JP5382204B2 - 電話機、及び電話機の音声調整方法 - Google Patents
電話機、及び電話機の音声調整方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5382204B2 JP5382204B2 JP2012507965A JP2012507965A JP5382204B2 JP 5382204 B2 JP5382204 B2 JP 5382204B2 JP 2012507965 A JP2012507965 A JP 2012507965A JP 2012507965 A JP2012507965 A JP 2012507965A JP 5382204 B2 JP5382204 B2 JP 5382204B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gain
- area
- unit
- volume
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M1/00—Substation equipment, e.g. for use by subscribers
- H04M1/02—Constructional features of telephone sets
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M1/00—Substation equipment, e.g. for use by subscribers
- H04M1/60—Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers
- H04M1/6016—Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers in the receiver circuit
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M1/00—Substation equipment, e.g. for use by subscribers
- H04M1/60—Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers
- H04M1/6033—Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers for providing handsfree use or a loudspeaker mode in telephone sets
- H04M1/6041—Portable telephones adapted for handsfree use
- H04M1/605—Portable telephones adapted for handsfree use involving control of the receiver volume to provide a dual operational mode at close or far distance from the user
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M2250/00—Details of telephonic subscriber devices
- H04M2250/22—Details of telephonic subscriber devices including a touch pad, a touch sensor or a touch detector
Description
そこで、レシーバに対する耳の押圧力を検出し、押圧力に応じてレシーバの音量を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2を参照)。また、距離センサによって携帯電話機から利用者までの距離を計測し、その距離に応じてレシーバの音量を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献3を参照)。
上記の一般的な記述及び下記の詳細な記述の何れも、例示的かつ説明的なものであり、請求項のように、本発明を制限するものではないことを理解されたい。
操作部11は、例えば、タッチパネルディスプレイのように、表示部と一体的に形成されてもよい。
タッチセンサ15は、例えば、静電容量センサあるいは感圧式のセンサとすることができる。また、タッチセンサ15は、タッチパネルディスプレイのように、操作部11または表示部と一体的に形成されてもよい。
タッチセンサ15は、物体が接触したことを検知する度に、あるいは定期的に(例えば、0.1秒間または1秒間ごとに)、その接触位置を表す接触位置信号をコントローラ17へ出力する。接触位置信号は、例えば、タッチセンサ15が有するセンサ素子ごとに、そのセンサ素子の座標と、そのセンサ素子が物体の接触を検知しているか否かを表すフラグの組み合わせを含む。
またコントローラ17は、通話処理の実行中に、タッチセンサ15により検知された物体の位置に応じて、通話音声の音量を調整する。なお、以下では、通話音声の音量を単に通話音量と呼ぶ。
コントローラ17が通話処理を実行している間、すなわちユーザが通話中であれば、ユーザは、レシーバ13を耳に近づける。ここでタッチセンサ15は、レシーバ13の前方に配置されている。そのため、ユーザが通話中であれば、タッチセンサ15に接触する物体は、ユーザの耳であると推定される。
ユーザの耳の穴がレシーバ13に近ければ、レシーバ13から発せられた音の大部分はユーザの鼓膜に到達するので、ユーザはレシーバ13から発せられた音を容易に聞き取れる。しかし、ユーザの耳の穴がレシーバ13から遠ければ、レシーバ13から発せられた音がユーザの鼓膜に到達し難くなる。その結果、ユーザはレシーバ13から発せられた音を聞き取り難くなる。
図4は、耳の形状を楕円近似する場合の楕円のパラメータを示す図である。図4において、楕円400の中心の水平方向及び垂直方向の座標は、それぞれ、X0、Y0で表される。また楕円400の長軸方向の半径はa、短軸方向の半径はbで表される。
この場合、物体と接触しているセンサ素子が、次式で表される楕円上に存在すると仮定する。
したがって、耳位置推定部21は、次式に従って、パラメータA〜Eを用いて算出される楕円の中心の水平座標X0及び垂直座標Y0を耳中心位置とする。またこの場合、長軸方向の半径a及び短軸方向の半径bは、それぞれ、X0及びY0に基づいて以下のように表される。
耳位置推定部21は、耳中心位置の水平座標及び垂直座標を位置ずれ量算出部22へ出力する。
位置ずれ量算出部22は、位置ずれ量Lを音量・音質調整部23へ出力する。
一般に、位置ずれ量Lが大きいほど、レシーバ13から発せられる通話音声がユーザの鼓膜に到達し難くなる。そこで音量・音質調整部23は、位置ずれ量が大きいほど、通話音声に対する増幅量であるゲインを大きくする。
図5に示されるように、位置ずれ量Lが閾値THRlow未満である場合、音量・音質調整部23は、ゲインg(n)を0に設定する。また位置ずれ量Lが閾値THRhigh以上である場合、音量・音質調整部23は、ゲインg(n)を最大ゲインgmaxに設定する。そして位置ずれ量Lが閾値THRlow以上THRhigh未満である場合、音量・音質調整部23は、位置ずれ量Lが大きくなるほど、ゲインg(n)を単調増加させる。例えば、音量・音質調整部23は、位置ずれ量Lが大きくなるにつれてゲインg(n)を線形的に増加させる。そして位置ずれ量LがTHRlowとTHRhighの中点であれば、音量・音質調整部23は、ゲインg(n)をgmax/2とする。なお、nは通話音声のサンプル点の番号を表す。また最大ゲインgmaxは、例えば、10デシベルに設定される。また音量・音質調整部23は、位置ずれ量Lが閾値THRlow以上THRhigh未満である場合、位置ずれ量Lが大きくなるにつれて、ゲインg(n)を対数関数状あるいはシグモイド関数状に非線形的に増加させてもよい。
なお、閾値THRlowは、例えば、耳の穴の半径または直径に相当する値、例えば、5mmに設定される。すなわち、耳の中心とレシーバ13間の距離が耳の穴の直径未満である場合、レシーバ13から発した通話音声の大部分は直接耳の鼓膜に到達するので、ゲインは最小に設定される。
一方、閾値THRhighは、例えば、耳の穴から耳たぶまでの距離に相当する値、例えば、40mmに設定される。すなわち、レシーバ13が、耳たぶの外に位置するほど耳の中心位置から離れている場合に、ゲインは最大に設定される。あるいは、耳の中心位置が楕円近似によって算出される場合、閾値THRhighは、その楕円近似によって求めた楕円の長軸方向の半径aあるいはその楕円の中心から垂直方向の半径に設定されてもよい。
音量・音質調整部23は、増幅後の通話音声信号をレシーバ13へ出力する。
位置ずれ量算出部22は、筺体10の前面10aに平行な面における、メモリ16に記憶されているレシーバ13の中心位置と耳中心位置との距離を位置ずれ量として算出する(ステップS105)。そして位置ずれ量算出部22は、その位置ずれ量をコントローラ17の音量・音質調整部23へ出力する。
音量・音質調整部23は、増幅された通話音声信号をレシーバ13へ出力する。
コントローラ17は、例えば、通話処理の実行中、一定期間、例えば、10秒間、30秒間あるいは1分間ごとにこの音声調整処理のステップS101〜S106の処理を実行する。あるいは、コントローラ17は、タッチセンサ15に接触した物体が検知される度に、この音声調整処理のステップS101〜S106の処理を実行してもよい。またコントローラ17は、通話音声の各サンプル点に対してステップS107の処理を実行する。
第2の実施形態による携帯電話機は、ユーザの耳とレシーバ間の位置ずれ量に応じて通話音声信号を周波数帯域ごとに調整する。
なお、第2の実施形態による携帯電話機は、第1の実施形態による携帯電話機と比較して、コントローラにより実行される処理のみが異なる。そこで以下では、第2の実施形態による携帯電話機のコントローラについて説明する。第2の実施形態による携帯電話機のその他の構成要素の詳細については、図1及び第1の実施形態による携帯電話機の対応する構成要素の説明を参照されたい。
コントローラ31は、耳位置推定部21と、位置ずれ量算出部22と、音量・音質調整部23と、時間周波数変換部24と、周波数時間変換部25とを有する。コントローラ31が有するこれらの各部は、コントローラ31が有するプロセッサ上で実行されるコンピュータプログラムとして実装される。あるいは、コントローラ31が有するこれらの各部は、それぞれ別個の演算回路として携帯電話機1に実装されてもよく、あるいは、これらの各部の機能を実現する一つの演算回路として携帯電話機1に実装されてもよい。
なお、図7において、コントローラ31の各部には、図2に示された第1の実施形態による携帯電話機のコントローラ17の対応する構成要素の参照番号と同じ参照番号を付した。コントローラ31の各部のうち、耳位置推定部21及び位置ずれ量算出部22は、コントローラ17の耳位置推定部21及び位置ずれ量算出部22とそれぞれ同一である。そのため、以下では、音量・音質調整部23、時間周波数変換部24及び周波数時間変換部25について説明する。
時間周波数変換部24は、生成した周波数信号を音量・音質調整部23へ出力する。
音量・音質調整部23は、位置ずれ量が大きいほど、人の音声に相当する周波数帯域に対するゲインを大きくする。また一般に、低周波数の音ほど、位置ずれ量Lが大きくなるにつれて減衰する。そこで音量・音質調整部23は、周波数が低いほどゲインを大きくする。
図8に示されるように、位置ずれ量Lが閾値THRlow未満である場合、音量・音質調整部23は、ゲインの最大値Gmaxを0に設定する。また位置ずれ量Lが閾値THRhigh以上である場合、音量・音質調整部23は、ゲインの最大値Gmaxを所定の値Gconstに設定する。なお所定の値Gconstは、例えば、10デシベルに設定される。そして位置ずれ量Lが閾値THRlow以上THRhigh未満である場合、音量・音質調整部23は、位置ずれ量Lが大きくなるほど、ゲインの最大値Gmaxを単調増加させる。例えば、音量・音質調整部23は、位置ずれ量Lが大きくなるにつれてゲインの最大値Gmaxを線形的に増加させる。そして位置ずれ量LがTHRlowとTHRhighの中点であれば、音量・音質調整部23は、ゲインの最大値GmaxをGconst/2とする。また音量・音質調整部23は、位置ずれ量Lが閾値THRlow以上THRhigh未満である場合、位置ずれ量Lが大きくなるにつれて、ゲインの最大値Gmaxを対数関数状あるいはシグモイド関数状に非線形的に増加させてもよい。
なお、閾値THRlow及びTHRhighは、それぞれ、第1の実施形態による音量・音質調整部23におけるゲインg(n)を決定するための閾値THRlow及びTHRhighと同様に設定される。
図9に示されるように、周波数fが閾値THFlow未満である場合、音量・音質調整部23は、ゲインG(f)を最大ゲインGmaxに設定する。また周波数fが閾値THFhigh以上である場合、音量・音質調整部23は、ゲインG(f)を0に設定する。そして周波数fが閾値THFlow以上THFhigh未満である場合、音量・音質調整部23は、周波数fが高くなるほど、ゲインG(f)を単調減少させる。例えば、音量・音質調整部23は、周波数fが高くなるにつれてゲインG(f)を線形的に減少させる。そして周波数fがTHFlowとTHFhighの中点であれば、音量・音質調整部23は、ゲインG(f)をGmax/2とする。また音量・音質調整部23は、周波数fが閾値THFlow以上THFhigh未満である場合、周波数fが高くなるなるにつれて、ゲインG(f)を非線形的に減少させてもよい。
なお、閾値THFhighは、例えば、レシーバ13と耳との間の距離が長くなるほど、他の周波数帯域よりも減衰し易い周波数帯域の上限値、例えば、1000Hz〜3000Hzの範囲内の何れかに設定される。一方、閾値THFlowは、閾値THFhighよりも低い値に設定される。例えば、閾値THFlowは1250Hz、及び閾値THFhighは2000Hzに設定される。
図10は、周波数とゲインとの関係の他の一例を示すグラフである。図10において、横軸は周波数fを表し、縦軸はゲインG(f)を表す。グラフ1000は、周波数fに対するゲインG(f)を表す。
図10に示されるように、周波数fが閾値THF1未満またはTHF4以上である場合、音量・音質調整部23は、ゲインG(f)を0に設定する。また周波数fが閾値THF2以上かつTHF3未満である場合、音量・音質調整部23は、ゲインG(f)を最大ゲインGmaxに設定する。そして周波数fが閾値THF1以上かつTHF2未満である場合、音量・音質調整部23は、周波数fが高くなるほど、ゲインG(f)を単調増加させる。例えば、音量・音質調整部23は、周波数fが高くなるにつれてゲインG(f)を線形的に増加させる。そして周波数fがTHF1とTHF2の中点であれば、音量・音質調整部23は、ゲインG(f)をGmax/2とする。さらにまた、周波数fが閾値THF3以上かつTHF4未満である場合、音量・音質調整部23は、周波数fが高くなるほど、ゲインG(f)を単調減少させる。例えば、音量・音質調整部23は、周波数fが高くなるにつれてゲインG(f)を線形的に減少させる。そして周波数fがTHF3とTHF4の中点であれば、音量・音質調整部23は、ゲインG(f)をGmax/2とする。
この結果、閾値THF1よりも高く、かつ閾値THF4よりも低い周波数帯域に対するゲインは、位置ずれ量Lが大きいほど、閾値THF1よりも低い周波数帯域及び閾値THF4よりも高い周波数帯域に対するゲインよりも大きくなる。
なお、閾値THF1は〜THF4は、例えば、1000Hz〜3500Hzの範囲内で、THF1<THF2<THF3<THF4<となるように設定される。例えば、閾値THF1は〜THF4は、それぞれ、2000Hz、2200Hz、3000Hz、3200Hzに設定される。
音量・音質調整部23は、増幅後の周波数信号を周波数時間変換部25へ出力する。
周波数時間変換部25は、増幅された通話音声信号をレシーバ13へ出力する。
位置ずれ量算出部22は、筺体10の前面10aに平行な面における、メモリ16に記憶されているレシーバ13の中心位置と耳中心位置との距離を位置ずれ量として算出する(ステップS205)。そして位置ずれ量算出部22は、その位置ずれ量をコントローラ31の音量・音質調整部23へ出力する。
周波数時間変換部25は、増幅された周波数信号を所定のフレーム単位で周波数時間変換することにより、増幅された通話音声信号を生成する(ステップS210)。周波数時間変換部25は、通話音声信号をレシーバ13へ出力する。
コントローラ31は、例えば、通話処理の実行中、一定期間、例えば、10秒間、30秒間あるいは1分間ごとにこの音声調整処理のステップS201〜S207の処理を実行する。あるいは、コントローラ31は、タッチセンサ15に接触した物体が検知される度に、この音声調整処理のステップS201〜S207の処理を実行してもよい。またコントローラ31は、通話音声の各フレームに対してステップS208〜S210の処理を実行する。
第3の実施形態による携帯電話機は、ユーザの耳が携帯電話機に接触している面積に応じて通話音声信号を増幅する。
なお、第3の実施形態による携帯電話機は、第1の実施形態による携帯電話機と比較して、コントローラにより実行される処理が異なる。そこで以下では、第3の実施形態による携帯電話機のコントローラについて説明する。第3の実施形態による携帯電話機のその他の構成要素の詳細については、図1及び第1の実施形態による携帯電話機の対応する構成要素の説明を参照されたい。
コントローラ41は、接触面積算出部26と、音量・音質調整部23とを有する。コントローラ41が有するこれらの各部は、コントローラ41が有するプロセッサ上で実行されるコンピュータプログラムとして実装される。あるいは、コントローラ41が有するこれらの各部は、それぞれ別個の演算回路として携帯電話機1に実装されてもよく、あるいは、これらの各部の機能を実現する一つの演算回路として携帯電話機1に実装されてもよい。
なお、図12において、コントローラ41の各部には、図2に示された第1の実施形態による携帯電話機のコントローラ17の対応する構成要素の参照番号と同じ参照番号を付した。
具体的には、接触面積算出部26は、タッチセンサ15が有する複数のセンサ素子のうち、物体が接触していることを検知したセンサ素子の総数を接触領域の面積Sとする。あるいは、接触面積算出部26は、物体が接触していることを検知したセンサ素子の総数に、センサ素子が有するセンサ面の面積を乗じた値を接触領域の面積Sとしてもよい。そして接触面積算出部26は、接触領域の面積Sを音量・音質調整部23へ出力する。
一般に、レシーバ13から発する音がユーザにとって聞こえ難ければ、ユーザは耳をできるだけレシーバ13に近づけようとする。そして耳がレシーバ13に近づくほど、レシーバ13の前面に配置されたタッチセンサ15と耳との接触領域の面積は増加する。逆に、ユーザは、レシーバ13から発する音を大き過ぎると感じるとき、ユーザは、耳をレシーバ13から離そうとする。その結果、タッチセンサ15と耳との接触領域の面積は減少する。
このように、接触領域の面積は、ユーザにとって通話音声が聞こえ易いか否かを判定するための指標となり、特に、接触領域の面積が大きいほど、ユーザは通話音声を聞こえ難いと感じている可能性が高い。そこで音量・音質調整部23は、接触領域の面積Sが大きいほど通話音量が大きくなるように、通話音量を調整する。
図13に示されるように、接触領域の面積Sが閾値THSlow未満である場合、音量・音質調整部23は、ゲインg(n)を0に設定する。また接触領域の面積Sが閾値THShigh以上である場合、音量・音質調整部23は、ゲインg(n)を最大ゲインgmaxに設定する。そして接触領域の面積Sが閾値THSlow以上THShigh未満である場合、音量・音質調整部23は、接触領域の面積Sが大きくなるほど、ゲインg(n)を単調増加させる。例えば、音量・音質調整部23は、接触領域の面積Sが大きくなるにつれてゲインgを線形的に増加させる。そしてこの場合、接触領域の面積SがTHSlowとTHShighの中点であれば、音量・音質調整部23は、ゲインg(n)をgmax/2とする。なお、nは通話音声のサンプル点の番号を表す。また最大ゲインgmaxは、例えば、10デシベルに設定される。
なお、閾値THSlowは、例えば、予め実験などによって測定された、ユーザが通話音声を良好に聞けると感じるときの耳と携帯電話機との接触領域の面積の平均値に相当する値に設定される。一方、閾値THShighは、例えば、予め実験などによって測定された、ユーザが通話音声を聞き難いと感じて耳を携帯電話機に押し当てたときの耳と携帯電話機との接触領域の面積の平均値に相当する値に設定される。
例えば、タッチセンサが有する各センサ素子が、1mm2のサイズのセンサ面を有している場合、閾値THSlow及び閾値THShighは、それぞれ、720及び790に設定される。
音量・音質調整部23は、増幅後の通話音声信号をレシーバ13へ出力する。
音量・音質調整部23は、増幅された通話音声信号をレシーバ13へ出力する。
コントローラ41は、例えば、通話処理の実行中、一定期間、例えば、10秒間、30秒間あるいは1分間ごとにこの音声調整処理のステップS301及びS302の処理を実行する。あるいは、コントローラ41は、タッチセンサ15に接触した物体が検知される度に、この音声調整処理のステップS301及びS302の処理を実行してもよい。またコントローラ41は、通話音声の各サンプル点に対してステップS303の処理を実行する。
第4の実施形態による携帯電話機は、ユーザの耳とタッチセンサとの接触領域の面積に応じて通話音声信号を周波数帯域ごとに増幅する。
なお、第4の実施形態による携帯電話機は、第1の実施形態による携帯電話機と比較して、コントローラにより実行される処理が異なる。そこで以下では、第4の実施形態による携帯電話機のコントローラについて説明する。第4の実施形態による携帯電話機のその他の構成要素の詳細については、図1及び第1の実施形態による携帯電話機の対応する構成要素の説明を参照されたい。
コントローラ51は、音量・音質調整部23と、時間周波数変換部24と、周波数時間変換部25と、接触面積算出部26とを有する。コントローラ51が有するこれらの各部は、コントローラ51が有するプロセッサ上で実行されるコンピュータプログラムとして実装される。あるいは、コントローラ51が有するこれらの各部は、それぞれ別個の演算回路として携帯電話機1に実装されてもよく、あるいは、これらの各部の機能を実現する一つの演算回路として携帯電話機1に実装されてもよい。
なお、図15において、コントローラ51の各部には、図2、7及び図12に示された第1〜3の何れかの実施形態による携帯電話機のコントローラの対応する構成要素の参照番号と同じ参照番号を付した。コントローラ51の各部のうち、接触面積算出部26は、第3の実施形態によるコントローラ41の接触面積算出部26と同一である。またコントローラ51の各部のうち、時間周波数変換部24及び周波数時間変換部25は、第2の実施形態によるコントローラ31の時間周波数変換部24及び周波数時間変換部25と同一である。
図16に示されるように、接触領域の面積Sが閾値THSlow未満である場合、音量・音質調整部23は、ゲインの最大値Gmaxを0に設定する。また接触領域の面積Sが閾値THShigh以上である場合、音量・音質調整部23は、ゲインの最大値Gmaxを所定の値Gconstに設定する。なお所定の値Gconstは、例えば、10デシベルに設定される。そして接触領域の面積Sが閾値THSlow以上THShigh未満である場合、音量・音質調整部23は、接触領域の面積Sが大きくなるほど、ゲインの最大値Gmaxを単調増加させる。例えば、音量・音質調整部23は、接触領域の面積Sが大きくなるにつれてゲインの最大値Gmaxを線形的に増加させる。そして接触領域の面積SがTHSlowとTHShighの中点であれば、音量・音質調整部23は、ゲインの最大値GmaxをGconst/2とする。また音量・音質調整部23は、接触領域の面積Sが閾値THSlow以上THShigh未満である場合、接触領域の面積Sが大きくなるにつれて、ゲインの最大値Gmaxを非線形的に増加させてもよい。
なお、閾値THSlow及びTHShighは、それぞれ、第3の実施形態による音量・音質調整部23におけるゲインg(n)を決定するための閾値THSlow及びTHShighと同様に設定される。
この結果、音量・音質調整部23は、閾値THFhighよりも低い周波数帯域に対するゲインを、接触領域の面積Sが大きいほど、閾値THFhighよりも高い周波数帯域に対するゲインよりも大きい値に設定する。
あるいは、音量・音質調整部23は、図10に示される周波数に対するゲインの特性を用いて周波数帯域ごとのゲインを決定してもよい。
音量・音質調整部23は、周波数帯域ごとに、(7)式に従って周波数信号を増幅する。そして音量・音質調整部23は増幅した周波数信号を周波数時間変換部25へ出力する。
周波数時間変換部25は、増幅された周波数信号を所定のフレーム単位で周波数時間変換することにより、増幅された通話音声信号を生成する(ステップS406)。周波数時間変換部25は、通話音声信号をレシーバ13へ出力する。
コントローラ51は、例えば、通話処理の実行中、一定期間、例えば、10秒間、30秒間あるいは1分間ごとにこの音声調整処理のステップS401〜S403の処理を実行する。あるいは、コントローラ51は、タッチセンサ15に接触した物体が検知される度に、この音声調整処理のステップS401〜S403の処理を実行してもよい。またコントローラ51は、通話音声の各フレームに対してステップS404〜S406の処理を実行する。
第5の実施形態による携帯電話機は、ユーザの耳が携帯電話機に接触している領域の面積の平均的な値に対する、現時点におけるその面積との比較結果に応じて通話音声信号を増幅する。
なお、第5の実施形態による携帯電話機は、第1の実施形態及び第3の実施形態による携帯電話機と比較して、コントローラにより実行される処理が異なる。そこで以下では、第5の実施形態による携帯電話機のコントローラについて説明する。第5の実施形態による携帯電話機のその他の構成要素の詳細については、図1及び第1の実施形態による携帯電話機の対応する構成要素の説明を参照されたい。
コントローラ61は、音量・音質調整部23と、接触面積算出部26と、平均接触面積算出部27と、比較部28とを有する。コントローラ61が有するこれらの各部は、コントローラ61が有するプロセッサ上で実行されるコンピュータプログラムとして実装される。あるいは、コントローラ61が有するこれらの各部は、それぞれ別個の演算回路として携帯電話機1に実装されてもよく、あるいは、これらの各部の機能を実現する一つの演算回路として携帯電話機1に実装されてもよい。
なお、図18において、コントローラ61の各部には、図12に示された第3の実施形態による携帯電話機のコントローラ41の対応する構成要素の参照番号と同じ参照番号を付した。
平均接触面積算出部27は、接触領域の面積の平均値Save(m)を算出する度に、その平均値Save(m)をメモリ16に記憶させるとともに、比較部28へ出力する。
一般に、ΔSの絶対値が小さいほど、最新の状態におけるユーザの耳とタッチセンサ15との接触領域の面積は、ユーザが通話音声を聞くときの標準的な状態における耳とタッチセンサ15との接触領域の面積に近い。そしてユーザが通話音声を聞くときの標準的な状態では、ユーザはレシーバ13から発する音を良好に聞き取れていると推定される。そのため、ΔSの絶対値が小さいほど、通話音量は適正な値に設定されていると推定される。
一方、ΔSが大きいほど、ユーザは標準的な状態よりも耳を携帯電話機1に押し付けているので、ユーザは通話音声を聞き取り難いと推定される。そのため、ΔSが大きいほど、音量・音質調整部23はゲインを高く設定することが好ましい。
逆に、ΔSが小さいほど、ユーザは標準的な状態よりも耳を携帯電話機1から離しているので、ユーザにとって通話音量が大き過ぎると推定される。そのため、ΔSが小さいほど、音量・音質調整部23はゲインを低く設定することが好ましい。
図19に示されるように、接触領域の面積の差ΔSが閾値THD2以上かつTHD3未満である場合、音量・音質調整部23は、ゲインg(n)を0に設定する。また接触領域の面積の差ΔSが閾値THD4以上である場合、音量・音質調整部23は、ゲインg(n)を最大ゲインgmaxに設定する。そして接触領域の面積の差ΔSが閾値THD3以上THD4未満である場合、音量・音質調整部23は、接触領域の面積の差ΔSが大きくなるほど、すなわち、標準的な状態における接触領域の面積よりも現時点での接触領域の面積が大きいほど、ゲインgを単調増加させる。例えば、音量・音質調整部23は、接触領域の面積の差ΔSに応じて線形的にゲインg(n)を増加させ、接触領域の面積の差ΔSがTHD3とTHD4の中点であれば、音量・音質調整部23は、ゲインg(n)をgmax/2とする。
一方、接触領域の面積の差ΔSが閾値THD1未満である場合、音量・音質調整部23は、ゲインg(n)を最小ゲインgminに設定する。そして接触領域の面積の差ΔSが閾値THD1以上THD2未満である場合、音量・音質調整部23は、接触領域の面積の差ΔSが小さくなるほど、すなわち、標準的な状態における接触領域の面積よりも現時点での接触領域の面積が小さいほど、ゲインg(n)を単調減少させる。例えば、音量・音質調整部23は、接触領域の面積の差ΔSの絶対値が大きくなるにつれて線形的にゲインg(n)を減少させ、接触領域の面積の差ΔSがTHD1とTHD2の中点であれば、音量・音質調整部23は、ゲインg(n)をgmin/2とする。
なお、nは通話音声のサンプル点の番号を表す。また最大ゲインgmax及び最小ゲインgminは、それぞれ、例えば、10デシベル及び-10デシベルに設定される。
なお、閾値THD1は、例えば、耳が携帯電話機1から離れた状態に対応する値に設定される。また閾値THD2及びTHD3は、例えば、耳とタッチセンサ15との接触領域の面積が標準的な状態に対応する面積の下限値及び上限値に相当する値に設定される。そして閾値THD4は、例えば、ユーザが標準的な状態よりも耳を携帯電話機1に押し付けた場合に相当する値に設定される。例えば、タッチセンサ15の各センサ素子が1mm2の面積を持つセンサ面を有している場合、閾値THD1〜THD4は、それぞれ、-Save(n)、-10、10及び90に設定される。
音量・音質調整部23は、増幅後の通話音声信号をレシーバ13へ出力する。
平均接触面積算出部27は、接触領域の面積の時間的な変動に対する平均値Save(m)を算出する(ステップS502)。そして平均接触面積算出部27は、その平均値Save(m)をメモリ16に記憶させるとともに、比較部28へ出力する。比較部28は、最新の接触領域の面積S(m)と、接触領域の面積の平均値Save(m)との差ΔS(m)を算出する(ステップS503)。そして比較部28は、その差ΔS(m)をコントローラ61の音量・音質調整部23へ出力する。
音量・音質調整部23は、増幅された通話音声信号をレシーバ13へ出力する。
コントローラ61は、例えば、通話処理の実行中、一定期間、例えば、10秒間、30秒間あるいは1分間ごとにこの音声調整処理のステップS501〜S504の処理を実行する。あるいは、コントローラ61は、タッチセンサ15に接触した物体が検知される度に、この音声調整処理のステップS501〜S504の処理を実行してもよい。またコントローラ61は、通話音声の各サンプル点に対してステップS505の処理を実行する。
第6の実施形態による携帯電話機は、ユーザの耳がタッチセンサに接触している領域の面積とユーザの耳とレシーバ間の位置ずれ量の両方に基づいて通話音声信号に対するゲインを調節する。
なお、第6の実施形態による携帯電話機は、第1の実施形態及び第3の実施形態による携帯電話機と比較して、コントローラにより実行される処理が異なる。そこで以下では、第6の実施形態による携帯電話機のコントローラについて説明する。第6の実施形態による携帯電話機のその他の構成要素の詳細については、図1及び第1の実施形態による携帯電話機の対応する構成要素の説明を参照されたい。
コントローラ71は、耳位置推定部21と、位置ずれ量算出部22と、音量・音質調整部23と、接触面積算出部26とを有する。コントローラ71が有するこれらの各部は、コントローラ71が有するプロセッサ上で実行されるコンピュータプログラムとして実装される。あるいは、コントローラ71が有するこれらの各部は、それぞれ別個の演算回路として携帯電話機1に実装されてもよく、あるいは、これらの各部の機能を実現する一つの演算回路として携帯電話機1に実装されてもよい。
なお、図21において、コントローラ71の各部には、図2に示された第1の実施形態による携帯電話機のコントローラ17及び図12に示された第3の実施形態による携帯電話機のコントローラ41の対応する構成要素の参照番号と同じ参照番号を付した。
位置ずれ量算出部22は、携帯電話機1の筺体10の前面10aに平行な面における、耳の中心位置とレシーバ13の中心位置間の距離Lを位置ずれ量として算出する。そして位置ずれ量算出部22は、その位置ずれ量を音量・音質調整部23へ出力する。
なお、耳位置推定部21及び位置ずれ量算出部22は、それぞれ、第1の実施形態による携帯電話機のコントローラ17が有する耳位置推定部21及び位置ずれ量算出部22と同一である。そのため、耳位置推定部21及び位置ずれ量算出部22の詳細な説明については、第1の実施形態に関する対応する説明を参照されたい。
なお、接触面積算出部26は、第3の実施形態による携帯電話機のコントローラ41が有する接触面積算出部26と同一である。そのため、接触面積算出部26の詳細な説明については、第3の実施形態に関する対応する説明を参照されたい。
図22に示されるように、位置ずれ量Lが閾値THRlow未満である場合、音量・音質調整部23は、ゲインgL(n)を0に設定する。また位置ずれ量Lが閾値THRhigh以上である場合、音量・音質調整部23は、ゲインgL(n)を最大ゲインgmaxに設定する。そして位置ずれ量Lが閾値THRlow以上THRhigh未満である場合、音量・音質調整部23は、位置ずれ量Lが大きくなるほど、ゲインgL(n)を単調増加させる。例えば、音量・音質調整部23は、位置ずれ量Lが大きくなるにつれてゲインgL(n)を線形的に増加させる。そして位置ずれ量LがTHRlowとTHRhighの中点であれば、音量・音質調整部23は、ゲインgL(n)をgmax/2とする。なお、nは通話音声のサンプル点の番号を表す。また最大ゲインgmaxは、例えば、10デシベルに設定される。
なお、閾値THRlowは、例えば、耳の穴の半径または直径に相当する値、例えば、5mmに設定される。また閾値THRhighは、例えば、耳の穴から耳たぶまでの距離に相当する値、例えば、40mmに設定される。
図23に示されるように、接触領域の面積Sが閾値THSlow未満である場合、音量・音質調整部23は、ゲインの補正量gc(n)を0に設定する。また接触領域の面積Sが閾値THShigh以上である場合、音量・音質調整部23は、ゲインの補正量gc(n)を最大ゲインgmaxと位置ずれ量Lに応じて設定されたゲインgL(n)との差(gmax-gL(n))に設定する。そして接触領域の面積Sが閾値THSlow以上THShigh未満である場合、音量・音質調整部23は、接触領域の面積Sが大きくなるほど、ゲインの補正量gc(n)を単調増加させる。例えば、音量・音質調整部23は、接触領域の面積Sが大きくなるにつれてゲインの補正量gc(n)を線形的に増加させる。そしてこの場合、接触領域の面積SがTHSlowとTHShighの中点であれば、音量・音質調整部23は、ゲインの補正量gc(n)を(gmax-gL(n))/2とする。なお、nは通話音声のサンプル点の番号を表す。
なお、閾値THSlowは、例えば、予め実験などによって測定された、ユーザが通話音声を良好に聞けると感じるときの耳と携帯電話機との接触領域の面積の平均値に相当する値に設定される。一方、閾値THShighは、例えば、予め実験などによって測定された、ユーザが通話音声を聞き難いと感じて耳を携帯電話機に押し当てたときの耳と携帯電話機との接触領域の面積の平均値に相当する値に設定される。
そして音量・音質調整部23は、補正されたゲインg(n)を用いて、(6)式に従って通話音声信号を増幅し、増幅後の通話音声信号をレシーバ13へ出力する。
位置ずれ量算出部22は、筺体10の前面10aに平行な面における、メモリ16に記憶されているレシーバ13の中心位置と耳中心位置との距離を位置ずれ量として算出する(ステップS605)。そして位置ずれ量算出部22は、その位置ずれ量をコントローラ71の音量・音質調整部23へ出力する。
音量・音質調整部23は、ゲインに応じて通話音声信号を増幅する(ステップS610)。そして音量・音質調整部23は、増幅された通話音声信号をレシーバ13へ出力する。
コントローラ71は、例えば、通話処理の実行中、一定期間、例えば、10秒間、30秒間あるいは1分間ごとにこの音声調整処理のステップS601〜S609の処理を実行する。あるいは、コントローラ71は、タッチセンサ15に接触した物体が検知される度に、この音声調整処理のステップS601〜S609の処理を実行してもよい。またコントローラ71は、通話音声の各サンプル点に対してステップS610の処理を実行する。
10 筺体
10a 筺体前面
11 操作部
12 アンテナ
13 レシーバ
14 マイクロホン
15 タッチセンサ
16 メモリ
17、31、41、51、61、71 コントローラ
21 耳位置推定部
22 位置ずれ量算出部
23 音量・音質調整部
24 時間周波数変換部
25 周波数時間変換部
26 接触面積算出部
27 平均接触面積算出部
28 比較部
Claims (6)
- 筺体と、
前記筺体内に配置され、音声を発する音声出力器と、
前記筺体と接触した物体の位置を検出する接触検出部と、
前記接触検出部と前記物体とが接触した領域の重心または中心を求め、当該重心または中心が前記領域内に位置する場合、当該重心または中心近傍の前記領域の境界を前記物体の位置として検出する物体位置推定部と、
前記物体の位置と前記音声出力器間の距離を算出する位置ずれ量算出部と、
前記距離に応じて前記音声出力器から発せられる音声を調整する音声調整部と、
を有する電話機。 - 前記距離は、前記筺体の接触面における、前記物体の位置と前記音声出力器間の距離とする、請求項1に記載の電話機。
- 前記音声調整部は、前記距離が大きくなるほど前記音声の音量を大きくする、請求項1に記載の電話機。
- 入力された第1の音声信号を時間周波数変換することにより、周波数信号を生成する時間周波数変換部と、
前記周波数信号を周波数時間変換することにより前記音声出力器へ出力する第2の音声信号を生成する周波数時間変換部とをさらに有し、
前記音声調整部は、前記距離が大きくなるほど、前記周波数信号に含まれる第1の周波数帯域の信号に対する第1の増幅量を、前記周波数信号に含まれる当該第1の周波数帯域よりも高い第2の周波数帯域の信号に対する第2の増幅量よりも大きくし、該第1の増幅量及び該第2の増幅量を用いて前記周波数信号を増幅し、当該増幅された周波数信号を前記周波数時間変換部へ出力する、請求項1に記載の電話機。 - 前記接触検出部と前記物体との接触領域の面積を算出する接触面積算出部をさらに有し、
前記音声調整部は、前記接触領域の面積が大きくなるほど前記音声の音量を大きくする、請求項1〜4の何れか一項に記載の電話機。 - 筺体と、
前記筺体内に配置され、音声を発する音声出力器と、
前記筺体と接触した物体の位置を検出する接触検出部とを有する電話機の音声調整方法であって、
前記接触検出部と前記物体とが接触した領域の重心または中心を求め、当該重心または中心が前記領域内に位置する場合、当該重心または中心近傍の前記領域の境界を前記物体の位置として検出し、
前記物体の位置と前記音声出力器間の距離を算出し、
前記距離に応じて前記音声出力器から発せられる音声を調整する、
ことを含む電話機の音声調整方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2010/055748 WO2011121740A1 (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 電話機、及び電話機の音声調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2011121740A1 JPWO2011121740A1 (ja) | 2013-07-04 |
JP5382204B2 true JP5382204B2 (ja) | 2014-01-08 |
Family
ID=44711530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012507965A Expired - Fee Related JP5382204B2 (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 電話機、及び電話機の音声調整方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8774397B2 (ja) |
JP (1) | JP5382204B2 (ja) |
WO (1) | WO2011121740A1 (ja) |
Families Citing this family (33)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103053147B (zh) | 2010-12-27 | 2017-03-22 | 罗姆股份有限公司 | 呼入/呼出通话单元以及呼入通话单元 |
US9313306B2 (en) | 2010-12-27 | 2016-04-12 | Rohm Co., Ltd. | Mobile telephone cartilage conduction unit for making contact with the ear cartilage |
JP5783352B2 (ja) | 2011-02-25 | 2015-09-24 | 株式会社ファインウェル | 会話システム、会話システム用指輪、携帯電話用指輪、指輪型携帯電話、及び、音声聴取方法 |
CN102571012A (zh) * | 2011-12-29 | 2012-07-11 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种终端设备及调节音量的方法 |
CN104247453B (zh) | 2012-01-20 | 2018-06-05 | 罗姆股份有限公司 | 移动电话 |
JP2013236130A (ja) * | 2012-05-02 | 2013-11-21 | Kyocera Corp | 電子機器、制御方法、及び制御プログラム |
JP6017828B2 (ja) * | 2012-05-02 | 2016-11-02 | 京セラ株式会社 | 電子機器、制御方法、及び制御プログラム |
JP6067999B2 (ja) * | 2012-05-02 | 2017-01-25 | 京セラ株式会社 | 電子機器、制御方法、及び制御プログラム |
JP2013247625A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Kyocera Corp | 電子機器 |
JP5681671B2 (ja) * | 2012-06-22 | 2015-03-11 | 京セラ株式会社 | 電子機器及び制御プログラム並びに情報通知方法 |
KR101644261B1 (ko) | 2012-06-29 | 2016-07-29 | 로무 가부시키가이샤 | 스테레오 이어폰 |
US9130266B2 (en) * | 2012-09-19 | 2015-09-08 | Htc Corporation | Handheld communication device and communication method of the same |
US20140099992A1 (en) * | 2012-10-09 | 2014-04-10 | Qualcomm Mems Technologies, Inc. | Ear position and gesture detection with mobile device |
US9961441B2 (en) * | 2013-06-27 | 2018-05-01 | Dsp Group Ltd. | Near-end listening intelligibility enhancement |
KR101877652B1 (ko) | 2013-08-23 | 2018-07-12 | 로무 가부시키가이샤 | 휴대 전화 |
KR20150032011A (ko) * | 2013-09-17 | 2015-03-25 | 엘지전자 주식회사 | 전자 기기 및 그 제어 방법 |
US9705548B2 (en) | 2013-10-24 | 2017-07-11 | Rohm Co., Ltd. | Wristband-type handset and wristband-type alerting device |
JP2015106716A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電子機器及び操作受付プログラム |
JP6551919B2 (ja) | 2014-08-20 | 2019-07-31 | 株式会社ファインウェル | 見守りシステム、見守り検知装置および見守り通報装置 |
US20160132285A1 (en) * | 2014-11-12 | 2016-05-12 | Blackberry Limited | Portable electronic device including touch-sensitive display and method of controlling audio output |
EP3236669A4 (en) | 2014-12-18 | 2018-10-03 | Rohm Co., Ltd. | Cartilage conduction hearing device using electromagnetic-type vibration unit, and electromagnetic-type vibration unit |
JP6515711B2 (ja) * | 2015-07-07 | 2019-05-22 | 富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社 | 電子機器及び接触状態判定プログラム |
CN105162950B (zh) * | 2015-07-08 | 2020-09-25 | Tcl移动通信科技(宁波)有限公司 | 一种移动终端及其实现通话中切换麦克风的方法 |
EP3323567B1 (en) | 2015-07-15 | 2020-02-12 | FINEWELL Co., Ltd. | Robot and robot system |
CN105120089B (zh) * | 2015-08-17 | 2020-01-03 | 惠州Tcl移动通信有限公司 | 一种移动终端自动接听电话的方法及移动终端 |
JP6551929B2 (ja) | 2015-09-16 | 2019-07-31 | 株式会社ファインウェル | 受話機能を有する腕時計 |
JP6209195B2 (ja) * | 2015-11-05 | 2017-10-04 | 株式会社ファインウェル | 携帯電話 |
US10778824B2 (en) | 2016-01-19 | 2020-09-15 | Finewell Co., Ltd. | Pen-type handset |
JP6251306B2 (ja) * | 2016-02-25 | 2017-12-20 | 京セラ株式会社 | 電子機器 |
US11906642B2 (en) * | 2018-09-28 | 2024-02-20 | Silicon Laboratories Inc. | Systems and methods for modifying information of audio data based on one or more radio frequency (RF) signal reception and/or transmission characteristics |
JP2020053948A (ja) | 2018-09-28 | 2020-04-02 | 株式会社ファインウェル | 聴取装置 |
KR20200037890A (ko) * | 2018-10-01 | 2020-04-10 | 삼성디스플레이 주식회사 | 표시 장치 |
CN113992772B (zh) * | 2021-10-12 | 2024-03-01 | 维沃移动通信有限公司 | 电子设备及其音频信号处理方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5224151A (en) * | 1992-04-01 | 1993-06-29 | At&T Bell Laboratories | Automatic handset-speakephone switching arrangement for portable communication device |
JPH07131268A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-19 | Casio Comput Co Ltd | 電話機 |
JPH08116352A (ja) * | 1994-10-17 | 1996-05-07 | Hitachi Ltd | 情報処理装置 |
JP2003037651A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-07 | Nec Saitama Ltd | 電話機の自動音量調整装置 |
JP2005519686A (ja) * | 2002-03-12 | 2005-07-07 | イーアールエー センター ピーティーワイ リミテッド | 医療的診断およびリハビリのための多機能携帯電話。 |
JP2006166116A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Sharp Corp | 携帯情報装置 |
JP2006245799A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Nec Saitama Ltd | 電子機器、該電子機器における警報出力制御方法及び警報出力制御プログラム |
JP2006287557A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Sanyo Electric Co Ltd | 携帯電話機 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05183618A (ja) | 1991-12-27 | 1993-07-23 | Sony Corp | 電話機 |
JP3048916B2 (ja) | 1996-03-13 | 2000-06-05 | 埼玉日本電気株式会社 | 携帯電話機 |
JP2000196725A (ja) | 1998-12-28 | 2000-07-14 | Nec Saitama Ltd | 携帯電子機器および移動無線端末 |
US8144897B2 (en) * | 2007-11-02 | 2012-03-27 | Research In Motion Limited | Adjusting acoustic speaker output based on an estimated degree of seal of an ear about a speaker port |
US8195220B2 (en) * | 2008-02-01 | 2012-06-05 | Lg Electronics Inc. | User interface for mobile devices |
EP2278356B1 (en) * | 2009-07-02 | 2013-10-09 | Knowles Electronics Asia PTE. Ltd. | Apparatus and method for detecting usage profiles of mobile devices |
JP5183618B2 (ja) | 2009-12-18 | 2013-04-17 | 三菱電機株式会社 | ヒートポンプ装置 |
-
2010
- 2010-03-30 JP JP2012507965A patent/JP5382204B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2010-03-30 WO PCT/JP2010/055748 patent/WO2011121740A1/ja active Application Filing
-
2012
- 2012-09-28 US US13/630,344 patent/US8774397B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5224151A (en) * | 1992-04-01 | 1993-06-29 | At&T Bell Laboratories | Automatic handset-speakephone switching arrangement for portable communication device |
JPH07131268A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-19 | Casio Comput Co Ltd | 電話機 |
JPH08116352A (ja) * | 1994-10-17 | 1996-05-07 | Hitachi Ltd | 情報処理装置 |
JP2003037651A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-07 | Nec Saitama Ltd | 電話機の自動音量調整装置 |
JP2005519686A (ja) * | 2002-03-12 | 2005-07-07 | イーアールエー センター ピーティーワイ リミテッド | 医療的診断およびリハビリのための多機能携帯電話。 |
JP2006166116A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Sharp Corp | 携帯情報装置 |
JP2006245799A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Nec Saitama Ltd | 電子機器、該電子機器における警報出力制御方法及び警報出力制御プログラム |
JP2006287557A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Sanyo Electric Co Ltd | 携帯電話機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2011121740A1 (ja) | 2011-10-06 |
JPWO2011121740A1 (ja) | 2013-07-04 |
US8774397B2 (en) | 2014-07-08 |
US20130259221A1 (en) | 2013-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5382204B2 (ja) | 電話機、及び電話機の音声調整方法 | |
JP6505252B2 (ja) | 音声信号を処理するための方法及び装置 | |
KR100548357B1 (ko) | 휴대단말기의 수신신호 증폭레벨 자동제어장치 및 방법 | |
CN108540900B (zh) | 音量调节方法及相关产品 | |
JP2007019898A (ja) | 携帯電話機 | |
US20140364171A1 (en) | Method and system for improving voice communication experience in mobile communication devices | |
KR101956577B1 (ko) | 음량을 조절하기 위한 방법 및 그 전자 장치 | |
EP2863655B1 (en) | Method and system for estimating acoustic noise levels | |
JP2006501752A (ja) | 移動端末の音響源を制御する装置、システム、方法及びその移動端末 | |
CN106384597B (zh) | 一种音频数据处理方法、及设备 | |
US20100080379A1 (en) | Intelligibility boost | |
JP2010154407A (ja) | 通話装置 | |
JP2007081460A (ja) | 携帯電話装置 | |
US20130266148A1 (en) | Electronic Devices for Reducing Acoustic Leakage Effects and Related Methods and Computer Program Products | |
CN112771888A (zh) | 基于环境声音和语音的音量调节 | |
CN115278441A (zh) | 语音检测方法、装置、耳机及存储介质 | |
KR100617164B1 (ko) | 이동통신 단말기를 이용한 위급상황 알림 방법 | |
JP2013118497A (ja) | 電子機器、音声処理方法、プログラム | |
KR101482420B1 (ko) | 난청자용 휴대폰 단말기의 음향 처리 장치 및 그 방법 | |
WO2012144887A1 (en) | Voice immersion smartphone application or headset for reduction of mobile annoyance | |
JP5321870B2 (ja) | 携帯端末装置、携帯端末装置の音量設定方法 | |
CN116074696A (zh) | 一种主动改善骨传导扬声器音质的方法及装置 | |
JP2000196725A (ja) | 携帯電子機器および移動無線端末 | |
JP2015128209A (ja) | 電子機器、切替方法、プログラム | |
CN115802247A (zh) | 发声模组、噪声抑制方法、装置、电子设备及存储介质 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130618 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130814 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130903 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130916 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5382204 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |