JPH01190615A - オウバク抽出多糖体及びそれを配合した皮膚用剤又は毛髪用剤 - Google Patents

オウバク抽出多糖体及びそれを配合した皮膚用剤又は毛髪用剤

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JPH01190615A
JPH01190615A JP63013243A JP1324388A JPH01190615A JP H01190615 A JPH01190615 A JP H01190615A JP 63013243 A JP63013243 A JP 63013243A JP 1324388 A JP1324388 A JP 1324388A JP H01190615 A JPH01190615 A JP H01190615A
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polysaccharide
polysaccharide substance
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skin
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Makoto Tsuboi
誠 坪井
Yutaka Ando
裕 安藤
Kenji Matsui
松井 建次
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Ichimaru Pharcos Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 本発明は、色相:オウバク(キハダの樹皮)を原ネ1と
なし、これより得られた多糖体に関する。
「産業上の利用分野」 本発明により得られた多糖体は、水中に少量を添加した
溶液は滑性フィーリングの良好な粘性を示し、湿潤性(
保湿作用)に優れている。よって1例えば皮膚や毛髪向
の化粧品、医薬品、医薬部外品等の外用剤中に配合して
用いられる。又。
この他、医薬品内服用形態の錠剤、粉末剤、!a粒剤の
製剤化に当り、賦形剤、増粘剤、結合剤として利用可能
であると共に、木を含む処方からなる製剤1例えばエソ
キシル剤、シロップ、乳液、クリーム、ペースト状の医
薬品内服用剤、あるいは冷菓、アイスクリーム等のソフ
ト化、I?i粘、乳化安定剤として用いることが出来る
「従来の技術」 オウバクの利用分野は、古くから医薬品としての利用が
知られ1日局に収載されている代表的な植物生薬の1つ
であり、内服用剤、外用剤の両方に用いられてきた歴史
がある。その効能又は効果としては、消炎作用、抗菌性
作用が知られている。又、オウバク中に含まれるその主
役成分の1つとして、ベルベリンが知られている。さら
に最近のオウバクに関するFlI行物中から、皮膚(肌
)への応用についての調査を加えてみると、例えば化粧
品類への配合などについては、次に示すごと〈の技術文
献がある。
r 11行物の所在」 (1)フレグランスジャーナル 臨時増刊9陥、i  
p45〜46 (1979年)(2)公開特許公報 昭
50−125019号(3)公開特許公報 昭56−4
0609号(4)公開特許公報 昭57−53404号
(5)公開特許公報 昭59−1406号(6)公開特
許公報 昭59−53407号(7)公開特許公報 昭
60−56911号(8)公開特許公報 昭60−25
8104号(9)公開特許公報 昭62−155209
号(10)  特許公報  昭62−5890号(11
)  特許公報  昭62−5891号「発明の経緯(
問題点)」 前記の刊行物中、(10)〜(11)は本発明者らに係
るオウバク抽出物の外用剤、化粧品等への応用に関する
ものであるが、これらの公知刊行物に示されるごとく、
従来は主としてオウバク中のベルベリンや抗炎症、抗菌
性作用を有する成分(工へ−ス)を中心に研究か進めら
れてきたと71える。
未発lJI渚らは前記111行物10〜11の研究成果
をふまえ、さらに引き続きオウバクの有効利用をテーマ
となし、今回はベルベゾン以外の含有成分についてオウ
バクIllに含まれる成分の研究に当った。
すなわち、未発IJI者らは前記[11行物(lO)に
おいて、化粧品等の処方中に、オウバク抽出エキスを配
合するに当って、エキスか処方中の系において不安定で
あることから、その解決に当り、ベルベリンを含む水溶
性エキスを得る工程中において、沈殿やオリの原囚物賀
の!つとして、リノール酸フィトステロールのイr在を
確認した。
そして、これをエキス中から除去する一方、さらに、こ
の脂溶性成分が肌に塗1(r 9擦してみると、大変フ
ィーリングの良い滑り効果を有することを見出し、その
結果ベルベリンを含む水溶性エキスと共に、別にオウバ
ク由来のソイ1−ステロールを含む脂后性エキスの北口
■品等への開発に至った。今回のテーマは、前記I’l
1行物10〜11などに示す水溶性ベルベリン、あるい
は水溶性ベルベリンを含むエキスの抽出工程中で、大ち
tに肖られる残液物に注I]シ、この残Wi物中に含ま
れる成分の検索と共に、そのイi効利用に関する。
つまり1本発明の目的は、オウバク中から、ベルベリン
あるいはベルベリンを含む水溶性エキス、又はリノール
酸フィトステロールなどの脂溶性エキスを得た後、今だ
未利用のオウバク残液物をもとに、新規な利用分野を開
発することにある。
そこで、本発明者らはオウバク中に含まれる成分として
、それを構成する繊#I*である多糖体に的を絞り研究
を開始した。その結果、オウバク中に含まれる。木の系
で粘性を有する多糖体は、約15%程度が含まれ、この
ものが、水中の系で不溶な、より高分子の多糖体等と混
在し、残液物をなしていることが確認された。そこで1
本発明者らは、オウバクより操作性を良好にして、温調
性能が最適な多糖体の抽出(回収)に当り、その有効利
用のための開発に着トした。
(2)発り■の構成 未発IIは、オウバク由来の成分であって1分子−1,
1が20万以−ヒの多糖体、又はオウバク由来の多糖体
を1体に含む抽出物、及びそれを含む皮hV III剤
、又は毛髪用剤に特定される。
「解決のための1段」 オウバク抽出物の公知応用手段のなかに、オウバク由来
の多糖体を抽出したとの報告は、きわめて少ない、とく
に、オウバク中から水溶性エキス、あるいは脂質成分を
抽出した残液物には、これらの成分が移行していること
は、その残渣物か高い粘性を有していることからも推定
された。
そこで未発151者らは、植物から多糖体粘性物質を抽
出する。いくつかの公知1段を参考にして、いろいろの
抽出物を得て、その有効利用に最適な粘性多糖体の検索
を開始した。
その結果1次に示すごとくの方法(実施例)をもって抽
出された多糖体は、ヒアルロン酸と回等の高い湿潤性1
駐を有するものであることがわかった。すなわち、ヒア
ル【1ン酸の湿潤性能は、木を含む系の皮膚用剤や毛髪
用剤に歩積を配合することで、べたつき感のない滑性フ
ィーリングな肌や毛髪に4え、湿潤剤の代表的成分とし
て、現在、化粧品等の処方中に用いられてきているが、
オウバクから抽出された多糖体は、このヒアルロン酸の
有するものと同等、もしくは、それ以上に優れた性質を
有することが特徴である。
以下に実施例(抽出法、処方例等)と共に、実験成績結
果(データ)をもって、さらに詳記する。
「抽出法」 オウバク末100gにメタノール又はエタノールを加え
、この浸漬溶液は、ベルベリン抽出粗液となす、その残
液物を乾燥させた後、精製水1゜8〜2.55L程度を
加え、よく攪拌混合後、遠心分離機にかけ、上層液を分
取し、この上層液を粗抽出溶液となし、この溶液に対し
て同量のメタノール又はエタノールを加えることによっ
て1g的となす多糖体が析出してくる。この析出した多
糖体を乾燥すると、その収:11は約10g程度である
オウバク末100gにメタノール又はエタノールを加え
、攪拌浸漬を行い、遠心分a機にかけて、その浸漬液と
残液物に分別させ、浸漬液はベルベリン等の粗抽出液と
して用いる0次に、上述の残液物は、これを乾燥させた
後、0.5M11!化ナトリウム水溶液2、Onを加え
て良く混合させ、遠心分離して、その上層液を分取する
0分取後の上層液に対して、以下の操作は前記(1)と
同様にして、メタノール又はエタノールを加え。
纜拌後、析出する多糖体を分取する。乾燥後の収量は約
log程度が11)られる。
上記(1)又は(2)で(1られたオウバク抽出多糖体
の乾燥末は、これを精製水に溶解させ、セファデックス
G−25カラムを用いて、その溶出した溶液をii:1
i(すれば、 j+’r製された高純度の多糖体が得ら
れる。
オウバク末100gにメタノール又はエタノールを加え
て、良く洗ffl (脱色)した後、乾燥させたものに
、精製水又は0.5M111化ナトリウム水溶液2〜1
0文を加えて良く混合して、遠心分離又は−過を行い、
その溶液を分取する。この溶液は、多a1体を含むエキ
ス溶液の状態にあり、そのまま1例えば化粧品等に配合
出来る。又、必要により、さらに濃縮した溶液、あるい
は転帰粉末として製して、皮霜用剤や毛髪用剤の処方中
に配合して用いることも出来る。
オウムり末longに精製水又は0.5M塩化ナトリウ
ム水溶液2〜lO見を加えて良く混合して、遠心分離又
は癌過を行い、その溶液を分取する。この溶液中には多
糖体が含まれた状態にあり前記(4)と同様にして用い
ることが出来る。
尚、前記(2)、(4)、(5)においては。
0.5M1!!化ナトリウム水溶液を用いることを示し
たが、これにこだわる必要はなく、Inn化カワラム1
1!化カルシウム、及び水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化カルシウムなどの11!類溶液を使用して
も抽出される。
抽出の際に、これらの塩類溶液を用いた場合と、用いな
いで抽出された多糖体の物性、又は作用などには、大き
な変化(差異)は少ないが、赤外線吸収スペクトル(I
RKBr法、wax、C「1)で求めてみると、共に3
400.2900.1720.1B20.1410.1
250、に確認されるも、1620と1250において
、若干の違いが現われる。第112!lは抽出工程(前
記抽出法)(1)に示す方法から(町iられた多糖体の
IR1N定の結果を示し、第2図は、抽出法(2)で示
す方法(工程中に塩溶液として、11!化ナトリウム使
用)により得られた多糖体の!R測測定結果を示す。
「物性又は作用効果に関する試験結果」本発明によるオ
ウバクから得られた多糖体、あるいは、多糖体を含む抽
出物(エキス)の有する作用又は効果としては、湿11
?I (保湿)性能に優れていることである、これに関
する成績結果については、第51A、第6図などをもっ
て示すことが出来る。この湿潤性f#、の優劣は、多糖
体の分子!正に大きく左右されるものとなる。
未発151におけるオウバク抽出多糖体に係る主な物性
等に関する特徴について、これを示せば、法衣(第1表
)、あるいは第2表に示すととくの成績結果が(!)ら
れ1分子量分布状態からすると20万以上にあることが
特徴であり、又、平均分子量の分布状態については、8
5万以上の高分子な多糖体で構成されていることである
第2表は、抽出法のlで得られた多糖体粉末をもとに、
その水溶液についての粘度を求めたものである。比較対
照には、オウバク末の水抽出液を用いて行ったが、その
粘度は高く、ヒアルロン酩ナトリウムとほぼ同様にして
、少量の翰加で優れた滑性のある粘度を有することが特
徴としてEげられる。
「第1表」オウバク抽出多糖体の主な物性確認「第2表
」オウバク抽出多糖体の粘度 一方1本発明によるオウバク抽出多糖体は、法衣「第3
表」に示すごとく、乳化(分散)の系中で、その分離が
認められなかった。したがって。
クリームや乳液等の処方中に用いる際は、その安定化剤
としても潰れてた性質を有するものと評価された。
乳化の系の処方は、油層剤としてオリーブ油50mg、
精製水10m見にオウバク抽出多糖体(h11出法1〜
5によってfIlられた粉末)を、fれぞれ50 m 
gを別ノアに添加し、1WtT混合化で乳化(分散)物
を製して、24時間の常温による静置後、油層剤の分離
が有るか無いかについて、肉眼的に観察して求めた。又
、対照には、オウバク抽出多糖体のかわりに「第3表」
中に示すごとくの各種多糖体や乳化剤を、それぞれ系中
に50 m g添加して行った。
「第3表」乳化(分散)の系における安定性本発明によ
るオウバク抽出多糖体の湿fifl性能は、第5図や第
6図をもつて示すごとく、優れたものであるが1両図に
係る試験法などについて注°解する。
(第5図の注解:保湿性能に関する評価)保湿性能を測
定するに嘉っては、皮表角層水分測定装置(高周波イン
ピーダンスメーター・モデルI B5355)を使用し
た。測定条件は、外111直径6 m m 、中心’i
li極直径1mmの電極により。
皮表の電気伝導度(conductance)を求める
方法により実施した。試験室の温度は22〜24°C1
相対湿度は50〜54%、検体としては、A〜Cの3つ
を用いて行った。第5図中、Aで示す検体は、抽出法l
によるオウバク抽出多糖体が、0.015%含有する水
溶液の保湿性能を示す。
尚、第5図ΦBはオウバク末を0,15%含有する水溶
液、又、第5図中Cはオウバクに対して50%エタノー
ルを用いて抽出したエキスの粉末を製し、これをO15
%含有する水溶液。
尚、測定における皮表には、牛山来のなめし皮を用い、
このものが右する電気伝導度:ゼロpLr3てあり、こ
のなめし皮に対して、各検体A−Cを、それぞれにQ、
02m1塗布して、5分間陥の電気伝導1バを計測した
そのI&M(測定)結果は、検体A(オウバク抽11′
J多糖体)では、測定開始後95分以上を経過しても、
水分の残存が確認されるのに対して、検体BやCでは、
測定開始後45分で電気伝導度がゼロになることが確認
されたことから1本発明によるオウバク抽出多糖体は、
従来のオウバク抽出エキス類の有する湿潤性能に比べ、
はるかに優れたものであると評価された。
すなわち、この実験では薬品等で処理されたところの、
なめし皮を採用したことから1人間の表皮を用いては実
験不能な、JAi度の乾燥した肌の状態を想定して行っ
たわけであるか、第5図中に示す成績結果からして、肌
や毛髪に対する湿潤剤として用いることのみならず、他
の加工食品類、ゼリー状菜子及び生菓子類、?Y菓了類
等の湿部を必要とするような製品に対する保湿剤として
も用いられることがわかった。
一方1人間の皮膚に対する保湿作用(モイスチャー効果
)について、前記の皮表角層水分測定装置を用い、健康
な成人男子の肱(スネ)に対して塗4+を行ってみたの
が第6図である。測定に当って用いた検体は、オウバク
抽出多糖体(抽出法lにおいて得られた多糖体)の粉末
を用い、あらかじめ0.01%含有した水溶液を製し、
対照には精製水を用い、約1m見を塗布して測定したが
両輪では、明らかにオウバク抽出多糖体を含む水溶液が
優れていることが確認された。
「皮膚用剤又はyA髪用削処方配合」 本発明゛によるオウバク抽出多糖体については。
前記した各々の物性又は作用等から、皮膚用剤や頭髪用
剤、すなわち医薬品、医薬部外品、化粧品などの類に該
当する。肌やrA髪、生薬1点眼1点鼻1点耳等に用い
る形態の軟膏、クリーム、乳液液剤などの製品自体の湿
潤剤、粘度調fi剤1分散安定剤として用いられる他、
これを配合してなる製剤は、皮表や毛髪の乾燥を防ぐこ
とが出来る。
2〜3の処方例を次に示すも、これらの処方例には限定
されず、終刊・K類、内服用液剤、飲料等にも利用出来
る。
[処方例1 ハンドローン41ン」   (%)セチル
モノステアレートー−−−−−1,。
イソプロビルバラミテートー−−−−4,0ポリエチレ
ングリコール40G ジステレートー−−−2,0 グリセリンー−−−−−−−−−−−10,0セチル硫
酸ナトリウムー−−−−−−5,0本発す1によるオウ
バク抽出多糖体−−0,001〜0.5防腐剤及び香料
−−−−−−−一−−適 量精製水をもって、全量を1
00とする。
「処方例2:乳液」          (%)ステア
リン醜−−−−−−−−−−−2,5セチルアルコール
ー−−−−一−−−1,。
白色ワセリンーーー−−−−−−−−S、 O流動パラ
フインー−一−−−−−−−10.0ポリエチレングリ
コール(lsfl口)−−−3,0トリエタノールアミ
ンー−−−−一−1,0未発Illによるオウバク抽出
多糖体−−0,001〜0,5防腐剤及び香料−一一−
−−−−−− 適 量1晶製氷をもって、全1烏動を1
00とする。
「処方例3:エモリエントクリーム」  (%)ミッロ
ウー−−−−−−−−−−−−6,0セタノールー−−
−−−−−−−−−S、 O還元ラノリンー−−−−−
−−−−−a、 Oスクワランー−−−−−−−−−−
−37,5脂肪酸グリセリンー−−−−−−−−4,0
モノステアリン酸グリセリンー−−−2,0ポリオキシ
エチレンソルビタン モノラウリン酸エステル(20,0)−−2,0プロピ
レングリコールー−−−−−−S、 O未発Illによ
るオウバク抽出多糖体−−0,001〜0.5防腐剤及
び香ネ4−−−−−−−−一〜 適 精精製氷をもって
、全量を100とする。
「処力例4:へアーリキッド」     (%)ポリオ
キシプロピレン プチルエーテルー−−−−20,0 エタノ−ルー−一−−−−−−〜−−SO,O木発IJ
lによるオウバクJlll出多糖体−一υ、0[11−
0,5Uj腐削及び香J4−−、−−−−−−−− 適
 量tIIIS2木をもって、全量な100とする。
「処方例5.ヘアークリーム」     (%)IIt
動パラフィンー−−−−−−−−−40,0セタノール
ー−−−−−−−−−−−2,0ステアリン酸−−−−
−−−−−−−6,0トリエタノールアミンー−−−−
−−1,5プロピレングルコールー−−−−−−2,0
本発111によるオウバク抽出多糖体−−o、oo+ 
−(1,5防腐剤及び6ネ1−−−−−−−−−一 適
 精精製氷をもって、全量をLOOとする。
上記の処方例1〜5中に配合したオウバク抽出多糖体は
、抽、l法1〜5で示す方法によって1!tられたとこ
ろの粉末に換算したときのfljを示すも、いずれの場
合におい゛(も、配合量(%)は、使用感、滑り効果の
良好な状慝を、1つの11安にして記載したものであり
、処方中の添加(配合)量についてlI定するものでは
ない、又、さらにオウバクhl+出多糖体について、処
方例中では粉末となしたものを示したが、それを含む溶
解液、あるいは、抽出法l〜5中において得られた抽出
液、又は濃縮液の状!慇のものを、処方中に配合するこ
とも容易である。
(3)発II+の効果 本発明はオウバクから抽出された多糖体と、その利用に
関して、皮膚用剤1毛髪(頭髪)用剤に配合して用いる
ようになしたことが、その効果である。すなわち、これ
まてにオウバクから得られた多糖体について、その分子
量が20万以上のものを特定したものも見当らず、ざら
にオウバク、抽出多糖体について分子量が20万以上に
あるものを、化粧品等の外用塗布、塗擦、吸R(絆創膏
類バック剤、パスタ−剤)に配合したとの例も見当らず
1本発明はオウバクの有効利用に当って、望ましいもの
である。
すなわち、従来、オウバクからは水溶性エキスやベルベ
リン等がLに抽出されていたが、本発明は、その従来の
工程中で残渣物とされ、とくに。
ベルベリンの抽出1:程では、粘性をもった残渣物のた
めに、抽出操作において複雑な除去を必要としていたわ
けであるが1本発明によれば効率的に湿間作用の高い多
糖体を肖ることが出来ることから、水耐性エキスやベル
ベリンの抽出においても、未発II+による抽出法を併
用すれば、その生産性が向−ヒし無駄も少なく、コスト
の低減が可能である。
尚1本発明ではオウバクよりヒアルロン酸と回等の湿潤
性能を有する多糖体を得ることが、大きな特徴の1つで
あるが、これ以外にもオウバク中には、もっと低分子な
多糖体や、低分子な糖類も確認される。そして例えば、
これらは、従来の水抽出エキスの方に移行しており、湿
潤性渣は、第5図中、BやCの検体が示すごとくとなり
、本発明によるオウバク抽出多糖体には及ばない。
本発明によるオウバク抽出多糖体は、したがって、オウ
バク中の低分子な糖類から高分子な多糖体のなかから、
抽出法」−からも筒易なf段をもって、さらに湿潤性能
の点から総合的に検索を続けることによって、最終的に
は20万以上の分子量の多糖体をもって特定した。
例えば、未発IIに至る過程にあっては、さらに、抽出
法五〜5以外の方法として、強酸や強アルカリ、あるい
は酵素等による加水分解をもって得られた、水に可溶性
の多糖体をもとに、粘性、湿潤性、水溶性となしたとき
の安定性等について検討を加えてみたが、抽出法上、操
作の筒易な点でも、抽出法1〜5において示す方法が良
いことがわかった。
すなわち、多糖体の抽出法には、公知な加水分解による
抽出法が知られているが、この方法を採用してみると、
全般的に収ね1の点で、いずれも増加する。しかし1分
子量の分布状態についてみると、20万以下の多糖体や
加水分解における反応時間のIi短によっては、分子量
分布状態にむらが生しやすく、又、粘度が水に前解した
場合、急速に低下するなどの欠点が生ずることから、最
終的な処理操作がやや複雑となる。
つまり、未発IIIを具体的に実施するに当っては、加
水分解による&h出もiil能であるか、その場合は1
分子=1.′、、か20ガ以」二にあるものを、効率良
く分別して回収することか、1つのポイントとなる。
4 、 IA面の的単な説り1 第1図は、未発す1によるオウバク抽出多糖体であって
、抽出法1によって1町Iられたものが示す赤外線吸収
スペクトルである。
第2 p4は、未発IJIによるオウバク抽出多糖体で
あって、抽出法2によって11多られたものが示す赤外
線吸収スペクトルである。
第3UAは1本発明によるオウバク抽出多糖体のH,P
、L、Cによる溶出図である。
第4図は1未発IIによるオウバク抽出多糖体のf均分
子!11について、標準物質をもとに。
H,P、L、Cによる溶出lit i&から求めたとき
のグラフである。
第4]″A中、aはプルランP−20,bはプルランp
−50,cはプルランP−100,dはプルランP−2
00,eはプルランP−400,fはプルランP−80
0,1はオウバク抽出多糖体の第5図は、なめし皮を用
いた保湿性能を示すグラフである。
第5図中、Aは未発り1によるオウバク抽出多糖体の0
.015%水溶液、Bはオウバク末を0015%を含有
する水溶液、Cはオウバクから50%エタノールを用い
て拍出された抽出エキスを0.15%含有する水溶液。
第6図は、ヒトの肱に塗布したときの保湿(モイスチャ
ー)効果について示すグラフである。
第6図中、0印は塗布前、O印は本発明によるオウバク
抽出多糖体を、0.01%含有水溶液を毎日1回塗布し
て、1週間後の水分量(コンダクタンス値1)を測定し
た。又、・印の精製水も同様にして、毎日1回塗布して
fil1間後の水分量(コンダクタンス値)を測定した
第1図 第2eil 第3【4 第51Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 分子量が20万以上にあるオウバク抽出多糖体、又は、
    それを含有するオウバク抽出物。(2) 分子量が20万以上にあるオウバク抽出多糖体、又は、
    それを含有するオウバク抽出物を配合してなる、皮膚用
    剤又は毛髪用剤。
JP63013243A 1988-01-22 1988-01-22 オウバク抽出多糖体及びそれを配合した皮膚用剤又は毛髪用剤 Pending JPH01190615A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1312817A2 (en) 2001-11-15 2003-05-21 Nissan Motor Co., Ltd. Rotary member and production process
JP2006016337A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Maruzen Pharmaceut Co Ltd フィラグリン産生促進剤及び皮膚化粧料
US11878339B2 (en) 2020-02-14 2024-01-23 Novelis Inc. Ultrasonic treatment for microstructure refinement of continuously cast products

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