JP2014080490A - インクジェット用の洗浄液 - Google Patents

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Abstract

【課題】非水系インクおよび水系インクの両インクに対する洗浄性に優れたインクジェット用の洗浄液を提供すること。
【解決手段】本発明に係る洗浄液は、非水系インクおよび水系インクの洗浄に用いるインクジェット用の洗浄液であって、前記洗浄液は、有機溶剤と、水と、を含み、前記非水系インクに含まれる有機溶剤のSP値を加重平均した値をS1、前記水系インクに含まれる有機溶剤のSP値を加重平均した値をS2、とした場合に、前記洗浄液に含まれる有機溶剤のSP値が、S1〜S2の範囲内にあり、前記洗浄液に含まれる有機溶剤および水のSP値を加重平均した値が、S1〜S2の範囲内にある。
【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット用の洗浄液に関する。
従来から、インクジェット記録用ヘッドのノズルから吐出させた微小なインクの液滴によって画像や文字を記録する、いわゆるインクジェット記録装置が知られている。このようなインクジェット記録装置による画像等の記録に用いるインクとしては、色材(例えば、顔料)を有機溶剤および水の混合物に溶解ないし分散させた水系インクや、色材を有機溶剤に溶解ないし分散させた非水系インク等が広く知られている。
このような水系インクおよび非水系インクは、画像を記録するために用いる記録媒体の種類に応じて使い分けられることがある。具体的には、水系インクは、インク吸収性の記録媒体(例えば、普通紙、専用紙等)に対する記録に用いられることが多い。一方、非水系インクは、インク低吸収性または非吸収性の記録媒体(例えば、プラスチックフィルム等)に対する記録に用いられる。
ところで、インクジェット記録装置内のインクが流通する流路において、増粘したインクや凝集物等が存在すると、インクの吐出不良が生じる場合がある。このような問題に対して、例えば特許文献1〜5には、有機溶剤等を含む洗浄液等を用いて、これをインク流路内に流通させることにより、インク流路の詰まりを解消させることが記載されている。
ここで、インク流路は、洗浄液で洗浄された後に再度インクで充填される。そのため、洗浄液とインクの置き換えを容易にしたり、インクの分散性の破壊や物性の変化等を抑制するために、洗浄液に含まれる溶媒とインクに含まれる溶媒を共通させる等、両者に含まれる成分を近いものにすることが行われている。
特開平10−337882号公報 特開2011−126147号公報 特開2010−260296号公報 特開2009−155424号公報 特開2004−115553号公報
しかしながら、インクジェット記録装置に広く用いられるインクのうち、水系インクと非水系インクは、その組成が大きく異なる。そのため、これらのインクを洗浄する際には、インク毎に組成の異なる洗浄液を準備する必要があった。特に、水系インクと非水系インクを一のインクジェット記録装置に搭載した場合、洗浄液を切り替える作業に時間がかかったり、各インクに使用すべき洗浄液の選択を誤ってしまったり等の不具合が生じることがあった。
本発明のいくつかの態様にかかる目的の一つは、非水系インクおよび水系インクの両インクに対する洗浄性に優れたインクジェット用の洗浄液を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本発明に係る洗浄液の一態様は、
非水系インクおよび水系インクの洗浄に用いるインクジェット用の洗浄液であって、
前記洗浄液は、有機溶剤と、水と、を含み、
前記非水系インクに含まれる有機溶剤のSP値を加重平均した値をS1、前記水系インクに含まれる有機溶剤のSP値を加重平均した値をS2、とした場合に、
前記洗浄液に含まれる有機溶剤のSP値が、S1〜S2の範囲内にあって、
かつ、前記洗浄液に含まれる有機溶剤および水のSP値を加重平均した値が、S1〜S2の範囲内にある。
適用例1の洗浄液によれば、非水系インクおよび水系インクの両インクに対する洗浄性に優れる。
[適用例2]
適用例1において、
前記洗浄液、前記非水系インク及び前記水系インクが、それぞれ、有機溶剤として水溶性の有機溶剤を含むものであってもよい。
[適用例3]
適用例1または適用例2において、
前記洗浄液に含まれる有機溶剤は、水酸基を有していてもよい。
[適用例4]
適用例1ないし適用例3のいずれか1例において、
前記S1と前記S2との差の絶対値が、5以下であることができる。
[適用例5]
適用例1ないし適用例4のいずれか1例において、
前記S1〜S2の範囲が、10.0〜15.0であることができる。
[適用例6]
適用例1ないし適用例4のいずれか1例において、
前記S1〜S2の範囲が、11.5〜13.0であることができる。
[適用例7]
適用例1ないし適用例6のいずれか1例において、
前記非水系インクおよび前記水系インクを両方使用するインクジェット記録装置に用いてもよい。
[適用例8]
適用例1ないし適用例7のいずれか1例において、
前記洗浄液に含まれる有機溶剤は、多価アルコール類およびグリコールエーテル類からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含んでいてもよい。
選択手段を備えたプリンターの主要構成部を示す概略斜視図。
以下に本発明の好適な実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態は、本発明の一例を説明するものである。また、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形例も含む。
1.洗浄液
本発明の一実施形態に係る洗浄液は、非水系インクおよび水系インクの洗浄に用いるインクジェット用の洗浄液であって、前記洗浄液は、有機溶剤と、水と、を含み、前記非水系インクに含まれる有機溶剤のSP値を加重平均した値をS1、前記水系インクに含まれる有機溶剤のSP値を加重平均した値をS2、とした場合に、前記洗浄液に含まれる有機溶剤のSP値が、S1〜S2の範囲内にあり、かつ、前記洗浄液に含まれる有機溶剤および水のSP値を加重平均した値が、S1〜S2の範囲内にあることを特徴とする。
本発明において、「SP値」とは、溶解度パラメーターのことをいう。SP値の算出方法としては、蒸発潜熱方、蒸気圧法、溶解法、膨潤法、表面張力法、臨界圧力法、熱膨張係数法、分子引力定数法等が知られているが、本発明におけるSP値は、「塗料の流動と顔料分散」(植木憲二監訳、共立出版株式会社刊)の第275頁,表13−2に記された「Smallの分子結合定数」に基づいて算出されたものを指す。
本発明において「有機溶剤のSP値を加重平均した値」とは、インクに含まれる有機溶剤の化合物毎のSP値を、各化合物の含有量で重み付けして得られる加重平均のことをいう。例えば、インクA中に、SP値δの有機溶剤AがXg、SP値δの有機溶剤BがYg含まれている場合には、下記式(1)によって「インクAに含まれる有機溶剤のSP値を加重平均した値(A1)」が得られる。
A1={(δ×X)+(δ×Y)}/(X+Y) ・・・(1)
なお、インク中に有機溶剤が1種類のみ含まれている場合には、「有機溶剤のSP値を加重平均した値」は、インクに含まれる有機溶剤(1種)のSP値と等しいものとなる。
本発明において「有機溶剤および水のSP値を加重平均した値」とは、インクに含まれる有機溶剤の化合物毎のSP値と、水のSP値とを、それぞれの含有量で重み付けして得られる加重平均のことをいう。例えば、インクA中に、SP値δの有機溶剤AがXg、SP値δの有機溶剤BがYg、SP値δの水がZg含まれている場合には、下記式(2)によって「インクAに含まれる有機溶剤および水のSP値を加重平均した値(A2)」が得られる。
A2={(δ×X)+(δ×Y)+(δ×Z)}/(X+Y+Z) ・・・(2)
詳細な理由は未だ明らかになっていないが、発明者は、洗浄液に含まれる有機溶剤のSP値と、洗浄液に含まれる有機溶剤および水のSP値を加重平均した値とが、いずれもS1〜S2の範囲内にあることで、非水系インクおよび水系インクの両インクに対して洗浄液の洗浄能力が著しく向上することを見出した。これにより、非水系インクおよび水系インクを洗浄する際に、従来はインク毎に洗浄液(つまり、2種類の洗浄液)が必要であるところを、1つの洗浄液で行うことができる。
以下、本実施形態に係る洗浄液に含まれる成分について、詳細に説明する。
1.1.有機溶剤
本実施形態に係る洗浄液は、有機溶剤を含有する。洗浄液に含まれる有機溶剤には、後述する非水系インクに含まれる有機溶剤のSP値を加重平均した値をS1、後述する水系インクに含まれる有機溶剤のSP値を加重平均した値をS2、とした場合に、洗浄液に含まれる有機溶剤のSP値がS1〜S2の範囲内にあるものを用いる。
洗浄液に含まれる有機溶剤のSP値がS1〜S2の範囲内にあることで、非水系インクおよび水系インクの両インクに対して洗浄液の洗浄能力が高まり、両インクを容易に洗い流すことができる。これにより、洗浄液の使用量の低減や洗浄時間の短縮を図ることができる。一方、洗浄液に含まれる有機溶剤のSP値が上記範囲外であると、非水系インクおよび水系インクの少なくとも一方に対して、洗浄液の洗浄能力が低下したり、非水系インクおよび水系インクの少なくとも一方の分散性が破壊されて、異物が発生したりする場合がある。
洗浄液には、1種類の有機溶剤が含まれていてもよいし、2種類以上の有機溶剤が含まれていてもよい。2種以上の有機溶剤を用いる場合であっても、各有機溶剤のSP値がいずれも、S1〜S2の範囲内にあるものを用いる。
洗浄液に含まれる有機溶剤としては、例えば、グリコールエーテル類、多価アルコール類、ラクトン類、ピロリドン誘導体、有機硫黄化合物、アルコール類、ケトン類、エステル類、エーテル類等が挙げられ、これらの中からSP値がS1〜S2の範囲にあるものを選択して用いることができる。
グリコールエーテル類としては、例えば、アルキレングリコールモノエーテルや、アルキレングリコールジエーテル等が挙げられる。
アルキレングリコールモノエーテルとしては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチエレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等が挙げられる。
アルキレングリコールジエーテルとしては、例えば、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールブチルメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジエチルエーテル、テトラエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル等が挙げられる。
多価アルコール類としては、例えば、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン、ペンタメチレングリコール、トリメチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ペンタエチレングリコール、数平均分子量2000以下のポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、イソブチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、メソエリスリトール、ペンタエリスリトール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、および1,8−オクタンジオール等が挙げられる。
ラクトン類としては、例えば、β−プロピオラクトン、β−ブチロラクトン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、ε−カプロラクトンが挙げられる。
ピロリドン誘導体としては、例えば、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、N−ブチル−2−ピロリドン、5−メチル−2−ピロリドン等が挙げられる。
有機硫黄化合物としては、例えば、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、スルホラン等が挙げられる。
アルコール類としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、フッ化アルコール等が挙げられる。ケトン類としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等が挙げられる。エステル類としては、例えば、乳酸エチル、乳酸イソプロピル、乳酸ブチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル等が挙げられる。エーテル類としては、例えば、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等が挙げられる。
これらの中でも、洗浄液に含まれる有機溶剤としては、多価アルコール類およびグリコールエーテル類からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含むことが好ましい。多価アルコール類およびグリコールエーテル類は、一般的なインクジェット用のインク(非水系インクおよび水系インク)の溶媒として使用されることが多い。そのため、洗浄液にこれらの有機溶剤が含まれていると、洗浄液とインクとの組成を近いものとすることができる。これにより、各インクの分散性を良好にして異物の発生を抑制できたり、各インクを洗い流しやすくできる場合がある。
また、洗浄液は、有機溶剤として水溶性の有機溶剤を含むことが好ましい。洗浄液に水溶性の有機溶剤が含まれていると、洗浄液と水系インクの相溶性が高まるため、水系インクを洗い流しやすくなる。
本発明において「水溶性」とは、1気圧において、温度20℃で、溶剤を同容量の純水と穏やかにかき混ぜた場合に、流動が収まった後に当該混合液が均一な外観を維持するものをいう。また、好ましくは、20℃における水に対する溶解度(水100gに対する溶質の量)が、10.0g以上であるものをいう。
洗浄液に含まれる有機溶剤は、その構造中に水酸基を有していることが好ましい。洗浄液に含まれる有機溶剤が水酸基を有していると、洗浄液と水系インクの相溶性が高まるため、水系インクを洗い流しやすくなる。
洗浄液に含まれる有機溶剤の含有量は、洗浄液に含まれる有機溶剤および水のSP値を加重平均した値がS1〜S2の範囲内となるように適宜決定されればよく、特に限定されるものではないが、例えば、洗浄液の全質量に対して、10質量%以上90質量%以下とすることができ、さらに50質量%以上90質量%以下とすることができ、さらに、60質量%以上90質量%以下とすることができる。
1.2.水
本実施形態に係る洗浄液は、水を含有する。洗浄液に含まれる水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水又は超純水のようなイオン性不純物を極力除去したものであることが好ましい。また、紫外線照射又は過酸化水素添加等により滅菌した水を用いると、洗浄液を長期保存する場合にカビやバクテリアの発生を防止することができるので好適である。
洗浄液に含まれる水の含有量は、洗浄液に含まれる有機溶剤および水のSP値を加重平均した値がS1〜S2の範囲内となるように適宜決定されればよく、特に限定されるものではないが、例えば、洗浄液の全質量に対して、10質量%以上90質量%以下とすることができ、さらに、10質量%以上50質量%以下とすることができ、さらに、10質量%以上40質量%以下とすることができる。
1.3.その他の成分
本実施形態に係る洗浄液は、その性能を高める観点から、界面活性剤、色材、防腐剤・防かび剤、pH調整剤等を含有してもよい。
<界面活性剤>
界面活性剤は、インンク流路に対する洗浄液の濡れ性を高めて、インク流路の洗浄性を高めるという観点から用いることができる。このような界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、シリコン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、または非イオン性界面活性剤であるポリオキシエチレン誘導体等が挙げられる。
<色材>
色材は、洗浄液の視認性を向上させるという点から用いることができる。色材としては、公知の染料や顔料等を用いることができる。
<防腐剤・防かび剤>
防腐剤・防かび剤としては、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、1,2−ジベンジンチアゾリン−3−オン(ICI社のプロキセルCRL、プロキセルBND、プロキセルGXL、プロキセルXL−2、プロキセルTN)等が挙げられる。
<pH調整剤>
pH調整剤としては、例えば、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム、アンモニア、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等が挙げられる。
1.4.洗浄液の物性
本実施形態に係る洗浄液は、洗浄液に含まれる有機溶剤および水のSP値を加重平均した値(以下「S3」ともいう。)が、S1〜S2の範囲内にある。S3がS1〜S2の範囲内にあることで、非水系インクおよび水系インクの両インクに対して、洗浄液の洗浄能力が高まり、両インクを容易に洗い流すことができる。これにより、洗浄液の使用量の低減や洗浄時間の短縮を図ることができる。一方、S3が上記範囲外であると、非水系インクおよび水系インクの少なくとも一方に対して、洗浄液の洗浄能力が低下したり、洗浄液が非水系インクおよび水系インクの少なくとも一方の分散を破壊して異物を発生させたりする場合がある。
本実施形態に係る洗浄液は、インクジェット記録用ヘッドのノズルから容易に排出できるように、20℃における粘度が2mPa・s以上10mPa・s以下であることが好ましく、3mPa・s以上6mPa・s以下であることがより好ましい。なお、粘度の測定は、粘弾性試験機MCR−300(Pysica社製)を用いて、20℃の環境下で、Shear Rateを10〜1000に上げていき、Shear Rate200時の粘度を読み取ることにより測定することができる。
1.5.洗浄液の調製方法
本実施形態に係る洗浄液は、前述した成分を任意な順序で混合し、必要に応じて濾過等をして不純物を除去することにより得られる。各成分の混合方法としては、メカニカルスターラー、マグネティックスターラー等の撹拌装置を備えた容器に順次材料を添加して撹拌混合する方法が好適に用いられる。濾過方法としては、遠心濾過、フィルター濾過等を必要に応じて行なうことができる。
2.インク
本実施形態に係る洗浄液は、非水系インクおよび水系インクの洗浄に用いる。すなわち、洗浄液は、インクジェット記録装置内のインクの流通する流路を洗浄して、インクの流路に存在するインクや異物等を洗い流すことができる。
以下、本実施形態に係る洗浄液の洗浄対象である非水系インクおよび水系インクについて、各インクに含まれる成分を詳細に説明する。
2.1.非水系インク
本発明において、「非水系インク」とは、インクを製造する際に水を意図的に添加しないという意味であり、インクを製造中または保管中に不可避的に混入する微量の水分を含んでいても構わない。
2.1.1.有機溶剤
本実施形態に係る洗浄液の洗浄対象である非水系インクは、有機溶剤を含有する。非水系インクに含まれる有機溶剤は、1種単独であってもよいし、2種以上であってもよい。
非水系インクは、有機溶剤として水溶性の有機溶剤を含むことが好ましい。非水系インクに水溶性の有機溶剤が含まれていると、非水系インクと水を含む洗浄液との相溶性が向上し、非水系インクを上記の洗浄液で洗浄しやすくなる場合がある。
非水系インクに含まれる有機溶剤の具体例としては、上記「1.1.有機溶剤」で例示した成分を用いることができる。上記例示した有機溶剤の中でも、非水系インクに含まれる有機溶剤としては、インク低吸収性または非吸収性の記録媒体に対する定着性を向上させるという観点から、グリコールエーテル類、ラクトン類を用いることが好ましい。
非水系インクに含まれる有機溶剤の含有量は、インクのうち色材などの固形分以外の残りの量とすればよく、限られるものではないが、例えば、非水系インクの全質量に対して、50質量%以上99質量%以下とすることができ、さらに、60質量%以上95質量%以下とすることができる。
2.1.2.その他の成分
<色材>
非水系インクは、色材を含有する。色材としては、染料を用いてもよく、無機顔料および有機顔料等の顔料を用いることもできる。これらの色材は、1種単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。
有機顔料としては、例えば、アゾ顔料(例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等)、多環式顔料(フタロシアニン顔料、ペリレンおよびペリレン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサンジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロニ顔料等)、染料レーキ(例えば、塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキ等)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、昼光蛍光顔料等が挙げられる。また、無機顔料としては、カーボンブラック、二酸化チタン、シリカ、アルミナ等が挙げられる。
マゼンタまたはレッド系の有機顔料としては、例えば、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド170、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド194、C.I.ピグメントレッド209、C.I.ピグメントレッド222、C.I.ピグメントレッド224等が挙げられる。
オレンジまたはイエロー系の有機顔料としては、例えば、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントオレンジ64、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー150、C.I.ピグメントイエロー180等が挙げられる。
グリーンまたはシアン系の有機顔料としては、例えば、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36等が挙げられる。
ブラック系の無機顔料としては、カーボンブラック等が挙げられる。
顔料の含有量は、所望に応じて適宜設定でき、特に限定されるものではないが、通常、非水系インクの全質量に対して、0.1質量%以上10質量%以下である。
<分散剤>
非水系インクは、顔料の分散安定性を向上させる観点から、分散剤を含有してもよい。分散剤の具体例としては、ヒノアクトKF1−M、T−6000、T−7000、T−8000、T−8350P、T−8000E(いずれも武生ファインケミカル株式会社製)等のポリエステル系高分子化合物、Solsperse20000、24000、32000、32500、33500、34000、35200、37500(いずれもLUBRIZOL社製)、Disperbyk−161、162、163、164、166、180、190、191、192、2091、2095(いずれもビックケミー・ジャパン社製)、フローレンDOPA−17、22、33、G−700(いずれも共栄社化学株式会社製)、アジスパーPB821、PB711(いずれも味の素株式会社製)、LP4010、LP4050、LP4055、POLYMER400、401、402、403、450、451、453(いずれもEFKAケミカルズ社製)等が挙げられる。
<バインダー樹脂>
非水系インクは、インクの粘度を調整する目的でバインダー樹脂を含有してもよい。バインダー樹脂としては、例えばアクリル樹脂、スチレンアクリル樹脂、ロジン変性樹脂、フェノール樹脂、テルペン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂、セルロースアセテートブチレート等の繊維系樹脂、ビニルトルエン−α−メチルスチレン共重合体樹脂等が挙げられる。これらのバインダー樹脂は、1種単独で用いてもよく、2種以上混合して用いてもよい。なお、バインダー樹脂は、その添加量により記録媒体に対するインクの定着性をさらに良好とすることもできる。
<界面活性剤>
非水系インクは、表面張力を低下させ記録媒体との濡れ性を向上させる観点から、界面活性剤を含有してもよい。界面活性剤としては、例えば、シリコン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、または非イオン性界面活性剤であるポリオキシエチレン誘導体等が挙げられる。
シリコン系界面活性剤としては、ポリエステル変性シリコンやポリエーテル変性シリコンを用いることが好ましい。具体例としては、BYK−347、348、BYK−UV3500、3510、3530、3570(いずれもビックケミー・ジャパン社製)が挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、フッ素変性ポリマーを用いることが好ましく、具体例としては、BYK−340(ビックケミー・ジャパン社製)が挙げられる。
また、ポリオキシエチレン誘導体としては、アセチレングリコール系界面活性剤を用いることが好ましい。具体例としては、サーフィノール82、104、465、485、TG(いずれもエアープロダクツジャパン社製)、オルフィンSTG、E1010(いずれも日信化学株式会社製)、ニッサンノニオンA−10R、A−13R(いずれも日油株式会社製)、フローレンTG−740W、D−90(共栄社化学株式会社製)、ノイゲンCX−100(第一工業製薬株式会社製)等が挙げられる。
<その他>
非水系インクは、防腐剤・防かび剤、pH調整剤等を含有してもよい。これらの成分は、上記「1.3.その他の成分」で例示したものを用いることができる。
2.2.水系インク
2.2.1.有機溶剤
本実施形態に係る洗浄液の洗浄対象である水系インクは、有機溶剤を含有する。水系インクに含まれる有機溶剤は、1種単独であってもよいし、2種以上であってもよい。
また、水系インクは、有機溶剤として水溶性の有機溶剤を含むことが好ましい。水系インクに含まれる有機溶剤が水溶性であると、インクに含まれる成分の分離を抑制できる。
水系インクに含まれる有機溶剤の具体例としては、上記「1.1.有機溶剤」で例示した成分を用いることができる。上記例示した有機溶剤の中でも、水系インクに含まれる有機溶剤としては、記録媒体に対する濡れ広がり性を向上させるという点や、インクの乾燥を抑制するという点から、グリコールエーテル類、多価アルコール類を用いることが好ましい。
水系インクに含まれる有機溶剤の含有量は、水系インクの全質量に対して、10質量%以上50質量%以下であることが好ましく、10質量%以上40質量%以下であることがより好ましい。
2.2.2.水
水系インクは、水を含有する。水は、水系インクの主となる溶媒であり、乾燥により蒸発飛散する成分である。水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水又は超純水のようなイオン性不純物を極力除去したものであることが好ましい。また、紫外線照射又は過酸化水素添加等により滅菌した水を用いると、顔料分散液及びこれを用いた記録用インク組成物を長期保存する場合にカビやバクテリアの発生を防止することができるので好適である。
ここで、上記S2の算出にあたって、溶媒である水を算入しなかった理由としては、次の通りである。すなわち、水系インクを放置した場合に水分が有機溶剤よりも蒸発しやすいことがあり、S2に水を算入してしまうと、水を算入した場合のS2と、洗浄時を基準とした場合(つまり、水の一部が蒸発した、実際に洗浄すべき状態に近い水系インク)のS2とが、乖離してしまうからである。
水系インクに含まれる水の含有量は、水系インクの全質量に対して、50質量%以上90質量%以下であることが好ましく、60質量%以上90質量%以下であることがより好ましい。
2.2.3.その他の成分
水系インクは、色材を含有する。色材としては、無機顔料および有機顔料等の顔料を用いることができる。これらの顔料は、1種単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。顔料としては、「2.1.2.その他の成分」で例示したものを用いることができる。
水系インクは、分散剤、界面活性剤、バインダー樹脂、防腐剤・防かび剤、pH調整剤等を含有してもよい。これらの成分は、上記「1.3.その他の成分」および「2.1.2.その他の成分」で例示したものを用いることができる。
2.3.インクの物性
S1とS2の差の絶対値(|S1−S2|)は、5以下であることが好ましく、1.5以下であることがより好ましい。S1とS2の差が5以下であると、S3と、洗浄液に含まれる有機溶剤のSP値とが、S1およびS2の両方に近くなる。そのため、非水系インクおよび水系インクの両インクに対する洗浄液の相溶性がより向上するので、洗浄液の洗浄能力が一層向上する場合がある。
上記S1〜S2の範囲は、10.0〜15.0であることが好ましく、11.5〜13.0であることがより好ましい。S1〜S2が上記範囲にあると、S3と、洗浄液に含まれる有機溶剤のSP値とが、S1およびS2の両方に近くなる。これにより、非水系インクおよび水系インクの両インクに対する洗浄液の相溶性がより向上するので、洗浄液の洗浄能力が一層向上する傾向にある。
上記の非水系インクおよび水系インクは、画像品質とインクジェット用のインクとしての信頼性とのバランスの観点から、20℃における表面張力が20mN/m以上50mN/m以下であることが好ましく、20mN/m以上40mN/m以下であることがより好ましい。なお、表面張力の測定は、例えば、自動表面張力計CBVP−Z(商品名、協和界面科学株式会社製)を用いて、20℃の環境下で白金プレートをインクで濡らしたときの表面張力を確認することにより測定することができる。
また、同様の観点から、上記の非水系インクおよび水系インクの20℃における粘度は、2mPa・s以上10mPa・s以下であることが好ましく、3mPa・s以上6mPa・s以下であることがより好ましい。なお、粘度の測定は、例えば、粘弾性試験機MCR−300(商品名、Pysica社製)を用いて、20℃の環境下での粘度を測定することができる。
2.4.インクの調製方法
非水系インクおよび水系インクは、前述した成分を任意な順序で混合し、必要に応じて濾過等をして不純物を除去することにより得られる。各成分の混合方法としては、メカニカルスターラー、マグネティックスターラー等の撹拌装置を備えた容器に順次材料を添加して撹拌混合する方法が好適に用いられる。濾過方法としては、遠心濾過、フィルター濾過等を必要に応じて行なうことができる。
3.インクジェット記録装置
上述した洗浄液は、非水系インクおよび水系インクの少なくとも一方を流通させるインク流路を備えたインクジェット記録装置において、該インク流路を洗浄して、インク流路に存在するインクや異物を洗い流すために用いられる。以下、上述した洗浄液を適用可能なインクジェット記録装置について説明する。
上述した洗浄液を適用可能なインクジェット記録装置としては、例えば、非水系インクと、水系インクとを両方使用するインクジェット記録装置が挙げられる。このようなインクジェット記録装置としては、非水系インクおよび水系インクを両方搭載し、非水系インクおよび水系インクを同時に用いるものや、非水系インクおよび水系インクを切り替えることができる選択手段を有するものなどが挙げられる。
以下、インクジェット記録装置として、非水系インクおよび水系インクを切り替えることができる選択手段を有するインクジェット記録装置を例に挙げて説明する。なお、上述した洗浄液は、以下に説明するインクジェット記録装置に限らず、従来公知のインクジェット記録装置にも適用できる。
図1は、非水系インクと、水系インクとを切り替えることができる選択手段56を有するプリンター20の主要構成部を示す概略斜視図である。
図1に示すように、プリンター20は、用紙スタッカー22と、図示しないステップモーターで駆動される紙送りローラー24と、プラテン26と、キャリッジ28と、キャリッジモーター30と、キャリッジモーター30によって駆動される牽引ベルト32と、キャリッジ28の走査を案内するガイドレール34と、を備えることができる。また、キャリッジ28には、多数のノズルを備える記録ヘッド36が搭載されている。
図1に示すように、液体供給路41は、記録ヘッド36に設けられたノズル(図示せず)と選択手段56とを繋ぐ流路である。記録ヘッド36は、液体供給路41を介してカートリッジ11aおよび11b、液体供給路42を介してカートリッジ12aおよび12b、液体供給路43を介してカートリッジ13aおよび13b、液体供給路44を介してカートリッジ14aおよび14bと接続されている。また、カートリッジ15は、液体供給路41〜44に接続されている。
図1に示すように、カートリッジ11aにはブラックインク(K1)、カートリッジ11bにはブラックインク(K2)、カートリッジ12aにはシアンインク(C1)、カートリッジ12bにはシアンインク(C2)、カートリッジ13aにはマゼンタインク(M1)、カートリッジ13bにはマゼンタインク(M2)、カートリッジ14aにはイエローインク(Y1)、カートリッジ14bにはイエローインク(Y2)がそれぞれ収容されている。なお、K1、C1、M1およびY1は、非水系インクに相当するインクであり、K2、C2、M2およびY2は、水系インクに相当するインクである。また、カートリッジ15には、洗浄液が収容されている。
ここで、同一色に分類されるインクは、同一のノズルから吐出される。例えば、ブラックインクK1は、記録ヘッド36に備えられたノズルのうち、ブラックインクK2が吐出されるノズルと同一のノズルから吐出される。他色のインクについても、ブラックインクと同様である。
液体供給路41〜44には、それぞれ、選択手段56を介して非水系インク、水系インクおよび洗浄液が選択的に供給されるようになっている。非水系インクと水系インクを切り替える際に、液体供給路41〜44に洗浄液を供給して、液体供給路および記録ヘッド内などのインクが流通するインク流路を予め洗浄することができる。
各カートリッジは、各インクを収容したインクパックを備えており、インクパックの周囲には空気室が形成されている。図示しない加圧手段によって空気室を加圧することによって各インクパック内のインクが液体供給路41、42、43、44を経由して記録ヘッド36におけるノズルへ供給される。このように、本実施形態では、プリンター20は、キャリッジ28上にインクカートリッジが搭載されるいわゆるオンキャリッジタイプのプリンターとは異なり、プリンター20本体の所定の位置に固定的に装着されるオフキャリッジタイプのインクジェットプリンターを例示する。また、ここでは、加圧手段によって、ノズルからインクを吐出させる(押し出す)ことによって置換させる態様を例示しているが、ノズル側から吸引手段によってインクを吐出させる(抜き出す)ことによって置換させる態様であってもよい。なお、上述した洗浄液は、オンキャリッジタイプのプリンターにも用いることができる。また、キャリッジを有さない、ラインヘッドタイプのプリンターにも用いることができる。
図1に示すように、選択手段56の一方は、カートリッジ11a、11b、12a、12b、13a、13b、14a、14b、15に接続されている。また、選択手段56の他方は、液体供給路41、42、43、44に接続されている。選択手段56は、例えば液体供給路41、42、43、44に供給する非水系インク、水系インクおよび洗浄液を切り替える弁を備えることができる。これにより、弁の開閉動作によって非水系インク、水系インクまたは洗浄液を選択して、選択した非水系インク、水系インクまたは洗浄液を液体供給路41、42、43、44に供給することができる。
記録用紙P(記録媒体)は、用紙スタッカー22から紙送りローラー24によって巻き取られてプラテン26の表面上を、記録ヘッド36の主走査方向と直交する副走査方向へ送られる。キャリッジ28は、キャリッジモーター30により駆動される牽引ベルト32に牽引されて、ガイドレール34に沿って主走査方向に移動する。
上述の洗浄液を使用すれば、非水系インクおよび水系インクの一方を使用するインクジェット記録装置(例えば、プリンター20)において、他方を使用する記録装置と洗浄液を共通化できたり、これらを切り替え(入れ替え)たりあるいは同時に使用することで両方使用する記録装置において、非水系インクおよび水系インクのインク毎に2種類の洗浄液を使用する必要がない。そのため、例えば、従来必要であった洗浄液の切り替え作業を省略できたり、洗浄液の選択ミスを防止できるという効果を奏する。
4.洗浄方法
次に、上述の洗浄液を用いた洗浄方法を具体的に説明する。本実施形態に係る洗浄方法は、非水系インクおよび水系インクの少なくとも一方を流通させるインク流路を備えたインクジェット記録装置(例えば、上述のプリンター20)において、当該インク流路を上述の洗浄液によって洗浄するものである。
具体的には、インク流路の洗浄は、非水系インクまたは水系インクで満たされたインク流路内に洗浄液を流入させて、インク流路内のインクを洗浄液に置き換えることで行われる。こうすることで、インク流路内の異物がインクと共にノズルの開口部から外部に排出されて、インク流路を洗浄できる。
インク流路の洗浄後、インクジェット記録装置を用いた画像の記録を長期間行わない場合には、インク流路内を洗浄液で満たしたままにすることができる。これにより、インクに起因する異物の発生を抑制することができる。
一方、インクジェット記録装置を用いて画像の記録を行う場合には、洗浄液で満たされたインク流路内にインクを流入させて、洗浄液をノズル開口部から排出させることで、再度インク流路内をインクで満たせばよい。
本実施形態に係る洗浄方法は、上述の洗浄液を使用するため、非水系インクおよび水系インクのいずれのインクに対しても、優れた洗浄力を発揮できる。
5.実施例
以下、本発明を実施例および比較例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
5.1.インクおよび洗浄液の調製
5.1.1.非水系インクの調製
容器に、表1に記載の濃度に相当する量の有機溶剤をそれぞれ投入し、マグネティックスターラーを用いて30分間混合撹拌して混合溶剤を得た。得られた混合溶剤の一部を取り分けて、そこにSolsperse37500(LUBRIZOL社製、商品名)および顔料を所定量添加して、ホモジナイザーを用いて粉砕処理した。その後、直径0.3mmのジルコニアビーズを充填したビーズミルで分散処理を行うことにより、顔料分散液を得た。得られた顔料分散液に、混合溶剤の残部を添加してさらに1時間混合撹拌してから、5μmのPTFE製メンブランフィルターを用いて濾過することで、表1に記載の非水系インクを得た。なお、表中の数値は、質量%を表す。
なお、表中で使用した成分のうち、商品名または略称で記載した成分は、下記の通りである。
・C.I.ピグメントブラック7(三菱化学株式会社製、商品名「MA−7」、ブラック顔料)
・Solsperse37500(商品名、LUBRIZOL社製、分散剤)
・DEGDEE(ジエチレングリコールジエチルエーテル、有機溶剤)
・DEGMEE(ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、有機溶剤)
Figure 2014080490
4.1.2.水系インクの調製
容器に、イオン交換水およびDisperBYK−2091およびDisperBYK−2095(いずれも商品名、ビックケミー・ジャパン株式会社製)をそれぞれ投入し、マグネティックスターラーを用いて30分間混合撹拌した後、顔料を所定量添加して、直径0.6mmのジルコニアビーズを充填したビーズミルで3時間分散処理を行うことにより、顔料濃度15%の顔料分散液を得た。得られた顔料分散液に、表2に記載の残りの成分を添加してさらに1時間混合撹拌してから、5μmのPTFE製メンブランフィルターを用いて濾過することで、表2に記載の水系インクを得た。なお、表中の数値は、質量%を表す。
表中で使用した成分のうち、商品名または略称で記載した成分は、下記の通りである。
・C.I.ピグメントブラック7(三菱化学株式会社製、商品名「MA−7」、ブラック顔料)
・DisperBYK−2091(商品名、ビックケミー・ジャパン株式会社製、分散剤)
・DisperBYK−2095(商品名、ビックケミー・ジャパン株式会社製、分散剤)
・TEA(トリエタノールアミン、pH調整剤)
・TEGmBE(トリエチレングリコールモノブチルエーテル、有機溶剤)
・TEG(トリエチレングリコール、有機溶剤)
Figure 2014080490
4.1.3.洗浄液の調製
表3に記載の組成にしたがって、各成分を混合・攪拌した後、5μmのPTFE製メンブランフィルターを用いて濾過することで、表3に記載の実施例および比較例の洗浄液を得た。なお、表中の数値は、質量%を表す。
表中で使用した成分のうち、商品名または略称で記載した成分は、下記の通りである。
・TEGmBE(トリエチレングリコールモノブチルエーテル、有機溶剤)
・DMSO(ジメチルスルホキシド、有機溶剤)
・TEGDME(トリエチレングリコールジメチルエーテル、有機溶剤)
Figure 2014080490
4.2.評価試験
4.2.1.洗浄性の評価
<非水系インクの洗浄性>
まず、ポリエチレンチューブ(北港化成株式会社製、内径2mm、外径4mm)2m準備した。そして、ダイゴンチューブR3603(商品名、サンゴバン株式会社製)を介して、ポリエチレンチューブの一方の側と、プラスチックシリンジ(テルモ株式会社製)とを接続した。次に、シリンジを使用して、ポリエチレンチューブの他方の側から、ポリエチレンチューブ内に非水系インクを吸引して、ポリエチレンチューブ内を非水系インクで満たした後、ポリエチレンチューブ内の非水系インクをシリンジによって抜き出した。
その後、シリンジを使用し洗浄液をポリエチレンチューブ内に通液させて、通液させた洗浄液を6ml毎に取り出した。取り出した洗浄液を目視にて確認し、透明なったと判断したときの洗浄液の合計量を記録した。記録した洗浄液の合計量を基に、非水系インクの洗浄性を評価した。評価結果を表3に示す。
<水系インクの洗浄性>
上記の「非水系インクの洗浄性」において、非水系インクに代えて水系インクを用いた以外は同様にして、水系インクの洗浄性を評価した。評価結果を表3に示す。
4.2.2.異物発生の評価
<非水系インクによる異物>
非水系インクと洗浄液を1:1で混合した混合液を調製し、得られた混合液を60℃で1週間放置した。放置後、混合液を10μmのオムニポアメンブレンフィルター(ミリポア社製)でろ過して、メンブレンフィルターを顕微鏡(倍率:50倍)で観察し、異物の発生の有無を確認することにより、非水系インクによる異物発生の評価を行った。評価結果を表3に示す。
<水系インクによる異物>
上記の「非水系インクによる異物」において、非水系インクに代えて水系インクを用いた以外は同様にして、水系インクによる異物発生の評価を行った。評価結果を表3に示す。
4.2.3.評価結果
表3の評価結果によれば、水を含み、有機溶剤のSP値がS1〜S2の範囲内にあり、かつ、S3がS1〜S2の範囲内にある実施例1〜3の洗浄液は、非水系インクおよび水系インクの両インクに対する洗浄性に優れ、異物を生じさせないことがわかった。
一方、S3がS1〜S2の範囲外である比較例1の洗浄液は、非水系インクおよび水系インクのいずれに対しても洗浄性に優れず、水系インクから異物を発生させることが示された。
また、S1〜S2の範囲外の有機溶剤を含む比較例2の洗浄液は、非水系インクおよび水系インクのいずれに対しても洗浄性に優れず、水系インクから異物を発生させることが示された。
S1〜S2の範囲外の有機溶剤を含む比較例3の洗浄液は、特に非水系インクに対する洗浄性に優れず、非水系インクから異物を発生させることが示された。
S1〜S2の範囲外の有機溶剤を含み、かつ、S3がS1〜S2の範囲外である比較例4の洗浄液は、特に非水系インクに対する洗浄性に優れず、非水系インクから異物を発生させることが示された。
水を含まない比較例5の洗浄液は、水系インクに対する洗浄性に優れず、水系インクから異物を発生させることが示された。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。たとえば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(たとえば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
11a、11b、12a、12b、13a、13b、14a、14b、15…カートリッジ、20…プリンター、22…用紙スタッカー、24…紙送りローラー、26…プラテン、28…キャリッジ、30…キャリッジモーター、32…牽引ベルト、34…ガイドレール、36…記録ヘッド、41、42、43、44…液体供給路、56…選択手段、P…記録媒体

Claims (8)

  1. 非水系インクおよび水系インクの洗浄に用いるインクジェット用の洗浄液であって、
    前記洗浄液は、有機溶剤と、水と、を含み、
    前記非水系インクに含まれる有機溶剤のSP値を加重平均した値をS1、前記水系インクに含まれる有機溶剤のSP値を加重平均した値をS2、とした場合に、
    前記洗浄液に含まれる有機溶剤のSP値が、S1〜S2の範囲内にあって、
    かつ、前記洗浄液に含まれる有機溶剤および水のSP値を加重平均した値が、S1〜S2の範囲内にある、洗浄液。
  2. 請求項1において、
    前記洗浄液、前記非水系インク及び前記水系インクが、それぞれ、有機溶剤として水溶性の有機溶剤を含むものである、洗浄液。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記洗浄液に含まれる有機溶剤は、水酸基を有する、洗浄液。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記S1と前記S2との差の絶対値が、5以下である、洗浄液。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    前記S1〜S2の範囲が、10.0〜15.0である、洗浄液。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    前記S1〜S2の範囲が、11.5〜13.0である、洗浄液。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
    前記非水系インクおよび前記水系インクを両方使用するインクジェット記録装置に用いる、洗浄液。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
    前記洗浄液に含まれる有機溶剤は、多価アルコール類およびグリコールエーテル類からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含む、洗浄液。
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