JP2015007178A - インクジェットインクセット - Google Patents

インクジェットインクセット Download PDF

Info

Publication number
JP2015007178A
JP2015007178A JP2013132385A JP2013132385A JP2015007178A JP 2015007178 A JP2015007178 A JP 2015007178A JP 2013132385 A JP2013132385 A JP 2013132385A JP 2013132385 A JP2013132385 A JP 2013132385A JP 2015007178 A JP2015007178 A JP 2015007178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
dye
mass
water
hue angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013132385A
Other languages
English (en)
Inventor
雅幸 村井
Masayuki Murai
雅幸 村井
黄木 康弘
Yasuhiro Oki
康弘 黄木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013132385A priority Critical patent/JP2015007178A/ja
Priority to EP14173838.5A priority patent/EP2818524B1/en
Priority to US14/314,755 priority patent/US9650529B2/en
Publication of JP2015007178A publication Critical patent/JP2015007178A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

【課題】発色性に優れた記録物を得ることができ、かつガス発生が抑制されたインクジェットインクセットを提供する。
【解決手段】少なくとも第1インク、第2インク、第3インク、及び第4インクを備え、第1インクは、水と、第1染料を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが90°〜120°で、第2インクは、第1染料を第2染料に変更した色相角Hが0°〜30°で、第3インクは、第1染料を第3染料に変更した色相角Hが220°〜250°で、第4インクは、水と、第4インクの総質量100質量%に対して5質量%以上の第4染料を含み、かつ、第1染料を第4染料に変更した色相角Hが50°〜70°で、かつ、pHが7.0〜8.0であり、第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94の少なくとも1種を含む、インクジェットインクセット。
【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェットインクセットに関する。
インクジェット記録は、インクの小滴を飛翔させ、紙や透明フィルム等の記録媒体に付着させる方法である。この方法は、比較的安価な装置で、高解像度及び高品位な画像を高速で記録することができる。このようなインクジェット記録において発色性と色再現性に優れた画像を得る手段として、インクジェットインクセットを用いる方法が知られている。
例えば、特許文献1には、インク色材を選択することで、ポリアミド繊維を捺染する際に、広い色域を備えると共に、形成した画像の堅牢性と、インクの貯蔵安定性に優れた捺染用インクジェットインクセットとその製造方法を提供することを目的として、酸性染料をそれぞれ含有する少なくともイエローインク、マゼンタインク、シアンインク及びブラックインクから構成される捺染用インクジェットインクセットにおいて、該イエローインクが、酸性染料としてC.I.Acid Yellow 79を含有し、該マゼンタインクが、酸性染料としてC.I.Acid Red 249を含有し、該シアンインクが、酸性染料としてC.I.Direct Blue 87を含有し、かつ該ブラックインクが、酸性染料としてC.I.Acid Black 52:1を含有する捺染用インクジェットインクセットが開示されている。
特開2007−238741号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェットインクセットにおいて用い得るオレンジ染料は発色性に劣るものであり、得られる記録物の発色性も十分でない。一方で、発色性に優れるオレンジ染料を含むインクはガスが発生しやすく、発生したガスに起因する吐出不良が起こりやすくなる。このように、発色性に優れた記録物を得るという課題と、ガスの発生を抑制し、吐出安定性を向上するという課題の間にはトレードオフの関係がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、発色性に優れた記録物を得ることができ、かつガスの発生が抑制され、吐出安定性も向上するインクジェットインクセットを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した。その結果、所定の染料を有するインクを備えるインクジェットインクセットであれば上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
〔1〕
少なくとも第1インク、第2インク、第3インク、及び第4インクを備え、
前記第1インクは、水と、第1染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが90°〜120°であり、
前記第2インクは、水と、第2染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが0°〜30°であり、
前記第3インクは、水と、第3染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが220°〜250°であり、
前記第4インクは、水と、前記第4インクの総質量100質量%に対して5質量%以上の第4染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが50°〜70°であり、かつ、pHが7.0〜8.0であり、
前記第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94の少なくとも1種を含む、インクジェットインクセット。
〔2〕
前記第4インクの溶存窒素量が6ppm以下である、前項〔1〕に記載のインクジェットインクセット。
〔3〕
前記第4インクにおいて、前記第4染料の含有量に対する前記水の含有量の比が、質量基準で、11.00〜13.00である、前項〔1〕又は〔2〕に記載のインクジェットインクセット。
〔4〕
前記第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94を含み、
前記C.I.Acid Orange94の含有量に対する前記C.I.Acid Orange33の含有量の比が、質量基準で、1〜10である、前項〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載のインクジェットインクセット。
〔5〕
第5インクをさらに備え、
前記第5インクは、水と、第5染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが275°〜295°であり、
前記第5染料は、C.I.Acid Blue140及びC.I.Acid Violet48を含む、前項〔1〕〜〔4〕のいずれか一項に記載のインクジェットインクセット。
〔6〕
前記C.I.Acid Blue140の含有量は、前記第5インクの総質量100質量%に対して、6.0質量%以上であり、
前記C.I.Acid Violet48の含有量は、前記第5インクの総質量100質量%に対して、0.5〜1.6質量%である、前項〔5〕に記載のインクジェットインクセット。
〔7〕
ポリオレフィンを含む容器に充填される、前項〔1〕〜〔6〕のいずれか一項に記載のインクジェットインクセット。
〔8〕
前記容器は、可撓性部材からなるインク収容室を有する、前項〔7〕に記載のインクジェットインクセット。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
〔インクジェットインクセット〕
本実施形態に係るインクジェットインクセットは、少なくとも第1インク、第2インク、第3インク、及び第4インクを備え、前記第1インクは、水と、第1染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが90°〜120°であり、前記第2インクは、水と、第2染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが0°〜30°であり、前記第3インクは、水と、第3染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが220°〜250°であり、前記第4インクは、水と、前記第4インクの総質量100質量%に対して5質量%以上の第4染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが50°〜70°であり、かつ、pHが7.0〜8.0であり、前記第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94の少なくとも1種を含む。
発色性と色再現性に優れた画像を得る手段として、第1インク、第2インク、第3インクに加えて特色インクとしてオレンジインク(第4インク)を用いる手段が有効である。本実施形態に係るインクジェットインクセットは、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94の少なくとも1種を含む第4インクを備えることにより、発色に優れる記録物を得ることができるものとなる。さらに、第4インクのpHを制御することにより、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94を第4インク中に安定に存在させることができ、これによりガスの発生を抑制して、吐出安定性を向上させることができる。
〔第1インク〕
第1インクは、水と、第1染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが90°〜120°である。色相角が前記範囲である第1インクはインクセットにおける基本色の一つとして優れており、特に本実施形態に係る第2インク及び第3インクと組み合わせることで色再現性に優れたインクセットとすることができる。なお、色再現性に優れるとは、ガマット体積が向上することをいう。また、色相角Hは、実施例に記載の方法により測定することができる。
第1染料としては、特に限定されないが、例えば、C.I.Reactive Yellow2、3、7、15、17、18、22、23、24、25、27、37、39、42、57、69、76、81、84、85、86、87、92、95、102、105、111、125、135、136、137、142、143、145、151、160、161、165、167、168、175、176等の反応性染料;C.I.Acid Yellow1、3、11、17、18、19、23、25、36、38、40、40:1、42、44、49、59、59:1、61、65、67、72、73、79、99、104、159、169、176、184、193、200、204、207、215、219、219:1、220、230、232、235、241、242、246等の酸性染料;C.I.Disperse Yellow3、4、5、7、9、13、23、24、30、33、34、42、44、49、50、51、54、56、58、60、63、64、66、68、71、74、76、79、82、83、85、86、88、90、91、93、98、99、100、104、108、114、116、118、119、122、124、126、135、140、141、149、160、162、163、164、165、179、180、182、183、184、186、192、198、199、202、204、210、211、215、216、218、224、227、231、232等の分散染料が挙げられる。
第1染料の含有量は、第1インクの総質量100質量%に対して4〜10質量%が好ましい。第1染料の含有量が上記範囲内であることにより、得られる記録物の発色性がより優れる傾向にある。
〔第2インク〕
第2インクは、水と、第2染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが0°〜30°である。色相角が前記範囲である第2インクはインクセットにおける基本色の一つとして優れており、特に本実施形態に係る第1インク及び第3インクと組み合わせることで色再現性に優れたインクセットとすることができる。なお、色相角Hは、実施例に記載の方法により測定することができる。
第2染料としては、特に限定されないが、例えば、C.I.Reactive Red2、3、3:1、5、8、11、21、22、23、24、28、29、31、33、35、43、45、49、55、56、58、65、66、78、83、84、106、111、112、113、114、116、120、123、124、128、130、136、141、147、158、159、171、174、180、183、184、187、190、193、194、195、198、218、220、222、223、226、228、235等の反応性染料;C.I.Acid Red1、6、8、9、13、18、27、35、37、52、54、57、73、82、88、97、97:1、106、111、114、118、119、127、131、138、143、145、151、183、195、198、211、215、217、225、226、249、251、254、256、257、260、261、265、266、274、276、277、289、296、299、315、318、336、337、357、359、361、362、364、366、399、407、415等の酸性染料;C.I.Disperse Red1、4、5、7、11、12、13、15、17、27、43、44、50、52、53、54、55、56、58、59、60、65、72、73、74、75、76、78、81、82、86、88、90、91、92、93、96、103、105、106、107、108、110、111、113、117、118、121、122、126、127、128、131、132、134、135、137、143、145、146、151、152、153、154、157、159、164、167、169、177、179、181、183、184、185、188、189、190、191、192、200、201、202、203、205、206、207、210、221、224、225、227、229、239、240、257、258、277、278、279、281、288、298、302、303、310、311、312、320、324、328等の分散染料が挙げられる。
第2染料の含有量は、第2インクの総質量100質量%に対して4〜10質量%が好ましい。第2染料の含有量が上記範囲内であることにより、得られる記録物の発色性がより優れる傾向にある。
〔第3インク〕
第3インクは、水と、第3染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが220°〜250°である。色相角が前記範囲である第3インクはインクセットにおける基本色の一つとして優れており、特に本実施形態に係る第1インク及び第2インクと組み合わせることで色再現性に優れたインクセットとすることができる。なお、色相角Hは、実施例に記載の方法により測定することができる。
第3染料としては、特に限定されないが、例えば、C.I.Direct Blue86、87、199が挙げられる。
第3染料の含有量は、第3インクの総質量100質量%に対して5〜12質量%が好ましい。第3染料の含有量が上記範囲内であることにより、得られる記録物の発色性により優れる傾向にある。
〔第4インク〕
第4インクは、水と、第4インクの総質量100質量%に対して5質量%以上の第4染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが50°〜70°であり、かつ、pHが7.0〜8.0である。
第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94の少なくとも1種を含むものであれば特に限定されない。第4染料はそれら以外の染料を含んでもよく、そのような染料としては、例えば、C.I.Reactive Orange1、4、5、7、11、12、13、15、16、20、30、35、56、64、67、69、70、72、74、82、84、86、87、91、92、93、95、107等の反応性染料;C.I.Acid Orange3、7、8、10、19、22、24、51、51S、56、67、74、80、86、87、88、89、95、107、108、116、122、127、140、142、144、149、152、156、162、166、168等の酸性染料;C.I.Disperse Orange1、3、5、7、11、13、17、20、21、25、29、30、31、32、33、37、38、42、43、44、45、46、47、48、49、50、53、54、55、56、57、58、59、61、66、71、73、76、78、80、89、90、91、93、96、97、119、127、130、139、142等の分散染料が挙げられる。
このなかでも、第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94の両方を含むことが好ましい。この場合、C.I.Acid Orange94の含有量に対するC.I.Acid Orange33の含有量の比は、質量基準で、1〜8が好まししい。C.I.Acid Orange94の含有量に対するC.I.Acid Orange33の含有量の比が上記範囲内であることにより、記録物の発色性がより優れる傾向にある。
第4染料の含有量は、第4インクの総質量100質量%に対して5質量%以上であることが好ましい。第4染料の含有量が5質量%以上であることにより、得られる画像の発色性がより向上する。また、第4染料の含有量の上限は、10質量%以下が好ましく、第4染料の含有量が10質量%以下であることにより、ガスの発生がより抑制され、ガスが発生したとしてもインクに溶解できるようにすることで吐出安定性により優れるに優れる傾向にある。
第4インクを水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hは、50°〜70°であることが好ましい。色相角Hが上記範囲内であることにより、得られる記録物の発色性がより優れるとともに、インクセットとしたときに色再現性に優れる傾向にある。なお、色相角Hは、実施例に記載の方法により測定することができる。
第4インクのpHは7.0〜8.0であり、7.2〜7.5が好ましい。第4インクのpHが上記範囲内であることにより、ガスが発生しにくくなる。このようなpHの範囲では第4インク中で第4染料が安定に存在でき、分解しにくくなっているため、ガスが発生しにくいと考えられる。なお、ガスの発生抑制理由はこれに限定されない。pHは、染料の濃度を調整したり、後述する保湿剤の種類や添加量等を調整したりすることにより制御することができる。なお、pHは実施例に記載の方法により測定することができる。
第4インクの溶存窒素量は、6ppm以下が好ましい。溶存窒素量の下限は特に制限されず、低いほど好ましく、0ppmがより好ましい。第4インクの溶存窒素量が上記範囲内であることにより、ガス(気泡)に起因する吐出不良を抑制できる傾向にある。その理由は不明であるが、ガスが発生しやすい第4染料を含むインクにおいて、発生したガスの少なくとも一部がインクに溶解することで吐出不良を抑制できるのではないかと考えられる。なお、溶存窒素量は実施例に記載の方法により測定することができる。また、インク中の溶存窒素量は脱気処理によって調整することができる。
第4インクにおいて、第4染料の含有量に対する水の含有量の比は、質量基準で、11.00〜13.00が好ましい。第4染料の含有量に対する水の含有量の比が上記範囲内であることにより、ガスの発生をより抑制できる傾向にある。
〔第5インク〕
本実施形態に係るインクジェットインクセットは、第5インクをさらに備えることが好ましい。第5インクとしては、特に限定されないが、例えば、水と、第5染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが275°〜295°であるものが挙げられる。第5インクを備えることにより、発色性、色再現性により優れる傾向にある。
第5染料としては、特に限定されないが、例えば、C.I.Reactive Blue2、3、4、7、13、14、15、19、21、25、27、28、29、38、39、41、49、50、52、63、69、71、72、77、79、89、104、109、112、113、114、116、119、120、122、137、140、143、147、160、161、162、163、168、171、176、182、184、191、194、195、198、203、204、207、209、211、214、220、221、222、231、235、236、C.I.Reactive Violet1、2、4、5、6、22、23、33、36、38等の反応性染料;C.I.Acid Blue 1、7、9、15、23、25、40、61:1、62、72、74、80、83、90、92、103、104、112、113、114、120、127、127:1、128、129、138、140、142、156、158、171、182、185、193、199、201、203、204、205、207、209、220、221、224、225、229、230、239、258、260、264、277:1、278、279、280、284、290、296、298、300、317、324、333、335、338、342、350、C.I.Acid Violet17、19、21、42、43、47、48、49、54、66、78、90、97、102、109、126等の酸性染料;C.I.Disperse Blue3、7、9、14、16、19、20、26、27、35、43、44、54、55、56、58、60、62、64、71、72、73、75、79、81、82、83、87、91、93、94、95、96、102、106、108、112、113、115、118、120、122、125、128、130、139、141、142、143、146、148、149、153、154、158、165、167、171、173、174、176、181、183、185、186、187、189、197、198、200、201、205、207、211、214、224、225、257、259、267、268、270、284、285、287、288、291、293、295、297、301、315、330、333、C.I.Disperse Violet 1、4、8、23、26、27、28、31、33、35、36、38、40、43、46、48、50、51、52、56、57、59、61、63、69、77等の分散染料が挙げられる。
このなかでもC.I.Acid Blue140及びC.I.Acid Violet48を含むものが好ましい。この場合、C.I.Acid Blue140の含有量は、第5インクの総質量100質量%に対して、5.0質量%以上が好ましく、6.0〜7.0質量%がより好ましい。C.I.Acid Blue140の含有量が上記範囲内であることにより、発色性、色再現性により優れる傾向にある。また、C.I.Acid Violet48の含有量は、第5インクの総質量100質量%に対して、0.5〜1.6質量%が好ましい。C.I.Acid Violet48の含有量が上記範囲内であることにより、発色性、色再現性により優れる傾向にある。
第5染料の含有量は、第5インクの総質量100質量%に対して5.0〜8.0質量%が好ましい。第5染料の含有量が上記範囲内であることにより、記録物の発色性がより優れる傾向にある。
第5インクを水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hは、275°〜295°が好ましい。色相角Hが上記範囲内であることにより、得られる記録物の発色性がより優れるとともに、インクセットとしたときに色再現性に優れる傾向にある。なお、色相角Hは、実施例に記載の方法により測定することができる。
(水)
第1インク、第2インク、第3インク、第4インク、及び第5インク(以下、まとめて「本実施形態で用い得るインク」ともいう。)は、それぞれ水を含む。水としては、特に限定されないが、例えば、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、又は超純水を用いることが好ましい。特に、これらの水を、紫外線照射又は過酸化水素添加等により滅菌処理した水は、長期間に亘ってカビやバクテリアの発生がより防止される傾向にある。
水の含有量は、本実施形態で用い得るインクそれぞれを100質量%として、50〜80質量%が好ましく、55〜70質量%がより好ましい。
(尿素)
本実施形態で用い得るインクは、尿素をさらに含んでもよい。尿素を含むことにより、吐出安定性により優れる傾向にある。尿素の含有量は、本実施形態で用い得るインクそれぞれを100質量%として、1〜10質量%が好ましく、2〜8質量%がより好ましい。尿素の含有量が1質量%以上であることにより、染着濃度が高い場合の被記録媒体の摩擦堅牢性がより向上する傾向にある。また、尿素の含有量が10%以下であることにより、滲みをより抑制することができる傾向にある。
(保湿剤)
本実施形態で用い得るインクは、保湿剤をさらに含んでもよい。保湿剤を含むことにより、記録装置の記録ヘッドのノズルからの吐出安定性がより向上する傾向にある。保湿剤としては、特に限定されず、通常のインクに保湿剤として使用されている化合物を用いることができ、例えば、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、又はペンタエリスリトール等のポリオール類、及びそのエーテル又はエステル等の誘導体;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、又はε−カプロラクタム等のラクタム類;チオ尿素、エチレン尿素、又は1,3−ジメチルイミダゾリジノン類等の尿素類;マルチトール、ソルビトール、グルコノラクトン、又はマルトース等の糖類が挙げられる。なお、保湿剤は、一種単独で用いても、二種以上を併用してもよい。
保湿剤の含有量は、本実施形態で用い得るインクそれぞれを100質量%として、4〜40質量%が好ましく、6〜15質量%がより好ましい。保湿剤の含有量が上記範囲内であることにより、吐出安定性により優れる傾向にある。
(水溶性有機溶剤)
本実施形態で用い得るインクは、浸透剤としても機能し得る水溶性有機溶剤をさらに含んでもよい。水溶性有機溶剤を含むことにより、被記録媒体への濡れ性を高めて本実施形態で用い得るインクの浸透性がより向上する傾向にある。そのような水溶性有機溶剤としては、通常のインクに水溶性有機溶剤として使用されている化合物を用いることができ、例えば、エタノール又はプロパノール等の低級アルコール類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等のセロソルブ類;ジエチレングリコールモノメチルエーテル又はジエチレングリコールモノエチルエーテル等のカルビトール類;エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、又はトリエチレングリコールモノブチルエーテル等のグリコールエーテル類が挙られる。なお、水溶性有機溶剤は、一種単独で用いても、二種以上を併用してもよい。
水溶性有機溶剤の含有量は、本実施形態で用い得るインクそれぞれを100質量%として、2〜15質量%が好ましい。水溶性有機溶剤の含有量が上記範囲内であることにより、被記録媒体への濡れ性を高めて本実施形態で用い得るインクの浸透性がより優れる傾向にある。
(界面活性剤)
本実施形態で用い得るインクは、浸透剤としても機能し得る界面活性剤をさらに含んでもよい。浸透剤としても機能し得る界面活性剤を含むことにより、被記録媒体への濡れ性を高めて本実施形態で用い得るインクの浸透性がより向上する傾向にある。そのような界面活性剤としては、通常のインクに界面活性剤として使用されている化合物を用いることができ、例えば、脂肪酸塩類;アルキル硫酸エステル塩類等のアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等のノニオン性界面活性剤;サーフィノール61、82、104、440、465、485(エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社製)、オルフィンE1010、オルフィンPD002W(日信化学工業社製)等のアセチレングリコール系界面活性剤;カチオン性界面活性剤;両イオン性界面活性剤が挙げられる。なお、界面活性剤は、一種単独で用いても、二種以上を併用してもよい。
界面活性剤の含有量は、本実施形態で用い得るインクそれぞれを100質量%として、0.2〜5質量%が好ましい。界面活性剤の含有量が上記範囲内であることにより、被記録媒体への濡れ性を高めて本実施形態で用い得るインクの浸透性がより優れる傾向にある。
(その他の添加剤)
本実施形態で用い得るインクは、さらに必要に応じて、防黴剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤、酸素吸収剤、pH調整剤(例えば、トリエタノールアミン、アジピン酸、水酸化カリウム)、又は溶解助剤、その他、通常のインクにおいて用いることができる各種添加剤を含んでもよい。なお、各種添加剤は、一種単独で用いても、二種以上を併用してもよい。
(表面張力)
本実施形態で用い得るインクの表面張力は、25〜40mN/mが好ましく、28〜35mN/mがより好ましい。本実施形態で用い得るインクの表面張力が上記範囲内であることにより、印字品質と、低温領域での吐出安定性等の信頼性と、のバランスにより優れる傾向にある。
表面張力は、染料の濃度を調整したり、保湿剤の種類や添加量等を調整したりすることにより制御することができる。
(粘度)
本実施形態で用い得るインクの20℃における粘度は、8.0mPa・s以下が好ましく、1.5〜6.0mPa・sがより好ましい。本実施形態で用い得るインクの20℃における粘土が上記範囲内であることにより、印字品質と、低温領域での吐出安定性等の信頼性と、のバランスにより優れる傾向にある。
粘度は、染料の濃度を調整したり、保湿剤の種類や添加量等を調整したりすることにより制御することができる。
〔容器〕
本実施形態に係るインクジェットインクセットは、ポリオレフィンを含む容器(以下、「インク収容容器」ともいう。)に充填されるものであることが好ましい。
容器は、可撓性部材からなるインク収容室を有することが好ましい。ここで、可撓性部材からなるインク収容室を有するインク収容容器は、密閉性やコストの観点から空気導入口を有さないことが多い。そのため、インク収容室中のインクの残量に応じて可撓性部材が変形することで記録装置に安定してインクを供給することができるようになっている。なお、可撓性部材としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンを用いることが可能であり、フィルム状の部材として用いるのが好ましい。
可撓性部材からなるインク収容室を有するインク収容容器に充填されたインク成分に起因してガスが発生する場合、可撓性部材の変形によるインク収容容器の膨張が起こり、発生するガス量が多い場合にはインク収容容器が破裂するおそれがある。本実施形態に用い得るインクであれば、ガスの発生を抑制することで、又は、発生するガスをインク中に溶解させることでインク収容容器の破裂を抑制できる傾向にある。
以下、本発明を実施例及び比較例を用いてより具体的に説明する。本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
[インクの材料]
下記の実施例及び比較例において使用したインクの主な材料は、以下の通りである。
〔色材〕
C.I.Acid Orange33
C.I.Acid Orange94
C.I.Acid Orange56
C.I.Acid Yellow79
C.I.Acid Red138
C.I.Acid Violet97
C.I.Direct Blue87
C.I.Acid Blue140
C.I.Acid Violet48
〔保湿剤〕
2−ピロリドン
グリセリン
トリエチレングリコール
〔水溶性有機溶剤〕
ジエチレングリコールモノブチルエーテル
トリエチレングリコールモノブチルエーテル
〔界面活性剤〕
オルフィンE1010(アセチレングリコール系界面活性剤、日信化学工業社製)
オルフィンPD002W(アセチレングリコール系界面活性剤、日信化学工業社製)
〔pH調整剤〕
トリエタノールアミン
アジピン酸
水酸化カリウム
〔尿素〕
尿素
[インクの調製]
各材料を下記の表1及び2に示す組成(質量%)で混合し、十分に撹拌し、オレンジインク(以下、「Orインク」ともいう。)、イエローインク(以下、「Yインク」ともいう。)、マゼンタインク(以下、「Mインク」ともいう。)、シアンインク(以下、「Cインク」ともいう。)、及びブルーインク(以下、「Buインク」ともいう。)をそれぞれ得た。
〔色相角の測定方法〕
各インクの色相角は、各インクを水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率を、D65光源2゜視野、透過光路長10mmの測定条件下において、測色計Spectrolino(グレタグマクベス(GretagMacbeth)社製商品名)を用いて測定し、得られた分光透過率に基づいて、L表色系で表した場合の値として求めた。
〔pHの測定方法〕
ガラス電極pHメーターで測定した。
〔溶存窒素量の測定方法〕
各インクの溶存窒素量は、ガスクロマトグラフ6890N(Agilent社製商品名)を用い、質量換算で測定した。
Figure 2015007178
Figure 2015007178
[実施例1〜12、比較例1〜4]
〔発色性〕
PX−G930(セイコーエプソン社(Seiko Epson Corporation)製)により、上記で調製した、オレンジインク、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、及びブルーインクのベタパターンをそれぞれ作成した。被記録媒体としては、布帛(絹)を用いた。以上のようにして得られた、オレンジインク、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、及びブルーインクのベタパターンより、各色のインクの発色性を評価した。評価基準を以下に示す。
(イエローインク:第1インクの評価基準)
A: 色相角が90°〜120°を満たし、かつ、OD値(Dy値)が1.40以上。
B: 色相角が90°〜120°を満たし、かつ、OD値(Dy値)が1.20以上1.40未満。
C: 色相角が90°〜120°の範囲でない、又は、OD値(Dy値)が1.2未満。
(マゼンタインク:第2インクの評価基準)
A: 色相角が0°〜30°を満たし、かつ、OD値(Dm値)が1.40以上。
B: 色相角が0°〜30°を満たし、かつ、OD値(Dm値)が1.20以上1.40未満。
C: 色相角が0°〜30°の範囲でない、又は、OD値(Dm値)が1.20未満。
(シアンインク:第3インクの評価基準)
A: 色相角が220°〜250°を満たし、かつ、OD値Dc値)が1.40以上。
B: 色相角が220°〜250°を満たし、かつ、OD値(Dc値)が1.20以上1.40未満。
C: 色相角が220°〜250°の範囲でない、又は、OD値(Dc値)が1.20未満。
(オレンジインク:第4インクの評価基準)
A: 色相角が50°〜70°を満たし、かつ、OD値(Dm値およびDy値の両方)が1.40以上。
B: 色相角が50°〜70°を満たし、かつ、OD値(Dm値およびDy値の両方)が1.20以上1.40未満。
C: 色相角が50°〜70°の範囲でない、又は、OD値(Dm値およびDy値の両方)がいずれも1.20未満。
(ブルーインク:第5インクの評価基準)
A: 色相角が275°〜295°を満たし、かつ、OD値(Dc値およびDm値の両方)が1.40以上。
B: 色相角が275°〜295°を満たし、かつ、OD値(Dc値およびDm値の両方)が1.20以上1.40未満。
C: 色相角が275°〜295°の範囲でない、又は、OD値(Dc値およびDm値の両方)が1.20未満。
また、PX−G930(セイコーエプソン社(Seiko Epson Corporation)製)により、上記で調製した、オレンジインク、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、及びブルーインクを用いてベタパターンを作成した。得られたベタパターンよりインクジェットインクセットとしての発色性を評価した。評価基準を以下に示す。
(インクジェットインクセットとしての評価基準)
A: インクセットを構成する各インクの発色性の評価結果が全てAである。
B: インクセットを構成する各インクの発色性の評価結果がA又はBである(Cがない)。
C: インクセットを構成する各インクの発色性の評価結果にCが1種以上含まれる。
〔ガスの発生〕
上記で調製した、オレンジインク、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、及びブルーインクを、可撓性部材からなるインク収容室を有するポリオレフィンを含むアルミニウム製のインク収容容器にそれぞれ充填した。容器を70℃、7日間放置したものと70℃、9日間放置したものをそれぞれ準備した。放置後の容器の中身をそれぞれ確認し、ガスの発生について評価した。評価基準を以下に示す。
(評価基準)
A: 70℃、9日間放置の条件でもガスの発生がなかった。
B: 70℃、9日間放置の条件ではガスの発生が認められるが、70℃、7日間放置の条件ではガスの発生がなかった。
C: 70℃、7日間放置の条件でもガスの発生が認められた。
インクジェットインクセットとしてのガスの発生を評価した。評価基準を以下に示す。
(インクジェットインクセットとしての評価基準)
A: インクセットを構成する各インクのガスの発生の評価結果が全てAである。
B: インクセットを構成する各インクのガスの発生の評価結果がA又はBである(Cがない)。
C: インクセットを構成する各インクのガスの発生の評価結果にCが1種以上含まれる。
〔吐出安定性〕
PX−G930(セイコーエプソン社(Seiko Epson Corporation)製)により、上記で調製した、オレンジインク、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、及びブルーインクを用いて、A4のベタパターンを記録した。なお、被記録媒体としては、普通紙を用いた。2000枚記録後、ノズル抜け又はインク滴の飛行曲がりの発生の有無を目視にて確認し、各インクの吐出安定性を評価した。評価基準を以下に示す。
A: 2000枚記録後、ノズル抜け又はインク滴の飛行曲がりが2ノズル以下
B: 2000枚記録後、ノズル抜け又はインク滴の飛行曲がりが3〜5ノズル
C: 2000枚記録後、ノズル抜け又はインク滴の飛行曲がりが6ノズル以上
インクジェットインクセットとしての吐出安定性を評価した。評価基準を以下に示す。
(インクジェットインクセットとしての評価基準)
A: インクセットを構成する各インクの吐出安定性の評価結果が全てAである。
B: インクセットを構成する各インクの吐出安定性の評価結果がA又はBである(Cがない)。
C: インクセットを構成する各インクの吐出安定性の評価結果にCが1種以上含まれる。
Figure 2015007178
実施例1、3、9と他の実施例の比較により、第4染料の含有量に対する水の含有量の比が11.00〜13.00であることによりガスの発生がより抑えられやすいことが分かった。また、実施例1、2、9と他の実施例の比較により、第4染料の含有窒素量が6ppm以下であることにより吐出安定性により優れることが分かった。なお、第1インク〜第4インクに加えて第5インクを備える実施例10〜実施例12のインクセットは、第1インク〜第4インクを備える実施例1〜9のインクセットと比べて色再現性に優れることは言うまでもない。
また、比較例1と実施例との比較により、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94の少なくとも1種を含まないと、発色性に劣ることが分かった。さらに、比較例2及び3と実施例との比較により、pHが8より大きいことによりガスの発生が多く、吐出安定性に劣ることが分かった。また、比較例4と実施例との比較により、第4染料の含有量が5質量%未満であることにより発色性に劣ることが分かった。

Claims (8)

  1. 少なくとも第1インク、第2インク、第3インク、及び第4インクを備え、
    前記第1インクは、水と、第1染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが90°〜120°であり、
    前記第2インクは、水と、第2染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが0°〜30°であり、
    前記第3インクは、水と、第3染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが220°〜250°であり、
    前記第4インクは、水と、前記第4インクの総質量100質量%に対して5質量%以上の第4染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが50°〜70°であり、かつ、pHが7.0〜8.0であり、
    前記第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94の少なくとも1種を含む、インクジェットインクセット。
  2. 前記第4インクの溶存窒素量が6ppm以下である、請求項1に記載のインクジェットインクセット。
  3. 前記第4インクにおいて、前記第4染料の含有量に対する前記水の含有量の比が、質量基準で、11.00〜13.00である、請求項1又は2に記載のインクジェットインクセット。
  4. 前記第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94を含み、
    前記C.I.Acid Orange94の含有量に対する前記C.I.Acid Orange33の含有量の比が、質量基準で、1〜10である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェットインクセット。
  5. 第5インクをさらに備え、
    前記第5インクは、水と、第5染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが275°〜295°であり、
    前記第5染料は、C.I.Acid Blue140及びC.I.Acid Violet48を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェットインクセット。
  6. 前記C.I.Acid Blue140の含有量は、前記第5インクの総質量100質量%に対して、6.0質量%以上であり、
    前記C.I.Acid Violet48の含有量は、前記第5インクの総質量100質量%に対して、0.5〜1.6質量%である、請求項5に記載のインクジェットインクセット。
  7. ポリオレフィンを含む容器に充填される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェットインクセット。
  8. 前記容器は、可撓性部材からなるインク収容室を有する、請求項7に記載のインクジェットインクセット。
JP2013132385A 2013-06-25 2013-06-25 インクジェットインクセット Withdrawn JP2015007178A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013132385A JP2015007178A (ja) 2013-06-25 2013-06-25 インクジェットインクセット
EP14173838.5A EP2818524B1 (en) 2013-06-25 2014-06-25 Ink jet ink for printing, ink jet ink set, and printing method
US14/314,755 US9650529B2 (en) 2013-06-25 2014-06-25 Ink jet for printing, ink jet ink set, and printing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013132385A JP2015007178A (ja) 2013-06-25 2013-06-25 インクジェットインクセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015007178A true JP2015007178A (ja) 2015-01-15

Family

ID=52337677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013132385A Withdrawn JP2015007178A (ja) 2013-06-25 2013-06-25 インクジェットインクセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015007178A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016135822A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 セイコーエプソン株式会社 インクジェット捺染用インクセット及びインクジェット捺染方法
JP2016172336A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録方法
JP2017036358A (ja) * 2015-08-06 2017-02-16 セイコーエプソン株式会社 オレンジインク組成物、インクセット、染色物の製造方法、及び染色物
JP2018094912A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 キヤノン株式会社 インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置
JP2018522956A (ja) * 2015-05-22 2018-08-16 船井電機株式会社 インク組成物およびプリントヘッド
JP2019085577A (ja) * 2019-01-11 2019-06-06 セイコーエプソン株式会社 インクジェット捺染方法
US10851256B2 (en) 2016-12-14 2020-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing method and inkjet printing apparatus

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0657651A (ja) * 1992-08-10 1994-03-01 Canon Inc 捺染方法及び該方法により得られる捺染物
JP2001115073A (ja) * 1999-10-21 2001-04-24 Seiko Epson Corp インクジェット捺染インク
JP2003034765A (ja) * 2001-05-03 2003-02-07 Eastman Kodak Co カラーインクジェットインクセット
JP2004210806A (ja) * 2002-12-26 2004-07-29 Seiko Epson Corp インクジェット捺染用インク組成物、捺染方法、及び捺染化布帛
JP2007076320A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Sharp Corp インクジェット装置
JP2007238741A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Konica Minolta Ij Technologies Inc 捺染用インクジェットインクセット及び捺染用インクジェットインクセットの製造方法
JP2009507992A (ja) * 2005-09-12 2009-02-26 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー インクジェットインクおよびインクセット
JP2009545665A (ja) * 2006-08-04 2009-12-24 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー インクジェットインクセット

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0657651A (ja) * 1992-08-10 1994-03-01 Canon Inc 捺染方法及び該方法により得られる捺染物
JP2001115073A (ja) * 1999-10-21 2001-04-24 Seiko Epson Corp インクジェット捺染インク
JP2003034765A (ja) * 2001-05-03 2003-02-07 Eastman Kodak Co カラーインクジェットインクセット
JP2004210806A (ja) * 2002-12-26 2004-07-29 Seiko Epson Corp インクジェット捺染用インク組成物、捺染方法、及び捺染化布帛
JP2009507992A (ja) * 2005-09-12 2009-02-26 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー インクジェットインクおよびインクセット
JP2007076320A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Sharp Corp インクジェット装置
JP2007238741A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Konica Minolta Ij Technologies Inc 捺染用インクジェットインクセット及び捺染用インクジェットインクセットの製造方法
JP2009545665A (ja) * 2006-08-04 2009-12-24 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー インクジェットインクセット

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016135822A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 セイコーエプソン株式会社 インクジェット捺染用インクセット及びインクジェット捺染方法
JP2016172336A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録方法
JP2018522956A (ja) * 2015-05-22 2018-08-16 船井電機株式会社 インク組成物およびプリントヘッド
JP2017036358A (ja) * 2015-08-06 2017-02-16 セイコーエプソン株式会社 オレンジインク組成物、インクセット、染色物の製造方法、及び染色物
JP2018094912A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 キヤノン株式会社 インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置
US10851256B2 (en) 2016-12-14 2020-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing method and inkjet printing apparatus
JP2019085577A (ja) * 2019-01-11 2019-06-06 セイコーエプソン株式会社 インクジェット捺染方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015007178A (ja) インクジェットインクセット
US9650529B2 (en) Ink jet for printing, ink jet ink set, and printing method
CN101410466B (zh) 组合墨液、记录方法及记录物
JP5297865B2 (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録用前処理液
JP2014080490A (ja) インクジェット用の洗浄液
JP2011079952A (ja) インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、インク記録物。
US11292930B2 (en) Textile printing ink jet ink composition set and recording method
CN102848725B (zh) 液滴喷出装置和油墨组
JP5310583B2 (ja) インクジェット記録用水性インクおよびインクカートリッジ
JP5682144B2 (ja) インクセット、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2004225018A (ja) インクジェット記録用インク、インクカートリッジ及び記録方法並びに記録装置
JP6402980B2 (ja) インクジェット捺染用インク組成物及び捺染方法
JP2019023275A (ja) 捺染用インクジェットインク組成物、インクセット及び記録方法
US9321930B2 (en) Water-based ink for ink-jet recording and ink cartridge
JP2004225018A5 (ja)
JP6202474B2 (ja) 捺染用インクジェットインク組成物
JP5699865B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
US20140292900A1 (en) Water-Based Ink for Ink-Jet Recording, Ink Cartridge and Ink-Jet Recording Apparatus
US8932392B2 (en) Water-based ink for ink-jet recording, ink cartridge, ink-jet recording apparatus and ink-jet recording method
JP5699864B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP2011195679A (ja) インクジェット捺染用インク組成物
JP5930382B2 (ja) インク組成物と洗浄液の組み合わせ
JP2000178489A (ja) 水性インク及びインクジェット記録装置
JP5310582B2 (ja) インクジェット記録用水性インクおよびインクカートリッジ
JP5445765B2 (ja) インクジェット記録用の処理液、インクセットおよびインクジェット記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160323

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160617

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161213

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20170131