JP2006016337A - フィラグリン産生促進剤及び皮膚化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 皮膚の保湿機能の向上に関与するフィラグリンの前駆体であるプロフィラグリンのmRNA発現量を促進するフィラグリン産生促進剤及び該フィラグリン産生促進剤を含有する皮膚化粧料の提供。
【解決手段】 ワイルドタイム抽出物、チョウジ抽出物、サルビア抽出物、ローヤルゼリー抽出物、シイタケ抽出物、ジオウ抽出物、カミツレ抽出物、アルニカ抽出物、アロエ抽出物、オウゴン抽出物及びオウバク抽出物から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とするフィラグリン産生促進剤である。該フィラグリン産生促進剤を含有してなる皮膚化粧料である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、皮膚の保湿機能の向上に関与するフィラグリンの前駆体であるプロフィラグリンのmRNA発現量を促進するフィラグリン産生促進剤及び該フィラグリン産生促進剤を含有する皮膚化粧料に関する。
天然保湿因子(Natural Moisturizing Factors;NMF)の主成分であるアミノ酸は、ケラトヒアリン顆粒に由来するフィラグリンが角質層内で分解されて産生される。このフィラグリンは、角質層直下の顆粒層に存在する表皮ケラチノサイトでプロフィラグリンとして発現する。その後、直ちにリン酸化し、ケラトヒアリン顆粒に蓄積され、脱リン酸,加水分解を経てフィラグリンへと分解され、角質層に移行して、ケラチンフィラメントの凝集効率を高め、角質細胞の内部構築に関与することが報告されている(非特許文献1参照)。
近年、このフィラグリンが皮膚の水分保持に非常に重要かつ必要不可欠であること、及び乾燥などの条件によってフィラグリンの合成力が低下し、角質層におけるアミノ酸量が低下することが報告されている(非特許文献2参照)。
従って、表皮ケラチノサイトにおいてプロフィラグリンmRNAの発現促進を通じて、フィラグリンの合成を促進することによって角質層内のアミノ酸量を増大させ、角質層の水分環境を本質的に改善できることが期待される。
このため、フィラグリン合成促進剤としては、例えば、カンゾウ抽出物(特許文献1参照)、天然植物中に含まれるフラバノン配糖体として知られるリクイリチン(特許文献2参照)、プロフィラグリン及びフィラグリン蛋白産生促進剤の少なくともいずれかとして、Citrus属に属する植物エキス又は酵母エキス(特許文献3参照)、などが提案されている。
しかしながら、高いプロフィラグリンmRNA発現促進作用を有し、安価であり、安全性の高いフィラグリン合成促進剤に対する消費者の要望は強く、更なる新しいフィラグリン合成促進剤の開発及びその提供が強く求められているのが現状である。
特開2002−363054公報 特開2003−146886公報 特開2001−261568公報 フレグランスジャーナル臨時増刊 Vol.17、p14−19、2000年発行 「Arch. Dermatol. Res.」Vol.288、p.442−446、1996年発行
本発明は、前記従来における問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする、即ち、本発明は、皮膚の保湿機能の向上に関与するフィラグリンの前駆体であるプロフィラグリンのmRNA発現量を促進するフィラグリン産生促進剤及び該フィラグリン産生促進剤を含有し、皮膚の保湿効果を発揮することができると共に、皮膚に適用した場合の使用感と安全性に優れた皮膚化粧料を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明者らが鋭意検討を行った結果、ワイルドタイム抽出物、チョウジ抽出物、サルビア抽出物、ローヤルゼリー抽出物、シイタケ抽出物、ジオウ抽出物、カミツレ抽出物、アルニカ抽出物、アロエ抽出物、オウゴン抽出物及びオウバク抽出物から選択される少なくとも1種が、優れたプロフィラグリンmRNA発現促進作用を有し、表皮細胞におけるプロフィラグリンmRNA発現促進作用を通じてフィラグリンの産生を促進させて、乾燥肌、しわ、肌荒れ、アトピー性皮膚炎の改善及び予防ができることを知見した。
本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> ワイルドタイム抽出物、チョウジ抽出物、サルビア抽出物、ローヤルゼリー抽出物、シイタケ抽出物、ジオウ抽出物、カミツレ抽出物、アルニカ抽出物、アロエ抽出物、オウゴン抽出物及びオウバク抽出物から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とするフィラグリン産生促進剤である。
<2> ワイルドタイム抽出物、チョウジ抽出物、サルビア抽出物及びローヤルゼリー抽出物から選択される少なくとも1種を含有する前記<1>に記載のフィラグリン産生促進剤である。
<3> 前記<1>から<2>のいずれかに記載のフィラグリン産生促進剤を含有することを特徴とする皮膚化粧料である。
本発明によると、ワイルドタイム抽出物、チョウジ抽出物、サルビア抽出物、ローヤルゼリー抽出物、シイタケ抽出物、ジオウ抽出物、カミツレ抽出物、アルニカ抽出物、アロエ抽出物、オウゴン抽出物及びオウバク抽出物から選択される少なくとも1種を含有してなるフィラグリン産生促進剤が、優れたプロフィラグリンmRNA発現促進作用を有し、皮膚の保湿効果を発揮すると共に、皮膚に適用した場合の使用感と安全性に優れているので、皮膚化粧料の配合成分として有用である。
(フィラグリン産生促進剤)
本発明のフィラグリン産生促進剤は、ワイルドタイム抽出物、チョウジ抽出物、サルビア抽出物、ローヤルゼリー抽出物、シイタケ抽出物、ジオウ抽出物、カミツレ抽出物、アルニカ抽出物、アロエ抽出物、オウゴン抽出物及びオウバク抽出物から選択される少なくとも1種を含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
この場合、ワイルドタイム抽出物、チョウジ抽出物、サルビア抽出物及びローヤルゼリー抽出物から選択される少なくとも1種が、特にプロフィラグリンmRNA発現促進作用が高い点で好ましい。
前記ワイルドタイムは、シソ科(Labiatae)の植物であり、学名はThymus serpyllum L.である。抽出原料となる構成部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、葉、茎、花、果実、果皮、果核、地上部、又はこれらの混合物が挙げられ、これらの中でも、地上部が特に好ましい。
前記チョウジは、フトモモ科(Myrtaceae)の植物であり、学名はSyzygium aromaticum Merrill et Perryである。抽出原料となる構成部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、葉、茎、花、蕾、果実、果皮、果核、地上部又はこれらの混合物が挙げられ、これらの中でも、蕾が特に好ましい。
前記サルビアは、シソ科(Labiatae)の植物であり、学名はSalvia officinalis L.である。抽出原料となる構成部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、葉、茎、根、花、果実、果皮、果核、全草、又はこれらの混合物などが挙げられ、これらの中でも、葉が特に好ましい。
前記ローヤルゼリーは、ミツバチ科(Apidae)のミツバチの咽頭分泌物であり、学名はヨーロッパミツバチ(Apis melifica L.)である。ヨーロッパミツバチの咽頭部から分泌されるローヤルゼリーのエタノール抽出物が用いられる。
前記シイタケは、マツタケ科(Agaricaceae)に属し、学名はCortinellus shiitake P.Henn.である。抽出原料となる構成部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ、これらの中でも、子実体が特に好ましい。
前記ジオウは、ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)の植物であり、学名はRehmannia glutinosa Liboschitzvar.purpurea Makinoである。抽出原料となる構成部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、葉、茎、根、花、果実、果皮、果核、全草、又はこれらの混合物が挙げられ、これらの中でも、根が特に好ましい。
前記カミツレは、キク科(Compositae)の植物であり、学名はMatricaria chamomilla L.である。抽出原料となる構成部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、葉、茎、根、花、果実、果皮、果核、全草、又はこれらの混合物が挙げられ、これらの中でも、花が特に好ましい。
前記アルニカは、キク科(Compositae)の植物であり、学名はArnica montana L.である。抽出原料となる構成部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、葉、茎、根、花、果実、果皮、果核、全草、又はこれらの混合物が挙げられ、これらの中でも、花が特に好ましい。
前記アロエは、ユリ科(Liliaceae)の植物であり、学名はAloe ferox;africana Millerである。抽出原料となる構成部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、葉、茎、根、花、果実、果皮、果核、全草、又はこれらの混合物が挙げられ、これらの中でも、葉が特に好ましい。
前記オウゴンは、シソ科(Labiatae)の植物であり、学名はScutellaria baicalensis Georgiである。抽出原料となる構成部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、葉、茎、花、根、果実、果皮、果核、又はこれらの混合物が挙げられ、これらの中でも、根が特に好ましい。
前記オウバクは、ミカン科(Rutaceae)の植物であり、学名はPhellodendron amurense Ruprechtである。抽出原料となる構成部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、葉、茎、花、根、樹皮、果実、果皮、果核、又はこれらの混合物が挙げられ、これらの中でも、樹皮が特に好ましい。
前記ワイルドタイム抽出物、チョウジ抽出物、サルビア抽出物、ローヤルゼリー抽出物、シイタケ抽出物、ジオウ抽出物、カミツレ抽出物、アルニカ抽出物、アロエ抽出物、オウゴン抽出物、又はオウバク抽出物が含有する有効成分であるプロフィラグリンmRNA発現促進作用物質の詳細については不明であるが、これら有効成分は植物の抽出に一般に用いられている方法により抽出したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記抽出物には、抽出液、該抽出液の希釈液を乾燥して得られる乾燥物、又はこれらの粗精製物もしくは精製物のいずれもが含まれる。
前記抽出原料は、乾燥した後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することができる。乾燥は天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行ってもよい。なお、前記抽出原料は、ヘキサン、ベンゼン等の非極性溶媒によって脱脂等の前処理を施してから抽出原料として使用してもよい。なお、脱脂等の前処理を行うことにより、抽出原料の極性溶媒による抽出処理を効率よく行うことができる。
前記抽出に用いる溶媒としては、水若しくは親水性有機溶媒又はこれらの混合液を室温又は溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。
前記抽出溶媒として使用し得る水としては、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等の他、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、ろ過、イオン交換、浸透圧の調整、緩衝化等が含まれる。従って、本発明において抽出溶媒として使用し得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
前記親水性有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられ、これら親水性有機溶媒と水との混合溶媒などを用いることができる。
なお、前記水と親水性有機溶媒との混合溶媒を使用する場合には、低級アルコールの場合は水10質量部に対して1〜90質量部、低級脂肪族ケトンの場合は水10質量部に対して1〜40質量部添加することが好ましい。多価アルコールの場合は水10質量部に対して1〜90質量部添加することが好ましい。
本発明において、前記各抽出原料からプロフィラグリンmRNA発現促進作用物質を抽出するにあたって特殊な抽出方法を採用する必要はなく、室温又は還流加熱下で、任意の装置を用いて抽出することができる。
具体的には、抽出溶媒を満たした処理槽に各抽出原料を投入し、更に必要に応じて時々攪拌しながら、30分〜2時間静置して可溶性成分を溶出した後、ろ過して固形物を除去し、得られた抽出液から抽出溶媒を留去し、乾燥することにより抽出物が得られる。抽出溶媒量は通常、抽出原料の5〜15倍量(質量比)である。抽出条件は、抽出溶媒として水を用いた場合には、通常50〜95℃にて1〜4時間程度である。また、抽出溶媒として水とエタノールとの混合溶媒を用いた場合には、通常40〜80℃にて30分〜4時間程度である。なお、溶媒で抽出することにより得られる抽出液は、抽出溶媒が安全性の高いものであればそのまま配合して本発明のフィラグリン産生促進剤の有効成分として用いることができる。
得られた抽出液は、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物を得るために、常法に従って希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。
なお、得られた抽出液はそのままでもフィラグリン産生促進剤として使用することができるが、濃縮液又はその乾燥物としたものの方が利用しやすい。抽出液の乾燥物を得るにあたっては、吸湿性を改善するためにデキストリン、シクロデキストリン等のキャリアーを添加してもよい。また、各抽出原料は特有の匂いと味を有しているため、その生理活性の低下を招かない範囲で脱色、脱臭等を目的とする精製を行うことも可能であるが、化粧料に添加する場合には大量に使用するものではないから、未精製のままでも実用上支障はない。精製は、具体的には活性炭処理、吸着樹脂処理、イオン交換樹脂処理等によって行うことができる。
本発明のフィラグリン産生促進剤は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、製剤化により粉末状、顆粒状、錠剤状等、任意の剤形とすることができる。
また、本発明のフィラグリン産生促進剤は、経皮的に吸収されて、プロフィラグリンmRNAの発現促進を通じて皮膚におけるフィラグリン産生を促進することができ、保湿効果を発揮することができるとともに、皮膚に適用した場合の使用感と安全性に優れているため、各種用途に用いることができるが、以下の本発明の皮膚化粧料に特に好適に用いることができる。
(皮膚化粧料)
本発明の皮膚化粧料は、本発明の前記フィラグリン産生促進剤を少なくとも含有してなり、更に必要に応じて適宜選択したその他の成分を含有してなる。
前記皮膚化粧料の用途としては、特に制限はなく、各種用途から適宜選択することができ、例えば、軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、ゼリー、リップクリーム、口紅、入浴剤、トニック、リンス、シャンプー、アストリンゼント、などが挙げられる。
前記皮膚化粧料におけるプロフィラグリンmRNA発現促進剤の配合量は、皮膚化粧料の種類や各抽出物の生理活性等によって適宜調製することができるが、好適な配合率は固形分換算して0.001〜50質量%が好ましく、0.01〜10質量%がより好ましい。
本発明の皮膚化粧料には、プロフィラグリンmRNA発現促進作用の妨げにならない限り特に制限はなく、皮膚化粧料の製造に通常使用される各種主剤及び助剤、その他任意の助剤を配合することができる。前記その他の成分としては、例えば、美白剤、収斂剤、殺菌・抗菌剤、紫外線吸収剤、細胞賦活剤、消炎・抗アレルギー剤、抗酸化・活性酸素除去剤、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、香料、などが挙げられる。これらの成分は、フィラグリン産生促進剤と共に併用した場合、相乗的に作用して、通常期待される以上の優れた使用効果をもたらすことがある。
なお、本発明のフィラグリン産生促進剤、及び皮膚化粧料は、ヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が奏される限り、ヒト以外の動物に対して適用することもできる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
(製造例1)
−ワイルドタイム抽出物の製造−
ワイルドタイムの地上部の乾燥物を細切りしたもの200gに対し50質量%エタノール(水とエタノールとの質量比1:1)2000mLを加え、還流抽出器で80℃にて2時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣について更に同様の抽出処理を行った。得られた抽出液を合わせて減圧下に濃縮し、乾燥してワイルドタイムの抽出物8.5gを得た。
(製造例2)
−チョウジ抽出物の製造−
チョウジの蕾の乾燥物を細切りしたもの200gに対し50質量%エタノール(水とエタノールとの質量比1:1)2000mLを加え、還流抽出器で80℃にて2時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣について更に同様の抽出処理を行った。得られた抽出液を合わせて減圧下に濃縮し、乾燥してチョウジの抽出物1.0gを得た。
(製造例3)
−サルビア抽出物の製造−
サルビアの葉の乾燥物を細切りしたもの200gに対し50質量%エタノール(水とエタノールとの質量比1:1)2000mLを加え、還流抽出器で80℃にて2時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣について更に同様の抽出処理を行った。得られた抽出液を合わせて減圧下に濃縮し、乾燥してサルビアの抽出物10gを得た。
(製造例4)
−シイタケ抽出物の製造−
シイタケの子実体の乾燥物を細切りしたもの200gに対し50質量%エタノール(水とエタノールとの質量比1:1)2000mLを加え、還流抽出器で80℃にて2時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣について更に同様の抽出処理を行った。得られた抽出液を合わせて減圧下に濃縮し、乾燥してシイタケの抽出物15.5gを得た。
(製造例5)
−ジオウ抽出物の製造−
ジオウの根の乾燥物を細切りしたもの200gに対し50質量%エタノール(水とエタノールとの質量比1:1)2000mLを加え、還流抽出器で80℃にて2時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣について更に同様の抽出処理を行った。得られた抽出液を合わせて減圧下に濃縮し、乾燥してジオウの抽出物30gを得た。
(製造例6)
−カミツレ抽出物の製造−
カミツレの花の乾燥物を細切りしたもの200gに対し50質量%エタノール(水とエタノールとの質量比1:1)2000mLを加え、還流抽出器で80℃にて2時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣について更に同様の抽出処理を行った。得られた抽出液を合わせて減圧下に濃縮し、乾燥してカミツレの抽出物16.8gを得た。
(製造例7)
−アルニカ抽出物の製造−
アルニカの花の乾燥物を細切りしたもの200gに対し50質量%エタノール(水とエタノールとの質量比1:1)2000mLを加え、還流抽出器で80℃にて2時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣について更に同様の抽出処理を行った。得られた抽出液を合わせて減圧下に濃縮し、乾燥してアルニカの抽出物12gを得た。
(製造例8)
−アロエ抽出物の製造−
アロエの葉の乾燥物を細切りしたもの200gに対し50質量%エタノール(水とエタノールとの質量比1:1)2000mLを加え、還流抽出器で80℃にて2時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣について更に同様の抽出処理を行った。得られた抽出液を合わせて減圧下に濃縮し、乾燥してアロエの抽出物5.6gを得た。
(製造例9)
−オウゴン抽出物の製造−
オウゴンの根の乾燥物を細切りしたもの200gに対し50質量%エタノール(水とエタノールとの質量比1:1)2000mLを加え、還流抽出器で80℃にて2時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣について更に同様の抽出処理を行った。得られた抽出液を合わせて減圧下に濃縮し、乾燥してオウゴンの抽出物20gを得た。
(製造例10)
−オウバク抽出物の製造−
オウバクの樹皮の乾燥物を細切りしたもの200gに対し50質量%エタノール(水とエタノールとの質量比1:1)2000mLを加え、還流抽出器で80℃にて2時間加熱抽出し、熱時濾過した。残渣について更に同様の抽出処理を行った。得られた抽出液を合わせて減圧下に濃縮し、乾燥してオウバクの抽出物14gを得た。
(製造例11)
−ローヤルゼリー抽出物の製造−
ヨーロッパミツバチ(Apis melifica L.)の咽頭部から分泌されるローヤルゼリー1kgに50v/v%エタノール9.5Lを加えて、10℃にて5時間撹拌した。これを5000rpmで30分間遠心分離し、得られた上澄液を集め、冷所にて1ヶ月間放置した。これをメンブランフィルター(2μm)で濾過し、ろ液に50v/v%エタノールを追加し、全量を10Lとした。これを真空凍結乾燥し、凍結乾燥物を得た。
(実施例1)
−プロフィラグリンmRNA発現促進作用試験−
ヒト正常新生児表皮角化細胞(NHEK)をヒト正常新生児表皮角化細胞培地(KGM)を用いて培養した後、トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞を1×10個/mLの濃度になるようにKGMで希釈した後、直径35mmシャーレに2mLずつ播種し、一晩培養した。培養終了後、培地を抜き、KGMで溶解した所定濃度の各被験試料(製造例1〜11の抽出物)を各シャーレに2mL添加して48時間培養後、細胞を1mLのRNA抽出用試薬(TRIzol、インビトロジェン株式会社)で溶解し、クロロホルムを200μL添加後、遠心(12000回転、4℃、15分間)にて上層RNA層を単離した。次いで、イソプロパノールで濃縮を行った。濃縮沈殿させた総RNAをTE溶液(10mM Tris−HCl/1mM、EDTA、pH8.0)に溶解して、プロフィラグリンmRNA発現量を測定するための定量的RT−PCR法の鋳型に使用する総RNA標品とした。
一方、対照として被験試料を無添加で培養した細胞について、上記同様にして総RNAを調製した。
次に、TaKaRa社のPCR装置(TaKaRa PCR Thermal Cycler MP)を用いて、一本鎖DNAを前記総RNA標品500ngより合成した後、一本鎖DNAからプロフィラグリン遺伝子及び内部標準としてのG3PDH遺伝子をそれぞれの遺伝子に特異的なプライマー(下記参照)を用いてPCR反応で増幅を行い、その増幅産物10μLを1.5%アガロースゲルにて電気泳動した。電気泳動後、エチジウムブロマイドで染色し、これをトランスイルミネーター下で、KODAK社のDC120 ZOOM Digital cameraを用いて撮影後、KODAK 1D Image Analysis Software EDAS290 Version3.5にてRT−PCR産物を定量的に測定した。なお、反応液の内容は、試薬(TaKaRa PCR Kit(AMV) Ver2.1)添付資料に従った。
次に、被験試料無添加及び被験試料添加でそれぞれ培養した細胞から調製した総RNA標品を基にして、RT−PCR反応により増幅させたプロフィラグリンのバンド強度値をG3PDHのバンド強度値で除して補正値を求めた。そして、下記数式1からプロフィラグリンmRNA発現促進率を求めた。結果を各被験試料ごとに表1〜表11に示す。
<数式1>
プロフィラグリンmRNA発現促進率(%)=(A/B)×100
ただし、前記数式1中、Aは被験試料添加時の補正値を表す。Bは被験試料無添加時(対照)の補正値を表す。
なお、プロフィラグリン遺伝子に対するセンスプライマー及びアンチセンスプライマーは、「Biochemistry」Vol.29(40)、p9432−9440、1990年発行に記載のプロフィラグリン遺伝子の塩基配列に基づき作製した。G3PDH遺伝子に対するセンスプライマー及びアンチセンスプライマーは、「Cancer Res.」Vol.47(21)、p5616−5619、1987年発行に記載のG3PDH遺伝子の塩基配列に基づき作製した。
Figure 2006016337
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表1〜表11の結果から、ワイルドタイム抽出物、チョウジ抽出物、サルビア抽出物、ローヤルゼリー抽出物、シイタケ抽出物、ジオウ抽出物、カミツレ抽出物、アルニカ抽出物、アロエ抽出物、オウゴン抽出物、又はオウバク抽出物が、皮膚の保湿機能の向上に関与するフィラグリンの前駆体であるプロフィラグリンのmRNA発現量を促進する作用を有することが確認できた。これらの中でも、ワイルドタイム抽出物、チョウジ抽出物、サルビア抽出物、及びローヤルゼリー抽出物が特に高いプロフィラグリンmRNA発現作用を有することが認められる。
(配合実施例1) −乳液−
下記の組成の乳液を常法により製造した。
ホホバオイル 4.0g
オリーブオイル 2.0g
アロエエキス 2.0g
パセリエキス 2.0g
ヒアルロン酸ナトリウム 0.5g
スクワラン 2.0g
セタノール 2.0g
モノステアリン酸グリセリル 2.0g
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.0) 2.5g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 2.0g
3−ブチレングリコール 3.0g
パラオキシ安息香酸メチル 0.15g
香料 0.05g
ワイルドタイム抽出物(製造例1) 1.0g
精製水 残部
合計 100.0g
(配合実施例2) −乳液−
下記の組成の乳液を常法により製造した。
ホホバオイル 4.0g
オリーブオイル 2.0g
アロエエキス 2.0g
パセリエキス 2.0g
ヒアルロン酸ナトリウム 0.5g
スクワラン 2.0g
セタノール 2.0g
モノステアリン酸グリセリル 2.0g
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.0) 2.5g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 2.0g
3−ブチレングリコール 3.0g
パラオキシ安息香酸メチル 0.15g
香料 0.05g
シイタケ抽出物(製造例4) 1.0g
精製水 残部
合計 100.0g
(配合実施例3) −化粧水−
下記の組成の化粧水を常法により製造した。
グリセリン 3.0g
3−ブチレングリコール 3.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 0.5g
パラオキシ安息香酸メチル 0.15g
クエン酸 0.1g
クエン酸ソーダ 0.1g
ビタミンE 0.1g
ハマメリスエキス 1.0g
香料 0.05g
サルビア抽出物(製造例3) 1.0g
精製水 残部
合計 100.0g
(配合実施例4) −化粧水−
下記の組成の化粧水を常法により製造した。
グリセリン 3.0g
3−ブチレングリコール 3.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 0.5g
パラオキシ安息香酸メチル 0.15g
クエン酸 0.1g
クエン酸ソーダ 0.1g
ビタミンE 0.1g
ハマメリスエキス 1.0g
香料 0.05g
アロエ抽出物(製造例8) 1.0g
精製水 残部
合計 100.0g
(配合実施例5) −クリーム−
下記の組成のクリームを常法により製造した。
流動パラフィン 5.0g
サラシミツロウ 4.0g
セタノール 3.0g
スクワラン 10.0g
ラノリン 2.0g
ステアリン酸 1.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 1.5g
モノステアリン酸グリセリル 3.0g
3−ブチレングリコール 6.0g
パラオキシ安息香酸メチル 1.5g
アミノ酸・糖混合物 0.5g
酵母エキス 0.5g
カロットエキス 0.5g
α−ヒドロキシ脂肪酸 0.5g
香料 0.1g
ローヤルゼリー抽出物(製造例11) 1.0g
精製水 残部
合計 100.0g
(配合実施例5) −クリーム−
下記の組成のクリームを常法により製造した。
流動パラフィン 5.0g
サラシミツロウ 4.0g
セタノール 3.0g
スクワラン 10.0g
ラノリン 2.0g
ステアリン酸 1.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 1.5g
モノステアリン酸グリセリル 3.0g
3−ブチレングリコール 6.0g
パラオキシ安息香酸メチル 1.5g
アミノ酸・糖混合物 0.5g
酵母エキス 0.5g
カロットエキス 0.5g
α−ヒドロキシ脂肪酸 0.5g
香料 0.1g
オウゴン抽出物(製造例9) 1.0g
精製水 残部
合計 100.0g
(配合実施例6) −パック−
下記の組成のパックを常法により製造した。
ポリビニルアルコール 15.0g
ポリエチレングリコール 3.0g
プロピレングリコール 7.0g
エタノール 10.0g
パラオキシ安息香酸エチル 0.05g
香料 0.05g
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1g
L−アルギニン 0.5g
カミツレ抽出物(製造例6) 5.0g
精製水 残部
合計 100.0g
(配合実施例7) −パック−
下記の組成のパックを常法により製造した。
ポリビニルアルコール 15.0g
ポリエチレングリコール 3.0g
プロピレングリコール 7.0g
エタノール 10.0g
パラオキシ安息香酸エチル 0.05g
香料 0.05g
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1g
L−アルギニン 0.5g
オウバク抽出物(製造例10) 5.0g
精製水 残部
合計 100.0g
本発明のフィラグリン産生促進剤は、優れたプロフィラグリンmRNA発現作用を有し、皮膚の保湿効果を発揮でき、安全性にも優れているので、軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、ゼリー、リップクリーム、口紅、入浴剤、トニック、リンス、シャンプー、アストリンゼント等の皮膚化粧料に幅広く用いられる。

Claims (3)

  1. ワイルドタイム抽出物、チョウジ抽出物、サルビア抽出物、ローヤルゼリー抽出物、シイタケ抽出物、ジオウ抽出物、カミツレ抽出物、アルニカ抽出物、アロエ抽出物、オウゴン抽出物及びオウバク抽出物から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とするフィラグリン産生促進剤。
  2. ワイルドタイム抽出物、チョウジ抽出物、サルビア抽出物及びローヤルゼリー抽出物から選択される少なくとも1種を含有する請求項1に記載のフィラグリン産生促進剤。
  3. 請求項1から2のいずれかに記載のフィラグリン産生促進剤を含有することを特徴とする皮膚化粧料。
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