JP2006213855A5 - - Google Patents

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前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 記録後の記録媒体の記録面に風を当てて予備乾燥するための送風手段を少なくとも備えたインクジェット記録装置に用いられ、少なくとも着色剤と、湿潤剤と、界面活性剤と、浸透剤とを含有する記録用インクであって、
前記記録用インクの25℃の粘度η(mPa・s)と、前記記録用インクの25℃の表面張力γ(mN/m)とが、次式、γ/η≦5を満たすと共に、前記粘度ηが4〜20mPa・sであり、かつ前記表面張力γが19.2〜36mN/mであることを特徴とする記録用インクである。
<2> 着色剤が顔料であり、該顔料がその表面に少なくとも1種の親水基を有し、分散剤の不存在下で水分散乃至水溶性の少なくともいずれかを示す前記<1>に記載の記録用インクである。
<3> 着色剤が、ポリマー微粒子に水不溶乃至水難溶性の色材を含有させてなるポリマーエマルジョンである前記<1>に記載の記録用インクである。
<4> 着色剤の記録用インクにおける含有量が、固形分濃度で、5〜15質量%である前記<1>から<3>のいずれかに記載の記録用インクである。
<5> 湿潤剤が、温度20℃、相対湿度60%の環境下、平衡水分量が25質量%以上である多価アルコールの少なくとも2種である前記<1>から<4>のいずれかに記載の記録用インクである。
<6> 多価アルコールがグリセリンであり、かつ該グリセリンの湿潤剤における含有量が50質量%以上である前記<5>に記載の記録用インクである。
<7> 湿潤剤の記録用インクにおける含有量が、10〜50質量%である前記<1>から<6>のいずれかに記載の記録用インクである。
<8> 界面活性剤が、アニオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤の少なくともいずれかである前記<1>から<7>のいずれかに記載の記録用インクである。
<9> 界面活性剤の記録用インクにおける含有量が、0.01〜5質量%である前記<1>から<8>のいずれかに記載の記録用インクである。
<10> 浸透剤の記録用インクにおける含有量が、0.1〜5質量%である前記<1>から<9>のいずれかに記載の記録用インクである。
<11> シアンインク、マゼンタインク、イエローインク及びブラックインクから選択される少なくとも1種である前記<1>から<10>のいずれかに記載の記録用インクである。
<12> 前記<1>から<11>のいずれかに記載の記録用インクを容器中に収容してなることを特徴とするインクカートリッジである。
<13> 前記<1>から<11>のいずれかに記載の記録用インクに刺激を印加し、該記録用インクを飛翔させて画像を記録するインク飛翔手段と、記録後の記録媒体の記録面に風を当てて予備乾燥するための送風手段とを少なくとも有することを特徴とするインクジェット記録装置である。
<14> 送風手段が、記録媒体の排紙方向に風を当て、かつインク飛翔手段に風が当たらないように配置された前記<13>に記載のインクジェット記録装置である。
<15> 送風手段がヒーターを備え、該ヒーターの作動により温風を記録媒体の記録面に当てる前記<13>から<14>のいずれかに記載のインクジェット記録装置である。
<16> 前記<1>から<11>のいずれかに記載の記録用インクに刺激を印加し、該記録用インクを飛翔させて画像を記録するインク飛翔工程と、記録後の記録媒体の記録面に風を当てて予備乾燥するための送風工程とを少なくとも含むことを特徴とするインクジェット記録方法である。
<17> ノズル近傍での水分蒸発率が30%を超える前に、記録媒体上にインクを吐出させる前記<16>に記載のインクジェット記録方法である。
<18> 記録媒体上にインクが付着後5秒以内に送風が行われる前記<16>から<17>のいずれかに記載のインクジェット記録方法である。
<19> 記録媒体上に前記<1>から<11>のいずれかに記載の記録用インクを用いて記録された画像を有してなることを特徴とするインク記録物である。
前記数式1においては、浸透性が、時間と記録媒体に関するr、インクと記録媒体に関するθ、インクに関するγ、ηから構成されており、インク物性だけの関係を見るとγ/ηとなっている。
したがって、前記記録用インクにおける25℃の粘度η(mPa・s)と、前記記録用インクにおける25℃の表面張力γ(mN/m)とが、次式、γ/η≦5を満たし、γ/η≦4が好ましい。また、前記粘度ηは4〜20mPa・sであり、7〜15mPa・sが好ましい。また、前記表面張力γは19.2〜36mN/mであり、25〜32mN/mが好ましい。
前記記録用インクは、上記関係を満たすことにより、インクの浸透性が送風による効果を最大限に引き出すことができる。
(実施例1〜8、比較例1〜5及び参考例1
−記録用インクの作製−
まず、表1及び表2に示す組成の湿潤剤、浸透剤、界面活性剤、及び水を1時間攪拌して均一に混合した。この混合液に対して、調製例1〜3及びカーボンブラック分散体(CAB−O−JET300,キャボット社製)のいずれかの顔料分散体、及び消泡剤を添加し、1時間攪拌した。
次に、得られた分散液を平均孔径0.8μmのセルロースアセテートメンブランフィルターにて加圧濾過し、粗大粒子やごみを除去して、各記録用インクを作製した。
Figure 2006213855
Figure 2006213855
*:表面に少なくとも1種の親水基が直接又は他の原子団を介して結合するような処理が施されたカーボンブラック
Figure 2006213855
Figure 2006213855

Claims (19)

  1. 記録後の記録媒体の記録面に風を当てて予備乾燥するための送風手段を少なくとも備えたインクジェット記録装置に用いられ、少なくとも着色剤と、湿潤剤と、界面活性剤と、浸透剤とを含有する記録用インクであって、
    前記記録用インクの25℃の粘度η(mPa・s)と、前記記録用インクの25℃の表面張力γ(mN/m)とが、次式、γ/η≦5を満たすと共に、前記粘度ηが4〜20mPa・sであり、かつ前記表面張力γが19.2〜36mN/mであることを特徴とする記録用インク。
  2. 着色剤が顔料であり、該顔料がその表面に少なくとも1種の親水基を有し、分散剤の不存在下で水分散乃至水溶性の少なくともいずれかを示す請求項1に記載の記録用インク。
  3. 着色剤が、ポリマー微粒子に水不溶乃至水難溶性の色材を含有させてなるポリマーエマルジョンである請求項1に記載の記録用インク。
  4. 着色剤の記録用インクにおける含有量が、固形分濃度で、5〜15質量%である請求項1から3のいずれかに記載の記録用インク。
  5. 湿潤剤が、温度20℃、相対湿度60%の環境下、平衡水分量が25質量%以上である多価アルコールの少なくとも2種である請求項1から4のいずれかに記載の記録用インク。
  6. 多価アルコールがグリセリンであり、かつ該グリセリンの湿潤剤における含有量が50質量%以上である請求項5に記載の記録用インク。
  7. 湿潤剤の記録用インクにおける含有量が、10〜50質量%である請求項1から6のいずれかに記載の記録用インク。
  8. 界面活性剤が、アニオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤の少なくともいずれかである請求項1から7のいずれかに記載の記録用インク。
  9. 界面活性剤の記録用インクにおける含有量が、0.01〜5質量%である請求項1から8のいずれかに記載の記録用インク。
  10. 浸透剤の記録用インクにおける含有量が、0.1〜5質量%である請求項1から9のいずれかに記載の記録用インク。
  11. シアンインク、マゼンタインク、イエローインク及びブラックインクから選択される少なくとも1種である請求項1から10のいずれかに記載の記録用インク。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の記録用インクを容器中に収容してなることを特徴とするインクカートリッジ。
  13. 請求項1から11のいずれかに記載の記録用インクに刺激を印加し、該記録用インクを飛翔させて画像を記録するインク飛翔手段と、記録後の記録媒体の記録面に風を当てて予備乾燥するための送風手段とを少なくとも有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  14. 送風手段が、記録媒体の排紙方向に風を当て、かつインク飛翔手段に風が当たらないように配置された請求項13に記載のインクジェット記録装置。
  15. 送風手段がヒーターを備え、該ヒーターの作動により温風を記録媒体の記録面に当てる請求項13から14のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  16. 請求項1から11のいずれかに記載の記録用インクに刺激を印加し、該記録用インクを飛翔させて画像を記録するインク飛翔工程と、記録後の記録媒体の記録面に風を当てて予備乾燥するための送風工程とを少なくとも含むことを特徴とするインクジェット記録方法。
  17. ノズル近傍での水分蒸発率が30%を超える前に、記録媒体上にインクを吐出させる請求項16に記載のインクジェット記録方法。
  18. 記録媒体上にインクが付着後5秒以内に送風が行われる請求項16から17のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  19. 記録媒体上に請求項1から11のいずれかに記載の記録用インクを用いて記録された画像を有してなることを特徴とするインク記録物。
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