JP3414514B2 - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JP3414514B2
JP3414514B2 JP21013994A JP21013994A JP3414514B2 JP 3414514 B2 JP3414514 B2 JP 3414514B2 JP 21013994 A JP21013994 A JP 21013994A JP 21013994 A JP21013994 A JP 21013994A JP 3414514 B2 JP3414514 B2 JP 3414514B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,プリンタ,ファ
クシミリなどの画像形成装置に用いられる転写装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】複写機,プリンタ,ファクシミリなどの
画像形成装置においては、感光体ドラム等からなる像担
持体上に画像を形成してこれを転写装置により転写紙な
どのシートに転写し、このシート上の画像を定着装置に
より定着している。転写装置は、転写ベルトなどを用い
た接触転写手段や、コロナ放電器を用いた非接触転写手
段などがある。
【0003】特開平3ー231274号公報には、転写
ベルトを用いた転写装置が記載されている。この転写装
置では、感光体ドラムに当接して回転する転写ベルトが
設けられ、転写紙が感光体ドラムと転写ベルトとのニッ
プ部(転写ニップ部)に送り込まれる。転写ベルトには
電源から転写ベルトに接触する転写電極を介して転写電
荷が付与され、感光体ドラム上のトナー像が転写ベルト
上の転写紙に転写され、転写紙が転写ベルトにより感光
体ドラムから分離されて搬送される。この時、コントロ
ーラは、転写ベルト支持ローラを通じてコントローラに
流れ込むフィードバック電流Icを測定し、電源から出
力される電流Irを(Ir−Ic)が一定値になるように
制御する。
【0004】また、特開平3ー158877号公報およ
び特開平5ー11645号公報には、転写ローラを用い
た転写装置が記載されている。特開平3ー158877
号公報記載の転写装置は、環境変動に対応し得る転写制
御として定電流目標値を2つ設定した定電流制御を行う
もの、つまり、転写ローラの表面に接する複数の負荷特
性を有する検知電極を設けて通紙時にその検知電極に流
れる電流値に応じて転写ローラ印加電圧を制御して転写
ローラの抵抗変動、抵抗バラツキによらず常に最適な転
写性能を維持するものである。特開平5ー11645号
公報記載の転写装置は、転写ローラの感光体に対する電
流−電圧特性を予め設定されている電流−電圧曲線上の
一点に収束させることにより、非通紙時において電圧を
可変したときの電流値または電流を可変させたときの電
圧値から転写ローラの抵抗の変動、バラツキがあっても
最適な転写電圧条件を求め、常に最適な転写性能を維持
するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平3ー231
274号公報記載の転写ベルトを用いた転写装置では、
転写ベルト支持ローラを通じてコントローラに流れ込む
フィードバック電流Icを測定し、電源から出力される
電流Irを(Ir−Ic)が一定値になるように制御して
いるが、転写ベルトは、感光体ドラムに非接触で転写装
置に用いられるコロナ放電器とは異なって、感光体ドラ
ムに接触し且つ転写バイアスが印加されるので、コント
ローラによる転写電流の制御がより正確且つ安定的に行
わなければならず、この転写電流の制御によって環境変
化に対応し得る安定した転写、分離性能を得ることが可
能となるが、未だ以下の点〜に関して解決すべき課
題を有している。
【0006】.転写ベルトは、その電気抵抗が決めら
れた所定の範囲(Δ102:2オーダーの範囲)にある
ものを使用するが、現在の製造技術では全ての転写ベル
トを所定範囲の電気抵抗を有するものに作り込むことは
極めて難しく、電気抵抗が所定範囲外にばらつくものも
少なくない。従って、製造された転写ベルトの中から適
切なものを選別しているのが現状であり、歩留まりが極
めて悪く、特別な選別作業を要し、コストを押し上げて
いる。上記コントローラによる転写電流の制御では、転
写ベルト自体のある程度の電気抵抗のバラツキまでは、
安定した転写、分離性能を得ることはできるが、その許
容レベルが狭くて限界があり、このため、依然として上
記転写ベルトの電気抵抗のバラツキに起因する歩留まり
の問題を解決することはできない。
【0007】.上記コントローラによる転写電流の制
御では、環境変化に対するある程度の変動迄は、安定し
た転写、分離性能を得ることができるものの、全世界で
の使用を考えると、地域、季節毎にその温度、湿度は相
当な差異が存在し、これがたとえオフィス内であって
も、朝一番等では大きな地域差、季節差が予想される。
特に、このような地域差、季節差は、使用される転写紙
の状態(乾燥又は吸湿)に大きな変化を及ぼし、転写性
に直接かかわる転写ベルト等の電気抵抗の大きな変動要
因になる。更に、上記で述べたように転写ベルト自体
の電気抵抗も所定の範囲内ではあるものの、バラツキが
生じているので、このような環境変動により、転写電極
と感光体ドラムとの間の電気抵抗は、転写ベルト自体の
電気抵抗のバラツキにより、より変化してしまうことが
予測される。上記コントローラによる転写電流の制御で
は、転写ベルト自体の電気抵抗のバラツキも加わった、
著しい環境変化に対し、安定した転写、分離性能を得る
ことが難しかった。
【0008】.画像形成モードによっては、画像形成
動作途上において、転写紙自体の電気抵抗が大きく変化
する場合がある。このような画像形成モードとしては、
具体的には、同一転写紙に対して複数回の画像形成動作
を連続して行う画像形成モード、例えば同一転写紙の表
面と裏面に連続して画像を形成する両面モード、同一転
写紙の同一面上に事なる画像を形成する合成モードが挙
げられる。
【0009】両面モードでは、転写紙の表面に画像を形
成する時に比べて転写紙の裏面に画像を形成する時に転
写率が落ちてしまう。この理由は、一度定着装置を通っ
た転写紙は水分が低下して抵抗が高くなっていること、
転写紙自体の平面性が失われて部分的にカール(凹凸)
ができてしまい、転写時に転写ニップ部の直前で転写紙
のカールによるエアギャップ(感光体ドラムと転写紙と
の間のギャップ)が生じ易いこと、転写紙の抵抗が高い
ほど転写ニップ部付近のエアギャップにより放電し易
く、その結果同一転写電流の場合転写紙表面の画像形成
時に比べて転写紙裏面の画像形成時に転写率が低下し易
く、特に転写電流が大きい程転写率の低下が顕著になる
ことによる。
【0010】これらの画像形成モードでは、1回目の画
像形成後にトナーを一旦転写紙に定着させる加熱定着を
行うので、1回目の画像形成時と2回目の画像形成時と
では、転写紙の分水分量が異なり(2回目の画像形成時
の方が1回目の画像形成時に対して分水分量が少な
い)、1回目の画像形成時と2回目の画像形成時とで転
写紙自体の抵抗が大きく変化し、上記コントローラによ
る転写電流の制御では、安定した転写、分離性能を得る
ことが難しかった。上記,及び後述の,の変動
要因を加味すれば当該抵抗変動は更に助長される。
【0011】.転写紙の種類によって、転写紙自体の
電気抵抗が大きく異なる場合がある。転写紙の厚さ(紙
質が同一の場合と異種の場合の双方とも)、転写紙の材
質(通常の紙とOHPシート)により、転写紙自体の電
気抵抗が大きく異なり、この抵抗変動により上記,
と同じ理由で、上記コントローラによる転写電流の制御
では、安定した転写、分離性能を得ることが難しかっ
た。上記,,及び後述のの変動要因を加味すれ
ば当該抵抗変動は更に助長される。
【0012】.転写電極と感光体ドラムとの間の電気
抵抗は、転写紙を介した転写電極と感光体ドラムとの直
接的な接触面積が転写紙の幅によって変動することによ
り、より変化してしまう。転写紙の幅は感光体ドラムの
回転軸方向へ転写紙のサイズにより差異があり、例えば
A3サイズ縦形の転写紙の幅は297mm、B5サイズ
縦形の転写紙の幅は182mmである。この抵抗変動に
より(Ir−Ic)=IOU Tの適正値が変わり、転写紙の
サイズと適正なIOUTとの関係は図13に示すようにな
る。IOUTが転写紙のサイズにより適正値より低くなっ
た場合には転写不良となり、IOUTが転写紙のサイズに
より適正値より高くなった場合にも転写時に転写紙と感
光体ドラム入口側との間のギャップでの放電によりトナ
ーが逆帯電して転写不良になってしまう。
【0013】上述のような転写電極と感光体ドラムとの
間の抵抗の変動により上記,と同じ理由で、上記コ
ントローラによる転写電流の制御では、安定した転写、
分離性能を得ることが難しかった。上記,,及び
の変動要因を加味すれば当該抵抗変動は更に助長され
る。
【0014】また、特開平3ー158877号公報およ
び特開平5ー11645号公報には、接触転写手段とし
て、転写ローラを用いた転写装置が記載されている。特
開平3ー158877号公報記載の転写装置では、転写
ローラの表面に接する複数の負荷特性を有する検知電極
を設けて通紙時にその検知電極に流れる電流値に応じて
転写ローラ印加電圧を制御して転写ローラの抵抗変動、
抵抗バラツキによらず常に最適な転写性能を維持するの
で、転写ローラと検知電極との間での定電流制御は可能
となるが、転写ローラから感光体へ流れる電流は通紙時
の転写紙の抵抗差(紙厚の差、OHPシートと通常の紙
との紙質の差、両面モードや合成モードなどで一度定着
装置を通って水分が低下した紙との差)によって影響を
受けてしまって一定とならず、転写性能が転写紙の条件
によって左右されてしまうという欠点を有する。また、
検知電極は転写ローラの表面に接するので、検知電極が
トナーや紙粉などで汚れ易く、さらに転写ローラの表面
に付着したトナーや紙粉などを除去するクリーニング手
段を設けたものでは、検知電極と転写ローラの表面との
摺動で転写ローラの表面が摩耗した場合にクリーニング
手段のクリーニング性能に支障をきたすことがある。
【0015】また、特開平5ー11645号公報記載の
転写装置では、転写ローラの感光体に対する電流−電圧
特性を予め設定されている電流−電圧曲線上の一点に収
束させることにより、非通紙時において電圧を可変した
ときの電流値または電流を可変させたときの電圧値から
転写ローラの抵抗の変動、バラツキがあっても最適な転
写電圧条件を求め、常に最適な転写性能を維持するが、
通紙時の転写電流条件を一定化するものではなく、上述
のように通紙時の転写紙の抵抗差によって転写性能が転
写紙の条件によって左右されてしまうという欠点を有す
る。
【0016】本発明は、転写ベルトの電気抵抗のバラツ
キや環境変化、画像形成モード、シートの種類、シート
サイズにかかわらず、安定した転写、分離性能を得るこ
とができる転写装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、トナー像を担持する像担持
体と、シートを担持し、担持したシートへ前記像担持体
上のトナー像を転写する無端状転写ベルトと、この転写
ベルトと対向する側の面に接触し、この転写ベルトに転
写バイアスを印加する第1の電極と、前記転写ベルトに
接触する第2の電極と、前記第1の電極に転写バイアス
を供給する電源と、この電源から出力される電流値をI
、前記電源から前記転写ベルトを介して前記第2の電
極に流れる電流値をIとした時、I−I=I
OUTを、定められた目標電流値に一定に保つように電
流値Iを可変制御する転写制御手段と、前記目標電流
値を設定条件に応じて設定する設定手段と、電流値を検
出する電流検出手段とを有し、前記設定手段は前記目標
電流値を前記電源から前記転写ベルトに流れる電流に応
じて設定するものである。
【0018】請求項2記載の発明は、トナー像を担持す
る像担持体と、シートを担持し、担持したシートへ前記
像担持体上のトナー像を転写する無端状転写ベルトと、
この転写ベルトと対向する側の面に接触し、この転写ベ
ルトに転写バイアスを印加する第1の電極と、前記転写
ベルトに接触する第2の電極と、前記第1の電極に転写
バイアスを供給する電源と、この電源から出力される電
流値をI 、前記電源から前記転写ベルトを介して前記
第2の電極に流れる電流値をI とした時、I −I
=I OUT を、定められた目標電流値に一定に保つよう
に電流値I を可変制御する転写制御手段と、前記目標
電流値を設定条件に応じて設定する設定手段と、電圧値
を検出する電圧検出手段とを有し、前記設定手段は前記
目標電流値を前記電源から前記転写ベルトに印加される
電圧に応じて設定するものである。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の転写装置において、前記目標電流値を設定条件に
応じて設定する設定手段とを備え、前記設定手段は設定
条件毎に予め定められている目標電流値の中から適切な
目標電流値を選択するものである。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の転写装置において、所望の画像形成モードを選択
入力するモード選択入力手段を有し、前記設定手段は前
記目標電流値を、前記電源から前記転写ベルトに流れる
電流値と、前記電源から前記転写ベルトに印加される電
圧との少なくとも一方と、前記モード選択入力手段によ
り選択入力された画像形成モードに応じて設定するもの
である。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1または2
記載の転写装置において、前記設定手段は前記目標電流
値を、前記電源から前記転写ベルトに流れる電流値と、
前記電源から前記転写ベルトに印加される電圧との少な
くとも一方と、画像の形成されるシートのシートサイズ
に応じて設定するものである。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項1記載の転
写装置において、所望の画像形成モードを選択入力する
モード選択入力手段を有し、前記設定手段は前記目標電
流値を、前記電源から前記転写ベルトに流れる電流値
と、前記モード選択入力手段により選択入力された画像
形成モードと、画像の形成されるシートのシートサイズ
のうちの少なくとも2つに応じて設定するものである。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項2記載の転
写装置において、所望の画像形成モードを選択入力する
モード選択入力手段を有し、前記設定手段は前記目標電
流値を、前記電源から前記転写ベルトに印加される電圧
と、前記モード選択入力手段により選択入力された画像
形成モードと、画像の形成されるシートのシートサイズ
のうちの少なくとも2つに応じて設定するものである。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【作用】請求項1記載の発明では、像担持体はトナー像
を担持し、無端状転写ベルトは、シートを担持し、担持
したシートへ像担持体上のトナー像を転写する。第1の
電極は、転写ベルトと対向する側の面に接触し、この転
写ベルトに転写バイアスを印加する。第2の電極が転写
ベルトに接触し、電源から第1の電極に転写バイアスが
供給される。転写制御手段は、電源から出力される電流
値をI、電源から転写ベルトを介して第2の電極に流
れる電流値をIとした時、I−I=IOUTを、
定められた目標電流値に一定に保つように電流値I
可変制御する。電流検出手段が電流値を検出し、設定手
段は目標電流値を電源から転写ベルトに流れる電流に応
じて設定する。
【0044】請求項2記載の発明では、像担持体はトナ
ー像を担持し、無端状転写ベルトは、シートを担持し、
担持したシートへ像担持体上のトナー像を転写する。第
1の電極は、転写ベルトと対向する側の面に接触し、こ
の転写ベルトに転写バイアスを印加する。第2の電極が
転写ベルトに接触し、電源から第1の電極に転写バイア
スが供給される。転写制御手段は、電源から出力される
電流値をI 、電源から転写ベルトを介して第2の電極
に流れる電流値をI とした時、I −I =I OUT
を、定められた目標電流値に一定に保つように電流値I
を可変制御する。電圧検出手段が電圧値を検出し、設
定手段は目標電流値を電源から転写ベルトに印加される
電圧に応じて設定する。
【0045】請求項3記載の発明では、請求項3記載の
発明は、請求項1または2記載の転写装置において、設
定手段は設定条件毎に予め定められている目標電流値の
中から適切な目標電流値を選択する。
【0046】請求項4記載の発明では、請求項1または
2記載の転写装置において、モード選択入力手段は所望
の画像形成モードを選択入力し、設定手段は目標電流値
を、電源から転写ベルトに流れる電流値と、電源から転
写ベルトに印加される電圧との少なくとも一方と、モー
ド選択入力手段により選択入力された画像形成モードに
応じて設定する。
【0047】請求項5記載の発明では、請求項1または
2記載の転写装置において、設定手段は目標電流値を、
電源から転写ベルトに流れる電流値と、電源から転写ベ
ルトに印加される電圧との少なくとも一方と、画像の形
成されるシートのシートサイズに応じて設定する。
【0048】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
転写装置において、モード選択入力手段は所望の画像形
成モードを選択入力し、設定手段は目標電流値を、電源
から転写ベルトに流れる電流値と、モード選択入力手段
により選択入力された画像形成モードと、画像の形成さ
れるシートのシートサイズのうちの少なくとも2つに応
じて設定する。
【0049】請求項7記載の発明では、請求項2記載の
転写装置において、モード選択入力手段所望の画像形
成モードを選択入力し、設定手段は目標電流値を、電源
から転写ベルトに印加される電圧と、モード選択入力手
段により選択入力された画像形成モードと、画像の形成
されるシートのシートサイズのうちの少なくとも2つに
応じて設定する。
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の待機状態を示
し、図2はこの第1実施例の通紙状態を示す。この第1
実施例は、請求項1〜3,7〜12,18,21,22
記載の発明の実施例であり、複写機等の画像形成装置に
用いられる。この画像形成装置では、転写紙の片面のみ
に画像を形成する片面画像形成時には、例えば感光体ド
ラムからなる像担持体11は、駆動部により回転駆動さ
れて図示しない帯電装置により均一に帯電された後に露
光装置により画像露光を受けて静電潜像が形成され、こ
の静電潜像が現像装置により現像されてトナー像とな
る。
【0070】また、転写紙12が給紙トレイからなる給
紙装置38から給紙コロ39により給紙されてレジスト
ローラ13の手前で待機し、または手差し台40から手
差しされた転写紙が給紙コロ41により給紙されてレジ
ストローラ13の手前で待機する。給紙装置38や手差
し台40からから給紙される転写紙は紙サイズ検知手段
からなるシートサイズ検出手段42,43により少なく
共通紙方向と垂直な方向の紙サイズが検知され、手差し
台40は軸44を中心として回動して開閉するように構
成される。
【0071】レジストローラ13は感光体ドラム11上
のトナー像にタイミングを合わせて転写紙12を送出す
る。感光体ドラム11は静電潜像の現像後に転写前除電
ランプ14により光が照射されて表面電位が低下し、そ
の後、本実施例の転写分離装置15により感光体ドラム
11上のトナー像が転写紙12に転写されて定着装置1
6により転写紙12上のトナーが定着される。感光体ド
ラム11はトナー像の転写後にクリーニング装置により
残留トナーが除去される。
【0072】また、転写紙の両面に画像を形成する両面
モードでは、転写紙12の表面に片面画像形成時と同様
な動作でトナー像が転写されて定着された後に、転写紙
12が図示しない搬送路に沿って搬送されて両面トレイ
に排出され、転写紙12がその両面トレイから表裏が反
転した状態で再給紙されてレジストローラ13に送られ
る。この再給紙された転写紙12の裏面には片面画像形
成時と同様な動作でトナー像が転写されて定着される。
【0073】また、転写紙の同一面に複数回画像を形成
する合成モードでは、転写紙12の表面に上述と同様な
動作でトナー像が転写されて定着された後に、転写紙1
2が図示しない搬送路に沿って搬送されてレジストロー
ラ13に送られる。このレジストローラ13に送られた
転写紙12の表面には上述と同様な動作で別のトナー像
が転写されて定着される。
【0074】転写分離装置15は、弾性を有する誘電体
により構成された無端状転写ベルト17と、この転写ベ
ルト17を回転駆動する駆動ローラ18と、転写ベルト
17の内周面に感光体ドラム11より転写ベルト17の
回転方向下流側で接触するように配置されて感光体ドラ
ム11と転写ベルト17とのニップ部の接触幅Wが保た
れた状態で転写ベルト17に転写バイアスを印加するバ
イアスローラからなる電極19と、両端部にテーパが付
けられて転写ベルト17の片寄りを防止する従動ローラ
20と、転写ベルト17に接触して転写ベルト17から
の電流をアース側に流す接触板からなるアース電極21
と、制御板22からの信号により作動する直流ソレノイ
ド23と、この直流ソレノイド23により駆動されて転
写ベルト17を感光体ドラム11に接離させる押し上げ
レバー24と、転写ベルト17の表面を清掃するクリー
ニングブレード25と、このクリーニングブレード25
により転写ベルト17の表面から掻き落とされたトナー
及び紙粉を受けるトナー受け26と、このトナー受け2
6内のトナー及び紙粉を本体の回収ボトルへ搬送する回
収コイル27と、高圧電源28と、転写制御板29とを
有し、転写ベルト17は駆動ローラ18及び従動ローラ
20に張架されている。
【0075】ここに、図25に示すように制御板22
は、CPU31、ROM32、RAM33及び入出力ポ
ート(I/O)34,35からなり、操作部36からの
命令信号や手差し検知スイッチ37などからの入力信号
などを取り込み、操作部36に各種表示を行わせる。ま
た、制御板22は、直流ソレノイド23や転写制御板2
9、第1実施例の各部を制御して第1実施例の動作を制
御する。手差し検知スイッチ37は手差しのシートを検
知し、操作部36は画像形成のために両面モードや合成
モードを含む複数の複写モードを選択入力する。
【0076】転写分離装置15は、待機時には図1に示
すように転写ベルト17が感光体ドラム11から離れて
おり、高圧電源28はバイアスローラ19に転写バイア
スを印加していない。また、通紙時には図2に示すよう
に給紙装置からレジストローラ13まで給紙されて待機
していた転写紙12がレジストローラ13により感光体
ドラム11上の画像にタイミングを合わせて送り出され
る。転写紙12の先端が感光体ベルト11と転写ベルト
17との当接部近くまで来ると同時に、直流ソレノイド
23が制御板22からの信号により作動して押し上げレ
バー24を駆動し、押し上げレバー24が転写ベルト1
7を押し上げて感光体ドラム11に当接させる。この
時、転写ベルト17と感光体ドラム11との当接部には
幅4mm〜8mmのニップ部が形成される。
【0077】転写ベルト17は駆動ローラ18により回
転駆動され、転写紙12が転写ベルト17と感光体ドラ
ム11との間の幅Wのニップ部に進入すると、高圧電源
28からバイアスローラ19に転写バイアスが印加され
て転写ベルト17に感光体ドラム11上のトナーの帯電
極性とは逆極性の電荷が付与されて感光体ドラム11上
のトナーが転写紙12上に転写される。
【0078】この例では、感光体ドラム11は、帯電装
置により表面が−800Vに帯電され、露光後に現像装
置でプラスに帯電しているトナーにより静電潜像が現像
される。次に、感光体ドラム11は、転写前除電ランプ
14による光照射で表面電位が低下し、高圧電源28が
バイアスローラ19に−1KV〜−5KVの転写バイア
ス電圧を印加して感光体ドラム11上のトナーが転写ベ
ルト17上の転写紙12に転写される。なお、以後、電
流値、電圧値のマイナスは省略する。転写ベルト17は
転写バイアスの印加により電荷が付与されることにより
転写紙12を吸着して感光体ドラム11から分離して搬
送し、転写紙12が感光体ドラム11に吸着されたまま
となった場合には転写紙12が分離爪30により感光体
ドラム11から分離されて転写ベルト17により搬送さ
れる。
【0079】転写ベルト17は図5に示すように感光体
ドラム11と接する側の表面抵抗率(JISK691
1)が1×109Ω〜1×1012Ωで、バイアスローラ
19と接する内側の表面抵抗率が1×107Ω〜1×1
9ΩのベルトA,B,Cが用いられ、転写ベルト17
及び転写紙12に付与された電荷は転写ベルト17の回
転方向下流側に移動するに従って接触板21により除電
される。
【0080】転写ベルト17の表面は、フッ素系の材質
でできており、表面摩擦係数が低く、クリーニングを安
定して行うことができる。また、転写ベルト17の表面
の材質が転写ベルト17内側の材質よりも抵抗が高いの
は、高湿環境下において調湿した転写紙に転写の真電荷
が直接流入して感光体ドラム11からの転写紙分離がう
まく行われなくなることを防止するためである。具体的
には転写ベルト17の内側の材質にはクロロプレンゴ
ム,EPDMゴム,シリコンゴム,エピクロルヒドリン
ゴムなどのゴム材料あるいはそれらのブレンド材料、転
写ベルト17の表面のフッ素系のものとしてはポリフッ
化ビニリデン,4フッ化エチレンなどが分散材と共に5
〜15μ厚位に被覆されている。転写ベルト17上の転
写紙12は駆動ローラ18の所で転写紙12の腰による
曲率分離で転写ベルト17から分離されて定着装置16
によりトナーが定着される。
【0081】転写制御板29は、高圧電源28からバイ
アスローラ19に供給される電流をI1とすると、接触
板21からアース側に流れる電流I2をそこの電圧と抵
抗から求めてこのI2に基づいて高圧電源28を制御し
て I1−I2=Iout が一定の目標電流値となるようにI1を制御する。従っ
て、転写制御板29は、I1を検出する電流検出手段
と、目標電流値を設定する設定手段と、I1を制御する
転写制御手段とを構成する。ここに、転写ベルト17及
びこれに接触している部材の全てを電気的にフロートに
することで、Ioutを画像転写によって転写ベルト17
から感光体ドラム11に流れた電流としている。
【0082】ところで、実験では、転写ベルト17の電
気抵抗値はロット,経時等でバラツキ、変化が生じてし
まう。すなわち、上述したように抵抗が107Ω〜1×
109Ωという2オーダ位異なる転写ベルトA,B,C
があるが、転写ベルトの抵抗をその107Ω〜1×109
Ωにコントロールするためにはゴム材料の中にカーボン
ブラックや金属塩などの導電材を分散させるが、製造条
件により分散状態が微妙に異なり、転写ベルト17の電
気抵抗はどうしてもある程度の範囲でバラツキが生じて
しまう。また、転写ベルトはそのゴム材料を伸長して使
用すると、ゴムや導電材の構造に変化が生じて抵抗が変
化してしまい、また、温湿度の差によっても若干の抵抗
変化が生じてしまう。このため、製造の歩留まりや使用
環境条件の変化を考慮すると、ある抵抗範囲の転写ベル
トを使うことは避けられない。従って、Ioutを同じ一
定値にしておくと、転写率が低くなってしまう。例えば
転写ベルト17としてベルトAを使用していたが、寿命
等で抵抗値の異なるベルトCを使用した時には、Iout
をベルトAにとって転写率が良好になる40μAにした
ままとすると、ベルトCでは転写率が下がってしまって
良好な転写画像が得られなくなる。そこで、ベルトCを
使用する時には、Ioutを60μAにすれば、転写率が
高くて良好な転写画像が得られる。
【0083】実験では、Iout,I1及び高圧電源28の
出力電圧Vは図4に示すような関係となり、Ioutが4
0μAに設定してあった場合には、I1は、ベルトAで
は220μA流れるが、ベルトCでは42μAしか流れ
ない。よって、I1の値により転写ベルト17の抵抗値
のレベルがわかり、それによりIoutの設定値を変える
ことにより、どのような転写ベルト17を使用しても転
写率が良くて良好な転写画像が得られることが判明し
た。あるいは、I1の値の代りにI2の値でIoutの設定
値を変えても同様である。この場合、I2は、ベルトA
では180μA、ベルトCでは2μAとなる。
【0084】本実施例は、これを行うようにしたもので
あり、転写ベルト17の抵抗値の使用範囲を広げること
ができ、歩留まりを上げたり、環境変動のある転写ベル
トを使用することができるようになる。また、後述のよ
うに転写紙12の両面に画像を形成する場合は、転写紙
12の裏面に画像を形成する時にIoutを転写紙12の
表面に画像を形成する時とは異なる値に変えることで、
いつでも良好な転写率を確保する。これは、両面モード
だけでなく、合成モードでも同様である。
【0085】転写ベルト17は、無端状のベルトであ
り、本実施例では厚さ500μmのゴム製ベルトを使用
している。転写ベルト17は、感光体ドラム11に当接
されて転写制御板29によりI1−I2=Ioutが一定値
になるように制御されると、I1と高圧電源28からバ
イアスローラ19への印加電圧Vが決まるが、図3に示
すようにI1とVの値が変化する。
【0086】例えばベルトA(表面抵抗率1×10
7Ω)とベルトC(表面抵抗率1×10Ω)を比べる
と、Ioutを40μAとしたとき、実質的に感光体ド
ラム11側に40μAを流すためには、転写ベルトの厚
み方向、すなわち、ゴム材料の厚み方向と表層のフッ素
系材料の厚み方向の抵抗、さらに感光体ドラム11の抵
抗分が寄与してくる。転写ベルト表面のフッ素系材料の
厚さは5〜15μAでも抵抗が1×107Ω〜1×109
Ωより高いので、バイアスローラ19からの位置は遠く
ても転写ベルトの内面を伝わってアース電極21に流れ
る分I2、すなわち、内側の抵抗が低いベルトA(表面
抵抗率1×107Ω)ほどI2がIoutよりも流れやすく
なる。ベルトCでは、厚み方向の抵抗の影響がなくなる
ため、バイアスローラ19からの位置が遠いとI2が小
さくなる。ここでは、I1,I2は図12に示すようにな
る。
【0087】また、図12に示すように高圧電源28の
印加電圧がベルトCよりベルトAの方が小さくなる理由
は、高圧電源28の印加電圧は電流の流れる負荷抵抗で
決まるので、ベルトAは内面の抵抗が1×107Ωと低
くて電流が流れる割には高圧電源28の印加電圧がそれ
程高くならず、ベルトCは電流が感光体ドラム11側へ
流れ易くて厚み方向の負荷が寄与し抵抗の高い分I1
小さくても高圧電源28の印加電圧がベルトAより高く
なってしまうからである。
【0088】図5は転写ベルト17の内周面の表面抵抗
率の代表的なものを示し、これはベルトAの内周面の表
面抵抗率:1×107Ω、ベルトBの内周面の表面抵抗
率:1×108Ω、ベルトCの内周面の表面抵抗率:1
×109Ωに分類される。図3はIout,I1,Vの関係
を示す。
【0089】図7は転写制御板29の処理フローを示
す。転写ベルト17は押し上げレバー24により感光体
ドラム11に当接されて高圧電源28からバイアスロー
ラ19を介して転写バイアスが印加され、転写制御板2
9が高圧電源28からバイアスローラ19への供給電流
1をI1−I2=Io utが一定値になるように制御する。
【0090】この場合、転写制御板29は、まず、I1
−I2=Ioutを40μAに設定して高圧電源28からバ
イアスローラ19への供給電流I1を検知する。図8
(a)に示すように転写ベルト17がIoutを40μA
に設定すべきベルトAである場合にはI1の有効範囲
(所定値以上の十分に高い転写率が得られる範囲)が1
50〜300μAであり、転写制御板29はその検知し
たI1が300μAより小さいか否かを判断してI1が3
00μAより大きい場合には転写ベルト17の抵抗が低
すぎて転写ベルト17が使えないので、機械を停止させ
るか、ランプ等により転写ベルト17の使用不可を表示
させてユーザに警告する。
【0091】また、転写制御板29は、検知したI1
150μAより大きいか否かを判断してI1が150μ
Aより小さい場合にはI1−I2=Ioutを50μAに設
定して高圧電源28からバイアスローラ19への供給電
流I1をI1−I2=Ioutが50μAになるように制御
し、このときのI1を検知する。図8(a)に示すよう
に転写ベルト17がIoutを50μAに設定すべきベル
トBである場合にはI1の有効範囲が90〜180μA
であり、転写制御板29はその検知したI1が90μA
≦I1≦180μAであるか否かを判断してI1が90μ
A≦I1≦180μAではない場合にはI1−I2=Iout
を60μAに設定してI1をI1−I2=Ioutが60μA
になるように制御する。
【0092】この制御は朝一番に電源がオンされて感光
体ドラム11や転写ベルト17等のプレ回転を実施して
いる(複写準備動作を行っている)時に行われる。すな
わち、非通紙状態で転写ベルト17が感光体ドラム11
と接触し、転写ベルト17及び感光体ドラム11が回転
している状態で制御板22が高圧電源28を所定のタイ
ミングでオンさせて転写制御板29が図7に示す処理フ
ローを実施する。
【0093】転写制御板29は、5msec毎にI1
検知データ10個をサンプリングしてその最大値と最小
値を除いた8個のデータの平均値を求めることでI1
求め、制御を実施する。この場合、データ10個のサン
プリングは転写ベルト17の場所による抵抗バラツキを
考慮するために行っている。但し、制御のタイミング、
データの演算は、上述の例に限らず各種の変形が考えら
れ、例えば一定枚数複写毎に実施することで、より決め
細かな経時変化に対応できる制御となる。
【0094】図8(a)に示すように転写ベルト17が
outを60μAに設定すべきベルトCである場合には
1の有効範囲が60〜100μAである。転写制御板
29は、高圧電源28からバイアスローラ19への供給
電流I1を検知し、このI1が60μA≦I1≦100μ
Aであるか否かを判断してI1が60μA≦I1≦100
μAではない場合には機械を停止させるか、ランプ等に
より転写ベルト17の使用不可(NG)を表示させてユ
ーザに警告する。
【0095】この実施例では、感光体ドラム11及び転
写ベルト17の線速330mm/sec、転写ベルト1
7の幅340mm、転写ベルト17の周長334mm、
感光体ドラム11の直径100mm、駆動ローラ18の
直径16mm、A3(またはA4横向き)の転写紙通紙
の条件が実験での最適条件であるが、他の条件において
は電流範囲、設定転写電流の値が変わり、思想的に同じ
考え方にて同じ効果を得ることができる。なお、転写制
御板29は、I1を検知してこれに応じてIoutを変更し
たが、I2を検知してこれに応じてIoutを変更するよう
にしても同様な効果が得られる。この場合、図8(b)
に示すように転写ベルト17がIoutを40μAに設定
すべきベルトAである場合にはI2の有効範囲(所定値
以上の十分に高い転写率が得られる範囲)が110〜2
60μAであり、転写ベルト17がIoutを50μAに
設定すべきベルトBである場合にはI2の有効範囲が4
0〜130μAであり、転写ベルト17がIoutを60
μAに設定すべきベルトCである場合にはI2の有効範
囲が0〜40μAである。従って、転写制御板29は、
検知したI2が110〜260μA、40〜130μA
または0〜40μAであるかどうかを判断してその結果
に応じてIoutを40μA、50μAまたは60μAと
し、または機械停止等の処置を行う。
【0096】このようにI1又はI2に応じてIoutを変
更するので、常に高い転写率を確保することができて良
好な転写画像を得ることができる。しかも、転写ベルト
17の部品としての抵抗値の範囲を広げることができ、
転写ベルト17の歩留まりを上げることができてコスト
ダウンにつながり、環境変動にも対応することができ
る。なお、転写制御板29は、I1又はI2に応じてI
outを変更する動作を転写ベルト17と感光体ドラム1
1との間に転写紙12が挟まっていない時に行ったが、
1又はI2に応じてIoutを変更する動作を転写ベルト
17と感光体ドラム11との間に転写紙12が挟まって
いる時に行っても同様な効果が得られる。また、転写ベ
ルト17の使用可否を判断するので、不良の転写ベルト
17が機械に入ってもそれを転写ベルト17の使用前に
知ることができる。
【0097】また、朝一番に電源がオンされて複写準備
動作が行われた後にはIoutがI1,I2に関係なく複写
条件や複写モード、転写紙サイズなどにより変動する。
転写制御板29は、転写ベルト17としてベルトBを使
用していてIoutを50μAに設定した場合には、図9
に示すように転写紙12の両面に画像を形成する両面モ
ードであるか否かを画像形成装置全体の制御を行う制御
板22からの信号により判断し、両面モードでなければ
上述のように画像形成動作(コピー)が行われる。操作
部36により両面モードが選択されると、転写制御板2
9は、転写紙12の表面に画像を形成する表面コピー時
にはIoutを通常の目標電流値に設定してI1をIout
通常の目標電流値になるように制御する。
【0098】転写紙12の裏面に画像を形成する裏面コ
ピー時には、Ioutを通常の目標電流値に設定したまま
であれば、図6に示すように転写率が下がってしまう。
この理由は、一度定着装置を通った転写紙は水分が低下
して抵抗が高くなっていること、転写紙自体の平面性が
失われて部分的にカール(凹凸)ができてしまい、転写
時に転写ニップ部の直前で転写紙のカールによるエアギ
ャップ(感光体ドラムと転写紙との間のギャップ)が生
じ易いこと、転写紙の抵抗が高いほど転写ニップ部付近
のエアギャップにより放電し易く、その結果同一転写電
流の場合表面コピー時に比べて裏面コピー時に転写率が
低下し易く、特に転写電流が大きい程転写率の低下が顕
著になることによる。そこで、転写制御板29は、操作
部36からの入力信号により画像形成モードを判断して
両面モードでは転写紙12の裏面に画像を形成する裏面
コピー時に、転写バイアスの切り換え以前に、例えば両
面トレイからの転写紙給紙開始時にIoutを通常の目標
電流値よりβだけ小さい所定の目標電流値に設定してI
1をIoutがその所定の目標電流値になるように制御す
る。このため、両面モードで高い転写率を確保すること
ができて良好な転写画像を得ることができる。
【0099】また、転写制御板29は、操作部36から
の入力信号により画像形成モードを判断して合成モード
では転写紙12の表面に第1回目の画像を形成する時に
はIoutを通常の目標電流値に設定してI1をIoutが通
常の目標電流値になるように制御する。そして、転写制
御板29は、転写紙12の表面に第2回目の画像を形成
する時には転写バイアスの切り換え以前に、例えば転写
紙をレジストローラ13へ給送する時にIoutを通常の
目標電流値よりβだけ小さい所定の目標電流値に設定し
てI1をIoutがその所定の目標電流値になるように制御
する。このため、合成モードで高い転写率を確保するこ
とができて良好な転写画像を得ることができる。
【0100】手差し台40が操作者により軸44を中心
として画像形成装置本体(複写装置本体)より開かれる
と、手差し台40が開かれたことが手差し検知スイッチ
37により検知され、その検知信号が制御板22に入力
される。制御板22は、手差し検知スイッチ37から検
知信号が入力されると、手差し画像形成モードに設定し
て転写制御板29にIoutを両面モードや合成モードに
おける2回目の画像形成時の設定値に設定させる。
【0101】制御板22は、手差し検知スイッチ37か
らの入力信号より手差し台40が閉じられたことを検出
すると、手差し画像形成モードを解除し、転写制御板2
9にIoutを手差し台40が開かれる前に設定されてい
た設定値に設定し直させる。これは、手差し台40がO
HPシートや厚紙等の特殊シートの給送に使用される頻
度が高いためである。但し、勿論、手差し台40は通常
の転写紙の給送にも使用されるので、例えば両面モード
や合成モードはサービスマンモード(ユーザのニーズに
応じて装置の制御モードの設定条件をサービスマンが切
り換えるように設計されたモード)とし、装置の初期設
定では制御板22が手差し台40の使用でIoutの切り
換えを行わせず、例えば手差し台40の使用が特殊紙の
使用とみなされるようなユーザであれば、ユーザの希望
に応じて初期設定値をサービスマンモードで操作部36
からの入力信号により制御板22がROM32に格納さ
れている、手差し台40の使用でIoutを切り換えるプ
ログラムへ変更してその変更したソフトウェアで装置を
制御するようにしてもよい。
【0102】また、OHPシートや厚紙等の特殊シート
を指定する特殊シート指定キーを操作部36に設け、ユ
ーザがOHPシートや厚紙等の特殊シートを使用して画
像形成を行う場合には特殊シート指定キーを押してオン
させることにより特殊シート指定キーからの特殊シート
使用信号を制御板22に入力して特殊紙画像形成モード
を指定し、そのシート使用信号により制御板22がI
outの設定値を上述した両面モードや合成モードにおけ
る2回目の画像形成時の設定値に設定するようにしても
よい。シート使用信号(特殊紙画像形成モード)は、再
度特殊シート指定キーを押すことにより解除するか、ま
たは特殊シートを使用するモードで設定された設定枚数
の画像形成が完了した後に自動的に解除するようにして
もよい。これにより、制御板22は転写制御板29にI
outを特殊シート指定キーのオン前に設定された設定値
に設定し直させる。
【0103】転写制御板29は、同様に、転写ベルト1
7としてベルトAを使用していてIoutを40μAに設
定した場合は両面モードであればIoutを表面コピー時
に通常の40μAに設定して裏面コピー時には通常の値
とは異なる適切な値、つまり、放電等の不具合が生じな
くて転写率が落ちずに良好な転写画像が得られるような
値に設定し、かつ、転写ベルト17としてベルトCを使
用していてIoutを60μAに設定した場合は両面モー
ドであればIoutを表面コピー時には通常の60μAに
設定して裏面コピー時には通常の値とは異なる適切な
値、つまり、放電等の不具合が生じなくて転写率が落ち
ずに良好な転写画像が得られるような値に設定する。
【0104】この第1実施例は、トナー像を担持する感
光体ドラムからなる像担持体11と、シートを担持し、
担持したシートへ像担持体11上のトナー像を転写する
無端状転写ベルト17と、この転写ベルト17と対向す
る側の面に接触し、この転写ベルトに転写バイアスを印
加する第1の電極19と、転写ベルト17に接触する第
2の電極21と、第1の電極19に転写バイアスを供給
する高圧電源28と、この電源28から出力される電流
値をI1、電源28から転写ベルト17を介して第2の
電極21に流れる電流値をI2として時、I1−I2=I
OUTを、定められた目標電流値に一定に保つように電流
値I1を可変制御する転写制御手段29と、目標電流値
を設定条件に応じて設定する設定手段29とを備えたの
で、転写ベルトの電気抵抗のバラツキや環境変化、シー
トの種類にかかわらず、安定した転写、分離性能を得る
ことが可能となる。しかも、転写ベルトの部品としての
抵抗値の範囲を広げることができ、転写ベルトの歩留ま
りを上げることができてコストダンウにつながる。
【0105】また、トナー像を担持する感光体ドラムか
らなる像担持体11と、この像担持体11の表面と接触
し、移動可能であり、前記接触によりトナー像を像担持
体11から被転写側の転写紙へ転写させる転写ベルトか
らなる転写手段17と、この転写手段17に転写バイア
スを供給する電源28と、画像形成動作中に転写手段1
7から像担持体11へ供給される電流値を、定められた
目標電流値に一定に保つように制御する転写制御手段2
9と、画像形成のために所望の画像形成モードを選択入
力する操作部36や手差し検知スイッチ37からなるモ
ード選択入力手段と、目標電流値を設定条件に応じて設
定する設定手段29とを備えたので、画像形成モードに
かかわらず、安定した転写、分離性能を得ることが可能
となる。
【0106】また、トナー像を担持する感光体ドラムか
らなる像担持体11と、この像担持体11の表面と接触
し、移動可能であり、前記接触によりトナー像を像担持
体11から被転写側へ転写させる転写ベルトからなる転
写手段17と、この転写手段17に転写バイアスを供給
する電源28と、画像形成動作中に転写手段17から像
担持体11へ供給される電流値を、定められた目標電流
値に一定に保つように制御する転写制御手段29と、所
望の画像形成モードを選択入力する操作部からなるモー
ド選択入力手段36と、前記目標電流値を、電源28か
ら転写手段17に流れる電流値と,電源28から出力さ
れる電流値I1との少なくとも一方と、モード選択入力
手段36により選択入力された画像形成モードに応じて
設定するので、転写ベルトの電気抵抗のバラツキや環境
変化、シートの種類、画像形成モードにかかわらず、安
定した転写、分離性能を得ることが可能となる。
【0107】図13はベルトBを用いて両面モードで画
像形成を行った場合におけるシートサイズと適正なI
outとの関係を実験で求めたものであり、図14は各ベ
ルトA,B,Cについてシートサイズと適正なIout
の関係を実験で求めたものである。転写紙を介した感光
体ドラム11と電極19との直接的な接触面積が転写紙
の幅によって変動することにより感光体ドラム11と電
極19との間の電気抵抗がシートサイズに応じて変化す
るので、適正なIoutがシートサイズに応じて変化す
る。また、上述のように適正なIoutと転写率との関係
が図4に示すように各ベルトA,B,Cの抵抗変化で異
なる。そこで、本発明の第2実施例乃至第4実施例はI
outをシートサイズ及び/又は転写ベルトの抵抗に応じ
て補正するものである。
【0108】ここで、転写ベルトの抵抗を判定する手段
として上述のように次の2方式がある。 1)Ioutを40μAに設定したときは、図3に示すよ
うにベルトAではI1が220μAになるが、ベルトC
ではI1が42μAになる。そこで、IoutによるI1
値を検知することにより転写ベルトの抵抗のレベルを判
定する方式。 2)Ioutを40μAに設定したときは、図3に示すよ
うにベルトAでは高圧電源28から電極19を介して転
写ベルト17に印加される電圧Vが1.6KVとなり、
ベルトCではVが3.5KVとなる。そこで、Iout
よる電圧Vを検知することによって転写ベルトの抵抗の
レベルを判定する方式。
【0109】第2実施例では、上記第1実施例におい
て、転写制御板29がI1の代りにシートサイズをモニ
ターし、このシートサイズに応じてIoutを設定する。
【0110】第2実施例は、請求項1,6,14,1
5,17,18記載の発明の実施例であり、上記第1実
施例において、転写制御板29が図7に示す処理フロー
の代りに図15に示す処理フローを実行する。制御板2
2は紙検知手段42,43からの検知信号より転写ニッ
プ部へ送出される転写紙のサイズを検知してそのデータ
を転写制御板29へ出力する。転写制御板29は、I
outを制御板22からのデータにより転写紙のサイズに
応じて補正係数αでIout’=Iout×αなる演算により
補正し、そのIout’を新たな目標電流値として設定す
る。
【0111】転写紙のサイズと補正係数αとの関係は予
め実験で求めてROM32内にデータテーブルとして格
納されている。図21はベルトBに対するデータテーブ
ルを示す。補正係数αは、A3サイズに対する値を1.
0の基準値とし、A3サイズにおける適正なIoutと、
各転写紙サイズで適正なIoutが得られる場合における
目標電流値との比である。
【0112】転写制御板29は、例えばベルトBが用い
られてIoutが50μAに設定されている場合、転写紙
のサイズがA4サイズであれば、A4サイズに対応した
α=1.5を用いてIout’=50μA×1.5=75
μAを算出してIout’を新たな目標電流値として設定
し、また、B6サイズであれば、B6サイズに対応した
α=1.9を用いてIout’=50μA×1.9=95
μAを算出してIout’を新たな目標電流値として設定
する。
【0113】図18に示すように第2実施例の本体駆動
が開始されて転写ベルト17が転写ベルトソレノイド2
3により感光体ドラム11に当接されると、高圧電源2
8から転写バイアスがIoutが基準値になるように出力
される。そして、転写紙がレジストローラ13から転写
ニップ部に送出され、感光体ドラム11上の画像領域が
転写ニップ部に達するまでにI1の検知及び目標電流値
の設定が行われる。転写バイアスは感光体ドラム11上
の画像領域が転写ニップ部を通過した後にオフされる。
従って、転写ベルト17の抵抗検知が転写紙の影響を受
けずにリアルタイムで行われる。
【0114】この第2実施例では、トナー像を担持する
感光体ドラムからなる像担持体11と、シートを担持
し、担持したシートへ像担持体11上のトナー像を転写
する無端状転写ベルト17と、この転写ベルト17と対
向する側の面に接触し、この転写ベルトに転写バイアス
を印加する第1の電極19と、転写ベルト17に接触す
る第2の電極21と、第1の電極19に転写バイアスを
供給する高圧電源28と、この電源28から出力される
電流値をI1、電源28から転写ベルト17を介して第
2の電極21に流れる電流値をI2として時、I1−I2
=IOUTを、定められた目標電流値に一定に保つように
電流値I1を可変制御する転写制御手段29と、目標電
流値を設定条件に応じて設定する設定手段29とを備え
たので、転写ベルトの電気抵抗のバラツキや環境変化、
シートの種類にかかわらず、安定した転写、分離性能を
得ることが可能となる。また、目標電流値をシートサイ
ズに応じて設定するので、シートサイズにかかわらず、
安定した転写、分離性能を得ることが可能となる。
【0115】第3実施例は、請求項1,6,14,1
5,17,18,23,25,26記載の発明の実施例
であり、上記第1実施例において、転写制御板29が図
7に示す処理フローの代りに図16に示す処理フローを
実行する。制御板22は、紙検知手段42,43からの
検知信号より転写ニップ部へ送出される転写紙のサイズ
を検知してそのデータを転写制御板29へ出力する。転
写制御板29は、制御板22の指示により転写紙がレジ
ステトローラ13から転写ニップ部に進入する前で転写
ベルト17が感光体ドラム11に接触している時にI1
を検知して上記1)の方式でI1の検知値から転写ベル
ト17の抵抗値を判定して転写ベルト17の種類を判定
し(ベルトA,B,Cのいずれであるかを判定し)、例
えばIoutが50μAに設定されている場合はI1の検知
値が300μAであれば転写ベルト17がベルトAであ
ると判定し、I1の検知値が51μAであれば転写ベル
ト17がベルトCであると判定する。
【0116】そして、転写制御板29は、Ioutを制御
板22からのデータ及びI1の検知値により転写紙のサ
イズ及び転写ベルト17の種類(ベルトA,B,C)に
応じて補正係数α’でIout”=Iout×α’なる演算に
より補正し、そのIout”を新たな目標電流値として設
定する。
【0117】転写紙サイズ及び転写ベルト17の種類
(ベルトA,B,C)と補正係数α’との関係は予め実
験で求めてROM32内に図22に示すようなデータテ
ーブルとして格納されている。補正係数α’は、A3サ
イズに対する値を1.0の基準値とし、A3サイズにお
ける適正なIoutと、各転写紙サイズ及各転写ベルト1
7(ベルトA,B,C)で適正なIoutが得られる場合
における目標電流値との比である。
【0118】転写制御板29は、例えばIoutが50μ
Aに設定されている場合、ベルトAが用いられて転写紙
のサイズがA4サイズであれば、ベルトA及びA4サイ
ズに応じた補正係数α’=1.6を用いてIout"=50
μA×1.6=80μAを算出してIout"を新たな目標
電流値として設定し、また、ベルトCが用いられて転写
紙のサイズがA4サイズであれば、ベルトC及びA4サ
イズに応じた補正係数α’=1.4を用いてIout"=5
0μA×1.4=70μAを算出してこのIou t"を新た
な目標電流値として設定する。
【0119】第2実施例と同様に図18に示すように第
3実施例の本体駆動が開始されて転写ベルト17が転写
ベルトソレノイド23により感光体ドラム11に当接さ
れると、高圧電源28から転写バイアスがIoutが基準
値になるように出力される。そして、転写紙がレジスト
ローラ13から転写ニップ部に送出され、感光体ドラム
11上の画像領域が転写ニップ部に達するまでにVの検
知及び目標電流値の設定が行われる。転写バイアスは感
光体ドラム11上の画像領域が転写ニップ部を通過した
後にオフされる。
【0120】この第3実施例では、トナー像を担持する
感光体ドラムからなる像担持体11と、シートを担持
し、担持したシートへ像担持体11上のトナー像を転写
する無端状転写ベルト17と、この転写ベルト17と対
向する側の面に接触し、この転写ベルトに転写バイアス
を印加する第1の電極19と、転写ベルト17に接触す
る第2の電極21と、第1の電極19に転写バイアスを
供給する高圧電源28と、この電源28から出力される
電流値をI1、電源28から転写ベルト17を介して第
2の電極21に流れる電流値をI2として時、I1−I2
=IOUTを、定められた目標電流値に一定に保つように
電流値I1を可変制御する転写制御手段29と、目標電
流値をシートサイズ及びI1に応じて設定する設定手段
29とを備えたので、転写ベルトの電気抵抗のバラツキ
や環境変化、シートの種類、シートサイズにかかわら
ず、安定した転写、分離性能を得ることが可能となる。
【0121】第4実施例は、請求項1,6,14,1
5,17,18,23,25,26記載の発明の実施例
であり、上記第1実施例において、転写制御板29が図
7に示す処理フローの代りに図17に示す処理フローを
実行する。制御板22は、紙検知手段42,43からの
検知信号より転写ニップ部へ送出される転写紙のサイズ
を検知してそのデータを転写制御板29へ出力する。転
写制御板29は、制御板22の指示により転写紙がレジ
ステトローラ13から転写ニップ部に進入する前で転写
ベルト17が感光体ドラム11に接触している時にVを
検知して上記2)の方式でVの検知値から転写ベルト1
7の抵抗値を判定して転写ベルト17の種類を判定し
(ベルトA,B,Cのいずれであるかを判定し)、例え
ばIoutが50μAに設定されている場合はVの検知値
が1.7KVであれば転写ベルト17がベルトAである
と判定し、Vの検知値が4.0KVであれば転写ベルト
17がベルトCであると判定する。
【0122】そして、転写制御板29は、Ioutを制御
板22からのデータ及びVの検知値により転写紙のサイ
ズ及び転写ベルト17の種類(ベルトA,B,C)に応
じて補正係数α”でIout'''=Iout×α"なる演算によ
り補正し、そのIout'''を新たな目標電流値として設定
する。
【0123】転写紙サイズ及び転写ベルト17の種類
(ベルトA,B,C)と補正係数α"との関係は予め実
験で求めてROM32内に図23に示すようなデータテ
ーブルとして格納されている。補正係数α"は、A3サ
イズに対する値を1.0の基準値とし、A3サイズにお
ける適正なIoutと、各転写紙サイズ及各転写ベルト1
7(ベルトA,B,C)で適正なIoutが得られる場合
における目標電流値との比である。
【0124】転写制御板29は、例えばIoutが50μ
Aに設定されている場合、ベルトAが用いられて転写紙
のサイズがA4サイズであれば、ベルトA及びA4サイ
ズに応じた補正係数α"=1.6を用いてIout'''=5
0μA×1.6=80μAを算出してIout'''を新たな
目標電流値として設定し、また、ベルトCが用いられて
転写紙のサイズがA4サイズであれば、ベルトC及びA
4サイズに応じた補正係数α"=1.4を用いて
out'''=50μA×1.4=70μAを算出してこの
out'''を新たな目標電流値として設定する。
【0125】図19に示すように第4実施例の本体駆動
が開始されて転写ベルト17が転写ベルトソレノイド2
3により感光体ドラム11に当接されると、高圧電源2
8から転写バイアスがIoutが基準値になるように出力
される。そして、転写紙がレジストローラ13から転写
ニップ部に送出され、感光体ドラム11上の画像領域が
転写ニップ部に達するまでにVの検知及び目標電流値の
設定が行われる。転写バイアスは感光体ドラム11上の
画像領域が転写ニップ部を通過した後にオフされる。従
って、転写ベルト17の抵抗検知が転写紙の影響を受け
ずにリアルタイムで行われる。
【0126】この第4実施例では、トナー像を担持する
感光体ドラムからなる像担持体11と、シートを担持
し、担持したシートへ像担持体11上のトナー像を転写
する無端状転写ベルト17と、この転写ベルト17と対
向する側の面に接触し、この転写ベルトに転写バイアス
を印加する第1の電極19と、転写ベルト17に接触す
る第2の電極21と、第1の電極19に転写バイアスを
供給する高圧電源28と、この電源28から出力される
電流値をI1、電源28から転写ベルト17を介して第
2の電極21に流れる電流値をI2として時、I1−I2
=IOUTを、定められた目標電流値に一定に保つように
電流値I1を可変制御する転写制御手段29と、目標電
流値をシートサイズ及びVに応じて設定する設定手段2
9とを備えたので、転写ベルトの電気抵抗のバラツキや
環境変化、シートの種類、シートサイズにかかわらず、
安定した転写、分離性能を得ることが可能となる。
【0127】第5実施例は、請求項1,6〜9,14,
15,17,18,22,24〜26記載の発明の実施
例であり、上記第1実施例において、転写制御板29が
図7に示す処理フローの代りに図20に示す処理フロー
を実行する。転写制御板29は、制御板22からの入力
信号より画像形成モードが両面モードであるか否かを判
断し、画像形成モードが両面モードではない場合には上
記第4実施例の場合と同様に目標電流値をシートサイズ
及びVに応じて設定する。
【0128】また、転写制御板29は、画像形成モード
が両面モードである場合には、転写紙の表面に画像形成
を行う表面コピー時には、上記第4実施例の場合と同様
に目標電流値をシートサイズ及びVに応じて設定する。
そして、転写制御板29は、転写紙の裏面に画像形成を
行う裏面コピー時には、制御板22の指示により転写紙
が裏面に画像形成を行うべくレジステトローラ13から
転写ニップ部に進入する前で転写ベルト17が感光体ド
ラム11に接触している時にVを検知して上記2)の方
式でVの検知値から転写ベルト17の抵抗値を判定して
転写ベルト17の種類を判定し(ベルトA,B,Cのい
ずれであるかを判定し)、Ioutを制御板22からのデ
ータ及びVの検知値により転写紙のサイズ及び転写ベル
ト17の種類(ベルトA,B,C)に応じて補正係数
α”BでIout'''B=Iout×α"Bなる演算により補正
し、そのIout'''Bを新たな目標電流値として設定す
る。
【0129】転写紙サイズ及び転写ベルト17の種類
(ベルトA,B,C)と補正係数α"Bとの関係は予め
実験で求めてROM32内に図24に示すようなデータ
テーブルとして格納されている。補正係数α"Bは、A
3サイズに対する値を1.0の基準値とし、表面コピー
時のA3サイズにおける適正なIoutと、裏面コピー時
における各転写紙サイズ及各転写ベルト17(ベルト
A,B,C)で適正なIou tが得られる場合における目
標電流値との比である。
【0130】転写制御板29は、例えばベルトAが用い
られてIoutが50μAに設定され、画像形成モードが
両面モードで転写紙サイズがB6である場合には、表面
コピー時は図23に示すようにベルトA及びB6サイズ
に応じた補正係数α"=2.3を用いてIout'''=50
μA×2.3=115μAを算出してIout'''を新たな
目標電流値として設定し、裏面コピー時は図24に示す
ようにベルトA及びB6サイズに応じた補正係数α"=
1.6を用いてIout'''=50μA×1.6=80μA
を算出してIout'''を新たな目標電流値として設定す
る。
【0131】この第5実施例では、両面モードでは目標
電流値を表面コピー時と裏面コピー時とで異なる値に設
定するので、裏面コピー時にも安定した転写、分離性能
を得ることが可能となる。なお、第5実施例では両面モ
ードで目標電流値を表面コピー時と裏面コピー時とで異
なる値に設定したが、合成モードで同様に目標電流値を
転写紙に1回目の画像形成を行う時と転写紙に2回目の
画像形成を行う時とで異なる値に設定してもよい。ま
た、第2実施例乃至第5実施例では補正係数を用いて目
標電流値を演算したが、目標電流値をシートサイズなど
から算出するための目標電流値演算式の関数をROM3
2内に格納しておき、転写制御板29が目標電流値をシ
ートサイズなどからROM32内の関数により算出する
ようにしてもよい。ここに、図14に示すような適正な
目標電流値とシートサイズとの関係から、X=感光体と
ベルトの直接接触幅(mm)とした場合、ここではベル
ト幅340mmとしてX=340−シートサイズとし
て、適正なIout=f(X)という1次関数で表わすこ
とができる。そこで、例えば転写ベルトの種類に応じた
目標電流値演算式の関数をROM32内に格納してお
き、I1,Vの検知値に応じて最適な関数をROM32
内から選択し、この関数によりシートサイズから適正な
outを求めて設定することができる。
【0132】ところで、ベルトAを使用してIoutを4
0μAに設定した場合には高圧電源28からバイアスロ
ーラ19に印加される電圧Vは1.8KVになるが、ベ
ルトCを使用してIoutを60μAに設定した場合には
高圧電源28からバイアスローラ19に印加される電圧
Vは4.2KVになる。このため、高圧電源28からバ
イアスローラ19に印加される電圧Vをモニターしても
転写ベルト17の抵抗値のレベルがわかる。そこで、本
発明の第6実施例では、上記第1実施例において、転写
制御板29がI1の代りにVをモニターし、このVに応
じてIoutを設定する。
【0133】第6実施例は、請求項1,4,5,7〜1
3,18,21,22記載の発明の実施例であり、上記
第1実施例において、転写制御板29が図7に示す処理
フローの代りに図10に示す処理フローを実行する。転
写ベルト17は押し上げレバー24により感光体ドラム
11に当接されて高圧電源28からバイアスローラ19
を介して転写バイアスが印加され、転写制御板29が高
圧電源28からバイアスローラ19への供給電流I1
1−I2=Io utが一定値になるように制御する。
【0134】この場合、転写制御板29は、まず、I1
−I2=Ioutを40μAに設定して高圧電源28からバ
イアスローラ19への印加電圧Vを検知する。図11に
示すように転写ベルト17がIoutを40μAに設定す
べきベルトAである場合にはVの有効範囲(所定値以上
の十分に高い転写率が得られる範囲)が1.2〜2.0
KVであり、転写制御板29はその検知したVが1.2
KVより大きいか否かを判断してVが1.2KVより大
きくない場合には転写ベルト17の抵抗が低すぎて転写
ベルト17が使えないので、機械を停止させるか、ラン
プ等により転写ベルト17の使用不可を表示させてユー
ザに警告する。
【0135】また、転写制御板29は、検知したVが
2.0KVより小さいか否かを判断してVが2.0KV
より大きい場合にはI1−I2=Ioutを50μAに設定
して高圧電源28からバイアスローラ19への供給電流
1をI1−I2=Ioutが50μAになるように制御し、
このときのVを検知する。図11に示すように転写ベル
ト17がIoutを50μAに設定すべきベルトBである
場合にはVの有効範囲が2.0〜3.2KVであり、転
写制御板29はその検知したVが2.0KV<V≦3.
2KVであるか否かを判断してVが2.0KV<V≦
3.2KVではない場合にはI1−I2=Ioutを60μ
Aに設定してI1をI1−I2=Ioutが60μAになるよ
うに制御する。
【0136】図11に示すように転写ベルト17がI
outを60μAに設定すべきベルトCである場合にはV
の有効範囲が3.2〜5.0KVである。転写制御板2
9は、高圧電源28からバイアスローラ19への印加電
圧Vを検知し、このVが3.2KV<V≦5.0KVで
あるか否かを判断してVが3.2KV<V≦5.0KV
ではない場合には機械を停止させるか、ランプ等により
転写ベルト17の使用不可を表示させてユーザに警告す
る。ここに、Vが5.0KVより大きい場合は転写ベル
ト17の抵抗値が高過ぎて転写率が落ちる。
【0137】この第6実施例は、第1実施例において、
電源28から出力される電圧値V1を検出し、目標電流
値を電源から出力される電圧値V1に応じて設定するの
で、転写ベルトの電気抵抗のバラツキや環境変化、シー
トの種類にかかわらず、安定した転写、分離性能を得る
ことが可能となる。しかも、転写ベルトの部品としての
抵抗値の範囲を広げることができ、転写ベルトの歩留ま
りを上げることができてコストダウンにつながる。
【0138】なお、第6実施例において、転写制御板2
9が電圧値V1の代りに電極21に流れる電流値に応じ
た電圧値を検出し、目標電流値を電極21に流れる電流
値に応じた電圧値に応じて設定するようにしても同様な
効果が得られる。また、転写制御板29は、Vに応じて
outを変更する動作を転写ベルト17と感光体ドラム
11との間に転写紙12が挟まっていない時に行った
が、Vに応じてIoutを変更する動作を転写ベルト17
と感光体ドラム11との間に転写紙12が挟まっている
時に行っても同様な効果が得られる。
【0139】上述した各実施例の効果は各実施例の範囲
に限らず、ネガ/ポジ現像を行う現像装置を有する画像
形成装置において、また、カラー画像形成装置において
有効であるばかりでなく、各請求項記載の発明の構成を
有するものであれば位置関係の変更や変形があっても上
記電流Iout、I1、I2、上記電圧Vに若干の相違が生
じても同様な効果が得られる。
【0140】また、上記各実施例においては、図26に
示すように転写ベルト17の代りに転写ローラ38を用
いてもよい。この場合、転写ローラ38は、107〜1
11Ωcmの体積固有抵抗を有する弾性層からなり、高
圧電源28から転写バイアスが印加されて転写制御板2
9により高圧電源28から出力される電流I1が上記実
施例と同様に一定に制御される。この転写ローラ38は
感光体ドラム11に圧接されて回転し、レジストローラ
13から送出された転写紙は感光体ドラム11と転写ロ
ーラ38とのニップ部を通過する際に感光体ドラム11
上のトナー像が転写された後、感光体ドラム11から分
離されて定着装置16へ搬送される。なお、転写ローラ
38を用いた場合にはI2=0となる。
【0141】また、本発明は、主にカラー画像形成装置
に用いられていて、感光体ドラムからなる像担持体から
トナー像を一旦中間転写ベルトに直接転写し、中間転写
ベルトがその転写されたトナー像を担持して回転に伴っ
て搬送し、転写ローラにより中間転写ベルト上のトナー
像を転写紙に転写する画像形成装置に上記各実施例と同
様に適用することができる。この場合、転写ローラは、
上述のものと略同様に構成され、高圧電源28から転写
バイアスが印加されて高圧電源28から出力される電流
1が転写制御板29により上記実施例と同様に一定に
制御される。
【0142】
【発明の効果】以上のように請求項1〜6記載の発明に
よれば、トナー像を担持する像担持体と、シートを担持
し、担持したシートへ前記像担持体上のトナー像を転写
する無端状転写ベルトと、この転写ベルトと対向する側
の面に接触し、この転写ベルトに転写バイアスを印加す
る第1の電極と、前記転写ベルトに接触する第2の電極
と、前記第1の電極に転写バイアスを供給する電源と、
この電源から出力される電流値をI1、前記電源から前
記転写ベルトを介して前記第2の電極に流れる電流値を
2とした時、I1−I2=IOUTを、定められた目標電流
値に一定に保つように電流値I1を可変制御する転写制
御手段と、前記目標電流値を設定条件に応じて設定する
設定手段とを備えたので、転写ベルトの電気抵抗のバラ
ツキや環境変化、シートの種類にかかわらず、安定した
転写、分離性能を得ることが可能となる。しかも、転写
ベルトの部品としての抵抗値の範囲を広げることがで
き、転写ベルトの歩留まりを上げることができてコスト
ダウンにつながる。
【0143】請求項7〜13記載の発明によれば、トナ
ー像を担持する像担持体と、この像担持体の表面と接触
し、移動可能であり、前記接触によりトナー像を前記像
担持体から被転写側へ転写させる転写手段と、この転写
手段に転写バイアスを供給する電源と、画像形成動作中
に前記転写手段から前記像担持体へ供給される電流値
を、定められた目標電流値に一定に保つように制御する
転写制御手段と、画像形成のために所望の画像形成モー
ドを選択入力するモード選択入力手段と、前記目標電流
値を設定条件に応じて設定する設定手段とを備えたの
で、画像形成モードにかかわらず、安定した転写、分離
性能を得ることが可能となる。
【0144】請求項14〜20記載の発明によれば、ト
ナー像を担持する像担持体と、この像担持体の表面と接
触し、移動可能であり、前記接触によりトナー像を前記
像担持体から被転写側へ転写させる転写手段と、この転
写手段に転写バイアスを供給する電源と、画像形成動作
中に前記転写手段から前記像担持体へ供給される電流値
を、定められた目標電流値に一定に保つように制御する
転写制御手段と、画像の形成されるシートのサイズを検
出するシートサイズ検出手段と、前記目標電流値を設定
条件に応じて設定する設定手段とを備えたので、シート
のサイズにかかわらず、安定した転写、分離性能を得る
ことが可能となる。
【0145】請求項21記載の発明によれば、トナー像
を担持する像担持体と、この像担持体の表面と接触し、
移動可能であり、前記接触によりトナー像を前記像担持
体から被転写側へ転写させる転写手段と、この転写手段
に転写バイアスを供給する電源と、画像形成動作中に前
記転写手段から前記像担持体へ供給される電流値を、定
められた目標電流値に一定に保つように制御する転写制
御手段と、所望の画像形成モードを選択入力するモード
選択入力手段と、前記目標電流値を複数の設定条件に応
じて設定する設定手段とを備えたので、画像形成モード
などにかかわらず、安定した転写、分離性能を得ること
が可能となる。
【0146】請求項22記載の発明によれば、請求項2
1記載の転写装置において、前記設定手段は前記目標電
流値を、前記電源から前記転写手段に流れる電流値と,
前記電源から出力される電流値I1との少なくとも一方
と、前記モード選択入力手段により選択入力された画像
形成モードに応じて設定するので、転写ベルトの電気抵
抗のバラツキや環境変化、シートの種類、画像形成モー
ドにかかわらず、安定した転写、分離性能を得ることが
可能となる。しかも、転写ベルトの部品としての抵抗値
の範囲を広げることができ、転写ベルトの歩留まりを上
げることができてコストダンウにつながる。
【0147】請求項23記載の発明によれば、請求項2
1記載の転写装置において、前記設定手段は前記目標電
流値を、前記電源から前記転写手段に流れる電流値と,
前記電源から出力される電流値I1との少なくとも一方
と、画像の形成されるシートのシートサイズに応じて設
定するので、転写ベルトの電気抵抗のバラツキや環境変
化、シートの種類、シートサイズにかかわらず、安定し
た転写、分離性能を得ることが可能となる。しかも、転
写ベルトの部品としての抵抗値の範囲を広げることがで
き、転写ベルトの歩留まりを上げることができてコスト
ダウンにつながる。
【0148】請求項24記載の発明によれば、請求項2
1記載の転写装置において、前記設定手段は前記目標電
流値を、前記モード選択入力手段により選択入力された
画像形成モードと、画像の形成されるシートのシートサ
イズに応じて設定するので、画像形成モード、シートサ
イズにかかわらず、安定した転写、分離性能を得ること
が可能となる。
【0149】請求項25記載の発明によれば、請求項2
1記載の転写装置において、前記設定手段は前記目標電
流値を、前記電源から前記転写手段に流れる電流値と、
前記モード選択入力手段により選択入力された画像形成
モードと、画像の形成されるシートのシートサイズのう
ちの少なくとも2つに応じて設定するので、転写ベルト
の電気抵抗のバラツキ及び環境変化と、画像形成モード
と、シートサイズとの少なくとも2つにかかわらず、安
定した転写、分離性能を得ることが可能となる。
【0150】請求項26記載の発明によれば、請求項2
1記載の転写装置において、前記設定手段は前記目標電
流値を、前記電源から出力される電流値I1と、前記モ
ード選択入力手段により選択入力された画像形成モード
と、画像の形成されるシートのシートサイズのうちの少
なくとも2つに応じて設定するので、転写ベルトの電気
抵抗のバラツキ及び環境変化と、画像形成モードと、シ
ートサイズとの少なくとも2つにかかわらず、安定した
転写、分離性能を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の待機状態を示す断面図で
ある。
【図2】同第1実施例の通紙状態を示す断面図である。
【図3】同第1実施例のV,I1,Ioutの関係を示す特
性図である。
【図4】各転写ベルトに対するIoutと転写率との関係
を示す特性図である。
【図5】同第1実施例で用いられる各転写ベルトの内周
面の表面抵抗率を示す図である。
【図6】画像形成装置の表面コピー時と裏面コピー時の
outと転写率との関係を示す特性図である。
【図7】上記第1実施例の転写制御板の処理フローを示
すフローチャートである。
【図8】上記第1実施例のIout設定値とI1の有効範囲
との関係を示す図である。
【図9】上記第1実施例の動作フローを示すフローチャ
ートである。
【図10】本発明の第6実施例における転写制御板の処
理フローを示すフローチャートである。
【図11】同第6実施例のIout設定値とI1の有効範囲
との関係を示す図である。
【図12】上記第1実施例におけるIout、I1、I
2V、ベルトA、ベルトCの関係を示す図である。
【図13】複写装置の両面複写時における転写紙サイズ
と適正なIoutとの関係を示す特性図である。
【図14】複写装置に用いられる各転写ベルトと転写紙
サイズと適正なIoutとの関係を示す特性図である。
【図15】本発明の第2実施例の動作フローを示すフロ
ーチャートである。
【図16】本発明の第3実施例の動作フローを示すフロ
ーチャートである。
【図17】本発明の第4実施例の動作フローを示すフロ
ーチャートである。
【図18】上記第2実施例及び第3実施例の動作タイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【図19】上記第4実施例の動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図20】本発明の第5実施例の動作フローを示すフロ
ーチャートである。
【図21】上記第2実施例で用いるデータテーブルを示
す図である。
【図22】上記第3実施例で用いるデータテーブルを示
す図である。
【図23】上記第4実施例で用いるデータテーブルを示
す図である。
【図24】上記第5実施例で用いるデータテーブルを示
す図である。
【図25】上記第1実施例の回路構成を示すブロック図
である。
【図26】本発明の他の実施例の一部を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
11 感光体ドラム 17 転写ベルト 18 駆動ローラ 19 バイアスローラ 20 従動ローラ 21 接触板 22 制御板 24 押し上げレバー 25 クリーニングブレード 28 高圧電源 29 転写制御板 36 操作部 37 手差し検知スイッチ 38 転写ローラ
フロントページの続き (72)発明者 高野 聡 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 轡田 昭夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平3−231274(JP,A) 特開 平3−223779(JP,A) 特開 平2−264987(JP,A) 特開 平2−272590(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/00 303

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像を担持する像担持体と、シートを
    担持し、担持したシートへ前記像担持体上のトナー像を
    転写する無端状転写ベルトと、この転写ベルトと対向す
    る側の面に接触し、この転写ベルトに転写バイアスを印
    加する第1の電極と、前記転写ベルトに接触する第2の
    電極と、前記第1の電極に転写バイアスを供給する電源
    と、この電源から出力される電流値をI、前記電源か
    ら前記転写ベルトを介して前記第2の電極に流れる電流
    値をIとした時、I−I=IOUTを、定められ
    た目標電流値に一定に保つように電流値Iを可変制御
    する転写制御手段と、前記目標電流値を設定条件に応じ
    て設定する設定手段と、電流値を検出する電流検出手段
    とを有し、前記設定手段は前記目標電流値を前記電源か
    ら前記転写ベルトに流れる電流に応じて設定することを
    特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】トナー像を担持する像担持体と、シートを
    担持し、担持したシートへ前記像担持体上のトナー像を
    転写する無端状転写ベルトと、この転写ベルトと対向す
    る側の面に接触し、この転写ベルトに転写バイアスを印
    加する第1の電極と、前記転写ベルトに接触する第2の
    電極と、前記第1の電極に転写バイアスを供給する電源
    と、この電源から出力される電流値をI 、前記電源か
    ら前記転写ベルトを介して前記第2の電極に流れる電流
    値をI とした時、I −I =I OUT を、定められ
    た目標電流値に一定に保つように電流値I を可変制御
    する転写制御手段と、前記目標電流値を設定条件に応じ
    て設定する設定手段と、電圧値を検出する電圧検出手段
    とを有し、前記設定手段は前記目標電流値を前記電源か
    ら前記転写ベルトに印加される電圧に応じて設定する
    とを特徴とする転写装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の転写装置におい
    て、前記設定手段は設定条件毎に予め定められている目
    標電流値の中から適切な目標電流値を選択することを特
    徴とする転写装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の転写装置におい
    て、所望の画像形成モードを選択入力 するモード選択入
    力手段を有し、前記設定手段は前記目標電流値を、前記
    電源から前記転写ベルトに流れる電流値と、前記電源か
    ら前記転写ベルトに印加される電圧との少なくとも一方
    と、前記モード選択入力手段により選択入力された画像
    形成モードに応じて設定することを特徴とする転写装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1または2記載の転写装置におい
    て、前記設定手段は前記目標電流値を、前記電源から前
    記転写ベルトに流れる電流値と、前記電源から前記転写
    ベルトに印加される電圧との少なくとも一方と、画像の
    形成されるシートのシートサイズに応じて設定すること
    を特徴とする転写装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の転写装置において、所望の
    画像形成モードを選択入力するモード選択入力手段を有
    し、前記設定手段は前記目標電流値を、前記電源から前
    記転写ベルトに流れる電流値と、前記モード選択入力手
    段により選択入力された画像形成モードと、画像の形成
    されるシートのシートサイズのうちの少なくとも2つに
    応じて設定することを特徴とする転写装置。
  7. 【請求項7】請求項2記載の転写装置において、所望の
    画像形成モードを選択入力するモード選択入力手段を有
    し、前記設定手段は前記目標電流値を、前記電源から前
    記転写ベルトに印加される電圧と、前記モード選択入力
    手段により選択入力された画像形成モードと、画像の形
    成されるシートのシートサイズのうちの少なくとも2つ
    に応じて設定することを特徴とする転写装置。
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