JP4837457B2 - クレードル装置、および地磁気センサを有する携帯型電子機器の制御方法 - Google Patents

クレードル装置、および地磁気センサを有する携帯型電子機器の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、たとえば、地磁気センサが搭載された携帯型電子機器の充電器クレードルとして用いて好適な、クレードル装置、および地磁気センサを有する携帯型電子機器の制御法に関するものである。
従来、磁気センサを搭載した携帯型電子機器として携帯電話機が知られている。磁気センサとして、たとえば、地磁気センサを搭載した携帯電話機では、地磁気センサの検出結果に基づき特定される方位がディスプレイ画面上に表示され、電子コンパスとしての利用が可能である。
一方、上記した携帯電話機は、電波の送受信等に必要な電力を得るためにバッテリパックが内蔵され、外部接続装置である、たとえば、充電クレードル装置により定期的に充電を行う必要がある。
充電クレードル装置は、通常、上面に携帯電話機を載置あるいは装着可能な収容空間が形成された卓上ホルダを持ち、当該卓上ホルダ内に配設された回路基板と、卓上ホルダの収容空間内に突出した携帯電話機の充電用端子と、給電用の接続プラグが接続されるように回路基板に半田等により取り付けられたコネクタと、卓上ホルダの給電端子とは反対側にあって収容空間内へ突出し、携帯電話機の係合溝に係合するラッチとを備えて構成される。
ところで、上記した携帯電話機では、着磁された電子部品により形成される磁界が地磁気センサに及ぼす影響を除去するため、キャリブレーションが必要とされる。
上記したキャリブレーションに関する技術は従来から多数提案されており、たとえば、交流減衰電流を消磁コイルに印加して磁気シールド等を消磁する技術(たとえば、特許文献1参照)、直流磁界により一定方向に着磁する技術(たとえば、特許文献2参照)等が知られている。
特開平7−162882号公報(段落「0011」) 特開平11−113224号公報(要約書)
ところが、上記した地磁気センサを搭載した携帯電話機では、着磁された電子部品により形成される磁界が地磁気センサに及ぼす影響を除去するため、ユーザは、地磁気センサが誤方向を示していることを感覚的に認識したとき、手動で地磁気センサのキャリブレーションを行う必要があった。
本発明の目的は、ユーザの手動によるキャリブレーションを不要とした、クレードル装置、および地磁気センサを有する携帯型電子機器の制御法を提供することにある。
本発明の第1の観点は、地磁気センサを搭載した携帯型電子機器が装着されるクレドル装置であって、前記携帯型電子機器が装着されると、当該携帯型電子機器に対して交互減衰磁束を発生させ、着磁を弱める磁束発生手段を備える。
好適には、前記磁束発生手段は、磁束を発生させるインダクタと、前記携帯型電子機器が前記クレドル装置に装着されたことを検知する検知部と、前記携帯型電子機器が前記クレドル装置に装着されたことを前記検知部が検知すると、前記インダクタに供給する電流を制御して交互減衰磁束を生成するように制御する制御回路と、を有する。
好適には、前記インダクタは、前記携帯型電子機器が前記クレードル装置に装着されたときに、前記携帯型電子機器が内蔵する電池パックの近傍に配置される
好適には、前記インダクタは、前記携帯型電子機器が前記クレドル装置に装着されたときに、前記携帯型電子機器が内蔵する電池パックと対向して配置される。
好適には、前記携帯型電子機器が前記クレドル装置に装着されたときに、前記携帯型電子機器が内蔵する電池パックを充電する充電器、を有する。
本発明の第の観点は、地磁気センサを有する携帯型電子機器の制御方法であって、前記携帯型電子機器がクレドル装置に装着されたことを検知するステップと、前記携帯型電子機器が前記クレドル装置に装着されたことを検知したときに、前記クレドル装置が備えるインダクタに電流を供給して交互減衰磁束を生成し、前記携帯型電子機器の着磁を弱めるステップと、を有する。
本発明によれば、携帯型電子機器とは別体のクレードル装置に回路を付加することにより、自動的に携帯型電子機器の消磁を行い、あるいは一定の着磁状態に維持することにより、ユーザによる手動でのキャリブレーションを不要とすることができる。
図1は、本発明の実施形態にかかわる携帯電話機(携帯型電子機器)2、およびクレードル装置3からなる携帯電話ユニットを示す、一部に透視図を含む平面図である。
図1(a)はクレードル装置、図1(b)は閉状態の携帯電話機2、図1(c)は開状態の携帯電話機2のそれぞれを示している。
図2は、携帯電話機2をクレードル装置3に載置した状態を示す、一部に透視図を含む平面図であり、図2(a)は携帯電話機2を閉状態にした場合、図2(b)は携帯電話機2を開状態にした場合のそれぞれを示している。
図3は、携帯電話機2をクレードル装置3に載置した状態を示す、一部に透視図を含む側面図であり、図3(a)は携帯電話機2を閉状態にした場合、図3(b)は携帯電話機2を開状態にした場合のそれぞれを示している。
携帯電話機2は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されており、受話筐体5と、送話筐体6とを備えている。なお、受話筐体5および送話筐体6との組み合わせは、携帯筐体の一例である。
受話筐体5および送話筐体6は、それぞれの端部が連結部7により連結されており、携帯電話機2は、連結部7を回動の中心として開閉可能である。受話筐体5および送話筐体6は、それぞれ概ね薄型直方体に形成されており、閉状態では互いに重ね合わされ、一方の筐体側から他方の筐体側を見たときに互いの輪郭が略一致するようになっている。
受話筐体5は、たとえば樹脂により略薄型直方体状に形成されている。受話筐体5には、種々の情報を画像として表示する表示部9、通話用のスピーカ39、後述する開閉検出用センサ42の検出対象としての磁石41が設けられている。
表示部9は、たとえば液晶表示ディスプレイによって構成され、受話筐体5のうち、閉状態で送話筐体6に対向する対向面に画像を表示可能である。なお、受話筐体5の背面側にも画像を表示するサブ表示部を設けてもよい。
通話用のスピーカ39は、受話筐体5の連結部7とは反対側の端部5eの中央に設けられている。スピーカ39は、たとえばダイナミックスピーカにより構成されている。すなわち、音響信号(電気信号)が入力されるコイルと、コイルに挿通される磁石と、コイル又は磁石に固定される振動板とを有している。なお、スピーカ39は、磁気を利用して音響信号を音響に変換するものでもよいし、コンデンサスピーカ等の磁気を利用しないものでもよい。また、磁気を利用して音響信号を音響に変換するものである場合、リボンスピーカ等のダイナミックスピーカ以外のものでもよい。
スピーカ39の出力した音響は、放音孔10から出力される。放音孔10は、スピーカ39の位置に対応して、受話筐体5の連結部7とは反対側の端部5eの中央に設けられるとともに、受話筐体5の対向面に開口している。
送話筐体6は、たとえば樹脂により略薄型直方体状に形成されている。送話筐体6には、ユーザの操作を受け付ける操作部12、電波の送受信を行うメインアンテナ13およびサブアンテナ14、報知音等を出力するスピーカ15、通話用のマイクロフォン35、開閉検出用センサ42、地磁気センサ43が設けられている。
メインアンテナ13は、送話筐体6の連結部7とは反対側の端部6eに内蔵されている。サブアンテナ14は、送話筐体6の側面側であって、送話筐体6中央とメインアンテナ13との間の位置において、送話筐体6に内蔵されている。メインアンテナ13およびサブアンテナ14はダイバーシティアンテナとして構成されている。たとえば、メインアンテナ13は、送受話やメールの送受信等に用いられ、常時利用される。サブアンテナ14は、音楽をダウンロードするときなど、音声通話時以外のデータ通信が行われるときにメインアンテナ13と併せて利用する。
報知用のスピーカ15は、送話筐体6の連結部7側の端部に設けられ、送話筐体6の側方側に2つ設けられている。スピーカ15は、たとえばダイナミックスピーカにより構成されている。すなわち、音響信号(電気信号)が入力されるコイルと、コイルに挿通される磁石と、コイルまたは磁石に固定される振動板とを有している。
なお、スピーカ15は、磁気を利用して音響信号を音響に変換するものでもよいし、コンデンサスピーカ等の磁気を利用しないものでもよい。また、磁気を利用して音響信号を音響に変換するものである場合、リボンスピーカ等のダイナミックスピーカ以外のものでもよい。
スピーカ15から出力された音響は、放音孔17から出力される。放音孔17は、スピーカ15の位置に対応して、送話筐体6の連結部7側の端部の側方側に2つ設けられ、受話筐体5と対向する面とは反対側の面(クレードル装置に対向する面)に開口している。なお、放音孔17は送話筐体6の側面に開口してもよい。
通話用のマイクロフォン35は、送話筐体6の連結部7とは反対側の端部6eの中央に設けられている。マイクロフォン35は、たとえばダイナミックマイクロフォンにより構成されている。すなわち、音響信号を出力するコイルと、コイルに挿される磁石と、コイル又は磁石に固定される振動板とを有している。
なお、マイクロフォン35は、磁気を利用して音響を音響信号に変換するものでもよいし、コンデンサマイクロフォン等の磁気を利用しないものでもよい。また、磁気を利用して音響を音響信号に変換するものである場合、リボンマイクロフォン等のダイナミックマイクロフォン以外のものでもよい。
マイクロフォン35には、集音孔16を介して音響が入力される。集音孔16は、マイクロフォン35の位置に対応して、送話筐体6のうち、連結部7とは反対側の端部6eの中央に設けられ、受話筐体5に対向する対向面に開口している。
開閉検出用センサ42は、磁気センサにより構成されている。たとえば、開閉検出用センサ42は、ホールICや磁気抵抗素子を含んで構成され、検出した磁界の所定方向の強さに応じた電位の信号を出力する。開閉検出用センサ42は、送話筐体6において、長手方向の中央付近(連結部7から、連結部7とは反対側の端部6eまでの間の中央付近)であって、側方側に設けられている。
受話筐体5のうち、閉状態にしたときに、開閉検出用センサ42と対向する位置には、前述の磁石41が設けられている。従って、携帯電話機2を閉状態にすると、磁石41と開閉検出用センサ42とは近接し、開閉検出用センサ42の配置位置における磁界は強くなり、携帯電話機2を閉状態にすると、磁石41と開閉検出用センサ42とは離間し、開閉検出用センサ42の配置位置における磁界は弱くなる。従って、開閉検出用センサ42により検出される磁界の強さが所定の閾値よりも大きいか否かにより、開閉検出(閉状態の検出)を行うことができる。
なお、開閉検出用センサ42は、検出した磁界の強さが所定の閾値よりも大きいか否かに応じてオン信号又はオフ信号を出力するように構成されていてもよい。
地磁気センサ43は、ホールICや磁気抵抗素子を含んで構成され、磁界の強さを、2軸あるいは3軸の軸毎に検出し、検出した磁界の強さに応じた信号を出力する。そして、地磁気センサ43から出力された軸毎の磁界の強さの比から方位が特定される。
なお、地磁気センサ43は、方位を特定する演算を行い、特定した方位に応じた信号を出力するように構成されていてもよい。地磁気センサ43は、送話筐体6において、長手方向の中央付近(連結部7から、連結部7とは反対側の端部6eまでの間の中央付近)であって、側方側に設けられている。より詳細には、地磁気センサ43は、開閉検出用センサ42よりも端部6e側に位置されている。
クレードル装置3は、筐体18と、クレードル装置3に電力を供給するためのコード19と、クレードル装置3と携帯電話機2とを電気的に接続するための充電端子20、21を備えている。
筐体18は、たとえば、机上などに載置される下部カバー18aと、下部18aに被せられる上部カバー18bとを備えている。下部カバー18aおよび上部カバー18bはたとえば樹脂により形成されている。上部カバー18bは、筐体18が載置される面に対して傾斜するように下部カバー18aに被せられており、筐体18は、載置される面(机面等)に対して傾斜する傾斜面18cを有する台形状に形成されている。
筐体18の上面には、携帯電話機2を載置するための凹部(載置部)25が形成されている。凹部25は、傾斜面18cの下方側に設けられている。凹部25は、携帯電話機2の送話筐体6が嵌合する形状(図示省略するが凹部25の両端に瓜部が形成されて送話筐体6の連結部7側およびマイクロフォン35側に形成される凹部に係合する形状となっている)に形成されるとともに、送話筐体6の背面6aが当接する載置面(凸部25の底部)18dが、クレードル装置3が載置される面(机面等)に対して傾斜するように形成されている。携帯電話機2は、連結部7側を傾斜面18c上方側に向けて、送話筐体6が凹部25に嵌合挿入されることにより、クレードル装置3に載置される。
なお、送話筐体6の背面6aは、携帯筐体の所定面の一例である。送話筐体6がクレードル装置3の凸部25に嵌合挿入されているときの送話筐体6およびクレードル装置3の筐体18の位置関係は、所定の位置関係の一例である。
図3(a)および図3(b)に示すように、凹部25の深さは送話筐体6の厚さと略同等又はそれ以下である。従って、送話筐体6を凹部25に嵌合させた状態で、受話筐体5を開閉方向へ移動させても、傾斜面18cの凹部25周縁は受話筐体5に当接しない。すなわち、携帯電話機2は、クレードル装置3の載置した状態で開閉可能である。
したがって、携帯電話機2は、クレードル装置3に載置したまま、使用状態に応じて開状態又は閉状態とすることができる。たとえばムービー再生など表示部9に画像を表示させる場合には開状態とし、充電のみを行う場合や音楽再生を行う場合には閉状態とすることができる。
コード19は、筐体18から延出しており、その先端には、不図示の電源プラグが設けられている。電源プラグが、商用周波数の電力を供給するための電源レセプタクルに挿入されることにより、コード19を介してクレードル装置3に電力が供給される。
充電端子20,21は、凹部25の底部から突出するように設けられており、携帯電話機2を凹部25に嵌合挿入すると、携帯電話機2の送話筐体6の凹部25に対向する面に設けられた充電端子37(図4参照)に当接して接続される。
図4は、携帯電話機2およびクレードル装置3から成る携帯電話ユニット1の信号処理系の構成を示すブロック図である。
携帯電話機2は、制御部31、通信処理部32、音響処理部33、画像処理部45、充電回路34を備えている。なお、音響処理部33は音響出力部の一例である。携帯電話機2は、この他にも、複数のGPS衛星から送出されるGPS信号を受信して処理し、現在地の地理的位置を割り出し、現在地周辺の地図データをディスプレイに表示させるGPS処理部等を有するが、図示は省略する。
制御部31はたとえばCPU、ROM、RAM等を含んだICチップにより構成されている。CPUはROMに記録されたプログラムを実行し、操作部12、開閉検出用センサ42、地磁気センサ43等からの信号等に基づいて通信処理部32、音響処理部33、画像処理部45等の動作を制御する。
たとえば、制御部31は、開閉検出用センサ42から検出した磁界の強さに応じた電位の信号が入力されると、当該信号に基づいて、検出された磁界の強さが所定の閾値よりも大きいか否か判定し、大きいときには閉状態であると判定し、そうでないときには開状態であると判定する。そして、たとえば、閉状態であると判定したときには表示部9による情報の表示を停止し、開状態であると判定したときには表示部9により情報の表示が実行されるように、画像処理部45の動作を制御するなど、開閉状態に応じた処理を実行する。
また、たとえば、制御部31は、地磁気センサ43から複数の軸毎における磁界の強さの検出値が入力されると、軸毎の磁界の強さの比に基づいて方位を特定し、特定した方位を表示部9に表示させるように画像処理部45の動作を制御するなど、地磁気センサ43の検出結果に基づいて特定される方位を報知するための処理を実行する。方位の表示は、たとえば、方位記号を、その向きを特定した方位に一致させるように表示し、あるいはGPS機能により表示している地図の向きを、特定した方位に一致させるようにすると(ヘディングアップ表示)により行われる。
通信処理部32は、高周波回路を含んで構成され、電波を利用した無線通信を行う。具体的には、通信処理部32は、制御部31等で処理された音響データ、画像データ等の各種データを変調して、メインアンテナ13を介して送信する。また、通信処理部32は、メインアンテナ13およびサブアンテナ14を介して受信した信号を復調して制御部31等に出力する。
一方、音響処理部33は、マイクロフォン35からの音響信号を制御部31に出力する。制御部31に出力された音響信号は通信処理部32を介して送信される。また、音響処理部33は、通信処理部32により受信されて制御部31から出力された通話音声の音響信号、外部記憶装置に記憶された楽曲データに基づく音響信号等をミキシング、増幅するなどして、通話用のスピーカ39、報知等に利用されるスピーカ15に出力する。
画像処理部45は、制御部31からの映像データを映像信号に変換して表示部9に出力する。たとえば、制御部31は、GPS信号に基づいて特定された現在地の地図データをサーバからダウンロードするとともに、地磁気センサ43の検出結果に基づいて特定された現在の携帯電話機2の向き(方位)に応じて地図データの座標交換を行い、座標交換後の地図データを画像処理部45に出力して表示させる。ただし、座標変換等の作業を画像処理部45が負担してもよい。
充電回路34は、充電端子37に供給された電力を適宜な電圧の電力に変換して、携帯電話機2の電源としての電池パック38に供給する。また、電池パック38の充電状態等に応じて電池パック38への充電(電力供給)を開始し、あるいは充電の中断を行う。
一方、クレードル装置3は、携帯電話機2が載置されたことを検知し、交互減衰磁束を生成して地磁気センサ43を消磁する、あるいは、直流電流による一定方向の磁束を生成して地磁気センサ43を着磁する制御手段としての、検知回路51、制御回路52、コイル(インダクタ)53、そして、充電器(ACコンバータ)54とを備えている。
検知回路51は、携帯電話機2がクレードル装置3に載置されたことを検知、すなわち、携帯電話機2の送話筐体6がクレードル装置3の筐体18の凹部25に嵌合したことを電気的に検知して制御回路52に対して検知信号を出力する。制御回路52は、検知回路51が前述した検知信号を出力したときに、コイル53に供給する電流を制御して交互減衰磁束、もしくは一定方向への磁束を生成し、携帯電話機2が内蔵する地磁気センサ43を、消磁もしくは所定の着磁状態に維持する。
なお、充電器54は、コード19を介して供給された商用周波数の交流電流を適宜な電圧の直流電流に変換して充電端子20、21に出力するものである。
図5は、本発明の実施形態にかかわる携帯型電子機器における地磁気センサの消磁もしくは着磁方法を説明するために引用したフローチャートである。
以下、図5に示すフローチャートを参照しながら、図1〜図4に示す携帯電話機2に搭載された地磁気センサ43の消磁、もしくは着磁方法について説明する。
図5のフローチャートにおいて、クレードル装置3の検知回路51は、携帯電話機2の送話筐体6がクレードル装置3の筐体18の凹部25に嵌合したことを電気的に検知し、携帯電話機2がクレードル装置3に載置されたことを検出する(ステップS51)。
このとき、検知回路51は、充電器54による携帯電話機2の電池パック38の充電を開始するとともに(ステップS52)、制御回路52を起動してコイル53に対して電流を供給し、携帯電話機2に内蔵される地磁気センサ43に対して交流または直流磁場の印加を行う(ステップS53)。
図6に、交流磁場の印加処理ステップ(S53)の動作の一例が動作概念図として詳細に示されている。
図6(a)には、携帯電話機2がクレードル装置3に載置されたときの、地磁気センサ43と、電池パック38と、コイル53との位置関係が、図6(b)には、そのときに印加される交流磁場の方向およびその大きさが示されている。
図6(a)に示されるように、地磁気センサ43は、携帯電話機2の送話筐体6がクレードル装置3の筐体18の凹部25に嵌合されたときに、電池パック38の上部に位置するように配置され、また、クレードル装置3に設けられるコイル53は、電池パック38のほぼ全面を覆うように配置される。このように、折り畳み式筐体を持つ携帯電話機2の場合、着磁の要因にもなる電池パック38の近傍にコイルを配置することとする。
そして、図6(b)に示されるように、制御回路52は、コイル53に電流(交流)を流し、コイル53により生成される磁束Aに基づき、携帯電話機2の地磁気センサ43に磁場を供給する。続いて、制御回路52は、コイルに流す電流を逆方向とするように制御し、地磁気センサ43に対しコイル53を介して逆方向の磁束Bを印加する。
上記のように、電流を流す向きを交互に変化させるとともに、都度、電流値を減少させる(交互減衰磁束)ことにより、携帯電話機2に搭載された地磁気センサ43の着磁は弱まり、最終的にほぼ消磁された状態になる。図中、矢印線は、経過時間を示す。
上記により、携帯電話機2はクレードル装置3に載置されることで、電池パック38が充電されるとともに、地磁気センサ43は、常に消磁に近い状態に維持されることになる(ステップS54)。
なお、ここでは、地磁気センサ43の着磁を消磁するように制御したが、着磁させることで着磁の状態を一定方向に維持することも効果的である。すなわち、制御回路52がコイル53に対し直流電流を供給することで、携帯電話機2に搭載された地磁気センサ43は、クレードル装置3に載置されることにより、常に一定方向に磁化されることになる。
折り畳み式筐体を持つ携帯電話機2の場合、着磁の原因となる電池パック38がクレードル装置3に載置されたときに、コイル53に近づくように配置することで、比較的強い磁場で消磁、あるいは着磁されるため、得られる効果は大きい。
なお、上記した実施形態によれば、携帯電話機2がクレードル装置3に載置されたことをスイッチ(接触)により検知することとしたが、非接触で検知する方法で代替してもよい。この場合、携帯電話機2およびクレードル装置3の両方に、送受信機が必要になる。また、上記した実施形態によれば、自動キャリブレーションを行わないクレードル装置3を想定しているが、携帯電話機2が自動キャリブレーションを行う場合もありうる。
以上説明のように本発明の実施形態によれば、クレードル装置3が、携帯電話機2に搭載された地磁気センサ43の着磁の状態を一定の状態に維持することで、ユーザは、手動によるキャリブレーションの操作を不要とすることができる。
また、携帯電話機2自身は、消磁、あるいは着磁のためのコイル等を持つ必要が無く、このため、携帯電話機2の小型化、コストダウンが可能である。更に、充電クレードルと併用することで、携帯電話機2を充電する処理と、消磁あるいは着磁のための処理とを同時に実行できる。
以上、この発明の実施の形態につき図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の実施形態にかかわる携帯電話機、およびクレードル装置からなる携帯電話ユニットを示す、一部に透視図を含む平面図である。 携帯電話機をクレードル装置に載置した状態を示す、一部に透視図を含む平面図である。 携帯電話機をクレードル装置に載置した状態を示す、一部に透視図を含む側面図である。 携帯電話機およびクレードル装置から成る携帯電話ユニットの信号処理系の構成を示すブロック図である。 発明の実施形態にかかわる携帯型電子機器における地磁気センサの消磁もしくは着磁方法を説明するために引用したフローチャートである。 図5のフローチャートにおける交流磁場の印加処理ステップの動作の一例を示す動作概念図である。
符号の説明
1…携帯電話ユニット、2…携帯電話機(携帯型電子機器)3…クレードル装置、38…電池パック、43…地磁気センサ、51…検知回路、52…制御回路、53…コイル、54…充電器。

Claims (6)

  1. 地磁気センサを搭載した携帯型電子機器が装着されるクレドル装置であって、
    前記携帯型電子機器が装着されると、当該携帯型電子機器に対して交互減衰磁束を発生させ、着磁を弱める磁束発生手段を備えるクレドル装置。
  2. 前記磁束発生手段は、
    磁束を発生させるインダクタと、
    前記携帯型電子機器が前記クレドル装置に装着されたことを検知する検知部と、
    前記携帯型電子機器が前記クレドル装置に装着されたことを前記検知部が検知すると、前記インダクタに供給する電流を制御して交互減衰磁束を生成するように制御する制御回路と、
    を有する、請求項1に記載のクレドル装置。
  3. 前記インダクタは、
    前記携帯型電子機器が前記クレードル装置に装着されたときに、前記携帯型電子機器が内蔵する電池パックの近傍に配置される、
    請求項2に記載のクレドル装置。
  4. 前記インダクタは、
    前記携帯型電子機器が前記クレドル装置に装着されたときに、前記携帯型電子機器が内蔵する電池パックと対向して配置される
    請求項3に記載のクレドル装置。
  5. 前記携帯型電子機器が前記クレドル装置に装着されたときに、前記携帯型電子機器が内蔵する電池パックを充電する充電器、
    を有する請求項1から4のいずれか1項に記載のクレドル装置。
  6. 地磁気センサを有する携帯型電子機器の制御方法であって、
    前記携帯型電子機器がクレドル装置に装着されたことを検知するステップと、
    前記携帯型電子機器が前記クレドル装置に装着されたことを検知したときに、前記クレドル装置が備えるインダクタに電流を供給して交互減衰磁束を生成し、前記携帯型電子機器の着磁を弱めるステップと、
    を有する携帯型電子機器の制御方法。
JP2006180303A 2006-06-29 2006-06-29 クレードル装置、および地磁気センサを有する携帯型電子機器の制御方法 Expired - Fee Related JP4837457B2 (ja)

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