JP2556251Y2 - 縦型製袋充填包装機のフィルム給送位置調節装置 - Google Patents

縦型製袋充填包装機のフィルム給送位置調節装置

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JP2556251Y2
JP2556251Y2 JP1993009245U JP924593U JP2556251Y2 JP 2556251 Y2 JP2556251 Y2 JP 2556251Y2 JP 1993009245 U JP1993009245 U JP 1993009245U JP 924593 U JP924593 U JP 924593U JP 2556251 Y2 JP2556251 Y2 JP 2556251Y2
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rollers
roller
bag making
adjusting
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健嗣 大矢
昌典 橋本
眞人 畑野
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株式会社フジキカイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、フィルムロールから
繰出した帯状フィルムを製袋器にて筒状に成形する縦型
製袋充填包装機において、前記製袋器による筒状フィル
ムの成形位置に対して帯状フィルムの給送位置を調節す
る位置調節装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】縦型製袋充填包装機では、長尺のフィルム
を中空巻芯に巻取ったフィルムロールをフィルム供給源
の所定位置に配設したロールホルダにセットし、該ロー
ルから繰出した帯状フィルムを製袋器にて筒状に成形す
るよう構成されている。この包装機に使用されるフィル
ムロールは、中空巻芯に対して帯状フィルムが正確に巻
取られていることを前提としてロールホルダの適正位置
にセットされるが、ロールによっては帯状フィルムが正
確に巻取られていないものが往々にある。例えば図12
に示す如く、中空巻芯1に対して帯状フィルム2の幅方
向端縁部が軸方向にずれた状態で巻取られているもの
や、図13に示すように帯状フィルム2の幅方向両端縁
が揃っていないものや、更には図14に示すように帯状
フィルム2の幅方向の一方の端部側の巻きがきつく、他
方の端部側の巻きが緩くなってロールの直径が軸方向で
異なっているもの等が挙げられる。そして、このように
中空巻芯1に対して帯状フィルム2が正確に巻取られて
いないフィルムロール3を使用した場合には、該ロール
3をロールホルダの適正位置にセットしても、フィルム
ロール3から繰出された帯状フィルム2の蛇行によって
包装不良を生ずる問題があった。
【0003】このため従来は、帯状フィルム2の蛇行が
生じた場合は、前記ロールホルダをフィルム2の蛇行に
応じて、手動または自動にて幅方向に位置調節して製袋
器の位置に対してフィルムロール3のセット位置をずら
すことにより対処していた。
【0004】また前記包装機において、筒状に成形され
たフィルムの長手方向重合端縁に合掌貼りの縦シールを
施して得られるピロー包装袋は、縦シール部が袋胴部に
沿って折曲げられる。この場合において、縦シール部の
下側(袋胴部と対向する側)のフィルム端縁が上側のフィ
ルム端縁から外方に突出していると、非印刷面が包装袋
の表面側に露出して見栄えが悪くなる。そこで、ピロー
包装袋を製造する際には、帯状フィルムのある程度の蛇
行を予期して、縦シール部の上側となるフィルム端縁が
下側のフィルム端縁から突出するよう予めフィルムロー
ルをセットしておき、帯状フィルムの蛇行が発生しても
下側のフィルム端縁が上側のフィルム端縁から突出する
のを防止することが行なわれている。すなわちこの場合
においても、フィルムロールのセット位置を、予め基準
となる給送位置(フィルムロールの中心と製袋器の中心
とが整列する位置)に対して幅方向に所望量変位した状
態にすることで対処している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記縦型製袋充填包装
機では、フィルムロールから繰出した帯状フィルムは、
複数のガイドローラを介して前記製袋器に供給されるよ
うになっている。この場合において、前述したようにフ
ィルムロールのセット位置を調節することにより蛇行を
修正する方式では、例えば製袋器の位置で蛇行を検出
(帯状フィルムの両長手方向端縁の重合状態により検出)
してロールの位置調節を行なっても、既にロールから繰
出されてガイドローラ群中を給送されている帯状フィル
ムの蛇行は修正されず、フィルムロールの位置調節後に
も包装不良品が多く発生する欠点があった。またフィル
ムロールの調節作業は、包装機のフレームに設けられた
スケールを視認しながら作業者が手動または自動でロー
ルホルダのセット位置を調節しているのが現状であり、
煩雑でしかも調節にばらつきを生ずる難点があった。
【0006】前述した如く、フィルムの蛇行を予期し
て、フィルムロールのセット位置を給送基準位置に対し
て予め所定量変位させる方式では、複数製品の兼用包装
を行なう場合に、オーダ変更に際して異なるフィルムロ
ールを使用する毎に、前記煩雑な位置調節作業が必要と
なる欠点が指摘される。
【0007】
【考案の目的】この考案は、前述した従来技術に係る縦
型製袋充填包装機に内在している前記課題を解決するべ
く提案されたものであって、帯状フィルムの蛇行調節後
の不良品の発生を抑制し得ると共に、フィルム給送位置
調節を簡単に行ない得る縦型製袋充填包装機におけるフ
ィルム給送位置調節装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本考案は、固定フレームに配設さ
れた製袋器の上流側に位置し、フィルムロールが着脱自
在に装填される支持手段と、前記製袋器の直上流側に位
置して製袋器への帯状フィルムの進入角度を調節する角
度調節ローラと、前記支持手段から角度調節ローラに至
る間に位置する複数のローラとを備え、前記フィルムロ
ールから繰出した帯状フィルムを複数のローラおよび角
度調節ローラを介して製袋器に供給するようにした縦型
製袋充填包装機において、前記固定フレームに帯状フィ
ルムの給送方向と直交する方向に平行移動自在に設けら
れ、前記支持手段および前記角度調節ローラを除く複数
のローラまたは角度調節ローラを含む複数のローラが一
体移動可能に配設された移動フレームと、前記固定フレ
ームに対し、前記支持手段に装填されたフィルムロール
および角度調節ローラを除く複数のローラまたは角度調
節ローラを含む複数のローラを、帯状フィルムの給送方
向と直交する方向に一体的に平行移動するよう移フレ
ームを位置調節することで、前記製袋器に向けて給送さ
れる帯状フィルムの給送中心をその給送方向に対する角
度を変えることなく変位させる位置調節機構と、前記位
置調節機構を作動させるモータと、前記モータにより
置調節機構を作動させることで位置調節された移動フレ
ームの現在位置を表示する表示手段とから構成されるこ
とを特徴とする。また前記目的を達成するため本願の別
の考案は、固定フレームに配設された製袋器の上流側に
位置し、フィルムロールが着脱自在に装填される支持手
段と、前記製袋器の直上流側に位置して製袋器への帯状
フィルムの進入角度を調節する角度調節ローラと、前記
支持手段から角度調節ローラに至る間に位置する複数の
ローラとを備え、前記フィルムロールから繰出した帯状
フィルムを複数のローラおよび角度調節ローラを介して
製袋器に供給するようにした縦型製袋充填包装機におい
て、前記固定フレームに配設されて帯状フィルムの幅方
向に延在する軸が通孔に摺動自在に挿通される中空軸、
および該中空軸と平行で、固定フレームに配設され た一
対の支持ローラからなる複数の支持体に摺動自在に載置
される支持バーを備え、前記中空軸と支持バーとを介し
て前記固定フレームに帯状フィルムの幅方向に移動自在
に設けられ、前記支持手段および前記角度調節ローラを
除く複数のローラまたは角度調節ローラを含む複数のロ
ーラが一体移動可能に配設された移動フレームと、前記
固定フレームに対し、前記支持手段に装填されたフィル
ムロールおよび角度調節ローラを除く複数のローラまた
は角度調節ローラを含む複数のローラを一体的に移動す
るよう移動フレームを位置調節することで、前記製袋器
に向けて給送される帯状フィルムの給送中心を変位させ
る位置調節機構と、前記位置調節機構を作動させるモー
タと、前記モータにより位置調節機構を作動させること
で位置調節された移動フレームの現在位置を表示する表
示手段とから構成されることを特徴とする。 更に前記目
的を達成するため本願の別の考案は、固定フレームに配
設された製袋器の上流側に位置し、フィルムロールが着
脱自在に装填される支持手段と、前記製袋器の直上流側
に位置して製袋器への帯状フィルムの進入角度を調節す
る角度調節ローラと、前記支持手段から角度調節ローラ
に至る間に位置する複数のローラとを備え、前記フィル
ムロールから繰出した帯状フィルムを複数のローラおよ
び角度調節ローラを介して製袋器に供給するようにした
縦型製袋充填包装機において、前記固定フレームに配設
されて帯状フィルムの幅方向に延在する軸が通孔に摺動
自在に挿通される中空軸、および該中空軸と平行で、固
定フレームに配設された一対の支持ローラからなる複数
の支持体に摺動自在に載置される支持バーを備え、前記
中空軸と支持バーとを介して前記固定フレームに帯状フ
ィルムの幅方向に移動自在に設けられ、前記支持手段お
よび前記角度調節ローラを除く複数のローラまたは角度
調節ローラを含む複数のローラが一体移動可能に配設さ
れた移動フレームと、前記固定フレームに対し、前記支
持手段に装填されたフィルムロールおよび角度調節ロー
ラを除く複数のローラまたは角度調節ローラを含む複数
のローラを一体的に移動するよう移動フレームを位置調
節することで、前記製袋器に向けて給 送される帯状フィ
ルムの給送中心を変位させる位置調節機構と、前記位置
調節機構を作動させるモータと、前記移動フレームの位
置調節に関するデータを入力するデータ入力手段と、前
記データ入力手段により入力されたデータを記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶されたデータに基づき前
記モータを駆動すると共に、前記移動フレームの移動量
を検出する移動量検知手段からの検出信号の入力を受け
て該モータのフィードバック制御を行なうモータ制御手
段とを備えた制御装置と、前記制御装置に接続され、前
記モータにより位置調節機構を作動させることで位置調
節された移動フレームの現在位置を表示する表示手段と
から構成されることを特徴とする。
【0009】
【作用】移動フレームに配設した支持手段に装填された
フィルムロールから繰出された帯状フィルムは、該フレ
ームに配設された複数のローラに案内されて製袋器に供
給される。帯状フィルムに蛇行が生じた場合は、モータ
により位置調節機構を駆動して移動フレームを帯状フィ
ルムの蛇行を修正する方向に移動させることで、フィル
ムロールおよび複数のローラが一体的に移動し、製袋器
に供給される帯状フィルムの蛇行が短時間で修正され
る。
【0010】
【実施例】次に、本考案に係る縦型製袋充填包装機のフ
ィルム給送位置調節装置につき、好適な実施例を挙げ
て、添付図面を参照しながら説明する。なお、説明の便
宜上、「上流」、「下流」とは、帯状フィルムの給送方向に
関して指称するものとする。
【0011】図1および図2に示す如く、包装機10の
固定フレーム12は矩形状の枠体から構成され、該固定
フレーム12の下流側(図2において右側)に充填筒14
が直立配置されると共に、該充填筒14の上部に製袋器
16が略同心的に配設される。そして後述するフィルム
ロール18から繰出された帯状フィルム20は、製袋器
16を通過することにより筒状に成形されて、充填筒1
4の外周に沿って下方へ給送される。また、充填筒14
の配設位置に近接する固定フレーム12には、帯状フィ
ルム20の給送方向と交差する角度調節ローラ22が回
転自在に配設されると共に、該ローラ22は適宜の調節
手段(図示せず)を介して給送方向に水平移動自在に構成
されている。そしてこの角度調節ローラ22は、使用さ
れる帯状フィルム20の幅や厚さおよび材質等に応じて
水平移動され、製袋器16への帯状フィルム20の進入
角度を調節するべく機能する。
【0012】前記固定フレーム12の上流側(図2にお
いて左側)内部には、後述するロールホルダ42や複数
のローラ44,46,48,50,54を備えた移動フレー
ム24が幅方向(帯状フィルム20の給送方向と直交す
る方向)に移動自在に配設されている。この移動フレー
ム24は、図2および図4に示す如く、幅方向に所定間
隔離間する一対の側板26,28を、その下端および下
流側の高さ方向略中間位置に架設した支持バー30およ
び中空軸32により平行に位置決め固定することにより
構成される。前記固定フレーム12の上流側に延出する
下部横材12a,12aの対向面には、一対の支持ロー
ラ34,34を側面においてハ字状に配設した支持体3
6が夫々配設され、前記支持バー30は各支持体36の
支持ローラ34,34間に摺動自在に載置されている。
また、固定フレーム12における上流側の対向する縦材
12b,12b間に架設した軸38が、前記中空軸32
に形成した通孔32aに摺動自在に挿通されている。従
って、後述する位置調節機構40を駆動した際には、移
動フレーム24は、一対の支持体36,36に支持され
た状態で軸38に沿って平行に移動する。
【0013】前記一方の側板26には、フィルムロール
18の中空巻芯18aが挿通支持される円筒形の支持手
段としてのロールホルダ42が、上下に2段で夫々片持
式に回転自在に配設されている。なお他方の側板28
は、図3に示す如く、ロールホルダ42,42と対向す
る位置が切欠かれた略コ字状に形成され、当該側板28
側からロールホルダ42に対するフィルムロール18の
装填および取外しを行ない得るようになっている。ま
た、各ホルダ42に装填されたフィルムロール18は、
該ホルダ42に配設した固定手段(図示せず)によって、
その幅方向中心が前記製袋器16の中心(製袋中心)と一
致する状態で位置決め固定されるよう構成してある。
【0014】前記移動フレーム24には、上部ロールホ
ルダ42の配設位置の上方に臨む両側板26,28間
に、複数のガイドローラ44および対をなす繰出しロー
ラ46,46が回転自在に架設されている。また、下部
ロールホルダ42の配設位置に近接して一方の側板26
にガイドローラ48が片持式に配設されると共に、移動
フレーム24の下流側近傍にダンサーローラ50が配設
されている。更に、両側板26,28における下流側の
上部には、図2および図3に示す如く、前記製袋器16
に向けて所定長さで延出する張出板52,52が配設さ
れ、該張出板52,52の間に、前記ダンサーローラ5
0を経た帯状フィルム20が巻掛け案内されるガイドロ
ーラ54が回転自在に架設されている。また各張出板5
2の延出端部にブラケット56が夫々配設され、対向す
るブラケット56,56の間に複数のガイドローラ54
が回転自在に架設されている。すなわち、ロールホルダ
42に装填されたフィルムロール18から繰出される帯
状フィルム20は、各ガイドローラ48、44、繰出し
ローラ46、ダンサーローラ50およびガイドローラ5
4を経て、最終的に前記角度調節ローラ22に案内され
る。なお、一方の側板26には、繰出しローラ46の駆
動用モータ58が配設されている。
【0015】図1に示す如く、前記側板26の適宜位置
には、移動フレーム24を固定フレーム12に対して幅
方向に移動調節する機構40が配設されている。すなわ
ち、図5および図6に示す如く、側板26の内側に所定
間隔離間してホルダ60が複数のボルト62を介して平
行に配設固定され、このホルダ60の他方の側板28を
指向する側に正逆回転可能なアジャストモータ64が配
設されている。アジャストモータ64におけるホルダ6
0から側板26側に突出する出力軸64aには、歯車6
6が一体回転可能に配設されている。またホルダ60に
アジャストボルト68が回転自在で、かつ軸方向への移
動が不能の状態で配設され、該ボルト68に固定した歯
車70が、前記アジャストモータ64の歯車66と噛合
している。更にアジャストボルト68は、側板26に穿
設した通孔26aを介して外方に延出し、前記固定フレ
ーム12の縦材12bに配設固定したブラケット72に
螺挿されている。従って、アジャストモータ64を正逆
駆動してアジャストボルト68を回転することにより、
ボルト68とブラケット72との螺合作用下に移動フレ
ーム24は、前記軸38に沿って固定フレーム12に対
して幅方向に平行に移動し、前記ロールホルダ42に装
填されたフィルムロール18と帯状フィルム20が巻掛
け案内された複数のガイドローラ54の位置が調節され
る。なお符号74は、アジャストボルト68に一体回転
可能に配設したハンドルを示し、該ハンドル74を手動
により回転させることによっても、移動フレーム24を
移動させ得るようになっている。
【0016】前記アジャストボルト68にスリット板7
6が一体回転可能に配設されると共に、このスリット板
76の回転を検出してパルスを発信する移動量検知手段
としてのパルス発信器78が、前記ホルダ60にブラケ
ット80を介して配設固定されている。このパルス発信
器78から発信されるパルスによって、アジャストボル
ト68の回転数(移動フレームの移動量)および回転方向
(移動フレームの移動方向)が検出され、その回転数およ
び回転方向が後述する制御装置82にフィードバックさ
れることで、アジャストモータ64の回転が制御されて
移動フレーム24の位置制御が行なわれる。また、パル
ス発信器78から発信されるパルスを制御装置82で数
値換算して、移動フレーム24の現在位置を表示手段8
4(後述)にデジタル表示するようになっている。
【0017】ここで、前記位置調節機構40では、アジ
ャストモータ64により移動される移動フレーム24の
側板26が、前記ブラケット72に当接して移動が阻止
された位置を原点位置として制御装置82に入力記憶さ
れ、該原点位置を基準として移動フレーム24の調節値
(移動量)が設定される。なお、原点位置判定は、移動フ
レーム24がブラケット72の配設方向に向けて移動す
る際のアジャストモータ64の回転駆動時において、側
板26がブラケット72に当接することで、所定時間内
にパルス発信器78からのパルス変化がない場合に原点
位置として判定されるようになっている。なお、原点位
置設定はブラケット72に対して側板26を当接させる
ことによる位置判定でなくてもよく、パルス発信器78
から発信されるパルス数により設定することも可能であ
る。
【0018】前記パルス発信器78としては、前記スリ
ット板76の周方向に偏位するよう配設したA相フォト
マイクロセンサ78aとB相フォトマイクロセンサ78
bにより、スリット板76に設けた複数の凹部(または
凸部)を検出するものが好適に採用される。そして、各
センサの立ち上がりおよび立ち下がりの両方をカウント
し、A相フォトマイクロセンサ78aとB相フォトマイ
クロセンサ78bの各パルスカウント時の相手相の状態
により、アジャストボルト68の回転方向を判別するよ
う設定される。なおパルス発信器78としては、その他
の方式のものも適宜採用可能である。
【0019】図7は、本実施例に係る縦型製袋充填包装
機における移動フレームの位置調節に関する制御装置8
2を概略的に示すブロック図であって、機能的に入力デ
ータの演算処理を行なう演算手段86と、前記位置調節
用のアジャストモータ64の制御を行なうモータ制御手
段88と、制御データを記憶する記憶手段90とを備え
ている。包装機10に設けられる操作パネルは、各種デ
ータを入力するキーボード等のデータ入力手段92を有
し、該データ入力手段92からの入力データは記憶手段
90に記憶される。この入力データとしては、包装製品
の品種、帯状フィルム20の幅寸法、蛇行時の調節値等
の各種データが入力される。操作パネルとしては、例え
ばタッチパネル等からなるデータ入力手段92を備え、
操作メニュー選択により該手段92の表示画面に呼び出
したキーを操作することにより、各種データが入力され
るものであってもよい。またデータ入力手段92には、
移動フレーム24の移動方向に対応する位置補正キー
(図示せず)が設けられ、移動フレーム24の位置調節に
際して対応のキーを押し続けることで前記アジャストモ
ータ64を正逆回転させるよう構成されている。
【0020】前記アジャストモータ64は、パルス発信
器78の回転量および回転方向に関するパルス信号がモ
ータ制御手段88に入力されることで、前記アジャスト
ボルト68の回転により移動フレーム24が位置調節さ
れるよう、その回転がフィードバック制御されるように
なっている。また、制御装置82に接続されるCRTや
液晶パネル等の表示手段94には、パルス発信器78か
ら発信されるパルスを数値換算した移動フレーム24の
現在位置(原点位置からの距離)がmm単位でデジタル表
示されるようになっている。
【0021】ここで、フィルム長手方向重合端縁の縦シ
ールを合掌貼方式とする場合では、前述した如く、縦シ
ール部を包装袋の胴部に沿って折曲げた際に、その表面
側に臨む一方の重合端縁が他方の重合端縁より外方に延
出するよう、予めフィルムロール18の幅方向中心位置
(フィルム給送位置)を製袋器16の中心位置に対して変
位させる設定がなされる。そこで実施例では、前記デー
タ入力手段92により、製品品種毎に、変位量を数値入
力して記憶手段90に記憶しておき、生産時のオーダ変
更に際しては、品種設定を行なうのみで、先に設定され
た変位量で移動フレーム24の位置調節が自動的に行な
われるようになっている。また品種設定の入力は、実際
の品種名を入力したり、予め品種毎に付した品種番号を
入力する方法が採用される。
【0022】
【実施例の作用】次に、この実施例に係る縦型製袋充填
包装機の作用につき説明する。
【0023】包装機10の運転により、前記ロールホル
ダ42に装填されているフィルムロール18から繰出さ
れた帯状フィルム20は、図2に示す如く、ガイドロー
ラ48,44、繰出しローラ46、ダンサーローラ50
およびガイドローラ54等を経て、前記角度調節ローラ
22に案内され、該ローラ22から帯状フィルム20は
所要角度で製袋器16に供給される。そして、製袋器1
6を通過する際に筒状に成形されたフィルム20は、充
填筒14に沿って下方に給送される。
【0024】包装機10の運転中に、帯状フィルム20
の蛇行に起因する包装不良が発生した場合は、作業者が
前記位置調節機構40を操作して移動フレーム24の位
置調節を行なう。すなわち、移動フレーム24を移動さ
せる方向に対応する前記データ入力手段92に設けられ
た位置補正キーを押すことにより、前記アジャストモー
タ64が駆動してアジャストボルト68を所定方向に回
転させる。これにより固定フレーム12に対して移動フ
レーム24が移動し、前記パルス発信器78からのパル
ス信号を数値換算した移動フレーム24の現在位置が前
記表示手段94に刻々とデジタル表示される。従って作
業者は、表示手段94にデジタル表示される移動フレー
ム24の現在位置が目的の値になったときに位置補正キ
ーを解放すれば、前記アジャストモータ64が停止して
移動フレーム24の位置調節が完了する。そして調節後
の移動フレーム24の位置が、前記表示手段94に現在
位置としてデジタル表示される。
【0025】すなわち、移動フレーム24の位置調節に
より、該フレーム24のロールホルダ42に装填したフ
ィルムロール18および帯状フィルム20を案内するガ
イドローラ44,48,54、繰出しローラ46、ダンサ
ーローラ50が、帯状フィルム20の給送方向と直交す
る方向に一体的に平行移動すると共に、これら各ローラ
44,48,54,46,50に巻掛け案内される帯状フィ
ルム20も対応して移動し、製袋器16に供給される帯
状フィルム20の給送中心と製袋器16の中心とを、
送方向に対する角度を変えることなく製袋器16の直前
で変位させることができるので、フィルムロール18か
ら繰出されてローラ群中を給送されている帯状フィルム
20の蛇行は短時間で修正される。この結果として、蛇
行調節後の包装不良品の発生を最小限に留めることがで
きる。
【0026】次に、オーダ変更によりフィルム12や包
装製品の品種変更を生じた場合は、アジャストモータ6
4を駆動制御して、前記ロールホルダ42に新たに装填
されたフィルムロール18が、給送基準位置に位置決め
されるように移動フレーム24を移動させる。また、予
め一方の長手方向端縁を他方の長手方向端縁に対して突
出させる場合は、給送基準位置に対する変位量を前記デ
ータ入力手段92により入力することにより、移動フレ
ーム24が移動してフィルムロール18の位置設定が自
動的になされる。なお、既に設定記憶されている品種で
あれば、該データを呼び出すことにより、移動フレーム
24の現在位置に対する変位量が自動設定され、オーダ
変更に要するロスタイムを極めて短縮し得る。
【0027】
【別実施例について】図8は、実施例に係る縦型製袋充
填包装機における移動フレームの位置調節に関する制御
装置82の別実施例を示すものである。この制御装置8
2は、基本的には図7に示す制御装置82と同一である
が、帯状フィルム20の給送基準位置に対しての蛇行方
向(変位方向)および蛇行量(変位量)を検出するアナログ
センサ等の蛇行検知手段96を備え、該手段96の検出
信号をデジタルアナログ変換器98を介してモータ制御
手段88に入力するよう構成されている。そして、繰出
し供給中の帯状フィルム20の蛇行量および蛇行方向を
判断し、モータ制御手段88からアジャストモータ64
に制御信号を発信してアジャストボルト68を回転す
る。そしてアジャストボルト68の回転数を検出するパ
ルス発信器78からのパルス発信数が、前記蛇行量に対
応する所定のパルス数に達した時に、アジャストモータ
64の回転を停止することで、帯状フィルム20の蛇行
自動検出および自動調節を行なうことができるようにな
っている。
【0028】前記蛇行検知手段96としては、例えば図
9に示す如く、帯状フィルム20の給送経路中に配設さ
れて、該フィルム20の長手方向端縁を挟む上下に複数
の光軸を幅方向に並列で設けた単一の光電式センサ10
0や、図10に示すように複数の光電式センサ101を
幅方向に並列に配設して構成するものが採用される。図
9および図10に示す構成では、帯状フィルム20の幅
寸法に応じて幅方向に移動調節可能としたり、帯状フィ
ルム20の両長手方向端縁に対応して夫々設けるように
してもよい。なお、各センサ100,101の配設個所
としては、移動フレーム20の最下流側(角度調節ロー
ラ22の直前)に配設することが推奨される。
【0029】また、図11に示す如く、前記製袋器16
により筒状成形されたフィルム20の両長手方向端縁の
間に配設した反射板102と、各端縁を挟んで反射板1
02と対向する位置において、充填筒14の直径方向に
並列に配設された複数の反射型光電式センサ103とに
より蛇行検知手段96を構成することもできる。この例
では、製袋器16からセンターシーラ(図示せず)に至る
間に配設することが推奨される。
【0030】本実施例では、製袋器の直前に配設した角
度調節ローラを固定フレームに配設した構成につき説明
したが、該角度調節ローラを移動フレームに配設し、該
ローラも他のローラと一体的に幅方向に位置調節するよ
うにしてもよい。また表示手段に表示される移動フレー
ムの現在位置は、原点位置からの距離でなく、基準とな
る帯状フィルムの給送中心に対する距離として表示する
ことも可能である。
【0031】更に、実施例では蛇行調節に際してデータ
入力手段に設けた位置補正キーを押し続けることで、ア
ジャストモータを正逆回転させて移動フレームを移動さ
せるようにしたが、本願はこれに限定されるものでな
く、データ入力手段により帯状フィルムの調節値を入力
するだけで移動フレームの位置調節を行なうことも可能
である。すなわち、帯状フィルムの蛇行を修正する所望
の調節値をデータ入力手段で入力することにより、制御
装置において、移動フレームの現在位置と調節値とを比
較してモータ制御手段からアジャストモータに制御信号
を出力させて、該アジャストモータによりアジャストボ
ルトを所定方向に回転させる。そして、固定フレームに
対して移動フレームが移動し、パルス発信器からのパル
ス信号がモータ制御手段に入力されることでアジャスト
モータの回転をフィードバック制御することにより、移
動フレームが入力した調節値の位置に移動したときに該
モータを停止して該フレームの位置調節を完了する制御
とすることもできる。なお、調節値としては、原点位置
からの距離を入力したり、現在位置に対して左右に移動
する量を入力することが可能である。
【0032】
【考案の効果】以上説明した如く、本考案に係る縦型製
袋充填包装機のフィルム給送位置調節装置によれば、
持手段に装填されたフィルムロールと、帯状フィルムが
製袋器に向けて給送される際に巻掛け案内される製袋器
の位置に近いローラまでの複数のローラとを一体的に幅
方向に移動可能に構成したので、各ローラに巻掛けられ
ている帯状フィルムもその移動方向に向けて引張られ、
帯状フィルムの製袋器への導入近傍位置での帯状フィル
ムの給送中心を製袋器の中心位置に対して変位させるこ
とができる。従って、蛇行調節後のフィルムの変位が短
時間で行なわれ、包装不良品の発生を最小限に留めるこ
とが可能となる。また、移動フレームの移動量の確認を
表示手段のデジタル表示で容易に確認できるので、移動
フレームを容易に所望位置に正確に移動させることがで
きる。
【0033】更に、帯状フィルムの給送基準位置に対す
る変位量および変位方向を検出する検知手段を設けるこ
とにより、フィルム蛇行時の蛇行調節を短時間で自動的
に行なうことが可能となる。また、筒状に成形されたフ
ィルムの一方の長手方向端縁を他方の長手方向端縁より
外方に延出するようにフィルムロールをセットする場合
に、一度設定された移動フレームの位置調節に関するデ
ータは、品種毎に記憶されるので、異なる品種を包装す
る際には、品種選択のみで自動的に位置調節が行なわれ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るフィルム給送位置調節装置が採用
される縦型製袋充填包装機の一部切欠背面図である。
【図2】縦型製袋充填包装機を一部縦断して示す側面図
である。
【図3】縦型製袋充填包装機の要部概略斜視図である。
【図4】縦型製袋充填包装機を横断して示す要部平面図
である。
【図5】フィルム給送位置調節装置の位置調節機構を示
す一部切欠平面図である。
【図6】フィルム給送位置調節装置の位置調節機構を示
す側面図である。
【図7】縦型製袋充填包装機における移動フレームの位
置調節に関する制御装置を概略的に示す制御ブロック図
である。
【図8】縦型製袋充填包装機における移動フレームの位
置調節に関する別の制御装置を概略的に示す制御ブロッ
ク図である。
【図9】蛇行検知手段の実施例を示す説明図である。
【図10】蛇行検知手段の別の実施例を示す説明図であ
る。
【図11】蛇行検知手段の更に別の実施例を示す説明図
である。
【図12】中空巻芯にフィルムが正確に巻取られていな
いフィルムロールを示す説明図である。
【図13】中空巻芯にフィルムが正確に巻取られていな
い別のフィルムロールを示す説明図である。
【図14】中空巻芯にフィルムが正確に巻取られていな
い更に別のフィルムロールを示す説明図である。
【符号の説明】
12 固定フレーム 16 製袋器 18 フィルムロール 20 帯状フィルム 24 移動フレーム 40 位置調節機構 42 ロールホルダ(支持手段) 44 ガイドローラ(ローラ) 46 繰出しローラ(ローラ) 48 ガイドローラ(ローラ) 50 ダンサーローラ(ローラ) 54 ガイドローラ(ローラ) 64 アジャストモータ(モータ) 78 パルス発信器(移動量検知手段) 82 制御装置 84 表示手段 88 モータ制御手段 90 記憶手段 92 データ入力手段 96 蛇行検知手段(検知手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−128103(JP,A) 特開 平3−251445(JP,A) 実開 昭57−74346(JP,U)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定フレーム(12)に配設された製袋器(1
    6)の上流側に位置し、フィルムロール(18)が着脱自在に
    装填される支持手段(42)と、前記製袋器(16)の直上流側
    に位置して製袋器(16)への帯状フィルム(20)の進入角度
    を調節する角度調節ローラ(22)と、前記支持手段(42)か
    ら角度調節ローラ(22)に至る間に位置する複数のローラ
    (44,46,48,50,54)とを備え、前記フィルムロール(18)か
    ら繰出した帯状フィルム(20)を複数のローラ(44,46,48,
    50,54)および角度調節ローラ(22)を介して製袋器(16)に
    供給するようにした縦型製袋充填包装機において、 前記固定フレーム(12)に帯状フィルム(20)の給送方向と
    直交する方向に平行移動自在に設けられ、前記支持手段
    (42)および前記角度調節ローラ(22)を除く複数のローラ
    (44,46,48,50,54)または角度調節ローラ(22)を含む複数
    のローラ(44,46,48,50,54)が一体移動可能に配設された
    移動フレーム(24)と、 前記固定フレーム(12)に対し、前記支持手段(42)に装填
    されたフィルムロール(18)および角度調節ローラ(22)を
    除く複数のローラ(44,46,48,50,54)または角度調節ロー
    ラ(22)を含む複数のローラ(44,46,48,50,54)を、帯状フ
    ィルム(20)の給送方向と直交する方向に一体的に平行
    動するよう移フレーム(24)を位置調節することで、前
    記製袋器(16)に向けて給送される帯状フィルム(20)の給
    送中心をその給送方向に対する角度を変えることなく
    位させる位置調節機構(40)と、 前記位置調節機構(40)を作動させるモータ(64)と、 前記モータ(64)により位置調節機構(40)を作動させるこ
    とで位置調節された移動フレーム(24)の現在位置を表示
    する表示手段(84)とから構成されることを特徴とする縦
    型製袋充填包装機のフィルム給送位置調節装置。
  2. 【請求項2】 固定フレーム(12)に配設された製袋器(1
    6)の上流側に位置し、フィルムロール(18)が着脱自在に
    装填される支持手段(42)と、前記製袋器(16)の直上流側
    に位置して製袋器(16)への帯状フィルム(20)の進入角度
    を調節する角度調節ローラ(22)と、前記支持手段(42)か
    ら角度調節ローラ(22)に至る間に位置する複数のローラ
    (44,46,48,50,54)とを備え、前記フィルムロール(18)か
    ら繰出した帯状フィルム(20)を複数のローラ(44,46,48,
    50,54)および角度調節ローラ(22)を介して製袋器(16)に
    供給するようにした縦型製袋充填包装機において、 前記固定フレーム(12)に配設されて帯状フィルム(20)の
    幅方向に延在する軸(38)が通孔(32a)に摺動自在に挿通
    される中空軸(32)、および該中空軸(32)と平行で、固定
    フレーム(12)に配設された一対の支持ローラ(34,34)か
    らなる複数の支持体(36)に摺動自在に載置される支持バ
    ー(30)を備え、前記中空軸(32)と支持バー(30)とを介し
    て前記固定フレーム(12)に帯状フィルム(20)の幅方向に
    移動自在に設けられ、前記支持手段(42)および前記角度
    調節ローラ(22)を除く複数のローラ(44,46,48,50,54)ま
    たは角度調節ローラ(22)を含む複数のローラ(44,46,48,
    50,54)が一体移動可能に配設された移動フレーム(24)
    と、 前記固定フレーム(12)に対し、前記支持手段(42)に装填
    されたフィルムロール(18)および角度調節ローラ(22)を
    除く複数のローラ(44,46,48,50,54)または角度調節ロー
    ラ(22)を含む複数のローラ(44,46,48,50,54)を一体的に
    移動するよう移動フレーム(24)を位置調節することで、
    前記製袋器(16)に向けて給送される帯状フィルム(20)の
    給送中心を変位させる位置調節機構(40)と、 前記位置調節機構(40)を作動させるモータ(64)と、 前記モータ(64)により位置調節機構(40)を作動させるこ
    とで位置調節された移動フレーム(24)の現在位置を表示
    する表示手段(84)とから構成されることを特徴とする
    型製袋充填包装機のフィルム給送位置調節装置。
  3. 【請求項3】 固定フレーム(12)に配設された製袋器(1
    6)の上流側に位置し、フィルムロール(18)が着脱自在に
    装填される支持手段(42)と、前記製袋器(16)の直上流側
    に位置して製袋器(16)への帯状フィルム(20)の進入角度
    を調節する角度調節ローラ(22)と、前記支持手段(42)か
    ら角度調節ローラ(22)に至る間に位置する複数のローラ
    (44,46,48,50,54)とを備え、前記フィルムロール(18)か
    ら繰出した帯状フィルム(20)を複数のローラ(44,46,48,
    50,54)および角度調節ローラ(22)を介して製袋器(16)に
    供給するようにした縦型製袋充填包装機において、 前記固定フレーム(12)に配設されて帯状フィルム(20)の
    幅方向に延在する軸(38)が通孔(32a)に摺動自在に挿通
    される中空軸(32)、および該中空軸(32)と平行で、固定
    フレーム(12)に配設された一対の支持ローラ(34,34)か
    らなる複数の支持体(36)に摺動自在に載置される支持バ
    ー(30)を備え、前記中空軸(32)と支持バー(30)とを介し
    て前記固定フレーム(12)に帯状フィルム(20)の幅方向に
    移動自在 に設けられ、前記支持手段(42)および前記角度
    調節ローラ(22)を除く複数のローラ(44,46,48,50,54)ま
    たは角度調節ローラ(22)を含む複数のローラ(44,46,48,
    50,54)が一体移動可能に配設された移動フレーム(24)
    と、 前記固定フレーム(12)に対し、前記支持手段(42)に装填
    されたフィルムロール(18)および角度調節ローラ(22)を
    除く複数のローラ(44,46,48,50,54)または角度調節ロー
    ラ(22)を含む複数のローラ(44,46,48,50,54)を一体的に
    移動するよう移動フレーム(24)を位置調節することで、
    前記製袋器(16)に向けて給送される帯状フィルム(20)の
    給送中心を変位させる位置調節機構(40)と、 前記位置調節機構(40)を作動させるモータ(64)と、 前記移動フレーム(24)の位置調節に関するデータを入力
    するデータ入力手段(92)と、前記データ入力手段(92)に
    より入力されたデータを記憶する記憶手段(90)と、前記
    記憶手段(90)に記憶されたデータに基づき前記モータ(6
    4)を駆動すると共に、前記移動フレーム(24)の移動量を
    検出する移動量検知手段(78)からの検出信号の入力を受
    けて該モータ(64)のフィードバック制御を行なうモータ
    制御手段(88)とを備えた制御装置(82)と、 前記制御装置(82)に接続され、前記モータ(64)により位
    置調節機構(40)を作動させることで位置調節された移動
    フレーム(24)の現在位置を表示する表示手段(84)とから
    構成されることを特徴とする 縦型製袋充填包装機のフィ
    ルム給送位置調節装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段(90)は、前記移動フレーム
    (24)の位置調節に関するデータ、包装フィルムの品種
    毎の設定データとして記憶する請求項3記載の縦型製袋
    充填包装機のフィルム給送位置調節装置。
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