JP2004064302A - 携帯端末装置 - Google Patents

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JP2004064302A
JP2004064302A JP2002218306A JP2002218306A JP2004064302A JP 2004064302 A JP2004064302 A JP 2004064302A JP 2002218306 A JP2002218306 A JP 2002218306A JP 2002218306 A JP2002218306 A JP 2002218306A JP 2004064302 A JP2004064302 A JP 2004064302A
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Noriyoshi Sato
佐藤 則喜
Koichi Yamamoto
山本 孝一
Kazuaki Takamori
高森 一明
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】高精度な地磁気検出を可能とし、正確な方位情報を得ることができる携帯端末装置を提供する。
【解決手段】下筐体101aと上筐体101bはヒンジ部102を介して開閉可能に連結した筐体101で構成する。上筐体101bには、ヒンジ部102から遠方の端部側に磁石105aを有するレシーバ105を設け、下筐体101aには、ヒンジ部102から遠方の端部側に磁石119aを有するスピーカ121を設ける。ヒンジ部102の近傍には、地磁気を検出する地磁気センサ122を設ける。さらに、下筐体101aと上筐体101bとがクリアランス101dを設けて対向するように閉じられるようにし、閉じられている時にはこのクリアランス101dを介してスピーカ121から出力される音声を筐体101外に導くようにする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人が携帯して持ち運ぶことのできる折畳み型携帯電話機等の携帯端末装置に関し、特に、GPS(Global Positioning  System)衛星からのGPS信号を受信して位置情報を得るGPS受信部を備えた携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カーナビゲーションシステム等において、GPS衛星からのGPS信号を受信して自己の位置情報を得て、現在位置を地図上に示す位置情報提供機能が提供されている。最近では、携帯電話機等の携帯端末においても、GPS衛星を利用した位置情報や時刻等の報知サービスが提供されるようになってきている。
【0003】
GPS信号を用いることにより、現在居る場所の緯度経度等の正確な位置情報を精度良く得ることができるが、GPS信号のみでは現在どちらの方向に向いているか、移動しているかを知ることはできない。携帯端末装置における位置情報サービスの付加価値を高める為に、カーナビゲーションシステムと同様に、地磁気センサを設けて方位情報も得るようにし、地図上に現在位置を表示する際に使用者が現在向いている方向に合わせて地図を回転させて表示させるような機能が望まれている。
【0004】
ここで、図を用いて従来の携帯端末装置の第1の構成例について説明する。図7(a)は、従来の開閉式携帯端末装置の構成を示す断面図である。ここでは、GPS受信部と地磁気センサを設けた開閉式携帯端末装置の構成例を示す。図7(a)において、開閉式携帯端末装置200は、筐体201が下筐体201a及び上筐体201bから構成され、ヒンジ部202によって回動可能に接続されている。
【0005】
上筐体201bには、GPS衛星203からのGPS信号204を受信して自己の位置情報を得る為のGPSアンテナ及びGPS受信回路を備えたGPS受信部205が設けられている。下筐体201aには、送受信用のアンテナ206が下筐体201aから突出して設けられており、又、高周波回路、ベースバンド回路、及び制御回路等を搭載して収納されたプリント基板207上に地磁気を検出する地磁気センサ208が設けられている。尚、この地磁気センサ208としては、水平方向の2軸成分の磁界検出能力を備えたものを用いている。
【0006】
又、GPS受信部205により得られた位置情報と地磁気センサ208により得られた方位情報とに基づいて、表示部209に位置情報や時刻を地図とともに表示できるようになっている。更に、下筐体201aには、地磁気センサ208の近傍に着信音等を発音するスピーカ210が設けられており、このスピーカ210の有する磁石210aから放射される磁気ノイズは磁力線211で表されている。
【0007】
図7(b)は、地磁気センサ208に対するスピーカ210からの磁力線211の接線ベクトル212を示す図である。同図に示したように、地磁気センサ208に対するスピーカ210からの磁力線211の接線ベクトル212は、垂直方向成分212aと水平方向成分212bとを有するものとなっている。
【0008】
又、従来の携帯端末装置の第2の構成例として、特開2001−169166号公報にて開示されている携帯電話機がある。この携帯電話機は、筐体が下筐体及び上筐体から構成され、ヒンジ部によって回動可能に接続されている。又、上筐体の正面側には表示部、カメラ部、及び受話部が設けられ、その反対面にはスピーカが設けらている。
【0009】
この携帯電話機は、音声通信をするときには受話部から通信相手の音声が出力され、TV電話として使用するときには、スピーカから通信相手の音声が出力されるとともに表示部には通信相手の顔画像が表示されるようになっている。上述した受話部は、本出願人が出願した特開2000−277970号公報に記載したように、磁石を有する電子部品で構成するのが一般的であり、スピーカも同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
携帯端末装置において、地磁気センサを設けて方位情報を得るようにした場合、地磁気センサが他の部品等からの磁気の影響を受けて正確な地磁気を検出できない恐れがある。特に、携帯電話機においては、レシーバやスピーカ等、磁気ノイズを発生する多くの部品が搭載されており、これらの部品は小型化の為に互いに近接して設けられている為、地磁気センサが磁気ノイズの影響を受けやすい状態にある。又、携帯時において外部からの安定した性能を発揮する為には、地磁気以外の周囲の磁気の影響を想定した部品配置や構造を採る必要があり、設計の際に大きな制約となってしまう。
【0011】
図7に示したような従来の開閉式携帯端末装置においては、磁力線211の接線ベクトル212の水平方向成分212bを地磁気センサ208が感知してしまう為、地磁気検出において周囲磁気の影響を受けて誤差が生じ、正確な検出ができないという問題点がある。
【0012】
この周囲磁気による影響を解消する為には、ソフトウエアによる補正機能を持たせたり、地磁気以外の磁気ノイズを消磁させる機能を搭載したりする等の手段が必要となる。しかしながら、このような手段を設けることは、装置の大型化や複雑化を招く等の種々の問題が生じ、携帯端末装置に適用するには困難であった。
【0013】
又、従来の携帯電話機では、図7(a)に示したように机の上等に置いたときに、下筐体201aの底面(外側の面)が平らにならず、下筐体201a内部の地磁気センサ208が水平面に対して傾くようになる。このように地磁気センサ208が所定角度以上傾くと地磁気の検出に誤差が生じてしまう。特に、地磁気検出に先立って地磁気センサの調整(校正)を行う際に地磁気センサ208が傾いていると、その調整が正確に行えずに地磁気の検出精度が低下するという問題点があった。
【0014】
又、特開2001−169166号公報記載の携帯電話機において、モニタに表示される相手の顔画像を見ながらTV電話機能を実行するときなどは、スピーカから出力される音声はモニタの背面側に出力される為、音量を大きくしても使用者にはその音声が明瞭に聞こえない場合があった。又、ときには周囲の人(スピーカ前方の人)に音声が聞こえてしまい、迷惑になってしまうという恐れもあった。
【0015】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、高精度な地磁気検出を可能とし、正確な方位情報を得ることができる携帯端末装置を提供することを目的とする。又、ハンズフリーで使用するときでも明瞭に音声を聞き取ることが可能な携帯端末装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決する為の手段】
本発明の携帯端末装置は、第1筐体と第2筐体とがヒンジ部により折り畳み可能に連結され、地磁気を検出する地磁気センサを有し、検出した地磁気に基づいて方位情報を取得する携帯端末装置であって、前記地磁気センサの感度に対して大きな磁気ノイズを発生する部品を、前記ヒンジ部に連結される端部と反対側の端部に配設し、前記地磁気センサを前記ヒンジ部近傍に配設したことを特徴とする。
【0017】
この構成により、地磁気センサと大きな磁気ノイズを発生する部品とが互いに離れた位置に配設される為、部品から発生する磁気ノイズが地磁気センサに与える影響を小さくすることができる。又、折り畳んだ状態でも、地磁気センサと部品とが互いに離れる為、部品から発生する磁気ノイズが地磁気センサに与える影響を小さくすることができる。したがって、開閉いずれの状態でも高精度な地磁気検出が可能となり、正確な方位情報を得ることができる。
【0018】
又、本発明の携帯端末装置は、前記部品が音を出力する音出力手段であって、折り畳んだ状態における前記第1筐体及び前記第2筐体の対向面の少なくとも一方に突起部を設け、前記第1筐体及び前記第2筐体の対向面の少なくとも一方に前記部品を配設したことを特徴とする。
【0019】
この構成により、折り畳んだ状態で音出力手段から出力される音は、突起部により形成された隙間から外部に導出される為、折り畳んだ状態においても音出力手段から出力される音を明瞭に聞くことができる。
【0020】
又、本発明の携帯端末装置は、前記第1筐体及び前記第2筐体の各々に前記部品を配設し、前記第1筐体内に配設する部品を拡声用のスピーカとし、前記第2筐体内に配設する部品を受話用のレシーバとしたことを特徴とする。
【0021】
この構成により、着信して開いた状態で通話を行う場合は、レシーバを使用して受話することができる。又、ハンズフリーで通話を行う場合等には、通話相手の声がスピーカから使用者側に出力される為、ハンズフリー通話時に音が聞きにくくなるということが無くなる。
【0022】
又、本発明の携帯端末装置は、前記拡声用のスピーカが、着信があったときに着信音を出力することを特徴とする。
【0023】
この構成により、折り畳んだ状態で着信したときには、外部に明瞭に導かれる着信音により着信の報知を行うことができる。又、開いた状態では、開いた状態で露出する面側に着信音が出力される為、使用者は着信音を明瞭に聞くことができる。
【0024】
又、本発明の携帯端末装置は、前記地磁気センサが配設される筐体の背面との接地面に対して平行に前記地磁気センサを配設したことを特徴とする。
【0025】
この構成により、方位測定前における地磁気センサの調整を行う場合、地磁気センサが配設されている筐体を机等において接地することで、地磁気センサは接地面に対して平行となる。この為、地磁気センサが配設されている筐体を机等に載置するだけで、地磁気センサを簡単に接地面に対して平行にすることができ、地磁気センサの調整を正確に行うことができる。
【0026】
又、本発明の携帯端末装置は、前記地磁気センサを配設した筐体を、非磁性体材料で形成したことを特徴とする。
【0027】
この構成により、地磁気センサを配設した筐体を非磁性体材料で形成することで、外部からの磁力による地磁気センサへの影響を抑えることができる。
【0028】
又、本発明の携帯端末装置は、GPS衛星から送信されるGPS信号により位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報と地図とを対応付けて表示する表示手段と、前記方位情報に基づいて前記表示手段に表示させる地図の表示方向を変更制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0029】
この構成により、方位情報に基づいて地図の表示方向が変更制御される為、使用者は、どちらの方向を向いているのかを地図を見て瞬時に判断することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。尚、本実施形態では、開閉式携帯端末装置として、移動体通信システムに用いる携帯電話機にGPS受信部及び地磁気センサを設けて位置情報及び方位情報を得るようにした装置構成例を示す。
【0031】
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機の外観図であり、図1(a)は開いた状態、図1(b)は閉じた状態を示す。図2は、本発明の実施形態に係る携帯電話機の横断面図である。図3(a)は、本発明の実施形態に係る携帯電話機を開いた状態の主要部の配置構成を示す断面説明図であり、(b)は本発明の実施形態に係る携帯電話機の地磁気センサに入射される磁力線を示す図である。図4は、本発明の実施形態に係る携帯電話機を閉じた状態の主要部の配置構成を示す断面説明図である。図5は、本発明の実施形態に係る携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。
【0032】
図1(a)及び(b)に示すように、携帯電話機100は、筐体101が下筐体101a及び上筐体101bから構成され、下筐体101aと上筐体101bとはヒンジ部102によって回動可能に接続されている。携帯電話機100は、携帯時には、下筐体101aと上筐体101bとが隣接して対向するように閉じられた状態(折り畳まれた状態、図1(b)の状態)で用いられ、使用時には開いて用いられる。
【0033】
図1〜図4に示したように、筐体101は、閉じられたときは下筐体101aの突起101cが上筐体101bと当接して、下筐体101aと上筐体101bとの間に微小な間隙(クリアランス)101dが形成されるようになっている。尚、突起101cは下筐体101aに限らず、上筐体101bのみや下筐体101a及び上筐体101bの両方に設けても良い。
【0034】
上筐体101bには、アンテナ103、バイブレータ部104、受話部(レシーバ)105、カメラ部106、ホール素子107、表示部108(表示部108a、表示部108b)、GPS衛星109からのGPS信号110を受信して自己の位置情報を得る為のGPSアンテナ及びGPS受信回路を備えたGPS受信部111が設けられる。
【0035】
下筐体101aは、送受信部112、データ変換部113、音声処理部114、画像処理部115、情報記録部117、方位検出部(電子方位計)123、及び制御部127が搭載されるプリント基板118、操作部116、送話部(マイクロフォン)119、I/Oコネクタ120、スピーカ121、地磁気センサ122、UIMカード(加入者識別用情報カード)コネクタ124、情報記録カードコネクタ125、及び角柱状な永久磁石132を備える。又、下筐体101aには、外部よりI/Oプラグ128、UIMカード129、情報記録カード130、及び電池131が装着されるようになっている。
【0036】
図5に示したように、送受信部112はアンテナ103に接続されている。電子方位計123は地磁気センサ122に接続されている。制御部127は、バイブレータ部104、ホール素子107、表示部108、GPS受信部111、送受信部112、データ変換部113、画像処理部115、操作部116、情報記録部117、送話部(マイクロフォン)119、I/Oコネクタ120、電子方位計123、UIMカードコネクタ124、情報記録カードコネクタ125に接続され、これらを制御する。又、制御部127は、着脱可能な電池131に接続され、この電池131から電力を供給される。
【0037】
データ変換部113には音声処理部114、音声処理部114にはレシーバ105、マイクロフォン119、及びスピーカ121が接続される。画像処理部115にはカメラ部106と表示部108が接続されている。カメラ部106が捉えた被写体からの入射光は、光信号から電気信号に変換されて非音声情報(画像情報)を生成する。この画像情報は画像処理部115にて処理された後に表示部108に表示される。通信相手の画像情報を送信するときには、画像情報がアンテナ103から無線基地局に送信される。又、所定の操作により、情報記録部117や情報記録カード130に画像情報等を記録することができる。
【0038】
送受信部112は、アンテナ103を使用して受信した通信データを処理してデータ変換部113に伝達する。データ変換部113は、受信した通信データを音声データに変換し、音声処理部114に伝達する。音声処理部114は、伝達された音声データを復号化して音声信号を生成し、生成した音声信号をレシーバ105やスピーカ121に伝達する。
【0039】
レシーバ105やスピーカ121は、音声処理部114からの受信信号に応答して音声を出力する。又、スピーカ121は、着信があった際にそれを報知する為の着信音を情報記録部117に記録されている音楽情報を用いて出力する。音声処理部114は、マイクロフォン119が受けた音声を符号化し、音声データを生成してデータ変換部113に伝達する。データ変換部113は、受信した音声データを通信データに変換し、変換した通信データを送受信部112に伝達する。送受信部112は、通信データを処理し、アンテナ103を使用して通信データを無線信号として送信する。
【0040】
バイブレータ部104は、起振して振動で着信を報知する。又、バイブレータ部104は、内部に磁石を有する本体部と偏心分銅とから構成される。操作部116は、文字、記号、数字、及び操作信号等を入力したり、カメラ部106を操作したりする為のものである。情報記録部117には、電話番号情報、音声情報、非音声情報、及び画像情報等が記録可能である。
【0041】
表示部108は、液晶表示器により構成された表示部108a及び108bから構成され、文字、記号、数字、画像、及び地図等を表示する。表示部108aは、上筐体101bを開いた場合に露呈する上筐体101bの面に設けられている。表示部108bは、表示部108aが設けられる面とは反対側の面に設けられる。
【0042】
プリント基板118には、送受信部112、データ変換部113、音声処理部114、画像処理部115、情報記録部117、方位検出部123、及び制御部127が形成され、I/Oコネクタ120、地磁気センサ122、UIMカードコネクタ125、情報記録カードコネクタ126が設けられる。
【0043】
地磁気センサ122は、水平方向の2軸成分の磁界検出能力を備えたものを用い、下筐体101a内のヒンジ部102近傍に配設されている。尚、本実施形態の携帯電話機100では、GPS受信部111により得られた位置情報に基づいて、制御部127の制御により、開いた状態で表示部108aに位置情報や時刻が地図とともに表示されるようになっている。又、制御部127の制御により、地磁気センサ122により得られた方位情報に連動して、携帯端末装置100の位置を中心に地図が回転するようになっている。つまり、携帯端末装置100の向きが変われば、それに応じて地図の向きも変わるように構成されている。
【0044】
永久磁石132は下筐体101aの突起101cの近傍に設けられている。ホール素子107は上筐体101bに設けられ、下筐体101aと上筐体101bが閉じられたときに、永久磁石132と対向する位置に配設されている。
【0045】
下筐体101a及び上筐体101bが閉じられたときには、永久磁石132がホール素子107に近接し、ホール素子107が永久磁石132を検出して検出信号を制御部127に伝達する。又、下筐体101a及び上筐体101bが開かれたときには、永久磁石132がホール素子107から離隔される為、ホール素子107は永久磁石132を検出できず、検出信号は生成されない。尚、制御部127は、ホール素子107からの検出信号の有無により、下筐体101a及び上筐体101bの開閉状態を認識する。
【0046】
I/Oプラグ(無線信号系や音声又は画像信号系用の接点プラグ)128は、外部装置からデータを入出力したり電池を充電したりする為のプラグであり、筐体101外部よりI/Oコネクタ(インターフェース用コネクタ)120に装着される。
【0047】
UIMカード129は、筐体101外部よりUIMカードコネクタ124に装着される。電池131は、電池カバー部131aと、電池カバー部131aの内部に収容された2次電池部131bと、正極、負極の電極端子と充電専用にサーミスタ端子の合計3種類の電池側端子部(図示せず)とからなり、下筐体101aの電池装着部101eに着脱可能である(電池パック方式)。電池を充電する場合、ACアダプタ(図示せず)を介してI/Oプラグ128をI/Oコネクタ120に装着すると充電が開始される。
【0048】
電池装着部101eは、電池131が装着される部分であり下筐体101aに対して凹状に形成される。この電池装着部101eには電池の正極、負極、サーミスタ端子と当接する本体側端子部133が突出している。電池131が電池装着部101eに装着されると、電池側端子部と本体側端子部133とが当接し、電池131から電池側端子部と本体側端子部133とを介して制御部127に電源が供給される。
【0049】
情報記録カード130にはダウンロードした音楽データや画像データが記録できたり、カメラ部106で撮影した画像情報、電子メール、TV電話時に受信した情報等が記録できたりようになっている。又、これらの情報を携帯電話機100で再生、編集をすることができる。
【0050】
情報記録カードコネクタ125の開口部126は、開閉蓋134に覆われるようになっており、開閉蓋134は下筐体101aに対して開閉可能になっており、この開閉蓋134を開いて情報記録カードコネクタ125に情報記録カード130が着脱できるようになっている。
【0051】
UIMカードコネクタ125には、電話番号、ユーザーID、及び通話料金等の情報が記録されたUIMカード129が、電池131が外された状態でのみ着脱可能になっている。略箱状のI/Oコネクタ120は、UIMカードコネクタ124と重畳するように配置され、プリント基板118の端面近傍に表面実装される。
【0052】
下筐体101aのヒンジ部102近傍にはマイクロフォン119と地磁気センサ122が所定の間隔を設けて配置される。マイクロフォン119は、使用者がレシーバ105に耳を当てて受話するときに、できるだけ口元に近くして音声を受けやすい位置に配置している。
【0053】
下筐体101aの先端側(ヒンジ部102とは反対側の端部側)には、筐体101を開いたときに露呈する面に音声を出力するスピーカ121が配設されている。尚、地磁気センサ122とスピーカ121の磁石121aとは遠くに離れて(下筐体101aの長手方向の両端)配設され、両者は略同一平面上に配設されている。又、スピーカ121とヒンジ部102との間には操作部116が設けられている。
【0054】
上筐体101bの先端側(ヒンジ部102とは反対側の端部側)には、GPS受信部111(位置情報取得手段)が設けられている。又、GPS受信部111に隣接し、表示部108aが設けられた面(筐体101を開いたときに露呈する面に)側に音声を出力するレシーバ105が設けられている。表示部108aの前方を撮影するカメラ部106は表示部108aの下側(ヒンジ部102側)に配置されている。尚、レシーバ105の磁石105aは地磁気センサ122に対して十分離れた位置に配置されている。
【0055】
レシーバ105は、振動板、振動板に固定されたコイル、コイルの内側に配設された磁石、及び磁石を保持するヨーク等、多数の部品から構成される。又、スピーカ121もレシーバ105と同様な構成である。スピーカ121は大音量、高音質な音声を出力することによりハンズフリー通話を可能にする為に、レシーバ105よりも大きな振動板や大きな磁石が用いられている。
【0056】
図3(a)及び(b)に、スピーカ121の磁石121aから放射される磁気ノイズを磁力線135で表した。この磁力線135からも分かるように、スピーカ121は地磁気センサ122に対して十分離れた位置に配置されている為、磁力線135は地磁気センサ122に極小な磁気しか作用しないようになっている。しかも、この磁力線135は地磁気センサ122に対してほぼ垂直に入射する。したがって、この場合、地磁気センサ122に対するスピーカ121からの磁力線135の接線ベクトル136は水平方向成分が無く垂直方向成分136aのみとなり、接線ベクトル136と垂直方向成分136aとは等しくなる。このように、地磁気センサ122に対して有害な影響を及ぼすスピーカ121から発生される磁気ノイズは垂直方向成分のみに発生するように構成されている。
【0057】
図3(a)及び図4には、レシーバ105の磁石105aから放射される磁気ノイズを磁力線137で表した。筐体101が開いた状態(図3(a)の状態)では、磁力線137は地磁気センサ122に対して所定の角度を持って入射する。しかしながら、レシーバ105と地磁気センサ122との間の距離L2はスピーカ121と地磁気センサ122との間の距離L1より大きい。又、後述するように、レシーバ105の磁石105aの残留磁束密度は、スピーカ121の磁石121aの残留磁束密度よりも小さい。この為、地磁気センサ122に対して有害な影響を及ぼすレシーバ105から発生される磁気ノイズは、スピーカ121から発生される磁気ノイズに比べて小さくなっている。
【0058】
一方、筐体101を閉じた状態(図4の状態)では、レシーバ105と地磁気センサ122とが略平行になるように配置されている為、磁力線137は地磁気センサ122に対してほぼ垂直に入射する。この為、地磁気センサ122に対するレシーバ105から発生される磁力線137の接線ベクトル(図示せず)は水平方向成分が無く垂直方向成分のみとなり、地磁気センサ122に対して有害な影響を及ぼす磁気ノイズは発生しない。
【0059】
レシーバ105やスピーカ121は内部に円盤状の永久磁石105a、121aを有する。他にも、携帯電話機100には、筐体101の開閉検出用の為に用いられる角柱状の永久磁石132や偏心分銅とともにバイブレータ部104を形成するモータ部に設けられる中空円柱状の永久磁石等、多くの磁石が用いられている。これらの永久磁石は、フェライト磁石やプラスチック磁石等から形成されているが、永久磁石から距離lだけ離れたところの磁界の強さ(地磁気センサ122に及ぼす磁気ノイズ)Hは距離lの2乗に反比例する為、これらの永久磁石は地磁気センサ122に対して離遠させた方が好ましいのは明らかである。
【0060】
そこで本実施形態では、永久磁石の残留磁束密度は、地磁気センサ122に最も遠くなるスピーカ121が一番大きく、次いで、レシーバ105、バイブレータ部104、永久磁石132の順に小さくなるようにしている。即ち、バイブレータ部104や永久磁石132よりも地磁気センサ122に対して大きな影響を与える磁気ノイズ(地磁気センサの感度に対して大きな磁気ノイズ)を発生するレシーバ105やスピーカ121は、地磁気センサ122に対してバイブレータ部104や永久磁石132よりも遠方に配置している。その結果、レシーバ105やスピーカ121が地磁気センサ122に与える磁気ノイズを限りなく小さくすることが可能となっている。
【0061】
又、レシーバ105よりも地磁気センサ122により近い位置にあるスピーカ121から発生される磁気ノイズに関しては、地磁気センサ122において水平方向の磁気ノイズの影響を受けることが無いように構成した為、地磁気センサ122は、地磁気の水平方向の2軸成分を正確に検出することが可能となる。
【0062】
一般に、永久磁石は、その形状や残留磁束密度より距離lにおける磁界の強さHを求めることができる。本実施形態では、磁界の強さHの算出結果から、永久磁石132とバイブレータ部104には、地磁気センサ122に近接させても磁気ノイズの影響が無い程度の残留磁束密度を有する磁石を選択している。又、レシーバ105は地磁気センサ122に影響が無い程度の距離を有するように離間させてある。
【0063】
下筐体101aは、携帯時等に外部の磁力によって帯磁しないように、非磁性体材料であるABS樹脂等の樹脂成形材料により形成され、地磁気センサ122等への磁気の影響を少なくしている。さらに、各種操作ボタンを備えた操作部116が設けられた下筐体101aに地磁気センサ122を設けることにより、使用者が下筐体101aを把持して操作する際に地磁気センサ122の方向が安定するようになっている。
【0064】
又、携帯電話機100を机の上等に置いたとき下筐体101aが水平に載置されるように、下筐体101aの電池131側の面の形状が平ら(水平)に形成されており、この面に対して地磁気センサ122が略平行に設けられている。
【0065】
携帯電話機100で方位測定を行う際には、実際の測定に先立って地磁気センサ122による方位検出機能(電子方位計)123の調整を行う必要がある。このとき、例えば地磁気センサ122を水平にした状態で筐体を2回転させることで地磁気センサ122の出力の校正を行う。本実施形態では、前述した下筐体101aの電池面側の構造によって調整時に容易に地磁気センサ122を水平状態にすることができるので、電子方位計123の調整を正しく簡単に実行可能にしている。
【0066】
尚、下筐体101aの電池131側の面の形状は必ずしも平らでなくても良く、机等に載置したときに筐体101が安定する形状であればどのような形状でも構わない。例えば、2つ以上の支持部を下筐体101aが有する構成とし、この支持部により下筐体101aを机に安定して載置するようにしても、下筐体101aの支持部との接地面と地磁気センサ122とが平行となるように配置すれば、下筐体101aの形状に関わらず上記と同様の効果を得ることができる。
【0067】
又、本実施形態では、地磁気センサ122を下筐体101aのヒンジ部102近傍に配設しているが、地磁気センサ122を上筐体101bのヒンジ部102近傍に配設しても良い。この場合は、上記と同様に、上筐体101bを机に載置したときの接地面に対して地磁気センサ122を平行に配設することで上記と同様の効果が得られ右。
【0068】
又、筐体101の曲げ強度を向上させたり、使用者が誤って落下させても破壊されないようにしたりする為に、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の非磁性体材料をダイキャスト工法によって筐体101を製作して高剛性を実現してもよい。
【0069】
次に、携帯電話機100の動作について説明する。図6は、本発明の実施形態に係る携帯電話機の機能を説明する為の図である。同図に示したように、携帯電話機100に電源が投入された状態では、音声通信モードが開始され、操作部116を操作することでモード切替が実行され、非音声通信モード、カメラモード、測位モード、音楽・ビデオモード下で各機能操作を行えるようになっている。
【0070】
音声通信モードでは、音声及び非音声の受信待受動作を開始し、音声の着信動作や発信動作を行うことで通信相手と会話をすることができる。受信待受状態において、筐体101が閉じた状態では表示部108bに、開いた状態では表示部108aに時刻等が表示され、着信した場合はその時刻が消えて、相手の発信番号が表示される。発信番号が名前とともに電話帳に登録されていれば、名前が表示される。又、操作部116を操作することで、受話を開始する。
【0071】
非音声通信モードでは、受信待受状態を維持しながら操作部116により入力した文字情報を表示部108aに表示させ、かつ、送信機能を用いて相手に文字情報や情報記録部117又は情報記録カード130に保存された音声、非音声(画像)情報を送信することができる。文字情報又は画像情報を受信したときには、筐体101が開いた状態であれば表示部108aに、筐体101が閉じた状態であれば表示部108bに、受信したことを報知するメッセージが表示される。又、所定の操作によって文字情報又は画像情報を表示部108a又は108bに表示する。尚、音声又は非音声通信を行うときに送信相手を確定する為には、電話帳機能を用いて相手名を表示部108aに表示させ、選択することで確定する。
【0072】
各モード下において、携帯電話機100に電源が投入された状態で着信した場合、着信を報知する為に、スピーカ121からは着信音が出力される。このとき閉じた状態であれば、スピーカ121から出力される着信音はクリアランス101dを介して筐体外に導かれるので、使用者には明瞭にその着信音が聞こえるようになっている。一方、開いた状態ではスピーカ121の前方が開放されているので、使用者にとって着信音が聞き取りづらくなることは無い。また、携帯電話機100がマナーモードに設定されてあれば、着信音は出力されずバイブレータ部104が動作し、所定時間筐体101を振動させる。
【0073】
カメラモードでは、カメラ部106のレンズにより撮像素子(光電変換素子)に投影された画像情報が表示部108aに表示される。又、画像情報を情報記録部117や情報記録カードコネクタ125に装着された情報記録カード130に格納することも可能である。
【0074】
音楽・ビデオモードに切替えたときには、情報記録カード130に保存されているデータにおいて、音声データはスピーカ121から出力させたり、映像データは表示部108aに表示させたりすることができる。このとき動画像や映像等は表示部108aに表示され、スピーカ121からは動画像や映像に関連する音楽や音声等が出力される。スピーカ121から出力される音楽や音声は、使用者が表示部108aを見ている状態において、使用者側に出力される為、使用者は音楽や音声を明瞭に聞くことができる。
【0075】
又、本実施形態の携帯電話機100では、音声通信モードにおいてTV電話を行うこともできる。TV電話時には、表示部108aに通信相手から送信されてきた画像(顔画像等)が表示されると共に、通信相手の声は、使用者が表示部108aを見ている状態において使用者側に出力される。この為、携帯電話機100をTV電話として使用しているときに、通信相手の声が周囲の人に聞こえてしまうという従来の問題を解決することができる。
【0076】
又、TV電話時には、表示部108a近傍のカメラ部106は使用者を撮影し、撮影した顔画像は、送話部に入力された使用者の音声とともに通信相手に送信される。尚、TV電話時には、下筐体101aの電池面側を机に向けて、安定して載置することができる為、携帯電話機100を手に持って使用する場合に比べ、手ぶれを回避することができるようになっている。
【0077】
測位モードでは、地磁気センサ122を機能させて方位測定を行ったり、GPS受信部111による位置検出を行ったりする。受信待受状態で操作部116を操作すると、測位モードに移行して表示部108aの画面が測位メニューに切り替わる。測位メニューでは方位磁石(コンパス)の絵等の測位機能を表す機能表示が設けられている。測位メニューの中には、携帯電話機100自身の向いている方向の測定機能、現在位置の測定機能、現在位置から通信相手や所定地点までの距離や位置関係の測定機能等があり、各メニューを選択及び実行すると、これらの測定結果が表示部108aに表示される。尚、携帯電話機100自身の向きが変われば、現在位置を中心に地図は回転する。
【0078】
以上のように、本実施形態によれば、多くの部品が密集し近接して配設された小型の携帯電話機100において、地磁気センサ122とスピーカ121及びレシーバ105とを十分に離して配置した為、スピーカ121及びレシーバ105から発生される磁気ノイズが地磁気センサ122に及ぼす影響を無くすことができる。したがって、高精度な地磁気検出を行うことができ、正確な方位情報を得ることが可能となる。
【0079】
尚、本実施形態では、地磁気センサ122を下筐体101aに設けたが、地磁気センサ122を上筐体101b内のヒンジ部102近傍に配設する構成としても良い。この構成でも、地磁気センサ122とスピーカ121及びレシーバ105とが十分に離れた位置となる為、スピーカ121及びレシーバ105から発生される磁気ノイズが地磁気センサ122に及ぼす影響を無くすことができる。したがって、高精度な地磁気検出を行うことができ、正確な方位情報を得ることが可能となる。
【0080】
又、本実施形態によれば、地磁気センサ122とスピーカ121とを平行に配設した為、スピーカ121から発生される磁力線の接線ベクトルは、地磁気センサ122に対して垂直方向成分しか発生せず、地磁気センサ122に有害な影響を及ぼすことが無くなる。又、携帯電話機100を閉じた状態でレシーバ105と地磁気センサ122とが平行となるように構成した為、レシーバ105が地磁気センサ122に与える影響も同様に無くすことができる。
【0081】
又、本実施形態によれば、地磁気センサ122を樹脂成形部材等の非磁性体材料の筐体101a内に配設することにより、携帯時等に外部の磁力により筐体が帯磁することを防止できる。これにより、地磁気センサ122に対する外部からの磁気の影響を無くすことが可能となり、高精度な地磁気検出を行うことができる。尚、上述したように、地磁気センサ122を上筐体101bに設けた場合は、上筐体101bを非磁性体材料とすれば良い。
【0082】
又、本実施形態によれば、地磁気センサ122を配設した筐体101aの面(操作部116の配置面と反対面)を、机等に載置したときに水平になるように形成し、この面と地磁気センサ122とが略平行となるように構成することで、筐体を水平にするだけで容易に地磁気センサ122を水平状態にすることができる。この為、地磁気センサ122の調整や方位測定をより正確に実行可能となる。又、この面は、筐体101を開いた状態で、TV電話時や文字入力時等、実使用時にも安定して載置することができるようになっており、操作性を向上させている。
【0083】
又、本実施形態によれば、操作部116が配設された面から前方(閉じたときに上筐体101bと対向する方向)に音声や着信音が出力されるようにスピーカ121を設け、筐体101が閉じられているときにはクリアランス101dを介して筐体外に音声や着信音が導かれるように構成した。この為、閉じた状態においても着信音や音声等を明瞭に聞くことができる。
【0084】
尚、本実施形態のようにクリアランス101dを介して着信音や音声等を筐体外に導く構成とせず、例えば、筐体101が閉じられたときに上筐体101bと対向しない下筐体101aの領域にスピーカ121を配設することでも、上記と同様の効果を得ることができる。
【0085】
又、本実施形態では、測位モード下において、筐体101を開いた状態から閉じた状態にした場合、表示部108aの表示は非表示にするとともに表示部108bにも地図等をすることも可能である。本実施形態では、筐体101を閉じることにより、地磁気センサ122に対してスピーカ121よりレシーバ105の方が近接するが、レシーバ105の磁気ノイズは地磁気センサ122に対して影響が無いほど小さい。この為、閉じた状態においても精度良く方位情報を得ることができ、閉じた状態で露呈される表示部108bに地図等を表示することで、使用者は正確な方位を認識することができる。
【0086】
【発明の効果】
本発明によれば、高精度な地磁気検出を可能とし、正確な方位情報を得ることができる携帯端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態に係る携帯電話機の開いた状態を示す外観図、(b)は本発明の実施形態に係る携帯電話機の閉じた状態を示す外観図である。
【図2】本発明の実施形態に係る携帯電話機の横断面図である。
【図3】(a)本発明の実施形態に係る携帯電話機を開いた状態における主要部の配置構成を示す断面説明図、(b)は地磁気センサに入射される磁力線を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る携帯電話機を閉じた状態における主要部の配置構成を示す断面説明図である。
【図5】本発明の実施形態に係る携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態に係る携帯電話機の各機能を説明する為の図である。
【図7】(a)は従来の開閉式携帯端末装置の構成を示す断面図、(b)は地磁気センサに入射される磁力線を示す図である。
【符号の説明】
101、201 筐体
101a、201a 下筐体
101b、201b 上筐体
101c 突起
101d クリアランス
101e 電池装着部
102、202 ヒンジ部
103、206 アンテナ
104 バイブレータ部
105 レシーバ
105a レシーバの磁石
106 カメラ部
107 ホール素子
108、108a、108b、209 表示部
109、203 GPS衛星
110、204 GPS信号
111、205 GPS受信部
112 送受信部
113 データ変換部
114 音声処理部
115 画像処理部
116 操作部
117 情報記録部
118、207 プリント基板
119 マイクロフォン
120 I/Oコネクタ
121、210 スピーカ
121a スピーカの磁石
122、208 地磁気センサ
123 方位検出部(電子方位計)
124 UIMカードコネクタ
125 情報記録カードコネクタ
126 開口部
127 制御部
128 I/Oプラグ
129 UIMカード
130 情報記録カード
131 電池
131a 電池カバー部
131b 2次電池部
132 永久磁石
133 本体側端子部
134 開閉蓋
135 磁力線
136 磁力線135の接線ベクトル
136a 接線ベクトル136の垂直方向成分
137 磁力線
210a スピーカ210の磁石
211 スピーカ210からの磁力線
212 磁力線211の接線ベクトル
212a 接線ベクトル212の垂直方向成分
212b 接線ベクトル212の水平方向成分

Claims (7)

  1. 第1筐体と第2筐体とがヒンジ部により折り畳み可能に連結され、地磁気を検出する地磁気センサを有し、検出した地磁気に基づいて方位情報を取得する携帯端末装置であって、
    前記地磁気センサの感度に対して大きな磁気ノイズを発生する部品を、前記ヒンジ部に連結される端部と反対側の端部に配設し、
    前記地磁気センサを前記ヒンジ部近傍に配設したことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記部品が音を出力する音出力手段であって、
    折り畳んだ状態における前記第1筐体及び前記第2筐体の対向面の少なくとも一方に突起部を設け、
    前記第1筐体及び前記第2筐体の対向面の少なくとも一方に前記部品を配設したことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 前記第1筐体及び前記第2筐体の各々に前記部品を配設し、前記第1筐体内に配設する部品を拡声用のスピーカとし、前記第2筐体内に配設する部品を受話用のレシーバとしたことを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
  4. 前記拡声用のスピーカは、着信があったときに着信音を出力することを特徴とする請求項3記載の携帯端末装置。
  5. 前記地磁気センサが配設される筐体の背面との接地面に対して平行に前記地磁気センサを配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか記載の携帯端末装置。
  6. 前記地磁気センサを配設した筐体を、非磁性体材料で形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載の携帯端末装置。
  7. GPS衛星から送信されるGPS信号により位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報と地図とを対応付けて表示する表示手段と、
    前記方位情報に基づいて前記表示手段に表示させる地図の表示方向を変更制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか記載の携帯端末装置。
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