JP2017014015A - 綾巻きオートワインダの作業ユニットにおいて製造された綾巻きパッケージの密度を最適化する方法および装置 - Google Patents

綾巻きオートワインダの作業ユニットにおいて製造された綾巻きパッケージの密度を最適化する方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】作業ユニットがそれぞれ、パッケージに巻き取られた糸長さを検出する装置と、巻きパッケージの直径を求める装置及び糸張力調整装置を有している綾巻きの密度を最適化する方法を提供する。【解決手段】綾巻きパッケージ6において、予め設定可能な糸長さが得られた場合に、前記綾巻きパッケージ6の実際の直径が予め確定された直径が得られた場合には、巻成された糸長さを、綾巻きオートワインダの他の作業ユニット4において巻成された綾巻きパッケージ6の対応する値と突き合わせ、綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージ6の対応する値からの、当該綾巻きパッケージ6の値の偏差が、限界値を上回ると、当該綾巻きパッケージ6の前記偏差の値から得られる補正係数に基づいて、前記作業ユニット4の前記糸張力調整装置に調整作用を加えることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、作業ユニットがそれぞれ、作業ユニット計算機に接続された、綾巻きパッケージに巻き取られた糸長さを検出する装置と、綾巻きパッケージの直径を求める装置と、を備えており、かつ作業ユニットがそれぞれ、糸張力センサおよび糸テンショナを備えた糸張力調整装置を有している、綾巻きオートワインダの作業ユニットにおいて製造された綾巻きパッケージの密度を最適化する方法および装置に関する。
綾巻きパッケージを製造する繊維機械、例えば綾巻きオートワインダは、遙か以前から公知であり、特許文献において、数多くの刊行物に詳しく記載されている。このような繊維機械は、通常、列を成して互いに並んで配置された多数の同様の作業ユニットから成っており、このとき各作業ユニットは、種々様々な糸取扱い装置もしくは糸監視装置と、これらの糸取扱い装置もしくは糸監視装置に接続された作業ユニット計算機とを有している。通常、個々の作業ユニット計算機は、さらに、好ましくはバスラインを介して、綾巻きオートワインダの中央制御ユニットに接続されている。
このような綾巻きオートワインダの作業ユニットにおいて、好ましくはリング精紡機において製造されかつ比較的僅かな糸材料を有する紡績コップが、製造プロセスにおいて後置された繊維機械、例えば織機において必要とされる大きな体積の綾巻きパッケージに巻き返される。
巻返しプロセス中に、さらに紡績コップの糸材料の品質は、例えば太い箇所及び細い箇所のような糸欠陥のクリアリング除去によって改善される。すなわち紡績コップから引き出された走行する糸は、いわゆる糸クリアラによって監視され、この糸クリアラは、糸欠陥の発見時に、糸欠陥のクリアリング切断およびクリアリング除去を開始する。
巻返し中に、走行する糸はさらに連続的に、糸張力センサによって検知され、糸張力は、糸テンショナを用いて、決定されたレベルに保たれる。このようにして、綾巻きパッケージへの糸の可能な限り均一な巻取りを保証し、かつ予め設定された密度での綾巻きパッケージの製造を保証することが望まれている。
このような綾巻きオートワインダにおいて高い生産性を得るために、さらに、可能な限り高い巻取り速度で巻返しが行われ、このとき得られる巻取り速度は、供給材料の糸品質、給糸ボビンからの糸の解離過程および糸張力に関連している。
すなわち、給糸ボビンからの繰出し時に、紡績コップの端部領域に向かって常に増大する糸張力が生じるが、これは大部分が、糸が引出し時に紡績コップの巻管軸部の上を滑る際の摩擦に関連している。特に巻成過程の終了附近では、例えば糸長さのなお約10%だけが給糸ボビンに存在している場合に、糸張力が強く上昇する。
巻返しプロセス中における糸張力を、常に、可能な限り均一なコントロール可能なレベルに保つことができるようにするために、過去において既に種々様々な糸張力調整装置もしくは糸張力調整方法が提案された。
例えば独国特許出願公開第19905860号明細書に記載された方法では、作業ユニット計算機が、糸張力センサによって求められた糸張力に相応して、糸テンショナの、走行する糸に作用するブレーキ装置の圧着圧を、予め設定する。この予め設定された圧着圧は、圧着圧に対して予め確定された限界値と比較され、予め設定可能な時間に対して限界値が得られた場合またはこのような限界値が超過された場合に、巻取りプロセスが中断される。
このようにして、綾巻きパッケージが気付かれずに、例えば糸テンショナの領域における糸の不正確な案内に基づいて、極めて柔らかく巻成されることを、阻止することができる。
独国特許出願公開第102005045789号明細書に基づいて、綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットを運転する同等な方法が公知である。
この公知の方法においても、作業ユニットは、綾巻きパッケージの巻取り速度を調節するための、回転数調整可能なパッケージ駆動装置と、作業ユニット計算機に接続された、給糸ボビンから繰り出された糸の糸張力を監視する糸張力センサと、糸張力を調整する糸テンショナとを備えて構成されている。このとき作業ユニット計算機において、所望の糸張力のための値と、所望の糸張力からの許されたパーセント偏差のための値とが調節可能である。糸張力の許されたパーセント偏差が超過されると、作業ユニット計算機は、巻取り過程を直ちに中断する。
糸張力のオンライン監視が作業ユニット計算機によって行われ、かつ特にカラーパッケージの製造時に使用される、この公知の方法によって、糸張力の偏差が許容されない場合に直ちに自動的に巻取りプロセスに作用が加えられ、かつアラームがトリガされることが、保証されるようになっている。すなわち糸張力が全巻取りプロセス中に、許された許容限界範囲内にある、綾巻きパッケージが製造されることが、保証されるようになっている。
独国特許出願公開第102012004910号明細書に基づいて、さらに、綾巻きオートワインダの作業ユニットにおける巻取り速度を最適化する方法が公知である。このとき作業ユニットは、それぞれ、回転数調整可能な駆動装置を備えた、綾巻きパッケージのための駆動装置と、糸張力センサおよび糸テンショナを備えた糸張力調整装置とを有している。
この公知の方法では、糸張力調整のための限界値に到達した場合、つまり例えば糸テンショナが開放端部箇所に達し、かつ同時に糸張力においてさらなるオフセット値が存在している場合に、初めて作業ユニットの巻取り速度への作用が加えられる。
最後に、独国特許出願公開第3308454号明細書、独国特許出願公開第19625512号明細書および/または独国特許出願公開第19849192号明細書に基づいて、公知の綾巻きオートワインダでは、その作業ユニットが、作業ユニットにおいて製造された綾巻きパッケージの直径を求める各1つの装置を有しており、もしくは綾巻きパッケージの製造時に、当該綾巻きオートワインダの作業ユニットに、作業ユニットにおいて製造中の綾巻きパッケージの直径を測定することができる方法が使用される。
例えば独国特許出願公開第3308454号明細書に記載された作業ユニットは、特にそれぞれ、糸存在監視装置と、綾巻きパッケージ停止報知器と、いわゆるパッケージ満管報知器とを備えている。パッケージ満管報知器は、綾巻きパッケージが予め設定可能な直径が得られた場合に作動して、光学信号を切り換え、この光学信号は、綾巻きオートワインダの作業ユニットに沿ってパトロールするパッケージ交換キャリッジによって認識される。
独国特許出願公開第19625512号明細書に記載された方法では、綾巻きパッケージの角速度を、綾巻きパッケージと一緒に回転する部材と通信する発信器を用いて、検出しかつ評価することによって、摩擦ドラムを用いて駆動される綾巻きパッケージの直径がその製造中に求められる。綾巻きパッケージの直径は、特に、綾巻きパッケージの表面の周速度を、綾巻きパッケージの角速度によって除算することにより計算され、このとき綾巻きパッケージの周速度は、運転時間相関法を用いて、周方向において固定間隔をおいて互いに連続する2つのセンサのセンサ信号から計算され、両センサは、綾巻きパッケージの表面特徴を検出する。
最後に、独国特許出願公開第19849192号明細書に記載された方法では、この方法を用いて、綾巻きオートワインダの作業ユニットにおいて、自動作動式のサービスアセンブリによって実施される綾巻きパッケージ交換過程が最適化されるようになっている。このときサービスアセンブリの制御装置は、作業ユニット計算機から連続的に、作業ユニットにおいて進行する綾巻きパッケージの現在の直径に関する情報を伝えられるで、サービスアセンブリは、目前に迫った綾巻きパッケージ交換時に適正時期に、綾巻きオートワインダの該当する作業ユニットに位置決めされることができる。綾巻きパッケージの直径の測定は、このとき、このような綾巻きオートワインダの作業ユニットにいずれにせよ設けられているセンサ装置によって行われる。すなわち、1つの綾巻きパッケージの巻成過程中に、パッケージフレームに配置された回転数測定器によって、綾巻きパッケージのパッケージ回転数が検出され、同様にセンサによって検出されかつ正確な直径が既知である駆動ドラムの回転数を考慮して、綾巻きパッケージの瞬間的な直径を求めるために持続的に処理される。
上に述べた従来技術を出発点として、本発明の課題は、綾巻きオートワインダの作業ユニットにおいて製造された綾巻きパッケージの密度を最適化することができる、方法を提供することである。すなわち、綾巻きオートワインダの作業ユニットにおいて製造されたすべての綾巻きパッケージの密度を、可能な限り均一にすることが望まれている。
この課題は、本発明によれば、請求項1および請求項2に記載されている方法によって、もしくはそれぞれ請求項7および請求項8に記載の特徴を有する装置によって解決される。
本発明に係る方法の好適な態様は、従属請求項の対象である。
綾巻きオートワインダの1つの作業ユニットにおいて巻成された1つの綾巻きパッケージにおいて、予め設定可能な糸長さが得られた場合に、綾巻きパッケージの実際の直径を、または綾巻きパッケージの予め確定された直径が得られた場合には、巻成された糸長さを、綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージの対応する値と突き合わせ、綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージの対応する値からの、当該綾巻きパッケージの値の偏差が、限界値を上回ると、偏差のその都度の値から得られる補正係数に基づいて、作業ユニットの糸張力調整装置に調整作用を加えるようにした、本発明に係る方法には、このようにすることによって、この作業ユニットにおいて巻成される次の綾巻きパッケージにおいて、突合せの偏差の値が比較的小さくなる、好ましくは消滅する、ということを確実に保証できるという利点がある。
択一的なまたは好ましくは補足的な態様では、綾巻きオートワインダの1つの作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージにおいて、綾巻きパッケージが、予め設定可能な糸長さに達した場合または予め確定された直径に達した場合に、巻成された糸長さと綾巻きパッケージの実際の直径とを突き合わせることによって、まず、綾巻きパッケージの密度を調べ、次いで、綾巻きパッケージのその都度求められた密度と、綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージの密度とを比較する。綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージの密度からの、巻成された綾巻きパッケージの密度の偏差が、限界値を上回ると、巻成された綾巻きパッケージの密度偏差の各値から得られる密度補正係数に基づいて、作業ユニットの糸張力調整装置に調整作用を加える。すなわち、密度補正係数を使用することによって、当該作業ユニットにおいて次に巻成される綾巻きパッケージがその都度、先行の綾巻きパッケージに比べて僅かな密度偏差を有することを、保証することができる。
好ましくは、他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージというのは、先に製造された綾巻きパッケージまたは同時に製造されるもしくはちょうど製造プロセス中の綾巻きパッケージであり、これらの綾巻きパッケージでは、比較もしくは突合せのために必要なパラメータが既に求められている。最初に挙げた好適な態様のためには、すべての作業ユニットのパラメータをそれぞれ、比較(Vergleich)もしくは突合せ(Abgleich)のために利用することができる。最後に挙げた好適な態様のためには、必要な場合に、綾巻きオートワインダの現在製造されるすべての綾巻きパッケージの平行の比較もしくは突合せを実施することができる。
別の好適な態様によれば、上に挙げた両方の方法を互いに組み合わせることが可能であり、このとき、それぞれの補正係数の作成後に、どの補正係数を調整作用のために糸張力調整装置に取り入れられるか、かつ相応に糸張力調整装置に伝達されるかが決定される。このときの1つまたは複数の判断基準は、予め決定されていて、中央制御ユニットに接続されたまたは中央制御ユニットに対応配置された目盛りに、呼出し可能に格納されていてよい。例えば、基準は、最初に挙げた態様による方法からの補正係数または二番目に挙げた態様による方法からの補正係数を、常に使用するという決定であってよい。択一的な基準は、例えば、相対的な比較において、相応の限界値に比べて大きな偏差に基づく補正係数が選択されかつ伝達されるようになっていてよい。好ましくは、補正係数は、補正係数が互いに比較可能であるように作成されていてよい。方法の好適な組合せによって、極めて確実に最適化された綾巻きパッケージを製造することができる。
好適な態様では、綾巻きパッケージを巻成するために使用される走行する糸の、作業ユニットの糸張力調整装置の糸張力センサを用いて求められた糸張力を、その都度、計算された補正係数を用いて修正する。この補正係数は、既に述べたように、例えば、綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージの密度に対する、当該綾巻きパッケージの密度偏差から、生ぜしめられる。すなわち、該当する作業ユニットにおいて続いて製造される綾巻きパッケージが、可能な限り、綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいてそれまでに製造された綾巻きパッケージの平均密度に相当する密度を有するように、修正がなされる。
補正係数、特に密度補正係数の使用に関しては、このとき種々様々な好適な可能性が与えられている。
密度補正係数は、例えば、該当する作業ユニットの糸張力調整装置の糸テンショナにおいて修正を実施するために、使用することができる。他の可能性としては、補正係数が巻取り速度の調整に対して使用されるということが挙げられる。
好適な態様では、さらに、補正係数は、それぞれ電圧確実に、作業ユニットの作業ユニット計算機においてまたは綾巻きオートワインダの中央制御ユニットにおいて格納されている。
このようにすると、綾巻きオートワインダにおいて電源故障が発生した場合でも、補正係数が得られることが保証される。電源故障は、特に、このような綾巻きオートワインダが常にしばしば使用される、インフラ構造が比較的弱い領域において、珍しいことではない。
相応の方法を実施するそれぞれの装置は、作業ユニットの領域にそれぞれ、綾巻きパッケージに巻き取られた糸長さを検出する装置と、綾巻きパッケージの直径を求める装置とが接続されている作業ユニット計算機を有している。さらに、作業ユニットはそれぞれ、糸張力センサおよび糸テンショナを備えた糸張力調整装置を有している。
作業ユニットの作業ユニット計算機は、さらに、綾巻きオートワインダの中央制御ユニットに接続されている。作業ユニット計算機は、装置の1態様によれば、綾巻きオートワインダの1つの作業ユニットにおいて巻成された1つの綾巻きパッケージにおいて、予め設定可能な糸長さが得られた場合に、綾巻きパッケージの求められた直径が、または予め確定された直径が得られた場合には、検出された糸長さが、中央制御ユニットに伝達されるように、構成されている。綾巻きオートワインダの中央制御ユニットにおいて、伝達された値が、綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージの求められた対応する値と突き合わせられ、綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージの対応する値からの、当該綾巻きパッケージの値の偏差が、限界値を上回ると、当該綾巻きパッケージの偏差の値から得られる補正係数を作成する。偏差の値は、突き合わせられた値に基づく偏差の平均値、突き合わせられた値の偏差に基づく偏差の最大値、または突き合わせられた値に基づく偏差の選択された値であってよい。偏差の選択された値は、突き合わせられた値に基づく偏差の再現可能な値であってよく、このとき選択された値は、突き合わせられた値に基づく偏差の最大値および最小値に対して異なっている。偏差の選択された値というのは、例えば、突き合わせられた値に基づく偏差の、最も頻繁に発生する値であってよい。
択一的なまたは好ましくは補足的な態様によれば、作業ユニット計算機は、綾巻きオートワインダの1つの作業ユニットにおいて巻成された1つの綾巻きパッケージにおいて、予め設定可能な糸長さが得られた場合に、または予め確定された直径が得られた場合に、綾巻きパッケージの密度が、巻成された糸長さと当該直径との突合せによって求められ、かつ求められた密度が中央制御ユニットに伝達されるように、構成されている。そして中央制御ユニットは、当該綾巻きパッケージの求められた密度を、綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージの求められた密度と比較するように、構成されている。このとき綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージの密度からの、当該綾巻きパッケージの密度の偏差が、限界値を上回ると、当該綾巻きパッケージの密度偏差の各値から得られる密度補正係数が作成される。
作成された各補正係数は、次いで、糸張力調整装置に伝達される。必要な場合には、例えば作業ユニットの糸張力調整装置によって、補正係数に基づいて調整作用が加えられる。
好適な態様による上に記載した装置は、好適な方法の上に記載した組合せを実施するように設計されていてよい。そのために、作業ユニット計算機および中央制御ユニットは、相応に構成もしくは形成することができる。
本発明に係る方法もしくは本発明に係る装置によって、1つの綾巻きオートワインダ1において慣らし運転時間の後で、ほぼ同一の綾巻きパッケージを、特に均一な密度を有する綾巻きパッケージを製造することができる、ということを完全に保証することができる。
次に、図面を参照しながら述べる実施形態によって、本発明をさらに詳しく説明する。
列を成して互いに並んで配置された多数の作業ユニットを備えていて、これらの作業ユニットの作業ユニット計算機が、バスラインを介して繊維機械の中央制御ユニットに接続されている、綾巻きオートワインダを概略的に示す正面図である。 巻取りプロセス中に必要な糸取扱い装置もしくは糸監視装置を備えた、綾巻きオートワインダの1つの作業ユニットを示す側面図である。 本発明に係る方法を実施するのに必要な装置を備えた、綾巻きオートワインダの1つの作業ユニットを概略的に示す正面図である。
図1には、全体が符号1で示された、綾巻きパッケージを製造する繊維機械、本実施形態では、いわゆる綾巻きオートワインダが、正面図で略示されている。
このような綾巻きオートワインダ1は、通常、その両端部フレーム2,3の間に多数の同様な作業ユニット4を有している。巻取りユニットとしても公知であるこのような作業ユニット4では、製造プロセスにおいて前置されたリング精紡機(図示せず)において製造された紡績コップ5が、大きな体積の綾巻きパッケージ6に巻き返される。
完成した綾巻きパッケージは、自動作動式のサービスユニット(同様に図示せず)を用いて、機械長さにわたって延在する綾巻きパッケージ搬送装置33に移送され、次いで、機械端部側に配置されたパッケージチャージステーションまたはこれに類したところに運ばれる。すなわち、自体公知のサービスユニット、例えばいわゆる綾巻きパッケージ交換装置が、完成した綾巻きパッケージ6を、作業ユニット4のパッケージフレーム30から取りだし、取り出した綾巻きパッケージ6を、綾巻きパッケージ搬送装置33に引き渡す。次いで、サービスユニットが、代わりに新しい綾巻きパッケージ空管を、該当する作業ユニット4のパッケージフレーム30に取り付ける。
このような綾巻きオートワインダ1では、作業ユニット4への新鮮な糸材料の供給は、しばしば、紡績コップ・空管搬送システム7として形成された補給装置(Logistikeinrichtung)を介して行われる。
しばしば直接、リング精紡機の相応の紡績コップ・空管搬送システムに接続されている、このような紡績コップ・空管搬送システム7では、搬送皿8上に鉛直に方向付けられて位置決めされて、紡績コップ5もしくは空管9が循環する。
このような紡績コップ・空管搬送システムの代わりに、しかしながら綾巻きオートワインダ1は、作業ユニット固有の紡績コップマガジンを有することができ、これらの紡績コップマガジンは、このとき好ましくは、いわゆるロータリマガジンとして形成されていて、紡績コップマガジンには、操作員によって手動で紡績コップ5の装着が行われる。
図1にさらに示すように、このような綾巻きオートワインダ1は、通常さらに、中央制御ユニット10を備えており、この中央制御ユニット10は、バスライン11を介して、個々の作業ユニット4の作業ユニット計算機12に接続されている。
図2には、巻返しプロセス中に使用される最も重要な糸取扱い装置もしくは糸監視装置を備えた、綾巻きオートワインダ1の作業ユニット4が側面図で示されている。
図面から分かるように、このような作業ユニット4においては、巻取り位置Iに配置された紡績コップ5から、糸13が引き出され、この糸13は、綾巻きパッケージ6への途中で、まず下糸センサ14を通過し、この下糸センサ14は、信号ライン15を介して作業ユニット計算機12に接続されている。このような下糸センサ14を用いて、例えば糸切れ後またはコントロールされた糸クリアリング切断後で、上糸探しの開始前に、そもそもいわゆる下糸が存在しているか否かが確認される。
下糸センサ14の上、つまり糸走行方向において下糸センサ14の後つまり下流側には、糸テンショナ16が配置されており、この糸テンショナ16は、例えば図3に示すように、2つのブレーキエレメントを用いて、走行する糸13に対して圧着圧を加える。糸テンショナ16は、制御ライン17を介して作業ユニット計算機12に接続され、かつこの作業ユニット計算機12によって確定されて制御可能である。
通常の糸走路の外側には、さらに糸端部継ぎ装置18、好ましくは空気力式の糸スプライサが位置している。糸スプライサ18は、制御ライン19を介して同様に作業ユニット計算機12に接続されている。糸走路のさらなる経過において、さらに、糸切断装置21を備えた糸クリアラ20、糸張力センサ22および追加的にパラフィン塗布装置23が配置されている。これらの機能エレメントもまた、制御ライン24〜27を介して作業ユニット計算機12に接続されている。
巻取り運転中に、糸張力センサ22を用いて、常に、走行する糸13の糸張力が監視され、糸張力センサ22から供給された糸張力信号に相応して、作業ユニット計算機12を介して、糸テンショナ16は、糸13がほぼ一定の糸張力で綾巻きパッケージ6に巻き上げられるように制御される。
パラフィン塗布装置23に続いて、糸走行方向において最後に糸ガイド28が設けられており、この糸ガイド28を糸13は、糸13が回転する巻取りドラム29、例えば糸ガイドドラムに乗り上げる前に、通過する。巻取りドラム29は、糸13を綾振りして綾巻きパッケージ6を形成するために働く。
綾巻きパッケージ6はこのとき、旋回可能に支持されたパッケージフレーム30を用いて回転可能に保持されていて、巻取り運転中に、その表面は、好ましくは個別モータによって駆動される巻取りドラム29に載設もしくは接触しており、この巻取りドラム29は、綾巻きパッケージ6を摩擦によって回転させる。
図2の実施形態において示した糸ガイドドラム29の代わりに、もちろん、同等の他の駆動装置もしくは糸配設装置を使用することも可能である。綾巻きパッケージは、例えばまた、スピンドル駆動装置を用いて直接駆動することも可能であり、かつ例えば別体の糸綾振り装置を有することも可能であり、このとき糸綾振り装置としては、例えばいわゆるフィンガ糸ガイドを使用することができる。
巻取り装置34の領域には、さらに図2には示されていない、後で図3を参照しながら詳説するセンサ装置35,36が設けられており、これらのセンサ装置35,36によって、作業ユニット計算機12との関連において、それぞれ綾巻きパッケージ6に巻き取られた糸長さの検出もしくは綾巻きパッケージ6の瞬間的な直径の検出が可能である。
作業ユニット4はさらに、通常のように、旋回可能に支持されていて負圧供給可能な吸込みノズル31を有しており、この吸込みノズル31を用いて、巻取り中断後に、綾巻きパッケージ6に巻き上げられた上糸を収容して、糸継ぎ装置18に引き渡すことができる。さらに作業ユニット4は、同様に旋回可能に支持されていて負圧供給可能なグリッパ管32を有しており、このグリッパ管32によって、巻取り中断後に、例えば糸テンショナ16に保持された下糸を収容して、同様に糸継ぎ装置18に引き渡すことができる。
方法の好適な態様を、図3を参照しながら説明する。このとき図3には、綾巻きオートワインダ1の作業ユニット4のうちの1つが極めて概略的に正面図で示されており、この作業ユニット4は、本発明に係る方法を実施するのに必要なすべての装置を有している。
図3に示すように、給糸ボビン、特にリング精紡機において形成された紡績コップ5の巻返し過程中に、それぞれ1本の糸13が紡績コップ5から引き出され、巻取りパッケージに、例えば円錐形の綾巻きパッケージ6に巻き上げられる。巻返し過程中に、このとき紡績コップ5はそれぞれ、いわゆる巻取り位置Iにおいて、綾巻きオートワインダ1の1つの作業ユニット4の下側領域に位置している。
旋回可能に支持されたパッケージフレーム30において回転可能に保持されている綾巻きパッケージ6は、個別モータによって駆動される巻取りドラム29に接触しているもしくは載置されている。すなわち各作業ユニット4の巻取りドラム29は、1つの駆動装置39を用いて個別モータ式に駆動可能である。この駆動装置39は、回転数制御装置、好ましくは周波数変換器41を備えており、この周波数変換器41は、信号ライン37を介して駆動装置39に、かつ制御ライン44を介して作業ユニット計算機12に接続されている。回転数制御は、作業ユニット計算機12によって、例えば糸張力のような作業ユニット固有のパラメータに関連して、または糸テンショナ16の開放状態にも関連して行われる。
例えばいわゆる糸ガイドドラムである巻取りドラム29は、摩擦によって綾巻きパッケージ6を回転させ、かつ同時に、綾巻きパッケージ6に巻き上げられる糸13を綾振りする。
巻取りフレーム30は、センサ装置35を備えており、このセンサ装置35によって、常に、回転する綾巻きパッケージ6の回転数が検出され、かつ信号ライン38を介して作業ユニット計算機12にさらに送られる。
巻取りドラム29の駆動装置39もまた、センサ装置36を備えており、このセンサ装置36は例えば、パルスホイール(Polrad)42および所属のセンサ43を有している。センサ装置36は、信号ライン40を介して同様に常にパルスを作業ユニット計算機12に送り、これによって作業ユニット計算機12は、連続的に巻取りドラム29の回転数を求める。
巻取りプロセスの開始前に、作業ユニット4の作業ユニット計算機12にまたは綾巻きオートワインダ1の中央制御ユニット10には、確定されて、製造される綾巻きパッケージ6が有することが望ましい、糸長さおよび/または直径を入力することができる。
巻取りプロセス中に、品質保証のために、糸長さおよび綾巻きパッケージ6の直径の恒常的な監視が行われる。すなわち、巻成された綾巻きパッケージ6の長さおよび直径を計算するために、巻取りユニット電子装置、例えば作業ユニット計算機12において、連続的に、センサ装置35,36からのパルスが評価され、このとき巻取りドラム29の既知の直径および巻取りドラム29の求められた直径ならびに綾巻きパッケージ6の求められた回転数から、それぞれの綾巻きパッケージ6の瞬間的な直径が求められる。
しかしながら、巻取り過程中におけるセンサ装置35,36のパルスの純粋なカウントによって、巻き取られた糸長さを完全に正確に求めることも、綾巻きパッケージの直径を完全に正確に求めることも不可能である。なぜならば、測定結果は、公知のように、糸形式、紡績方法、糸圧力、糸張力、巻取り速度、綾巻きパッケージと糸ガイドドラムとの間における接触圧などのようなその他の種々様々な影響に関連しているからである。従って、これらの巻取り条件を補償もしくは相殺するために、通常、いわゆる巻取り補正係数が求められて、作業ユニット計算機に入力される。
図3に示すように、糸13は、紡績コップ5から綾巻きパッケージ6への途中において、糸ガイド、確定されて制御可能な糸テンショナ16、糸切断装置21を備えた糸クリアラ20および糸張力センサ22を通過する。
図2との関連において既に述べたように、糸テンショナ16、糸切断装置21、糸クリアラ20および糸張力センサ22は、制御ラインもしくは信号ライン17,24,25,26を介して巻取りユニット電子装置、いわゆる作業ユニット計算機12に接続されている。糸テンショナ16は、このとき走行する糸13に、作業ユニット計算機12によって設定された圧着圧を加え、これに対して糸クリアラ20は、走行する糸13の欠陥を、特に糸13の太い箇所または細い箇所を監視する。
許容不能な糸欠陥の発生時に、走行する糸13は、糸切断装置21によって切り離され、欠陥のある糸部分が切除される。生じた両糸端部は、次いで、糸継ぎ装置18(図3には図示せず)を用いて再び互いに接続される。
1実施形態によれば、綾巻きオートワインダ1の作業ユニット4のうちの1つにおいて1つの綾巻きパッケージ6が完成した後で、その都度まず、完成した綾巻きパッケージ6の密度検出が実施され、次いで、綾巻きオートワインダ1の作業ユニット4において巻成された他の綾巻きパッケージ6との密度比較が実施される。すなわち、1つの作業ユニット4において製造された1つの綾巻きパッケージ6が、所定の糸長さまたは所定の直径を得ている場合に、巻成された糸長さを、綾巻きパッケージ6の求められた直径と突き合わせる(Abgleich)ことによって、初めて、巻成された綾巻きパッケージ6の正確な密度が求められる。次いで、巻成された綾巻きパッケージ6の求められた密度が、綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて形成された綾巻きパッケージの密度と比較される。
綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて製造された綾巻きパッケージの密度に対する、該当する綾巻きパッケージの密度の偏差が、限界値を上回ると、該当する綾巻きパッケージの密度偏差のその都度の値から得られる密度補正係数を用いて、作業ユニットの糸張力調整装置に、調整作用が加えられる。すなわち、先行した巻取りプロセス中に、作業ユニットの糸張力調整装置の糸張力センサを用いて求められた糸張力が、計算された密度補正係数の分だけ後調整され、この密度補正係数は、綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージの密度に対する、該当する綾巻きパッケージの密度偏差から算出せしめられる。
他の実施形態または補足的な実施形態によれば、予め設定された糸長さが得られた場合に、綾巻きパッケージ6の直径が求められるかまたは綾巻きパッケージ6の予め設定された直径が得られた場合に、糸長さが検出される。次いで、求められたもしくは検出された値が、綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて製造された綾巻きパッケージの対応する値と突き合わせられる。
綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成もしくは製造された綾巻きパッケージの対応する値に対する、該当する綾巻きパッケージの値の偏差が、限界値を超えている場合には、偏差の値に基づいて生じる補正係数を用いて、作業ユニットの糸張力調整装置に調整作用が加えられる。すなわち、先行する巻取りプロセス中に、作業ユニットの糸張力調整装置の糸張力センサを用いて求められた糸張力が、計算された補正係数の分だけ後調整される。
実地においては、該当する作業ユニットにおいて続いて製造される綾巻きパッケージが、可能な限り、それまでに綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて製造された綾巻きパッケージの平均密度に相当する密度を有するように、後調整される。このとき糸張力調整は、作業ユニットの糸テンショナを介して行われる。すなわち糸テンショナはその都度、密度補正係数のような、過去において求められた補正係数の分だけ、後調整され、かつ糸張力に影響を及ぼす。
提案された方法を、電気系統の故障が生じ得るような領域においても使用できるようにするために、補正係数はさらにそれぞれ電圧の影響を受けることなく、該当する作業ユニットの作業ユニット計算機または綾巻きオートワインダの中央制御ユニットに格納される。このようにすると、綾巻きオートワインダにおいて電源故障が生じたような場合でも、補正係数が確実に得られることが保証される。
この方法は、好ましくは、綾巻きオートワインダの作業ユニットにおいて巻成されるすべての綾巻きパッケージが、ほぼ等しい密度もしくは等しく最適化された密度を有するまで、長く使用される。
すなわち糸張力は、綾巻きオートワインダの作業ユニットにおいて、綾巻きオートワインダの作業ユニットにおいて製造されたすべての綾巻きパッケージの密度がほぼ等しくなるまでもしくは最適化されるまで長く、補正係数を用いて後調整される。

Claims (8)

  1. 作業ユニット(4)がそれぞれ、作業ユニット計算機(12)に接続された、綾巻きパッケージ(6)に巻き取られた糸長さを検出する装置(35)と、前記綾巻きパッケージ(6)の直径を求める装置(36)と、を備えており、かつ前記作業ユニット(4)がそれぞれ、糸張力センサ(22)および糸テンショナ(16)を備えた糸張力調整装置を有している、綾巻きオートワインダ(1)の作業ユニット(4)において製造された綾巻きパッケージ(6)の密度を最適化する方法において、
    前記綾巻きオートワインダ(1)の1つの作業ユニット(4)において巻成された1つの綾巻きパッケージ(6)において、予め設定可能な糸長さが得られた場合に、前記綾巻きパッケージ(6)の実際の直径を、または前記綾巻きパッケージ(6)の予め確定された直径が得られた場合には、巻成された糸長さを、前記綾巻きオートワインダ(1)の他の作業ユニット(4)において巻成された綾巻きパッケージ(6)の対応する値と突き合わせ、綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージ(6)の対応する値からの、当該綾巻きパッケージ(6)の値の偏差が、限界値を上回ると、前記偏差の値から得られる補正係数に基づいて、前記作業ユニット(4)の前記糸張力調整装置に調整作用を加えることを特徴とする、綾巻きオートワインダ(1)の作業ユニット(4)において製造された綾巻きパッケージ(6)の密度を最適化する方法。
  2. 作業ユニット(4)がそれぞれ、作業ユニット計算機(12)に接続された、綾巻きパッケージ(6)に巻き取られた糸長さを検出する装置(35)と、前記綾巻きパッケージ(6)の直径を求める装置(36)と、を備えており、かつ前記作業ユニット(4)がそれぞれ、糸張力センサ(22)および糸テンショナ(16)を備えた糸張力調整装置を有している、綾巻きオートワインダ(1)の作業ユニット(4)において製造された綾巻きパッケージ(6)の密度を最適化する方法において、
    前記綾巻きオートワインダ(1)の1つの作業ユニット(4)において巻成された綾巻きパッケージ(6)が、予め設定可能な糸長さまたは予め確定された直径に達した場合に、巻成された糸長さと前記綾巻きパッケージ(6)の実際の直径とを突き合わせることによって、前記綾巻きパッケージ(6)の密度を調べ、
    当該綾巻きパッケージ(6)の求められた密度と、前記綾巻きオートワインダ(1)の他の作業ユニット(4)において巻成された綾巻きパッケージ(6)の密度とを比較し、
    前記綾巻きオートワインダの前記他の作業ユニットにおいて巻成された前記綾巻きパッケージ(6)の密度からの、当該綾巻きパッケージ(6)の密度の偏差が、限界値を上回ると、前記綾巻きパッケージ(6)の密度偏差の各値から得られる密度補正係数に基づいて、前記作業ユニット(4)の前記糸張力調整装置に調整作用を加えることを特徴とする、綾巻きオートワインダ(1)の作業ユニット(4)において製造された綾巻きパッケージ(6)の密度を最適化する方法。
  3. 前記綾巻きパッケージ(6)を巻成するために使用される走行する糸(13)の、前記作業ユニット(4)の前記糸張力調整装置の前記糸張力センサ(22)を用いて求められた糸張力を、計算された補正係数を用いて修正する、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記補正係数を、該当する作業ユニット(4)の前記糸テンショナ(16)に使用する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 前記補正係数を、巻取り速度の調整に使用する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 前記補正係数を、それぞれ電圧に影響されることなく、前記作業ユニット(4)の前記作業ユニット計算機(12)においてもしくは前記綾巻きオートワインダ(1)の中央制御ユニット(10)において格納する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 綾巻きパッケージ(6)に巻き取られた糸長さを検出する装置(35)と、前記綾巻きパッケージ(6)の直径を求める装置(36)とが接続されている作業ユニット計算機(12)を有する、請求項1記載の方法を実施する装置であって、
    前記作業ユニット計算機(12)は、綾巻きオートワインダ(1)の1つの作業ユニット(4)において巻成された1つの綾巻きパッケージ(6)において、予め設定可能な糸長さが得られた場合に、前記綾巻きパッケージ(6)の求められた直径が、または予め確定された直径が得られた場合には、検出された糸長さが、中央制御ユニット(10)に伝達されるように、構成されており、
    前記中央制御ユニット(10)は、伝達された値を、前記綾巻きオートワインダ(1)の他の作業ユニット(4)において巻成された綾巻きパッケージ(6)の求められた対応する値と突き合わせ、前記綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージ(6)の前記対応する値からの、当該綾巻きパッケージ(6)の値の偏差が、限界値を上回ると、前記偏差の値から得られる補正係数を作成し、該補正係数に基づく調整作用のために、該補正係数を糸張力調整装置に伝達するように、構成されていることを特徴とする、請求項1記載の方法を実施する装置。
  8. 綾巻きパッケージ(6)に巻き取られた糸長さを検出する装置(35)と、前記綾巻きパッケージ(6)の直径を求める装置(36)とが接続されている作業ユニット計算機(12)を有する、請求項2記載の方法を実施する装置であって、
    前記作業ユニット計算機(12)は、綾巻きオートワインダ(1)の1つの作業ユニット(4)において巻成された1つの綾巻きパッケージ(6)において、予め設定可能な糸長さが得られた場合に、または予め確定された直径が得られた場合に、前記綾巻きパッケージ(6)の密度が、巻成された糸長さと当該直径との突合せによって求められ、かつ求められた密度が中央制御ユニット(10)に伝達されるように、構成されており、
    前記中央制御ユニット(10)は、当該綾巻きパッケージ(6)の求められた密度を、前記綾巻きオートワインダ(1)の他の作業ユニット(4)において巻成された綾巻きパッケージ(6)の求められた密度と比較し、前記綾巻きオートワインダの他の作業ユニットにおいて巻成された綾巻きパッケージ(6)の密度からの、当該綾巻きパッケージ(6)の密度の偏差が、限界値を上回ると、当該綾巻きパッケージ(6)の密度偏差の各値から得られる密度補正係数を作成し、かつ該密度補正係数に基づく調整作用のために、該密度補正係数を糸張力調整装置に伝達するように、構成されている
    いることを特徴とする、請求項2記載の方法を実施する装置。
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