JP4697256B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関し、特に、装置本体に対する表示ユニットの回動状態を簡単な構造で検出できる表示装置に関する。
ビデオカメラや携帯電話などでは、開閉式の表示パネルを備えたタイプが多用されている。さらに、かかるビデオカメラ等では、用途に応じてユーザが表示画面を見やすいように、パネル開閉用の第1の回転軸とは異なる第2の回転軸で表示パネルを回転(反転)できるように構成されたものも登場している。
かかる表示パネルの開閉状態と反転状態を検出するために、通常、機械的な作動に応じて電気的接続を切り換えるメカスイッチが使用されている。このメカスイッチは、表示パネルの開閉状態や、反転状態を機械的に検出して、検出結果であるオン/オフ信号をマイクロコントローラの入力ポートに出力する。当該マイクロコントローラは、このメカスイッチからのオン/オフ信号を受けて、ビデオカメラの各種の動作、例えば、表示モードを制御する。詳細には、例えば、当該マイクロコントローラは、表示パネル開を表す信号を受けたときは、表示パネルを点灯させ、一方、パネル閉を表す信号を受けたときは、表示パネルを消灯させる。また、上記マイクロコントローラは、表示パネルの反転を表す信号を受けたときは、対面の相手が画像を見やすいように、画像の上下及び左右を反転させてミラー状態で表示する。さらに、このように表示パネルが反転した状態で閉じられたときは、上記マイクロコントローラは、画像を上下反転表示させたまま、左右反転表示のみを元に戻して、画像を正常な状態で表示する。
しかし、上記のようにメカスイッチを使用した方式では、部品の公差、装置の組立ばらつき、或いは、スイッチのマウント位置のばらつきなどによって、メカスイッチのオン点又はオフ点の位置がずれてしまい、メカスイッチを正常に動作させるための調整が難しかった。また、メカスイッチを用いると、装置の機械的な構造も複雑になり、設計の寸法公差が厳しくなる上に、装置の組立も複雑なものとなっていた。
そこで、かかる問題に対処すべく、例えば特許文献1には、上記メカスイッチに代えて、磁気センサを使用し、磁石と磁気センサとの相対位置に応じて、表示パネルの開閉状態等を検出する手法が開示されている。このように磁気センサを使用すれば、上述したメカスイッチの構造の複雑さに由来する諸問題を回避できる。
特開2004−184293号公報
しかしながら、上記特許文献1の検出機構では、磁気センサを用いて表示パネルの複数の状態、例えば、表示パネルの開閉及び反転といった2方向の状態を検出する場合、開閉検出用及び反転検出用に、磁気センサと磁石を2組設置する必要があった。従って、2つの磁気センサと2つの磁石を設置するために、装置構造が複雑なり、部品点数及び製造コストも増大するという問題があった。また、一方の状態検出に磁気センサを使用し、他方の状態検出に旧来のメカセンサを使用したとしても、複数組の検出機構が必要な点は同様であり、装置構造が複雑となり、部品点数及びコストが嵩むという問題は解消されない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、表示装置の2方向の状態検出を、より簡単な構造で実現することが可能な、新規かつ改良された表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、装置本体と;表示画面に画像を表示する表示ユニットと;前記装置本体に対して前記表示ユニットを、相異なる方向の第1の回転軸及び第2の回転軸を中心に回動可能に連結するヒンジユニットと;前記ヒンジユニットに設けられ、前記第1及び第2の回転軸の近傍で前記第1及び第2の回転軸双方の軸上からずれた位置に配置される1つの被検知体と;前記装置本体の前記第1の回転軸上からずれた位置に設けられ、前記被検知体との相対的な位置関係に応じて、前記第1の回転軸を中心とする前記装置本体に対する前記表示ユニットの回動による前記表示ユニットの開閉状態を検出する開閉検出センサと;前記表示ユニットの前記第2の回転軸上からずれた位置に設けられ、前記被検知体との相対的な位置関係に応じて、前記第2の回転軸を中心とする前記装置本体に対する前記表示ユニットの回動状態が、前記装置本体に対して前記表示ユニットを閉じたときに前記表示ユニットの前記表示画面が前記装置本体側に向く非反転状態、又は、前記装置本体とは他側に向く反転状態のいずれであるかを検出する反転検出センサと;を備え、前記第1の回転軸を中心として前記表示ユニット及び前記ヒンジユニットが一体となって前記装置本体に対して回動することで、前記表示ユニットが前記装置本体に対して開閉し、前記第2の回転軸を中心として前記表示ユニットが前記ヒンジユニットに対して回動することで、前記表示ユニットが前記装置本体に対して回動して、前記非反転状態又は前記反転状態となる、表示装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、装置本体と;表示画面に画像を表示する表示ユニットと;前記装置本体に対して前記表示ユニットを、相異なる方向の第1の回転軸及び第2の回転軸を中心に回動可能に連結するヒンジユニットと;を備え、前記第1の回転軸を中心として前記表示ユニット及び前記ヒンジユニットが一体となって前記装置本体に対して回動することで、前記表示ユニットが前記装置本体に対して開閉でき、前記第2の回転軸を中心として前記表示ユニットが前記ヒンジユニットに対して回動することで、前記表示ユニットが前記装置本体に対して回動して、前記装置本体に対して前記表示ユニットを閉じたときに前記表示ユニットの表示画面が前記装置本体側に向く非反転状態、又は、前記装置本体とは他側に向く反転状態となることができ、前記ヒンジユニットにおいて、前記表示ユニットの開閉に応じて前記装置本体に対して接近又は離隔する位置に1つの被検知体が設けられ、前記装置本体に設置される開閉検出センサが、前記第1の回転軸上からずれた位置に設けられ、前記開閉検出センサは、前記被検知体との相対的な位置関係に応じて、前記表示ユニットの開閉状態を検出し、前記表示ユニットと一体になって動く反転検出センサが、前記第2の回転軸上からずれた位置に設けられ、前記反転検出センサは、前記被検知体との相対的な位置関係に応じて、前記表示ユニットが前記非反転状態又は前記反転状態のいずれであるかを検出する、表示装置が提供される。
前記開閉検出センサ及び前記反転検出センサの検出結果に基づいて、前記第1及び第2の回転軸を中心とする前記装置本体に対する前記表示ユニットの回動状態を判別し、当該判別結果に基づいて、前記表示ユニットの表示モードを制御する制御部をさらに備えるようにしてもよい。
前記制御部は、前記表示ユニットの状態が、前記表示ユニットが閉じ、かつ、前記非反転状態である第1状態、前記表示ユニットが開き、かつ、前記非反転状態である第2状態、又は、前記表示ユニットが開き、かつ、前記反転状態である第3状態、
のいずれであるかを判別するようにしてもよい。
前記制御部は、前記表示ユニットが前記第1状態にあるときには、前記表示ユニットの表示モードを、前記画像データを表示しない非表示モードに設定し、前記表示ユニットが前記第2状態にあるときには、前記表示ユニットの表示モードを、前記画像データをそのまま表示する通常表示モードに設定し、前記表示ユニットが前記第3状態にあるときには、前記表示ユニットの表示モードを、前記画像データを上下方向に反転させて表示する上下反転表示モードに設定するようにしてもよい。
前記制御部は、前記表示ユニットの状態が、前記表示ユニットが閉じ、かつ、前記非反転状態である第1状態、前記表示ユニットが開き、かつ、前記非反転状態である第2状態、又は、前記表示ユニットが閉じ、かつ、前記反転状態である第4状態、のいずれであるかを判別するようにしてもよい。
前記制御部は、前記表示ユニットが前記第1状態にあるときには、前記表示ユニットの表示モードを、前記画像データを表示しない非表示モードに設定し、前記表示ユニットが前記第2状態にあるときには、前記表示ユニットの表示モードを、前記画像データをそのまま表示する通常表示モードに設定し、前記表示ユニットが前記第4状態にあるときには、前記表示ユニットの表示モードを、前記画像データを上下及び左右方向に反転させて表示する上下及び左右反転表示モードに設定するようにしてもよい。
前記被検知体は、磁石からなり、前記開閉検出センサ及び前記反転検出センサは、前記磁石からの磁束を検出する磁気センサからなるようにしてもよい。
前記被検知体は、光源からなり、前記開閉検出センサ及び前記反転検出センサは、前記光源からの光を検出する光センサからなるようにしてもよい。
上記構成により、装置本体と表示ユニットとが、ヒンジユニットにより、相異なる方向の第1の回転軸及び第2の回転軸を中心に回動可能に連結される表示装置において、開閉検出センサによって、開閉検出センサと被検知体との相対的な位置関係に応じて、第1の回転軸を中心とする装置本体に対する表示ユニットの回動による表示ユニットの開閉状態が検出され、反転検出センサによって、反転検出センサと被検知体との相対的な位置関係に応じて、第2の回転軸を中心とする装置本体に対する表示ユニットの回動状態が、装置本体に対して表示ユニットを閉じたときに表示ユニットの表示画面が装置本体側に向く非反転状態、又は、当該表示画面が装置本体とは他側に向く反転状態のうちのいずれであるかが検出される。
以上説明したように本発明によれば、表示装置の2方向の状態検出を、より簡単な構造で実現できる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態にかかる表示装置について説明する。本実施形態にかかる表示装置は、ヒンジユニットにより表示ユニットを装置本体に対して2軸方向に回動可能に連結した表示装置である。かかる表示装置は、装置本体に対して開閉及び回転可能な表示ユニットを具備する電子機器であれば、例えば、ビデオカメラ、デジタルカメラ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型ゲーム機、電子辞書、各種の携帯端末、ノート型パーソナルコンピュータなど各種の電子機器に適用できる。以下の説明では、本発明の表示装置が適用された電子機器として、ビデオカメラの例を挙げて説明するが、本発明は当該例に限定されるものではない。
まず、図1〜図を参照して、本実施形態にかかるビデオカメラ1の全体構成について説明する。図1〜図3はそれぞれ、本実施形態にかかるビデオカメラ1において、表示ユニット3が開いた状態、表示ユニット3が閉じた状態、表示ユニット3が反転して閉じた状態を示す斜視図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態にかかるビデオカメラ1は、ユーザが片手で持って被写体の動画像を撮像するための携帯型の撮像装置である。このビデオカメラ1は、概略的には、装置本体2と、表示ユニット3と、装置本体2に対して表示ユニット3を開閉及び回転可能に連結するヒンジユニット4と、から構成される。
ビデオカメラ1の装置本体2内には、例えば、被写体を撮像する撮像部、撮像により得られた画像信号を処理する画像処理部、撮像された画像データを記憶媒体に記録/再生する記録再生部、ユーザ入力を受ける操作部、マイクロコントローラ等からなる制御部(いずれも図示せず。)、小型ビューファインダ12等の表示部などが設けられる。
ビデオカメラ1の装置本体2の筐体は、例えば合成樹脂によって形成され、前方を向いた側面には被写体撮像用のレンズ5や図示しない内蔵マイク等が取着されており、後方を向いた側面には、撮像動作のスタート/ストップスイッチ6や、着脱可能なバッテリ7等が設けられる。そして、装置本体2の右側面2aには、ユーザが手でビデオカメラ1を保持するためのグリップベルト(図示せず。)が取着されている。一方、装置本体2の左側面2bには前方及び下方に段部8及び9が形成されることによって、左方、後方及び上方に開口した凹部10が形成されている。さらに、上記段部8の上下方向における略中間の位置において、凹部10の上下の幅の略3分の1程度の範囲が更に装置前方に向かって伸びて収納凹部11が形成されている。この収納凹部11は、後述するヒンジユニット4を収納するための収納部として機能する。
表示ユニット3は、全体として例えば略矩形板状を有する表示装置であり、ユーザが撮像画像等を確認するための電子ビューファインダとして機能する。この表示ユニット3は、中央部に横長矩形状の開口14を有する合成樹脂製の枠体13と、表示パネル15と、背面カバー16とからなる。表示パネル15は、例えば、液晶表示パネル(Liquid Crystal Display)、有機EL表示パネル(organic
electroluminescence display)などからなる。表示パネル15は、装置本体2から入力された撮像画像、再生画像又は各種の設定情報等の表示データを表示する。かかる表示パネル15は、枠体13の背面側から該枠体13に取着固定され、この表示パネル15の背面が背面カバー16によって覆われる。これにより、表示パネル15は枠体13と背面カバー16とによって前後から挟まれ、開口14から表示画面15aが露出するようになっている。また、表示ユニット3の前面側にある枠体13の一側には、例えば、撮像動作のスタート/ストップボタン13a、ズーム調整用のテレボタン13b及びワイドボタン13c、ホームメニューボタン13dが設けられている。
このような表示ユニット3は、装置本体2の外部にヒンジユニット4を介して連結される。ヒンジユニット4は、表示ユニット3を装置本体2に対して2軸方向に回動可能(即ち、開閉及び回転可能)に連結・支持する金属又は樹脂製の連結ユニットである。このヒンジユニット4は、第1の回転軸A(開閉回転軸)を中心とする表示ユニット3の水平方向への回動(つまり、開閉動作)と、当該第1の回動軸Aと直交する第2の回転軸B(反転回転軸)を中心とする表示ユニット3の回動(つまり、反転動作)を可能とするものである。
詳細には、ヒンジユニット4は、表示ユニット3の一側辺部を第1の回転軸Aを中心として回動可能に支持する。これにより、装置本体2の左側面2bの凹部10から表示ユニット3の他側辺部が離れるようにして、表示ユニット3を装置本体2の左側面2bに対して例えば約90°開くことができる。つまり、第1の回転軸Aを中心として表示ユニット3を装置本体2に対して開閉できる。このとき、第1の回転軸Aを中心として表示ユニット3及びヒンジユニット4が一体となって装置本体2に対して回動する。この第1の回転軸Aを中心とする表示ユニット3の回動角度αは、閉じた状態を基準(α=0°)として最大回動角度が例えば約90°となるように、表示ユニット3の回動範囲が制限されている。図1は、表示ユニット3が装置本体2に対して開いた状態(α=90°)を示し、図2は、表示ユニット3が装置本体2に対して閉じた状態(α=0°)を示す。
以下の説明では、図1のように、閉じていた表示ユニット3を開いた状態(α=0°)を基準として、第1の回転軸Aを中心とする表示ユニット3の回動角度αが所定角度α以上(例えば、α=30°のとき、α≧30°)であるときに、表示ユニット3が開いた状態にあるとし、一方、回動角度αが上記所定の回動角度α未満(例えば、α<30°)であるときに、表示ユニット3が閉じた状態にあるとする。
また、ヒンジユニット4は、第1の回転軸Aと直交する第2の回転軸Bを中心として、表示ユニットを回動可能に支持する。これにより、第2の回転軸Bを中心として表示ユニット3をヒンジユニット4に対して回動させることで、表示ユニット3を装置本体2に対して回転(反転)させることができる。この結果、表示ユニット3は、装置本体2に対して表示ユニット3を閉じたときに表示ユニット3の表示画面15aが装置本体2側(内側)に向く非反転状態(図2の状態)、又は、装置本体2とは他側(外側)に向く反転状態(図3の状態)となることができる。
以下の説明では、図1のように表示ユニット3を開いた状態(β=0°)を基準として、第2の回転軸Bを中心とする表示ユニット3の回動角度βが所定角度β以上(例えば、β=120°であるときに、β≦−120°、β≧120°)であるときに、表示ユニット3が反転状態にあるとし、一方、回動角度βが上記所定の回動角度β未満(例えば、−120°<β<120°)であるときに、表示ユニット3が非反転状態にあるとする。なお、第2の回転軸Bを中心とする表示ユニット3の回動角度βを所定角度範囲(例えば、−90°≦β≦180°)に制限すれば、ヒンジユニット4内を通る配線の捩れ、断線等による不具合発生を防止できる。
ここで、図4〜図7を参照して、本実施形態にかかる装置本体2と表示ユニット3を回動可能に連結するヒンジユニット4の構造についてより詳細に説明する。図4は、本実施形態にかかるヒンジユニット4の要部を示す分解斜視図であり、図5は、図4の要部の拡大水平断面図であり、図6は、図5のVI−VI線に沿う断面図であり、図7は、図6のVII−VII線に沿う断面図である。
図4〜図7に示すように、ヒンジユニット4は、開閉ブラケット18と、開閉ヒンジユニット19と、回動軸20と、基部23及び軸部材24からなる回転ユニット22と、取付ブラケット25と、カバー体26と、eリング29とからなる。
開閉ブラケット18は、金属板を縦断面形状で略コ字状に折り曲げて成り、水平方向に伸びた上下の端部は外縁部の角が落とされて丸くされた支持片18a、18aとされ、該支持片18a、18aに挟まれた中間の部分が固定片18bとされている。また、上記支持片18a、18aには、後述する開閉ヒンジユニット19の回動軸20を嵌合して、開閉ヒンジユニット19を回動自在に支持するための支持孔18c、18cが形成されている。
そして、上記開閉ブラケット18は、前記装置本体2に形成された収納凹部11内に、図6に示すように、装置本体2の左側面2bに対して凹部となっている収納凹部11の底面である側面11bに、例えば、ビス止め等の適宜な方法によって固定片18bを固定し、これによって支持片18a、18aが対向して水平方向に伸びるように配置されている。
開閉ヒンジユニット19は、上記開閉ブラケット18と同様に、金属板を縦断面形状で略コ字状に折り曲げて成る。開閉ヒンジユニット19の水平方向に平行して伸びる上下の両端部が被支持片19a、19aであり、該被支持片19a、19aの間で垂直方向に伸びる部分が回転支持部19bである。また、被支持片19a、19aの外縁部は角が落とされて丸く形成され、中央にはそれぞれ上方又は下方へ向かって突出した回動軸20、20が一体的に形成されている。更に、回転支持部19bの中心部には挿通孔21が形成されている。尚、該挿通孔21の内径は、後述する回転ユニット22の軸部材24の外径より稍大きい程度とされている。
そして、開閉ヒンジユニット19は、開閉ブラケット18に収納凹部11内で、支持孔18c、18c内に回動軸20、20が挿入されることによって上下から挟まれるようにして支持される。これによって、開閉ヒンジユニット19は、垂直方向に伸びる回動軸20、20(上記第1の回動軸Aに相当する。)を中心として水平方向に回動自在となる。
回転ユニット22は、略円筒状の基部23と、軸部材24とから成る。即ち、該回転ユニット22の基部23の一端には円盤状の取付フランジ23aが一体に形成され、中心部を一端から他端まで軸方向に貫通した支持孔23bが両端に開口している。
また、軸部材24(上記第2の回動軸Bに相当する。)は、基部23の支持孔23bの内径より僅かに小さい外径、つまり、後述するように支持孔23b内において回転自在となる程度の外径を有する。軸部材24の一端部には、板状で横断面形状が略L字状をした取付ブラケット25が、その一方の片25aが軸部材24の軸方向に直交するように、即ち、フランジ状となるように一体的に取着される。取付ブラケット25の他方の片25bは、一方の片25aの一側縁から軸部材24の軸方向に且つ軸部材24の突出方向と反対の方向に伸びるように設けられる。また、軸部材24の他端部には、後述するeリング29の位置を固定するため係止溝24aが周方向に形成されている。
カバー体26は、図4に示すように、一方が開口した直方体形の箱状を為す。カバー体26の上下の壁部26a、26bの開口縁には、切欠27、27が形成され、閉塞端26cの中央には、縦長長方形の開口28が形成されている。
以上のような構成を有する回転ユニット22は、基部23の取付フランジ23aの反対側の支持孔23bの開口から軸部材24を、取付ブラケット25が取着された側と反対側から挿入して、取付ブラケット25の一方の片25aと基部23の端面とが当接するようにする。
次に、上記したように基部23と軸部材24とが一体化された回転ユニット22を、開閉ヒンジユニット19の回転支持部19bに取着する。即ち、開閉ヒンジユニット19の回転支持部19bに形成された挿通孔21に、回転支持部19bの被支持片19a、19aが水平方向に突出した側から、上記したように組み立てた回転ユニット22の軸部材24を挿入し、挿通孔21の開口縁に取付フランジ23aを当接させて、取付フランジ23aを回転支持部19bに図示しないビス止め等の適宜な方法によって固定する。そして、回転支持部19bの挿通孔21から突出した軸部材24の係止溝24aにeリング29を係止することによって貫け止めを為す。
そして最後に、図6及び図7に示すように、ヒンジユニット4の略全体を覆うように、カバー体26を開閉ヒンジユニット19に取付ブラケット25が突出した側から外嵌する。すると、カバー体26の切欠27、27を通して開閉ヒンジユニット19の回動軸20、20が上下に突出し、開口28から回転ユニット22の軸部材24の先端の取付ブラケット25が突出するようになる。
このようにして、開閉ヒンジユニット19と回転ユニット22とが、図5〜図7に示すように一体化される。この結果、取付ブラケット25は、開閉ヒンジユニット19の回動軸20、20(第1の回転軸A)を中心として水平方向に回動自在となる。同時に、取付ブラケット25は、回動軸20、20と直交した方向に延びる回転ユニット22の軸部材24(第2の回転軸B)を中心として回転自在となる。
尚、表示ユニット3は取付ブラケット25に取着されて支持されることとなる。この取着手法としては、詳しい図示は省略するが、例えば、取付ブラケット25の一方の片25a及び他方の片25bにビス孔を形成する等して、一方の片25aが枠体13に、他方の片25bが背面カバー16にビス止めされる。
以上、図4〜図7を参照して、本実施形態にかかるヒンジユニット4の構造について詳述した。かかるヒンジユニット4によれば、回動軸20、20(第1の回転軸A)を中心として、装置本体2に対して表示ユニット3とヒンジユニット4を一体的に回動させることで、装置本体2に対して表示ユニット3を開閉できる。さらに、回転ユニット22の軸部材24(第2の回転軸B)を中心として、ヒンジユニット4に対して表示ユニット3を回転させることで、装置本体2に対して表示ユニット3を回転(反転)できる。
このように、ヒンジユニット4は、装置本体2に対して表示ユニット3を、相異なる2軸方向に回動可能に連結・支持するものである。かかる2軸方向の回動状態(開閉状態及び反転状態)を検出するために、従来では、2つのメカスイッチを設置したり、或いは、2組の磁石と磁気センサからなる検出機構を設置していた。しかし、かかる従来の検出機構では、ビデオカメラの検出機構周辺の構造が複雑となり、部品点数及びコストが嵩むという問題があった、
そこで、本実施形態にかかるビデオカメラ1では、表示ユニット3の開閉及び回転検出手段として、従来のメカスイッチを使用せずに、図4〜図7でも一部示したように、唯一の磁石30と2つの磁気センサ(開閉検出センサ32及び反転検出センサ34)を使用することを特徴としている。即ち、従来技術では、2つの磁気センサと2つの磁石を使用していた。これに対し、本実施形態では、2軸方向の回動状態を検知するための被検知体として、磁石30を1つだけ使用し、この唯一の磁石30が発する磁力を、開閉検出センサ32及び反転検出センサ34がそれぞれ検出する。
例えば、図4〜図7に示したように、磁石30はヒンジユニット4に設置され、開閉検出センサ32は装置本体2に設置され、反転検出センサ34は表示ユニット3に設置される。このとき、磁石30は、ヒンジユニット4の内部において、第1の回動軸A及び第2の回動軸Bの近傍であって、双方の回転軸A及びBの軸上からずれた位置に配置される。同様に、開閉検出センサ32は、装置本体2の内部において、第1の回動軸A及び第2の回動軸Bの近傍であって、双方の回転軸A及びBの軸上からずれた位置に配置され、反転検出センサ34は、表示ユニット3の内部において、第1の回動軸A及び第2の回動軸Bの近傍であって、双方の回転軸A及びBの軸上からずれた位置に配置される。
これらの配置の具体例についてより詳細に説明する。例えば図4〜図7に示すように、本実施形態にかかる磁石30は、ヒンジユニット4内の開閉ヒンジユニット19の回転支持部19bの内側面に取り付けられる。この磁石30の取付位置は、第1の回転軸Aよりも回転支持部19b側(例えば、装置本体2側の後方側)であって、第2の回転軸Bよりも下側であり、双方の回転軸A及びBからずれている。
また、開閉検出センサ32は、装置本体2のヒンジユニット4側(例えば、装置本体2の左側面2bに形成された収納凹部11近傍)に取り付けられる。この開閉検出センサ32の取付位置は、第1の回転軸Aよりも装置本体2側であって、第2の回転軸Bよりも下側であり、双方の回転軸A及びBからずれている。
また、反転検出センサ34は、表示ユニット3のヒンジユニット4側(例えば、ヒンジユニット4の取付ブラケット25の他方の片25bが固定される箇所周辺)に取り付けられる。この反転検出センサ34の取付位置は、第1の回転軸Aよりも表示ユニット3側であって、第2の回転軸Bよりも表示ユニット3の背面側であり、双方の回転軸A及びBからずれている。
以上のように、磁石30、開閉検出センサ32及び反転検出センサ34を配置することで、表示ユニット3の開閉状態及び反転状態の双方を検出できるようになる。かかる検出の原理について図8及び図9を参照して詳細に説明する。なお、以下の図8、図9及び図12では、図面の見やすさのため、主要な構成要素にのみ符号を付し、その他の構成要素については符号を付すことを省略するが、実際のビデオカメラ1の各部の機構構成は図1〜図3に示したものと同様である。
上述したように、本実施形態にかかる開閉検出センサ32及び反転検出センサ34は、磁気センサで構成される。磁気センサは、被検知体である磁石30が発する磁束密度(磁場強度)の大きさに応じ電圧の検出信号を出力する素子である。磁気センサが検出する磁束密度の大きさは、磁気センサと磁石30との相対距離に依存する。このため、磁気センサは、磁石30からの相対距離に応じて、検出信号であるHigh信号又はLow信号を出力する。例えば、磁気センサは、磁石30からの相対距離が閾値以下であれば、高電圧のHigh信号を出力し、磁石30からの相対距離が当該閾値より大であれば、低電圧のLow信号を出力する。
そこで、上記のように磁石30と開閉検出センサ32及び反転検出センサ34を配置することで、表示ユニット3を装置本体2に対して開閉又は反転させると、磁石30とセンサ32又は34との相対距離が変わる。従って、この両者の相対距離の変化を考慮して、センサ32及び34の感度又は配置を調整しておくことで、表示ユニット3の開閉及び反転状態を検出することができる。
まず、開閉状態の検出について説明する。図8は、表示ユニット3の開閉に伴う磁石30と開閉検出センサ32との相対的な位置関係を説明するための斜視図であり、図8Aは表示ユニット3が開いた状態を、図8Bは表示ユニット3が閉まった状態を示す。
図8A及び図8Bに示すように、表示ユニット3を装置本体2に対して開閉させるときには、表示ユニット3とヒンジユニット4とが一体となって第1の回転軸Aを中心として回動する。そして、ヒンジユニット4内に設置される磁石30は、図8Aに示す表示ユニット3が開いた状態のときに装置本体2から離隔するような位置に位置づけられ、図8Bに示す表示ユニット3が閉じた状態のときに装置本体2に接近するような位置に位置づけられる。
このため、図8Aに示すように、表示ユニット3が開いた状態では、ヒンジユニット4内に設置された磁石30と、装置本体2内に設置された開閉検出センサ32とが離隔し、磁石30と開閉検出センサ32との相対距離は閾値以上となる。一方、図8Bに示すように、表示ユニット3が閉じた状態では、磁石30と開閉検出センサ32とが接近し、磁石30と開閉検出センサ32との相対距離は閾値未満となる。この結果、表示ユニット3が閉じた状態では、開閉検出センサ32は、所定以上の磁力を受けるためHigh信号を出力し、表示ユニット3が開いた状態では、開閉検出センサ32は、当該所定未満の磁力しか受けないため、Low信号を出力する。このようにして、磁石30と開閉検出センサ32とによって、表示ユニット3の開閉状態を検出できる。
次に、反転状態の検出について説明する。図9は、表示ユニット3の反転に伴う磁石30と反転検出センサ34との相対的な位置関係を説明するための斜視図であり、図9Aは表示ユニット3の非反転状態(正転状態)を、図9Bは表示ユニット3の反転状態を示す。
図9A及び図9Bに示すように、表示ユニット3が開いた状態にあるときに、第2の回転軸Bを中心として表示ユニット3を回転させることで、表示ユニット3を非反転状態(図9A)又は反転状態(図9B)にすることができる。図9Aに示すように、表示ユニット3が非反転状態にあるときは、表示パネル15が手前側(装置後方側)を向き、一方、図9Bに示すように、表示ユニット3が反転状態にあるときは、表示パネル15が奥側(装置前方側)を向く。そして、表示ユニット3が反転状態であるか非反転状態であるかにかかわらず、ヒンジユニット4内に設置される磁石30は、第2の回転軸Bよりも下方側に配置されている。一方、表示ユニット3内に設置される反転検出センサ34は、図9Aに示す表示ユニット3が非反転状態であるときに、第2の回転軸Bよりも上方側に位置づけられ、図9Bに示す表示ユニット3が反転状態であるときに、第2の回転軸Bよりも下方側に位置づけられる。
このため、図9Aに示すように、表示ユニット3が非反転状態(正転状態)であるときには、ヒンジユニット4内に設置された磁石30と、表示ユニット3内に設置された反転検出センサ32とが離隔し、磁石30と反転検出センサ34との相対距離は閾値より大となる。一方、図9Bに示すように、表示ユニット3が反転状態にあるときには、磁石30と反転検出センサ34とが接近し、磁石30と反転検出センサ34との相対距離は閾値以下となる。この結果、表示ユニット3が非反転状態であるときには、所定未満の磁力しか受けないため、Low信号を出力する。一方、表示ユニット3が反転状態であるときには、反転検出センサ34は、当該所定以上の磁力を受けるためHigh信号を出力する。このようにして、磁石30と反転検出センサ34とによって、表示ユニット3が反転状態か非反転状態かを検出できる。
以上のようにして、1つの磁石30と2つの磁気センサ(開閉検出センサ32及び反転検出センサ34)によって、表示ユニット3の開閉を検出できるとともに、表示ユニット3の反転、非反転状態をも検出できる。
このような磁気センサは、メカスイッチよりも検出精度がよく、構造が簡単であり、かつ、安価で設置に要する手間も少なくて済むというメリットがある。さらに、本実施形態では、ヒンジユニット4内に磁石30を1つだけ設置し、装置本体2と表示ユニット3にそれぞれ1つの磁気センサ32、34を設置する。これにより、従来のようにヒンジユニット内に2つの磁石と2つの磁気センサを設置する場合と比べて、配線接続の短縮化、省スペース化など、装置構造を大幅に簡略化できるとともに、部品点数も低減して、安価に製造可能となる。
しかも、ヒンジユニット4内には、配線接続が不要な磁石30のみを設置し、配線接続が必要な開閉検出センサ32と反転検出センサ34は、それぞれ装置本体2と表示ユニット3内に設置されている。これにより、各センサ32、34と制御回路とを接続する配線が短くて済み、配線構造を簡略化できる。ヒンジユニット4内に従来のようなメカスイッチを設置すると、配線構造が非常に複雑になっていたが、本実施形態では、磁気センサと磁石を効率的に配置することで、かかる問題を解消できる。
次に、図10を参照して、本実施形態にかかるビデオカメラ1の制御系統について説明する。図10は、本実施形態にかかるビデオカメラ1の概略構成を示すブロック図である。
図10に示すように、ビデオカメラ1は、上述したように、装置本体2と表示ユニット3とがヒンジユニット4を介して連結された構造である。このうち、装置本体2は、ビデオカメラ1全体を制御する制御部であるマイクロコントローラ50と、被写体を撮像する撮像部52と、撮像により得られた画像信号を処理する画像処理部54と、撮像された画像データを記憶媒体に記録し、記録データを再生する記録再生部56と、マイクロコントローラ50の指示に基づき表示ユニット3の表示パネル15を制御するパネルドライバ58と、ユーザ入力を受ける操作部(図示せず。)と、小型ビューファインダ12等の表示部などを備える。
また、装置本体2内には、上述した磁気センサである開閉検出センサ32が設置される。この開閉検出センサ32は、パネル開閉検出用ポートを介してマイクロコントローラ50に接続されている。
ヒンジユニット4内には、上述したように被検知体として、磁石30が設置される。この磁石30のサイズは、例えば、5.0×4.0×3.0mm(5.0mm着磁)であり、材質は、例えばネオジウムN45Hとすることができる。
また、液晶パネル等の表示パネル15を備えた表示ユニット3内には、上述した磁気センサである反転検出センサ34が設置される。この反転検出センサ34は、パネル回転検出用ポートを介してマイクロコントローラ50に接続されている。なお、上述したヒンジユニット4の第2の回転軸Bを構成する軸部材24(図4等参照。)を中空円筒部材とし、この軸部材24の内部に、表示ユニット3と装置本体2とを接続する各種の配線を挿通させてもよい。これにより、表示ユニット3が第2の回転軸Bを中心として回転可能でありながら、当該配線が断線したり捩れたりすることがない。
開閉検出センサ32及び反転検出センサ34を構成する磁気センサは、所定以上の磁束密度(例えば数mT)を受けることによって電圧を出力する半導体素子である。この磁気センサとしては、例えば、MR(Magneto-Resistance)センサ、ホールセンサなどを使用できる。MRセンサは、当該MRセンサの設置面に対して平行な方向からの磁束密度によって動作(電圧を出力)し、ホールセンサは、当該ホールセンサの設置面に対して垂直な方向からの磁束密度によって動作(電圧を出力)する。パネル状の表示ユニット3を薄型化する観点からは、表示ユニット3内に反転検出センサ34をパネル方向と平行に配置することが好ましく、このためには、上記平行な方向からの磁界を検知しやすいMRセンサを用いた方が好適である。
次に、上記構成のビデオカメラの動作について説明する。被写体の撮像時には、マイクロコントローラ50は、ユーザ操作に応じて撮像部52を制御して、撮像処理を実行する。撮像部52による撮像処理により得られた画像信号は、画像処理部54で所定の画像処理を施された後に圧縮符号化されて、記録再生部56により記憶媒体に記録される。撮像時又は再生時には、画像処理部54は、撮像部52からの撮像画像又は記録再生部56からの再生画像などの画像信号(色差信号RGB)と同期信号を、パネルドライバ58に出力する。パネルドライバ58は、画像処理部54から画像信号及び同期信号を受けると、マイクロコントローラ50の制御の下、当該画像信号に応じた撮像画像又は再生画像を表示するよう表示パネル15を制御する。
また、上記磁気センサを用いた開閉検出センサ32及び反転検出センサ34は、図8及び図9で説明したように、表示ユニット3の開閉状態及び反転状態を検出する。つまり、表示ユニット3を開閉したとき、磁石30と開閉検出センサ32との相対距離が変化するため、開閉検出センサ32が反応して、開閉状態に応じたHigh/Low信号をマイクロコントローラ50に出力する。また、表示ユニット3を回転(反転)したときにも、磁石30と反転検出センサ34との相対距離が変化するため、反転検出センサ34が反応して、反転状態に応じたHigh/Low信号をマイクロコントローラ50に出力する。
マイクロコントローラ50は、開閉検出センサ32や反転検出センサ34から入力されたHigh/Low信号(検出信号)に基づいて、第1及び第2の回転軸A、Bを中心とする表示ユニットの回動状態(開閉状態及び反転状態)を判別する。そして、マイクロコントローラ50は、当該判別結果に応じて、表示ユニット3の表示モードを制御する。このとき、マイクロコントローラ50は、表示モードを制御するために、画像の反転表示を行うための動作指示(例えば上下反転表示指示、左右反転表示指示など)を、パネルドライバ58に出力する。パネルドライバ58は、マイクロコントローラ50からの指示に基づき、表示ユニット3の表示モードを制御して、画像を通常表示、左右反転表示又は上下反転表示などさせる。表示パネル15は、例えば、RGT端子制御(画像左右反転)、DWN端子制御(画像上下反転)可能であり、パネルドライバ58からの指示に基づき、各表示モードに従って画像を表示する。
ここで、図11及び図12を参照して、開閉検出センサ32及び反転検出センサ34による検出結果に基づく、表示ユニット3の表示モード制御について説明する。
図11に示すように、本実施形態にかかる開閉検出センサ32及び反転検出センサ34と磁石30を用いた回動状態検出機構によれば、2つの回転軸A、Bを中心とする表示ユニット3の回動状態として、以下の4つの状態(1)〜(4)を検出できる。
(1)表示ユニット3が閉じ、かつ、非反転状態である第1状態(図12A参照。)。
(2)表示ユニット3が閉き、かつ、非反転状態である第2状態(図12B参照。)。
(3)表示ユニット3が開き、かつ、反転状態である第3状態(図12C参照。)。
(4)表示ユニット3が閉じ、かつ、反転状態である第4状態(図12D参照。)。
上記(1)第1状態及び(4)第4状態では、表示ユニット3が閉じた状態であるため、磁石30と開閉検出センサ32との相対距離が近いので、開閉検出センサ32が作動してHigh信号を出力する。一方、(2)第2状態及び(3)第3状態では、表示ユニット3が開いた状態であるため、磁石30と開閉検出センサ32との相対距離が遠いので、開閉検出センサ32が作動せずLow信号を出力する。
また、上記(1)第1状態及び(2)第2状態では、表示ユニット3が非反転状態であるため、磁石30と反転検出センサ34との相対距離が遠いので、反転検出センサ34が作動せずLow信号を出力する。一方、(3)第3状態及び(4)第4状態では、表示ユニット3が反転状態であるため、磁石30と反転検出センサ34との相対距離が近いので、反転検出センサ34が作動してHigh信号を出力する。
マイクロコントーラ50は、上記のような開閉検出センサ32及び反転検出センサ34からの検出信号(High信号又はLow信号)に基づき、2つの回転軸A及びBを中心とする表示ユニット3の回動状態が、上記4つの状態(1)〜(4)のいずれであるかを判別する。例えば、マイクロコントーラ50は、開閉検出センサ32の出力がHigh信号であり、かつ、反転検出センサ34の出力がLow信号である場合には、第1状態であると判別する。このように、マイクロコントローラ50は、開閉検出センサ32と反転検出センサ34の検出信号の値を組合せることで、表示ユニット3の回動状態を判別し、この判別結果に応じて、表示ユニット3の表示モードを制御する。表示ユニット3の表示モードとしては、例えば、(a)非表示モード、(b)通常表示モード、(c)上下反転表示モード、(d)上下及び左右反転表示モードがある。
(a)非表示モードは、表示ユニット3の表示パネル15を消灯して、装置本体2から表示ユニット3に提供される画像(例えば、撮像画像、再生画像)を表示しないモードである。この非表示モードでは、図12Aに示すように、ユーザがビデオカメラ1の表示ユニット3を閉じて表示画像を見ないときには、表示パネル15を消灯することで、無駄な電力消費を抑制できる。
(b)通常表示モードは、装置本体2から表示ユニット3に提供される画像(例えば、撮像画像、再生画像)を、上下又は左右方向に反転させることなく、そのまま表示するモードである。この通常表示モードでは、図12Bに示すように、表示ユニット3の表示パネル15には、撮像された被写体のそのままの配置の画像(現実の被写体通り、人物62が左側、木64が右側)で表示される。
(c)上下反転表示モードは、装置本体2から表示ユニット3に提供される画像(例えば、撮像画像、再生画像)を、上下方向に反転させて表示するモードである。この上下反転表示モードでは、図12Cに示すように、表示ユニット3の表示パネル15には、撮像中の被写体の画像が、上下方向に反転されて表示される。
例えば、ビデオカメラ1の前面(レンズ5側)に対面しているユーザに表示画像を見せるために、表示ユニット3を第2の回転軸Bを中心として反転(180°回転)させるユースケースがある。このユースケースでは、図12Cに示すように、表示パネル15の上下が逆になる。このため、かかる表示ユニット3の反転時に、通常表示モードで画像を表示すると、表示パネル15に画像が天地逆さまになって表示されて、対面しているユーザは画像を分かり難い。そこで、表示ユニット3の反転時には、上記(b)通常表示モードから(c)上下反転表示モードに切り替えることで、画像の天地(上下)が正しい方向で表示されるようになるので、対面しているユーザは表示画像を見やすくなる。このように反転された表示ユニット3において上下反転表示モードで表示された画像では、図12Cに示すように、画像を鏡に映したときのように左右逆に表示(所謂ミラー表示)され、現実の被写体とは左右逆になり、人物62が右側、木64が左側に表示される。以上のような表示ユニット3の反転と上下反転表示モードの組合せは、例えば、自分撮像(ビデオカメラ1の撮像者が自分自身を撮像するケース)や、対面撮像(ビデオカメラ1に対面している被写体に画像を見せながら撮像するケース)などに有用である。
(d)上下及び左右反転表示モードは、装置本体2から表示ユニット3に提供される画像(例えば、撮像画像、再生画像)を、上下方向及び左右方向に反転させて表示するモードである。この上下及び左右反転表示モードでは、図12Dに示すように、表示ユニット3の表示パネル15には、撮像中の被写体の画像が、上下及び左右方向に反転(即ち、画像の中央を中心として画像を180°回転)されて表示される。
例えば、ビデオカメラ1を机上に置いて複数のユーザで画像を見るために、表示ユニット3を第2の回転軸Bを中心として反転(180°回転)させて反転状態とし、かつ、当該反転状態の表示ユニット3第1の回転軸Aを中心として回動させて閉じるユースケースがある。このユースケースでは、図12Dに示すように、表示パネル15の上下が逆になる。このため、通常表示モードで画像を表示すると、表示パネル15に画像が天地逆さまになって表示されてしまう。また、対面撮像ではないため、画像をミラー表示する必要もなく、現実の被写体通りの左右配置で表示することが好ましい。そこで、表示ユニット3が反転された状態で閉じられたときには、上記(c)上下反転表示モードから(d)上下及び左右反転モードに切り替えることで、現実の被写体通りの左右配置で、天地も逆になることなく表示されるので、ユーザは画像を見やすくなる。このように表示ユニット3において上下及び左右反転表示モードで表示された画像では、図12Dに示すように、状上記(b)通常表示モードと同様、撮像された被写体のそのままの配置の画像(現実の被写体通り、人物62が左側、木64が右側)で表示される。
以上、本実施形態にかかる4つの表示モード(a)〜(d)についてそれぞれ説明した。マイクロコントローラ50は、上述した表示ユニット3の回動状態の判別結果(第1〜第4状態のいずれか)に応じて、当該回動状態に応じた適切な表示モードに設定する。具体的には、図11に示すように、マイクロコントローラ50は、表示ユニット3が第1状態にあるときには非表示モードに設定し、第2状態にあるときには通常表示モードに設定し、第3状態にあるときには上下反転表示モードに設定し、第状態にあるときには上下左右反転表示モードに設定するよう制御する。かかる表示モード制御では、マイクロコントローラ50は、判別した状態に応じた表示モードを指示するための動作命令を、例えばシリアル通信によりパネルドライバ58に出力し、パネルドライバ58は、かかる動作命令に応じて、表示ユニット3の表示パネル15の表示モードを、指示されたモードに設定する。
次に、さらに図12A〜Dを参照しながら、ユーザによる表示ユニット3の一連の操作に伴う、表示ユニット3の表示モードの変化について説明する。まず、図12Aに示すように、表示ユニット3が非反転で閉じている状態(第1状態)にあるときは、非表示モードに設定され、表示パネル15は消灯されている。この第1状態では、開閉検出センサ32の出力はHigh信号であり、反転検出センサ34の出力はLow信号である。
次いで図12Bに示すように、ユーザが表示ユニット3を開けると(第2状態)、開閉検出センサ32の出力がHigh信号からLow信号に切り替わる。これに応じて、マイクロコントローラ50は、表示ユニット3を非表示モードから通常表示モードに切り替える。この結果、表示ユニット3の表示パネル15には、撮像画像又は再生画像が通常状態で表示される。
さらに、図12Cに示すように、ユーザが、開いた状態の表示ユニット3を反転させると(第3状態)、反転検出センサ34の出力がLow信号からHigh信号に切り替わる。これに応じて、マイクロコントローラ50は、表示ユニット3を通常表示モードから上下反転表示モードに切り替える。この結果、表示ユニット3の表示パネル15には、撮像画像又は再生画像が、上下方向に反転して表示される。
その後、図12Dに示すように、ユーザが、反転させた状態のままで表示ユニット3を閉じると(第4状態)、開閉検出センサ32の出力がLow信号からHigh信号に切り替わる。これに応じて、マイクロコントローラ50は、表示ユニット3を上下反転表示モードから上下及び左右反転表示モードに切り替える。この結果、表示ユニット3の表示パネル15には、撮像画像又は再生画像が、上下及び左右方向に反転して表示される。
次に、図13を参照して、上記表示ユニット3の回動状態に応じたビデオカメラ1の表示モード制御フローについて説明する。図13は、本実施形態にかかるビデオカメラ1の表示モード制御を示すフローチャートである。
図13に示すように、まず、ステップS10では、ビデオカメラ1のマイクロコントローラ50は、開閉検出センサ32の検出信号がHigh信号であるかLow信号であるかを判定する(S10)。開閉検出センサ32の検出信号がLow信号であれば、表示ユニット3の開閉角度(即ち、第1の回転軸Aを中心とする回動角度α)が所定角度α(例えばα=30°)以上であり、表示ユニット3が開いた状態であると判別して、ステップS12に進む。
次いで、ステップS12では、マイクロコントローラ50は、反転検出センサ34の検出信号がHigh信号であるかLow信号であるかを判定する(S12)。反転検出センサ34の検出信号がLow信号であれば、第2の回転軸を中心とする表示ユニット3の回動角度βが所定角度β(例えばβ=120°)未満であり、表示ユニット3が非反転状態であると判別して、ステップS14に進む。ステップS14では、マイクロコントローラ50は、表示ユニット3の表示モードを通常表示モードに設定する(S14)。これにより、図12Bに示したように、非反転状態で開いた表示ユニット3の表示パネル15には、画像(撮像画像、再生画像等)が、被写体通りの通常の配置で表示される。
一方、上記ステップS12にて、反転検出センサ34の検出信号がHigh信号であれば、表示ユニット3の回動角度βが所定角度β(例えばβ=120°)以上であり、表示ユニット3が反転状態であると判別して、ステップS16に進む。ステップS16では、マイクロコントローラ50は、表示ユニット3の表示モードを上下反転表示モードに設定する(S16)。これにより、図12Cに示したように、開いた状態で反転された表示ユニット3の表示パネル15には、上下方向に反転された画像が表示される。
また、上記ステップS10にて、開閉検出センサ32の検出信号がHigh信号であれば、表示ユニット3の開閉角度αが所定角度α(例えばα=30°)未満であり、表示ユニット3が閉じた状態であると判別して、ステップS18に進む。
次いで、ステップS18では、マイクロコントローラ50は、反転検出センサ34の検出信号がHigh信号であるかLow信号であるかを判定する(S18)。反転検出センサ34の検出信号がLow信号であれば、表示ユニット3の回動角度βが所定角度β(例えばβ=120°)未満であり、表示ユニット3が非反転状態であると判別して、ステップS20に進む。ステップS20では、マイクロコントローラ50は、表示ユニット3の表示モードを非表示モードに設定する(S20)。これにより、図12Aに示したように、非反転状態で閉じられた表示ユニット3の表示パネル15は、消灯して、画像が表示されない。
一方、上記ステップS18にて、反転検出センサ34の検出信号がHigh信号であれば、表示ユニット3の回動角度βが所定角度β(例えばβ=120°)以上であり、表示ユニット3が反転状態であると判別して、ステップS22に進む。ステップS22では、マイクロコントローラ50は、表示ユニット3の表示モードを上下及び左右反転表示モードに設定する(S22)。これにより、図12Dに示したように、反転した状態で閉じられた表示ユニット3の表示パネル15には、上下及び左右方向に反転された画像が表示される。
以上、図13に示す表示モードの制御フローについて説明した。図13のフローでは、開閉検出センサ32の検出信号の判定ステップ(S10)を、反転検出センサ34の検出信号の判定ステップ(S12、S18)よりも先に行ったが、両ステップの先後は逆であってもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態にかかるビデオカメラ1について説明する。第2の実施形態にかかるビデオカメラ1は、第1の実施形態にかかるビデオカメラ2と比べて、被検知体として磁石30に代えて光源70を用いる点と、開閉検出センサ及び反転検出センサとして磁気センサ32、34に代えて光センサ72、74を用いる点で相違する。第2の実施形態のその他の機構構成は、第1の実施形態と略同一であるので、以下では、かかる相違点を中心に説明する。
以下に、図14を参照して、第2の実施形態にかかるビデオカメラ1の制御系統について説明する。図14は、第2の実施形態にかかるビデオカメラ1の概略構成を示すブロック図である。
図14に示すように、装置本体2内には、光センサで構成された開閉検出センサ72が設置される。この開閉検出センサ72は、パネル開閉検出用ポートを介してマイクロコントローラ50に接続されている。また、表示パネル15を備えた表示ユニット3内には、光センサで構成された反転検出センサ74が設置される。この反転検出センサ74は、パネル回転検出用ポートを介してマイクロコントローラ50に接続されている。また、ヒンジユニット4内には、被検知体として、光源70が設置される。この光源70は、例えば、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子で構成される。
このように、本実施形態では、ヒンジユニット4に設置される被検出体が、光源70で構成され、開閉検出センサ72及び反転検出センサ74が、光センサで構成されている点が特徴的である。光センサは、例えばフォトトランジスタ等の受光素子を有するフォトセンサを使用できる。この光センサは、光源70からの光を受光すると、受光信号として、所定電圧の電気信号を出力する。本実施形態では、開閉検出センサ72及び反転検出センサ74をなす光センサが、光源70の光を受光することで、第1及び第2の回転軸A及びBを中心とする表示ユニット3の回動状態(開閉及び反転状態)を検出しようとするものである。
このために、表示ユニット3における光源70の設置位置と、装置本体2における開閉検出センサ72の設置位置、及び、表示ユニット3における反転検出センサ74の設置位置が調整されている。そして、ヒンジユニット4の筐体(図4のカバー体26等)には、光源70の発する光を、装置本体2、表示ユニット3に向けてそれぞれ放出するための導光管76a、78aが設けられている。また、装置本体2、表示ユニット3には、光源70から導光管76a、78aを通じて外部に導かれた光を、それぞれ開閉検出センサ72、反転検出センサ74で受光するために、開閉検出センサ72、反転検出センサ74に対応する位置に導光穴76b、78bが形成されている。このように、ヒンジユニット4の導光管76aと、装置本体2の導光穴76bとが対応し、ヒンジユニット4の導光管78aと、表示ユニット3の導光穴78bとが対応している。
そして、例えば、表示ユニット3を完全に閉じたときに(例えば、α=0°)、ヒンジユニット4の導光管76aと、装置本体2の導光穴76bとが対向するように、両者の形成位置が調整されている。これにより、表示ユニット3を完全に閉じた場合(図12A、図12D参照。)には、光源70からの光が導光管76aと導光穴76bを通じて装置本体2内に入射されて、開閉検出センサ72で受光される。この結果、開閉検出センサ72は受光信号(例えばHigh信号)を出力する。一方、表示ユニット3が開いた状態であるとき(図12B、図12C参照。)には、導光管76aと導光穴76bの位置がずれているので、光源70からの光が導光穴76bを通じて装置本体2内には入射しない。このため、開閉検出センサ72は当該光を受光せず、非受光信号(例えばLow信号)を出力する。このようにして、光源70と光センサからなる開閉検出センサ72とを用いることで、表示ユニット3の開閉状態を検出できる。なお、表示ユニット3を完全に開いたとき(例えば、α=90°)に、開閉検出センサ72が光源70からの光を受光し、それ以外のときは受光しないように、各部を配置してもよい。
同様に、例えば、表示ユニット3を完全に反転させたときに(例えば、β=180°)、ヒンジユニット4の導光管78aと、表示ユニット3の導光穴78bとが対向するように、両者の形成位置が調整されている。これにより、表示ユニット3を反転した場合(図12C、図12D参照。)には、光源70からの光が導光管78aと導光穴78bを通じて表示ユニット3内に入射されて、反転検出センサ74で受光される。この結果、反転検出センサ74は受光信号(例えばHigh信号)を出力する。一方、表示ユニット3が非反転状態であるとき(図12A、図12B参照。)には、導光管78aと導光穴78bの位置がずれているので、光源70からの光が導光穴78bを通じて表示ユニット3内には入射しない。このため、反転検出センサ74は当該光を受光せず、非受光信号(例えばLow信号)を出力する。このようにして、光源70と光センサからなる反転検出センサ74を用いることで、表示ユニット3の反転状態を検出できる。なお、表示ユニット3が非反転状態にあるとき(例えば、β=0°)に、反転検出センサ74が光源70からの光を受光し、それ以外のときは受光しないように、各部を配置してもよい。
上記のように、第2の実施形態では、1つの光源70と2つの光センサを利用して、表示ユニット3の開閉状態及び反転状態の双方を好適に検出することができる。これにより、図11で説明したと同様にして、表示ユニット3の表示モードを、表示ユニット3の開閉状態及び反転状態に応じた適切な表示モードに制御することができる。また、光源70及び光センサを用いた検出機構は、メカスイッチと比べて構造が簡易であるとともに、安価で設置容易である。
以上、本発明の第1及び第2の実施形態にかかるビデオカメラ1(本発明の表示装置の一具体例)について説明した。本実施形態によれば、1つの被検知体(磁石30又は光源70)と、2つのセンサ(磁気センサ又は光センサ)を用いて、装置本体2に対して2軸方向で回動可能な表示ユニット3の開閉状態及び反転状態の双方を好適に検出できる。
従来では、かかる2つの回動状態を検出するために2つの磁気センサと2つの磁石を設置する必要があったため、装置構造が複雑なり、部品点数及び製造コストも増大するという問題があった。これに対し、本実施形態では、ヒンジユニット4に設けた1つの被検知体(磁石30又は光源70)を、装置本体2と表示ユニット3にそれぞれ設けた2つのセンサ(磁気センサ又は光センサ)で検出する。これにより、配線構造をシンプルになるなど、装置構造を大幅に簡略化できるともに、部品点数も削減して、製造コストを低減できる。
また、従来のメカスイッチを使用した場合には、メカスイッチのオン点又はオフ点の位置出し精度が厳しく、寸法誤差により接点の調整が難しくなるという問題があった。これに対して、本実施形態では、メカスイッチよりも検出精度が高く、安価かつ構造が簡単なセンサ(磁気センサ、光センサ等)を用いるので、かかる問題を解消できる。
さらに、本実施形態では、マイクロコントローラ50が、開閉検出センサ32、72及び反転検出センサ34、74の検出結果に基づいて、表示ユニット3の回動状態を判別し、判別結果に応じて表示ユニット3の表示モードを制御する。これにより、表示ユニット3の開閉状態及び反転状態に応じた適切な表示モードで、表示ユニット3に画像を表示できる。このため、ユーザは、所望のユースケースに応じて、適切な向きで表示された画像(撮像画像、再生画像等)を見ることができるので、便利である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、開閉検出センサ32、72又は反転検出センサ34、74として、磁気センサ又は光センサを使用し、被検知体として、磁石30又は光源70を用いたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、被検知体とセンサとの相対的な位置関係を検出できるものであれば、任意のタイプのセンサと被検知体を用いてもよい。
また、開閉検出センサ、反転検出センサ、被検知体(磁石30、光源70等)の配置や相互の位置関係は、上記図4〜図7、図8及び図9に示した開閉検出センサ32及び反転検出センサ34と磁石30の配置例に限定されない。開閉検出センサ及び反転検出センサと被検知体との相対的な位置関係(相対距離、相対位置など)に応じて、第1及び第2回転軸A、Bを中心とした表示ユニット3の回動状態(開閉状態、反転状態)を検出可能であれば、開閉検出センサ及び反転検出センサと被検知体を任意の位置に配置してもよい。例えば、磁石30は、ヒンジユニット4に内蔵せずに、ヒンジユニット4の外部(筐体外側等)に設置してもよい。
また、上記第1の実施形態では、開閉検出センサ32と磁石30との距離が遠ければ(即ち、検出開閉検出センサ32の検出信号がLow信号であれば)、表示ユニット3が開いた状態であり、当該距離が近ければ(即ち、検出開閉検出センサ32の検出信号がHigh信号であれば)、表示ユニットが閉じた状態であると判別した。しかし、本発明はかかる例に限定されず、例えば、開閉検出センサ32と磁石30の配置を変更することで、開閉検出センサ32と磁石30との距離が近ければ、表示ユニット3が開いた状態であり、両者の距離が遠ければ、表示ユニット3が閉じた状態であると判別するようにしてもよい。また、これと同様に、反転検出センサ34と磁石30についても、両者の相対距離と反転/非反転状態の判定との関係が、上記実施形態とは逆になるように、反転検出センサ34と磁石30を配置してもよい。
本発明の第1の実施形態にかかるビデオカメラの表示ユニットが開いた状態を示す斜視図である。 同実施形態にかかるビデオカメラの表示ユニットが閉じた状態を示す斜視図である。 同実施形態にかかるビデオカメラの表示ユニットが反転して閉じた状態を示す斜視図である。 本実施形態にかかるヒンジユニットの要部を示す分解斜視図である。 図4の要部の拡大水平断面図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 同実施形態にかかるビデオカメラの表示ユニットが開いた状態を示す斜視図である。 同実施形態にかかるビデオカメラの表示ユニットが閉じた状態を示す斜視図である。 同実施形態にかかるビデオカメラの表示ユニットの非反転状態を示す斜視図である。 同実施形態にかかるビデオカメラの表示ユニットの反転状態を示す斜視図である。 同実施形態にかかるビデオカメラの概略構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる表示ユニットの回動状態の検出結果と表示モードとの関係を表す説明図である。 同実施形態にかかるビデオカメラの表示ユニットの第1状態を表す側面図である。 同実施形態にかかるビデオカメラの表示ユニットの第2状態を表す斜視図である。 同実施形態にかかるビデオカメラの表示ユニットの第3状態を表す正面図である。 同実施形態にかかるビデオカメラの表示ユニットの第4状態を表す側面図である。 同実施形態にかかるビデオカメラの表示モード制御を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかるビデオカメラの概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 ビデオカメラ
2 装置本体
3 表示ユニット
4 ヒンジユニット
5 レンズ
6 スタート/ストップスイッチ
7 バッテリ
8、9 段部
10 凹部
11 収納凹部
15 表示パネル
30 磁石
32、72 開閉検出センサ
34、74 反転検出センサ
70 光源
A 第1の回転軸
B 第2の回転軸

Claims (9)

  1. 装置本体と;
    表示画面に画像を表示する表示ユニットと;
    前記装置本体に対して前記表示ユニットを、相異なる方向の第1の回転軸及び第2の回転軸を中心に回動可能に連結するヒンジユニットと;
    前記ヒンジユニットに設けられ、前記第1及び第2の回転軸の近傍で前記第1及び第2の回転軸双方の軸上からずれた位置に配置される1つの被検知体と;
    前記装置本体の前記第1の回転軸上からずれた位置に設けられ、前記被検知体との相対的な位置関係に応じて、前記第1の回転軸を中心とする前記装置本体に対する前記表示ユニットの回動による前記表示ユニットの開閉状態を検出する開閉検出センサと;
    前記表示ユニットの前記第2の回転軸上からずれた位置に設けられ、前記被検知体との相対的な位置関係に応じて、前記第2の回転軸を中心とする前記装置本体に対する前記表示ユニットの回動状態が、前記装置本体に対して前記表示ユニットを閉じたときに前記表示ユニットの前記表示画面が前記装置本体側に向く非反転状態、又は、前記装置本体とは他側に向く反転状態のいずれであるかを検出する反転検出センサと;
    を備え、
    前記第1の回転軸を中心として前記表示ユニット及び前記ヒンジユニットが一体となって前記装置本体に対して回動することで、前記表示ユニットが前記装置本体に対して開閉し、
    前記第2の回転軸を中心として前記表示ユニットが前記ヒンジユニットに対して回動することで、前記表示ユニットが前記装置本体に対して回動して、前記非反転状態又は前記反転状態となる、表示装置。
  2. 前記開閉検出センサ及び前記反転検出センサの検出結果に基づいて、前記第1及び第2の回転軸を中心とする前記装置本体に対する前記表示ユニットの回動状態を判別し、当該判別結果に基づいて、前記表示ユニットの表示モードを制御する制御部をさらに備える、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、前記表示ユニットの状態が、
    前記表示ユニットが閉じ、かつ、前記非反転状態である第1状態、
    前記表示ユニットが開き、かつ、前記非反転状態である第2状態、又は、
    前記表示ユニットが開き、かつ、前記反転状態である第3状態、
    のいずれであるかを判別する、請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、
    前記表示ユニットが前記第1状態にあるときには、前記表示ユニットの表示モードを、前記画像を表示しない非表示モードに設定し、
    前記表示ユニットが前記第2状態にあるときには、前記表示ユニットの表示モードを、前記画像をそのまま表示する通常表示モードに設定し、
    前記表示ユニットが前記第3状態にあるときには、前記表示ユニットの表示モードを、前記画像を上下方向に反転させて表示する上下反転表示モードに設定する、請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、前記表示ユニットの状態が、
    前記表示ユニットが閉じ、かつ、前記非反転状態である第1状態、
    前記表示ユニットが開き、かつ、前記非反転状態である第2状態、又は、
    前記表示ユニットが閉じ、かつ、前記反転状態である第4状態、
    のいずれであるかを判別する、請求項2に記載の表示装置。
  6. 前記制御部は、
    前記表示ユニットが前記第1状態にあるときには、前記表示ユニットの表示モードを、前記画像を表示しない非表示モードに設定し、
    前記表示ユニットが前記第2状態にあるときには、前記表示ユニットの表示モードを、前記画像をそのまま表示する通常表示モードに設定し、
    前記表示ユニットが前記第4状態にあるときには、前記表示ユニットの表示モードを、前記画像を上下及び左右方向に反転させて表示する上下及び左右反転表示モードに設定する、請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記被検知体は、磁石からなり、
    前記開閉検出センサ及び前記反転検出センサは、前記磁石からの磁束を検出する磁気センサからなる、請求項1に記載の表示装置。
  8. 前記被検知体は、光源からなり、
    前記開閉検出センサ及び前記反転検出センサは、前記光源からの光を検出する光センサからなる、請求項1に記載の表示装置。
  9. 装置本体と;
    表示画面に画像を表示する表示ユニットと;
    前記装置本体に対して前記表示ユニットを、相異なる方向の第1の回転軸及び第2の回転軸を中心に回動可能に連結するヒンジユニットと;
    を備え、
    前記第1の回転軸を中心として前記表示ユニット及び前記ヒンジユニットが一体となって前記装置本体に対して回動することで、前記表示ユニットが前記装置本体に対して開閉でき、
    前記第2の回転軸を中心として前記表示ユニットが前記ヒンジユニットに対して回動することで、前記表示ユニットが前記装置本体に対して回動して、前記装置本体に対して前記表示ユニットを閉じたときに前記表示ユニットの表示画面が前記装置本体側に向く非反転状態、又は、前記装置本体とは他側に向く反転状態となることができ、
    前記ヒンジユニットにおいて、前記表示ユニットの開閉に応じて前記装置本体に対して接近又は離隔する位置に1つの被検知体が設けられ、
    前記装置本体に設置される開閉検出センサが、前記第1の回転軸上からずれた位置に設けられ、前記開閉検出センサは、前記被検知体との相対的な位置関係に応じて、前記表示ユニットの開閉状態を検出し、
    前記表示ユニットと一体になって動く反転検出センサが、前記第2の回転軸上からずれた位置に設けられ、前記反転検出センサは、前記被検知体との相対的な位置関係に応じて、前記表示ユニットが前記非反転状態又は前記反転状態のいずれであるかを検出する、表示装置。
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