JP4667227B2 - 携帯電話機 - Google Patents

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本発明は、携帯電話機に係り、さらに詳しくは、表示画面が形成された表示筐体が回転可能に保持された携帯電話機の改良に関する。
表示画面が形成された表示筐体と、多数の操作キーが配置された操作筐体とを備え、表示筐体が表示画面に水平な面内で操作筐体により回転可能に保持された携帯電話機が知られている(例えば、特許文献1,2)。
この種の携帯電話機では、例えば、表示画面が長方形形状に形成されており、操作筐体に対して表示筐体を回転させることにより、表示画面の長手方向を上下方向として表示を行う縦長状態と、表示画面の短手方向を上下方向として表示を行う横長状態とに切り替えて使用することができるようになっている。
表示筐体は、操作筐体に対向するように折り畳み可能に保持されている。したがって、この種の携帯電話機では、表示筐体が縦長状態で操作筐体に対向するように折り畳まれた場合には、すべての操作キーに表示筐体が対向して、いずれの操作キーも操作することができなくなる。これに対して、表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合には、いくつかの操作キーのみが表示筐体に対向し、他の操作キーは操作可能な状態となる。
特開2003−319043号公報 特開2004−215180号公報
上記のように、表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合には、いくつかの操作キーのみが表示筐体に対向し、他の操作キーは露出した状態となるので、その状態のまま携帯電話機を持ち歩いた場合などには、露出している操作キーが誤操作されてしまうおそれがある。
一方、テレビ放送を視聴するためのアプリケーションや音楽を再生するためのアプリケーションのように、音声の出力を伴うアプリケーションを起動させているときには、表示筐体が横長状態で折り畳まれているときに露出している操作キーを用いて、そのアプリケーションに対応する操作を行うことができれば便利である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に操作キーの誤操作を防止することができる携帯電話機を提供することを目的とする。また、本発明は、表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に利便性を向上させることができる携帯電話機を提供することを目的とする。
第1の本発明による携帯電話機は、第1筐体面に表示画面が形成された長方形の表示筐体と、第2筐体面に2以上の操作キーが形成された操作筐体と、上記表示筐体を縦長状態及び横長状態となるように上記表示画面に水平な面内で回転可能に保持するとともに、上記表示筐体の第1筐体面を上記操作筐体の第2筐体面に対向するように折り畳み可能に保持する保持手段と、音声を出力するための音声出力手段と、上記表示筐体が折り畳まれた状態で横長状態から縦長状態へ遷移したことに基づいて、上記音声出力手段からの音声の出力を停止させる音声制御手段とを備え、上記表示筐体が折り畳まれた場合に、縦長状態では、上記操作筐体及び上記表示筐体の長手方向の向きが一致し、横長状態では、上記操作筐体及び上記表示筐体の長手方向の向きが直交するように構成される。

このような構成により、表示筐体が横長状態で折り畳まれて音声が出力されているときに、表示筐体を折り畳まれた状態のまま横長状態から縦長状態まで回転させるだけで、音声の出力を停止させることができるので、利便性を向上させることができる。
第2の本発明による携帯電話機は上記表示画面にバックライトを点灯させるバックライト点灯手段と、上記音声出力手段から音声を出力しているときに上記表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に、音声は出力している状態で上記バックライトを消灯状態とするバックライト制御手段と、上記操作キーの操作に対して実行される処理の割り当てを記憶しているキー割り当て記憶手段と、上記操作キーの操作に対して、上記キー割り当て記憶手段に記憶されている処理の実行を制限するキー操作制限手段とを備え、上記表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に、上記操作筐体における上記2以上の操作キーの一部が、上記表示筐体の第1筐体面に対向し、上記キー操作制限手段は、上記音声出力手段から音声を出力しているときに上記表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に、上記第1筐体面に対向しない操作キーに、上記音声出力手段から出力する音量を調整するための処理を割り当てるように構成される。
このような構成により、音声を出力しているときに表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合には、表示筐体の第1筐体面に対向しない操作キーを用いて音量を調整することができるので、利便性を向上させることができる。このとき、表示画面のバックライトは消灯状態とされるので、消費電力を低減させることができる。
第3の本発明による携帯電話機は、第1筐体面に表示画面が形成された長方形の表示筐体と、第2筐体面に2以上の操作キーが形成された操作筐体と、上記表示筐体を縦長状態及び横長状態となるように上記表示画面に水平な面内で回転可能に保持するとともに、上記表示筐体の第1筐体面を上記操作筐体の第2筐体面に対向するように折り畳み可能に保持する保持手段と、テレビ放送波を受信するテレビ放送受信手段と、受信したテレビ放送波に基づいてテレビ画像を上記表示画面に表示させるテレビ画像表示手段と、上記表示筐体を横長状態としてテレビ画像を表示しているときに、上記表示筐体を横長状態のまま折り畳む操作と、上記第1筐体面に対向しない操作キーの操作とが組み合わせて行われた場合に、そのとき受信していたテレビ放送波に基づく信号を無線送信する無線送信手段とを備え、上記表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に、上記操作筐体における上記2以上の操作キーの一部が、上記表示筐体の第1筐体面に対向するように構成される。
このような構成により、表示筐体を横長状態としてテレビ放送を視聴しているときに、表示筐体を横長状態のまま折り畳む操作と、第1筐体面に対向しない操作キーの操作とを組み合わせて行うだけで、そのとき受信していたテレビ放送波に基づく信号を無線送信することができる。したがって、例えば、受信していたテレビ放送波のチャンネル番号を無線送信するような構成とすれば、そのチャンネル番号を家庭用テレビで受信して、当該家庭用テレビで引き続きテレビ放送を視聴することができるので、利便性をさらに向上させることができる。
の本発明による携帯電話機は、上記操作キーの操作に対して実行される処理の割り当てを記憶しているキー割り当て記憶手段と、上記操作キーの操作に対して、上記キー割り当て記憶手段に記憶されている処理の実行を制限するキー操作制限手段とを備え、上記キー操作制限手段は、上記表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に、上記第1筐体面に対向しない操作キーの操作に対して、上記キー割り当て記憶手段に記憶されている処理の実行を制限するように構成される。
このような構成により、表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に、表示筐体の第1筐体面に対向しない操作キーの操作に対する処理の実行を制限することができるので、露出した操作キーに対する誤操作を防止することができる。

本発明によれば、表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に、表示筐体の第1筐体面に対向しない操作キーの操作に対する処理の実行を制限することができるので、露出した操作キーに対する誤操作を防止することができる。このとき、第1筐体面に対向しない操作キーに、音声出力手段から出力する音量を調整するための処理を割り当てれば、音声を出力しているときに表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合には、表示筐体の第1筐体面に対向しない操作キーを用いて音量を調整することができるので、利便性を向上させることができる。
また、表示筐体を横長状態としてテレビ放送を視聴しているときに、表示筐体を横長状態のまま折り畳む操作と、第1筐体面に対向しない操作キーの操作とが組み合わせて行われた場合に、そのとき受信していたテレビ放送波に基づく信号を無線送信するような構成とすれば、受信していたテレビ放送波のチャンネル番号を無線送信して家庭用テレビで受信することにより、当該家庭用テレビで引き続きテレビ放送を視聴することができ、利便性をさらに向上させることができる。
また、表示筐体が横長状態で折り畳まれているときに、第1筐体面に対向しない操作キーの操作と、表示筐体を折り畳まれた状態から開く操作とが組み合わせて行われた場合に、その操作キーに対応する画像を表示画面に表示させるような構成としても、利便性をさらに向上させることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による携帯電話機1の一例を示した斜視図であり、筐体を閉じた状態を示している。図2は、図1の携帯電話機1の筐体を展開した状態を示した斜視図である。この携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機であり、それぞれ長方形形状に形成された表示筐体2及び操作筐体5がヒンジ部3を介して連結され、表示筐体2及び操作筐体5の筐体面を対向させた状態で折り畳むことができるようになっている。
表示筐体2には、折り畳んだ状態で操作筐体5に対向する内面にメイン表示部2a及び受話用レシーバ8が配置されている。メイン表示部2aは、長方形形状に形成されており、その長手方向が表示筐体2の長手方向と一致するように配置されている。受話用レシーバ8は、表示筐体2におけるヒンジ部3と反対側の端部に配置されている。
操作筐体5には、折り畳んだ状態で表示筐体2に対向する内面に多数の操作キー4及び送話用マイクロホン7が配置されている。多数の操作キー4には、他の通信端末に対して呼び出しを行うためのキーや、各種設定操作を行うためのキーが含まれる。より具体的には、操作筐体5の内面におけるヒンジ部3側には、メニューキーなどの設定操作を行うためのキーが配置されており、ヒンジ部3と反対側には、テンキーなどの呼び出し時に操作されるキーが配置されている。送話用マイクロホン7は、操作筐体5におけるヒンジ部3と反対側の端部に配置されている。
このような折り畳み式携帯電話機1は、コンパクトに折り畳んだ状態で携帯することができ、筐体を展開させれば、メイン表示部2aの表示を見ながら、操作キー4を押下操作することができる。また、この携帯電話機1は、図2に示すようにメイン表示部2aを縦長状態として表示筐体2の内面に耳を当てることにより、送話用マイクロホン7に口を近づけるとともに、受話用レシーバ8に耳を近づけて、良好に通話を行うことができるようになっている。
すなわち、より品質のよい音声を送受信するためには、送話用マイクロホン7に口を近づけるとともに、受話用レシーバ8に耳を近づけるのが好ましく、そのためには、送話用マイクロホン7と受話用レシーバ8の距離をある程度確保する必要がある。本実施の形態の携帯電話機1では、送話用マイクロホン7を操作筐体5におけるヒンジ部3と反対側の端部に配置し、受話用レシーバ8を表示筐体2におけるヒンジ部3と反対側の端部に配置することにより、縦長状態としたときの送話用マイクロホン7と受話用レシーバ8の距離を確保することができるようになっている。
ヒンジ部3は、操作筐体5に対して回動可能に連結される連結部3aと、表示筐体2の外面に対向して表示筐体2を保持する保持部3bとが一体的に形成された構成を有している。連結部3aは、保持部3bの一端部において互いに一定間隔を隔てて突出するように形成された2つの円筒体からなる。操作筐体5の内面における長手方向の一端部には、短手方向に延びるように円筒体6が形成されており、この円筒体6が2つの連結部3aの間に同一軸線上に配置され、互いに回転可能に取り付けられることにより、ヒンジ部3が操作筐体5に対して回動可能に連結されている。
保持部3bは、矩形の板状に形成され、メイン表示部2aを縦長状態としたときに、表示筐体2の外面におけるヒンジ部3側の半分程度に対向する。保持部3bは、表示筐体2をメイン表示部2aに水平な面内で回転可能に保持しており、表示筐体2は、操作筐体5に対する傾斜角度を保った状態で回転できるようになっている。保持部3bの表示筐体2と反対側の外面には、主に筐体を閉じた状態で表示を行うためのサブ表示部11が配置されている。
図3は、図2の携帯電話機1の表示筐体2を回転させた状態を示した斜視図であり、正面から見て図2の状態から時計回りに約45°回転させた状態を示している。図4は、図2の携帯電話機1の表示筐体2を回転させた状態を示した斜視図であり、正面から見て図2の状態から時計回りに90°回転させた状態を示している。ユーザは、操作筐体5を把持した状態で、表示筐体2をメイン表示部2aに水平な面内において90°の角度範囲内で回転させることにより、図2に示した縦長状態と図4に示した横長状態との間で表示筐体2を回転させることができる。
この携帯電話機1では、テレビ放送を視聴することができるようになっており、図2に示す状態から表示筐体2を回転させ、図3の状態を経て、図4に示すようにメイン表示部2aを横長状態とすることにより、テレビ画像のアスペクト比に合致した横長状態のメイン表示部2aにテレビ画像を良好に表示させることができる。メイン表示部2aは、長辺と短辺の比が16:9となる長方形形状に形成されており、この比は、一般的なテレビ放送に用いられるテレビ画像のアスペクト比と一致している。
図2の状態から表示筐体2を時計回りに回転させる場合、図3に示した状態となるまでは、ヒンジ部3の保持部3b内に備えられた付勢手段により、表示筐体2に対して反時計回りに付勢力が作用するようになっている。したがって、図2の状態では、表示筐体2に対して反時計回りに作用する付勢力によって、外力が作用しない限り表示筐体2が図2の状態のまま維持されるようになっている。
一方、図3の状態を超えて表示筐体2をさらに時計回りに回転させると、表示筐体2に作用する付勢力が時計回りに切り替わり、図4に示した状態で表示筐体2が係止される。これにより、外力が作用しない限り表示筐体2が図4の状態のまま維持されるようになっている。
本実施の形態では、表示筐体2は一定位置に固定された回転軸を中心に回転するのではなく、表示筐体2の回転に伴って移動する回転軸を中心に回転するようになっている。これにより、図2に示すように長手方向の一端部が操作筐体5に近接した縦長状態の表示筐体2を90°回転させても、図4に示すように表示筐体2の短手方向の一端部が操作筐体5に近接し、コンパクトに横長状態とされたメイン表示部2aにテレビ画面を表示させてテレビ放送を視聴することができるようになっている。
また、操作筐体5を把持した状態のまま表示筐体2を縦長状態から横長状態に回転させることにより、携帯電話機1を持ち替えることなくテレビ放送を視聴することができる。このとき、表示筐体2に作用する付勢力により、表示筐体2を縦長状態と横長状態との間でスムーズに切り替えることができるようになっている。
図5〜図7は、図2〜図4の状態における携帯電話機1の背面図であり、それぞれ保持部3b内の構造を透視した状態で示している。また、図8〜図10は、図2〜図4の状態におけるヒンジ部3の正面図である。図5及び図8は、図2に示す縦長状態に対応し、図6及び図9は、表示筐体2を約45°回転させた図3に示す状態に対応し、図7及び図10は、図4に示す横長状態に対応している。
保持部3b内には、矩形形状の保持板16が配置されており、この保持板16に表示筐体2が回転可能に保持されている。保持板16には、横方向に円弧状に延びる円弧孔12と、縦方向に直線状に延びる直線孔14とが形成されている。円弧孔12の中央部の頂点は、直線孔14の一端部に近接しており、この頂点における法線方向に直線孔14が延びている。
円弧孔12及び直線孔14には、それぞれ表示筐体2の背面側に形成された摺動軸13及び回転軸15が回転可能に係合している。摺動軸13及び回転軸15は、表示筐体2の背面に固定された軸保持部材18に一体的に形成されており、それぞれ表示筐体2の中心に対してずれた位置に互いに一定間隔を隔てて配置されている。この軸保持部材18は、保持部3bの前面に形成された開口3dを介して、保持部3b内の保持板16に係合している。
軸保持部材18は、付勢手段としてのばねの一例である捩りコイルばね20を介して、保持板16に固定されている。捩りコイルばね20は、その一端部が軸保持部材18の摺動軸13に結合されるとともに、他端部が保持板16に形成された取付軸19に結合されている。取付軸19は、円弧孔12の頂点に対する法線上に回転可能に配置されている。表示筐体2には、ヒンジ部3側から延びるフレキシブル基板21の端部が回転軸15の近傍において取り付けられており、このフレキシブル基板21を介して、表示筐体2と操作筐体5とが電気的に接続されている。
図5及び図8に示す縦長状態では、回転軸15が直線孔14の下端に当接し、摺動軸13が円弧孔12の一端に当接している。この状態では、捩りコイルばね20により摺動軸13が円弧孔12の一端側に付勢されており、外力が作用しない限り表示筐体2がこの状態のまま維持されるようになっている。
この状態から表示筐体2をヒンジ部3に対して回転させると、回転軸15が直線孔14に沿って上方へ移動するとともに、摺動軸13が円弧孔12に沿って他端側へ移動する。このとき、捩りコイルばね20も取付軸19を中心に回転し、その一端部と他端部とが互いに近接するように縮められる。そして、図6及び図9に示すように表示筐体2が約45°回転された状態では、回転軸15が直線孔14の上端に当接し、摺動軸13が円弧孔12の頂点に到達する。
この状態では、捩りコイルばね20の一端部と他端部とが最も近接した状態となり、さらに表示筐体2が回転されると、摺動軸13及び取付軸19の左右の位置が逆転し、捩りコイルばね20の一端部と他端部とが再び離れていく。したがって、表示筐体2は、図6及び図9に示す回転位置を超えて回転されると、その後は捩りコイルばね20の付勢力によってさらに回転され、図7及び図10に示すような横長状態となる。
表示筐体2が横長状態のときには、回転軸15が直線孔14の下端に当接し、摺動軸13が円弧孔12の他端に当接している。この状態では、捩りコイルばね20により摺動軸13が円弧孔12の他端側に付勢されており、外力が作用しない限り表示筐体2がこの状態のまま維持されるようになっている。
図11は、表示筐体2を横長状態で折り畳んだ場合の携帯電話機1の平面図である。図11に示すように、表示筐体2を横長状態で折り畳むと、操作筐体5の内面に配置された多数の操作キー4のうちの一部が表示筐体2の内面に対向し、それ以外の操作キー4が露出した状態となる。本実施の形態では、表示筐体2を横長状態で折り畳むと、多数の操作キー4のうちヒンジ部3と反対側に配置されたテンキーの一部を含む操作キー4、より具体的には、「7」、「8」、「9」、「*」、「0」、「♯」の6つの操作キー4が露出した状態となる。
図12は、この携帯電話機1の電気的構成の一例を示したブロック図である。この携帯電話機1は、上述したメイン表示部2a、サブ表示部11、受話用レシーバ8、送話用マイクロホン7及び操作キー4に加えて、スピーカ9、外部入出力端子10、セルラー通信部23、テレビ放送受信部24、回転位置検知部25、開閉検知部26及びキー割り当て記憶部27を備えており、それらの動作が、プロセッサからなる制御部30により制御されるようになっている。
メイン表示部2a及びサブ表示部11には、それぞれバックライト装置2b,11bが備えられている。これらのバックライト装置2b,11bが、メイン表示部2a及びサブ表示部11の各表示画面を裏側から照明することにより、各表示画面にバックライトを点灯させることができるようになっている。
スピーカ9は、受話用レシーバ8から出力される場合よりも音声を増幅して出力することにより、表示筐体2から耳を離した状態で音声を聞くことができるようにするためのものである。また、外部出力端子10にイヤホンマイクなどの外部入出力装置22を接続すれば、その外部入出力装置22を介して音声を入出力することができる。受話用レシーバ8、スピーカ9及び外部入出力端子10は、それぞれ音声出力手段を構成している。
ここで、受話用レシーバ8は、表示筐体2の内面にユーザが耳を当てた状態で使用されるのに対して、スピーカ9及び外部入出力端子10は、表示筐体2の内面からユーザが耳を離した状態で使用される。したがって、メイン表示部2aに対するテレビ画像などの表示は、スピーカ9や外部入出力端子10を使用しているときには見ることができるが、受話用レシーバ8を使用しているときには見ることができない。
スピーカ9を用いて相手方電話機との間で通話を行う場合には、相手方電話機からの音声が増幅されてスピーカ9から出力されるとともに、送話用マイクロホン7からの入力信号が増幅されることにより、携帯電話機1を把持することなく、いわゆるハンズフリーで通話を行うことができる。このとき、送話用マイクロホン7からの入力信号は、ハウリングを防止するためのキャンセル回路に入力されるようになっている。受話用レシーバ8による通常の通話とハンズフリーによる通話との切り替えは、操作キー4の操作により行うことができる。
外部入出力端子10には、外部入出力装置22の接続端子を着脱することができるようになっており、接続端子の着脱に基づいて、受話用レシーバ8による通常の通話と外部入出力装置22による通話とが切り替えられるようになっている。すなわち、外部入出力装置22の接続端子を外部入出力端子10に取り付けることにより、通常の通話から外部入出力装置22による通話に切り替えることができ、外部入出力装置22の接続端子を外部入出力端子10から取り外すことにより、受話用レシーバ8による通常の通話に戻すことができる。
セルラー通信部23は、通信用アンテナ23aを介して基地局との間で電波の送受信を行うことにより、通話音の送受信を行っている。相手方電話機との間で通話状態が確立された状態では、ユーザの通話音に基づく音声信号がセルラー通信部23から送信され、相手方電話機からの通話音に基づく音声信号がセルラー通信部23で受信されることにより、通話音がリアルタイムで送受信される。
テレビ放送受信部24は、テレビ放送受信用アンテナ24aを介して、テレビ局から発信されているテレビ放送波を受信するためのものである。テレビ局から発信されているテレビ放送波には、アナログ放送に対応したアナログ放送波と、デジタル放送に対応したデジタル放送波とが含まれている。このテレビ放送受信部24が受信するデジタル放送波は、一般のデジタルハイビジョン放送波の一定帯域に割り当てられた携帯電話機向けの1セグメント放送波であり、テレビ画像及びテレビ音声に加えて、そのテレビ画像に対応する字幕や関連する記事などの文字情報、受信電波の周波数帯に応じたチャンネル番号などが含まれている。
テレビ放送受信部24で受信したテレビ放送波に基づいて、メイン表示部2aにテレビ画像を表示するとともに、そのテレビ画像に対応するテレビ音声をスピーカ9又は外部入出力端子10から出力することにより、テレビ放送を視聴することができる。また、テレビ放送波に含まれる文字情報を抽出してメイン表示部2aに表示させることにより、テレビ画像とともに字幕などの文字情報を表示させることができる。また、テレビ放送波に基づくテレビ画像やテレビ音声をメモリ(図示せず)に記憶させれば、テレビ放送を録画することができる。
回転位置検知部25及び開閉検知部26は、例えば機械的又は電気的なスイッチにより構成されている。回転位置検知部25は、ユーザによる表示筐体2の回転操作を検出することにより、表示筐体2の回転位置を検知する。一方、開閉検知部26は、ユーザによる表示筐体2の開閉操作を検出することにより、表示筐体2が折り畳まれた状態であるか否かを検出する。
キー割り当て記憶部27は、操作キー4の操作に対して実行される処理の割り当てを記憶している。キー割り当て記憶部27には、表示筐体2が開かれているときの各操作キー4に対する処理の割り当てを記憶している開状態キー割り当て記憶部27aと、表示筐体2が横長状態で折り畳まれているときの各操作キー4に対する処理の割り当てを記憶している閉状態キー割り当て記憶部27bとが備えられている。
図13は、表示筐体2を回転及び開閉させたときの動作について説明するためのブロック図である。本実施の形態において、制御部30は、プログラム処理を実行することにより、画面表示制御部31、音声制御部32及びキー操作処理部33として機能する。
画面表示制御部31は、メイン表示部2aの表示画面に対する表示を制御している。画面表示制御部31には、バックライト制御部34が備えられており、このバックライト制御部34がメイン表示部2aのバックライト装置2bを制御することにより、メイン表示部2aの表示画面に対してバックライトを点灯又は消灯することができるようになっている。また、音声制御部32は、スピーカ9及び外部入出力端子10から出力される音声を制御している。
画面表示制御部31は、テレビ放送受信部24で受信したテレビ放送波に基づいて、テレビ画像をメイン表示部2aに表示させる。また、音声制御部32は、テレビ放送受信部24で受信したテレビ放送波に基づいて、テレビ画像に対応するテレビ音声をスピーカ9又は外部入出力端子10から出力させる。すなわち、テレビ放送の視聴時には、画面表示制御部31が、テレビ画像をメイン表示部2aに表示させるためのテレビ画像表示手段となり、音声制御部32が、テレビ音声をスピーカ9又は外部入出力端子10から出力させるためのテレビ音声出力手段となる。
キー操作処理部33は、キー割り当て記憶部27に記憶されている割り当てに基づいて、操作キー4の操作に対する処理を行う。本実施の形態において、キー操作処理部33は、表示筐体2が開かれた状態のときには、開状態キー割り当て記憶部27aに記憶されている割り当てに基づいて処理を行い、表示筐体2が横長状態で折り畳まれているときには、閉状態キー割り当て記憶部27bに記憶されている割り当てに基づいて処理を行う。このように、キー操作処理部33は、表示筐体2が横長状態で折り畳まれているときには、開状態キー割り当て記憶部27aに記憶されている処理の実行を制限して、閉状態キー割り当て記憶部27bに記憶されている処理を行うキー操作制限手段である。
表示筐体2が開かれた状態のときには、開状態キー割り当て記憶部27aに記憶されている割り当てに基づいて、操作筐体5の内面に配置されているすべての操作キー4に対して、それぞれ異なる処理が割り当てられる。一方、表示筐体2が横長状態で折り畳まれているときには、閉状態キー割り当て記憶部27bに記憶されている割り当てに基づいて、操作筐体5の内面に配置されている多数の操作キー4のうち、図11に示すように露出している6つの操作キー4に対して、それぞれ異なる処理が割り当てられる。
画面表示制御部31、音声制御部32及びキー操作処理部33は、回転位置検知部25及び開閉検知部26からの検知信号に基づいて処理を行う。画面表示制御部31は、操作キー4の操作によりキー操作処理部33から入力される信号に基づいて、メイン表示部2aに表示しているテレビ画像のチャンネルを変更する。また、音声制御部32は、操作キー4の操作によりキー操作処理部33から入力される信号に基づいて、スピーカ9又は外部入出力端子10から出力する音量を制御する。
図14は、テレビ放送の視聴中に表示筐体2が折り畳まれたときに行われるキー割り当て処理の一例を示したフローチャートである。テレビ放送の視聴中に表示筐体2が折り畳まれると、開閉検知部26からの検知信号に基づいて、画面表示制御部31のバックライト制御部34が、メイン表示部2aのバックライト装置2bを消灯状態とし(ステップS101)、メイン表示部2aに対するテレビ画像の表示が停止される。
このとき、回転位置検知部25からの検知信号に基づいて、表示筐体2が縦長状態と検知された場合(ステップS102でNo)、すなわち表示筐体2が縦長状態で折り畳まれている場合には、音声制御部32がテレビ音声の出力を停止させる(ステップS107)。これにより、テレビ画像及びテレビ音声の出力がいずれも停止した状態となり、テレビ放送を視聴するためのアプリケーションが停止状態となる。
一方、回転位置検知部25からの検知信号に基づいて、表示筐体2が横長状態と検知された場合(ステップS102でYes)、すなわち表示筐体2が横長状態で折り畳まれている場合には、音声制御部32がテレビ音声の出力を継続した状態のまま(ステップS103)、キー操作処理部33が、各操作キー4に対する処理の割り当てを開状態キー割り当て記憶部27aから閉状態キー割り当て記憶部27bに切り替える(ステップS104)。
本実施の形態の閉状態キー割り当て記憶部27bにおいて、「7」の操作キー4には、音量を段階的に減少させるための処理が割り当てられ、「9」の操作キー4には、音量を段階的に増加させるための処理が割り当てられている。「*」の操作キー4には、テレビ放送のチャンネル番号を段階的に増加させるための処理が割り当てられ、「♯」の操作キー4には、テレビ放送のチャンネル番号を段階的に減少させるための処理が割り当てられている。また、「8」及び「0」の操作キー4には、予め設定されている任意のチャンネル番号を選択する処理が割り当てられている。
したがって、表示筐体2を横長状態としてテレビ放送を視聴していたユーザは、表示筐体2を横長状態のまま折り畳んだ後も継続してテレビ音声を聞くことができ、露出した6つの操作キー4を操作することにより、テレビ音声の音量を調整したり、チャンネルを選択したりすることができる。
その後、表示筐体2が折り畳まれた状態のまま横長状態から縦長状態へ回転され(ステップS105でYes)、回転検知部25及び開閉検知部26から音声制御部32に検知信号が入力されると、音声制御部32はテレビ音声の出力を停止させる(ステップS106)。これにより、テレビ画像及びテレビ音声の出力がいずれも停止した状態となり、テレビ放送を視聴するためのアプリケーションが停止状態となる。
本実施の形態では、表示筐体2が横長状態で折り畳まれた場合に、表示筐体2の内面に対向しない操作キー4の操作に対して、開状態キー割り当て記憶部27aに代えて、閉状態キー割り当て記憶部27bにより割り当てられている処理を実行することができる。これにより、開状態キー割り当て記憶部27aにより割り当てられている処理の実行を制限することができるので、露出した操作キー4に対する誤操作を防止することができる。
例えば、本実施の形態のように、露出した操作キー4に対して、テレビ音声の音量を調整したり、チャンネルを選択したりするための処理を割り当てれば、これらの操作キー4の誤操作によって、開状態キー割り当て記憶部27aに割り当てられている処理が実行され、他の通信端末に対して予期せず呼び出しを行ってしまうといった事態を防止できる。
また、テレビ放送を視聴しているときに表示筐体2が横長状態で折り畳まれた場合には、「7」及び「9」の操作キー4を用いてテレビ音声の音量を調整したり、他の露出している操作キー4を用いてチャンネルを選択したりすることができるので、利便性を向上させることができる。このとき、メイン表示部2aのバックライトは消灯状態とされるので、消費電力を低減させることができる。
また、表示筐体2が横長状態で折り畳まれてテレビ音声が出力されているときに、表示筐体2を折り畳まれた状態のまま横長状態から縦長状態まで回転させるだけで、テレビ音声の出力を停止させ、テレビ放送を視聴するためのアプリケーションを停止状態とすることができるので、利便性をさらに向上させることができる。
実施の形態2.
実施の形態2の携帯電話機1は、他の通信端末との間で、いわゆる近距離通信を行うことができるようになっている。実施の形態1では、表示筐体2が横長状態で折り畳まれたときに、露出している操作キー4に対して、テレビ音声の音量を調整したり、チャンネルを選択したりするための処理が割り当てられるような構成について説明したが、実施の形態2では、露出している操作キー4に対して、近距離通信を行うための処理が割り当てられるようになっている点が異なる。
図15は、本発明の実施の形態2による携帯電話機1の電気的構成の一例を示したブロック図である。本実施の形態の携帯電話機1は、実施の形態1の携帯電話機1とほぼ同様の電気的構成を有しているが、近距離通信を行うための近距離通信部28を備えている点、及びキー割り当て処理の内容が異なっている。したがって、実施の形態1と同様の構成については、図に同一符号を付して詳細な説明を省略することとする。
近距離通信部28は、赤外線通信などにより、セルラー通信部23において送受信する無線信号よりも到達距離の短い無線信号を送信する無線送信手段である。この近距離通信部28が近距離通信により送信する無線信号の到達範囲は、例えば数m〜数十m以下である。
図16は、表示筐体2を回転及び開閉させたときの動作について説明するためのブロック図である。本実施の形態において、制御部30は、プログラム処理を実行することにより、画面表示制御部31、音声制御部32、キー操作処理部33及びチャンネル番号抽出部35として機能する。
チャンネル番号抽出部35は、テレビ放送受信部24で受信したテレビ放送波に基づいて、そのテレビ放送のチャンネル番号を抽出する。キー操作処理部33は、回転位置検知部25、開閉検知部26及び操作キー4からの入力信号に基づいて、チャンネル番号抽出部35で抽出されたチャンネル番号を近距離通信部28から送信する。
図17は、テレビ放送の視聴中に表示筐体2が折り畳まれたときに行われるキー割り当て処理の一例を示したフローチャートである。テレビ放送の視聴中に表示筐体2が折り畳まれると、開閉検知部26からの検知信号に基づいて、画面表示制御部31のバックライト制御部34が、メイン表示部2aのバックライト装置2bを消灯状態とし(ステップS201)、メイン表示部2aに対するテレビ画像の表示が停止される。また、音声制御部32が、テレビ音声の出力を停止させる(ステップS202)。これにより、テレビ画像及びテレビ音声の出力がいずれも停止した状態となり、テレビ放送を視聴するためのアプリケーションが停止状態となる。
このとき、回転位置検知部25からの検知信号に基づいて、表示筐体2が横長状態と検知された場合(ステップS203でYes)、すなわち表示筐体2が横長状態で折り畳まれている場合には、キー操作処理部33が、各操作キー4に対する処理の割り当てを開状態キー割り当て記憶部27aから閉状態キー割り当て記憶部27bに切り替える(ステップS204)。
本実施の形態の閉状態キー割り当て記憶部27bには、表示筐体2を横長状態で折り畳んだときに露出する操作キー4のいずれかに、近距離通信でチャンネル番号を送信する処理が割り当てられている。すなわち、表示筐体2が横長状態で折り畳まれた後、一定時間内にその操作キー4が操作されると(ステップS206でNo、ステップS205でYes)、それまで視聴していたテレビ放送のチャンネル番号がチャンネル番号抽出部35により抽出され、そのチャンネル番号が近距離通信部28から送信される(ステップS207)。
本実施の形態では、表示筐体2を横長状態としてテレビ放送を視聴しているときに、表示筐体2を横長状態のまま折り畳む操作と、表示筐体2に対向しない操作キー4の操作とを組み合わせて行うだけで、そのとき受信していたテレビ放送のチャンネル番号を近距離通信部28から無線送信することができる。これにより、近距離通信部28から無線送信したチャンネル番号を家庭用テレビで受信し、その家庭用テレビで引き続きテレビ放送を視聴することができるので、利便性をさらに向上させることができる。
なお、近距離通信部28から送信される無線信号には、チャンネル番号の他に、家庭用テレビの電源を投入するための信号が含まれていてもよい。この場合、表示筐体2を横長状態のまま折り畳む操作と、表示筐体2に対向しない操作キー4の操作とを組み合わせて行うだけで、自動的に家庭用テレビの電源を投入し、そのとき受信していたテレビ放送のチャンネル番号を家庭用テレビで受信して、その家庭用テレビで引き続きテレビ放送を視聴することができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、表示筐体2が横長状態で折り畳まれたときに、露出している操作キー4に対して、テレビ音声の音量を調整したり、チャンネルを選択したりするための処理が割り当てられるような構成について説明したが、実施の形態3では、露出している操作キー4に対して、所定のアプリケーションを起動させるための処理が割り当てられている点が異なる。
図18は、本発明の実施の形態3による携帯電話機1の電気的構成の一例を示したブロック図である。本実施の形態の携帯電話機1は、実施の形態1の携帯電話機1とほぼ同様の電気的構成を有しているが、表示筐体2が横長状態で折り畳まれたときに露出している操作キー4の操作に基づいて起動させることができるアプリケーションがアプリケーション記憶部29に記憶されている点、及びキー割り当て処理の内容が異なっている。したがって、実施の形態1と同様の構成については、図に同一符号を付して詳細な説明を省略することとする。
アプリケーション記憶部29には、テレビ放送を視聴するためのアプリケーションの他に、例えば、この携帯電話機1に備えられたカメラ(図示せず)により静止画を撮影するためのアプリケーション、当該カメラにより動画を撮影するためのアプリケーション、録画したテレビ放送を視聴するためのアプリケーション、いわゆるフルブラウザでメイン表示部2aに対する表示を行うためのアプリケーション、カメラで顔画像を撮影しながら通話を行うことによりテレビ電話で通話を行うためのアプリケーションなどが記憶されている。カメラで静止画又は動画を撮影する際には、被写体の画像がメイン表示部2aに表示される。また、テレビ電話で通話を行っているときには、相手方の顔画像がメイン表示部2aに表示される。
これらのアプリケーション記憶部29に記憶されているアプリケーションは、本実施の形態の携帯電話機1において、表示筐体2を横長状態として実行すべきアプリケーションである。すなわち、これらのアプリケーションは、表示筐体2が縦長状態のときよりも横長状態のときの方が、メイン表示部2aに対して好適に画像を表示させることができ、ユーザにとって画面表示が見やすいようなアプリケーションである。
図19は、表示筐体2を回転及び開閉させたときの動作について説明するためのブロック図である。本実施の形態において、制御部30は、プログラム処理を実行することにより、画面表示制御部31、音声制御部32、キー操作処理部33及びアプリケーション起動部36として機能する。
アプリケーション起動部36は、キー操作処理部33に対する回転位置検知部25、開閉検知部26及び操作キー4からの入力信号に基づいて、アプリケーション記憶部29に記憶されているアプリケーションを起動させる。そして、アプリケーション起動部36が起動したアプリケーションに基づいて、画面表示制御部31がメイン表示部2aに対する表示を制御し、音声制御部32がスピーカ9又は外部入出力端子10から出力される音声を制御する。
図20は、テレビ放送の視聴中に表示筐体2が折り畳まれたときに行われるキー割り当て処理の一例を示したフローチャートである。テレビ放送の視聴中に表示筐体2が折り畳まれると、開閉検知部26からの検知信号に基づいて、画面表示制御部31のバックライト制御部34が、メイン表示部2aのバックライト装置2bを消灯状態とし(ステップS301)、メイン表示部2aに対するテレビ画像の表示が停止される。また、音声制御部32が、テレビ音声の出力を停止させる(ステップS302)。これにより、テレビ画像及びテレビ音声の出力がいずれも停止した状態となり、テレビ放送を視聴するためのアプリケーションが停止状態となる。
このとき、回転位置検知部25からの検知信号に基づいて、表示筐体2が横長状態と検知された場合(ステップS303でYes)、すなわち表示筐体2が横長状態で折り畳まれている場合には、キー操作処理部33が、各操作キー4に対する処理の割り当てを開状態キー割り当て記憶部27aから閉状態キー割り当て記憶部27bに切り替える(ステップS304)。
本実施の形態の閉状態キー割り当て記憶部27bには、表示筐体2を折り畳んだ状態で露出する各操作キー4に、アプリケーション記憶部29に記憶されているそれぞれ異なるアプリケーションを起動させる処理が割り当てられている。すなわち、表示筐体2が横長状態で折り畳まれているときに、横長状態のまま開かれた場合には(ステップS305でYes)、そのとき折り畳んだ状態で露出している操作キー4のいずれかが操作されていれば(ステップS306でYes)、アプリケーション起動部36が、その操作キー4に対応するアプリケーションをアプリケーション記憶部29から読み出して起動させる(ステップS307)。
本実施の形態では、表示筐体2が横長状態で折り畳まれているときに、表示筐体2に対向しない操作キー4の操作と、表示筐体2を折り畳まれた状態から開く操作とを組み合わせて行うだけで、その操作キー4に対応するアプリケーションを起動させることができるので、利便性をさらに向上させることができる。特に、表示筐体2を横長状態として実行すべきアプリケーションを起動させることにより、アプリケーションの起動後に表示筐体2を回転させる必要がなく、利便性をより向上させることができる。
実施の形態1〜3では、表示筐体2は一定位置に固定された回転軸を中心に回転するのではなく、表示筐体2の回転に伴って上下動する回転軸を中心に回転するような構成について説明したが、このような構成に限らず、本発明は、メイン表示部2aに水平な面内で表示筐体2が縦長状態と横長状態との間で回転可能な構成であれば、表示筐体2が固定された回転軸を中心に回転するような携帯電話機にも適用可能である。
また、実施の形態1〜3では、テレビ放送の視聴中に表示筐体2が横長状態で折り畳まれた場合に、表示筐体2に対向しない操作キー4の操作に対して実行される処理の割り当てが変更されるような構成について説明したが、このような構成に限らず、例えば、音楽を再生するためのアプリケーションやラジオを聴くためのアプリケーションのように、音声の出力を伴う他のアプリケーションが起動されているときに表示筐体2が横長状態で折り畳まれた場合に、表示筐体2に対向しない操作キー4の操作に対して実行される処理の割り当てが変更されるような構成であってもよい。
本発明の実施の形態1による携帯電話機の一例を示した斜視図であり、筐体を閉じた状態を示している。 図1の携帯電話機の筐体を展開した状態を示した斜視図である。 図2の携帯電話機の表示筐体を回転させた状態を示した斜視図であり、正面から見て図2の状態から時計回りに約45°回転させた状態を示している。 図2の携帯電話機の表示筐体を回転させた状態を示した斜視図であり、正面から見て図2の状態から時計回りに90°回転させた状態を示している。 図2の状態における携帯電話機の背面図であり、保持部内の構造を透視した状態で示している。 図3の状態における携帯電話機の背面図であり、保持部内の構造を透視した状態で示している。 図4の状態における携帯電話機の背面図であり、保持部内の構造を透視した状態で示している。 図2の状態におけるヒンジ部の正面図である。 図3の状態におけるヒンジ部の正面図である。 図4の状態におけるヒンジ部の正面図である。 表示筐体を横長状態で折り畳んだ場合の携帯電話機の平面図である。 この携帯電話機の電気的構成の一例を示したブロック図である。 表示筐体を回転及び開閉させたときの動作について説明するためのブロック図である。 テレビ放送の視聴中に表示筐体が折り畳まれたときに行われるキー割り当て処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態2による携帯電話機の電気的構成の一例を示したブロック図である。 表示筐体を回転及び開閉させたときの動作について説明するためのブロック図である。 テレビ放送の視聴中に表示筐体が折り畳まれたときに行われるキー割り当て処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態3による携帯電話機の電気的構成の一例を示したブロック図である。 表示筐体を回転及び開閉させたときの動作について説明するためのブロック図である。 テレビ放送の視聴中に表示筐体が折り畳まれたときに行われるキー割り当て処理の一例を示したフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機
2 表示筐体
2a メイン表示部
2b バックライト装置
3 ヒンジ部
4 操作キー
5 操作筐体
7 送話用マイクロホン
8 受話用レシーバ
9 スピーカ
10 外部入出力端子
22 外部入出力装置
23 セルラー通信部
23a 通信用アンテナ
24 テレビ放送受信部
24a テレビ放送受信用アンテナ
25 回転位置検知部
26 開閉検知部
27 キー割り当て記憶部
27a 開状態キー割り当て記憶部
27b 閉状態キー割り当て記憶部
28 近距離通信部
29 アプリケーション記憶部
30 制御部
31 画面表示制御部
32 音声制御部
33 キー操作処理部
34 バックライト制御部
35 チャンネル番号抽出部
36 アプリケーション起動部

Claims (4)

  1. 第1筐体面に表示画面が形成された長方形の表示筐体と、
    第2筐体面に2以上の操作キーが形成された操作筐体と、
    上記表示筐体を縦長状態及び横長状態となるように上記表示画面に水平な面内で回転可能に保持するとともに、上記表示筐体の第1筐体面を上記操作筐体の第2筐体面に対向するように折り畳み可能に保持する保持手段と、
    音声を出力するための音声出力手段と、
    上記表示筐体が折り畳まれた状態で横長状態から縦長状態へ遷移したことに基づいて、上記音声出力手段からの音声の出力を停止させる音声制御手段とを備え
    上記表示筐体が折り畳まれた場合に、縦長状態では、上記操作筐体及び上記表示筐体の長手方向の向きが一致し、横長状態では、上記操作筐体及び上記表示筐体の長手方向の向きが直交することを特徴とする携帯電話機。
  2. 上記表示画面にバックライトを点灯させるバックライト点灯手段と、
    上記音声出力手段から音声を出力しているときに上記表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に、音声は出力している状態で上記バックライトを消灯状態とするバックライト制御手段と、
    上記操作キーの操作に対して実行される処理の割り当てを記憶しているキー割り当て記憶手段と、
    上記操作キーの操作に対して、上記キー割り当て記憶手段に記憶されている処理の実行を制限するキー操作制限手段とを備え、
    上記表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に、上記操作筐体における上記2以上の操作キーの一部が、上記表示筐体の第1筐体面に対向し、
    上記キー操作制限手段は、上記音声出力手段から音声を出力しているときに上記表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に、上記第1筐体面に対向しない操作キーに、上記音声出力手段から出力する音量を調整するための処理を割り当てることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 第1筐体面に表示画面が形成された長方形の表示筐体と、
    第2筐体面に2以上の操作キーが形成された操作筐体と、
    上記表示筐体を縦長状態及び横長状態となるように上記表示画面に水平な面内で回転可能に保持するとともに、上記表示筐体の第1筐体面を上記操作筐体の第2筐体面に対向するように折り畳み可能に保持する保持手段と、
    テレビ放送波を受信するテレビ放送受信手段と、
    受信したテレビ放送波に基づいてテレビ画像を上記表示画面に表示させるテレビ画像表示手段と、
    上記表示筐体を横長状態としてテレビ画像を表示しているときに、上記表示筐体を横長状態のまま折り畳む操作と、上記第1筐体面に対向しない操作キーの操作とが組み合わせて行われた場合に、そのとき受信していたテレビ放送波に基づく信号を無線送信する無線送信手段とを備え、
    上記表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に、上記操作筐体における上記2以上の操作キーの一部が、上記表示筐体の第1筐体面に対向することを特徴とする携帯電話機。
  4. 上記操作キーの操作に対して実行される処理の割り当てを記憶しているキー割り当て記憶手段と、
    上記操作キーの操作に対して、上記キー割り当て記憶手段に記憶されている処理の実行を制限するキー操作制限手段とを備え、
    上記キー操作制限手段は、上記表示筐体が横長状態で折り畳まれた場合に、上記第1筐体面に対向しない操作キーの操作に対して、上記キー割り当て記憶手段に記憶されている処理の実行を制限することを特徴とする請求項3に記載の携帯電話機。
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