JP4718057B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置に関し、特に転写搬送手段における転写紙の分離性向上を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、画像形成装置の感光体上の地汚れ量はプリンタックIDと称する値で定めており、この値が或る範囲に入るような場合には感光体からの転写紙の分離性を向上させて搬送性を安定させるためには、転写搬送ベルトの抵抗を規定するのみで搬送性を安定させることが可能であった。例えば特開平10−213974号公報には、転写ベルトの表面抵抗率、ゴム面の表面抵抗率を規定することで分離性(搬送性)を改善できるとし、白抜け画像防止と分離性向上との両立を図っている。
【0003】
しかしながら、感光体上の地汚れ量がプリンタックIDで或る程度のレベルになると、転写紙の先端が感光体から分離できなくなることがある。すなわち、感光体上の地汚れトナーが少なくなると、転写紙と感光体が吸着する力の方が転写紙がベルトに吸着する力より大きくなるため、転写紙の先端が転写搬送ベルトに吸着されて搬送されなくなり、感光体に吸着されて搬送されてしまうという問題が生じる。このような現象が発生すると、転写紙の先端が感光体上の爪に当たり、爪に付着しているトナーが紙に付着してしまう。
【0004】
本発明はこのような現象を解決することができる画像形成装置を提供することを目的とするが、本発明で問題とする分離性はすべての紙で発生するわけではなく、ある種の紙で生じる現象である。また転写紙を給紙段にセットする方法としては、転写紙の表と裏で2通り、向きで2通りの計4通りのセット方法が考えられるが、本発明で問題とする感光体からの転写紙の爪分離は、そのうち1方向での現象である。これは給紙ユニットにセットする4つのセット方向ごとに微妙に転写紙の腰が異なることに起因すると考えられている。
【0005】
したがって本発明の目的は、接触転写搬送手段を有する画像形成装置において、感光体等の像担持体からの転写紙の分離性を上げることであり、また転写搬送ベルト抵抗の違いによって感光体からの分離の程度が異なる点についても対応して最適な分離性を確保することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、上記目的を達成するために、トナー像を担持する像担持体と、シート状の転写材を担持し、該担持した転写材へ上記像担持体上のトナー像を転写する無端状の接触転写搬送手段と、該接触転写搬送手段をクリーニングするクリーニング手段と、上記接触転写搬送手段を張架する張架手段と、上記転写搬送手段に転写バイアスを供給する転写バイアス供給手段と、上記転写搬送手段の抵抗を検知する抵抗検知手段とを有し、上記転写搬送手段の転写バイアス印加タイミングを、少なくとも転写材の上記像担持体と上記接触転写搬送手段のニップへの進入以後とし、かつ印加位置を転写紙先端の非画像領域内とするとともに、上記転写搬送手段の転写バイアスの印加タイミングを、上記抵抗検知手段で検知した抵抗値により上記非画像領域内で可変させ検知した抵抗値が小さいほど印加タイミングを遅らせ、かつ、上記抵抗検知手段で検知した抵抗値が小さいほど非画像領域内にかかる紙間転写バイアス値を小さくすることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお以下では、転写ベルトを用いた実施形態のみ説明するが、もちろん本発明を転写ローラで構成しても構わない。
まず本発明の実施対象となる転写搬送装置を説明する。図1に符号1で示す転写搬送装置は、ベルトユニット2を本体1Aに対して着脱自在に支持している。ベルトユニット2は、図3に示すドラム状の感光体3からの現像画像を転写するために、一対のローラ4、5に巻き掛けられている転写ベルト6、転写ベルト6を感光体3に対して接離させるDCソレノイド8と接離レバー9、転写ベルト6に転写バイアスを印加するバイアスローラ11、及び転写ベルト6の電荷を除電する接触板13とを備えている。また、転写ベルト6の表面に付着する残留トナーや転写紙Sから紙くず等を掻き落とすクリーニングブレード16Aを有するクリーニング装置16や、バイアスローラ11に電圧を印加する高圧電源12が、図1に示す本体1Aに設けられている。
【0010】
ローラ5は、図1、図2に示すように、図示せぬ駆動モータと連結する歯車5bを有し、回転駆動されるようになっている。転写ベルト6は、このローラ5の回転に従動して感光体3との対向位置で転写紙Sの搬送方向(図3中の矢印A方向)に移動することができるようになっている。転写ベルト6は、図5に示すように、2層構造で構成されており、JISK6911に準拠した測定による電気抵抗がDC100V印加時において、コーティング層である表面層6bはベルト表面の表面抵抗率が1X109Ω〜1×1012Ω、内側層6aの表面抵抗率が1×107Ω〜1×109Ωに、そして、その体積抵抗率が5×108Ω・cm〜5×1010Ω・cmに設定されているものである。
【0011】
またローラ4、5は、図1、図3に示すように、支持体7によって回転可能に支持されている。支持体7は、ローラ4、5のうち、矢印Aで示す転写紙搬送方向において、感光体3に対する転写位置の下流側に位置するローラ5の支持軸5aを支点として揺動可能となっている。この支持体7は、転写ベルト6の転写位置側を制御板8Aからの信号により駆動されるDCソレノイド8によって動作される。すなわちDCソレノイド8には、接離レバー9が連結されていて、この接離レバー9が支持体7を動かして転写ベルト6を感光体3に対して接離させるようになっている。
【0012】
制御板8Aは、用紙搬送手段であるレジストローラ10によって感光体3に形成される画像の先端位置との整合を取られた状態で搬送される転写紙Sの先端が感光体3に接近すると、駆動信号を発してDCソレノイド8を駆動するようになっている。従って、このソレノイド8の駆動により支持体7が感光体ドラム3に対して近接して、転写ベルト6が感光体3に当接することにより、感光体3との対向位置で転写紙Sを感光体3に接触させながら搬送することのできるニップ部Bが形成される。
【0013】
上述したローラ4、5のうち、感光体3側に位置するローラ4は、駆動側をなすローラ5に対する従動ローラとして構成されており、またローラ4の表面形状は、図2に示すように、軸方向において両端4a、4aが先細のテーパ状に形成されていて、転写ベルト6の片寄りを防止するようになっている。ローラ4は金属等の導電性のローラであるが、前述したような電気抵抗のベルトを支持しているだけであり、電気的には他の導電部材とは直接接続されていない場合がある。またローラ4を、後述する接触板13のように高圧電源12へフィードバックし、アースすることも可能である。
【0014】
駆動側のローラ5は駆動の際の転写ベルト6に対するグリップ力を高める機能からEPDMゴム、クロロプレンゴム、あるいはシリコーンゴム等の材質が選択される。またローラ5にゴムを用いないで、導電性のローラを用いることができる。ローラ5からのフィードバック電流を高圧電源12に戻すことも可能である。
【0015】
なおローラ4、5をアースした場合、ローラ4、5に後述する転写制御板14が接続されることになる。両ローラ4、5を同時にアースし、帰還電流をフィードバックさせることも可能である。
【0016】
バイアスローラ11は、転写ベルト6の移動方向においてローラ4の下流側(図3、図4において左側)で、転写ベルト6の内側に接触するように設けられている。このバイアスローラ11は、転写ベルト6に対して感光体3上のトナーの帯電極性と逆極性の電荷を付与するための接触電極を構成しており、高圧電源12に接続されている。
【0017】
接触板13は、転写ベルト6の転写紙搬送面でない下側の従動ローラ4近傍のベルト内面に配置されており、後述するように転写ニップ上流側において転写紙Sへ電荷注入するのを抑えている。この接触板13は、転写ベルト6上に流れる電流を帰還電流として検出するためのものであり、この電流の検出によつてバイアスローラI1からの供給電流が制御される。このため、接触板13には、検出電流に応じてバイアスローラI1への供給電流を設定するための転写制御板14が接続されており、この転写制御板14は、高圧電源12に接続されている。
【0018】
このような転写搬送装置1においては、図4に示すように、レジストローラ10から転写紙Sが繰り出されるのに合わせて、支持体7が転写ベルト6を感光体3に接近させる状態に設定され、感光体3との間で転写紙の搬送方向に沿った長さに相当する幅4〜8mm程度のニップ部Bを形成する。
【0019】
一方、感光体3は、その表面が例えば、−800Vに帯電した状態とされ、図6に示すように、この表面にマイナスに帯電したトナーを静電的に吸着した状態でニップ部に移動する。そして感光体3は、ニップ部に至る前に感光体3近傍に配置され、感光体3表面の電荷を弱める転写前除電ランプ(PTL)15によって表面電位を低下させられる。図6では、帯電電荷の高さを丸印の大きさによって表してあり、転写前除電ランプ15によって帯電電荷が少なくなっている状態は、除電前を示す丸印よりも小さく示されている。
【0020】
図4に示すニップ部Bにおいて、感光体3上のトナーは、転写ベルト6側に位置するバイアスローラIからの転写バイアスによって転写紙S上に転移する。この転写バイアスは1.5kV〜6.5kVの範囲で高圧電源12から印加されるが、これは以下のような定電流制御の結果、転写バイアスが可変設定される。即ち、図3及び図4において、高圧電源12から出力された電流値をIとし、転写ベルト6を介して接触板13から接地側に流れる帰還電流値を検出した際の値をIとした場合、これら両者間でI−I=IOUT(但し、IOUT:一定)の関係が得られるようにIの値を制御する。これは、温度、湿度等の環境条件の変化や転写ベルト6の製造品質に生じるバラツキにかかわらず、転写紙S上での表面電位Vpを安定させることによって転写効率の変化を無くすようにするためである。
【0021】
つまり、転写ベルト6及び転写紙Sを通して感光体3側に流れる電流をIOUTとして見立てることによって、転写紙S上での表面抵抗の低抵抗化あるいは高抵抗化による転写ベルト6への電流の流れやすさの変化が転写紙Sの分離性能や転写性能に影響してしまうのを防止するようになっている。電流IOUTは、搬送速度330mm/秒、有効バイアスローラ長310mmにおいてIOUT=35μA±5μAに設定した場合に良好な転写が得られている。
【0022】
ところで、感光体3からの画像転写が行われると、これと同時に転写紙Sも帯電する。従って、転写ベルト6の真電荷と転写紙S側に発生する分極電荷との関係により、転写紙Sを転写ベルト6上に静電的に吸着して感光体3からの転写紙の分離が行える。そして感光体3の曲率分離を利用した転写紙S自らの腰の強さによる剥離動作によって助長される。ただし、それでも感光体3に静電気的に付着してしまっている転写紙Sは、分離爪18により剥離させる。
【0023】
一方、ニップ部Bを通過した転写紙Sは、転写ベルト6の移動にあわせて静電吸着搬送され、駆動側のローラ5での曲率分離が行われる。このため、ローラ5の直径は16mm以下に設定されている。さらに、このようなローラ5を用いた場合には、上質45K紙(剛度横21cm3/100)の分離が可能であるという実験結果が得られている。
【0024】
また、駆動ローラ5で転写ベルトから分離された転写紙Sは、ガイド板で案内されて定着部17を構成する加熱ローラ17aとパッドローラ17bの間に搬送される。定着部17では、転写紙S上のトナーを加熱溶解して転写紙Sに圧着してトナーを転写紙S上に定着させる。
【0025】
転写紙Sへの画像転写及び分離が完了した転写ベルト6は、DCソレノイド8の励磁が解除されるのに応じて接離レバー9が解除され、支持体7が感光体3から離間される。そして、クリーニング装置16により表面を清掃される。
【0026】
クリーニング装置16は、クリーニングブレード16Aを備えており、転写ベルト6を摺擦することにより、感光体3の表面から転移したトナーや転写されないで転写ベルト6の周辺に飛散していたものが付着した場合のトナーや転写紙Sの紙粉を掻き取るようになつている。
【0027】
クリーニングブレード16Aによって摺擦される転写ベルト6は、摺擦抵抗の増加による駆動力の増大あるいはクリーニングブレード16Aのめくれ等の現象を防止するのに、摩擦係数の低いものとして表面にフッ素系の樹脂材量、例えばポリフッ化ビニリデン、四フッ化エチレンなどが被覆されている。また転写ベルト6の表面から書き取られたトナーあるいは紙粉は、回収スクリュー16Bによって本体1Aから図示しない廃トナー回収容器に収容される。
【0028】
なお上記説明した図においては、バイアス印加手段としてCG(コロナチャージャ)やブラシを使用することも可能である。その設置位置も感光体3とのニップ部の上流側、下流側どちらでも良い。駆動ローラ、従動ローラの構成などについても同様である。
【0029】
なお、上述した転写紙Sの静電吸着は、既に述べたように転写紙の性状により分離がうまくいかないことがある。そこで本発明では先端転写電流切り替えのタイミングを改良して分離性を向上させている。
【0030】
図7は本発明の一実施形態の制御図(A)と印加タイミング(B)を示す図である。なお以下の説明において、Laとは先端転写電流切り替えのタイミングを示す。すなわち、転写紙がニップに進入する前のある一定の基準となる位置をLa=0とし、その位置からの転写電流印加タイミングを示す。La=20とは基準となる位置から20mm遅らせるタイミングであることを意味する。
【0031】
図7(A)中の符号20は操作部、21は制御部、22は転写紙Sの搬送位置を検出する転写紙位置検出手段、23は転写ベルト6の駆動モータである。転写紙位置検出手段23は、図示しないレジストローラ10で代用してもよいし、転写前ガイド付近にセンサを配置してもよい。
【0032】
図7(B)により本実施形態での印加タイミングを従来と比較して説明する。図示のように転写紙Sには画像領域xと非画像領域yとがあり、本実施形態では非画像領域yにおいてバイアスを印加するタイミングを採用している。従来は、紙間zでの印加であり、本実施形態ではタイミングを遅らせることで、転写紙Sを必要以上に充電させず、かつ感光体3を逆帯電させないことを可能にして感光体3への転写紙Sの吸着を防いでいる。
【0033】
図8(A)〜(E)は、転写ベルト6のベルト抵抗の違いによる分離性の違いを示す図である。図8(A)はベルト抵抗が非常に高い(超高)場合、(B)は高い場合、(C)は中程度の場合、(D)は低い場合、そして(E)は非常に低い(超低)場合であり、ベルト抵抗が低いほど分離性が悪く、爪分離をしていることがわかる。なお図8において、8/100とは100枚の転写紙中の8枚が爪分離をしていることを示す。0/100とは100枚の転写紙がすべて転写ベルト6に吸着されて搬送されたことを示す。
【0034】
図9は、ベルト抵抗を検知して印加タイミングLaを可変させる動作のフローチャートである。まず電流値の関係I−I=IOUTを40μAに設定し(ステップ1)、印加電圧を検知し(ステップ2)、検知した電圧が2.0KV以下であれば(ステップ3)、1.0KV以下かどうかを判定し(ステップ4)、そうであればベルト抵抗を「超低」と判定(ステップ5)してLa=25とする。ステップ4において電圧が1.0KVを上回っていれば、ベルト抵抗を「低」と判定(ステップ6)してLa=20と設定する。またステップ3において電圧が2.0KVを上回っていればI−I=IOUTを50μAに設定し(ステップ7)、再度電圧の検知を行い(ステップ8)、検知した電圧が2.0KVを超えて3.2KV以下かどうかを判定し(ステップ9)、そうであればベルト抵抗を「中」と判定(ステップ10)してLa=15と設定する。ステップ9での判定結果がノーであれば、I−I=IOUTを60μAに設定し(ステップ11)、再度電圧の検知を行い(ステップ12)、検知した電圧が3.2KVを超えて6.0KV以下かどうかを判定し(ステップ13)、そうであればベルト抵抗を「高」と判定(ステップ14)してLa=10と設定する。さらに、ステップ13においてノーであれば、ベルト抵抗を「超高」と判定(ステップ15)してLa=0と設定する。
【0035】
なお図8は、紙間電流および先端転写電流切り換えタイミングの違いによる分離性の程度示す。この場合の抵抗検知動作も図9と同様である。また図10は、先端電流の切り替えタイミングと紙間転写電流変更の双方を行った場合を示す。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係る画像形成装置は、以上説明してきたように、分離性の悪い転写紙でも像担持体からの分離性を上げ得るとともに、転写搬送手段の抵抗の違いによって像担持体からの分離性状が異なっても、抵抗によって印加タイミングおよび紙間転写電流を可変させて最適な分離性を確保することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置で用いる転写搬送装置の一例の斜視図である。
【図2】図1の転写搬送装置の基本構成を示す平面図である。
【図3】図1の転写搬送装置を用いた画像形成装置で、転写動作前の状態の構成を示す概念図である。
【図4】同転写中の概念図である。
【図5】図1の転写搬送装置で用いる転写ベルトの拡大断面部分図である。
【図6】図1の転写搬送装置を用いた画像形成装置での転写中の状態を概念的に示す拡大図である。
【図7】本発明の一実施形態の制御図(A)と印加タイミング(B)を示す図である。
【図8】転写ベルトのベルト抵抗の違いによる分離性の違いを示す図である。
【図9】ベルト抵抗を検知して印加タイミングLaを可変させる動作のフローチャートである。
【図10】先端電流の切り替えと紙間電流の切り替えの双方を行った場合の紙間バイアス値を示す図である。
【符号の説明】
1 転写搬送装置
1A 本体
2 ベルトユニット
3 感光体
4、5 ローラ
6 転写ベルト
6a 内側層
6b 表面層
7 支持体
8 DCソレノイド
8A 制御板
9 接離レバー
10 レジストローラ
11 バイアスローラ
12 高圧電源
13 接触板
14 転写制御板
15 転写前除電ランプ(PTL)
16 クリーニング装置
16A クリーニングブレード
16B 回収スクリュー
17 定着部
17a 加熱ローラ
17b パッドローラ
18 分離爪
20 操作部
21 制御部
22 転写位置検出手段
23 転写ベルトの駆動モータ
S 転写紙
B ニップ部
x 転写紙の画像領域
y 同非画像領域
z 同紙間

Claims (1)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    シート状の転写材を担持し、該担持した転写材へ上記像担持体上のトナー像を転写する無端状の接触転写搬送手段と、
    該接触転写搬送手段をクリーニングするクリーニング手段と、
    上記接触転写搬送手段を張架する張架手段と、
    上記転写搬送手段に紙間転写電流、先端転写電流を供給する転写バイアス供給手段と、
    上記転写搬送手段の抵抗を検知する抵抗検知手段と
    を有し、
    上記転写搬送手段の紙間転写電流から先端転写電流の切り換えタイミングを、
    (1)記抵抗検知手段で検知した抵抗値が低いほど遅らせ、
    (1a)特に低い場合には紙先端非画像領域で切り換え、かつ、
    (2)前記抵抗検知手段で検知した抵抗値が低いほど紙間転写電流値を小さく設定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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