JP5574220B2 - クリーニング装置、ベルト装置および画像形成装置 - Google Patents
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また、請求項2の発明は、自らのループ内側に配設された複数の張架ローラによって張架された状態で無端移動せしめられる無端状のベルト部材と、前記ベルト部材の表面に付着している付着物をクリーニングするクリーニング手段とを備えたベルト装置において、上記クリーニング手段として、請求項1に記載のクリーニング装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2のベルト装置において、前記クリーニング対向ローラとして、導電性ワイヤを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、無端状のベルト部材のおもて面に担持されているトナー像、あるいは、前記ベルト部材のおもて面に保持された記録部材に担持されているトナー像を、前記ベルト部材の無端移動に伴って搬送するベルト装置と、前記ベルト部材のおもて面、あるいは記録部材にトナー像を形成するトナー像形成手段とを備える画像形成装置において、前記ベルト装置として、請求項2または3のベルト装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記ベルト部材は、厚さが0.07[mm]以上0.5[mm]以下の弾性層を備えることを特徴とするものである。
また、ベルト部材における掛け回し領域が、クリーニングニップ範囲内に収まることで、ベルト部材における掛け回し領域の一部がクリーニングニップ範囲よりもベルト移動方向下流側にはみ出している場合に比べて、クリーニングニップ出口付近の電界を弱めることができる。これにより、クリーニングニップ出口付近での放電を抑えることができ、クリーニング回転体およびベルト部材の放電によるダメージを抑制することができる。よって、ベルト部材およびクリーニング回転体の寿命を延ばすことができる。また、クリーニング回転体に付着した未回収付着物が、放電によりクリーニング回転体の帯電極性と逆極性にチャージアップされるのを抑制することができる。従って、未回収付着物のクリーニング回転体への静電的な吸着力が、回収手段へ静電的に移動する力よりも大きくなることが抑制される。その結果、未回収付着物が、再度、回収手段へ付着物が静電的に移動する領域に進入したとき、未回収付着物が、回収手段へ静電的に移動して、クリーニング回転体から回収することができる。これにより、経時にわたりクリーニング回転体に未回収付着物が蓄積するのを抑制することができ、経時にわたり良好なクリーニング性を維持することができる。
<第1クリーニングブラシローラ102の条件>
ブラシ材質:導電性ポリエステル(繊維内部に導電性カーボンを内包し、繊維表面はポリエステル、いわゆる芯鞘構造)
ブラシ抵抗:1×107Ω(1000Vの電圧印加条件で軸線方向全域測定)
ブラシ軸印加電圧(クリーニングバイアス):+2000V
ブラシ植毛密度:10万本/inch2、繊維径約25〜35μm、ブラシ先端の斜毛処理あり
ブラシ直径:15mm
中間転写ベルト8へのブラシ食い込み量:1mm
回転方向:ベルトに対してカウンター方向
ブラシ材質:導電性ポリエステル(繊維内部に導電性カーボンを内包し、繊維表面はポリエステル、いわゆる芯鞘構造)
ブラシ抵抗:1×107Ω(1000Vの電圧印加条件で軸線方向全域測定)
ブラシ軸印加電圧(クリーニングバイアス):−1600V
ブラシ植毛密度:10万本/inch2、繊維径約25〜35μm、ブラシ先端の斜毛処理あり
ブラシ直径:16mm
中間転写ベルト8へのブラシ食い込み量:1mm
回転方向:ベルトに対してカウンター方向
回収ローラ芯金材質:SUS
回収ローラ表面材質:PVDF(厚み100μm)の表層にアクリル系UV硬化樹脂層(厚み3〜5μm)
ローラ直径:14mm
回収ローラへのブラシ繊維食い込み量:1.5mm
回収ローラ芯金印加電圧(回収バイアス):+2400V
回転方向:第1クリーニングブラシローラ102に対してカウンター方向
回収ローラ芯金材質:SUS
回収ローラ表面材質:PVDF(厚み100μm)の表層にアクリル系UV硬化樹脂層(厚み3〜5μm)
ローラ直径:14mm
回収ローラへのブラシ繊維食い込み量:1.5mm
回収ローラ芯金印加電圧(回収バイアス):−2000V
回転方向:第2クリーニングブラシローラ106に対してカウンター方向
材質:SUS
厚み:100μm
ブレード当接角度:20°
第1回収ローラ103へのブレード食い込み量:0.6mm
材質:SUS
厚み:100μm
ブレード当接角度:20°
第2回収ローラ107へのブレード食い込み量:0.6mm
<中間転写ベルトの条件>
材質:弾性ベルト
層厚:250μm
<クリーニング対向ローラ13、14の条件>
材質:アルミ
直径:14mm
図3は、本プリンタにおけるクリーニング対向ローラ13と中間転写ベルト8とを示す拡大構成図である。同図において、クリーニング対向ローラ13は、直径14mmのアルミ製のローラからなり、中間転写ベルト8の無端移動に伴って図中時計回り方向に従動回転する。このクリーニング対向ローラ13の全周のうち、図中の点Bから点Cに至る弧状の領域に対して、中間転写ベルト8が掛け回されている。そのベルト掛け回し領域のベルト移動方向の長さである掛け回し幅は、図中の符号W1で示されている。なお、同図において、符号L2で示される二点鎖線は、ベルト掛け回し領域(弧BC)のベルト移動方向の長さである掛け回し中心線を示している。また、符号L3で示される二点鎖線は、点Bに進入する直前のベルト移動方向をそのまま延長した延長線を示している。
図5は、変形例のプリンタのベルトクリーニング装置100とその周囲とを拡大して示す拡大構成図である。この変形例1のプリンタは、クリーニング対向ローラ13、14を、導電性のワイヤ部材131、141で構成したものである。
導電性のワイヤ部材131、141は、中間転写ベルト8の両端に設けられた半円形状の絶縁性からなる支持部材132、142の不図示の溝にはまるように固定されている。支持部材132、142の直径は、14mmであり、ワイヤ部材131、141の直径は、細いワイヤで正確に実測できないが0.18mm以下のものを使用した。各ワイヤ部材131、141は、クリーニングニップの中心よりもベルト移動方向下流側に2mm下流に配置した。
検証実験は、次のように構成したプリンタを用意した。
<実施例1>
実施例1のプリンタは、直径14mmのクリーニング対向ローラを使用し、クリーニングニップ幅W2約6mm、掛け回し幅W11mmで、クリーニングニップの中心を掛け回し領域の中心より2mmベルトの上流にシフトさせたものである。
<実施例2>
実施例2のプリンタは、直径0.18mmのワイヤ部材をクリーニング対向ローラとして使用し、クリーニングニップ幅W2約6mm、掛け回し幅W10.18mm以下で、クリーニングニップの中心をワイヤ部材よりも2mmベルトの上流にシフトさせたものである。
<比較例1>
比較例1のプリンタは、直径40mmのクリーニング対向ローラを使用し、クリーニングニップ幅W2と、掛け回し幅W1とを6mmにし、かつ、クリーニングニップの中心と掛け回し領域の中心とをあわせたものである。
かかる構成を有することで、クリーニングニップの中心と掛け回し領域の中心とを同じところに位置させた場合に比べて、上流側ベルト展張ニップ領域を増大させることができる。これにより、クリーニング対向ローラに対するベルト掛け回し領域の中央部よりも上流側で、中間転写ベルト上のトナーをクリーニングブラシローラに良好に転移させ得る領域を従来よりも増大させることができ、従来よりも良好に中間転写ベルトをクリーニングすることができる。
また、中間転写ベルトにおける掛け回し領域が、クリーニングニップ範囲内に収まることで、クリーニングニップ出口付近の電界を、ベルト部材における掛け回し領域の一部が、クリーニングニップ範囲よりもベルト移動方向下流側にはみ出している場合に比べて、弱めることができる。これにより、クリーニングニップ出口付近での放電を抑えることができ、クリーニングブラシローラおよび中間転写ベルトの放電によるダメージを抑制することができる。よって、中間転写ベルトおよびクリーニングブラシローラの寿命を延ばすことができる。また、クリーニングブラシローラに付着した未回収トナーが、放電によりクリーニングブラシローラの帯電極性と逆極性にチャージアップされるのを抑制することができる。従って、未回収トナーのクリーニングブラシローラへの静電的な吸着力が、回収ローラへ静電的に移動する力よりも大きくなることが抑制される。その結果、未回収トナーが、再度、回収ローラとの当接領域に進入したとき、未回収トナーが、回収ローラへ静電的に移動して、クリーニングブラシローラから除去することができる。これにより、経時にわたりクリーニングブラシローラに未回収トナーが蓄積するのを抑制することができ、経時にわたり良好なクリーニング性を維持することができる。
51:転写搬送ベルト
100:ベルトクリーニング装置
100a:第1クリーニング部
100b:第2クリーニング部
102:第1クリーニングブラシローラ
103:第1回収ローラ
106:第2クリーニングブラシローラ
107:第2回収ローラ
131,141:ワイヤ部材
500:搬送ベルトクリーニング装置
Claims (5)
- 無端状のベルト部材のループ内側に配設された複数の張架ローラの1つであるクリーニング対向ローラに対する前記ベルト部材の掛け回し領域に対してベルトおもて面側から当接して、自らとベルトおもて面とが当接するクリーニングニップを形成した状態で、自らの表面を前記クリーニングニップ内でベルト移動方向とは逆方向に移動させるように回転しながら、ベルトおもて面に付着している自らに印加されている電圧の極性と反対極性の付着物を自らに静電的に転移させてクリーニングするクリーニング回転体と、
前記クリーニング回転体に付着している付着物を自らに静電的に転移させて前記クリーニング回転体から付着物を回収する回収手段とを備えるクリーニング装置において、
ベルト移動方向における前記クリーニングニップの中心が、ベルト移動方向における前記掛け回し領域の中心よりもベルト移動方向の上流側に位置し、かつ、前記掛け回し領域が、前記クリーニングニップ範囲内に収まるように、前記クリーニング回転体を前記ベルト部材に当接させて前記クリーニングニップを形成したことを特徴とするクリーニング装置。 - 自らのループ内側に配設された複数の張架ローラによって張架された状態で無端移動せしめられる無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材の表面に付着している付着物をクリーニングするクリーニング手段とを備えたベルト装置において、
上記クリーニング手段として、請求項1に記載のクリーニング装置を用いたことを特徴とするベルト装置。 - 請求項2のベルト装置において、
前記クリーニング対向ローラとして、導電性ワイヤを用いたことを特徴とするベルト装置。 - 無端状のベルト部材のおもて面に担持されているトナー像、あるいは、前記ベルト部材のおもて面に保持された記録部材に担持されているトナー像を、前記ベルト部材の無端移動に伴って搬送するベルト装置と、前記ベルト部材のおもて面、あるいは記録部材にトナー像を形成するトナー像形成手段とを備える画像形成装置において、
前記ベルト装置として、請求項2または3のベルト装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4の画像形成装置において、
上記ベルト部材は、厚さが0.07[mm]以上0.5[mm]以下の弾性層を備えることを特徴とする画像形成装置。
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