JP2006019591A - 配線基板の製造方法および配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】コア基板を有さず、高分子材料からなる誘電体層と導体層とが交互に積層された配線基板が容易に得られ、かつ半導体チップ接続側の金属端子パッドを更に高密度化できる配線基板の製造方法と、それにより得られる配線基板を提供する。
【解決手段】2つの金属箔が密着してなる金属箔密着体を用意し、その一方の表面に誘電体層と導体層を交互に積層して積層シート体を形成する。その積層シート体の主表面には第一金属端子パッドPD1が設けられる。積層シート体の周囲部を除去し、片方の金属箔が積層シート体に付着した状態で前記金属箔密着体を剥離する。その後、付着した金属箔の表面をマスク材で覆い、第二金属端子パッドを形成する領域が開口するようにパターン形成する。そして電解メッキ処理を行い、各金属端子パッドPD1,PD2に電解メッキ表面層NMを形成する。マスク材を除去した後に、電解メッキ表面層NMをエッチングレジストとした、金属箔のエッチング処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線基板の製造方法および配線基板に関するものである。
近年、電子機器における高機能化並びに軽薄短小化の要求により、ICチップやLSI等の電子部品では高密度集積化が急速に進んでおり、これに伴い、電子部品を搭載するパッケージ基板には、従来にも増して高密度配線化及び多端子化が求められている。
このようなパッケージ基板としては、現状において、ビルドアップ多層配線基板が採用されている。ビルドアップ多層配線基板とは、補強繊維に樹脂を含浸させた絶縁性のコア基板(FR−4等のガラスエポキシ基板)のリジッド性を利用し、その両主表面上に、高分子材料からなる誘電体層と導体層とが交互に配されたビルドアップ層を形成したものである。このようなビルドアップ多層配線基板では、ビルドアップ層において高密度配線化が実現されており、一方、コア基板は補強の役割を果たす。そのため、コア基板は、ビルドアップ層と比べて非常に厚く構成され、またその内部にはそれぞれの主表面に配されたビルドアップ層間の導通を図るための配線(例えば、スルーホール導体と呼ばれる)が厚さ方向に貫通形成されている。ところが、使用する信号周波数が1GHzを超える高周波帯域となってきた現在では、そのような厚いコア基板を貫通する配線は、大きなインダクタンスとして寄与してしまうという問題があった。
そこで、そのような問題を解決するため、特許文献1に示されるような、コア基板を有さず、高密度配線化が可能なビルドアップ層を主体とした配線基板が提案されている。このような配線基板では、コア基板が省略されているため、全体の配線長が短く構成され、高周波用途に供するのに好適である。このような配線基板を製造するためには、段落0012〜0029及び図1〜4に記載されているように、金属板上にビルドアップ層を形成した後、該金属板をエッチングすることにより薄膜のビルドアップ層のみを得る。そして、このビルドアップ層が配線基板とされる。
特開2002−26171号公報
しかし、特許文献1に記載された製造方法の場合、ビルドアップ層が形成される金属板は、製造時における補強の役割を担うことが可能な程度の厚さ(例えば、銅板にして0.8mm程度)に設定されるが、ビルドアップ層を形成した後にそれを全てエッチングすることは、時間が掛かり過ぎる(例えば、銅板0.8mmに対して30分程度)など工程上の無駄が多いという問題があった。
一方、このようなコア基板を有さない配線基板において、半導体チップ接続側の金属端子パッドの表面には半田バンプや半田コートが形成される。これら半田バンプや半田コートは半導体チップとの接続のために必要なもので、従来から、半田ペーストを金属端子パッド表面へ印刷し、その後にリフローすることにより形成されてきた。しかしながらこの方法では例えばピッチが150μm以下の金属端子パッドに対応することは困難であった。
そこで、本発明では、コア基板を有さず、高分子材料からなる誘電体層と導体層とが交互に積層された配線基板が容易に得られ、かつ半導体チップ接続側の金属端子パッドを更に高密度化できる配線基板の製造方法と、それにより得られる配線基板を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために本発明の配線基板の製造方法は、コア基板を有さず、かつ両主表面が誘電体層にて構成されるよう、高分子材料からなる誘電体層と導体層とが交互に積層され、一方の主表面に複数の第一金属端子パッドが設けられ、他方の主表面に複数の第二金属端子パッドが設けられるとともに、これら複数の第一及び第二金属端子パッドに電解メッキ表面層が形成された配線基板を製造するために、
製造時における補強のための支持基板上に形成された下地誘電体シートの主表面上に、該主表面に包含されるよう配された、2つの金属箔が密着してなる金属箔密着体と、該金属箔密着体を包むよう形成され、かつ該金属箔密着体の周囲領域にて前記下地誘電体シートと密着して該金属箔密着体を封止する第一誘電体シートと、その第一誘電体シート内に形成され、前記金属箔密着体と接続する複数の第一ビア導体と、を有する積層シート体を形成し、
該積層シート体において露出した主表面には、誘電体シート間に設けられた導体層及び誘電体シート内に設けられたビア導体を通じて前記金属箔密着体に連結された複数の第一金属端子パッドが形成され、
前記積層シート体のうち、前記金属箔密着体上の領域を前記配線基板となるべき配線積層部として、その周囲部を除去し、該配線積層部の端面を露出させた後、前記配線積層部を前記支持基板から、片方の金属箔が付着した状態で、前記金属箔密着体における2つの金属箔の界面にて剥離し、
前記配線積層部の前記第一誘電体シートに付着した前記金属箔の表面をマスク材を用いて覆い、前記複数の第一ビア導体に対応する領域が露出するようにパターン形成し、
その複数の露出領域または前記複数の第一金属端子パッドのいずれかから電流を供給して電解メッキ処理を行うことにより、前記複数の露出領域および前記複数の第一金属端子パッドのそれぞれの表面に電解メッキ表面層を形成し、
前記マスク材を除去して、前記金属箔上の、前記電解メッキ表面層が形成されていない領域を露出させるとともに、
前記電解メッキ表面層がエッチング保護層として作用する条件で前記金属箔をエッチング処理することにより、前記金属箔の、前記電解メッキ表面層が形成されていない領域を選択的にエッチングし、前記第一ビア導体と接続され且つ残存した前記金属箔と、その表面を覆う電解メッキ表面層からなる第二金属端子パッドを形成することを主要な特徴とする。
上記本発明によると、本発明の配線基板の製造方法は、図1〜図3を参照して簡略に説明すると、(a)支持基板20(特許文献1における金属板に該当する)上に形成された下地誘電体シート21上に、配線基板となるべき配線積層部100(図4参照)を含有する積層シート体10を形成し、(b)積層シート体10のうち配線積層部100の周囲部(図中の破線部)を除去することにより、配線積層部100の端面103を露出させて、(c)配線積層部100を支持基板20(及び下地誘電体シート21)から剥離する。このように、配線積層部と支持基板との分離を剥離により行うことで、容易に配線基板を得ることが可能となっている。また、配線積層部と支持基板との分離をエッチングにより行わないため、支持基板の両主表面に積層シート体を形成することもでき、ひいては配線基板の量産が可能となる。
以下、図1のそれぞれの工程に関して詳細な説明を行う。図1(a)では、支持基板20上に形成された下地誘電体シート21上に、配線基板となるべき配線積層部100(図4参照:詳細は後述)を含有する積層シート体10が形成されている。積層シート体10では、下地誘電体シート21の主表面に包含されるように、2つの金属箔5a、5bが密着してなる金属箔密着体5が配され、該金属箔密着体5を包むように第一誘電体シート11が配されている。なお、積層シート体10は、この他に、誘電体シート間に設けられた導体層31、32と、誘電体シート内に設けられたビア導体41、43と、これらにより金属箔密着体5に連結された第一金属端子パッドPD1とを有するが、これらに関しては後述する。そして、該金属箔密着体5を包むよう形成された第一誘電体シート11は、金属箔密着体5(上側金属箔5b)に密着するとともに、金属箔密着体5の周囲領域21cにて下地誘電体シート21と密着しており、これによって、金属箔密着体5は第一誘電体シート11に封止された状態とされている。
このように金属箔密着体5が第一誘電体シート11に封止されていることにより、金属箔密着体5(下側金属箔5a)と下地誘電体シート21との界面に膨れや剥れが生じることなく、積層シート体10を形成することができる。そしてその後、図1(b)において、第一誘電体シート11と下地誘電体シート21とが密着している周囲領域21cが除去されるので、図1(c)において、金属箔密着体5の界面で配線積層部100の剥離を容易に行うことが可能となる。つまり、このように構成することにより、密着性が要求される積層シート体の形成(図1(a))と、剥離容易性が要求される配線積層部の剥離(図1(c))とを、どちらも良好に行うことが可能となる。
積層シート体10のうち、金属箔密着体5上の領域は、配線積層部100とされている。配線積層部100は、図1(c)の剥離により上側金属箔5bが付着した状態で得られ、その後配線基板となるべきものである。すなわち、コア基板を有さず、かつ両主表面が誘電体層にて構成されるよう、高分子材料からなる誘電体層と導体層とが交互に積層された構造を有する(詳細な構造については後述する)。
次に、図1(b)では、積層シート体10のうち、配線積層部100の周囲部(図中の破線部)を除去し、該配線積層部100の端面103を露出させる。つまり、第一誘電体シート11と下地誘電体シート21とが密着している周囲領域21cが取り除かれ、金属箔密着体5の端面が露出することになる。これにより、図1(c)のように、配線積層部100を支持基板20から、金属箔密着体5の界面(すなわち、下側金属箔5aと上側金属箔5bとの界面)にて容易に剥離することができる。なお、積層シート体10において配線積層部100の周囲部(図中の破線部)を除去する際、該周囲部とともに、支持基板20及び下地誘電体シート21の該周囲部下にあたる領域も除去するようにすれば、配線積層部100の端面103の露出を容易に行うことができる。
また、図1(b)では配線積層部100の周囲部を除去する際に、第一誘電体シート11と下地誘電体シート21とが密着している周囲領域21cを取り除き、金属箔密着体5の端部を露出させることで配線積層部100の剥離が可能となるが、金属箔密着体5の端部をより確実に露出させるため、図4(a)及び(b)に示すように、配線積層部100を、金属箔密着体5のうち外縁端付近を除いた部分及び該部分上の領域によって構成し、その周囲領域を除去、すなわち金属箔密着体5の外縁端付近も除去するようにすることができる。
次に、積層シート体10は、その他、誘電体シート間に設けられた導体層31、32と、誘電体シート内に設けられたビア導体41、43と、これらにより金属箔密着体5にそれぞれ連結され、かつ積層シート体10の主表面に露出してなる複数の第一金属端子パッドPD1とを有する。つまり、複数の第一金属端子パッドPD1は、互いに電気的に連結されているので、複数の第一金属端子パッドPD1のいずれかから、電流を供給して電解メッキ処理を行うことにより、複数の第一金属端子パッドPD1のそれぞれの表面に電解メッキ表面層を形成することができる。
剥離工程の後、上側金属箔5bの表面にマスク材50(感光性レジスト)を用いてコーティングし、図2(d)に示すように第一ビア導体41に対応する領域50aが露出するようにパターン形成する。この露出領域50aは後述するように、第二金属端子パッドPD2となる部分である。マスク材50には例えば感光性のドライフィルムを用い、フォトリソ工程を用いてパターニングするとよい。このようにすると、高密度なパターン形成が可能になる。パターン形成した後に、電解メッキ処理を行うことにより、複数の露出領域50aと、第一金属端子パッドPD1のそれぞれの表面に電解メッキ表面層NMを形成する(図2(e))。この電解メッキ処理は第一金属端子パッドPD1または露出領域50aのいずれかにメッキバーを接続して電流を供給しながら行う。電解メッキ表面層NMは例えばNiメッキと半田メッキをこの順で行ったり、NiメッキとAuメッキをこの順で行ったりできる。また、半田メッキのみを単独で行うことも可能である。
次に、マスク材50を除去し(図3(f))、電解メッキ表面層NMがエッチングレジストとなる条件で上側金属箔5bをエッチングする。エッチングは、例えば電解メッキ表面層NMをNi−半田メッキ層とした場合、アルカリ系のエッチング液を用いると可能である。この結果、第一金属端子パッドに接続され且つ残存した上側金属箔5bと、その表面を覆う電解メッキ表面層NMからなる第二金属端子パッドPD2が形成される。
第一金属端子パッドPD1上及び第二金属端子パッドPD2上にNi−半田メッキ層を形成した場合は、例えばハンダボール等の外部基板との接合部材が設置されるが、電解メッキ処理により電解メッキ表面層を形成するので、メッキ浴に還元剤が使用されず、ハンダに対するぬれ性や密着性の良好なメッキ表面層が得られる利点がある。これにより、金属端子パッドと接合部材(ハンダボール等)との接続信頼性が向上する。また、通常、電解メッキ処理を施すためには、配線とともにメッキタイバーを誘電体層間に挿入する必要があるが、上記のように第一金属端子パッドPD1または露出領域50aのいずれかにメッキバーを接続する方法を用いれば、誘電体層間にメッキタイバーを配す必要がないという利点もある。メッキタイバーは、高密度配線化の妨げになるばかりでなく、末端が電気的に開放した不要な導通路として配線基板に残るため、該部分がノイズ収拾源となって、耐ノイズ性が悪化したり、あるいはパッドを含んだ伝送経路のインピーダンス不整合を招く原因となるという問題がある。
また、第一金属端子パッドPD1上及び第二金属端子パッドPD2上にNi−Auメッキ層を形成した場合は、これらの金属端子パッドは例えばボンディングパッドとして使用され、ワイヤーボンディングによって外部基板と接続される。この場合も、電解メッキ処理によって電解メッキ表面層を形成するので、還元剤などの影響を受けない良質なメッキ表面層が得られる。これにより、ワイヤーボンディングの接続信頼性が向上する。
以上説明したように各金属端子パッドPD1,PD2を形成すると、フォトリソ工程により微細化できるとともに、電解メッキ表面層によって、半田ボール等の接続部材とのぬれ性や接続信頼性が向上し、また、ワイヤーボンディングをする際にも接続信頼性が向上する。
一方、詳細は後述するが、以下の方法を用いると、第一金属端子パッドPD1上と第二金属端子パッドPD2上に異なる種類の金属メッキ表面層を形成することが可能である。まず、配線積層部100を形成する際に、剥離工程の前に第一の電解メッキ処理(例えばNi−Auメッキ)を施して、第一金属端子パッドPD1上に第一電解メッキ表面層を形成する。その後、上側金属箔5bが付着した状態で配線積層部100を剥離し、第一金属端子パッドPD1側をマスク材を用いてコーティングし、露光工程などを行わず、全面がマスク材で保護されるようにする。そして、上側金属箔5bをマスク材でコーティングし、第一ビア導体41に対応する領域が開口するようにパターン形成する。その後、第二の電解メッキ処理(例えばNi−半田メッキ)を施して、露出領域50aに第二電解メッキ表面層を形成する。そして第一金属端子パッドPD1側のマスク材と、上側金属箔5b側のマスク材を除去し、第二電解メッキ表面層がエッチングレジストとなる条件で上側金属箔5bをエッチングする。これにより、残存した上側金属箔5bと、その表面を覆う第二電解メッキ表面層からなる第二金属端子パッドPD2が形成される。
上述の配線基板の製造方法は、言い換えると、コア基板を有さず、かつ両主表面が誘電体層にて構成されるよう、高分子材料からなる誘電体層と導体層とが交互に積層され、一方の主表面に複数の第一金属端子パッドが設けられ、他方の主表面に複数の第二金属端子パッドが設けられるとともに、これら複数の第一及び第二金属端子パッドに電解メッキ表面層が形成された配線基板を製造するために、
製造時における補強のための支持基板上に形成された下地誘電体シートの主表面上に、該主表面に包含されるよう配された、2つの金属箔が密着してなる金属箔密着体と、該金属箔密着体を包むよう形成され、かつ該金属箔密着体の周囲領域にて前記下地誘電体シートと密着して該金属箔密着体を封止する第一誘電体シートと、その第一誘電体シート内に形成され、前記金属箔密着体と接続する複数の第一ビア導体と、を有する積層シート体を形成し、
該積層シート体において露出した主表面には、誘電体シート間に設けられた導体層及び誘電体シート内に設けられたビア導体を通じて前記金属箔密着体に連結された複数の前記第一金属端子パッドが形成されており、前記複数の第一金属端子パッドのいずれかから電流を供給して第一の電解メッキ処理を行うことにより、前記複数の第一金属端子パッドのそれぞれの表面に第一電解メッキ表面層を形成するとともに、
前記積層シート体のうち、前記金属箔密着体上の領域を前記配線基板となるべき配線積層部として、その周囲部を除去し、該配線積層部の端面を露出させた後、前記配線積層部を前記支持基板から、片方の金属箔が付着した状態で、前記金属箔密着体における2つの金属箔の界面にて剥離し、
前記配線積層部の、前記複数の第一金属端子パッドが形成されている主表面を全面にわたって第一のマスク材で覆い、
前記配線積層部の前記第一誘電体シートに付着した前記金属箔の表面を第二のマスク材を用いて覆い、前記複数の第一ビア導体に対応する領域がそれぞれ露出するようにパターン形成し、
第二の電解メッキ処理を行うことにより、前記複数の露出領域に第二電解メッキ表面層を形成し、
前記第一のマスク材を除去して、前記複数の第一金属端子パッドを露出させ、
前記第二のマスク材を除去して、前記金属箔上の、前記第二電解メッキ表面層が形成されていない領域を露出させるとともに、
前記第二電解メッキ表面層がエッチング保護層として作用する条件で前記金属箔をエッチング処理することにより、前記金属箔の、前記第二電解メッキ表面層が形成されていない領域を選択的にエッチングし、前記第一ビア導体と接続され且つ残存した前記金属箔と、その表面を覆う第二電解メッキ表面層からなる第二金属端子パッドを形成することを主要な特徴とする。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図5は、本発明の配線基板の製造方法により得られる配線基板1の断面構造の概略を表す図である。配線基板1は、高分子材料からなる誘電体層(B1〜B3、SR)と導体層(M1、M2、PD1)とが交互に積層された構造を有する。その第一主表面MP1は、外部基板へ接続するための接続面とされ、主表面をなす誘電体層(ソルダーレジスト層)SRには開口が形成されており、該開口内には外部基板への接続を担うハンダボール(後述)を設置するための第一金属端子パッドPD1が露出している。第二主表面MP2には電子部品と接続するための第二金属端子パッドPD2が形成されている。
また、金属層M1、M2において配線CLが形成されており、誘電体層B1〜B3内には該配線CLに接続されるビア導体VAが埋設形成されている。そして、配線CL及びビア導体VAにより、電気導通路(例えば第一金属端子パッドPD1から第二金属端子パッドPD2への)が形成される。なお、誘電体層B1〜B3、SRは、例えばエポキシ樹脂を主成分とする材料にて構成することができ、また配線CL、ビア導体VA及び第一金属端子パッドPD1は、例えば銅を主成分とする材料にて構成することができる。また、第一及び第二金属端子パッドPD1,PD2は、その表面に電解メッキ処理により得られる、例えばNi−AuメッキやNi−Snメッキによる電解メッキ表面層が施されている。なお、電解メッキ表面層は、他に例えばSn(ハンダ)メッキのみにより構成することも可能である。
以上のような配線基板1は、図6に示すように、第一金属端子パッドPD1に外部基板への接続を担うハンダボールSBが設置され、一方、第二主表面MP2には、補強枠(スティフナー)STが設置されるとともに、第二金属端子パッドPD2にハンダバンプFBが形成され、そのハンダバンプFBに電子部品ICがフリップチップ接続され、また電子部品IC下の隙間がアンダーフィル材UFにて充填されることで、半導体装置300となる。
以下、本発明の実施形態である配線基板の製造方法の一例を説明する。図7〜図10は製造工程を表す図である。工程1〜5に示す支持基板20上に積層シート体10を形成していく工程は、周知のビルドアップ法等により行うことができる。まず、図7の工程1に示すように、製造時における補強のための支持基板20上に下地誘電体シート21を形成する。支持基板20は、下地誘電体シート21が密着するものであれば特には限定されないが、例えばFR−4等のガラスエポキシ基板(上述のようにコア基板に用いられる材料である)にて構成することができる。また、下地誘電体シート21も、特には限定されないが、例えば後述する第一誘電体シート11と同材料、すなわちエポキシを主成分とする材料にて構成することができる。
次に、工程2に示すように、下地誘電体シート21の主表面上に、該主表面に包含されるよう配され、2つの金属箔5a、5bが密着してなる金属箔密着体5を配す。なお、金属箔密着体5は、半硬化状態の下地誘電体シート21上に配すようにすることができる。これにより、以降の工程で金属箔密着体5(下側金属箔5a)が下地誘電体シート21から剥れない程度の密着性が得られやすくなる。また、金属箔密着体5は、例えば2つの銅箔を金属メッキ(例えばCr)を介して密着させたものを用いることができる。このような金属箔密着体5は、剥離が可能となる。
次に、工程3に示すように、金属箔密着体5を包むように第一誘電体シート11を形成する。そして、第一誘電体シート11は、金属箔密着体5(上側金属箔5b)とともに、金属箔密着体5の周囲領域にて下地誘電体シート21と密着して、金属箔密着体5を封止する。なお、誘電体シートの形成は、例えば周知の真空ラミネーション法を用いることができる。
次に、図8の工程4に示すように、第一誘電体シート11上に第一導体層31をパターン形成し、また第一誘電体シート11には該第一導体層31と金属箔密着体5とを接続する第一ビア導体41を形成する。なお、導体層の形成は、例えば周知のセミアディティブ法により形成することができる。また、ビア導体は、例えば周知のフォトビアプロセスによりビア孔を形成し、該ビア孔を、上記セミアディティブ法における無電解メッキによって充填することにより得ることができる。
次に、第一誘電体シート11(及び第一導体層31)上に第二誘電体シート12を形成し、該第二誘電体シート12内にビア導体42を形成するとともに、該第二誘電体シート12上に第二導体層32を形成する。そして、同様の工程を繰り返して、誘電体シート13、14、ビア導体43、導体層33を形成していき、工程5に示すような積層シート体10を形成する。なお、本実施形態では、積層シート体10は、金属箔密着体5及び4層の誘電体シート11〜14にて構成されているが、誘電体シートの層数はこれに限られることはない。以上により、下地誘電体シート21の主表面上に、該主表面に包含されるよう配された金属箔密着体5と、該金属箔密着体5を包むよう形成され、かつ該金属箔密着体5の周囲領域にて下地誘電体シート21と密着して該金属箔密着体5を封止する第一誘電体シート11と、を有する積層シート体10が形成される。
なお、誘電体シート11〜14は、エポキシを主成分とする材料にて構成することができる。また、導体層31〜33とビア導体41〜43は銅を主成分として構成することができる。
本実施形態では、積層シート体10の上側の露出した主表面が、図5に示す配線基板1の第一主表面MP1となるように形成されている。したがって、積層シート体10の上側主表面をなす誘電体シート14は、図5の配線基板1のソルダーレジスト層SRに該当し、またその開口14a内に露出する導体層33は、図5の配線基板1の第一金属端子パッドPD1に該当する。
次に、積層シート体10は、金属箔密着体5上の領域が、配線基板1(図5参照)となるべき配線積層部100となるよう形成されている。そこで、工程6に示すように、配線積層部100の周囲領域を除去し、端面103を露出させる(図9の工程7)。その際、配線積層部100と周囲部との境界において、その下の下地誘電体シート21及び支持基板20ごと、例えばブレード刃等により切断する。このようにして、配線積層部100の周囲領域とともに、支持基板20及び下地誘電体シート21のうちの該周囲部下にあたる領域も除去するようにすると、端面103の露出が容易である。
次に、工程8に示すように、配線積層部100を支持基板20から、片方の金属箔(上側金属箔5b)が付着した状態で、金属箔密着体5における2つの金属箔5a、5bの界面にて剥離する。
その後、工程9、10に示すように、第一誘電体シート11に付着した上側金属箔5bの表面をマスク材50(感光性レジスト)を用いて覆い、フォトリソ工程を用いて、第一ビア導体41に対応する領域が開口するようにパターン形成する。これによって上側金属箔5bに、露出した(マスク材50に覆われていない)領域50aが形成される。
次に、工程11に示すように、メッキバー70を第一金属端子パッドPD1に接続し、電流を供給して電解メッキ処理を行うことにより、第一金属端子パッドPD1表面に電解メッキ表面層NMを形成する。第一金属端子パッドPD1はビア導体41〜43及び導体層31〜32によって上側金属箔5bと接続しているので、上側金属箔5bの露出領域50aにも電解メッキ表面層NMが形成される。この電解メッキ表面層NMはNi−半田メッキ層やNi−Auメッキ層とすることができる。例えばNi−半田メッキ層とした場合、表層に半田メッキが形成されるので、半田ボールSBや半田バンプFB(図6)に対するぬれ性や密着性を向上できる。さらに、Ni−Auメッキ層とした場合、ワイヤーボンディングに好適な表面層として使用できる。
なお、メッキバー70の接続先は第一金属端子パッドPD1に限らず、第二金属端子パッドPD2でもよい。また、図示しないが、マスク材50にメッキバー70を接続するための専用の開口部を形成して、そこから電流を供給しながら電解メッキ処理を行ってもよい。
次に、工程12に示すように、マスク材50を除去し、上側金属箔5b上の、電解メッキ表面層NMが形成されていない領域50bを露出させる。その後、工程13に示すように、電解メッキ表面層NMがエッチング保護層として作用する条件でエッチング処理することにより、上側金属箔5bの、電解メッキ表面層NMが形成されていない領域50bを選択的にエッチングする。これにより、電解メッキ表面層NMがエッチングレジストとなり、第一ビア導体41に対応する位置に第二金属端子パッドPD2が形成される。このエッチング処理は、例えば表層が半田メッキ表面層とされている場合、アルカリ系のエッチング液を用いると可能である。また、第一金属端子パッドPD1にも電解メッキ表面層NMが被膜形成されているので、第一金属端子パッドPD1がエッチングされることはない。
以上説明した工程では第一金属端子パッドPD1、第二金属端子パッドPD2の両方に同じ種類の電解メッキ表面層を形成した。それに対して以下の方法を用いると、第一金属端子パッドPD1と第二金属端子パッドPD2に異なる種類の電解メッキ表面層を形成することができる。まず、図7、8に示す工程1〜4を行った後、工程5’(図12)に示すように、上側金属箔5bと下側金属箔5aが密着した状態で、第一金属端子パッドPD1にメッキバー70を接続し、電流を供給しながら第一の電解メッキ処理を行う。これにより第一金属端子パッドPD1には第一電解メッキ表面層NM1が形成される。この第一電解メッキ表面層NM1は例えばNi−Auメッキ層とすることができる。
その後、配線積層部100の周囲領域を除去し、端面103を露出させる(工程6’,7’:図は省略)。そして、工程8’に示すように、配線積層部100を支持基板20から、片方の金属箔(上側金属箔5b)が付着した状態で剥離する。このようにすることで、第一金属端子パッドPD1に第一電解メッキ表面層NM1が被膜した状態で、配線積層部100を形成することができる。
次に、工程9’に示すように、第一金属端子パッドPD1が形成されている主表面(第一主表面MP1)及び上側金属箔5bをそれぞれ第一のマスク材51、第二のマスク材52で覆う。各マスク材にはドライフィルムや液状感光性レジストを用いることができる。その後、工程10’に示すように、第二のマスク材52にパターン形成して、上側金属箔5bの、第一ビア導体41に対応する領域52aを露出させる。一方、第一主表面MP1側はパターン形成せず、全面が第一のマスク材51で保護されるようにする。
その後、工程11’に示すように、第二の電解メッキ処理を行って、露出領域52aに第二電解メッキ表面層NM2を形成する。第二電解メッキ表面層NM2は、例えばNi−半田メッキ層とすることができる。すなわち、第一金属端子パッドPD1側に形成された第一電解メッキ層とは異なる金属種のメッキ層を、上側金属箔5bの露出領域52aに形成できる。
なお、第二の電解メッキ処理は、露出領域52aにメッキバー(図示しない)を接続して電流を供給しながら行うことができる。露出領域52aはピッチが狭いので、メッキバーが接続しにくい場合がある。この場合はメッキバーを接続するのに十分な面積を有する、メッキバー接続専用の露出領域(図示しない)を形成するとよい。
次に、工程12’に示すように、第一のマスク材51を除去して第一金属端子パッドPD1を露出させるとともに、第二のマスク材52も除去して、上側金属箔5bの、第二電解メッキ表面層NM2が形成されていない領域52bを露出させる。その後、工程13’に示すように、第二電解メッキ表面層NM2がエッチング保護層として作用する条件で、上側金属箔5bをエッチング処理する。これにより、第二電解メッキ表面層NM2が形成されていない領域52bが選択的にエッチングされる。その結果、図に示すように、残存した上側金属箔5bと、その表面を覆う第二電解メッキ表面層NM2からなる金属端子パッドPD2が形成される。
なお、以上の製造工程では、図15に示すように、積層シート体10に含まれる配線積層部100は、一つの配線基板に対応する個体100´が複数連結されたもの、つまり、配線基板1の多数個取りワーク基板として構成することができる。
本発明に係る配線基板の製造方法の概略説明図。 図1に続く図。 図2に続く図。 積層シート体10に含まれる配線積層シート体100を示す図 本発明に係る配線基板の実施形態。 半導体チップIC及び補強枠STを接続した状態。 本発明に係る配線基板の製造方法の一実施形態。 図7に続く図。 図8に続く図。 図9に続く図。 図10に続く図。 図7〜図11とは別の実施形態。 図12に続く図。 図13に続く図。 多数個取りワーク基板とされた配線積層部100を上部より見た図
符号の説明
1 配線基板
5 金属箔密着体
10 積層シート体
11 第一誘電体シート
20 支持基板
21 下地誘電体シート
100 配線積層シート体
PD 金属端子パッド
NM 電解メッキ表面層

Claims (3)

  1. コア基板を有さず、かつ両主表面が誘電体層にて構成されるよう、高分子材料からなる誘電体層と導体層とが交互に積層され、一方の主表面に複数の第一金属端子パッドが設けられ、他方の主表面に複数の第二金属端子パッドが設けられるとともに、これら複数の第一及び第二金属端子パッドに電解メッキ表面層が形成された配線基板を製造するために、
    製造時における補強のための支持基板上に形成された下地誘電体シートの主表面上に、該主表面に包含されるよう配された、2つの金属箔が密着してなる金属箔密着体と、該金属箔密着体を包むよう形成され、かつ該金属箔密着体の周囲領域にて前記下地誘電体シートと密着して該金属箔密着体を封止する第一誘電体シートと、その第一誘電体シート内に形成され、前記金属箔密着体と接続する複数の第一ビア導体と、を有する積層シート体を形成し、
    該積層シート体において露出した主表面には、誘電体シート間に設けられた導体層及び誘電体シート内に設けられたビア導体を通じて前記金属箔密着体に連結された複数の第一金属端子パッドが形成され、
    前記積層シート体のうち、前記金属箔密着体上の領域を前記配線基板となるべき配線積層部として、その周囲部を除去し、該配線積層部の端面を露出させた後、前記配線積層部を前記支持基板から、片方の金属箔が付着した状態で、前記金属箔密着体における2つの金属箔の界面にて剥離し、
    前記配線積層部の前記第一誘電体シートに付着した前記金属箔の表面をマスク材を用いて覆い、前記複数の第一ビア導体に対応する領域が露出するようにパターン形成し、
    その複数の露出領域または前記複数の第一金属端子パッドのいずれかから電流を供給して電解メッキ処理を行うことにより、前記複数の露出領域および前記複数の第一金属端子パッドのそれぞれの表面に電解メッキ表面層を形成し、
    前記マスク材を除去して、前記金属箔上の、前記電解メッキ表面層が形成されていない領域を露出させるとともに、
    前記電解メッキ表面層がエッチング保護層として作用する条件で前記金属箔をエッチング処理することにより、前記金属箔の、前記電解メッキ表面層が形成されていない領域を選択的にエッチングし、前記第一ビア導体と接続され且つ残存した前記金属箔と、その表面を覆う電解メッキ表面層からなる第二金属端子パッドを形成することを特徴とする配線基板の製造方法。
  2. コア基板を有さず、かつ両主表面が誘電体層にて構成されるよう、高分子材料からなる誘電体層と導体層とが交互に積層され、一方の主表面に複数の第一金属端子パッドが設けられ、他方の主表面に複数の第二金属端子パッドが設けられるとともに、これら複数の第一及び第二金属端子パッドに電解メッキ表面層が形成された配線基板を製造するために、
    製造時における補強のための支持基板上に形成された下地誘電体シートの主表面上に、該主表面に包含されるよう配された、2つの金属箔が密着してなる金属箔密着体と、該金属箔密着体を包むよう形成され、かつ該金属箔密着体の周囲領域にて前記下地誘電体シートと密着して該金属箔密着体を封止する第一誘電体シートと、その第一誘電体シート内に形成され、前記金属箔密着体と接続する複数の第一ビア導体と、を有する積層シート体を形成し、
    該積層シート体において露出した主表面には、誘電体シート間に設けられた導体層及び誘電体シート内に設けられたビア導体を通じて前記金属箔密着体に連結された複数の前記第一金属端子パッドが形成されており、前記複数の第一金属端子パッドのいずれかから電流を供給して第一の電解メッキ処理を行うことにより、前記複数の第一金属端子パッドのそれぞれの表面に第一電解メッキ表面層を形成するとともに、
    前記積層シート体のうち、前記金属箔密着体上の領域を前記配線基板となるべき配線積層部として、その周囲部を除去し、該配線積層部の端面を露出させた後、前記配線積層部を前記支持基板から、片方の金属箔が付着した状態で、前記金属箔密着体における2つの金属箔の界面にて剥離し、
    前記配線積層部の、前記複数の第一金属端子パッドが形成されている主表面を全面にわたって第一のマスク材で覆い、
    前記配線積層部の前記第一誘電体シートに付着した前記金属箔の表面を第二のマスク材を用いて覆い、前記複数の第一ビア導体に対応する領域がそれぞれ露出するようにパターン形成し、
    第二の電解メッキ処理を行うことにより、前記複数の露出領域に第二電解メッキ表面層を形成し、
    前記第一のマスク材を除去して、前記複数の第一金属端子パッドを露出させ、
    前記第二のマスク材を除去して、前記金属箔上の、前記第二電解メッキ表面層が形成されていない領域を露出させるとともに、
    前記第二電解メッキ表面層がエッチング保護層として作用する条件で前記金属箔をエッチング処理することにより、前記金属箔の、前記第二電解メッキ表面層が形成されていない領域を選択的にエッチングし、前記第一ビア導体と接続され且つ残存した前記金属箔と、その表面を覆う第二電解メッキ表面層からなる第二金属端子パッドを形成することを特徴とする配線基板の製造方法。
  3. コア基板を有さず、かつ両主表面が誘電体層にて構成されるよう、高分子材料からなる誘電体層と導体層とが交互に積層され、かつ一方の主表面には複数の第一金属端子パッドが設けられ、他方の主表面には複数の第二金属端子パッドが設けられるとともに、
    これら複数の第一及び第二金属端子パッドの表面には、電解メッキ処理により得られる電解メッキ表面層が形成されていることを特徴とする配線基板。
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