JPH08202177A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08202177A
JPH08202177A JP7014246A JP1424695A JPH08202177A JP H08202177 A JPH08202177 A JP H08202177A JP 7014246 A JP7014246 A JP 7014246A JP 1424695 A JP1424695 A JP 1424695A JP H08202177 A JPH08202177 A JP H08202177A
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JP
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image
toner
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JP7014246A
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English (en)
Inventor
Masahiko Matsuura
昌彦 松浦
Oichi Sano
央一 佐野
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1605Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、「前転写」による生じる
「飛び散り」に起因する画像劣化の無い画像形成装置を
提供することである。 【構成】 本発明の画像形成装置は、上記の目的を達成
するために、中間転写体の像担持体対向部より上流の部
分に、トナーと同極性の電圧を付与する帯電装置と、中
間転写体の像担持体との対向部より下流位置に、トナー
と逆極性のバイアス電圧を印加する転写電極を設けられ
ている。又、用紙搬送路の転写部の上流側には、転写用
紙に、トナー像と同極性で、像担持体の転写紙との対向
部の表面電位より高い電圧を付与するバイアス電圧印加
装置を設けられている。さらに、中間転写体を介して転
写ローラと対向する位置にトナーと逆極性の電圧を印加
する対向バイアス電圧印加装置と、トナーと逆極性の電
圧を転写ローラに印加する転写バイアス電圧印加装置
と、中間転写体の転写用紙に対する転写位置上流にトナ
ー像と同極性の電圧を印加する再帯電装置を設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真式複写機や電
子写真式プリンタ等の静電潜像式画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真式複写機や電子写真
式プリンタ等の静電潜像を形成することにより作像を行
う画像形成装置において、中間転写体を用いて画像形成
を行う方法が知られている。中間転写体を用いて画像形
成を行う方法においては、感光体、誘電体等の像担持体
上に形成された画像を中間転写体上に1次転写を行い、
中間転写体から複写用紙、OHP等の転写材に2次転写
を行う方法がよく用いられる。さらに、この作像方法に
おいては、中間転写体に中間抵抗を有する転写フィルム
を用い、2次転写に転写用電圧を印加した転写ローラを
用いる方法が一般的である。中間転写フィルムを用いる
ことによりデットスペースを減らすことができ、装置の
小型化が図れる。また、転写ローラを用いることによ
り、転写効率が向上し、オゾン発生量も少なくできる
上、転写材の搬送ローラと兼用することができる。さら
に、転写ローラと対向する位置に設けられた対向ローラ
を小径化することにより、中間転写フィルムと転写材の
分離に曲率分離を利用することができる。
【0003】又、中間転写フィルム上に画像を形成する
方法とは別に、転写体上に転写材を保持し、転写材上に
画像を直接転写する作像方法も、従来より用いられてき
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中間転
写フィルムを用いた作像方法において、1次転写、2次
転写の各工程において、「前転写」と呼ばれる現象を起
こす場合があった。「前転写」は、1次転写部において
は、像担持体が中間転写フィルムと密着する以前に、像
担持体上のトナー像が中間転写フィルムの方向に飛翔す
ることにより起きる。また、2次転写部においては、中
間転写フィルムと転写材が転写部において密着する以前
に、中間転写フィルム表面のトナーが転写材に飛翔する
ことにより発生する。「前転写」が生じると、忠実な転
写が行われず、文字回りにトナー粉が飛び散る「飛び散
り」などの画像劣化を生じる。
【0005】又、転写体上に転写材を保持し、転写材上
に画像を直接転写する作像方法においても、中間転写フ
ィルムを用いた作像方法における1次転写の工程と同
様、「前転写」が発生し、画像劣化を生じる場合が有っ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、上記課題を解決するために、以下に示す第1から第
4の手段の内、少なくとも1つを有することを特徴とす
る。
【0007】第1の手段として、中間転写体の像担持体
との対向部より上流位置に、トナーと同極性のバイアス
電圧を印加するバイアス電圧印加電極と、中間転写体の
像担持体との対向部より下流位置に、トナーと逆極性の
バイアス電圧を印加する転写電極を設ける。
【0008】第2の手段として、用紙搬送路の転写部の
上流側に、転写用紙に対して、トナー像と同極性で、像
担持体の転写紙との対向部の表面電位より高い電位を付
与するバイアス電圧印加装置を設ける。
【0009】第3の手段として、中間転写体を介して転
写ローラと対向する位置に、トナーと逆極性の電圧を印
加する対向バイアス電圧印加装置と、トナーと逆極性で
あり、バイアス電圧印加装置の印加電位より少なくとも
800V以上大きい値の電圧を転写ローラに印加する転
写バイアス電圧印加装置を設ける。
【0010】第4の手段として、中間転写体を介して転
写ローラと対向する位置にトナーと逆極性の電圧を印加
する対向バイアス電圧印加装置と、トナーと逆極性の電
圧を転写ローラに印加する転写バイアス電圧印加装置
と、中間転写体の転写用紙に対する転写位置より上流に
トナー像と同極の電荷を印加する再帯電装置を設ける。
【0011】
【作用】本発明の画像形成装置は、第1から第4の手段
の少なくとも1つにより、「前転写」による「飛び散
り」などの画像劣化を防止する事ができる。
【0012】第1の手段は、転写前に、中間転写体がト
ナーを引きつけることを防ぎ、1次転写部における、
「前転写」による「飛び散り」を防止する。
【0013】第2の手段は、転写用紙がトナーを引きつ
けることを防ぎ、「前転写」による転写用紙への「飛び
散り」を防止する。
【0014】第3、及び、第4の手段は、の手段は、中
間転写体側にトナー像を引きつけることにより、「前転
写」による転写用紙への「飛び散り」を防止する。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に関わる画像形成装置1の概
略構成を示す。本実施例の画像形成装置1は複写機、プ
リンター等に用いられる電子写真式画像形成装置であ
る。
【0016】画像形成装置1は、有機感光体(OPC)
よりなる像担持体3と、その周辺に配された帯電チャー
ジャー4、現像ユニット6、中間転写装置9、クリーニ
ング前チャ−ジャー10、クリーナー11、イレ−サ1
2等の像形成用エレメントと、イメ−ジリーダー2、給
紙装置13、搬送ベルト18、定着ローラ19等のその
他のエレメントより構成されてなる。また、給紙装置1
3には、複写用紙、OHPシート等のシート14が積載
されており、所定の給紙タイミングで矢印Cの方向に給
紙、搬送される。尚、像担持体3には、有機感光体(O
PC)以外に無機感光体や他の種類の像担持体を用いて
もよい。
【0017】像担持体3は、矢印aの方向に回転し、帯
電チャージャー4によって、所定の電位に均一に帯電さ
れる。一方、イメ−ジリーダー2は、原稿画像を読み取
り、読み取りデータを図示しないレーザ発生装置に伝送
する。レーザ発生装置は、イメ−ジリーダー2から伝送
された読み取りデータに基づき、像担持体3を露光部5
において露光し、潜像を形成する。こうして形成された
潜像は、現像ユニット6に収容された4台の現像器7の
1つにより、現像される。4台の現像器7には、イエロ
ー、マゼンダ、シアン、黒のトナーが1色ずつ収納され
ている。各トナーは、反転作像に通常用いられる負極性
トナーであり、現像器7の内部で負極性に帯電される。
尚、トナーは、作像方法に応じて、正極性トナーを用い
ても構わないが、帯電、転写等に用いる極性も、作像方
法と、トナーの極性に応じて変更する必要が有る。この
ように形成された像担持体3上のトナー像は、転写ブラ
シ15によって、中間転写装置9の中間転写フィルム8
上に1次転写される。一方、像担持体3上に残留したト
ナー像は、クリーニング前チャージャー10で除電され
た後、クリーナー11で除去される。クリーナー11で
トナー除去された後、像担持体3は、イレーサー12に
より残留電荷が除去され、次の作像サイクルに入る。
尚、本実施例に於ては露光をレーザ発生装置によって行
っているが、LEDや露光ランプ等の他の露光装置を用
いても構わない。
【0018】中間転写装置9は、中間転写フィルム8を
3本の懸架ローラ9a、9b、9cで懸架することによ
って、構成されている。転写フィルム8の周辺には、転
写ブラシ15、給電ブラシ16、転写ローラ17、転写
前チャージャー20、中間転写フィルムクリーナー41
等の各種エレメントが配置されている。又、中間転写フ
ィルム8は、ポリカ−ボネイト、ETFE、ポリイミ
ド、フッ素系樹脂等の樹脂に導電性カーボンを分散した
もであり、表面抵抗が106〜1010Ωの中間抵抗で、
厚みが50〜250μmのものを用いる。この構成の中
間転写フィルムは、フィルム中を電流が流れやすく、転
写効率が良いため、中間転写体として適している。
【0019】中間転写フィルム8には、その裏面より、
転写ブラシ15によって、転写バイアス電圧が印加され
ている。この転写バイアス電圧の作用により、像担持体
3より転写フィルム8上に、トナー像が1次転写され
る。転写ブラシ15は、ステンレス、又はカーボンの繊
維を束ねてアルミ板で挟持したもので、体積抵抗は10
6Ωcm以下である。転写ブラシは、簡単な構成で、均
質な電荷を付与できるため、中間転写フィルムの転写に
適している。また、転写ブラシに、レーヨン、ナイロン
等の繊維にカーボンを混入して抵抗値を調整したものを
用いてもよい。さらに、ブラシの代わりに、導電性フィ
ルム、ブレード、ローラ等を用いてもよい。
【0020】中間転写フィルム8の1次転写部の上流
に、給電ブラシ16が配置されている。給電ブラシ16
の材質、構成は、転写ブラシ15と同様であるが、転写
ブラシ15に印加される転写バイアス電圧と逆極性のバ
イアス電圧が印加されている。
【0021】図2は、本実施例の転写ブラシ15と給電
ブラシ16の詳細構成図であり、図3は、図2の構成の
中間転写フィルム8の表面電位の推移を示したグラフで
ある。図2の構成において、nは、像担持体3と中間転
写フィルム8とが当接する1次転写領域であり、P0
は、1次転写領域nの中心となる位置である。転写ブラ
シ15は、前述の1次転写領域n、または、その下流側
に離れた位置P1に設けられている。転写ブラシ15に
は、1次転写バイアス電源27より転写バイアス電圧が
印加されており、転写ブラシ15の設定位置P1と転写
バイアス電圧の電圧は、1次転写領域nにおいて、充分
な転写電位が得られるように設定されている。
【0022】又、1次転写領域nの上流位置近傍P2に
は、給電ブラシ16が設けられており、給電ブラシ電源
28によって、転写バイアス電圧と逆極性のバイアス電
圧が印加されている。又、中間転写フィルム8は、抵抗
値が高いと転写性の確保が困難となる為、中間抵抗とし
ている。中間転写フィルム8が中間抵抗を有しているた
め、1次転写領域nの近傍における中間転写フィルム8
の表面電位は、図3に示すように、P1においては正極
性、P2においては負極性となり、P1とP2の間の領域
で極性が反転することになる。図3より、転写バイアス
電圧による電位の上昇は、転写ブラシ15の設定位置P
1をピークに1次転写領域nにまで及んでいることが分
かる。従って、この時、1次転写領域nにおける中間転
写フィルム8の極性と電位は、少なくとも後端部におい
ては、転写に適した正帯電電位になるように設定され
る。中間転写フィルム8の極性と電位は、転写ブラシ1
5の設定位置P1と、転写ブラシ15に印加した転写バ
イアス電圧、及び、給電ブラシ16の設定位置P2と、
給電ブラシ16に印加した給電バイアス電圧によって設
定される。このように、給電ブラシ16により、像担持
体3上に形成されたトナー像と同極性のバイアス電圧を
中間転写フィルム8の1次転写領域nの上流部に印加す
ることにより、中間転写フィルム8のトナー像を引きつ
ける力を無くすことができる。中間転写フィルム8のト
ナー像を引きつける力が無くなることにより、トナーの
飛翔、及び、トナー飛翔によって引き起こされる画像劣
化は防止される。転写バイアス電圧と給電バイアス電圧
は、1次転写領域nの最上流部、つまり、像担持体3と
中間転写フィルム8の当接開始点P0’の表面電位が
0、若しくは、トナーと同極性であることが望ましく、
特に、0〜−200Vの場合、トナー飛翔が少なく、転
写も良好であった。
【0023】中間転写フィルム8が中間抵抗である為、
転写ブラシ15、給電ブラシ16のバイアス電圧印加箇
所から遠ざかるにつれて中間転写フィルム8の表面電位
は低くなっていく。従って、給電ブラシ16の設定位置
を1次転写領域nから離し過ぎると、P0’の表面電位
は低くなってしまい、「前転写防止」の効果が低下す
る。P0’の表面電位を維持するために、給電ブラシ1
6に印加するバイアス電圧を高めすぎると、中間転写フ
ィルム8が劣化するといった悪影響が生じる。
【0024】一方、転写ブラシ15の設定位置を1次転
写領域nから離し過ぎると、P0の表面電位は低くなっ
てしまい、転写効率が低下する。P0の表面電位を維持
するために、転写ブラシ15に印加するバイアス電圧を
高めると、1次転写バイアス電源27から給電バイアス
電源28に、中間転写フィルム8を介して流れ込む電流
量が大きくなる。流れ込む電流量が大きくなり過ぎる
と、1次転写バイアス電源27、給電バイアス電源28
を破損する恐れがある。
【0025】逆に、給電ブラシ16の設定位置P2を1
次転写領域nに近付け過ぎると、P0の表面電位を維持
するために、給電ブラシ16に印加する給電バイアス電
圧を弱めるか、転写ブラシ15に印加する転写バイアス
電圧の電位を高める必要がある。しかしながら、給電ブ
ラシ16に印加する給電バイアス電圧を弱めると、「前
転写防止」の効果が低下し、転写バイアス電圧を高める
と、1次転写バイアス電源27、給電バイアス電源28
を破損する恐れがある。
【0026】また、転写ブラシ15を1次転写領域nの
上流部P0’にかかるように設けると、転写電界が1次
転写領域nの上流部に及ぶこととなる。転写電界が1次
転写領域nの上流部に及ぶと、給電ブラシ16の印加バ
イアス電圧を高くしても、P0’の電位を0、若しく
は、トナーと同極性の電位にすること難しくなる。この
ため、帯電ブラシ15は、P0’の位置よりは下流部に
設けるのが望ましい。
【0027】従って、給電ブラシ16と転写ブラシ15
は、1次転写領域nの上流部と、下流部に、所定の距離
をもって設けるのが望ましい。このように設定すること
により、1次転写部nのニップを広く取ることができ
る。1次転写部nのニップを広く取ることができると、
転写効率が向上する上、電位の逆転する領域を広くする
ことができるため、設定の自由度が向上する。また、温
度や湿度の変化による転写効率の変化や、転写ブラシや
中間転写フィルムなどの劣化により電位の逆転する位置
が移動しても、ニップ部が広いと、電位の逆転する位置
がニップ部からはみ出ることが少なくなる。このため、
前転写防止の効果は安定して保たれる。
【0028】本実施例の画像形成装置1を用いて実験を
行った結果、中間転写フィルム8の表面抵抗が107
109Ω、像担持体3と中間転写フィルム8の当接開始
点P0’と給電ブラシ設定位置P2の距離dが5〜40m
m、好ましくは5〜25mm、転写ブラシ15の印加バ
イアス電圧が+500〜3000V、好ましくは+10
00〜2500V、給電ブラシ16の印加バイアス電圧
が−1000〜2000Vの場合、1次転写部における
「飛び散り」の無い、良好な画像が得られた。また、こ
のとき、1次転写バイアス電源27、給電バイアス電源
28を含む転写装置への負担は、最小限に押さえられ
た。
【0029】このようにして一次転写が行われた後、複
数色の画像を形成する場合は、作像毎に現像に使用する
現像器7が切り換えられ、異なる色のトナー像が像担持
体3上に形成される。これらのトナー像は、順次、中間
転写フィルム8上に1次転写され、作成する画像に必要
な回数の像が重ねられる。
【0030】通常のフルカラ−作像においては、中間転
写フィルム8上で、イエロー、マゼンダ、シアン、黒の
4色の画像が重ねられる。中間転写フィルム8上におけ
る像重ねが終了すると、次に、給紙装置13より矢印C
の方向に搬送されてきたシート14にタイミングを合わ
せて、2次転写が行われる。
【0031】図4は、本件実施例の2次転写部の拡大構
成図である。2次転写部は、主に、転写ローラ17と、
転写ローラに転写バイアス電圧を印加する2次転写バイ
アス電源29、転写ローラ17と中間転写フィルム8を
介して圧接する懸架ローラ9bと、転写ローラ17と同
極性の対向バイアス電圧を懸架ローラ9bに印加する対
向バイアス電源25より構成されている。また、中間転
写フィルム8の2次転写部の上流位置には、転写前チャ
ージャー20が設けられており、中間転写フィルム8を
挟んで転写前チャージャー20に対向する部分には、ト
ナー像に対する転写前チャージャー20の帯電効率を高
めるために、接地した導電部材22が設けられている。
一方、用紙搬送路40の2次転写部の上流位置には、シ
ート帯電チャージャー21が設けられており、シート帯
電チャージャー21の効果を高めるために、シート帯電
チャージャー21と対向する位置に接地した導電部材2
3が設けられている。
【0032】中間転写フィルム8に1次転写されたトナ
ー像は、中間転写フィルム8が矢印bの方向に移動する
のに従い、1次転写部より2次転写部に搬送される。1
次転写されたトナー像の帯電電位は、中間転写フィルム
8が中間抵抗であるため、1次転写部より2次転写部に
移動する過程で低下する。特に、カラー画像作像時は、
作像と1次転写を複数回繰り返すこととなるので、最終
的に2次転写がされるまでに時間が長くかかり、トナー
像の帯電電位は、さらに低下することとなる。転写前チ
ャージャー20は、転写フィルム8上のトナー像を再帯
電することにより、低下したトナー電位を高め、転写性
の低下を防止している。
【0033】転写前チャージャー20の印加電圧と中間
転写フィルム8の表面電位、転写性の関係についての実
験結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】上記の実験結果より、転写前チャージャー
20の出力を−2000V以上、好ましくは、−300
0V以上に設定した場合、転写性が向上することがわか
った。
【0036】次に、用紙搬送路40を矢印Cの方向に搬
送されてきたシート14が、中間転写フィルム8上のト
ナー像に同期して、2次転写部に送り込まれる。シート
14は、用紙搬送路40の2次転写部の上流部に設置さ
れたシート帯電チャージャー21との対向部を搬送さ
れ、負極性に帯電される。シート帯電チャージャー21
の印加電圧は、中間転写フィルム8のシート14と対向
する部分の電位に対して、同等か、それ以上に設定され
ている。さらに、シート帯電チャージャー21に対向し
て接地された導電部材23が設けられている。シート1
4は、シート帯電チャージャー21と導電部材23によ
り形成される電界の中を通過する事となるので、効率良
く電荷を注入することができる。このようにして、シ−
ト14は、2次転写部に突入する前の部分がトナー像と
同極性である負極性となる。この為、2次転写部より上
流の位置において、トナーをシート14の方向に飛散さ
せる電界は解消され、「前転写」によるトナーの飛翔は
押さえられる。
【0037】本実施例の画像形成装置1において、トナ
ーに負の帯電極性のもの、中間転写フィルム8に表面抵
抗が108Ωのものを用いて、所定の過程を経て1次転
写を行い、転写前チャージャー20とシート帯電チャー
ジャー21に、各々、−3000V、転写ローラ17に
+1500〜2000Vの電圧を印加して実験を行った
ところ、「飛び散り」のない、転写性の良好な画像が得
られた。
【0038】転写前チャージャー20の印加電圧を−3
000Vに固定して実験を行った時のシート帯電チャー
ジャー21と「飛び散り」の関係を表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】このデータを含む実験により、シート14
の表面電位(Vs)と中間転写フィルム8の表面電位
(Vt)が、 |Vs|>|Vt| の関係に有るとき、「飛び散り」が押さえられることが
確かめられた。ここでは、装置構成を簡略化するため
に、中間転写フィルム8の表面電位(Vt)は、帯電チ
ャージャー20が有るときはその印加電圧をVtとし、
シート14の表面電位(Vs)をシート帯電チャージャ
ー21の印加電圧として設定している。シート帯電チャ
ージャ21を設けない場合は、転写ブラシ15の印加電
圧か、さらに適正値にするために、2次転写部までの電
位の下降を考慮して、転写ブラシ15の印加電圧を補正
したものを用いればよい。さらに、シート14の表面電
位(Vs)と中間転写フィルム8の表面電位(Vt)を
表面電位センサーにより実測して、その都度適正値を保
つ様にして、中間転写フィルム8の表面電位の変動に対
応するようにしてもよい。
【0041】懸架ローラ9bには、転写フィルム8上に
付着しているトナー像と逆極性の対向バイアス電圧が印
加されている。トナー像は、対向バイアス電圧の静電作
用により、懸架ローラ9b方向に引きつけられる。従っ
て、トナー像は、中間転写フィルム8に吸着された状態
となり、2次転写部上流部におけるシート14へのトナ
ー飛翔による「飛び散り」は抑えられる。尚、本実施例
においては、中間転写装置9の小型化と効率化の為に、
対向バイアス電圧を懸架ローラ9bに印加している。従
って、2次転写は、転写ローラ17と懸架ローラ9bに
印加されたバイアス電圧の電位差と、転写ローラ17と
懸架ローラ9bの圧接力の作用によってなされることと
なる。この為、転写ローラに印加される転写バイアス電
圧の絶対値は、懸架ローラ9bに印加される対向バイア
ス電圧の絶対値よりも、転写に必要な電位差の値だけ大
きい必要がある。
【0042】本実施例の画像形成装置1を用いた実験で
は、トナーに負の帯電極性のトナー、中間転写ベルト8
に表面抵抗が108Ωのものを用いて、所定の過程を経
て1次転写を 行い、転写前チャージャー20、転写ロ
ーラ17に+1500〜2000V、懸架ローラ9bに
+1000Vの電圧を印加したところ、「飛び散り」の
無い転写性の良好な画像が得られた。
【0043】実験の結果得られた、転写ローラ17、懸
架ローラ9bの印加電圧と「飛び散り」、転写性の関係
を表3に示す。
【0044】
【表3】
【0045】又、図5は、このデータを含む実験結果よ
り、転写バイアス電圧と対向バイアス電圧の電位差と、
転写効率の関係をグラフに表したのである。このグラフ
より、転写バイアス電圧と対向バイアス電圧の電位差が
大きいほど、転写効率が良くなることが分かる。転写バ
イアス電圧を対向バイアス電圧より800V以上高く設
定すると、転写効率が80%以上(「△:やや効果有
り」以上)となり、充分な転写性を得ることができる。
【0046】又、表3より、対向バイアス電圧が500
V以上の場合、「飛び散り」防止の効果が有り、100
0V以上のとき、「飛び散り」防止効果が高くなること
が分かる。
【0047】一方、対向バイアス電圧が2000V以上
となると、対向バイアス電圧が中間転写フィルム8を通
って1次転写部材や他の懸架ローラ等に流れ込むといっ
た悪影響を発生する為、対向バイアス電圧は、2000
V以下とするのが望ましい。又、転写バイアス電圧が4
000V以上となると、転写バイアス電圧が転写ローラ
17から転写材や周辺の装置へ気中放電を起こすなどの
悪影響を発生し、中間転写フィルム8と転写ローラ17
へのダメージや画像への悪影響の原因となる為、転写バ
イアス電圧は、4000V以下とするのが望ましい。
【0048】従って、中間転写フィルム8を介して転写
ローラと対向する位置に、トナーと逆極性で、500V
以上、望ましくは1000V以上で、2000V以下の
電位を印加する対向バイアス電圧印加装置と、トナーと
逆極性であり、バイアス電圧印加装置の印加電位より8
00V以上大きく、4000V以下の電位を転写ローラ
に印加することにより、小型で、効率が良く、転写不良
や「飛び散り」が無い転写装置を得ることができる。
【0049】更に、転写前チャージャー20の電圧を3
000Vに固定して印加し、同様の実験を行った時の、
転写ローラ17、懸架ローラ9bの印加電圧と、「飛び
散り」、転写性の関係を表4に示す。
【0050】
【表4】
【0051】表4の結果より、転写前チャージャー20
を用いることにより、懸架ローラ9bへ印加するバイア
ス電圧の電位の絶対値と、転写電位の絶対値の差の値
と、懸架ローラ9bへ印加するバイアス電圧の電位の値
を共に小さくしても、充分な「飛び散り」防止効果を得
ることができることが分かる。これは、トナー像を再帯
電すると、中間転写フィルム8へのトナー像の吸着力が
高まり「飛び散り」防止効果が上昇すると共に、転写ロ
ーラ17がトナー像を引きつける吸引力も高まり、転写
効率も上昇する為である。
【0052】尚、転写前チャージャー20の出力は、−
2000V以上で好ましくは−3000V以上で「飛び
散り」、転写性に効果が大きかった。
【0053】これらの実験結果より、懸架ローラ9bに
転写バイアス電圧と同極性の電圧を印加することによ
り、「飛び散り」防止に効果があることが確かめられ
た。さらに、転写前のトナー像に転写前チャージャー2
0により、トナー像と同極性の電荷を付与すれば、「飛
び散り」防止効果が向上することも確かめられた。
【0054】2次転写が行われた後、シート14は、中
間転写フィルム8から曲率分離される。シート14の分
離後、中間転写フィルム8の表面の残留トナーは、中間
転写フィルムクリーナー41で清掃され、次の作像に備
える。中間転写フィルム8から分離されたシート14
は、搬送ベルト18により、定着装置19に搬送され
る。定着装置19によりトナー像の定着がなされた後、
シート14は、機外へ排出される。
【0055】図6〜9は、2次転写部の形態を示す図で
ある。図6は、シート帯電チャージャー21をシート1
4の裏面に対向するように配置したものであり、高電圧
の印加に適している。
【0056】図7は、シート14表面を帯電させる帯電
部材に導電性ブラシ26を用いたものである。導電性ブ
ラシ26は、ステンレス、カーボン繊維を束ねてアルミ
板で挟持した構成とし、体積抵抗は106cmΩ以下と
する。また、レーヨン、ナイロン等の繊維にカーボンを
混入して、抵抗を適当な値に調整したものを用いてもよ
い。この様に、シート14の表面を帯電させる帯電部材
に導電性ブラシを用いた場合、シート14に直接電荷を
注入できるため帯電効率が向上する上、オゾン発生量を
低減できる。さらに、導電性ブラシ26を図8に示すよ
うに、シート14の裏面に接するように設けることによ
り、シート14の表面を荒らすことなく電荷の注入を行
うことができる。
【0057】図9は、シート14の表面を帯電させる帯
電部材と、シート14を送り出すタイミングローラ24
を兼ねた例である。この時タイミングローラ24には体
積抵抗108〜1010Ωcmの半導電性ローラを用い
た。このように、帯電部材とタイミングローラを兼用す
ることにより、構成の簡略化ができる上、部品点数の低
減を行うことができる。尚、タイミングローラ24とは
別に帯電用ローラを設けてもよい。
【0058】又、第10図は、懸架ロ−ラ9bにバイア
ス電圧を印加するかわりに、導電性、又は、半導電性の
板状部材を用いたものである。このように、対向電極を
板状にする事により、2次転写部のニップ形状を自由に
設定することができる。
【0059】図11は、画像形成装置1とは別の形態で
ある画像形成装置100を示したものである。画像形成
装置100は、主に、像担持体3と、その周辺に配され
た帯電チャージャ4、現像器7、クリーナー11、及
び、転写チャージャー30を内部に有する転写ベルト3
1により構成されている。転写ベルト31は、2つの懸
架ローラ32a、32bにより懸架されており、画像形
成装置1とは異なり、トナー像は担持せずシート14を
転写部に搬送し、転写するように構成されている。この
ため、転写ベルト31は、図12に示す様に絶縁層37
と導電層38の2層構造となっており、転写ベルトの静
電容量により、シート14を吸着する構造となってい
る。絶縁層37は、体積抵抗が1014Ω以上、厚みが2
0〜70μm、好ましくは、30〜50μmのPFT、
PVDF等より形成されている。導電層38は、体積抵
抗が102〜1010Ω以上、厚みが100〜300μ
m、好ましくは、150〜200μmのPC、PVD
F、塩化ビニル等で形成されている。また、絶縁層37
の厚みを薄くすることにより、静電容量が増し、吸着力
が向上する。
【0060】前転写を防ぐために、本実施例では、画像
形成装置1におけるシート帯電チャージャー21に代わ
って、シート14をトナー像と同極性に帯電させる帯電
装置33を設けている。帯電装置33は、主に、帯電ロ
ーラ34と、帯電ローラ電源42より構成されている。
帯電ローラ34は、シート14の吸着部より上流部に、
転写ベルト31に対向して設けられており、帯電ローラ
電源42により負極性のバイアス電圧が印加される。こ
れにより、転写ベルト31の絶縁層37は、トナー像と
同極性である負極性に帯電される。絶縁層37に保持さ
れた負電荷は、シート14を転写ベルト31に吸着する
と同時に、負極性に帯電する。帯電ローラ34によって
転写ベルト31に印加する電圧は、像担持体3の電位よ
り大きくなるように設定されている。この為、負極性に
帯電されたシート14は、図13に示すように、同極性
であるトナーを静電的に反発し、「前転写」は防止され
る。像担持体3の電位は、構成を簡略化するために、帯
電チャージャー4の印加電圧VGを転写部直前の像担持
体3の表面電位として用いられているが、精度を向上す
るために、帯電部から転写部までの電位の減衰を計算し
て補正した値を用いても良い。又、担持体3の電位は、
表面電位センサーなどにより、像担持体3の表面電位の
変動に対応して適した電圧を印加するようにしても良
い。
【0061】帯電チャージャー4の印加電圧がVG=−
400〜−1000Vの場合、転写ベルト印加電圧を−
1000V以上に設定すると、良好な画像を得ることが
できる。
【0062】また、転写ベルト31の帯電装置として
は、前述の帯電ローラ34の他に、図14のように帯電
ブラシ35を用いてもよい。転写ベルト31の帯電装置
に帯電ブラシを用いることにより、帯電装置の構成をよ
り簡単にすることができる。さらに、図15に示すよう
に、転写ベルト31の帯電装置にコロナ帯電器36を用
いると、より高電圧の電位にも対応可能となる。
【0063】なお、本発明は、電子写真式の画像形成装
置に限らず、マルチスタイラス式やイオンフロー式のよ
うな静電潜像をトナーにより現像し転写する方式の画像
形成装置に用いることができる。
【0064】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、「前転写」に
よって生じる「飛び散り」による画像劣化を防止する事
ができる。
【0065】中間転写体の像担持体対向部より上流の部
分に、トナーと同極性の電圧を付与する帯電装置を設
け、さらに、中間転写体の像担持体との対向部より下流
位置に、トナーと逆極性のバイアス電圧を印加する転写
電極を設けることにより、転写前に中間転写体がトナー
を引きつけることを防ぎ、1次転写部における、「前転
写」による「飛び散り」を防止する。
【0066】また、搬送路の転写部上流側に、転写用紙
に、トナー像と同極性で、像担持体の転写紙との対向部
の表面電位より高い電位を付与するバイアス電圧印加装
置を設けることにより、転写用紙がトナーを引きつける
ことを防ぎ、「前転写」による転写用紙への「飛び散
り」を防止する。
【0067】さらに、中間転写体を介して転写ローラと
対向する位置に、トナーと逆極性の電圧を印加する対向
バイアス電圧印加装置と、トナーと逆極性であり、バイ
アス電圧印加装置の印加電位より800V以上大きい値
の電圧を転写ローラに印加する転写バイアス電圧印加装
置を設け、又、中間転写体の転写位置上流にトナー像と
同極の電圧を印加する再帯電装置を設けることにより、
中間転写体側にトナー像を引きつけ、「前転写」による
転写用紙への「飛び散り」を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形成装置の一実施例を示す
断面図である。
【図2】本発明に係わる画像形成装置の1次転写部を示
す要部拡大図である。
【図3】本発明に係わる画像形成装置の1次転写部近傍
の転写フィルムの表面電位分布を示すグラフ図である。
【図4】本発明に係わる画像形成装置の2次転写部を示
す要部拡大図である。
【図5】転写バイアス電圧と対向バイアス電圧の電位差
と転写効率の関係を示すグラフである。
【図6】本発明に係わる別形態の画像形成装置の2次転
写部を示す要部拡大図である。
【図7】 本発明に係わる別形態の画像形成装置の2次
転写部を示す要部拡大図である。
【図8】本発明に係わる別形態の画像形成装置の2次転
写部を示す要部拡大図である。
【図9】本発明に係わる別形態の画像形成装置の2次転
写部を示す要部拡大図である。
【図10】本発明に係わる別形態の画像形成装置の2次
転写部を示す要部拡大図である。
【図11】本発明に係わる別形態の画像形成装置の断面
図である。
【図12】本発明に係わる別形態の画像形成装置の転写
ベルトの一部断面図である。
【図13】本発明に係わる別形態の画像形成装置の転写
部の説明図である。
【図14】本発明に係わる別形態の画像形成装置の断面
図である。
【図15】本発明に係わる別形態の画像形成装置の断面
図である。
【符号の簡単な説明】
1 画像形成装置 2 イメ−ジリーダー 3 像担持体 4 帯電チャージャー 5 露光部 6 現像ユニット 7 現像器 8 中間転写フィルム 9 中間転写装置 10 クリーニング前チャ−ジャー 11 クリーナー 12 イレ−サ 13 給紙装置 14 シート 18 搬送ベルト 19 定着ローラ 20 転写前チャージャー 21 シート帯電チャージャー 22 導電部材 23 導電部材 24 タイミングローラ 25 対向バイアス電源 26 導電性ブラシ 27 1次転写バイアス電源 28 給電バイアス電源 29 2次転写バイアス電源 30 転写チャージャー 31 転写ベルト 32 懸架ローラ 33 帯電装置 34 帯電ローラ 35 帯電ブラシ 36 コロナ帯電器 37 絶縁層 38 導電層 40 用紙搬送路 41 中間転写フィルムクリーナー 42 帯電ローラ電源

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、 像担持体上にトナー像を形成する像形成手段と、 転写部において、像担持体と対向して設けられた中間転
    写体と、 中間転写体の像担持体との対向部より下流位置に設けら
    れ、像担持体上に形成されたトナー像と逆極性の電位を
    印加する転写電極と、 中間転写体の像担持体との対向部より上流位置に設けら
    れ、像担持体上に形成されたトナー像と同極性の電位を
    印加する前転写防止電極を有することを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、 像担持体上にトナー像を形成する像形成手段と、 転写材を転写部に搬送するための搬送路と、 転写部において、像担持体上に形成されたトナー像を転
    写材上に転写する転写装置と、 搬送路上流側に設けられ、トナー像と同極性であって、
    像担持体の転写材と対向する部分の表面電位より高い電
    位の電圧を転写用紙に印加するバイアス電圧印加装置を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体の転写部の上流側にトナー像と
    同極の電圧を像担持体上に印加する再帯電装置を設けた
    ことを特徴とする特許請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体と、 像担持体上にトナー像を形成する像形成手段と、 中間転写体と、 1次転写部において、像担持体上に形成されたトナー像
    を中間転写体に転写する転写装置と、 2次転写部において、中間転写体と圧接し、中間転写体
    上に転写されたトナー像を転写材上に転写する転写ロー
    ラと、 中間転写体を介して転写ローラと対向して設けられ、ト
    ナーと逆極性の電圧を印加する対向バイアス電圧印加装
    置と、 トナーと逆極性であり、対向バイアス電圧印加装置の印
    加電位より800V以上大きい値の電圧を転写ローラに
    印加する転写バイアス電圧印加装置を設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 対向バイアス電圧印加装置が印加する電
    圧の値が500V以上であることを特徴とする請求項4
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 対向バイアス電圧印加装置が印加する電
    圧の値が1000V以上であることを特徴とする請求項
    4の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 対向バイアス電圧印加装置が印加する電
    圧の値が2000V以下であることを特徴とする請求項
    4の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 転写バイアス電圧印加装置に印加する電
    圧の値が4000V以下であることを特徴とする請求項
    4の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 像担持体と、 像担持体上にトナー像を形成する像形成手段と、 中間転写体と、 1次転写部において、像担持体上に形成されたトナー像
    を転写する転写装置と、 2次転写部において、中間転写体と圧接し、中間転写体
    上に転写されたトナー像を転写材上に転写する転写ロー
    ラと、 中間転写体を介して転写ローラと対向し、像担持体上に
    形成されたトナー像と逆極性の電圧を印加する対向バイ
    アス電圧印加装置と、 トナーと逆極性の電圧を転写ローラに印加する転写バイ
    アス電圧印加装置と、 中間転写体の2次転写部上流に設けられ、中間転写体に
    トナー像と同極性の電圧を印加する再帯電装置を有する
    を特徴とする画像形成装置。
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