JP4393750B2 - 開閉式携帯端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉式携帯端末装置に関し、特にスピーカから出力される着信音や音声等を筐体外に導く放音部の配置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の開閉式携帯端末装置としては、特開2001−169166号公報に記載されているものがある。この開閉式携帯端末装置は、表面に表示部、裏面にスピーカから出力される音声を筐体外に導く放音孔を備える第1筐体と、操作部を備える第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体とを回転自在に連結する軸部とからなる。この軸部は、前記第2筐体の操作部が設けられた側面に対し、前記第1筐体の表示部が配置された第1側面(表面)及び前記表面とは反対側の第2側面(裏面)とが対向して閉じられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の開閉式携帯端末装置は、第1に、操作部に対して表示部が対向するようにして閉じたときには、使用者に対して放音孔が向けられるのでスピーカから出力される音声等を明瞭に聞くことはできるが、表示部に表示される情報を見ることができないという課題を有する。第2に、この閉じた状態より開いた場合においては、使用者側には表示部が向けられるが放音孔は使用者側に向けられないため、スピーカから音声等が出力されても使用者には明瞭に聞こえないという課題を有する。さらに、使用者により良く聞こえるように音量を大きくした場合、周囲の人の迷惑になってしまう場合もあるので、音量を大きくできない。第3に、操作部に対して放音孔が対向するようにして閉じたときには、使用者に対して表示部が向けられるので表示部に表示される情報は見ることができるが、使用者に対して放音孔が向いていないため放音孔から導かれる音声等は聞き取りづらくなってしまう。また、使用者によっては表示部に表示された表示情報が他人に見られたくないと思う人もいるので、このような人は表示部が隠れるように閉じるので、開閉何れの状態でも前述した多くの課題を有する。
【0004】
本発明は上記問題点に鑑み、第1に、開閉いずれの状態であっても使用者側に放音孔を向けることで、使用者には放音孔から導かれる音声等が明瞭に聞こえるようにすることができる開閉式携帯端末装置を提供することを目的とする。また、第2に、表示部が露呈されるように閉じた状態でも使用者には放音孔から導かれる音声等が明瞭に聞こえるようにし、しかも、表示部に表示された表示情報が他人から見られたくない場合、簡単な操作で表示された表示情報を覗かれることを防止できる開閉式携帯端末装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の構成に係る開閉式携帯端末装置は、画像を表示する第1表示部と第2表示部を有する第1筐体と、第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体とを連結するヒンジ部と、前記第2筐体に設けられたスピーカと、前記ヒンジ部に設けられ、前記スピーカから出力される音を筐体外に導く放音部とを備え、前記第1表示部が隠れ、かつ前記第2表示部が露呈するよう前記第1筐体と前記第2筐体を閉じた第1状態及び前記第1表示部が露呈されるように前記第1筐体と前記第2筐体を開いた第2状態で、前記放音部が露出され、前記第2状態の場合、前記スピーカは前記第1表示部が表示する画像と関連する音声を出力し、前記第1状態の場合、前記スピーカは前記第2表示部が表示する画像と関連する音声を出力するものである。
【0006】
この構成によれば、第1筐体及び第2筐体を大型化せずに開閉何れの状態でも使用者側に放音部を向けることができる。
【0017】
本発明の第の構成に係る開閉式携帯端末装置は、第の構成において、前記第1表示部の前方を撮影するカメラ部を設け、前記カメラ部が撮影した撮像画像を前記第1表示部に表示するように構成したものである。
【0018】
この構成によれば、例えば、携帯時など表示部に表示される表示情報を見る必要がなく、且つ表示部やカメラ部を保護するために表示部が隠れるように閉じたときでも、使用者側に放音部を向けることができる。また、カメラによって撮像した撮像画像を表示部に表示したい場合、またはテレビ電話をする場合などに、表示部を露出するように開いたときでも使用者側に放音部を向けることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、開閉式携帯端末装置の一種である開閉式(折り畳み式)携帯電話機を例にして述べる。
【0026】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る開閉式携帯端末装置の閉じた状態を示す斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態を示す斜視図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態で第1筐体を180°回転させた状態を示す斜視図である。図4は、本発明の第1実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態を示す正面図である。図5は、本発明の第1実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態における横断面図である。図6は、本発明の第1実施形態に係る開閉式携帯端末装置の閉じた状態における横断面図である。図7は、本発明の実施形態に係る開閉式携帯端末装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0027】
図1乃至図7に示すように、本発明の第1実施形態における携帯電話機は、第1筐体101aと第2筐体101bとがヒンジ部102により開閉可能に連結された筐体101を有して構成される。この携帯電話機は、アンテナ103、送受信部104、バイブレータ部105、第1操作部106、第2操作部107、情報記録部108、電池109、受話部(レシーバ)110、送話部(マイクロフォン)111、カメラ部112、ホール素子113、永久磁石114、第1の表示部115、第2の表示部116、スピーカ117、第1放音孔118、第2放音孔119及び制御部120を具備している。
【0028】
第1筐体101aには、第2操作部107、受話部110、カメラ部112、第1の表示部115、第2の表示部116、第1放音孔118、第2放音孔119が設けられるとともに、内部にアンテナ103、永久磁石114及びスピーカ117が設けられている。また、第2筐体101bには、第1操作部106、電池109、送話部111が設けられるとともに、内部に送受信部104、バイブレータ部105、情報記憶部108、ホール素子113及び制御部120が設けられている。
【0029】
図7に示すように、送受信部104はアンテナ103に接続され、外部の基地局などとの間で無線通信による送信及び受信を行う機能を有している。制御部120は、送受信部104、バイブレータ部105、第1操作部106、第2操作部107、情報記録部108、電池109、受話部110、送話部111、カメラ部112、ホール素子113、第1の表示部115、第2の表示部116、スピーカ117に接続され、これら各部の動作などを制御するようになっている。また、制御部120は電池109に接続され、この電池109から電力供給を受けて動作するようになっている。
【0030】
アンテナ103は、無線信号を受信して受信信号を送受信部104に与える。送受信部104は、アンテナ103からの受信信号を処理して受話部110に与える。受話部110は、送受信部104からの受信信号に応答して音声を出力する。送話部111は、音声を受けて送信信号に変換して送受信部104に与える。送受信部104は、送話部111からの送信信号を処理してアンテナ103に与える。アンテナ103は、送受信部104からの送信信号を受けて無線信号として送信する。
【0031】
バイブレータ部105は、着信時等に起振して着信等のイベントを振動で報知するためのものである。第1操作部106は、文字、記号、数字及び操作信号等を入力したり、カメラ部112を操作するためのもので、複数の操作ボタン及びスイッチを備えて構成される。第2操作部107は、第1及び第2の表示部115、116の表示態様を変更させたり非表示にさせたりするためのもので、操作ボタン及びスイッチを備えて構成される。情報記録部108は、制御部120の制御に基づき、電話番号情報、音声情報、非音声情報、画像情報などを記録できるようになっている。
【0032】
第1及び第2の表示部115、116は、液晶表示器により構成され、文字、記号、数字及び画像等を表示する。第1の表示部115は、第1及び第2筐体101a、101bを開いた場合に露呈する第1筐体101aの第1の面(第1筐体の主面(前面ともいう、請求項記載の対向面に相当する))に設けられている。第2の表示部116は、第1筐体101aにおける第1の面とは反対側の第2の面(第1筐体の副面(背面ともいう、請求項記載の反対面に相当する))に設けられている。カメラ部112は、第1筐体101aの主面に設けられ、第1の表示部115の前方を撮像するように配置されている。また、第1操作部106は、両筐体を開いた場合に露呈する第2筐体101bの第1の面(第2筐体の主面(前面ともいう、請求項記載の対向面に相当する))に設けられている。
【0033】
筐体101は、第1筐体101a及び第2筐体101bの2つの部材により構成されている。ヒンジ部102は、第1筐体101aの主面の端部中央に形成されている第1ヒンジ部102aと、第2筐体101bの主面の一端の両端に形成されている第2ヒンジ部102bとで構成されており、第2ヒンジ部102bの間に第1ヒンジ部102aが配設されて、ヒンジ部中心を回動中心として連結されている。
【0034】
このように構成された携帯電話機は、携帯時には、第1筐体101aが第2筐体101bと隣接して対向するように閉じられた状態(折り畳まれた状態)(図1及び図6に示す)で用いられる。使用時(通話時など)には、第1筐体101aと第2筐体101bとを90度以上開いた状態(図2乃至図5に示す)で用いられる。
【0035】
永久磁石114は、第1筐体101aの先端部における主面の近傍内部に設けられている。ホール素子113は、第1筐体101aと第2筐体101bが閉じられた状態のときに第1筐体101aの主面と対向する第2筐体101bの先端部における面(第2筐体の主面)の近傍内部に設けられている。第1筐体101a及び第2筐体101bが閉じられたときには永久磁石114がホール素子113に近接するため、ホール素子113が永久磁石114からの磁力を検出して検出信号を制御部120に与える。また、第1筐体101aと第2筐体101bが開かれた状態のときには、永久磁石114がホール素子113から離れているため、ホール素子113が永久磁石114からの磁力を検出できないので検出信号は生成されない。
【0036】
制御部120は、ホール素子113からの検出信号を受けるか否かにより、第1筐体101a及び第2筐体101bの開閉状態を認識することができる。
【0037】
スピーカ117は、音声や着信を報知する着信音等を発声出力するものであり、第1筐体101aに内蔵されている。このスピーカ117から出力される音声や着信音等は、第1放音孔118または第2放音孔119から発せられる。
【0038】
次に、第1放音孔118及び第2放音孔119の配置構成及び作用について詳述する。図1乃至図6に示すように、第1放音孔118は、第1筐体101aのヒンジ部102の副面側に形成されていて、第2放音孔119は、第1筐体101aのヒンジ部102の主面側に形成されている。
【0039】
図1に示すように、第1筐体101aと第2筐体101bが重畳するように閉じた状態では、第1放音孔118は第1筐体101aの副面側に露呈しており、第2放音孔119は、第2筐体101bの主面によって覆われている。そのため、使用者側に露呈している第1放音孔118からのみ音声や着信を報知する着信音等が出力される。また、図2に示すように、第1筐体101aと第2筐体101bが開いた状態では、第1放音孔118は、第2筐体101bの主面によって覆われ、第2放音孔119は、第2筐体101bの主面側に露呈している。そのため、使用者側に露呈している第2放音孔119からのみ音声や着信を報知する着信音等が出力される。
【0040】
すなわち、第1筐体101aと第2筐体101bがヒンジ部102を介して開閉可能に連結された開閉式携帯電話機において、閉じている状態であっても開いている状態であっても、第1放音孔118もしくは第2放音孔119のいずれか一方の放音孔のみを使用者側に露呈させることができるので、音声や着信を報知する着信音等を使用者に着実に伝えることができる。
【0041】
次に、第2操作部107の配置構成及び作用について詳述する。図1に示すように、第2操作部107は第1筐体101aの副面に配設されている。
【0042】
図1に示すように、第1筐体101aの副面側が使用者側に露呈している状態で、第1筐体101aと第2筐体101bが閉じているとき、使用者は第2の表示部116に表示されている文字や画像等の情報を見ることができる。しかし、状況によっては、表示情報を周囲の人に見られたくなかったり電池109を節約したかったりするときがある。このときは、第2操作部107を操作することによって、電源を切ることなく第2の表示部116の表示を非表示にすることができる。また、時計表示、ダウンロードした静止画像や動画像の表示、カメラで撮像した撮像画像や動画像の表示等への切り替えも可能である。
【0043】
次に、このような本発明の第1実施形態に係る開閉式携帯端末装置の使用例について説明する。
【0044】
第1筐体101aと第2筐体101bを閉じた待ち受け状態では、使用者側に第2の表示部116が露出されているが、この第2の表示部116には日付、時刻、電池残容量や受信状態(電界強度を示すマーク)等の情報が表示される。また、これらの情報と共に、ダウンロードした画像(静止画像や動画像)やカメラ部112によって撮影した静止画像や動画像を表示させることができる。さらに、第2の表示部116に表示されている文字や画像等の情報を周囲の人に見られたくないときや、見る必要がないときや電池109の節約をしたいときなどは、第2操作部107の一回の押圧操作によって第2の表示部116を非表示にすることができる。また、非表示の状態より一回の押圧操作によって再表示させることもできる。さらに、時計表示やカメラ部112によって撮影した画像、ダウンロードした画像等の表示に切り替えることもできる。
【0045】
すなわち、第2操作部107の操作により、第2の表示部116を使用者の要求に合った表示及び非表示にすることができる。このとき、図1及び図6に示すように、第1放音孔118は第1筐体101aの副面側に向いていて、第2放音孔119は第2筐体101bの主面によって覆われている。このため、第1筐体101aと第2筐体101bが閉じた状態では、着信音等は第2の表示部116の表示、非表示に関わらず、第1放音孔118から周囲には音が漏れることがなく使用者側にのみ明瞭に伝えられる。また、この閉じた状態でカメラ部112によって撮影した静止画像や動画像を閲覧するビューワーとしても利用でき、この場合の音声等も第1放音孔118から周囲には音が漏れることがなく使用者側にのみ明瞭に伝えられる。
【0046】
通常通話時は、第1筐体101aと第2筐体101bを開いた状態で使用する。このとき、図2及び図5に示すように、第1放音孔118は第2筐体101bの主面によって覆われていて、第2放音孔119が第1筐体101aの主面側に露出する。このため、ハンズフリー機能を使用して筐体から離れた状態で通話するときには、音声等を、使用者側に向いた第2放音孔119から周囲に音が漏れることなく使用者側にのみ明瞭に伝えることができる。なお、開いた状態で受信待ち受け状態とすることもできる。
【0047】
ハンズフリー動作でテレビ電話として使用するときは、通話相手の音声の出力は受話部110よりスピーカ117に切り替えられる。このとき、通常は図2に示すように、第1筐体101aと第2筐体101bは開いた状態で使用する。また、通話相手に使用者の視界方向の景色等の画像を見せたいときには、図3に示すように、開いた状態から第1筐体101aを180°回転させて使用する。この図2及び図3のどちらの状態でも、図5に示すように第1放音孔118は第2筐体101bの主面によって覆われていて、第2放音孔119が第1筐体101aの主面側に露出する。このため、通話相手の音声等を、使用者側に向いた第2放音孔119から周囲に音を漏らすことなく使用者側にのみ明瞭に伝えることができる。
【0048】
またこのとき、第1の表示部115には、通話相手が撮像する撮像画像と、使用者のカメラ部112が撮像する撮像画像を表示する。さらに、カメラ部112が使用者とは反対側に向いているときは、第2操作部107を操作することによって、第1の表示部115に表示されている画像と同様の画像を第2の表示部116に表示させたり非表示にしたりすることができる。これにより、第1の表示部115が使用者とは反対側に向いてしまったときでも、通話相手とカメラ部112が撮影している画像を確認しながらテレビ電話を続行することができる。
【0049】
動画及び静止画の撮影時で、使用者側を撮影したいときは、図2に示すように、第1筐体101aと第2筐体101bを開いた状態で使用する。この場合、第1の表示部115にカメラ部112による撮像画像が表示され、第2の表示部116は非表示である。また、使用者の視界方向を撮影したい場合は、図3に示すように、開いた状態から第1筐体を180°回転させて使用する。この場合、第2の表示部116にカメラ部112による撮像画像が表示される。このときの第1の表示部115の表示/非表示は、第2操作部107によって切り替えることができて、風景等を撮影するときなどは第1の表示部115は非表示でよいし、人物を撮影するときで、被写体の人物が撮像画像を確認しながら撮影したい場合は、第1の表示部115を表示すればよい。
【0050】
着信音や音声等に関する設定をするときは、第1筐体101aと第2筐体101bを開いた状態で使用する。このとき、第1放音孔118は第2筐体101bの主面によって覆われていて、第2放音孔119が第1筐体の主面側101aに露出する。このため、着信音の設定に関する音声等を、使用者側に向いた第2放音孔119から周囲に音を漏らすことなく使用者側にのみ明瞭に伝えることができる。
【0051】
情報提供サーバ等からダウンロードした音楽や、情報記憶媒体に記憶させた音楽等を聴く場合は、第1筐体101aと第2筐体101bを開閉いずれの状態でも使用できる。第1筐体101aと第2筐体101bが開いているとき、第1放音孔118は第2筐体101bの主面によって覆われていて、第2放音孔119が第1筐体101aの主面側に露出する。第1筐体101aと第2筐体101bが閉じているとき、第1放音孔118は第1筐体101aの副面側に露出していて、第2放音孔119は第2筐体101bの主面によって覆われている。このため、開閉何れの状態でも音楽等を使用者側に向いた第1放音孔118または第2放音孔119から周囲に音を漏らすことなく使用者側にのみ明瞭に伝えることができる。
【0052】
なお、本実施形態においては、ヒンジ部102の形状は図1及び図2に示すように、第1筐体101aの一側面の端部中央に形成されている第1ヒンジ部102aと、第2筐体101bの第1操作部106を有する面の一端の両端に形成されている第2ヒンジ部102bで構成され、第2ヒンジ部102bの間に第1ヒンジ部102aが配設されていて、ヒンジ部中心を軸として連結されている。しかし、ヒンジ部102の形状は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、図8及び図9に示す変形例のように、第1筐体101aと第2筐体101bのヒンジ形状が逆になる構成でもよい。この場合、第1ヒンジ部102aが第2筐体101bに形成され、第2ヒンジ部102bが第1筐体101aに形成される構成となる。
【0053】
また、本実施形態においては、カメラ部112は第1筐体101aの第1の表示部115を有する面(主面)に配設されている。しかし、カメラ部112の位置は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、第1筐体101aの第2の表示部116を有する面(副面)に配設されていてもよい。
【0054】
また、本実施形態においては、閉じたときに露出される第2の表示部116は文字情報や画像情報を表示するものとなっている。しかし、例えば、指紋や虹彩による、使用者を特定するための個人認証の機能として使用してもよい。
【0055】
本発明の第1実施形態によれば、開閉式の携帯端末装置において、通常通話、テレビ電話、動画や静止画の撮影及び音楽等を聴く場合など、あらゆる状態において放音孔が使用者側のみに向いているから、常にスピーカから出力される音声等を、周囲に漏れることなく使用者側に向けて発せられることにより明瞭に伝えることができる。
【0056】
また、本発明の第1実施形態によれば、開閉式の携帯端末装置が閉じている状態において、露出している表示部と同一面に配設されている操作部でこの表示部の表示情報を操作できるから、使用者の要求に合った情報、例えば時刻、カメラで撮影した画像やダウンロードなどにより保存されている画像情報などの表示に切り替えることができる。さらに、表示/非表示も操作できるから、露出している表示部を周囲の人に見られたくないときや、電池を節約したいときなどに、簡単な操作で表示部の表示を非表示にすることができる。
【0057】
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態に係る開閉式携帯端末装置の閉じた状態を示す斜視図である。図11は、本発明の第2実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態を示す斜視図である。図12は、本発明の第2実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態を示す正面図である。本発明の第2実施形態においては、本発明の第1実施形態とは、スピーカと放音孔の配置位置のみが異なるものであり、本発明の第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0058】
図10及び図11に示すように、本発明の第2実施形態においては、第3放音孔121及び第4放音孔122が、第2筐体101bの第1操作部106を有する面(主面)の一端の両端部に形成されている第2ヒンジ部102bにおいてそれぞれ配設されている。また、この第3及び第4放音孔121、122に対応してそれぞれスピーカ117が設けられ、これらのスピーカ117からステレオ音が出力される。
【0059】
本発明の第2実施形態によれば、第1実施の形態と同様に、開閉式の携帯端末装置において、通常通話、テレビ電話、動画や静止画の撮影及び音楽等を聴く場合など、あらゆる状態において放音孔が使用者側のみに向いているから、常にスピーカから出力される音声等を、周囲に漏れることなく使用者側に向けて発せられることにより明瞭に伝えることができる。さらに、第2実施形態では、一対の放音孔が離れて配置されており、ステレオシステムの一対のスピーカのように配設されるので、ステレオ音は効果的に出力されるようになる。
【0060】
(第3実施形態)
図13は、本発明の第3実施形態に係る開閉式携帯端末装置の閉じた状態を示す斜視図である。図14は、本発明の第3実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態を示す斜視図である。本発明の第3実施形態においては、本発明の第1実施形態とは、スピーカの放音孔の配置位置のみが異なるものであり、本発明の第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0061】
図13に示すように、第1筐体101aは、折り畳んだときに第2筐体101bに覆われる領域と常に露呈される領域とを有し、この露呈される領域にスピーカ117及び放音孔131を配設したものである。従って、図13の閉じた状態及び図14の開いた状態の開閉何れの状態においても、第1及び第2実施形態と同様に、常に使用者側に放音孔を向けることができるため、前述した多くの効果を有する。
【0062】
以上説明した本発明の実施の形態によれば、開閉式の携帯端末装置において、通常通話、テレビ電話、静止画像や動画像の撮影及び音楽等を聴く場合など、開閉何れの状態においても放音孔を使用者側へ向けることができるので、常にスピーカから出力される音声等を、周囲に漏れることなく使用者側に向けて発せられることによって明瞭に伝えることができる。また、一対のスピーカ及び放音孔を配設することで、ステレオ音を効果的に出力することができる。
【0063】
また、開閉式の携帯端末装置が閉じている状態において、露出している表示部と同一面に配設されている操作部でこの表示部の表示情報を操作できるので、使用者の要求に合った情報、例えば時刻、カメラで撮影した画像やダウンロードなどにより保存されている画像情報などの画面に切り替えることができる。さらに、表示/非表示も操作できるから、露出している表示部を周囲の人に見られたくないときや、電池を節約したいときなどに、簡単な操作で表示部の表示を非表示にすることで目的を達せられる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、開閉いずれの状態であっても使用者側に放音孔を向けることで、使用者には放音孔から導かれる音声等が明瞭に聞こえるようにすることができる。また、表示部が露呈されるように閉じた状態でも使用者には放音孔から導かれる音声等が明瞭に聞こえるようにし、しかも、表示部に表示された表示情報が他人から見られたくない場合、簡単な操作で表示された表示情報を覗かれることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る開閉式携帯端末装置の閉じた状態を示す斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態を示す斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態で第1筐体を180度回転させた状態を示す斜視図。
【図4】本発明の第1実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態を示す正面図。
【図5】本発明の第1実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態における横断面図。
【図6】本発明の第1実施形態に係る開閉式携帯端末装置の閉じた状態における横断面図。
【図7】本発明の第1実施形態に係る携帯電話機の電気的構成を示すブロック図。
【図8】本発明の実施形態に係る開閉式携帯端末装置のヒンジ部の形状を変更した例の閉じた状態を示す斜視図。
【図9】本発明の実施形態に係る開閉式携帯端末装置のヒンジ部の形状を変更した例の開いた状態を示す斜視図。
【図10】本発明の第2実施形態に係る開閉式携帯端末装置の閉じた状態を示す斜視図。
【図11】本発明の第2実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態を示す斜視図。
【図12】本発明の第2実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態を示す正面図。
【図13】本発明の第3実施形態に係る開閉式携帯端末装置の閉じた状態を示す斜視図。
【図14】本発明の第3実施形態に係る開閉式携帯端末装置の開いた状態を示す斜視図。
【符号の説明】
101 筐体
101a 第1筐体
101b 第2筐体
102 ヒンジ部
102a 第1ヒンジ部
102b 第2ヒンジ部
103 アンテナ
104 送受信部
105 バイブレータ部
106 第1操作部
107 第2操作部
108 情報記録部
109 電池
110 受話部(レシーバ)
111 送話部(マイクロフォン)
112 カメラ部
113 ホール素子
114 永久磁石
115 第1の表示部
116 第2の表示部
117 スピーカ
118 第1放音孔
119 第2放音孔
120 制御部
121 第3放音孔
122 第4放音孔
131 放音孔

Claims (2)

  1. 画像を表示する第1表示部と第2表示部を有する第1筐体と、
    第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを連結するヒンジ部と、
    前記第2筐体に設けられたスピーカと、
    前記ヒンジ部に設けられ、前記スピーカから出力される音を筐体外に導く放音部とを備え、
    前記第1表示部が隠れ、かつ前記第2表示部が露呈するよう前記第1筐体と前記第2筐体を閉じた第1状態及び前記第1表示部が露呈されるように前記第1筐体と前記第2筐体を開いた第2状態で、前記放音部が露出され、
    前記第2状態の場合、前記スピーカは前記第1表示部が表示する画像と関連する音声を出力し、
    前記第1状態の場合、前記スピーカは前記第2表示部が表示する画像と関連する音声を出力する開閉式携帯端末装置。
  2. 前記第1表示部の前方を撮影するカメラ部を設け、前記カメラ部が撮影した撮像画像を前記第1表示部に表示する請求項1記載の開閉式携帯端末装置。
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