JP4106192B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真方式の画像形成装置に関するものであり、詳しくは、転写紙の両面を同時に印刷する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、1回の通紙で転写紙の表裏へ転写、定着するベルトシステムはいくつかの方式がある。
そのうちの1つであるNC方式において説明する。像担持体である感光体の表面上のマイナス帯電した第1面のトナー像は転写ローラから中間転写ベルトを介してプラスの電圧を印加されて中間転写ベルト上に転写され、そのまま中間転写ベルトとともに1周して転写紙とともに転写ニップ部に搬送され、プラス電圧をかけられて、マイナス帯電した第2面のトナー像が転写紙上に転写される。その後、中間転写ベルト上のマイナス帯電した第1面のトナー像は帯電器でプラス電荷をかけられ、転写紙に転写されて定着部に搬送される。
上記技術は両面の作像方法であるが、片面画像において画像面を下にして排紙する場合には、中間転写ベルトに一度転写し、上記の手段で転写紙に転写及び定着をすることで転写紙の反転機構無しで裏面排紙を達成することができる。
【0003】
しかし、上記技術は、第2面のトナー像がない片面転写の場合の通紙を行うと、転写紙と中間転写ベルトの密着性が悪くなり、定着部へ搬送するときにジャムを引き起こす可能性が高い。転写紙が安定して転写、搬送されないのは、特に転写紙先端が浮いてしまい、搬送時に各所でつかえることが第1の原因である。また、転写紙が安定して搬送されないのはコシのある厚紙のときが顕著であり、また、薄紙も全体の電荷が過多になり、転写異常、ベルトからの分離不良なども発生する。
さらに、中間転写ベルト上の第1面のトナー像を転写紙に転写する工程においても中間転写ベルトと転写紙の密着性が悪く、転写ムラや転写ズレ等の転写不良を起こす場合がある。この現象は転写紙を縦搬送するときはより顕著になる。
特開平9−269616号公報では、片面転写のときに、中間転写手段により中間転写体から転写紙に画像を転写し、転写紙を中間転写体に吸着保持する発明が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この問題を解決するためには、第2面の転写電流を画像があるときと同じ値にすることによって安定した転写や搬送性を確保することができるが、同時に感光体上に現像部で付着したトナーも転写紙上に転写され、不必要な裏汚れを引き起こしてしまう。
上記問題点に鑑み、第2面のトナー像がない場合においても通紙時に第2面の転写電流をかけることにより、安定した転写、搬送がなされる画像形成装置を提供することを目的とする。
また、転写紙の種類によっては転写条件の適正化をし、転写紙が安定して搬送される画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の本発明は、像担持体に作像された第1面のトナー像を中間転写ベルトへ転写し、さらに第2面のトナー像を像担持体に作像して、その第1面および第2面の画像を1回の通紙で転写紙の表裏へ転写し、中間転写ベルト上で両面同時に定着する転写・定着一体の機能を有する画像形成装置において、第2面の画像を形成しない場合でも通紙時に第2面の転写電流を印加し、第2面の転写電流を印加するタイミングを、転写紙先端が転写ニップ部に到達してから転写紙先端が定着部に到達するまでと設定することを特徴とする画像形成装置とする。請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、第2面の転写電流を、両面画像を形成する場合の第2面の転写電流よりも低く設定することを特徴とする画像形成装置とする。請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、転写紙の種類に応じて第2面の転写電流を変更することを特徴とする画像形成装置とする。請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、転写紙の種類に応じて第2面の転写電流の印加時間を変更することを特徴とする画像形成装置とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図に基づいて説明する。なお、第1面のトナー像を中間転写ベルト上に転写するときの転写電流をR1とし、第2面のトナー像を転写紙上に転写するときの転写電流をR2とする。
図1は本発明の構成を示す概略図である。
本発明の実施の形態は、NC方式において片面転写且つ裏面排紙の場合である。第1面は通常通り中間転写ベルト(2)上に転写する。転写紙(10)は普通紙とする。このとき印加ローラ(3)から印加される転写電流R1は40μAである。中間転写ベルト(2)が1周して、第1面のトナー像(11)が再び転写領域に到達するタイミングと同時に転写紙(10)が搬送される。
【0007】
図2は転写紙(10)が搬送され、転写ニップ部に到達したときを示す。普通紙の場合R2は第2面のトナー像がある場合の転写電流の1/4あれば安定した搬送性を確保され、3/4以下では感光体上の付着トナーが転写されないことが明らかになっているので、印加ローラ(3)から転写電流R2を15μA印加する。なお、第2面のトナー像が存在する場合は転写電流R2は40μAである。ここでは第2面のトナー像が存在しないので、転写電流R2を15μA印加することによって転写紙(10)は中間転写ベルト(2)に密着した状態で搬送される。その様子を図3に示す。帯電器(5)に転写紙(10)が到達したときに帯電器(5)より転写電流100μAが印加され、第1面のトナー像(11)が中間転写ベルト(2)から転写紙(10)に転写されて定着部(4)に搬送される。
【0008】
(実施例)
図4に示すように、転写ニップ部と定着ニップ部までの距離をLとする。転写紙(10)が普通紙であり搬送方向の長さがLより長い場合、転写紙(10)先端が転写ニップ部に到達したときに転写電流R2を15μA印加し(図2)、転写紙(10)先端が定着ニップ部に到達したとき(図3)にOFFしたが、転写紙(10)は安定して搬送され、転写性も良好であった。
【0009】
転写紙(10)が厚紙(180kg紙)であり、搬送方向の長さがLより長い場合は、第1面のトナー像(11)と転写紙(10)先端が転写ニップ部に到達したとき(図2)に転写電流R2を20μA印加する。そのまま転写紙(10)は搬送され、帯電器(5)で中間転写ベルト(2)から転写紙(10)に転写され、転写紙(10)後端が転写ニップ部を通過するとき(図5)に転写電流R2をOFFすることで、搬送性、転写性とも良好であった。
また、転写紙が薄紙の場合は、転写電流R2を7μA印加して同様に通紙したが問題はなかった。
【0010】
(比較例)
従来技術で第2面のトナー像がない片面の場合の通紙を行った。
第2面のトナー像がないということは印加不必要なのでR2=0にしたところ、転写紙(10)と中間転写ベルト(2)の密着性が悪くなり、定着部(4)への搬送においてジャムを引き起こす可能性が高くなった。また中間転写ベルト(2)上の第1面の画像を帯電器(5)で転写紙に転写する行程でも、中間転写ベルト(2)と転写紙(10)の密着性が悪いので転写ムラ、ズレ等の転写不良を起こす場合があった。この現象は転写紙(10)を縦搬送するときはより顕著になった。
【0011】
第2面トナー像がない場合でも通紙時に転写電流R2を印加することで、きちんと転写、搬送されることが明らかになった。
また、中間転写ベルトへの中間転写及び印加ローラによる第2面の転写を、転写紙を吸着保持するための手段としている為、転写紙を中間転写ベルトと感光体で密着させることができ、少ない印加電流で効率よく転写紙を吸着できる。
さらに吸着保持してから帯電器で転写を行うまでの転写紙の搬送がストレートで密着が安定しており、確実に転写不良が防げる。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明によれば、第2面のトナー像がない場合でも転写電流R2を印加するので、転写不良、ジャム等の不具合を起こさずに安定した転写、搬送が行われる画像形成装置を提供することができる。
請求項2項に記載の本発明によれば、両面画像があるときよりも少ない転写電流R2を印加するので、裏汚れなどの副作用、転写不良、ジャム等の不具合を起こさずに、安定した転写、搬送が行われる画像形成装置を提供することができる。
請求項3項に記載の本発明によれば、転写電流R2を印加する時間を必要最短時間としているので、より負荷が少なく、転写不良、ジャム等の不具合を起こさずに安定した転写、搬送が行われる画像形成装置を提供することができる。
請求項4項に記載の本発明によれば、転写紙に応じて転写電流R2の電流量を変更しているので、転写紙の種類にかかわらず転写不良、ジャム等の不具合を起こさずに安定した転写、搬送が行われる画像形成装置を提供することができる。請求項5項に記載の本発明によれば、転写紙に応じて転写電流R2の印加時間を変更しているので、転写紙の種類にかかわらず転写不良、ジャム等の不具合を起こさずに安定した転写、搬送が行われる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態において、転写紙が搬送され、転写ニップ部に到達したときの様子を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態において、転写紙が中間転写ベルトに密着した状態で搬送される様子を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態において、転写紙先端が転写ニップ部に到達したときを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態において、転写紙後端が転写ニップ部を通過するときを示す図である。
【符号の説明】
1 感光体
2 中間転写ベルト
3 印加ローラ
4 定着部
4a、4b 定着ローラ
5 帯電器
6 駆動ローラ
7 クリーニングローラ
8 冷却手段
9 従動ローラ
10 転写紙
11 第1面のトナー像
Claims (4)
- 像担持体に作像された第1面のトナー像を中間転写ベルトへ転写し、さらに第2面のトナー像を像担持体に作像して、その第1面および第2面の画像を1回の通紙で転写紙の表裏へ転写し、中間転写ベルト上で両面同時に定着する転写・定着一体の機能を有する画像形成装置において、
第2面の画像を形成しない場合でも通紙時に第2面の転写電流を印加し、
第2面の転写電流を印加するタイミングを、転写紙先端が転写ニップ部に到達してから転写紙先端が定着部に到達するまでと設定する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
第2面の転写電流を、両面画像を形成する場合の第2面の転写電流よりも低く設定することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
転写紙の種類に応じて第2面の転写電流を変更することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3に記載の画像形成装置において、
転写紙の種類に応じて第2面の転写電流の印加時間を変更することを特徴とする画像形成装置。
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