JP2006245799A - 電子機器、該電子機器における警報出力制御方法及び警報出力制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作者が通話ポジションで携帯電話機1を保持し、制御部17は、音声出力部8から出力されている伝言メッセージを聴いているような場合に着信があると、バイブレータ27から注意を喚起するための警報としての振動を発生させ、操作者が携帯電話機1を耳元から十分に離したと推定できるタイミングで、音声出力部8に比較的大音量の着信音を出力させる。これによって、不意の大音量から操作者の耳部を一段と確実に保護することができ、着信音として着信通知用楽曲が用いられていても、操作者は、警報対象の情報としての音声を確実にかつ明瞭に聴き取ることができる。
【選択図】図1
Description
また、携帯電話機として、本来の通話機能のみならず、電子メールの送受信やインターネットに接続してホームページの閲覧が可能なデータ通信機能を有するものが普及している。
このような携帯電話機では、筐体内に、受話音声を出力する受話部と、液晶表示装置からなる表示部と、各種操作キー等からなる操作部と、送話音声を入力する送話部と、着信時に着信音を出力すると共に、楽曲再生時等に楽曲を出力する小型スピーカからなる音声出力部と、伝言メッセージ等が記憶される記憶部とが実装されている。
また、記憶部に記憶された伝言メッセージ等は、受話部から出力される。また、例えば、サイトからダウンロードしたプログラムを実行して、ゲーム等を楽しむような場合には、表示部の画面を見ながら、音声出力部から出力される楽曲や音声を聞くこととなる。
このような電気音響変換器として、例えば着信用スピーカ部と受話用レシ−バ部とを一体的に形成したものを用いる(例えば、特許文献1等参照。)ほか、パーソナルコンピュータのディスプレイで実用化されているフラットパネルスピーカを、携帯電話機に適用することが考えられる。
なお、フラットパネルスピーカでは、例えば、表示パネルを保護するスクリーン部材が、音声を放射するための振動板として用いられ、表示画面から音声出力がなされる。この振動板の裏面側には、振動が伝達されるように圧電素子を有するアクチュエータモジュールが当接状態で取り付けられ、アクチュエータモジュールが振動板を振動させて音波を放射させる。
制御部102は、読み出された呼出動作設定情報が、着信音出力に設定されている場合には、音声出力部106に比較的大音量の着信音を出力させるように、スピーカ駆動部107へスピーカ駆動開始信号b4を送り、バイブレータ振動に設定されている場合には、バイブレータ駆動部110へバイブレータ駆動開始信号b5を送ってバイブレータ109を起動させる。
このため、操作者の聴覚への害を防止するために、例えば、折畳み型の携帯電話機で、開状態(展開状態)を検出した時に、使用状態と見なして、着信音量を徐々に大きくする技術(例えば、特許文献2参照。)を採用することが提案されている。
なお、ユーザとの間の距離を計測して、位置関係が不適切であると判断した場合に修正を促す技術(例えば、特許文献3参照。)を適用して、一定距離以下の場合に使用状態と見なすようにすることも考えられる。
例えば、比較的大音量の音として、着信音のような単純な音響信号のほかに、例えば、ダウンロードした楽曲を再生出力させたいような場合に、最初の小音量の部分を聴き逃してしまうことがある。
この例の携帯電話機1は、折畳可能な筐体を備えると共に、本来の通話機能のほか、例えば電子メールの送受信やインターネットに接続してホームページの閲覧が可能なデータ通信機能を有し、図1及び図2に示すように、上部ユニット2と下部ユニット3とが、折畳可能なようにヒンジ部4で相互に結合されて構成されている。
操作者(使用者)は、例えば通話時には、筐体5を開いて、音声出力部8の後述する振動板32を操作者の耳部に当てて、送話部23を口部に近接させた状態(通話ポジション)で、当該携帯電話機1を使用する。
アクチュエータモジュール33は、制御部17によって制御される圧電駆動部9を介して、増幅された駆動信号を受け取って、電気信号としての駆動信号を音響信号に変換して振動板32を振動させる。
液晶表示パネル31は、例えばTFT(Thin Film Transistor)構造の透過型の液晶表示パネルであり、TFTと透明画素電極とが多数形成されているTFT基板と、TFT基板と数[μm]の間隙を介して対向して固定され、着色層(カラーフィルタ)が形成された対向基板と、上記間隙に封入された液晶層と、TFT基板、対向基板の外側に配設された一対の偏向板とを有している。
照度計測部13は、例えば、シリコンやセレンを用いた光電池からなり、受光した光の強度に応じた電気信号を出力する光センサと、光センサの出力に基づいて開状態での照度に応じた校正された照度計測信号を出力する計測部とを有する。
制御部17は、鳴動・振動発生制御処理では、音声出力部8に、比較的小音量で音声出力を行わせるレシーバモード(第2の鳴動モード)と、音声出力部8に、比較的大音量で音声出力を行わせるスピーカモード(第1の鳴動モード)とのうち何れか一方の鳴動モードを、要求や状況に応じて選択して、音声出力部8を鳴動させる。
制御部17は、例えば、通話時には受話音声を、伝言メッセージ再生時には記録された音声を、音声出力部8にレシーバモードで出力させ、動画や音楽の再生時に音声や楽曲を、着信時に着信音を、音声出力部8にスピーカモードで出力させる。
この例では、制御部17は、着信時に、呼出動作設定が着信音出力とされているときに、開状態であり、かつ、照度が所定の閾値以下であると、操作者が耳部を、音声出力部8の振動板32に接触させているか又は近接させていると見なし、音声出力部8から、着信音大音量の音声が出力される前に、警報としての振動を、バイブレータ27に発生させる。
操作者がこの警報しての振動を認知することにより、操作者が、通話ポジションで携帯電話機1を使用している場合には、耳部から携帯電話機1を離し、大音量によって、不快感を覚えたり、操作者が、耳部に障害を被ることが防止される。
また、鳴動・振動発生制御処理プログラムには、着信を検知した場合に、呼出動作設定情報が、着信音出力であるか、又はバイブレータ振動であるかの判定を行うための手順と、読み出された呼出動作設定情報が、着信音出力に設定されている場合に、開閉検知部25から送られてくる開閉検知信号a4に基づいて、筐体5が開状態であるか否か検知するための手順と、開状態であると検知した場合に、照度計測部13へ照度測定指示信号a5を送り、照度計測部13から受け取った照度検出信号a6に基づいて、照度が所定の閾値以下であることを検知した場合に、操作者が耳部を、音声出力部8の振動板32に接触させているか又は近接させていると見なす判定を行い、計時部26へタイマリセット信号a7を送り、計時部26をリセットし、計時開始指示信号a8を送って計時部26を起動し、バイブレータ駆動部28へバイブレータ駆動開始信号a9を送ってバイブレータ27を起動させるための手順と、バイブレータ起動後、操作者による応答の有無を判断し、応答無しの場合は、タイムアップか否かを判断し、計時部26からタイマカウントアップ信号a11を受け取り、所定の猶予時間経過したと判断した場合は、バイブレータ駆動部28へバイブレータ駆動停止信号a10を送って、バイブレータ27を停止させ、音声出力部8に比較的大音量の着信音を出力させるように、圧電駆動部9へスピーカ駆動開始信号a12を送るための手順とが記述されている。
操作部22は、ブラウザを起動させてホームページを閲覧するためのブラウザモード選択キー、操作を決定するために用いられる決定キー、操作メニューを表示させるためのメニューキー、文字入力モードを切り換えるための入力モード切替えキー、電話帳を登録したり検索するための電話帳キー、音声通話を行うために用いる通話開始キー、操作を1つ前の状態へ戻すクリアキー、及び電源の入切りを行った各種操作を中止するために用いられる電源キーを含む機能キー群と、表示部11に表示された表示画面上のカーソルを上下左右方向へ移動させるためのカーソルキーと、例えば数字等を入力するためのテンキー群とを有している。
電源投入後、この例の携帯電話機1の制御部17は、操作者による入力操作や着信を待機する待受けモードに入る。
制御部17は、着信の有無を監視し(ステップSA11(図4))、無線通信部21から着信信号a1を受け取り(図5参照)、着信有りを検知した場合は、呼出動作設定情報が、着信音出力であるか、又はバイブレータ振動であるかの判定を行う(ステップSA12)。
すなわち、制御部17は、記憶部18へ呼出動作設定情報を要求するための設定情報読込信号a2を送り、記憶部18から呼出動作設定情報a3を受け取る。
ステップSA13では、制御部17は、開閉検知部25から送られてくる開閉検知信号a4に基づいて、筐体5が開状態(展開された状態)であるか閉状態(折り畳まれた状態)かを判断する。制御部17は、開状態であると判断した場合には、ステップSA14へ進み、閉状態であると判断した場合には、ステップSA22へ進む。
ステップSA15では、制御部17は、計時部26へタイマリセット信号a7を送り、計時部26をリセットする。次に、制御部17は、計時開始指示信号a8を送って計時部26を起動し(ステップSA16)、かつ、バイブレータ駆動部28へバイブレータ駆動開始信号a9を送ってバイブレータ27を起動させる(ステップSA17)。
ステップSA19では、制御部17は、タイムアップか否か、すなわち、バイブレータ27による振動を開始してから、携帯電話機1を耳部から離すために必要な所定の猶予時間経過したか否か判断する。
ステップSA21では、制御部17は、バイブレータ駆動部28へバイブレータ駆動停止信号a10を送って、バイブレータ27を停止させる。次に、制御部17は、音声出力部8に比較的大音量の着信音を出力させるように、圧電駆動部9へスピーカ駆動開始信号a12を送る(ステップSA22)。なお、制御部17は、発光部12を制御してLEDを発光させ、着信通知を行う。
一方、ステップSA27では、制御部17は、バイブレータ27を起動させ、操作者による応答の有無を判断し(ステップSA28)、応答無しの場合は、ステップSA27へ戻り、例えば、操作部22の通話開始キーの押下を検知した場合には、バイブレータ27を停止させて(ステップSA29)、ステップSA25へ進む。
すなわち、制御部17は、圧電駆動部9を制御して、増幅された駆動信号がアクチュエータモジュール33に供給されるようにする。アクチュエータモジュール33は、増幅された駆動信号を受け取って、電気信号としての駆動信号を音響信号に変換して振動板32を振動させ、振動板32からは、音波が直接放射される。
操作者は、通話ポジションで、受話音声を聞き、送話部23に向けて発声して、通話を行うことができる。通信切断がなれると(ステップSA26)、制御部17は、通話処理を終了する。
すなわち、例えば、着信通知用楽曲を高品位のBGMとして楽しむことができるほか、着信通知用楽曲を通話相手に対応させて設定している場合でも、徐々に音量を増加させる従来技術におけるように、最初の小音量の部分を聴き逃してしまうようなことがないので、識別が困難となるようなこともない。
また、フラットパネルスピーカの採用によって、機器の薄型化及び小型化に寄与することができる。
また、筐体の開閉状態だけでなく、照度を計測して、ユーザにのよる使用状態/非使用状態を判断するので、無用に警報としての振動を出力することもない。
この例が上述した実施例1と大きく異なるところは、着信時等に加えて、操作者からの音声出力要求時にも必要に応じて警報を発するように構成した点である。
これ以外の構成は、上述した実施例1の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
操作者がこの警報しての振動を受けることにより、音声出力部8の振動板32に耳部を接近させて、通話ポジションで携帯電話機1を保持して音声を確認しようとしていた場合には、この動作を中止し、大音量によって、不快感を覚えたり、操作者が、耳部に障害を被ることが防止される。
操作者Pが、筐体5を開いて、例えば、サイトからダウンロードしたプログラム(音声付き動画ファイル等)を実行する場合に、操作部22を操作すると、制御部17は、プログラム実行要求を受け、音声出力要求を含むか否か判断する(ステップSB11(図6))。
制御部17は、音声出力要求を含むと判断すると、次に、スピーカモードでの音声出力であるか否か判断する(ステップSB12)。ここで、スピーカモードである場合は、ステップSB13へ進み、レシーバモードである場合は、ステップSB20へ進む。
ステップSB15では、制御部17は、計時部26へタイマリセット信号a7を送り、計時部26をリセットする。次に、制御部17は、計時開始指示信号a8を送って計時部26を起動し(ステップSB16)、かつ、バイブレータ駆動部28へバイブレータ駆動開始信号a9を送ってバイブレータ27を起動させる(ステップSB17)。
ここで、操作者がバイブレータ27から振動を受けることにより、音声出力部8の振動板32に耳部を接近させて、通話ポジションで携帯電話機1を保持して音声を確認しようとしていた場合には、この動作を中止し、大音量によって、不快感を覚えたり、操作者が、耳部に障害を被ることが防止される。
ステップSB19では、制御部17は、バイブレータ駆動部28へバイブレータ駆動停止信号a10を送って、バイブレータ27を停止させる。次に、制御部17は、記憶部38に記憶された例えば動画ファイルを実行し、圧電駆動部9を制御して、音声出力部32に所定の音声や楽曲を出力させ(ステップSB20)、表示部11に画像(動画)を表示させる。
なお、例えば、サイトからダウンロードしたプログラム(音声付き動画ファイル等)を実行する場合のほか、メール読上機能を用いる場合にも、振動板32から音声が放射される。
すなわち、例えば、ダウンロードした楽曲を再生出力させたいような場合に、徐々に音量を増加させる従来技術におけるように、最初の小音量の部分を聴き逃してしまうようなことがない。
また、フラットパネルスピーカの採用によって、機器の薄型化及び小型化に寄与することができる。
また、筐体の開閉状態だけでなく、照度を計測して、ユーザにのよる使用状態/非使用状態を判断するので、無用に警報としての振動を出力することもない。
この例が上述した実施例1と大きく異なるところは、フラットパネルスピーカに代えて、受話音声を発する機能と着信音等を発する機能とを有する音声出力部を設けた点、及び照度計測部に代えて圧力計測部を備えた点である。
これ以外の構成は、上述した実施例1の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
上部ユニット35は、上部筐体に、例えば、通話時に受話音声を出力すると共に動画や音楽再生時に音声を出力し、かつ、着信時に着信音を出力する音声出力部37と、音声出力部37を駆動するためのスピーカ駆動部38と、表示部39と、発光部41と、表示面が押された場合の押圧力を検出するための圧力計測部42と、マグネット43とが実装されて概略構成されている。
圧力計測部42は、液晶表示パネルの裏面側(例えば、保持フレームと導光板とに間)に配置された圧電素子等からなる圧力センサと、圧力センサの出力信号に基づいて圧力計測信号を出力する計測部とを有している。
下部ユニット36は、図7に示すように、下部筐体に、制御部44と、記憶部45と、アンテナ46と、無線通信部47と、操作部48と、送話部49と、磁気センサ51と、開閉検知部52と、計時部53と、バイブレータ54と、バイブレータ駆動部55とが実装されて概略構成されている。
この例が上述した実施例1と大きく異なるところは、照度計測部に代えて、距離計測部を用いた点である。
これ以外の構成は、上述した実施例1の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
上部ユニット57は、上部筐体に、フラットパネルスピーカからなり、例えば、通話時に受話音声を出力すると共に動画や音楽再生時に音声を出力し、かつ、着信時に着信音を出力する音声出力部59と、音声出力部59を駆動するための圧電駆動部61と、表示部62と、発光部63と、その配置箇所から近傍の被計測体までの距離を音声出力部59から操作者の耳部までの距離として検出するための距離計測部64と、マグネット65とが実装されて概略構成されている。
この例の距離計測部64は、赤外線を出射し、被計測体に反射して戻ってくる赤外線を受け、赤外線の出射のタイミングと、入射のタイミングとの差に基づいて、赤外線の出射(入射)部位から近傍の被計測体までの距離を計測する。
下部ユニット58は、図8及び図9に示すように、下部筐体に、制御部66と、記憶部67と、アンテナ68と、無線通信部69と、操作部71と、送話部72と、磁気センサ73と、開閉検知部74と、計時部75と、バイブレータ76と、バイブレータ駆動部77とが実装されて概略構成されている。
この例が上述した実施例1と大きく異なるところは、例えば着信音出力用の補助音声出力部を付加した点である。
これ以外の構成は、上述した実施例1の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
下部ユニットは、図10に示すように、下部筐体に、制御部86と、記憶部87と、着信時に着信音を出力する補助音声出力部88と、補助音声出力部88を駆動するための補助スピーカ駆動部89と、アンテナ91と、無線通信部92と、操作部93と、送話部94と、磁気センサ95と、開閉検知部96と、計時部97と、バイブレータ98と、バイブレータ駆動部99とが実装されて概略構成されている。
特に、受話音声を出力する機能と着信音等を出力する機能とを合せ持つ多鳴動モードの電気音響変換器として、実施例1や実施例2等で述べたように、電気音響変換器としての同一部品を用いたフラットパネルスピーカを用いたり、実施例3で述べたように、例えば、特許文献1に記載されているような2種類の電気音響変換器を一体化してなる電気音響変換器としての音声出力部を用いるほか、同一筐体内に比較的大音量の音波が放射する電気音響変換器と比較的小音量の音波が放射する電気音響変換器との2種類の電気音響変換器としての主音声出力部及び補助音声出力部を配置する場合にも適用することができる。
この場合、それぞれ、レシーバ用部品、スピーカ用部品としての主音声出力部及び補助音声出力部を、必ずしも互いに十分に離れた位置に配置しなくても良く、設計上の自由度を向上させることができる。
これ以外の構成は、上述した実施例1の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
加えて、検知のためのセンサ類を廃することができるので、機器の小型化、軽量化及び低コスト化に一段と寄与することができる。
例えば、上述した実施例では、バイブレータによって、警報としての振動を発生させる場合について述べたが、振動発生に代えて又は加えて、警報として発光部の発光(ストロボ発光又はイルミネーション表示用発光)を行わせるようにしても良い。この場合、直後に出力される音響信号(音波)の音量の程度や種類等に応じて、振動や発光の強さやパターン(オン/オフパターン等)を変更するように構成しても良い。
また、不意の割込みとして、着信時以外に、例えば楽曲等の予め設定したスケジュールに従った出力等を含めても良い。また、着信時に限らず、例えば、電池残量に応じて警報を出すように設定した場合に適用するようにしても良い。
また、着信音設定時に、操作者の望まないバイブレータ起動を回避するために、デフォルトでは、この設定はなされないようにしても良い。すなわち、操作者による設定なしにはこの機能は、無効とされるように構成しても良い。
また、実施例3では、液晶表示パネルの裏面側に圧力センサを配置する場合について述べたが、筐体の側面部に配置するようにしても良い。
また、実施例3においても、フラットパネルスピーカを用いるようにしても良い。
また、警報対象としてブザーやベルからの出力を含めるようにしても良い。
また、イヤホンやヘッドホンを用いる場合にも適用できる。また、マイクロフォンが装着されたヘッドセットを用いる場合にも適用できる。
また、単に開閉のみ可能な折畳式の携帯電話機に限らず、2軸ヒンジで、上部ユニットと下部ユニットとが、互いに開閉自在で、かつ、開閉を行うための回動軸に直交する回動軸の周りにも一方のユニットが他方のユニットに対して回動自在に相互に結合された携帯電話機にも適用できるし、折畳式以外のストレートタイプの携帯電話機にも適用できる。
8,59 音声出力部(電気音響変換手段)
9,61,81 圧電駆動部(駆動制御手段)
11,39,62,82 表示部(表示手段)
12,41,63,83 発光部(警報出力手段、発光手段)
13,84 照度計測部(近接検出手段、照度計測手段)
14,43,65,85 マグネット(開閉検出手段の一部)
17,44,66,86 制御部(近接判定手段、駆動制御手段の一部)
18,45,67,87 記憶部
21,47,69,92 無線通信部(通信手段)
24,51,73,95 磁気センサ(開閉検出手段の一部)
25,52,74,96 開閉検知部(開閉検出手段の一部)
27,54,76,98 バイブレータ(警報出力手段)
28,55,77,99 バイブレータ駆動部(駆動制御手段の一部)
32 振動板
33 アクチュエータモジュール
37 音声出力部(電気音響変換手段)
38 スピーカ駆動部(駆動制御手段)
42 圧力計測部(近接検出手段、圧力検知手段)
64 距離計測部(近接検出手段、距離計測手段)
79 主音声出力部(電気音響変換手段)
88 補助音声出力部(電気音響変換手段)
89 補助スピーカ駆動部(駆動制御手段)
Claims (33)
- 電気信号を対応する音波に変換して放射する単数又は複数の電気音響変換手段を備えた電子機器であって、
前記電気音響変換手段に対して使用者の耳部が接触又は所定の距離以下の範囲で近接している近接状態であるか否かを判定するための近接判定手段と、前記近接判定手段が、前記電気音響変換手段に対して前記耳部が前記近接状態であると判定した場合に、前記電気音響変換手段から比較的大音量の音波が放射される前に、前記耳部を保護するために注意を喚起する警報を出力する警報出力手段とを備えたことを特徴とする電子機器。 - 前記電気音響変換手段に対する前記耳部の接触又は所定の距離以下の範囲での近接を検出するための近接検出手段を備え、前記近接判定手段は、前記近接検出手段による検出結果に基づいて、前記電気音響変換手段に対して前記耳部が前記近接状態であると見なすか又は非近接状態であると見なす判定を行うことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 前記近接判定手段は、前記電気音響変換手段から比較的小音量の音波が放射されている場合に、前記電気音響変換手段に対して前記耳部が前記近接状態であると見なす判定を行うことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 前記近接検出手段は、前記電気音響変換手段近傍の照度を計測するための光センサを有する照度計測手段と、その配置箇所から近傍の被計測体までの距離を前記電気音響変換手段と前記耳部との間の距離として計測するための距離計測手段と、少なくとも押圧の有無を検出するための圧力検出手段とのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2記載の電子機器。
- 前記警報出力手段は、振動を発生させる振動発生手段と、発光を行う発光手段とのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の電子機器。
- 前記近接判定手段が、前記電気音響変換手段に対して前記耳部が前記近接状態であると判定した場合に、前記電気音響変換手段から比較的大音量の音波が放射される前に、前記警報を出力するように前記警報出力手段を駆動する駆動制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の電子機器。
- 前記駆動制御手段は、前記警報出力手段が警報の出力を開始してから所定の猶予時間経過後に、前記電気音響変換手段から比較的大音量の音波が放射されるように、前記警報出力手段及び前記電気音響変換手段を駆動することを特徴とする請求項6記載の電子機器。
- 前記駆動制御手段は、前記振動発生手段に所定の振動パターンで振動を行わせることを特徴とする請求項5、6又は7記載の電子機器。
- 前記駆動制御手段は、前記発光手段に所定の発光パターンで、発光を行わせることを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1に記載の電子機器。
- 前記駆動制御手段は、前記電気音響変換手段に比較的大音量の音波を放射させる第1の鳴動モードと、前記電気音響変換手段に比較的小音量の音波を放射させる第2の鳴動モードとのうち、いずれか一方を選択して、前記電気音響変換手段に音波を放射させることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1に記載の電子機器。
- 前記電気音響変換手段は、アクチュエータによって振動板を振動させて音波を放射させるフラットパネルスピーカを有してなっていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1に記載の電子機器。
- 前記アクチュエータは圧電素子を有してなり、前記振動板の所定の部位に接触していることを特徴とする請求項11記載の電子機器。
- 少なくとも文字情報を表示させる表示手段を備え、前記振動板は、透明部材からなり、前記表示手段の表示画面を保護するためのスクリーン部材を兼ねることを特徴とする請求項11又は12記載の電子機器。
- 少なくとも通話を行うための通信手段を備え、前記電気音響変換手段は、比較的小音量の音波としての受話音声を出力することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1に記載の電子機器。
- 携帯電話機からなることを特徴とする請求項14記載の電子機器。
- 折畳型の携帯電話機からなり、開閉状態を検出するための開閉検出手段を備え、前記近接判定手段は、前記開閉検出手段によって開状態が検出された場合に、前記近接検出手段による検出結果に基づいて、前記電気音響変換手段に対して前記耳部が前記近接状態であると見なすか又は非近接状態であると見なす判定を行うことを特徴とする請求項15記載の電子機器。
- 電気信号を対応する音波に変換して放射する単数又は複数の電気音響変換手段を備えた電子機器における警報出力制御方法であって、
前記電気音響変換手段に対して使用者の耳部が接触又は所定の距離以下の範囲で近接している近接状態であるか否かを判定する近接判定ステップと、前記近接判定ステップで、前記電気音響変換手段に対して前記耳部が前記近接状態であると判定した場合に、前記電気音響変換手段から比較的大音量の音波が放射される前に、前記耳部を保護するために注意を喚起する警報を警報出力手段に出力させる警報出力ステップとを含むことを特徴とする電子機器における警報出力制御方法。 - 前記電気音響変換手段に対する前記耳部の接触又は所定の距離以下の範囲での近接を検出するための近接検出ステップを含み、前記近接判定ステップでは、前記近接検出ステップにおける検出結果に基づいて、前記電気音響変換手段に対して前記耳部が前記近接状態であると見なすか又は非近接状態であると見なす判定を行うことを特徴とする請求項17記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記近接判定ステップでは、前記電気音響変換手段から比較的小音量の音波が放射されている場合に、前記電気音響変換手段に対して前記耳部が前記近接状態であると見なす判定を行うことを特徴とする請求項17記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記近接検出ステップでは、前記電気音響変換手段近傍の照度を計測するための光センサを有する照度計測手段と、その配置箇所から近傍の被計測体までの距離を前記電気音響変換手段と前記耳部との間の距離として計測するための距離計測手段と、少なくとも押圧の有無を検出するための圧力検出手段とのうち少なくとも1つを用いることを特徴とする請求項18記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記警報出力手段は、振動を発生させる振動発生手段と、発光を行う発光手段とのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項17乃至20のいずれか1に記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記近接判定ステップで、前記電気音響変換手段に対して前記耳部が前記近接状態であると判定した場合に、前記電気音響変換手段から比較的大音量の音波が放射される前に、前記警報を出力するように前記警報出力手段を駆動する駆動制御ステップを含むことを特徴とする請求項17乃至21のいずれか1に記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記駆動制御ステップでは、前記警報出力手段が警報の出力を開始してから所定の猶予時間経過後に、前記電気音響変換手段から比較的大音量の音波が放射されるように、前記警報出力手段及び前記電気音響変換手段を駆動することを特徴とする請求項22記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記駆動制御ステップでは、前記振動発生手段に所定の振動パターンで振動を行わせることを特徴とする請求項21、22又は23記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記駆動制御ステップでは、前記発光手段に所定の発光パターンで、発光を行わせることを特徴とする請求項21乃至24のいずれか1に記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記駆動制御ステップでは、前記電気音響変換手段に比較的大音量の音波を放射させる第1の鳴動モードと、前記電気音響変換手段に比較的小音量の音波を放射させる第2の鳴動モードとのうち、いずれか一方を選択して、前記電気音響変換手段に音波を放射させることを特徴とする請求項17乃至25のいずれか1に記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記電気音響変換手段は、アクチュエータによって振動板を振動させて音波を放射させるフラットパネルスピーカを有してなっていることを特徴とする請求項17乃至26のいずれか1に記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記アクチュエータは圧電素子を有してなり、前記振動板の所定の部位に接触していることを特徴とする請求項27記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記電子機器は、少なくとも文字情報を表示させる表示手段を備え、前記振動板は、透明部材からなり、前記表示手段の表示画面を保護するためのスクリーン部材を兼ねることを特徴とする請求項27又は28記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記電子機器は、少なくとも通話を行うための通信手段を備え、前記電気音響変換手段は、比較的小音量の音波としての受話音声を出力することを特徴とする請求項17乃至29のいずれか1に記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記電子機器は、携帯電話機からなることを特徴とする請求項30記載の電子機器における警報出力制御方法。
- 前記電子機器は、折畳型の携帯電話機からなり、開閉状態を検出するための開閉検出手段を備え、前記近接判定ステップでは、前記開閉検出手段によって開状態が検出された場合に、前記近接検出ステップにおける検出結果に基づいて、前記電気音響変換手段に対して前記耳部が前記近接状態であると見なすか又は非近接状態であると見なす判定を行うことを特徴とする請求項31記載の電子機器における警報出力制御方法。
- コンピュータに請求項17乃至32のうちいずれか1に記載の電子機器における警報出力制御方法を実行させることを特徴とする警報出力制御プログラム。
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