WO2004073287A1 - 携帯端末装置 - Google Patents

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WO2004073287A1
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Noriyoshi Satoh
Kazuhiro Konishi
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Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
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Abstract

本発明の課題は、音声通信時の操作性が良好な携帯端末装置を提供することである。 閉じた状態で第2筐体部材(101b)と対向する第1筐体部材(101a)の面(101g)に配設されたレシーバ(106)と、閉じた状態で第1筐体部材(101a)と対向する第2筐体部材(101b)の面(101i)に配設され、第1音声出力手段より出力レベルの大きいスピーカ(107)と、第2筐体部材(101b)に対する第1筐体部材(101a)の位置関係を判定し、該判定結果に応じて、音声通信開始時の音声の出力源をレシーバ(106)及びスピーカ(107)のどちらかに設定する制御部(120)とを備える。

Description

携帯端末装置 <技術分野 >
本発明は、 携帯端末装置に関し、 特に、 開閉型の携帯端末装置に関する。 ぐ背景技術 >
近年、 2つの筐体をヒンジ部を介して折り畳むことによりコンパクトになる折 細
り畳み型の携帯端末装置が人気を集めている。 こういった折り畳み型の携帯端末 装置に対し、 従来では、 2つの筐体のうち、 一方の筐体が他方の筐体に対して回 転可能に構成された折り畳み型の携帯端末 (携帯電話など) が提案されている。 図 1 7は、 従来の携帯端末の外観形状を示しており、 図 1 7 (a) は、 第 1の 閉状態、 図 1 7 (b) は、 第 1の開状態、 図 1 7 (c) は、 第 2の閉状態、 図 1 7 (d) は、 第 2の開状態を示す図である。
図 1 7 (a) から図 1 7 (d) に示されるように、 第 1筐体 20 1には、 第 1 の面 20 2に表示部 20 3、 レシーバ 204、 カメラ 20 5が設けられ、 第 1の 面 20 2の反対面である第 2の面 206側にはスピーカ 20 7が設けられている 。 第 2筐体 20 8には、 操作部 20 9、 マイク 2 1 0が設けられている。 第 1筐 体 20 1と第 2筐体 20 2とは、 ヒンジ部 2 1 1を介して図中矢印 G方向に開閉 可能に構成され、 第 1筐体 20 1はヒンジ部 2 1 1を介して第 2筐体 20 8に対 して矢印 H方向に回転可能に構成されている。
図 1 7 (a) の第 1の閉状態のように、 表示部 20 3が露呈されるように携帯 端末装置を折り畳むと、 閉じた状態でも表示部 20 3に表示される各種情報が確 認できるなど、 使用者にとっては非常に便利となっている。 又、 第 2筐体 20 8 に対する第 1筐体 20 1の位置関係を変化させるだけで、 携帯端末装置の各種機 能を実行することができるようにも構成されている (特許文献 1参照) 。
(特許文献 1) 特開 2 00 1— 1 6 9 1 6 6号公報 上記従来の携帯端末装置は、 第 2筐体に対する第 1筐体の位置関係を変化させ ることで、 携帯端末装置の各種機能を実行することができるが、 ハンズフリー通 話を行う場合等に、 音声出力源であるレシーバ 2 0 4からスピーカ 2 0 7へ切替 えるための具体的な手法は開示されていない。 つまり、 音声通信時における機能 切替えについては開示されていない。
本発明は、 上記事情に鑑みて為されたものであり、 音声通信時の操作性が良好 な携帯端末装置を提供することを目的とする。 く発明の開示 >
本発明の携帯端末装置は、 第 1筐体と第 2筐体とをヒンジ部により開閉可能に 連結し、 前記第 2筐体に対し、 前記第 1筐体を前記ヒンジ部の開閉軸部材と直交 する回転軸部材を中心に回転可能に構成した音声通信可能な携帯端末装置であつ て、 閉じた状態で前記第 2筐体と対向する前記第 1筐体の面に配設された第 1音 声出力手段と、 閉じた状態で前記第 1筐体と対向する前記第 2筐体の面に配設さ れ、 前記第 1音声出力手段より出力レベルの大きい第 2音声出力手段と、 前記第 2筐体に対する前記第 1筐体の位置関係を判定する位置判定手段と、 前記位置判 定手段による判定結果に応じて、 音声通信時の音声の出力源を前記第 1音声出力 手段及び前記第 2音声出力手段のどちらかに設定する設定手段とを備える。 この構成により、 第 2筐体に対する第 1筐体の位置関係に応じて音声の出力源 を設定するため、 使い勝手の良い携帯端末装置を提供できる。
又、 本発明の携帯端末装置は、 前記第 2音声出力手段の配設面と同一面に配設 された送話部を備え、 前記設定手段は、 前記第 1筐体が前記第 2筐体に対し、 前 記第 1音声出力手段が露出しないように閉じられた状態から開かれた第 1の位置 関係にあると前記位置判定手段により判定された場合、 前記第 1音声出力手段を 前記音声の出力源とし、 前記第 1筐体が前記第 2筐体に対し、 前記第 1音声出力 手段が露出するように閉じられた状態から開かれた第 2の位置関係にあると前記 位置判定手段により判定された場合、 前記第 2音声出力手段を前記音声の出力源 とする。 この構成により、 開いた状態で第 1音声出力手段の音声出力方向と第 2音声出 力手段の音声出力方向とがほぼ同じとなる場合には、 音声出力レベルの大きい第 2音声出力手段を動作させないため、 例えば、 第 1音声出力手段にユーザが耳を あてて通話する場合、 耳の近くで出力レベルの大きい音声が出力されることがな いため、 安全性を確保できる。 一方、 開いた状態で第 1音声出力手段の音声出力 方向と第 2音声出力手段の音声出力方向とが異なる場合には、 音声出力レベルの 大きい第 2音声出力手段を動作させるため、 例えば、 ハンズフリー通話等を行う ことができる。
又、 本発明の携帯端末装置は、 前記位置判定手段が、 開いた状態から、 前記第 2筐体に対する前記第 1筐体の回転角度が 9 0度を超えた場合に、 前記第 1筐体 が前記第 1の位置関係又は前記第 2の位置関係にあると判定する。
この構成により、 開いた状態で携帯端末装置を使用中に、 第 1筐体の位置が多 少ずれた場合でも、 それに応じて音声の出力源が切替わることはないため、 例え ば、 第 1音声出力手段にユーザが耳をあてて通話している際に第 1筐体が少し回 転してしまい、 その影響で第 2音声出力手段から出力レベルの大きい音声が出力 されてしまうといったことを防ぐことができ、 安全性を確保できる。
又、 本発明の携帯端末装置は、 前記ヒンジ部が、 閉じた状態で前記第 2筐体と の間に空間を形成するように前記第 2筐体に連結されたものであり、 前記第 2音 声出力手段を前記ヒンジ部近傍に配設した。
この構成により、 閉じた状態で第 2筐体とヒンジ部との間に空間が形成される ため、 閉じた状態でも第 2音声出力手段から出力される音声を明瞭に聞くことが 可能となる。
<図面の簡単な説明 >
図 1は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置の第 1の閉状態を示す外観図で あり、
図 2は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置の第 1の開状態を示す外観図で あり、 図 3は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置の第 2の開状態を示す外観図で あり、
図 4は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置の第 2の閉状態を示す外観図で あり、
図 5は、 第 1の閉状態にある携帯端末装置を別方向から見た時の外観図であり 図 6は、 第 1の開状態にある携帯端末装置の分解斜視図であり、
図 7は、 第 2の開状態にある携帯端末装置の X— X断面図であり、
図 8は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置の電気的構成を示すプロック図 であり、
図 9は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置のヒンジ部の分解斜視図であり 図 1 0は、 図 5に示した携帯端末装置の X, - X ' 断面図であり、
図 1 1は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置のヒンジ部に装着されるカム の動作を示すカム線図であり、
図 1 2は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置の動作モード別の機能を説明 するための説明図であり、
図 1 3は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置の受話動作を説明するための フローチヤ一トであり、
図 1 4は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置のカメラ部によって使用者の 前方の被写体を撮影しているときの状態を示す図であり、
図 1 5は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置のカメラ部によって使用者自 身を被写体として撮影しているときの状態を示す図であり、
図 1 6は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置の動作状態をまとめた表を示 す図であり、
図 1 7は、 従来の携帯端末の外観形状を示す図であり、 (a ) は、 第 1の閉状 態、 (b ) は、 第 1の開状態、 (c ) は、 第 2の閉状態、 (d ) は、 第 2の開状 態を示す図である。 なお、 図中の符号、 1 0 1は筐体、 1 0 1 aは第 1筐体部材、 1 0 1 bは第 2 筐体部材、 1 0 1 c、 1 0 1 dはヒンジ装着部、 1 0 1 eは D穴、 1 0 1 f はヒ ンジ軸受部、 1 0 1 gは第 1筐体部材の主面、 1 0 1 hは主面 1 0 1 gの反対面 、 1 0 1 iは第 2筐体部材 1 0 1 bの主面、 1 0 1 jは第 2筐体部材の側面、 1 0 1 kは第 2筐体部材 1 0 1 bの裏面、 1 0 1 mは第 2筐体部材 1 0 1 bの上面 、 1 0 2はヒンジ部、 1 0 3はアンテナ、 1 04はバイブレータ部、 1 0 5は操 作部、 1 0 5 aは第 1操作部、 1 0 5 bは第 2操作部、 1 0 6はレシーバ、 1 0 7はスピーカ、 1 0 8はマイクロフォン、 1 0 9はカメラ部、 1 0 9 aはレンズ 群、 1 0 9 bは光電変換素子、 1 1 0は第 1ホール素子、 1 1 1は第 2ホール素 子、 1 1 2は表示部、 1 1 3は永久磁石、 1 1 3 aは第 1永久磁石、 1 1 3 bは 第 2永久磁石、 1 1 3 cは第 3永久磁石、 1 1 4はプリント基板、 1 1 5は送受 信部、 1 1 6はデータ変換部、 1 1 7は音声処理部、 1 1 8は画像処理部、 1 1 9は情報記録部、 1 20は制御部、 1 2 1はクリアランス形成突起、 1 2 2は第 1のクリアランス、 1 2 3は第 2のクリアランス、 1 24は電池である。
<発明を実施するための最良の形態 >
以下、 本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図 1は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置の第 1の閉状態を示す外観図で ある。 図 2は、 本携帯端末装置の第 1の開状態を示す外観図である。 図 3は、 本 携帯端末装置の第 2の開状態を示す外観図である。 図 4は、 本携帯端末装置の第 2の閉状態を示す外観図である。 図 5は、 第 1の閉状態にある携帯端末装置を別 方向から見た時の外観図である。 図 6は、 第 1の開状態にある携帯端末装置の分 解斜視図である。 図 7は、 第 2の開状態にある携帯端末装置の X_X断面図であ る。 図 8は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置の電気的構成を示すプロック 図である。 図 9は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置のヒンジ部の分解斜視 図である。 図 1 0は、 図 5に示した携帯端末装置の X' -X' 断面図である。 図 1 1は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置のヒンジ部に装着されるカムの動 作を示すカム線図である。 尚、 本実施形態では、 図 1に示すように、 表示部 1 1 2を露呈させて閉じた状 態を第 1の閉状態と称し、 図 2に示すように、 第 1の閉状態から第 1筐体部材 1 0 1 aを開いた状態を第 1の開状態 (請求の範囲の第 1の位置関係に該当) と称 し、 図 3に示すように、 第 1の開状態から第 1筐体部材 1 0 1 aを 1 8 0度回転 させた状態を第 2の開状態 (請求の範囲の第 2の位置関係に該当) と称し、 図 4 に示すように第 2の開状態から第 1筐体部材 1 0 1 aを閉じた状態を第 2の閉状 態と称することにする。
以下、 本実施形態の携帯端末装置が有する各構成要素について説明する。 まず、 筐体 1 0 1について説明する。
筐体 1 0 1は、 第 1筐体部材 1 0 1 aおよび第 2筐体部材 1 0 1 bから構成さ れており、 2つの筐体部材はヒンジ部 1 0 2を介して開閉軸 Yを中心に矢印 A方 向に開閉可能である。 更に、 第 1筐体部材 1 0 l aは、 第 2筐体部材 1 0 l bに 対し、 開閉軸 Aに直交する回転軸 Zを中心に矢印 B方向に回転可能にヒンジ部 1 0 2に連結されている。
第 2筐体部材 1 0 1 bには、 アンテナ 1 0 3と、 バイブレータ部 1 0 4と、 操 作部 1 0 5と、 第 2音声出力手段であるスピーカ 1 0 7と、 送話部 (マイクロフ オン) 1 0 8と、 カメラ部 1 0 9と、 第 1ホール素子 1 1 0と、 プリント基板 1 1 4とが収容されている。
バイブレータ部 1 0 4は、 着信時に起振することにより着信を振動で報知する ものである。
操作部 1 0 5は、 第 1操作部 1 0 5 a、 第 2操作部 1 0 5 bとを有している。 第 1操作部 1 0 5 aは、 閉状態の際に第 1の筐体部材 1 0 1 aと対向する第 2の 筐体部材 1 0 1 bの主面 1 0 1 iに設けられ、 第 2操作部 1 0 5 bは第 2の筐体 部材 1 0 1 bの主面 1 0 1 iに隣接した側面 1 0 1 jに設けられている。
使用者は、 第 1操作部 1 0 5 aを操作して、 受話ゃ終話の操作、 レシーバ 1 0 6やスピーカ 1 0 7から出力される音量の調節、 文字や記号、 数字の入力を行う ことができる。 第 2操作部 1 0 5 bを操作して、 カメラ部 1 0 9を操作したりマ ナーモードへの切替えができる。 スピーカ 1 0 7はヒンジ部 1 0 2の近傍に配設される。 スピーカ 1 0 7からの 音声の出力方向を、 図 1、 図 3、 図 5中の矢印 C、 D、 E、 Fで示した。 尚、 ス ピー力 1 0 7から出力される音声を第 2筐体部材 1 0 1 bの外に良好に導くため に、 第 2筐体部材 1 0 1 bには導音孔 1 0 7 aが形成されている。 この導音孔 1 0 7 aは、 主面 1 0 1 i及びこれに隣接した面 1 0 1 mに渡って形成されている スピーカ 1 0 7は、 着信時に着信音を出力することによって、 使用者に着信を 報知したり、 ハンズフリー通話時に、 通信相手の音声を拡声して出力したりする ものである。 本実施の形態では、 1 K H zにおいて約 2 0 d B (A) の音圧レべ ル差を有する部品を選択している。
マイクロフォン 1 0 8は、 第 2筐体部材 1 0 1 bの主面 1 0 1 iのヒンジ部 1 0 2の反対側の端部近傍に設けられている。
カメラ部 1 0 9は、 第 2筐体部材 1 0 1 bの主面 1 0 1 iの裏面 (1 0 1 k ) に、 電池 1 2 4と併設して設けられており、 第 1操作部 1 0 5 aの後方方向の被 写体が撮像可能になっている。
カメラ部 1 0 9が捉えた被写体からの入射光は、 レンズ群 1 0 9 aを通過して C C D (電荷結合素子) などの光電変換素子 1 0 9 bにて光信号から電気信号に 変換され、 画像情報が生成される。
この画像情報は、 画像処理部 1 1 8にて処理された後、 表示部 1 1 2に画像を 生成する。
また、 カメラ部 1 0 9は、 複数枚のレンズを使用することにより、 収差が少な い良好な画像が得られるようになっている。
被写体を光電変換素子に結像させる縮小レンズ系は、 単レンズに比べ複数枚の 凹凸レンズをくみ合わせることにより歪曲収差(distortion)やコマ収差(coma)、 非点収差(astigmatism)など、 いろいろな収差を小さくできる。
また開口径が大きい (Fナンバーが小さい) ほど、 或いは焦点距離 f が小さい ほど、 レンズが作る像を明るくすることができる。 反面、 レンズ系全体の厚みが 増し、 カメラ部 1 0 9の長厚化を招く。 なお、 図 7において、 カメラ部 1 0 9は 2枚のレンズからなる光学系として図 示してある。 設計においては、 結像される画素の大きさ、 収差の除去程度などに よって条件が決定され、 何枚かの正、 負レンズの組合せで光学系を決定するもの であり、ここではカメラ部の概念図として示してある。特に、像面湾曲(curvature of field).を除去するには低屈折率の負レンズを用いたほうが良く、 そのために はレンズの複数枚化が必須である。
第 1筐体部材 1 0 1 aにカメラ部 1 0 9を収容しょうとした場合、 収容される 第 1筐体部材 1 0 1 aが厚く且つ重くなるため、 開状態においては、 第 2筐体部 材 1 0 1 bを手に持ったとき、 手に持たない第 1筐体部材 1 0 1 aが重くなるた め、 持つ手に疲労感が感じられるなど、 携帯性に不適となる。 そこで、 手に持つ て使用しない第 1筐体部材 1 0 1 aの厚型化を回避しながら高画質が得られる力 メラ部 1 0 9を第 2筐体部材 1 0 1 bに配置している。
第 1ホール素子 1 1 0は、 筐体 1 0 1が第 1の閉状態のときには第 1筐体部材 1 0 1 a内の第 1永久磁石 1 1 3 aに近接し、 第 2の閉状態のときには第 1筐体 部材 1 O l a内の第 2永久磁石 1 1 3 bと近接するように、 第 2筐体部材 1 0 1 bに設けられている。 又、 第 1ホール素子 1 1 0は第 1永久磁石 1 1 3 b又は第 2永久磁石 1 1 3 aを検出したときに、 検出信号を制御部 1 20に与える。
例えば、 筐体 1 0 1が第 1の閉状態では第 1永久磁石 1 1 3 aが第 1ホール素 子 1 1 0に近接し、 第 2の閉状態では第 2永久磁石 1 1 3 bが近接するため、 第 1ホール素子 1 1 0が何れかの永久磁石を検出して制御部 1 20に検出信号を与 える。
一方、 筐体 1 0 1が第 1及び第 2の開状態であれば、 両方の永久磁石 1 1 3 a 、 1 1 3 bが第 1ホール素子 1 1 0から離隔され、 第 1ホール素子 1 1 0は何れ の永久磁石 1 1 3 a、 1 1 3 bも検出できず、 第 1ホール素子 1 1 0は検出信号 を生成しない。
プリント基板 1 1 4は、 送受信部 1 1 5と、 データ変換部 1 1 6と、 音声処理 部 1 1 7と、 画像処理部 1 1 8と、 情報記録部 1 1 9と、 制御部 1 2 0とを有し ている。 図 8に示すように、 送受信部 1 1 5は、 アンテナ 1 0 3に接続されており、 こ のアンテナ 1 0 3で受信したデータを処理してデータ変換部 1 1 6に伝達するも のである。
データ変換部 1 1 6は、 受信データを音声データに変換して音声処理部 1 1 7 に伝達するものである。
音声処理部 1 1 7は、 音声データを複号化して音声信号を生成した後、 レシ一 バ 1 0 6やスピーカ 1 0 7に伝達するものである。 レシーバ 1 0 6やスピーカ 1 0 7では、 音声処理部 1 1 7から伝達された音声信号に対応する音声を出力する ものである。
また、 音声処理部 1 1 7は、 マイクロフォン 1 0 8が受けた音声を符号化して 音声データを生成した後、 データ変換部 1 1 6に伝達する。
データ変換部 1 1 6は、 伝達された音声データを通信データに変換した後、 送 受信部 1 1 5に送出する。 送受信部 1 1 5は、 受け取った通信データを処理し、 アンテナ 1 0 3から無線信号の電波として送信する。
カメラ部 1 0 9と表示部 1 1 2は画像処理部 1 1 8に接続されている。
レシーバ 1 0 6、 スピーカ 1 0 7およびマイクロフォン 1◦ 8は、 音声処理部 1 1 7に接続されており、 音声処理部 1 1 7はデータ変換部 1 1 6に接続されて いる。
又、 制御部 1 2 0は、 バイブレータ部 1 0 4、 操作部 1 0 5、 第 1ホール素子 1 1 0、 第 2ホール素子 1 1 1、 送受信部 1 1 5、 データ変換部 1 1 6および情 報記録部 1 1 9に接続され、 これらの構成要素の制御を行う。 又、 制御部 1 2 0 は電池 1 2 4に接続され、 電池 1 2 4から電力が供給される。
又、 制御部 1 2 0は、 第 1ホール素子 1 1 0及ぴ後述する第 2ホール素子 1 1 1からの検出信号に基づいて、 音声通信時における音声の出力源をレシーバ 1 0 6及ぴスピーカ 1 0 7のどちらかに設定する。 尚、 音声通信時とは、 着信があつ て受話動作が行われてから終話されるまで及ぴ発信操作を行ってから終話される までの間のことである。
カメラ部 1 0 9が撮影した画像情報は、 所定の操作をすると情報記録部 1 1 9 に記録される。 情報記録部 1 1 9は、 他にも、 電話番号情報や音声情報、 撮像した画像の画像 情報以外の画像情報 (受信した画像情報等) 、 作成中または送受信したメール等 の文字情報を記録することができる。
以上、 説明した構成において、 使用者が前方の人を撮影したい時には第 1の閉 状態にし、 カメラ部 1 0 9を前方の人に向けるとよく、 この場合、 表示部 1 1 2 には撮影画像が生成されるようになっている。 使用者は表示部 1 1 2に表示され る画像を確認しながら撮影できるようになつている。 また、 被写体を使用者自身 とした場合、 すなわち、 自分撮りをしたい場合、 第 1の開状態にし、 カメラ部 1 0 9の前方に表示部 1 1 2を向けると良く、 使用者は、 使用者自身の撮像画像が 表示されている表示部 1 1 2を確認しながら撮影できるようになつている。
閉状態では小さく折り畳まれ、 投影面積が最小となるので、 携帯性に好適とな る。 第 1の閉状態では、 表示部 1 1 2が露呈されているので、 例えば、 胸ポケッ トに収納した状態から取り出すと、 直ぐに時刻や着信があつたかなど、 表示部 1 1 2に表示されている情報が確認できる。 表示部 1 1 2に表示されている情報が 他人に見られたくない人は、 第 2の閉状態にすることにより表示部 1 1 2を隠す ことができる。
なお、 第 1の閉状態で、 表示部 1 1 2に表示される情報は、 非表示に設定し、 所定操作後に表示されるようにしてもよい。 これにより、 第 1の閉状態であって も他人に勝手に見られることを防止しても良い。
第 2筐体部材 1 0 1 bには、 ヒンジ部 1 0 2を保持するヒンジ装着部 1 0 1 c 及び 1 0 1 dが形成されている。 (図 1乃至図 4に図示) ヒンジ装着部 1 0 1 c にはヒンジ部 1 0 2を保持する D穴 1 0 1 eが形成され、 ヒンジ装着部 1 O l d にはヒンジ部 1 0 2を支承するヒンジ軸受部 1 0 1 f が形成されている (図 6に 図示) 。
第 2筐体部材 1 0 1 bの主面 1 0 1 iには、 第 1及ぴ第 2の閉状態で第 1筐体 部材 1 0 1 aと当接する一対のクリアランス形成突起 1 2 1が形成されており、 第 1及び第 2の閉状態では、 クリアランス形成突起 1 2 1が第 1筐体部材 1 0 1 aと当接して第 1筐体部材 1 O l aと第 2筐体部材 1 0 1 bの間に第 1のクリア ランス 1 2 2 (図 7に図示〉 を形成する。 又、 ヒンジ部 1 0 2は、 第 2筐体部材 1 0 1 bとの間に空間を形成するように 、 ヒンジ装着部 1 0 1 c及ぴ 1 0 1 dに装着される。 これにより、 第 2筐体部材 1 0 1 bとヒンジ部 1 0 2との間にも第 2のクリアランス 1 2 3 (図 5及び図 7 に図示) が形成される。
第 1筐体部材 1 0 1 aには、 第 1音声出力手段である受話部 (レシーバ) 1 0 6と、 表示部 1 1 2と、 2つの永久磁石 (第 1永久磁石 1 1 3 a、 第 2永久磁石 1 1 3 b) と、 第 2ホール素子 1 1 1とが収容されている。
2つの永久磁石 (第 1永久磁石 1 1 3 a、 第 2永久磁石 1 1 3 b) は、 ヒンジ 部 1 0 2が連結される端部の反対端の筐体内の任意の位置に、 それぞれ離間して 配置される。
レシーバ 1 06は、 第 1筐体部材 1 0 1 aの主面 1 0 1 gに設けられ、 この主 面 1 0 1 gから音声が出力されるように配設している。 レシーバ 1 0 6は、 携帯 端末装置 1を電話として使用する際に音声を出力する。
表示部 1 1 2は、 第 1筐体部材 1 0 1 aの主面 1 0 1 gの反対面 1 0 1 hに設 けられ、 液晶表示器等により構成することが可能であり、 文字や記号、 数字、 画 像、 地図等を表示するものである。
第 2ホール素子 1 1 1は、 筐体 1 0 1が第 1の閉状態及び第 1の開状態のとき にヒンジ部 1 0 2内の第 3永久磁石 1 1 3 cと近接し、 筐体 1 0 1が第 2の閉状 態又は第 2の開状態のときにヒンジ部 1 0 2内の第 3永久磁石 1 1 3 cと離隔す るように、 第 1筐体部材 1 0 1 a内部に設けられている。 又、 第 2ホール素子 1 1 1は第 3の永久磁石 1 1 3 cを検出したときに検出信号を制御部 1 20に与え る。
例えば、 筐体 1 0 1が第 1の閉状態及ぴ第 1の開状態では、 第 3の永久磁石 1
1 3 cが第 2ホール素子 1 1 1に近接するため、 第 2ホール素子 1 1 1が第 3の 永久磁石 1 1 3 cを検出して制御部 1 20に検出信号を与える。 一方、 筐体 1 0
1が第 2の閉状態及び第 2の開状態であれば、 第 3の永久磁石 1 1 3 cが第 2ホ ール素子 1 1 1から離れるため、 第 2ホール素子 1 1 1は第 3の永久磁石 1 1 3 cを検出できず、 検出信号を生成しない。
次に、 図を用いてヒンジ部について詳述する。 ヒンジ部 1 0 2の中には第 3永久磁石 1 1 3 cが収容されている。 第 3永久磁 石 1 1 3 cは、 第 1筐体部材 1 0 1 aに近い位置 (例えば図 1 0に示すように、 第 1の開又は閉状態でホール素子 1 1 1に近接する位置) に配設する。
図 9乃至図 1 1に示すように、 携帯端末装置 1のヒンジ部 1 0 2は、 開閉軸部 材 1 2 5、 開閉軸部材 1 2 5に直交する回転軸部材 1 26、 支承板 1 2 7、 案内 軸 1 28、 第 1コィノレばね 1 2 9、 第 1クリック凸板 1 3 0、 第 1クリック凹板 1 3 1、 カム 1 3 2、 第 2クリック凸板 1 3 3、 第 2コィルばね 1 34、 ブラケ ット 1 3 5、 Eリング 1 3 6および開閉軸軸受 1 3 7を有するヒンジュニット 1 3 8と、 可撓性基板 1 3 9と、 ケーブル 1 40と、 フロントカバー 1 4 1と、 リ アカバ一 1 4 2と、 締結ネジ 1 4 3とから構成されている。
中空状の開閉軸部材 1 2 5は、 中央部に切欠き部 1 2 5 a、 回転軸部材 1 2 6 を支承する支承部 1 2 5 b、 仕切り部 1 2 5 c、 スリ ッ ト 1 2 5 d、 ネジ穴 1 2 5 e、 第 3永久磁石 1 1 3 cを保持する保持部 1 2 5 f を有する。 なお、 切欠き 部 1 2 5 aには支承板 1 2 7が設置される。 支承板 1 2 7には、 M部 1 2 7 aと 、 回転軸部材 1 2 6を支承する支承孔 1 2 7 bとが形成されている。 開閉軸部材 1 2 5の内部には、 図 9中の左側から、 案内軸 1 2 8、 第 1コイルばね 1 2 9、 第 1クリック凸板 1 3 0およぴ第 1クリック凹板 1 3 1が装着される。
案内軸 1 2 8は、 太径部 1 2 8 aと小径部 1 2 8 bを有する。 太径部 1 2 8 a には平行溝 1 2 8 cが形成されており、 小径部 1 2 8 bの先端には Dカツト部 1 2 8 dが形成されている。 第 1クリック凸板 1 3 0は案内軸 1 2 8に回動不能で あり、 小径部 1 2 8 bのスラス ト方向のみに移動可能に設けられる。 また、 第 1 クリック凹板 1 3 1は、 小径部 1 2 8 bが回動可能に揷通されると共に、 開閉軸 部材 1 2 5の端部側に固定される。
第 1コイルばね 1 2 9は、 第 1クリック凸板 1 3 0を第 1クリック凹板 1 3 1 側へ付勢する。 筐体 1 0 1が閉状態および第 1の開状態において、 第 1タリック 凸扳 1 3 0の凸部 1 3 0 aは、 第 1クリック凹板 1 3 1の凹部 1 3 1 aに係合す る。 なお、 筐体 1 0 1を第 1の開状態から閉状態にする場合は凸部 1 3 0 aと凹 部 1 3 1 a との係合が解除され、 一方、 閉状態から第 1の開状態にすると凸部 1 30 aと凹部 1 3 1 aとが係合する。 即ち、 これにより、 凸部 1 30 aと凹部 1 3 1 aとの係合、 または係合の解除の際に、 ユーザにクリック感が得られる。 回転軸部材 1 26には、 図 9の中段上側から、 カム 1 3 2、 支承板 1 27、 第 2タリック凸板 1 3 3、 第 2コイルばね 1 34およびブラケット 1 35が装着さ れる。 回転軸部材 1 26は、 開閉軸部材 1 25の切欠き部 1 25 aに取り付けら れる支承板 127と、 開閉軸部材 1 25の支承部 1 25 bに支承される。 回転軸 部材 1 26の先端には Eリング 1 36が設けられ、 開閉軸部材 1 25に回転可能 に保持される。 第 2クリック凸板 1 33は、 回転軸部材 1 26のスラスト方向の みに移動可能に設けられる。 また、 第 2コイルばね 1 34は、 第 2クリック凸板 1 33を支承板 1 27側へ付勢する。
筐体 10 1が閉状態から開状態となるまで、 継続して第 2クリック凸板 1 33 の凸部 1 3 3 aは支承板 1 27の凹部 1 27 aに係合する。 第 1の開状態から第 2の開状態に移行するときは、 第 2クリック凸板 1 33の凸部 1 33 aと支承板 1 27の凹部 1 27 aとの係合が解除され、 第 2の開状態で再び係合する。 第 2 の開状態から第 1の開状態へ移行する時も同様である。 即ち、 前述した第 1タリ ック凸板 1 30の凸部 1 30 aと第 1クリック凹板 1 3 1の凹部 1 3 1 aと同様 の構成によって、 ユーザにクリック感を与えるように構成されている。
ブラケット 1 35には、 第 1筐体部材 1 01 aにネジ (図示せず) によって共 締め固定される孔 1 35 aが形成されている。
カム 132は、 回転軸部材 1 26に固定され、 開閉軸部材 1 25の仕切り部 1 25 cと案内軸 1 28の太径部 1 28 aとの間に挟まれるようにして、 開閉軸部 材 1 25の中に収容されている。 カム 1 3 2と案内軸 1 28の平行溝 1 28 cと は、 第 1、 第 2筐体部材 10 1 a、 1 01 bが第 1、 第 2閉状態及び第 1、 第 2 開状態のときのみ平行になるように構成されており、 このとき、 回転軸部材 1 2 6の回転と共に回転するカム 1 32は平行溝 1 28 cの中に案内可能となり、 第 1筐体部材 10 1 aを B方向へ回転させることができる。 ここで、 上記の動きを 、 図 1 1に示すカム線図を用いて説明する。
図 1 1に示すカム線図において、 右側の斜線部は仕切り部 1 25 cを示す。 ま た、 左側の斜線部は案内軸 1 28の太径部 1 28 aを示し、 円弧部は平行溝 1 2 8 cを示す。 ここで、 筐体 1 0 1が閉状態から第 1又は第 2開状態の間にあると きのカム 1 3 2の位置を位置 aで示す。 また、 筐体 1 0 1が第 1、 第 2の開状態 のときの、 カム 1 3 2の位置を位置 bで示す。
位置 aでは、 カム 1 3 2の左右端面はそれぞれ仕切り部 1 2 5 cと案内軸 1 2 8の太径部 1 2 8 aとに囲まれているため、 カム 1 3 2は回転できないようにな つている。 位置 bでは、 カム 1 3 2の右端面側に仕切り部 1 2 5 cがあるため、 B方向とは反対側に回転できないようになっている。 カム 1 3 2の左端面側には 平行溝 1 2 8 cがあるため、 B方向へ 1 8 0度回転できる。 B方向へ 1 8 0度未 満の回転の状態ではカム 1 3 2の一部が平行溝 1 2 8 cの中にあり、 この状態で は、 カム 1 3 2の板厚方向が平行溝 1 2 8 cに囲まれるため、 筐体 1 0 1が矢印 A方向 (または反対方向) へ変化しょうとしても抑制される。
閉状態においては、 カム 1 3 2と平行溝 1 2 8 cとは平行であるが、 第 1筐体 部材 1 O l aと第 2筐体部材 1 0 1 bとが対面しているため、 回転軸部材 1 2 6 は回転できない。
したがって、 筐体 1 0 1が第 1及び第 2の開状態以外の状態においては、 第 1 筐体部材 1 0 1 aは回転軸部材 1 2 6を軸とした矢印 B方向 (または反対方向) への回転を行うことができない。 さらに、 回転軸部材 1 2 6が回転している状態 においては、 開閉軸部材 1 2 5は回転できないため、 筐体 1 0 1の矢印 A方向 ( または反対方向) への開閉ができない。
開閉軸部材 1 2 5の内部には、 図 9の中段右側から、 中空状の開閉軸軸受 1 3 7が装着される。 この開閉軸軸受 1 3 7の溝 1 3 7 aはスリット 1 2 5 dと同方 向に向けられて取り付けられている。
ヒンジユニット 1 3 8には、 可撓性基板 1 3 9とケーブル 1 4 0とが組み付け られる。 コーナー部 1 3 9 aを有する可撓性基板 1 3 9は、 第 1筐体部材 1 0 1 aと第 2筐体部材 1 0 1 bとを電気的に接続する。 コーナー部 1 3 9 aの片端側 は開閉軸軸受 1 3 7の廻りに卷回されて第 1巻回部 1 3 9 bを形成し、 コーナー 部 1 3 9 aは溝 1 3 7 aから開閉軸軸受 1 3 7の中に通される。 コー^ "一部 1 3 9 aの他端側はスリット 1 2 5 dを通過して開閉軸部材 1 2 5の外へ脱出し、 開 閉軸部材 1 2 5廻りを約半周巻回され、 さらに、 回転軸部材 1 26廻りに卷回さ れて第 2卷回部 1 3 9 cを形成し、 第 1筐体部材 1 0 1 aに接続される。
第 1筐体部材 1 0 1 aに設けられた金属部品と第 2筐体部材 1 0 1 bに設けら れた金属部品とを電気的に接続するケーブル 1 40は、 開閉軸軸受 1 3 7の端部 より開閉軸軸受 1 3 7の中に通され、 スリット 1 2 5 dから出て第 1の筐体部材 1 0 1 a側へと延設され、 第 2巻回部 1 3 9 cの内側を通って接続される。 ケー ブル 1 40を設けた目的は、 夫々筐体部材 1 0 1 a、 1 0 1 bのグランド強化に あり、 静電気が付与されたときでも表示部 1 1 2等の破損を回避するためである 。 なお、 ケーブル 1 40は、 第 1筐体部材 1 0 1 aにアンテナ 1 0 3設けた時、 アンテナ 1 0 3と第 2筐体部材 1 0 1 bに設けた送受信部 1 1 5との間での利得 低下を極力回避するために用いても良い。
ヒンジュ二ット 1 3 8に可撓性基板 1 3 9とケープル 1 40とが組付けられた 後、 外装用のフロントカバー 1 4 1およびリアカバー 1 4 2が締結ネジ 1 4 3に よって固定される。 フロントカバー 1 4 1およびリアカバー 1 4 2には、 それぞ れ係合爪 1 4 1 a、 14 2 aとネジ揷通穴 1 4 1 b、 1 4 2 bが設けられている 。 ネジ揷通穴 1 4 1 b、 1 4 2 bは回転軸部材 1 2 6に設けたプラケット 1 3 5 側を向くように設けられている。 また、 フロントカバー 1 4 1とリアカバー 1 4 2は、 ヒンジユニット 1 3 8を囲むように挟んで係合爪 1 4 1 a、 1 4 2 aを係 合させ、 締結ネジ 1 43がネジ揷通穴 14 1 b、 1 4 2 bを通して開閉軸部材 1 2 5のネジ穴 1 2 5 eに螺着されて、 この構成によりヒンジ部 1 0 2が完成する 小径部 1 2 8 bの先端に形成された Dカツト部 1 28 dは、 第 2筐体部材 1 0 1 bのヒンジ装着部 1 0 1 cに設けられた D穴 1 0 1 eに支承され、 また、 開閉 軸軸受 1 3 7の外周は、 第 2の筐体部材 1 0 1 bのヒンジ軸受部 1 0 1 f に支承 されて、 ヒンジ部 1 0 2は第 2筐体部材 1 0 1 bに装着される。 また、 ブラケッ ト 1 3 5には第 1筐体部材 1 0 1 aが装着される。
なお、 回転軸部材 1 2 6は、 第 1、 第 2筐体部材 1 0 1 a、 1 0 1 bとが第 1 、 第 2の開状態のときのみ回転可能に設けたが、 筐体 1 0 1が他の態様 (例えば 、 筐体 1 0 1が閉状態から開状態になるまでの間の状態) であっても回転可能に してもよい。 本実施形態では、 例えば、 回転軸部材 1 2 6が約 9 0度回転された 状態で開閉軸部材 1 2 5が回転すると、 第 1筐体部材 1 0 1 aの隅部が第 2筐体 部材 1 0 1 bの主面 1 0 1 iと当接して打痕が生じるのを防止するために、 回転 軸部材 1 2 6が回転終了までは開閉軸部材 1 2 5が回転できないようにしてある 。 打痕が生じない材料で筐体を構成した場合などでは、 必ずしもこの限りではな レ、。
次に、 図 1 2乃至図 1 5を参照して、 本実施形態の携帯端末装置の動作につい て説明する。
図 1 2は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置の動作モード別の機能を説明 するための説明図である。 図 1 3は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置の受 話動作を説明するためのフローチャートである。 図 1 4は、 本発明の実施形態に 係る携帯端末装置のカメラ部によって使用者の前方の被写体を撮影しているとき の状態を示す図である。 図 1 5は、 本発明の実施形態に係る携帯端末装置のカメ ラ部によって使用者自身を被写体として撮影しているときの状態を示す図である 。
図 1 2に示したよ.うに、 携帯端末装置 1に電源が投入された状態では、 音声通 信モード 5 0 1、 非音声通信モード 5 0 2、 及ぴカメラモード 5 0 3が、 操作部 1 0 5を操作することで設定可能である
音声通信モード 5 0 1では、 音声通信等の受信待受動作を開始し、 着信動作や 発信動作等を行うことで使用者が通信相手と通話をすることができる。
図 1 3を用いて、 受話動作を説明する。
待受状態 (S T 1 ) において、 制御部 1 2 0により、 筐体 1 0 1が第 1の閉状 態又は第 2の開状態にあると判定されると、 表示部 1 1 2には時刻、 電池残容量 や電界強度を表すマーク等が表示される。
着信があった場合 (S T 2 : Y) 、 制御部 1 2 0により携帯端末装置 1がマナ 一モードに設定されているか否かを判断し、 マナーモードに設定されていない場 合 (S T 3 : Ν) 、 スピーカ 1 0 7から着信音が出力される (S T 4 ) 。 このと き、 携帯端末装置 1が閉状態であっても、 着信音は第 2のクリアランス 1 2 3か ら外部に導出される。 一方、 マナーモードに設定されていた場合 (ST 3 : Y) 、 バイブレータ部 105により着信の報知が行われる (ST 5) 。
着信を認識した使用者が携帯端末装置 1を開き受話操作を行うと (ST 6) 、 制御部 1 20が、 第 2ホール素子 1 1 1からの検出信号により、 携帯端末装置 1 の開状態を判定する (ST 7) 。 判定の結果、 携帯端末装置 1が第 1の開状態で あった場合 (ST 7 : Y) 、 制御部 1 20はレシーバ 106から通信相手の音声 を出力するよう制御する (ST 8) 。 一方、 携帯端末装置 1が第 2の開状態であ つた場合 (ST 7 : N) 、 制御部 1 20はスピーカ 107から通信相手の音声を 出力するよう制御する (ST 9) 。 その後、 終話操作が行われると、 通話が終了 され、 待受状態に戻る (ST 10) 。 尚、 通話中に携帯端末装置 1が、 第 1の開 状態から第 2の開状態へ、 或いは第 2の開状態から第 1の開状態に切替わった場 合、 制御部 1 20は、 受話音声の出力源を、 音声が出力されていなかった他方の 音声出力源へと切替える。
ST 2において着信情報として、 相手の発信情報が名前と共に予め電話帳に登 録されているならば、 相手の名前や相手の顔画像などの電話帳情報が表示される 非音声通信モード 502では、 受信待受状態を維持しながら、 着信した非音声 通信 (メールなどの文字情報) を表示させたり、 第 1操作部 105 aより入力し た文字情報を表示部 1 1 2に表示させ、 かつ、 送信機能を用いて相手に文字情報 や情報記録部 1 21に保存された音声、 非音声 (画像等) 情報を送信することが できる。
メールなどの非音声情報を着信した時には、 筐体 10 1が第 1の閉状態及び第 2の開状態において表示部 1 1 2に着信を報知するメッセージが表示される。 筐 体 101が第 2の閉状態及び第 1の開状態のときには、 表示部 1 1 2には表示さ れないが、 第 1の閉状態や第 2の開状態に切替えると、 表示部 1 1 2に着信を報 知するメッセージが表示される。
第 2の開状態において、 所定の操作によって、 着信した文字情報や画像情報な どの非音声情報を表示部 1 1 2に表示することができる (例えば、 メー^/を開く など) 。 第 1の閉状態でも非音声情報が表示部 1 1 2に表示されるようにしても 良い。 この場合、 第 1の閉状態で操作ができる第 3の操作部を表示部 1 1 2に隣 接する位置に設けたり、 第 2操作部 1 0 5 bにその機能を付与したりしても良い 音声又は非音声通信を行うときには、 送信相手を確定するために電話帳機能を 利用することができる。 すなわち、 筐体 1 0 1を第 2の開状態にし、 第 1操作部 1 0 5 aを操作し電話帳機能を用いて相手名を表示部 1 1 2に表示させ、 選択し て確定することができる。
次に、 カメラ部の動作を説明する。 カメラモード 5 0 3においては、 第 1の閉 状態おょぴ第 1の開状態でカメラ部 1 0 9による撮影が行える。
撮影した撮像画像は静止画または動画として情報記録部 1 1 9に記録できる。 情報記録部 1 1 9に記録された動画や静止画像は、 第 2の開状態にし、 所定の操 作を行って、 撮影した撮像画像を表示部 1 1 2に再生表示させて見ることができ る。 ここで、 第 1の開状態で撮影した撮像画像は、 表示部 1 1 2に表示された表 示画像の反鏡像が表示される。 即ち、 第 1の開状態で撮影した時には、 表示部 1 1 2に鏡像が表示されていても、 録画された画像を読み出したときには反鏡像が 表示される。 第 1の閉状態で撮影した撮像画像は、 表示部 1 1 2に表示された表 示画像と同じ画像が表示される。 撮像画像とともに録音された音声は、 撮像画像 の再生とともにスピーカ 1 0 7から出力される。
これら撮影した撮像画像は、 電話番号情報に関連付けて電話帳に記憶すること ができる。 画像情報と関連付けられた電話番号から着信があった場合、 表示部 1 1 2に画像情報が表示される。 また、 カメラ部 1 0 9が撮像した撮像画像を通信 相手に送信もできる。
第 1の撮影状態について、 図 1 4を用いて説明する。 第 1の閉状態においては 、 表示部 1 1 2を使用者 1 5 1自身に向けカメラ部 1 0 9を使用者の前方にいる 被写体 1 5 2に向けて撮影する。 使用者は、 反鏡像が表示される表示部 1 1 2を 見ることで、 撮影状態が確認できる。 第 2操作部 1 0 5 bを操作して、 動画、 静 止画の撮影の開始、 終了ができる。
第 2の撮影状態について、 図 1 5を用いて説明する。 第 1の開状態においては 、 カメラ部 1 0 9を使用者 1 5 1自身に向けて撮影すると、 使用者 1 5 1自身が 表示部 1 1 2に表示される撮像画像を確認できる。 表示部 1 1 2には鏡像が表示 される。 被写体自身がどのように写っているかを表示する表示部 1 1 2に鏡像を 表示すると、 被写体自身は鏡を見ている状態と同じくなり、 例えば、 首が傾いて いると気付いた場合には、 どちらに傾いているか容易に分かる。 第 2操作部 1 0 5 bを操作して、 動画、 静止画の撮影の開始、 終了ができる。 第 2操作部 1 0 5 bは撮影中に使用するため、 装置の態様が撮影できる状態で、 筐体 1 0 1外表面 に露呈した位置に設けてある。
すなわち、 第 1の閉状態では、 相手撮りに好適であり、 第 1の開状態では、 自 分撮りに好適となる。
なお、 開状態においては、 第 1の開状態でのみカメラ部 1 0 9による撮影がで きるようにしたが、 第 1の筐体を反転させた第 2の開状態でも撮影ができるよう にしてもよい。 すなわち、 表示部 1 1 2は撮影者 (使用者) に向けられカメラ部 1 0 9が被写体に向けられた態様となるので、 相手撮りができる。 この場合、 装 置を同じ向きに持ち、 第 1筐体部材 1 0 1 aを回転させるだけで相手撮り、 自分 撮りの切替えが可能なので、 第 2操作部 1 0 5 bを操作する手は常に同じとなり 、 操作性が良好となる。 第 2の開状態における撮影時には、 表示部 1 0 9には反 鏡像を表示するとよい。
第 1の開状態で撮影しているとき (即ち、 表示部 1 1 2とカメラ部 1 0 9とが 同方向に向けられているとき) のみ、 表示部 1 1 2に表示される撮影画像を鏡像 にし、 この態様以外で撮影や再生表示する場合には反鏡像を表示させるだけなの で、 制御方法が簡素化できる (画像表示処理の負担が軽減される) 。
以上、 説明した本実施形態における、 筐体 1 0 1の態様とレシーバ 1 0 6ゃス ピー力 1 0 7、 カメラ部 1 0 9の動作についての関係を図 1 6にまとめた。 以上のように本実施形態によれば、 携帯端末装置 1の第 2筐体部材 1 0 1 bに 対する第 1筐体部材 1 0 1 aの位置関係を判定し、 判定した位置関係によって、 音声通信時における音声の出力源を切替えることができる。 使用者は、 携帯端末 装置 1を第 1の開状態や第 2の開状態に切替えるだけで、 ハンズフリ一通話や通 常の通話に切替えることができるため、 使い勝手が良い。 又、 本実施形態によれば、 スピーカ 1 0 7から出力される音声が、 第 2クリア ランス 1 2 3から導出されるようになっているため、 携帯端末装置 1を閉じた状 態でも、 着信音等を明瞭に聞くことができる。
又、 本実施形態によれば、 手に持つ筐体 (第 2の筐体部材 1 0 1 b ) に 1つの カメラ部 1 0 9を埋め込む構成とすることで、 手に持たない筐体 (第 1の筐体部 材 1 0 l a ) の薄型化、 軽量化が達成できるとともに、 厚いレンズ (光学系) も 無理なく使用することができる。 すなわち、 筐体を手に持った時、 手に持たない 筐体が重ければ、 手先が下がってしまい、 手に疲労が生じ易くなつてしまう。 こ のため、 手に持たない他方の筐体 (第 1筐体部材 1 O l a ) の薄型化、 軽量化に より、 使用時でも軽く感じられるようになつている。 しかも、 一つのカメラ部で 自分撮り、 相手撮りの両方をする場合、 どちらの場合でも表示部に撮像画像を表 示させて、 撮影画像が撮影中に確認できるので、 高画質の撮影及び撮影シーンの 多様化が可能である。
カメラ部 1 0 9と表示部 1 1 2の上下方向が一致しないと、 画像を表示する際 に、 画像を表示するために画像メモリから画像データを読み出す際のアドレス制 御が複雑になって、 このことがコス ト高の要因となり、 あるいは L S Iのサイズ の増加を招くおそれがある。 しかしながら、 カメラ部 1 0 9に対し表示部 1 1 2 は、 上下方向が常に一致している構成であるため、 基本的には、 撮像した画像を そのまま表示すればよく、 必要に応じて、 左右を逆転させて鏡像表示をなせばよ い。 したがって、 画像処理が簡単化される。
尚、 本実施形態では、 第 2ホール素子 1 1 1が第 3永久磁石 1 1 3 cを検出し た際に、 携帯端末装置 1が第 1の開状態になったと判定し、 音声の出力源をレシ ーパ 1 0 6に設定しているが、 第 2ホール素子 1 1 1による第 3永久磁石 1 1 3 cの検出範囲は、 第 3永久磁石 1 1 3 cの非検出範囲よりも広くなるように、 第 3永久磁石を選定している。
つまり、 第 1筐体部材 1 0 1 aの第 1の開状態からの回転角度が 9 0度を越え た時点で、 第 2ホール素子 1 1 1が第 3永久磁石 1 1 3 cを非検出とするように している。 これにより、 第 1筐体部材 1 0 1 aの第 1の開状態からの回転角度が
9 0度を越えるまでは、 音声の出力源がスピーカ 1 0 7に切替わることはないた め、 使用者がレシーバ 1 0 6に耳をあてている状態で、 突然スピーカ 1 0 7から 大音量の音声が出力されてしまい、 使用者の鼓膜に影響を与えてしまうといった 事故を防ぐことができ、 安全性が確保できる。
又、 これは第 2の開状態のときも同様に、 第 1筐体部材 1 0 1 aの回転角度が 9 0度を越えるまでは、 第 2ホール素子 1 1 1が第 3永久磁石 1 1 3 cを検出し ないため、 スピーカ 1 0 7からレシーバ 1 0 6に音声出力源が切替わることはな くなり、 ハンズフリー通話中に第 1筐体部材 1 0 1 aが多少回転してしまっても 、 そのままハンズフリー通話を継続することができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、 本発明の精神と範 囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にと つて明らかである。
本出願は、 2003年 2月 12 3出願の日本特許出願 Να2003- 033813に基づくものであ り、 その内容はここに参照として取り込まれる。
<産業上の利用可能性〉
本発明によれば、 音声通信時の操作性が良好な携帯端末装置を提供することが できる。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . 第 1筐体と第 2筐体とをヒンジ部により開閉可能に連結し、 前記第 2 筐体に対し、 前記第 1筐体を前記ヒンジ部の開閉軸部材と直交する回転軸部材を 中心に回転可能に構成した音声通信可能な携帯端末装置であって、
閉じた状態で前記第 2筐体と対向する前記第 1筐体の面に配設された第 1音声 出力手段と、
閉じた状態で前記第 1筐体と対向する前記第 2筐体の面に配設され、 前記第 1 音声出力手段より出力レベルの大きい第 2音声出力手段と、
前記第 2筐体に対する前記第 1筐体の位置関係を判定する位置判定手段と、 前記位置判定手段による判定結果に応じて、 音声通信時の音声の出力源を前記 第 1音声出力手段及び前記第 2音声出力手段のどちらかに設定する設定手段とを 備える携帯端末装置。
2 . 請求の範囲第 1項記載の携帯端末装置であって、
前記第 2音声出力手段の配設面と同一面に配設された送話部を備え、 前記設定手段は、 前記第 1筐体が前記第 2筐体に対し、 前記第 1音声出力手段 が露出しないように閉じられた状態から開かれた第 1の位置関係にあると前記位 置判定手段により判定された場合、 前記第 1音声出力手段を前記音声の出力源と し、
前記第 1筐体が前記第 2筐体に対し、 前記第 1音声出力手段が露出するように 閉じられた状態から開かれた第 2の位置関係にあると前記位置判定手段により判 定された場合、 前記第 2音声出力手段を前記音声の出力源とする携帯端末装置。
3 . 請求の範囲第 2項記載の携帯端末装置であって、
前記位置判定手段は、 開いた状態から、 前記第 2筐体に対する前記第 1筐体の 回転角度が 9 0度を超えた場合に、 前記第 1筐体が前記第 1の位置関係又は前記 第 2の位置関係にあると判定する携帯端末装置。
4 . 請求の範囲第 2項又は第 3記載の携帯端末装置であって、
前記ヒンジ部は、 閉じた状態で前記第 2筐体との間に空間を形成するように前 記第 2筐体に連結されたものであり、
前記第 2音声出力手段を前記ヒンジ部近傍に配設した携帯端末装置。
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