JP6838347B2 - 洗浄液、インクと洗浄液のセット、洗浄液収容容器、インクジェット印刷装置、及びインクジェット印刷方法 - Google Patents

洗浄液、インクと洗浄液のセット、洗浄液収容容器、インクジェット印刷装置、及びインクジェット印刷方法 Download PDF

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Description

本発明は、洗浄液、インクと洗浄液のセット、洗浄液収容容器、インクジェット印刷記録装置、及びインクジェット印刷方法に関する。
従来、インクジェット用インクとしては、発色性の良さ、信頼性の高さ等の点から染料インクが主流であったが、前記染料インクは、耐水性及び耐光性が劣ることから、近年では、顔料インクが用いられることが多くなってきている。
前記顔料インクは、高速連帳機などの商業印刷用途にも使用されるようになってきており、前記高速連帳機に要求される高速乾燥性(高速定着性)や低インク吸収記録メディアへの定着性を確保するために、樹脂を含有するようになってきている。しかし、前記顔料インクに樹脂を含有させると、連続記録時に、前記インクが記録ヘッド等に付着し、凝集、及び乾燥することにより、インクの吐出安定性が低下することがある。前記インクの吐出安定性を確保するために前記記録ヘッド等に付着したインクを洗浄する必要がある。
しかし、前記樹脂を含有するインクは、記録ヘッドに強固に付着するため、これまでの洗浄液では洗浄力が不十分であるという問題がある。
そこで、ポリオキシアルキレンモノアルキルエーテル、グリセリン、及び水を含む洗浄液が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、樹脂を含む記録インクと活性剤と溶剤を含有する置換インクとのインクセットが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、溶媒系のハンセン溶解度パラメーターを規定した洗浄組成物が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
本発明は、洗浄性に優れた洗浄液を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としての本発明の洗浄液は、樹脂を5質量%以上含有するインクの洗浄に用いる洗浄液であって、前記洗浄液が、水及び溶剤からなる混合溶媒を含み、前記混合溶媒におけるハンセン溶解度パラメーターの水素結合項が、7.0(cal/cm1/2以下である。
本発明によると、洗浄性に優れた洗浄液を提供することができる。
図1は、シリアル型画像形成装置の一例を示す斜視説明図である。 図2は、図1の装置のメインタンクの一例を示す斜視説明図である。
(洗浄液、及びインクと洗浄液のセット)
本発明の洗浄液は、樹脂を5質量%以上含有するインクの洗浄に用いる洗浄液であって、前記洗浄液が、水及び溶剤からなる混合溶媒を含み、前記混合溶媒におけるハンセン溶解度パラメーターの水素結合項が、7.0(cal/cm1/2以下であり、更に必要に応じて、その他の成分を含有してなる。
本発明の洗浄液は、従来の洗浄液では、樹脂被覆型顔料を用いたインクや、樹脂単体として2質量%以下含有するインクにおける記録ヘッド等に付着した付着物に対する洗浄には有効であるが、樹脂の含有量が5質量%以上であるインクによる付着物に対しては、洗浄力が不十分であるという知見に基づくものである。
本発明のインクと洗浄液のセットは、インクと洗浄液のセットであって、前記インクが、樹脂を含有し、かつ前記樹脂の含有量が、インク全量に対して、5質量%以上であり、前記洗浄液が、本発明の洗浄液であり、更に必要に応じて、その他の成分を含有してなる。
<洗浄液>
前記洗浄液は、洗浄液中の混合溶媒におけるハンセン溶解度パラメーターの水素結合項が、7.0(cal/cm1/2以下であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
<<混合溶媒>>
前記混合溶媒は、水及び溶剤からなり、ハンセン溶解度パラメーターの水素結合項が、7.0(cal/cm1/2以下である。
[ハンセン溶解度パラメーターの水素結合項]
前記混合溶媒のハンセン溶解度パラメーター(以下、「HSP」とも称することがある)の水素結合項(以下、「δH」とも称することがある)としては、7.0(cal/cm1/2以下であり、5.0(cal/cm1/2以上6.8(cal/cm1/2以下が好ましい。前記ハンセン溶解度パラメーターの水素結合項が、7.0(cal/cm1/2以下であると、洗浄力を向上することができ、さらに優れた吐出信頼性を得ることができる。
前記ハンセンの溶解度パラメーター(HSP)は、ヒルデブランド(Hildebrand)によって導入された溶解度パラメーター(SP)を、分散項(δD)、極性項(δP)、水素結合項(δH)の3成分に分割し、3次元空間に表したものである。前記分散項(δD)は、Van Der Waalsの近接力に基づく項である。前記極性項(δP)は分極項とも呼ばれ、ダイポールモーメント、誘電率などに起因する項である。前記水素結合項(δH)には、水素結合に基づく分子間力、さらに、他に分類できないπ−π相互作用なども含まれている。本発明においてはこの水素結合項(δH)を使用する。
なお、前記分散項(δD)、前記極性項(δP)、及び前記水素結合項(δH)の3成分は、ハンセンやその研究後継者らにより多く求められており、Polymer Handbook (fourth edition)、VII−698〜711に詳しく記載されている。また、HSPの定義と計算は、下記の文献に記載されている。
Charles M. Hansen著、Hansen Solubility Parameters: A Users Handbook(CRCプレス、2007年)。
多くの溶媒や樹脂についてのハンセン溶解度パラメーターの値が調べられており、例えば、Wesley L.Archer著、Industrial Splvents Handbookに記載されている。
前記混合溶媒のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項(δH)としては、下記式(1)により求めることができる。
混合溶媒のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項(δH)=[{(水のδH)×(混合溶媒中の水の体積%)}/100]+[{(溶剤のδH)×(混合溶媒中の溶剤の体積%)}/100]
−溶剤−
前記溶剤としては、ハンセン溶解度パラメーターの水素結合項を調整できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、有機溶剤が好ましく、水溶性有機溶剤がより好ましい。なお、水溶性とは、例えば、25℃の水100gに5g以上溶解することを意味する。
前記水溶性有機溶剤としては、例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類などのエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類、プロピレンカーボネート(HSPのδH:2.00(cal/cm1/2)、炭酸エチレン(HSPのδH:2.49(cal/cm1/2)などが挙げられる。
前記多価アルコール類としては、例えば、エチレングリコール(HSPのδH:12.7(cal/cm1/2)、ジエチレングリコール(HSPのδH:9.27(cal/cm1/2)、1,2−プロパンジオール(HSPのδH:3.31(cal/cm1/2)、1,3−プロパンジオール(HSPのδH:11.3(cal/cm1/2、比重:1.005)、1,2−ブタンジオール(HSPのδH:10.2(cal/cm1/2、比重:1.002)、1,3−ブタンジオール(HSPのδH:9.37(cal/cm1/2、比重:1.005)、1,4−ブタンジオール(HSPのδH:10.2(cal/cm1/2)、3−メチル−1,3−ブタンジオール(HSPのδH:8.19(cal/cm1/2)、2,3−ブタンジオール(HSPのδH:8.19(cal/cm1/2)、トリエチレングリコール(HSPのδH:9.07(cal/cm1/2)、1,5−ペンタンジオール(HSPのδH:9.65(cal/cm1/2)、1,6−ヘキサンジオール(HSPのδH:8.68(cal/cm1/2)、グリセリン(HSPのδH:13.3(cal/cm1/2)、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(HSPのδH:6.29(cal/cm1/2、比重:0.927)、3−エチル−3−オキタセンメタノール(HSPのδH:6.05(cal/cm1/2、比重:1.019)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記多価アルコールアルキルエーテル類としては、例えば、エチレングリコールモノエチルエーテル(HSPのδH:6.83(cal/cm1/2)、エチレングリコールモノブチルエーテル(HSPのδH:6.00(cal/cm1/2)、ジエチレングリコールモノメチルエーテル(HSPのδH:6.14(cal/cm1/2)、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(HSPのδH:5.95(cal/cm1/2)、ジエチレングリコールジエチルエーテル(HSPのδH:2.73(cal/cm1/2)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(HSPのδH:5.17(cal/cm1/2)、プロピレングリコールモノエチルエーテル(HSPのδH:5.12(cal/cm1/2)、プロピレングリコールモノプロピルエーテル(HSPのδH:4.48(cal/cm1/2)、プロピレングリコールモノブチルエーテル(HSPのδH:4.48(cal/cm1/2)、プロピレングリコールモノイソブチルエーテル(HSPのδH:4.78(cal/cm1/2)、ジエチレングリコールジブチルエーテル(HSPのδH:2.14(cal/cm1/2)、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル(HSPのδH:4.87(cal/cm1/2)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記多価アルコールアリールエーテル類としては、例えば、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテルなどが挙げられる。
前記含窒素複素環化合物としては、例えば、2−ピロリドン(HSPのδH:4.39(cal/cm1/2、比重:1.1)、N−メチル−2−ピロリドン(HSPのδH:3.51(cal/cm1/2)、ε−カプロラクタム(HSPのδH:1.90(cal/cm1/2)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記アミド類としては、例えば、ホルムアミド(HSPのδH:9.27(cal/cm1/2)、N−メチルホルムアミド(HSPのδH:7.76(cal/cm1/2)、N,N−ジメチルホルムアミド(HSPのδH:5.51(cal/cm1/2)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記アミン類としては、例えば、モノエタノールアミン(HSPのδH:10.2(cal/cm1/2)、ジエタノールアミン(HSPのδH:9.67(cal/cm1/2)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記含硫黄化合物類としては、例えば、ジメチルスルホキシド(HSPのδH:4.98(cal/cm1/2)、スルホラン(HSPのδH:4.24(cal/cm1/2)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、ハンセン溶解度パラメーターの水素結合項が、5(cal/cm1/2以下である溶剤が好ましく、ジプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル(HSPのδH:4.87(cal/cm1/2)、2−ピロリドン(HSPのδH:4.39(cal/cm1/2)、ジエチレングリコールジエチルエーテル(HSPのδH:2.73(cal/cm1/2)、プロピレングリコールモノブチルエーテル(HSPのδH:4.48(cal/cm1/2)、ジエチレングリコールジブチルエーテル(HSPのδH:2.14(cal/cm1/2)、プロピレングリコールモノイソブチルエーテル(HSPのδH:4.78(cal/cm1/2)、プロピレングリコールモノプロピルエーテル(HSPのδH:4.48(cal/cm1/2)、下記一般式(1)で表される化合物(Rがメチル基を表す、δH:4.63(cal/cm1/2、比重:0.99)、下記一般式(1)で表される化合物(Rがエチル基を表す、δH:3.65(cal/cm1/2、比重:0.97)、下記一般式(1)で表される化合物(Rがブチル基を表す、δH:3.26(cal/cm1/2)がより好ましく、下記一般式(1)で表される化合物(Rがメチル基を表す、δH:4.63(cal/cm1/2)、下記一般式(1)で表される化合物(Rがエチル基を表す、δH:3.65(cal/cm1/2)が特に好ましい。
(ただし、前記一般式(1)中、Rは、炭素数1以上4以下のアルキル基を表す。)
前記溶剤のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項としては、5(cal/cm1/2以下が好ましい。前記水素結合項が、5(cal/cm1/2以下であると、洗浄性を向上することができ、吐出信頼性を向上することができる。
前記溶剤のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項は、Charles M.Hansen Consulting(Horsholm、Denmark、hansen−solubility.com)のソフトウェアHSPiPを用いて求めることもできる。以下に、ハンセン溶解度パラメーターの水素結合項の不明な溶剤における、HSPiPソフトウェアを用いたハンセン溶解度パラメーターの水素結合項の求め方を説明する。
2015年10月現在、http://www.pirika.com/から入手可能な、HSPiPバージョン4.1ソフトウェアを用いて求めることができる。
前記溶剤のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項は、改良SMILES表記法を用いて化学構造(主鎖、官能基)から、HSPiP中のHSP予測ツールを用いて求めることができる。本発明においては、HSPiPバージョン3.0.38のデータベースに登録されている溶媒(各種HSPの文献参照)に関してはその値を使用し、データベースに無い溶媒に関しては、前記HSPiPにより推算される値を使用する。
前記溶剤の含有量としては、洗浄液全量に対して、60質量%以上が好ましく、70質量%以上80質量%以下がより好ましい。
−水−
前記水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、イオン交換水、限外ろ過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、超純水などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記水の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10質量%以上30質量%以下が好ましく、10質量%以上20質量%以下がより好ましい。
前記混合溶媒における前記水の含有量(質量%)と、前記溶剤の含有量(質量%)との質量比(水/溶剤)としては、ハンセン溶解度パラメーターの水素結合項の値を所望の値にすることができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.1以上0.4以下が好ましく、0.1以上0.25以下がより好ましい。
<<その他の成分>>
前記その他の成分としては、例えば、界面活性剤、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤などが挙げられる。
−界面活性剤−
前記界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フッ素系界面活性剤が好ましく、2−パーフルオロアルキルエタノールがより好ましい。
前記界面活性剤としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、Zonyl(登録商標)FSO−100(DuPont社製)などが挙げられる。
−消泡剤−
前記消泡剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、2,4,7,9−テトラメチル−4,7−デカンジオールなどが挙げられる。
<インク>
前記インクは、樹脂を含有し、溶剤、及び色材を含有することが好ましく、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
<<樹脂>>
前記樹脂は、インク全量に対して、5質量%以上含まれていれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記樹脂のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項としては、8(cal/cm1/2)以下が好ましく、5.5(cal/cm1/2)以上7.3(cal/cm1/2)以下がより好ましい。
なお、前記樹脂のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項は、樹脂を、様々なハンセン溶解度パラメーターの水素結合項を有する溶剤に添加して、前記樹脂が溶解した時の前記溶剤のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項を前記樹脂のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項として求めることができる。前記インクが複数の樹脂を含有する場合は、上記方法と同様にして、複数の樹脂を一度に前記溶剤に添加して、前記複数の樹脂が溶解した時の前記溶剤のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項を、前記複数の樹脂のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項として求めることができる。
[インク中の樹脂のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項と、洗浄液中の混合溶媒のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項との差]
前記インク中の前記樹脂のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項と、前記洗浄液中の前記混合溶媒のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項との差としては、1.0(cal/cm1/2)以下が好ましく、0.5(cal/cm1/2)以下がより好ましい。
前記樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、アクリルシリコーン系樹脂などが挙げられる。これらの樹脂からなる樹脂粒子を用いてもよい。これらの中でも、アクリル樹脂(例えば、HSPのδHの代表値:3.98(cal/cm1/2)、ポリカーボネート系ウレタン樹脂(例えば、HSPのδHの代表値:5.24(cal/cm1/2)、ポリエーテル系ウレタン樹脂(例えば、HSPのδHの代表値:7.30(cal/cm1/2)が好ましい。
前記樹脂粒子を、水を分散媒として分散した樹脂エマルジョンの状態で、色材や有機溶剤などの材料と混合してインクを得ることが可能である。前記樹脂粒子としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。また、これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
樹脂粒子の体積平均粒径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な定着性、高い画像硬度を得る点から、10nm以上1,000nm以下が好ましく、10nm以上200nm以下がより好ましく、10nm以上100nm以下が特に好ましい。
前記体積平均粒径は、例えば、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
樹脂の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、定着性、インクの保存安定性の点から、インク全量に対して、1質量%以上30質量%以下が好ましく、5質量%以上20質量%以下がより好ましい。
インク中の固形分の粒径については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、吐出安定性、画像濃度などの画像品質を高くする点から、最大個数換算で最大頻度が20nm以上1000nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。固形分は樹脂粒子や顔料の粒子等が含まれる。粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
<<溶剤>>
前記溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、洗浄液における溶剤と同様のものを用いることができる。
<色材>
色材としては特に限定されず、顔料、染料を使用可能である。
顔料としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができる。これらは、1種単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。また、混晶を使用しても良い。
顔料としては、例えば、ブラック顔料、イエロー顔料、マゼンダ顔料、シアン顔料、白色顔料、緑色顔料、橙色顔料、金色や銀色などの光沢色顔料やメタリック顔料などを用いることができる。
無機顔料として、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、カドミウムレッド、クロムイエローに加え、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを使用することができる。
また、有機顔料としては、アゾ顔料、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料など)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどを使用できる。これらの顔料のうち、溶媒と親和性の良いものが好ましく用いられる。その他、樹脂中空粒子、無機中空粒子の使用も可能である。
顔料の具体例として、黒色用としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、または銅、鉄(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料があげられる。
さらに、カラー用としては、C.I.ピグメントイエロー1、3、12、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、138、150、153、155、180、185、213、C.I.ピグメントオレンジ5、13、16、17、36、43、51、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22、23、31、38、48:2、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3、48:4、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81、83、88、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、184、185、190、193、202、207、208、209、213、219、224、254、264、C.I.ピグメントバイオレット1(ローダミンレーキ)、3、5:1、16、19、23、38、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルー)、15:1、15:2、15:3、15:4(フタロシアニンブルー)、16、17:1、56、60、63、C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36、等がある。
染料としては、特に限定されることなく、酸性染料、直接染料、反応性染料、及び塩基性染料が使用可能であり、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記染料として、例えば、C.I.アシッドイエロー 17,23,42,44,79,142、C.I.アシッドレッド 52,80,82,249,254,289、C.I.アシッドブルー 9,45,249、C.I.アシッドブラック 1,2,24,94、C.I.フードブラック 1,2、C.I.ダイレクトイエロー 1,12,24,33,50,55,58,86,132,142,144,173、C.I.ダイレクトレッド 1,4,9,80,81,225,227、C.I.ダイレクトブルー 1,2,15,71,86,87,98,165,199,202、C.I.ダイレクドブラック 19,38,51,71,154,168,171,195、C.I.リアクティブレッド 14,32,55,79,249、C.I.リアクティブブラック 3,4,35が挙げられる。
<添加剤>
インクには、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等を加えても良い。
<界面活性剤>
前記界面活性剤としては、洗浄液におけるその他の成分の界面活性剤と同様のものを用いることができる。
<消泡剤>
前記消泡剤としては、洗浄液におけるその他の成分の消泡剤と同様のものを用いることができる。
<防腐防黴剤>
防腐防黴剤としては、特に制限はなく、例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。
<防錆剤>
防錆剤としては、特に制限はなく、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
<pH調整剤>
pH調整剤としては、pHを7以上に調整することが可能であれば、特に制限はなく、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミンなどが挙げられる。
インクの物性としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、粘度、表面張力、pH等が以下の範囲であることが好ましい。
インクの25℃での粘度は、印字濃度や文字品位が向上し、また、良好な吐出性が得られる点から、5mPa・s以上30mPa・s以下が好ましく、5mPa・s以上25mPa・s以下がより好ましい。ここで、粘度は、例えば回転式粘度計(東機産業社製RE−80L)を使用することができる。測定条件としては、25℃で、標準コーンローター(1°34’×R24)、サンプル液量1.2mL、回転数50rpm、3分間で測定可能である。
インクの表面張力としては、記録媒体上で好適にインクがレベリングされ、インクの乾燥時間が短縮される点から、25℃で、35mN/m以下が好ましく、32mN/m以下がより好ましい。
インクのpHとしては、接液する金属部材の腐食防止の観点から、7〜12が好ましく、8〜11がより好ましい。
<記録媒体>
記録媒体としては特に制限はなく、普通紙、光沢紙、特殊紙、布などを用いることもできるが、非浸透性基材を用いても良好な画像形成が可能である。
前記非浸透性基材とは、水透過性、吸収性が低い表面を有する基材であり、内部に多数の空洞があっても外部に開口していない材質も含まれ、より定量的には、ブリストー(Bristow)法において接触開始から30msec1/2までの水吸収量が10mL/m以下である基材をいう。
前記非浸透性基材としては、例えば、塩化ビニル樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネートフィルムなどのプラスチックフィルムを、好適に使用することができる。
(洗浄液収容容器)
前記洗浄液収容容器は、本発明の洗浄液を容器中に収容してなり、更に必要に応じてその他の部材を有してなる。
前記容器としては、特に制限はなく、目的に応じて、その形状、構造、大きさ、材質等を適宜選択することができ、例えば、アルミニウムラミネートフィルム、樹脂フィルム等で形成されたインク袋などを少なくとも有するものなどが挙げられる。
(インクジェット印刷装置、及びインクジェット印刷方法)
本発明のインクジェット印刷装置は、本発明のインクと洗浄液のセットと、前記インクと洗浄液のセットにおけるインクを吐出して印刷する記録ヘッドと、インク流路又は記録ヘッドに残留したインクを前記インクと洗浄液のセットにおける洗浄液により洗浄する洗浄手段と、を有し、更に必要に応じてその他の手段を有してなる。
本発明のインクジェット印刷方法は、本発明のインクと洗浄液のセットにおけるインクを吐出して印刷する工程と、インク流路又は記録ヘッドに残留したインクを前記インクと洗浄液のセットにおける洗浄液により洗浄する洗浄工程と、を含み、更に必要に応じてその他の工程を含んでなる。
前記インクを吐出する方法としては、例えば、インクに圧力を印加する方法などが挙げられる。
前記インクに圧力を印加する手段として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
前記記録ヘッドとしては、インク流路内のインクを加圧する圧力発生手段として圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のもの(特開平2−51734号公報参照)、発熱抵抗体を用いてインク流路内でインクを加熱して気泡を発生させるいわゆるサーマル型のもの(特開昭61−59911号公報参照)、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを対向配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力によって振動板を変形させることで、インク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のもの(特開平6−71882号公報参照)などいずれの場合も含まれる。
本発明の洗浄方法における洗浄工程としては、前記洗浄手段により好適に実施することができ、スポイト等を用いて、インクが付着した記録ヘッドのノズル面、インク流路、記録ヘッド等に前記洗浄液を付与して洗浄することができる。
本発明のインクと洗浄液のセットに用いられるインクは、インクジェット記録方式による各種記録装置、例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機、立体造形装置などに好適に使用することができる。
本発明において、インクジェット印刷装置とは、記録媒体に対してインクや各種処理液等を吐出することが可能な装置、当該装置を用いて記録を行う方法である。前記記録媒体とは、インクや各種処理液が一時的にでも付着可能なものを意味する。
前記インクジェット印刷装置には、インクを吐出するヘッド部分だけでなく、記録媒体の給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置と称される装置などを有することができる。
前記インクジェット印刷装置は、加熱手段、乾燥手段を有していてもよい。前記加熱手段、前記乾燥手段には、例えば、記録媒体の印字面や裏面を加熱、乾燥する手段が含まれる。前記加熱手段、前記乾燥手段としては、特に限定されないが、例えば、温風ヒーター、赤外線ヒーターを用いることができる。加熱、乾燥は、印字前、印字中、印字後などに行うことができる。
また、前記インクジェット印刷装置は、インクによって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、幾何学模様などのパターン等を形成するもの、3次元像を造形するものも含まれる。
また、前記インクジェット印刷装置には、特に限定しない限り、記録ヘッドを移動させるシリアル型装置、記録ヘッドを移動させないライン型装置のいずれも含まれる。
更に、前記インクジェット印刷装置には、卓上型だけでなく、A0サイズの記録媒体への印刷も可能とする広幅の記録装置や、例えばロール状に巻き取られた連続用紙を記録媒体として用いることが可能な連帳プリンタも含まれる。
前記インクジェット印刷装置の一例について図1乃至図2を参照して説明する。図1は同装置の斜視説明図である。図2はメインタンクの斜視説明図である。印刷装置の一例としての画像形成装置400は、シリアル型画像形成装置である。画像形成装置400の外装401内に機構部420が設けられている。ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色用のメインタンク410(410k、410c、410m、410y)の各インク収容部411は、例えばアルミニウムラミネートフィルム等の包装部材により形成されている。インク収容部411は、例えば、プラスチックス製の収容容器ケース414内に収容される。これによりメインタンク410は、各色のインクカートリッジとして用いられる。
一方、装置本体のカバー401cを開いたときの開口の奥側にはカートリッジホルダ404が設けられている。カートリッジホルダ404には、メインタンク410が着脱自在に装着される。これにより、各色用の供給チューブ436を介して、メインタンク410の各インク排出口413と各色用の記録ヘッド434とが連通し、記録ヘッド434から記録媒体へインクを吐出可能となる。
以下、実施例を示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例により限定されるものではない。
(樹脂エマルジョンの調製例)
<ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンの調製>
撹拌機、還流冷却管、及び温度計を挿入した反応容器に、ポリカーボネートジオール(1,6−ヘキサンジオールとジメチルカーボネートの反応生成物)1,500g、2,2−ジメチロールプロピオン酸(DMPA)220g、及びN−メチルピロリドン(NMP)1,347gを窒素気流下で仕込み、60℃に加熱してDMPAを溶解させた。次いで、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート1,445g、及びジブチルスズジラウリレート(触媒)2.6gを加えて90℃まで加熱し、5時間かけてウレタン化反応を行い、イソシアネート末端ウレタンプレポリマーを含む反応混合物を得た。この反応混合物を80℃まで冷却し、これにトリエチルアミン149gを添加及び混合したものの中から4,340gを抜き出して、強撹拌下、水5,400g及びトリエチルアミン15gの混合溶液の中に加えた。次いで、氷1,500gを投入し、35質量%の2−メチル−1,5−ペンタンジアミン水溶液626gを加えて鎖延長反応を行い、固形分濃度が30質量%となるように溶媒を留去し、ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンを得た。
得られたポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョンをスライドガラス上に平均厚みが10μmとなるように塗布し、100℃で30分間乾燥させて樹脂フィルムを作製し、微小表面硬度計(FISCHERSCOPE HM2000、フィッシャー社製)を用いて、ビッカース圧子を9.8mNの荷重をかけて押し込んだところ、表面硬度(マルテンス硬度)は120N/mmであった。
(顔料分散体の調製例1)
<イエロー顔料分散体の調製>
機械式撹拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管、及び滴下ロートを備えた1Lのフラスコ内を窒素ガスで置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12g、ポリエチレングリコールメタクリレート4g、スチレンマクロマー4g、メルカプトエタノール0.4g、及びメチルエチルケトン40gを投入し、65℃まで昇温した。次に、スチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108g、ポリエチレングリコールメタクリレート36g、ヒドロキシルエチルメタクリレート60g、スチレンマクロマー36g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスメチルバレロニトリル2.4g、及びメチルエチルケトン342gの混合液を2.5時間かけて、フラスコ内に滴下した。さらに、アゾビスメチルバレロニトリル0.8g、及びメチルエチルケトン18gの混合液を0.5時間かけて、フラスコ内に滴下した後、1時間熟成した。次に、アゾビスメチルバレロニトリル0.8gを添加した後、1時間熟成し、50質量%のポリマー溶液800gを得た。
得られたポリマー溶液28g、C.I.ピグメントイエロー74(商品名:イエローNo.43、大日精化工業株式会社製)26g、1mol/Lの水酸化カリウム水溶液13.6g、メチルエチルケトン20g、及び水13.6gを撹拌した後、ロールミルを用いて混練してペーストを得た。得られたペーストを水200g中に投入して撹拌した後、エバポレーターを用いて、メチルエチルケトン、及び水を留去し、顔料含有量が15質量%、固形分濃度が20質量%のイエロー顔料分散体を得た。
(顔料分散体の調製例2)
<ブラック顔料分散体の調製>
顔料分散体の調製例1において、C.I.ピグメントイエロー74をカーボンブラック(商品名:#45L、三菱化学株式会社製)に変更した以外は、顔料分散体の調製例1と同様にして、顔料含有量が15質量%、固形分濃度が20質量%のブラック顔料分散体を得た。
(顔料分散体の調製例3)
<マゼンタ顔料分散体の調製>
顔料分散体の調製例1において、C.I.ピグメントイエロー74をピグメントレッド122(商品名:クロモフタール JET マゼンタ DMQ、チバスペシャルティケミカルズ株式会社製)に変更した以外は、顔料分散体の調製例1と同様にして、顔料含有量が15質量%、固形分濃度が20質量%のマゼンタ顔料分散体を得た。
(顔料分散体の調製例4)
<シアン顔料分散体の調製>
顔料分散体の調製例1において、C.I.ピグメントイエロー74をピグメントブルー15:3(商品名:シアニンブルーA−385、大日精化工業株式会社製)に変更した以外は、顔料分散体の調製例1と同様にして、顔料含有量が15質量%、固形分濃度が20質量%のシアン顔料分散体を得た。
(インクの調製例1)
<インク1の調製>
アクリル樹脂エマルジョン(商品名:ボンコートR−3380−E、DIC株式会社製、固形分濃度:45質量%、HSPのδH:3.98(cal/cm1/2)5質量%(固形分換算)、1,3−ブタンジオール15質量%、1,2−プロパンジオール15質量%、フッ素系界面活性剤(商品名:Zonyl(登録商標)FSO−100、DuPont社製)1質量%、イエロー顔料分散体20質量%、及び合計100質量%となるようにイオン交換水残量を添加して、1時間撹拌した後、平均孔径が1.5μmのポリプロピレンフィルター(商品名:プロファイル・スター、日本ポール株式会社製)を用いて加圧濾過して、粗大粒子を除去し、インク1を得た。
(インクの調製例2〜8)
<インク2〜8の調製>
インクの調製例1において、下記表1に示す組成、及び含有量に変更した以外は、インクの調製例1と同様にして、インク2〜8を得た。
なお、前記表1中、アクリル樹脂エマルジョン、ポリカーボネート系ウレタン樹脂エマルジョン、及びポリエーテル系ウレタン樹脂エマルジョンの含有量は、固形分換算による数値である。
なお、前記表1において、成分の商品名、及び製造会社名については下記の通りである。
・フッ素系界面活性剤:DuPont社製、商品名:Zonyl(登録商標)FSO−100
・アクリル樹脂エマルジョン:DIC株式会社製、商品名:ボンコートR−3380−E、固形分濃度:45質量%
・ポリエーテル系ウレタン樹脂エマルジョン:大成ファインケミカル株式会社製、商品名:アクリットWBR−016U、固形分濃度:30質量%
・1,3−ブタンジオール:東京化成工業株式会社製
・1,2−プロパンジオール:株式会社ADEKA製
(一般式(1)で表される化合物2の合成例)
<一般式(1)で表される化合物2、一般式(1)中のR:エチル基)
撹拌装置、熱電対、及び窒素ガス導入管を備えた300mLセパラブルフラスコに、N,N−ジメチルアクリルアミド19.828g、及びエタノール19.868gを入れ、窒素ガスを導入しながら撹拌した。次に、ナトリウム−t−ブトキシド0.338gを加え、35℃で4時間反応を行った。反応終了後、リン酸150mgを加え、溶液を均一にした後、3時間放置した。得られた溶液を濾過して、析出物を除去し、エバポレーターで未反応物を除き、下記一般式(1)で表される化合物2(3−エトキシ−N,N−ジメチルプロピオンアミド、一般式(1)中のR:エチル基)を得た。
(ただし、前記一般式(1)中、Rは、エチル基を表す。)
(実施例1)
3−エチル−3−オキタセンメタノール(HSPのδH:6.05(cal/cm1/2、比重:1.019)20.0質量%、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(HSPのδH:6.29cal/cm1/2、比重:0.927)10質量%、2−ピロリドン(HSPのδH:4.39(cal/cm1/2、比重:1.10)50質量%、フッ素系界面活性剤(商品名:Zonyl(登録商標)FSO−100、DuPont社製)1.00質量%、消泡剤(2,4,7,9−テトラメチル−4,7−デカンジオール、日信化学工業株式会社製)0.10質量%、及び合計100質量%となるようにイオン交換水残量を添加して、1時間撹拌し、洗浄液1を得た。
(実施例2〜4、及び比較例1〜2)
実施例1において、下記表2に示す組成、及び含有量に変更した以外は、実施例1と同様にして、洗浄液2〜6を得た。
なお、前記表2において、成分の商品名、及び製造会社名については下記の通りである。
・1,2−ブタンジオール:東京化成工業株式会社製、比重:1.002
・3−エチル−3−オキタセンメタノール:東京化成工業株式会社製、比重:1.019
・3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール:株式会社クラレ製、比重:0.927
・1,3−ブタンジオール:東京化成工業株式会社製、比重:1.005
・2−ピロリドン:東京化成工業株式会社製、比重:1.10
・一般式(1)で表される化合物1:出光興産株式会社製、HSPのδH:4.63(cal/cm1/2、比重:0.99
(ただし、前記一般式(1)中、Rは、メチル基を表す。)
・フッ素系界面活性剤:DuPont社製、商品名:Zonyl(登録商標)FSO−100
・消泡剤:2,4,7,9−テトラメチル−4,7−デカンジオール、日信化学工業株式会社製
(実施例5)
前記インク1、及び前記洗浄液1を組み合わせて、インクと洗浄液のセット1とした。
(実施例6〜15、及び比較例3〜4)
実施例5において、下記表3の組合せに変更した以外は、実施例5と同様にして、インクと洗浄液のセット2〜13とした。
得られたインクと洗浄液のセットを用いて、下記のようにして、「洗浄性」、「吐出安定性」、及び「定着性」を評価した。結果を下記表3に示す。
(洗浄性)
SUS316板(3cm×4cm)を、各インクと洗浄液のセットにおけるインクに、60分間浸漬させた。その後、大気中で0.1MPaの加圧条件下、常温(25℃)で2時間静置し乾燥させて、インク乾固物が付着したSUS316板を得た。
得られたインク乾固物が付着したSUS316板を、各インクと洗浄液のセットにおける洗浄液30mLを用いて3分間繰り返しかけ洗いした。かけ洗い終了後、SUS316板を目視にて観察し、下記評価基準に基づいて、「洗浄性」を評価した。
[評価基準]
◎:繰り返しかけ洗い洗浄初期(1分間以内)にインク乾固物が全く確認できなくなった
○:繰り返しかけ洗い終了後、インク乾固物が全く確認できなくなった
△:インク乾固物が僅かに残存していることが確認できた
×:洗浄前後でインク乾固物に変化が見られなかった
(吐出安定性)
プリンタ(装置名:IPSiO GX e3300、株式会社リコー製)を用いて、各インクと洗浄液のセットにおけるインクを、45分間連続吐出し、吐出が停止してから30分間記録ヘッドの表面を乾燥させた。その後、スポイトを用いて洗浄液3mLを記録ヘッドのノズル面に付与した後、ワイピングを実施し、再度インクの吐出を行い、下記評価基準に基づいて、「吐出安定性」を評価した。
[評価基準]
◎:吐出乱れ、又は不吐出が全くない
○:5ノズル以下の吐出乱れ、又は不吐出がある
×:5ノズルを超える吐出乱れ、又は不吐出がある
(定着性)
インクジェットプリンタ(装置名:IPSiO GX5000、株式会社リコー製)に、各インクと洗浄液のセットにおけるインクを充填して、Type6200紙(株式会社NBSリコー製)に解像度600dpiで記録を行った。次いで、記録部に対してろ紙(商品名:円形定量ろ紙 No.6、ADVANTEC社製)を押し当て、ろ紙へのインクの転写の状態を目視で観察し、下記評価基準に基づいて、「定着性」を評価した。
[評価基準]
◎:インクの転写は殆どない
○:一部のインクが転写している
△:多くのインクが転写している
×:ほとんどのインクが転写している
本発明の態様としては、例えば、以下のとおりである。
<1> 樹脂を5質量%以上含有するインクの洗浄に用いる洗浄液であって、
前記洗浄液が、水及び溶剤からなる混合溶媒を含み、
前記混合溶媒におけるハンセン溶解度パラメーターの水素結合項が、7.0(cal/cm1/2以下であることを特徴とする洗浄液である。
<2> 前記溶剤のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項が、5.0(cal/cm1/2以下である前記<1>に記載の洗浄液である。
<3> 前記溶剤が、下記一般式(1)で表される化合物を含有する前記<1>から<2>のいずれかに記載の洗浄液である。
(ただし、前記一般式(1)中、Rは、炭素数1以上4以下のアルキル基を表す。)
<4> 前記一般式(1)中のRが、炭素数1以上2以下のアルキル基である前記<3>に記載の洗浄液である。
<5> 前記洗浄液中の水の含有量が、前記洗浄液全量に対して、10質量%以上30質量%以下である前記<1>から<4>のいずれかに記載の洗浄液である。
<6> 前記洗浄液中の水の含有量が、前記洗浄液全量に対して、10質量%以上20質量%以下である前記<5>に記載の洗浄液である。
<7> 前記洗浄液が、界面活性剤をさらに含有する前記<1>から<6>のいずれかに記載の洗浄液である。
<8> 前記界面活性剤が、フッ素系界面活性剤である前記<7>に記載の洗浄液である。
<9> 前記フッ素系界面活性剤が、2−パーフルオロアルキルエタノールである前記<8>に記載の洗浄液である。
<10> インクと洗浄液のセットであって、
前記インクが、樹脂を含有し、かつ前記樹脂の含有量が、インク全量に対して、5質量%以上であり、
前記洗浄液が、前記<1>から<9>のいずれかに記載の洗浄液であることを特徴とするインクと洗浄液のセットである。
<11> 前記樹脂のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項と、前記洗浄液中の前記混合溶媒のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項との差が、1.0(cal/cm1/2以下である前記<10>に記載のインクと洗浄液のセットである。
<12> 前記インク中の樹脂のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項が、8(cal/cm1/2)以下である前記<10>から<11>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットである。
<13> 前記インク中の樹脂が、アクリル樹脂、ポリカーボネート系ウレタン樹脂、及びポリエーテル系ウレタン樹脂から選択される少なくとも1種である前記<10>から<12>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットである。
<14> 前記インク中の樹脂の含有量が、インク全量に対して、5質量%以上30質量%以下である前記<10>から<13>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットである。
<15> 前記インクが、色材をさらに含有する前記<10>から<14>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットである。
<16> 前記色材が、顔料である前記<15>に記載のインクと洗浄液のセットである。
<17> 前記インクの25℃における粘度が、5mPa・s以上30mPa・s以下である前記<10>から<16>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットである。
<18> 前記インクの25℃における表面張力が、35mN/m以下である前記<10>から<17>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットである。
<19> 前記<1>から<9>のいずれかに記載の洗浄液を容器中に収容してなることを特徴とする洗浄液収容容器である。
<20> 前記<10>から<18>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットと、
前記インクと洗浄液のセットにおけるインクを吐出して印刷する記録ヘッドと、
インク流路又は記録ヘッドに残留したインクを前記インクと洗浄液のセットにおける洗浄液により洗浄する洗浄手段と、を有することを特徴とするインクジェット印刷装置である。
<21> 前記<10>から<18>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットにおけるインクを吐出して印刷する工程と、
インク流路又は記録ヘッドに残留したインクを前記インクと洗浄液のセットにおける洗浄液により洗浄する洗浄工程と、を含むことを特徴とするインクジェット印刷方法である。
前記<1>から<9>のいずれかに記載の洗浄液、前記<10>から<18>のいずれかに記載のインクと洗浄液のセット、前記<19>に記載の洗浄液収容容器、前記<20>に記載のインクジェット印刷装置、及び前記<21>に記載のインクジェット印刷方法によると、従来における前記諸問題を解決し、前記本発明の目的を達成することができる。
特許第5618250号公報 特開2014−162819号公報 特表2013−518138号公報
400 画像形成装置(インクジェット印刷装置)
411 インク収容部(洗浄液収容容器)

Claims (7)

  1. 樹脂を5質量%以上含有するインクの洗浄に用いる洗浄液であって、
    前記洗浄液が、水及び溶剤からなる混合溶媒を含み、
    前記溶剤が、下記一般式(1)で表される化合物を含有し、
    [化1]
    (ただし、前記一般式(1)中、R は、炭素数1以上4以下のアルキル基を表す。)
    前記混合溶媒におけるハンセン溶解度パラメーターの水素結合項が、7.0(cal/cm1/2以下であることを特徴とする洗浄液。
  2. 前記溶剤のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項が、5.0(cal/cm1/2以下である請求項1に記載の洗浄液。
  3. 請求項1から2のいずれかに記載の洗浄液を容器中に収容してなることを特徴とする洗浄液収容容器。
  4. インクと洗浄液のセットであって、
    前記インクが、樹脂を含有し、かつ前記樹脂の含有量が、インク全量に対して、5質量%以上であり、
    前記洗浄液が、請求項1から2のいずれかに記載の洗浄液であることを特徴とするインクと洗浄液のセット。
  5. 前記インク中の前記樹脂のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項と、前記洗浄液中の前記混合溶媒のハンセン溶解度パラメーターの水素結合項との差が、1.0(cal/cm 1/2 以下である請求項4に記載のインクと洗浄液のセット。
  6. 請求項4から5のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットと、
    前記インクと洗浄液のセットにおけるインクを吐出して印刷する記録ヘッドと、
    インク流路又は記録ヘッドに残留したインクを前記インクと洗浄液のセットにおける洗浄液により洗浄する洗浄手段と、を有することを特徴とするインクジェット印刷装置。
  7. 請求項4から5のいずれかに記載のインクと洗浄液のセットにおけるインクを吐出して印刷する工程と、
    インク流路又は記録ヘッドに残留したインクを前記インクと洗浄液のセットにおける洗浄液により洗浄する洗浄工程と、を含むことを特徴とするインクジェット印刷方法。
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