JP2010072330A - クリーニング方法および装置並びに画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面に溝による凹凸があるような像担持ベルトを用いた場合でも、クリーニング不良の発生が抑えられ、しかもコストの上昇や画質の低下などを可及的に抑えること。
【解決手段】トナー像を担持する中間転写ベルト23をクリーニングするクリーニング装置KS1であって、中間転写ベルト23の裏側の面において接触するように配置されかつ接地電位に接続されたローラ36bと、中間転写ベルト23の表側の面であってかつ中間転写ベルト23とローラ36bとの接触位置から走行方向に離れた位置において接触するように配置された第1のブラシ52aと、第1のブラシ52aに高電圧を印加する電源装置55aとを有してなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、感光体や中間転写体などの像担持体上に付着したトナー等の付着物を回収するためのクリーニング方法および装置、およびそのクリーニング装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、電子写真プロセスを有した複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)と呼称される多機能機などの画像形成装置が用いられる。画像形成装置では、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルトに一次転写し、それをさらに記録紙に二次転写し、これを定着することにより画像形成を行う。
このような画像形成装置においては、中間転写ベルトに付着したトナーやその他の異物を除去するために、クリーニング装置が設けられる。
従来において、このようなクリーニング装置として、2つのブラシローラを走行方向に離れた位置に並べて配置する、所謂ダブルブラシクリーニングシステムがしばしば用いられている(特許文献1)。
すなわち、図5に示すように、2つのブラシローラ81a,81bを、ベルトローラ84に対向する位置において、中間転写ベルト85の表面に当接させる。その2つのブラシローラ81a,81bに、互いに異なる極性のバイアス電圧を印加する。これにより、各ブラシローラ81a,81bに印加した極性と逆極性のトナーをそれぞれ吸着して回収する。
また、ブラシローラを含む2つの電極を中間転写ベルトの一方の表面において走行方向に沿って離して配置したクリーニング装置も提案されている(特許文献2)。
特開2006−119226 特開2004−310060
しかし、上に述べた従来のクリーニング装置では、中間転写ベルトの裏側の面に傷があった場合に、その傷の部分でのクリーニングがうまくいかず、中間転写ベルト上にトナーが残ってしまうという、クリーニング不良の問題がある。
すなわち、通常、中間転写ベルト85は、合成樹脂の押し出し成形によって製造される。その場合に、成形型のリップ部に劣化した樹脂などが付着することがあり、これによって成形品である中間転写ベルト85の表面または裏面に押し出し方向に沿って、幅1〜2mm、深さ数μm程度の溝が形成されてしまうことがある。つまり、中間転写ベルト85の表面に多数の溝による凹凸が形成されてしまう。
そのため、例えば特許文献1のクリーニング装置80による場合に、ベルトローラ84の表面と中間転写ベルト85の裏側の面とは、中間転写ベルト85の表面の凹凸を介して接触することになるので、その部分の電気的接触にムラが生じ、中間転写ベルト85の全体に均一な電流が流れない。その結果、電流の流れない部分または少ない部分にトナーが残ってしまい、クリーニングにムラが生じる。
例えば図6に示すように、中間転写ベルト85の裏側の面に凹凸がある場合に、ブラシローラ81aに印加された高電圧による電流は、ベルトローラ84と接触する凸部88に集中して流れ、凹部87には流れる電流は少ない。その結果、凹部87に対応する表側の部分においてトナーが残り易くなり、クリーニング不良が発生する。
この問題は、中間転写ベルトに溝のない平滑な表面を有する成形品を用いるか、または成形品には溝があってもその後に成形品の表面の凹凸を無くして平滑にするための加工を加えることによって解消可能ではあるが、いずれもコストが大幅に上昇してしまう。
また、中間転写ベルトの電気抵抗を下げることによって問題を解消することも考えられる。その場合には、成形材料の電気抵抗率ρsを約6×109 Ω/□(□は平方センチメートル)以下に低くする必要がある。
しかし、このように電気抵抗率ρsを下げた場合には、ドットの飛び散りなどが生じ、転写された画質が低下するので、クリーニング不良を発生させないような電気抵抗率ρsの低い成形材料を用いることは実際的ではない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、表面に溝による凹凸があるような像担持ベルトを用いた場合でも、クリーニング不良の発生が抑えられ、しかもコストの上昇や画質の低下などを可及的に抑えることのできるクリーニング方法および装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態のクリーニング装置は、トナー像を担持する像担持ベルトをクリーニングするクリーニング装置であって、前記像担持ベルトの裏側の面において接触するように配置されかつ接地電位に接続された電極部材と、前記像担持ベルトの表側の面であってかつ前記像担持ベルトと前記電極部材との接触位置から走行方向に離れた位置において接触するように配置された導電ブラシと、前記導電ブラシに高電圧を印加する電源装置とを有する。
電極部材と像担持ベルトとの接触位置と導電ブラシと像担持ベルトとの接触位置とが走行方向に離れていることにより、像担持ベルトの裏側の面に凹凸がある場合でも、像担持ベルトの導電ブラシとの接触部分において電流は像担持ベルトの走行方向に沿ってほぼ均一に流れ、クリーニング不良の発生が抑えられる。
前記電極部材として、その外周面の一部に前記像担持ベルトが接触して当該像担持ベルトの走行とともに回転する少なくとも表面が導電性を有するローラを用いることができる。
前記ローラの上流側および下流側の両方において、2つの前記導電ブラシを設けてもよい。
本発明によると、表面に溝による凹凸があるような像担持ベルトを用いた場合でも、クリーニング不良の発生が抑えられる。しかもコストの上昇や画質の低下なども可及的に抑えることができる。
〔第1の実施形態〕
図1は本発明の第1の実施形態の画像形成装置1の概略の構成を示す図、図2は画像形成装置1のクリーニング装置KS1の部分を拡大して示す図、図3はクリーニング装置KS1における中間転写ベルト23の部分を拡大して示す図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式のプリンタであり、タンデム方式のプリントエンジンを内蔵し、中間転写ベルト23上に各色の画像を形成し、記録紙PAに転写してフルカラーの画像を出力する。
なお、本実施形態では、画像形成装置1がプリンタである場合について説明するが、種々の機能を集約した複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれる装置であってもよい。
画像形成装置1には、Y(イエロー),M(マジェンタ),C(シアン),K(ブラック)の各色の作像ユニット24Y,M,C,Kがタンデム形式で配置される。各作像ユニット24Y,M,C,Kは、それぞれ、感光体ドラム41、帯電チャージャ42、感光体ドラム41の表面を露光して静電潜像を形成する露光部43、静電潜像を各色のトナーで現像してトナー像を形成する現像部44、トナー像を中間転写ベルト23に転写する転写ローラ22、および感光体ドラム41の表面をクリーニングするクリーナ45などからなる。
中間転写ベルト23は、各感光体ドラム42Y,M,C,Kの上部に沿うように、ローラ35,36a,b,cの間に張りわたされ、ローラ35の回転によって図1の矢印M1方向に走行する。各転写ローラ22Y,M,C,Kは、各感光体ドラム42Y,M,C,Kに対して中間転写ベルト23を圧接させる圧接位置と、各感光体ドラム42Y,M,C,Kから中間転写ベルト23を離間させる離間位置との間で移動可能である。中間転写ベルト23が感光体ドラム42Y,M,C,Kに圧接することにより、各色のトナー像が中間転写ベルト23上に一次転写される。その結果、中間転写ベルト23上には、Y,M,C,Kの4色のトナー像が重畳したフルカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルト23上のトナー像は、二次転写ローラ28によって記録紙PAに二次転写される。その後、記録紙PAは定着部29で定着され、排紙トレイ30上に排出される。ローラ36bの近傍には、中間転写ベルト23上に付着したトナーをクリーニングするためのクリーニング装置KS1が設けられている。
制御部21は、CPU、メモリ、制御用回路、通信インタフェース、および磁気記憶装置などによって構成され、原稿読取装置で読み取った画像データ、または図示しないパーソナルコンピュータなどから出力された画像データに対して画像処理を行い、また、画像形成装置1の各部の動作を制御する。
なお、中間転写ベルト23は、例えばポリカーボネイト、PPS、またはフッ素樹脂を含有した樹脂を用い、押し出し成形により製作した樹脂ベルトである。厚さは例えば80μm〜200μm程度である。つまり、中間転写ベルト23は、その裏側の面の表面粗さは5μm以上である。
また、ローラ36は、少なくともその表面が金属材料によって形成されており、ローラ36の全体が接地電位となるように、電源の零電位点または筐体などに電気的に接続されている。
図2において、クリーニング装置KS1は、第1のブラシ52a、第2のブラシ52b、第1の回収ローラ53a、第2の回収ローラ53b、第1のスクレーパ54a、第2のスクレーパ54b、第1のバイアス印加部55a、および第2のバイアス印加部55bなどから構成される。
第1のブラシ52aは、中間転写ベルト23が張りわたされたローラ36a〜cのうちの真ん中のローラ36bと対向する位置から少し外れた位置において、中間転写ベルト23の表面に接触するように配置される。また、第2のブラシ52bは、中間転写ベルト23の回転方向M1における第1のブラシ52aの下流側に、第1のブラシ52aと同様にローラ36bと対向する位置から少し外れた位置において、中間転写ベルト23の表面に接触するように配置される。
さらに詳しく説明すると、中間転写ベルト23はローラ36bの表面と中心角αに渡って接触するが、第1のブラシ52aは中心角αの端よりも上流側にずれた位置CTaにおいて接触し、第2のブラシ52bは中心角αの端よりも下流側にずれた位置CTbにおいて接触する。
第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bは、いずれも導電性を有するローラブラシであって回転可能であり、図示しないギヤまたはベルトなどによって回転駆動される。図2において、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bは、中間転写ベルト23の走行方向に対して、それらの外周面が逆の方向に走行するような方向に回転する。
第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bのブラシ繊維の材質は、いずれも導電性のナイロンであり、ナイロン樹脂に導電性の材料としてカーボンが分散されている。また、ブラシ繊維を構成する原糸の単位長さ当たりの抵抗は、1010〜1013Ω程度の範囲である。
第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bには、ローラ36bとは反対側の位置に配置された第1の回収ローラ53aまたは第2の回収ローラ53bが接触する。
第1の回収ローラ53aおよび第2の回収ローラ53bは、いずれも金属材料を用いて製作され、導電性を有する。第1の回収ローラ53aおよび第2の回収ローラ53bは、いずれも回転可能であり、図示しないギヤまたはベルトによって回転駆動され、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bのそれぞれの回転方向とは逆の方向に回転する。
第1の回収ローラ53aの表面には第1のスクレーパ54aが、第2の回収ローラ53bの表面には第2のスクレーパ54bが、それぞれ押圧された状態で設けられている。
第1のバイアス印加部55aは、第1の回収ローラ53aを介して第1のブラシ52aにマイナスのバイアス電圧VB1を印加する。第2のバイアス印加部55bは、第2の回収ローラ53bを介して第2のブラシ52bにプラスのバイアス電圧VB2を印加する。つまり、第1のブラシ52aでは、中間転写ベルト23上に付着しているプラスに帯電したトナーを吸着し、第2のブラシ52bでは、中間転写ベルト23上に付着しているマイナスに帯電したトナーを吸着することとなる。
なお、バイアス電圧VB1,VB2の印加量は、例えば、定電流制御の場合に5〜30μA程度であり、定電圧制御の場合に1000〜2000V程度である。
ところで、図3に示されるように、第1のブラシ52aと中間転写ベルト23とのニップ幅のセンターは、中間転写ベルト23とローラ36bとの接点の最上流側の位置CS1よりも上流側にずれた位置CTaであり、第2のブラシ52bと中間転写ベルト23とのニップ幅のセンターは、中間転写ベルト23とローラ36bとの接点の最下流側の位置CS2よりも下流側にずれた位置CTbである。
具体的には、例えば、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bと中間転写ベルト23とのニップ幅がいずれも4mm程度であるとすると、中間転写ベルト23上における位置CS1と位置CTaとの間の距離L1および位置CS2と位置CTbとの間の距離L2は、いずれもその半分の2mm程度以上に設定する。これによって、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bが中間転写ベルト23に接触する位置において、中間転写ベルト23の裏側の面にはローラ36bが接触しないこととなる。
なお、ニップ幅が4mm程度であるときに、距離L1,2をその半分の2mm程度以上としたが、余裕を持たせるためにもっと大きくしてもよい。
さて、図3に示されるように、中間転写ベルト23の裏側の表面には、上に述べた押し出し成形の際に形成された溝によって、幅1〜2mm程度、深さ数μm〜30μm程度の凹部HKと凸部DKからなる凹凸が存在する。このような中間転写ベルト23は、押し出し成形された後で、表側の表面のみを加熱プレスによって形状矯正し、平滑面としたものである。裏側の面は、凹凸の存在によって、中間転写ベルト23の表面とローラ36bの表面との接触が不均一となっている。
なお、中間転写ベルト23の電気抵抗率ρsは、例えば約1×1011 Ω/□程度、体積抵抗率ρvは、例えば約5×109 Ω・cm程度である。
したがって、第1のバイアス印加部55aによって第1のブラシ52aに印加されたバイアス電圧VB1による電流iは、中間転写ベルト23の周方向(長手方向)に沿って流れ、位置CS1よりも下流側において、凸部DKからローラ36bの表面に流れる。そのため、第1のブラシ52aと中間転写ベルト23との接触部つまりニップ幅においては、その裏側の面に凹凸が存在するにも係わらず、ほぼ均一な電流iが流れる。
このように、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bと中間転写ベルト23との接触部においては、電流iは中間転写ベルト23の表側から裏側に向かって貫通しては流れず、周方向に流れることとなる。その結果、中間転写ベルト23の少なくとも表側の面においては均一な電流iが流れてトナーのクリーニングが均一に行われ、従来のような不均一な電流に起因するクリーニング不良が発生しない。
また、第2のブラシ5baと中間転写ベルト23との接触部においても、その裏側の面に凹凸が存在するにも係わらず、ほぼ均一な電流iが流れ、同様にトナーのクリーニング不良が発生しない。
しかも、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bの位置をそれぞれずらすだけであるから、コストの上昇を招くことはなく、安価な中間転写ベルト23を用いることができる。また、中間転写ベルト23の電気抵抗率ρsも変える必要はないから、画質への影響もない。
なお、図3において、矢印は電流の方向を必ずしも正しく示すものではない。
〔第2の実施形態〕
次に第2の実施形態の画像形成装置1Bについて説明する。画像形成装置1Bについては、クリーニング装置KS2以外の構成については上に述べた画像形成装置1と同じであるので、それらの図示および説明を省略しまたは簡略化する。
図4は第2の実施形態のクリーニング装置KS2の部分を拡大して示す図である。
図4において、クリーニング装置KS2は、第1のブラシ52a、第2のブラシ52b、第1の回収ローラ53a、第2の回収ローラ53b第1のバイアス印加部55a、および第2のバイアス印加部55bなどから構成される。
第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bは、中間転写ベルト23の表側の面に接触するように設けられており、それぞれの接触部から外れた位置の中間転写ベルト23の裏側の面には、電極部材であるローラ41a,bが接触するように配置されている。ローラ41a,bは、接地電位に接続されている。
すなわち、第2の実施形態のクリーニング装置KS2においても、ローラ41a,bが中間転写ベルト23の裏側の面において接触するように配置され、中間転写ベルト23の表側の面であってかつローラ41a,bとの接触位置から走行方向に離れた位置において接触するように、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bが配置されている。
したがって、第1のバイアス印加部55aによって第1のブラシ52aに印加されたバイアス電圧VB1による電流iは、図3において説明したのと同様に、中間転写ベルト23の周方向に沿って流れ、その上流側において、ローラ41aの表面に流れる。
また、第2のバイアス印加部55bによって第2のブラシ52bに印加されたバイアス電圧VB2による電流iは、同様に、中間転写ベルト23の周方向に沿って流れ、その下流側において、ローラ41bの表面に流れる。
そのため、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bと中間転写ベルト23とのそれぞれの接触部つまりニップ幅においては、中間転写ベルト23の裏側の面に凹凸が存在するにも係わらず、その表側の面においてほぼ均一な電流iが流れる。
その結果、クリーニング装置KS2においても、従来のような不均一な電流に起因するトナーのクリーニング不良が発生しない。
このように、中間転写ベルト23の表側の接触位置と裏側の接触位置とは、上流側または下流側のいずれにずれていてもよい。
また、クリーニング装置KS2においては、中間転写ベルト23を走行駆動するためのローラの位置とは異なる任意の位置に設けることが可能である。また、ローラの径を小さくしてもよい。したがって、画像形成装置1の構造に応じて、クリーニング装置KS2のサイズや配置を決めることが可能であり、設計の自由度が高くなる。
本実施形態では、中間転写ベルト23上に付着したトナーその他の異物をクリーニングする場合を例に説明したが、中間転写ベルト23ではなくその他の像担持ベルトであってもよい。
その他、中間転写ベルト23、ローラ36b、41a、41b、クリーニング装置KS1,2、および画像形成装置1の全体または各部の構成、構造、形状、寸法、個数、材質などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明の第1の実施形態の画像形成装置の概略の構成を示す図である。 画像形成装置のクリーニング装置の部分を拡大して示す図である。 クリーニング装置における中間転写ベルトの部分を拡大して示す図である。 第2の実施形態のクリーニング装置の部分を拡大して示す図である。 従来のクリーニング装置を示す図である。 従来の中間転写ベルトの部分を拡大して示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
23 中間転写ベルト(像担持ベルト)
36b ローラ(電極部材)
41a,b ローラ(電極部材)
52a 第1のブラシ(導電ブラシ)
52b 第2のブラシ(導電ブラシ)
55a 第1のバイアス印加部(電源装置、電圧出力部)
55b 第2のバイアス印加部(電源装置、電圧出力部)
KS1,2 クリーニング装置

Claims (8)

  1. トナー像を担持する像担持ベルトをクリーニングするクリーニング装置であって、
    前記像担持ベルトの裏側の面において接触するように配置されかつ接地電位に接続された電極部材と、
    前記像担持ベルトの表側の面であってかつ前記像担持ベルトと前記電極部材との接触位置から走行方向に離れた位置において接触するように配置された導電ブラシと、
    前記導電ブラシに高電圧を印加する電源装置と、
    を有してなることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記電極部材は、その外周面の一部に前記像担持ベルトが接触して当該像担持ベルトの走行とともに回転する少なくとも表面が導電性を有するローラである、
    請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 前記ローラの上流側および下流側の両方において、2つの前記導電ブラシが設けられており、
    前記電源装置は、2つの前記導電ブラシに対して個別に高電圧を印加するための2つの電圧出力部を有している、
    請求項2記載のクリーニング装置。
  4. 前記像担持ベルトは、裏側の面の表面粗さが5μm以上である、
    請求項2または3記載のクリーニング装置。
  5. 前記像担持ベルトは、その表面抵抗率が1×1011Ω/□以上である、
    請求項4記載のクリーニング装置。
  6. 前記像担持ベルトは、ポリカーボネイト、PPS、またはフッ素樹脂を含有した樹脂を押し出し成形により製作された樹脂ベルトである、
    請求項4または5記載のクリーニング装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のクリーニング装置を用いた画像形成装置。
  8. トナー像を担持する像担持ベルトの付着物をクリーニングするクリーニング方法であって、
    前記像担持ベルトの裏側の面において接触するようにローラ状の電極部材を配置し、
    前記像担持ベルトの表側の面であってかつ前記像担持ベルトと前記電極部材との接触位置から走行方向に離れた位置において接触するように導電性のローラブラシを配置しておき、
    前記ローラブラシと前記電極部材との間に高電圧を印加し、これにより、前記像担持ベルトの表側の面と裏側の面との間であってかつ走行方向に離れた位置の間において電流を流し、前記像担持ベルト上の付着物を前記ローラブラシによって電気的に吸着する、
    ことを特徴とするの像担持ベルト上の付着物のクリーニング方法。
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