JP6150568B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート等の記録材上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタなどの画像形成装置に関するものである。
従来、例えば電子写真方式を用いる画像形成装置では、像担持体としての電子写真感光体(感光体)上に現像剤像としてのトナー像が形成される。そして、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電界が転写手段に与えられ、転写ベルトに担持されている記録材、又は中間転写ベルトの表面に、感光体に担持されているトナー像が静電的に転移される転写工程が行われる。
そのため、転写ベルトや中間転写ベルト等の移動可能なベルトを備えた画像形成装置では、転写手段に対して転写工程に必要な電圧を印加する電圧印加手段が設けられている。この一例として、ベルトを挟んで感光体の対向位置(ベルト体の裏面側)に、電圧印加手段としての高圧電源に接続された転写ローラなどの接触転写部材を転写手段として配置した構成がある。
ところが、転写ローラを用いた画像形成装置では、ベルトと転写ローラとの接触領域(転写ニップ)の形状が制御し難いという課題があった。
このような課題を解決するために特許文献1では、上述の転写部材として、ベルトに面接触する略直方体の弾性体を使用する構成が開示されている。このような構成により、ベルトの移動方向において転写部材とベルトの上下流における接触端位置を制御することができ、安易な構成で、より安定的、より良好な転写性を得ることができるとしている。
また、特許文献2においては、実際に特許文献1に開示の構成を実現しようとした場合に課題となる問題に対して解決策を提示している。即ち、特許文献1に開示の略直方体の転写部材(直方転写体)は装置本体内でベルトの移動方向に移動することなく、ベルト内面と定常的に摺擦することでベルトとの接触が断続的となり転写電界領域が不安定になることが懸念される。さらには、摩擦抵抗の上昇によって破損することも懸念される。
そこで、特許文献2では、転写体が、シート部材と、シート部材を像担持体に押圧するための弾性体と、シート部材を支持する支持部材とから成り、支持部材によってシート部材がある傾斜角度で転写ニップに進入するように支持された構成が開示されている。この構成によれば、転写部材が破損するおそれはなく、安定的に接触し、転写電界を安定化させることができるとしている。
特開2008−310059号公報 特開2009−48051号公報
一般的に、転写体に転写電圧を印加するための手段としては、金属製の接点部材等によって転写体に接続することで電圧を印加するものがある。
しかしながら金属は一般的に転写体として使用される材料の電気抵抗値よりも非常に小さく、電気接点部周辺の転写電界が局所的に変化してしまい、その部分の画像を乱してしまうことが懸念される。特に、特許文献2で開示されるような、シート部材が、ある傾斜角度を持って転写ニップに進入する構成においては、シート部材が転写ニップに進入する周辺で転写電界の影響を受けやすい。
また、金属は一般的に転写体として使用される弾性材料やシート部材に対し弾性係数が高い。そのために、接点部材が接続されている周辺の転写体の弾性係数が変化してしまい、局所的に転写ニップを不安定にしてしまい転写性を損なうことが懸念される。
本発明は上記したような事情に鑑みてなされたものであり、転写部材に転写電圧を印加する手段を、より良好で安定的な転写性能が得られるように設けることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
トナー像を担持する像担持体と、
移動可能なベルトと、
前記ベルトを介して前記像担持体に対向するように配置された転写手段と
有する画像形成装置において、
前記転写手段は、導電性を有し、前記ベルトの内周面に接触する導電性シート部材と、絶縁性を有し、前記導電性シート部材を支持する非導電性シート部材と、前記非導電性シート部材上に設けられ前記導電性シート部材に電圧を供給するための電気的な接続経路と、を備え、
前記導電性シート部材は、前記ベルトの移動方向に関して、前記非導電性シート部材の下流側の領域で支持された状態で前記像担持体と前記ベルトとが当接する範囲に対応する位置に配置され
前記接続経路は、前記ベルトの移動方向に対する直交方向において、前記像担持体上のうちトナー像が形成され得る像形成可能範囲よりも外側に配置されていることを特徴とする。
また、トナー像を担持する像担持体と、
移動可能なベルトと、
前記ベルトを介して前記像担持体に対向するように配置された転写手段と、
を有する画像形成装置において
前記転写手段前記ベルトの内周面と接触する導電性のブラシ部材と、前記ブラシ部材を支持し前記ブラシ部材を前記ベルトに押圧する押圧部材と、前記押圧部材上に設けられ前記ブラシ部材に電圧を供給するための電気的な接続経路と、を有
前記ベルトの移動方向に関して、前記ブラシ部材は、前記像担持体と前記ベルトとが当接する範囲に対応する位置に配置され
前記接続経路は、前記ベルトの移動方向に対する直交方向において、前記像担持体上のうちトナー像が形成され得る像形成可能範囲よりも外側に配置され、且つ、前記像形成可能範囲よりも外側で前記押圧部材上に接着されていることを特徴とする。
本発明によれば、転写部材に転写電圧を印加する手段を、より良好で安定的な転写性能が得られるように設けることが可能となる。
実施例1の画像形成装置の構成を示す概略断面図 実施例1の1次転写部材の詳細構成を示す概略断面図 実施例1のシート部材の構成を示す概略斜視図 実施例1の1次転写部の構成を示す概略断面図 シート部材の他の形態を示す概略斜視図 1次転写部の他の形態を示す概略断面図 実施例2のシート部材の構成を示す概略斜視図 実施例2の1次転写部材の構成を示す概略断面図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
本発明は、電子写真方式、或いは静電記録方式を利用して像担持体上に形成されたトナー像をベルト体上、又はベルト体に担持された記録材上に転写する工程を有するレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
以下に、実施例1について説明する。
図1は、本実施例の画像形成装置100の構成を示す概略断面図である。本実施例では、電子写真方式を用いた画像形成装置として、複数の画像形成部を備えたカラーレーザプリンタを例示している。すなわち、本実施例の画像形成装置100はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分に分解された画像情報に従って形成された各色トナー像が、中間転写体上に1次転写されて一旦重ねられた後に、記録材に2次転写される中間転写方式を採用している。
まず、画像形成装置100の概略構成について説明する。
画像形成装置100は、複数の画像形成部としてそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成するための4個の画像形成部(ステーション)、即ち、第1,第2,第3,第4の画像形成部Sa,Sb,Sc,Sdを有する。
本実施例では、各画像形成部Sa〜Sdの構成及び動作は、それぞれが形成するトナー像の色を除いて実質的に共通である部分が多い。従って、以下の説明において、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを示すために符号に与えた添え字a,b,c,dは省略して総括的に説明する。
画像形成部Sは、像担持体としてのドラム型の感光体(以下、感光ドラム)1を有する。感光ドラム1は、駆動手段(不図示)によって矢印R1方向(図1では反時計回り)に回転駆動される。本実施例では、感光ドラム1はOPC(有機光導電体)感光層を有する。画像形成部Sは感光ドラム1の周囲に、感光ドラム1を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ2、露光手段としての露光装置3、現像手段としての現像装置4を有する。又、画像形成部Sは、感光ドラム1の周囲に、転写手段としての1次転写部材5、クリーニング手段としてのクリーニング装置6を有する。
クリーニング装置6は、感光ドラム1上のトナーを掻きとってクリーニングするファーブラシと、ブレード等のクリーニング部材と、クリーニング部材によって感光ドラム1上から除去されたトナー等を回収する回収トナー容器とを有する。
現像装置4は、本実施例では、反転現像方式により静電潜像を現像する。即ち、現像装置4は、感光ドラム1の帯電極性と同極性である正規の極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーを、帯電処理された後に感光(露光)によって電荷が減衰した感光ドラム1上の部分(明部)に付着させて、感光ドラム1上にトナー像を形成する。
又、現像装置4は、本実施例では、現像剤として非磁性1成分現像剤、即ち、トナーを用いて現像動作を行う。そして、現像装置4は、現像剤担持体としての現像ローラ41上に、現像剤規制部材としての現像塗布ブレード(不図示)を用いてトナーを担持させて、感光ドラム1との対向部(現像部)まで搬送するように構成されている。
露光装置3は、レーザ光を多面鏡によって走査させるレーザスキャナユニット、又はLEDアレイ等で構成することができるが、本実施例ではレーザスキャナユニットを用いた。露光装置3は、画像信号に基づいて変調された走査ビーム18を感光ドラム1上に照射する。
本実施例では、感光ドラム1と、感光ドラム1に作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像装置4及びクリーニング装置6とは、一体的にカートリッジ化されて画像形
成装置本体(装置本体)に対して着脱可能なプロセスカートリッジ19を構成している。尚、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体と、電子写真感光体に作用するプロセス手段としての帯電手段、現像手段、及びクリーニング手段のうち少なくとも1つとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置の本体に対して着脱可能としたものである。
一方、4つの感光ドラム1a〜1dの全てに対し当接するように、中間転写体として、移動可能な無端状のベルトで構成された中間転写ベルト7が配置されている。中間転写ベルト7と各感光ドラム1a〜1dとの接触領域(1次転写ニップ、1次転写部)n1a〜n1dにおいて、各感光ドラム1a〜1dから中間転写ベルト7へのトナーの転写(1次転写)が行われる。
中間転写ベルトはその張架部材として2次転写対向ローラ71、駆動ローラ72、テンションローラ73の3本のローラにより支持されており、適当なテンションが維持されるように構成されている。
駆動ローラ72が回転駆動されることにより、中間転写ベルト7は、各1次転写部n1a〜n1dにおいて感光ドラム1の回転に対して順方向に略同速度で移動する。即ち、中間転写ベルト7は矢印R2方向(図1では時計回り)に回転する。
中間転写ベルト7を挟んで(介して)各感光ドラム1a〜1dと対向する位置に、各感光ドラム1a〜1dに対応する1次転写部材5a〜5dが配置されている。詳しくは後述するが、1次転写部材5a〜5dは、中間転写ベルト7のうちトナー像を担持する面とは反対側の面に接触して配置される。以下の説明では、中間転写ベルト7のうちトナー像を担持する面(感光ドラム1に対向する面、外周面)を表面といい、表面とは反対側の面(内周面)を裏面という。
又、中間転写ベルト7を挟んで2次転写対向ローラ71と対向する位置には、2次転写部材として2次転写ローラ8が、中間転写ベルト7に当接するように配置されている。2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7の表面に接触する。中間転写ベルト7と2次転写ローラ8との接触領域(2次転写ニップ、2次転写部)n2において、中間転写ベルト7から記録材Pへのトナー像の転写(2次転写)が行われる。
又、帯電ローラ2は、帯電ローラ2への電圧印加手段である帯電電源(不図示)に接続されている。現像装置4の現像ローラ41は、現像ローラ41への電圧印加手段である現像電源(不図示)に接続されている。1次転写部材5は、1次転写部材5への電圧印加手段である1次転写電源16に接続されている。そして、2次転写ローラ8は、2次転写ローラ8への電圧印加手段である2次転写電源17に接続されている。
次に、フルカラー画像形成時を例にして、画像形成動作について説明する。
画像形成動作がスタートすると、感光ドラム1a〜1d、中間転写ベルト7等は、所定のプロセススピードで、それぞれ所定の方向に回転を始める。
感光ドラム1は、帯電ローラ2に帯電電源(不図示)から帯電バイアス電圧が印加されることによって、一様に所定の極性(本実施例では負極性)に帯電される。続いて、帯電した感光ドラム1上には、露光装置3からの走査ビーム18によって、画像情報に従った静電潜像が形成される。
感光ドラム1上に形成された静電潜像は、感光ドラム1が回転することによって、現像装置4の現像ローラ41との対向部(現像部)に到達する。
現像装置4内のトナーは、現像剤塗布ブレードによって正規の帯電極性(本実施例では負極性)に帯電されて、現像ローラ41上に塗布される。そして現像ローラ41に現像電
源(不図示)より現像バイアス電圧が印加されることによって、感光ドラム1上の静電潜像は負極性のトナーによって可視化され、感光ドラム1上にはトナー像が形成される。
次いで、感光ドラム1上に形成されたトナー像は、1次転写部n1において、中間転写ベルト7上に転写(1次転写)される。この時、1次転写部材5には、1次転写電源16よりトナーの正規の帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)のDCバイアス電圧が印加される。
1次転写工程後に、感光ドラム1上に残留したトナー(1次転写残トナー)は、クリーニング装置6によって感光ドラム1の表面から除去され、回収される。
以上の帯電、露光、現像、1次転写の各工程が、第1〜第4の画像形成部Sa〜Sdにおいて行われることにより、中間転写ベルト7上に各色トナー像が順次重ね合わせて転写され、中間転写ベルト7上に多重画像が形成される。この時、各色の1次転写位置間の距離に応じて、各色毎に一定のタイミングでコントローラ(不図示)からの書き出し信号を遅らせながら、各感光ドラム1a〜1d上に露光による静電潜像を形成する。
その後、露光による静電潜像の形成に合わせて、記録材カセット11に積載されている記録材Pは、記録材供給ローラ12によりピックアップされ、搬送ローラ(不図示)によりレジストローラ13にまで搬送される。そして、記録材Pは中間転写ベルト7上のトナー像に同期して、レジストローラ13によって2次転写部n2へ搬送される。
この時、2次転写ローラ8には、2次転写電源17によりトナーの正規の帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)のDCバイアス電圧が印加される。これにより、中間転写ベルト7上に担持された4色の多重トナー像は、記録材P上に一括して転写(2次転写)される。
2次転写工程後に、中間転写ベルト7上に残留したトナー(2次転写残トナー)、及び記録材Pが搬送されることによって発生した紙粉等は、ベルトクリーニング手段74により、中間転写ベルト7の表面から除去され、回収される。
本実施例のベルトクリーニング手段74においては、中間転写ベルト7に当接して配置されたクリーニング部材としてのウレタンゴム等で形成された弾性を有するクリーニングブレードによって、中間転写ベルト7上の付着物を掻き取る。
トナー像が転写された記録材Pは、定着手段としての定着装置10へと搬送され、ここでその上のトナー像が融解混合されて記録材Pに定着された後、フルカラー画像形成物(プリント、コピー)として画像形成装置100の外部へと排出される。
画像形成装置100は、所望の単一、又は複数(全てではない)の画像形成部Sにおいてのみ画像形成を行うことで、単一、又はマルチカラーの画像を形成することもできる。
尚、本実施例では、2次転写ローラ8としては、直径8mmのニッケルメッキ鋼棒に、中抵抗を有した導電性の発泡スポンジ体を覆設したローラを用いた。又、2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に対して、所定の線圧で当接させ、且つ、中間転写ベルト7の移動方向に対して順方向に略等速度で回転するように配置した。
中間転写ベルト7の材料としては、ゴムや樹脂を好適に用いることができる。本実施例の中間転写ベルト7としては、厚さが60μm程度の中抵抗性を有した樹脂材料で成形された無端ベルト状のフィルムを用いた。
中間転写ベルト7の張架部材としての駆動ローラ72としては、アルミニウム製の芯金に、カーボンを導電剤として分散したゴムを被覆した直径25mm程度のアルミニウム製の金属棒を用いた。中間転写ベルト7の張架部材としてのテンションローラ73としては、直径25mmのアルミニウム製の金属棒を用いた。そして、テンションローラ73の回
転軸方向両端部を付勢することによって中間転写ベルト7にテンションを与えた。又、中間転写ベルト7の張架部材としての2次転写対向ローラ71としては、アルミニウム製の芯金に、カーボンを導電剤として分散したゴムを被覆した直径25mm程度のローラを用いた。
[1次転写部材]
次に、本実施例の画像形成装置100における1次転写部材5について詳しく説明する。ここで、以下の説明では、中間転写ベルト7の移動方向をベルト移動方向という。また、中間転写ベルト7のベルト表面においてベルト移動方向に直交する方向(直交方向)をベルト幅方向という。ベルト幅方向は、感光ドラム1の回転軸の軸方向と同方向である。
図2は、1次転写部材5の構成を示す概略断面図である。
1次転写部材5は、それぞれ、後述するシート部材52と弾性体53とシート支持部材54とを有している。各1次転写部材5a,5b,5c,5dの構成は略同一である。
弾性部材としての略直方体である弾性体53は、圧縮バネ500によってシート部材52を介して中間転写ベルト7の裏面に押圧されている。即ち、弾性体53は、感光ドラム1と対向する位置においてシート部材52を中間転写ベルト7に向かって押圧している。弾性体53の一つの面は接触面53aとして、シート部材52の裏面に接触する。ここで、シート部材52においては、中間転写ベルト7に対向する面を表面といい、表面とは反対側の面を裏面という。
シート部材52の表面と中間転写ベルト7の間の摩擦係数は、弾性体53と中間転写ベルト7の間の摩擦係数よりも小さくなるように設定されている。このことにより、弾性体53がシート部材52と安定して接触しつつ、シート部材52と中間転写ベルト7との摺動抵抗を低くすることができる。
また、シート部材52は導電性を有するシート材であり、1次転写電源16からの1次転写バイアス電圧(転写電圧)が給電部材を通してシート部材52から中間転写ベルト7へ供給されることにより1次転写電界が形成されている。即ち、シート部材52は1次転写部材として機能している。
シート部材52及び弾性体53は、シート支持部材54に接着されることによってシート支持部材54に支持されている。
本実施例ではシート部材52のうちベルト移動方向の上流側の端部が、両面テープ等の粘着体(不図示)によってシート支持部材54に接着支持されると共に、圧接支持するシート抑え部材58で保持されることで画像形成装置本体(筐体、枠体)に固定されている。
弾性体53は、上述のシート部材52を保持した面との間に任意の角度を有した、シート支持部材54の任意の面に、両面テープ等の粘着体(不図示)によって接着支持される。ここで、シート支持部材54は弾性体53よりもベルト移動方向上流側に設けられている。
そして、シート支持部材54は、シート部材52が中間転写ベルト7と弾性体53との間に任意の傾斜角度を成して進入するような角度をもってシート部材52と弾性体53を支持している。本実施例では、シート部材52のうちベルト移動方向上流側の端部とベルト移動方向下流側の端部との間の領域は、ベルト移動方向の上流側ほど中間転写ベルト7から離れるように、中間転写ベルト7に対して傾斜している。
ここで、シート支持部材54は、板金等の剛性の高い部材で形成されている。シート抑え部材58は、ビス等によりシート支持部材54に締結されており、シート部材52をシート支持部材54に対して圧接保持している。
このように、シート部材52は、シート部材52と中間転写ベルト7の摺動負荷に対し
て十分な耐力を有し良好な位置を確保できるように構成されている。
次に、シート部材52と1次転写部n1について詳細に説明する。
図3は、シート部材52の構成を示す概略斜視図であり、図4は、1次転写部n1の構成を示す概略断面図である。各1次転写部n1a,n1b,n1c,n1dの構成は略同一である。
シート部材52は、非導電性シート部材上に導電性シート部材が固定されたシート状の部材であり、本実施例では、次のように構成されている。
すなわち、シート部材52は、絶縁性の樹脂部材である絶縁性シート52aの感光ドラム1側(表面側)に、部分的に、転写電圧が印加される導電性部としての導電性シート52bが両面テープ(不図示)等の粘着物で接着されることで構成されている。
本実施例では、導電性シート52bは、シート部材52のうちベルト移動方向の下流側の端部に配設され、絶縁性シート52aを介して弾性体53によって中間転写ベルト7に向かって押圧されている。また、導電性シート52bは、ベルト移動方向において、感光ドラム1と中間転写ベルト7とが当接する範囲(接触領域)に対応する位置に配置されている。
本実施例では、絶縁性シート52aとして、厚みが100μm程度の樹脂材料を使用しており、導電性シート52bには、導電性を有した厚さが200μm程度の樹脂材料を用いている。
ここで、導電性シート52bにおける、ベルト移動方向に対しての好ましい位置関係を図4を用いて説明する。
感光ドラム1と中間転写ベルト7は接触するように設置されているために、感光ドラム1と中間転写ベルト7には、物理的な接触領域(以下、物理ニップ)が存在する。図4において、物理ニップをAで示している。
シート部材52は、上述のように導電性シート52b部が中間転写ベルト7の裏面に接触するように配置されており、弾性体53は、導電性シート52bを中間転写ベルト7に押圧するように構成されている。
図4では、導電性シート52bの中間転写ベルト7との接触領域の上流端部(以下、接触開始端)をB、接触領域の下流端部(以下、接触終了端)をCで示している。
ここで、ベルト移動方向において、接触開始端Bは物理ニップAの範囲内に位置することが好ましい。また、ベルト移動方向において、接触終了端Cは物理ニップAの範囲外(物理ニップAよりもベルト移動方向下流側)に位置することが好ましい。
接触開始端Bが物理ニップAの範囲内に位置することで、物理ニップAの前(ベルト移動方向上流側)における、感光ドラム1と1次転写部材5との間で形成される転写電界の影響を抑制することができる。つまり、物理ニップAより前に転写電界により感光ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト7上に転写されることによる、中間転写ベルト7上のトナー像がぼける画像不良(所謂、飛び散り)を抑制できる。また、上述のように接触終了端Cが位置することで、1次転写部材5が、感光ドラム1から中間転写ベルト7が剥離する接触終了端における対向電極の役目をすることとなる。そのため、剥離放電を抑制でき、中間転写ベルト7を除電する除電部材を設けることなく、剥離放電に起因する画像不良を防止できる。
また、ベルト幅方向において、導電性シート52bの幅Lは、画像形成装置100が感光ドラム1(中間転写ベルト7)に印字(画像形成)可能な画像印字領域Lpよりも広い。ここで、画像印字領域Lpは、ベルト幅方向において感光ドラム1上(像担持体上)のうちトナー像が形成され得る像形成可能範囲に相当する。
すなわち、図3に示すように、ベルト幅方向において、導電性シート52bの両端はそれぞれ画像印字領域Lpよりも外側に位置している。
また、ベルト幅方向において、絶縁性シート52aの幅は、中間転写ベルト7の幅よりも短い。すなわち、ベルト幅方向において、絶縁性シート52aの両端はそれぞれ中間転写ベルト7の両端よりも内側に位置しており、導電性シート52bにおいても、中間転写ベルト7の両端よりも内側に位置することになる。
図3に示すように、導電性シート52bと1次転写電源16とは、電源接続部55及び金属接点板56aを介して電気的に接続されている。電源接続部55はシート部材52に配設されるもので、1次転写電源16から導電性シート52bに電圧を供給するための電気的な接続経路に相当する。
本実施例では、導電性シート52bのうち、ベルト幅方向で画像印字領域Lpよりも外側に位置する領域が、ベルト移動方向上流側に延びるように形成されることで、電源接続部55が構成されている。すなわち、導電性シート52b及び電源接続部55は、導電性シート部材で形成されており、本実施例では、特に、導電性シート部材で一体に形成されている。
このように本実施例では、電源接続部55が、シート部材52において、ベルト幅方向で画像印字領域Lpよりも外側の領域に配置されていることを特徴としている。
ここで、電源接続部55は、図3では、1箇所設けた場合について示しているが、これに限るものではなく、ベルト幅方向で画像印字領域Lpよりも外側の両端領域にそれぞれ設けられていてもよい。また、その配置においても特に限定されるものではなく、電源接続部55が複数箇所に設けられるものであってもよい。
図5は、シート部材52の他の形態を示す概略斜視図である。
電源接続部55は、図5に示すように、導電性シート52bが絶縁性シート52aの裏面に回り込むことで形成され、絶縁性シート52aの裏面側で、金属接点板56b等と電気的に接続されるような構成であってもよい。
ここで、電源接続部55が、シート部材52において、ベルト幅方向で画像印字領域Lpの内側にあった場合の懸念点について説明する。
例えば、図3に示す電源接続部55のように、導電性シート52bの一部をベルト移動方向に延長することで、1次転写電源16との電気的接続を得る構成において、電源接続部55が画像印字領域Lp内にあった場合の1次転写部n1を図6に示す。
この場合、図6に示すように、ベルト移動方向に対して、導電性シート52bと中間転写ベルト7の接触開始端Bよりも上流側に導電性シート52bが介在することになる。
ここで、接触開始端Bよりベルト移動方向上流側の転写電界強度は、中間転写ベルト7と導電性シート52bとの空間距離に比例して減衰する。
よって、図6においては、接触開始端Bよりもベルト移動方向上流側の転写電界強度は、中間転写ベルト7と導電性シート52bとの空間距離が遠くなるにつれて比例的に減衰していくこととなる。
それに対して本実施例における、図4に示す1次転写部の構成においては、接触開始端Bよりもベルト移動方向上流側には導電性シート52bが介在しないため、転写電界強度は急激に減衰することとなる(特許文献1参照)。
このように、接触開始端Bよりもベルト移動方向上流側における転写電界強度は電源接続部55の有無で差が発生する。すなわち、シート部材52のうち電源接続部55が、ベルト幅方向で画像印字領域Lpの内側に位置した場合には、電源接続部55の周囲のみ転写性に影響を受け、画像上の品質が低下してしまうことが懸念される。
また、図5に示すような金属接点板56bを、シート部材52においてベルト幅方向で画像印字領域Lpの内側で電源接続部55として形成した場合の懸念点について説明する。
一般的に、金属接点板56bに使用した金属材料に対し、1次転写部材5を構成するシート部材52の材質である樹脂材料は弾性係数が低い。これは、シート部材52の感光ドラム1に対する押圧力が、金属接点板56bの影響を受けてしまい、転写圧の均一性に問題が生じてしまうおそれがあることを意味している。転写圧の不均一が生じた場合には、画像品質が低下してしまうことが懸念される。
以上説明したように本実施例では、シート部材52において、ベルト幅方向で画像印字領域Lpよりも外側の領域に電源接続部55が配置されている。このことにより、より良好で安定的な転写性能が得られ、より安定した高品質の画像が得られる画像形成装置を、より簡易な構成で提供することが可能となる。また、シート部材52において、ベルト幅方向で画像印字領域Lpよりも外側の領域に最小幅の電源接続部55を設けることで、画像形成装置の本体サイズの拡大を最小限に抑えることができる。
以下に、実施例2について説明する。なお、本実施例においては、実施例1に対して異なる構成部分について述べることとし、実施例1と同様の構成部分については、その説明を省略する。
図7は、本実施例のシート部材57の構成を示す概略斜視図であり、図8は、本実施例の1次転写部材5の構成を示す概略断面図である。
まず、図7を用いて本実施例の1次転写部材5について説明する。
本実施例のシート部材57は、絶縁性の樹脂部材である絶縁性シート57aのうちベルト移動方向の下流側の端部に、導電性のブラシ部材としての導電性ブラシ57bが、両面テープ(不図示)等の粘着物で部分的に接着されたシート状部材である。ここで、絶縁性シート57a(非導電性シート部材)は、導電性ブラシ57bを支持し導電性ブラシ57bを中間転写ベルト7に押圧する押圧部材に相当する。
導電性ブラシ57bは、導電性を有する基布に、導電性を有する繊維(導電糸)が織り込まれて固定されたものであり、この繊維部分(以下、起毛部57d)が中間転写ベルト7に当接するように構成されている。
本実施例では、絶縁性シート57aには、厚みが100μm程度の樹脂材料を使用している。また、導電性ブラシ57bには、低抵抗な導電性を有した基布57cと、パイル長が1.7mmの導電ナイロン製の導電糸を基布57cに織り込んで形成された起毛部57dとを有するブラシ状の部材を使用している。
ここで、起毛部57dは、シート部材57において、ベルト幅方向で画像印字領域Lpよりも幅が広くなるように形成されている。
図7に示すように、導電性ブラシ57bと1次転写電源16とは、電源接続部55及び金属接点板56aを介して電気的に接続されている。電源接続部55は基布57c及び金属接点板56aに電気的に接続されることで、導電性ブラシ57bと1次転写電源16とを電気的に接続している。
本実施例では、基布57cのうち、ベルト幅方向で画像印字領域Lpよりも外側に位置する領域が、ベルト移動方向上流側に延びるように形成されることで、基布57cが電源接続部55を兼ねるように構成されている。
このように本実施例においても、電源接続部55は、シート部材57において、ベルト幅方向で画像印字領域Lpよりも外側の領域に配置されている。そして、本実施例では、電源接続部55は、ベルト幅方向において、画像印字領域Lpよりも外側で絶縁性シート
57a上(押圧部材上)に接着されている。
電源接続部55が、ベルト幅方向で画像印字領域Lpよりも外側の領域に配置されることによる効果や、他の形態に関しては、実施例1で説明した通りである。
次に、図8を用いて、本実施例の1次転写部n1について説明する。
感光ドラム1と中間転写ベルト7は接触するように設置されているために、感光ドラム1と中間転写ベルト7には、物理的な接触領域(物理ニップA)が存在する。
導電性ブラシ57bは、起毛部57d部を介して中間転写ベルト7の裏面に接触しており、図8においては、導電性ブラシ57bの中間転写ベルト7との接触開始端をB、接触終了端をCで示している。
本実施例においても、実施例1同様、接触開始端Bは物理ニップAの範囲内に位置するのが好ましく、接触終了端Cは物理ニップAの範囲外、かつ物理ニップAよりもベルト移動方向下流側に位置することが好ましい。
また、本実施例においても実施例1同様、シート支持部材54は、シート部材57が中間転写ベルト7と弾性体53との間に任意の傾斜角度を成して進入するような角度をもってシート部材57と弾性体53を支持している。
さらに本実施例においては、導電性ブラシ57bを使用することにより、中間転写ベルト7と絶縁性シート57aとの間の距離Eを、実施例1で説明した導電性シート52bよりも大きく確保することができる。
実施例1においては、接触開始端Bの位置がベルト移動方向下流側に偏って配置された場合、絶縁性シート52aと中間転写ベルト7は常時摺擦することとなる。一般的に、絶縁性シート52a,57aに使用される樹脂材料は、実施例1で使用される導電性樹脂材料や本実施例で使用される導電性ナイロン起毛部に対し、中間転写ベルト7に対する摩擦係数が高くなる。このため、上述した条件においては、絶縁性シート52a,57aと中間転写ベルト7の摺動抵抗は高くなる。
よって、距離Eを大きく確保できることで、摩擦抵抗の高い絶縁性シート57aと中間転写ベルト7との摺擦を防ぎ、転写ニップの不安定化、1次転写部材の破損を回避することができるという効果が得られる。
また、本実施例では、基布57cの弾性係数が、絶縁性シート57aの弾性係数よりも低くなるように構成されている。
これにより、シート部材57の感光ドラム1に対する押圧力においては、基布57cから受ける影響を抑えることができるので、転写圧の均一性をより良好にすることができ、画像品質の低下を抑制することができる。
本発明に係る画像形成装置は、上述の実施例1,2に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。すなわち、ベルト幅方向で画像印字領域Lpよりも外側の領域に電源接続部55が配置されるものであればよい。
上述した実施例1,2においては、中間転写方式の画像形成装置100について説明したが、これに限るものではない。すなわち、本発明は、ベルトとして中間転写ベルト7の代わりに記録材を担持搬送する搬送ベルトを備えた直接転写方式の画像形成装置にも好適に適用できる。直接転写方式の画像形成装置では、各画像形成部へと搬送ベルトにて搬送(担持搬送)される記録材に対して、それぞれ感光ドラムの表面に形成されたトナー像が順次直接転写されてカラー画像が形成される。斯かる画像形成装置は周知であるので、これ以上の説明は省略する。また、本発明は、モノカラーの画像形成装置においても好適に適用することができる。
1…感光ドラム、7…中間転写ベルト、16…1次転写電源、52…シート部材、52b…導電性シート、53…弾性体、55…電源接続部、100…画像形成装置、Lp…画像印字領域

Claims (13)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    移動可能なベルトと、
    前記ベルトを介して前記像担持体に対向するように配置された転写手段と
    有する画像形成装置において、
    前記転写手段は、導電性を有し、前記ベルトの内周面に接触する導電性シート部材と、絶縁性を有し、前記導電性シート部材を支持する非導電性シート部材と、前記非導電性シート部材上に設けられ前記導電性シート部材に電圧を供給するための電気的な接続経路と、を備え、
    前記導電性シート部材は、前記ベルトの移動方向に関して、前記非導電性シート部材の下流側の領域で支持された状態で前記像担持体と前記ベルトとが当接する範囲に対応する位置に配置され
    前記接続経路は、前記ベルトの移動方向に対する直交方向において、前記像担持体上のうちトナー像が形成され得る像形成可能範囲よりも外側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記導電性シート部材は、
    前記直交方向における前記像形成可能範囲の内側では、前記ベルトの移動方向に関して、前記導電性シート部材の上流端部が、前記像担持体と前記ベルトとが当接する範囲の内側に位置し、前記導電性シート部材の下流端部が、前記像担持体と前記ベルトとが当接する範囲の外側に位置するように配設されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記ベルトの移動方向に関して、前記導電性シート部材は前記非導電性シート部材の下流側の領域の端部に配設されており、前記接続経路は、前記ベルトの移動方向の上流側に延びるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 記接続経路は、前記導電性シート部材で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ベルトの移動方向に関して、前記非導電性シート部材のうち上流側の端部と下流側の端部との間の領域は、上流側ほど前記ベルトから離れるように前記ベルトに対して傾斜していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記転写手段、前記導電性シート部材を前記ベルトに向かって押圧する弾性部材を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. トナー像を担持する像担持体と、
    移動可能なベルトと、
    前記ベルトを介して前記像担持体に対向するように配置された転写手段と、
    を有する画像形成装置において
    前記転写手段前記ベルトの内周面と接触する導電性のブラシ部材と、前記ブラシ部材を支持し前記ブラシ部材を前記ベルトに押圧する押圧部材と、前記押圧部材上に設けられ前記ブラシ部材に電圧を供給するための電気的な接続経路と、を有
    前記ベルトの移動方向に関して、前記ブラシ部材は、前記像担持体と前記ベルトとが当接する範囲に対応する位置に配置され、前記接続経路は、前記ベルトの移動方向に対する直交方向において、前記像担持体上のうちトナー像が形成され得る像形成可能範囲よりも外側に配置され、且つ、前記像形成可能範囲よりも外側で前記押圧部材上に接着されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記ブラシ部材は、導電性を有する繊維と、前記繊維を固定する導電性を有する基布とを有し、
    前記繊維が前記ベルトに当接するように配設され、
    前記接続経路は、前記基布に電気的に接続されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記ブラシ部材は、
    前記直交方向における前記像形成可能範囲の内側では、前記ベルトの移動方向に関して、前記繊維と前記ベルトとが当接する領域のうち上流端部が、前記像担持体と前記ベルトとが当接する範囲の内側に位置し、
    前記繊維と前記ベルトとが当接する領域のうち下流端部が、前記像担持体と前記ベルトとが当接する範囲の外側に位置するように配設されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記基布は、前記直交方向における前記像形成可能範囲よりも外側まで延びて形成され、前記接続経路は前記基布で形成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記押圧部材は非導電性シート部材であり、前記ベルトの移動方向に関して、前記ブラシ部材は、前記非導電性シート部材の下流側の領域に配設されており、前記接続経路は、前記ベルトの移動方向の上流側に延びるように前記非導電性シート部材上に形成されていることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記ベルトの移動方向に関して、前記非導電性シート部材のうち上流側の端部と下流側の端部との間の領域は、上流側ほど前記ベルトから離れるように、前記ベルトに対して傾斜していることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記基布が前記非導電性シート部材上に固定されることで、前記ブラシ部材は前記非導電性シート部材に配設され、前記基布の弾性係数が、前記非導電性シート部材の弾性係数よりも低いことを特徴とする請求項11又は12に記載の画像形成装置。
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