JP2002265327A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた保湿効果、荒れ肌改善効果、かゆみ防
止効果、皮膚状態改善効果を持つことにより、肌の乾燥
やアトピー性皮膚炎等の肌の好ましくない状態を改善す
るのに有用な皮膚化粧料を提供することを目的としたも
のである。 【解決手段】 ボラージオイルと特定の植物抽出物、好
ましくはさらに炭素数４から８の二価アルコールから選
択される一種又は二種以上を組み合わせて配合する化粧
料。
止効果、皮膚状態改善効果を持つことにより、肌の乾燥
やアトピー性皮膚炎等の肌の好ましくない状態を改善す
るのに有用な皮膚化粧料を提供することを目的としたも
のである。 【解決手段】 ボラージオイルと特定の植物抽出物、好
ましくはさらに炭素数４から８の二価アルコールから選
択される一種又は二種以上を組み合わせて配合する化粧
料。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた保湿効果、
荒れ肌改善効果、かゆみ防止効果、皮膚状態改善効果を
持つことにより、肌の乾燥やアトピー性皮膚炎等の肌の
好ましくない状態を改善し、かつ刺激感の緩和効果に優
れた皮膚化粧料に関するものである。
荒れ肌改善効果、かゆみ防止効果、皮膚状態改善効果を
持つことにより、肌の乾燥やアトピー性皮膚炎等の肌の
好ましくない状態を改善し、かつ刺激感の緩和効果に優
れた皮膚化粧料に関するものである。
【０００２】環境の変化や食生活の変化に伴いアトピー
性皮膚炎はますます増加し、深刻化している。アトピー
性皮膚炎の原因については未だ明らかにされていない
が、その症状として肌の乾燥、炎症、かゆみなどが挙げ
られ、かゆみによる掻き壊し、黄色ブドウ球菌などの病
原菌が患部に繁殖することが肌の状態をさらに悪くする
ことが知られている。医学的な治療としては対処的なス
テロイド剤の投与や抗ヒスタミン剤の投与であるが、そ
れらの副作用の面でも問題があった。
性皮膚炎はますます増加し、深刻化している。アトピー
性皮膚炎の原因については未だ明らかにされていない
が、その症状として肌の乾燥、炎症、かゆみなどが挙げ
られ、かゆみによる掻き壊し、黄色ブドウ球菌などの病
原菌が患部に繁殖することが肌の状態をさらに悪くする
ことが知られている。医学的な治療としては対処的なス
テロイド剤の投与や抗ヒスタミン剤の投与であるが、そ
れらの副作用の面でも問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた保湿
効果、荒れ肌改善効果、かゆみ防止効果、皮膚状態改善
効果を持つことにより、肌の乾燥やアトピー性皮膚炎等
の肌の好ましくない状態を改善し、かつ皮膚の刺激感の
緩和効果に優れた皮膚化粧料を提供することを目的とし
たものである。
効果、荒れ肌改善効果、かゆみ防止効果、皮膚状態改善
効果を持つことにより、肌の乾燥やアトピー性皮膚炎等
の肌の好ましくない状態を改善し、かつ皮膚の刺激感の
緩和効果に優れた皮膚化粧料を提供することを目的とし
たものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を重ねた結果、ボラージオイルと特
定の植物抽出物を組み合わせて配合してなる化粧料に、
安全性が高く、荒れ肌やアトピー性皮膚炎症状を持つ肌
の状態を整え、乾燥やかゆみなどの症状を改善あるいは
予防し、かつ、刺激感を緩和する効果を見出し、本発明
を完成するに至った。
発明者らは鋭意研究を重ねた結果、ボラージオイルと特
定の植物抽出物を組み合わせて配合してなる化粧料に、
安全性が高く、荒れ肌やアトピー性皮膚炎症状を持つ肌
の状態を整え、乾燥やかゆみなどの症状を改善あるいは
予防し、かつ、刺激感を緩和する効果を見出し、本発明
を完成するに至った。
【０００５】すなわち、本発明は、安全性が高く、アト
ピー肌の症状の改善あるいは予防効果、刺激感の緩和効
果の優れた化粧料であり、ボラージオイルと特定の植物
抽出物を組み合わせて配合する化粧料とした。
ピー肌の症状の改善あるいは予防効果、刺激感の緩和効
果の優れた化粧料であり、ボラージオイルと特定の植物
抽出物を組み合わせて配合する化粧料とした。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明で用いるボラージオイルは、ボラー
ジ草から抽出される油で、γ−リノレン酸を含有したも
のである。使用に際してはこれを濃縮してγ−リノレン
酸含有量を高めたもの、あるいはこれらと他の成分を調
製した油脂でも差し支えない。市販品としては、日本合
成化学工業株式会社製のものが入手可能である。
て説明する。本発明で用いるボラージオイルは、ボラー
ジ草から抽出される油で、γ−リノレン酸を含有したも
のである。使用に際してはこれを濃縮してγ−リノレン
酸含有量を高めたもの、あるいはこれらと他の成分を調
製した油脂でも差し支えない。市販品としては、日本合
成化学工業株式会社製のものが入手可能である。
【０００７】ボラージオイルの化粧料中での配合量は、
通常０．１〜３０．０重量％、好ましくは０．５〜１
０．０重量％である。配合量が０．１重量％より少ない
と効果が十分でなく、また３０．０重量％を超えて配合
すると、経時安定性などの点で十分でない。
通常０．１〜３０．０重量％、好ましくは０．５〜１
０．０重量％である。配合量が０．１重量％より少ない
と効果が十分でなく、また３０．０重量％を超えて配合
すると、経時安定性などの点で十分でない。
【０００８】本発明化粧料に配合され得る植物抽出物
は、保湿力、抗菌力を有しており、かつ、化粧料として
通常用いられている成分であれば、特に限定されるもの
ではないが、黄色ブドウ球菌に対して抗菌力を有してい
るものが好ましい。特に、アセンヤク、アルニカ、ウイ
キョウ、オウバク、オウレン、クララ、ゲンノショウ
コ、サンショウ、シコン、ショウブ、スイカズラ、セー
ジ、セイヨウキズタ、セイヨウノコギリソウ、セイヨウ
ハッカ、ソウハクヒ、ワイルドタイム、タチジャコウソ
ウ、チャ、チョウジ、ドクダミ、バクモンドウ、ヒキオ
コシ、ホップ、ムクロジ、ラベンダー、ローズマリーか
ら得られる植物抽出物の１種以上を配合したものが好ま
しい。これらの植物の抽出物を得るには、これらの植物
の葉、茎、根等から常法により抽出すればよい。
は、保湿力、抗菌力を有しており、かつ、化粧料として
通常用いられている成分であれば、特に限定されるもの
ではないが、黄色ブドウ球菌に対して抗菌力を有してい
るものが好ましい。特に、アセンヤク、アルニカ、ウイ
キョウ、オウバク、オウレン、クララ、ゲンノショウ
コ、サンショウ、シコン、ショウブ、スイカズラ、セー
ジ、セイヨウキズタ、セイヨウノコギリソウ、セイヨウ
ハッカ、ソウハクヒ、ワイルドタイム、タチジャコウソ
ウ、チャ、チョウジ、ドクダミ、バクモンドウ、ヒキオ
コシ、ホップ、ムクロジ、ラベンダー、ローズマリーか
ら得られる植物抽出物の１種以上を配合したものが好ま
しい。これらの植物の抽出物を得るには、これらの植物
の葉、茎、根等から常法により抽出すればよい。
【０００９】アセンヤクUncaria Gambir Roxburgh
は、アカネ科（Rubiaceae）の植物であり、主としてそ
の葉、若枝が用いられる。
は、アカネ科（Rubiaceae）の植物であり、主としてそ
の葉、若枝が用いられる。
【００１０】アルニカArnica montana L.は、キク科
（Compositae）の植物であり、主としてその花が用いら
れる。
（Compositae）の植物であり、主としてその花が用いら
れる。
【００１１】ウイキョウFoeniculum Vulgare Miller
は、セリ科（Umbelliferae）の植物であり、主としてそ
の果実が用いられる。
は、セリ科（Umbelliferae）の植物であり、主としてそ
の果実が用いられる。
【００１２】オウバク（キハダ）Phellodendron amure
nse Ruprechtは、ミカン科（Rutaceae）の植物であ
り、主としてその樹皮が用いられる。
nse Ruprechtは、ミカン科（Rutaceae）の植物であ
り、主としてその樹皮が用いられる。
【００１３】オウレンCoptis japonica Makinoは、キ
ンポウゲ科（Ranunculaceae）の植物であり、主として
その根茎が用いられる。
ンポウゲ科（Ranunculaceae）の植物であり、主として
その根茎が用いられる。
【００１４】クララSophora flavescens Aitonは、マ
メ科（Leguminosae）の植物であり、主としてその根が
用いられる。
メ科（Leguminosae）の植物であり、主としてその根が
用いられる。
【００１５】ゲンノショウコGeranium thunbergii Si
ebold et Zuccariniは、フクロソウ科（Geraniacea
e）の植物であり、主としてその地上部が用いられる。
ebold et Zuccariniは、フクロソウ科（Geraniacea
e）の植物であり、主としてその地上部が用いられる。
【００１６】サンショウZanthoxylum piperitum De
Candolleは、ミカン科（Rutaceae）の植物であり、主と
してその果皮が用いられる。
Candolleは、ミカン科（Rutaceae）の植物であり、主と
してその果皮が用いられる。
【００１７】シコンLithospermum erytrorhizon Sieb
old et Zuccariniは、ムラサキ科（Boraginaceae）の
植物であり、主としてその根が用いられる。
old et Zuccariniは、ムラサキ科（Boraginaceae）の
植物であり、主としてその根が用いられる。
【００１８】ショウブAcorus calamus L.は、サトイ
モ科（Araceae）の植物であり、主としてその根茎が用
いられる。
モ科（Araceae）の植物であり、主としてその根茎が用
いられる。
【００１９】スイカズラLonicera japonica Thunberg
は、スイカズラ科（Caprifoliaceae）の植物であり、主
としてその葉，茎が用いられる。
は、スイカズラ科（Caprifoliaceae）の植物であり、主
としてその葉，茎が用いられる。
【００２０】セージSalvia officinalis L.は、シソ
科（Labiatae）の植物であり、主としてその葉が用いら
れる。
科（Labiatae）の植物であり、主としてその葉が用いら
れる。
【００２１】セイヨウキズタHedera helix L.は、ウ
コギ科（Araliaceae）の植物であり、主としてその葉が
用いられる。
コギ科（Araliaceae）の植物であり、主としてその葉が
用いられる。
【００２２】セイヨウノコギリソウAchillea millefol
ium L.は、キク科（Compositae）の植物であり、主と
してその全草が用いられる。
ium L.は、キク科（Compositae）の植物であり、主と
してその全草が用いられる。
【００２３】セイヨウハッカMetha piperita L.は、
シソ科（Labiatae）の植物であり、主としてその葉が用
いられる。
シソ科（Labiatae）の植物であり、主としてその葉が用
いられる。
【００２４】ソウハクヒMorus bombycis Koidzumi
は、クワ科（Moraceae）の植物であり、主としてその根
皮が用いられる。
は、クワ科（Moraceae）の植物であり、主としてその根
皮が用いられる。
【００２５】ワイルドタイムThymus serpyllum L.
は、シソ科（Labiatae）の植物であり、主としてその地
上部が用いられる。
は、シソ科（Labiatae）の植物であり、主としてその地
上部が用いられる。
【００２６】タチジャコウソウThymus vulgaris L.
は、シソ科（Labiatae）の植物であり、主としてその地
上部が用いられる。
は、シソ科（Labiatae）の植物であり、主としてその地
上部が用いられる。
【００２７】チャThea sinensis L.は、ツバキ科（Th
eaceae）の植物であり、主としてその葉が用いられる。
eaceae）の植物であり、主としてその葉が用いられる。
【００２８】チョウジSyzygium aromaticum Merrill
et Perryは、フトモモ科（Myrtaceae）の植物であ
り、主としてそのつぼみが用いられる。
et Perryは、フトモモ科（Myrtaceae）の植物であ
り、主としてそのつぼみが用いられる。
【００２９】ドクダミHouttuynia cordata Thunberg
は、ドクダミ科（Saururaceae）の植物であり、主とし
てその開花期の地上部が用いられる。
は、ドクダミ科（Saururaceae）の植物であり、主とし
てその開花期の地上部が用いられる。
【００３０】バクモンドウOphiopogon japonica（Ker-
Gawer）又はその他同属植物（Liliaceae）は、主として
その根の膨大部が用いられる。
Gawer）又はその他同属植物（Liliaceae）は、主として
その根の膨大部が用いられる。
【００３１】ヒキオコシIsodon japonicus Haraは、
シソ科（Labiatae）の植物であり、主としてその葉茎が
用いられる。
シソ科（Labiatae）の植物であり、主としてその葉茎が
用いられる。
【００３２】ホップHumulus lupulus L.は、クワ科
（Moraceae）の植物であり、主としてその雌花穂が用い
られる。
（Moraceae）の植物であり、主としてその雌花穂が用い
られる。
【００３３】ムクロジSapindus mukurossi Gaertner
は、ムクロジ科（Sapindaceae）の植物であり、主とし
てその果皮が用いられる。
は、ムクロジ科（Sapindaceae）の植物であり、主とし
てその果皮が用いられる。
【００３４】ラベンダーLavandula vera D.C.は、シ
ソ科（Labiatae）の植物であり、主としてその花が用い
られる。
ソ科（Labiatae）の植物であり、主としてその花が用い
られる。
【００３５】ローズマリーRosmarinus officinalis
L.は、シソ科（Labiatae）の植物であり、主としてその
葉、花が用いられる。
L.は、シソ科（Labiatae）の植物であり、主としてその
葉、花が用いられる。
【００３６】上記植物抽出物の配合量は、全組成中に、
乾燥固形分として、０．００００１〜２重量％、更に
０．００００５〜０．５重量％配合するのが、より十分
な肌荒れ予防及び改善効果を得られるので好ましい。
乾燥固形分として、０．００００１〜２重量％、更に
０．００００５〜０．５重量％配合するのが、より十分
な肌荒れ予防及び改善効果を得られるので好ましい。
【００３７】更に、炭素数４から８の二価アルコールか
ら選択される一種又は二種以上を配合することができ、
具体的には例えば３−メチル−１，３−ブタンジオー
ル、１，３−ブチレングリコール、１，２−ペンタンジ
オール、１，３−ペンタンジオール、１，２−ヘキサン
ジオール、１，３−ヘキサンジオール、１，２−ヘプタ
ノール、１，３−ヘプタノール、１，２−オクタノー
ル、１，３−オクタノール等が挙げられる。これらのう
ち、特に炭素数５の二価アルコール、更に３−メチル−
１，３−ブタンジオール、１，２−ペンタンジオールが
好ましい。
ら選択される一種又は二種以上を配合することができ、
具体的には例えば３−メチル−１，３−ブタンジオー
ル、１，３−ブチレングリコール、１，２−ペンタンジ
オール、１，３−ペンタンジオール、１，２−ヘキサン
ジオール、１，３−ヘキサンジオール、１，２−ヘプタ
ノール、１，３−ヘプタノール、１，２−オクタノー
ル、１，３−オクタノール等が挙げられる。これらのう
ち、特に炭素数５の二価アルコール、更に３−メチル−
１，３−ブタンジオール、１，２−ペンタンジオールが
好ましい。
【００３８】上記二価アルコールは全組成中に０．００
１〜１５重量％、特に０．０１〜１５重量％、更に０．
１〜１０重量％配合するのが、より十分な肌荒れ予防及
び改善効果が得られるので好ましい。
１〜１５重量％、特に０．０１〜１５重量％、更に０．
１〜１０重量％配合するのが、より十分な肌荒れ予防及
び改善効果が得られるので好ましい。
【００３９】本発明の化粧料は、化粧水、乳液、美容
液、クリーム等の基礎化粧料、口紅、ファンデーション
などのメーキャップ化粧料、頭髪洗浄料、育毛剤等の頭
髪化粧料に用いられ、形態に制限があるものではない。
液、クリーム等の基礎化粧料、口紅、ファンデーション
などのメーキャップ化粧料、頭髪洗浄料、育毛剤等の頭
髪化粧料に用いられ、形態に制限があるものではない。
【００４０】本発明の化粧料には、上記の必須成分の他
に通常用いられる他の成分を本発明の効果を損なわない
範囲で適宜配合することが出来、常法により製造され
る。
に通常用いられる他の成分を本発明の効果を損なわない
範囲で適宜配合することが出来、常法により製造され
る。
【００４１】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいてこの発明
を詳説する。また、この発明に使用した荒れ肌改善効果
試験、官能テストは以下の通りである。
を詳説する。また、この発明に使用した荒れ肌改善効果
試験、官能テストは以下の通りである。
【００４２】［荒れ肌改善効果試験］下脚部に荒れ肌を
有する中高年被験者１０名を対象に４週間連続塗布し、
その効果を評価した。すなわち、被験者の左側下脚外側
試験部位に１日１回、約０．５ｇの試料を塗布し、試験
開始前および試験終了後の皮膚の状態を表１の判定基準
により判定した。右側下脚部は試料を塗布せずに対照と
した。
有する中高年被験者１０名を対象に４週間連続塗布し、
その効果を評価した。すなわち、被験者の左側下脚外側
試験部位に１日１回、約０．５ｇの試料を塗布し、試験
開始前および試験終了後の皮膚の状態を表１の判定基準
により判定した。右側下脚部は試料を塗布せずに対照と
した。
【００４３】
【表１】
【００４４】試験前後の試験部位と対照部位の判定結果
を比較し、皮膚乾燥度が２段階以上改善された場合を有
効、１段階改善された場合をやや有効、変化が無かった
場合を無効とした。試験結果は有効、やや有効となった
被験者の人数を調査し、表２の基準で判定した。
を比較し、皮膚乾燥度が２段階以上改善された場合を有
効、１段階改善された場合をやや有効、変化が無かった
場合を無効とした。試験結果は有効、やや有効となった
被験者の人数を調査し、表２の基準で判定した。
【００４５】
【表２】
【００４６】［官能テスト（アトピー肌改善効果）］ア
トピー性皮膚炎による肌の乾燥、かゆみ等を訴える女子
被験者（１６〜３０歳）１０人に試料を１日２回（朝・
夕）連続４週間塗布して４週間後の効果を評価した。試
験結果は、皮膚のカサカサ感、つっぱり感、かゆみの各
項目に対して、カサカサ感が改善した、皮膚が滑らかに
なった、かゆみが改善したと回答した人数を調査し、上
記表２の基準で判定した。
トピー性皮膚炎による肌の乾燥、かゆみ等を訴える女子
被験者（１６〜３０歳）１０人に試料を１日２回（朝・
夕）連続４週間塗布して４週間後の効果を評価した。試
験結果は、皮膚のカサカサ感、つっぱり感、かゆみの各
項目に対して、カサカサ感が改善した、皮膚が滑らかに
なった、かゆみが改善したと回答した人数を調査し、上
記表２の基準で判定した。
【００４７】［刺激感緩和テスト］アトピー性皮膚炎に
よる肌の乾燥を訴える女子被験者（１６〜３０歳）１０
人を被験者とし、石鹸とぬるま湯で３回洗顔し、その３
分後に各試料を塗布した。塗布５分後、１５分後の皮膚
の刺激感を官能評価し、表３に示す刺激感緩和スコアと
した。平均値を求め、その結果を表４に併せて示した。
なお、洗顔後に何も塗布しない場合には、１５分後も刺
激感を感じていた。
よる肌の乾燥を訴える女子被験者（１６〜３０歳）１０
人を被験者とし、石鹸とぬるま湯で３回洗顔し、その３
分後に各試料を塗布した。塗布５分後、１５分後の皮膚
の刺激感を官能評価し、表３に示す刺激感緩和スコアと
した。平均値を求め、その結果を表４に併せて示した。
なお、洗顔後に何も塗布しない場合には、１５分後も刺
激感を感じていた。
【００４８】
【表３】
【００４９】
【表４】
【００５０】結果から、実施例１を基本として３−メチ
ル−１，３−ブタンジオールから他のポリオールを代替
して配合した比較例１、ボラージオイルから他の油剤を
代替して配合した比較例２、比較例３、比較例４、植物
抽出物を配合していない比較例５、殺菌剤を配合した比
較例６と比べて、実施例１、実施例２の方が荒れ肌改善
効果、アトピー肌改善効果、刺激感緩和効果の点で優れ
ていることが示された。
ル−１，３−ブタンジオールから他のポリオールを代替
して配合した比較例１、ボラージオイルから他の油剤を
代替して配合した比較例２、比較例３、比較例４、植物
抽出物を配合していない比較例５、殺菌剤を配合した比
較例６と比べて、実施例１、実施例２の方が荒れ肌改善
効果、アトピー肌改善効果、刺激感緩和効果の点で優れ
ていることが示された。
【００５１】さらに本発明についての実施例を、表５に
示す。
示す。
【表５】
【００５２】
【発明の効果】以上記載のごとく、この発明は、乾燥
肌、荒れ肌改善効果、アトピー肌改善効果の優れた皮膚
化粧料を提供することができる。
肌、荒れ肌改善効果、アトピー肌改善効果の優れた皮膚
化粧料を提供することができる。
フロントページの続き Ｆターム(参考） 4C083 AA111 AA112 AA121 AA122 AB052 AC022 AC072 AC111 AC122 AC242 AC392 AC402 AC482 AC582 AC812 AD152 AD532 CC02 DD23 EE12 EE13 4C088 AB11 BA32 CA03 MA07 MA08 MA16 MA63 NA05 NA14 ZA89 ZC54
Claims (4)
- 【請求項１】（Ａ）ボラージオイル、（Ｂ）保湿作用、
抗菌作用を併せ持つ植物抽出物を配合することを特徴と
する化粧料。 - 【請求項２】請求項１の（Ｂ）成分がアセンヤク、アル
ニカ、ウイキョウ、オウバク、オウレン、クララ、ゲン
ノショウコ、サンショウ、シコン、ショウブ、スイカズ
ラ、セージ、セイヨウキズタ、セイヨウノコギリソウ、
セイヨウハッカ、ソウハクヒ、ワイルドタイム、タチジ
ャコウソウ、チャ、チョウジ、ドクダミ、バクモンド
ウ、ヒキオコシ、ホップ、ムクロジ、ラベンダー、ロー
ズマリーからなる群から選ばれる一種又は２種以上であ
る化粧料。 - 【請求項３】請求項１乃至２の化粧料の配合量がそれぞ
れ、（Ａ）０．１〜３０．０重量％、（Ｂ）０．０００
０１〜２重量％である化粧料。 - 【請求項４】請求項１乃至３の化粧料にさらに（Ｃ）炭
素数４から８の二価アルコールから選択される一種又は
二種以上を配合することを特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001069748A JP2002265327A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2001069748A JP2002265327A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002265327A true JP2002265327A (ja) | 2002-09-18 |
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ID=18927741
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001069748A Pending JP2002265327A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 化粧料 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002265327A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2006016337A (ja) * | 2004-07-01 | 2006-01-19 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | フィラグリン産生促進剤及び皮膚化粧料 |
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