JP2017160404A - 洗浄液、インクと洗浄液のセット、洗浄方法、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 - Google Patents

洗浄液、インクと洗浄液のセット、洗浄方法、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ノズルプレート等に固着したインクを効率よく洗浄することができる洗浄液の提供。【解決手段】水、有機溶剤、及び界面活性剤を含有する洗浄液であって、前記有機溶剤が、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを含有し、前記界面活性剤が、シリコーン界面活性剤を含有する洗浄液である。前記シリコーン界面活性剤が、ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤である態様、最大泡圧法による寿命時間15m秒間での25℃における動的表面張力が、30mN/m以下である態様などが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、洗浄液、インクと洗浄液のセット、洗浄方法、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法
に関する。
従来、インクジェット用インクとしては、発色性の良さ、信頼性の高さ等の点から染料インクが主流であったが、前記染料インクは、耐水性及び耐光性が劣ることから、近年では、顔料インクが用いられることが多くなってきている。
前記顔料インクは、高速連帳機などの商業印刷用途にも使用されるようになり、前記高速連帳機に要求される高速乾燥性(高速定着性)や低インク吸収記録メディアへの定着性を確保するために、樹脂を含有するようになっている。しかし、前記顔料インクに樹脂を含有させると、連続記録時に、前記インクが記録ヘッド等に付着し、凝集、及び乾燥することにより、インクの吐出安定性が低下することがある。前記インクの吐出安定性を確保するために前記記録ヘッド等に付着したインクを洗浄する必要がある。
しかし、前記樹脂を含有するインクは、記録ヘッドに強固に付着するため、これまでの洗浄液では洗浄力が不十分であるという問題がある。
そこで、1,2−プロパンジオールを含有し、HLB値が14以下の界面活性剤を含有するインクジェット記録用メンテナンス液が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
本発明は、ノズルプレート等に固着したインクを効率よく洗浄することができる洗浄液を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としての本発明の洗浄液は、水、有機溶剤、及び界面活性剤を含有する洗浄液であって、前記有機溶剤が、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを含有し、前記界面活性剤が、シリコーン界面活性剤を含有する。
本発明によると、ノズルプレート等に固着したインクを効率よく洗浄することができる洗浄液を提供することができる。
図1は、シリアル型画像形成装置の一例を示す斜視説明図である。 図2は、図1の装置のメインタンクの一例を示す斜視説明図である。
(洗浄液)
本発明の洗浄液は、水、有機溶剤、及び界面活性剤を含有する洗浄液であって、前記有機溶剤が、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを含有し、前記界面活性剤が、シリコーン界面活性剤を含有し、更に必要に応じて、その他の成分を含有してなる。
本発明の洗浄液は、従来のインクジェット記録用メンテナンス液では、近年の高速定着性を有するインクの洗浄においては、洗浄力が不十分であるという知見に基づくものである。
また、本発明者らは、以下のことを知見した。
近年の高速定着を実現するインク組成物は、インクジェット吐出ヘッド表面に付着し、乾燥した場合、固化して洗浄により除去するのが困難なほど強固に固着する。特に、前記インク組成物が、5質量%以上の樹脂粒子を含有する場合は、記録媒体に対する定着性に優れ、更には画像強度や耐ブロッキング性に優れる特徴を有するが、ノズル孔を有するノズルプレート、又はインク流路に残留したインクの洗浄性が更に低下し、吐出安定性が劣るという問題がある。そこで、3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノールを含む洗浄液を用いると、ノズルプレート表面に固着したインクが膜のまま容易に剥がし取ることができる。即ち、本発明の洗浄液による作用は、インクを膜として剥がし取る点において、従来の溶解や再分散させて除去する方法と基本的に異なるものである。新たな作用機構によって、洗浄性を顕著に向上させることができることを知見した。
<有機溶剤>
前記有機溶剤は、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを含有し、更に必要に応じてその他の有機溶剤を含有してなる。
<<その他の有機溶剤>>
前記その他の有機溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水溶性有機溶剤などが挙げられる。
前記水溶性有機溶剤としては、例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類、多価アルコールアリールエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類、プロピレンカーボネート、炭酸エチレンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記多価アルコール類としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、エチル−1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ペトリオールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記多価アルコールアルキルエーテル類としては、例えば、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記多価アルコールアリールエーテル類としては、例えば、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記含窒素複素環化合物としては、例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記アミド類としては、例えば、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、3−メトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミド、3−ブトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミドなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記アミン類としては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエチルアミンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記含硫黄化合物としては、例えば、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノールなどが挙げられる。
前記有機溶剤の含有量としては、洗浄液全量に対して、10質量%以上60質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
前記3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールの含有量としては、インクの固着物の洗浄性向上の点から、洗浄液全量に対して、10質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好ましい。
<界面活性剤>
前記界面活性剤は、シリコーン界面活性剤を含有し、更に必要に応じてその他の界面活性剤を含有してなる。なお、前記シリコーン界面活性剤としては、その構造中に、シロキサン結合による骨格を有していればよく、シリコーン系界面活性剤を含む意味である。
前記シリコーン界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、高pHでも分解しないシリコーン界面活性剤が好ましい。
前記シリコーン界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサンなどが挙げられる。これらの中でも、水系界面活性剤として良好な性質を示す点から、変性基としてポリオキシエチレン基乃至ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するポリエーテル変性シリコーン界面活性剤が好ましい。前記ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤を用いた場合、前記ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤が電気的にプラスに分極又は荷電している部分があり、基質や汚れの電気的にマイナスに分極又は荷電している部分に吸着しやすいため、洗浄性を向上することができる。
このような界面活性剤としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、ビックケミー・ジャパン株式会社、信越化学工業株式会社、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社、日本エマルジョン株式会社、共栄社化学株式会社などから入手できる。
前記ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、下記一般式(S−1)式で表わされる、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルポリシロキサンのSi部側鎖に導入したものなどが挙げられる。
(一般式(S−1))
ただし、前記一般式(S−1)中、m、n、a、及びbは、それぞれ独立に、整数を表し、Rは、アルキレン基を表し、R’は、アルキル基を表す。
前記ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤としては、市販品を使用することができ、前記市販品としては、例えば、KF−618、KF−642、KF−643(以上、信越化学工業株式会社製)、EMALEX−SS−5602、SS−1906EX(以上、日本エマルジョン株式会社製)、FZ−2105、FZ−2118、FZ−2154、FZ−2161、FZ−2162、FZ−2163、FZ−2164(以上、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製)、BYK−33、BYK−348、BYK−387(以上、ビックケミー・ジャパン株式会社製)、TSF4440、TSF4452、TSF4453(以上、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)、WET270(エボニック・デグサ・ジャパン株式会社製)などが挙げられる。
<<その他の界面活性剤>>
その他の界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フッ素系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記フッ素系界面活性剤としては、起泡性が小さい点から、パーフルオロアルキルスルホン酸化合物、パーフルオロアルキルカルボン酸化合物、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物が好ましい。
前記パーフルオロアルキルスルホン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸塩などが挙げられる。
前記パーフルオロアルキルカルボン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸塩などが挙げられる。
前記パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの硫酸エステル塩、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの塩などが挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記フッ素系界面活性剤における塩の対イオンとしては、例えば、Li、Na、K、NH、NHCHCHOH、NH(CHCHOH)、NH(CHCHOH)等のイオンなどが挙げられる。
前記両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルアミノプロピオン酸塩、ラウリルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタインなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記アニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートの塩などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記界面活性剤の含有量としては、濡れ性、及び吐出安定性に優れる点から、洗浄液全量に対して、0.0010質量%以上5質量%以下が好ましく、0.05質量%以上5質量%以下がより好ましい。
<水>
前記水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、超純水などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記水の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、洗浄液全量に対して、10質量%以上95質量%以下が好ましく、20質量%以上80質量%以下がより好ましい。
[動的表面張力]
前記洗浄液の最大泡圧法による寿命時間15m秒間での25℃における動的表面張力としては、35mN/m以下が好ましく、30mN/m以下がより好ましい。前記寿命時間15m秒間での25℃における動的表面張力が、35mN/m以下であると、汚れと接した際の洗浄液の濡れ性を大きくすることができ、ノズルプレート等に固着したインク被膜を膜として剥がし取ることができ、従来の溶解や再分散させて除去する方法と基本的に異なる新たな作用機構によって洗浄性を向上することができる。
前記洗浄液の最大泡圧法による寿命時間150m秒間での25℃における動的表面張力としては、35mN/m以下が好ましく、30mN/m以下がより好ましい。前記寿命時間150m秒間での25℃における動的表面張力が、35mN/m以下であると、洗浄に必要な濡れ広がりを十分に確保することができる。
なお、前記動的表面張力は、最大泡圧法によって25℃において、例えば、動的表面張力計(装置名:SITA DynoTester、SITA Messtechnik社製)を用いて測定することができる。
前記寿命時間とは、最大泡圧法において発生させた気泡の寿命を意味し、バブルライフタイムとも称され、動的表面張力計のプローブ先端内で新しい界面が生成した時点から最大泡圧となるまでの時間を意味する。
前記洗浄液の最大泡圧法による寿命時間15m秒間での25℃における動的表面張力をF15とし、最大泡圧法による寿命時間150m秒間での25℃における動的表面張力をF150としたときの比率(F15/F150)としては、1.10以上が好ましく、1.20以上がより好ましく、1.25以上が特に好ましい。前記比率(F15/F150)が、1.10以上であると、汚れに対する濡れ広がりの速度が大きくなり、記録ヘッド上に固着したインクを瞬時に洗浄することができ、洗浄性を向上できる。
<その他の成分>
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤などが挙げられる。
<消泡剤>
消泡剤としては、特に制限はなく、例えば、シリコーン系消泡剤、ポリエーテル系消泡剤、脂肪酸エステル系消泡剤などが挙げられる。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、破泡効果に優れる点から、シリコーン系消泡剤が好ましい。
<防腐防黴剤>
防腐防黴剤としては、特に制限はなく、例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。
<防錆剤>
防錆剤としては、特に制限はなく、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
<pH調整剤>
pH調整剤としては、pHを7以上に調整することが可能であれば、特に制限はなく、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミンなどが挙げられる。
本発明の洗浄液としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクジェット用であることが好ましい。
(インクと洗浄液のセット)
本発明のインクと洗浄液のセットは、本発明の洗浄液と、樹脂粒子を含有するインクと、を有し、更に必要に応じてその他の成分等を有してなる。前記インクが、樹脂粒子を含有する場合、インクの記録媒体に対する定着性が向上する一方で、吐出安定性が維持しにくくなることから、本発明の洗浄液とインクとの組合せであるセットとして用いることができる。
本発明のインクと洗浄液のセットは、各種の洗浄方法、記録方法、記録装置に好適に用いることができ、後述する、本発明の洗浄方法、本発明のインクジェット記録方法、本発明のインクジェット記録装置に特に好適に用いることができる。
<インク>
前記インクは、樹脂粒子を含有し、有機溶剤、及び色材を含有することが好ましく、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
<樹脂>
インク中に含有する樹脂の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、アクリルシリコーン系樹脂などが挙げられる。
これらの樹脂からなる樹脂粒子を用いても良い。樹脂粒子を、水を分散媒として分散した樹脂エマルションの状態で、色材や有機溶剤などの材料と混合してインクを得ることが可能である。前記樹脂粒子としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。また、これらは、1種を単独で用いても、2種類以上の樹脂粒子を組み合わせて用いてもよい。
樹脂粒子の体積平均粒径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な定着性、高い画像硬度を得る点から、10nm以上1,000nm以下が好ましく、10nm以上200nm以下がより好ましく、10nm以上100nm以下が特に好ましい。
前記体積平均粒径は、例えば、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
インク中の固形分の粒径については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、吐出安定性、画像濃度などの画像品質を高くする点から、最大個数換算で最大頻度が20nm以上1000nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。固形分は樹脂粒子や顔料の粒子等が含まれる。粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
前記樹脂粒子の含有量としては、定着性、インクの保存安定性の点から、インク全量に対して、5質量%以上であり、5質量%以上30質量%以下が好ましく、5質量%以上20質量%以下がより好ましい。
<<有機溶剤>>
前記有機溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、洗浄液における溶剤と同様のものを用いることができる。
<色材>
色材としては特に限定されず、顔料、染料を使用可能である。
顔料としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができる。これらは、1種単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。また、混晶を使用しても良い。
顔料としては、例えば、ブラック顔料、イエロー顔料、マゼンダ顔料、シアン顔料、白色顔料、緑色顔料、橙色顔料、金色や銀色などの光沢色顔料やメタリック顔料などを用いることができる。
無機顔料として、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、カドミウムレッド、クロムイエローに加え、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを使用することができる。
また、有機顔料としては、アゾ顔料、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料など)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどを使用できる。これらの顔料のうち、溶媒と親和性の良いものが好ましく用いられる。その他、樹脂中空粒子、無機中空粒子の使用も可能である。
顔料の具体例として、黒色用としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、または銅、鉄(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料があげられる。
さらに、カラー用としては、C.I.ピグメントイエロー1、3、12、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、138、150、153、155、180、185、213、C.I.ピグメントオレンジ5、13、16、17、36、43、51、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22、23、31、38、48:2、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3、48:4、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81、83、88、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、184、185、190、193、202、207、208、209、213、219、224、254、264、C.I.ピグメントバイオレット1(ローダミンレーキ)、3、5:1、16、19、23、38、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルー)、15:1、15:2、15:3、15:4(フタロシアニンブルー)、16、17:1、56、60、63、C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36、等がある。
染料としては、特に限定されることなく、酸性染料、直接染料、反応性染料、及び塩基性染料が使用可能であり、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記染料として、例えば、C.I.アシッドイエロー 17,23,42,44,79,142、C.I.アシッドレッド 52,80,82,249,254,289、C.I.アシッドブルー 9,45,249、C.I.アシッドブラック 1,2,24,94、C.I.フードブラック 1,2、C.I.ダイレクトイエロー 1,12,24,33,50,55,58,86,132,142,144,173、C.I.ダイレクトレッド 1,4,9,80,81,225,227、C.I.ダイレクトブルー 1,2,15,71,86,87,98,165,199,202、C.I.ダイレクドブラック 19,38,51,71,154,168,171,195、C.I.リアクティブレッド 14,32,55,79,249、C.I.リアクティブブラック 3,4,35が挙げられる。
インク中の色材の含有量は、画像濃度の向上、良好な定着性や吐出安定性の点から、0.1質量%以上15質量%以下が好ましく、より好ましくは1質量%以上10質量%以下である。
顔料をインク中に分散させるには、顔料に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法、顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法、分散剤を用いて分散させる方法、などが挙げられる。
顔料に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法としては、例えば、顔料(例えばカーボン)にスルホン基やカルボキシル基等の官能基を付加し水中に分散可能とした自己分散顔料等が使用できる。
顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法としては、顔料をマイクロカプセルに包含させ、水中に分散可能なものを用いることができる。これは、樹脂被覆顔料と言い換えることができる。この場合、インクに配合される顔料はすべて樹脂に被覆されている必要はなく、本発明の効果が損なわれない範囲において、被覆されない顔料や、部分的に被覆された顔料がインク中に分散していてもよい。
分散剤を用いて分散させる方法としては、界面活性剤に代表される、公知の低分子型の分散剤、高分子型の分散剤を用いて分散する方法が挙げられる。
分散剤としては、顔料に応じて例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤等を使用することが可能である。
竹本油脂社製RT−100(ノニオン系界面活性剤)や、ナフタレンスルホン酸Naホルマリン縮合物も、分散剤として好適に使用できる。
分散剤は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
<添加剤>
インクには、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等を加えても良い。
<界面活性剤>
前記界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シリコーン界面活性剤、フッ素系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤などが挙げられる。これらの界面活性剤としては、洗浄液における界面活性剤と同様のものを用いることができる。
インク中における界面活性剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、濡れ性、吐出安定性に優れ、画像品質が向上する点から、0.001質量%以上5質量%以下が好ましく、0.05質量%以上5質量%以下がより好ましい。
<消泡剤>
前記消泡剤としては、洗浄液におけるその他の成分の消泡剤と同様のものを用いることができる。
<防腐防黴剤>
前記防腐防黴剤としては、洗浄液におけるその他の成分の防腐防黴剤と同様のものを用いることができる。
<防錆剤>
前記防錆剤としては、洗浄液におけるその他の成分の防錆剤と同様のものを用いることができる。
<pH調整剤>
前記pH調整剤としては、洗浄液におけるその他の成分のpH調整剤と同様のものを用いることができる。
インクの物性としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、粘度、表面張力、pH等が以下の範囲であることが好ましい。
インクの25℃での粘度は、印字濃度や文字品位が向上し、また、良好な吐出性が得られる点から、5mPa・s以上30mPa・s以下が好ましく、5mPa・s以上25mPa・s以下がより好ましい。ここで、粘度は、例えば回転式粘度計(東機産業社製RE−80L)を使用することができる。測定条件としては、25℃で、標準コーンローター(1°34’×R24)、サンプル液量1.2mL、回転数50rpm、3分間で測定可能である。
インクの表面張力としては、記録媒体上で好適にインクがレベリングされ、インクの乾燥時間が短縮される点から、25℃で、35mN/m以下が好ましく、32mN/m以下がより好ましい。
インクのpHとしては、接液する金属部材の腐食防止の観点から、7〜12が好ましく、8〜11がより好ましい。
前記インクとしては、インクジェット用であることが好ましい。
<記録媒体>
記録媒体としては特に制限はなく、普通紙、光沢紙、特殊紙、布などを用いることもできるが、非浸透性基材を用いても良好な画像形成が可能である。
前記非浸透性基材とは、水透過性、吸収性が低い表面を有する基材であり、内部に多数の空洞があっても外部に開口していない材質も含まれ、より定量的には、ブリストー(Bristow)法において接触開始から30msec1/2までの水吸収量が10mL/m以下である基材をいう。
前記非浸透性基材としては、例えば、塩化ビニル樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネートフィルムなどのプラスチックフィルムを、好適に使用することができる。
(組成物収容容器)
前記組成物収容容器は、本発明の洗浄液を容器中に収容してなり、更に必要に応じてその他の部材を有してなる。
また、前記組成物収容容器は、本発明のインクと洗浄液のセットに用いられるインクと、本発明のインクと洗浄液のセットに用いられる洗浄液と、を容器中に収容してなり、更に必要に応じてその他の部材を有してなる。
前記容器としては、特に制限はなく、目的に応じて、その形状、構造、大きさ、材質等を適宜選択することができ、例えば、アルミニウムラミネートフィルム、樹脂フィルム等で形成されたインク袋などを少なくとも有するものなどが挙げられる。
<洗浄方法>
本発明の洗浄方法は、ノズル孔を有するノズルプレート、及びインク流路を有するインクジェット記録装置の洗浄方法であって、前記ノズルプレート、又は前記インク流路に残留したインクを本発明の洗浄液により洗浄する洗浄工程を含み、更に必要に応じてその他の工程を含む。
<<洗浄工程>>
前記洗浄工程は、ノズル孔を有するノズルプレート、又はインク流路に残留したインクを本発明の洗浄液により洗浄する工程である。
前記洗浄としては、例えば、ノズル孔を有するノズルプレート等に、前記洗浄液を噴霧すること、前記洗浄液を含浸させた布等で前記インクを拭き取ることなどが挙げられる。また、洗浄部位が、前記インク流路である場合は、前記洗浄液をインクと置換して、前記ノズルから吐出することにより洗浄することができる。これにより、ノズル孔を有するノズルプレート、インク流路、さらにその周辺等を洗浄することができる。
(インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法)
本発明のインクジェット記録装置は、本発明のインクと洗浄液のセットにおける、前記インクと、前記洗浄液と、を有する。
また、本発明のインクジェット記録装置は、本発明のインクと洗浄液のセットにおける前記インクに刺激を印加し、前記インクを飛翔させて記録媒体に画像を記録するインク飛翔手段と、ノズル孔を有するノズルプレート、又はインク流路に残留したインクを前記洗浄液により洗浄する洗浄手段と、を有し、更に必要に応じてその他の手段を有してなる。
本発明のインクジェット記録方法は、本発明のインクと洗浄液のセットにおける前記インクに刺激を印加し、前記インクを飛翔させて記録媒体に画像を記録するインク飛翔工程と、ノズル孔を有するノズルプレート、又はインク流路に残留したインクを前記洗浄液により洗浄する洗浄工程と、を含み、更に必要に応じてその他の工程を含んでなる。
前記インクジェット記録方法におけるインク飛翔工程は、前記インク飛翔手段により好適に実施することができる。
前記インクジェット記録装置における収容手段としては、洗浄液とインクとを収容できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記洗浄工程としては、前記洗浄手段により好適に実施することができ、スポイト等を用いて、インクが付着した記録ヘッドのノズル孔を有するノズルプレート、インク流路等に前記洗浄液を付与して洗浄することや前記洗浄液を含浸した払拭部材を用いて洗浄することなどが挙げられる。
前記払拭部材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例え
ば、不織布、布などが挙げられる。これらは、ロール状に巻回したものが好ましく、発塵
し難く信頼性が高い点から、ロール状の不織布が好ましい。
本発明のインクと洗浄液のセットに用いられるインクは、インクジェット記録方式による各種記録装置、例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機、立体造形装置などに好適に使用することができる。
本発明において、インクジェット記録装置とは、記録媒体に対してインクや各種処理液等を吐出することが可能な装置、当該装置を用いて記録を行う方法である。記録媒体とは、インクや各種処理液が一時的にでも付着可能なものを意味する。
前記インクジェット記録装置には、インクを吐出するヘッド部分だけでなく、記録媒体の給送、搬送、排紙に関わる手段、その他、前処理装置、後処理装置と称される装置などを有することができる。
前記インクジェット記録装置は、加熱手段、乾燥手段を有していてもよい。前記加熱手段、前記乾燥手段には、例えば、記録媒体の印字面や裏面を加熱、乾燥する手段が含まれる。加熱手段、乾燥手段としては、特に限定されないが、例えば、温風ヒーター、赤外線ヒーターを用いることができる。加熱、乾燥は、印字前、印字中、印字後などに行うことができる。
また、前記インクジェット記録装置は、インクによって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、幾何学模様などのパターン等を形成するもの、3次元像を造形するものも含まれる。
また、前記インクジェット記録装置には、特に限定しない限り、吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、吐出ヘッドを移動させないライン型装置のいずれも含まれる。
更に、前記インクジェット記録装置には、卓上型だけでなく、A0サイズの記録媒体への印刷も可能とする広幅の記録装置や、例えばロール状に巻き取られた連続用紙を記録媒体として用いることが可能な連帳プリンタも含まれる。
前記インクジェット記録装置の一例について図1乃至図2を参照して説明する。図1は同装置の斜視説明図である。図2はメインタンクの斜視説明図である。記録装置の一例としての画像形成装置400は、シリアル型画像形成装置である。画像形成装置400の外装401内に機構部420が設けられている。ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色用のメインタンク410(410k、410c、410m、410y)の各インク収容部411は、例えばアルミニウムラミネートフィルム等の包装部材により形成されている。インク収容部411は、例えば、プラスチックス製の収容容器ケース414内に収容される。これによりメインタンク410は、各色のインクカートリッジとして用いられる。
一方、装置本体のカバー401cを開いたときの開口の奥側にはカートリッジホルダ404が設けられている。カートリッジホルダ404には、メインタンク410が着脱自在に装着される。これにより、各色用の供給チューブ436を介して、メインタンク410の各インク排出口413と各色用の吐出ヘッド434とが連通し、吐出ヘッド434から記録媒体へインクを吐出可能となる。
以下、実施例を示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例により限定されるものではない。
なお、洗浄液の動的表面張力は、以下のようにして測定した。
(動的表面張力)
前記動的表面張力は、最大泡圧法によって25℃において、寿命時間15m秒間での25℃における動的表面張力F15及び寿命時間150m秒間での25℃における動的表面張力F150を、動的表面張力計(装置名:SITA DynoTester、SITA Messtechnik社製)を用いて測定した。
(実施例1)
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(株式会社クラレ製)20.0質量%、ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤1(商品名:BYK−348、ビックケミー・ジャパン株式会社製)0.5質量%、及び合計が100質量%となるようにイオン交換水残量を添加し、1時間撹拌して、洗浄液1を得た。
(実施例2〜10、及び比較例1〜3)
実施例1において、下記表1及び2に示す組成に変更した以外は、実施例1と同様にして、洗浄液2〜13を得た。組成を下記表1及び2に示す。
なお、前記表1及び2において、成分の商品名、及び製造会社名については下記の通りである。
・3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール:株式会社クラレ製
・1,3−ブタンジオール:東京化成工業株式会社製
・ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤1:ビックケミー・ジャパン株式会社製、商品名:BYK−348
・ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤2:エボニック・デグサ・ジャパン株式会社製、商品名:WET270
・ポリグリセリン変性シリコーン界面活性剤:信越化学工業株式会社製、商品名:KF−6106
・ポリオキシアルキレンアルキルエーテル:花王株式会社製、商品名:LS106
・フッ素系界面活性剤:DuPont社製、商品名:FS−34
(イエロー顔料分散体の調製例)
<イエロー顔料分散体の調製>
機械撹拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管、及び滴下ロートを備えた1Lのフラスコ内を窒素ガスにて置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12g、ポリエチレングリコールメタクリレート4g、スチレンマクロマー4g、メルカプトエタノール0.4g、及びメチルエチルケトン40gを投入し、65℃まで昇温した。次に、スチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108g、ポリエチレングリコールメタクリレート36g、ヒドロキシルエチルメタクリレート60g、スチレンマクロマー36g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスメチルバレロニトリル2.4g、及びメチルエチルケトン342gの混合液を、2.5時間かけてフラスコ内に滴下した。さらに、アゾビスメチルバレロニトリル0.8g、及びメチルエチルケトン18gの混合液を、0.5時間かけてフラスコ内に滴下した後、1時間熟成した。次に、アゾビスメチルバレロニトリル0.8gを添加した後、1時間熟成し、50質量%のポリマー溶液800gを得た。
得られたポリマー溶液28g、C.I.ピグメントイエロー74(商品名:エローNo.43、大日精化工業株式会社製)26g、1mol/Lの水酸化カリウム水溶液13.6g、メチルエチルケトン20g、及び水13.6gを撹拌した後、ロールミルを用いて混練してペーストを得た。得られたペーストを水200g中に投入して撹拌した後、エバポレータを用いて、メチルエチルケトン、及び水を留去し、顔料含有量が15質量%、固形分濃度が20質量%のイエロー顔料分散体を得た。
(インクの調製例1)
<インク1の調製>
1,3−ブタンジオール(東京化成工業株式会社製)15.0質量%、1,2−プロパンジオール(三井化学株式会社製)15.0質量%、アクリル樹脂粒子(商品名:ボンコートR−3380−E、DIC株式会社製、固形分濃度:45質量%)6.7質量%、及びフッ素系界面活性剤(商品名:Zonyl(登録商標)FSO−100、DuPont社製)1.0質量%を添加して撹拌混合後、イエロー顔料分散体20.0質量%、及び合計が100質量%となるようにイオン交換水残量を添加して、1時間撹拌した。次に、平均孔径が1.5μmのポリプロピレンフィルター(商品名:プロファイル・スター、日本ポール株式会社製)を用いて加圧濾過して、粗大粒子を除去し、インク1を調製した。
(インクの調製例2)
<インク2の調製>
インクの調製例1において、アクリル樹脂粒子(商品名:ボンコートR−3380−E、DIC株式会社製、固形分濃度:45質量%)の量を6.7質量%から11.1質量%に変更した以外は、インクの調製例1と同様にして、インク2を調製した。組成を下記表3に示す。
なお、前記表3において、成分の商品名、及び製造会社名については下記の通りである。
・1,3−ブタンジオール:東京化成工業株式会社製
・1,2−プロパンジオール:三井化学株式会社製
・アクリル樹脂粒子:DIC株式会社製、商品名:ボンコートR−3380−E、固形分濃度:45質量%
・フッ素系界面活性剤:DuPont社製、商品名:Zonyl(登録商標)FSO−100
(実施例11)
前記インク1、及び前記洗浄液1を組み合わせて、インクと洗浄液のセット1とした。
(実施例12〜21、及び比較例4〜7)
実施例11において、下記表4の組合せに変更した以外は、実施例11と同様にして、インクと洗浄液のセット2〜15とした。
得られたインクと洗浄液のセットを用いて、下記のようにして、「洗浄性」、「吐出安定性」、及び「定着性」を評価した。結果を下記表4に示す。
(洗浄性)
SUS316板(3cm×4cm)を、各インクと洗浄液のセットにおけるインクに、60分間浸漬させた。その後、大気中で0.1MPaの加圧条件下、常温(25℃)で2時間静置し乾燥させて、インク乾固物が付着したSUS316板を得た。
得られたインク乾固物が付着したSUS316板を、各インクと洗浄液のセットにおける洗浄液30mLを用いて3分間繰り返しかけ洗いした。かけ洗い終了後、SUS316板を目視にて観察し、下記評価基準に基づいて、「洗浄性」を評価した。
[評価基準]
◎:繰り返しかけ洗い洗浄初期(1分間以内)にインク乾固物が全く確認できなくなった
○:繰り返しかけ洗い終了後、インク乾固物が全く確認できなくなった
△:インク乾固物が僅かに残存していることが確認できた
×:洗浄前後でインク乾固物に変化が見られなかった
(吐出安定性)
図1に示すプリンタを用いて、各インクと洗浄液のセットにおけるインクを、45分間連続吐出し、吐出が停止してから30分間記録ヘッドの表面を乾燥させた。その後、スポイトを用いて洗浄液3mLを記録ヘッドのノズル面に付与した後、ワイピングを実施し、再度インクの吐出を行い、下記評価基準に基づいて、「吐出安定性」を評価した。
[評価基準]
◎:吐出乱れ、又は不吐出が全くない
○:5ノズル以下の吐出乱れ、又は不吐出があるが、すぐに回復する
△:5ノズル以下の吐出乱れ、又は不吐出があり、回復しない
×:5ノズルを超える吐出乱れ、又は不吐出がある
(定着性)
インクジェットプリンタ(装置名:IPSiO GX5000、株式会社リコー製)に、各インクと洗浄液のセットにおけるインクを充填して、Type6200紙(株式会社NBSリコー製)に解像度600dpiで記録を行った。次いで、記録部に対してろ紙(商品名:円形定量ろ紙 No.6、ADVANTEC社製)を押し当て、ろ紙へのインクの転写の状態を目視で観察し、下記評価基準に基づいて、「定着性」を評価した。
[評価基準]
◎:インクの転写は殆どない
○:一部のインクが転写している
△:多くのインクが転写している
×:ほとんどのインクが転写している
本発明の態様としては、例えば、以下のとおりである。
<1> 水、有機溶剤、及び界面活性剤を含有する洗浄液であって、
前記有機溶剤が、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを含有し、
前記界面活性剤が、シリコーン界面活性剤を含有することを特徴とする洗浄液である。
<2> 前記シリコーン界面活性剤が、ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤である前記<1>に記載の洗浄液である。
<3> 最大泡圧法による寿命時間15m秒間での25℃における動的表面張力が、30mN/m以下である前記<1>から<2>のいずれかに記載の洗浄液である。
<4> 最大泡圧法による寿命時間15m秒間での25℃における動的表面張力をF15とし、最大泡圧法による寿命時間150m秒間での25℃における動的表面張力をF150としたときの比率(F15/F150)が、1.25以上である前記<1>から<3>のいずれかに記載の洗浄液である。
<5> 前記3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールの含有量が、10質量%以上である前記<1>から<4>のいずれかに記載の洗浄液である。
<6> 前記有機溶剤の含有量が、10質量%以上60質量%以下である前記<1>から<5>のいずれかに記載の洗浄液である。
<7> 前記ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤が、下記一般式(S−1)で表される化合物である前記<2>から<6>のいずれかに記載の洗浄液である。
(一般式(S−1))
ただし、前記一般式(S−1)中、m、n、a、及びbは、それぞれ独立に、整数を表し、Rは、アルキレン基を表し、R’は、アルキル基を表す。
<8> 前記界面活性剤の含有量が、0.0010質量%以上5質量%以下である前記<1>から<7>のいずれかに記載の洗浄液である。
<9> 前記有機溶剤が、1,2−ブタンジオールをさらに含む前記<1>から<8>のいずれかに記載の洗浄液である。
<10> インクジェット用である前記<1>から<9>のいずれかに記載の洗浄液である。
<11> 前記<1>から<10>のいずれかに記載の洗浄液と、
樹脂粒子を含有するインクと、を有し、
前記インク中の前記樹脂粒子の含有量が、5質量%以上であることを特徴とするインクと洗浄液のセットである。
<12> 前記樹脂粒子が、アクリル樹脂粒子である前記<11>に記載のインクと洗浄液のセットである。
<13> 前記樹脂粒子の体積平均粒径が、10nm以上1,000nm以下である前記<11>から<12>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットである。
<14> 前記樹脂粒子の含有量が、5質量%以上30質量%以下である前記<11>から<13>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットである。
<15> 前記インクが、有機溶剤をさらに含む前記<11>から<14>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットである。
<16> 前記インク中の前記有機溶剤が、1,3−ブタンジオール、及び1,2−プロパンジオールの少なくともいずれかである前記<15>に記載のインクと洗浄液のセットである。
<17> 前記インクが、フッ素系界面活性剤をさらに含有する前記<11>から<16>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットである。
<18> ノズル孔を有するノズルプレート、及びインク流路を有するインクジェット記録装置の洗浄方法であって、
前記ノズルプレート、又は前記インク流路に残留したインクを前記<1>から<10>のいずれかに記載の洗浄液により洗浄する洗浄工程を含むことを特徴とする洗浄方法である。
<19> 前記<11>から<17>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットにおける、前記インクと、前記洗浄液と、を有することを特徴とするインクジェット記録装置である。
<20> 前記<11>から<17>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットにおける前記インクに刺激を印加し、前記インクを飛翔させて記録媒体に画像を記録するインク飛翔手段と、
ノズル孔を有するノズルプレート、又はインク流路に残留した前記インクを、前記<11>から<18>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットにおける前記洗浄液により洗浄する洗浄手段と、を有することを特徴とするインクジェット記録装置である。
<21> 前記<11>から<17>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットにおける前記インクに刺激を印加し、前記インクを飛翔させて記録媒体に画像を記録するインク飛翔工程と、
ノズル孔を有するノズルプレート、又はインク流路に残留した前記インクを前記洗浄液により洗浄する洗浄工程と、を含むことを特徴とするインクジェット記録方法である。
前記<1>から<10>のいずれかに記載の洗浄液、前記<11>から<17>に記載のインクと洗浄液のセット、前記<18>に記載の洗浄方法、前記<19>から<20>のいずれかに記載のインクジェット記録装置、及び前記<21>に記載のインクジェット記録方法によると、従来における前記諸問題を解決し、前記本発明の目的を達成することができる。
特許第5593366号公報

Claims (9)

  1. 水、有機溶剤、及び界面活性剤を含有する洗浄液であって、
    前記有機溶剤が、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを含有し、
    前記界面活性剤が、シリコーン界面活性剤を含有することを特徴とする洗浄液。
  2. 前記シリコーン界面活性剤が、ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤である請求項1に記載の洗浄液。
  3. 最大泡圧法による寿命時間15m秒間での25℃における動的表面張力が、30mN/m以下である請求項1から2のいずれかに記載の洗浄液。
  4. 最大泡圧法による寿命時間15m秒間での25℃における動的表面張力をF15とし、最大泡圧法による寿命時間150m秒間での25℃における動的表面張力をF150としたときの比率(F15/F150)が、1.25以上である請求項1から3のいずれかに記載の洗浄液。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の洗浄液と、
    樹脂粒子を含有するインクと、を有し、
    前記インク中の前記樹脂粒子の含有量が、5質量%以上であることを特徴とするインクと洗浄液のセット。
  6. ノズル孔を有するノズルプレート、及びインク流路を有するインクジェット記録装置の洗浄方法であって、
    前記ノズルプレート、又は前記インク流路に残留したインクを請求項1から4のいずれかに記載の洗浄液により洗浄する洗浄工程を含むことを特徴とする洗浄方法。
  7. 請求項5に記載のインクと洗浄液のセットにおける、前記インクと、前記洗浄液と、を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 請求項5に記載のインクと洗浄液のセットにおける前記インクに刺激を印加し、前記インクを飛翔させて記録媒体に画像を記録するインク飛翔手段と、
    ノズル孔を有するノズルプレート、又はインク流路に残留した前記インクを前記洗浄液により洗浄する洗浄手段と、を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  9. 請求項5に記載のインクと洗浄液のセットにおける前記インクに刺激を印加し、前記インクを飛翔させて記録媒体に画像を記録するインク飛翔工程と、
    ノズル孔を有するノズルプレート、又はインク流路に残留した前記インクを前記洗浄液により洗浄する洗浄工程と、を含むことを特徴とするインクジェット記録方法。
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