JP2007025258A - ブラシ部材、並びにこれを用いる転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

ブラシ部材、並びにこれを用いる転写装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007025258A
JP2007025258A JP2005207197A JP2005207197A JP2007025258A JP 2007025258 A JP2007025258 A JP 2007025258A JP 2005207197 A JP2005207197 A JP 2005207197A JP 2005207197 A JP2005207197 A JP 2005207197A JP 2007025258 A JP2007025258 A JP 2007025258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
transfer
belt member
belt
latent image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005207197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4615386B2 (ja
Inventor
Koichi Ishii
宏一 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005207197A priority Critical patent/JP4615386B2/ja
Priority to US11/420,402 priority patent/US7409182B2/en
Publication of JP2007025258A publication Critical patent/JP2007025258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4615386B2 publication Critical patent/JP4615386B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1665Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat
    • G03G15/167Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat at least one of the recording member or the transfer member being rotatable during the transfer
    • G03G15/1685Structure, details of the transfer member, e.g. chemical composition
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/16Transferring device, details
    • G03G2215/1604Main transfer electrode
    • G03G2215/1642Brush

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】 紙搬送ベルト11の削れカスを転写ブラシ20の先端部に堆積させることによる転写ブレの発生を抑えることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 転写ブラシ20として、金属ホルダー21の表面上における起毛の長さが5.8[mm]以下であるものを用いた。あるいは、複数の起毛からなるブラシ部20における起毛の毛倒れ量の最大値が0.53[mm]以下であるものを用いた。あるいは、ブラシ部20における起毛の毛倒れ復帰量の最大値が0.30[mm]以下であるものを用いた。あるいは、ブラシ部20における紙搬送ベルト11への食い込み量を2.5[mm]以下に設定した。あるいは、紙搬送ベルト11として、裏面側の硬度が78[Hs]以下であるものを用いた。あるいは、裏面における静止摩擦係数が0.75以下であるものを用いた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動するベルト部材の裏面に対してブラシ部材によって転写バイアスを供給しながら、潜像担持体の表面の可視像をベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置に用いられるブラシ部材に関するものである。また、かかるブラシ部材を用いる転写装置や、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
従来より、この種の画像形成装置においては、ブラシ部材たる転写ブラシとして、金属製支持板の表面に立設せしめられた複数の起毛からなる導電性のブラシ部に所定の電気抵抗をもたせたものを用いるのが一般的である。かかる画像形成装置としては、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6などに記載のものが知られている。ブラシ部を構成する複数の起毛としては、特許文献6に開示されているように、導電性のレーヨンやナイロンからなるものが用いられる。
特開2000−347511号公報 特開2001−154499号公報 特開2001−331047号公報 特開2002−123124号公報 特開2002−169418号公報 特開平9−281768号公報
かかる構成の画像形成装置においては、転写ブラシとの摺擦によって発生したベルト部材の裏面の削れカスが転写ブラシのブラシ先端部に堆積する。そして、この削れカスが転写ブラシとベルト部材との摩擦力を変化させて、ベルト部材の線速を不規則に変動させることにより、転写画像に転写ブレを発生させ易かった。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ベルト部材の削れカスをブラシ部材の先端部に堆積させることによる転写ブレの発生を抑えることができるブラシ部材を提供することである。また、かかる転写ブレの発生を抑えることができる転写装置や画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、導電性支持体と、これの表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部とを有するブラシ部材であって、
上記導電性支持体の表面上における上記起毛の長さが5.8[mm]以下であることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、導電性支持体と、これの表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部とを有するブラシ部材であって、上記ブラシ部における上記起毛の毛倒れ量の最大値が0.53[mm]以下であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、導電性支持体と、これの表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部とを有するブラシ部材であって、上記ブラシ部における上記起毛の毛倒れ復帰量の最大値が0.30[mm]以下であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、導電性支持体の表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部の先端側を該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設されたブラシ部材とを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該ブラシ部の先端側から該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している潜像担持体の表面の可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置において、上記ブラシ部材として、請求項1乃至3の何れかのブラシ部材を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、導電性支持体の表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部の先端側を該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設されたブラシ部材とを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該ブラシ部の先端側から該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している潜像担持体の表面の可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置において、上記ブラシ部材の上記ブラシ部における上記ベルト部材への食い込み量を2.5[mm]以下に設定したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、導電性支持体の表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部の先端側を該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設されたブラシ部材とを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該ブラシ部の先端側から該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している潜像担持体の表面の可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、上記ベルト部材の裏面側の硬度が78[Hs]以下であることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、導電性支持体の表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部の先端側を該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設されたブラシ部材とを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該ブラシ部の先端側から該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している潜像担持体の表面の可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、上記ベルト部材の裏面における静止摩擦係数が0.75以下であることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、該表面に潜像を形成する潜像形成手段と、該表面の潜像を現像する現像手段と、現像によって得られた可視像を無端移動するベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写手段とを備える画像形成装置において、上記転写手段として、請求項4乃至7の何れかの転写装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、該表面に潜像を形成する潜像形成手段と、該表面の潜像を現像する現像手段と、現像によって得られた可視像を無端移動するベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置とを備え、該転写装置が、該ベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、導電性支持体の表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部の先端側を該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設されたブラシ部材とを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該ブラシ部の先端側から該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している潜像担持体の表面の可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写するものである画像形成装置において、上記ブラシ部材によって上記ベルト部材を上記潜像担持体に向けて押圧することで、該ブラシ部材を配設しない場合に比べて該ベルト部材と該潜像担持体との当接圧力を高める構成とし、且つ、上記潜像担持体と上記ベルト部材との当接圧力を0.090×重力加速度G[N/cm]以下に設定したことを特徴とするものである。
本発明者は、後述する実験により、ブラシ部材として、導電性支持体の表面上における起毛の長さが5.8[mm]以下であるものを用いることで、ブラシ部材との摺擦によるベルト部材の裏面の削れを抑え得ることを見出した。よって、請求項1乃至9の発明のうち、請求項1の発明特定事項の全てを備えるものにおいては、ベルト部材の裏面の削れを抑えて、ベルト部材の削れカスをブラシ部材の先端部に堆積させることによる転写ブレの発生を抑えることができる。
また、本発明者は、後述する実験により、転写ブラシ等のブラシ部材として、ブラシ部における起毛の毛倒れ量の最大値が0.53[mm]以下であるものを用いることで、ブラシ部材との摺擦によるベルト部材の裏面の削れを抑え得ることを見出した。よって、請求項1乃至9の発明のうち、請求項2の発明特定事項の全てを備えるものにおいても、ベルト部材の裏面の削れを抑えて、ベルト部材の削れカスをブラシ部材の先端部に堆積させることによる転写ブレの発生を抑えることができる。
また、本発明者は、後述する実験により、ブラシ部材として、ブラシ部における起毛の毛倒れ復帰量の最大値が0.30[mm]以下であるものを用いることで、ブラシ部材との摺擦によるベルト部材の裏面の削れを抑え得ることを見出した。よって、請求項1乃至9の発明のうち、請求項2の発明特定事項の全てを備えるものにおいても、ベルト部材の裏面の削れを抑えて、ベルト部材の削れカスをブラシ部材の先端部に堆積させることによる転写ブレの発生を抑えることができる。
また、本発明者は、後述する実験により、ブラシ部材のブラシ部におけるベルト部材への食い込み量を2.5[mm]以下にすることで、ブラシ部材との摺擦によるベルト部材の裏面の削れを抑え得ることを見出した。よって、請求項1乃至9の発明のうち、請求項5の発明特定事項の全てを備えるものにおいても、ベルト部材の裏面の削れを抑えて、ベルト部材の削れカスをブラシ部材の先端部に堆積させることによる転写ブレの発生を抑えることができる。
また、本発明者は、後述する実験により、ベルト部材として、ブラシ部材との当接面側である裏面側の硬度が78[Hs]以下であるものを用いることで、ブラシ部材との摺擦によるベルト部材の裏面の削れを抑え得ることを見出した。よって、請求項1乃至9の発明のうち、請求項6の発明特定事項の全てを備えるものにおいても、ベルト部材の裏面の削れを抑えて、ベルト部材の削れカスをブラシ部材の先端部に堆積させることによる転写ブレの発生を抑えることができる。
また、本発明者は、後述する実験により、ベルト部材として、ブラシ部材との当接面である裏面の静止摩擦係数が0.75以下であるものを用いることで、ブラシ部材との摺擦によるベルト部材の裏面の削れを抑え得ることを見出した。よって、請求項1乃至9の発明のうち、請求項7の発明特定事項の全てを備えるものにおいても、ベルト部材の裏面の削れを抑えて、ベルト部材の削れカスをブラシ部材の先端部に堆積させることによる転写ブレの発生を抑えることができる。
また、本発明者は、後述する実験により、ブラシ部材によってベルト部材を潜像担持体に向けて押圧して該ベルト部材と潜像担持体との当接圧力を高めるようにした構成では、潜像担持体とベルト部材との当接圧力を0.090×重力加速度G[N/cm]以下に設定することで、ブラシ部材との摺擦によるベルト部材の裏面の削れを抑え得ることを見出した。よって、請求項9の発明においても、ベルト部材の裏面の削れを抑えて、ベルト部材の削れカスをブラシ部材の先端部に堆積させることによる転写ブレの発生を抑えることができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置である電子写真方式のプリンタの第1実施形態について説明する。
まず、本第1実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本プリンタを示す概略構成図である。同図において、潜像担持体たるドラム状の感光体1の周囲には、帯電ローラ2、光書込ユニット3、現像手段たる現像装置4、転写装置10、ドラムクリーニング装置5、除電ランプ6などが配設されている。
感光体1は、図示しない駆動手段によって図中時計回り方向(図中矢印Aの方向)に回転駆動される。そして、図示しない電源によって帯電バイアスが印加される帯電ローラ3により、暗中にてマイナス極性に一様帯電せしめられる。一様帯電後における感光体1の表面電位は、例えば−800[V]となる。このような電位状態にある感光体1の表面には、潜像形成手段たる光書込ユニット3から照射される光変調されたレーザ光Lによる光走査により、画像信号に対応する静電潜像が形成される。この静電潜像部分の表面電位は例えば−130[V]となり、他の地肌部分の表面電位は、変わらずに−800[V]である。
感光体1に形成された静電潜像には、現像手段たる現像装置4により、マイナス極性に帯電したトナーが付着せしめられる。この付着により、感光体1上の静電潜像が可視像たるトナー像に現像される。このトナー像は、転写装置10により、転写材である転写紙P上に転写される。転写後の感光体1の表面は、転写残トナーがドラムクリーニング装置5によって除去された後、除電ランプ6によって除電される。
転写装置10は、無端状のベルト部材である紙搬送ベルト11、駆動ローラ12、従動ローラ13等からなるベルト装置と、転写ローラ19、転写ブラシ20、転写バイアス電源31等からなる転写バイアス装置とを備えている。
上記ベルト装置は、紙搬送ベルト11を駆動ローラ12と従動ローラ13とによって張架しながら、図示しない駆動手段によって回転駆動される駆動ローラ12によって図中反時計回り方向(矢印B方向)に無端移動せしめる。そして、ベ駆動ローラ12と従動ローラ13との間のベルト展張箇所のおもて面を感光体1に当接させて転写ニップを形成している。
上記転写バイアス装置の転写ローラ19は、ステンレス等の金属からなり、紙搬送ベルト11の裏面に当接しながら回転するように配設されている。この当接箇所は、駆動ローラ12と従動ローラ13との間のベルト展張箇所であって、且つ上記転写ニップよりもベルト移動方向下流側の箇所である。
上記転写バイアス装置の転写ブラシ20は、導電性支持体たる金属ホルダー21、導電性接着剤によって金属ホルダー21の表面に固定された複数の起毛からなるブラシ部22などを有している。そして、ブラシ部22の先端側を紙搬送ベルト11の裏面に接触させるように配設されている。この接触箇所は、駆動ローラ12と従動ローラ13との間のベルト展張箇所であって、且つ転写ローラ19よりもベルト移動方向上流側の箇所である。
転写ブラシ20において、ステンレス等からなる金属ホルダー21には、第1アンペアメーター30を介して転写バイアス電源31が接続されている。一方、紙搬送ベルト11をその裏面で支えながら張架している従動ローラ13は、そのローラ部がステンレス等の金属からなり、その金属製の軸部材には図示しない摺擦接点を介して電線が接続されている。また、紙搬送ベルト11をその裏面で支えながら張架している駆動ローラ12も、その金属製の軸部材には図示しない摺擦接点を介して電線が接続されている。従動ローラ13の軸部材から延びる電線と、駆動ローラ12の軸部材から延びる電線とは、互いに接続された後、第2アンペアメータ32を介して転写バイアス電源31に接続されている。
転写バイアス電源31から、第1アンペアメータ30と、金属ホルダー21と、ブラシ部22とを介して紙搬送ベルト11に流れた電荷の一部は、紙搬送ベルト11の裏面においてベルト周方向に移動して駆動ローラ12や従動ローラ13に至る。そして、駆動ローラ12や従動ローラ13から、第2アンペアメータ30と転写バイアス電源31とを介してアースに流れ込む。また、ブラシ部22から紙搬送ベルト11に流れた電荷の残りは、紙搬送ベルト11を厚み方向に移動して感光体1に流れ込む。この流れ込みによる電流値、即ち転写電流値は、第1アンペアメータ30による電流測定値から、第2アンペアメータ32による電流測定値を差し引いた値とほぼ同じになる。
転写バイアス電源31は、内部に図示しない定電流制御回路を有している。そして、この定電流制御回路により、第1アンペアメータ30による電流測定値から、第2アンペアメータ32による電流測定値を差し引いた値、即ち転写電流値が所定の目標値に安定するように、出力電圧値を変化させる。このような制御(以下、定電流制御という)により、画像形成動作中における転写電流値がほぼ一定に保たれる。
紙搬送ベルト11は、導電性ゴムからなるベルト基体のおもて面側に導電性樹脂からなる表面層が形成されたものである。その裏面側の表面抵抗率はJISK6911で10〜1010[Ω/□]に調整されている。また、おもて面側の表面抵抗率はJISK6911で10〜1013[Ω/□]に調整されている。また、体積固有抵抗率は、JISK6911で10〜1011[Ω・cm]に調整されている。
図示しない領域には給紙部が配設されており、この給紙部は転写材たる転写紙Pを、転写ニップにて感光体1上のトナー像に重ね合わせ得るタイミングで図中矢印C方向に送り出す。送り出された転写紙Pは、転写装置10の紙搬送ベルト11における上部張架面に保持されながら転写ニップに進入する。そして、上述の転写電流やニップ圧の影響により、感光体1上のトナー像が転写せしめられる。
このようにしてトナー像が転写せしめられた転写紙Pは、転写装置10よりも図中左側方にある図示しない領域に配設された定着装置に受け渡されて、ここでトナー像の定着処理が施された後、機外へと排出される。
図2は、転写装置10の一部を示す分解斜視図である。同図においては、転写装置10は、駆動ローラ12と従動ローラ13とをそれぞれ両端で回転自在に支持するローラ支持体14を有している。転写ブラシ20は、紙搬送ベルト11を装着していない状態のローラ支持体14に対してネジ止め固定されるようになっている。転写ブラシ20がネジ止め固定された後のローラ支持体14には、紙搬送ベルト11が掛け回される。そして、図3に示すように、紙搬送ベルト11が掛け回されたローラ支持体14には、金属製の第1バイアス端子15や第2バイアス端子16の図示しない一端側が固定される。第1バイアス端子15の図示しない固定側端部は、紙搬送ベルト11のループ内側にて、転写ブラシ10の金属ホルダー21に電気的に接続されている。また、第2バイアス端子16の図示しない固定側端部は、紙搬送ベルト11のループ内側にて、従動ローラ13の金属製の軸部材に接続されている。
図3に示したように、第1バイアス端子15や第2バイアス端子16の自由端側は、紙搬送ベルト11の下部張架面に所定の間隙を介して対向する姿勢になっている。これらバイアス端子が固定された転写装置10は、図3の矢印で示すようにプリンタ本体に装着されると、第1バイアス端子15が、プリンタ本体側に固定された第1接点端子17に密着せしめられる。また、第2バイアス端子16が、プリンタ本体側に固定された第2接点端子18に密着せしめられる。なお、第1接点端子17は、図1に示した第1アンペアメータ30を介して転写バイアス電源31に接続されている。また、第2接点端子18は、第2アンペアメータ32と、転写バイアス電源31とを介してアースに接続されている。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。
[実験1]
本発明者は、次のような実験を行った。即ち、まず、転写ブラシ(20)として、様々な種類のものを準備した。これら転写ブラシ(20)は、ブラシ部(22)を構成する起毛の材料が異なる他は、同様の構成になっており、図4や図5に示すような形態になっている。
図4は、転写ブラシ20を示す側面図である。同図において、転写ブラシ20のブラシ部22を構成する各起毛は、導電性両面テープ23を介してステンレス(SUS304)製の金属ホルダー21に固定されている。導電性両面テープ23は金属とほぼ同等の導電性を発揮する材料から構成されている。各起毛の導電性両面テープ23上面からの突出量であるパイル長さt1は、転写ブラシ20の種類によって異なっている。各起毛から構成されるブラシ部22の先端から金属ホルダー21の裏面に至るまでの厚さt2も、パイル長さt1に応じて異なっている。また、ブラシ部22の短手方向(ベルト移動方向に相当する)の寸法であるブラシ幅W1は5[mm]になっている。金属ホルダー21には、絶縁性材料からなる板部材24が片持ち固定されており、この板部材24の自由端はブラシ部22の短手方向の一端側に当接している。この板部材24は、先端を図示しない紙搬送ベルトの裏面に接触させるブラシ部22が紙搬送ベルトの図中矢印方向の移動に伴って各起毛を過剰に撓ませるのを防ぐためのものである。そして、その自由端を、ブラシ部22に対してブラシ先端よりも約2[mm]程度低い位置に当接させている。
図5は、転写ブラシ20を示す斜視図である。同図において、ブラシ部22の長手方向(ベルト幅方向に相当する)の寸法であるブラシ長さL1は297.5[mm]になっている。ブラシ幅W1は、既に述べたように5[mm]である。本発明者は、図4や図5に示した寸法構成であって、且つ互いに起毛の材質や長さが異なる複数の転写ブラシ20を用意したのである。これら転写ブラシ20のブラシ部22を構成する各起毛は、レーヨン母材又はナイロン(6ナイロン)母材中に、導電性の電気抵抗であるカーボン粉末が分散せしめられた材料からなっている。なお、以下、各起毛として、レーヨン母材中にカーボン粉末が分散せしめられた材料からなるものを用いた転写ブラシ20を、レーヨン製の転写ブラシ20という。また、各起毛として、ナイロン母材中にカーボン粉末が分散せしめられた材料からなるものを用いた転写ブラシ20を、ナイロン製の転写ブラシ20という。
ここで、レーヨンとは、セルロースを溶解してコロイド溶液にし、細孔から凝固液中に引き出して得る再生繊維のことを言う。また、ナイロンとは、任意の長鎖状の合成ポリアミドで、その主鎖がアミド基の繰り返しを持ち、その構造単位が軸方向に配列する繊維のことを言う。
予め用意した全ての転写ブラシ20について、各起毛が真っ直ぐに立った製造直後の状態で上述のパイル長さt1をスケールによって測定した。次に、先に図1に示したプリンタと同様の構成のプリンタ試験機を用意した。そして、このプリンタ試験機に対し、予め準備しておいた複数の転写ブラシ20の1つとをそれぞれ取り付けた後、テスト画像を100000枚の転写紙に出力した。これらの出力の後、紙搬送ベルト11をプリンタ試験機から取り外し、その裏面における転写ブラシ20との摺擦による削れが発生しているか否かを目視によって確認した。また、念のために、転写ブラシ20の先端部に紙搬送ベルト11の裏面の削れカスが付着しているか否かを確認した。また、プリントアウト画像の中に、転写ブレが発生しているか否かを確認した。この結果を次の表1に示す。なお、テスト画像の出力については、後述する毛倒れ量が比較的少なくなるL/L環境(10℃、15%RHの環境)にて行った。また、テスト画像の出力枚数を100000枚としたのは、ベルト裏面の削れカスが転写ブラシ20の先端部に堆積することによる転写ブレが発生が発生する場合には、100000枚のプリントアウトを行えば確実に転写ブレが発生してくることが予めわかっているからである。また、テスト画像としては、A3サイズの転写紙に対し、2×2(ツー・バイ・ツー)のベタハーフトーン部が、転写紙全面に形成されるような画像を出力した。また、紙搬送ベルト11としては、JIS K 6301の規格を具備したスプリング式JIS硬度計(A型硬度計(JA型))による裏面側の硬度測定値が78[Hs]であるものを用いた。
Figure 2007025258
表1に示したように、パイル長さt1が5.8[mm]以下である場合には、転写ブラシ20との摺擦による紙搬送ベルト11の裏面の削れが起こらず、結果として転写ブレも起きていないことがわかる。そこで、本第1実施形態に係るプリンタにおいては、転写ブラシ20として、パイル長さt1が5.8[mm]以下であるものを搭載している。
次に、本発明を適用した第2実施形態のプリンタについて説明する。なお、本第2実施形態に係るプリンタの構成は、以下に特筆しない限り、第1実施形態に係るプリンタと同様である。
[実験2]
本発明者は、転写ブラシ(20)として、上述した実験1と同様に、様々な種類のものを準備した。そして、これら転写ブラシ20について、それぞれ毛倒れ量を測定した。毛倒れ量の測定については、次のようにして行った。即ち、まず、各種類について、それぞれ3つの転写ブラシ(20)を用意する。そして、互いに同種の3つの転写ブラシのうち、1つにおける先端部の全面を1.5[mm]の食い込み量でステンレス板に当接させる。この食い込み量とは、先に図4に示したパイル長さt1から、転写ブラシ20の金属ホルダー21の上面と、ブラシを当接させたステンレス板との距離を差し引いた値のことである。転写ブラシ20の先端部をステンレス板に1.5[mm]の食い込み量で当接させたら、L/Xの環境下(10℃、30〜40%RHの環境下)に24時間放置する。すると、図6に示すように、転写ブラシ20の起毛の先端部に撓み癖がつく。このように先端部に撓み癖がついた状態の起毛の先端における図中Y方向(起毛の立設方向)の位置である点y1と起毛根元との距離である毛倒れ後長さt3をスケールで測定する。撓み癖が全くなれけば、点y1は真っ直ぐに延びた状態の起毛の先端位置である点y0と同じ位置になり、毛倒れ後長さt3はパイル長さt1と等しくなるが、通常は撓み癖がつくので、t3<t1となる。パイル長さt1から毛倒れ後長さt3を差し引いた値をL/X環境下における毛倒れ量とする。次に、互いに同種の3つの転写ブラシ20のうち、2つ目を1.5[mm]の食い込み量でステンレス板に当接させてN/Nの環境下(23℃65%RH)に24時間放置した後、毛倒れ後長さt3を測定する。そして、パイル長さt1から毛倒れ後長さt3を差し引いた値をN/N環境下における毛倒れ量とする。次に、互いに同種の3つの転写ブラシ20のうち、3つ目を1.5[mm]の食い込み量でステンレス板に当接させてH/Hの環境下(32℃80%RH)に24時間放置した後、毛倒れ後長さt3を測定する。そして、パイル長さt1から毛倒れ後長さt3を差し引いた値をH/H環境下における毛倒れ量とする。更に、3つの環境下における毛倒れ量のうち、最も大きい値を毛倒れ量の最大値とする。このような毛倒れ量の最大値の測定を、全ての種類の転写ブラシ20について測定した結果を次の表2に示す。
Figure 2007025258
表2に示すように、ナイロン製の転写ブラシ20は、レーヨン製のものに比べて毛倒れ量の最大値が小さくなることがわかる。なお、表2には示していないが、表2における2種類のナイロン製の転写ブラシ20では、何れもテスト画像を100000枚プリントアウトしても紙搬送ベルト11の裏面の削れや転写ブレが起きなかった。これに対し、レーヨン製の転写ブラシでは、テスト画像を100000枚プリントアウトする間に、紙搬送ベルトの裏面の削れや転写ブレが起きてしまった。このことから、転写ブラシ20として、手倒れ量の最大値が表2のナイロンの最大値である0.53[mm]以下になるものを用いることで、転写ブラシ20との摺擦による紙搬送ベルト11の裏面の削れや、削れカスのブラシ先端部への堆積による転写ブレを抑え得ることがわかった。そこで、本第2実施形態に係るプリンタにおいては、転写ブラシ20として、毛倒れ量の最大値が0.53[mm]以下であるものを用いている。
次に、本発明を適用した第3実施形態に係るプリンタについて説明する。なお、本第3実施形態に係るプリンタの構成は、以下に特筆しない限り、第1実施形態に係るプリンタと同様である。
[実験3]
本発明者は、上述した実験2と並行して、各種の転写ブラシ20の毛倒れ復帰量を測定する実験を行った。具体的には、各種の転写ブラシ20について、毛倒れ量を測定した後、ブラシ先端をステンレス板に当接させずに、毛倒れ量測定時と同様の環境下に24時間放置する。すると、通常は起毛の先端部の撓み癖が少し回復するので、ステンレス板当接直後に比べて、毛倒れ後長さt3が長くなる。ブラシ先端をステンレス板に当接させて24時間放置した直後の毛倒れ後長さt3を、その後にブラシ先端をステンレス板に当接させないで24時間放置した直後の毛倒れ後長さt3から差し引いた値を毛倒れ復帰量として求めた。そして、この毛倒れ復帰量を、各環境下で求めた値のうち、最大の値を毛倒れ復帰量の最大値とした。この結果を次の表3に示す。
Figure 2007025258
表3に示すように、ナイロン製の転写ブラシ20における毛倒れ復帰量の最大値が0.30であるのに対し、レーヨン製の転写ブラシ20における毛倒れ復帰量の最大値は0.40であった。このことから、ナイロン製の転写ブラシ20は、レーヨン製のものに比べて毛倒れが復帰し難いことがわかる。表3には示していないが、ナイロン製の転写ブラシ20では、何れもテスト画像をプリントアウトしてもベルト裏面の削れや転写ブレが起きなかったのに対し、レーヨン製の転写ブラシでは、ベルト裏面の削れや転写ブレが起きてしまったのは既に述べた通りである。このことから、転写ブラシ20として、手倒れ復帰量の最大値が表3のナイロンの最大値である0.30[mm]以下になるものを用いることで、転写ブラシ20との摺擦による紙搬送ベルト11の裏面の削れや、削れカスのブラシ先端部への堆積による転写ブレを抑え得ることがわかった。そこで、本第3実施形態に係るプリンタにおいては、転写ブラシ20として、毛倒れ復帰量の最大値が0.30[mm]以下であるものを用いている。
次に、本発明を適用した第4実施形態に係るプリンタについて説明する。なお、本第4実施形態に係るプリンタの構成は、以下に特筆しない限り、第1実施形態に係るプリンタと同様である。
[実験4]
本発明者は、上述したプリンタ試験機にセットした転写ブラシ20の紙搬送ベルト11に対する食い込み量を様々な値に変更しながら、各食い込み量で上述のテスト画像を100000枚ずつプリントアウトした。そして、紙搬送ベルト11をプリンタ試験機から取り外し、その裏面における転写ブラシ20との摺擦による削れが発生しているか否かを目視によって確認した。また、念のために、転写ブラシ20の先端部に紙搬送ベルト11の裏面の削れカスが付着しているか否かを確認した。また、プリントアウト画像の中に、転写ブレが発生しているか否かを確認した。この結果を次の表4に示す。なお、転写ブラシ20の紙搬送ベルト11に対する食い込み量の測定法は、ステンレス板が紙搬送ベルト11に代わる点の他は、上述した実験2における食い込み量と同様である。また、テスト画像の出力については、毛倒れ量が比較的少なくなるL/L環境(10℃、15%RHの環境)にて行った。また、紙搬送ベルト11としては、JIS K 6301の規格を具備したスプリング式JIS硬度計(A型硬度計(JA型))による裏面側の硬度測定値が78[Hs]であるものを用いた。
Figure 2007025258
表4に示したように、転写ブラシ20の紙搬送ベルト11に対する食い込み量が2.5[mm]以下である場合には、転写ブラシ20との摺擦による紙搬送ベルト11の裏面の削れが起こらず、結果として転写ブレも起きていないことがわかる。そこで、本第4実施形態に係るプリンタにおいては、転写ブラシ20のブラシ部における紙搬送ベルト11に対する食い込み量を、2.5[mm]以下に設定している。
次に、本発明を適用した第5実施形態のプリンタについて説明する。なお、本第5実施形態に係るプリンタの構成は、以下に特筆しない限り、第1実施形態に係るプリンタと同様である。
[実験5]
本発明者は、上述したプリンタ試験機にセットする紙搬送ベルト11として、裏面側の硬度が互いに異なる複数種類のものを用意した。そして、これら紙搬送ベルト11について、それぞれプリンタ試験機にセットした状態で上述のテスト画像を100000枚プリントアウトした後、紙搬送ベルト11をプリンタ試験機から取り外し、その裏面における転写ブラシ20との摺擦による削れが発生しているか否かを目視によって確認した。また、念のために、転写ブラシ20の先端部に紙搬送ベルト11の裏面の削れカスが付着しているか否かを確認した。また、プリントアウト画像の中に、転写ブレが発生しているか否かを確認した。この結果を次の表5に示す。なお、紙搬送ベルト11における裏面側の硬度については、JIS K 6301の規格を具備したスプリング式JIS硬度計(A型硬度計(JA型))によって測定した。また、転写ブラシ20については、パイル長さt1を5.8[mm]にセットしたものを用いた。また、テスト画像の出力については、後述する毛倒れ量が比較的少なくなるL/L環境(10℃、15%RHの環境)にて行った。
Figure 2007025258
表5に示したように、紙搬送ベルト11の裏面側の硬度が78[Hs]以下である場合には、転写ブラシ20との摺擦による紙搬送ベルト11の裏面の削れが起こらず、結果として転写ブレも起きていないことがわかる。そこで、本第5実施形態に係るプリンタにおいては、紙搬送ベルト11として、裏面側の硬度が78[Hs]以下であるものを用いている。
次に、本発明を適用した第6実施形態のプリンタについて説明する。なお、本第6実施形態に係るプリンタの構成は、以下に特筆しない限り、第1実施形態に係るプリンタと同様である。
[実験6]
本発明者は、上述したプリンタ試験機にセットする紙搬送ベルト11として、裏面側の材質が互いに異なる複数種類のものを用意した。そして、これらの紙搬送ベルト11の裏面における静止摩擦係数をそれぞれ測定した。この測定は、HEIDONトライポギア(type94i:新東科学社製)という測定器によって行った。この測定器は、自らのスライダー(黄銅、ハードクロム処理、40g)と、被検対象たる紙搬送ベルト11の裏面との間に発生する静止摩擦係数を、一般的な傾斜法ではなく、被検対象に水平方向に推力を加えたときの発生推力に基づいて求めることができる。一般に、物体の静止摩擦係数は、低温や低湿環境で低く、高温高湿環境で高くなる。そこで、本実験6においては、実験室の環境を23℃、50%RHに設定し、この環境下に紙搬送ベルト11を12時間放置した後、静止摩擦係数を測定した。なお、紙搬送ベルト11の裏面とは、既に何度も述べているように、ベルトループ内周面のことであり、転写紙を保持するベルトおもて面とは正反対の面である。紙搬送ベルト11としては、裏面がゴム材料からなるものを用いたが、ゴム材料でないものを用いてもよい。
用意した複数種類の紙搬送ベルト11について、それぞれプリンタ試験機にセットした状態で上述のテスト画像を100000枚プリントアウトした後、紙搬送ベルト11をプリンタ試験機から取り外し、その裏面における転写ブラシ20との摺擦による削れが発生しているか否かを目視によって確認した。また、念のために、転写ブラシ20の先端部に紙搬送ベルト11の裏面の削れカスが付着しているか否かを確認した。また、プリントアウト画像の中に、転写ブレが発生しているか否かを確認した。この結果を次の表6に示す。なお、テスト画像の出力については、後述する毛倒れ量が比較的少なくなるL/L環境(10℃、15%RHの環境)にて行った。
Figure 2007025258
表6に示したように、紙搬送ベルト11の裏面の静止摩擦係数が0.75以下である場合には、転写ブラシ20との摺擦による紙搬送ベルト11の裏面の削れが起こらず、結果として転写ブレも起きていないことがわかる。そこで、本第6実施形態に係るプリンタにおいては、紙搬送ベルト11として、裏面の静止摩擦係数が0.75以下であるものを用いている。
次に、本発明を適用した第7実施形態のプリンタについて説明する。なお、本第7実施形態に係るプリンタの構成は、以下に特筆しない限り、第7実施形態に係るプリンタと同様である。
図7は、本第7実施形態に係るプリンタの感光体1とその周囲構成とを示す拡大構成図である。同図において、紙搬送ベルト11の裏面に当接している転写ブラシ20は、紙搬送ベルト11を感光体1に向けて押圧することで、転写ブラシ20がない場合に比べて、紙搬送ベルト11と感光体1との当接圧力である転写ニップ圧を高めている。参考までに、転写ブラシ20を取り外した状態を図8に示すが、転写ブラシ20が取り外された場合、感光体2近傍におけるベルト上部張架面が図7の状態よりも下がる。これにより、感光体2と紙搬送ベルト11とのベルト移動方向における当接長さである転写ニップ長さW4が、図7の状態よりも小さくなるとともに、転写ニップ圧が下がる。なお、先に図1に示した第1実施形態に係るプリンタも同様の構成になっている。
[実験7]
本発明者は、図7に示した構成を備えるプリンタ試験機において、転写ブラシ20の上下方向の取り付け位置を調整して、転写ニップ圧を様々な値に設定した。転写ニップ圧の測定については、次のようにして行った。即ち、まず、転写装置(10)を感光体1から引き離した状態で、紙搬送ベルト11の上に、面圧測定器(I−SCAN 5025システム)のシート状の測定部をおく。次に、転写装置を本来の位置にセットして、面圧測定器のシート状の測定部を感光体1と紙搬送ベルト11との間に挟み込む。この状態で、紙搬送ベルト11と感光体1との接触面積を求める。また、シート状の測定部に作用する力を測定する。そして、接触面積と、面圧測定器による力の測定結果とに基づいて、転写ニップ圧を求める。なお、1つのブラシ取り付け位置について、紙搬送ベルト11の幅方向における一方の端から70[mm]だけ中央に寄った位置での転写ニップ圧(F)と、幅方向における中央位置での転写ニップ圧(C)と、幅方向における他方の端から70[mm]だけ中央に寄った位置での転写ニップ圧(R)とを測定した。なお、転写ブラシ20としては、ブラシ密度が120[KF]であるものを用いた。
図9は、転写ニップ圧の測定結果の一例を示すグラフである。図示のように、一般に、転写ニップ圧は、ベルト幅方向における両端部(F、R)が中央部(C)よりも高くなる。これは、転写ブラシ20の中央部が僅かに撓むからである。
各ブラシ取り付け位置(転写ニップ圧と同意)の条件において、それぞれ上述のテスト画像を100000枚プリントアウトした後、紙搬送ベルト11をプリンタ試験機から取り外し、その裏面における転写ブラシ20との摺擦による削れが発生しているか否かを目視によって確認した。また、念のために、転写ブラシ20の先端部に紙搬送ベルト11の裏面の削れカスが付着しているか否かを確認した。また、プリントアウト画像の中に、転写ブレが発生しているか否かを確認した。この結果を次の表7に示す。
Figure 2007025258
表7に示したように、転写ニップ圧が0.090[kg/cm]以下である場合には、転写ブラシ20との摺擦による紙搬送ベルト11の裏面の削れが起こらず、結果として転写ブレも起きていないことがわかる。そこで、本第7実施形態に係るプリンタにおいては、転写ニップ圧を0.090×重力加速度G[N/cm]以下に設定している。なお、重力加速度Gは、9.80665である。
実験7では、転写ブラシ20として、ブラシ密度が120[KF]であるものを用いたが、参考までに、ブラシ密度が80[KF]、150[KF]である場合の転写ニップ圧を図10に示す。
転写ブラシ20のパイル長さt1については、狙いの転写ニップ圧が得られるな値にすることが重要である。パイル長さt1が長すぎると、紙搬送ベルト11の裏面のゴム材料と、転写ブラシ20のブラシ部との摺擦による削れが助長されるため注意が必要となる。
参考までに、6ナイロン(商品名)及びレーヨンの性状を次の表8に示す。
Figure 2007025258
表8から、ナイロン製の転写ブラシ20では、起毛の含水率が20℃95%RHの環境下において90%以下であることがわかる。これに対し、レーヨン製の転写ブラシ20では、20℃95%RHの環境下で12.3〜25%程度である。ナイロンはレーヨンと比較すると含水率の低い素材であることがわかる。
6ナイロン及び12ナイロンの各種性状を図11に示す。6ナイロンは、カーボンが断面方向において均一に分散せしめられたものであるのに対し、12ナイロンは、断面方向において周縁部のあたりにだけカーボンが分散せしめられたものである。
これまで、ベルト部材たる紙搬送ベルトのおもて面に保持した転写紙に対して感光体1上のトナー像を転写するプリンタについて説明してきたが、次のようなプリンタにも本発明の適用が可能である。即ち、感光体1上のトナー像をベルト部材たる中間転写ベルトに転写するプリンタである。
第1実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタの転写装置の一部を示す分解斜視図。 同転写装置と同プリンタの筐体の一部とを示す斜視図。 同転写装置の転写ブラシを示す側面図。 同転写ブラシを示す斜視図。 起毛の毛倒れ量を説明するための模式図。 第7実施形態に係るプリンタの感光体とその周囲構成とを示す拡大構成図。 転写ブラシを取り外した場合の同プリンタにおける感光体とその周囲構成とを示す拡大構成図。 転写ニップ圧の測定結果の一例を示すグラフ。 転写ブラシのブラシ密度と転写ニップ圧との関係を示すグラフ。 6ナイロン及び12ナイロンの各種性状を示す図表。
符号の説明
1:感光体(潜像担持体)
3:光書込ユニット(潜像形成手段)
4:現像装置(現像手段)
10:転写装置
11:紙搬送ベルト(ベルト部材)
12:駆動ローラ(張架部材)
13:従動ローラ(張架部材)
20:転写ブラシ(ブラシ部材)
21:金属ホルダー(導電性支持体)
22:ブラシ部
P:転写紙(転写材)

Claims (9)

  1. 導電性支持体と、これの表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部とを有するブラシ部材であって、
    上記導電性支持体の表面上における上記起毛の長さが5.8[mm]以下であることを特徴とするブラシ部材。
  2. 導電性支持体と、これの表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部とを有するブラシ部材であって、
    上記ブラシ部における上記起毛の毛倒れ量の最大値が0.53[mm]以下であることを特徴とするブラシ部材。
  3. 導電性支持体と、これの表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部とを有するブラシ部材であって、
    上記ブラシ部における上記起毛の毛倒れ復帰量の最大値が0.30[mm]以下であることを特徴とするブラシ部材。
  4. 無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、導電性支持体の表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部の先端側を該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設されたブラシ部材とを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該ブラシ部の先端側から該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している潜像担持体の表面の可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置において、
    上記ブラシ部材として、請求項1乃至3の何れかのブラシ部材を用いたことを特徴とする転写装置。
  5. 無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、導電性支持体の表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部の先端側を該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設されたブラシ部材とを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該ブラシ部の先端側から該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している潜像担持体の表面の可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置において、
    上記ブラシ部材の上記ブラシ部における上記ベルト部材への食い込み量を2.5[mm]以下に設定したことを特徴とする転写装置。
  6. 無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、導電性支持体の表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部の先端側を該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設されたブラシ部材とを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該ブラシ部の先端側から該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している潜像担持体の表面の可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、
    上記ベルト部材の裏面側の硬度が78[Hs]以下であることを特徴とする転写装置。
  7. 無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、導電性支持体の表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部の先端側を該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設されたブラシ部材とを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該ブラシ部の先端側から該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している潜像担持体の表面の可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、
    上記ベルト部材の裏面における静止摩擦係数が0.75以下であることを特徴とする転写装置。
  8. 無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、該表面に潜像を形成する潜像形成手段と、該表面の潜像を現像する現像手段と、現像によって得られた可視像を無端移動するベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写手段とを備える画像形成装置において、
    上記転写手段として、請求項4乃至7の何れかの転写装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、該表面に潜像を形成する潜像形成手段と、該表面の潜像を現像する現像手段と、現像によって得られた可視像を無端移動するベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置とを備え、該転写装置が、該ベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、導電性支持体の表面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部の先端側を該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設されたブラシ部材とを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該ブラシ部の先端側から該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している潜像担持体の表面の可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写するものである画像形成装置において、
    上記ブラシ部材によって上記ベルト部材を上記潜像担持体に向けて押圧することで、該ブラシ部材を配設しない場合に比べて該ベルト部材と該潜像担持体との当接圧力を高める構成とし、且つ、上記潜像担持体と上記ベルト部材との当接圧力を0.090×重力加速度G[N/cm]以下に設定したことを特徴とする画像形成装置。
JP2005207197A 2005-07-15 2005-07-15 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4615386B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005207197A JP4615386B2 (ja) 2005-07-15 2005-07-15 画像形成装置
US11/420,402 US7409182B2 (en) 2005-07-15 2006-05-25 Brush member and transfer device and image forming apparatus using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005207197A JP4615386B2 (ja) 2005-07-15 2005-07-15 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007025258A true JP2007025258A (ja) 2007-02-01
JP4615386B2 JP4615386B2 (ja) 2011-01-19

Family

ID=37661768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005207197A Expired - Fee Related JP4615386B2 (ja) 2005-07-15 2005-07-15 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7409182B2 (ja)
JP (1) JP4615386B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013054298A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Fuji Xerox Co Ltd 転写装置及び画像形成装置
JP2015087532A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 キヤノン株式会社 画像形成装置

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5043805B2 (ja) 2007-11-19 2012-10-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5574213B2 (ja) * 2008-07-09 2014-08-20 株式会社リコー 画像形成装置
JP2012037679A (ja) 2010-08-05 2012-02-23 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP5729227B2 (ja) 2011-09-13 2015-06-03 株式会社リコー 画像形成装置
JP6065406B2 (ja) 2011-10-11 2017-01-25 株式会社リコー 転写装置及び画像形成装置
JP5729362B2 (ja) 2011-11-28 2015-06-03 株式会社リコー 画像形成装置
JP6222542B2 (ja) 2012-05-18 2017-11-01 株式会社リコー 画像形成装置
JP6102490B2 (ja) 2012-09-18 2017-03-29 株式会社リコー 画像形成装置
JP6150568B2 (ja) * 2013-03-12 2017-06-21 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6160907B2 (ja) 2013-04-17 2017-07-12 株式会社リコー 転写装置及び画像形成装置
JP6305197B2 (ja) 2014-05-13 2018-04-04 キヤノン株式会社 画像形成装置
US10647134B2 (en) * 2018-02-23 2020-05-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Transfer belt platens
JP7189433B2 (ja) 2019-01-11 2022-12-14 タイガー魔法瓶株式会社 攪拌型調理器
US10832395B2 (en) * 2019-03-25 2020-11-10 Raytheon Technologies Corporation Systems and methods for inspecting bristles using a digital camera

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05273872A (ja) * 1991-12-23 1993-10-22 Xerox Corp 抵抗性中間転写部材
JPH08202177A (ja) * 1995-01-31 1996-08-09 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JPH09281768A (ja) * 1996-04-16 1997-10-31 Casio Electron Mfg Co Ltd カラー画像形成装置
JP2000347511A (ja) * 1999-06-07 2000-12-15 Ricoh Co Ltd 転写装置
JP2001154499A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Ricoh Co Ltd 転写ベルト装置
JP2001331047A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Ricoh Co Ltd 転写装置及びその転写装置を有する画像形成装置
JP2002123124A (ja) * 2000-10-13 2002-04-26 Ricoh Co Ltd 抵抗ムラ測定方法及び検査方法
JP2002169418A (ja) * 2000-12-05 2002-06-14 Ricoh Co Ltd 転写ベルト装置の導電性ブラシ転写ムラ測定方法
JP2004004184A (ja) * 2002-05-30 2004-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像形成装置

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69120029T2 (de) * 1990-11-21 1996-11-21 Canon Kk Bilderzeugungsgerät
JPH04303867A (ja) * 1991-03-30 1992-10-27 Toshiba Corp 画像形成装置
JP3414514B2 (ja) 1993-09-28 2003-06-09 株式会社リコー 転写装置
JP3484249B2 (ja) 1994-06-29 2004-01-06 株式会社リコー 転写装置及びそれを用いた画像形成装置
JPH08278707A (ja) 1995-02-10 1996-10-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
US5678149A (en) * 1995-05-15 1997-10-14 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP3455347B2 (ja) 1995-07-03 2003-10-14 株式会社リコー 転写分離装置
DE19743786C2 (de) * 1996-10-04 2000-11-16 Ricoh Kk Bildübertragungsverfahren, das einen Zwischenübertragungskörper verwendet und Bilderzeugungsapparat zur Durchführung desselben
US5978638A (en) * 1996-10-31 1999-11-02 Canon Kabushiki Kaisha Intermediate transfer belt and image forming apparatus adopting the belt
US6408158B1 (en) * 1997-01-31 2002-06-18 Seiko Epson Corporation Intermediate transfer unit
US5930573A (en) 1997-10-06 1999-07-27 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image transferring device thereof having conveying member with selected surface resistivity
JP3676932B2 (ja) * 1998-11-24 2005-07-27 株式会社リコー 転写方法及び画像形成装置
JP3810936B2 (ja) 1999-02-15 2006-08-16 株式会社リコー 転写搬送装置
JP2000310912A (ja) 1999-02-23 2000-11-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2001154505A (ja) 1999-11-30 2001-06-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4106192B2 (ja) 2001-02-16 2008-06-25 株式会社リコー 画像形成装置
JP4718057B2 (ja) 2001-08-17 2011-07-06 株式会社リコー 画像形成装置
US6778802B2 (en) 2002-03-20 2004-08-17 Ricoh Company, Ltd. Image transferring and sheet separating device and image forming apparatus including the same
US6895209B2 (en) 2002-04-19 2005-05-17 Ricoh Company, Ltd. Cleaning device and image forming apparatus using the same
DE60319912T2 (de) 2002-06-03 2009-04-16 Ricoh Co., Ltd. Bilderzeugungsgerät mit einer Reinigungsklinge
US7184678B2 (en) 2003-12-19 2007-02-27 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus with improved separatability of transfer material

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05273872A (ja) * 1991-12-23 1993-10-22 Xerox Corp 抵抗性中間転写部材
JPH08202177A (ja) * 1995-01-31 1996-08-09 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JPH09281768A (ja) * 1996-04-16 1997-10-31 Casio Electron Mfg Co Ltd カラー画像形成装置
JP2000347511A (ja) * 1999-06-07 2000-12-15 Ricoh Co Ltd 転写装置
JP2001154499A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Ricoh Co Ltd 転写ベルト装置
JP2001331047A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Ricoh Co Ltd 転写装置及びその転写装置を有する画像形成装置
JP2002123124A (ja) * 2000-10-13 2002-04-26 Ricoh Co Ltd 抵抗ムラ測定方法及び検査方法
JP2002169418A (ja) * 2000-12-05 2002-06-14 Ricoh Co Ltd 転写ベルト装置の導電性ブラシ転写ムラ測定方法
JP2004004184A (ja) * 2002-05-30 2004-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013054298A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Fuji Xerox Co Ltd 転写装置及び画像形成装置
JP2015087532A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20070014597A1 (en) 2007-01-18
US7409182B2 (en) 2008-08-05
JP4615386B2 (ja) 2011-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4615386B2 (ja) 画像形成装置
JP4846452B2 (ja) ブラシ部材、並びにこれを用いる転写装置及び画像形成装置
JP2528538B2 (ja) クリ―ニングブレ―ドの摩耗または損傷の監視装置
JP2007140167A (ja) 画像形成装置
JP2004085888A (ja) 画像形成装置
JP2015034978A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5044313B2 (ja) クリーニング装置、これを用いた画像形成装置
JP4816752B2 (ja) 画像形成装置
JP5037291B2 (ja) クリーニング装置、像担持体ユニット及び画像形成装置
JP2004133441A (ja) 画像形成装置
JP5574220B2 (ja) クリーニング装置、ベルト装置および画像形成装置
JP3363807B2 (ja) 転写装置
JP2006243620A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP7016649B2 (ja) 画像形成装置
JP2016161902A (ja) 帯電ブラシ、帯電ユニット、トナーカートリッジ、現像装置及び画像形成装置
JP2005115311A (ja) クリーニング装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2009186941A (ja) 画像形成装置
JP5572607B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP5572607B6 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP2005165022A (ja) クリーニング装置、塗布装置、該クリーニング装置または該塗布装置を備えた画像形成装置、およびプロセスカートリッジ
JP2667561B2 (ja) 画像形成装置
JP3023192B2 (ja) 画像形成装置
JP2007086489A (ja) 画像形成装置
JP6870368B2 (ja) 画像形成装置および制御方法
JP2016161908A (ja) 帯電ブラシ、帯電ユニット、トナーカートリッジ、現像装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100709

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101008

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4615386

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees