも、光反射式のものを
用いていることによるものもある。薬剤包装装置に使用
されるシートの材料として、グラン紙(半透明)、セロ
ポリ紙(透明)等種々のものがあるが、これらシートの
端面位置が各層毎に微妙に変化すると反射される反射光
の戻りが異なり信号として検出されないため検出精度が
悪化したり、特にセロポリ紙では湿度変化による影響が
大きいため蛇行巻きされ易く、端面の凹凸が原因で検出
精度が悪くなることもある。
【0007】さらに、シートを分包部で2つ折りする位
置より上流側に一般には分包紙に印字するためのサーマ
ルプリンタが設けられるが、このサーマルプリンタにお
いて印字ドットの欠けや印字装置の残量表示機構のラン
プが、バイブレーション現象により耐久性の低下を起こ
したりする。
【0008】この発明は、上記のような従来のシート張
力調整装置における問題点に留意して、極薄のシートを
巻いたロールペーパの巻状態によるロールペーパ直径の
微妙な変動による影響で制御すべき段階的に選択される
ブレーキ力のレベル変動を生じることなく各段階毎に的
確にブレーキ力を設定しロールペーパの直径に応じた適
正な張力を安定して給紙部に与え、シートの加工作用に
支障が生じたりせずにシートを加工することのできるシ
ート張力調整装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決する手段として、シートの送り経路上に設けたシー
ト加工部へ非回転に支持された支持軸の周りに回転自在
に設けたロール支持筒を有する給紙部からロール支持筒
に装着されたロールペーパのシートをブレーキ力を与え
て所定の張力で繰り出すようにロール支持筒に係合する
モータブレーキ手段を備え、ロール支持筒に対してその
回転角度を検出する第1角度センサと、シート加工部ま
でのシート送り経路上でシート送り長さを測定する測長
センサと、両センサから得た所定長さ又は所定回転角度
のいずれかを基準とし回転角度又はシート送り長さの変
化により繰出し後のロールペーパ巻量及びその巻径を演
算して求め、直流電圧をその巻径の段階に応じて段階的
にかつ各段階では一定にモータブレーキ手段に印加して
ブレーキ力を制御しシート加工部へ送られるシートの張
力を調整する制御部とを備え、ロール支持筒と支持軸の
固定支持板間でロール支持筒の回転角度を検出する第2
角度センサを設け、前記制御部がこの第2角度センサの
信号とロールペーパと支持軸間でロールペーパの回転角
度を検出する前記第1角度センサの信号との不一致によ
りロール支持筒に着脱自在に装着されたロールペーパと
ロール支持筒とのずれを検出するようにして成るシート
張力調整装置としたのである。
【0010】上記発明のシート張力調整装置では、測長
センサと角度センサの2つのセンサによる信号検出が前
提である。上記2つのセンサによる検出信号を得ると、
そのいずれか一方のセンサの所定量を基準として他方の
センサの変化による巻量の変化を直接得ることができ
る。
【0011】巻量の変化の所定範囲をロールペーパの巻
量直径の変化に予め対応させておけば、巻量の変化を検
出するだけでブレーキ力の段階的な制御のレベルを選択
することができ、従って巻量の直径に応じてブレーキ力
を制御しシート張力を各段階毎にかつその各段階では一
定の最適な張力に調整することができることとなる。
【0012】この場合、ブレーキ力を段階的に変化させ
てもその切替えによる張力の変化によってシートの加工
作用に支障が生じない範囲内でブレーキ力が変化するよ
うにブレーキ力の各ランクが順次大きい方から小さい方
へ切替えられるようになっているから、従来のようにロ
ールペーパの巻径をセンサで直接検出する方式では巻径
の不均等な巻きによりブレーキ力のランク切替え直径付
近でブレーキ力の各ランクが急激に上下に変動するよう
な不都合はその制御方式の違いにより生じることはな
い。又、ブレーキ力の段階的な制御において、ロールペ
ーパとロール支持筒の間にすべりが生じた場合は第1角
度センサと第2角度センサの信号の不一致によりずれを
検出し、その検出信号に基づいて張力の緊張緩和制御が
行なわれ、適正張力に調整される。
【0013】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態について図面
を参照して説明する。図1は薬剤分包機の主として給紙
部と分包部とを取り出した概略構成図である。給紙部は
水平に支持された支持軸1に芯管Pに薬剤分包用のシー
トをロール状に巻いたロールペーパRが回転自在に装着
され、上記ロールペーパRから引き出された包装シート
Sが送りローラ2、3を通り、次の分包部へ供給される
ように形成されている。
【0014】分包部は、三角板4で2つ折りにされた際
にホッパ5から所定量の薬剤が投入された後ミシン目カ
ッタを有する加熱ローラ6により所定間隔で幅方向と両
側縁部とを帯状にヒートシールするように設けられてい
る。なお、分包部はこれ以外の構成部材も多数あるが、
複雑になるのを避けるため必要な部材のみを示してい
る。
【0015】図2は給紙部にロールペーパRと芯管Pを
装着した状態の主縦断面図である。図示のように、支持
軸1はその一端がナットにより支持板11に取付固定さ
れた中心軸1aと、これに一体に嵌合された外軸1b
と、上記外軸1bの左右両端寄り位置に設けた軸受1
2、12を介して回転自在に取り付けられる中空軸1c
とから成る。
【0016】13は中心軸1aの片端の軸ヘッド、14
は外軸1bの片端のフランジ部である。中空軸1cの反
対側端にもフランジ部15が設けられている。上記支持
軸1に芯管Pとこれに巻回されたロールペーパRが装着
されると中空軸1cにより回転自在に支持されると共
に、フランジ部15の内径面に適宜間隔に配置された複
数個の磁石16とこれに対向して予め芯管Pの端面円周
に沿って配設された強磁性体(鉄部)17に対する吸着
力により、装着された芯管PとロールペーパRが中空軸
1cに着脱自在に固定される。
【0017】上記中空軸1cにはモータブレーキ20が
係合し、ロールペーパRから繰り出される包装シートS
に適度な張力を付与している。モータブレーキ20は支
持板11に取付けられており、図示しない伝動ベルトを
介して歯車ユニット21を回転させ、その出力軸上に設
けたピニオン22が、フランジ部15の外端面に設けた
大歯車23に係合して中空軸1cにブレーキ力を与える
ようになっている。
【0018】モータブレーキ20は、小さな交流モータ
(AC)であり、供給電源として直流電圧を加えること
によりブレーキ力を与えるように使用される。この場
合、後で説明するように、直流電圧の値を4段階に変化
させて繰り出される包装シートSの張力の大きさに応じ
てブレーキ力を変化させる。
【0019】磁石24とホール素子センサ25、及び近
接スイッチ26と突起27については、さらに図4及び
図5に示すように、芯管Pに設けた磁石24とホール素
子センサ25から成る回転角度センサからの信号、及び
近接スイッチ26と突起27から成る包装シートのずれ
検出センサからの信号が、図3に示すように、制御回路
30へ入力される(制御回路30については後で説明す
る)。
【0020】即ち、この実施形態の測長センサの信号
と、回転角度センサの信号とからロールペーパRの包装
シートSの繰出量を正確に算出してロールペーパRの巻
直径の変化に対応したブレーキ力の調整をし張力調整を
適正に行おうとするものである。
【0021】図6に示すように、この実施形態の芯管P
の内周沿いと支持軸1の片端にそれぞれ設けられる磁石
24とホール素子センサ25は、4つの磁石24が1つ
の基点から67.5°ずつ位置が異なる各4点に配置さ
れ、4つのホール素子センサ25は上記基点を通る中心
線とこれに直交する中心線上の4つの位置に配置されて
いる。
【0022】上記配置は、磁石24とホール素子センサ
25の数と配置が最も合理的な組合せとして選定したも
のであり、例えば図7の(a)〜(d)に示すように、
種々の変形例があり得る。しかし、いずれの配置であれ
ホール素子センサ25が芯管Pの回転を表す角度信号は
芯管Pが22.5°回転する毎に1つのパルス信号を発
する点ではいずれの配置であってもよいことは説明する
までもない。
【0023】なお、上記芯管Pの回転を検出する検出器
として上記例では磁石24とホール素子25の組合せと
したが、これ以外にも光センサを用いることもできる。
光センサは、発光素子と受光素子から成るものとし、こ
れらをホール素子25と同様に支持軸1(外軸1b)の
片端に固定して取り付ける。
【0024】但し、取付位置は図2のホール素子センサ
25より外端寄りに外軸1bのフランジ端の一部を延長
し、又は同等の取付座を形成し、これに対応して芯管P
の側端にも突起部を所定の角度ピッチ22.5°で、か
つ光センサの発光素子と受光素子で突起部を挾むように
設ける。光センサと突起部の数はホール素子センサ25
の場合と同様である。
【0025】図3は給紙部から包装シートを分包部へ送
り薬剤を分包する装置の主要部材を制御する回路の概略
ブロック図である。制御回路30は、エンドセンサ31
からの信号、送りローラ3に設けられたロータリエンコ
ーダ32からの信号、あるいは加熱ローラ6の軸に連結
されるモータ6aの出力軸上でその回転数を計測する回
転数カウンタ33からの信号のいずれかによりモータブ
レーキ20へブレーキ力を与えるための制御指令、及び
モータ6aへの制御指令を出力するように構成されてい
る。なお、34は外部からデータを入力するための入力
部である。
【0026】図5は図2の矢視V−Vから見た側面図で
あり、主として上記包装シートのずれ検出センサの配置
を示すためのものである。この例では支持板11に1つ
の近接スイッチ26が設けられ、支持軸1の回転する中
空軸1c端のフランジ部15に16ケの突起27が形成
されている。
【0027】このずれ検出センサは、前述したホール素
子センサ25による回転角度センサの信号を基準とし
て、その基準信号と同一ピッチの信号が検出されないこ
とにより包装シートの繰出しずれの有無を検出しようと
するものである。
【0028】以上の構成とした実施形態の薬剤分包装置
ではシート張力を次のように調整しながら薬剤の分包作
業が行われる。この実施形態では給紙部にセットされる
ロールペーパRは最大径dmax 、最小径d0 とし、図8
に示すように、ロータリエンコーダ32による測長信号
に基づいて得られる包装シートの繰出量lと、角度セン
サであるホール素子センサ25のパルス信号に基づく角
度θとによってモータブレーキ20のブレーキ力を4段
階に制御してロールペーパRの直径の変化に応じて最適
なブレーキ力で張力調整を行う。
【0029】図示の例のロールペーパRは、最大径d
max =160mm、最小径d0 ≒64mm、シート厚み
γ=30μmが用いられている。従って、直径が包装シ
ートSの使用によって変化する範囲を単純に4段階に分
けるとすると、(160−64)/4=24mm直径が
減少する毎にモータブレーキを変化させればよい。
【0030】このとき、各段階毎のシート長さは次のよ
うになる。任意の直径のときのロールペーパRの巻き長
さLは次式で表される。
【0031】
【数1】
【0032】一方、ロールペーパRの直径は次式とな
る。 dmax =d0 +2×nγ …… (2) (1) 式からロールペーパRが最大径のときの巻き長さLmax は、 Lmax =〔64×n+n(n+1)×30×10-3〕π (2) 式から dmax =64+2×30n×10-3=160(mm) よって n=96/6×10-2=1600 回 故に、Lmax =(64+1601×30×10-3)×1600π =562.688(m) 今、ロールペーパRの直径が減少する段階を4段階に分
けて、最大径から順に径が小さくなる各段階NをN=
1,2,3,4と呼ぶこととするとそれぞれの段階での
各巻長さの最大長は次のようになる。 N=1の時 Lmax =562.688(m) (n=1600,dmax = 160) N=2の時 Lmax =376.800(m) (n=1200,dmax = 136) N=3の時 Lmax =221.056(m) (n= 800,dmax = 112) N=4の時 Lmax = 95.456(m) (n= 400,dmax = 88) なお、図8では磁石24とホール素子センサ25の数は
前述したこの実施形態の例とは異なっているが、前述し
たように角度22.5°回転する毎に1つのパルス信号
が出力されることについては同じであるから、理解し易
いように、又説明の便宜上異なる配置例を用いている。
【0033】図示のように、包装シートの繰出量lを繰
出す際に(a)のように巻量半径が大きければ角度セン
サのパルス数は少なく、(b)のように巻量半径が小さ
ければパルス数は多くなる。従って、最大径のパルス数
が例えば図示のように3、最小径の数が10であれば、
パルス数が3〜10に変化する過程を、例えば4段階に
分けてロールペーパRの直径の変化に対応させて各直径
段階に対応した張力を包装シートSに付与し得る直流電
圧をモータブレーキ20へ送りブレーキ力を調整する。
【0034】上記張力レベルN=1〜4とパルス数との
関係は図1の実際の例では次の通りである。ロールペー
パRの製品の最大径160mm、最小径64mmとする
と、最大径での1回転の繰出量はπ×160mmであ
り、角度センサ25は22.5°間隔で1つの(1回転
当り16ケ)パルス信号を発するから、1つのパルス信
号を発する毎に繰出される包装シートSの長さは、π×
160/16=314m/mとなり、3140m/mの
繰出量ではパルス数10ケとなる。
【0035】同様に最小径での繰出量とパルス数との関
係は、π×64/16=129.5m/mから3140
m/mの繰出量ではパルス数3140/1295×10
=24.2ケとなる。
【0036】上記パルス数の変化を4段階に分けて直流
電圧を各張力レベル毎に対応させて変化させると次のよ
うになる。 張力レベルN パルス数 直流電圧 N=1 10〜13 25V N=2 14〜17 16V N=3 18〜21 12V N=4 22〜24.2 8V なお、上記説明では繰出量を一定とし角度センサのパル
ス数の変化により張力レベルNを調整するとしたが、反
対に角度センサの一定数のパルス数を基準として繰出量
の変化によりペーパ巻量の状態を推定して張力レベルを
調整するようにしてもよいことは説明するまでもない。
以下前者の調整法を中心にさらに具体的に説明する。
【0037】図9、図10に上記張力調整の作用のフロ
ーチャートを示す。図9は張力調整装置が通常モードに
入るための特殊モードのフローチャート、図10は通常
モードのフローチャートである。
【0038】図9の特殊モードは分包装置における通常
の分包作業に入る前に予め動作条件をチェックし、通常
モードに入りやすい状態に条件を揃えておくための予備
的な作用を意味する。包装シートを分包装置に最初にセ
ットして分包作業を開始するまでにシートのセット状態
が正しく行われているかの準備作業は、一般的には手動
によりインチング操作して行われることが前提であり、
必ず制御モードはこの特殊モードを通過する。
【0039】ステップS0 での特殊モードであるかの判
定は、条件としてエンドセンサ、ジョイントシールの作
動、インチングモード、巻量センサの逆転検出のいずれ
か1つでも検出されれば、特殊モードの作動を行うよう
に判定される。ジョイントシールの作動とは1つのロー
ルペーパが消費され紙切れとなっている間に次のロール
ペーパを給紙部にセットし前のロールペーパとの紙継ぎ
動作をすることである。
【0040】インチングモードとは、全ての作用の開始
前に制御回路はスイッチによりインチングモードに投入
され前述のように手作業で包装シートがセットされる
が、その動作中はずっとインチングモードであるからこ
れを確認するための条件である。
【0041】なお、作業の前提として特殊モードに入る
必要があるのは、ロールペーパを供給する際に必ずしも
新しい完全なロールペーパとは限らず巻量が例えば半分
程度のものを途中からセットする場合があるからであ
る。従って、以下で説明するように、ロールペーパが半
分程度のものである場合、全量の巻量に対応する張力よ
り小さいがその巻量に合致する張力より少し大きい中間
的な張力に予め張力調整が行われる。
【0042】まず、ステップS0 で特殊モードと判定さ
れると、ステップSS1 で張力を最大張力に設定し、同
時に各種センサ(基準センサ、回転数カウンタ、巻量セ
ンサ、芯管滑りセンサ)を作動状態とする(SS2 )。
この状態で手動によるインチング操作で包装シートを少
しずつ送り、測長センサであるロータリエンコーダ32
の信号と角度センサであるホール素子センサ25の信号
を読取る。
【0043】上記読取られた各センサの信号からステッ
プSS5 でロールペーパ巻量を演算する。演算は前述し
た概略説明による計算方法に従って行われる。この演算
によりロールペーパの巻量が全量か又は例えば半分程度
であるかが求められ、この演算が行えないとき(NO)
はステップSS3 に戻り、演算が行われたときはステッ
プSS7 で再び特殊モードへ入る時の条件と同じ条件が
全て解除されているかどうかを判断し、全ての条件が解
除されていれば、ステップSS8 で適正張力に制御す
る。なお、ステップSS9 、SS10は芯管の滑り検出制
御であり、これについては後で説明する。
【0044】上記ステップSS8 での張力制御は、例え
ばロールペーパ巻量が全量(新品)のときは、最大張力
の直流電圧を25Vに設定する。あるいは巻量が半分程
度の時は20V程度に設定し、急激な張力変動を生じな
いような値に予めセットしておく。
【0045】上記適正張力の制御が行われると、フロー
の先頭に戻り、再びステップS0 で特殊モードの判定を
行うが、上記予備的な作用によりここでは当然通常モー
ドの処理〔A〕へ進む。
【0046】図10の通常モードへフローが進みインチ
ングモードのスイッチが手動で切替えられると、まずス
テップS1 で前回設定データの読出しをし、各種センサ
を引続き作動状態とする(S2 )。従って、この場合包
装装置の通常作動が始まっており、作動開始時には張力
は特殊モードで適正に設定された直流電圧値で制御され
ている。
【0047】次に、ステップS3 、S4 、S5 で特殊モ
ードの時と同様に測長センサ信号、角度センサ信号が読
込まれ、ロールペーパの巻量演算が行われる。この演算
も基本的に前述した演算方法に従って行われる。その結
果、全量の巻量で始まるロールペーパRの場合は、図示
のように、各ステップS6 、S8 、S10、S12 での巻
量の各判定に従って各ステップS7 、S9 、S11、S13
で25V、16V、12V、8Vの直流電圧への制御が
行われる。以上の巻量と直流電圧制御の関係は図11に
示す通りである。
【0048】上記各ステップを経ていずれかのルートで
の張力制御が行われた後、この実施形態ではさらに芯管
の滑り動作の有無がステップS14で行われる。この滑り
動作のチェックは、前述した近接スイッチ26を用いて
行う。近接スイッチ26の配置は、図5に示すように、
1つの近接スイッチ26と16ケの突起(強磁性体)の
組合せで前述した角度センサとしてのホール素子センサ
25による角度検出手段の場合と同様に角度22. 5°
に1つずつのパルス信号が得られる。
【0049】上記2種類の角度センサは、両方共同じ形
式のセンサを用いてもよいことは言うまでもない。この
ような角度センサによる各回転角度毎のパルス信号と回
転角度の関係を図12のタイムチャートに示す。図示の
ように、巻量検出チャートで示されるパルス信号に対し
滑り検出センサによるパルス信号が、芯管の巻状態が張
力によって変動しない限り、同じタイミングで同期して
得られる。
【0050】しかし、上述した各直流電圧によるモータ
ブレーキ20の回転抵抗が適当でなく、例えばある張力
レベルN=2において張力がやや強過ぎたとするとロー
ルペーパRと芯管Pが一体となって強く回転し、例えば
磁石16による強磁性体17への吸着固定位置がずれた
りすると、ホール素子センサ25による信号は各22.
5°の角度ずつのパルス信号を発するが、近接スイッチ
26によるパルス信号は上記ずれによって同じ位置で2
つが重なり、次の角度位置ではパルス信号が出ないとい
うことがある。
【0051】以上のようなずれを起こしたときのパルス
信号の変化を図12に示している。滑り検出センサのパ
ルス信号は1回転後のC、Dの位置でパルス信号がな
く、その後DとAの間に少しずれてパルス信号が生じた
場合を示している。
【0052】この場合は、1回転Cの位置で滑り検出セ
ンサのパルスがないことを巻量検出センサを基準として
検出することにより滑りを検出し、張力が例えばN=2
における直流電圧16Vでは大き過ぎる場合14Vに電
圧を減少させるというように張力の緊張緩和制御を行っ
て適正張力に調整することにより位置Dを過ぎた任意の
位置で再びパルス信号が出力されるようになる。
【0053】以上のようにして芯管Pの張力ずれに対す
る制御を必要に応じて行った後、ステップS16でロール
ペーパの残量の有無をエンドセンサ31の信号によりチ
ェックし、包装シートが終端でない限りステップS3
前に戻り、上記演算を繰り返して包装シートの巻量に応
じた適正な張力の制御を続行する。
【0054】エンドセンサ31で包装シートSの終端が
検出されるとその信号に基づいて張力制御は終了する。
但し、さらに分包作業を続行したいときは、特殊モード
に切替えてロールペーパRを新しいものに取り替え紙継
ぎをして上記動作を続行すればよいことは説明するまで
もない。
【0055】なお、前述した特殊モードにおけるフロー
チャートの説明でステップSS9 、SS10は点線で示し
ているが、これは特殊モードでは必ずしも必要ないが、
設けるとすると上述した通常モードでの滑り検出動作の
ステップS14、S15と同様にして行えばよい。
【0056】以上の説明ではロールペーパRは完全な全
量巻の製品であることを前提として説明したが、たとえ
ばロールペーパRとして半分程度の巻量のものが給紙部
にセットされたときは、特殊モードで予め張力状態を全
量巻きのロールペーパを繰り出して半分程度となったと
きの通常モードでの張力制御状態より少し大きい張力状
態に制御した後通常モードに入るから、張力状態が大き
く異なるため急激に張力状態を変化させることがなくス
ムースに通常モードに入り得ることは明らかであろう。
【0057】又、上記実施形態では近接スイッチ26と
複数の突起27(16ケ)の組合わせによるセンサは、
芯管Pの中空軸1cに対する「すべり」を検出するもの
として説明したが、このセンサを前述した磁石24とホ
ール素子センサ25の組合わせによるセンサに代えて角
度検出センサとして用いることもできる。
【0058】近接スイッチ26と突起27の組合わせに
よるセンサは、ブレーキモータ20によるブレーキ力の
付与に異常(例えば故障によりブレーキモータ20が停
止することなど)が生じない限り、検出パルスは図12
に示すようにホール素子センサ25による角度の検出と
同じタイミングでパルス信号を出力しており、従ってそ
のパルス信号をそのまま角度検出信号として用いればよ
い。
【0059】但し、近接スイッチ26による信号を角度
検出センサとして用いる場合は、当然ホール素子センサ
25による角度検出センサは省略される。この場合、近
接スイッチ26による角度検出センサは角度検出をする
と共にすべり検出センサとしても共用することとなる
が、すべり検出センサとしてすべりを検出する際には基
準となる信号が必要である。この基準信号としてロータ
リエンコーダ32の信号を用いるものとする。
【0060】前記ブレーキ力の異常が生じた場合中空軸
1cとそのフランジ15がブレーキモータ20と共に停
止し、このため芯管Pとフランジ15との間ですべりが
生じるが、紙の送りがある程度行なわれている限りロー
タリエンコーダ33が信号を発生し、そのパルス信号と
近接スイッチ26によるパルス信号が不一致となった瞬
間からすべりが生じていることとなるからである。
【0061】さらに、上記各実施形態では角度検出セン
サ、ずれ検出センサ、巻量検出センサ(ロータリエンコ
ーダ)は基本的に巻量の検出と、その巻量の検出に基づ
いて巻量直径を演算することにのみ用いられているが、
これらセンサのいくつかを組み合わせることによりシー
ト切れを検出することもできる。各実施形態のシート張
力調整装置は、薬剤分包装置に適用されているものであ
り、この薬剤分包装置へ供給される分包紙などのシート
が1つのロールの消耗により、あるいは何らかの原因で
ブレーキ力が過大となりシートが途中で切断されること
があり得るから、このような場合にシート切れ検出機能
を備えておくことは必要な対策の1つである。
【0062】上記実施形態では、ロータリエンコーダ3
2により繰出量を検出し、その検出値からロールペーパ
の巻量を求め、その巻量に対応するホール素子センサ2
5を用いた角度検出センサのパルス信号により巻量半径
を求めてブレーキ力を調整し、かつ近接スイッチ26に
よるずれ検出センサで芯管Pのフランジ15に対する
「ずれ」を検出するようにしたが、上記各検出センサか
らの信号を用いて次のようにしてシート切れを検出す
る。このシート切れの検出は、次の2つの場合がある。
【0063】1つは、ロールペーパRとロータリエンコ
ーダ32の間でシート切れが生じているため、ホール素
子センサ25による角度検出センサと近接スイッチ26
によるずれ検出センサのいずれか又はそのいずれからも
パルス信号が得られないにも拘らず、ロータリエンコー
ダ32によるシート繰出量の測長信号が得られている場
合がある。
【0064】この場合、制御回路30内ではシート切れ
と判断するプログラムを付加することにより(図示省
略)シート切れと判断し、その判断結果に基づいて制御
信号を加熱ローラ6のモータ6aに送り、加熱ローラ6
の駆動を停止すると共に、分包装置へ薬剤を供給する装
置へも制御信号を送り薬剤の供給を停止する。又、上記
シート切れの判断結果は、図示しない表示器へ表示す
る。
【0065】なお、図3ではロータリエンコーダ32は
送りローラ3の軸上に設けるとしているが、図示の送り
ローラ3は1対のローラでシートを挟んで送る形式のも
のでありその1方のローラは図示しないモータで駆動さ
れており、駆動されていない側のローラ軸上にロータリ
エンコーダ32は設けられているものとする。但し、図
示しないモータは加熱ローラ6のモータ6aと同期駆動
されるものとし、独立にモータを設けない場合は上記モ
ータ6aの動力をベルトで送りローラ3へ伝達するよう
にしてもよい。
【0066】もう1つは、シートが全く供給されていな
い場合であり、上記3種類の検出センサのうち角度検出
センサとずれ検出センサのいずれか又はその両者及びロ
ータリエンコーダ32によるシート繰出量の測長センサ
でシートの検出信号が全くない、しかも図3に示す回転
数カウンタ33の回転数信号はカウントできるという場
合である。この場合も判断プログラムはシート切れと判
断するように設けておけばシート切れが検出される。シ
ート切れが検出された後の制御動作は上記第1の場合と
同じである。
【0067】次に、上記ロータリエンコーダ32は送り
ローラ3の軸上に設けられているが、ロータリエンコー
ダ32は加熱ローラ6のモータ6aの軸上に設けること
もできる。この場合も、シート切れがロールペーパRと
ロータリエンコーダ32の間で生じた場合とシートが全
く供給されていない場合も判断プログラムは同じであ
る。
【0068】上記いずれかでシート切れが生じたとき
は、すべり検出センサと角度検出センサのいずれか又は
その両者の信号が検出されず、かつロータリエンコーダ
32と回転数カウンタ33の両方の信号が検出されてい
るときは判断プログラムはシート切れと判断するように
設ける。シート切れ後の制御は第1の場合と同じであ
る。
【0069】以上は、図2に示すように、芯管Pと中空
軸1cのフランジ部15との間に磁石16と強磁性体1
7を介在させて芯管Pが中空軸1c(フランジ15)に
対してずれを生じることができるという構成を前提とし
たものである。しかし、このような磁気固着手段でな
く、磁石16と強磁性体17を一体にした突起をフラン
ジ15側に設け(突起は逆に芯管P側に設けてもよい)
て芯管Pを回転に対してフランジ15からずれないよう
に固定した場合にも、上記シート張力調整方法は適用で
きる。この場合は、芯管Pのずれは生じないからずれ検
出センサは設けないこととなる。
【0070】但し、この場合近接スイッチ26によるセ
ンサは角度検出センサとして用いることができるから、
ホール素子センサ25による角度検出センサとのいずれ
かが利用される。この例ではシート切れが途中で生じて
も、あるいは全く供給されていない場合でも角度検出セ
ンサの検出信号がなく、ロータリエンコーダ32が送り
ローラ3の軸上又はモータ6aの軸上のいずれかに設け
られているかによってロータリエンコーダ32の信号有
り又は無し、かつ回転カウンタ33の信号は有りの判断
をする判断プログラムによってシート切れが判断され
る。
【0071】なお、以上のような各種センサと判断プロ
グラムによるシート切れの検出機能の必要性は、シート
の繰出量、巻量、巻径などのデータがコンピュータの記
憶部(RAM)に一時的に記憶される形式である場合、
シートの繰出状態を途中で停止し、電源をオフにすると
上記途中の状態のデータが消えるため、次に再起動する
場合途中状態のデータを利用できない場合に必要とな
る。
【0072】従って、上記記憶すべきデータを書込み保
持と消去の自在な固定記憶素子(EEPROM)に最終
結果を記憶するようにすれば、判断結果がリセットによ
り消去されず再起動する際に正しい操作手順から制御が
開始できる。
【0073】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
シート張力調整装置は給紙部のロール支持筒にブレーキ
手段を備え、シート送り経路上の測長センサとロール支
持筒の第1角度センサによる検出信号に基づいてそのい
ずれか一方のセンサの所定量を基準とし他方のセンサの
信号変化により現巻量長さ及び巻径を演算して求め、そ
の巻量の直径に応じて段階的にかつ各段階では一定のブ
レーキ力を選択して張力調整し、かつロールペーパとロ
ール支持筒のずれを検出する第2角度センサを設けてず
れを検出するようにしたから、この方法では全巻量長さ
のデータが既知でなくても測定データから現巻量を得て
その巻量に対応する直径から最適の段階でかつ各段階で
は一定のブレーキ力を選択して張力調整ができ、ブレー
キ力の段階が変動するにも拘らず急激な張力変動のない
スムースな張力の調整ができ、しかもシートの繰出しず
れを検出することにより張力の緊張緩和制御をして適正
張力に調整することができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分包装置の給紙部と分包部の主要構成の概略図
【図2】ロールペーパを装着した給紙部の縦断面図
【図3】包装シートの張力調整装置の制御回路の概略ブ
ロック図
【図4】図2の矢視IV−IVから見た給紙部の側面図
【図5】図2の矢視V−Vから見た給紙部の側面図
【図6】角度センサの概略配置構成図
【図7】角度センサの他の変形例の概略配置構成図
【図8】原理作用を説明する図
【図9】特殊モード作用を説明するフローチャート
【図10】同上の通常モード作用を説明するフローチャ
ート
【図11】同上の演算モードでの直流電圧と巻量との関
係を示すグラフ
【図12】滑り検出センサによる滑り作用検出方法の説
明図
【符号の説明】
1 支持軸 2 送りローラ 3 送りローラ 4 三角板 5 ホッパ 6 加熱ローラ 7 プリンタ 20 モータブレーキ 25 ホール素子センサ 26 近接スイッチ 30 制御回路 31 エンドセンサ 32 ロータリエンコーダ 33 回転数カウンタ S 包装シート P 芯管 R ロールペーパ W 分包シート
フロントページの続き (72)発明者 江藤 直道 豊中市名神口3丁目3番1号 株式会社 湯山製作所内 (72)発明者 天野 弘和 豊中市名神口3丁目3番1号 株式会社 湯山製作所内 (56)参考文献 特開 平6−219615(JP,A) 特開 昭63−262365(JP,A) 実開 平4−135546(JP,U) 実開 昭62−10613(JP,U) 実開 昭62−136453(JP,U) 実開 昭55−169706(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 23/18 - 23/198 B65H 26/00 - 26/08

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの送り経路上に設けたシート加工
    部へ非回転に支持された支持軸の周りに回転自在に設け
    たロール支持筒を有する給紙部からロール支持筒に装着
    されたロールペーパのシートをブレーキ力を与えて所定
    の張力で繰り出すようにロール支持筒に係合するモータ
    ブレーキ手段を備え、ロール支持筒に対してその回転角
    度を検出する第1角度センサと、シート加工部までのシ
    ート送り経路上でシート送り長さを測定する測長センサ
    と、両センサから得た所定長さ又は所定回転角度のいず
    れかを基準とし回転角度又はシート送り長さの変化によ
    り繰出し後のロールペーパ巻量及びその巻径を演算して
    求め、直流電圧をその巻径の段階に応じて段階的にかつ
    各段階では一定にモータブレーキ手段に印加してブレー
    キ力を制御しシート加工部へ送られるシートの張力を調
    整する制御部とを備え、ロール支持筒と支持軸の固定支
    持板間でロール支持筒の回転角度を検出する第2角度セ
    ンサを設け、前記制御部がこの第2角度センサの信号と
    ロールペーパと支持軸間でロールペーパの回転角度を検
    出する前記第1角度センサの信号との不一致によりロー
    ル支持筒に着脱自在に装着されたロールペーパとロール
    支持筒とのずれを検出するようにして成るシート張力調
    整装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部が、前記シートの繰出し中に
    シート張力を調整する通常モードの前に、予め一定長さ
    のシートを間欠的に送るインチング操作により測長セン
    サと角度センサからの信号に基づいて通常モードと同じ
    方法でロールペーパ巻量を求め、その巻量の直径に応じ
    て通常モード制御開始時より手前の中間的なブレーキ力
    に制御してシート張力を予め調整する特殊モードを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート張力調整装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御部が特殊モード又は通常モード
    と特殊モードの両方において前記ロールペーパとロール
    支持筒とのずれを検出するようにしたことを特徴とする
    請求項2に記載のシート張力調整装置。
  4. 【請求項4】 前記測長センサをロータリエンコーダ又
    は回転数カウンタとしたことを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載のシート張力調整装置。
  5. 【請求項5】 前記第1又は第2角度センサをホール素
    子センサと磁石の組合せから成るものとしたことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシート張力調
    整装置。
  6. 【請求項6】 前記第1又は第2角度センサを光センサ
    と突起部の組合せから成るものとしたことを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載のシート張力調整装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ホール素子センサと磁石又は光セン
    サと突起部の組合せが1回転を所定角度に分割した角度
    ピッチ毎にパルス信号を発するように1つのセンサと複
    数の磁石あるいは突起部、又は複数のセンサと1以上の
    磁石あるいは突起部の組合せから成ることを特徴とする
    請求項5又は6に記載のシート張力調整装置。
  8. 【請求項8】 前記第1又は第2角度センサを近接スイ
    ッチと強磁性体の組合せから成るものとしたことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシート張力調
    整装置。
  9. 【請求項9】 前記ロールペーパが芯管にシートを巻回
    して成り、この芯管に前記磁石又は突起部を設けたこと
    を特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のシート
    張力調整装置。
  10. 【請求項10】 前記制御部が、シート切れを検出する
    センサの検出信号によりシート切れを判断するようにし
    たことを特徴とする請求項3に記載のシート張力調整装
    置。
  11. 【請求項11】 前記制御部が、シート切れを検出する
    センサとして前記角度センサの信号ともう1つの角度セ
    ンサによるずれ検出信号のいずれか又は両方、及びシー
    ト長さの測定センサからの信号を入力されるとその信号
    の有無によりシート切れを判断するシート切れ判断部を
    有することを特徴とする請求項10に記載のシート張力
    調整装置。
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