JP2015007178A - インクジェットインクセット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも第1インク、第2インク、第3インク、及び第4インクを備え、第1インクは、水と、第1染料を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが90°〜120°で、第2インクは、第1染料を第2染料に変更した色相角Hが0°〜30°で、第3インクは、第1染料を第3染料に変更した色相角Hが220°〜250°で、第4インクは、水と、第4インクの総質量100質量%に対して5質量%以上の第4染料を含み、かつ、第1染料を第4染料に変更した色相角Hが50°〜70°で、かつ、pHが7.0〜8.0であり、第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94の少なくとも1種を含む、インクジェットインクセット。
【選択図】なし
Description
〔1〕
少なくとも第1インク、第2インク、第3インク、及び第4インクを備え、
前記第1インクは、水と、第1染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが90°〜120°であり、
前記第2インクは、水と、第2染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが0°〜30°であり、
前記第3インクは、水と、第3染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが220°〜250°であり、
前記第4インクは、水と、前記第4インクの総質量100質量%に対して5質量%以上の第4染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが50°〜70°であり、かつ、pHが7.0〜8.0であり、
前記第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94の少なくとも1種を含む、インクジェットインクセット。
〔2〕
前記第4インクの溶存窒素量が6ppm以下である、前項〔1〕に記載のインクジェットインクセット。
〔3〕
前記第4インクにおいて、前記第4染料の含有量に対する前記水の含有量の比が、質量基準で、11.00〜13.00である、前項〔1〕又は〔2〕に記載のインクジェットインクセット。
〔4〕
前記第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94を含み、
前記C.I.Acid Orange94の含有量に対する前記C.I.Acid Orange33の含有量の比が、質量基準で、1〜10である、前項〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載のインクジェットインクセット。
〔5〕
第5インクをさらに備え、
前記第5インクは、水と、第5染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが275°〜295°であり、
前記第5染料は、C.I.Acid Blue140及びC.I.Acid Violet48を含む、前項〔1〕〜〔4〕のいずれか一項に記載のインクジェットインクセット。
〔6〕
前記C.I.Acid Blue140の含有量は、前記第5インクの総質量100質量%に対して、6.0質量%以上であり、
前記C.I.Acid Violet48の含有量は、前記第5インクの総質量100質量%に対して、0.5〜1.6質量%である、前項〔5〕に記載のインクジェットインクセット。
〔7〕
ポリオレフィンを含む容器に充填される、前項〔1〕〜〔6〕のいずれか一項に記載のインクジェットインクセット。
〔8〕
前記容器は、可撓性部材からなるインク収容室を有する、前項〔7〕に記載のインクジェットインクセット。
本実施形態に係るインクジェットインクセットは、少なくとも第1インク、第2インク、第3インク、及び第4インクを備え、前記第1インクは、水と、第1染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが90°〜120°であり、前記第2インクは、水と、第2染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが0°〜30°であり、前記第3インクは、水と、第3染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが220°〜250°であり、前記第4インクは、水と、前記第4インクの総質量100質量%に対して5質量%以上の第4染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが50°〜70°であり、かつ、pHが7.0〜8.0であり、前記第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94の少なくとも1種を含む。
第1インクは、水と、第1染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが90°〜120°である。色相角が前記範囲である第1インクはインクセットにおける基本色の一つとして優れており、特に本実施形態に係る第2インク及び第3インクと組み合わせることで色再現性に優れたインクセットとすることができる。なお、色再現性に優れるとは、ガマット体積が向上することをいう。また、色相角Hは、実施例に記載の方法により測定することができる。
第2インクは、水と、第2染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが0°〜30°である。色相角が前記範囲である第2インクはインクセットにおける基本色の一つとして優れており、特に本実施形態に係る第1インク及び第3インクと組み合わせることで色再現性に優れたインクセットとすることができる。なお、色相角Hは、実施例に記載の方法により測定することができる。
第3インクは、水と、第3染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが220°〜250°である。色相角が前記範囲である第3インクはインクセットにおける基本色の一つとして優れており、特に本実施形態に係る第1インク及び第2インクと組み合わせることで色再現性に優れたインクセットとすることができる。なお、色相角Hは、実施例に記載の方法により測定することができる。
第4インクは、水と、第4インクの総質量100質量%に対して5質量%以上の第4染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが50°〜70°であり、かつ、pHが7.0〜8.0である。
本実施形態に係るインクジェットインクセットは、第5インクをさらに備えることが好ましい。第5インクとしては、特に限定されないが、例えば、水と、第5染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが275°〜295°であるものが挙げられる。第5インクを備えることにより、発色性、色再現性により優れる傾向にある。
第1インク、第2インク、第3インク、第4インク、及び第5インク(以下、まとめて「本実施形態で用い得るインク」ともいう。)は、それぞれ水を含む。水としては、特に限定されないが、例えば、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、又は超純水を用いることが好ましい。特に、これらの水を、紫外線照射又は過酸化水素添加等により滅菌処理した水は、長期間に亘ってカビやバクテリアの発生がより防止される傾向にある。
本実施形態で用い得るインクは、尿素をさらに含んでもよい。尿素を含むことにより、吐出安定性により優れる傾向にある。尿素の含有量は、本実施形態で用い得るインクそれぞれを100質量%として、1〜10質量%が好ましく、2〜8質量%がより好ましい。尿素の含有量が1質量%以上であることにより、染着濃度が高い場合の被記録媒体の摩擦堅牢性がより向上する傾向にある。また、尿素の含有量が10%以下であることにより、滲みをより抑制することができる傾向にある。
本実施形態で用い得るインクは、保湿剤をさらに含んでもよい。保湿剤を含むことにより、記録装置の記録ヘッドのノズルからの吐出安定性がより向上する傾向にある。保湿剤としては、特に限定されず、通常のインクに保湿剤として使用されている化合物を用いることができ、例えば、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、又はペンタエリスリトール等のポリオール類、及びそのエーテル又はエステル等の誘導体;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、又はε−カプロラクタム等のラクタム類;チオ尿素、エチレン尿素、又は1,3−ジメチルイミダゾリジノン類等の尿素類;マルチトール、ソルビトール、グルコノラクトン、又はマルトース等の糖類が挙げられる。なお、保湿剤は、一種単独で用いても、二種以上を併用してもよい。
本実施形態で用い得るインクは、浸透剤としても機能し得る水溶性有機溶剤をさらに含んでもよい。水溶性有機溶剤を含むことにより、被記録媒体への濡れ性を高めて本実施形態で用い得るインクの浸透性がより向上する傾向にある。そのような水溶性有機溶剤としては、通常のインクに水溶性有機溶剤として使用されている化合物を用いることができ、例えば、エタノール又はプロパノール等の低級アルコール類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等のセロソルブ類;ジエチレングリコールモノメチルエーテル又はジエチレングリコールモノエチルエーテル等のカルビトール類;エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、又はトリエチレングリコールモノブチルエーテル等のグリコールエーテル類が挙られる。なお、水溶性有機溶剤は、一種単独で用いても、二種以上を併用してもよい。
本実施形態で用い得るインクは、浸透剤としても機能し得る界面活性剤をさらに含んでもよい。浸透剤としても機能し得る界面活性剤を含むことにより、被記録媒体への濡れ性を高めて本実施形態で用い得るインクの浸透性がより向上する傾向にある。そのような界面活性剤としては、通常のインクに界面活性剤として使用されている化合物を用いることができ、例えば、脂肪酸塩類;アルキル硫酸エステル塩類等のアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等のノニオン性界面活性剤;サーフィノール61、82、104、440、465、485(エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社製)、オルフィンE1010、オルフィンPD002W(日信化学工業社製)等のアセチレングリコール系界面活性剤;カチオン性界面活性剤;両イオン性界面活性剤が挙げられる。なお、界面活性剤は、一種単独で用いても、二種以上を併用してもよい。
本実施形態で用い得るインクは、さらに必要に応じて、防黴剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤、酸素吸収剤、pH調整剤(例えば、トリエタノールアミン、アジピン酸、水酸化カリウム)、又は溶解助剤、その他、通常のインクにおいて用いることができる各種添加剤を含んでもよい。なお、各種添加剤は、一種単独で用いても、二種以上を併用してもよい。
本実施形態で用い得るインクの表面張力は、25〜40mN/mが好ましく、28〜35mN/mがより好ましい。本実施形態で用い得るインクの表面張力が上記範囲内であることにより、印字品質と、低温領域での吐出安定性等の信頼性と、のバランスにより優れる傾向にある。
本実施形態で用い得るインクの20℃における粘度は、8.0mPa・s以下が好ましく、1.5〜6.0mPa・sがより好ましい。本実施形態で用い得るインクの20℃における粘土が上記範囲内であることにより、印字品質と、低温領域での吐出安定性等の信頼性と、のバランスにより優れる傾向にある。
本実施形態に係るインクジェットインクセットは、ポリオレフィンを含む容器(以下、「インク収容容器」ともいう。)に充填されるものであることが好ましい。
下記の実施例及び比較例において使用したインクの主な材料は、以下の通りである。
〔色材〕
C.I.Acid Orange33
C.I.Acid Orange94
C.I.Acid Orange56
C.I.Acid Yellow79
C.I.Acid Red138
C.I.Acid Violet97
C.I.Direct Blue87
C.I.Acid Blue140
C.I.Acid Violet48
〔保湿剤〕
2−ピロリドン
グリセリン
トリエチレングリコール
〔水溶性有機溶剤〕
ジエチレングリコールモノブチルエーテル
トリエチレングリコールモノブチルエーテル
〔界面活性剤〕
オルフィンE1010(アセチレングリコール系界面活性剤、日信化学工業社製)
オルフィンPD002W(アセチレングリコール系界面活性剤、日信化学工業社製)
〔pH調整剤〕
トリエタノールアミン
アジピン酸
水酸化カリウム
〔尿素〕
尿素
各材料を下記の表1及び2に示す組成(質量%)で混合し、十分に撹拌し、オレンジインク(以下、「Orインク」ともいう。)、イエローインク(以下、「Yインク」ともいう。)、マゼンタインク(以下、「Mインク」ともいう。)、シアンインク(以下、「Cインク」ともいう。)、及びブルーインク(以下、「Buインク」ともいう。)をそれぞれ得た。
各インクの色相角は、各インクを水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率を、D65光源2゜視野、透過光路長10mmの測定条件下において、測色計Spectrolino(グレタグマクベス(GretagMacbeth)社製商品名)を用いて測定し、得られた分光透過率に基づいて、L*a*b*表色系で表した場合の値として求めた。
ガラス電極pHメーターで測定した。
各インクの溶存窒素量は、ガスクロマトグラフ6890N(Agilent社製商品名)を用い、質量換算で測定した。
〔発色性〕
PX−G930(セイコーエプソン社(Seiko Epson Corporation)製)により、上記で調製した、オレンジインク、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、及びブルーインクのベタパターンをそれぞれ作成した。被記録媒体としては、布帛(絹)を用いた。以上のようにして得られた、オレンジインク、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、及びブルーインクのベタパターンより、各色のインクの発色性を評価した。評価基準を以下に示す。
(イエローインク:第1インクの評価基準)
A: 色相角が90°〜120°を満たし、かつ、OD値(Dy値)が1.40以上。
B: 色相角が90°〜120°を満たし、かつ、OD値(Dy値)が1.20以上1.40未満。
C: 色相角が90°〜120°の範囲でない、又は、OD値(Dy値)が1.2未満。
(マゼンタインク:第2インクの評価基準)
A: 色相角が0°〜30°を満たし、かつ、OD値(Dm値)が1.40以上。
B: 色相角が0°〜30°を満たし、かつ、OD値(Dm値)が1.20以上1.40未満。
C: 色相角が0°〜30°の範囲でない、又は、OD値(Dm値)が1.20未満。
(シアンインク:第3インクの評価基準)
A: 色相角が220°〜250°を満たし、かつ、OD値Dc値)が1.40以上。
B: 色相角が220°〜250°を満たし、かつ、OD値(Dc値)が1.20以上1.40未満。
C: 色相角が220°〜250°の範囲でない、又は、OD値(Dc値)が1.20未満。
(オレンジインク:第4インクの評価基準)
A: 色相角が50°〜70°を満たし、かつ、OD値(Dm値およびDy値の両方)が1.40以上。
B: 色相角が50°〜70°を満たし、かつ、OD値(Dm値およびDy値の両方)が1.20以上1.40未満。
C: 色相角が50°〜70°の範囲でない、又は、OD値(Dm値およびDy値の両方)がいずれも1.20未満。
(ブルーインク:第5インクの評価基準)
A: 色相角が275°〜295°を満たし、かつ、OD値(Dc値およびDm値の両方)が1.40以上。
B: 色相角が275°〜295°を満たし、かつ、OD値(Dc値およびDm値の両方)が1.20以上1.40未満。
C: 色相角が275°〜295°の範囲でない、又は、OD値(Dc値およびDm値の両方)が1.20未満。
(インクジェットインクセットとしての評価基準)
A: インクセットを構成する各インクの発色性の評価結果が全てAである。
B: インクセットを構成する各インクの発色性の評価結果がA又はBである(Cがない)。
C: インクセットを構成する各インクの発色性の評価結果にCが1種以上含まれる。
上記で調製した、オレンジインク、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、及びブルーインクを、可撓性部材からなるインク収容室を有するポリオレフィンを含むアルミニウム製のインク収容容器にそれぞれ充填した。容器を70℃、7日間放置したものと70℃、9日間放置したものをそれぞれ準備した。放置後の容器の中身をそれぞれ確認し、ガスの発生について評価した。評価基準を以下に示す。
(評価基準)
A: 70℃、9日間放置の条件でもガスの発生がなかった。
B: 70℃、9日間放置の条件ではガスの発生が認められるが、70℃、7日間放置の条件ではガスの発生がなかった。
C: 70℃、7日間放置の条件でもガスの発生が認められた。
(インクジェットインクセットとしての評価基準)
A: インクセットを構成する各インクのガスの発生の評価結果が全てAである。
B: インクセットを構成する各インクのガスの発生の評価結果がA又はBである(Cがない)。
C: インクセットを構成する各インクのガスの発生の評価結果にCが1種以上含まれる。
PX−G930(セイコーエプソン社(Seiko Epson Corporation)製)により、上記で調製した、オレンジインク、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、及びブルーインクを用いて、A4のベタパターンを記録した。なお、被記録媒体としては、普通紙を用いた。2000枚記録後、ノズル抜け又はインク滴の飛行曲がりの発生の有無を目視にて確認し、各インクの吐出安定性を評価した。評価基準を以下に示す。
A: 2000枚記録後、ノズル抜け又はインク滴の飛行曲がりが2ノズル以下
B: 2000枚記録後、ノズル抜け又はインク滴の飛行曲がりが3〜5ノズル
C: 2000枚記録後、ノズル抜け又はインク滴の飛行曲がりが6ノズル以上
(インクジェットインクセットとしての評価基準)
A: インクセットを構成する各インクの吐出安定性の評価結果が全てAである。
B: インクセットを構成する各インクの吐出安定性の評価結果がA又はBである(Cがない)。
C: インクセットを構成する各インクの吐出安定性の評価結果にCが1種以上含まれる。
Claims (8)
- 少なくとも第1インク、第2インク、第3インク、及び第4インクを備え、
前記第1インクは、水と、第1染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが90°〜120°であり、
前記第2インクは、水と、第2染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが0°〜30°であり、
前記第3インクは、水と、第3染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが220°〜250°であり、
前記第4インクは、水と、前記第4インクの総質量100質量%に対して5質量%以上の第4染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが50°〜70°であり、かつ、pHが7.0〜8.0であり、
前記第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94の少なくとも1種を含む、インクジェットインクセット。 - 前記第4インクの溶存窒素量が6ppm以下である、請求項1に記載のインクジェットインクセット。
- 前記第4インクにおいて、前記第4染料の含有量に対する前記水の含有量の比が、質量基準で、11.00〜13.00である、請求項1又は2に記載のインクジェットインクセット。
- 前記第4染料は、C.I.Acid Orange33及びC.I.Acid Orange94を含み、
前記C.I.Acid Orange94の含有量に対する前記C.I.Acid Orange33の含有量の比が、質量基準で、1〜10である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェットインクセット。 - 第5インクをさらに備え、
前記第5インクは、水と、第5染料と、を含み、かつ、水で1000倍に希釈した希釈液の分光透過率から算出される色相角Hが275°〜295°であり、
前記第5染料は、C.I.Acid Blue140及びC.I.Acid Violet48を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェットインクセット。 - 前記C.I.Acid Blue140の含有量は、前記第5インクの総質量100質量%に対して、6.0質量%以上であり、
前記C.I.Acid Violet48の含有量は、前記第5インクの総質量100質量%に対して、0.5〜1.6質量%である、請求項5に記載のインクジェットインクセット。 - ポリオレフィンを含む容器に充填される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェットインクセット。
- 前記容器は、可撓性部材からなるインク収容室を有する、請求項7に記載のインクジェットインクセット。
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